(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御手段は、次に供給される用紙の搬送経路全体が前記確認済み区間である場合には、前記給紙手段に前記次に供給される用紙以降の用紙の供給を行わせ、前記次に供給される用紙の搬送経路に前記確認済み区間以外の部分が含まれる場合には、1枚目の用紙が前記確認済み区間に到達したことが前記用紙検知手段により検知されたときに、前記給紙手段に2枚目以降の用紙の供給を行わせる請求項1に記載の画像形成装置。
前記制御手段は、前記ジャムが発生した際、用紙の片面に画像形成を行う片面モードが設定されていた場合に、搬送経路のうち用紙の両面に画像形成を行う両面モード時にのみ使用される区間を前記確認済み区間とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
用紙を供給する給紙手段と、用紙に画像形成を行う画像形成手段と、用紙を搬送する搬送手段と、搬送経路に複数設けられた、用紙の有無を検知する用紙検知手段と、搬送経路においてジャムが発生した場合に、当該ジャムの原因となった用紙が除去された後、搬送経路内に残留している用紙である残留紙を排出させる用紙排出手段と、制御手段と、を備える画像形成装置における画像形成方法であって、
前記制御手段が、前記残留紙の排出により、搬送経路のうち残留紙がないことが確認された確認済み区間を示す情報を記憶手段に記憶させる工程と、
前記制御手段が、前記ジャムからの復帰後、画像形成対象となる1枚目の用紙が前記確認済み区間に到達したことが前記用紙検知手段により検知された場合に、前記給紙手段に2枚目以降の用紙の供給を行わせる工程と、
を含む画像形成方法。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[第1の実施の形態]
まず、本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
【0016】
図1は、画像形成装置100の概略構成図である。
画像形成装置100は、原稿から画像を読み取って得られた画像データ、又は、外部装置から受信した画像データに基づいて、電子写真方式により、カラー画像を形成するタンデム型のカラー画像形成装置である。
画像形成装置100は、操作部10、表示部20、画像読取部30、画像形成部40、給紙部50、用紙処理部60等を備える。
【0017】
操作部10は、表示部20の表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルや、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ユーザーの操作に基づく操作信号を制御部71(
図3参照)に出力する。
【0018】
表示部20は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部71から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示する。
【0019】
画像読取部30は、ADF(自動原稿給紙装置)、スキャナー等を備え、原稿の画像を読み取って得られた画像データを制御部71に出力する。
【0020】
画像形成部40は、給紙部50から供給された用紙に対して画像形成を行う。
画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム41Y,41M,41C,41K、中間転写ベルト42、2次転写ローラー43、定着部44、反転機構45等を備える。
【0021】
感光体ドラム41Yは、一様に帯電された後、イエロー色の画像データに基づいてレーザービームにより走査露光され、静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム41Y上の静電潜像にイエロー色のトナーが付着され、現像が行われる。
感光体ドラム41M,41C,41Kについても、扱う色が異なることを除いて、感光体ドラム41Yと同様であるため、説明を省略する。
【0022】
感光体ドラム41Y,41M,41C,41K上に形成された各色のトナー像は、回転する中間転写ベルト42上に逐次転写される(1次転写)。すなわち、中間転写ベルト42上には、4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト42上のカラートナー像は、2次転写ローラー43により、用紙上に一括して転写される(2次転写)。
【0023】
定着部44は、カラートナー像が転写された用紙を加熱する加熱ローラー、当該用紙を加圧する加圧ローラーを備え、加熱・加圧によりカラートナー像を用紙に定着させる。
反転機構45は、用紙の両面に画像を形成する場合に、用紙面を反転させる。
【0024】
給紙部50は、複数の給紙トレイT1,T2を備え、画像形成部40に用紙を供給する。各給紙トレイT1,T2には、給紙トレイ毎に予め定められた紙種やサイズの用紙が収納されている。
【0025】
用紙処理部60は、画像形成部40により画像形成が行われた用紙に対して、必要に応じてソート処理、ステイプル処理、パンチ穴開け処理、折り処理、製本処理等の用紙処理を行う。用紙処理部60は、用紙を排紙トレイT11又は排紙トレイT12に排出する。
【0026】
図2に、画像形成装置100における用紙の搬送経路(
図1においてAで示す部分)を示す。
