技術分野
着色ポリエチレン繊維の劣化判定方法に関する。より詳細には、着色ポリエチレン繊維の色調の変化から、当該繊維の強度低下、特に紫外線などによる分子鎖破壊により生じる強度低下を、非破壊により、判定可能なものとする方法
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】目視など簡便な方法により非破壊で繊維の劣化を見積ることが可能なポリエチレン繊維の劣化判定方法を提供することにある。
【解決手段】本発明の着色ポリエチレン繊維の劣化判定方法は、
着色ポリエチレン繊維への所定条件下でのキセノンランプ照射の前と後とに得られた、着色ポリエチレン繊維のCIE−L* a* b* 表色系におけるL* 、a* 、及びb* を用いて、下記式(1)から色差ΔE* ab値を得る色差取得工程と、
得られた色差ΔE* ab値から着色ポリエチレン繊維の劣化を判定する劣化判定工程、を含む。
ΔE* ab = [(ΔL* )2 +(Δa* )2 +(Δb* )2 ]1/2 (式1)
[式1中、ΔL* =L1 * −L0 * 、Δa* =a1 * −a0 * 、Δb* =b1 * −b0 * を表し、L0 * 、a0 * 、及びb0 * はキセノンランプ照射前の着色ポリエチレン繊維の色座標を表し、L1 * 、a1 * 、及びb1 * はキセノンランプ照射後の着色ポリエチレン繊維の色座標を表す。]
【選択図】なし
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、上述の方法は繊維製品上に色相が変化する物質を塗布する必要があり、塗布物による重量増加は製品として好ましくなく、また製品使用時の表面のこすれにより塗布物が脱落し、繊維の劣化度合いを正確に把握することすら困難になるという問題があった。
本発明の目的は、の従来の問題点を解決することにある。すなわち、目視など簡便な方法により非破壊で繊維の劣化を見積ることが可能なポリエチレン繊維の劣化判定方法を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、着色されたポリエチレン繊維について所定の条件下でキセノンランプを照射することで、実使用時においてポリエチレンの分子鎖が破壊されることにより生じる物性の低下を着色ポリエチレン繊維の色相の変化から把握することが可能となることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明のポリエチレン繊維の劣化判定方法とは、以下の特徴を有する。
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【発明の効果】
本発明によれば、着色ポリエチレン繊維の色相の変化から、当該繊維が用いられた製品を破壊することなくその劣化の程度を見積もることが出来るので、使用状況に応じて適正な交換時期を見極めることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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