(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
当該デバイスは、前記屠殺体または前記屠殺体部分を有する前記ホルダの前記移送位置において前記屠殺体または前記屠殺体部分を前記製品キャリアへまたは前記製品キャリア内へ配列するように構成された取付機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
当該デバイスは、前記屠殺体または前記屠殺体部分の脚部分と係合する前記製品キャリアと相互に作用するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のデバイス。
前記ホルダは、前記屠殺体または前記屠殺体部分を当該ホルダに重大な力を掛けることなく配置するように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のデバイス。
前記ホルダは、前記受取位置において、前記屠殺体または前記屠殺体部分が差し込まれる開いたホルダであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0032】
図1は、解体された家禽のブレストキャップ1を示している。
図1Aは、ブレストキャップ1の背面図であり、
図1Bは、側面図である。ブレストキャップ1は、前部2、首側3及び背部4を有する。背部4は、切断面であってブレストキャップが解体された家禽の屠殺体の残部からこの切断面に沿って切断される切断面を含む。
【0033】
図1は、ほぼV字をなすブレストキャップを明確に示している。V字の頂部は、首側3とは反対側に位置するブレスト点5によって形成されている。
【0034】
また、首側3の少なくとも一部は、
図1で参照符号6が付されたV字状をなしている。ブレストキャップ1の首側3は、叉骨からこのV字部を得る。
【0035】
図1に示されていないが、胸骨の少なくとも一部は、ブレストキャップ1にある。
【0036】
ブレストキャップは、胸骨の少なくとも一部と多くの場合において胸郭の一部とのように、例えば切身の形態で存在する胸肉がブレストキャップに存在する骨から分離されるようにさらに処理される。
【0037】
これは、準備ステーションにある製品キャリア50にブレストキャップ1を配置することによって行われる。製品キャリアは、続いて、ブレストキャップが処理される1以上の処理ステーションを有するトラックに沿ってブレストキャップ1を搬送する。処理は、手動で、部分的に手動で、または完全に自動で行われる。
【0038】
ブレストキャップ1に適した製品キャリア50には、たいていフック部51が設けられている(
図2及び
図3参照)。このフック部51は、好ましくは胸骨に作用しており、ブレストキャップを製品キャリアに対して固定させる。製品キャリア50には、支持面52であって製品キャリア50に配列されたブレストキャップ1がこの支持面52に当接して位置する支持面52が設けられている。ピン57は、ブレストキャップ1がフック部51にしっかりと位置することを確実にする。
【0039】
当業者は、ブレストキャップの運搬に適したさまざまな種類の製品キャリア50を熟知している。このタイプの製品キャリアは、例えば特許文献1及び特許文献2から既知である。
図3Aは、別の製品キャリア50
*へのブレストキャップ1の配置を示しており、
図3Bは、このタイプの製品キャリア50
*に配置されたブレストキャップ1を示している。
【0040】
フック部51は、
図4A及び
図4Bに示すように、さまざまな形状を有している。単一の先端部53を有する形状は、共通であるが、フック部51にV字部54を形成してもよい。このV字部54は、胸骨に接続される腱を受け取り、このため、ブレストキャップ1が製品キャリア50に良好に位置付けられることを可能とする。
【0041】
図5は、本発明におけるデバイス10を備えるシステムの実施形態の一例を示している。
【0042】
図5のシステムは、給送プレート11と、複数の準備ユニット20と、複数の製品キャリア50と、を備えている。製品キャリア50は、駆動部55によってトラック56に沿って移送方向Tに搬送される。準備ユニット20は、本実施形態において、トラック40に沿って搬送され、駆動部41によって駆動される。
【0043】
図6は、取付ユニットをより詳細に示している。この場合において、
図6Aは、受取位置にある取付ユニットを示しており、
図6Bは、移送位置にある取付ユニットを示している。
図11、
図12及び
図13は、同様に、取付ユニットを示している。
【0044】
図5のシステムにおいて、ブレストキャップ1は、供給デバイス(図示略)によって供給される。供給デバイスは、例えば搬送ベルト、振動溝、移動ビーム、シュートまたはトレイであってもよい。操作者は、供給デバイスからブレストキャップ1を取り上げ、背部4が上を向いて首側3が横を向くように、ブレストキャップを給送プレート11に置く。
【0045】
操作者は、給送プレート11を介して取付ユニット20へブレストキャップ1をスライドさせるまたは置く。
図5のシステムにおける別の実施形態において、操作者によって実行される動作は、ロボットまたは他の機械的手段によって行われてもよい。
【0046】
取付ユニット20は、ホルダ21、首支持部22及び押付部材23を備えている。図示の実施形態において、ホルダ21及び首支持部22は、それぞれ互いに独立して、トラック40であって準備ユニット20がこのトラック40に沿って移動可能であるトラック40に対して回動する。押付部材23は、ホルダ21に対してスライド可能である。これら移動を行うため、取付ユニットは、ホルダ傾斜機構24、首支持部傾斜機構25及び押付部材移動機構26をそれぞれ備えている。これら機構それぞれは、カムトラックであってカムローラ27、28、29がこのカムトラック上を走行するカムトラックによって動作される。明確さを目的として、カムトラックは、
図5において示されていない。取付ユニット20の構成部材は、基部36に取り付けられている。基部36は、この例において基部ガイド37に沿って案内されており、準備ユニットは、トラック40にしたがう。
【0047】
図11、
図12及び
図13に示す取付ユニットにおいて、取付手段23は、互いに離間しかつブレストキャップの両側に係合するように配列された2つの押付面38を有する。この例において、押付面38は、押付面がブレスト点の基端側に係合するように配列されている。押付面38は、ほぼ逆V字に配列されている。
【0048】
図11、
図12及び
図13の例において、押付部材移動機構26には、押付部材23をホルダ21に沿って案内するガイド39が設けられている。
【0049】
図7は、本発明における方法の実施形態の一例であって
図5におけるシステムを使用して実行するのに適した一例を示している。
【0050】
図7Aは、方法の第1工程を示している。操作者は、供給デバイスからブレストキャップ1を取り上げ、ブレストキャップを給送プレート11上に置く。ブレストキャップ1は、背部4が上を向き、前部2が給送プレート11上に置かれ、首側3が操作者から離れるように向けられ、かつブレスト点5が操作者を向くように給送プレート11上に置かれる。
【0051】
図5に同様に示されるように、連続する準備ユニット20間の間隔は、連続する製品キャリア50間の間隔にほぼ等しい。好ましくは、準備ユニット20及び製品キャリア50は、移送方向Tにおいて同速度で移動する。この移動は、連続的または段階的であってもよい。
【0052】
図7Aの工程において、取付ユニット20は、受取位置にある。
【0053】
図7Bは、方法の第2工程を示している。ここでも同様に、取付ユニットは、未だ受取位置にある。方法のこの工程において、操作者は、取付ユニット20のホルダ21にブレストキャップ1を置く。この場合も、ブレストキャップ1の背部4は、上を向き、前部2は、ホルダ21に置かれ、首側3は、操作者から離れるように向けられ、ブレスト点5は、操作者を向く。好ましくは、操作者は、ブレストキャップの首側3が首支持部22に当接して置かれるようにブレストキャップをホルダ21に置く。ブレストキャップ1を取付ユニットのホルダ21に置くことは、操作者が力を掛けることを必要としないまたは少ししか必要としない。これは、ブレストキャップを製品キャリアに配列する既知の手動での方法とは対照的である。
【0054】
この例において、首支持部22は、直立プレートの形態をなしている。この結果、ブレストキャップ1の首側3が首支持部22に当接する面は、かなり狭い。首支持部22をブレストキャップ1の首側3におけるV字部6の点に係合させることによって、ブレストキャップ1の首側3は、ホルダ21に(好ましくは中心に)位置付けられる。さらに中心付けることは、ホルダ21が断面V字状を有する場合に達成される。したがって、このようにして、ブレストキャップ1は、ホルダ21内でブレストキャップの長さ全体にわたって中心付けられる。ブレストキャップ1の首側3を首支持部22に当接させることにより、同様に、ブレストキャップ1の長手方向及び横方向の双方におけるホルダ21に対するブレストキャップ1の胸骨の正確な位置付けが確実になる。別の実施形態(図示略)において、首支持部は、使用時においてブレストキャップのほぼ横方向に延在する平坦なプレートとして構成されてもよい。このタイプの首支持部は、ブレストキャップをホルダに対してブレストキャップの長手方向で位置付けるがブレストキャップの横方向では位置付けない。
