特許第6050992号(P6050992)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6050992情報処理プログラム、表示制御装置、表示制御システム及び表示方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6050992
(24)【登録日】2016年12月2日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、表示制御装置、表示制御システム及び表示方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20130101AFI20161212BHJP
【FI】
   G06F3/0481
【請求項の数】14
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2012-199957(P2012-199957)
(22)【出願日】2012年9月11日
(65)【公開番号】特開2014-56358(P2014-56358A)
(43)【公開日】2014年3月27日
【審査請求日】2015年7月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】特許業務法人朝日特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100130269
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 盛規
(72)【発明者】
【氏名】津田 宗孝
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】柿本 泰人
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】青木 亮磨
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂株式会社内
【審査官】 菊池 智紀
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−251238(JP,A)
【文献】 特表2009−509243(JP,A)
【文献】 矢嶋聡 著,"プログラミング Windows7",日経BP社,2011年 5月 2日,初版,pp.1-13,59-99
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048−3/0489
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
所定の機能に割り当てられ、ユーザに選択されるボタン画像と、当該ボタン画像に重ねられアバターを表すオブジェクトとを表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により表示される前記オブジェクトの表示態様を連続的に変化させることによって、少なくとも前記所定の機能に対応する処理の処理状況を通知する通知制御手段
として機能させるための情報処理プログラム。
【請求項2】
前記通知制御手段は、
前記ボタン画像に割り当てられた機能と異なる機能に対応する処理の処理状況を前記オブジェクトの表示態様を変化させることによって通知する
請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記異なる機能は、前記ボタン画像に割り当てられた操作と異なる操作に応じて実行される
請求項2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記表示制御手段は、
前記所定の機能に対応する処理の処理結果として、前記ボタン画像及び前記オブジェクトとは異なる他の画像を表示させ、
前記通知制御手段は、
前記他の画像に関連する機能に対応する処理の処理状況を前記オブジェクトの表示態様を変化させることによって通知する
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記処理は、複数あり、
前記通知制御手段は、
前記複数の処理が実行される場合のそれぞれにおいて、前記オブジェクトの表示態様の変化を異ならせることによって、当該複数の処理のそれぞれの処理状況を通知する
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記複数の処理毎に、前記オブジェクトの表示態様の変化を示すファイルを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記通知制御手段は、前記記憶手段に記憶されたファイルに基づいて、前記複数の処理のそれぞれの処理状況を通知する、
請求項5に記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記表示制御手段は、
3次元コンピュータグラフィックスによって描画された前記オブジェクトを表示させる
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記表示制御手段は、
前記アバターが重ねられた前記ボタン画像と、当該アバターに対応して記憶手段に記憶されたデータの内容とを表示させる
請求項に記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記表示制御手段は、前記アバターをユーザ毎に異ならせる
請求項7又は8に記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
前記アバターは、所定のアプリケーションによってあらかじめ作成されたアバターである、
請求項1ないし9のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項11】
前記通知制御手段は、所定の条件を満たした場合に、前記オブジェクトを拡大表示させる
請求項1ないし10のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項12】
