特許第6051233号(P6051233)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6051233計算機システム、管理計算機及び管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6051233
(24)【登録日】2016年12月2日
(45)【発行日】2016年12月27日
(54)【発明の名称】計算機システム、管理計算機及び管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/10 20060101AFI20161219BHJP
   G06F 3/06 20060101ALI20161219BHJP
   G06F 9/46 20060101ALI20161219BHJP
   G06F 9/50 20060101ALI20161219BHJP
【FI】
   G06F13/10 340A
   G06F13/10 330C
   G06F3/06 301A
   G06F9/46 350
   G06F9/46 462Z
【請求項の数】15
【全頁数】32
(21)【出願番号】特願2014-550880(P2014-550880)
(86)(22)【出願日】2012年12月7日
(86)【国際出願番号】JP2012081839
(87)【国際公開番号】WO2014087544
(87)【国際公開日】20140612
【審査請求日】2015年4月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】斉藤 岳
(72)【発明者】
【氏名】中道 聡
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 淳
【審査官】 坂東 博司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−299509(JP,A)
【文献】 特開2011−186967(JP,A)
【文献】 特開2010−033404(JP,A)
【文献】 特開2012−108816(JP,A)
【文献】 特開2009−026255(JP,A)
【文献】 特表2012−516476(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/105035(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0270945(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/10
G06F 3/06
G06F 9/46
G06F 9/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、メモリと、前記プロセッサ及び前記メモリを論理的に分割して仮想計算機を構築するハイパバイザと、前記ハイパバイザにより前記仮想計算機に割り当てられる複数の論理アダプタとを有する複数の計算機と、前記仮想計算機から前記論理アダプタを介してアクセスされる論理ユニットを有するストレージ装置とを管理し、前記複数の計算機のうち第一の計算機から第二の計算機へ前記仮想計算機を移行する移行処理における前記計算機及び前記ストレージ装置の管理情報を表示する表示器と接続する管理計算機であって、
前記仮想計算機を識別する識別子と、前記仮想計算機へ割り当てられた第一の論理アダプタを識別する第一識別子と、前記移行処理にともない前記第一の論理アダプタから前記仮想計算機への割り当てが変更される第二の論理アダプタを識別する第二識別子とを、前記計算機から取得して、前記第一識別子と前記第二識別子とを対応づけて管理する第一の管理情報と、
前記ストレージ装置により前記仮想計算機から前記論理ユニットへの前記アクセスを許可される前記論理アダプタを識別する一つ以上の第三識別子を、前記ストレージ装置から取得して、前記第三識別子毎に管理する第二の管理情報と、
前記第一の管理情報と前記第二の管理情報とを対応づけ、前記第一識別子および前記第二識別子の前記第二の管理情報への登録状況を管理する第三の管理情報と、
前記第一の管理情報又は前記第三の管理情報を参照して前記第一識別子と対応づけられた前記第二識別子を取得し、前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれるか否かを判定し、前記判定結果を前記表示器に表示する制御部と、
を有する管理計算機。
【請求項2】
前記制御部は、前記判定結果として、
前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれる場合、前記第二識別子が前記ストレージ装置へ登録されていることを前記第三の管理情報に設定し、
前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれない場合、前記第二識別子が前記ストレージ装置へ登録されていないことを前記第三の管理情報に設定する
ことを特徴とする請求項1記載の管理計算機。
【請求項3】
前記管理計算機が有するコマンド制御部が、前記第一識別子、前記第二識別子、及び前記第三識別子を、取得することを特徴とする請求項2記載の管理計算機。
【請求項4】
前記第三の管理情報を管理する制御部は、
前記第一の管理情報を前記第三の管理情報に設定し、
前記第二の管理情報を参照して、前記第三の管理情報に設定した前記第一識別子が前記第三識別子に含まれるか否かを判定し、
前記第一識別子が前記第三識別子に含まれる場合、前記第一識別子が前記ストレージ装置へ登録されていることを前記第三の管理情報に設定し、前記第一識別子と一致する前記第三識別子に関連する第二の管理情報を、前記三の管理情報に設定し、
前記第一識別子が前記第三識別子に含まれない場合、前記第一識別子の前記ストレージ装置への登録が不明であることを前記第三の管理情報に設定することを特徴とする請求項2記載の管理計算機。
【請求項5】
前記管理計算機は、前記ストレージ装置を識別するための第四識別子を一つ以上含む第四の管理情報を有し、
前記制御部は、
前記第一の管理情報を前記第三の管理情報に設定した後に、ある第四識別子を含む前記第二の管理情報を取得し、
前記第三の管理情報に設定した前記第一識別子が前記第三識別子に含まれるか否かの判定を、前記第四の管理情報に含まれる前記第四識別子の全てについて行うことを特徴とする請求項4記載の管理計算機。
【請求項6】
前記制御部は、
前記判定結果が設定された前記第三の管理情報に基づいて、前記第一識別子と、前記第一識別子が前記第三識別子に含まれるか否かを示す第一状況情報と、前記第二識別子と、前記第二識別子が前記第三識別子に含まれるか否かを示す第二状況情報とを含む識別子リストを、前記仮想計算機毎に前記表示器へ表示することを特徴とする請求項2記載の管理計算機。
【請求項7】
前記移行処理は、前記仮想計算機を稼動した状態で行うライブマイグレーションであることを特徴とする請求項6記載の管理計算機。
【請求項8】
前記第二状況情報が、前記第二識別子が前記ストレージ装置へ登録されていることを示す場合、前記ライブマイグレーションの実行が可能であり、
前記第二状況情報が、前記第二識別子が前記ストレージ装置へ登録されていないことを示す場合、前記ライブマイグレーションの実行が不可能であること
を特徴とする請求項7記載の管理計算機。
【請求項9】
前記表示器の表示画面は、前記識別子リストと、前記複数の計算機が備える前記複数のハイパバイザに関する情報を含むハイパバイザ選択リストと、前記ストレージ装置に関する情報を含むストレージ装置選択リストとを備え、
前記制御部は、前記ハイパバイザ選択リストから選択されたハイパバイザ及び前記ストレージ装置選択リストから選択されたストレージ装置に対応する第三の管理情報を検索し、
前記検索された第三の管理情報に基づいて、前記識別子リストを前記表示器に表示することを特徴とする請求項8記載の管理計算機。
【請求項10】
前記管理計算機は、
ハイパバイザ管理ソフトウエア、前記第一の管理情報、前記第二の管理情報を格納する記憶部と、
前記記憶部に格納されるハイパバイザ管理ソフトウエアの実行により前記制御部を実現する演算部と、を有することを特徴とする請求項2記載の管理計算機。
【請求項11】
プロセッサと、メモリと、前記プロセッサ及び前記メモリを論理的に分割して仮想計算機を構築するハイパバイザと、前記ハイパバイザにより前記仮想計算機に割り当てられる複数の論理アダプタとを有する複数の計算機と、前記仮想計算機から前記論理アダプタを介してアクセスされる論理ユニットを有するストレージ装置とを管理し、前記複数の計算機のうち第一の計算機から第二の計算機へ前記仮想計算機を移行する移行処理における前記計算機及び前記ストレージ装置の管理情報を表示する表示器と接続する管理計算機により管理する管理方法であって、
前記管理計算機の記憶部は、
前記仮想計算機を識別する識別子と、前記仮想計算機へ割り当てられた第一の論理アダプタを識別する第一識別子と、前記移行処理にともない前記第一の論理アダプタから前記仮想計算機への割り当てが変更される第二の論理アダプタを識別する第二識別子とを、前記計算機から取得して、前記第一識別子と前記第二識別子とを対応づけて管理する第一の管理情報と、
前記ストレージ装置により前記仮想計算機から前記論理ユニットへの前記アクセスを許可される前記論理アダプタを識別する一つ以上の第三識別子を、前記ストレージ装置から取得して、前記第三識別子毎に管理する第二の管理情報と、
前記第一の管理情報と前記第二の管理情報とを対応づけ、前記第一識別子および前記第二識別子の前記第二の管理情報への登録状況を管理する第三の管理情報と、を記憶し、
前記管理計算機の制御部は、前記第一の管理情報又は前記第三の管理情報を参照して前記第一識別子と対応づけられた前記第二識別子を取得し、前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれるか否かを判定し、前記判定結果を前記表示器に表示する管理方法。
【請求項12】
前記制御部は、前記判定結果として、
前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれる場合、前記第二識別子が前記ストレージ装置へ登録されていることを前記第三の管理情報に設定し、
前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれない場合、前記第二識別子が前記ストレージ装置へ登録されていないことを前記第三の管理情報に設定する
ことを特徴とする請求項11記載の管理方法。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記プロセッサ及び前記メモリを論理的に分割して仮想計算機を構築するハイパバイザと、前記ハイパバイザにより前記仮想計算機に割り当てられる複数の論理アダプタとを有する複数の計算機と、
