【文献】
Panasonic et al.,Way forward proposal on BD split for EPDCCH,3GPP R1-124660,2012年10月12日
【文献】
InterDigital Communications, LLC,Remaining details of EPDCCH search space design,3GPP R1-124266,2012年10月12日
【文献】
Motorola Mobility,Blind Decoding and Search Space configuration for EPDCCH,3GPP R1-124457,2012年10月12日
【文献】
Panasonic,EPDCCH-PUCCH resource allocation for TDD,3GPP R1-124244,2012年10月12日
【文献】
Huawei et al.,EPDCCH search space design,3GPP R1-125153,2012年11月16日
【文献】
Huawei et al.,Finalization of implementation of Yk and text proposal,3GPP R1-130007,2013年 2月 1日
【文献】
InterDigital Communications, LLC,Final details of EPDCCH hashing function,3GPP R1-130227,2013年 2月 1日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述の問題に対して、本発明の実施形態は、制御チャネル探索領域を決定するための方法及び装置を提供し、制御チャネル探索領域の衝突確率を減少させることができる。
【0007】
第1の態様に基づいて、特定の実施では、
拡張物理ダウンリンク制御チャネルEPDCCH送信のために使用される少なくとも2のEPDCCHセットの番号を決定するステップと、
前記EPDCCHセットの番号に基づいて、前記EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定するステップと、
前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するステップと
を含む、制御チャネル探索領域を決定するための方法が提案される。
【0008】
第1の態様を参照する第1の可能な実施方式において
、拡張物理ダウンリンク制御チャネルEPDCCH送信のために使用される少なくとも2のEPDCCHセットの番号を決定する前記ステップは、EPDCCH送信のために使用される第1のEPDCCHセットの第1の番号と、EPDCCH送信のために使用される第2のEPDCCHセットの第2の番号とを決定するステップを含む。
【0009】
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実施方式を参照する第2の可能な実施方式において、特定の実施では、前記EPDCCHセットの番号に基づいて、前記EPDCCHセットに対応する探索領域の前記位置オフセットを決定する前記ステップは、前記第1の番号に基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の第1の位置オフセットを決定するステップ、又は
前記第2の番号に基づいて、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域の第2の位置オフセットを決定するステップを含む。
【0010】
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実施方式又は第1の態様の第2の可能な実施方式を参照する第3の可能な実施方式において、特定の実施では、
前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定する前記ステップは、
前記第1の位置オフセットに基づいて、前記第1のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するステップ、又は、
前記第2の位置オフセットに基づいて、前記第2のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するステップ、又は
前記第1の位置オフセットに基づいて、前記第2のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するステップを含む。
【0011】
第2の態様に基づいて、
第1のEPDCCHセットの第1の番号又は第2のEPDCCHセットの第2の番号を決定するステップであって、前記第1のEPDCCHセット及び前記第2のEPDCCHセットはEPDCCH送信のために使用される、ステップと、
前記第1の番号に基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の第1の位置オフセットを決定するステップと、
第1のオフセットパラメータを決定するステップと、
前記第1のオフセットパラメータ及び前記第1の位置オフセットに基づいて、第2の位置オフセットを決定するステップと、
前記第1の位置オフセットに基づいて、前記第1のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するステップと、
前記第2の位置オフセットに基づいて、前記第2のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定するステップと
を含む制御チャネル探索領域を決定するための方法が提案される。
【0012】
第2の態様を参照する第1の可能な実施方式において、前記方法ではさらに、第1のオフセットパラメータを決定するステップは、
前記第1のオフセットパラメータが0より大きくかつ65538より小さい整数であることを決定するステップ、又は
セルアイデンティティに基づいて、前記第1のオフセットパラメータを決定するステップ、又は
UE識別子に基づいて、前記第1のオフセットパラメータを決定するステップ
を含む。
【0013】
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実施方式を参照する第2の可能な実施方式において、特定の実施では、前記第1のオフセットパラメータは39827である。
【0014】
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実施方式を参照する第3の可能な実施方式において、特定の実施では、セルアイデンティティに基づいて前記第1のオフセットパラメータを決定する前記ステップは、
前記セルアイデンティティと、前記第2のEPDCCHセットにおける仮想リソースの数とに基づいて、又は
前記セルアイデンティティと、前記第2のEPDCCHセットにおける物理リソースの数とに基づいて、又は
前記セルアイデンティティと、ユニット物理リソースに対応する仮想リソースの数とに基づいて、又は
前記セルアイデンティティと、EPDCCH送信モードとに基づいて、又は
前記セルアイデンティティと、EPDCCH集約レベルとに基づいて
前記第1のオフセットパラメータを決定するステップを含む。
【0015】
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実施方式を参照する第4の可能な実施方式において、特定の実施では、UE識別子に基づいて、前記第1のオフセットパラメータを決定する前記ステップは、
前記UE識別子と、前記第2のEPDCCHセットにおける仮想リソースの数とに基づいて、又は
前記UE識別子と、前記第2のEPDCCHセットにおける物理リソースの数とに基づいて、又は
前記UE識別子と、ユニット物理リソースに対応する仮想リソースの数とに基づいて、又は
前記UE識別子と、EPDCCH送信モードとに基づいて、又は
前記UE識別子と、EPDCCH集約レベルとに基づいて
前記第1のオフセットパラメータを決定するステップを含む。
【0016】
第2の態様を参照する第5の可能な実施方式において、特定の実施では、前記第1のパラメータを決定する前記ステップはさらに、
前記第2のEPDCCHセットにおける仮想リソースの数に基づいて、又は
前記第2のEPDCCHセットにおける物理リソースの数に基づいて、又は
ユニット物理リソースに対応する仮想リソースの数に基づいて、又は
EPDCCH送信モードに基づいて、又は
セルアイデンティティと、EPDCCH集約レベルとに基づいて
前記第1のオフセットパラメータを決定するステップを含む。
【0017】
第3の態様に基づいて、
第1のEPDCCHセットの第1の番号又は第2のEPDCCHセットの第2の番号を決定するステップであって、前記第1のEPDCCHセット及び前記第2のEPDCCHセットがEPDCCH送信のために使用される、ステップと、
前記第1の番号に基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の第1の位置オフセットを決定するステップと、
第1のオフセットパラメータを決定するステップと、
前記第1の位置オフセットに基づいて、前記第1のEPDCCHセットの前記探索領域を決定するステップと、
前記第1の位置オフセット及び前記第1のオフセットパラメータに基づいて、前記第2のEPDCCHセットの探索領域に対応する探索領域を決定するステップと
を含む、制御チャネル探索領域を決定するための方法が提案される。
【0018】
