(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1チェーン構造の第1発光ダイオードパッケージの出力は、前記第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージの前記ダミーリードフレームを介して前記第1チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージに供給される、請求項6に記載の光源モジュール。
前記第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージの出力は、前記第1チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージの前記ダミーリードフレームを介して前記第2チェーン構造の第4発光ダイオードパッケージに供給される、請求項6に記載の光源モジュール。
前記プリント基板上に形成され、前記第1チェーン構造の複数の発光ダイオードパッケージの出力と前記第2チェーン構造の複数の発光ダイオードパッケージの前記ダミーリードフレームとを接続する第1接続配線と、
前記プリント基板上に形成され、前記第2チェーン構造の複数の発光ダイオードパッケージの出力と前記第1チェーン構造の複数の発光ダイオードパッケージの前記ダミーリードフレームとを接続する第2接続配線とをさらに含む、請求項6に記載の光源モジュール。
プリント基板と、前記プリント基板上に順次配列されて実装され、第1チェーン構造及び第2チェーン構造を構成する複数の発光ダイオードパッケージとを含み、前記複数の発光ダイオードパッケージのそれぞれが、光を発生する発光ダイオードチップ、内部に前記発光ダイオードチップを収納するケース、前記ケースの内部に互いに離隔して配置され、前記発光ダイオードチップに電気的に接続された正極リード及び負極リードを備えるリードフレーム、並びに前記リードフレームと絶縁されて離隔配置され、前記ケースの内部で互いに物理的に離隔して電気的に接続され、配線を形成する複数のダミーリードフレームを備える光源モジュールと、
前記光源モジュールの一側に配置され、前記光源モジュールから発生した光をガイドする導光板と、
前記光源モジュール及び前記導光板を収納する収納容器とを含み、
前記光源モジュールは、前記第1チェーン構造を構成する1つの発光ダイオードパッケージの出力が、隣接する前記第2チェーン構造の発光ダイオードパッケージの前記ダミーリードフレームを介して前記第1チェーン構造の他の発光ダイオードパッケージに接続される、バックライトユニット。
【背景技術】
【0002】
一般に、液晶表示装置は、薄型、軽量、低消費電力という利点があり、モニタ、ノートパソコン、携帯電話、大型テレビなどに用いられる。このような液晶表示装置は、液晶の光透過率を用いて画像を表示する液晶パネルと、前記液晶パネルの下方に配置されて光を供給するバックライトユニットとから構成される。
【0003】
前記バックライトユニットは、前記液晶パネルに必要な光を発生する光源モジュールを含む。前記光源モジュールの光源としては、冷陰極蛍光ランプ(Cold Cathode Fluorescent Lamp; CCFL)、平面蛍光ランプ(Flat Fluorescent Lamp; FFL)、発光ダイオード(Light Emitting Diode; LED)などが主に用いられる。
【0004】
ここで、前記発光ダイオードは、高発光効率、長寿命、低消費電力という特徴があり、前記バックライトユニットの光源モジュールの光源として用いられる。前記発光ダイオードは、発光チップがケース内に実装されたパッケージ形態で製作され、前記光源モジュールの光源として用いられる。
【0005】
図12Aは従来の発光ダイオードパッケージの概略構成図であり、
図12Bは
図12AのI−I’線断面図である。
同図に示すように、従来の発光ダイオードパッケージ1は、互いに分離されている2つのリード、すなわち正極リード6a及び負極リード6bからなるリードフレーム6と、リードフレーム6の一面に実装された発光ダイオードチップ4とから構成される。
【0006】
ここで、発光ダイオードチップ4は、金(Au)や銀(Ag)などで形成されたワイヤ5により、リードフレーム6の正極リード6a及び負極リード6bにそれぞれ接続される。
【0007】
前述したリードフレーム6、発光ダイオードチップ4及びワイヤ5は、不透明な樹脂などで形成されたケース2により覆われる。ここで、リードフレーム6の正極リード6a及び負極リード6bの一部は、プリント基板(図示せず)上に実装できるように外部に露出する。
【0008】
また、ケース2により覆われた発光ダイオードチップ4は、透明な樹脂などで形成された封止材3により覆われて保護される。
【0009】
図13は従来の光源モジュールを示す概略図である。
同図に示すように、前述した発光ダイオードパッケージ1は、プリント基板11上に複数実装されて光源モジュール10を構成する。
【0010】
ここで、複数の発光ダイオードパッケージ1はグループ化されて構成されるが、これをチェーンという。従来の光源モジュール10においては、プリント基板11上に実装された複数の発光ダイオードパッケージ1のうち奇数番目に位置する発光ダイオードパッケージ1と偶数番目に位置する発光ダイオードパッケージ1とをそれぞれグループ化し、2チェーン構造で構成される。
【0011】
つまり、光源モジュール10は、プリント基板11上に複数の発光ダイオードパッケージ1がグループ化されて実装された第1チェーン構造及び第2チェーン構造で構成される。また、それぞれのグループは、プリント基板11に形成された配線、例えば電源供給配線13a、13b及び接続配線14a、14bに接続される。
【0012】
前記第1チェーン構造は、プリント基板11の第1電源供給配線13aに接続された第1発光ダイオードパッケージ1、第1接続配線14aを介して第1発光ダイオードパッケージ1に接続された第3発光ダイオードパッケージ1、及び第5発光ダイオードパッケージ1のグループから構成される。
【0013】
また、前記第2チェーン構造は、プリント基板11の第2電源供給配線13bに接続された第2発光ダイオードパッケージ1、及び第2接続配線14bを介して第2発光ダイオードパッケージ1に接続された第4発光ダイオードパッケージ1のグループから構成される。
【0014】
すなわち、前記第1チェーン構造の発光ダイオードパッケージ1と前記第2チェーン構造の発光ダイオードパッケージ1とは、プリント基板11上に交互に実装される。
【0015】
