特許第6050023号(P6050023)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6050023ゲームシステム、ゲーム処理方法、ゲームプログラム、およびゲーム装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6050023
(24)【登録日】2016年12月2日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】ゲームシステム、ゲーム処理方法、ゲームプログラム、およびゲーム装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/843 20140101AFI20161212BHJP
   A63F 13/5252 20140101ALI20161212BHJP
   A63F 13/26 20140101ALI20161212BHJP
【FI】
   A63F13/843
   A63F13/5252
   A63F13/26
【請求項の数】24
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2012-100801(P2012-100801)
(22)【出願日】2012年4月26日
(65)【公開番号】特開2013-226276(P2013-226276A)
(43)【公開日】2013年11月7日
【審査請求日】2015年3月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1
(74)【代理人】
【識別番号】100158780
【弁理士】
【氏名又は名称】寺本 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100121359
【弁理士】
【氏名又は名称】小沢 昌弘
(74)【代理人】
【識別番号】100130269
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 盛規
(72)【発明者】
【氏名】四方 宏昌
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂株式会社内
【審査官】 宮本 昭彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−215430(JP,A)
【文献】 特開2004−329744(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0215981(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00 − 13/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1表示装置を備える第1操作装置と、第2操作装置とを用いて複数のプレイヤでゲームをするためのゲームシステムであって、
前記第1操作装置および前記第2操作装置に対する操作に基づいたゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第1画像を前記第1表示装置に表示させる第1表示制御部と、
前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第2画像を前記第1表示装置とは別体の第2表示装置に表示させるとともに、前記第2操作装置に対する操作に応じた第3画像を当該第2表示装置に表示させる第2表示制御部とを備え、
前記第2表示制御部は、前記第3画像が前記第2画像よりも大きくなるように、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させる、ゲームシステム。
【請求項2】
前記第2表示制御部は、前記第2画像および前記第3画像の横方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の横方向の長さよりも大きく、かつ、前記第2画像および前記第3画像の縦方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の縦方向の長さよりも大きくなるように、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させる、請求項1に記載のゲームシステム。
【請求項3】
前記第2表示制御部は、前記第2画像および前記第3画像のうちの角の部分が重なるようにして、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させる、請求項2に記載のゲームシステム。
【請求項4】
前記第2表示制御部は、2つの画像が重なる領域において、一部の領域に一方の画像の部分を表示させ、残りの領域に他方の画像の部分を表示させる、請求項2または3に記載のゲームシステム。
【請求項5】
前記第2画像および前記第3画像のアスペクト比は、前記第2表示装置の画面のアスペクト比と同じである、請求項1から4の何れかに記載のゲームシステム。
【請求項6】
前記ゲームシステムは、前記第1操作装置を用いて1人のプレイヤでゲームを行うことが可能であり、
前記第2表示制御部は、
1人のプレイヤでゲームが行われる場合、前記第1操作装置に対する操作に応じた画像を前記第2表示装置に表示させ、
1人のプレイヤでゲームが行われる場合に前記第2表示装置に表示される画像のアスペクト比と、複数のプレイヤでゲームが行われる場合に表示される前記第2画像および前記第3画像のアスペクト比とが同じになるように、前記第2表示装置に画像を表示させる、請求項1から5の何れかに記載のゲームシステム。
【請求項7】
前記ゲームシステムは、第3操作装置をさらに用いてゲームを行うことが可能であり、
前記第2表示制御部は、前記第3操作装置に対する操作に応じた第4画像が前記第2画像よりも大きくなるように、当該第4画像を前記第2表示装置にさらに表示させる、請求項1に記載のゲームシステム。
【請求項8】
前記第2表示制御部は、前記第3画像および前記第4画像の横方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の横方向の長さよりも大きく、かつ、前記第3画像および前記第4画像の縦方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の縦方向の長さよりも大きくなるように、前記第3画像および前記第4画像を前記第2表示装置に表示させるとともに、当該第3画像および第4画像が表示される領域以外の領域に前記第2画像を表示させる、請求項7に記載のゲームシステム。