第3の態様を参照する第1の可能な実施方式において、前記方法がさらに含む第1のオフセットパラメータを決定するステップの詳細については、第2の態様における第1のオフセットパラメータを決定するための方法を参照されたい。
【0019】
第4の態様に基づいて、
第1のEPDCCHセットの第1の番号又は第2のEPDCCHセットの第2の番号を決定するステップであって、前記第1のEPDCCHセット及び前記第2のEPDCCHセットがEPDCCH送信のために使用される、ステップと、
前記EPDCCHセットの番号に基づいて、第1のパラメータ又は第2のパラメータを決定するステップと、
前記第1のパラメータ又は前記第2のパラメータに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定するステップと、
前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するステップと
を含む、制御チャネル探索領域を決定するための方法が提案される。
【0020】
第4の方式を参照する第1の可能な実施方式において、前記方法ではさらに、第1のパラメータ又は第2のパラメータを決定する前記ステップは、
セルアイデンティティ又はUE識別子に基づいて、前記第1のパラメータを決定するステップ、又は
セルアイデンティティ又はUE識別子に基づいて、前記第2のパラメータを決定するステップ
を含む。
【0021】
第5の態様に基づいて、
第1のEPDCCHセットの第1の番号又は第2のEPDCCHセットの第2の番号を決定するステップであって、前記第1のEPDCCHセット及び前記第2のEPDCCHセットがEPDCCH送信のために使用される、ステップと、
前記EPDCCHセットの番号に基づいて、第2のオフセットパラメータを決定するステップと、
前記第2のオフセットパラメータに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定するステップと、
前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するステップと
を含む、制御チャネル探索領域を決定するための方法が提案される。
【0022】
第5の方式を参照する第1の可能な実施方式において、前記方法ではさらに、第2のオフセットパラメータを決定する前記ステップは、セルアイデンティティ又はUE識別子に基づいて、前記第2のオフセットパラメータを決定するステップを含む。
【0023】
第6の態様に基づいて、ダウンリンク制御情報における情報、又は物理ランダムアクセスチャネルプリアンブル識別子、又はランダムアクセス応答グラントにおける情報、又はランダムアクセスのために使用されるメッセージ3における情報に基づいて、EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定するステップを含む、制御チャネル探索領域を決定するための方法が提案される。
【0024】
第7の態様に基づいて、
拡張物理ダウンリンク制御チャネルEPDCCH送信のために使用される少なくとも2のEPDCCHセットの番号を決定するように構成された番号決定ユニットと、
前記EPDCCHセットの番号に基づいて、前記EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定するように構成されたオフセット決定ユニットと、
前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するように構成された探索領域決定ユニットと
を備える、制御チャネル探索領域を決定するための装置が提案される。
【0025】
第7の態様を参照する第1の可能な実施方式において、前記装置ではさらに、前記番号決定ユニットは特に、EPDCCH送信のために使用される第1のEPDCCHセットの第1の番号と、EPDCCH送信のために使用される第2のEPDCCHセットの第2の番号とを決定するように構成される。
【0026】
第7の態様又は第7の態様の第1の可能な実施方式を参照する第2の可能な実施方式において、特定の実施では、前記オフセット決定ユニットは、前記第1の番号に基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の第1の位置オフセットを決定するように構成された第1のオフセット決定サブユニット、及び/又は、前記第2の番号に基づいて、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域の第2の位置オフセットを決定するように構成された第2オフセット決定サブユニット、及び/又は、第1のオフセットパラメータを決定するように構成された第1のオフセットパラメータ決定ユニット、及び/又は、第1のパラメータ又は第2のパラメータ又は第2のオフセットパラメータを決定するように構成された第2のオフセットパラメータ決定ユニットを備える。
【0027】
第7の態様又は第7の態様の第1の可能な実施方式又は第7の態様の第2の可能な実施方式を参照する第3の可能な実施方式において、特定の実施では、前記探索領域決定ユニットは特に、前記第1の位置オフセットに基づいて、前記第1のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定し、又は、前記第2の位置オフセットに基づいて、前記第2のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定し、又は、前記第1の位置オフセットに基づいて、前記第2のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するように構成される。
【0028】
第7の態
様を参照する第4の可能な実施方式において、特定の実施では、前記オフセット決定ユニットは特に、第1のオフセット位置を決定し、第1のオフセットパラメータを決定し、前記第1のオフセットパラメータと前記第1の位置オフセットとに基づいて、第2の位置オフセットを決定するように構成される。
【0029】
第7の態様又は第7の態様の第2の可能な実施方式を参照する第5の可能な実施方式において、特定の実施では、前記第1のオフセットパラメータ決定ユニットは特に、0より大きくかつ65538より小さい範囲内の整数から前記第1のオフセットパラメータを決定し、又は、セルアイデンティティに基づいて前記第1のオフセットパラメータを決定し、又は、UE識別子に基づいて前記第1のオフセットパラメータを決定するように構成される。
【0030】
第7の態様又は第7の態様の第2の可能な実施方式を参照する第6の可能な実施方式において、特定の実施では、前記オフセット決定ユニットは、前記EPDCCHセットの番号に基づいて、第1のパラメータA
(c)又は第2のパラメータD
(c)又は第2のオフセットパラメータr
(c)を決定するように構成された第2のオフセットパラメータ決定ユニットを備える。
【0031】
第7の態様又は第7の態様の第6の可能な実施方式を参照する第7の可能な実施方式において、特定の実施では、前記オフセット決定ユニットは特に、第1のパラメータA
(c)又は前記第2のパラメータD
(c)に基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットを決定し、又は、前記第2のオフセットパラメータr
(c)に基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットを決定するように構成される。
【0032】
第7の態様又は第7の態様の第3の可能な実施方式を参照する第8の可能な実施方式において、特定の実施では、前記探索領域決定ユニットはさらに、前記第1のオフセットパラメータを決定するように構成された第1のオフセットパラメータ決定ユニットと、前記第1の位置オフセット及び前記第1のオフセットパラメータに基づいて、前記第2のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定するように構成された探索領域決定サブユニットとをさらに備える。
【0033】
第7の態様又は第7の態様の第2の可能な実施方式を参照する第
9の可能な実施方式において、特定の実施では、前記オフセット決定ユニットは特に、ダウンリンク制御情報における情報、又は物理ランダムアクセスチャネルプリアンブル識別子、又はランダムアクセス応答グラントにおける情報、又はランダムアクセスのために使用されるメッセージ3における情報に基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットを決定するように構成される。
【0034】
第8の態様に基づいて、拡張物理ダウンリンク制御チャネルEPDCCH送信のために使用されるEPDCCHセットの番号を記憶し、前記EPDCCHセットの番号に基づいて、前記EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定し、かつ前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域によって要求されるコードを決定するように構成されるメモリと、前記メモリにおける前記コードを実行するように構成されたプロセッサを備える制御チャネル探索領域を決定するための装置が提案される。
【0035】
前述の技術的解決策に基づいて、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化し、かつナンバリングし、かつ前記番号に基づいて異なるEPDCCH探索領域に対する異なる位置オフセットを決定することによって、本