【0055】
当業者には、ホルダ21内でブレストキャップ1を所望位置に位置付けることが例えばV字状の首支持部を用いて別の方法で得られることが明らかである。
【0056】
図7Bの工程において、押付部材23は、ブレストキャップ1とまだ接触していない。処理のこの段階において押付部材の位置をホルダ21に対してロックするロック部を押付部材に設けることができる。
【0057】
図7Cは、方法の第3工程を示している。この第3工程において、ホルダ21は、(破線で示されている)受取位置から(実線で示されている)移送位置まで回動シャフト30回りで傾けられている。この移動は、カムトラック31、カムローラ27及びホルダ傾斜機構24によって作動される。首支持部22は、方法の第1及び第2工程中に同一の位置に保持している。明確さを目的として、首支持部傾斜機構は、
図7Cにおいて示されていない。
【0058】
図7Cの例において、押付部材23は、方法の第3工程中においてホルダ21に対して未だロックされている。しかしながら、
図7Bの状態と
図7Cの状態との間でロックを解除すること、またはロックが存在していないことは、可能であり、押付部材23は、受取位置から移送位置へホルダ21が傾斜している間にホルダに沿っていくらか下方へすでにスライドし、またはブレストキャップ1に当接して横たわるようになる。
【0059】
首支持部22は、首支持部22の上側が製品キャリア50のフック部51の頂部先端部と同じ高さに位置するように形成されている(
図10参照)。ホルダ21を傾けることにより、ブレストキャップは、首側3のV字部6の頂部において、製品キャリア50に対して所定位置まで案内され、この位置では、ブレストキャップ1が製品キャリア50に引き受けられる。首支持部22の上側が製品キャリア50のフック部51の頂部先端部と同じ高さに位置している事実によって(
図10参照)、ブレストキャップは、ブレストキャップ1が効率的な方法で製品キャリア50へ移送される所定位置に入る。移送位置において、ブレストキャップ1の背部4は、製品キャリア50の支持面52に当接する。
【0060】
図5、
図6及び
図7の例において、首支持部22は、ホルダ21の傾斜移動に適した形状を有する。しかしながら、当業者には、首支持部の他の形状が同様に可能であることが明確である。
【0061】
図5、
図6及び
図7の例において、首支持部22には、歯状面が形成されている。これは、肌、皮膜または皮部分のような任意の組織であって首支持部22とブレストキャップの首側3との間にある任意の組織がホルダ21の傾斜中に引き離され、首側3が首支持部22に直接当接するという有利点を提示する。
【0062】
しかしながら、首支持部22にある歯部を削除することも可能である。
【0063】
図7Dは、方法の第4工程を示している。この工程において、首支持部22は、首支持部傾斜機構25によって回動シャフト33回りで傾斜して離間する。この機構25は、カムトラック32及びカムローラ28によって作動される。ブレストキャップ1は、ここで製品キャリア50のフック部51によって緩く搬送される。ピン57は、製品キャリア50内でまだ後退している。
【0064】
図7Eは、方法の第5工程を示している。この工程において、押付部材23は、積極的に下方へ押し付けられる。その結果、押付部材23は、ブレストキャップを製品キャリア50へしっかりと押し付ける。その結果、フック部51は、好ましくは胸骨の部分とまたは胸骨にすぐ隣接している組織と係合し始める。
【0065】
ブレストキャップ1が製品キャリア50に押し付けられた後、ブレストキャップは、製品キャリア50にしっかりと配置され、取付ユニットは、ブレストキャップ1を解放する。このために、押付部材は、再び上昇し、もはやブレストキャップ1を係合させない。
【0066】
押付部材を下方に押し付けることと押付部材を再度上昇させることとは、この目的に適した形状を有するカムトラックによって行われる。しかしながら、カムローラ29をトラック34内で移動させること、及びアクチュエータを用いてこのトラックを下方に移動させてその後に再び上昇させることは、可能である。この場合、例えば圧空シリンダは、アクチュエータとして機能させるのに適している。
【0067】
ブレストキャップ1を下方に押し付けることは、上記ブレストキャップを製品キャリア50へしっかりと設置する結果として、手の力を用いて行われなければならない。しかしながら、本発明における方法及びデバイスにおいて、この力は、デバイスによって供給されており、このため、操作者による過剰な物理的出力を防止する。
【0068】
図7に示す方法において、ブレストキャップ1を製品キャリア50に向けて下方へ押し付けた後、製品キャリア50のピン57は、ブレストキャップの方向でスライドする。その結果、ピン57は、フック部51に当接してブレストキャップ1をしっかりとクランプする。
【0069】
図7Fは、本発明における方法の最終結果を示しており、ブレストキャップ1は、製品キャリア50に配列されている。
【0070】
図8は、ブレストキャップ1を製品キャリア50に配列するさらなる詳細図である。明確さを目的として、
図8は、取付ユニット20のいくつかの構成部材のみを示している。
【0071】
図8Aは、首支持部22がブレストキャップ1を製品キャリア50に至らせることを示している。破線7は、首側3のV字部6の頂部を示している。首支持部22は、この頂部7に作用し、フック部51の頂部の上方にとる。
【0072】
図8Bは、ブレストキャップ1の首支持部22が回動シャフト33回りで傾いて離間していることを示している。ブレストキャップ1は、製品キャリア50に当接し続ける。ブレストキャップ1は、この場合において、ホルダ(
図8Bにおいて図示略)によって所定位置で保持される。
【0073】
図8Cは、押付部材23がブレストキャップ1を製品キャリア50に対して下方へ押し付けることを示している。この結果、ブレストキャップ1は、フック部51にしっかりと押し付けられる。これは、比較的高い度合いの力を必要としかつ既知の方法の場合において操作者に損傷を引き起こす動作である。
【0074】
図8Dは、製品キャリア50に配列されたブレストキャップ1を示している。製品キャリアのピン57は、ブレストキャップ1の方向で延長される。その結果、ブレストキャップは、製品キャリア50によりしっかりと固定される。
【0075】
図9は、ホルダ21の傾斜を作動させるカムトラック31と、首支持部22の傾斜を作動させるカムトラック32と、押付部材23の移動を作動させるトラック34と、を示している。トラック34は、矢印Pで示す方向で上下方向にトラック34を移動させる圧空シリンダ35と相互作用する。矢印Tは、製品キャリア50の移送方向を示している。
【0076】
図14は、本発明におけるデバイス及び方法の第2実施形態を示している。
図14の実施形態において、切離ラインキャリア150は、製品キャリアとして使用される。(好ましくはすでに調理される準備が整っており、かつ任意ですでに冷却されている)丸ごとの屠殺体101は、切離ラインキャリア150に配列される。
【0077】
この例示的な実施形態において、取付ユニット120は、丸ごとの屠殺体101を受け取るように構成されたホルダ121を備えている。好ましくは、ホルダ121は、屠殺体101が明確な方法でホルダ121に位置付けられるように形成されている。
図14の例において、ホルダ121には、屠殺体101が長手方向でホルダ121に中心付けられることを確実にする傾斜スライド123が設けられている。
【0078】
また、ホルダ121には、手羽先102(または手羽先102がある部分)を受け取る凹所122が形成されている。このため、これら凹所122は、ホルダ121に対して屠殺体101を位置付けることを補助する。
【0079】
ホルダ121は、基部ガイド137に沿って移動可能な基部136に取り付けられている。ホルダ121は、回動シャフト130回りで基部136に対して回動可能である。
【0080】
図14の例では、給送プレート111が含まれており、給送プレート111は、ホルダ121が受取位置にあるときにおいて、操作者112またはロボットが容易に屠殺体101を給送プレート111から取付ユニット120のホルダ121に載せることができるように配置されている。
【0081】
図14は、本発明におけるデバイスの第2の例示的な実施形態を使用するさまざまな工程を示している。
図14Aは、第1工程を示しており、第1工程において、屠殺体101は、背部がプレート上にあり胸部が上方を向いた状態で給送プレート111上に置かれている。屠殺体部分101の首側は、取付ユニット120を向いており、脚部は、取付ユニット120から離れるように向けられる。取付ユニット120のホルダ121は、受取位置にある。給送プレート111及びホルダ121の位置は、互いに操作者112が容易に屠殺体101を給送プレート111からホルダへスライドできるように構成されている(矢印P1参照)。
【0082】
高架移送トラックは、切離ラインキャリア150の形態をなす複数の製品キャリアを備えて設けられている。この高架移送トラックは、このトラックに沿って切離ラインキャリア150が駆動システムによって移送方向Tで移動されており、屠殺体101が移送位置にあるホルダ121から切離ラインキャリア150へ移送されるように位置付けられている。