図2に示すように、搬送経路には、用紙の有無を検知する複数のセンサーQ1〜Q9が設けられている。各センサーQ1〜Q9の出力は、用紙がある場合にON、用紙がない場合にOFFとする。
【0027】
搬送経路は、センサーQ1〜Q9により、用紙搬送方向に沿って複数の区間R1〜R10に分割されている。具体的には、給紙トレイT1,T2からセンサーQ1までを区間R1、センサーQ1からセンサーQ2までを区間R2、センサーQ2からセンサーQ3までを区間R3、センサーQ3からセンサーQ4までを区間R4、センサーQ4からセンサーQ5までを区間R5、センサーQ5からセンサーQ6までを区間R6、センサーQ6からセンサーQ7までを区間R7、センサーQ7からセンサーQ8までを区間R8、センサーQ8からセンサーQ4までを区間R9、センサーQ5からセンサーQ9までを区間R10とする。なお、区間R6〜R9は、用紙の両面に画像形成を行う両面モード時のみ使用される。
【0028】
なお、ここでは、説明を簡単にするため、用紙処理部60内の搬送経路については説明を省略するが、実際は、用紙処理部60内の搬送経路にも用紙の有無を検知するセンサーが設けられている。
【0029】
図3は、画像形成装置100の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置100は、操作部10、表示部20、画像読取部30、画像形成部40、給紙部50、用紙処理部60、制御部71、記憶部72、通信部73、搬送部74、用紙検知部75等を備える。なお、既に説明した機能部については、説明を省略する。
【0030】
制御部71は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。CPUは、操作部10から入力される操作信号又は通信部73により受信される指示信号に応じて、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置100の各部の動作を集中制御する。
【0031】
記憶部72は、ハードディスクやフラッシュメモリー等により構成され、各種データを記憶する。例えば、記憶部72には、区間R1〜R10毎に搬送経路情報が記憶される。搬送経路情報は、残留紙がないことが確認されたか否かを示す情報である。
【0032】
通信部73は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部装置との間でデータの送受信を行う。
【0033】
搬送部74は、用紙を搬送するための搬送ローラーを備え、給紙部50の給紙トレイT1,T2に収納された用紙を画像形成部40に供給し、画像形成後の用紙を排紙トレイT11,T12に排出するまで、画像形成装置100内において用紙を搬送する。
【0034】
用紙検知部75は、用紙の搬送経路に設けられた用紙の有無を検知する複数のセンサーQ1〜Q9を備えて構成される。
【0035】
制御部71は、用紙検知部75の各センサーQ1〜Q9の出力結果に基づいて、ジャムの発生及びその位置を検知する。具体的には、制御部71は、用紙が搬送経路上の一のセンサーを通過してから、所定時間の経過後も、一つ下流側のセンサーに到達したことが検知されなかった場合に、ジャムとして検知する。
【0036】
制御部71は、搬送経路においてジャムが発生した場合に、ジャムの原因となった用紙であるジャム起因紙が除去された後、搬送部74を制御して、搬送経路内に残留している用紙である残留紙を機外に排出させる(オートパージ機能)。すなわち、制御部71及び搬送部74により、用紙排出手段が構成される。例えば、ユーザーがジャム起因紙を除去した後、スタートボタンを押下すると、制御部71は、オートパージを開始し、通常の出力物を排出するための排紙トレイT11とは別の排紙トレイT12に残留紙を排出させる。
【0037】
制御部71は、用紙検知部75の各センサーQ1〜Q9の出力結果(ON/OFF)に基づいて、残留紙がない区間、すなわち、問題なく用紙の搬送が可能な区間を確認する。制御部71は、残留紙の排出により、搬送経路のうち残留紙がないことが確認された確認済み区間を示す情報(搬送経路情報)を記憶部72に記憶させる。
具体的には、制御部71は、各区間R1〜R10について、用紙搬送方向において下流側のセンサーに用紙の先端が到達し(センサーON)、その後、用紙の後端が当該センサーを通過した場合に(センサーOFF)、用紙がその区間を通過したと見なし、対象区間に残留紙がないと判断する。制御部71は、残留紙がないと判断された区間R1〜R10の搬送経路情報を「確認済み」に更新する。
【0038】
より詳細には、制御部71は、用紙の先端がセンサーQ1に到達し、用紙の後端がセンサーQ1を通過した場合に、区間R1を確認済み区間(残留紙がないことが確認された区間)とする。制御部71は、用紙の先端がセンサーQ2に到達し、用紙の後端がセンサーQ2を通過した場合に、区間R2を確認済み区間とする。制御部71は、用紙の先端がセンサーQ3に到達し、用紙の後端がセンサーQ3を通過した場合に、区間R3を確認済み区間とする。制御部71は、用紙の先端がセンサーQ4に到達し、用紙の後端がセンサーQ4を通過した場合に、区間R4を確認済み区間とする。制御部71は、用紙の先端がセンサーQ5に到達し、用紙の後端がセンサーQ5を通過した場合に、区間R5を確認済み区間とする。制御部71は、用紙の先端がセンサーQ6に到達し、用紙の後端がセンサーQ6を通過した場合に、区間R6を確認済み区間とする。制御部71は、用紙の先端がセンサーQ7に到達し、用紙の後端がセンサーQ7を通過した場合に、区間R7を確認済み区間とする。制御部71は、用紙の先端がセンサーQ8に到達し、用紙の後端がセンサーQ8を通過した場合に、区間R8を確認済み区間とする。制御部71は、反転後の用紙の先端がセンサーQ4に到達し、反転後の用紙の後端がセンサーQ4を通過した場合に、区間R9を確認済み区間とする。制御部71は、用紙の先端がセンサーQ9に到達し、用紙の後端がセンサーQ9を通過した場合に、区間R10を確認済み区間とする。
【0039】
残留紙が機外に排出され、オートパージが完了すると、制御部71は、ジャムにより使用できなくなったページから再度画像形成を行うために、給紙部50に用紙の供給(リカバリー給紙)を開始させる。この際、制御部71は、ジャムからの復帰後、画像形成対象となる1枚目の用紙が確認済み区間(オートパージによって残留紙がないことが確認された区間)に到達したことが用紙検知部75により検知された場合に、「機内残留紙なし」と判断し、給紙部50に2枚目以降の用紙の供給を行わせる。2枚目以降の用紙は、通常の間隔で供給される。
【0040】
制御部71は、給紙部50により次に供給される用紙の搬送経路をチェックする。例えば、搬送経路は、用紙の片面に画像形成を行う片面モードであるか、用紙の両面に画像形成を行う両面モードであるかにより異なる。また、搬送経路は、用紙に対して施される用紙処理の種類により異なる。
制御部71は、次に供給される用紙の搬送経路全体が確認済み区間である場合には、給紙部50に次に供給される用紙以降の用紙の供給を行わせる。すなわち、1枚目の用紙から通常の間隔で供給される。一方、制御部71は、次に供給される用紙の搬送経路に確認済み区間以外の部分が含まれる場合には、1枚目の用紙が確認済み区間に到達したことが給紙部50により検知されたときに、給紙部50に2枚目以降の用紙の供給を行わせ、以降は通常の間隔で供給される。
【0041】
次に、画像形成装置100における動作について説明する。
図4は、画像形成装置100において実行されるオートパージ時の経路確認処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部71のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
【0042】
まず、制御部71は、用紙検知部75の出力結果に基づいて、ジャムが発生したか否かを判断する(ステップS1)。ジャムが発生した場合には(ステップS1;YES)、制御部71は、画像形成装置100内の動作を停止させる(ステップS2)。制御部71は、記憶部72に記憶されている全区間R1〜R10の搬送経路情報を「未確認」とする。
【0043】
ユーザーは、画像形成装置100の前扉を開け、ジャム起因紙が存在する部分のユニットを引き出し、ジャム起因紙を除去する。その後、ユーザーは、引き出したユニットを元の状態に戻し、前扉を閉める。
【0044】
次に、制御部71は、オートパージが開始されたか否かを判断する(ステップS3)。例えば、ユーザーがジャム起因紙を除去した後、操作部10のスタートボタンを押下すると、オートパージが開始される。オートパージが開始されると(ステップS3;YES)、制御部71は、センサーON監視処理を実行する(ステップS4)。
【0045】
ここで、
図5を参照して、センサーON監視処理について説明する。
制御部71は、センサーQ1がONであるか否かを判断する(ステップS11)。センサーQ1がONである場合には(ステップS11;YES)、制御部71は、区間R1の経路確認要求を行う(ステップS12)。具体的には、制御部71は、RAM上の区間R1の経路確認要求フラグをONに変更する。すなわち、センサーQ1により用紙が検知されたことが、区間R1の経路確認の契機となる。
【0046】
ステップS11において、センサーQ1がONでない場合(ステップS11;NO)、又は、ステップS12の後、制御部71は、センサーQ2がONであるか否かを判断する(ステップS13)。センサーQ2がONである場合には(ステップS13;YES)、制御部71は、区間R2の経路確認要求を行う(ステップS14)。具体的には、制御部71は、RAM上の区間R2の経路確認要求フラグをONに変更する。
【0047】
ステップS13において、センサーQ2がONでない場合(ステップS13;NO)、又は、ステップS14の後、制御部71は、センサーQ3がONであるか否かを判断する(ステップS15)。センサーQ3がONである場合には(ステップS15;YES)、制御部71は、区間R3の経路確認要求を行う(ステップS16)。具体的には、制御部71は、RAM上の区間R3の経路確認要求フラグをONに変更する。
【0048】
ステップS15において、センサーQ3がONでない場合(ステップS15;NO)、又は、ステップS16の後、制御部71は、センサーQ4がONであるか否かを判断する(ステップS17)。センサーQ4がONである場合には(ステップS17;YES)、制御部71は、区間R4の経路確認要求を行う(ステップS18)。具体的には、制御部71は、RAM上の区間R4の経路確認要求フラグをONに変更する。
【0049】
ステップS17において、センサーQ4がONでない場合(ステップS17;NO)、又は、ステップS18の後、制御部71は、センサーQ5がONであるか否かを判断する(ステップS19)。センサーQ5がONである場合には(ステップS19;YES)、制御部71は、区間R5の経路確認要求を行う(ステップS20)。具体的には、制御部71は、RAM上の区間R5の経路確認要求フラグをONに変更する。
【0050】
ステップS19において、センサーQ5がONでない場合(ステップS19;NO)、又は、ステップS20の後、制御部71は、センサーQ9がONであるか否かを判断する(ステップS21)。センサーQ9がONである場合には(ステップS21;YES)、制御部71は、区間R10の経路確認要求を行う(ステップS22)。具体的には、制御部71は、RAM上の区間R10の経路確認要求フラグをONに変更する。
【0051】
ステップS21において、センサーQ9がONでない場合(ステップS21;NO)、又は、ステップS22の後、センサーON監視処理が終了する。
【0052】
以上、片面モードの場合のセンサーON監視処理について説明したが、両面モードの場合には、制御部71は、さらに、センサーQ6がONである場合に区間R6の経路確認要求を行い、センサーQ7がONである場合に区間R7の経路確認要求を行い、センサーQ8がONである場合に区間R8の経路確認要求を行い、用紙反転後のセンサーQ4がONである場合に区間R9の経路確認要求を行う。
【0053】
センサーON監視処理の後、
図4に戻り、制御部71は、センサーOFF監視処理を実行する(ステップS5)。
【0054】
ここで、
図6を参照して、センサーOFF監視処理について説明する。
制御部71は、センサーQ1がOFFであるか否かを判断する(ステップS31)。センサーQ1がOFFである場合には(ステップS31;YES)、制御部71は、RAM上の区間R1の経路確認要求フラグに基づいて、区間R1の経路確認要求があったか(経路確認要求フラグがONであるか)否かを判断する(ステップS32)。すなわち、制御部71は、センサーON監視処理において、センサーQ1がONであったか否かを判断する。区間R1の経路確認要求があった場合には(ステップS32;YES)、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R1の搬送経路情報を「確認済み」に変更するとともに(ステップS33)、RAM上の区間R1の経路確認要求フラグをOFFに変更する。
【0055】
ステップS31において、センサーQ1がOFFでない場合(ステップS31;NO)、ステップS32において、区間R1の経路確認要求がなかった場合(ステップS32;NO)、又は、ステップS33の後、制御部71は、センサーQ2がOFFであるか否かを判断する(ステップS34)。センサーQ2がOFFである場合には(ステップS34;YES)、制御部71は、区間R2の経路確認要求があったか否かを判断する(ステップS35)。区間R2の経路確認要求があった場合には(ステップS35;YES)、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R2の搬送経路情報を「確認済み」に変更するとともに(ステップS36)、RAM上の区間R2の経路確認要求フラグをOFFに変更する。
【0056】
ステップS34において、センサーQ2がOFFでない場合(ステップS34;NO)、ステップS35において、区間R2の経路確認要求がなかった場合(ステップS35;NO)、又は、ステップS36の後、制御部71は、センサーQ3がOFFであるか否かを判断する(ステップS37)。センサーQ3がOFFである場合には(ステップS37;YES)、制御部71は、区間R3の経路確認要求があったか否かを判断する(ステップS38)。区間R3の経路確認要求があった場合には(ステップS38;YES)、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R3の搬送経路情報を「確認済み」に変更するとともに(ステップS39)、RAM上の区間R3の経路確認要求フラグをOFFに変更する。
【0057】
ステップS37において、センサーQ3がOFFでない場合(ステップS37;NO)、ステップS38において、区間R3の経路確認要求がなかった場合(ステップS38;NO)、又は、ステップS39の後、制御部71は、センサーQ4がOFFであるか否かを判断する(ステップS40)。センサーQ4がOFFである場合には(ステップS40;YES)、制御部71は、区間R4の経路確認要求があったか否かを判断する(ステップS41)。区間R4の経路確認要求があった場合には(ステップS41;YES)、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R4の搬送経路情報を「確認済み」に変更するとともに(ステップS42)、RAM上の区間R4の経路確認要求フラグをOFFに変更する。
【0058】
ステップS40において、センサーQ4がOFFでない場合(ステップS40;NO)、ステップS41において、区間R4の経路確認要求がなかった場合(ステップS41;NO)、又は、ステップS42の後、制御部71は、センサーQ5がOFFであるか否かを判断する(ステップS43)。センサーQ5がOFFである場合には(ステップS43;YES)、制御部71は、区間R5の経路確認要求があったか否かを判断する(ステップS44)。区間R5の経路確認要求があった場合には(ステップS44;YES)、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R5の搬送経路情報を「確認済み」に変更するとともに(ステップS45)、RAM上の区間R5の経路確認要求フラグをOFFに変更する。
