【発明の効果】
【0007】
従って、ピストンは遠位方向に動き、そうすることによってカートリッジの内容積と流体連通状態にある突き刺しアセンブリを介して、薬剤の事前に定義された量を排出する。
【0008】
ピストンロッドの段階的な動きは駆動機構によって制御される。駆動機構は全て機械的に実行され得るが、また全自動化又は半自動化された用量の設定及び/又は投与のために電子機械的手段を用いても実行され得る。
【0009】
薬物送達デバイスは、駆動機構と操作可能に係合されている少なくとも一つの作動手段を更に含む。作動手段を経由して、使用者は用量を修正しそして適合し得て、そして更に駆動機能の用量投薬動作を開始又は制御さえし得る。
【0010】
更に、薬物送達デバイスは、初期構成にあるとき、作動手段の作動を阻止するように適合される保護部材を含む。保護部材は、次いで、破れやすいシールによってハウジングに解除可能に連結される。
【0011】
薬物送達デバイスの使用のために、最初に、保護部材は、解除構成内に除去されなければならないか又は少なくとも移動されなければならず、そうすることによって作動手段に屈する。しかしながら、保護部材の除去又は移動は、破れやすいシールが割れて開かれるか又は破壊された後でのみ可能である。従って、保護部材とハウジングを破られやすいシールを用いて連結することによって、開封明示クロージャー手段が薬物送達デバイスのために供され得て、デバイスが初めて使用されるのか否かを本質的に示す。
【0012】
好ましい実施態様によれば、シールは、その各々が、ハウジングと及び/又は保護部材と確動的に係合される及び/又は摩擦的に係合される第一のリング部材及び第二のリング部材を含む。好ましくは、第一のリング部材は、ハウジング部品と機械的に係合され、一方、第二のリング部材は、保護部材と相互連結される。薬物送達デバイスの保護部材とハウジングの相対的移動の際に、初期に互いに相互連結される第一及び第二のリング部材は、互いから分離するか、又は第一若しくは第二のリング部材の少なくとも一方が分解するかの何れかであり得る。
【0013】
別の実施態様において、第一のリング部材及び/又は第二のリング部材はハウジングに及び/又は保護部材に一体的に接合されるか又は強固に結合される。第一のリング部材がハウジングと確動的に係合され、そして第二のリング部材が保護部材に一体的に接合されるか又は強固に結合される、又はその逆のとき、更なる便益があるものとなり得る。
【0014】
一般的に、第一のリング部材をハウジングと、そして第二のリング部材を保護部材と如何に係合するかについて複数のバリエーションが存在する。特に、一方のリング部材を保護部材に一体的に接合又は連結することによって、そして他方のリングをハウジングに確動的に係合することによって、特に、保護部材及び/又はハウジング部品が射出成形を通して製造されるときに、開封明示クロージャー手段が薬物送達デバイスの大量生産プロセス内に効果的に一体化され得る。次いで、例えば、接着剤を通してデバイスに取り付けられることになる穴が開いているシール手段なしでさえ、開封明示クロージャー手段の実現が供され得る。
【0015】
更に好ましい実施態様において、保護部材はハウジングと操作可能に係合される。従って、保護部材及びハウジングは、保護部材及びハウジング各々のよく定義されたそして制御された相対的移動を供する互いに係合しているセクションを含む。
【0016】
好ましい実施態様において、保護部材は実質的に円筒状の幾何形状を含む。保護部材がハウジングとねじ係合される及び/又は摩擦的に係合されるとき、それは特別な便益があるものである。保護部材及びハウジングのねじによる係合は、ハウジング部品に対する保護部材の容易な除去又は移動を可能にする。
【0017】
加えて、ハウジングに対する保護部材の回転によって、それらの互いの軸方向距離は変わり得て、そのようにして破られやすいシールのよく定義された破壊に導かれる。このように、シールは手動で除去される必要はない。それは単に保護部材を取り除くこと又は移動することによって分解され又は破壊され得る。従って破られやすいシールの存在は薬物送達デバイスの一般的な取り扱いに影響を及ぼさない。
【0018】
更にそして別の好ましい態様によると、その初期の構成において、保護部材はハウジングの近位端セクションに配置される作動手段を殆ど完全に覆う。保護部材がその初期構成にあるとき、作動手段は一般的に使用者によってアクセスされ得ない。作動手段によって最初に開始される又は少なくとも支配されることになる、デバイスの用量設定又は用量投与は、開放構成内への保護部材の移動を必要とする。しかしながら、保護部材のその開放構成内への移動は、シールの明確に定義された破壊を伴う。
【0019】
代替実施態様において、保護部材はその近位端面で中央通し開口部を含む。中央通し開口部は作動手段の寸法に一致する。従って、保護部材がハウジングに対して遠位方向に向かって開放構成に変位するとき、典型的に用量ボタンを含んでなる作動手段は、中央通し開口部にリーチスルーするように適合される。
【0020】
この実施態様を用いれば、保護部材の中央通し開口部の直径が最終使用者の指先よりも小さいとき、それは更なる便益があるものである。このように、作動手段の押し下げは、作動手段が保護部材の端面から突き出ない限り、保護部材によって効果的に阻止される。典型的に、中央通し開口部の直径は10ミリメータより小さく、好ましくは8ミリメータより小さく、そして更にもっと好ましくは5ミリメータより小さい。