【0083】
取付ユニット120が基部ガイド137に沿って移動することは想定される。この場合、駆動部は、例えば第1の例示的な実施形態と一緒に示されたような同一の方法でこのために設けられている(図示略)。大部分の現在の食肉処理場において、高架移送トラックは、切離ラインキャリア150を備えており、ほぼ一定速度で連続的に移動する。取付ユニット120を基部ガイド部分137に沿って等速で移動させることにより、屠殺体101は、切離ラインキャリア150に比較的容易に取り付けられる。しかしながら、切離ラインキャリアを間欠的に移動させることも可能である。この場合、屠殺体101は、切離ラインキャリア150が停止している間に取付ユニット120から切離ラインキャリア150に移送される。本発明におけるデバイスを備えるシステムと連続的または間欠的に移動する移送システムとをこのように組み合わせることは、本発明における記載されたさまざまなデバイスのすべてにより可能となる。
【0084】
図14は、単一の取付ユニット120を示している。しかし、有利な変形例は、好ましくは一定の相互距離で配置された複数の準備ユニットを提供し、相互距離は、製品キャリアであって屠殺体101が製品キャリアにまたは製品キャリア内に配列される製品キャリアの相互距離に対応する。
【0085】
図14Bは、以下の工程を示す。切離ラインキャリアから懸架される屠殺体101は、ここで取付ユニットのホルダ121に配列される。手羽先102は、ホルダ121にある凹所122に置かれる。このため、ホルダ121の長手方向に対する屠殺体101の位置は、規定される。ホルダ121の直立スライド123は、屠殺体101をホルダ121内で中心付ける。
【0086】
切離ラインキャリア150は、開位置及び閉位置を有するロック部151を収容する。開位置において、ロック部は、屠殺体101(または脚部のような屠殺体部分)を切離ラインキャリア150に配列することまたは屠殺体を切離ラインキャリア150から取り外すことを可能とする。閉位置において、配置されている屠殺体(または屠殺体部分)は、切離ラインキャリア150内でロックした様式で載置される。ロック部は、高架移送トラックに隣接して配置された作動部材によって動作される。
【0087】
図14Bの状態において、切離ラインキャリア150のロック部151は、開いている。
【0088】
図14Bの状態から、ホルダ傾斜機構124は、ホルダ121を受取位置(
図14B)から移送位置(
図14C)まで例えば矢印P2で示す方向で(
図14C参照)回動シャフト130回りに回動させる。ホルダ121が回転している間、屠殺体101の手羽先102は、重力の下で凹所122の縁部に当接し始める。これにより、屠殺体101は、ホルダ121に対して位置付けられる。
【0089】
明確さのため、本発明におけるデバイスの複数の構成部材は、
図14Cから削除されている。
【0090】
図14Cに示す位置において、屠殺体101の脚部は、例えば脚部のためのガイド(図示略)を用いて、切離ラインキャリア150にある脚部スロット153に合わせる。脚部が所望位置にあると、ロック部151は、閉じる。これは、例えば矢印P5で示す方向でレバー154を上方に移動させることによって行われる。レバー154を上方に移動させることは、例えば懸架された移送トラックに沿って配列しレバーを案内するカムトラックによって達成される。
【0091】
切離ラインキャリア150のロック部151が閉じていると、屠殺体101は、切離ラインキャリア150から安定して懸架される。ホルダ121は、ここで、たとえば矢印P3で示す方向で移送位置(
図14C)から受取位置(
図14D)まで回動して戻る。そして、取付ユニットは、次の屠殺体101を受取する準備が再び整う。必要ならまたは所望なら、取付ユニットは、このために、まず給送プレート111に対して適切な位置にまで戻される。
【0092】
図15は、
図14におけるデバイス及び方法の変形例を示している。
図15において、屠殺体101は、切離ラインキャリア150ではなく冷却ラインキャリア155から懸架されている。
図14及び
図15において、対応する構成部材には、対応する参照符号が付されている。
【0093】
図15の変形例及び
図14の変形例は、対応する方法で動作する。
図15の変形例は、調理される準備が整っている丸ごとの屠殺体101の場合に特に適している。
【0094】
屠殺体101を冷却ラインキャリア155に配列している間、脚部は、
図15Cに示すように、最初に冷却ラインキャリア155にある一対の脚部スロット154の幅広部分に配列される。
ホルダ121を回動させて戻す間、屠殺体101は、矢印P4に示す方向で重力の下で下方に落下し、その結果、脚部は、脚部スロット154の幅狭部分に入る。
【0095】
図16は、本発明におけるデバイス及び方法の第3実施形態を示している。この第3実施形態は、
図14の実施形態と高度に対応しており、
図16における実施形態の範囲で、取付ユニット120は、バックハーフ105を受け取るのに適したホルダ221を有する。
図14及び
図16において、対応する構成部材には、対応する参照符号が付されている。
【0097】
図16Cは、ホルダ221を備える取付ユニット120から切離ラインキャリア150へバックハーフ105を移送することを示している。しかしながら、
図16の実施形態において、バックハーフ105は、ホルダ121において
図14C及び
図14Dの場合のように、ホルダ221を離間するように傾けることによってはホルダ221から解放されない。
図16の変形例において、切離ラインキャリア150は、例えば高架移送トラックの経路であってこの経路から切離ラインキャリア150が懸架される経路を本発明におけるデバイスに対して上方に移動させることによって、ホルダ221に対して上方へ移動される(
図16Cにおける矢印P6)。
【0098】
図17は、本発明におけるデバイス及び方法の第4実施形態を示している。この場合も先と同様に、対応する構成部材には、対応する参照符号が付されている。本実施形態の作用は、上述した実施形態における作用と概して同一である。
【0099】
本実施形態において、フロントハーフ106は、運搬ブロック350の形態をなす製品キャリアに配列されている。運搬ブロック350は、フロントハーフ106の内側と係合している。運搬ブロック350は、好ましくは高架移送トラックに接続されている。
【0100】
図17の例示的な実施形態において、ホルダ321は、フロントハーフ106を受け取るのに適している。フロントハーフ106は、この例において、フロントハーフの首側が運搬ブロック350から離れるように向けられた状態で(
図17Aの矢印P1)、ホルダ321に配列されている。ホルダ321は、フロントハーフ106が良好にホルダ内に位置付けられかつこのように運搬ブロック350に対して良好に位置付けられるように形成されている。
【0101】
図17Aは、ホルダ321にあるフロントハーフ106を示している。
図17Bにおいて、ホルダは、未だ受取位置にある。
【0102】
図17Cは、ホルダ321がホルダ内にフロントハーフ106がある状態で傾けられていることを示している。ホルダ321は、このために、回動シャフト130回りで回動される。ホルダ傾斜機構124は、ホルダを傾斜移動させ、ホルダ傾斜機構の一部は、
図17Cに示されている。
図17Cの位置において、フロントハーフ106は、運搬ブロック350にほぼ配列されている。
【0103】
ホルダ321を傾斜させた後、フロントハーフ106は、運搬ブロックへスライドされる。これは、押付部材323によって行われる(
図17D参照)。この例示的な実施形態において、押付部材323は、給送プレート111の下方に配列されている。
【0104】
押付部材323は、運搬ブロック350の方向へホルダ321を押し付ける。基部136は、この移動中に運搬ブロック350の方向でホルダを案内するガイドブロック340を備えている。このため、フロントハーフ106は、運搬ブロック350に配列される。
【0105】
いったんフロントハーフ106が運搬ブロック350に配列されると、ホルダ321は、
図17Aに示すようなホルダの初期位置に復帰する。これは、例えば重力の作用の下で、または例えば圧空シリンダもしくはカムトラック/カムローラ構造を用いて、行われてもよい。
【0106】
図17Eは、運搬ブロック350に配列されたフロントハーフ106を示している。
【0107】
図18は、本発明におけるデバイス及び方法の第5実施形態を示している。本実施形態において、ホルダ421は、2本の脚部107または脚部の一部を受け取るのに適している。ホルダ421は、4つの側部プレート422を備えており、側部プレートは、対になって脚部107を固定、位置付けをする。
【0108】
本実施形態の作用は、上述した実施形態における作用と概して同一である。対応する構成部材には、対応する参照符号が付されている。
【0109】
図18の例において、脚部は、脚部は、切離ラインキャリア150に配列されている。
しかしながら、例えば冷却ラインキャリアなど別タイプの製品キャリアを使用することは、可能である。
【0110】
図18の例において、2本の脚部は、同時に製品キャリアに配列される。当業者は、
図18における実施形態が異なる数の脚部に容易に取付されることを理解するだろう。