ここで、前記第1チェーン構造及び前記第2チェーン構造を構成する複数の発光ダイオードパッケージ1は、極性が交互になるように電極が構成され、プリント基板11上に実装される。例えば、前記第1チェーン構造を構成する第1発光ダイオードパッケージ1は、(+)、(−)で電極を構成し、第1接続配線14aを介して第1発光ダイオードパッケージ1に接続された第3発光ダイオードパッケージ1は、(−)、(+)で電極を構成する。また、第1接続配線14aを介して第3発光ダイオードパッケージ1に接続された第5発光ダイオードパッケージ1は、(+)、(−)で電極を構成する。これにより、前記第1チェーン構造を構成する複数の発光ダイオードパッケージ1は互いに直列に接続される。
【0016】
また、前記第2チェーン構造も、前記第1チェーン構造と同様に構成される。さらに、前記第1チェーン構造と前記第2チェーン構造とは並列に構成される。
【0017】
一方、従来の光源モジュール10においては、発光ダイオードパッケージ1のチェーン構造の数が増加するにつれて、プリント基板11の幅Dが増加する。
【0018】
例えば、前記第1チェーン構造を構成する複数の発光ダイオードパッケージ1が第1接続配線14aにより互いに接続された状態で、前記第2チェーン構造を構成する複数の発光ダイオードパッケージ1が互いに接続されるようにするためには、第2接続配線14bが前記第1チェーン構造の発光ダイオードパッケージ1の上段又は下段に形成されなければならず、それにより、プリント基板11の幅Dが増加する。
【0019】
また、発光ダイオードパッケージ1のチェーン構造の数が増加するにつれて、光源モジュール10は多重層構造のプリント基板11を用いることになり、プリント基板11の背面にも配線を形成しなければならない。プリント基板11の上面に形成された配線とプリント基板11の背面に形成された配線とはホール15を介して接続されるが、発光ダイオードパッケージ1のチェーン構造の数が増加するにつれて、プリント基板11の背面に形成された配線の数及び長さが増加する。
【0020】
さらに、光源モジュール10は液晶表示装置の収納容器の側壁に収納されるが、液晶表示装置のスリム化により、光源モジュール10のプリント基板11の幅がさらに制限されている。
【0021】
つまり、従来の光源モジュール10においては、発光ダイオードパッケージ1のチェーン構造の数が増加するにつれてプリント基板11の幅Dが増加し、それを解決するために多重層構造のプリント基板11を適用しているが、それは光源モジュール10の製造コストを増加させる。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付図面を参照して本発明による発光ダイオードパッケージ、それを含む光源モジュール及びバックライトユニットについて詳細に説明する。本明細書においては、説明の便宜上、液晶表示装置を例に挙げて説明する。しかし、本発明は、液晶表示装置だけでなく、バックライトユニットが用いられる様々なフラットパネルディスプレイにも適用できることは自明である。
【0030】
図1は本発明の第1実施形態による発光ダイオードパッケージの概略構成図であり、
図2は
図1に示す発光ダイオードパッケージの透過斜視図である。
【0031】
図1及び
図2に示すように、本実施形態による発光ダイオードパッケージ100は、ケース110、リードフレーム131、133、ダミーリードフレーム141、143及び発光ダイオードチップ120を含んでもよい。
【0032】
ケース110は、上面が開口したU字状に形成され、内部にリードフレーム131、133、ダミーリードフレーム141、143及び発光ダイオードチップ120を収容できる収納空間を有するようにしてもよい。ケース110は、内部に収容された構成要素の絶縁及び保護のために、ポリマーやセラミックなどの絶縁物質で形成されてもよい。
【0033】
また、ケース110の内部には、発光ダイオードチップ120から発生した光の拡散のために、透明な樹脂などで形成された封止材(図示せず)が充填されてもよい。さらに、ケース110の内面には、所定の反射物質(図示せず)がコーティングされてもよい。
【0034】
リードフレーム131、133は、正極リード131及び負極リード133を含んでもよい。正極リード131と負極リード133とは、ケース110の両側に互いに対応するように配置されてもよい。また、正極リード131と負極リード133とは、ケース110の内部で互いに離隔して電気的に絶縁されるようにしてもよい。
【0035】
正極リード131及び負極リード133は、端部の一部がそれぞれケース110の外部に露出するようにしてもよい。例えば、正極リード131の端部の一部はケース110の一側壁から外部に露出し、負極リード133の端部の一部はケース110の他側壁から外部に露出するようにしてもよい。
【0036】
発光ダイオードチップ120は、ケース110の内部で正極リード131に実装されてもよい。発光ダイオードチップ120は、導電性エポキシによるダイボンディング方式で正極リード131に実装されてもよいが、これに限定されるものではない。場合によっては、発光ダイオードチップ120は、負極リード133に実装されてもよい。
【0037】
発光ダイオードチップ120は、第1ワイヤ135を介して正極リード131及び負極リード133にそれぞれ電気的に接続されてもよい。例えば、発光ダイオードチップ120のn型電極、すなわちアノード端子は、第1ワイヤ135を介して正極リード131に接続され、発光ダイオードチップ120のp型電極、すなわちカソード端子は、第1ワイヤ135を介して負極リード133に接続される。
【0038】
詳細には図示していないが、発光ダイオードチップ120は、n型半導体層と、p型半導体層と、前記n型半導体層と前記p型半導体層との間に形成された発光層と、前記n型半導体層に接続されるように形成されたn型電極と、前記p型半導体層に接続されるように形成されたp型電極とから構成されてもよい。
【0039】
具体的には、発光ダイオードチップ120においては、サファイア、ガリウムナイトライド(GaN)、シリコンカーバイド(SiC)などの透明な材料で形成された基板(図示せず)上にn型半導体不純物をドーピングし、GaN又はGaN/AlGaN系のn型半導体層を形成してもよい。前記n型半導体不純物は、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)又はスズ(Sn)であってもよい。
【0040】
前記n型半導体層上には発光層を形成してもよい。前記発光層は、GaN系の物質からなるようにしてもよい。前記発光層は、単一量子井戸構造(Single Quantum Well: SQW)や多重量子井戸構造(Multi Quantum Well: MQW)に形成されてもよい。