所定の機能に割り当てられ、ユーザに選択されるボタン画像と、当該ボタン画像に重ねられアバターを表すオブジェクトとを表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により表示される前記ボタン画像がユーザにより選択された場合に、前記所定の機能に対応する処理を実行する処理実行手段と、
前記表示制御手段により表示される前記オブジェクトの表示態様を連続的に変化させることによって、少なくとも前記処理実行手段により実行される処理の処理状況を通知する通知制御手段と
を備える表示制御装置。
【請求項13】
所定の機能に割り当てられ、ユーザに選択されるボタン画像と、当該ボタン画像に重ねられアバターを表すオブジェクトとを表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段により表示される前記ボタン画像がユーザにより選択された場合に、前記所定の機能に対応する処理を実行する処理実行手段と、
前記表示制御手段により表示される前記オブジェクトの表示態様を連続的に変化させることによって、少なくとも前記処理実行手段により実行される処理の処理状況を通知する通知制御手段と
を備える表示制御システム。
【請求項14】
所定の機能に割り当てられ、ユーザに選択されるボタン画像と、当該ボタン画像に重ねられアバターを表すオブジェクトとを表示するステップと、
前記オブジェクトの表示態様を連続的に変化させることによって、少なくとも前記所定の機能に対応する処理の処理状況を通知するステップと
を有する表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、処理の状況を通知する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータのGUI(Graphical User Interface)には、ユーザに対して各種の情報を通知するものがある。例えば、特許文献1には、ウェブアプリケーションからの要求に従って処理を実行する情報処理装置においてジョブを実行する場合に、当該ジョブを要求したウェブアプリケーションがあらかじめ登録されているか否かに応じて進捗状況の通知方法を異ならせることが記載されている。また、特許文献1には、プログレスバーによってウェブページの受信の進捗状況を表示することも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−86483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プログレスバーなどの表示領域は、一般に、専ら処理状況の通知のために用いられている。
これに対し、本発明の目的は、処理状況を通知するための領域に別の機能を付与することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、コンピュータを、所定の機能に割り当てられ、ユーザに選択されるボタン画像と、当該ボタン画像に重ねられアバターを表すオブジェクトとを表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段により表示される前記オブジェクトの表示態様を連続的に変化させることによって、少なくとも前記所定の機能に対応する処理の処理状況を通知する通知制御手段として機能させるための情報処理プログラムを提供する。
【0006】
また、前記通知制御手段は、前記ボタン画像に割り当てられた機能と異なる機能に対応する処理の処理状況を前記オブジェクトの表示態様を変化させることによって通知するものであってもよい。
また、前記異なる機能は、前記ボタン画像に割り当てられた操作と異なる操作に応じて実行されるものであってもよい。
また、前記表示制御手段は、前記所定の機能に対応する処理の処理結果として、前記ボタン画像及び前記オブジェクトとは異なる他の画像を表示させ、前記通知制御手段は、前記他の画像に関連する機能に対応する処理の処理状況を前記オブジェクトの表示態様を変化させることによって通知するものであってもよい。
また、前記処理は、複数あり、前記通知制御手段は、前記複数の処理が実行される場合のそれぞれにおいて、前記オブジェクトの表示態様の変化を異ならせることによって、当該複数の処理のそれぞれの処理状況を通知するものであってもよい
【0007】
また、前記表示制御手段は、3次元コンピュータグラフィックスによって描画された前記オブジェクトを表示させるものであってもよい
た、前記表示制御手段は、前記アバターが重ねられた前記ボタン画像と、当該アバターに対応して記憶手段に記憶されたデータの内容とを表示させるものであってもよい。
また、前記表示制御手段は、前記アバターをユーザ毎に異ならせるものであってもよい。また、前記通知制御手段は、所定の条件を満たした場合に、前記オブジェクトを拡大表示させるものであってもよい。
【0008】
また、本発明は、所定の機能に割り当てられ、ユーザに選択されるボタン画像と、当該ボタン画像に重ねられアバターを表すオブジェクトとを表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段により表示される前記ボタン画像がユーザにより選択された場合に、前記所定の機能に対応する処理を実行する処理実行手段と、前記表示制御手段により表示される前記オブジェクトの表示態様を連続的に変化させることによって、少なくとも前記処理実行手段により実行される処理の処理状況を通知する通知制御手段とを備える表示制御装置を提供する。
【0009】
また、本発明は、所定の機能に割り当てられ、ユーザに選択されるボタン画像と、当該ボタン画像に重ねられアバターを表すオブジェクトとを表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段により表示される前記ボタン画像がユーザにより選択された場合に、前記所定の機能に対応する処理を実行する処理実行手段と、前記表示制御手段により表示される前記オブジェクトの表示態様を連続的に変化させることによって、少なくとも前記処理実行手段により実行される処理の処理状況を通知する通知制御手段とを備える表示制御システムを提供する。
【0010】
また、本発明は、所定の機能に割り当てられ、ユーザに選択されるボタン画像と、当該ボタン画像に重ねられアバターを表すオブジェクトとを表示するステップと、前記オブジェクトの表示態様を連続的に変化させることによって、少なくとも前記所定の機能に対応する処理の処理状況を通知するステップとを有する表示方法を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、処理状況を通知するための領域に別の機能を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】表示制御装置の機能的構成を示すブロック図
図2】情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図
図3】情報処理装置が表示する画面を例示する図
図4】情報処理装置が表示する画面を例示する図
図5】アニメーションファイルを例示する図
図6】情報処理装置が実行する処理を示すフローチャート
図7】情報処理装置が実行する処理を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0013】
[1:発明の要旨]
本発明は、ボタン画像とオブジェクトとを重ねて表示する場合の表示制御に特徴を有するものであり、このオブジェクトによって所定の処理の処理状況をユーザに通知することを第1の特徴とするものである。このオブジェクトは、処理の状態を通知するものであるともいえる。ここにおいて、オブジェクトによって処理状況が通知される処理には、さまざまなものが考えられる。このオブジェクトは、当該オブジェクトに重ねて表示されるボタン画像に割り当てられた機能に対応する処理に関連する通知を行うことも可能であるし、当該機能と異なる機能、すなわち、当該ボタン画像に対する操作や当該ボタン画像に割り当てられた機能とは直接的には関連しない機能に関連する通知を行うことも可能である。例えば、このオブジェクトは、ボタン画像以外の他の画像が表示されている場合において、当該他の画像に関連する機能に対応する処理の処理状況を通知するものであってもよい。
【0014】
また、本発明は、ボタン画像に重ねて表示されるオブジェクトを、3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)によって描画する点を第2の特徴とする。3次元コンピュータグラフィックスによってオブジェクトが描画されたファイルを、通知対象である処理状況毎に用意し、これらのファイルを処理状況の変化に応じて切り替えながら再生することで、そのときどきの状況に応じたアニメーション表示を行うことができる。この場合において、再生するオブジェクトが切り替わるときに内挿処理によって互いのオブジェクトを補間することによって、さまざまな状況の変化をオブジェクトによって容易に違和感なく通知することができる。なお、このオブジェクトは、ゲームなどのキャラクタであってもよいし、アバターであってもよい。また、ユーザが複数いるような場合にあっては、アバターがユーザ毎に異なっていてもよい。
【0015】
このようなオブジェクトの表示は、例えば、以下の構成によって実現される。
図1は、本発明に係る表示制御装置10の機能的構成を示すブロック図である。表示制御装置10は、入力手段20及び表示手段30を有する情報処理装置に内蔵され、又は入力手段20や表示手段30とは別体に構成される。入力手段20は、ユーザの操作を表示制御装置10に入力する手段である。表示手段30は、表示領域に画像を表示する手段である。また、表示制御装置10は、処理実行手段11と、表示制御手段12と、通知制御手段13とを備える。
【0016】
処理実行手段11は、所定の処理を実行する手段である。処理実行手段11が実行する処理は、1種類ではなく複数種類であってもよい。処理実行手段11は、実行する処理に応じた機能を実現する。ここでいう機能とは、例えば、ウェブページを表示する機能、ウェブページのURL(Uniform Resource Locator)を一覧表示し、必要に応じて編集する機能、ゲームを実行する機能などである。これらの機能は、同一のアプリケーションによって実現されてもよいし、複数の異なるアプリケーションによって実現されてもよい。
【0017】
表示制御手段12は、表示手段30に画像を表示させる手段である。表示制御手段12は、表示手段30の表示領域に、ユーザに選択されるボタンを示すボタン画像や、処理実行手段11による処理結果を表示させる。ここにおいて、ボタン画像とは、所定の機能に割り当てられた画像であり、ユーザが操作を行うことによって各々のボタン画像に応じた処理を実行させることができるものである。また、処理実行手段11による処理結果とは、例えば、ウェブページを表示する機能であればウェブページであり、ウェブページのURLを一覧表示する機能であればURLの一覧である。また、表示制御手段12は、所定のボタン画像と所定のオブジェクトとを重ねて表示させる機能を有する。
【0018】
通知制御手段13は、処理実行手段11により実行される処理の処理状況を通知する手段である。通知制御手段13は、処理実行手段11により実行される処理の処理状況を特定し、特定した処理状況を所定の表示態様で表示させるように表示制御手段12を制御する。表示制御手段12は、通知制御手段13による制御に従ってユーザに処理状況を通知する。
【0019】
通知制御手段13は、ボタン画像に重ねて表示されるオブジェクトの表示態様によって処理状況を通知する。これにより、ユーザは、ボタン画像に重ねて表示されるオブジェクトの表示態様がどのように変化しているかを視認することによって、処理実行手段11により実行される処理の処理状況を確認することができる。また、ユーザは、このオブジェクトに重なるように表示されているボタン画像を選択する操作を行うことによって、所定の処理を実行させることも可能である。したがって、オブジェクトが重ねて表示されたボタン画像は、処理状況を通知する機能とユーザの操作を受け付ける機能とを兼ね備えているといえる。
【0020】
[2:実施形態]
図2は、本発明の一実施形態である情報処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。本実施形態において、情報処理装置100は、手持ち型のゲーム機、すなわち、ユーザが手で持って操作できる程度のサイズのゲーム機であるとする。情報処理装置100は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、タッチスクリーン部140と、操作入力部150とを備える。