【0059】
ステップS43において、センサーQ5がOFFでない場合(ステップS43;NO)、ステップS44において、区間R5の経路確認要求がなかった場合(ステップS44;NO)、又は、ステップS45の後、制御部71は、センサーQ9がOFFであるか否かを判断する(ステップS46)。センサーQ9がOFFである場合には(ステップS46;YES)、制御部71は、区間R10の経路確認要求があったか否かを判断する(ステップS47)。区間R10の経路確認要求があった場合には(ステップS47;YES)、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R10の搬送経路情報を「確認済み」に変更するとともに(ステップS48)、RAM上の区間R10の経路確認要求フラグをOFFに変更する。
【0060】
ステップS46において、センサーQ9がOFFでない場合(ステップS46;NO)、ステップS47において、区間R10の経路確認要求がなかった場合(ステップS47;NO)、又は、ステップS48の後、センサーOFF監視処理が終了する。
【0061】
以上、片面モードの場合のセンサーOFF監視処理について説明したが、両面モードの場合には、制御部71は、さらに、センサーQ6がOFFかつ区間R6の経路確認要求があった場合に区間R6の搬送経路情報を「確認済み」に変更し、センサーQ7がOFFかつ区間R7の経路確認要求があった場合に区間R7の搬送経路情報を「確認済み」に変更し、センサーQ8がOFFかつ区間R8の経路確認要求があった場合に区間R8の搬送経路情報を「確認済み」に変更し、用紙反転後のセンサーQ4がOFFかつ区間R9の経路確認要求があった場合に区間R9の搬送経路情報を「確認済み」に変更する。
【0062】
センサーOFF監視処理の後、
図4に戻り、制御部71は、オートパージが完了したか否かを判断する(ステップS6)。オートパージが完了していない場合には(ステップS6;NO)、ステップS4に戻り、処理が繰り返される。
【0063】
ステップS6において、オートパージが完了した場合には(ステップS6;YES)、オートパージ時の経路確認処理が終了する。
【0064】
(搬送経路情報更新例1)
図7〜
図10を参照して、搬送経路情報更新例1について説明する。
図7に、センサーQ9付近でジャムが発生した際の用紙の配置例を示す。用紙P1は、ジャムの原因となったジャム起因紙であり、用紙P2は、ジャム検知時に搬送経路内に残留している残留紙である。
図7の状態において、ユーザーにより、用紙P1が除去された後の状態を
図8に示す。ここからオートパージ(用紙P2の強制排出)が開始される。
【0065】
図9に、用紙P2の後端がセンサーQ5を通過した状態を示す。
図8の状態から
図9の状態へと用紙P2が搬送される間に、用紙P2により、センサーQ5の出力が一旦ONとなった後にOFFとなるので、区間R5の搬送経路情報が「確認済み」に更新される。
【0066】
続いて、
図10に、用紙P2の後端がセンサーQ9を通過した状態を示す。
図8の状態から
図9の状態を経て
図10の状態へと用紙P2が搬送される間に、用紙P2により、センサーQ9の出力が一旦ONとなった後にOFFとなるので、区間R10の搬送経路情報が「確認済み」に更新される。すなわち、用紙P2の排出により、区間R5,R10に残留紙がないこと、区間R5,R10が通紙可能であることが保証される。
【0067】
(搬送経路情報更新例2)
図11〜
図14を参照して、搬送経路情報更新例2について説明する。
図11に、センサーQ9付近でジャムが発生した際の用紙の配置例を示す。用紙P11は、ジャムの原因となったジャム起因紙であり、用紙P12,P13は、ジャム検知時に搬送経路内に残留している残留紙である。
図11の状態において、ユーザーにより、用紙P11が除去されると、オートパージ(用紙P12,P13の強制排出)が開始される。
【0068】
図12に、用紙P13(2番目の残留紙)の後端がセンサーQ4を通過した状態を示す。
図11の状態から
図12の状態へと用紙P13が搬送される間に、用紙P13により、センサーQ2の出力が一旦ONとなった後にOFFとなるので、区間R2の搬送経路情報が「確認済み」に更新される。また、用紙P13により、センサーQ3の出力が一旦ONとなった後にOFFとなるので、区間R3の搬送経路情報が「確認済み」に更新される。また、用紙P13により、センサーQ4の出力が一旦ONとなった後にOFFとなるので、区間R4の搬送経路情報が「確認済み」に更新される。
【0069】
続いて、
図13に、用紙P12(1番目の残留紙)の後端がセンサーQ9を通過した状態を示す。
図11の状態から
図12の状態を経て
図13の状態へと用紙P12が搬送される間に、用紙P12により、センサーQ5の出力が一旦ONとなった後にOFFとなるので、区間R5の搬送経路情報が「確認済み」に更新される。また、用紙P12により、センサーQ9の出力が一旦ONとなった後にOFFとなるので、区間R10の搬送経路情報が「確認済み」に更新される。すなわち、用紙P12,13の排出により、区間R2,R3,R4,R5,R10に残留紙がないこと、区間R2,R3,R4,R5,R10が通紙可能であることが保証される。
【0070】
用紙P12(1番目の残留紙)の排出が完了した後、
図14に示すように、用紙P13(2番目の残留紙)の先端がセンサーQ9とセンサーQ5の間にある時にジャムが発生した場合には、これまでに経路が確認されていた区間R2,R3,R4,R5,R10の搬送経路情報が「未確認」に変更される。なお、区間R10については、新たにジャム起因紙となった用紙P13をユーザーが除去する際に残留紙がないことが確認されるため、搬送経路情報を「確認済み」としてもよい。
【0071】
図15は、画像形成装置100において実行される本給紙タイミング判断処理を示すフローチャートである。この処理は、オートパージ時に残留紙が通過した区間を確認し、ジャムからの復帰後、どのようなタイミングで通常の間隔での給紙(本給紙)を開始するかを決定する処理であり、制御部71のCPUとROMに記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
【0072】
まず、制御部71は、片面モードであるか否かを判断する(ステップS51)。
片面モードである場合には(ステップS51;YES)、制御部71は、片面モード判断処理を実行する(ステップS52)。
【0073】
ここで、
図16を参照して、片面モード判断処理について説明する。片面モード判断処理においては、搬送経路の区間R10,R5,R4,R3,R2,R1が確認される。
【0074】
制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R10の搬送経路情報に基づいて、区間R10が確認済みであるか否かを判断する(ステップS61)。区間R10が確認済みでない場合には(ステップS61;NO)、制御部71は、1枚目の用紙の排紙完了のタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS62)。すなわち、ジャムからの復帰後、画像形成対象となる1枚目の用紙の排紙が完了した時点で、それ以降の給紙が通常の間隔で行われることとなる。
【0075】
ステップS61において、区間R10が確認済みである場合には(ステップS61;YES)、制御部71は、センサーQ5がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS63)。
【0076】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R5の搬送経路情報に基づいて、区間R5が確認済みであるか否かを判断する(ステップS64)。区間R5が確認済みである場合には(ステップS64;YES)、制御部71は、センサーQ4がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS65)。
【0077】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R4の搬送経路情報に基づいて、区間R4が確認済みであるか否かを判断する(ステップS66)。区間R4が確認済みである場合には(ステップS66;YES)、制御部71は、センサーQ3がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS67)。
【0078】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R3の搬送経路情報に基づいて、区間R3が確認済みであるか否かを判断する(ステップS68)。区間R3が確認済みである場合には(ステップS68;YES)、制御部71は、センサーQ2がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS69)。
【0079】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R2の搬送経路情報に基づいて、区間R2が確認済みであるか否かを判断する(ステップS70)。区間R2が確認済みである場合には(ステップS70;YES)、制御部71は、センサーQ1がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS71)。
【0080】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R1の搬送経路情報に基づいて、区間R1が確認済みであるか否かを判断する(ステップS72)。区間R1が確認済みである場合には(ステップS72;YES)、制御部71は、ジャムからの復帰後、画像形成対象となる1枚目の用紙(リカバリー先頭紙)から本給紙が可能であると判断する(ステップS73)。
【0081】
ステップS64において、区間R5が確認済みでない場合(ステップS64;NO)、ステップS66において、区間R4が確認済みでない場合(ステップS66;NO)、ステップS68において、区間R3が確認済みでない場合(ステップS68;NO)、ステップS70において、区間R2が確認済みでない場合(ステップS70;NO)、ステップS72において、区間R1が確認済みでない場合(ステップS72;NO)、ステップS62又はステップS73の後、片面モード判断処理が終了する。
【0082】
図15に戻り、ステップS51において、片面モードでない場合(ステップS51;NO)、すなわち、両面モードである場合には、制御部71は、両面モード判断処理を実行する(ステップS53)。
【0083】
ここで、
図17及び