【請求項9】
前記ゲームシステムは、前記第1操作装置および前記第2操作装置に加えて第3および第4操作装置を用いて4人のプレイヤでゲームを行うことが可能であり、
前記第2表示制御部は、
4人のプレイヤでゲームが行われる場合、前記第1から第4操作装置に対する操作に応じたアスペクト比が同じそれぞれの画像を前記第2表示装置に表示させ、
4人のプレイヤでゲームが行われる場合に前記第2表示装置に表示される各画像のアスペクト比と、前記第2画像および前記第3画像のアスペクト比とが同じになるように、前記第2表示装置に画像を表示させる、請求項1から6の何れかに記載のゲームシステム。
【請求項10】
前記第2表示制御部は、前記第2表示装置の各画像が表示される領域以外の領域に、複数のプレイヤに共有される情報を表示する、請求項1から9の何れかに記載のゲームシステム。
【請求項11】
前記第1表示装置に表示される第1画像には、前記第2表示装置に表示される第2画像に表示されない画像が含まれる、請求項1から10の何れかに記載のゲームシステム。
【請求項12】
第1表示装置を備える第1操作装置と、第2操作装置とを用いて複数のプレイヤでゲームをするためのゲームシステムにおいて行われるゲーム処理方法であって、前記ゲームシステムに、
前記第1操作装置および前記第2操作装置に対する操作に基づいたゲーム処理を行うゲーム処理ステップと、
前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第1画像を前記第1表示装置に表示させる第1表示制御ステップと、
前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第2画像を前記第1表示装置とは別体の第2表示装置に表示させるとともに、前記第2操作装置に対する操作に応じた第3画像を当該第2表示装置に表示させる第2表示制御ステップとを実行させ、
前記第2表示制御ステップでは、前記第3画像が前記第2画像よりも大きくなるように、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させる、ゲーム処理方法。
【請求項13】
前記第2表示制御ステップでは、前記第2画像および前記第3画像の横方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の横方向の長さよりも大きく、かつ、前記第2画像および前記第3画像の縦方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の縦方向の長さよりも大きくなるように、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させる、請求項12に記載のゲーム処理方法。
【請求項14】
前記第2表示制御ステップでは、前記第2画像および前記第3画像のうちの角の部分が重なるようにして、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させる、請求項13に記載のゲーム処理方法。
【請求項15】
前記第2表示制御ステップでは、2つの画像が重なる領域において、一部の領域に一方の画像の部分を表示させ、残りの領域に他方の画像の部分を表示させる、請求項13または14に記載のゲーム処理方法。
【請求項16】
前記第2画像および前記第3画像のアスペクト比は、前記第2表示装置の画面のアスペクト比と同じである、請求項12から15の何れかに記載のゲーム処理方法。
【請求項17】
前記ゲームシステムは、前記第1操作装置を用いて1人のプレイヤでゲームを行うことが可能であり、
前記第2表示制御ステップでは、
1人のプレイヤでゲームが行われる場合、前記第1操作装置に対する操作に応じた画像を前記第2表示装置に表示させ、
1人のプレイヤでゲームが行われる場合に前記第2表示装置に表示される画像のアスペクト比と、複数のプレイヤでゲームが行われる場合に表示される前記第2画像および前記第3画像のアスペクト比とが同じになるように、前記第2表示装置に画像を表示させる、請求項12から16の何れかに記載のゲーム処理方法。
【請求項18】
前記ゲームシステムは、第3操作装置をさらに用いてゲームを行うことが可能であり、
前記第2表示制御ステップでは、前記第3操作装置に対する操作に応じた第4画像が前記第2画像よりも大きくなるように、当該第4画像を前記第2表示装置にさらに表示させる、請求項12に記載のゲーム処理方法。
【請求項19】
前記第2表示制御ステップでは、前記第3画像および前記第4画像の横方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の横方向の長さよりも大きく、かつ、前記第3画像および前記第4画像の縦方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の縦方向の長さよりも大きくなるように、前記第3画像および前記第4画像を前記第2表示装置に表示させるとともに、当該第3画像および第4画像が表示される領域以外の領域に前記第2画像を表示させる、請求項18に記載のゲーム処理方法。
【請求項20】
前記ゲームシステムは、前記第1操作装置および前記第2操作装置に加えて第3および第4操作装置を用いて4人のプレイヤでゲームを行うことが可能であり、
前記第2表示制御ステップでは、
4人のプレイヤでゲームが行われる場合、前記第1から第4操作装置に対する操作に応じたアスペクト比が同じそれぞれの画像を前記第2表示装置に表示させ、
4人のプレイヤでゲームが行われる場合に前記第2表示装置に表示される各画像のアスペクト比と、前記第2画像および前記第3画像のアスペクト比とが同じになるように、前記第2表示装置に画像を表示させる、請求項12から17の何れかに記載のゲーム処理方法。
【請求項21】
前記第2表示制御ステップでは、前記第2表示装置の各画像が表示される領域以外の領域に、複数のプレイヤに共有される情報を表示する、請求項12から20の何れかに記載のゲーム処理方法。
【請求項22】
前記第1表示装置に表示される第1画像には、前記第2表示装置に表示される第2画像に表示されない情報が含まれる、請求項12から21の何れかに記載のゲーム処理方法。
【請求項23】