【0021】
制御部110は、情報処理装置100の各部の動作を制御する手段である。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置とメモリとを備え、所定のプログラムを実行することによって制御を行う。記憶部120は、データを記憶する手段である。記憶部120は、ハードディスク、フラッシュメモリなどの記録媒体を備え、制御部110が用いるデータを記憶する。記憶部120は、プログラムのほか、後述するブックマークやアニメーションファイルを記憶している。通信部130は、データを送受信する手段である。通信部130は、インターネット、LAN(Local Area Network)などのネットワークや他の情報処理装置と接続し、接続先との間でデータをやりとりする。
【0022】
タッチスクリーン部140は、画像を表示し、かつユーザの操作を受け付ける手段である。タッチスクリーン部140は、表示部141とセンサ部142とをさらに備える。表示部141は、液晶素子や有機EL(electroluminescence)素子により構成される表示領域(表示パネル)とその駆動回路を備え、制御部110から供給される表示データに応じた画像を表示する。センサ部142は、表示部141の表示領域に対応して設けられたセンサを備え、表示領域に対する操作に応じた座標データを制御部110に供給する。座標データは、表示領域のうちのユーザが指示した位置を示し、当該位置を所定の座標系(例えば、2次元直交座標系)の座標によって示すデータである。なお、ユーザの操作は、ここでは表示領域に触れる操作であるとするが、表示領域に触れることなく近接するだけの操作であってもよい。また、ユーザの操作は、指などの身体の一部によって行われてもよいし、スタイラス(タッチペン)などの器具によって行われてもよい。
【0023】
操作入力部150は、ユーザの操作を受け付ける手段である。操作入力部150は、方向キー(十字キー)などのキー(ボタンともいう。)を備え、ユーザの操作に応じたキーデータを制御部110に供給する。キーデータは、例えば、キーの押下状態(押下しているか否か)を示すデータである。
なお、情報処理装置100は、センサ部142と操作入力部150の一方のみを備える構成であってもよい。また、以下においては、座標データとキーデータを総称して「操作データ」という。操作データは、ユーザの操作を表すデータである。
【0024】
本実施形態の情報処理装置100は、上述した表示制御装置10、入力手段20及び表示手段30を備える構成を有する。ここにおいて、制御部110は、処理実行手段11、表示制御手段12及び通知制御手段13を有する表示制御装置10の一例に相当する。また、操作入力部150は、入力手段20の一例に相当し、タッチスクリーン部140は、入力手段20及び表示手段30の一例に相当する。
【0025】
情報処理装置100の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、情報処理装置100は、ユーザの操作に応じて画像を表示する。ここでいう画像には、後述するアバターオブジェクトが含まれる。また、本実施形態において、情報処理装置100は、いわゆるウェブブラウザの機能を有する。ここにおいて、ウェブブラウザの機能とは、ウェブページを表示する機能と、ブックマークを表示及び管理する機能とを少なくとも含むものである。ウェブブラウザによって実行される処理は、ユーザの操作に基づいて処理内容が変化する。また、ブックマークとは、ウェブページのURL、すなわちリンク(ハイパーリンク)を一覧表示するものであり、必要に応じてリンクを追加したり削除したりすることが可能である。ここでいうブックマークの管理とは、リンクの追加、削除、編集などを指す。
【0026】
図3及び図4は、情報処理装置100が表示する画面を例示する図である。図3に示す画面には、ウェブページを表示するための領域A1と、ツールバーを表示するための領域A2とが含まれる。一方、図4に示す画面は、ウェブページに代えてブックマークが領域A1に表示されている場合を示している。なお、領域A2に表示されるツールバーは、他の画像(領域A1に表示されている画像)の表示中に常に表示されている必要はなく、ユーザの操作によって表示・非表示を切り替えられるようになっていてもよい。ツールバーを非表示とした場合、情報処理装置100は、ウェブページを領域A2に相当する領域にも表示するようにしてもよいし、ツールバーと異なる別の画像を表示してもよい。
【0027】
本実施形態において、ブックマークは、本を模した画像によって示され、本の各ページにURLに相当する画像(アイコン)が一覧表示される。このブックマークは、記憶すべきURLが複数ある場合、複数ページに表示されてもよい。この例においては、ユーザがボタン画像BLを選択すると、本の左側のページをめくるように遷移させることが可能であり、ユーザがボタン画像BRを選択すると、本の右側のページをめくるように遷移させることが可能である。
【0028】
図3及び図4において、ツールバーは、ボタン画像B1、B2、B3、B4、B5を含む。ボタン画像は、ユーザに選択される画像であって、それぞれが所定の機能に割り当てられている。なお、ユーザによるボタン画像の選択は、例えば、選択すべきボタン画像を指などで指示し、タッチスクリーン部140のセンサ部142がこれを検知することで行われてもよいし、操作入力部150を介してカーソルを移動させることによって行われてもよい。
【0029】
ボタン画像B1は、領域A1に表示する画像をウェブページからブックマーク(あるいはその逆)へと切り替える機能が割り当てられたボタン画像である。また、ボタン画像B2〜B5は、それぞれ、ホームページ(ウェブブラウザの起動時等に表示されるあらかじめ決められたウェブページ)を表示する機能、表示中のウェブページを拡大又は縮小する機能、ウェブページをリロードする機能が割り当てられている。ボタン画像B2〜B5には、それぞれの機能を表す2次元の画像(静止画)が重ねて表示されている。ボタン画像B1〜B5は、ここでは長方形の画像である。
【0030】
