特許第6049523号(P6049523)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6049523
(24)【登録日】2016年12月2日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】免震装置
(51)【国際特許分類】
   F16F 15/02 20060101AFI20161212BHJP
   E04H 9/02 20060101ALI20161212BHJP
   F16F 15/04 20060101ALN20161212BHJP
   F16F 1/40 20060101ALN20161212BHJP
【FI】
   F16F15/02 K
   E04H9/02 331A
   !F16F15/04 P
   !F16F1/40
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-73306(P2013-73306)
(22)【出願日】2013年3月29日
(65)【公開番号】特開2014-196812(P2014-196812A)
(43)【公開日】2014年10月16日
【審査請求日】2015年11月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000213297
【氏名又は名称】中部電力株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000001373
【氏名又は名称】鹿島建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】島本 龍
(72)【発明者】
【氏名】竹中 康雄
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 修央
(72)【発明者】
【氏名】中山 尚之
(72)【発明者】
【氏名】引田 真規子
(72)【発明者】
【氏名】高岡 栄治
【審査官】 鎌田 哲生
(56)【参考文献】
【文献】 特開平06−294240(JP,A)
【文献】 特開2008−121328(JP,A)
【文献】 特開平11−293951(JP,A)
【文献】 特開2012−107381(JP,A)
【文献】 特開昭55−065649(JP,A)
【文献】 特開昭61−014340(JP,A)
【文献】 特開2007−191988(JP,A)
【文献】 特開平09−250178(JP,A)
【文献】 米国特許第5502932(US,A)
【文献】 米国特許第5806250(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16F 15/00−15/08
E04H 9/00− 9/16
F16F 1/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水平方向の振動に対する免震部材を連結部材により上下に連結した免震装置であって、
前記連結部材が、複数の鋼材を井桁状に配置して形成されたことを特徴とする免震装置。
【請求項2】
前記鋼材が、H型鋼であることを特徴とする請求項1記載の免震装置。
【請求項3】
前記連結部材において、井桁状に配置された鋼材の上下に鋼板が取り付けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の免震装置。
【請求項4】
前記連結部材が、複数のH型鋼を平面上交差するように上下に配置して井桁状に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の免震装置。
【請求項5】
前記連結部材が、複数のH型鋼を同一の平面で井桁状に配置して形成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の免震装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、免震部材を多段に配置した免震装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、原子力施設等の重量構造物における免震装置として、各段に複数個ずつ配置した積層ゴムを連結部材により上下に連結して多段に重ねた多段積層ゴムが多用されている。
この連結部材としては、鋼板が多く用いられる(特許文献1、2を参照)。また、特許文献1には、曲げ剛性を向上させるために、鋼板にリブや凹凸を設けることが記載されており、特許文献2には、連結部材として厚鋼板の他、H型鋼等を版状に組んで使用することが記載されている。
また、このような免震装置では積層ゴムにより振動エネルギーを熱エネルギーに変換して振動を減衰させるが、この際に発生する熱を放熱して積層ゴムの性能劣化を防ぐため、特許文献3には、積層ゴムにおいて、ゴム間の金属板を周囲に突出させて放熱部とすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭62−41874号公報