【0111】
図18Aは、操作者112が脚部107をホルダ421に配置していることを示している。
図18の変形例には、凹所423があり、凹所の形状は、脚部107の形状とほぼ一致している。これにより、脚部107は、ホルダ421に対して位置付けられる。しかしながら、このような凹所423が形成されていないことは、同様に想到できる。これにより、ホルダ421は、製造がより安価になる。
【0112】
側部プレート422は、ホルダ421の残りの部分に固定して接続されているが、側部プレート422がホルダ421の残りの部分に対して回動できる変形例も、想到できる。そして、側部プレート422の回動シャフトは、好ましくは、ホルダに収容されている脚部の長手方向とほぼ平行になっている。次に、好ましくは、例えば捩りバネは、側部プレート422にバネ力を掛け、側部プレートをホルダ421の残りの部分に向けて押し付ける。このような変形例において、脚の厚さに発生する生来のバラツキは、効率的に適合される。
【0113】
図18Bは、ホルダ422を適合位置から移送位置へ傾斜させることを示している。この場合、ホルダ421は、回動シャフト130回りで回動する。
【0114】
図18Cにおいて、ホルダ421は、移送位置に入っている。脚部107の先端部は、例えば脚部用のガイド(図示略)を用いて切離ラインキャリア150にある脚部スロット153に達している。切離ラインキャリア150のロック部151は、レバー154を矢印P5で示す方向に上昇させることによって、閉じている。この上昇は、例えば切離ラインキャリア150をカムトラック(図示略)に沿って案内することによって達成される。当業者は、この原理をよく知っている。
【0115】
脚部107は、ホルダからさまざまな方法で解放される。例えば高架移送トラックの経路であって切離ラインキャリア150がこの経路から懸架される経路を本発明におけるデバイスに対して上方に移動させることによって、切離ラインキャリア150をホルダ421に対して
図18Dの矢印P6方向で上方に移動させることは、可能である。しかしながら、ホルダが回動可能な側部プレート422を有して構成されている場合、脚部107は、ホルダ421を受取位置に傾斜して戻すことによって容易にホルダ421から解放される。
【0116】
図19は、本発明におけるデバイス及び方法の第6実施形態を示している。本実施形態において、本例において脚部107または脚部の一部である屠殺体部分は、マリネートフック部(marinating hook)550に配列されている。ホルダを若干調整するが、本実施形態は、例えば手羽先または手羽先の一部のような他の屠殺体部分をこのタイプのフック部に配列させるのに適している。
【0117】
本実施形態の作用は、上述した実施形態における作用と概して同一である。対応する構成部材には、対応する参照符号が付されている。
【0118】
図19Aは、操作者112によってホルダ521に配列された脚部107を示している。ただ単に図示のすべての他の実施形態において、これは、人間の操作者によってよりもむしろ例えばロボットまたは別の機械的供給システムによって行われてもよい。
【0119】
図19の例において、ホルダ521は、1本の脚部107を受け取るように形成されている。複数の脚部、脚部分、手羽先、手羽先部分または他の屠殺体部分がホルダに配置されかつ/または位置付けられる変形例は、想到できる。
【0120】
ホルダ521には、脚部107をホルダ521に固定する湾曲プレート522が設けられている。また、凹所は、ホルダ521に形成されており、凹所の形状は、脚部107の形状にほぼ一致している。この凹所523は、脚部107をホルダ521に位置付けることを補助する。
【0121】
湾曲プレート522は、一部材として構成されているが、
図18に示すように2つの側部プレートとすることは可能である。この場合において、ただ単に
図18の変形例として、これら側部プレートがホルダの残りの部分に固定して接続されること、または、側部プレートが
図18の既述で述べたように回動可能であることは、可能である。
【0122】
図19Aは、マリネートフック部が2つの脚部551を有することを示している。これら脚部は、互いに移動可能、通常は回動可能である。
図19Aは、開状態にあるマリネートフック部550を示しており、脚部551は、運搬される屠殺体部分、この例において家禽の脚部107が脚部551間に配列されるように互いに距離をあけている。脚部551を互いに十分な距離で離間して保持するため、分離器560は、脚部551間に配置されており、マリネートフック部550の脚部を広げ、好ましくはバネ力または他の復元力に対抗する。
【0123】
図19Bは、ホルダ521が受取位置(
図19A)から移送位置へ移送されることを示している。本実施形態においても、これは、ホルダ521を矢印P2で示す方向に回動シャフト130回りで回動させることによって生ずる。
【0124】
移送位置において、家禽の脚部107における自由先端部は、マリネートフック部550の脚部551間に位置し始める。
【0125】
図19Cは、マリネートフック部が閉じていることを示している。これは、分離器560を例えば矢印P8で示す方向に引くことによって生ずる。バネ力または他の復元力は、脚部551が互いに向けて(矢印P7)移動し、家禽の脚部107をしっかりとクランプすることを確実にする。
【0126】
マリネートフック部550を取付ユニット120に対して上方に移動させることによって、脚部107は、ホルダ521から外れて引き上げられる。
【0127】
図20は、本発明におけるデバイス及び方法の第7実施形態を示している。
【0128】
本実施形態の作用は、上述した実施形態における作用と概して同一である。対応する構成部材には、対応する参照符号が付されている。
【0129】
図20の実施形態において、屠殺体部分、例えば脚部107もしくは脚部107の一部または手羽先もしくは手羽先の一部は、製品キャリア650に固定されている。
図20の例において、製品キャリア650には、串部651が設けられており、串部は、屠殺体部分を少なくとも部分的に穿孔し、これにより屠殺体部分を運搬するように形成されている。製品キャリア650は、ガイドレール652に配置されており、このレールに対して移送方向Tに移動する。1つの製品キャリア650のみがレール652に示されているが、好ましくは、一定の相対距離で複数の製品キャリア650がある。製品キャリア650は、例えばチェーン653を備える駆動部によって移動される。
【0130】
図20Aは、屠殺体部分、この例において脚部107を取付ユニット120のホルダ621に導入することを示している。この例において、人間の操作者は、脚部107をホルダに配置するが、これは、ロボットまたは別の機械的デバイスによって行われてもよい。
図20Aにおいて、ホルダ621は、受取位置にある。
【0131】
ホルダ621には、凹所623が形成されており、凹所の形状は、脚部107の形状にほぼ一致する。この凹所は、脚部107のホルダ621に対する位置付けを補助する。
【0132】
図20Bは、脚部を有するホルダ621を受取位置から移送位置まで(矢印P2)移送することを示している。ホルダ621は、この場合において、回動シャフト130回りで回動する。ホルダ621が受取位置から移送位置まで移動する速度は、好ましくは慣性量が脚部107をホルダ621内で保持するように高速である。同様に、移送位置へ回動している間に脚部107が凹所623内で留まるように凹所623を深く形成することは、可能である。
【0133】
別の変形例(図示略)において、製品キャリアは、ホルダに向けて移動し、ホルダは、受取位置でほぼ留まっている。
【0134】
図20Cは、脚部107を製品キャリア650に配列することを示している。ホルダ621は、脚部107を製品キャリア650の串部651に押し付ける。好ましくは、脚部107は、串部651が脚部107の骨間を通過するように位置付けられており、肉に骨細片が引き起こされない。串部651が1以上の返し部であってホルダが移送位置から受取位置へ傾斜して戻るときに脚部107が串部651から懸架されたままとすることを確実にする返し部を有することは、可能である。
【0135】
図20Dは、製品キャリア650に配列された脚部107を示している。
【0136】
図21は、本発明におけるデバイス及び方法の第8実施形態を示している。
【0137】
本実施形態の作用は、上述した実施形態における作用と概して同一である。対応する構成部材には、対応する参照符号が付されている。
【0138】
図21Aは、屠殺体部分、この例において脚部107を取付ユニット120のホルダ921に導入する(矢印P1)ことを示している。本実施形態において、人間の操作者112は、脚部107をホルダに配置するが、これは、ロボットまたは別の機械的デバイスによって行われてもよい。
図21Aにおいて、ホルダ921は、受取位置にある。
【0139】
図21Bは、脚部107を有するホルダ921を受取位置から移送位置に移動させる(矢印P2)ことを示している。ホルダ921は、この場合において回動シャフト130回りで回動する。
【0140】
図21の実施形態において、製品キャリア950には、受取スロット956と凹所957とが形成されている。凹所957は、脚部107の幅広側から突出する骨部分107
*を受取することを目的としている。凹所957は、必要に応じて、屠殺体部分の別の突出部分を受け取る。
