特許第6051016号(P6051016)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6051016情報処理システム、ゲームシステム及び情報処理装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6051016
(24)【登録日】2016年12月2日
(45)【発行日】2016年12月21日
(54)【発明の名称】情報処理システム、ゲームシステム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0338 20130101AFI20161212BHJP
   A63F 13/24 20140101ALI20161212BHJP
   A63F 13/235 20140101ALI20161212BHJP
   G06F 3/02 20060101ALI20161212BHJP
【FI】
   G06F3/0338 413
   A63F13/24
   A63F13/235
   G06F3/02 310F
【請求項の数】20
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2012-238994(P2012-238994)
(22)【出願日】2012年10月30日
(65)【公開番号】特開2014-89578(P2014-89578A)
(43)【公開日】2014年5月15日
【審査請求日】2015年9月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100130269
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 盛規
(72)【発明者】
【氏名】田原 明
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】藤田 僚平
【住所又は居所】京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1 任天堂株式会社内
【審査官】 菅原 浩二
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−073071(JP,A)
【文献】 特開2005−168539(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0271967(US,A1)
【文献】 特開2010−224814(JP,A)
【文献】 特開2011−152334(JP,A)
【文献】 特開2000−322528(JP,A)
【文献】 特開2005−339239(JP,A)
【文献】 特開2003−323229(JP,A)
【文献】 米国特許第06205021(US,B1)
【文献】 特開2003−273980(JP,A)
【文献】 特開2012−249922(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0338
A63F 13/235
A63F 13/24
G06F 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を記憶する記憶部、情報処理装置との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、及び、操作に応じて前記情報処理装置にてなされる処理を示す指標部を有する操作体と、
前記操作体を装着する装着部、前記操作体との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、該近距離無線通信部により前記操作体の記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取部、前記情報読取部が読み取った読取情報及び前記装着部に装着された操作体に対する操作を示す操作情報に応じて処理を行う処理部、前記近距離無線通信部を収容した筐体、並びに、該筐体の一の面に設けられた表示部を有する情報処理装置
を備え
前記装着部は、前記筐体に形成された前記操作体を収容する凹所であり、前記表示部の右側及び左側にそれぞれ設けられており、
前記筐体には、前記凹所に連なる開放部が前記表示部の右側及び左側にそれぞれ形成されており、
前記装着部に前記操作体を装着した場合に、前記凹所内に挿入された前記操作体の前記指標部が前記開放部から外部へ露出する情報処理システム。
【請求項2】
前記情報処理装置は、前記装着部に装着された操作体に対する操作を検知して前記操作情報を出力する操作検知部を有する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記情報処理装置は、前記操作体へ無線による電力供給を行う電力供給部を有し、
前記操作体の近距離無線通信部は、前記電力供給部から供給された電力により前記情報処理装置との間でデータの送受信を行う、請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記情報処理装置は、前記装着部に対する前記操作体の装着位置を定める位置決め部を有する、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記記憶部は、情報の書き換えを可能にしてある、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記操作体は、
操作に応じて変位する可動部と、
該可動部の変位を前記処理部へ伝達するための機構部
を有する、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記情報処理装置は、
前記装着部を複数有し、
複数の前記装着部には複数の前記操作体を、それぞれ任意に装着可能にしてある、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記情報読取部は、前記操作体に対する操作の有無に関わらず、前記操作体の記憶部に記憶された情報を読み取るようにしてある、請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記記憶部は、各操作体を識別する第1の情報が記憶してある、請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記記憶部は、前記処理部が前記第1の情報及び前記操作情報に応じて行う処理に対する制限処理又は追加処理を行うための第2の情報が記憶してある、請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記情報読取部は、前記第1の情報及び前記第2の情報を読み取り、
前記処理部は、前記情報読取部が読み取った第1の情報及び第2の情報、並びに、前記操作情報に応じて処理を行う、請求項10に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記第2の情報は、前記情報処理装置のユーザに係る情報である、請求項10又は請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記処理部は、ゲームに係る処理を行うようにしてあり、
前記第2の情報は、ゲームのキャラクタに係る情報である、請求項10又は請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記第2の情報は、前記操作体の使用制限に係る期限情報であり、
前記処理部は、前記期限情報に応じて、前記読取情報及び前記操作情報に応じた処理を制限する、請求項10又は請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記第2の情報は、前記処理部の処理内容に係る制限情報であり、
前記処理部は、前記制限情報に応じて、前記読取情報及び前記操作情報に応じた処理を制限する、請求項10又は請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項16】
前記指標部は、前記操作体に立体的に設けてある、請求項に記載の情報処理システム。