【0041】
また、発光ダイオードチップ120においては、活性層上にp型半導体不純物がドーピングされたGaN又はGaN/AlGaN系のp型半導体層を形成してもよい。前記p型半導体不純物は、マグネシウム(Mg)であってもよい。
【0042】
さらに、前記n型半導体層の一部が露出するように前記p型半導体層と前記発光層をエッチングし、エッチングにより露出した前記n型半導体層上にn型電極を形成してもよい。さらに、エッチングされていない前記p型半導体層上にp型電極を形成してもよい。
【0043】
このような構成を有する発光ダイオードチップ120においては、前記n型電極及び前記p型電極を介して外部から電界が印加されると、前記n型半導体層及び前記p型半導体層から前記発光層へ電子と正孔が供給される。また、前記発光層で電子と正孔が再結合して発生するエネルギーが光に変換され、生成された光が外部に放出される。
【0044】
ダミーリードフレーム141、143は、リードフレーム131、133から離隔して配置されて電気的に絶縁されるようにしてもよい。ダミーリードフレーム141、143は、第1ダミーリード141及び第2ダミーリード143を含んでもよい。
【0045】
第1ダミーリード141は、ケース110の一側に正極リード131から離隔して配置されてもよい。第2ダミーリード143は、ケース110の他側に負極リード133から離隔して配置されてもよい。また、第1ダミーリード141と第2ダミーリード143とは、ケース110の内部で互いに離隔して電気的に絶縁されるようにしてもよい。
【0046】
第1ダミーリード141及び第2ダミーリード143は、端部の一部がそれぞれケース110の外部に露出するようにしてもよい。例えば、第1ダミーリード141の端部の一部はケース110の一側壁から外部に露出し、第2ダミーリード143の端部の一部はケース110の他側壁から外部に露出するようにしてもよい。露出した第1ダミーリード141の端部及び第2ダミーリード143の端部は、ケース110の両側で互いに対応するようにしてもよい。
【0047】
第1ダミーリード141と第2ダミーリード143とは、ケース110の内部で第2ワイヤ145を介して電気的に接続されてもよい。すなわち、第1ダミーリード141と第2ダミーリード143とは、リードフレーム131、133と絶縁されて離隔配置され、ケース110の内部で第2ワイヤ145を介して互いに接続されることにより、発光ダイオードパッケージ100の内部に1本の配線として形成される。
【0048】
よって、本実施形態による発光ダイオードパッケージ100においては、パッケージの内部に別途の配線の役割を果たすダミーリードフレーム141、143を構成することにより、発光ダイオードパッケージ100が後述する光源モジュールのプリント基板上に複数実装される場合、前記プリント基板に形成される配線の数又は長さを減少させることができる。
【0049】
図3は本発明の第2実施形態による発光ダイオードパッケージの概略構成図であり、
図4は
図3に示す発光ダイオードパッケージの透過斜視図である。
【0050】
本実施形態による発光ダイオードパッケージ101は、2つのダミーリードフレームが形成されていることを除いては、
図1及び
図2を参照して説明した第1実施形態による発光ダイオードパッケージ100と同様であり、同じ部材についての詳細な説明は省略する。
【0051】
図3及び
図4に示すように、本実施形態による発光ダイオードパッケージ101は、ケース110、リードフレーム131、133、第1ダミーリードフレーム141、143、第2ダミーリードフレーム151、153及び発光ダイオードチップ120を含んでもよい。
【0052】
ケース110は、上面が開口しており、内部にリードフレーム131、133、第1ダミーリードフレーム141、143、第2ダミーリードフレーム151、153及び発光ダイオードチップ120を収納する。ケース110の内部には封止材が充填されてもよく、ケース110の内面には反射物質がコーティングされてもよい。
【0053】
リードフレーム131、133は、正極リード131及び負極リード133を含んでもよい。正極リード131と負極リード133とは、ケース110の両側に互いに対応するように配置され、ケース110の内部で互いに離隔して電気的に絶縁されるようにしてもよい。また、正極リード131及び負極リード133は、端部の一部がそれぞれケース110の両壁から外部に露出するようにしてもよい。
【0054】
発光ダイオードチップ120は、ケース110の内部で正極リード131に実装されてもよい。発光ダイオードチップ120は、第1ワイヤ135を介して正極リード131及び負極リード133にそれぞれ電気的に接続されてもよい。例えば、発光ダイオードチップ120のアノード端子は、第1ワイヤ135を介して正極リード131に接続され、発光ダイオードチップ120のカソード端子は、第1ワイヤ135を介して負極リード133に接続される。
【0055】
第1ダミーリードフレーム141、143及び第2ダミーリードフレーム151、153は、それぞれリードフレーム131、133から離隔して配置されて電気的に絶縁されるようにしてもよい。第1ダミーリードフレーム141、143は、第1ダミーリード141及び第2ダミーリード143を含んでもよい。第2ダミーリードフレーム151、153は第3ダミーリード151及び第4ダミーリード153を含んでもよい。
【0056】
第1ダミーリードフレーム141、143の第1ダミーリード141は、ケース110の一側に正極リード131から離隔して配置されてもよい。第1ダミーリードフレーム141、143の第2ダミーリード143は、ケース110の他側に負極リード133から離隔して配置されてもよい。また、第1ダミーリード141と第2ダミーリード143とは、ケース110の内部で互いに離隔して電気的に絶縁されるようにしてもよい。
【0057】
第2ダミーリードフレーム151、153の第3ダミーリード151は、ケース110の一側に正極リード131及び第1ダミーリード141から離隔して配置されてもよい。第2ダミーリードフレーム151、153の第4ダミーリード153は、ケース110の他側に負極リード133及び第2ダミーリード143から離隔して配置されてもよい。また、第3ダミーリード151と第4ダミーリード153とは、ケース110の内部で互いに離隔して電気的に絶縁されるようにしてもよい。
【0058】