開示の態様によって提供される制御チャネル探索領域を決定するための方法及び装置は、制御チャネル探索領域衝突の確率を減少させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、及び利点をより明らかにするために、本発明の実施形態における添付図面を参照して、以下に本発明の実施形態の技術的解決策を明
瞭に説明する。当然ながら、説明される実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく一部である。創造的努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって取得される他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内であるものとする。
【0039】
本発明の実施形態の技術的解決策は、グローバル移動体通信(Global System of Mobile
Communication、略して"GSM(登録商標)")システム、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、略して"CDMA")システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略して"WCDMA(登録商標)")システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、略して"GPRS")
システム、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、略して"LTE")システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、略して"FDD")システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、略して"TDD")
システム、及びユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、略して"UMTS")のような様々な通信システムに適用されてもよいことは理解されるべきである。
【0040】
本発明の実施形態において、ユーザ装置(User Equipment、略してUE)は、端末(Terminal)、移動局(Mobile Station、略してMS)、及び携帯端末(Mobile Terminal)等と称されてもよいと理解されるべきである。ユーザ装置は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、略してRAN)を介して1又は2以上のコアネットワークと通信してもよい。例えば、ユーザ装置は、携帯電話(セルラーフォンとも呼ばれる)又は携帯端末を有するコンピュータであってもよい。例えば、ユーザ装置は、無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換するポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、又は車載のモバイル装置であってもよい。
【0041】
本発明の実施形態において基地局は、GSM(登録商標)又はCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station、略してBTS)であってもよく、WCDMA(登録商標)における基地局(NodeB、略してNB)であってもよく、さらにLTEにおける進化型NodeB(Evolutional Node B、略してeNB又はe-NodeB)であってもよく、本発明において限定されない。しかしながら、説明を簡潔にするために、以下の実施形態を説明するために、基地局eNB及びユーザ装置UEが実施例として使用される。
【0042】
本発明の実施形態では、制御チャネルは、例えばPDCCH及びEPDCCHのような他の物理層制御チャネルを含んでもよいことは理解されるべきであるが、説明を簡潔にするために、本発明の実施形態を説明するためにEPDCCHのみが実施例として使用され、かつ本発明の実施形態はそれらに限定されない。本発明におけるEPDCCHセットは、特定のUEのためのeNBによって構成され、かつEPDCCH送信をサポートする物理リソースのグループである。本発明におけるセルアイデンティティは、物理セルアイデンティティ又は仮想セルアイデンティティを含み、物理セルアイデンティティは、同期チャネルからUEによって取得され、かつ仮想セルアイデンティティは、eNBによって構成される無線リソース制御RRC情報からUEによって取得される。本発明における探索領域は、UE-固有の探索領域又は共通の探索領域を含む。
【0043】
図1は、本発明の実施形態に基づく探索領域を決定するための方法の概略のフローチャートである。
図1における方法は、基地局又はUEによって実行されてもよい。
【0044】
101. EPDCCH送信のために使用される少なくとも2のEPDCCHセットの番号を決定する。
【0045】
時間周波数リソースの3以上のグループが、ユーザレベル探索領域におけるEPDCCHに割り当てられる、時間周波数リソースの1のグループが、EPDCCHセットと呼ばれる。各EPDCCHセットは、1のEPDCCHセット番号に対応し、かつ各EPDCCHセットに対応するEPDCCHセット番号は異なる。例えば、EPDCCHの番号がcであり、かつcはNよりも小さい負でない整数であり、NはUEの探索領域のために構成されるEPDCCHセットの番号である。なお、前記番号は、数字に限定されるべきではなく、任意の記号、文字、及び情報等が識別のために使用されてもよい。
【0046】
102. 前記EPDCCHセットの番号に基づいて、前記EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定する。
【0047】
異なるEPDCCHセットは、番号と他の識別情報とに基づいて、異なる位置オフセットに対応するように作られている。
【0048】
103. 前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定する。
【0049】
前述の技術的解決策に基づいて、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化するとともにナンバリングし、かつ番号に基づいて異なるEPDCCH探索領域に対する異なる位置オフセットを決定することによって、本発明の実施形態は、制御チャネル探索領域衝突の確率を減少させることができる。
【0050】
任意に、実施形態において、ステップ102では、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットが、第1のEPDCCHセットの番号に基づいて決定されてもよく、又は第2のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットが、第2のEPDCCHセットの番号に基づいて決定されてもよく、又は第2のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットが、第1のEPDCCHセットの番号に基づいて決定されてもよく、又は2のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットが2のEPDCCHセットの番号に基づいて同時に決定されてもよい。
【0051】
Y
k(c)は、EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットであり、かつY
k(c)は、以下の数式に従って取得されてもよい。
【数1】
【0052】
前述の数式に基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットが決定されてもよく、中間変数が決定され、かつ第2のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットが、中間変数及び第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを使用することによって決定されてもよい。
【0053】
あるいは、前述の数式に基づいて、2のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットは、前述の数式の中の定数を変更することによって、又は前述の数式に新たな変数を割り当てることによって同時に決定されてもよい。
【0054】
任意に、実施形態において、ステップ103では、EPDCCHセットに対応する探索領域が、以下の数式に基づいて決定されてもよい。
【数2】
【0055】
第1のEPDCCHセットに対応する探索領域は、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットに基づいて決定されてもよく、かつ第2のEPDCCHセットに対応する探索領域はさらに、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットに基づいて決定されてもよい。前述の2のステップは、別々に実行されてもよく、又は順序に制限はなく、同時に実行されてもよい。あるいは、中間変数が決定されてもよく、かつ第2のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットが、中間変数及び第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットに基づいて直接的に決定される。
【0056】