【請求項17】
前記操作体は、
該操作体に対する操作を検知して前記操作情報を出力する操作検知部を有し、
該操作検知部が出力した操作情報を前記近距離無線通信部にて前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、
前記情報処理装置の処理部は、前記操作体から受信した操作情報に応じて処理を行うようにしてある、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項18】
前記操作検知部は、圧力センサにより前記操作体に加えられた圧力を検知するようにしてある、請求項2又は請求項17に記載の情報処理システム。
【請求項19】
情報を記憶する記憶部、情報処理装置との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、及び、操作に応じて前記情報処理装置にてなされる処理を示す指標部を有する操作体と、
前記操作体を装着する装着部、前記操作体との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、該近距離無線通信部により前記操作体の記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取部、前記情報読取部が読み取った読取情報及び前記装着部に装着された操作体に対する操作を示す操作情報に応じてゲームに係る処理を行う処理部、前記近距離無線通信部を収容した筐体、並びに、該筐体の一の面に設けられた表示部を有する情報処理装置
を備え
前記装着部は、前記筐体に形成された前記操作体を収容する凹所であり、前記表示部の右側及び左側にそれぞれ設けられており、
前記筐体には、前記凹所に連なる開放部が前記表示部の右側及び左側にそれぞれ形成されており、
前記装着部に前記操作体を装着した場合に、前記凹所内に挿入された前記操作体の前記指標部が前記開放部から外部へ露出するゲームシステム。
【請求項20】
情報を記憶する記憶部情報処理装置との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、及び、操作に応じてなされる処理を示す指標部を有する操作体を装着する装着部と、
前記操作体との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部と、
該近距離無線通信部により前記操作体の記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取部と、
前記情報読取部が読み取った読取情報及び前記装着部に装着された操作体に対する操作を示す操作情報に応じて処理を行う処理部と、
前記近距離無線通信部を収容した筐体と、
前記筐体の一の面に設けられた表示部
を備え
前記装着部は、前記筐体に形成された前記操作体を収容する凹所であり、前記表示部の右側及び左側にそれぞれ設けられており、
前記筐体には、前記凹所に連なる開放部が前記表示部の右側及び左側にそれぞれ形成されており、
前記装着部に前記操作体を装着した場合に、前記凹所内に挿入された前記操作体の前記指標部が前記開放部から外部へ露出する情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザによる操作に応じた情報処理を行う情報処理システム、ゲームシステム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ゲーム機又は携帯電話機等の情報処理装置には、ユーザの操作を受け付けるために、一又は複数のボタン又はスイッチ等による操作部が設けられている。例えばゲーム機においては、十字キー、アナログスティック及びプッシュ式の操作ボタン等が設けられ、ゲームに係るキャラクタの移動若しくはアクション等に係る操作、又は、メニューの選択操作等の種々のゲームに係る操作の受け付けが行われる(特許文献1参照)。また例えば携帯電話機においては、数字又は文字等が記載されたプッシュ式の操作ボタン、及び、4方向若しくは8方向等の方向キー又はアナログスティック等が設けられ、通話又は電子メール送受信等に係る操作の受け付けが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−23712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の情報処理装置は、操作部として設けられたボタン又はスイッチ等の個数及び種別等により、受付可能な操作が制限されるという問題があった。例えばゲーム機に設けられた操作ボタンの個数を超えた複数のアクションをゲームのキャラクタに行わせるために、ゲームプログラムでは複数の操作ボタンの同時操作により操作を受け付けるなどの対応が必要となり、操作が困難化する虞がある。また例えばゲームプログラムが必要とする個数以上の操作ボタンがゲーム機に設けられている場合、操作に用いられない操作ボタンが生じることによって操作性が低下する虞がある。また例えば右利きのユーザを前提にボタン又はスイッチ等の配置が決定されている場合、左利きのユーザによる操作性が低下する虞がある。
【0005】
本発明の目的とするところは、情報処理の処理内容などに応じて操作に適した操作部を実現できる情報処理システム、ゲームシステム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報処理システムは、情報を記憶する記憶部、情報処理装置との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、及び、操作に応じて前記情報処理装置にてなされる処理を示す指標部を有する操作体と、前記操作体を装着する装着部、前記操作体との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、該近距離無線通信部により前記操作体の記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取部、前記情報読取部が読み取った読取情報及び前記装着部に装着された操作体に対する操作を示す操作情報に応じて処理を行う処理部、前記近距離無線通信部を収容した筐体、並びに、該筐体の一の面に設けられた表示部を有する情報処理装置を備え、前記装着部は、前記筐体に形成された前記操作体を収容する凹所であり、前記表示部の右側及び左側にそれぞれ設けられており、前記筐体には、前記凹所に連なる開放部が前記表示部の右側及び左側にそれぞれ形成されており、前記装着部に前記操作体を装着した場合に、前記凹所内に挿入された前記操作体の前記指標部が前記開放部から外部へ露出する。
【0007】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記情報処理装置が、前記装着部に装着された操作体に対する操作を検知して前記操作情報を出力する操作検知部を有する。
【0008】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記情報処理装置が、前記操作体へ無線による電力供給を行う電力供給部を有し、前記操作体の近距離無線通信部は、前記電力供給部から供給された電力により前記情報処理装置との間でデータの送受信を行う。
【0009】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記情報処理装置が、前記装着部に対する前記操作体の装着位置を定める位置決め部を有する。
【0010】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記記憶部が、情報の書き換えを可能にしてある。
【0011】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記操作体が、操作に応じて変位する可動部と、該可動部の変位を前記処理部へ伝達するための機構部を有する。
【0012】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記情報処理装置が、前記装着部を複数有し、複数の前記装着部には複数の前記操作体を、それぞれ任意に装着可能にしてある。