つまり、第3ダミーリード151は、正極リード131を中心として第1ダミーリード141に対向するようにケース110の一側に配置され、第4ダミーリード153は、負極リード133を中心として第2ダミーリード143に対向するようにケース110の他側に配置されるようにしてもよい。
【0059】
また、第1ダミーリード141及び第2ダミーリード143は、端部の一部がそれぞれケース110の外部に露出し、露出した第1ダミーリード141及び第2ダミーリード143は、ケース110の両側で互いに対応するようにしてもよい。
【0060】
さらに、第3ダミーリード151及び第4ダミーリード153は、端部の一部がそれぞれケース110の外部に露出し、露出した第3ダミーリード151及び第4ダミーリード153は、ケース110の両側で互いに対応するようにしてもよい。
【0061】
ここで、露出した第1ダミーリード141及び第3ダミーリード151は、露出した正極リード131を中心として互いに対向するようにケース110の一側に配置され、露出した第2ダミーリード143及び第4ダミーリード153は、露出した負極リード133を中心として互いに対向するようにケース110の他側に配置されてもよい。
【0062】
また、第1ダミーリード141と第2ダミーリード143とは、ケース110の内部で第2ワイヤ145を介して電気的に接続され、第3ダミーリード151と第4ダミーリード153とは、ケース110の内部で第3ワイヤ155を介して電気的に接続されてもよい。
【0063】
すなわち、第1ダミーリード141と第2ダミーリード143とは、ケース110の内部で第2ワイヤ145を介して互いに接続されて1本の配線を形成し、第3ダミーリード151と第4ダミーリード153とは、ケース110の内部で第3ワイヤ155を介して互いに接続されて他の1本の配線を形成するようにしてもよい。
【0064】
よって、本実施形態による発光ダイオードパッケージ101においては、パッケージの内部に別途の配線の役割を果たす2つのダミーリードフレーム、すなわち第1ダミーリードフレーム141、143及び第2ダミーリードフレーム151、153を構成することにより、発光ダイオードパッケージ101が実装されるプリント基板の配線の数又は長さを減少させることができる。
【0065】
図5は本発明の第3実施形態による発光ダイオードパッケージの概略構成図であり、
図6は
図5に示す発光ダイオードパッケージの透過斜視図である。
【0066】
本実施形態による発光ダイオードパッケージ102は、ダミーリードフレーム160がパッケージの内部に一体型に形成されていることを除いては、
図1及び
図2を参照して説明した第1実施形態による発光ダイオードパッケージ100と同様であり、同じ部材についての詳細な説明は省略する。
【0067】
図5及び
図6に示すように、本実施形態による発光ダイオードパッケージ102は、ケース110、リードフレーム131、133、ダミーリードフレーム160及び発光ダイオードチップ120を含んでもよい。
【0068】
ケース110は、上面が開口しており、内部にリードフレーム131、133、ダミーリードフレーム160及び発光ダイオードチップ120を収納する。ケース110の内部には封止材が充填されてもよく、ケース110の内面には反射物質がコーティングされてもよい。
【0069】
リードフレーム131、133は、正極リード131及び負極リード133を含んでもよい。正極リード131と負極リード133とは、ケース110の両側に互いに対応するように配置され、ケース110の内部で互いに離隔して電気的に絶縁されるようにしてもよい。また、正極リード131及び負極リード133は、端部の一部がそれぞれケース110の両壁から外部に露出するようにしてもよい。
【0070】
発光ダイオードチップ120は、ケース110の内部で正極リード131に実装されてもよい。発光ダイオードチップ120は、第1ワイヤ135を介して正極リード131及び負極リード133にそれぞれ電気的に接続されてもよい。例えば、発光ダイオードチップ120のアノード端子は、第1ワイヤ135を介して正極リード131に接続され、発光ダイオードチップ120のカソード端子は、第1ワイヤ135を介して負極リード133に接続される。
【0071】
ダミーリードフレーム160は、ケース110の一側からケース110の内部を通ってケース110の他側に長く延びるように一体型に形成されてもよい。ダミーリードフレーム160は、リードフレーム131、133から離隔して配置されて電気的に絶縁されるようにしてもよい。
【0072】
ダミーリードフレーム160の一側は、ケース110の一側壁から外部に露出し、ダミーリードフレーム160の他側は、ケース110の他側壁から外部に露出するようにしてもよい。
【0073】
また、露出したダミーリードフレーム160の一側は、ケース110の一側で露出した正極リード131から離隔し、露出したダミーリードフレーム160の他側は、ケース110の他側で露出した負極リード133から離隔するようにしてもよい。
【0074】
さらに、露出したダミーリードフレーム160の一側及び他側は、ケース110の両側で互いに対応するようにしてもよい。
【0075】
つまり、本実施形態による発光ダイオードパッケージ102においては、パッケージの内部に別途の配線の役割を果たすダミーリードフレーム160を構成することにより、発光ダイオードパッケージ102が実装されるプリント基板の配線の数又は長さを減少させることができる。
【0076】
一方、本実施形態においては、発光ダイオードパッケージ102の内部に1つのダミーリードフレーム160が構成されて配線を形成する場合を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態の発光ダイオードパッケージ102は、ケース110の内部に2つのダミーリードフレーム160が構成されてそれぞれ配線を形成するようにしてもよい。ここで、2つのダミーリードフレーム160は、互いに離隔して絶縁されており、リードフレーム131、133、すなわち正極リード131及び負極リード133を中心として互いに対向するように配置されてもよい。
【0077】
図7は本発明の第4実施形態による発光ダイオードパッケージの概略構成図であり、
図8は
図7に示す発光ダイオードパッケージの透過斜視図である。
【0078】
本実施形態による発光ダイオードパッケージ103は、ダミーリードフレーム170がパッケージの外面に形成されることを除いては、
図1及び
図2を参照して説明した第1実施形態による発光ダイオードパッケージ100と同様であり、同じ部材についての詳細な説明は省略する。
【0079】
図7及び