前記仮想計算機から前記論理アダプタを介してアクセスされる論理ユニットを有するストレージ装置と、
表示器と接続し、前記複数の計算機のうち第一の計算機から第二の計算機へ前記仮想計算機を移行する移行処理における前記計算機及び前記ストレージ装置の管理情報を前記表示器に表示する管理計算機と、を有する計算機システムであって、
前記管理計算機は、
前記仮想計算機を識別する識別子と、前記仮想計算機へ割り当てられた第一の論理アダプタを識別する第一識別子と、前記移行処理にともない前記第一の論理アダプタから前記仮想計算機への割り当てが変更される第二の論理アダプタを識別する第二識別子とを、前記計算機から取得して、前記第一識別子と前記第二識別子とを対応づけて管理する第一の管理情報と、
前記ストレージ装置により前記仮想計算機から前記論理ユニットへの前記アクセスを許可される前記論理アダプタを識別する一つ以上の第三識別子を、前記ストレージ装置から取得して、前記第三識別子毎に管理する第二の管理情報と、
前記第一の管理情報と前記第二の管理情報とを対応づけ、前記第一識別子および前記第二識別子の前記第二の管理情報への登録状況を管理する第三の管理情報と、
前記第一の管理情報又は前記第三の管理情報を参照して前記第一識別子と対応づけられた前記第二識別子を取得し、前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれるか否かを判定し、前記判定結果を前記表示器に表示する制御部と、
を有する計算機システム。
【請求項14】
前記管理計算機の前記制御部は、前記判定結果として、
前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれる場合、前記第二識別子が前記ストレージ装置へ登録されていることを前記第三の管理情報に設定し、
前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれない場合、前記第二識別子が前記ストレージ装置へ登録されていないことを前記第三の管理情報に設定する
ことを特徴とする請求項13記載の計算機システム。
【請求項15】
第一プロセッサと、第一メモリと、該第一プロセッサ及び該第一メモリを論理的に分割して仮想計算機を構築する第一のハイパバイザと、該第一のハイパバイザにより該仮想計算機に割り当てられる複数の論理アダプタとを有する第一の計算機と、
第二プロセッサと第二メモリと第二のハイパバイザとを有し、該仮想計算機の移行先である第二の計算機と、を管理し、
該仮想計算機から該論理アダプタを介してアクセスされる論理ユニットを有するストレージ装置と、表示器と接続する管理計算機であって、
該第一の計算機から該第二の計算機へ該仮想計算機の移行前に、
該仮想計算機を識別する識別子と、該仮想計算機へ割り当てられた第一の論理アダプタを識別する第一識別子と、該仮想計算機の移行処理にともない該第一の論理アダプタから該仮想計算機への割り当てが変更される第二の論理アダプタを識別する第二識別子と、を対応づけて管理する第一の管理情報と、
該ストレージ装置により該仮想計算機から該論理ユニットへの該アクセスを許可される、該第一の論理アダプタを含む一以上の論理アダプタを識別する一以上の識別子を管理する第二の管理情報と、を記憶する記憶部と、
該第一の管理情報から該第一の論理アダプタを識別する該第一識別子と対応づけられた該第二識別子及び該仮想計算機の識別子を取得し、該第二の管理情報に取得した該第二識別子が含まれるか否かを示す登録情報と取得した該仮想計算機の識別子とを該表示器に表示する制御部と、を有する管理計算機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計算機システム、管理計算機及び管理方法に係り、特に、計算機間で仮想計算機を移行させる制御を司る管理計算機、管理計算機における管理方法、管理計算機及び計算機を含む計算機システムに関する。
【背景技術】
【0002】
1台の物理計算機上に、複数の論理区画(LPAR(Logical Partition)という))を構築し、各LPARでそれぞれOS(ゲストOS)を搭載して、複数のLPARで複数のOSを動作させることが可能な計算機システムが実用化されている。また、計算機システムにおいて、ある物理計算機上のLPARをOSが動作した状態で他の物理計算機上のLPARに移行する場合に、移行直後に移行先のLPAR上のOSが移行前に移行元のLPAR上のOSでアクセスしていたディスクにアクセスするマイグレーションの技術が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
LPARのマイグレーション処理のうち、移行元のLPAR上でOSが稼動している状態を移行先のLPAR上でも引継ぎ、移行先LPARでOSが継続して動作可能にしたものを、ライブマイグレーションという。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−108816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ライブマイグレーションを実現するため、ライブマイグレーション処理にともない使用される論理FC−HBA(Fibre Channel‐Host Bus Adapter)に、LPAR毎に異なる重複しないWWN(World Wide Name)を割り当てる。このWWNをマイグレーションWWNと呼ぶ。マイグレーションWWNを割り当てられた論理FC−HBAを介して、LPARからストレージ装置の論理ユニット(LU:Logical Unit)にアクセス可能にするためには、ストレージ装置にマイグレーションWWNを設定する必要がある。
【0006】
ストレージ装置におけるマイグレーションWWNの設定は、ストレージ装置を管理するストレージ管理ソフトウェアを用いて行う。一方、マイグレーションWWNの情報は、計算機上のハイパバイザが持つ情報である。そのため、計算機を管理するハイパバイザ管理ソフトウェアを用いてマイグレーションWWNの情報を参照して、ストレージ管理ソフトウェアでマイグレーションWWNを手動設定する手順となる。このマイグレーションWWNの設定にかかる作業は、移行するLPAR毎に必要となるため、例えば多数のLPARに対してライブマイグレーションを行う場合は多くの手間がかかる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る管理計算機は、好ましくは、プロセッサと、メモリと、前記プロセッサ及び前記メモリを論理的に分割して仮想計算機を構築するハイパバイザと、前記ハイパバイザにより前記仮想計算機に割り当てられる複数の論理アダプタとを有する複数の計算機と、前記仮想計算機から前記論理アダプタを介してアクセスされる論理ユニットを有するストレージ装置とを管理し、前記複数の計算機のうち第一の計算機から第二の計算機へ前記仮想計算機を移行する移行処理における前記計算機及び前記ストレージ装置の管理情報を表示する表示器と接続する管理計算機であって、前記仮想計算機を識別する識別子と、前記仮想計算機へ割り当てられた第一の論理アダプタを識別する第一識別子と、前記移行処理にともない前記第一の論理アダプタから前記仮想計算機への割り当てが変更される第二の論理アダプタを識別する第二識別子とを、前記計算機から取得して、前記第一識別子と前記第二識別子とを対応づけて管理する第一の管理情報と、前記ストレージ装置により前記仮想計算機から前記論理ユニットへの前記アクセスを許可される前記論理アダプタを識別する一つ以上の第三識別子を、前記ストレージ装置から取得して、前記第三識別子毎に管理する第二の管理情報と、前記第一の管理情報と前記第二の管理情報とを対応づけて管理する第三の管理情報と、前記第一の管理情報又は前記第三の管理情報を参照して前記第一識別子と対応づけられた前記第二識別子を取得し、前記取得した前記第二識別子が前記第二の管理情報で管理される前記第三識別子に含まれるか否かを判定し、前記判定結果を前記表示器に表示する制御部と、を有する管理計算機として構成される。
【0008】
また、本発明は、上記管理計算機で実行される管理方法、及び上記管理計算機及び複数の計算機を含む計算機システムとして把握される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、マイグレーションWWNの設定にかかる作業を簡単化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】一実施例における計算機システムの全体構成図。
図2】一実施例のライブマイグレーション実行前における計算機の構成を示す図。
図3】一実施例のライブマイグレーション実行後における計算機の構成を示す図。
図4】一実施例におけるハイパバイザ管理ソフトウェアによる情報取得シーケンスを示す図。
図5】一実施例におけるマイグレーションWWNの登録のシーケンスを示す図。
図6】一実施例におけるマイグレーションWWNの削除のシーケンスを示す図。
図7】一実施例におけるハイパバイザ設定情報の例を示す図。
図8】一実施例におけるストレージ装置登録情報の例を示す図。
図9】一実施例におけるストレージ装置ホスト情報の例を示す図。
図10】一実施例におけるハイパバイザ/ストレージ登録情報の例を示す図。
図11】一実施例のマイグレーションWWN登録画面におけるハイパバイザ選択領域の表示処理を示すフローチャート。
図12】一実施例のマイグレーションWWN登録画面におけるストレージ装置選択領域の表示処理を示すフローチャート。
図13】一実施例のハイパバイザ設定情報とストレージ装置ホスト情報の紐付け処理を示すフローチャート。
図14】一実施例のマイグレーションWWN登録画面の色分け処理を示すフローチャート。
図15】一実施例におけるハイパバイザ情報列名リストの例を示す図。
図16】一実施例におけるストレージ装置列名リストの例を示す図。
図17】一実施例におけるマイグレーションWWN登録画面の表示例を示す図。
図18】一実施例におけるマイグレーションWWNの自動登録/削除処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の好ましい実施例では、以下の制御を実現する管理計算機ないし計算機システムが開示される。即ち、管理計算機が備えるハイパバイザ管理ソフトウェアが、計算機のハイパバイザが持つ各論理FC−HBAに設定されたWWNと、ストレージ装置が持つ論理ユニット(LU)にアクセス可能なWWNを含むストレージ装置ホスト情報を取得して記憶部に格納し、それらの情報を基に、計算機が有する仮想計算機のマイグレーション時に使用する論理FC−HBAのWWNであるマイグレーションWWNが、LUにアクセス可能である状態にあるかの情報を表示画面に出力する。マイグレーションWWNがLUにアクセス可能になっていない場合には対象のマイグレーションWWNを画面上で選択することにより、ハイパバイザ管理ソフトウェアが、ストレージ装置のストレージ装置ホスト情報にマイグレーションWWNを追加し、マイグレーション時に使用する論理FC−HBAがLUにアクセス可能な状態にする。