【0013】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記情報読取部が、前記操作体に対する操作の有無に関わらず、前記操作体の記憶部に記憶された情報を読み取るようにしてある。
【0014】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記記憶部が、各操作体を識別する第1の情報が記憶してある。
【0015】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記記憶部が、前記処理部が前記第1の情報及び前記操作情報に応じて行う処理に対する制限処理又は追加処理を行うための第2の情報が記憶してある。
【0016】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記情報読取部が、前記第1の情報及び前記第2の情報を読み取り、前記処理部は、前記情報読取部が読み取った第1の情報及び第2の情報、並びに、前記操作情報に応じて処理を行う。
【0017】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記第2の情報が、前記情報処理装置のユーザに係る情報である。
【0018】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記処理部が、ゲームに係る処理を行うようにしてあり、前記第2の情報は、ゲームのキャラクタに係る情報である。
【0019】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記第2の情報が、前記操作体の使用制限に係る期限情報であり、前記処理部は、前記期限情報に応じて、前記読取情報及び前記操作情報に応じた処理を制限する。
【0020】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記第2の情報が、前記処理部の処理内容に係る制限情報であり、前記処理部は、前記制限情報に応じて、前記読取情報及び前記操作情報に応じた処理を制限する。
【0022】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記指標部が、前記操作体に立体的に設けてある。
【0023】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記操作体が、該操作体に対する操作を検知して前記操作情報を出力する操作検知部を有し、該操作検知部が出力した操作情報を前記近距離無線通信部にて前記情報処理装置へ送信するようにしてあり、前記情報処理装置の処理部は、前記操作体から受信した操作情報に応じて処理を行うようにしてある。
【0024】
また、本発明に係る情報処理システムは、前記操作検知部が、圧力センサにより前記操作体に加えられた圧力を検知するようにしてある。
【0025】
また、本発明に係るゲームシステムは、情報を記憶する記憶部、情報処理装置との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、及び、操作に応じて前記情報処理装置にてなされる処理を示す指標部を有する操作体と、前記操作体を装着する装着部、前記操作体との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、該近距離無線通信部により前記操作体の記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取部、前記情報読取部が読み取った読取情報及び前記装着部に装着された操作体に対する操作を示す操作情報に応じてゲームに係る処理を行う処理部、前記近距離無線通信部を収容した筐体、並びに、該筐体の一の面に設けられた表示部を有する情報処理装置を備え、前記装着部は、前記筐体に形成された前記操作体を収容する凹所であり、前記表示部の右側及び左側にそれぞれ設けられており、前記筐体には、前記凹所に連なる開放部が前記表示部の右側及び左側にそれぞれ形成されており、前記装着部に前記操作体を装着した場合に、前記凹所内に挿入された前記操作体の前記指標部が前記開放部から外部へ露出する。
【0026】
また、本発明に係る情報処理装置は、情報を記憶する記憶部情報処理装置との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部、及び、操作に応じてなされる処理を示す指標部を有する操作体を装着する装着部と、前記操作体との間でデータの送受信を行う近距離無線通信部と、該近距離無線通信部により前記操作体の記憶部に記憶された情報を読み取る情報読取部と、前記情報読取部が読み取った読取情報及び前記装着部に装着された操作体に対する操作を示す操作情報に応じて処理を行う処理部と、前記近距離無線通信部を収容した筐体と、前記筐体の一の面に設けられた表示部を備え、前記装着部は、前記筐体に形成された前記操作体を収容する凹所であり、前記表示部の右側及び左側にそれぞれ設けられており、前記筐体には、前記凹所に連なる開放部が前記表示部の右側及び左側にそれぞれ形成されており、前記装着部に前記操作体を装着した場合に、前記凹所内に挿入された前記操作体の前記指標部が前記開放部から外部へ露出する。
【発明の効果】
【0032】
本発明は、装着された操作体に応じた操作を受け付けて情報処理装置が情報処理を行う構成とすることにより、情報処理の内容などに応じて操作体を交換可能としたものである。情報処理の内容などに適した操作体を情報処理装置に装着することによって、情報処理の内容などに適して操作の受け付けを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】実施の形態1に係るゲーム機及び操作体の外観を示す模式図である。
図2】ゲーム機の装着部及び操作体の一構成例を示す模式的拡大斜視図である。
図3】実施の形態1に係るゲーム機の構成を示すブロック図である。
図4】実施の形態1に係る操作体の構成を示すブロック図である。
図5】ゲーム機の装着部に設けられる圧力センサ及びアンテナの構成を示す模式図である。
図6】操作体のその他の例を示す模式図である。
図7】実施の形態1に係るゲーム機による操作体との通信処理の手順を示すフローチャートである。
図8】実施の形態1に係るゲーム機による操作体の操作受付処理の手順を示すフローチャートである。
図9】変形例に係る操作体の構成を示すブロック図である。
図10】実施の形態2に係るゲーム機及び操作体の外観を示す模式図である。
図11】実施の形態2に係るゲーム機及び操作体の外観を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、ゲームシステムを例に情報処理システム及び情報処理装置等の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係るゲームシステムは、ユーザが持ち運ぶことが可能な携帯型のゲーム機(情報処理装置)と、一又は複数の操作体とを含んで構成されている。図1は、実施の形態1に係るゲーム機及び操作体の外観を示す模式図である。本実施の形態に係るゲーム機は、略長方形の板状をなす筐体1を備えており、筐体1の正面1aの略中央に表示部2が設けられている。筐体1には、表示部2の左隣の領域に、アナログスティック3a及び十字キー3bが上下に並べて設けてある。また筐体1には、表示部2の右隣の領域に、操作体7を装着する装着部4が上側に設けられ、4つのプッシュボタン3c〜3fが下側に設けられている。4つのプッシュボタン3c〜3fは、それぞれ略円形をなし、菱形の頂点に対応する位置関係で配置されている。更に筐体1には、表示部2の下隣の領域に、略長方形の3つのプッシュボタン3g〜3iが左右に並べて設けてある。本実施の形態に係るゲーム機は、アナログスティック3a〜プッシュボタン3iと、装着部4に装着された操作体7とに対するユーザの操作を受け付け、受け付けた操作内容に応じてゲームに係る情報処理を行う。
【0035】