図8に示すように、本実施形態による発光ダイオードパッケージ103は、ケース110、リードフレーム131、133、ダミーリードフレーム170及び発光ダイオードチップ120を含んでもよい。
【0080】
ケース110は、上面が開口しており、内部にリードフレーム131、133及び発光ダイオードチップ120を収納する。ケース110の内部には封止材が充填されてもよく、ケース110の内面には反射物質がコーティングされてもよい。
【0081】
リードフレーム131、133は、正極リード131及び負極リード133を含んでもよい。正極リード131と負極リード133とは、ケース110の両側に互いに対応するように配置され、ケース110の内部で互いに離隔して電気的に絶縁されるようにしてもよい。また、正極リード131及び負極リード133は、端部の一部がそれぞれケース110の両壁から外部に露出するようにしてもよい。
【0082】
発光ダイオードチップ120は、ケース110の内部で正極リード131に実装されてもよい。発光ダイオードチップ120は、第1ワイヤ135を介して正極リード131及び負極リード133にそれぞれ電気的に接続されてもよい。例えば、発光ダイオードチップ120のアノード端子は、第1ワイヤ135を介して正極リード131に接続され、発光ダイオードチップ120のカソード端子は、第1ワイヤ135を介して負極リード133に接続される。
【0083】
ダミーリードフレーム170は、ケース110の一側からケース110の外面に沿ってケース110の他側に長く延びるように一体型に形成されてもよい。ダミーリードフレーム170の一側は、ケース110の一側で露出した正極リード131から離隔し、ダミーリードフレーム170の他側は、ケース110の他側で露出した負極リード133から離隔するようにしてもよい。
【0084】
また、ダミーリードフレーム170の一側及び他側は、ケース110の両側で互いに対応するようにしてもよい。
【0085】
つまり、本実施形態による発光ダイオードパッケージ103においては、ケース110の外面に沿って別途の配線の役割を果たすダミーリードフレーム170を構成することにより、発光ダイオードパッケージ103が実装されるプリント基板の配線の数又は長さを減少させることができる。
【0086】
一方、本実施形態においては、発光ダイオードパッケージ103のケース110の一方の外面に沿って1つのダミーリードフレーム170が構成されて配線を形成する場合を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態の発光ダイオードパッケージ103は、ケース110の両方の外面に沿って2つのダミーリードフレーム170が構成されてそれぞれ配線を形成するようにしてもよい。
【0087】
図9は本発明の第1実施形態による光源モジュールの一部分を示す概略図である。
【0088】
本実施形態においては、説明の便宜上、
図3及び
図4を参照して説明した第2実施形態による発光ダイオードパッケージ101が用いられた光源モジュール200を例に挙げて説明する。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、前述した様々な実施形態による発光ダイオードパッケージを光源モジュール200に用いることができることは自明である。
【0089】
図9に示すように、本実施形態による光源モジュール200は、プリント基板210と、プリント基板210上に実装された複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_bとを含んでもよい。
【0090】
プリント基板210上には、複数の配線が形成されてもよい。例えば、プリント基板210上には、複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_bに動作電源を供給する第1電源配線211及び第2電源配線213が形成されてもよい。また、プリント基板210上には、複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_bのそれぞれを互いに接続させる第1接続配線221及び第2接続配線223が形成されてもよい。
【0091】
ここで、第1接続配線221は、第1チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとそれに隣接する第2チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとを接続する配線である。また、第2接続配線223は、第2チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとそれに隣接する第1チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとを接続する配線である。
【0092】
複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_bは、
図3及び
図4を参照して説明したように、内部にリードフレーム131、133とは別に形成されて配線の役割を果たす第1ダミーリードフレーム141、143及び第2ダミーリードフレーム151、153が構成されている。
【0093】
このような複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_bは、プリント基板210上に実装されて一列に配置されてもよい。複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_bは、所定数ずつグループ化されてチェーン構造を構成するようにしてもよい。
【0094】
例えば、プリント基板210上に実装された複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_bのうち、奇数番目に位置する発光ダイオードパッケージ101_aが1つのグループとなって第1チェーン構造を構成し、偶数番目に位置する発光ダイオードパッケージ101_bが他の1つのグループとなって第2チェーン構造を構成する。
【0095】
これにより、プリント基板210上には、第1チェーン構造の発光ダイオードパッケージ101_aと第2チェーン構造の発光ダイオードパッケージ101_bとが交互に配列されて実装される。例えば、プリント基板210上には、複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_bが第1チェーン構造、第2チェーン構造の順序で配列されて実装されてもよい。
【0096】