【0141】
図21Cは、移送位置にあるホルダ921を示している。脚部107の幅狭部分は、受取スロット956に配置される一方、突出する骨部分107
*は、凹所957に位置する。
【0142】
図21Dの状況において、ホルダ921は、受取位置に戻される。脚部107は、製品キャリア950に配列されるが、未だわずかに緩い。製品キャリア950に脚部107をよりしっかりと固定させるため、ガイド960及び961と製品キャリアとには、カムローラ955が設けられている。脚部ガイド960は、脚部の上方に位置している。ローラガイド961は、ローラ955の下方に位置している。
【0143】
製品キャリア950が移送方向Tで移動している間、ローラガイド961は、ローラ955を上方に押し付け、これにより、製品キャリア950を上方に押し付ける。脚部ガイド960は、製品キャリア950に配列された脚部107が製品キャリアから上方に移動し過ぎることを防止する。ガイド960、961のこの組み合わさった作用により、突出している骨部分107
*は、凹所957により深くそれとも凹所957を貫通するように押し付けられる。これは、
図21Eに示される。
【0144】
図22は、本発明におけるデバイスを備えるシステムの実施形態の第2例を示している。
【0145】
図22のシステムは、本発明における複数の準備ユニット720を備えている。各準備ユニット720は、ホルダ721と基部736とを備えている。ホルダ721は、基部736に対して回動可能となっている。準備ユニットは、駆動部(図示略)を用いて矢印T方向で基部ガイド737に沿って移動される。
【0146】
図22のシステムは、給送プレート711を有する供給ステーション710を備えている。操作者は、屠殺体701を給送プレート11上に配置し、屠殺体を給送プレート711上で通過する準備ユニット720のホルダへスライドさせる。準備ユニットが供給ステーション710を通過するにつれて、ホルダ721は、受取位置にある。
【0147】
屠殺体701をホルダ721に配列することが力を必要とせずまたはほとんど必要としないため、1人の操作者は、それぞれの手で屠殺体を容易に取り上げて2つの屠殺体を同時に配列することができる。既知のシステムの場合において、操作者は、製品キャリア内にまたは製品キャリアに1つの屠殺体を配列するために常に彼の両手を使わなければならない。操作者が2つの屠殺体をこのシステムにおいて同時に配列できるため、1人の操作者は、既知のシステムよりも単位時間ユニットあたりでより多くの屠殺体を配列できる。
【0148】
図22の例において、準備ユニット720は、互いに直接には結合されていない。そのため、連続的な準備ユニット間が一定距離である必要がない。連続的な準備ユニット間の距離は、システムにおける準備ユニットの位置に応じて変化しうる。このため、例えば供給ステーションにおいて所定の相互距離であって操作者が好ましくは本体部分に過剰な負荷がかけられない人間工学的に目的に適った方法で屠殺体をホルダに容易に配列できるような相互距離で準備ユニットを設けることは可能である。
【0149】
いったん準備ユニットが供給ステーションを通過すると、準備ユニットは、ユニットの駆動部によって取付場所770に至る。システムの取付場所770において、屠殺体は、製品キャリア750に配列されている。このために、準備ユニットのホルダ721は、供給ステーションにおいて移送位置へ傾けられる。好ましくは、取付場所における準備ユニットの速度と準備ユニットの相互距離とは、製品キャリア750の速度と製品キャリアの相互距離とに適合されている。一般的には、取付ユニットにおける準備ユニットの速度は、供給ステーションにおけるよりも高速である。連続する準備ユニット間の相互距離は、通常、供給ステーションにおけるよりも取付場所における方が大きい。
【0150】
速度及び相互距離の変化は、例えば1以上のサーボモータを有するまたは電気ギアホイールを備える機構を有する駆動部によって達成される。
【0151】
いったん準備ユニットが取付場所を通過すると、準備ユニットは、供給ステーションに戻される。ホルダ721は、この場合において受取位置まで傾斜して戻され、ホルダ721が供給ステーションに達すると、ホルダは、再び次の屠殺体を受け取る。
【0152】
図23は、本発明におけるシステムの別の実施形態を示す概略図である。
【0153】
図23のシステムにおいて、システムは、中央シャフト825に接続されている複数の準備ユニット820を備えている。あるいは、準備ユニットは、矢印P
Rで示す方向で中央シャフト825回りに回転するディスクに接続されてもよい。各準備ユニットと中央シャフト825との間の距離は、中央シャフト825回りで回転している間に変化する。
【0154】
供給ステーション810において、屠殺体または屠殺体部分は、矢印P
Aで示す方向で供給され、通過する準備ユニット820にまたは準備ユニット820内に配列される。
【0155】
屠殺体または屠殺体部分を配列した後、準備ユニットは、矢印P
Bで示す方向に回転し続ける。準備ユニット820から中央シャフト825への距離は、次第に大きくなり、その結果、連続する準備ユニット820間の相互距離と準備ユニット820の速度とは、増加する。距離及び速度の増加は、準備ユニットが取付場所870に達すると、速度及び距離が矢印T方向で移動する製品ライン855の製品キャリアに適合するようになっている。
【0156】
取付場所870において、屠殺体または屠殺体部分は、矢印PCで示す方向において製品キャリア850内にまたは製品キャリア850に配列される。空の準備ユニットは、その後、供給ステーション810に戻り、空の準備ユニットには、再び屠殺体または屠殺体部分が供給される。取付場所870と供給ステーション810との間において、準備ユニットと中央シャフトとの間の距離は、再び低減し、連続する製品キャリアの速度及び製品キャリア間の相互距離は、再び準備ユニットにある屠殺体または屠殺体部分を配置するのに適する。
【0157】
図23は、製品キャリアの距離及び速度に変化を作り出すための構造上容易な様式を示している。このようにして、屠殺体または屠殺体部分は、比較的低速で準備ユニットのホルダに配置され、これは、人間工学の観点から望ましい。このシステムは、操作者が屠殺体または屠殺体部分を配列した後、屠殺体または屠殺体部分が加速されて屠殺体または屠殺体部分が高速の製品ラインに配列されることを確実にする。このようにして、高速の製品ラインに人間工学的に目的に適った方法で製品を配列することが可能となる。
【0158】
本発明のさまざまな実施形態は、上述されている。当業者には、さまざまな実施形態及びこれらの個々の態様が同様に互いに組み合わされることは、明らかである。
【0159】
付記項
[付記項1]
解体された家禽のブレストキャップを製品キャリアに至らせて配列するデバイスであって、当該デバイスは、
− 前記ブレストキャップのための関連する位置付手段を有する前記ブレストキャップのための移動可能なホルダであって、当該ホルダが、前記ブレストキャップを受け取って前記製品キャリアに配列するように形成されている、ホルダと、
− 移動可能な前記ホルダのための駆動手段であって、前記ホルダが、前記ブレストキャップを受け取る受取位置と前記ブレストキャップを前記製品キャリアに対する位置であって前記製品キャリアへの移送に適した位置に至らせる移送位置との間で移動可能である、駆動手段と、
− 前記ブレストキャップを有する前記製品ホルダの前記移送位置において、前記ブレストキャップを前記製品キャリアに配列するように形成された取付機構と、
を備えることを特徴とするデバイス。
【0160】
[付記項2]
前記製品キャリアは、前記ブレストキャップを当該製品キャリアに押し付けることによって、前記ブレストキャップを当該製品キャリアに配列するように形成されており、
前記取付機構は、押付機構として構成されており、
前記押付機構は、前記ブレストキャップを有する前記製品ホルダの前記移送位置において、前記ブレストキャップを前記製品キャリアに押し付け、前記ブレストキャップが前記製品キャリアに配列されるように形成されていることを特徴とする付記項1に記載のデバイス。
【0161】
[付記項3]
前記ホルダは、前記ブレストキャップを当該ホルダに重大な力を掛けることなく配置するように形成されていることを特徴とする付記項1または2に記載のデバイス。
【0162】
[付記項4]
前記ホルダは、前記受取位置において、開口したホルダであり、
前記ブレストキャップは、前記ホルダに差し込まれることを特徴とする付記項1から3のいずれか1項に記載のデバイス。
【0163】
[付記項5]
前記ホルダは、前記受取位置において、開口したホルダであり、
前記ブレストキャップは、当該ブレストキャップの背部が上を向いた状態で前記ホルダに差し込まれることを特徴とする付記項1から4のいずれか1項に記載の
【0164】
[付記項6]
前記ホルダは、受取位置で見るとほぼV字であり、例えば2つの向かい合う傾斜側壁部であって、前記ブレストキャップが2つの当該傾斜側壁部間に位置し、任意で前記傾斜側壁部間にある底部を有する2つの傾斜側壁部を有し、
傾斜して配置された前記傾斜側壁部は、前記ブレストキャップを前記ホルダに対して中心付けることを特徴とする付記項4または5に記載のデバイス。
【0165】
[付記項7]