従って、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化するとともにナンバリングし、かつ番号に基づいて異なるEPDCCH探索領域に対して異なる位置オフセットを決定することによって、本発明によって提供される制御チャネル探索領域を決定する方法は、制御チャネル探索領域衝突の確率を効果的に減少させることができる。それによって、制御チャネルの時間周波数リソースを、複数ユーザの場合に最大化することができ、かつ通信効率を改善することができる。
【0057】
図2は、本発明のさらに別の実施形態に基づく探索領域を決定するための方法の概略のフローチャートである。図
2における方法は、基地局又はUEによって実行されてもよい。
図2は、
図1のさらに具体的な実施形態であり、かつEPDCCHセットの位置オフセットを決定するための具体的な方法と、かつ位置オフセットに基づいて探索領域を決定するための具体的な方法とを与えている。
【0058】
201. 第1のEPDCCHセットの第1の番号及び第2のEPDCCHセットの第2の番号を決定する。前記第1のEPDCCHセット及び前記第2のEPDCCHセットは、EPDCCH送信のために使用される。
【0059】
時間周波数リソースの3以上のグループが、ユーザレベル探索領域におけるEPDCCHに割り当てられ、時間周波数リソースの1グループはEPDCCHセットと呼ばれる。各EPDCCHセットは、1のEPDCCHセット番号に対応し、かつ各EPDCCHセットに対応するEPDCCHセット番号は異なる。例えば、EPDCCHの番号はcであり、かつcはNよりも小さい非負の整数であり、Nは、UEの探索領域のために構成されるEPDCCHセットの番号である。なお、番号は数字に限定されず、識別のために使用可能である任意の記号、文字、及び情報等であってもよい。この実施形態において、2のEPDCCHセットが実施例として使用され、第1のEPDCCHセットの番号は0であり、かつ第2のEPDCCHセットの番号は1である。
【0060】
202. 前記第1の番号に基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の第1の位置オフセットを決定する。
【0061】
第1の位置オフセットY
k(0)は、以下の数式に基づいて取得されてもよい。
Y
k(0)=(A・Y
k-1(0))mod D
Y
-1(0)=n
RNTI≠0であり、A=39827であり、D=65537であり、
【数3】
であり、n
RNTIはUE識別子であり、かつn
sはタイムスロット番号である。
【0062】
203. 第1のオフセットパラメータを決定する。
【0063】
第1の
オフセットパラメータをvに設定する。vは、以下の方法のいずれかに基づいて決定されてもよい。すなわち、vが固定値であるか、又は第1のオフセットパラメータがセルアイデンティティに基づいて決定されるか、又は第1のオフセットパラメータがUE識別子に基づいて決定される。
【0064】
第1のオフセットパラメータが固定値であるとき、所定値がvに割り当てられてもよく、所定値は0より大きくかつ65538より小さい整数である。固定値は、ランダムに選択され、又は前記範囲から特定されてもよい。例えば、前記固定値は39827である。
【0065】
第1のオフセットパラメータがセルアイデンティティに基づいて決定されるというのは、セル固有(Cell-specific)の方法であり、セル固有の方法は以下の方法の少なくとも1を含む。すなわち、
vは、セルID(物理セルID又は仮想セルID)によって決定され、例えば、v=Cell_id又はv=Cell_id mod Bであり、Cell_idはセルIDであり、かつBは1より大きくかつ65537より小さい事前定義された正の整数であり、
vは、セルID(物理セルID又は仮想セルID)と、EPDCCHセットにおけるeCCEの数とによって決定され、例えばv=Cell_id mod N
eCCEであり、Cell_idはセルIDであり、かつN
eCCEは第2のEPDCCHセットにおけるeCCEの数であり、eCCEは拡張制御チャネルユニットであり、かつ、eCCEの数はEPDCCHセットに割り当てられる時間周波数リソースとEPDCCH集約レベルとによって決定され、
vは、セルID(物理セルID又は仮想セルID)と、EPDCCHセットにおける物理リソースブロックペアの数とによって決定され、例えばv=Cell_id mod N
PRBであり、N
PRBは第2のEPDCCHセットにおける物理リソースブロックペアの数であり、
vは、セルID(物理セルID又は仮想セルID)と、1の物理リソースブロックペアにおけるeCCEの数とによって決定され、例えば、v=Cell_id mod M
eCCEであり、M
eCCEは1の物理リソースブロックペアにおけるeCCEの数であり、
vは、セルID(物理セルID又は仮想セルID)と、EPDCCH送信モードとによって決定され、具体的には、EPDCCHがローカライズされた送信モードで送信されるとき、vはセルID及びB
0によって決定され、例えばv=Cell_id mod B
0であり、かつ、EPDCCHが分散送信モードで送信されるとき、vはセルID及びB
1によって決定され、例えばv=Cell_id mod B
1であり、B
0及びB
1は1から65537までの正の整数の任意の所定値であり、かつ
vは、セルID(物理セルID又は仮想セルID)及びEPDCCH集約レベル(すなわち、1のEPDCCHに含まれるeCCEの数)によって決定され、例えば、v=Cell_id mod L
(1)であり、L
(1)は第2のEPDCCHセットにおけるEPDCCHに対応する集約レベルである。
【0066】
前記第1のオフセットパラメータがUE識別子に基づいて決定されることは、UE固有(UE-specific)の方法であり、UE固有の方法は、以下の方法の少なくとも1を含む。すなわち、
vがUE RNTIによって決定され、例えば、v=G・n
RNTI又はv=n
RNTI mod B
1であり、n
RNTIはUE RNTIであり、G及びBは1より大きくかつ65536より小さい正の整数であり、
vがUE RNTI及びサブフレーム番号によって決定され、例えば、v=k・n
RNTI又はv=n
RNTI mod Bであり、n
RNTIはUE RNTIであり、kはサブフレーム番号であり、かつBは1よりも大きくかつ65536より小さい正の整数であり、
vがUE RNTIとEPDCCHセットにおけるeCCEの数とによって決定され、例えばv=n
RNTI mod N
eCCEであり、N
eCCEは第2のEPDCCHセットにおけるeCCEの数であり、
vがUE RNTIとEPDCCHセットにおける物理リソースブロックペアの数とによって決定され、例えばv=n
RNTI mod N
PRBであり、N
PRBは第2のEPDCCHセットにおける物理リソースブロックペアの数であり、
vがUE RNTIと1の物理リソースブロックペアにおけるeCCEの数とによって決定され、例えばv=n
RNTI mod M
eCCEであり、M
eCCEは1の物理リソースブロックペアにおけるeCCEの数であり、
vがUE RNTIとEPDCCH送信モードとによって決定され、具体的には、EPDCCHがローカライズされた送信モードで送信されるとき、vがUE RNTI及びB
0によって決定され、例えばv=n
RNTI mod B
0であり、かつ、EPDCCHが分散送信モードで送信されるとき、vがUE RNTI及びB
1によって決定され、例えばv=n
RNTI mod B
1であり、B
0及びB
1は、1から65537までの正の整数の任意の所定値であり、
vがUE RNTIとEPDCCH集約レベル(すなわち、1のEPDCCHに含まれるeCCEの数)とによって決定され、例えばv=n
RNTI mod L
(1)であり、L
(1)は第2のEPDCCHセットにおけるEPDCCHに対応する集約レベルであり、
vがEPDCCHセットにおけるeCCEの数によって決定され、例えばv=A mod N
eCCEであり、Aは素数であり、かつN
eCCEは第2のEPDCCHセットにおけるeCCEの数であり、eCCEは拡張制御チャネル要素であり、かつ、eCCEの数はEPDCCHセットに割り当てられた時間周波数リソースとEPDCCH集約レベルとによって決定され、
vがEPDCCHセットにおける物理リソースブロックペアの数によって決定され、例えばv=A mod N
PRBであり、Aは素数であり、かつN
PRBは第2のEPDCCHセットにおける物理リソースブロックペアの数であり、
vが1の物理リソースブロックペアにおけるeCCEの数によって決定され、例えばv=A mod M
eCCEであり、Aは素数であり、かつM
eCCEは1の物理リソースブロックペアにおけるeCCEの数であり、
vがEPDCCH送信モードによって決定され、具体的には、EPDCCHがローカライズされた送信モードで送信されるとき、vがA及びB
0によって決定され、例えばv=A mod B
0であり、かつ、EPDCCHが分散送信モードで送信されるとき、vがA及びB
1によって決定され、例えばv=A mod B
1であり、Aは素数であり、B
0及びB
1は1から65537までの正の整数の任意の所定値であり、
vがEPDCCH集約レベル(すなわち、1のEPDCCHに含まれるeCCEの数)によって決定され、例えばv=A mod L
(1)であり、Aは素数であり、かつL
(1)は第2のEPDCCHセットにおけるEPDCCHに対応する集約レベルである。
【0067】
204. 前記第1のオフセットパラメータと前記第1の位置オフセットとに基づいて、第2の位置オフセットを決定する.
