特許第6048727号(P6048727)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6048727
(24)【登録日】2016年12月2日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】噴霧機
(51)【国際特許分類】
   A01M 7/00 20060101AFI20161212BHJP
【FI】
   A01M7/00 Y
   A01M7/00 D
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-180599(P2012-180599)
(22)【出願日】2012年8月16日
(65)【公開番号】特開2014-36616(P2014-36616A)
(43)【公開日】2014年2月27日
【審査請求日】2015年8月13日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 集会名 競争力強化安定生産技術現地検討会 開催日 平成24年5月30日 開催場所 有限会社福江営農(岐阜県海津市海津町福江671番地)の敷地内
(73)【特許権者】
【識別番号】512121303
【氏名又は名称】有限会社 福江営農
(74)【代理人】
【識別番号】100130074
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 繁元
(72)【発明者】
【氏名】安藤 敏
【審査官】 門 良成
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−022707(JP,A)
【文献】 実公昭34−001866(JP,Y1)
【文献】 特開2011−250777(JP,A)
【文献】 実開平02−040460(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0011741(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01M 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車輪と、該車輪を駆動させる駆動装置とを有する機体を備え、ポンプより圧送される液体を噴霧する噴霧機において、該噴霧機は、長手方向に複数個の噴口を備えた噴管と、該噴管を覆う液体飛散防止カバーとを有するものであって、前記液体飛散防止カバーは、前記機体に連結する連結部材と、前記噴管を固定する固定部材と、該固定部材と前記連結部材とに連結すると共に、前記噴管の外側に設けられた枠部材と、該枠部材によって形成された開口を塞ぐ樹脂板又は樹脂シートとを備え、前記枠部材と前記樹脂板又は前記樹脂シートによってパネルが形成されるものであって、前記機体の進行方向側であって地面に対して垂直な方向を塞ぐ前面パネルと、前記噴口の上流側の天井面と前記機体の進行方向反対側の後面とを一体的に塞ぐ傾斜面パネルと、前記前面パネルと前記傾斜面パネルとの間に形成される両側面を塞ぐ左右の側面パネルとを有し、前記噴口の下流側に開口が形成されていると共に、前記傾斜面パネルは、回動部材によって、前記枠部材に対して開閉可能に設置されていることを特徴とする噴霧機。
【請求項2】
樹脂板又は樹脂シートは、枠部材に対して着脱可能に設置されていることを特徴とする請求項に記載の噴霧機。
【請求項3】
一方の端部が枠部材の開口近傍に固定され、地面に対して略垂直下方に延長して他方の端部が自由端となっている延長部材が、樹脂板又は樹脂シートにて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の噴霧機。
【請求項4】
延長部材は、枠部材の開口の半周以上に巻き付くように設置されていることを特徴とする請求項に記載の噴霧機。
【請求項5】
噴管は、その長手方向が機体の進行方向に対して略90度の角度を有するように設置され、噴口には、前記噴管の長手方向と平行となるようにスリットが形成されて、前記機体の進行方向に対して略90度の角度を有する方向に膜状に噴霧されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項の記載の噴霧機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、田畑等に薬液、液肥、水等の液体を噴霧する噴霧機に関するものであり、特に噴口から噴射される液体の大気中への飛散を防止する液体飛散防止カバーを備えた噴霧機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、車輪を備えた機体にポンプより圧送される液体を下向きに噴霧する噴霧機は農作業現場において使用されており、噴射される液体の大気中への飛散を防止する液体飛散防止カバーを備えた噴霧機に関する発明も知られている(特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−56201号公報