【0012】
以下、図面を用いて実施例を説明する。
【実施例1】
【0013】
図1は、計算機システムの全体構成を示す。計算機システムは、第1計算機131−1及び第2計算機131−2と、管理計算機101と、ストレージ装置181が通信ネットワーク171で接続されて構成される。図示の例では、第1計算機131−1及び第2計算機131−2は同じのシャーシ104−1に実装されているが、それぞれ別のシャーシに実装してもよい。
【0014】
第1計算機131−1及び第2計算機131−2は、ファイバーチャネルスイッチ(FC−SW:Fibre Channel-Switch)105を介して、ストレージ装置181とFCケーブル161,162で接続されている。なお、FC−SW105に代えて他のスイッチでもよく、FCケーブル161に代えて他のケーブルを用いてもよい。
【0015】
ストレージ装置181は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等で構成されるディスクユニットであり、ディスクユニットを論理的に分割した論理ユニット(LU:Logical Unit)152を有する。ストレージ装置181は、第1計算機131−1及び第2計算機131−2が処理するデータを記憶する。
【0016】
ストレージ装置181はFC−HBA(Fiber Channel-Host Bus Adapter)153を有し、FCスイッチ105を介して第1計算機の物理FC−HBA137−1及び第2計算機の物理FC−HBA137−2に接続される。なお、FC−HBA153に代えて他の物理アダプタを用いてもよい。
【0017】
LU1(152)が何れのサーバに接続されているかを表す接続情報が、ストレージ装置181内のコントローラ(不図示)によって管理される。本実施例では、ライブマイグレーションの際に、識別子としてWWN1をもつ論理アダプタ(論理FC−HBA)138−1、または識別子としてWWN1´をもつ論理アダプタ(論理FC−HBA)138−2から、LU1(152)へのログインが許可されている。この接続関係を設定する機能を、LUNセキュリティ機能と呼ぶ。
【0018】
ホストグループ156は、ストレージ装置内に定義される論理的な構成要素であり、ファイバーチャネルで通信する論理FC−HBA138−1,138−2と、ストレージ装置181内のLU152を関連づける。ホストグループ156には、1つまたは複数のLUを割り当てることができる。ホストグループ156にLU152を割り当てると、そのホストグループ156内に設定されたポートWWN726をもつ論理FC−HBAだけがLU152にアクセスできる。なお、ポートWWN726とは、後述の図9にて詳細を説明するが、ストレージ装置181がLU152へのアクセスを許可するWWNのことである。
【0019】
ストレージ装置ホスト情報154−1、154−2は、ホストグループ156内のポートWWN726の情報を管理する。LU1(152)を割り当てたホストグループ156に対し、ストレージホスト情報154−1及び154−2を追加した場合、ホストとして受け付けるポートWWN726として、WWN1とWWN1´が設定される。この場合、WWN1の値及びWWN1´をFCポートに割り当てられたFC−HBA138−1,138−2のみからLU1(152)へのアクセスを受け付けるよう、ストレージ装置181のコントローラにて制御を行う。
【0020】
例えば、WWN1を論理FC−HBA138−1のFCポート142−1に割り当て、WWN1´を論理FC−HBA138−2のFCポート142−2に割り当てた場合、論理FC−HBA138−1及び論理FC−HBA138−2のみが、LU1(152)へアクセスすることが可能になる。
【0021】
マイグレーションWWNを論理FC−HBAに割り当てる方法として、LPAR毎に異なる重複しないWWNを、それぞれの論理FC−HBAへ固定で割り当てる方法と、全てのLPARに共通の特定のWWNをマイグレーションWWNとして、マイグレーションを行う際に論理FC−HBAに一時的に割り当てる方法がある。ここで、論理FC−HBAからLUへのアクセスを可能にするため、LU側でアクセス可能とするWWNを設定する必要がある。前者の方法では、各LUに対してアクセス可能なWWNとして、LPAR毎に異なるWWNを設定するため、あるLPARからアクセスを意図してないLUにアクセスしたとしても物理的に遮断することが可能である。それに対し、後者の方法では、アクセス可能なWWNとして、全てのLPARに共通のWWNをLUに対し設定することになる。そのため、あるLPARから誤ってアクセスを意図しないLUに対してアクセスしてしまうリスクが存在する。両者を比較した場合、セキュリティ面から考え、前者の方法が望ましい。
【0022】
ストレージ装置181は、LPAR1(100−1)から送信された書き込みデータをLU1(152)に書き込み、またLPAR1(100−1)から要求されたデータをLU1(152)から読み出して、LPAR1(100−1)へ送る。
【0023】
次に、計算機131−1,131−2の構成について説明する。
【0024】
図2及び図3に示すように、計算機131−1,131−2は、双方向にデータの伝送が可能なバス(不図示)で接続された、CPU(プロセッサ)143−1と、メモリ144−1と、ハイパバイザ133−1と、物理FC−HBA137−1を有し、CPU143−1は、メモリ144−1に格納されたプログラムを実行して様々な演算処理を実行する。(計算機131−2の構成も同様であるので、以下、計算機131−1側の符号を参照する)。
【0025】
一般的に計算機は1つのOS(ホストOS)を搭載するが、仮想化機能を実現するためのハイパバイザ133−1を用いることにより、複数のOS(ゲストOS)が同時に実行できる環境を構築することができる。
【0026】
例えば、ハイパバイザ133−1により、物理的な資源であるCPU(プロセッサ)143−1とメモリ144−1とを論理的に分割して、ハイパバイザ133−1上に仮想計算機としてLPAR1(100−1)と第2LPAR(不図示)を構築し、ハイパバイザ133−1により論理的な資源を割り当てられたLPAR1(100−1)と第2LPARで、それぞれ異なるOSを同時に実行することができる。ハイパバイザ133−1は、各LPAR(又はOS)に対するCPU143−1やメモリ144−1等のハードウェアのリソースの配分(割当て)を管理する。つまり、ハイパバイザ133−1は、同時に実行されている複数のゲストOSに対して、物理的なCPUやメモリ等のリソースを、その時々の状況に応じて適切に配分する。各ゲストOSからは、ハイパバイザ133−1から配分された仮想的なCPU及び仮想的なメモリのリソースが、実際のCPU及びメモリと認識される。この仮想的なCPU及び仮想的なメモリを、仮想CPU及び仮想メモリと呼ぶ場合がある。
【0027】
ハイパバイザ133−1は、ハイパバイザ133−1が有する論理FC−HBA138−1、138−2に割り当てられたWWNの情報を管理する、ハイパバイザ設定情報141−1を有する。ハイパバイザ設定情報141−1については、図7を参照して後述する。
【0028】
ハイパバイザ133−1は、OS1(140)から論理FC−HBA138−1、138−2を介してストレージ装置181に対するデータの書き込み/読み出しの指示を伝送可能になるように、物理FC−HBA137−1の制御を行う。
【0029】
次に、管理計算機101について説明する。管理計算機101は、第1計算機131−1及び第2計算機131−2を管理する。
【0030】
図1に示すように、管理計算機101は、下記のソフトウェア(プログラム)や種々のデータを記憶するハードディスク装置や半導体メモリのような記憶部110と、記憶部110に記憶されたソフトウェアを実行する制御部(CPU)102、及び種々の処理データを表示する表示器(表示部)107と、入力指示を行う入力器(入力部)108を有する。なお、表示器(表示部)107と入力器(入力部)108は、管理計算機101と接続する外部のデバイスであっても良い。図示では、ソフトウェア及びその実行によって実現される諸機能は便宜上、記憶部110内に示している。
【0031】
記憶部110は、ハイパバイザ管理ソフトウェア111、ハイパバイザ管理ソフトウェアCLI120、ストレージ管理ソフトウェアCLI121を記憶する。 管理計算機101上で動作するハイパバイザ管理ソフトウェア111は、計算機131およびLPAR100、ハイパバイザ133を管理するものである。そして、ハイパバイザ管理ソフトウェア111は、表示器107の画面にマイグレーションWWN登録画面1701を表示するための処理や計算を行う表示制御部112と、情報の転送制御を行う情報制御部113と、ハイパバイザ管理ソフトウェアCLI120及びストレージ管理ソフトウェアCLI121に対してCLIコマンドを発行するコマンド制御部114と、ハイパバイザ設定情報116を保持する情報保持部115を有する。CLIとは、文字ベースのコマンドによって、計算機131−1,131−2及びストレージ装置181に対する操作を行う外部インターフェィスである。CLIコマンドは計算機及びストレージ装置181に対する操作を行うための、文字列から成るコマンドである。
【0032】
表示制御部112はメモリ領域を有し、ストレージ装置登録情報117、ハイパバイザ設定情報124−1,124−2(以下総じて124と示すことがある)、ストレージ装置ホスト情報125−1,125−2(以下総じて125と示すことがある)を、このメモリ領域に記憶(格納)する。
【0033】
ストレージ装置登録情報117は、ストレージ管理ソフトウェアCLI121が管理するストレージ装置登録情報122であり、ストレージ管理ソフトウェアCLI121から取得して、表示制御部112内に保持される。ストレージ装置登録情報117の構成については、図8を参照して後述する。
【0034】
ストレージ装置ホスト情報125は、ストレージ装置181が有するストレージ装置ホスト情報154−1,154−2(以下総じて154と示すことがある)であり、ストレージ管理ソフトウェアCLI121から取得して、表示制御部112内に保持される。ストレージ装置ホスト情報125の構成については、図9を参照して後述する。
【0035】