前記ホルダは、ほぼ水平な受取位置とほぼ垂直内層位置との間で移動可能であることを特徴とする付記項1から6のいずれか1項に記載のデバイス。
【0166】
[付記項8]
前記ホルダそれぞれには、首支持部が設けられており、
前記首支持部は、前記ブレストキャップの首側と相互に作用するように形成され、当該首支持部が前記ブレストキャップの前記首側を位置付けるように形成かつ構成されており、
前記首支持部は、例えば前記ブレストキャップの首面の中心の近傍を探索するように形成されたセンタリング面のようなセンタリング手段を有することを特徴とする付記項1から7のいずれか1項に記載のデバイス。
【0167】
[付記項9]
前記首支持部は、移動可能な前記ホルダから分離しており、
前記ホルダは、前記受取位置から前記移送位置へ及び/または前記移送位置から前記受取位置へ前記ホルダが移動していると前記首支持部に対して移動可能であることを特徴とする付記項8に記載のデバイス。
【0168】
[付記項10]
前記ホルダ及び前記首支持部は、前記ブレストキャップがその前記首側が当該首支持部を向くように前記ブレストキャップが当該ホルダに配置されていると、当該ホルダが前記受取位置から前記移送位置へ上方に移動している間に、前記ブレストキャップがその前記首側が当該首支持部した状態で位置しかつ当該首支持部に沿ってスライドし、前記ブレストキャップがその首側が前記移送位置において下方にある状態で当該首支持部にあるように形成かつ構成されていることを特徴とする付記項7及び9に記載のデバイス。
【0169】
[付記項11]
前記押付機構は、押付部材を備え、
前記押付部材は、移動可能な前記ホルダに配置されており、前記ホルダに対して移動可能であり、動作中に、前記ホルダが前記移送位置にある状態で、前記ブレストキャップを前記製品キャリアに押し付けることを特徴とする付記項2に記載のデバイス。
【0170】
[付記項12]
前記移送位置は、ほぼ垂直であり、
前記押付部材は、前記ブレストキャップを前記製品キャリアに配列するために前記ブレストキャップを下方へ押し付けるように構成されていることを特徴とする付記項7及び11に記載のデバイス。
【0171】
[付記項13]
前記押付部材は、ブレスト点で前記ブレストキャップに作用するように構成されていることを特徴とする付記項11または12に記載のデバイス。
【0172】
[付記項14]
前記押付部材は、離間した複数の押付面を有し、
前記押付面は、前記ブレストキャップの両側、好ましくは前記ブレスト点の基端側に係合するように構成されており、
好ましくは、2つの押付面がほぼ逆V字に配置されていることを特徴とする付記項13に記載のデバイス。
【0173】
[付記項15]
前記押付部材は、当該押付部材を前記ホルダに対して案内するガイド部を有することを特徴とする付記項11に記載のデバイス。
【0174】
[付記項16]
前記首支持部は、前記ホルダの一端部に配置されており、
前記ホルダには、当該ホルダの他端部に前記押付部材が設けられており、
前記押付部材は、前記首支持部に向かう方向と前記首支持部から離間する方向とで移動可能であり、
前記ブレストキャップは、その前記首側が前記首支持部を向いてその前記ブレスト点が前記押付部材を向く状態で、前記ホルダに配置されることを特徴とする付記項9及び11に記載のデバイス。
【0175】
[付記項17]
当該デバイスは、それぞれが前記製品キャリアに配列されるブレストキャップを受け取るように構成された複数の移動可能なホルダを有し、
前記ホルダは、離間しており、当該デバイスの関連する経路に沿って移動され、前記経路に沿う供給位置において、ブレストキャップが前記ホルダに受け取られ、下流にある取付場所において、前記ホルダが移送位置にあり、
前記取付機構は、前記ブレストキャップを有する製品の前記ホルダが前記移送位置にある状態で、前記取付場所において、前記ブレストキャップを前記製品キャリアに配列するように形成されていることを特徴とする付記項1から16のいずれか1項に記載のデバイス。
【0176】
[付記項18]
複数の製品のホルダが設けられた移送デバイスと組み合わされるように構成されており、
前記ホルダは、離間しており、当該デバイスの関連する経路に沿って移動され、
当該デバイスにおける前記ホルダ間の相互距離と前記ホルダの速度とは、前記製品キャリア間の距離と前記製品キャリアの速度とに適合していることを特徴とする付記項17に記載のデバイス。
【0177】
[付記項19]
前記押付機構は、押付部材移動機構を備えており、
前記押付部材移動機構は、取付場所に配置されており、前記押付部材と係合し始めかつ前記ブレストキャップを前記製品キャリアに押し付けるように構成されていることを特徴とする付記項11及び17に記載のデバイス。
【0178】
[付記項20]
当該デバイスは、前記給送場所において給送プレートを有しており、
ブレストキャップは、前記給送プレート上に配置され、そして、当該ブレストキャップが通過する前記ホルダに入るように前記給送プレートからスライドされ、
前記ホルダは、例えば前記ホルダにある押付部材が前記給送プレートの底部に沿って通過するように、例えば前記給送プレートよりも低い高さで通過することを特徴とする付記項17に記載のデバイス。
【0179】
[付記項21]
当該デバイスは、製品のホルダと組み合わされるように構成されており、
前記ホルダは、ブレスト点が頂部にありかつ前記首側が下方にある状態で当該ホルダに前記ブレストキャップを押し付けるように構成され、
前記製品キャリアは、上を向くフック部を有し、
前記フック部は、前記首側において前記ブレストキャップを把持し、
前記首支持部の頂部は、前記フック部の上側の高さにあることを特徴とする付記項8から10のいずれか1項に記載のデバイス。
【0180】
[付記項22]
前記ホルダそれぞれは、当該ホルダが移動可能に取り付けられる基部を有し、
当該デバイスは、例えば垂直面にある例えばループ状レールなどの基部ガイドを有し、
前記基部は、前記基部ガイドに沿って移動可能であることを特徴とする付記項17に記載のデバイス。
【0181】
[付記項23]
前記ホルダそれぞれには、カムトラック追従機構が設けられており、
当該デバイスには、前記ホルダの移動を形成する適切なカムトラックが設けられていることを特徴とする付記項22に記載のデバイス。
【0182】
[付記項24]
前記首支持部は、前記ホルダから離間して前記基部に取り付けられており、
前記首支持部は、任意で移動可能に取り付けられており、
カムトラック追従機構は、移動可能な前記首支持部に任意で設けられており、
前記デバイスには、前記首支持部の移動を形成する適切なカムトラックが設けられていることを特徴とする付記項22に記載のデバイス。
【0183】
[付記項25]
付記項1から24のいずれか1項に記載のデバイスと、1以上の前記製品キャリアが設けられた移送デバイスと、を備え、
ブレストキャップは、前記デバイスを用いて前記移送デバイスに配列されることを特徴とするシステム。
【0184】
[付記項26]
当該システムは、付記項1から24のいずれか1項に記載のデバイスへブレストキャップを供給する機械的供給デバイスをさらに備えることを特徴とする付記項25に記載のシステム。
【0185】
[付記項27]
解体された家禽の胸キャップを製品キャリアに配列する方法であって、
付記項1から24のいずれか1項に記載のデバイスまたは付記項25から26のいずれか1項に記載のシステムを使用することを特徴とする方法。
【0186】
[付記項28]
解体された家禽のブレストキャップを製品キャリアに配列する方法であって、当該方法は、
− 解体された家禽のブレストキャップを付記項1に記載のデバイスのホルダに配列する工程であって、前記ホルダが受取位置にある、工程と、
− 前記ブレストキャップを前記ホルダに関連する位置付手段を用いて前記ホルダに位置付ける工程と、
− 前記ホルダを前記受取位置から前記移送位置まで移動させる工程と、
− 前記ブレストキャップを前記ホルダから前記製品キャリアに移送し、前記ブレストキャップを前記製品キャリアにまたは前記製品キャリア内に配列する工程と、
を備えることを特徴とする方法。
【0187】
[付記項29]
前記位置付手段の少なくともいくつかは、前記ブレストキャップの前記首側と係合し、前記ブレストキャップを前記ホルダに位置付けることを特徴とする付記項28に記載の方法。
【0188】
[付記項30]
解体された家禽のブレストキャップを製品キャリアに配列する方法であって、当該方法は、
− 位置付手段を用いて前記製品キャリアに対して前記ブレストキャップを位置付ける工程であって、前記位置付手段が前記ブレストキャップの前記首側に作用する、工程と、
− 前記ブレストキャップを前記製品キャリアに配列する工程と、
を備えることを特徴とする方法。
【0189】
[付記項31]
付記項1に記載のデバイスを使用する準備ユニットであって、当該準備ユニットは、
− ブレストキャップのための移動可能なホルダであって、前記ブレストキャップのための関連する位置付手段を有し、当該ホルダが、前記ブレストキャップを受け取って製品キャリアに配列するように構成されている、ホルダと、
− 移動可能な前記ホルダのための駆動部の少なくとも一部であって、前記ブレストキャップを受け取る受取位置と前記ブレストキャップが前記製品キャリアに対する所定位置であって前記製品キャリアへの移送に適した所定位置に至る移送位置との間で、前記ホルダが移動可能である、駆動部の少なくとも一部と、