第1チェーン構造は、プリント基板210の第1電源配線211に接続された第1発光ダイオードパッケージ101_aと、第1発光ダイオードパッケージ101_aに第1接続配線221を介して接続された第3発光ダイオードパッケージとのグループで構成されてもよい。
【0097】
また、第2チェーン構造は、プリント基板210の第2電源配線213に接続された第2発光ダイオードパッケージ101_bと、第2発光ダイオードパッケージ101_bに第2接続配線223を介して接続された第4発光ダイオードパッケージとのグループで構成されてもよい。
【0098】
一方、第1チェーン構造の第1発光ダイオードパッケージ101_a及び第3発光ダイオードパッケージは、その電極の極性が交互になるように配列されてプリント基板210上に実装されてもよい。例えば、第1発光ダイオードパッケージ101_aは(+)、(−)で電極が構成されて実装され、第3発光ダイオードパッケージは、(−)、(+)で電極が構成されて実装される。また、第2チェーン構造を構成する複数の発光ダイオードパッケージ101_bも、その電極の極性が交互になるように配列されてプリント基板210上に実装されてもよい。
【0099】
以下、本実施形態による光源モジュール200における各チェーン構造の複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b間の接続を説明する。
【0100】
まず、第1チェーン構造の第1発光ダイオードパッケージ101_aの正極リード131は、第1電源配線211に接続されて外部から動作電源が供給される。第1発光ダイオードパッケージ101_aの出力は、負極リード133と第1接続配線221を介して第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージ101_bの第3ダミーリード151に供給される。
【0101】
次いで、第1発光ダイオードパッケージ101_aの出力は、第2発光ダイオードパッケージ101_bの内部で第3ダミーリード151に接続された第4ダミーリード153と第2接続配線223を介して第1チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0102】
すなわち、第1チェーン構造の第1発光ダイオードパッケージ101_aの出力は、第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージ101_bの第2ダミーリードフレーム151、153を介して第1チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0103】
また、第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージ101_bの正極リード131は、第2電源配線213に接続されて外部から動作電源が供給される。第2発光ダイオードパッケージ101_bの出力は、負極リード133と第2接続配線223を介して第1チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージの第2ダミーリード143に供給される。
【0104】
次いで、第2発光ダイオードパッケージ101_bの出力は、第3発光ダイオードパッケージの内部で第2ダミーリード143に接続された第1ダミーリード141と第1接続配線221を介して第2チェーン構造の第4発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0105】
すなわち、第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージ101_bの出力は、第1チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージの第1ダミーリードフレーム141、143を介して第4発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0106】
前述したように、本実施形態による光源モジュール200においては、各チェーン構造の複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b間の接続に、隣接する発光ダイオードパッケージの内部に形成された配線、すなわちダミーリードフレームを用いることにより、プリント基板210の幅d1を小さくすることができる。
【0107】
つまり、本実施形態の光源モジュール200は、従来の光源モジュールに比べてプリント基板210の幅d1を小さくすることができ、光源モジュール200の製造コストを低減することができる。
【0108】
ここで、光源モジュール200のプリント基板210上に実装された複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_bのうち、1番目の発光ダイオードパッケージ、すなわち第1発光ダイオードパッケージ101_aとしては、
図12A及び
図12Bを参照して説明した従来構造の発光ダイオードパッケージを用いてもよい。
【0109】
図10は本発明の第2実施形態による光源モジュールの一部分を示す概略図である。
【0110】
本実施形態による光源モジュール201においては、複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_cが3チェーン構造でプリント基板210上に実装される。
【0111】
例えば、プリント基板210上に実装された複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_cのうち、第1発光ダイオードパッケージ101_aと第4発光ダイオードパッケージが1つのグループとなって第1チェーン構造を構成し、第2発光ダイオードパッケージ101_bと第5発光ダイオードパッケージが他の1つのグループとなって第2チェーン構造を構成し、第3発光ダイオードパッケージ101_cと第6発光ダイオードパッケージがさらに他の1つのグループとなって第3チェーン構造を構成する。
【0112】
これにより、プリント基板210上には、第1チェーン構造の発光ダイオードパッケージ101_aと第2チェーン構造の発光ダイオードパッケージ101_bと第3チェーン構造の発光ダイオードパッケージ101_cとが順次配列されて実装される。例えば、プリント基板210上には、複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_cが第1チェーン構造、第2チェーン構造、第3チェーン構造の順序で配列されて実装されてもよい。