【特許文献2】特開2011−250777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の発明は、茶畝において使用するものであることから、噴霧機の進行方向側のカバー端部が短くカットされ、カバー端部の下方に形成される開口が広くなっている。したがって、進行方向側の開口から液体が大気中へ飛散した場合には、風下で噴霧機の操縦を行っている作業者の顔に付着する可能性があることから、該作業者は頭や顔を帽子やフードやマスク等で防護する必要があった。
【0005】
また、上記特許文献2に記載の発明は、飛散防止カバー内に集気管を設置し、不必要に散布された除草剤を回収し再利用する構成となっているが、この装置は複雑であることから、製造コストが嵩み、結果として従来の噴霧機よりも高価な噴霧機となっていた。
【0006】
本発明は上記点に鑑み、トラクター等の駆動装置を備えた機体を利用し、コスト高とならない簡易な構成で噴霧を行うことができ、且つ液体の大気中への飛散を確実に防止することができる液体飛散防止カバーを備えた噴霧機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明では、車輪と、該車輪を駆動させる駆動装置とを有する機体を備え、ポンプより圧送される液体を噴霧する噴霧機において、該噴霧機は、長手方向に複数個の噴口を備えた噴管と、該噴管を覆う液体飛散防止カバーとを有するものであって、前記液体飛散防止カバーは、前記機体に連結する連結部材と、前記噴管を固定する固定部材と、該固定部材と前記連結部材とに連結すると共に、前記噴管の外側に設けられた枠部材と、該枠部材によって形成された開口を塞ぐ樹脂板又は樹脂シートとを備え、前記枠部材と前記樹脂板又は前記樹脂シートによってパネルが形成されるものであって、前記機体の進行方向側であって地面に対して垂直な方向を塞ぐ前面パネルと、前記噴口の上流側の天井面と前記機体の進行方向反対側の後面とを一体的に塞ぐ傾斜面パネルと、前記前面パネルと前記傾斜面パネルとの間に形成される両側面を塞ぐ左右の側面パネルとを有し、前記噴口の下流側に開口が形成されていると共に、前記傾斜面パネルは、回動部材によって、前記枠部材に対して開閉可能に設置されていることを特徴としている。したがって、噴口の下流側に形成された開口からカバー内に液体を散布する作物や草を取り込むことができる。また、傾斜面パネルによって、噴口の真下から機体の進行方向の反対側に向けて広い空間が形成されるので、対象となる作物や草への液体の付着を確実に行うことができる。また、液体飛散防止カバーに付着する液体を最小限に抑えることができるので、散布する農薬等の液体を節約することができる。また、回動部材によって傾斜面パネルを開閉することができるので、噴管や噴口に目詰まりが発生した場合の修理交換作業を容易に行うことができる。
【0010】
請求項の発明では、請求項の発明において、樹脂板又は樹脂シートは、枠部材に対して着脱可能に設置されていることを特徴としている。したがって、樹脂板又は樹脂シートが汚れた場合や破損した場合の修理や清掃、交換作業等を容易に行うことができる。
【0011】
請求項の発明では、請求項1又は2の発明において、一方の端部が枠部材の開口近傍に固定され、地面に対して略垂直下方に延長して他方の端部が自由端となっている延長部材が、樹脂板又は樹脂シートにて形成されていることを特徴としている。延長部材によって、大気中への液体の飛散を確実に低減させることができる。
【0012】
請求項の発明では、請求項の発明において、延長部材は、枠部材の開口の半周以上に巻き付くように設置されていることを特徴としている。このように構成することによって、延長部材を進行方向に対して前後方向に揺動可能な状態で設置した場合と比較して、液体の大気中への飛散を抑えることができる。
【0013】
請求項の発明では、請求項1〜4のいずれかの発明において、噴管は、その長手方向が機体の進行方向に対して略90度の角度を有するように設置され、噴口には、前記噴管の長手方向と平行となるようにスリットが形成されて、前記機体の進行方向に対して略90度の角度を有する方向に膜状に噴霧されることを特徴としている。このように構成することによって、液体が対象となる作物や草等に確実に付着すると共に、液体の大気中への飛散を確実に低減させることができる。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明では、噴管や噴口に目詰まりが発生した場合や散布する液体が無くなった場合でも直ぐに発見して対処することができる。また、対象となる作物や草への液体の付着を確実に行うことができると共に、散布する農薬等の液体を節約することができる。また、噴管や噴口に目詰まりが発生した場合の修理交換作業を容易に行うことができる。また、請求項の発明では、樹脂板又は樹脂シートが汚れた場合や破損した場合の修理や清掃、交換作業等を容易に行うことができる。また、請求項3及び4の発明では、液体の大気中への飛散を抑えることができる。さらに、請求項の発明では、液体が対象となる作物や草等に確実に付着すると共に、液体の大気中への飛散を確実に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明に係る噴霧機の液体飛散防止カバー部分を示す斜視図。