図2は、ゲーム機の装着部4及び操作体7の一構成例を示す模式的拡大斜視図である。操作体7は、略円板形の基部7aの一面に、略十字型の指標部7bが立体的に設けられた構成である。操作体7は、例えば合成樹脂などによる一体成型品として提供され得るものである。また操作体7には、基部7aの周面の2箇所に略円形の凹部7cが形成されている。ただし図2には、2つの凹部7cの内の1つのみを図示してある。これはもう一方の凹部7cが基部7aの周面の略反対側に形成されているためである。
【0036】
ゲーム機の装着部4は、筐体1に形成された凹所として構成され、筐体1の右側面1bに形成された開口4aから操作体7を挿入することで、操作体7を装着することができる。開口4aは略長方形であり、その長さが操作体7の基部7aの直径と略同じ又は該直径より若干長く設定してあり、その幅が操作体7の基部7aの厚さと略同じ又は該厚さより若干長く設定してある。開口4aから続く筐体1の凹所は、奥側が略半円形とされている。また装着部4を構成する凹所には、筐体1の正面1aに開放部4bが形成されており、この開放部4bを通して装着部4に装着された操作体7の指標部7bが外部へ露出するよう構成されている。開放部4bは、凹所の平面形状を一回り小さくした形状をなしており、右側面1bから筐体1の一部を切り欠いた態様で形成されている。
【0037】
また凹所の内側面には、対向する2箇所に位置決め突部4cがそれぞれ設けられている。2つの位置決め突部4cは、例えばバネなどの部材により付勢され、その突出量が変化するよう構成されている。位置決め突部4cは、装着部4へ挿入された操作体7の周面に設けられた凹部7cに挿入されることによって、操作体7の装着位置を定めるためのものである。また装着部4の凹所内において、解放部4bに臨む面積が最も大きい内面4dは、装着された操作体7に対する操作を検知するための圧力センサ、及び、近距離無線通信のためのアンテナが配設されている。この圧力センサ及びアンテナの詳細は後述する。
【0038】
操作体7を装着部4に装着する場合、ユーザは、操作体7を開口4aから凹所内へスライドさせて挿入し、位置決め突部4cのバネなどによる付勢に抗して操作体7を凹所の奥方へ押し込む。位置決め突部4cが凹部7cへ挿入されるまで操作体7をスライドさせることで、ユーザは、操作体7を装着部4に装着することができる。また操作体7を装着部4から取り外す場合、ユーザは、位置決め突部4cのバネなどによる付勢に抗して操作体を開口4aへスライドさせることで、凹部7cへの位置決め突部4cの挿入を解除し、開口4aから装着部4の外部へ操作体7を取り外すことができる。
【0039】
本実施の形態に係るゲーム機は、図示の操作体7以外に、構成が異なる種々の操作体7を装着部4に装着することが可能である。また操作体7には、無線通信機能を有するIC(Integrated Circuit)チップなどが埋め込まれており、ゲーム機は操作体7との無線通信を行うことにより装着部4に装着された操作体7の種別を判断することができる。またゲーム機は、装着部4に装着された操作体7に対してユーザが行った操作を検知する機能を有している。これによりゲーム機は、装着部4に装着された操作体7の種別に応じた操作を受け付けたゲーム処理を行うことができる。即ちゲーム機は、装着部4に装着された操作体7に対する操作を検知した場合、この操作体7の種別に応じて行う処理を変化させることができる。
【0040】
図3は、実施の形態1に係るゲーム機の構成を示すブロック図である。また図4は、実施の形態1に係る操作体7の構成を示すブロック図である。上述のように本実施の形態に係るゲーム機は、表示部2と、アナログスティック3a〜プッシュボタン3iを有する操作部3と、装着部4とが筐体1に設けられている。また図3に示すように、ゲーム機の筐体1内には、処理部10、記録媒体装着部11、一次記憶部12、二次記憶部13、通信部14、操作検知部15、近距離無線通信部16及び電力供給部17等が収容されている。
【0041】
ゲーム機の処理部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等の演算処理装置を用いて構成されている。処理部10は、二次記憶部13に記憶されたゲームプログラム91又は記録媒体装着部11に装着された記録媒体9に記録されたゲームプログラム91を一次記憶部12に読み出して実行することにより、ゲームに係る各種の情報処理を行う。例えば処理部10は、操作部3に対してなされた操作を受け付ける処理、装着部4に装着された操作体7に対してなされた操作を受け付ける処理、及び、受け付けた操作又はゲーム内のイベント等に応じて表示部2に表示するゲーム画像を生成する処理等を行う。
【0042】
表示部2は、液晶パネル又はPDP(Plasma Display Panel)等を用いて構成され、処理部10から与えられた画像を表示する。操作部3は、アナログスティック3a〜プッシュボタン3iに対してなされた操作の内容、例えばアナログスティック3aの操作方向及び操作量、また例えばプッシュボタン3iに対する押し下げ又は解放等を処理部10へ通知する。記録媒体装着部11は、例えば筐体1の背面などに設けられ、カード型、カセット型又はディスク型等の記録媒体9を着脱できるように構成されている。処理部10は、記録媒体装着部11に装着された記録媒体9からゲームプログラム91及びその他のデータを読み出すことができる。
【0043】
一次記憶部12は、半導体メモリ素子などを用いて構成されている。一次記憶部12は、処理部10の演算処理に伴って生成される各種のデータが一時的に記憶される。二次記憶部13は、一次記憶部12と比較して大容量の不揮発性記憶装置を用いて構成されている。二次記憶部13は、ゲームプログラム91及びその他のデータ等を記憶する。通信部14は、携帯電話網又は無線LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、サーバ装置又は他のゲーム機等との間でデータの送受信を行う。例えばゲーム機は、通信部14にてサーバ装置との通信を行ってゲームプログラム91をダウンロードし、二次記憶部13に記憶することができる。
【0044】
操作検知部15は、装着部4に装着された操作体7に対するユーザの操作を検知し、検知結果を操作情報として処理部10へ与える。詳細は後述するが、例えば操作検知部15は、圧力センサにより操作体7に対して加えられた圧力を検知する構成とすることができる。
【0045】
近距離無線通信部16は、例えばISO/IEC18092(いわゆるNFC)の通信規格などに従って、操作体7(に埋め込まれたICタグ70(図4参照))との間で無線による非接触のデータ送受信を行うものである。なお本実施の形態において、近距離無線通信部16による通信距離は数cmとするが、この距離は一例であって、これに限るものではない。近距離無線通信部16は、操作体7のICタグ70に対して記憶したデータの読み出しを指示する信号を送信し、これに対する応答として所望のデータを受信する。即ち近距離無線通信部16は、いわゆるICタグのリーダの機能を有するものである。また近距離無線通信部16は、書き込みデータと共に書き込みを指示する信号を送信することにより、ICタグ70にデータの書き込みを行わせることができる構成であってもよい。即ち近距離無線通信部16は、ICタグのライタの機能を有するものであってもよい。
【0046】
電力供給部17は、ゲーム機に備えられたバッテリ(図示は省略する)に蓄積された電力を、ゲーム機内の各部へ供給する。本実施の形態において電力供給部17は近距離無線通信部16へ電力を供給しており、近距離無線通信部16はこの電力を操作体7のICタグ70へ無線給電する。これにより操作体7は、電池又はバッテリ等を備えることなく、ゲーム機からの電力供給によりICタグ70を動作させ、ゲーム機との間で近距離無線通信を行うことができる。
【0047】
また処理部10には、ゲームプログラム91又はオペレーティングシステムなどの基本プログラム等の実行によって、情報読取部31及びゲーム処理部32等がソフトウェア的な機能ブロックとして設けられる。情報読取部31は、近距離無線通信部16による近距離無線通信を行って操作体7に記憶された識別情報などの種々の情報の読み取り処理を行うものである。ゲーム処理部32は、操作部3又は操作体7に対するユーザなどの操作に応じてゲームの判定する処理、又は、ゲーム内のイベントなどに関する処理等を行う。
【0048】