【0068】
前記第2の位置オフセットは、以下の方法のいずれか1つに基づいて決定されてもよい。すなわち、
vが2のEPDCCHセットの相対オフセット値として使用され、例えばY
k(1)=Y
k(0)+vであり、Y
k(0)はk番目のサブフレームの第1の位置オフセットであり、Y
k(1)はk番目のサブフレームの第2の位置オフセットであり、かつvは第1のオフセットパラメータであるか、または
vが2のEPDCCHセットの相対オフセットパラメータとして使用され、かつ第2の位置オフセットはモジュロ演算を使用して定義され、例えばY
k(1)=(Y
k(0)+v)mod D又はY
k(1)=(Y
k(0)+v)mod(D-1)又はY
k(1)=(Y
k(0)+v)mod(D-1)+1であり、Y
k(0)はk番目のサブフレームの第1の位置オフセットであり、Y
k(1)はk番目のサブフレームの第2の位置オフセットであり、vは第1のオフセットパラメータであり、かつDは0より大きくかつ65538より小さい整数であり、又は
vが2のEPDCCHセットの相対オフセットパラメータとして使用され、かつ第2の位置オフセットはEPDCCHセットにおけるeCCEの数に基づいて決定され、例えばY
k(1)=(Y
k(0)+v)mod N
eCCEであり、Y
k(0)はk番目のサブフレームの第1の位置オフセットであり、Y
k(1)はk番目のサブフレームの第2の位置オフセットであり、vは第1のオフセットパラメータであり、かつN
eCCEは第2のEPDCCHセットにおけるeCCEの数であり、又は
vが2のEPDCCHセットの相対オフセットパラメータとして使用され、かつ第2の位置オフセットはEPDCCHセットにおける物理リソースブロックペアの数に基づいて決定され、例えばY
k(1)=(Y
k(0)+v)mod N
PRBであり、Y
k(0)はk番目のサブフレームの第1の位置オフセットであり、Y
k(1)はk番目のサブフレームの第2の位置オフセットであり、vは第1のオフセットパラメータであり、かつN
PRBは第2のEPDCCHセットにおける物理リソースブロックペアの数であり、又は
vが2のEPDCCHセットの相対オフセットパラメータとして使用され、かつ第2の位置オフセットが1の物理リソースブロックペアにおけるeCCEの数に基づいて決定され、例えばY
k(1)=(Y
k(0)+v)mod M
eCCEであり、Y
k(0)はk番目のサブフレームの第1の位置オフセットであり、Y
k(1)はk番目のサブフレームの第2の位置オフセットであり、vは第1のオフセットパラメータであり、かつM
eCCEは1の物理リソースブロックペアにおけるeCCEの数であり、又は
k番目のサブフレームの第2の位置オフセットは、(k-1)番目のサブフレームの第1の位置オフセットに基づいて決定され、例えばY
k(1)=(A・Y
k-1(0)+v)mod Dであり、Y
-1(0)=n
RNTI≠0であり、A=39827であり、D=65537であり、
【数4】
であり、n
RNTIはUE識別子であり、かつn
sはタイムスロット番号である。
【0069】
205. 前記第1の位置オフセットに基づいて、前記第1のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定し、かつ前記第2の位置オフセットに基づいて、前記第2のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定する。
【0070】
前記第1のEPDCCHセットに対応する探索領域が、第1の位置オフセットに基づいて決定される。すなわち、
【数7】
【0071】
前記第2のEPDCCHセットに対応する探索領域は、第2の位置オフセットに基づいて決定される。すなわち、
【数6】
【0072】
従って、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化するとともにナンバリングし、かつ番号と、異なるセルアイデンティティ又はUE識別子と、異なるEPDCCHリソース割り当てモード及び送信モードとに基づいて異なるEPDCCH探索領域に対して異なる位置オフセットを決定することによって、本発明によって提供される制御チャネル探索領域を決定する方法は、制御チャネル探索領域衝突の確率を効果的に減少させることができる。それによって、制御チャネルの時間周波数リソースを、複数ユーザの場合に最大化することができ、かつ通信効率を改善することができる。
【0073】
図3は、本発明のさらに別の実施形態に基づく探索領域を決定するための方法の概略のフローチャートである。
図3における方法は、基地局又はUEによって実行されてもよい。
図3は、
図1の別の具体的な実施形態であり、
図3と
図2との違いは、探索領域を決定す方法にあり、
図3では、第1の位置オフセットが決定された後、第2の探索領域が、第1の位置オフセット及び第1のオフセットパラメータに基づいて直接的に決定される。
【0074】
301. 第1の番号に基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の第1の位置オフセットを決定する。
【0075】
このステップは、前述のステップ201の一つの状況であり、すなわち、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の第1の位置オフセットは、独立的に決定される。具体的な決定方法はステップ201に説明されており、ここで再度詳細を説明しない。
【0076】
302. 第1のオフセットパラメータを決定する。
【0077】
具体的な決定方法については、ステップ202を参照されたく、ここで再度詳細を説明しない。
【0078】
303. 前記第1の位置オフセットに基づいて、前記第1のEPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定し、かつ前記第1の位置オフセット及び前記第1のオフセットパラメータに基づいて、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定する。
【0079】
前記第2のEPDCCHセットの探索領域は、第1の位置オフセット及び第1のオフセットパラメータに基づいて直接的に決定され、その結果、第2の位置オフセットパラメータを決定する過程をスキップすることができる。
【0081】
従って、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化するとともにナンバリングし、番号と、異なるセルアイデンティティ又はUE識別子と、異なるEPDCCHリソース割り当てモード及び送信モードとに基づいて異なるEPDCCH探索領域に対して異なる位置オフセットを決定することによって、本発明によって提供される制御チャネル探索領域を決定する方法は、制御チャネル探索領域衝突の確率を効果的に減少させることができる。それによって、制御チャネルの時間周波数リソースを、複数ユーザの場合に最大化することができ、かつ通信効率を改善することができる。
【0082】
図4は、本発明のさらに別の実施形態に基づく探索領域を決定するための方法の概略のフローチャートである。
図4における方法は、基地局又はUEによって実行されてもよい。
図4は、
図1のより具体的な実施形態であり、EPDCCHセットの位置オフセットは、中間パラメータを決定することによって同時に決定される。
【0083】
401. EPDCCHの番号に基づいて、第1のパラメータ又は第2のパラメータを決定する。
【0084】
第1のパラメータA
(c)の値は、以下の方法のいずれか1つに基づいて決定されてもよい。すなわち、
A
(c)の値が所定の方法で定義され、例えばA
(0)=39827かつA
(1)=39829であり、A
(c)の値は、1より大きくかつ65537より小さいいずれか1つの素数であり、すなわち、39671, 39679, 39703, 39709, 39719, 39727, 39733, 39749, 39761, 39769, 39779, 39791, 39799, 39821, 39827, 39829, 39839, 39841, 39847,39857, 39863, 39869, 39877, 39883, 39887, 39901, 39929, 39937, 39953, 39971, 39979, 39983, 及び39989の値のいずれか一つを含むが、これに限定されず、
少なくとも1のA
(c)値がセルIDに基づいて決定され、例えばA
(0)=39827であり、セルIDが奇数であるとき、A
(1)=39829であり、セルIDが偶数であるとき、A
(1)=39829であり、又はその逆であり、
A
(c)の値がUE固有の上位層シグナリングを使用することによってUEのために設定され、UE 1に対して、A