【特許文献2】特開2011−122602号公報
【特許文献3】特開2011−202691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、連結部材を鋼板で構成する場合、水平力に対する強度を確保するため板厚が200mm程度と厚くなり、その重量が大きくなるため、連結部材の搬送や免震装置の製作が困難であるという問題があった。H型鋼等を版状に組んで用いる場合でも、現地加工や組み立て易さ、重量などの点で課題があった。
また、連結部材の重量が大きくなることにより、連結部材固有の振動が生じやすく、積層ゴムの挙動と免震装置全体の挙動が異なるものとなり、構造物の振動性能に影響を及ぼす可能性があった。
さらに、免震装置には前記のような発熱の問題もあり、特許文献3のように積層ゴム自体に放熱の仕組みを設けるほか、連結部材としても放熱の仕組みを有していると、効率よく放熱を行うことができ望ましい。
【0005】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、連結部材の搬送や免震装置の製作が容易であるとともに、連結部材の軽量化により連結部材固有の振動を低減することができる免震装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するための本発明は、水平方向の振動に対する免震部材を連結部材により上下に連結した免震装置であって、前記連結部材が、複数の鋼材を井桁状に配置して形成されたことを特徴とする免震装置である。
【0007】
本発明では、複数の鋼材を井桁状に組み合わせた連結部材を用いて、免震部材を上下に連結する。免震部材は、例えば積層ゴムであるが、これ以外の免震機能を有するものであってもよい。
そして、連結部材は、構成部材である個々の鋼材を小割りした状態で現場に搬送し、これらを現場で組み立てて製作することができるため、従来のように鋼板を用いる場合に比べ、搬送性が改善される。また、連結部材は、H型鋼等を版状に組むのではなく、個々の鋼材を井桁状に組み合わせて構成するので、軽量化を図ることができ、かつ簡易な構成であるため現地での加工や組み立ても容易で、これと免震部材を連結して免震装置を現場で簡単に製作できる。部材の交換あるいは撤去時には、その解体も容易である。
さらに、連結部材の軽量化により、地震時等における連結部材固有の振動を低減し、個々の免震部材の挙動と免震装置全体の挙動を近づけることができる。
また、連結部材は鋼材間に空洞部分を有するので、免震部材が作動する事により発生する熱を、その上または下にある連結部材の空洞部分に放出する事によって、免震部材の発熱による性能劣化を防ぐ事が可能になる。前記の特許文献3のようにゴム間の金属板を放熱部とするなどして積層ゴム自体に放熱の仕組みを設けるほか、本発明のように連結部材にて放熱の仕組みを設けることで、効率よく放熱を行うことができる。
【0008】
前記鋼材は、H型鋼であることが望ましい。
H型鋼を用いることにより、軽量かつ高強度の連結部材を製作できる。
【0009】
前記連結部材において、井桁状に配置された鋼材の上下に鋼板が取り付けられてもよい。
これにより、水平力を鋼板を介して各鋼材および各免震部材に分散して負担させ、免震性能をさらに向上させることができる。
【0010】
前記連結部材は、例えば、複数のH型鋼を平面上交差するように上下に配置して井桁状に形成される。
H型鋼を上下に配置し井桁状に組み合わせることにより、連結部材が容易に製作できる。また、部材の交換あるいは撤去時には、上下に配置したH型鋼を解体すればよいので、連結部材の解体も容易である。
【0011】
また、前記連結部材は、複数のH型鋼を同一の平面で井桁状に配置して形成されてもよい。
H型鋼を同一の平面で井桁状に配置して連結部材を製作することで、連結部材の一体性を高め、水平振動を連結部材を介してより確実に免震部材に伝えることができるようになる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、連結部材の搬送や免震装置の製作が容易であるとともに、連結部材の軽量化により連結部材固有の振動を低減することができる免震装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】免震装置4の概要を示す図
図2】連結部材1の斜視図
図3】免震装置14の概要を示す図
図4】連結部材11の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面に基づいて、本発明の免震装置の実施形態について詳細に説明する。本発明の免震装置は、例えば原子力施設などの重量構造物の下部に据え付けて免震に用いるものであるが、それ以外の構造物に用いることも可能である。
【0015】
[第1の実施形態]