また、図4に示すように、操作体7は、例えば合成樹脂などの成型体の内部に、ICタグ70及びアンテナ75が埋め込まれた構成をなしている。アンテナ75は、例えば操作体7の基部7a内に金属線を渦巻状に配し、その両端をICタグ70に接続した構成とすることができる。ICタグ70は、1つのICチップとして提供されるものであり、その内部に処理部71、近距離無線通信部72、記憶部73及び電力供給部74等を有している。
【0049】
ICタグ70は、電池などの電源を有しておらず、アンテナ75にてゲーム機の近距離無線通信部16からの無線信号を受信した際に電磁誘導などによって発生する起電力により動作する。ICタグ70は、いわゆるパッシブ型のタグである。電力供給部74は、上記の起電力に基づき、ICタグ70内の処理部71、近距離無線通信部72及び記憶部73等への電力供給を行い、これにより各部の動作が行われる。ICタグ70の近距離無線通信部72は、ゲーム機の近距離無線通信部16から送信された信号をアンテナ75にて受信し、受信した信号に係るデータを処理部71へ与えると共に、処理部71から与えられたデータをアンテナ75からゲーム機の近距離無線通信部16へ送信する。
【0050】
また記憶部73は、データ書き換え可能な不揮発性のメモリ素子で構成されている。記憶部73は、操作体7を識別するための識別情報73a、及び、その他の追加情報73b等のデータを記憶している。処理部71は、近距離無線通信部72から与えられたデータに応じて、記憶部73から識別情報73a又は追加情報73bのデータを読み出し、読み出したデータをゲーム機へ送信すべく近距離無線通信部72へ与える。また処理部71は、近距離無線通信部72から与えられたデータに応じて、記憶部73へのデータ書き込みを行う。
【0051】
次に、装着部4に装着された操作体7に対する操作検知の方法、及び、ゲーム機の近距離無線通信部16が利用するアンテナの構成について説明する。上述のように装着部4の内面4dには、操作検知のための圧力センサ及び近距離無線通信のためのアンテナが設けられている。図5は、ゲーム機の装着部4に設けられる圧力センサ及びアンテナの構成を示す模式図である。
【0052】
操作部4の内面4dには、9個の圧力センサS1〜S9が3×3のマトリクス状に配設されている。中央に配された1個の圧力センサS5は、略正方形をなしている。また周囲の8個の圧力センサS1〜S4、S6〜S9は、略長方形をなし、中央の圧力センサS5に対して放射状に配されている。圧力センサS1〜S9は、装着部4に操作体7(図5において一点鎖線の円形にて示す)が装着された場合に、操作体7の中心が圧力センサS5の位置となるよう、その配置が設定されている。
【0053】
各圧力センサS1〜S9は、信号線を介して操作検知部15に接続されており、加えられた圧力に応じた信号を操作検知部15へ出力する。操作検知部15は、各圧力センサS1〜S9からの信号に基づいて、各圧力センサS1〜S9に対して圧力が加えられたか否かを個別に判定する。また操作検知部15は、各圧力センサS1〜S9に対して加えられた圧力の大きさを更に判定してもよい。
【0054】
また操作部4の内面4dには、近距離無線通信部16に接続されるアンテナ16a(図5において破線で示す)が配設されている。アンテナ16aは、渦巻状の金属線の両端を近距離無線通信部16に接続した構成であり、圧力センサS1〜S9の背面側に積層するように設けられている。アンテナ16aによって近距離無線通信部16は、装着部4に装着された操作体7との近距離無線通信を行うことができる。なおゲーム機の近距離無線通信部16及び操作体7が近距離無線通信を行うためには、必ずしも操作体7を装着部4に装着する必要はなく、近距離無線通信部16及びアンテナ16aによる通信可能範囲によっては装着部4に装着されていない操作体7と近距離無線通信を行うことが可能な構成であってもよい。このように、ゲーム機と操作体7との情報授受を近距離無線通信にて行う構成とすることにより、例えば装着部4に電気接点を設けて操作体7を電気的に接続する構成とした場合に、操作体7の着脱が繰り返されることによる電気接点が劣化するという問題が生じることがない。
【0055】
ゲーム機が動作している状態において、操作検知部15は、例えば1/60秒に1回程度の頻度で圧力センサS1〜S9の出力信号をサンプリングして、圧力センサS1〜S9に対する加圧の有無、即ち操作体7に対する操作の有無を判断する。操作体7に対する操作があった場合、操作検知部15は、いずれの圧力センサS1〜S9にて圧力を検知したか、検知した圧力がどの程度の大きさであったか等の情報を処理部10へ通知する。
【0056】
近距離無線通信部16は、例えば数秒に1回程度の頻度で無線信号を送信し、これに対する応答の有無を処理部10に通知する。処理部10は応答の有無に応じて操作体7が装着部4に装着されているか否かを判断する。操作体7が装着部4に装着されていると判断した場合、処理部10の情報読取部31は、操作体7の記憶部73に記憶された識別情報73a及び追加情報73bを読み取るべく、近距離無線通信部16へ指示を与える。近距離無線通信部16は、この指示に応じて操作体7との近距離無線通信を行い、操作体7に対して情報の送信を指示する。
【0057】
操作体7の処理部71は、ゲーム機からの指示に応じて記憶部73から識別情報73a及び追加情報73bを読み出し、読み出した情報を近距離無線通信部72にてゲーム機へ送信する。ゲーム機の近距離無線通信部16は、操作体7から受信した識別情報73a及び追加情報73bを処理部10へ与える。これにより情報読取部31による操作体7の情報読取がなされる。処理部10は、読み取った識別情報73aに基づいて、装着部4に装着された操作体7の種別などを判定すると共に、読み取った追加情報73bに基づいて、ゲーム処理に関する制限処理又は追加処理等を行う。なお、例えばゲーム機は、識別情報73aと操作体7の種別との対応データを記憶し、読み取った識別情報73aに基づいて対応データを参照することにより、装着された操作体7の種別を判定する。
【0058】
また処理部10は、操作体7の記憶部73に記憶された追加情報73bの書き換えを行う場合、書き換える情報と共に近距離無線通信部16へ書き換えの指示を与える。近距離無線通信部16は、処理部10から与えられた情報を操作体7へ送信して記憶部73の追加情報73bの書き換えを行わせる。近距離無線通信部16は、情報の書き換え完了を処理部10へ通知してもよい。
【0059】
例えば図1及び図2に示すような略十字型の指標部7bが設けられた操作体7がゲーム機の装着部4に装着された場合、まずゲーム機の近距離無線通信部16と操作体7の近距離無線通信部72との間で近距離無線通信が行われる。これにより処理部10は、装着部4に操作体7が装着されたと判断し、情報読取部31が操作体7からの識別情報73aの読み取りを行う。処理部10は、読み取った識別情報73aに基づいて、装着部4に装着された操作体7が、略十字型の指標部7bが設けられた操作体7であると判定することができる。
【0060】
略十字型の指標部7bが設けられた操作体7は、操作部3の十字キー3bと略同じ操作を受け付けるためのものであり、例えばゲームキャラクタの移動操作又はメニューの選択操作等の受け付けに用いられる。以下、この操作体7を、十字キー用の操作体7という。十字キー用の操作体7は、上下左右などの4方向に対する操作を受け付けるためのものである。装着部4に装着された十字キー用の操作体7に対してユーザが指標部7bを押圧した場合、操作体7の基部7aが変位する。この変位が基部7aの底面部分により圧力センサS1〜S9へ伝達される。
【0061】
このためゲーム機の処理部10は、十字キー用の操作体7が装着部4に装着された場合には、図5に示した9個の圧力センサS1〜S9のうち、上下左右に対応する4個の圧力センサS2、S4、S6、S8に対する加圧の有無に応じた操作検知を操作検知部15にて行う。また処理部10のゲーム処理部32は、操作検知部15にて受け付けた操作を十字キーに対する操作として受け付け、操作体7に対する操作に応じて例えばゲームキャラクタの上下左右方向への移動などのゲーム処理を行う。
【0062】