(0)=39827及びA
(1)=39829であり、かつUE 2に対して、A
(1)=39839及びA
(1)=39841であり、A
(c)の値は、1より大きくかつ65537より小さいいずれか1つの素数であり、すなわち、39671, 39679, 39703, 39709, 39719, 39727, 39733, 39749, 39761, 39769, 39779, 39791, 39799, 39821, 39827, 39829, 39839, 39841, 39847,39857, 39863, 39869, 39877, 39883, 39887, 39901, 39929, 39937, 39953, 39971, 39979, 39983, 及び39989の値のいずれか一つを含むが、これに限定されず、かつ
少なくとも1のA
(c)値がUE RNTIに基づいて決定され、例えばA
(0)=39827であり、UE RNTIが奇数であるとき、A
(1)=39827であり、かつUE RNTIが偶数であるとき、A
(1)=39829であり、又はその逆である。
【0085】
第2のパラメータD
(c)の値が以下の方法のいずれか1つに基づいて決定されてもよい。すなわち、
D
(c)の値が所定の方法で決定され、例えばD
(0)=65269かつD
(1)=65287であり、D
(c)の値は1より大きくかつ2
32より小さいいずれか1つの素数であり、すなわち、65269, 65287, 65293, 65309, 65323, 65327, 65353, 65357, 65371, 65381, 65393, 65407, 65413, 65419, 65423, 65437, 65447, 65449, 65479, 65497, 65519, 65521, 65537, 65539, 65543, 65551, 65557, 65563, 65579, 65581, 65587, 65599, 65609, 65617, 65629, 65633, 65647, 65651, 65657, 65677, 65687, 65699, 65701, 65707, 65713, 65717, 65719, 65729, 65731, 及び65761の値のいずれか一つを含むが、これに限定されず、かつ
さらに、D
(c)はUE固有又はセル固有等であり、異なる値の範囲のみを有する、前述のA
(c)と同一の決定方法を有しており、値の範囲について、D
(c)の所定の方法における値の範囲を参照されたく、ここで再度詳細を説明しない。
【0086】
402. 前記第1のパラメータ又は前記第2のパラメータに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定する。
【0087】
前記EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットは、以下の数式のいずれかに基づいて決定される。
【数8】
【0088】
403. 第1の位置オフセットに基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定し、かつ第2の位置オフセットに基づいて、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定する。
【0089】
決定方法については、ステップ205を参照されたく、ここで再度詳細を説明しない。
【0090】
従って、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化するとともにナンバリングし、かつ番号と異なるセルアイデンティティ又はUE識別子とに基づいて異なるEPDCCH探索領域に対して異なる位置オフセットを決定することによって、本発明によって提供される制御チャネル探索領域を決定する方法は、制御チャネル探索領域衝突の確率を効果的に減少させることができる。それによって、制御チャネルの時間周波数リソースを、複数ユーザの場合に最大化することができ、かつ通信効率を改善することができる。
【0091】
図5は、本発明のさらに別の実施形態に基づく探索領域を決定するための方法の概略のフローチャートである。
図5における方法は、基地局又はUEによって実行されてもよい。
図5は、
図1のより具体的な実施形態であり、EPDCCHセットの位置オフセットは、中間パラメータを決定することによって同時に決定され、かつ中間パラメータの使用方法は、
図4のそれと異なる。
【0092】
501. EPDCCHの番号に基づいて、第2のオフセットパラメータを決定する。
【0093】
第2のオフセットパラメータr
(c)の値は、以下の方法のいずれか1つに基づいて決定されてもよく、すなわち、
r
(c)の値が所定の方法において決定され、例えばr
(0)=39827かつr
(1)=39829であり、r
(c)の値は1より大きくかつ65537より小さい任意の整数であり、
少なくとも1のr
(c)値はセルIDに基づいて決定され、例えばr
(0)=39827であり、セルIDが奇数であるとき、r
(1)=39827であり、かつセルIDが偶数であるとき、r
(1)=39829であり、又はその逆であり、
A
(c)の値はUE固有の上位層シグナリングを使用することによってUEのために設定され、例えば、UE 1に対して、A
(0)=39827及びA
(1)=39829であり、かつUE 2に対して、A
(0)=39839及びA
(1)=39841であり、A
(c)の値は1より大きくかつ65537より小さい任意の整数であり、かつ
少なくとも1のr
(c)値は、UE RNTIに基づいて決定され、例えばr
(0)=39827であり、セルIDが奇数であるとき、r
(1)=39827であり、かつセルIDが偶数であるとき、r
(1)=39829であり、又はその逆である。
【0094】
502. 前記第2のオフセットパラメータに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定する。
【0095】
EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットは、以下の数式のいずれか1つに基づいて決定される。すなわち、
【数9】
cはEPDCCHセットの番号であり、Y
k(c)はk番目のサブフレームにおける番号がcであるEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットであり、Y
-1=n
RNTI≠0であり、
【数10】
であり、n
RNTIはUE識別子であり、n
sはタイムスロット番号であり、A=39827であり、D=65537であり、かつr
(c)は第2のオフセットパラメータである。
【0096】
503. 第1の位置オフセットに基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定し、かつ第2の位置オフセットに基づいて、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定する。
【0097】
決定方法については、ステップ205を参照されたく、ここで再度詳細を説明しない。
【0098】
従って、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化するとともにナンバリングし、かつ番号と、異なるセルアイデンティティ又はUE識別子とに基づいて異なるEPDCCH探索領域に対して異なる位置オフセットを決定することによって、本発明によって提供される制御チャネル探索領域を決定する方法は、制御チャネル探索領域衝突の確率を効果的に減少させることができる。それによって、制御チャネルの時間周波数リソースを、複数ユーザの場合に最大化することができ、かつ通信効率を改善することができる。
【0099】
図6は、本発明のさらに別の実施形態に基づく探索領域を決定するための方法の概略のフローチャートである。
図6における方法は、基地局又はUEによって実行されてもよい。
図6は、
図1のより具体的な実施形態である。
【0100】
601. 拡張物理ダウンリンク制御チャネルEPDCCH送信のために使用されるEPDCCHセットの番号を決定する。
【0101】
決定方法については、ステップ101を参照されたく、ここで再度詳細を説明しない。
【0102】
602. ダウンリンク制御情報における情報、又は物理ランダムアクセスチャネルプリアンブル識別子、又はランダムアクセス応答グラントにおける情報、又はメッセージ3における情報に基づいて、EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定する。
【0103】