− 前記ブレストキャップを有する製品の前記ホルダの移送位置において、前記ブレストキャップを前記製品キャリアに配列するように形成された取付機構と、
− 基部であって、移動可能な前記ホルダと現在ある前記駆動部の一部と前記取付機構とが固定される基部と、
を備えることを特徴とする。
【0190】
[付記項32]
解体された家禽の屠殺体または屠殺体部分を製品キャリアにまたは製品キャリア内に至らせて配列させるデバイスであって、当該デバイスは、
− 基部と、解体された家禽の屠殺体または屠殺体部分のための関連する移動可能なホルダであって屠殺体または屠殺体部分のための当該ホルダに関連付けられた位置付手段を有するホルダと、からなる少なくとも1つの組立体であって、前記ホルダが、前記製品キャリアにまたは前記製品キャリア内に配置される屠殺体または屠殺体部分を受け取るのに適している、少なくとも1つの組立体と、
− 前記ホルダそれぞれに関連付けられた前記基部に対して、前記屠殺体または前記屠殺体部分を受け取る受取位置と前記屠殺体または前記屠殺体部分が前記製品キャリアを移送するのに適した前記製品キャリアに対する位置へ至らせる移送位置との間で前記ホルダを移動させる駆動手段と、
を備えることを特徴とするデバイス。
【0191】
[付記項33]
当該デバイスは、前記屠殺体または前記屠殺体部分を有する前記ホルダの前記移送位置において前記屠殺体または前記屠殺体部分を前記製品キャリアへまたは前記製品キャリア内へ配列するように構成された取付機構をさらに備えることを特徴とする付記項32に記載のデバイス。
【0192】
[付記項34]
前記ホルダは、前記屠殺体または前記屠殺体部分を当該ホルダに重大な力を掛けることなく配置するように構成されていることを特徴とする付記項32または33に記載のデバイス。
【0193】
[付記項35]
前記ホルダは、前記受取位置において、前記屠殺体または前記屠殺体部分が差し込まれる開いたホルダであることを特徴とする付記項32から34のいずれか1項に記載のデバイス。
【0194】
[付記項36]
前記ホルダは、ほぼ水平な前記受取位置とほぼ垂直な前記移送位置との間で、移動可能、例えば回動可能であることを特徴とする付記項32から35のいずれか1項に記載のデバイス。
【0195】
[付記項37]
当該デバイスは、給送プレートをさらに有し、
屠殺体または屠殺体部分は、前記給送プレートに配置され、そして、前記給送プレートからスライドし、
前記屠殺体または前記屠殺体部分は、前記受取位置にある移動可能な前記ホルダに入ることを特徴とする付記項32から36のいずれか1項に記載のデバイス。
【0196】
[付記項38]
移動可能な前記ホルダは、解体された家禽のブレストキャップを受け取って前記製品キャリアへまたは前記製品キャリア内へ配列するように構成されていることを特徴とする付記項32から37のいずれか1項に記載のデバイス。
【0197】
[付記項39]
前記ホルダは、前記受取位置において、上向きに開口したホルダであり、
前記ブレストキャップは、当該ブレストキャップの背部が上を向いた状態で前記ホルダに差し込まれることを特徴とする付記項38に記載のデバイス。
【0198】
[付記項40]
前記ホルダは、前記受取位置で見るとほぼV字であり、例えば2つの向かい合う傾斜側壁部であって、前記ブレストキャップが2つの当該傾斜側壁部間に位置し、任意で前記傾斜側壁部間にある底部を有する2つの傾斜側壁部を有し、
傾斜して配置された前記傾斜側壁部は、前記ブレストキャップを前記ホルダに対して中心付けることを特徴とする付記項38または39に記載のデバイス。
【0199】
[付記項41]
前記ホルダそれぞれには、首支持部が設けられており、
前記首支持部は、前記ブレストキャップの首側と相互に作用するように形成され、当該首支持部が前記ブレストキャップの前記首側を位置付けるように形成かつ構成されており、
前記首支持部は、例えば前記ブレストキャップの首面の中心の近傍を探索するように形成されたセンタリング面のようなセンタリング手段を有することを特徴とする付記項38から40のいずれか1項に記載のデバイス。
【0200】
[付記項42]
前記首支持部は、移動可能な前記ホルダから分離しており、
前記ホルダは、前記受取位置から前記移送位置へ及び/または前記移送位置から前記受取位置へ前記ホルダが移動していると前記首支持部に対して移動可能であることを特徴とする付記項41に記載のデバイス。
【0201】
[付記項43]
前記ホルダ及び前記首支持部は、前記ブレストキャップがその前記首側が当該首支持部を向くように前記ブレストキャップが当該ホルダに配置されていると、当該ホルダが前記受取位置から前記移送位置へ上方に移動している間に、前記ブレストキャップがその前記首側が当該首支持部した状態で位置しかつ当該首支持部に沿ってスライドし、前記ブレストキャップがその首側が前記移送位置において下方にある状態で当該首支持部にあるように形成かつ構成されていることを特徴とする付記項41及び42に記載のデバイス。
【0202】
[付記項44]
当該デバイスは、前記製品キャリアと相互に作用するように構成されており、
前記製品キャリアは、前記ブレストキャップを当該製品キャリアに押し付けることによって当該製品キャリアに前記ブレストキャップを配列するように構成されており、
前記取付機構は、押付機構として構成されており、
前記押付機構は、前記ブレストキャップを有する前記ホルダの前記移送位置において、前記ブレストキャップを前記製品キャリアに押し付け、前記ブレストキャップが前記製品キャリアに配列されるように構成されていることを特徴とする付記項33及び38に記載のデバイス。
【0203】
[付記項45]
前記押付機構は、押付部材を備え、
前記押付部材は、移動可能な前記ホルダに配置されており、前記ホルダに対して移動可能であり、動作中に、前記ホルダが前記移送位置にある状態で、前記ブレストキャップを前記製品キャリアに押し付けることを特徴とする付記項44に記載のデバイス。
【0204】
[付記項46]
前記移送位置は、ほぼ垂直であり、
前記押付部材は、前記ブレストキャップを前記製品キャリアに配列するために前記ブレストキャップを下方へ押し付けるように構成されていることを特徴とする付記項36及び45に記載のデバイス。
【0205】
[付記項47]
前記押付部材は、ブレスト点で前記ブレストキャップに作用するように構成されていることを特徴とする付記項45または46に記載のデバイス。
【0206】
[付記項48]
前記押付部材は、離間した複数の押付面を有し、
前記押付面は、前記ブレストキャップの両側、好ましくは前記ブレスト点の基端側に係合するように構成されており、
好ましくは、2つの押付面がほぼ逆V字に配置されていることを特徴とする付記項47に記載のデバイス。
【0207】
[付記項49]
前記押付部材は、当該押付部材を前記ホルダに対して案内するガイド部を有することを特徴とする付記項45に記載のデバイス。
【0208】
[付記項50]
前記首支持部は、前記ホルダの一端部に配置されており、
前記ホルダには、当該ホルダの他端部に前記押付部材が設けられており、
前記押付部材は、前記首支持部に向かう方向と前記首支持部から離間する方向とで移動可能であり、
前記ブレストキャップは、その前記首側が前記首支持部を向いてその前記ブレスト点が前記押付部材を向く状態で、前記ホルダに配置されることを特徴とする付記項41及び45に記載のデバイス。
【0209】
[付記項51]
移動可能な前記ホルダは、製品キャリアにまたは製品キャリア内に配列される解体された家禽の屠殺体または屠殺体部分を受け取るように構成されており、
前記は、少なくとも1つの脚部分を備え、
当該デバイスは、前記屠殺体または前記屠殺体部分の脚部分と係合する前記製品キャリアと相互に作用するように構成されていることを特徴とする付記項32から37のいずれか1項に記載のデバイス。
【0210】
[付記項52]
移動可能な前記ホルダは、前記屠殺体または前記屠殺体部分にある手羽先部分を収容する凹所を備えることを特徴とする付記項51に記載のデバイス。
【0211】
[付記項53]
前記凹所は、前記屠殺体または前記屠殺体部分を移動可能な前記ホルダに対して位置付けることを補助することを特徴とする付記項52に記載のデバイス。
【0212】
[付記項54]
移動可能な前記ホルダは、前記屠殺体または前記屠殺体部分の一部を収容するスリーブ状部分を備え、
前記スリーブ状部分は、前記屠殺体または前記屠殺体部分を移動可能な前記ホルダに対して位置付けることを補助することを特徴とする付記項51に記載のデバイス。
【0213】
[付記項55]
移動可能な前記ホルダは、フロントハーフを受け取るように構成されており、
当該デバイスは、前記フロントハーフの内側と係合する前記製品キャリアと相互に作用するように構成されていることを特徴とする付記項32から37のいずれか1項に記載のデバイス。
【0214】
[付記項56]
当該デバイスは、付記項33における取付機構を備えることを特徴とする付記項55に記載のデバイス。
【0215】
[付記項57]
前記取付機構は、前記フロントハーフを前記製品キャリアに押し付ける押付部材を備えることを特徴とする付記項56に記載のデバイス。
【0216】
[付記項58]