また、ボタン画像B1には、表示態様が連続的に変化するようにアニメーション表示するオブジェクトが重ねて表示される。本実施形態において、このオブジェクトは、3次元コンピュータグラフィックスによって描画されるポリゴンオブジェクトであるとする。また、このオブジェクトは、ここではアバターの画像であるとする。ここにおいて、アバターとは、ユーザ自身を表す、いわば分身のような画像をいう。アバターは、ユーザが所定のアプリケーションによってあらかじめ作成したものであってもよいし、情報処理装置100のためにあらかじめ用意されているものの中からユーザが所望するものを選択してもよい。以下においては、ボタン画像B1に重ねて表示されるオブジェクトのことを「アバターオブジェクト」ともいう。
【0031】
アバターオブジェクトは、情報処理装置100の状態をユーザに通知する機能を有する。例えば、アバターオブジェクトは、所定の処理の処理状況を通知する。ここでいう所定の処理としては、領域A1に表示中の機能に対応する処理を挙げることができる。本実施形態において、情報処理装置100は、アバターオブジェクトによってウェブブラウザの処理状況とブックマークの処理状況とをそれぞれの状況に応じて表示し、ユーザに通知する。ここでいう通知は、オブジェクトの表示のみではなく、効果音の再生などを伴ってもよい。
【0032】
なお、ツールバーは、領域A1の表示に応じて切り替わってもよい。すなわち、ツールバーは、ウェブページが表示されているときとブックマークが表示されているときとで異なるボタン画像が表示されてもよいし、ツールバーに表示されるボタン画像の総数が異なってもよい。ただし、ボタン画像B1については、本実施形態においては領域A1に表示される画像によらず、常に表示されているものとする。
【0033】
図5は、アバターオブジェクトをアニメーション表示させるためのアニメーションファイルを例示する図である。情報処理装置100は、このように、処理状況を通知すべき状態のそれぞれに応じたアニメーション表示(すなわち表示態様)を記述したアニメーションファイルを記憶している。例えば、IDが「01」のアニメーションファイルは、ツールバーの表示時において、いわゆる待ち受け状態、すなわちユーザが何も操作を行っておらず、ユーザからの操作を待ち受けている状態のときに表示される動作を記述したデータである。また、IDが「02」のアニメーションファイルは、ボタン画像B1にフォーカスが与えられ、ボタン画像B1に対する入力が受け付けられる状態になったときに表示される動作を記述したデータである。一方、IDが「02」のアニメーションファイルは、ボタン画像B1にフォーカスが与えられた状態からフォーカスが外れたときに表示される動作を記述したデータである。
【0034】
図5に示したアニメーションファイルのうち、IDが「04」〜「10」のものは、ブックマークの機能が実行中であり、領域A1にブックマークが表示されているときのアニメーション表示を示すものである。すなわち、これらのアニメーションファイルは、ブックマークに関連する処理の処理状況を通知するためのものである。一方、IDが「11」〜「14」のアニメーションファイルは、ウェブブラウザの機能が実行中であり、領域A1にウェブページが表示されているときのアニメーション表示を示すものである。すなわち、これらのアニメーションファイルは、ウェブブラウザに関連する処理の処理状況を通知するためのものである。
【0035】
なお、IDが「15」のアニメーションファイルは、アバターオブジェクトが吹き出し(バルーン)によって通知を行うときのアニメーション表示を示すものである。吹き出し表示によって通知される情報は、例えば、ユーザの操作を支援するための説明(例えば、当該ユーザの使用頻度が低い機能の紹介など)や、各種の告知などである。吹き出し表示による通知は、所定の条件が満たされたときに行われる。吹き出し表示による通知は、ユーザによる操作の履歴などに基づいて行われる。ただし、情報処理装置100は、ユーザの利用や操作を妨げないように、吹き出し表示による通知を所定の状態(例えば、待ち受け状態やウェブページの読み込み中)にのみ実行する。吹き出しは、領域A2のツールバーに重なるように表示されてもよいし、領域A1の画像に重なるように表示されてもよい。
【0036】
なお、図5に示したアニメーションファイルは、あくまでも一例である。アニメーションファイルは、これより多くの種類があってもよいし、少なくてもよい。例えば、ツールバーが非表示の状態から表示される場合の動作や、ツールバーが表示された状態から非表示になる場合の動作を記述したアニメーションファイルがあってもよい。
【0037】
図6及び図7は、情報処理装置100がアバターオブジェクトを表示するために実行する処理を示すフローチャートである。図6は、アバターオブジェクトを表示するときの基本的な処理を示している。一方、図7は、図6に示す処理が実行されているときに所定のイベントを契機として実行される割り込み処理を示している。割り込み処理を発生させるイベントは、例えば、ユーザの操作やデータ通信の異常などである。情報処理装置100は、あらかじめ決められた処理を実行しているときには、図6に示す処理を実行し、ユーザの操作などが発生した場合には、当該あらかじめ決められた処理の例外的な処理として図7に示す処理を実行する。
【0038】
情報処理装置100の制御部110は、図6に示すように、まず、通知対象である機能に対応する処理を実行する(ステップSa1)。本実施形態において、通知対象である機能に対応する処理とは、ウェブページの表示に関する処理とブックマークの表示に関する処理のいずれかである。したがって、制御部110は、ステップSa1の処理の処理結果として、当該処理に応じた画像を領域A1に表示させる。制御部110は、領域A1に表示されている画像がウェブページとブックマークのいずれであるかを判断することによって通知対象を特定することができる。
【0039】
次に、制御部110は、ステップSa1において実行された処理の状態を検知する(ステップSa2)。そして、制御部110は、ステップSa2において特定した状態に応じたアニメーションファイルを読み出し(ステップSa3)、アバターオブジェクトを表示部141に表示させる(ステップSa4)。
【0040】