また本実施の形態に係るゲームシステムでは、十字キー用の操作体7以外に、その他の様々な種別の操作体7をゲーム機の装着部4に装着することができる。ゲーム機の処理部10は、装着部4に装着された操作体7の識別情報73aを情報読取部31が読み取り、読み取った識別情報73aに応じて操作体7の種別を判定し、操作体7の種別に応じたゲーム処理をゲーム処理部32が行う。これによりユーザは、ゲーム機にて行うゲームの種別などに応じて、装着部4に装着する操作体7を交換することができる。
【0063】
図6は、操作体7のその他の例を示す模式図である。図6Aに示す操作体7は、4つの略円形が菱形の頂点に対応する位置関係で配置された指標部7bを有している。この操作体7は、操作部3の4つのプッシュボタン3c〜3fと略同じ操作を受け付けるためのものであり、例えばゲームキャラクタの攻撃若しくはジャンプ等のアクション、又は、選択したメニュー項目の確定若しくはキャンセル等の操作受付に用いられる。以下、この操作体7を、4プッシュボタン用の操作体7という。4プッシュボタン用の操作体7が装着部4に装着された場合、操作検知部15は、指標部7bの略円形の配置に対応する4個の圧力センサS2、S4、S6、S8を用いて操作検知を行う。またゲーム処理部32は、操作体7に対する操作を、それぞれ個別のプッシュボタンに対する操作として受け付け、各プッシュボタンに対する操作に応じたゲーム処理を行う。
【0064】
図6Bに示す操作体7は、3つの略円形が直線的に並べて配置された指標部7bを有している。この操作体7は、3個のプッシュボタンと同様の操作を受け付けるためのものである。以下、この操作体7を、3プッシュボタン用の操作体7という。3プッシュボタン用の操作体7が装着部4に装着された場合、操作検知部15は、指標部7bの略円形の配置に対応する3個の圧力センサS3、S5、S7を用いて操作検知を行う。またゲーム処理部32は、操作体7に対する操作を、それぞれ個別のプッシュボタンに対する操作として受け付け、各プッシュボタンに対する操作に応じたゲーム処理を行う。
【0065】
図6Cに示す操作体7は、1つの略円形の指標部7bが設けられている。この操作体7は、1個のプッシュボタンと同様の操作を受け付けるためのものである。以下、この操作体7を、1プッシュボタン用の操作体7という。1プッシュボタン用の操作体7が装着部4に装着された場合、操作検知部15は、全ての圧力センサS1〜S9を用いて操作検知を行う。操作検知部15は、いずれか1つの圧力センサS1〜S9にて加圧を検知した場合に、操作体7に対する操作を検知する。ただし操作検知部15は、例えば圧力センサS5の1個を用いて操作検知を行ってもよい。またゲーム処理部32は、操作体7に対する操作を、1個のプッシュボタンに対する操作として受け付け、ゲーム処理を行う。
【0066】
図6Dに示す操作体7は、ゲームのキャラクタを立体化した指標部7bが基部7aに立設された構成である。この操作体7は、例えば特定のゲームに登場する特定のキャラクタを操作するためのものである。以下、この操作体7をキャラクタ用の操作体7という。キャラクタ用の操作体7は、ゲーム内に登場する操作可能なキャラクタ毎に、複数種が用意されるものであってよい。キャラクタ用の操作体7が装着部4に装着された場合に操作検知部15がいずれの圧力センサS1〜S9を用いて操作検知を行うかは、ゲームの内容などにより異なる。例えば操作体7をキャラクタの移動操作に用いるゲームであれば、十字キー用の操作体7の場合と同様に、操作検知部15は4個の圧力センサS2、S4、S6、S8を用いて操作検知を行う構成とすることができる。またゲーム処理部32は、操作体7に対する操作を受け付けた場合、装着部4に装着された操作体7に対応するキャラクタを移動させるなど、対応するキャラクタに係るゲーム処理を行う。
【0067】
またキャラクタ用の操作体7は、記憶部73の追加情報73bとして、例えばキャラクタに係る体力、攻撃力又は経験値等のようなゲームの進行に影響を与える情報を記憶することができる。ゲーム機の処理部10は、例えば操作体7が装着部4に装着された後などの所定のタイミングで情報読取部31が操作体7から追加情報73bの読み取りを行い、ゲーム処理部32は読み取った追加情報73bを反映させたゲーム処理を行う。またゲーム処理においてキャラクタに係る情報が変化した場合、ゲーム機の処理部10は、例えば情報が変化する都度又はゲーム終了時等の所定のタイミングで、操作体7の記憶部73に記憶された追加情報73bを新たな情報に書き換える処理を行う。これにより、ユーザが例えば同じゲームを異なる複数のゲーム機にて行う場合であっても、共通のキャラクタ用の操作体7を用いて操作を行うことによって、異なるゲーム機にて行ったゲームの結果を反映させることができる。
【0068】
操作体7の記憶部73に追加情報73bとして記憶する情報は、上述のようなキャラクタに係る情報に限らない。以下に、操作体7の追加情報73bの利用例をいくつか説明する。例えば、操作体7の使用期限に係る年月日時などの情報を、追加情報73bとして記憶することができる。ゲーム機の情報読取部31は、装着部4に装着された操作体7から追加情報73bとして記憶された使用期限情報を読み取る。またゲーム処理部32は、現時点の年月日時が使用期限内であるか否かを判定し、使用期限内でない場合には操作体7に対して操作がなされた場合であっても、この操作を受け付けず、操作体7に係るゲーム処理を行わない。なお使用期限は、使用開始日時、使用停止日時又は使用可能期間等、種々の設定が可能である。
【0069】
また例えば、ゲーム機又はゲームプログラム91に対するアクセス権限に係る情報を、追加情報73bとして記憶することができる。例えばゲームプログラム91ではゲームの設定項目に対するアクセス権限を子供、保護者及び開発者の3段階で設定しておく。ゲーム機の処理部10は、装着部4に装着された操作体7に追加情報73bとして設定されたアクセス権限に応じて、設定項目として表示する内容を変更する。例えばゲームにおける過剰な流血表現などを停止するなどの設定を保護者権限の設定項目とすることができる。また例えばデバッグモードの起動などを開発者権限の設定項目とすることができる。
【0070】
また例えば、ユーザ毎のゲーム機の環境設定などの設定情報を、追加情報73bとして記憶することができる。例えばユーザの好みにより設定される表示部2の明るさ又は操作部3の操作検知感度等の設定情報を操作体7に追加情報73bとして記憶しておく。装着部4に操作体7が装着された場合、ゲーム機の処理部10は、操作体7から追加情報73bを読み取り、設定情報の設定内容を反映させる。また設定変更などの操作が行われた場合、ゲーム機の処理部10は、操作体7の追加情報73bを更新する。
【0071】
また例えば、所定のゲームプログラム91において、通常のゲーム中には登場しないキャラクタ又はアイテム等を登場させるための情報を、追加情報73bとして記憶することができる。ゲーム機の処理部10は、このような情報が記憶された操作体7が装着部4に装着され、所定のゲームプログラム91を実行している際に、追加情報73bに応じた追加のキャラクタ又はアイテム等をゲーム中に登場させることができる。
【0072】
操作体7の追加情報73bに記憶する情報は、上記のものに限らず、その他の種々の情報を記憶しておくことができる。ゲーム機の処理部10は、操作体7から読み取った追加情報73bに応じて種々の制限処理又は追加処理等を行うことができる。よってゲーム機は、操作体7の識別情報73aに応じて受け付ける操作の内容を変更する処理に加えて、追加情報73bを利用した様々な処理を行うことができる。これにより、ユーザによるゲーム機又はゲームプログラム91に係るカスタマイズ性の向上、及び、ゲーム機又はゲームプログラム91のセキュリティ性の向上等を実現できる。またゲーム機又はゲームプログラム91の製造者又は販売者等は、追加情報73bを利用した種々のサービス又はサポート等を提供することができる。
【0073】
図7は、実施の形態1に係るゲーム機による操作体7との通信処理の手順を示すフローチャートである。まずゲーム機の処理部10は、近距離無線通信部16による近距離無線通信を行って(ステップS1)、操作体7からの応答の有無に応じて、操作体7が装着部4に装着されたか否かを判定する(ステップS2)。操作体7が装着されていない場合(S2:NO)、処理部10は、ステップS1に処理を戻し、近距離無線通信を周期的に繰り返す。