第1表示装置を備える第1操作装置と、第2操作装置とを用いて複数のプレイヤでゲームをするための装置のコンピュータにおいて実行されるゲームプログラムであって、前記コンピュータを、
前記第1操作装置および前記第2操作装置に対する操作に基づいたゲーム処理を行うゲーム処理手段と、
前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第1画像を前記第1表示装置に表示させる第1表示制御手段と、
前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第2画像を前記第1表示装置とは別体の第2表示装置に表示させるとともに、前記第2操作装置に対する操作に応じた第3画像を当該第2表示装置に表示させる第2表示制御手段として機能させ、
前記第2表示制御手段は、前記第3画像が前記第2画像よりも大きくなるように、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させる、ゲームプログラム。
【請求項24】
第1表示装置を備える第1操作装置と、第2操作装置とを用いて複数のプレイヤでゲームをするためのゲーム装置であって、
前記第1操作装置および前記第2操作装置に対する操作に基づいたゲーム処理を行うゲーム処理部と、
前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第1画像を前記第1表示装置に表示させる第1表示制御部と、
前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第2画像を前記第1表示装置とは別体の第2表示装置に表示させるとともに、前記第2操作装置に対する操作に応じた第3画像を当該第2表示装置に表示させる第2表示制御部とを備え、
前記第2表示制御部は、前記第3画像が前記第2画像よりも大きくなるように、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させる、ゲーム装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のプレイヤによって行われるゲームを実行するゲームシステム、ゲーム処理方法、ゲームプログラム、およびゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、2以上のプレイヤによって行われるゲームを実行するゲーム装置が存在する。例えば、各プレイヤ用の画像が、表示装置の画面を複数に分割したそれぞれの領域に表示され、各プレイヤはそれぞれに対応するプレイヤオブジェクトを操作するゲームがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4473688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の複数人で行われるゲームにおいては、表示装置に表示される各画像を各プレイヤにとって見やすくするという点に関して改善の余地があった。
【0005】
それ故、本発明の目的は、複数のプレイヤによって行われるゲームにおいて各プレイヤにとって見やすい画像を表示することが可能なゲームシステム、ゲーム処理方法、ゲームプログラム、およびゲーム装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。
【0007】
本発明の一例は、第1表示装置を備える第1操作装置と、第2操作装置とを用いて複数のプレイヤでゲームをするためのゲームシステムである。ゲームシステムは、ゲーム処理部と、第1表示制御部と、第2表示制御部とを備える。ゲーム処理部は、前記第1操作装置および前記第2操作装置に対する操作に基づいたゲーム処理を行う。第1表示制御部は、前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第1画像を前記第1表示装置に表示させる。第2表示制御部は、前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第2画像を前記第1表示装置とは別体の第2表示装置に表示させるとともに、前記第2操作装置に対する操作に応じた第3画像を当該第2表示装置に表示させる。また、前記第2表示制御部は、前記第3画像が前記第2画像よりも大きくなるように、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させる。
【0008】
なお、前記第2表示装置に表示される前記第2画像は、前記第1表示装置に表示される前記第1画像と同じ画像であってもよいし、異なる画像(異なる視点から見た画像や異なる情報が付加された画像等)であってもよい。
【0009】
上記によれば、第1表示装置を備える第1操作装置に対する操作に応じて、当該第1表示装置に画像が表示されるとともに、第2表示装置においても第1操作装置に対する操作に応じた画像が表示される。第2表示装置には、第2操作装置に対する操作に応じた画像が、第1操作装置に対する操作に応じた画像よりも大きく表示される。これにより、第2操作装置を操作する第2プレイヤにとって自身の操作に応じた画像が見やすくなる。また、第2プレイヤは、第2表示装置の画像を見ることで第1操作装置を操作する第1プレイヤの操作を把握することができる。
【0010】
また、他の構成では、前記第2表示制御部は、前記第2画像および前記第3画像の横方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の横方向の長さよりも大きく、かつ、前記第2画像および前記第3画像の縦方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の縦方向の長さよりも大きくなるように、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させてもよい。
【0011】
上記によれば、第2画像および第3画像の縦横サイズの和を画面よりも大きくすることができ、第2画像および第3画像をより大きく表示することができる。また、第3画像は第2画像よりも大きいため、第2操作装置を操作する第2プレイヤにとってより見やすい画像となる。
【0012】
また、他の構成では、前記第2表示制御部は、前記第第2画像および前記第3画像のうちの角の部分が重なるようにして、前記第2画像および前記第3画像を前記第2表示装置に表示させてもよい。
【0013】
上記によれば、第2画像および第3画像の角の部分が重なるように表示する。これにより、画像をより大きく表示するとともに、例えばゲームにおいてより重要な、画像の中央部分を表示することができる。
【0014】
また、他の構成では、前記第2表示制御部は、2つの画像が重なる領域において、一部の領域に一方の画像の部分を表示させ、残りの領域に他方の画像の部分を表示させてもよい。
【0015】
上記によれば、2つの画像が重なる領域において、それぞれの画像をそれぞれの領域に表示することができる。
【0016】
また、他の構成では、前記第2画像および前記第3画像のアスペクト比は、前記第2表示装置の画面のアスペクト比と同じであってもよい。
【0017】
上記によれば、画像のアスペクト比を画面のアスペクト比と合わせることができる。
【0018】
また、他の構成では、前記ゲームシステムは、前記第1操作装置を用いて1人のプレイヤでゲームを行うことが可能であってもよい。前記第2表示制御部は、1人のプレイヤでゲームが行われる場合、前記第1操作装置に対する操作に応じた画像を前記第2表示装置に表示させる。また、前記第2表示制御部は、1人のプレイヤでゲームが行われる場合に前記第2表示装置に表示される画像のアスペクト比と、複数のプレイヤでゲームが行われる場合に表示される前記第2画像および前記第3画像のアスペクト比とが同じになるように、前記第2表示装置に画像を表示させる。
【0019】
上記によれば、1人でプレイするときに第2表示装置に表示される画像と複数人でプレイするときに第2表示装置に表示される画像のアスペクト比を合わせることができる。
【0020】
また、他の構成では、前記ゲームシステムは、第3操作装置をさらに用いてゲームを行うことが可能であってもよい。また、前記第2表示制御部は、前記第3操作装置に対する操作に応じた第4画像が前記第2画像よりも大きくなるように、当該第4画像を前記第2表示装置にさらに表示させる。
【0021】
上記によれば、3人でゲームをプレイすることができ、第2表示装置において、第2操作装置および第3操作装置に対する操作に応じた2つの画像を、第1操作装置に対する操作に応じた画像よりも大きく表示することができる。
【0022】
また、他の構成では、前記第2表示制御部は、前記第3画像および前記第4画像の横方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の横方向の長さよりも大きく、かつ、前記第3画像および前記第4画像の縦方向の長さの和が前記第2表示装置の画面の縦方向の長さよりも大きくなるように、前記第3画像および前記第4画像を前記第2表示装置に表示させるとともに、当該第3画像および第4画像が表示される領域以外の領域に前記第2画像を表示させてもよい。
【0023】
上記によれば、3人でゲームをプレイする場合において、第2および第3操作装置に対する操作に応じた2つの画像をより大きく第2表示装置において表示することができる。
【0024】
また、他の構成では、前記ゲームシステムは、前記第1操作装置および前記第2操作装置に加えて第3および第4操作装置を用いて4人のプレイヤでゲームを行うことが可能であってもよい。前記第2表示制御部は、4人のプレイヤでゲームが行われる場合、前記第1から第4操作装置に対する操作に応じたアスペクト比が同じそれぞれの画像を前記第2表示装置に表示させる。また、前記第2表示制御部は、4人のプレイヤでゲームが行われる場合に前記第2表示装置に表示される各画像のアスペクト比と、前記第2画像および前記第3画像のアスペクト比とが同じになるように、前記第2表示装置に画像を表示させる。
【0025】
上記によれば、4人でゲームをプレイすることができ、前記第2画像および第3画像のアスペクト比を、4人でゲームをプレイするときに第2表示装置に表示される各画像のアスペクト比と合わせることができる。
【0026】
また、他の構成では、前記第2表示制御部は、前記第2表示装置の各画像が表示される領域以外の領域に、複数のプレイヤに共有される情報を表示してもよい。
【0027】
上記によれば、複数のプレイヤに共有される情報を各画像の表示領域以外の領域に表示することができる。
【0028】
また、他の構成では、前記第1表示装置に表示される第1画像には、前記第2表示装置に表示される第2画像に表示されない情報が含まれてもよい。
【0029】
上記によれば、第1表示装置には第2表示装置に表示されない画像を表示することができる。
【0030】
また、本発明の他の一例は、第1操作装置と、第2操作装置とを用いて複数のプレイヤでゲームをするためのゲームシステムである。ゲームシステムは、ゲーム処理部と、表示制御部とを備える。ゲーム処理部は、前記第1操作装置および前記第2操作装置に対する操作に基づいたゲーム処理を行う。表示制御部は、前記ゲーム処理に基づいて、前記第1操作装置に対する操作に応じた第1画像を表示装置に表示させるとともに、前記第2操作装置に対する操作に応じた第2画像を当該表示装置に表示させる。また、前記表示制御部は、前記第1画像および前記第2画像の横方向の長さの和が前記表示装置の画面の横方向の長さよりも大きく、かつ、前記第1画像および前記第2画像の縦方向の長さの和が前記表示装置の画面の縦方向の長さよりも大きくなるように、前記第1画像および前記第2画像を前記表示装置に表示させる。
【0031】
上記によれば、第3画像を第2画像よりも大きくすることができ、第2操作装置を操作する第2プレイヤにとってより見やすくすることができる。
【0032】
なお、本発明の別の一例は、上記ゲームシステムにおいて行われるゲーム処理方法であってもよい。また、他の一例では、上記処理を実行可能なゲームプログラムであってもよいし、ゲーム装置であってもよい。なお、上記ゲームシステムは、複数の装置が協働することによって実現されてもよいし、1つの装置によって実現されてもよい。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、複数のプレイヤによって行われるゲームにおいて、表示装置に表示される各画像を各プレイヤにとって見やすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】ゲームシステム1の構成の一例を示す外観図
図2】ゲームシステム1の構成の一例を示すブロック図
図3】2人でゲームが行われた場合において端末装置7のLCD71およびテレビ2に表示される画像の一例を示す図
図4】テレビ2に表示される画像22および画像23のサイズについて説明するための図
図5】3人でゲームが行われた場合において端末装置7のLCD71およびテレビ2に表示される画像の一例を示す図
図6】1人でゲームが行われた場合においてテレビ2に表示される画像の一例を示す図
図7】4人でゲームが行われた場合においてテレビ2に表示される画像の一例を示す図
図8】他の実施形態において2人でゲームが行われる場合にテレビ2に表示される画像の一例を示す図
図9】他の実施形態において2人でゲームが行われる場合にテレビ2に表示される画像の一例を示す図
図10】他の実施形態において2台のコントローラ5を用いてゲームが行われる場合にテレビ2に表示される画像の一例を示す図
図11】他の実施形態においてテレビ2に表示される各画像の大きさが変化する様子を示す図
図12】ゲーム装置3内に記憶される各種データを示す図
図13】ゲーム装置3において実行される処理の流れを示すメインフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0035】
(ゲームシステムの構成の一例)
以下、図面を参照して、一実施形態に係るゲームシステム1について説明する。図1は、ゲームシステム1の構成の一例を示す外観図である。図2は、ゲームシステム1の構成の一例を示すブロック図である。図1および図2に示すように、ゲームシステム1は、テレビジョン受像機等の据置型の表示装置(「テレビ」と称する)2、据置型のゲーム装置3、光ディスク4、コントローラ5、および、端末装置7を含む。
【0036】
ゲーム装置3は、CPU10やメモリ11等を含む。光ディスク4等の記憶媒体に記憶されたプログラムがメモリ11に読み込まれ、CPU10が当該メモリに読み込まれたプログラムを実行することにより、後述する処理を実行する。そして、ゲーム装置3は、処理の結果としての画像を生成して、テレビ2や端末装置7に出力する。
【0037】
端末装置7は、ユーザが両手または片手で把持可能な程度の大きさの可搬型表示装置であり、第1ユーザによって操作される。第1ユーザは端末装置7を手に持って動かしたり、あるいは、端末装置7を自由な位置に配置したりして使用することが可能である。端末装置7は、表示装置であるLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)71と、ゲーム操作のためのボタンやアナログスティック等の操作部72とを備える。端末装置7とゲーム装置3とは無線によって通信可能である。端末装置7は、ゲーム装置3で生成された画像のデータをゲーム装置3から受信し、当該画像をLCD51に表示する。また、端末装置7は、自機に対する操作(操作部72に対する操作等)に基づく操作データをゲーム装置3に送信する。
【0038】
コントローラ5は、ユーザが把持可能な程度の大きさであり、第2ユーザによって操作される。コントローラ5には、ゲーム操作のための入力部が設けられる。
【0039】
なお、図1および図2に示すゲームシステム1は単なる一例であり、後述する処理はどのような装置において行われてもよい。
【0040】
(ゲーム処理の概要)
次に、本実施形態のゲームシステム1において実行されるゲーム処理の概要について説明する。本実施形態におけるゲームは、複数のプレイヤによって行われるゲームである。本実施形態のゲームでは、例えば、1台の端末装置7と、1台のコントローラ5とがゲーム装置3に無線で接続されることにより、2人でゲームをプレイすることが可能である。また、当該ゲームでは、1台の端末装置7と2台(あるいは3台)のコントローラ5とを用いて、3人(あるいは4人)でゲームをプレイすることが可能であり、1台の端末装置7を用いて1人でゲームをプレイすることも可能である。
【0041】
図3は、2人でゲームが行われた場合において端末装置7のLCD71およびテレビ2に表示される画像の一例を示す図である。以下では、第1プレイヤが端末装置7を操作し、第2プレイヤがコントローラ5aを操作する場合について、説明する。
【0042】
図3に示すように、2人でゲームが行われた場合、テレビ2には画像22と画像23とが表示される。画像22には、第1プレイヤによって制御されるプレイヤキャラクタ31が含まれる。また、図3においては、ゲーム装置3によって制御される敵キャラクタ35a及び敵キャラクタ35bと、第2プレイヤによって制御されるプレイヤキャラクタ32も画像22に含まれている。また、画像22には、プレイヤキャラクタ31が敵キャラクタ35を攻撃するための矢オブジェクト38の残りの数が示される。一方、画像23には、第2プレイヤによって制御されるプレイヤキャラクタ32が含まれる。図3においては、敵キャラクタ35a及び敵キャラクタ35bと、上記プレイヤキャラクタ31も画像23に含まれている。
【0043】
画像22は、端末装置7に対する操作に応じて変化する画像であり、画像23は、コントローラ5aに対する操作に応じて変化する画像である。具体的には、画像22は、プレイヤキャラクタ31の背後に設定された第1仮想カメラからゲーム空間を見た画像であり、画像23は、プレイヤキャラクタ32の背後に設定された第2仮想カメラからゲーム空間を見た画像である。
【0044】
例えば、画像22は、端末装置7の操作部72に対して行われた操作に応じて変化したり、端末装置7の姿勢の変化に応じて変化したりする。また、画像23は、コントローラ5aの入力部に対する操作に応じて変化したり、コントローラ5aの姿勢の変化に応じて変化したりする。端末装置7およびコントローラ5の姿勢は、例えば、端末装置7およびコントローラ5のそれぞれに備えられた慣性センサ(加速度センサや角速度センサ等)の検出値を用いて算出することが可能である。
【0045】
また、図3に示すように、端末装置7のLCD71には、プレイヤキャラクタ31の背後に設定された第1仮想カメラからゲーム空間を見た画像21(端末画像)が表示される。画像21には、画像22に表示されるオブジェクトの他、照準40が表示される。第1プレイヤは、当該画像21を見ながら照準40を敵キャラクタ35に合わせて、操作部72を用いて攻撃のための操作を行うことにより、矢オブジェクト38を飛ばす。これにより、第1プレイヤは、敵キャラクタ35に対して攻撃を行う。
【0046】
一方、第2プレイヤは、テレビ2の画像23を見ながらコントローラ5aを操作することにより、プレイヤキャラクタ32に剣オブジェクトを振らせ、敵キャラクタ35に対して攻撃を行う。第2プレイヤは、テレビ2の画像22を見ることによって、第1プレイヤの状況を知ることができ、また、第1プレイヤは、テレビ2の画像23を見ることによって、第2プレイヤの状況を知ることができる。このようにして、第1プレイヤおよび第2プレイヤは、協力しながら敵キャラクタ35を倒してゲームを楽しむ。本実施形態のゲームでは、各プレイヤキャラクタはライフ39を共有し、プレイヤキャラクタ31およびプレイヤキャラクタ32が敵キャラクタ35から攻撃されてライフ39がゼロになると、プレイヤ側の敗北となる。
【0047】
図3に示すように、コントローラ5aに対する操作に応じた画像23は、端末装置7に対する操作に応じた画像22よりも大きい。すなわち、第1プレイヤは、基本的に端末装置7の画面を見ながらゲームをプレイするため、テレビ2に表示される画像22は、比較的小さく表示される。一方、第2プレイヤはテレビ2を見ながらゲームをプレイするため、コントローラ5aに対する操作に応じた画像23は、比較的大きく表示される。
【0048】
図4は、テレビ2に表示される画像22および画像23のサイズについて説明するための図である。図4に示すように、画像22および画像23のアスペクト比(横縦比)は、テレビ2の画面のアスペクト比と等しい。すなわち、テレビ2の画面の横方向のサイズがHであり縦方向のサイズがVであり、画像22および画像23の横方向のサイズは、それぞれH1およびH2であり、画像22および画像23の縦方向のサイズは、それぞれV1およびV2であるとする。この場合において、H1とV1との比は、HとVとの比と等しく、H2とV2との比は、HとVとの比と等しい。
【0049】
また、H1とH2との和はHよりも大きく、かつ、V1とV2との和はVよりも大きい。このため、図4に示すように、2つの画像がテレビ2に表示される場合、画像22の一部と画像23の一部とが重なるようにして表示される。より具体的には、画像22の角の部分と、画像23の角の部分とが重なるようにして表示される。2つの画像が重なる領域においては、重なる領域の一部の領域には画像22の部分が表示され、重なる領域の他の領域には画像23の部分が表示される。例えば、図4に示すように、2つの画像が重なる領域においては、画像22の角の部分がカットされ、カットされた領域には画像23の一部が表示される。
【0050】
次に、3人でゲームが行われる場合について説明する。図5は、3人でゲームが行われた場合において端末装置7のLCD71およびテレビ2に表示される画像の一例を示す図である。図5に示すように、テレビ2には、画像22および画像23に加えて、画像24が表示される。画像24は、第3プレイヤによるコントローラ5bに対する操作に応じて変化する画像である。画像24は、第3プレイヤによって制御されるプレイヤキャラクタ33の背後の仮想カメラからゲーム空間を見た画像である。
【0051】
図5に示すように、画像23と画像24とは角の部分が重なるようにしてテレビ2の画面に表示される。画像23および画像24のアスペクト比は、画面のアスペクト比と等しい。具体的には、画像23の横方向のサイズH2と画像24の横方向のサイズH3とは等しく、H2とH3の和は、画面の横方向のサイズHよりも大きい。また、画像23の縦方向のサイズV2と画像24の縦方向のサイズV3とは等しく、V2とV3との和は、画面の縦方向のサイズVよりも大きい。また、テレビ2の画面において、画像23および画像24が表示される領域以外の領域には、端末装置7に対する操作に応じた画像22が表示される。
【0052】
2人プレイのときと同様に、コントローラ5aおよび5bに対する操作に応じた画像23および画像24は、端末装置7に対する操作に応じた画像22よりも大きく、また、これらの画像のアスペクト比はテレビ2の画面のアスペクト比と等しい。このように、画像22を小さくするとともに、画像23および画像24の角の部分が重なるようにして配置されることにより、画像のアスペクト比を維持しつつ、画像23および画像24の表示領域を比較的大きく確保することができる。例えば、画像のアスペクト比を維持しつつ3つの画像を表示する場合、画面を4等分に分割して、分割した領域にそれぞれの画像を表示することが考えられる。この場合、画像23および画像24の縦横サイズは画像22と同じになり、画像23および画像24は小さくなってしまうため、テレビ2を見てプレイする第2プレイヤおよび第3プレイヤにとっては見難い画像となる。しかしながら、本実施形態では、図5に示すように、画像23および画像24が比較的大きくなるように画面を分割するため、第2プレイヤおよび第3プレイヤにとって見やすい画像となる。一方、第1プレイヤは基本的に端末装置7の画面を見ながらゲームをすることができるため、テレビ2の画像22が比較的小さく表示されてもゲームをプレイすることに支障はない。
【0053】
なお、本実施形態のゲームが1人で行われた場合、図6に示す画像がテレビ2に表示され、4人で行われた場合、図7に示す画像がテレビ2に表示される。図6は、1人でゲームが行われた場合においてテレビ2に表示される画像の一例を示す図である。図7は、4人でゲームが行われた場合においてテレビ2に表示される画像の一例を示す図である。
【0054】
図6に示すように、端末装置7を用いて1人でゲームが行われた場合、テレビ2の全画面に端末装置7に対する操作に応じた画像22が表示される。また、図示は省略するが、画像22と同じ画像21が、端末装置7のLCD71にも表示される。この場合、画像22のアスペクト比は画面のアスペクト比と等しくなる。
【0055】
また、図7に示すように、4人でゲームが行われた場合、テレビ2の画面は4等分に分割され、分割されたそれぞれの領域には、画像22、画像23、画像24、および第4プレイヤによって操作されるコントローラ5cに対する操作に応じた画像25が表示される。テレビ2の各画像のアスペクト比は、画面のアスペクト比と等しくなる。
【0056】
以上のように、1台の端末装置7と1台のコントローラ5とを用いた2人プレイでのゲームにおいては、端末装置7に対する操作に応じた画像21が端末装置7に表示され、端末装置7に対する操作に応じた画像22およびコントローラ5に対する操作に応じた画像23がテレビ2に表示される。画像23は画像22よりも大きいため、画像23を見ながらプレイする第2プレイヤにとっては見やすい画像となる。具体的には、画像22および画像23は、画面のアスペクト比と同じアスペクト比で表示され、かつ、画像22および画像23は角の部分において重なるようにして表示される。これにより、画像23の表示領域をより大きく確保することができる。
【0057】
ここで、2つの画像を1つの画面に表示する場合、例えば、画面を左右あるいは上下に2等分したそれぞれの領域にそれぞれの画像を表示することが考えられる。この場合、それぞれの画像を2等分された領域にそれぞれ表示するために、画像の左右方向あるいは上下方向の両端部分をカットしたり、画像を横方向あるいは縦方向に伸縮させたりして横縦比を変更する必要がある。このため、プレイヤにとっては見難い画像となることがある。そのため、ゲームの操作性や難易度を視野の変化に合わせて調整する必要がある場合があった。しかしながら、本実施形態では、画像22および画像23のアスペクト比は画面のアスペクト比と等しく、画像22と画像23とが角の部分において重なるようにして表示される。このため、アスペクト比を維持しつつ画像23をより大きく表示することができ、第2プレイヤにとってはより見やすい画像となる。また、視野が変化しないのでゲームの操作性や難易度を調整する必要もない。
【0058】
また、1台の端末装置7と2台のコントローラ5とを用いた3人プレイでのゲームにおいては、端末装置7に対する操作に応じた画像21が端末装置7に表示される。また、端末装置7に対する操作に応じた画像22がテレビ2に表示されるとともに、各コントローラ5に対する操作に応じた画像23および画像24がそれぞれテレビ2に表示される。3人プレイのゲームにおいては、画像23および画像24は、画像22よりも大きく表示される。また、画像22、画像23、および画像24のアスペクト比は、テレビ2の画面のアスペクト比と等しく(1人または4人プレイのときの画像のアスペクト比と等しく)、画像23と画像24とは角の部分において重なるようにしてテレビ2に表示される。このため、3人プレイのゲームにおいても、各画像のアスペクト比を維持しつつ、画像23および画像24の表示領域をより大きく確保することができるため、第2プレイヤおよび第3プレイヤにとって見やすい画像となる。
【0059】
また、図3および図5に示すように、各プレイヤのための画像が表示される領域以外の空き領域にライフ39が表示される。ライフ39は、各プレイヤに共有されるべき情報である。このような情報が画面の空き領域に表示されるため、各プレイヤのための画像を最大限に大きくするとともに、情報を各プレイヤで共有することができる。
【0060】
(変形例)
なお、上記実施形態は単なる一例であり、例えば以下に説明するように種々の変形が行われてもよい。
【0061】
例えば、上記実施形態では、2つの画像の角の部分を斜めにカットして、2つの画像をテレビ2に表示させた。他の実施形態では、図8に示すように、2つの画像の角の部分を階段状にカットしてもよい。図8は、他の実施形態において2人でゲームが行われる場合にテレビ2に表示される画像の一例を示す図である。図8に示すように、画像23は画像22よりも大きく、画像22および画像23のアスペクト比は画面のアスペクト比と等しい。また、各画像の縦方向の長さの和は画面の縦方向の長さよりも大きく、かつ、各画像の横方向の長さの和は画面の横方向の長さよりも大きい。また、画像22および画像23は角の部分において重ねあわされており、重ねられた領域の一部は階段状にカットされる。
【0062】
また、他の実施形態では、2つの画像は角の部分において重ねられる必要はなく、図9に示すように、画像23の短辺(あるいは長辺でもよい)の一部において画像22の一部が重ねられてもよい。図9は、他の実施形態において2人でゲームが行われる場合にテレビ2に表示される画像の一例を示す図である。図9においても、画像23は画像22よりも大きく、これらの画像のアスペクト比は画面のアスペクト比と等しい。また、各画像の縦方向の長さの和は画面の縦方向の長さよりも大きく、かつ、各画像の横方向の長さの和は画面の横方向の長さよりも大きい。
【0063】
また、上記実施形態では、端末装置7に表示される画像21とテレビ2に表示される画像22とは、同じ仮想カメラを用いて生成された画像であるとした。他の実施形態では、端末装置7に表示される画像(端末装置7に対する操作に応じて変化する画像)と、テレビ2に表示される画像(端末装置7に対する操作に応じて変化する画像)とは、異なる仮想カメラを用いて生成された画像であってもよい。また、上記実施形態では、同じ仮想カメラを用いて生成された画像が端末装置7およびテレビ2に表示されたが、端末装置7に表示される画像21にはテレビ2に表示される画像22に含まれない画像が表示された(図3に示すライフ39は端末装置7の画像21には表示されるが、テレビ2の画像22には表示されていない)。他の実施形態では、これら2つの画像は全く同一の画像であってもよい。
【0064】
また、上記実施形態では、端末装置7およびコントローラ5を用いて複数のプレイヤによるゲームが行われた。端末装置7に対する操作に応じてLCD71に画像が表示され、当該画像と同様の画像22がテレビ2にも表示された。他の実施形態では、端末装置7に対する操作に応じた画像22は必ずしもテレビ2に表示される必要はない。また、端末装置7を用いずに、複数のコントローラ5を用いて複数のプレイヤによってゲームが行われ、各プレイヤのための画像がそれぞれテレビ2に表示されてもよい。
【0065】
図10は、他の実施形態において2台のコントローラ5を用いてゲームが行われる場合にテレビ2に表示される画像の一例を示す図である。図10において、画像23は、コントローラ5aに対する操作に応じた画像であり、画像24は、コントローラ5bに対する操作に応じた画像である。図10に示すゲームは、一方のプレイヤがコントローラ5aを用いてプレイヤキャラクタ32を操作し、他方のプレイヤがコントローラ5bを用いてプレイヤキャラクタ33を操作することにより、協力しながらゲーム空間の敵キャラクタ35を倒すゲームである。画像22と画像23とは大きさが等しく、画像22の横縦比(H2/V2)と画像23の横縦比(H3/V3)は、画面の横縦比と等しい。また、画像22と画像23とは、角の部分において重なるようにして表示される。具体的には、画像22の横方向のサイズH2と画像23の横方向のサイズH3との和は、画面の横方向のサイズHよりも大きく、かつ、画像22の縦方向のサイズV2と画像23の縦方向のサイズV3との和は、画面の縦方向のサイズVよりも大きい。このようにして、2つの画像の横縦比を維持しつつ、2つの画像をより大きく表示することができる。
【0066】