図2】同正面図。
図3】同背面図。
図4】同右側面図。
図5】同左側面図。
図6】同平面図。
図7】同底面図。
図8】傾斜面パネルが開いた状態を示す説明図。
図9】噴口から噴射される液体の散布方向を示す説明図。
図10】本発明に係る噴霧機の全体を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る噴霧機の液体飛散防止カバー部分を示す斜視図である。この図に示すように、噴霧機は、長手方向に複数個の噴口2を備えた噴管1を有している。また、噴管1は、液体飛散防止カバー3によって周囲を覆われている。この液体飛散防止カバー3は、後述する車輪と、この車輪を駆動させる駆動装置とを有する機体に固定片4aを介して連結する連結部材4と、噴管1を固定する固定部材5と、この固定部材5と連結部材4とに連結すると共に、噴管1の外側に設けられた枠部材6と、この枠部材6によって形成された開口を塞ぐ透明な樹脂板又は透明な樹脂シート7とを備えている。ここで、透明な樹脂板又は透明な樹脂シート7は、枠部材6に対して着脱可能に設置されている。したがって、透明な樹脂板又は透明な樹脂シート7が汚れた場合や破損した場合の修理や清掃、交換作業等を容易に行うことができる。
【0017】
そして、液体飛散防止カバー3は、噴口2の下流側に開口8が形成されている。したがって、噴口2の下流側に形成された開口8から液体飛散防止カバー3内に液体を散布する作物や草を取り込むことができる。また、透明な樹脂板又は透明な樹脂シート7に液体が付着しているのを外部から容易に確認することができるので、噴管1や噴口2に目詰まりが発生した場合や散布する液体が無くなった場合でも直ぐに発見して対処することができる。
【0018】
図2は、本発明に係る噴霧機の液体飛散防止カバー部分を示す正面図であり、図3は、背面図、図4は、右側面図、図5は、左側面図、図6は、平面図、図7は、底面図である。これらの図に示すように、液体飛散防止カバー3は、枠部材6、9a、9b、9cと、透明な樹脂板又は透明な樹脂シート7によってパネルが形成されるものであって、機体の進行方向側であって地面に対して垂直な方向を塞ぐ前面パネル9と、噴口2の上流側の天井面と前記機体の進行方向反対側の後面とを一体的に塞ぐ傾斜面パネル11と、前面パネル9と傾斜面パネル11との間に形成される両側面を塞ぐ左右の側面パネル10、10を備えている。
【0019】
傾斜面パネル11によって、噴口2の真下から機体の進行方向とは反対側の方向に向けて広い空間が形成されるので、対象となる作物や草への液体の付着を確実に行うことができる。また、液体飛散防止カバー3に付着する液体を最小限に抑えることができるので、散布する農薬等の液体を節約することができる。
【0020】
図4及び図5に示すように、液体飛散防止カバー3は、一方の端部が枠部材6の開口8近傍に固定され、地面に対して略垂直下方に延長して他方の端部が自由端となっている延長部材7a、7bが、透明な樹脂板又は透明な樹脂シートにて形成されている。したがって、延長部材7a、7bによって、大気中への液体の飛散を確実に低減させることができると共に、延長部材7a、7bを透明な樹脂板又は透明な樹脂シートで形成したことによって、液体が付着しているのを外部から容易に確認することができるので、噴管1や噴口2に目詰まりが発生した場合や散布する液体が無くなった場合でも直ぐに発見して対処することができる。
【0021】
また、延長部材7aは、枠部材6の開口8の半周以上に巻き付くように設置されている。このように構成することによって、延長部材7aを進行方向に対して前後方向に揺動可能な状態で設置した場合と比較して、液体の大気中への飛散を抑えることができる。
【0022】
図8は、傾斜面パネルが開いた状態を示す説明図である。この図に示すように、傾斜面パネル11は、回動部材12によって、傾斜面パネル11以外のパネル9、10に対して開閉可能に設置されている。そして、前面パネル9から延長している支持部材13に支持片14の一方の端部14bを固定し、支持片14の他方の端部14aを傾斜面パネル11に固定することによって、傾斜面パネル11の開いた状態が維持される構成となっている。尚、回動部材12には蝶番等を使用すればよい。また、回動部材12を傾斜面パネル11の長手方向に複数設置することによって、開閉作業を容易に行うことができる。尚、図8に示す符号23の部材は、機体に設置された液体タンクと噴管1とをつなぐ液体供給管である。