図18を参照して、両面モード判断処理について説明する。両面モード判断処理においては、区間R10,R9,R8,R7,R6,R5,R4,R3,R2,R1が確認される。
【0084】
制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R10の搬送経路情報に基づいて、区間R10が確認済みであるか否かを判断する(ステップS81)。区間R10が確認済みでない場合には(ステップS81;NO)、制御部71は、1枚目の用紙の排紙完了のタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS82)。
【0085】
ステップS81において、区間R10が確認済みである場合には(ステップS81;YES)、制御部71は、用紙反転後のセンサーQ5がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS83)。
【0086】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R5の搬送経路情報に基づいて、区間R5が確認済みであるか否かを判断する(ステップS84)。区間R5が確認済みである場合には(ステップS84;YES)、制御部71は、用紙反転後のセンサーQ4がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS85)。
【0087】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R9の搬送経路情報に基づいて、区間R9が確認済みであるか否かを判断する(ステップS86)。区間R9が確認済みである場合には(ステップS86;YES)、制御部71は、センサーQ8がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS87)。
【0088】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R8の搬送経路情報に基づいて、区間R8が確認済みであるか否かを判断する(ステップS88)。区間R8が確認済みである場合には(ステップS88;YES)、制御部71は、センサーQ7がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS89)。
【0089】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R7の搬送経路情報に基づいて、区間R7が確認済みであるか否かを判断する(ステップS90)。区間R7が確認済みである場合には(ステップS90;YES)、制御部71は、センサーQ6がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS91)。
【0090】
次に、
図18に移行し、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R6の搬送経路情報に基づいて、区間R6が確認済みであるか否かを判断する(ステップS92)。区間R6が確認済みである場合には(ステップS92;YES)、制御部71は、センサーQ5がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS93)。
【0091】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R4の搬送経路情報に基づいて、区間R4が確認済みであるか否かを判断する(ステップS94)。区間R4が確認済みである場合には(ステップS94;YES)、制御部71は、センサーQ3がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS95)。
【0092】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R3の搬送経路情報に基づいて、区間R3が確認済みであるか否かを判断する(ステップS96)。区間R3が確認済みである場合には(ステップS96;YES)、制御部71は、センサーQ2がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS97)。
【0093】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R2の搬送経路情報に基づいて、区間R2が確認済みであるか否かを判断する(ステップS98)。区間R2が確認済みである場合には(ステップS98;YES)、制御部71は、センサーQ1がONとなったタイミングで2枚目以降の給紙(本給紙)が可能であると判断する(ステップS99)。
【0094】
次に、制御部71は、記憶部72に記憶されている区間R1の搬送経路情報に基づいて、区間R1が確認済みであるか否かを判断する(ステップS100)。区間R1が確認済みである場合には(ステップS100;YES)、制御部71は、リカバリー先頭紙から本給紙が可能であると判断する(ステップS101)。
【0095】