ハイパバイザ設定情報124は、情報保持部115が保持するハイパバイザ設定情報116である。ハイパバイザ設定情報116は、第1及び第2計算機131−1、131−2のハイパバイザ133−1,133−2が有するハイパバイザ設定情報141−1,141−2であり、ハイパバイザ管理ソフトウェアCLI120が、ハイパバイザ133−1,133−2から取得するものである。ハイパバイザ設定情報124の構成については、図7を参照して後述する。
【0036】
ハイパバイザ管理ソフトウェアCLI120は、コマンド制御部114から発行されたCLIコマンドを実行し、ハイパバイザ133−1,133−2に対しハイパバイザ設定情報141−1,141−2の変更及び読み取り要求を出すためのソフトウェアである。
【0037】
ストレージ管理ソフトウェアCLI121は、ストレージ装置181を管理するものである。そして、ストレージ管理ソフトウェアCLI121は、コマンド制御部114から発行されたCLIコマンドを実行し、ストレージ装置181に対しストレージ装置ホスト情報154−1,154−2の変更及び読み取り要求を出すためのソフトウェアである。
【0038】
本実施例では、ハイパバイザ管理ソフトウェア111とストレージ管理ソフトウェアCLI121とが、コマンド制御部114を介して情報を送受信できる。したがって、ハイパバイザ管理ソフトウェア111は、コマンド制御部114を介して、例えばストレージ管理ソフトウェアCLI121が管理するストレージ装置登録情報122を取得できる。言い換えると、ハイパバイザ管理ソフトウェア111は、ストレージ管理ソフトウェアCLI121と連携している。
【0039】
コマンド制御部114は、ストレージ管理ソフトウェアCLI121へCLIコマンドを発行するインターフェイスを持つ。ストレージ管理ソフトウェアCLI121は、受け取ったCLIコマンドを実行し、実行結果として、ストレージ管理ソフトウェアCLI121において規定されたフォーマットで構成される情報(例えば文字列情報)を、コマンド制御部114へ出力する。コマンド制御部114は、CLIコマンドの実行結果を受け取ると、CLIコマンドの実行結果を解析して、ストレージ管理ソフトウェアCLI121において規定されたフォーマットで構成された情報を、規定されたフォーマットの情報を元にハイパバイザ管理ソフトウェア111内に格納可能な形式に置き換えて、情報制御部113へ出力する。
【0040】
コマンド制御部114は、ストレージ管理ソフトウェアCLI121において規定されたフォーマットの情報とハイパバイザ管理ソフトウェア111において規定されたフォーマットの情報とを対応づけて管理しており、ストレージ管理ソフトウェアCLI121とハイパバイザ管理ソフトウェア111のフォーマットを置き換えることができるので、ハイパバイザ管理ソフトウェア111とストレージ管理ソフトウェアCLI121とが連携できる。
【0041】
ハイパバイザ133−1は、LPAR1(100−1)に割り当て可能な論理アダプタとして、物理FC−HBA137−1に対応する論理FC−HBA138−1、論理FC−HBA138−2を有する。ただし、本実施例において、論理FC−HBA138−1は、LPAR1(100−1)の移行前に、LPAR1(100−1)に割り当てられた論理アダプタである。また、論理FC−HBA138−2は、論理FC−HBA138−1の対として、移行処理(ライブマイグレーション処理)にともない、ハイパバイザ133−1により論理FC−HBA138−1からLPAR1(100−1)への割り当てが変更される論理アダプタである。第2計算機131−2のハイパバイザ133−2は、LPAR1´(100−2)に割り当てる論理アダプタとして、物理FC―HBA137−2に対応する論理FC−HBA138−3を有する。
【0042】
図2及び図3はライブマイグレーション時における、LPAR1(100−1)の移行元である第1計算機131−1及び移行先である第2計算機131−2の状態を示す。図2はライブマイグレーション前の状態、図3はライブマイグレーション後の状態を示す。ライブマイグレーションの処理によって、LPAR1(100−1)が稼働した状態においてLPAR1(100−1)の動作をLPAR1´(100−2)に引き継がせる。
【0043】
図2において、LPAR1(100−1)は、ライブマイグレーション時以外は、論理FC−HBA138−1を使用する。
【0044】
論理FC−HBA138−1は、論理FC−HBA138−1を識別する固有の識別子として、WWN1が割り当てられている。論理FC−HBA138−2は、ライブマイグレーション要求によるライブマイグレーション処理にともない、LPAR1(100−1)への論理アダプタの割り当てが論理FC−HBA138−1から論理FC−HBA138−2に変更されてから、第2計算機にLPAR1(100−1)が移行してライブマイグレーション処理が完了するまでの間、WWN1と対となるWWN1´が、論理FC−HBA138−2を識別する固有の識別子として割り当てられている。
【0045】
ここで、WWN1´とは、マイグレーション処理において、固定値として論理FC−HBA138−2に割り当てるWWNである。このWWN1´をマイグレーションWWNと呼ぶ。また、論理FC−HBA138−3は、論理FC−HBA138−3に固有のWWNとして、WWN2が割り当てられている。
【0046】
マイグレーション制御部139−1,139−2は、マイグレーション処理を制御し、ハイパバイザ133−1,133−2上の各構成部(モジュール)にライブマイグレーションに係る処理の指示を出す。さらに、マイグレーション制御部139−1とマイグレーション制御部139−2は、ネットワークインターフェース及びネットワークスイッチを介して互いに通信し、第1計算機131−1と第2計算機131−2との間で、マイグレーションに係るデータを転送する。
【0047】
なお、本実施例では、ハイパバイザ133−1,133−2がマイグレーション制御部139−1,139−2を備えるが、マイグレーション制御部139−1,139−2の場所はこれに限定されない。
【0048】
リンク1、リンク1´、及びリンク2は、それぞれ論理FC−HBA138−1からLU1(152)への論理的な接続状態、論理FC−HBA138−2からLU1(152)への論理的な接続状態、及び論理FC−HBA138−3からLU1(152)への論理的な接続状態を示している。図2においてリンク1で示される実線は、LU1(152)へのFCログインが完了した状態、すなわち論理FC−HBA138−1とLU1(152)とが論理的に接続された状態を表している。リンク1´及びリンク2で示される破線は、LU1(152)へのFCログインをしていない状態、すなわち論理FC−HBA138−2及び論理FC−HBA138−3とLU303とが論理的に切断された状態を表している。ライブマイグレーションの処理過程では、リンク1、リンク1´、リンク2それぞれのログイン状態を変化させ、OS1(140)がLU1(152)へアクセスを継続可能な状態を維持する。
【0049】
以下、ライブマイグレーションの手順について説明する。
【0050】
(1)ライブマイグレーション実行前、すなわち第1計算機131−1から第2計算機131−2へのLPAR100−1の移行前に、マイグレーションWWNの登録を行う。これは、LU1(152)が割り当てられたホストグループ156に、論理FC−HBA138−2に付与されたWWN1´を登録する動作である。マイグレーションWWN´(WWN1´)を登録することにより、論理FC−HBA138−2はLU1(152)に対してリンク1´のログイン処理が実施可能となる。
【0051】
(2)移行元の第1計算機のハイパバイザ133−1は、論理FC−HBA138−1が物理FC−HBA137−1を介してLU1(152)に接続しているリンク1を、論理FC−HBA138−2が物理FC−HBA137−1を介してLUに接続しているリンク1´へと変更し、リンク1´でのログイン処理を実施する。OS1(140)がLU1(152)にアクセスするパス経路は、リンク1から、リンク1´に変更される。更にハイパバイザ133−1は、リンク1のログアウト処理を実施する。
【0052】
(3)移行元の論理FC−HBA138−1のリンク1がログアウトしたので、移行先論理FC−HBA138−3が移行元の論理FC−HBA138−1で使用されていたWWN1を使用可能となり、移行先の論理FC−HBA138−3のリンク2でログインすることが可能な状態になる。ハイパバイザ133−2はWWN1を使用してリンク2でログインを実施する。
【0053】
移行元の第1計算機のハイパバイザ133−1は、LPAR1(100−1)のデバイス・メモリ情報を移行先の第2計算機のハイパバイザ133−2に送信する。デバイス情報は、ハイパバイザ133−1内で管理されている論理デバイスの種類と内部状態を含み、メモリ情報は、LPAR1(100−1)に割り当てられたメモリ領域を含む。
【0054】
(4)移行先の第2計算機のハイパバイザ133−2は、移行元から取得した差分のデバイス・メモリ情報を反映する。
【0055】
(5)この時点で、LPAR1´(100−2)は、LPAR1(100−1)に割り当てられていた論理デバイスと同じ種類の論理デバイスを同じ数だけ有する。LPAR1´(100−2)にはWWN1が付与された論理アダプタ142−3が割り当てられ、論理アダプタ142−3とストレージ装置181とが接続するアクセス経路(リンク2)を経由して、OS1(140)はLU1(152)にアクセスする。また、LPAR1(100−1)に割り当てられていたメモリ領域内のデータが、LPAR1´(100−2)に割り当てられたメモリ領域に複製され、LPAR1(100−1)上で動作していたOS1(140)の状態を引継ぎ、LPAR1´(100−2)上で継続して動作が可能な状態になる。ハイパバイザ133−2は、LPAR1´(100−2)に割り当てられている論理CPUを動作させ、LPAR1´(100−2)の動作を開始させる。
【0056】
(6)移行元の第1計算機131−1のハイパバイザ133−1は、リンク1´のログアウト処理を実施する。更に、論理FC−HBA142−1に割り当てられたWWN1を、WWN2へ変更し、LPAR定義取り消しを行い、LPAR1(100−1)に割り当てられたすべての論理デバイスの割り当てを解除する。
【0057】
以上の(1)−(6)で説明した手順により、ライブマイグレーションが実行される。
【0058】
図4は、ハイパバイザ管理ソフトウェア111が、ストレージ装置登録情報122、ストレージ装置ホスト情報154、ハイパバイザ設定情報116を取得するシーケンスを示す。以下、ハイパバイザ管理ソフトウェア111の表示制御部112、情報制御部113、コマンド制御部114、情報保持部115、ストレージ管理ソフトウェアCLI121と、ストレージ装置181との間の処理動作を説明する。
【0059】
表示制御部112は、マイグレーションWWN登録画面1701(図17)を最初に表示する際、またはUpdateInfoボタン1702がクリックされると、情報制御部113へハイパバイザ設定情報116の取得要求を出す(S401,S402)。