【0113】
各チェーン構造を構成する複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_cは、その電極の極性が交互になるようにプリント基板210上に実装されてもよい。例えば、第1発光ダイオードパッケージ101_aと第4発光ダイオードパッケージ、第2発光ダイオードパッケージ101_bと第5発光ダイオードパッケージ、及び第3発光ダイオードパッケージ101_cと第6発光ダイオードパッケージは、それぞれ異なる極性の電極が交互に接続されるようにプリント基板210上に実装される。
【0114】
プリント基板210上には、複数の配線が形成されてもよい。例えば、プリント基板210上には、複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_cに動作電源を供給する第1電源配線211、第2電源配線213及び第3電源配線215が形成されてもよい。また、プリント基板210上には、複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_cのそれぞれを互いに接続させる第1接続配線221、第2接続配線223及び第3接続配線225が形成されてもよい。
【0115】
ここで、第1接続配線221は、第1チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとそれに隣接する第2チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとを接続する配線である。また、第2接続配線223は、第2チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとそれに隣接する第3チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとを接続する配線である。さらに、第3接続配線225は、第3チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとそれに隣接する第1チェーン構造を構成する発光ダイオードパッケージとを接続する配線である。
【0116】
以下、本実施形態による光源モジュール201における各チェーン構造の複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_c間の接続を説明する。
【0117】
まず、第1チェーン構造の第1発光ダイオードパッケージ101_aの正極リード131は、第1電源配線211に接続されて外部から動作電源が供給される。第1発光ダイオードパッケージ101_aの出力は、負極リード133と第1接続配線221を介して第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージ101_bの第3ダミーリード151に供給される。
【0118】
次いで、第2発光ダイオードパッケージ101_bに供給された第1発光ダイオードパッケージ101_aの出力は、第2発光ダイオードパッケージ101_bの内部で第3ダミーリード151に接続された第4ダミーリード153と第2接続配線223を介して第3チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージ101_cの第3ダミーリード151に供給される。
【0119】
第3発光ダイオードパッケージ101_cに供給された第1発光ダイオードパッケージ101_aの出力は、第3発光ダイオードパッケージ101_cの内部で第3ダミーリード151に接続された第4ダミーリード153と第3接続配線225を介して第1チェーン構造の第4発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0120】
すなわち、第1チェーン構造の第1発光ダイオードパッケージ101_aの出力は、第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージ101_bの第2ダミーリードフレーム151、153と第3チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージ101_cの第2ダミーリードフレーム151、153を介して第1チェーン構造の第4発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0121】
また、第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージ101_bの正極リード131は、第2電源配線213に接続されて外部から動作電源が供給される。第2発光ダイオードパッケージ101_bの出力は、負極リード133と第2接続配線223を介して第3チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージ101_cの第1ダミーリード141に供給される。
【0122】
ここで、第2発光ダイオードパッケージ101_bの負極リード133と第3発光ダイオードパッケージ101_cの第1ダミーリード141との間にはホール230が形成されており、第2接続配線223は、プリント基板210の背面に形成され、ホール230を介して第2発光ダイオードパッケージ101_bの負極リード133と第3発光ダイオードパッケージ101_cの第1ダミーリード141とを接続する。
【0123】
次いで、第3発光ダイオードパッケージ101_cに供給された第2発光ダイオードパッケージ101_bの出力は、第3発光ダイオードパッケージ101_cの内部で第1ダミーリード141に接続された第2ダミーリード143と第3接続配線225を介して第1チェーン構造の第4発光ダイオードパッケージの第2ダミーリード143に供給される。
【0124】
第4発光ダイオードパッケージに供給された第2発光ダイオードパッケージ101_bの出力は、第4発光ダイオードパッケージの内部で第2ダミーリード143に接続された第1ダミーリード141と第1接続配線221を介して第2チェーン構造の第5発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0125】
すなわち、第2チェーン構造の第2発光ダイオードパッケージ101_bの出力は、第3チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージ101_cの第1ダミーリードフレーム141、143と第1チェーン構造の第4発光ダイオードパッケージの第1ダミーリードフレーム141、143を介して第2チェーン構造の第5発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0126】