ステップS84において、区間R5が確認済みでない場合(ステップS84;NO)、ステップS86において、区間R9が確認済みでない場合(ステップS86;NO)、ステップS88において、区間R8が確認済みでない場合(ステップS88;NO)、ステップS90において、区間R7が確認済みでない場合(ステップS90;NO)、ステップS92において、区間R6が確認済みでない場合(ステップS92;NO)、ステップS94において、区間R4が確認済みでない場合(ステップS94;NO)、ステップS96において、区間R3が確認済みでない場合(ステップS96;NO)、ステップS98において、区間R2が確認済みでない場合(ステップS98;NO)、ステップS100において、区間R1が確認済みでない場合(ステップS100;NO)、ステップS82又はステップS101の後、両面モード判断処理が終了する。
【0096】
図15に戻り、ステップS52又はステップS53の後、本給紙タイミング判断処理が終了する。
制御部71は、オートパージが完了し、リカバリー給紙を開始する際に、上記本給紙タイミング判断処理にて判断されたタイミングで本給紙を行わせる。
【0097】
(機内残留紙なし判断例)
図19に示すように、片面モード時に、オートパージの結果、区間R10,R5が確認済みとされた場合には(
図7〜
図10参照)、片面モード判断処理(
図16)により、ジャムからの復帰後1枚目の用紙P21の搬送によってセンサーQ4がONとなるタイミングで、リカバリー後2枚目の用紙P22の供給が開始される。用紙P21がセンサーQ4に到達することで、オートパージにより通紙可能であることが確認された区間R10,R5と、用紙P21により通紙可能であることが確認された区間R1〜R4と、が繋がるため、機内残留紙はないことがと確認できる。
【0098】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、リカバリー後1枚目の用紙を、残留紙の有無を確認するための用紙として使用するので、オートパージで排出しきれなかった残留紙の検出が可能となるとともに、別途検査用の用紙を用いた場合のように、不要な用紙を排出せずに済む。したがって、用紙を無駄にすることなく搬送経路の状態を確認することができる。
また、オートパージ時に残留紙がないことが確認された確認済み区間に、リカバリー後1枚目の用紙が到達した時点で、2枚目以降の用紙の供給を行わせるので、ジャムからの復帰に要する時間を必要最低限に抑えることができる。
【0099】
また、片面モードと両面モード等、搬送経路が異なる各モードに応じて、使用する搬送経路に基づいて、効率良く搬送経路の状態を確認することができる。具体的には、次に供給される用紙の搬送経路全体が確認済み区間である場合には、次に供給される用紙から本給紙が可能なので(ステップS73,S101)、ジャムからの復帰に要する時間を抑えることができる。一方、次に供給される用紙の搬送経路に確認済み区間以外の部分が含まれる場合には、1枚目の用紙の搬送によって確認済み区間以外の状態を確認することができる。
【0100】
なお、リカバリー後の用紙搬送によって残留紙がないことが確認された区間について、順次搬送経路情報を更新することとしてもよい。すなわち、オートパージ時に残留紙がないことが確認された区間に加え、リカバリー後に用紙が搬送された区間を確認済み区間とする。その後、途中で搬送経路の変更(未確認区間が含まれる搬送経路への変更)を伴うモード変更がある場合には、モード変更後の1枚目の用紙が確認済み区間に到達した時点で、2枚目以降の用紙の供給を行わせればよい。
【0101】
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態における画像形成装置は、第1の実施の形態に示した画像形成装置100と同様の構成によってなるため、
図1〜
図3を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第1の実施の形態と異なる構成及び処理について説明する。
【0102】
制御部71は、ジャムが発生した際、用紙の片面に画像形成を行う片面モードが設定されていた場合に、搬送経路のうち用紙の両面に画像形成を行う両面モード時にのみ使用される区間を確認済み区間とする。
【0103】
第2の実施の形態では、
図4に示すオートパージ時の経路確認処理のステップS3において、オートパージが開始された場合に(ステップS3;YES)、制御部71は、ジャム発生時に片面モードであったか否かを判断する。
ジャム発生時に片面モードであった場合には、制御部71は、両面モードの場合にのみ使用される区間R6,R7,R8,R9に残留紙はないと判断し、記憶部72に記憶されている区間R6,R7,R8,R9の搬送経路情報を「確認済み」に変更する。
その他の処理は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
【0104】
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果に加え、ジャム発生時に片面モードが設定されていた場合には、用紙が存在しないと推定される両面モード時にのみ使用される区間を確認済み区間とするので、効率良く搬送経路の状態を確認することができる。
【0105】
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0106】
例えば、上記各実施の形態では、画像形成装置が給紙部50及び用紙処理部60を備えることとしたが、給紙部50及び用紙処理部60のそれぞれを独立した装置として、これらが画像形成装置と接続された画像形成システムを構成するものであってもよい。
【0107】
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。