【0060】
情報制御部113はハイパバイザ設定情報116の取得要求を受け取ると、情報保持部115へハイパバイザ設定情報116の取得要求を出す(S403)。
【0061】
情報保持部115はハイパバイザ設定情報116の取得要求を受け取ると、自らが保持しているハイパバイザ設定情報116を情報制御部113へ出力する(S404)。情報制御部113は、ハイパバイザ設定情報116を受け取り、それを表示制御部112へ出力する(S405)。
【0062】
表示制御部112は、ハイパバイザ設定情報116を受取ると、それをハイパバイザ設定情報124に格納する(S406)。そして、表示制御部112は、マイグレーションWWN登録画面1701内のハイパバイザ選択領域1703に、ハイパバイザ設定情報124に登録されているハイパバイザ133−1〜133−Nを表示する制御を行う(S407)。
【0063】
そして、表示制御部112は情報制御部113へストレージ装置登録情報122の取得要求を出す(S408)。
【0064】
情報制御部113はストレージ装置登録情報122の取得要求を受け取ると、コマンド制御部114へストレージ装置登録情報122の取得要求を出す(S409)。
【0065】
コマンド制御部114はストレージ装置登録情報122の取得要求を受け取ると、ストレージ管理ソフトウェアCLI121へCLIコマンドを発行する(S410)。なお、コマンド制御部114は、ストレージ管理ソフトウェアCLI121へコマンドを発行することができるインターフェイスを持つ。
【0066】
ストレージ管理ソフトウェアCLI121は、受け取ったCLIコマンドを実行する(S411)。そして、ストレージ管理ソフトウェアCLI121は、ストレージ装置登録情報122をCLIコマンドの実行結果として、ストレージ管理ソフトウェアCLI121において規定されたフォーマットで構成される文字列情報として、コマンド制御部114へ出力する(S412)。
【0067】
コマンド制御部114はCLIコマンドの実行結果を受け取ると、CLIコマンドの実行結果を解析して、ストレージ管理ソフトウェアCLI121において規定されたフォーマットで文字列情報として出力されたストレージ装置登録情報122を、規定されたフォーマットの情報を元にストレージ装置登録情報117に格納可能な形式に置き換えて、情報制御部113へ出力する(S413)。
【0068】
情報制御部113はストレージ装置登録情報122を受け取ると、それを表示制御部112へ出力する(S414)。表示制御部112は、ストレージ装置登録情報122を受信すると、それをストレージ装置登録情報117に格納する(S415)。
【0069】
そして、表示制御部112は、マイグレーションWWN登録画面1701内のストレージ装置選択領域1704に、ストレージ装置登録情報117に登録されているストレージ装置181−1〜181−Nの情報(ストレージ装置一覧)の表示をする制御を行う(S416)。
【0070】
その後、表示制御部112は、情報制御部113へ、ストレージ装置ホスト情報154−1,154−2の取得要求を出す(S417)。
【0071】
情報制御部113はストレージ装置ホスト情報154−1,154−2の取得要求を受け取ると、コマンド制御部114へストレージ装置ホスト情報154−1,154−2の取得要求を出す(S418)。
【0072】
コマンド制御部114はストレージ装置ホスト情報154−1,154−2の取得要求を受け取り、ストレージ管理ソフトウェアCLI121へCLIコマンドを発行する(S419)。
【0073】
ストレージ管理ソフトウェアCLI121はCLIコマンドを受け取ると、そのCLIコマンドを実行して、ストレージ装置181へストレージ装置ホスト情報154−1,154−2の取得要求を出す(S420)。
【0074】
ストレージ装置181はストレージ装置ホスト情報154−1,154−2の取得要求を受け取ると、ストレージ管理ソフトウェアCLI121にストレージ装置ホスト情報154−1,154−2を出力する(S421)。
【0075】
ストレージ管理ソフトウェアCLI121はストレージ装置ホスト情報154−1,154−2を受け取ると、CLIコマンドの実行結果として、ストレージ装置ホスト情報154−1,154−2をコマンド制御部114へ送信する。(S422)。
【0076】
コマンド制御部114はストレージ装置ホスト情報を受け取ると、CLIコマンドの実行結果を解析し、ストレージ装置ホスト情報154−1,154−2を情報制御部113へ出力する。(S423)。
【0077】
情報制御部113は、受取ったストレージ装置ホスト情報154−1,154−2を表示制御部112へ出力する(S424)。
【0078】
表示制御部112は、受取ったストレージ装置ホスト情報154−1,154−2をストレージ装置ホスト情報125に格納する(S425)。
【0079】
表示制御部112、情報制御部113、コマンド制御部114、情報保持部115、ストレージ管理ソフトウェアCLI121部、ストレージ装置181は、シーケンスAに含まれる処理(S417〜S425)を、ストレージ装置登録情報117に登録されているストレージ装置181−1〜181−NについてN回繰り返して実行する。(S426)
表示制御部112は、ハイパバイザ設定情報124とストレージ装置ホスト情報125の関連付(紐付け)ける処理を行い、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123を生成する。この紐付け処理については図13を参照して後述する。表示制御部112は更に、マイグレーションWWN登録画面1701内のWWNリスト1705に、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123に基づいて表示する制御を行う(S427)。本処理については図13の処理フローを参照して後述する。
【0080】
図5は、ハイパバイザ管理ソフトウェア111が、ストレージ装置181の有するホストグループ156に対して、ハイパバイザ設定情報124−1内のマイグレーションWWN719(WWN1´)を登録するシーケンスを示す。以下、表示制御部112、情報制御部113、コマンド制御部114、情報保持部115、ストレージ管理ソフトウェアCLI121、ストレージ装置181との間の処理動作を説明する。
【0081】
表示制御部112は、マイグレーションWWN登録画面1701内のRegisterボタン1706がクリックされると、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123のチェックステータス744が「チェックあり」となっている場合、登録するマイグレーションWWN719(WWN1´)、登録先のストレージ装置登録名720(STORAGE_01230000)、ホストグループポート番号725(0A)、ホストグループ番号727(001)をハイパバイザ/ストレージ登録情報123から取得し、情報制御部113へマイグレーションWWNの登録要求を出す(S501,S502)。
【0082】
マイグレーションWWNの登録要求には、登録するマイグレーションWWN719(WWN1´)、登録先のストレージ装置登録名720(STORAGE_01230000)、ホストグループポート番号725(0A)、ホストグループ番号727(001)が含まれる。
【0083】
情報制御部113はマイグレーションWWNの登録要求を受け取ると、コマンド制御部114へマイグレーションWWNの登録要求を出す(S503)。マイグレーションWWNの登録要求には、登録するマイグレーションWWN719(WWN1´)、登録先のストレージ装置登録名720(STORAGE_01230000)、ホストグループポート番号725(0A)、ホストグループ番号727(001)が含まれる。
【0084】
コマンド制御部114はマイグレーションWWNの登録要求を受け取ると、ストレージ管理ソフトウェアCLI121へCLIコマンドを発行する(S504)。
【0085】
ストレージ管理ソフトウェアCLI121は、受け取ったCLIコマンドを実行して、ストレージ装置181へマイグレーションWWNの登録要求を出す(S505)。マイグレーションWWNの登録要求には、登録するマイグレーションWWN719(WWN1´)、登録先のストレージ装置登録名720(STORAGE_01230000)、ホストグループポート番号725(0A)、ホストグループ番号727(001)が含まれる。
【0086】
ストレージ装置181はマイグレーションWWNの登録要求を受け取ると、ホストグループ156にマイグレーションWWN719(WWN1´)の登録を行い、ストレージ装置ホスト情報154−2を生成する。(S506)。
【0087】
ストレージ管理ソフトウェアCLI121は、CLIコマンドの実行結果をコマンド制御部114へ出力する。(S507)。
【0088】
コマンド制御部114はCLIコマンドの実行結果を受け取ると、CLIコマンドの実行結果を解析して、マイグレーションWWNの登録結果を情報制御部113へ送信する(S508)。
【0089】
情報制御部113はマイグレーションWWNの登録結果を受け取ると、表示制御部112へマイグレーションWWNの登録結果を出力する(S509)。
【0090】
表示制御部112はマイグレーションWWNの登録結果を受け取ると、そのマイグレーションWWNの登録結果をハイパバイザ/ストレージ登録情報123内のマイグレーションWWNの登録状況741(図10)に反映して登録する(S510)。
【0091】
表示制御部112、情報制御部113、コマンド制御部114、情報保持部115、ストレージ管理ソフトウェアCLI121、ストレージ装置181は、シーケンスBに含まれる処理(S502〜S510)を、登録対象のマイグレーションWWNの数だけ繰り返して実行する(S511)。
【0092】
これらの実行の結果、表示制御部112は、マイグレーションWWN登録画面1701内のWWNリスト1705におけるマイグレーションWWN登録状況1737を更新して表示する制御を行う。(S512)
なお、処理S506において、マイグレーションWWN719を登録する際、ストレージ装置ホスト情報154−2が有するWWNニックネーム729(図9)には、WWNニックネームを設定してもよい。その場合、処理S502の実行段階で、ハイパバイザ表示制御部112内のハイパバイザ設定情報124−1から、ハイパバイザのID713やLpar番号714といったWWNを識別するために有意な情報をニックネームの設定値とし、処理S504のCLIコマンド実行の際に、ニックネームの設定値をコマンドの引数として与え、処理S505によるCLIコマンド実行を経て、処理S506において、ストレージ装置ホスト情報154−2が有するWWNニックネーム729に、ハイパバイザのID713やLpar番号714を、WWNニックネームとして設定することが可能である。