また、この処理を実行する間、制御部110は、必要に応じて図7に示す割り込み処理を実行する。すなわち、制御部110は、所定のイベントが発生したか否かを判断し(ステップSb1)、所定のイベントが発生していれば、発生したイベントに応じたアニメーションファイルを読み出し(ステップSb2)、アバターオブジェクトを表示部141に表示させる(ステップSb3)。
【0041】
ここにおいて、所定のイベントとは、ユーザに通知を要する処理に関するイベントをいい、例えば、ブックマークやウェブページの表示に関連する操作である。また、所定のイベントとは、換言すれば、これに対応するアニメーションファイルがあらかじめ用意されているイベントでもある。
【0042】
ステップSb3において、制御部110は、読み出したアニメーションファイルとその時点で表示されているアニメーションファイルとを内挿処理によって補間し、これらのアニメーション表示を滑らかにつなぐようにする。このようにすれば、アニメーションファイルの区切りをユーザに認識させにくくすることが可能であり、アバターにさまざまな動作を行わせることが容易となる。
【0043】
本実施形態における具体的な動作は、以下のとおりである。まず、ユーザが特段の操作を行っていないとき、情報処理装置100は、IDが「01」である待ち受け状態のアニメーションファイルを再生し、これに応じたアバターオブジェクトを表示する。このとき、領域A1には、ウェブページ(図3参照)が表示されていてもよいし、ウェブページとブックマークのいずれとも異なる画像が表示されていてもよい。なお、情報処理装置100は、アニメーションファイルをループ再生してもよい。
【0044】
この状態において、ユーザの操作によってボタン画像B1にフォーカスが与えられると、情報処理装置100は、IDが「02」のアニメーションファイルを再生し、アバターオブジェクトのアニメーション表示を切り替える。このときのアニメーション表示は、例えば、アバターがユーザに向かってあいさつをする表示である。一方、ユーザの操作によってボタン画像B1からフォーカスが外れると、情報処理装置100は、IDが「03」のアニメーションファイルを再生する。情報処理装置100は、ユーザの操作に応じて、再生するアニメーションファイルを随時切り替える。また、情報処理装置100は、再生するアニメーションファイルを切り替える毎に、切り替え前後のアバターオブジェクトを内挿処理によって補間する。
【0045】
なお、IDが「02」のアニメーションファイルとIDが「03」のアニメーションファイルは、同一であってもよい。また、情報処理装置100は、ボタン画像B1のみならず、ボタン画像B2〜5に対するフォーカスの有無に応じてアバターオブジェクトをアニメーション表示してもよい。このときのアニメーション表示は、ボタン画像毎に異なっていてもよいし、同じでもよい。
【0046】
ここで、ユーザがボタン画像B1を選択する操作を行うと、情報処理装置100は、領域A1に表示させる画像をウェブページからブックマーク(図4参照)に切り替える。このとき、情報処理装置100は、IDが「04」のアニメーションファイルを再生し、ボタン画像B1の選択によってブックマークが開かれたことを通知するアニメーション表示を行う。このときのアニメーション表示は、例えば、アバターの手の上に本を表示させる動作である。ここで表示される本は、領域A1に表示される本の画像に対応する。
【0047】
ブックマークを表示したら、情報処理装置100は、ボタン画像B1に重ねて表示させるアバターオブジェクトのアニメーションファイルをIDが「04」のファイルからIDが「06」のファイルに切り替える。これにより、アバターオブジェクトのアニメーション表示は、ブックマークを開いたときの動作からユーザの操作を待ち受ける状態の動作に変化する。このときのアバターオブジェクトは、ブックマークにおいてユーザの操作を受け付けることが可能な状態であることを示す。このようなアバターオブジェクトを視認することにより、ユーザは、ブックマークがユーザの操作を受け付けることが可能な状態になったこと(すなわち、ブックマークの機能に対応する処理の機能の処理状況)を確認することができる。
【0048】
なお、ブックマークを非表示にし、別の画像(例えばウェブページ)を領域A1に表示する場合には、情報処理装置100は、IDが「05」のアニメーションファイルを再生する。
【0049】
本実施形態において、ブックマークは、領域A1に表示される本のページをめくるような表示態様でページ遷移が行われる。ページ遷移を行うための操作は、例えば、ボタン画像BL、BRを選択する操作であるが、タッチスクリーン部140の表面に対する右方向又は左方向のフリック操作(指を接触させたまま払うようにスライドさせる操作)としてもよい。情報処理装置100は、このような操作を検出すると、領域A1に表示されているブックマークのページを遷移させるとともに、ユーザの操作に応じたアニメーションファイル(この場合、IDが「07」又は「08」のファイル)を再生する。このときのアニメーション表示は、例えば、アバターが手に持っている本をめくるような動作であり、ブックマークのページ遷移が行われていること(すなわち、ページを遷移する処理の処理状況)を示すものである。
【0050】
このように、情報処理装置100は、ボタン画像B1に対する操作と異なる操作についても、アバターオブジェクトによって処理状況を通知することが可能である。これにより、ユーザは、さまざまな操作に応じた処理の処理状況を同一の位置に表示されたオブジェクトによって確認することができる。
【0051】
また、ユーザは、ブックマークに新たなURLを追加したり、既存のURLを削除したりすることも可能である。このようなブックマークの編集は、例えば、編集対象のURLに対応するアイコンを長押しするなどの所定の操作によって実行可能である。なお、ブックマークを編集する操作は、タッチスクリーン部140に対する操作ではなく、操作入力部150に対する操作で実現されてもよい。
【0052】
ブックマークの編集中には、情報処理装置100は、IDが「09」又は「10」のアニメーションファイルを再生することによって、ブックマークの編集中であることをアバターオブジェクトによって通知する。その後、ブックマークの編集が終了すると、情報処理装置100は、IDが「06」のアニメーションを再度再生することによって、ブックマークの表示状態が再び待ち受け状態に戻ったことをアバターオブジェクトによって通知する。ユーザは、このようにアニメーション表示されるアバターオブジェクトを視認することで、ブックマークの編集の処理状況を確認することが可能である。