この実施形態において、共通探索領域に対して、共通探索領域の位置オフセットが、物理ランダムアクセスチャネルPRACH処理の間にメッセージ0又はメッセージ1又はメッセージ2又はメッセージ3のいずれかの明示的又は暗黙的なメッセージを使用することによって決定される。具体的には、位置オフセットは、以下のいくつかの方法に基づいて決定されてもよい。すなわち、
メッセージ0、すなわちDCIフォーマット1Aを使用することによって、DCIフォーマット1Aにおける任意ビットが共通探索領域におけるUEの位置オフセットを示すために使用されてもよい。
メッセージ1を使用することによって、すなわち、位置オフセットが使用されるランダムアクセスプリアンブルインデックス(PRACH preamble index)が決定され、例えば、奇数は探索領域の1の位置オフセットに対応し、かつ偶数は探索領域の別の位置オフセットに対応する。
メッセージ2、すわなちランダムアクセス応答グラント(Random Access Response Grant)を使用することによって、共通探索領域の位置オフセットインジケータビットに追加することにより、UEの共通探索領域の位置オフセットが決定される。
メッセージ3を使用することによって、すなわち、メッセージ2の後に、UEの共通探索領域の位置オフセットを決定するために、共通探索領域の位置オフセットインジケータ要求ビットが、UEによってeNBへ送信される情報に追加される。
UEの無線ネットワーク一時識別子RNTIを使用することによって、共通探索領域におけるUEの位置オフセットが決定され、例えば、奇数のRNTIは探索領域の1の位置オフセットに対応し、かつ偶数のRNTIは探索領域の別の位置オフセットに対応し、RNTIは、セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)、及び一時セル無線ネットワーク一時識別子(Temporary C-RNTI)を含むが、これらに限定されない。
【0104】
603. 前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域の前記位置オフセットに基づいて、前記EPDCCHセットに対応する前記探索領域を決定する。
【0105】
決定方法について、ステップ205を参照されたく、ここで再度詳細は説明しない。
【0106】
従って、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化するとともにナンバリングし、かつ番号と、異なるセルアイデンティティ又はUE識別子と、異なるEPDCCHリソース割り当てモード及び送信モードとに基づいて異なるEPDCCH探索領域に対して異なる位置オフセットを決定することによって、本発明によって提供される制御チャネル探索領域を決定する方法は、制御チャネル探索領域衝突の確率を効果的に減少させることができる。それによって、制御チャネルの時間周波数リソースは、複数のユーザは場合に最大化されることができ、通信効率を改善することができる。
【0107】
図7は、本発明の実施形態に基づく探索領域を決定するための装置の概略のブロック図である。
図7に示されるように、この実施形態は、特に
図1の前述の実施形態のステップを実行することができる装置700を提供し、ここで再度詳細は説明しない。この実施形態において提供される装置700は、特に番号決定ユニット701と、オフセット決定ユニット702と、探索領域決定ユニット703とを備えてもよい。
【0108】
前記番号決定ユニット701は、拡張物理ダウンリンク制御チャネルEPDCCH送信のために使用される少なくとも2のEPDCCHセットの番号を決定するように構成される。
【0109】
前記オフセット決定ユニット702は、EPDCCHセットの番号に基づいて、EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定するように構成される。
【0110】
前記探索領域決定ユニット703は、EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットに基づいて、EPDCCHセットに対応する探索領域を決定するように構成される。
【0111】
図8は、本発明の別の実施形態に基づく探索領域を決定するための装置の概略のブロック図である。
図8に示されるように、この実施形態は、特に
図2の前述の実施形態におけるステップを実行することができる装置800を提供し、ここで再度詳細を説明しない。この実施形態によって提供される装置800は、特に番号決定ユニット701と、オフセット決定ユニット802と、探索領域決定ユニット803とを備えてもよい。
【0112】
前記オフセット決定ユニット802は、第1の番号に基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の第1の位置オフセットを決定するように構成された第1のオフセット決定サブユニット812と、第2の番号に基づいて、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域の第2の位置オフセットを決定するように構成された第2オフセット決定サブユニット832と、第1のオフセットパラメータを決定するように構成された第1のオフセットパラメータ決定ユニット822とを備え、特定の決定方法は、
図2の前述の実施形態におけるステップ203に説明されており、ここで再度詳細を説明しない。
【0113】
前記第1のオフセットパラメータ決定ユニット822は、第2オフセット決定サブユニット832の中にあるサブユニットか、又は第2オフセット決定サブユニット832から独立しているサブユニットを含んでもよい。
【0114】
前記探索領域決定ユニット803は、第1の位置オフセットに基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定し、かつ第2の位置オフセットに基づいて、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定するように構成される。
【0115】
図9は、本発明の別の実施形態に基づく探索領域を決定するための装置の概略のブロック図である。
図9に示されるように、この実施形態は、特に
図3の前述の実施形態におけるステップを実行することができる装置900を提供しており、ここで再度詳細を説明しない。この実施形態によって提供される装置900は特に、番号決定ユニット701と、オフセット決定ユニット902と、探索領域決定ユニット903とを備えてもよく、
前記オフセット決定ユニット902は、第1の番号に基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域の第1の位置オフセットを決定するように構成された第1のオフセット決定サブユニット912を備え、かつ
前記探索領域決定ユニット903は、第1のオフセットパラメータ決定ユニット913及び探索領域決定サブユニット923を備える。
【0116】
前記第1のオフセットパラメータ決定ユニット913は、第1のオフセットパラメータを決定するように構成され、特定の決定方法は、前述の
図2の実施形
態におけるステップ203に説明されており、ここで再度詳細を説明しない。探索領域決定サブユニット923は、第1の位置オフセットと、第1のオフセットパラメータとに基づいて、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定するように構成される。
【0117】
図10は、本発明の別の実施形態に基づく探索領域を決定するための装置の概略のブロック図である。
図10に示されるように、この実施形態は、特に
図3又は
図4の前述の実施形態におけるステップを実行することができる装置1000を提供し、ここで再度詳細を説明しない。この実施形態よって提供される装置1000は特に、番号決定ユニット701と、オフセット決定ユニット1002と、探索領域決定ユニット1003とを備えてもよい。
【0118】
前記オフセット決定ユニット1002は、第2のオフセットパラメータ決定ユニット1012と、第1のオフセット決定サブユニット1022と、第2オフセット決定サブユニット1023とを備える。
【0119】
前記第2のオフセットパラメータ決定ユニット1012は、EPDCCHセットの番号に基づいて、第1のパラメータA
(c)又は第2のパラメータD
(c)又は第2のオフセットパラメータr
(c)を決定するように構成され、特定の決定方法は、
図4における実施形態のステップ401と、
図5における実施形態のステップ501に説明されており、ここで再度詳細を説明しない。
【0120】
前記探索領域決定ユニット1003は、第1の位置オフセットに基づいて、第1のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定し、かつ第2の位置オフセットに基づいて、第2のEPDCCHセットに対応する探索領域を決定するように構成される。