【0093】
図6は、ハイパバイザ管理ソフトウェア111が、ストレージ装置181が有するホストグループ156に対して、ハイパバイザ設定情報141−1内のマイグレーションWWN719(WWN1´)を削除するシーケンスを示す。以下、表示制御部112、情報制御部113、コマンド制御部114、情報保持部115、ストレージ管理ソフトウェアCLI121、ストレージ装置181との間の処理動作を説明する。
【0094】
表示制御部112は、マイグレーションWWN登録画面1701内のUnregisterボタン1707がクリックされると、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123のチェックステータス744が「チェックあり」となっている場合、削除するマイグレーションWWN719(WWN1´)、削除対象のストレージ装置登録名720(STORAGE_01230000)、ホストグループポート番号725(0A)、ホストグループ番号727(001)をハイパバイザ/ストレージ登録情報123から取得し、情報制御部113へマイグレーションWWNの削除要求を出す(S601,S602)。
【0095】
マイグレーションWWNの削除要求には、削除するマイグレーションWWN719(WWN1´)、削除対象の先のストレージ装置登録名720(STORAGE_01230000)、ホストグループポート番号725(0A)、ホストグループ番号727(001)が含まれる。
【0096】
情報制御部113はマイグレーションWWNの削除要求を受け取ると、コマンド制御部114へマイグレーションWWNの削除要求を出す(S603)。マイグレーションWWNの削除要求には、削除するマイグレーションWWN719(WWN1´)、削除対象の先のストレージ装置登録名720(STORAGE_01230000)、ホストグループポート番号725(0A)、ホストグループ番号727(001)が含まれる。
【0097】
コマンド制御部114はマイグレーションWWNの削除要求を受け取ると、ストレージ管理ソフトウェアCLI121へCLIコマンドを発行する(S604)。
【0098】
ストレージ管理ソフトウェアCLI121は、受け取ったCLIコマンドを実行して、ストレージ装置181へマイグレーションWWNの削除要求を出す(S605)。マイグレーションWWNの削除要求には、削除するマイグレーションWWN719(WWN1´)、削除対象の先のストレージ装置登録名720(STORAGE_01230000)、ホストグループポート番号725(0A)、ホストグループ番号727(001)が含まれる。
【0099】
ストレージ装置181はマイグレーションWWNの削除要求を受け取ると、ホストグループ156にマイグレーションWWN719(WWN1´)の削除を行う(S606)。
【0100】
そして、ストレージ管理ソフトウェアCLI121は、CLIコマンドの実行結果をコマンド制御部114へ出力する(S607)。
【0101】
コマンド制御部114はCLIコマンドの実行結果を受け取ると、CLIコマンドの実行結果を解析して、マイグレーションWWNの削除結果を情報制御部113へ送信する(S608)。
情報制御部113はマイグレーションWWNの削除結果を受け取ると、表示制御部112へマイグレーションWWNの削除結果を出力する(S609)。
【0102】
表示制御部112はマイグレーションWWNの削除結果を受け取ると、マイグレーションWWNの削除結果を、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123内のマイグレーションWWNの登録状況741(図10)に反映して登録する(S610)。
【0103】
表示制御部112、情報制御部113、コマンド制御部114、情報保持部115、ストレージ管理ソフトウェアCLI121部、ストレージ装置181は、シーケンスCに含まれる処理(S602〜S610)を、削除対象のマイグレーションWWNの数だけ繰り返し実行する。(S611)
これらの実行の結果、表示制御部112は、マイグレーションWWN登録画面1701内のWWNリスト1705におけるマイグレーションWWN登録状況を更新して表示する制御を行う。(S612)
図7は、ハイパバイザ設定情報124−1の例を示す。
【0104】
ハイパバイザ設定情報124−1は、ハイパバイザ133−1が有するハイパバイザ設定情報141−1を、ハイパバイザ管理ソフトウェアCLI120から取得して、表示制御部112内のハイパバイザ設定情報124−1に格納した管理情報である。ここでは、ハイパバイザ設定情報124−1を、各データの項目名705とその具体的な値706で示す(以下、図8〜10の表示形式も同様である。)
ハイパバイザ設定情報124−1は、ハイパバイザ133−1の設定の情報に関わる項目名705して、シャーシID711、ハイパバイザのIPアドレス712、ハイパバイザのID713、Lpar番号714、VFcID715、ポート番号716、物理PCI番号717、VfcWWN718、マイグレーションWWN719を対応づけて管理する管理情報である。
【0105】
シャーシID711はシャーシが有するシャーシを識別するためのID情報である。
【0106】
ハイパバイザのIPアドレス712は、ハイパバイザと通信するためのIPアドレス情報である。ハイパバイザのID713は、ハイパバイザが有するハイパバイザを識別するためのIDの値である。Lpar番号714は、LPARを識別する識別子(番号)である。
【0107】
VFcID715は、LPARに割り当てられている共有FCのVFcID情報である。ポート番号716は、論理FC−HBAポートを識別するためのポート番号情報である。物理PCI番号717は、物理FC−HBAを識別するための番号である。
【0108】
VFcWWN718は、各論理FC−HBAポートに付与された、固有の識別子WWNである。図示のように、VFcWWN718のWWN1には、「1234500067000890」が設定される。
【0109】
マイグレーションWWN719は、VFcWWN718と対となる形式で付与されている、ライブマイグレーション処理に使用される固有の識別子WWNである。マイグレーションWWN719のWWN1´には、「1234500067800890」が設定される。
【0110】
図8は、ストレージ装置登録情報117の例を示す
ストレージ装置登録情報117は、ストレージ管理ソフトウェアCLI121が管理するストレージ装置登録情報122をストレージ管理ソフトウェアCLI121から取得して、表示制御部112内のストレージ装置登録情報117に格納したものである。複数のストレージ装置がある場合、ストレージ管理ソフトウェアCLI121は複数のストレージ装置登録情報を保持し、ストレージ管理ソフトウェアCLI121は複数のストレージ装置登録情報122を取得して、ストレージ装置登録情報117に格納する。
【0111】
ストレージ装置登録情報117は、ストレージ装置の登録情報に関わる項目名705として、ストレージ装置を識別するための登録名であるストレージ装置登録名1(720)を有する。この例では、ストレージ装置登録名1として、「STORRAGE_0123000」が設定される。
【0112】
図9は、ストレージ装置ホスト情報125の例を示す。
【0113】
ストレージ装置ホスト情報125は、ストレージ装置181が有するストレージ装置ホスト情報154−1,154−2をストレージ管理ソフトウェアCLI121が取得して、ストレージ装置ホスト情報として保持していたものを、ストレージ管理ソフトウェアCLI121から取得した管理情報である。図9(A)に示すストレージ装置ホスト情報125−1は、ストレージ装置ホスト情報154−1に対応し、図9(B)に示すストレージ装置ホスト情報125−2は、ストレージ装置ホスト情報154−2に対応する。
【0114】
ストレージ装置ホスト情報125は、ストレージ装置181が有するホスト情報に関わる項目名705として、ストレージ装置登録名1(720)、ホストグループポート番号725、ポートWWN726、ホストグループ番号727、ホストグループ名称728、WWNニックネーム729を対応づけて管理する管理情報である。
【0115】
ホストグループポート番号725は、ホストグループ156が割り当てられたポート155を識別するための番号である。
【0116】
ポートWWN726は、ストレージ装置181がLU152へのアクセスを許可するWWNである。LPAR100−1から論理FC−HBA138−1または論理FC−HBA138−2を介してLU152へアクセスされると、ストレージ装置181がポートWWN726に基づいてLU152へのアクセスを許可する。ストレージ装置ホスト情報154−1、154−2におけるポートWWN726は、それぞれWWN1,WWN1’である。
【0117】
ホストグループ番号727は、ホストグループ156を識別するためのホストグループの番号である。
【0118】
ホストグループ名称728は、ホストグループ156に設定された名称の値である。WWNニックネーム729は、WWNを識別しやすくするために付与される、WWN毎に設定された名称である。
【0119】
なお、ストレージ装置181が複数のWWNに対してLU152へのアクセスを許可する場合、具体的にはストレージ装置181がWWN1、WWN1’に対してLU152へのアクセスを許可する場合、ストレージ装置ホスト情報125としては、アクセスが許可されているWWN1、WWN1’の各々について、ストレージ装置ホスト情報125(A)およびストレージ装置ホスト情報125(B)が作成される。
【0120】
図10は、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123の例を示す。
【0121】
ハイパバイザ/ストレージ登録情報123は、ストレージ装置ホスト情報125へのVFcWWN718(WWN1)及びマイグレーションWWN719(WWN1’)の登録状況を管理する管理情報である。
【0122】
ハイパバイザ/ストレージ登録情報123は、ハイパバイザ設定情報124、ストレージ装置登録情報117、ストレージ装置ホスト情報125をもとに、ハイパバイザ設定情報124とストレージ装置登録情報117の紐付け処理(図13参照)によって結合することにより生成される。ハイパバイザ/ストレージ登録情報123は、ハイパバイザ133−1,133−2が有するLPARに同時に割り当てる論理FC−HBAの数に応じて生成される。
【0123】