また、上記実施形態では、2つの画像が重なるようにしてテレビ2に表示され、重なる領域においては、その一部の領域に一方の画像の部分を他の領域に他方の画像の部分を表示した(例えば、2つの画像の角の部分を斜めにカットしたり、階段状にカットしたりして、2つの画像を表示した)。他の実施形態では、重なる領域において、一方の画像の部分のみが表示されてもよいし、重なる領域において2つの画像を半透明にして表示されてもよい。また、他の実施形態では、2つの画像が重なる領域において、一方の画像が他方の画像よりも優先して表示されるように時間的に変化してもよい(2つの画像の境界が時間的に変化するようにしてもよい)。
【0067】
また、他の実施形態では、テレビ2に表示される各画像の大きさがゲーム状況に応じて拡大されたり縮小されたりしてもよい。図11は、他の実施形態においてテレビ2に表示される各画像の大きさが変化する様子を示す図である。例えば、各プレイヤの活躍度合(例えば、敵キャラクタ35を倒した数が多いほど大きくなるパラメータ)に応じて、画像が大きくなったり、小さくなったりしてもよい。
【0068】
また、本実施形態では、複数人のプレイヤが互いに協力することでゲームが進行するようにしたが、他の実施形態では、複数人のプレイヤ同士が対戦するゲームであってもよい。また、複数人で行われるゲームであればどのようなゲームであってもよい。
【0069】
(処理の流れ)
次に、本実施形態のゲームシステム1において行われるゲーム処理の流れについて説明する。まず、メモリに記憶される各種データについて説明する。図12は、ゲーム装置3内に記憶される各種データを示す図である。
【0070】
図12に示すように、ゲーム装置3のメモリ11等には、後述する処理を実行するためのゲームプログラム100、端末装置7および各コントローラ5に対して行われた操作を示す操作データ110、端末装置7のLCD71に表示される端末画像を示す端末画像データ111、およびテレビ2に表示されるテレビ画像を示すテレビ画像データ112等が記憶される。テレビ画像は、各プレイヤキャラクタの背後に設定された仮想カメラによって生成された画像をそれぞれ含む画像である。これらの他に、メモリには各キャラクタのゲーム空間における位置や姿勢を示すデータ、各キャラクタの画像データ等が記憶される。
【0071】
(フローチャートの説明)
次に、ゲーム装置3(CPU10)において実行される処理の詳細を、図13を参照して説明する。図13は、ゲーム装置3において実行される処理の流れを示すメインフローチャートである。なお、以下では3人でゲームをプレイする場合について説明する。
【0072】
まず、ゲーム装置3は、端末装置7および各コントローラ5(5a、5b)において行われた操作を示す操作データを、端末装置7および各コントローラ5から取得する(ステップS1)。次に、ゲーム装置3は、取得した操作データに基づいて、ゲーム処理を行う(ステップS2)。当該ゲーム処理では、端末装置7からの操作データに基づいて、プレイヤキャラクタ31をゲーム空間内で移動させたり、各コントローラ5からの操作データに基づいて、プレイヤキャラクタ32、33をゲーム空間内で移動させたり、これらのキャラクタに攻撃動作を行わせたりする。
【0073】
次に、ゲーム装置3は、端末画像の生成処理を行う(ステップS3)。ここでは、ゲーム装置3は、プレイヤキャラクタ31の背後の設定された第1仮想カメラでゲーム空間を撮像した画像を生成し、当該生成した画像にライフ39や矢オブジェクト38の画像を重畳することにより端末画像(画像21)を生成する。
【0074】
次に、ゲーム装置3は、テレビ画像の生成処理を行う(ステップS4)。ここでは、ゲーム装置3は、プレイヤキャラクタ31、プレイヤキャラクタ32、およびプレイヤキャラクタ33の背後に設定されたそれぞれの仮想カメラでゲーム空間を撮像した画像(画像22、画像23、画像24)をそれぞれ生成し、これらの画像を図5に示すように配置して1つのテレビ画像を生成する。
【0075】
次に、ゲーム装置3は、ステップS3で生成した端末画像を端末装置7に送信して、当該画像を端末装置7のLCD71に表示させるための端末画像表示処理を行う(ステップS5)。そして、ゲーム装置3は、テレビ画像表示処理を行う(ステップS6)。ここでは、ゲーム装置3は、ステップS4で生成したテレビ画像をテレビ2に出力する。以上で、処理は終了する。
【0076】
なお、図13に示すフローチャートの処理は繰り返し実行される。また、当該フローチャートにおける各ステップの処理は、単なる一例に過ぎず、各ステップの処理順序を入れ替えてもよい。
【0077】
また、上述した処理の一部は、端末装置7において行われてもよい。例えば、端末装置7に表示される画像21は端末装置7において生成されてもよい。
【0078】
また、上記プログラムは、上記ゲーム装置3に限らず、他の任意の情報処理装置において実行され、当該情報処理装置が上述したゲームシステムとして機能してもよい。例えば、他の情報処理装置としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ等が用いられてもよい。これら他の情報処理装置が、上述したゲーム装置3および/または端末装置7として機能してもよい。
【0079】
また、他の実施形態では、互いに通信可能な複数の装置を含むゲームシステムにおいて、当該複数の装置が、上述のようなゲーム装置3において実行されたゲーム処理を分担して実行するようにしてもよい。例えば、インターネットのようなネットワークに接続された複数の情報処理装置によって上述のようなゲームシステムが構成されてもよい。
【0080】
また、上記実施形態においては、ゲーム装置3のCPUがプログラムを実行することによって、上述したフローチャートによる処理が行われた。他の実施形態においては、上記処理の一部又は全部は、ゲーム装置3が備える専用回路によって行われてもよいし、他の汎用プロセッサによって行われてもよい。少なくとも1つのプロセッサが、上記処理を実行するための「プログラムされた論理回路」として動作するものであってもよい。
【符号の説明】
【0081】
1 ゲームシステム
2 テレビ
3 ゲーム装置
4 光ディスク
5 コントローラ
7 端末装置
21 端末装置7に対する操作に応じた画像
22 端末装置7に対する操作に応じた画像
23 コントローラ5aに対する操作に応じた画像
24 コントローラ5bに対する操作に応じた画像
71 LCD
72 操作部
31、32、33、34 プレイヤキャラクタ
35 敵キャラクタ
39 ライフ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13