【0121】
従って、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化するとともにナンバリングし、かつ番号と、異なるセルアイデンティティ又はUE識別子と、異なるEPDCCHリソース割り当てモード及び送信モードとに基づいて異なるEPDCCH探索領域に対して異なる位置オフセットを決定することによって、本発明によって提供される制御チャネル探索領域を決定するための装置は制御チャネル探索領域衝突の確率を効果的に減少させることができる。それによって、制御チャネルの時間周波数リソースを、複数ユーザの場合に最大化することができ、かつ通信効率を改善することができる。
【0122】
図11は、本発明の別の実施形態に基づく探索領域を決定するための装置の概略のブロック図である。
図11に示されるように、この実施形態は、特に前述の実施形態のいずれかのステップを実行することができる装置1100を提供し、ここで再度詳細を説明しない。この実施形態によって提供される装置1100は特に、メモリ1101及びプロセッサ1102を備えてもよい。
【0123】
前記メモリ1101は、拡張物理ダウンリンク制御チャネルEPDCCH送信のために使用されるEPDCCHセットの番号を記憶し、EPDCCHセットの番号に基づいて、EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定し、かつEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットに基づいて、EPDCCHセットに対応する探索領域によって要求されたコードを決定するように構成されてもよい。
【0124】
前記メモリ1101はさらに、EPDCCHセットの番号と、第1のオフセットパラメータと、第2のオフセットパラメータと、第1のパラメータと、第2のパラメータと、EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットと、EPDCCHセットに対応する探索領域とを記憶するように構成されてもよく、その結果、プロセッサは、処理されるデータ及び出力されるデータを記憶し、かつ一時的に中間データを記憶することができる。
【0125】
前記メモリ1101は、プロセッサ1102から独立しているメモリ、又はプロセッサ1102に含まれるキャッシュのいずれかであってよい。
【0126】
前記プロセッサ1102は、拡張物理ダウンリンク制御チャネルEPDCCH送信のために使用されるEPDCCHの番号を決定し、EPDCCHセットの番号に基づいてEPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットを決定し、EPDCCHセットに対応する探索領域の位置オフセットに基づいてEPDCCHセットに対応する探索領域を決定するために、メモリ1101の中のコードを実行するように構成される。
【0127】
前記1102はさらに、第1のオフセットパラメータと、第2のオフセットパラメータと、第1のパラメータと、第2のパラメータとを決定するように構成されてもよい。第1のオフセットパラメータの決定方法については、
図2の前述の実施形態におけるステップ203を参照されたく、第2のオフセットパラメータの決定方法については、
図5の前述の実施形態におけるステップ501を参照されたく、かつ第1のパラメータ及び第2のパラメータの決定方法については、
図4の前述の実施形態におけるステップ401を参照されたい。
【0128】
従って、EPDCCHの時間周波数リソースをグループ化するとともにナンバリングし、かつ番号と、異なるセルアイデンティティ又はUE識別子と、異なるEPDCCHリソース割り当てモード及び送信モードとに基づいて、異なるEPDCCH探索領域に対して異なる位置オフセットを決定することによって、本発明によって提供される制御チャネル探索領域を決定するための装置は、制御チャネル探索領域衝突の確率を効果的に減少させることができる。それによって、制御チャネルの時間周波数リソースを、複数ユーザの場合に最大化することができ、かつ通信効率を改善することができる。
【0129】
当業者は、本明細書に開示された実施形態に説明された実施例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はそれらの組み合わせによって実施されてもよいということを認識することができる。ハードウェアとソフトウェア間の互換性を明瞭に説明するために、上記では、一般的に機能に基づく各実施例の組成物及びステップが説明されている。ハードウェア又はソフトウェアによって実行される機能は、特定用途及び技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、各特定用途のために説明された機能を実施するために異なる方法を使用してもよいが、その実施は、本発明の範囲を超えていると考えられるべきではない。
【0130】
簡潔性又は説明の省略のために、前述のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作処理のために、前述の方法の実施形態の対応する処理が参照されてもよく、かつ詳細が省略されることは当業者には明らかである。
【0131】
本願において提供された幾つかの実施において、開示されたシステム、装置、及び方法は、他の方法で実施されてもよいということは理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、単なる例示である。例えば、ユニット区分は単なる論理的機能区分であり、かつ実際の実施では他の区分であってもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素が、別のシステムに組み合わされ又は統合されてもよく、又はいくつかの特徴が、無視され、又は実行されなくてもよい。さらに、示され、又は説明された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実施されてもよい。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形態で実施されてもよい。
【0132】
独立的に説明されたユニットは、物理的に独立していてもいなくてもよく、かつユニットとして表示された部分は、物理ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に置かれてもよく、又は複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットのいくつか又は全ては、実際の要求に応じて選択され、本発明の実施形態の解決策の目的を達成してもよい。
【0133】
さらに、本発明における機能ユニットは、1の処理ユニットに統合されてもよく、又はユニットのそれぞれが物理的に独立して存在してもよく、又は2又は3以上のユニットが1のユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実行されてもよく、又はソフトウェア機能ユニットの形態で実行されてもよい。
【0134】
統合ユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形態で実行され、かつ独立した製品として販売又は使用されるとき、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本質的な本発明の技術的解決策、又は従来技術に寄与する部分、又は技術的解決策の全て又は一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、かつ本発明の実施形態に説明された方法のステップの全て又は一部を実行するようにコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってもよい)に命令するための幾つかの命令を含む。前述の記憶媒体は、例えばUSBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読出し専用メモリ(ROM, Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM, Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0135】
前述の説明は、単なる本発明の特定の実施形態であるが、本発明の保護範囲を限定することを意図していない。本発明に開示された技術的範囲内で当業者によって容易に行われる任意の修正又は置換は、本発明の保護範囲内であるものとする。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。