ハイパバイザ/ストレージ登録情報123は、項目名705として、シャーシID711、ハイパバイザのIPアドレス712、ハイパバイザのID713、Lpar番号714、VFcID715、ポート番号716、物理PCI番号717、VfcWWN718、VfcWWNの登録状況740、マイグレーションWWN719、マイグレーションWWNの登録状況741、ストレージ装置登録名720ホストグループポート番号725、ホストグループ番号727、ホストグループ名称728、VfcWWNニックネーム742、マイグレーションWWNニックネーム743、チェックステータス744を対応づけて管理する管理情報である。
【0124】
VfcWWNの登録状況740は、ハイパバイザ設定情報124またはハイパバイザ/ストレージ登録情報123内のVfcWWN718と一致するポートWWN726を有する、ストレージ装置ホスト情報125が存在するかを表す。VfcWWNの登録状況740として、「登録済み」又は「登録状況不明」が示される。
【0125】
マイグレーションWWNの登録状況741は、ハイパバイザ設定情報124またはハイパバイザ/ストレージ登録情報123内のマイグレーションWWN719と一致するポートWWN726を有する、ストレージ装置ホスト情報125が存在するかを表す。マイグレーションWWNの登録状況741として、「登録済み」、「未登録」、又は「登録状況不明」が示される。
【0126】
VfcWWNニックネーム742は、ハイパバイザ設定情報124またはハイパバイザ/ストレージ登録情報123内のVfcWWN719と一致するポートWWN726を有する、ストレージ装置ホスト情報125−1の有するWWNニックネーム729である。
【0127】
マイグレーションWWNニックネーム743は、ハイパバイザ設定情報124またはハイパバイザ/ストレージ登録情報123内のマイグレーションWWN719と一致するポートWWN726を有する、ストレージ装置ホスト情報125−2の有するWWNニックネーム729である。
【0128】
図11は、マイグレーションWWN登録画面1701におけるハイパバイザ選択領域1703を表示するための処理を示す。この処理は、ハイパバイザ管理ソフトウェア111の表示制御部112により実行される。
【0129】
チェックステータス744は、マイグレーションWWN登録画面1701の有する、チェックボックス1731のチェック状態を格納する。チェック状態として、「チェックあり」、又は「チェックなし」が示される。チェックステータス744は、チェックボックス1731の状態が変更されると、状態に応じて更新される。
【0130】
ステップ1101:表示制御部112がハイパバイザ設定情報116を取得して、ハイパバイザ設定情報124に格納する。
【0131】
ステップ1102:表示制御部112が、マイグレーションWWN登録画面1701内のハイパバイザ選択領域1703にハイパバイザ133−1〜133−Nを表示する。
【0132】
ステップ1103:ハイパバイザ選択領域1703の背景色を色Aに設定する。
【0133】
背景色が色Aのハイパバイザ選択領域1703に、複数のシャーシ104−1,104−2と、シャーシ104−1に搭載された複数N個のハイパバイザ133−1〜133−Nが表示される。
【0134】
図12は、マイグレーションWWN登録画面1701におけるストレージ装置選択領域1704を表示するための処理を示す。この処理は、ハイパバイザ管理ソフトウェア111の表示制御部112により実行される。
【0135】
ステップ1201:表示制御部112がストレージ装置登録情報122を取得して、ストレージ装置登録情報117に格納する。
【0136】
ステップ1202:表示制御部112が、マイグレーションWWN登録画面1701内のストレージ装置選択領域1704にストレージ装置181−1〜181−Nを表示する。
【0137】
ステップ1203:ストレージ装置選択領域1704の背景色を色Bに設定する。
【0138】
背景色が色Bのストレージ選択領域1704に、複数N個のストレージ装置181−1〜181−Nが表示される。
【0139】
図13は、ハイパバイザ設定情報124とストレージ装置ホスト情報125の紐付け処理を示す。この処理は、ハイパバイザ管理ソフトウェア111の表示制御部112により、マイグレーションWWN登録画面1701(図17)を最初に表示する際、またはUpdateInfoボタン1702がクリックされると(S401)、実行される。
【0140】
ステップ1301:表示制御部112が、情報保持部115からハイパバイザ設定情報116を取得する。本ステップ1301は、ステップ402からステップ406の処理である。
【0141】
ステップ1302:表示制御部112が、ストレージ管理ソフトウェア121からストレージ装置登録情報122を取得し、ストレージ装置登録情報117に格納する。なお、複数のストレージ装置181が在る場合は、複数の各ストレージ装置登録情報117にそれぞれのストレージ装置登録名が格納されることになる。本ステップ1302は、ステップ408からステップ415の処理である。
【0142】
ステップ1303:表示制御部112が、コマンド制御部114を介してストレージ管理ソフトウェアCLI121にストレージ装置ホスト情報取得要求を出し、更にストレージ管理ソフトウェアCLI121を介してストレージ装置181から、ストレージ装置ホスト情報154−1,154−2を取得し、ストレージ装置ホスト情報125−1,125−2に格納する。なお、複数のストレージ装置181が在る場合は、複数の各ストレージ装置登録情報117からそれぞれのストレージ装置ホスト情報が取得されて、ストレージ装置ホスト情報125に格納されることになる。本ステップ1303は、ステップ417からステップ426の処理である。
【0143】
ステップ1304:表示制御部112が、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123を新規に作成を開始する。ハイパバイザ/ストレージ登録情報123の値706は、初期値とする。
【0144】
ステップ1305:表示制御部112は、ステップ1304で作成したハイパバイザ/ストレージ登録情報123に、ハイパバイザ設定情報124のシャーシID711、ハイパバイザのIPアドレス712、ハイパバイザのID713、Lpar番号714、VFcID715、ポート番号716、物理PCI番号717、VfcWWN718、マイグレーションWWN719をコピー(入力)する。ハイパバイザ/ストレージ登録情報123の該当する項目は、初期値からハイパバイザ設定情報124の値706に更新される。
【0145】
ステップ1306:表示制御部112は、ストレージ装置登録情報117からストレージ登録名1(720)を取得する。なお、複数のストレージ装置が在る場合、ステップ1306〜1309の処理が複数のストレージ装置登録情報117のストレージ登録名2〜Nについて繰り返される。
【0146】
ステップ1307:表示制御部112は、ステップ1306で取得したストレージ装置登録名と、ストレージ装置登録名720が一致するストレージ装置ホスト情報を取得する。すなわち、ストレージ装置登録情報117とストレージホスト情報125−1との紐づけは、ストレージ装置登録名により行っている。
【0147】
ステップ1308:表示制御部112は、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123を参照して、あるLPARについて、VfcWWN718の「WWN1」を取得する。なお、表示制御部112は、ハイパバイザ設定情報124を参照して、VfcWWN718の「WWN1」を取得しても良い。表示制御部112は、取得したVfcWWN718の「WWN1」と一致するポートWWN726を持つ、ストレージホスト情報125−1が存在するか判定を行う。すなわち、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123とストレージ装置ホスト情報125−1との紐づけは、VfcWWN718の「WWN1」により行っている。
【0148】
ステップ1308の判定において、「存在しない:N」とされた場合、ステップ1309に進む。なお、ステップ1308の判定において、ポートWWN726と取得したVfcWWN718とが一致するストレージ装置ホスト情報が存在しない場合、VfcWWNの登録状況740及びマイグレーションWWNの登録状況741は、初期値である「登録状況不明」のままとなる。ステップ1308の判定において、「存在する:Y」とされた場合、ステップ1310に進む。
【0149】
ステップ1309:複数のストレージ装置181が在る場合を想定して、全てのストレージ登録情報117について処理を実施したか判定する。
【0150】
ステップ1309の判定において、「全てのストレージ登録情報117について処理を実施していない」とされた場合、ステップ1306に戻る。ステップ1309にの判定において、「全てのストレージ登録情報117について処理を実施した」とされた場合、ステップ1314に進む。
【0151】
ステップ1310:ステップ1308の判定で、VfcWWN718とポートWWN726とが一致するストレージ装置ホスト情報125−1が存在する場合、表示制御部112は、一致したストレージ装置ホスト情報125−1に基づいて、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123のストレージ装置登録名1(720)、ホストグループポート番号725、ホストグループ番号727、ホストグループ番号728、VfcWWNニックネーム742、マイグレーションWWNニックネーム743をそれぞれコピー(入力)する。また、VfcWWNの登録状況740を、登録済みの状態とする。ハイパバイザ/ストレージ登録情報123の該当する項目は、初期値からストレージ装置ホスト情報125−1の値706に更新される。
【0152】
ステップ1311:表示制御部112は、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123を参照して、あるLPARについて、VfcWWN718と対応づけられたマイグレーションWWN719の値「WWN1´」とホストグループ番号727の「001」を取得する。なお、表示制御部112は、ハイパバイザ設定情報124を参照して、VfcWWN718と対応づけられたマイグレーションWWN719の「WWN1´」を取得しても良い。また、ストレージ装置ホスト情報125−1から、VfcWWN718の「WWN1」と一致するポートWWN726と対応づけられた」ホストグループ番号727を取得しても良い。
【0153】
表示制御部112は、ストレージ装置ホスト情報125−1を参照し、取得したホストグループ番号727の「001」と一致するホストグループ番号727を持ち、かつ取得したマイグレーションWWN719の「WWN1´」と一致するポートWWN726を持つ、ストレージホスト情報が、ストレージ装置ホスト情報125内に存在するか判定を行う。すなわち、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123とストレージ装置ホスト情報125−2との紐づけは、マイグレーションWWN719の値「WWN1´」とホストグループ番号727の「001」により行っている。