さらに、第3チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージ101_cの正極リード131は、第3電源配線215に接続されて外部から動作電源が供給される。第3発光ダイオードパッケージ101_cの出力は、負極リード133と第3接続配線225を介して第1チェーン構造の第4発光ダイオードパッケージの第4ダミーリード153に供給される。
【0127】
ここで、第3発光ダイオードパッケージ101_cの負極リード133と第4発光ダイオードパッケージの第4ダミーリード153との間にはホール230が形成されており、第3接続配線225は、プリント基板210の背面に形成され、ホール230を介して第3発光ダイオードパッケージ101_cの負極リード133と第4発光ダイオードパッケージの第4ダミーリード153とを接続する。
【0128】
次いで、第4発光ダイオードパッケージに供給された第3発光ダイオードパッケージ101_cの出力は、第4発光ダイオードパッケージの内部で第4ダミーリード153に接続された第3ダミーリード151と第1接続配線221を介して第2チェーン構造の第5発光ダイオードパッケージの第4ダミーリード153に供給される。
【0129】
第5発光ダイオードパッケージに供給された第3発光ダイオードパッケージ101_cの出力は、第5発光ダイオードパッケージの内部で第4ダミーリード153に接続された第3ダミーリード151と第2接続配線223を介して第3チェーン構造の第6発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0130】
すなわち、第3チェーン構造の第3発光ダイオードパッケージ101_cの出力は、第1チェーン構造の第4発光ダイオードパッケージの第2ダミーリードフレーム151、153と第2チェーン構造の第5発光ダイオードパッケージの第2ダミーリードフレーム151、153を介して第3チェーン構造の第6発光ダイオードパッケージの負極リード133に供給される。
【0131】
ここで、光源モジュール201のプリント基板210上に実装された複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_cのうち、1番目の発光ダイオードパッケージ、すなわち第1発光ダイオードパッケージ101_aとしては、
図12A及び
図12Bを参照して説明した従来構造の発光ダイオードパッケージを用いてもよい。
【0132】
前述したように、本実施形態による光源モジュール201においては、各チェーン構造の複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_c間の接続に、隣接する発光ダイオードパッケージの内部に形成された配線、すなわちダミーリードフレームを用いることにより、プリント基板210の幅d2を小さくすることができる。
【0133】
つまり、本実施形態の光源モジュール201は、従来の光源モジュールに比べてプリント基板210の幅d2を小さくすることができ、光源モジュール201の製造コストを低減することができる。
【0134】
一方、本実施形態による光源モジュール201においては、ホール230が形成された二重層構造のプリント基板210が用いられるが、ホール230が複数の発光ダイオードパッケージ101_a、101_b、101_cのそれぞれの間に形成されているので、従来の光源モジュールに比べて、プリント基板210の背面に形成されてホール230間を接続する配線を短くすることができる。
【0135】
図11は本発明による光源モジュールを用いる液晶表示装置の分解斜視図である。
【0136】
図11に示すように、本実施形態による液晶表示装置400は、トップカバー310、液晶パネル320及びバックライトユニット380を含んでもよい。
【0137】
トップカバー310は、液晶パネル320の上方に配置され、外部の衝撃から液晶パネル320を保護する。トップカバー310には、液晶パネル320の表示領域を露出するウィンドウが形成されている。
【0138】
液晶パネル320は、アレイ基板321と、アレイ基板321に対向するカラーフィルタ基板323と、アレイ基板321とカラーフィルタ基板323との間に介在する液晶層(図示せず)とを含んでもよい。
【0139】
バックライトユニット380は、液晶パネル320の下方に配置され、液晶パネル320に光を供給する。
【0140】
バックライトユニット380は、光源モジュール200、導光板350、光学シート340、反射シート360及びボトムカバー370を含んでもよい。
【0141】
光源モジュール200は、光を発生する複数の発光ダイオードパッケージ101と、複数の発光ダイオードパッケージ101が実装されたプリント基板210とから構成される。光源モジュール200は、
図9を参照して説明した光源モジュールと同様に構成してもよい。
【0142】
光源モジュール200は、導光板350の少なくとも一側に配置され、ボトムカバー370の側壁に収納されるようにしてもよい。
【0143】
導光板350は、光源モジュール200に隣接して配置され、光源モジュール200から発生した光を液晶パネル320方向にガイドする。
【0144】
光学シート340は、導光板350の上部に複数配置され、導光板350から液晶パネル320に供給される光の効率を向上させる。光学シート340は、拡散シート、プリズムシート及び保護シートを含んでもよい。
【0145】
反射シート360は、導光板350の下部に配置され、導光板350の下方に漏れた光を導光板350に反射させる。
【0146】
ボトムカバー370は、底面及び側壁から構成され、内部に反射シート360、導光板350、光源モジュール200及び光学シート340を収納できるようになっている。
【0147】
バックライトユニット380は、ガイドパネル330をさらに含んでもよい。ガイドパネル330は、液晶パネル320と光学シート340との間に配置され、ボトムカバー370と共に液晶パネル320を支持し、導光板350、光学シート340及び反射シート360をボトムカバー370に固定する。
【0148】
以上の説明に多くの事項が具体的に記載されているが、これは発明の範囲を限定するものではなく、好ましい実施形態の例示として解釈されるべきである。よって、本発明の範囲は、前述した実施形態により定められるのでなく、特許請求の範囲とその均等物により定められるべきである。