【0053】
さらに、ユーザは、ブックマークに表示されたアイコンを選択することによって、選択したアイコンに対応するウェブページを閲覧することが可能である。情報処理装置100は、アイコンを選択する操作を検出すると、当該アイコンに対応するURLを特定し、特定したURLが示すリソース(すなわち、ウェブページを構成するデータ)を受信するためのHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストを外部のサーバ装置(ウェブサーバ)に送信する。
【0054】
ウェブページのデータを受信し、これを表示するまでの間、情報処理装置100は、IDが「11」のアニメーションファイルを再生し、ウェブページの読み込み中であることをアバターオブジェクトによって通知する。そして、ウェブページの読み込みが終了したら、情報処理装置100は、IDが「14」のアニメーションファイルを再生し、アバターオブジェクトのアニメーション表示を切り替える。一方、ユーザがウェブページの読み込みを中断する操作を行ったら、情報処理装置100は、IDが「12」のアニメーションファイルを再生し、アバターオブジェクトのアニメーション表示を切り替える。あるいは、ネットワークエラーなどの事由によってウェブページのデータが正常に受信できなかった場合には、情報処理装置100は、IDが「13」のアニメーションファイルを再生し、アバターオブジェクトのアニメーション表示を切り替える。これにより、ユーザは、ウェブページの表示に関する処理状況をアバターオブジェクトのアニメーション表示によって確認することができる。
【0055】
以上のとおり、情報処理装置100によれば、ボタン画像B1に重ねて表示されたアバターオブジェクトによって、情報処理装置100におけるさまざまな処理状況を通知することが可能である。情報処理装置100は、このアバターオブジェクトをボタン画像B1に重ねて表示させることで、ボタン画像B1が表示される領域をボタン画像B1の本来の機能と処理状況を通知する機能とに兼用することが可能であるため、処理状況を通知するための領域を別途設けることなく、表示領域を有効に活用することができるという作用効果を奏する。このような作用効果は、手持ち型のゲーム機のように表示領域のサイズが制限される機器においては、特に有利な効果となり得る。
【0056】
また、情報処理装置100によれば、領域A1に表示されている処理の処理状況を領域A2に表示されているアバターオブジェクトによって確認することが可能であり、領域A1の表示と領域A2の表示との間に連動性を与えることが可能である。この場合において、ユーザは、領域A1に表示されている処理が別の処理に切り替わっても、領域A2のボタン画像B1に重ねて表示されているアバターオブジェクトによってこれらの処理状況を確認することが可能である。
【0057】
また、情報処理装置100によれば、ボタン画像B1に対する操作に応じて実行される処理の処理状況だけでなく、ボタン画像B1に対する操作と異なる操作に応じて実行される処理(ブックマークのページ遷移、ウェブページの読み込みなど)の処理状況をアバターオブジェクトによって通知することが可能である。また、情報処理装置100によれば、ボタン画像B1に割り当てられた機能(ブックマークを表示させ、又は非表示にさせる機能)と異なる機能に対応する処理の処理状況をアバターオブジェクトによって通知することが可能である。これにより、ユーザは、同一の位置に表示されるオブジェクトによって複数の異なる機能に対応する処理の処理状況を確認することができる。ただし、情報処理装置100は、ボタン画像B1に対する操作に応じて実行される処理の処理状況や、ボタン画像B1に割り当てられた機能に対応する処理の処理状況のみを通知する構成であってもよい。
【0058】
また、情報処理装置100によれば、ブックマークのページ遷移や、ウェブページの読み込みといった複数の処理の処理状況を、ボタン画像B1に重ねて表示されたアタバーオブジェクトによって確認することが可能である。このようにすることで、ユーザは、さまざまな処理の処理状況を同一の位置において確認することが可能であり、それぞれの処理毎の処理状況を互いに異なる位置で確認する必要がなくなる。
【0059】
なお、本実施形態は、アバターオブジェクトを3次元コンピュータグラフィックスによって描画されるポリゴンオブジェクトとすることによって、再生するアニメーションファイルをあるファイルから別のファイルに切り替える場合に、内挿処理によってこれらのオブジェクトを滑らかにつなぐことが可能である。ただし、ボタン画像に重ねて表示されるオブジェクトは、必ずしもポリゴンオブジェクトである必要はなく、また、アバターを表す画像でなくてもよい。例えば、ボタン画像に重ねて表示されるオブジェクトは、ゲームのキャラクタなどを2次元のアニメーションで表現したものであってもよい。
【0060】
[3:変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一態様である。本発明は、この実施形態に限定されることなく、以下の変形例に示す態様で実施することも可能である。なお、以下の変形例は、必要に応じて、各々を組み合わせて適用することも可能である。
【0061】
(変形例1)
本発明は、ウェブページとブックマークとを表示するものに限定されない。例えば、本発明は、いわゆるデスクトップ(デスクトップ環境)を表示するものや、ゲームの画面を表示するものであってもよい。
【0062】
また、本発明のリンクとは、上述したハイパーリンクに限らず、いわゆるソフトリンクであってもよい。ここにおいて、ソフトリンクとは、所定の記憶領域に記憶されたファイルやディレクトリを参照するための手段をいい、ショートカット、エイリアス、シンボリックリンクともいう。なお、例えば、上述したデスクトップや、スマートフォン等におけるいわゆるホーム画面は、ソフトリンクを一覧表示した画面の一例に相当する。
【0063】
(変形例2)