まず、図1図2を用いて本発明の第1の実施形態に係る免震装置について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る免震装置4の概要を示す図である。図1(a)は、免震装置4の立面図である。図1(b)は、免震装置4の水平方向の断面図であり、図1(a)の矢印A−Aによる断面図である。図1(b)では、積層ゴム3と連結部材1の位置関係を示すため、積層ゴム3の上フランジ7の図示を省略し、積層ゴム3の位置を点線で示した。
【0016】
図1に示すように、免震装置4は、連結部材1、複数の積層ゴム3(免震部材)等からなる。
免震装置4は、積層ゴム3を同一平面で複数個ずつ配置したものを、連結部材1を用いて上下に連結し多段に重ねたものである。積層ゴム3としては、免震機能を有する従来のものを適宜使用可能である。図1(a)では、n段目の積層ゴム3(n)と、n+1段目の積層ゴム3(n+1)との連結部を図示している。
【0017】
図2は、連結部材1の斜視図である。図1図2に示すように、連結部材1は、複数のH型鋼1aおよび複数のH型鋼1bからなる井桁状部材2として形成される。
【0018】
H型鋼1aは、所定の間隔で複数平行に配置される。また、H型鋼1bは、H型鋼1aの下方で、長手方向がH型鋼1aの長手方向と平面上直交するように、所定の間隔で複数平行に配置される。このようにして複数のH型鋼1aと複数のH型鋼1bを上下に井桁状に配置して、井桁状部材2が形成される。
これらH型鋼1aとH型鋼1bは、取付け板とボルト等で緊結する等の方法により、一体化される。
【0019】
図1(a)に示すように、積層ゴム3は、上面に上フランジ7を、下面に下フランジ5を有する。
積層ゴム3(n)の上フランジ7と連結部材1のH型鋼1b、および、積層ゴム3(n+1)の下フランジ5と連結部材1のH型鋼1aも、取付け板とボルト等で緊結する等の方法により、一体化される。
【0020】
第1の実施形態では、構成部材である複数のH型鋼1a、複数のH型鋼1bを現場まで搬送し、これらを現場にて前記のように井桁状に組み合わせて連結部材1を製作し、これと各段の積層ゴム3を連結して免震装置4を組み立てる。
【0021】
このように、第1の実施形態では、連結部材1は、構成部材である個々のH型鋼1a、1bを小割りした状態で現場に搬送し、これらを現場で組み立てて製作することができるため、鋼板を連結部材として用いる前記した従来例と比較して、搬送性を改善することができる。
また、連結部材1は、H型鋼等を版状に組むのではなく、H型鋼1a、1bを上下に配置し井桁状に組み合わせて構成するので、軽量化を図ることができ、かつ簡易な構成であるため現地での加工や組み立ても容易で、これと積層ゴム3を連結して免震装置4を現場で簡単に製作できる。部材の交換あるいは撤去時には、その解体も容易である。
さらに、連結部材1の軽量化により、地震時等における連結部材1固有の振動を低減することができ、個々の積層ゴム3の挙動と免震装置4全体の挙動を近づけることができる。
また、連結部材1は隣り合うH型鋼1aの間やH型鋼1bの間等に空洞部分を有するので、積層ゴム3が作動する事により発生する熱を、その上または下にある連結部材1の空洞部分に放出する事によって、積層ゴム3の発熱による性能劣化を防ぐ事が可能になる。前記の特許文献3のようにゴム間の金属板を放熱部とするなどして積層ゴム自体に放熱の仕組みを設けるほか、本発明のように連結部材1にて放熱の仕組みを設けることで、効率よく放熱を行うことができる。
【0022】
なお、図1図2等では、H型鋼1aおよびH型鋼1bを、それぞれ5本ずつ配置したが、より多くのH型鋼1a、H型鋼1bを、間隔を小さくして配置して用いてもよい。あるいは、H型鋼1a、H型鋼1bの本数を減らし、間隔を大きくして配置してもよい。
このように、用いるH型鋼1aやH型鋼1bの本数、およびその配置間隔等は、連結部材1として必要な強度、および製作性等を考慮して様々に定めることができる。
【0023】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る免震装置について、図3図4を用いて説明する。
図3は、第2の実施形態の免震装置14の概要を示す図である。図3(a)は、免震装置14の垂直方向の断面図である。図3(b)は、免震装置14の水平方向の断面図である。図3(c)は、連結部材11と積層ゴム3との連結部付近の拡大断面図である。図3(a)は、図3(b)に示す矢印C−Cによる断面図、図3(b)は、図3(a)に示す矢印B−Bによる断面図、図3(c)は、図3(b)に示す矢印D−Dによる断面図である。
【0024】
図3に示すように、免震装置14は、連結部材11、複数の積層ゴム3等からなる。
免震装置14は、積層ゴム3を同一平面で複数個ずつ配置したものを、連結部材11を用いて上下に連結して多段に重ねたものである。図3(a)等では、n段目の積層ゴム3(n)と、n+1段目の積層ゴム3(n+1)との連結部を図示している。
【0025】