【0023】
図9は、噴口2から噴射される液体の散布方向を示す説明図である。噴管1は、その長手方向が機体の進行方向Eに対して略90度の角度を有するように設置され、噴口2には、噴管の長手方向と平行となるようにスリット2aが形成されている。したがって、図9に示すように、機体の進行方向Eに対して略90度の角度を有する方向Cに、液体A及びBは、膜状に噴霧されることとなる。このように構成することによって、液体が対象となる作物や草等に確実に付着すると共に、液体の大気中への飛散を確実に低減させることができる。また、機体の進行方向に平行な膜の幅Dを小さくすることができるので、透明な樹脂板又は透明な樹脂シートに付着する液体の量を抑えることができることから、使用する農薬等の液体を節約することができる。
【0024】
図10は、本発明に係る噴霧機の全体を示す斜視図である。この図に示すように、噴霧機20は、車輪21と、この車輪21を駆動させる駆動装置(図示せず)を有する機体を備えており、タンク24内に貯蔵されている液体を、ポンプ(図示せず)より液体供給管23を介して液体飛散防止カバー3が設置されている噴管1へと圧送して、噴口2から液体を噴霧するものである。噴管1及び液体飛散防止カバー3は、機体後部に設けられた固定バー22に固定片4aを介して連結部材4が連結することにより、機体と一体化される。尚、噴口2を構成している開閉弁(図示せず)は、ポンプから所定の圧力が加わると開き、所定の圧力以下になると閉じる機能を有するものを使用するのが好ましい。上記開閉弁を使用することによって、液だれを防止し、不必要な場所に液体が散布されるのを防ぐことができる。
【0025】
次に、本発明を構成する液体飛散防止カバーを使用した噴霧機と、使用しない噴霧機とを比較する実験を行った。実験結果を表1〜表4に示す。
【0026】
表1及び表2は、トラクターの高速走行時(時速7〜8km)の場合の実験結果であり、表1は液体飛散防止カバーを使用しない場合、表2は本発明に係る液体飛散防止カバーを使用した場合である。実験は、トラクターからの距離が1m、3m、5mの各位置で、地上10cmと、30cmの高さに感水紙を設置し、散布する液体は水を使用して行われた。表1に示すように、液体飛散防止カバーを使用しない噴霧機では、トラクターに近づくほど、液体の飛散量は多くなることが確認された。一方、表2に示すように、液体飛散防止カバーを使用した噴霧機では、トラクターからの距離が1m以上では液体の飛散が確認されなかった。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
表3及び表4は、トラクターの低速走行時(時速2〜3km)の場合の実験結果であり、表3は液体飛散防止カバーを使用しない場合、表4は本発明に係る液体飛散防止カバーを使用した場合である。実験は、トラクターからの距離が1m、3m、5mの各位置で、地上10cmと、30cmの高さに感水紙を設置し、散布する液体は水を使用して行われた。表3に示すように、液体飛散防止カバーを使用しない噴霧機では、トラクターに近づくほど、液体の飛散量は多くなることが確認された。一方、表4に示すように、液体飛散防止カバーを使用した噴霧機では、トラクターからの距離が近づくほど、液体の飛散量は多くなったが、液体飛散防止カバーを使用しない場合と比較して、飛散量は少なくなっていることが確認された。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
また、表4の(なし)で示している結果は、本発明の請求項6に対応するように、延長部材を枠部材の開口の半周以上に巻き付くように設置した場合である。この場合においては、低速走行時においても、延長部材を進行方向に対して前後方向に揺動可能な状態で設置した場合と比較して、液体の大気中への飛散を抑えることができることが確認され、トラクターからの距離が1m以上では液体の飛散は確認されなかった。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明の噴霧機は、田畑等に薬液、液肥、水等の液体を噴霧する時に使用され、噴口から噴射される液体の大気中への飛散を防止するために役立つものである。
【符号の説明】
【0034】
1 噴管
2 噴口
3 液体飛散防止カバー
4 連結部材
5 固定部材
6 枠部材
7 透明な樹脂板又は透明な樹脂シート
8 開口
9 前面パネル
10 側面パネル
11 傾斜面パネル
12 回動部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10