情報処理装置100は、複数のユーザが利用可能なものであってもよい。この場合、情報処理装置100は、ログインなどの認証処理によって各ユーザを区別する。さらにこの場合、情報処理装置100は、利用中のユーザに応じてアバターオブジェクトを異ならせてもよい。これを実現するためには、情報処理装置100は、それぞれのユーザに応じたアバターオブジェクトを当該ユーザと対応付けて記憶していればよい。なお、アプリケーション毎に複数のユーザが利用可能なものとなっていてもよい。
【0064】
また、このようなマルチユーザ環境においては、デスクトップやブックマークなどの他の画像(領域A1に表示される画像)をユーザ毎に異ならせることがあり得る。このような場合、情報処理装置100は、利用中のユーザに応じて、アバターオブジェクトだけでなく、表示するデスクトップやブックマークも異ならせてもよい。この結果、情報処理装置100の画面表示は、デスクトップやブックマーク(すなわちリンクの一覧)が変更されると、その変更に応じてアバターオブジェクトも変更されるようになる。このようにすれば、各ユーザは、各々について設定されたアバター及びリンク(ハイパーリンク又はソフトリンク)を利用することができる。
【0065】
また、領域A1に表示される画像は、デスクトップとブックマークのみに限定されず、各ユーザに応じたものが該当し得る。例えば、情報処理装置100は、利用中のユーザに応じたアバターオブジェクトを領域A2に表示するとともに、利用中のユーザのプロフィール情報や、利用中のユーザに応じた各種の設定画面を領域A1に表示してもよい。
【0066】
(変形例3)
情報処理装置100は、所定の条件を満たした場合に、オブジェクト(アバターオブジェクト)の倍率を異ならせて表示させてもよい。この場合において、オブジェクトと重ねて表示されるボタン画像B1は、オブジェクトとともに拡大又は縮小されてもよいし、オブジェクトの拡大又は縮小に依存せずに同じ大きさで表示されてもよい。後者の場合のオブジェクトは、ボタン画像B1からはみ出して表示されるようになる。
【0067】
例えば、情報処理装置100は、ユーザの操作に応じて領域A1の表示がウェブページからブックマークに切り替わるとき(あるいはその逆)や、吹き出し表示による通知が行われるときに、アバターオブジェクトを拡大表示させることができる。このようにすれば、アバターオブジェクトをユーザに注目させやすくすることが可能である。なお、これらのアバターオブジェクトは、元のサイズから拡大して表示されるのではなく、元から他のアバターオブジェクトよりも大きなサイズで作成されていてもよい。
【0068】
(変形例4)
本発明に係る情報処理装置は、上述した情報処理装置100に限定されない。本発明に係る情報処理装置は、手持ち型のゲーム機である必要はなく、例えば、据置型のゲーム機であってもよいし、ゲーム機以外のスマートフォン、タブレット端末、携帯型の音楽プレーヤなどであってもよい。また、本発明に係る情報処理装置は、必ずしも通信手段を要しない。
【0069】
なお、本発明に係る情報処理装置は、入力手段を当該装置自体に備えていなくてもよい。例えば、本発明に係る情報処理装置は、入力手段に代えて、リモートコントローラなどの入力装置から操作データを取得する手段を備える構成としてもよい。また、入力手段は、上述したセンサ部142や操作入力部150に限定されず、例えば、赤外線センサやモーションセンサ(ジャイロセンサ、加速度センサなど)によってカーソルやフォーカスを移動させるものであってもよい。
【0070】
また、本発明に係る情報処理装置は、表示手段を備えていなくてもよい。すなわち、本発明に係る情報処理装置は、表示手段を有する表示装置を別途備える場合において、その表示装置による表示を制御するための表示制御装置として構成されてもよい。
【0071】
(変形例5)
本発明において、ボタン画像の表示領域において処理状況の通知対象となる処理又は機能は、他の領域(領域A1)に画像が表示されているものに限定されない。例えば、本発明は、バックグラウンドで実行されている処理の処理状況をボタン画像上のアバターオブジェクトによって通知するものであってもよい。
【0072】
(変形例6)
本発明は、表示制御装置や、これを備えた情報処理装置といった形態だけではなく、表示制御装置に相当する構成を複数の装置に分散させて備えた表示制御システムの形態でも実施可能である。例えば、本発明に係る表示制御システムは、表示手段を備える表示装置と、インターネットなどのネットワークを介して当該表示装置にアクセス可能な制御装置とを備え、これらの装置が協働することによって、本発明に係る表示制御装置又は情報処理装置の機能を実現するように構成されていてもよい。あるいは、本発明に係る表示制御システムは、親機に相当する第1の装置と、子機に相当し、当該第1の装置に有線又は無線で接続される第2の装置との協働によって実現されてもよい。ここにおいて、第1の装置は、パーソナルコンピュータや家庭用のゲーム機であり、第2の装置は、第1の装置と通信可能なリモートコントローラやタブレット端末であってもよい。また、上述した表示制御装置10が単一の装置によって構成される場合にあっても、処理実行手段11、表示制御手段12及び通知制御手段13を複数のプログラムによって実現し、これらのプログラムの協働によって本発明を実現することが可能である。例えば、本発明は、処理実行手段11として機能するためのプログラムと表示制御手段12及び通知制御手段13として機能するためのプログラムとによって実現されてもよい。
【0073】
また、本発明は、このような情報処理装置や表示制御システムの形態だけでなく、ボタン画像に重ねて表示されるオブジェクトによって処理状況を通知する表示方法や、かかる表示方法を実現するための情報処理プログラムといった形態での実施も可能である。さらに、本発明に係る情報処理プログラムは、光ディスクや半導体メモリなどの記録媒体に記録された形態での提供や、インターネットなどのネットワークを介して情報処理装置にダウンロードさせる形態での提供も可能である。
【符号の説明】
【0074】
10…表示制御装置
11…処理実行手段
12…表示制御手段
13…通知制御手段
20…入力手段
30…表示手段
100…情報処理装置
110…制御部
120…記憶部
130…通信部
140…タッチスクリーン部
141…表示部
142…センサ部
150…操作入力部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7