前記押付部材は、前記フロントハーフを前記製品キャリアに押し付けるときに、前記製品キャリアに向けて前記ホルダを移動させるように構成されていることを特徴とする付記項57に記載のデバイス。
【0217】
[付記項59]
前記押付部材は、前記フロントハーフを前記製品キャリアに押し付けるときに、前記フロントハーフを前記ホルダに対して移動させるように構成されていることを特徴とする付記項57に記載のデバイス。
【0218】
[付記項60]
前記ホルダは、丸ごとの屠殺体、フロントハーフ、バックハーフ、ブレストキャップ、脚部、脚部分、手羽先、手羽先部分、バックピースの少なくとも1つを受け取るように構成されていることを特徴とする付記項32から37のいずれか1項に記載のデバイス。
【0219】
[付記項61]
前記ホルダは、マリネード及び/またはコーティングが形成された屠殺体または屠殺体部分を請けるように構成されていることを特徴とする付記項32から37のいずれか1項に記載のデバイス。
【0220】
[付記項62]
解体された家禽の屠殺体または屠殺体部分を製品キャリアにまたは製品キャリア内に至らせて配列させるシステムであって、当該システムは、
付記項32から61のいずれか1項に記載の少なくとも1つのデバイスと、
基部と前記デバイスのホルダであって関連する駆動手段によってトラックに沿って移動可能であるホルダとからなる少なくとも1つの組立体であって、前記トラックに沿う供給ステーションにおいて、屠殺体または屠殺体部分が前記ホルダに受け取られ、前記供給ステーションの下流にある取付場所において、前記ホルダが移送位置にある、少なくとも1つの組立体と、
を備え、
前記取付場所において、前記ホルダが前記屠殺体または前記屠殺体部分を有して前記移送位置にある状態で、前記屠殺体または前記屠殺体部分は、前記製品キャリアに配列されることを特徴とするシステム。
【0221】
[付記項63]
当該システムは、付記項32から61のいずれか1項に記載のデバイスを複数備えており、
前記デバイスの少なくとも前記ホルダは、離間していることを特徴とする付記項62に記載のシステム。
【0222】
[付記項64]
複数の前記製品キャリアが設けられた移送デバイスと組み合わされるように構成されており、
複数の前記製品キャリアは、離間しており、関連する移送経路に沿って移動可能であり、
前記ホルダ間の相互距離と前記デバイスの速度とは、前記製品キャリア間の距離と前記製品キャリアの速度とに適合していることを特徴とする付記項63に記載のシステム。
【0223】
[付記項65]
当該システムは、例えば垂直面にある例えばループ状レールなどの基部ガイドを有し、
付記項32から61のいずれか1項に記載のデバイスの前記基部は、前記基部ガイドに沿って移動可能であることを特徴とする付記項62から64のいずれか1項に記載のシステム。
【0224】
[付記項66]
当該システムは、給送位置において、給送プレートを有しており、
屠殺体または屠殺体部分は、前記給送プレートに配置され、そして、当該屠殺体または当該屠殺体部分が通過するホルダに入るように前記給送プレートからスライドされ、
前記ホルダは、例えば前記ホルダにある押付部材が前記給送プレートの底部に沿って通過するように、例えば前記給送プレートよりも低い高さで通過することを特徴とする付記項62から65のいずれか1項に記載のシステム。
【0225】
[付記項67]
前記ホルダそれぞれには、カムトラック追従機構が設けられており、
当該システムには、前記ホルダの移動を形成する適切なカムトラックが設けられていることを特徴とする付記項62から66のいずれか1項に記載のシステム。
【0226】
[付記項68]
当該システムは、付記項41に記載のデバイスを備えており、
前記首支持部は、前記ホルダから離間して前記基部に取り付けられており、
前記首支持部は、任意で移動可能に取り付けられており、
カムトラック追従機構は、移動可能な前記首支持部に任意で設けられており、
前記デバイスには、前記首支持部の移動を形成する適切なカムトラックが設けられていることを特徴とする付記項62に記載のシステム。
【0227】
[付記項69]
当該システムは、付記項45に記載のデバイスを備えており、
前記押付機構は、押付部材移動機構を備えており、
前記押付部材移動機構は、取付場所に配置されており、前記押付部材と係合し始めかつ前記ブレストキャップを前記製品キャリアに押し付けるように構成されていることを特徴とする付記項62に記載のシステム。
【0228】
[付記項70]
当該システムは、付記項38に記載のデバイスを備え、
当該システムは、ホルダと組み合わされるように構成されており、
前記ホルダは、ブレスト点が頂部にありかつ前記首側が下方にある状態で当該ホルダに前記ブレストキャップを押し付けるように構成され、
前記製品キャリアは、上を向くフック部を有し、
前記フック部は、前記首側において前記ブレストキャップを把持し、
前記首支持部の頂部は、前記フック部の上側の高さにあることを特徴とする付記項62に記載のシステム。
【0229】
[付記項71]
付記項32から61のいずれか1項に記載のデバイスは、前記トラックに沿って互いに独立して移動可能であることを特徴とする付記項62に記載のシステム。
【0230】
[付記項72]
付記項32から61のいずれか1項に記載のデバイス間の相互距離は、可変であることを特徴とする付記項62に記載のシステム。
【0231】
[付記項73]
付記項32から61のいずれか1項に記載のデバイスを前記トラックに沿って移動させる駆動部は、前記デバイスそれぞれの速度のバラツキを可能とするまたは強化するように構成されていることを特徴とする付記項62に記載のシステム。
【0232】
[付記項74]
付記項32から61のいずれか1項に記載のデバイスまたは付記項62から73のいずれか1項に記載のシステムと、1以上の製品キャリアが設けられた移送デバイスと、を備える組立体であって、
屠殺体または屠殺体部分は、前記デバイスを用いて配列されることを特徴とする組立体。
【0233】
[付記項75]
当該組立体は、付記項32から61のいずれか1項に記載のデバイスに屠殺体または屠殺体部分を供給する機械的な供給デバイスをさらに備えることを特徴とする付記項74に記載の組立体。
【0234】
[付記項76]
前記製品キャリアは、冷却ラインキャリアまたは切離ラインキャリアであることを特徴とする付記項74または75に記載の組立体。
【0235】
[付記項77]
前記製品キャリアは、解体された家禽の屠殺体または屠殺体部分をマリネするかつ/またはコーティングするシステムで使用されるのに適していることを特徴とする付記項74または75に記載の組立体。
【0236】
[付記項78]
前記製品キャリアには、少なくとも部分的に前記屠殺体または前記屠殺体部分を穿孔する串部が設けられており、前記屠殺体または前記屠殺体部分それぞれを当該製品キャリアに取り付けるために運搬されることを特徴とする付記項74または75に記載の組立体。
【0237】
[付記項79]
解体された家禽の屠殺体または屠殺体部分を製品キャリアに配列する方法であって、付記項32から61のいずれか1項に記載のデバイスまたは付記項62から73のいずれか1項に記載のシステムを使用することを特徴とする方法。
【0238】
[付記項80]
解体された家禽の屠殺体または屠殺体部分を製品キャリアに配列する方法であって、当該方法は、
− 解体された家禽の屠殺体または屠殺体部分を付記項32に記載のデバイスのホルダに配列する工程であって、前記ホルダが受取位置にある、工程と、
− 前記屠殺体または前記屠殺体部分を前記ホルダに関連する位置付手段を用いて前記ホルダに位置付ける工程と、
− 前記ホルダを前記受取位置から前記移送位置まで移動させる工程と、
− 前記屠殺体または前記屠殺体部分を前記ホルダから前記製品キャリアに移送し、前記屠殺体または前記屠殺体部分を前記製品キャリアにまたは前記製品キャリア内に配列する工程と、
を備えることを特徴とする方法。
【0239】
[付記項81]
前記屠殺体部分は、ブレストキャップであり、
前記位置付手段の少なくともいくつかは、前記ブレストキャップの前記首側と係合し、前記ブレストキャップを前記ホルダに位置付けることを特徴とする付記項80に記載の方法。
【0240】
[付記項82]
付記項32に記載のデバイスを使用する取付ユニットであって、当該取付ユニットは、
− 屠殺体または屠殺体部分のための移動可能なホルダであって、前記屠殺体または前記屠殺体部分のための関連する位置付手段を有し、当該ホルダが、前記屠殺体または前記屠殺体部分を受け取って製品ホルダに配列するように構成されている、ホルダと、
− 移動可能な前記ホルダのための駆動部の少なくとも一部であって、前記屠殺体または前記屠殺体部分を受け取る受取位置と前記屠殺体または前記屠殺体部分が前記製品キャリアに対する所定位置であって前記製品キャリアへの移送に適した所定位置に至る移送位置との間で、前記ホルダが移動可能である、駆動部の少なくとも一部と、
− 移動可能な前記ホルダと前記駆動部の一部とが取り付けられる基部と、
を備えることを特徴とする取付ユニット。
【0241】
[付記項83]
当該取付ユニットは、取付機構をさらに備え、
前記取付機構は、前記屠殺体または前記屠殺体部分を有する前記移送位置において、前記屠殺体または前記屠殺体部分を前記製品キャリアに配列するように構成され、
前記取付機構は、好ましくは前記基部に取り付けられていることを特徴とする付記項82に記載の取付ユニット。