【0021】
別の実施態様において、保護部材の端面は、保護部材がその初期の構成にあるとき、作動手段の近位端面と実質的に同一平面である。作動手段及び保護部材の対応する中央通し開口部の比較的小さな直径のせいで、例えば、使用者の指先による作動手段の押し下げは一般的に防がれる。
【0022】
そこにおいて作動手段が保護部材の中央通し開口部を通して突き出る、保護部材が除去されるか又は遠位方向に開放構成に移動するときにのみ、デバイスの適切な使用が可能になる。
【0023】
更に別の実施態様において、第一のリング部材は、所定の破壊点又は破断セクションによって相互連結される多数のリングセグメントを含む。第一のリング部材のリングセグメントの一つの各々は第二のリング部材に個別に連結される。シールが破壊又は割れて開く際に、第一のリング部材は多くのリングセグメントに分解し得て、その各々は第二のリング部材に連結された状態に留まる。
【0024】
このようにして、シールの破壊によって、脱着された又は分離された片は全く生み出されない。従って、追加の浪費又はごみは全く生じない。更に、第一のリング部材のリングセグメントの第二のリング部材との相互連結によって、保護部材とハウジングの相互移動に由来する力の効果が第二のリング部材に伝わり得る。事前に定義された分離力が超えられるや否や、多くのリングセグメントが、所定の破壊点又はセクションに沿って互いから分離し得る。
【0025】
更に好ましい実施態様によれば、第一のリング部材は、それが半径方向及び/又は軸方向に向けられる力の影響を受けるようになるとき、所定の破壊点に沿ってリングセグメントに分解する。
【0026】
更に、作動手段が、薬剤の用量を投薬及び/又は設定するために使用者によって遠位方向に押し下げられるように適合された作動ボタン又は用量ボタンを含むことが意図される。
【0027】
用量ボタンは円筒状の袖も含み得る。それはハウジングに対して回転及び/又は軸方向に移動させられる。
【0028】
更に、薬物送達デバイスは好ましくは使い捨て可能なタイプのものであり、そしてハウジング中に、好ましくは、ハウジングのカートリッジホルダセクション中に配列された、プレフィルドカートリッジを(例えば、カープル又はプレフィルドシリンジ)を含む。単一又は幾つかの用量設定及び用量投薬の手順の後で、カートリッジ中に含有された薬剤が使いつくされるとき、薬物送達デバイス全体は廃棄されるよう意図され得るであろう。
【0029】
本明細書で使用する用語「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施態様において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、及び/又は、ペプチド、蛋白質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、抗体、酵素、抗体、ホルモン、若しくはオリゴヌクレオチド、又は上記の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈又は肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、癌、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症、及び/又は、関節リウマチの治療、及び/又は、予防に有用であり、
ここで、更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、又は糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の治療、及び/又は、予防のための、少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、更なる実施態様において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリン、又はヒトインスリン類似体若しくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)、又はその類似体若しくは誘導体、又はエキセンジン−3又はエキセンジン−4、若しくはエキセンジン−3又はエキセンジン−4の類似体若しくは誘導体を含む。
【0030】
インスリン類似体は、例えば、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;ヒトインスリンであり、ここで、B28位におけるプロリンは、Asp、Lys、Leu、Val又はAlaで代替され、そして、B28位において、Lysは、Proで代替されてもよく;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、及びDes(B30)ヒトインスリンである。
【0031】
ヒトインスリン誘導体は、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイル ヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、及びB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
【0032】
エキセンジン−4は、例えば、エキセンジン−4(1−39)、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH
2配列のペプチドを意味する。
【0033】
エキセンジン−4誘導体は、例えば、以下の化合物リスト:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);又は
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39);
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);
ここで、基−Lys6−NH
2は、エキセンジン−4誘導体のC−末端と結合してもよく;
【0034】
又は以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH
2;
desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH
2;
H−desAsp28 Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH
2;
desMet(O)14,Asp28,Pro36,Pro37,Pro38 エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−Asn−(Glu)5,desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH
2;
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
H−(Lys)6−des Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH
2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH
2;
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH
2;
又は前述のいずれかのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物;
から選択される。
【0035】
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(ホリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン (ソマトロピン)、デスモプレッシン、テルリプレッシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどのRote Liste、2008年版、50章に表示されている脳下垂体ホルモン又は視床下部ホルモン又は規制活性ペプチド及びそれらの拮抗剤である。
【0036】
多糖類としては、例えば、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、又は超低分子量ヘパリン、若しくはその誘導体などのグルコアミノグリカン、又はスルホン化された、例えば、上記多糖類のポリスルホン化形体、及び/又は、薬学的に許容可能なその塩がある。ポリスルホン化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例としては、エノキサパリンナトリウム塩がある。
【0037】
薬学的に許容可能な塩は、例えば、酸付加塩及び塩基塩がある。酸付加塩としては、例えば、HCl又はHBr塩がある。塩基塩は、例えば、アルカリ又はアルカリ土類金属、例えば、Na
+、又は、K
+、又は、Ca
2+から選択されるカチオン、又は、アンモニウムイオンN
+(R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、ここで、R1〜R4は互いに独立に、水素;場合により置換されるC1〜C6アルキル基;場合により置換されるC2〜C6アルケニル基;場合により置換されるC6〜C10アリール基、又は場合により置換されるC6〜C10ヘテロアリール基である。薬学的に許容される塩の更なる例は、“Remington's Pharmaceutical Sciences”17編、Alfonso R.Gennaro(編集),Mark
Publishing社,Easton, Pa., U.S.A.,1985 及び Encyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
【0038】
薬学的に許容可能な溶媒和物としては、例えば、水和物がある。
【0039】
更に、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の修正及び変化が本発明になされ得ることが、当業者には明らかであろう。更に、尚、添付請求項において使用される如何なる参照符号も、本発明の範囲を制限するとして制約されるものではない。
【0040】
更に、本発明はペン型の注射器を通して説明されるものの、それはそのようなデバイスに決して制限されるものではない。本文脈において、薬物送達デバイスは、複数用量のペン型注射器、並びに単一用量の及び/又は自動の注射器として設計され得る。また、固定された及び/又は可変の投与量を可能にする安全シリンジ及び注射器システムは、上述の開封明示クロージャー手段と共に実行できる。
【0041】
以下の好ましい実施態様において、本発明が図面を参照してもっと詳細に述べられるであろう: