(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ドライバは、電源電圧を制御可能に構成された電源を有し、入力信号を受けて、前記電源電圧に対応した大きさの前記パルス信号を出力することで、前記時間当たりの電流値を制御することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
前記送信制御部は、前記ドライバの電源電圧、及び前記他のドライバの電源電圧のうちの少なくともいずれかを対称ドライバとして、当該対称ドライバへの入力信号の周期の整数倍に対応するタイミングごとに当該対称ドライバの前記電源電圧を制御することを特徴とする請求項4に記載の超音波診断装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る超音波診断装置の構成について
図1及び
図2を参照しながら説明する。
図1に示すように、超音波診断装置は、送信回路10と、送信制御部100と、超音波振動子群11と、増幅回路12と、遅延回路13と、加算回路14と、信号処理部15と、画像処理部16と、表示部17とを含んで構成される。本実施形態に係る超音波診断装置は、所定のタイミングごとに超音波の送信と受信を切り替えながら動作する。
【0010】
(送信回路10)
ここで、
図2を参照しながら、送信回路10の構成について、超音波振動子群11を構成する超音波振動子C10とあわせて説明する。送信回路10は、トランスK10と、トランジスタM11及びM12と、トランジスタM11及びM12と、ドライバD11及びD12と、電源電圧VTX、Vd11、及びVd12と、送信波形発生部Trと、インバーターInvとを含んで構成されている。トランジスタM11及びM12は、例えば、N型MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)で構成されている。
【0011】
送信制御部100は、送信回路10の動作を制御する制御部である。具体的には、送信制御部100は、ドライバD11及びD12の電源電圧Vd11及びV12と、電源電圧VTXと、送信波形発生部Trとを制御する。なお、電源電圧Vd11、電源電圧V12、電源電圧VTX、及び送信波形発生部Trの詳細な動作は後述する。送信制御部100は、例えば、操作部(図示しない)を介して操作者からの指示を受けて、指示内容に基づきこれらの動作を制御するように構成してもよい。なお、以降では、主体を特に明示しない場合には、電源電圧Vd11、電源電圧V12、電源電圧VTX、及び送信波形発生部Trの動作は、送信制御部100により制御されるものとする。
【0012】
トランスK10は、一次側巻線L11及びL12と、二次側巻線L21とを含んで構成されている。一次側巻線L11及びL12のそれぞれの一端は、電源電圧VTXに接続されている。このとき、電源電圧VTXから見て、一次側巻線L11及びL12の巻方向がそれぞれ異なるように接続されている。また、一次側巻線L11の他端は、トランジスタM11のドレインに接続されており、同様にして、一次側巻線L12の他端は、トランジスタM12のドレインに接続されている。トランジスタM11及びM12のソースは、それぞれコモン電圧に接続されている。ここで、コモン電圧とは、回路内で共通の基準となる電圧(グランド)を示している。
【0013】
二次側巻線L21は、超音波振動子C10に接続されている。一次側巻線L11またはL12に電流が流れると磁界が発生し、この磁界により二次側巻線L21に電圧が誘起される。この誘起された電圧は、超音波振動子C10に供給され、これを駆動させる。このとき、二次側巻線L21に対して、一次側巻線L11及びL12は、巻方向が互いに異なる。そのため、一次側巻線L11及びL12のいずれに電流を流すかにより、それぞれ異なる極性の電圧が二次側巻線L21に誘起される。
【0014】
ドライバD11の入力側は、送信波形発生部Trに接続されており、出力側は、トランジスタM11のゲートに接続されている。また、ドライバD12の入力側は、インバーターInvを介して送信波形発生部Trに接続されており、出力側は、トランジスタM12のゲートに接続されている。インバーターInvは、送信波形発生部Trから出力された信号の極性を反転させて、ドライバD12に出力する。
【0015】
ドライバD11は、電源電圧Vd11を電源として駆動し、送信波形発生部Trからの信号を受けて、トランジスタM11のゲートにゲート電圧を印加して電流を流し込む。このドライバD11からの電流により、トランジスタM11の入力静電容量(即ち、ゲート容量)に充電され、トランジスタM11がONとなる。このドライバD11は、電源電圧Vd11の電圧値により、出力される電流の電流値を制御可能に構成されている。
【0016】
ドライバD11は、送信波形発生部Trからのパルス信号(即ち、入力信号)を増幅し、電源電圧Vd11から供給される電圧値に飽和する波形信号を出力する。したがって、ドライバD11から出力されるパルス信号は、供給される電源電圧に対応した大きさとなる。ドライバD11から出力される高い電圧のパルス信号によりトランジスタM11のゲートを駆動することにより、このゲートに多くの電流が流れ込み、ゲート容量を早く充電することが可能となる(詳細については、
図3を参照しながら後述する)。
【0017】
電源電圧Vd11は、電圧を制御可能に構成された可変電源である。即ち、本実施形態に係るドライバD11は、電源電圧Vd11の電圧値を切り替えることにより、トランジスタM11のゲートに流し込む電流の量を制御可能に構成されている。このようなドライバD11としては、例えば、CMOS型のロジックICが挙げられる。また、CMOS型のロジックICに限らず、出力される電流の電流値を制御可能なデバイスであれば、その構成は限定されない。
【0018】
なお、以降では、電源電圧Vd11の電圧値をV
CC、ドライバD11の出力電圧をV
OH、ドライバD11の出力電流をI
OHとする。なお、出力電圧をV
OHは、ドライバD11の出力部分における等価的な直流成分を示しており、これは、送信波形発生部TrからドライバD11に入力されるパルス信号の大きさ(電圧値)により決定される。なお、出力電流I
OHは、電源電圧Vd11の電圧値V
CCを基準としたドライバD11の出力電圧位V
OHにより決定される。したがって、出力電流I
OHは、V
OH−V
CCの大きさに対応して変化する。
【0019】
ここで、
図3を参照する。
図3は、ドライバD11の出力電圧V
OH−V
CCと出力電流I
OHとの関係の一例を示したグラフである。
図3の例は、ドライバD11にCMOS型のロジックICを適用した場合を示している。
図3の横軸は、出力電圧V
OH−V
CCを示しており、縦軸は、出力電流I
OHを示している。なお、
図3の例では、電源電圧Vd11の電圧値V
CCを、1.8[V]〜3.6[V]の間で切り替えた場合のそれぞれについて、電圧V
OH−V
CCと電流I
OHとの関係を示しており、V
CCが3.6[V]を超える場合については記載を省略している。なお、グラフ中の丸印は、トランジスタM11のゲート電圧として一定の得るための実効的な出力電圧V
OH−V
CCと出力電流I
OHとの関係を、各V
CCについて示したものである。
【0020】
図3に示すように、電圧値V
CCを切り替えると、これに応じて出力電圧V
OH−V
CCと出力電流I
OHとの関係を示す特性曲線が変化する。例えば、V
CC=2.5[V]の場合、実効的な出力電流I
OHは、約20[mA]となる。また、V
CC=3.0[V]の場合、実効的な出力電流I
OHは、約55[mA]となる。このように、ドライバD11は、電源電圧Vd11の電圧値V
CCに応じて、出力電流I
OH、即ち、トランジスタM11のゲートに流し込む電流の量を切り替え可能に構成されている。
【0021】
トランジスタM11のオン/オフは、ドライバD11からトランジスタM11のゲートに供給される信号により制御される。具体的には、電源電圧Vd11からドライバD11に電圧が印加されると、ドライバD11は、送信波形発生部Trから信号を受けて、トランジスタM11のソースに信号を出力する。この信号により、トランジスタM11のゲートにゲート電圧(即ち、ドライバD11の出力電圧V
OH−V
CC)が印加され、このゲートにドライバD11の出力電流I
OHが流れ込む。この出力電流I
OHによりトランジスタM11のゲート容量が充電されて、トランジスタM11がオンとなり、トランジスタM11のソース−ドレイン間を電流が流れる。
【0022】
ここで、トランジスタM11のゲート電圧をVg、トランジスタM11の入力静電容量(即ち、ゲート容量)をCissとする。このとき、ゲート電圧Vg、入力静電容量Ciss、及び出力電流I
OH(ゲートに)の間には、Ciss・dVg/dt=I
OHの関係が成り立つ。このことから、ゲート電圧Vgの時間当たりの変化量、即ち、ゲート電圧Vgの立ち上がりまたは立ち下がりの傾きdVg/dtは、dVg/dt=I
OH/Cissで表現される。したがって、ドライバD11の出力電流I
OHに比例して、ゲート電圧Vgの時間当たりの変化量、即ち、ゲート電圧Vgの立ち上がりまたは立ち下がりの傾きが変化する。
【0023】
ここで、電源電圧Vd11の電圧値V
CCを変化させた場合における、ドライバD11の入力信号及び出力信号の関係について
図4A及び
図4Bを参照しながら説明する。
図4A及び
図4Bは、ドライバD11の入力信号の波形及び出力信号の波形の一例を示したグラフである。
図4A及び
図4BにおけるG0は、ドライバD11への入力信号の波形(以降では、「入力波形」と呼ぶ)を示している。また、
図4Aは、電源電圧Vd11の電圧値V
CC=5[V]の場合を示しており、図中のG11は、ドライバD11の出力信号の波形(以降では、「出力波形」と呼ぶ)を示している。また、
図4Aは、電源電圧Vd11の電圧値V
CC=4.6[V]の場合を示しており、図中のG12は、ドライバD11の出力波形を示している。
【0024】
図4AにおけるT11は、入力波形G0で示した入力信号の入力タイミングを基準として、出力信号の電圧が4V以上となるまでの時間を示しており、この例では、約16[nsec]を示している。同様に、
図4BにおけるT12は、入力波形G0で示した入力信号の入力タイミングを基準として、出力信号の電圧が4V以上となるまでの時間を示しており、この例では、約25[nsec]を示している。このように、電源電圧Vd11の電圧値V
CCを変化させると、その値に応じて、ゲート電圧Vgの立ち上がりまたは立ち下がりの傾きが変化する。これは、電源電圧Vd11の電圧値V
CCによりドライバD11の出力電流I
OH、即ち、トランジスタM11のゲートに流れ込む電流の量が変化し、これにより、トランジスタM11の入力容量に充電されるまでの時間が変わるためである。
【0025】
トランジスタM11のソース−ドレインの抵抗は、ゲート電圧Vgに反比例する。即ち、本実施形態に係る超音波診断装置では、ドライバD11の出力電流I
OHを制御することで、ゲート電圧Vgの傾きを変化させて、トランジスタM11のソース−ドレインの抵抗の時間当たりの変化量を制御する。これにより、一次側巻線L11に印加される電圧の、時間当たりの変化量を制御することが可能となる。即ち、一次側巻線L11に印加される電圧の立ち上がりまたは立ち下がりの傾きを制御することが可能となる。
【0026】
ここで、
図5A及び
図5Bを参照する。
図5A及び
図5Bは、ドライバD11の入力波形G0、ゲート電圧波形(即ち、ドライバD11の出力波形)G11、及び一次側巻線に印加される電圧波形(以降では、「一次側巻線電圧波形」と呼ぶ)の関係の一例を示した模式図である。
図5Aは、
図4Aに示したV
CC=5[V]の場合に対応し、
図5Bは、
図4Bに示したV
CC=4.6[V]の場合に対応している。
図5AにおけるG21は、たV
CC=5[V]の場合における一次側巻線電圧波形を示している。同様に、
図5BにおけるG21は、たV
CC=5[V]の場合における一次側巻線電圧波形を示している。
【0027】
図5Aに示すように、ゲート電圧波形G11は、時間T11で電圧が立ち上がる。これに反比例して、トランジスタM11のソース−ドレイン間の抵抗が変化する。この抵抗の変化に連動して、一次側巻線電圧波形G21に示すように一次側巻線L11に印加される電圧が変化する。なお、一次側巻線電圧波形G21の波高値は電源電圧VTXの電圧値に依存する。電源電圧VTXは、電圧値を制御可能に構成された可変電源である。
【0028】
同様に、
図5Bに示すように、ゲート電圧波形G12は、時間T12で電圧が立ち上がる。これに反比例して、トランジスタM11のソース−ドレイン間の抵抗が変化する。この抵抗の変化に連動して、一次側巻線電圧波形G22に示すように一次側巻線L11に印加される電圧が変化する。なお、一次側巻線電圧波形G22の波高値は電源電圧VTXの電圧値に依存する。
【0029】
このように、本実施形態に係る超音波診断装置では、電源電圧Vd11の電圧値V
CCを切り替えてドライバD11からの出力電流I
OHを制御することで、一次側巻線に印加される電圧の立ち上がりまたは立ち下がりの傾きを制御する。
【0030】
なお、ドライバD12の構成は、上記したドライバD11と同様である。即ち、ドライバD12は、電源電圧Vd12を電源として駆動し、この電源電圧Vd12の電圧値V
CCに応じて、出力電流I
OHの電流値を切り替え可能に構成されている。
【0031】
トランジスタM12のオン/オフは、ドライバD12からトランジスタM12のゲートに供給される信号により制御される。具体的には、電源電圧Vd12からドライバD12に電圧が印加されると、ドライバD12は、送信波形発生部Trから出力され、インバーターInvで位相が反転された信号を受けて、トランジスタM12のソースに信号を出力する。この信号により、トランジスタM12がオンとなり、トランジスタM12のソース−ドレイン間を電流が流れる。これにより、電源電圧VTXからの電圧が一次側巻線L12の両端に印加され、一次側巻線L12に電流が流れて磁界が発生し、二次側巻線L21には、一次側巻線L12に発生した磁界による二次電圧が誘起される。
【0032】
一次側巻線L11及びL12それぞれの巻方向は、二次側巻線L21の巻方向に対して互いに異なる。そのため、一次側巻線L12に電流を流して磁界を発生させた場合には、二次側巻線L21には、一次側巻線L11に電流を流して磁界を発生させた場合とは異なる極性の二次電圧が誘起される。
【0033】
なお、二次側巻線L21に誘起される電圧の波形は、一次側巻線L11に印加される波形の形状に依る。即ち、本実施形態に係る超音波診断装置では、トランジスタM11及びM12それぞれのゲートに供給される電流の量を制御することで、各トランジスタへの充電時間を制御する。これにより、二次側巻線L21に誘起される電圧の立ち上がり及び立ち下がりの傾きが制御される。つまり、本実施形態に係る超音波診断装置は、二次側巻線L21に誘起される電圧の波形について、パルス幅、波高値に加えて、立ち上がり及び立ち下がりの傾きを制御することが可能となる。そのため、超音波振動子から出力可能な超音波の自由度が増大する。また、本実施形態に係る送信回路は、従来の矩形波送信回路を基に、ドライバD11及びD12の電源電圧Vd11及びVd12を可変電源として構成するのみで実現することが可能である。そのため、任意波形送信回路に比べて回路規模が小さく、価格も低く抑えることが可能となる。
【0034】
なお、電源電圧Vd11及びVd12は、送信制御部100の制御に基づき、それぞれ独立して動作する。即ち、ドライバD11及びD12は、それぞれ独立して動作可能に構成されている。そのため、例えば、ドライバD11及びD12の電源電圧Vd11及びVd12に対して、互いに異なる電圧値V
CCを設定してもよい。このような構成とすることで、正側のパルスと負側のパルスとで、立ち上がり及び立ち下がりの傾きが異なる電圧を一次側巻線L11に印加する、即ち、正側と負側でパルス形状の異なる波形を生成することが可能となる。
【0035】
また、電源電圧Vd11及びVd12それぞれの電圧値V
CCは、送信制御部100の制御に基づき、ドライバD11に入力される送信波形発生部Trからのパルス信号の周期の整数倍に対応するタイミングごと切り替えてもよい。この送信波形発生部Trからのパルス信号の周期は、超音波の送信タイミングに対応している。即ち、このような構成とすることで、例えば、送信タイミングごとに異なる波形を生成することが可能となる。これにより、例えば、時分割でモードを切り替えるような場合において、モードの特性に応じて出力する波形の形状を変更することが可能となる。
【0036】
以上のようにして、二次側巻線L21に誘起された二次電圧により超音波振動子C10が駆動し、被検体に向けて超音波が送信される。超音波振動子C10は、被検体内からの超音波エコーを受けて、これを受信回路に出力する。
【0037】
(受信回路)
次に、
図1を参照しながら、受信回路、即ち、増幅回路12、遅延回路13、加算回路14、信号処理部15、及び画像処理部16の動作について説明する。増幅回路12は、超音波振動子群11の各振動子に接続された信号線を介し、各振動子で受信される超音波エコー信号を受ける。増幅回路12は、各振動子から受けた超音波エコー信号を良好に伝送するために、低雑音増幅またはバッファリング等の処理を行う。
【0038】
増幅回路12により増幅された信号は、遅延回路13により遅延時間が与えられ、加算回路14により加算されて信号処理部15に出力される。遅延回路13、及び加算回路14により整相加算された信号は、信号処理部15にて検波されてエンベロープが抽出される。この抽出されたエンベロープは、画像処理部16にて被観測体の断面に合わせて座標変換されたり、画像表示に適した階調処理等が施されたりした後、表示部17に表示される。これにより、リアルタイムで被観測体内の形態情報が、表示部17に表示される。
【0039】
以上、本実施形態に係る超音波診断装置は、トランジスタM11及びM12それぞれのゲートに供給される電流の量を制御することで、各トランジスタへの充電時間を制御する。これにより、二次側巻線L21に誘起される電圧の立ち上がり及び立ち下がりの傾きが制御される。つまり、本実施形態に係る超音波診断装置は、二次側巻線L21に誘起される電圧の波形について、パルス幅、波高値に加えて、立ち上がり及び立ち下がりの傾きを制御することが可能となり、超音波振動子から出力可能な超音波の自由度が増大する。また、本実施形態に係る送信回路は、従来の矩形波送信回路を基に、ドライバD11及びD12の電源電圧Vd11及びVd12を可変電源として構成するのみで実現することが可能である。そのため、任意波形送信回路に比べて回路規模が小さく、価格も低く抑えることが可能となる。
【0040】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載されたその均等の範囲に含まれる。