【0074】
装着部4に操作体7が装着されている場合(S2:YES)、処理部10の情報読取部31は、操作体7に記憶された識別情報73aの読み取りを行う(ステップS3)。このとき情報読取部31は、近距離無線通信部16にて識別情報73aの送信指示を操作体7へ与え、操作体7から送信された識別情報73aを近距離無線通信部16にて受信することにより、識別情報73aを取得する。次いで処理部10は、読み取った識別情報73aに応じて、装着部4に装着された操作体7の種別を判定し(ステップS4)、判定した操作体7の種別を一次記憶部12又は二次記憶部13に記憶する(ステップS5)。
【0075】
また処理部10は、装着された操作体7の種別に応じて、操作体7に記憶された追加情報73bの読み取りが必要であるか否かを判定する(ステップS6)。追加情報73bの読み取りが必要でない場合(S6:NO)、処理部10は、ステップS1へ処理を戻し、近距離無線通信を周期的に繰り返す。追加情報73bの読み取りが必要な場合(S6:YES)、処理部10の情報読取部31は、操作体7に記憶された追加情報73bの読み取りを行う(ステップS7)。次いで処理部10は、読み取った追加情報73bを一次記憶部12又は二次記憶部13に記憶して(ステップS8)、ステップS1へ処理を戻し、近距離無線通信を周期的に繰り返す。
【0076】
図8は、実施の形態1に係るゲーム機による操作体7の操作受付処理の手順を示すフローチャートである。まずゲーム機の処理部10は、装着部4に設けられた圧力センサS1〜S9に対する加圧の有無を検知することによって、操作体7に対する操作検知を行う(ステップS11)。なおこのとき処理部10は、ステップS5にて一次記憶部12又は二次記憶部13にて記憶した操作体7の種別に応じて、いずれの圧力センサS1〜S9を用いて操作検知を行うかを決定する。処理部10は、装着部4に装着された操作体7に対する操作がなされたか否かを判定し(ステップS12)、操作がなされていない場合には(S12:NO)、ステップS11へ処理を戻し、操作検知を周期的に行う。
【0077】
操作体7に対する操作がなされた場合(S12:YES)、処理部10は、この操作体に関する追加情報73bの有無を判定する(ステップS13)。ここで処理部10は、ステップS5にて記憶した操作体7の種別に応じて、追加情報73bの有無を判定することができる。追加情報73bがない場合(S13:NO)、処理部10のゲーム処理部32は、ステップS11で検知した操作内容、及び、操作体7の種別に応じたゲーム処理を行って(ステップS14)、ステップS11へ処理を戻し、操作検知を周期的に行う。
【0078】
また、追加情報73bがある場合(S13:YES)、処理部10のゲーム処理部32は、ステップS11で検知した操作内容、操作体7の種別、及び、ステップS8にて記憶した追加情報73bに応じたゲーム処理を行う(ステップS15)。次いで処理部10は、ゲーム処理により追加情報73bの書き換えが必要となったか否かを判定する(ステップS16)。追加情報73bの書き換えが必要ない場合(S16:NO)、処理部10は、ステップS11へ処理を戻し、操作検知を周期的に行う。また追加情報73bの書き換えが必要な場合(S16:YES)、処理部10は、近距離無線通信部16にて書き換える情報を操作体7へ送信し、操作体7に追加情報73bの書き換えを指示して(ステップS17)、ステップS11へ処理を戻し、操作検知を周期的に行う。
【0079】
以上の構成の実施の形態1に係るゲームシステムは、ゲーム機に操作体7の装着部4を設けて、装着部4に対してユーザが種々の操作体7を交換して装着することができる構成としたものである。操作体7は、識別情報73aを記憶する記憶部73と、ゲーム機との近距離無線通信を行う近距離無線通信部72とを備える。ゲーム機は、装着部4に装着された操作体に対する操作を検知する操作検知部15と、操作体7との近距離無線通信を行う近距離無線通信部16とを備える。ゲーム機の処理部10は、装着部4に装着された操作体7からの識別情報73aの読み取りを情報読取部31にて行い、読み取った識別情報73a及び操作検知部15が検知した操作体7に対する操作に応じたゲーム処理をゲーム処理部32にて行う。これらの構成により、ゲーム機は、装着部4に装着された操作体7の種別に応じた操作を受け付けてゲーム処理を行うことができるため、ゲーム内容などに応じてユーザが操作体7を交換することができ、ゲーム内容などに適した操作受付を行うことができる。
【0080】
また、操作体7の記憶部73に追加情報73bを記憶し、この追加情報73bに応じてゲーム機の処理部が制限処理又は追加処理等を行う構成とすることにより、追加情報73bを利用した種々のサービスをゲーム機のユーザに提供することができる。追加情報73bとして、例えばゲームのキャラクタに係る情報、操作体7の使用期限情報、ゲーム機のアクセス権限情報、又は、ユーザ毎のゲーム機の設定情報等を記憶しておくことができる。
【0081】
また、ゲーム機の装着部4に2つの位置決め突部4cを設け、操作体7に形成した2つの凹部7cに位置決め突部4cを挿入して操作体7の位置決めを行う構成とすることにより、装着部4に対する操作体7の誤装着を防止できる。また、装着部4にマトリクス状に配置した圧力センサS1〜S9にて操作体7に対する操作を検知する構成とすることにより、操作体7に対する種々の操作を容易且つ確実に検知することができる。
【0082】
また、操作体7に指標部7bを設けることにより、この操作体7を装着した場合にゲーム機にて行われる操作受付などの処理内容をユーザに対して示すことができる。また指標部7bを立体的に設けることにより、いずれの操作体7が装着部4に装着されているかを、ユーザが触感にて判断することができる。また操作体7の種別及び形状等は、図1図2及び図6に示したものに限らない。
【0083】
なお、本実施の形態においては、携帯型のゲーム機及び操作体7を有するゲームシステムを例に説明を行ったが、これに限るものではない。例えば据置型のゲーム機のコントローラに装着部4を設けてもよい。また例えば、ゲーム機以外の携帯電話機、スマートフォン、タブレット型情報端末、又は、PC (Personal Computer)等のように、種々の情報処理装置に同様の構成を適用することができる。
【0084】
なお、ゲーム機の装着部4は、筐体1の右側面1bから操作体7をスライドさせて装着する構成としたが、これに限るものではない。図1及び図2等に示した装着部4の構成は一例であって、装着部4は操作体7が着脱可能なその他の種々の構成であってよい。例えば装着部4は、ゲーム機の筐体1の正面1aに形成された凹所に操作体7を嵌め込んで装着する構成としてもよい。この構成の場合、例えば装着部4の凹所の底面に突設した突起と、操作体7の基部7aの背面に形成した凹部とにより位置決めを行う構成とすることができる。
【0085】
また、操作検知部15による操作体7に対する操作の検知を1/60秒に1回程度の頻度で周期的に行う構成としたが、この周期は一例であって、これに限るものではない。また近距離無線通信部16による近距離無線通信を数秒に1回程度の頻度で周期的に行う構成としたが、この周期は一例であって、これに限るものではない。また近距離無線通信部16による近距離無線通信を周期的に行うのではなく、例えば装着部4に操作体7が装着された後などの所定タイミングにて行う構成としてもよい。例えばゲーム機が操作体7の装着に伴う位置決め突部4cの出没を検知するなどの方法で、操作体7の装着を検知可能な構成の場合には、装着の検知に応じて近距離無線通信を行う構成とすることができる。
【0086】
また、操作体7の記憶部73に識別情報73a及び追加情報73bを記憶する構成としたが、追加情報73bが必要ない操作体7は、記憶部73に追加情報73bを記憶していなくてもよい。また操作体7の記憶部73はデータ書き換えが可能な構成としたが、これに限るものではなく、データ書き換えが不要な操作体7は、記憶部73のデータ書き換えが不可能な構成であってもよい。
【0087】
また、図5に示した圧力センサS1〜S9及びアンテナ16aの配置及び形状等は、一例であって、これに限るものではない。また操作体7に対する操作の検知を圧力センサS1〜S9にて行うのではなく、その他の方法で検知を行ってもよい。例えばゲーム機はタッチセンサを用いて操作体7の操作検知を行う構成としてもよい。