図4は、連結部材11の斜視図である。なお、図4では、井桁状部材12の上部の鋼板13b(図3(a)参照)の図示を省略した。
図3図4に示すように、連結部材11は、複数のH型鋼11aおよび複数のH型鋼11bからなる井桁状部材12、鋼板13a、13bから構成される。
【0026】
H型鋼11aは、所定の間隔で複数平行に配置される。また、H型鋼11bは、H型鋼11aと同一平面で、長手方向がH型鋼11aの長手方向と直交するように、所定の間隔で複数平行に配置される。このようにして複数のH型鋼11aと複数のH型鋼11bを同一平面で井桁状に配置して、井桁状部材12が形成される。
これらH型鋼11aとH型鋼11bとは、取付け板とボルト等で緊結する、あるいは溶接する等の方法により、一体化される。
【0027】
図3(a)に示すように、鋼板13aは、H型鋼11aとH型鋼11bによる井桁状部材12の下部に取り付けられる。
図3(c)に示すように、H型鋼11aと鋼板13aとは、頭付きボルト23をH型鋼11aのフランジ29bの孔31を通して鋼板13aのネジ孔27にねじ込むことにより連結される。H型鋼11bと鋼板13aも、同様にして連結される。
【0028】
また、図3(a)に示すように、鋼板13bは、井桁状部材12の上部に取り付けられる。
図3(c)に示すように、H型鋼11aと鋼板13bとは、頭付きボルト25を鋼板13bの孔33およびH型鋼11aのフランジ29aの孔35に通し、フランジ29aの下面側からナット37を締め込むことにより連結される。H型鋼11bと鋼板13bも、同様にして連結される。
【0029】
なお、鋼板13aあるいは鋼板13bの取り付け方法はこれに限ることはなく、井桁状部材12と鋼板13a、13bを一体化するように適宜定めることができる。
また、連結部材11に加わる水平力は主に井桁状部材12で負担されるので、上記の鋼板13a、13bは、鋼板を連結部材とする前記した従来例に比べ、薄く軽量のものとすることができる。
【0030】
図3図4に示すように、H型鋼11aは、長手方向の中央付近のウェブ部に複数の孔19を有する。また、鋼板13a、鋼板13bは、中央付近に孔21を有する。これらの孔19、21は、上記したようなボルトの取付けや、ボルトの締め込みの調整時などに手を入れて連結部材11の内部から作業を行うためのものである。
【0031】
図3(a)等に示すように、積層ゴム3は、上面に上フランジ17を、下面に下フランジ15を有する。積層ゴム3(n)の上フランジ17と鋼板13aとは、例えば、ボルト等を用いて緊結される。積層ゴム3(n+1)の下フランジ15と鋼板13bも同様に、ボルト等を用いて緊結される。
【0032】
第2の実施形態では、複数のH型鋼11a、複数のH型鋼11b、および鋼板13a、13bを現場まで搬送し、現場にてH型鋼11a、11bを前記のように井桁状に組み合わせて井桁状部材12を形成し、その上部と下部に鋼板13b、13aを取り付けて、連結部材11が製作される。その後、連結部材11と各段の積層ゴム3を連結して免震装置14を組み立てる。
なお、H型鋼11a、11bは予め井桁状に組み合わせたものを現場まで搬送してもよい。
【0033】
これにより、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、第2の実施形態では、水平力を鋼板を介してH型鋼11a、11bおよび各積層ゴム3に分散して負担させ、免震性能をさらに向上させることができる。
なお、第1の実施形態においても、第2の実施形態と同様、井桁状部材2の上部と下部に鋼板を取り付けて用いてもよい。これにより、上記と同様の効果が得られる。
【0034】
加えて、第2の実施形態では、複数のH型鋼11a、11bを同一の平面で井桁状に配置することで、連結部材11の一体性が高まり、水平振動を連結部材11を介してより確実に積層ゴム3に伝えることができる。
これに対し、第1の実施形態では、H型鋼1a、1bを上下に配置し井桁状に組み合わせて連結部材1が形成されるので、連結部材の製作、解体がより容易である。これら連結部材の構成は必要に応じて選択すればよい。
【0035】
なお、以上の実施形態ではH型鋼を直交して交差させ井桁状に配置したが、これに限らず、H型鋼を斜交させて井桁状に配置することも可能である。
また、連結部材にはH型鋼を用いたが、その他の鋼材であってもよい。ただし、H型鋼を用いることにより、軽量かつ高強度の連結部材が製作できる利点がある。
さらに、積層ゴムに変えて免震機能を有するその他の免震部材、例えば転がり支承など、を用いることも可能である。
【0036】
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0037】
1、11………連結部材
1a、1b、11a、11b………H型鋼
2、12………井桁状部材
3、3(n)、3(n+1)………積層ゴム
4、14………免震装置
5、15………下フランジ
7、17………上フランジ
13a、13b………鋼板
29a、29b………フランジ
図1
図2
図3
図4