【0088】
また操作検知にタッチセンサを用いる場合、タッチセンサを装着部4に設けるのではなく、表示部2の表面にタッチセンサを設けてタッチパネルとし、タッチパネル上に操作体7を配置して操作を行う構成としてもよい。更に操作体7を、ICタグ70を内蔵したタッチペンとしてもよく、ゲーム機はタッチパネルに対するタッチペンの接触座標と、タッチペンに記憶された識別情報73a又は追加情報73bとに応じてゲーム処理を行う構成としてもよい。
【0089】
また、操作体7を合成樹脂などによる一体成型品として提供され得るものとしたが、これに限るものではない。操作体7は、複数種の部品を組み合わせて構成されるものであってよい。例えば操作体7は、ユーザの操作に応じて変位するレバー又は出没するボタン等の可動部を有する構成であってよい。この場合に操作体7は、可動部の変位をゲーム機の操作検知部15へ伝達するための機構部を更に有する構成であってよい。
【0090】
また、ゲーム機が操作体7との近距離無線通信を周期的に行って識別情報73a及び追加情報73bを取得する構成としたが、これに限るものではない。例えばゲーム機は、操作体7に対する操作を操作検知部15にて検知した際に、この操作体7との近距離無線通信を行う構成としてよい。
【0091】
(変形例)
また、操作体7に対する操作を検知する操作検知部15をゲーム機に設ける構成としたが、これに限るものではない。図9は、変形例に係る操作体207の構成を示すブロック図である。変形例に係る操作体207は、一又は複数の圧力センサ78を備えている。これにより操作体207は、基部7a又は指標部7bに対して加えられた圧力を圧力センサ78にて検知することができる。圧力センサ78の検知結果はICタグ70の処理部71へ与えられ、処理部71の操作検知部71aは加圧に応じて操作体207に対する操作を検知する。
【0092】
また変形例に係る操作体207は、電池77を備えており、電池77に蓄積された電力を電力供給部74がICタグ70内の各部へ供給し、ICタグ70が動作する。このため操作体207は、ゲーム機との近距離無線通信の有無に関わりなく、圧力センサ78による操作検知を行うことができる。例えば処理部71の操作検知部71aは、1/60秒に1回程度の頻度で圧力センサ78による操作検知を周期的に行っている。
【0093】
また操作体207は、操作検知部71aが操作を検知した場合に、近距離無線通信部72にてゲーム機へ操作検知の通知を行う。操作体207からゲーム機への操作検知の通知は、ゲーム機から操作体207への無線信号の送信に対する応答として行ってもよく、操作体207が自らのタイミングで自発的に行ってもよい。操作体207が自発的にゲーム機との近距離無線通信を行う構成の場合、ゲーム機は周期的な操作体207との近距離無線通信を行わない構成であってよい。
【0094】
(実施の形態2)
実施の形態2に係るゲーム機は、操作体7を装着するための装着部4を複数備える構成である。図10及び図11は、実施の形態2に係るゲーム機及び操作体の外観を示す模式図である。実施の形態2に係るゲーム機は、操作体7を装着する4つの装着部4A〜4Dを備えている。実施の形態2に係るゲーム機の筐体1には、表示部2の右隣の領域に装着部4A及び4Bが上下に並べて設けてあり、表示部2の左隣の領域に装着部4C及び4Dが上下に並べて設けてある。これは、実施の形態1に係るゲーム機が有するアナログスティック3a、十字キー3b、プッシュボタン3c〜3fに代えて、装着部4B〜4Cを設けた構成である。
【0095】
各装着部4A〜4Cには、図5に示すような圧力センサS1〜S9及びアンテナ16aがそれぞれ設けられている。ゲーム機は、装着部4A〜4Dに装着された操作体7に対する操作検知及び操作体7との近距離無線通信を、それぞれ個別に行うことができる。なおゲーム機は、各装着部4A〜4Dにおける近距離無線通信の通信範囲が重複しないよう構成されていてもよい。またゲーム機は、各装着部4A〜4Dにおける各操作体7との近距離無線通信を重複しない異なるタイミングで行うよう構成されていてもよい。
【0096】
実施の形態2に係るゲーム機は、ユーザの好みなどに応じて、4つの装着部4A〜4Dにそれぞれ種々の操作体7を装着することができる。図10に示す例では、装着部4Aに3プッシュボタン用の操作体7が装着され、装着部4Bに4プッシュボタン用の操作体7が装着され、装着部4C及び4Dにそれぞれ十字キー用の操作体7が装着されている。ゲーム機の処理部10は、各装着部4A〜4Dに装着された操作体7との近距離無線通信により識別情報73aを読み取り、各操作体7の種別を判定する。また処理部10は、各装着部4A〜4Dにて操作体7に対する操作が検知された場合、操作体7の種別に応じたゲーム処理を行う。
【0097】
ここで例えばユーザがゲーム機にて行うゲームが、2つの十字キーと、3プッシュボタン及び4プッシュボタン(又は7つのプッシュボタン)とを必要とするゲームである場合であっても、各操作体7の装着位置は図10に示すものに限らず、ユーザの好みの配置で操作体7を装着することができる。例えば図示は省略するが、装着部4A及び4Bに十字キー用の操作体7を装着し、装着部4Cに4プッシュボタン用の操作体7を装着し、装着部4Dに3プッシュボタン用の操作体7を装着してもよい。
【0098】
また図11に示す例では、装着部4A、4C及び4Dにキャラクタ用の操作体7が装着され、装着部4Bに十字キー用の操作体7が装着されている。本例では、異なるキャラクタの指標部7bが設けられた操作体7が各装着部4A、4C及び4Dに装着される。例えばゲーム機は、所定のゲームにおける3つのキャラクタに対する移動などの操作を装着部4A、4C及び4Dに装着した操作体7にて受け付ける。またゲーム機は、ゲームにおいてキャラクタに依存しない操作を装着部4Bに装着した十字キー用の操作体7にて受け付ける。ユーザは、操作対象のキャラクタを変更する場合、装着部4A、4C又は4Dから操作体7を取り外し、これに代えて別のキャラクタ用の操作体7を装着すればよい。
【0099】
以上の構成の実施の形態2に係るゲーム機は、操作体7を装着するための装着部4を複数備え、複数の操作体7を任意の装着部4に装着することができる構成である。これにより、ユーザはゲーム操作を行うための複数の操作体7を自らの好みの配置となるようにゲーム機に装着して使用することができる。またゲーム機が複数の装着部4を備えることで、ゲームプログラム91の開発において操作部に関する制約が低減されるため、ユーザに対して様々なゲームを提供することができる。
【0100】
なお本実施の形態においては、ゲーム機が装着部4を4つ備える構成としたが、これに限るものではなく、ゲーム機が装着部4を3つ以下又は5つ以上備える構成としてもよい。また、図10及び図11に示した操作体7の種別及び配置等は一例であって、これに限るものではなく、ゲーム機にはその他種々の装着体7を種々の配置で装着することができる。
【0101】
また、実施の形態2に係るゲームシステムのその他の構成は、実施の形態1に係るゲームシステムの構成と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【符号の説明】
【0102】
1 筐体
1a 正面
1b 右側面
2 表示部
3 操作部
3a アナログスティック
3b 十字キー
3c〜3i プッシュボタン
4、4A〜4D 装着部
4a 開口
4b 開放部
4c 位置決め突部(位置決め部)
4d 内面
7 操作体
7a 基部
7b 指標部
7c 凹部
9 記録媒体
10 処理部
11 記録媒体装着部
15 操作検知部
16 近距離無線通信部(電力供給部)
16a アンテナ
17 電力供給部
31 情報読取部
32 ゲーム処理部(処理部)
70 ICタグ
71 処理部
71a 操作検知部
72 近距離無線通信部
73 記憶部
73a 識別情報(第1の情報)
73b 追加情報(第2の情報)
74 電力供給部
75 アンテナ
77 電池
78 圧力センサ
91 ゲームプログラム
207 操作体
S 圧力センサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11