【0154】
ステップ1312:ステップ1311の判定の結果、ホストグループ番号727およびマイグレーションWWN719が一致しない場合、表示制御部112は、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123におけるマイグレーションWWNの登録状況741を「未登録」に更新する。マイグレーションWWNの登録状況741「未登録」は、取得したホストグループ番号727「001」と一致するホストグループ番号727を持つストレージ装置ホスト情報125に、取得したマイグレーションWWN719「WWN1´」が含まれないことを示す登録情報である。
【0155】
ステップ1313:ステップ1311の判定の結果、ホストグループ番号727およびマイグレーションWWN719が一致する場合、表示制御部112は、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123におけるマイグレーションWWNの登録状況741を「登録済み」に更新する。マイグレーションWWNの登録状況741「登録済み」は、取得したホストグループ番号727「001」と一致するホストグループ番号727を持つストレージ装置ホスト情報125に、取得したマイグレーションWWN719「WWN1´」が含まれることを示す登録情報である。
【0156】
ステップ1314:表示制御部112は、マイグレーションWWN登録画面1701内のWWNリスト1705に新規に行を追加し、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123を基に、関連する値をコピーして表示する。
【0157】
表示制御部112は、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123から取得したLpar番号714とマイグレーションWWNの登録状況741の値とを対応づけて、マイグレーションWWN登録画面1701内のWWNリスト1705に表示する。表示制御部112は、ハイパバイザ設定情報124を参照して、Lpar番号714を取得しても良い。また、マイグレーションWWNの登録状況741は、文字で表示しても、図17に示すようにアイコンまたは記号等で表示しても良い。
【0158】
Lpar番号714とマイグレーションWWNの登録状況741の表示により、ユーザは、表示されたLpar番号714で識別されるLPARについて、マイグレーションWWNの登録状況を知ることができる。そのため、ユーザは、マイグレーションWWNの登録の要否、マイグレーションWWNの削除の可否、ライブマイグレーションが実行可能か否かを容易に判断できる。
【0159】
例えば、マイグレーションWWNの登録状況741が「登録済み」を示す場合、マイグレーションWWNの登録作業は不要で、マイグレーションWWNの削除可能、そしてライブマイグレーションが実行可能な状態である。マイグレーションWWNの登録状況741が「未登録」を示す場合、ライブマイグレーションを実行するためにはマイグレーションWWNの登録作業が必要である。
【0160】
マイグレーションWWNの登録状況741及びVfcWWNの登録状況740が「登録状況不明」を示す場合、表示されたLpar番号714で識別されるLPARがアクセス可能なホストグループに関する情報が得られていない、またはLPARがアクセス可能なホストグループが存在しないことを示す。
【0161】
また、図17に示す、マイグレーションWWN登録画面1701内のWWNリスト1705にそれまで1行しか表示されていなかったとき、新たに追加された2行目に新たなWWNリストの情報1731〜1741が表示されることになる。
【0162】
ステップ1315:マイグレーションWWN登録画面1701内のWWNリスト1705に、ハイパバイザの情報とストレージの情報とで表の色分け処理を行う。この処理については、図14を参照して後述する。ハイパバイザの情報とストレージの情報とで表の色分け表示されれば、ユーザは分かり易い。なお、この色分け処理は、ハイパバイザ設定情報124とストレージ装置ホスト情報125の紐付け処理には必須では無い。
【0163】
ステップ1316:LPARを複数持つ場合は最後のLPARかどうかの判別を行い、最後のLPARでなかった場合は、次のLPARのためにステップ1304からの処理を繰り返す。最後のLPARである場合は、ステップ1317に進む。
【0164】
ステップ1317:ハイパバイザを複数持つ場合は最後のハイパバイザかどうかの判別を行い、最後のハイパバイザでなかった場合は、次のハイパバイザに定義されるLPAR毎に、ステップ1304からの処理を繰り返す。最後のハイパバイザである場合は、終了する。
【0165】
図13に示す処理により、全てのハイパバイザ上の全てのLPARについて、それぞれのLPARに対応するハイパバイザ/ストレージ登録情報123が生成される。また、マイグレーションWWN登録画面1701内のWWNリスト1705に、全てのハイパバイザ/ストレージ登録情報123を基に、関連する値をコピーして表示する。
【0166】
図14は、マイグレーションWWN登録画面1701におけるWWNリスト1705の表の色分け処理を示す。この処理は、ハイパバイザ管理ソフトウェア111の表示制御部112により実行される。
【0167】
ステップ1401:WWNリスト1705の1行目1列目のセルを選択する。
【0168】
ステップ1402:選択中のセルに対して列名の取得を行う。
【0169】
ステップ1403:ステップ1402で取得した列名がハイパバイザ情報列名リスト1501(図15参照)に含まれるか判定を行う。
【0170】
ステップ1404:WWNリスト1705の選択中のセルの背景色を色Aに設定する。
【0171】
ステップ1405:ステップ1402で取得した列名がストレージ装置列名リスト1601(図16参照)に含まれるか判定を行う。
【0172】
ステップ1406:WWNリスト1705の選択中のセルの背景色を色Bに設定する。
【0173】
ステップ1407:選択中のセルが最後の列であるかどうか判定を行う。
【0174】
ステップ1408:選択中のセルの列に対し1列分進めたセルを選択する。
【0175】
ステップ1409:選択中のセルが最後の行であるかどうか判定を行う。
【0176】
ステップ1410:選択中のセルの列に対し1行分進めた1列目のセルを選択する。
【0177】
以上の処理により、ハイパバイザの情報とストレージの情報で表示色を変更できるので、ユーザは何れの情報か判別し易くなる。
【0178】
図15は、ハイパバイザ設定情報列名リストの例を示す。
【0179】
ハイパバイザ設定情報列名リスト1501は、WWNリスト1705に表示する列のうち、ハイパバイザから取得した情報が登録される列の列名リストが格納されている情報である。
【0180】
ハイパバイザ設定情報列名リストは、列名としてシャーシID1502、ハイパバイザのIPアドレス1503、ハイパバイザのID1504、Lpar番号1505、VFcID1506、ポート番号1507、物理PCI番号1508、VfcWWN1509、マイグレーションWWN1510を有する。
【0181】
図16は、ストレージ装置列名リストの例を示す。
【0182】
ストレージ装置列名リスト1601は、WWNリスト1705に表示する列のうち、ストレージから取得した情報が登録される列の列名リストが格納されている情報である。
【0183】
ストレージ情報列名リストは、列名としてストレージ装置登録名1602、ストレージ装置IPアドレス1603、ホストグループポート番号1604、ホストグループ番号1605、ホストグループ名称1606、VFcWWNニックネーム1607、マイグレーションWWNニックネーム1608、VfcWWNの登録状況1609、マイグレーションWWNの登録状況1610を有する。
【0184】
図17は、マイグレーションWWN登録画面の例を示す。
【0185】
マイグレーションWWN登録画面1701は、ユーザが入力器108を用いて操作することができる各種の操作ボタン(UpdateInfoボタン1702、Registerボタン1706、Unregisterボタン1707、Closeボタン1708)と、ハイパバイザに関する情報を表示するハイパバイザ選択領域1703と、ストレージ装置に関する情報を表示するストレージ選択領域1704と、1行ずつマイグレーションWWNについての関連情報を表示するWWNリスト1705から構成される。
【0186】
ユーザが入力器108を操作して、ハイパバイザ選択領域1703内の何れかのハイパバイザ(例えばハイパバイザ133−1)を選択すると、表示制御部112は選択されたハイパバイザ133−1のID(例えばVM_1.2.3.4)と同じハイパバイザのID713を有するハイパバイザ/ストレージ登録情報123を論理FC−HBAポート毎にWWNリスト1705に表示する。複数のハイパバイザを選択することも可能である。ユーザがシャーシ104−1を選択すると、表示制御部112はシャーシ104−1に含まれる全てのハイパバイザ133−1〜133−Nを選択する。
【0187】
ユーザが入力器108を操作して、ストレージ装置選択領域1704内のストレージ装置181−1を選択すると、表示制御部112は、選択されたストレージ装置181−1のストレージ装置登録名(例えばSTORAGE_)と同じストレージ装置登録名720を有するハイパバイザ/ストレージ登録情報123をWWNリスト1705に表示する。複数のストレージ装置を選択することも可能である。
【0188】
すなわち、ユーザが入力器108を操作して、表示制御部112がハイパバイザ選択領域1703で選択入力された一以上のハイパバイザの識別子とストレージ装置選択領域1704で選択入力された前記一以上のストレージ装置の識別子とを取得し、図13でLPAR毎に生成されるハイパバイザ/ストレージ登録情報123のうち、取得したハイパバイザの識別子及びストレージ装置の識別子を含むハイパバイザ/ストレージ登録情報123を表示する。
【0189】
ユーザが入力器108を操作して、UpdateInfoボタン1702をクリックすると、表示制御部112はWWNリスト1705で表示中のデータを最新の状態に更新する。更新時の処理については、図4を参照して説明した。
【0190】
ユーザが入力器108を操作して、Register1706ボタンをクリックすると、表示制御部112はWWNリスト1705内の選択部分1731で選択された行(「レ」が付された行)のポートの、マイグレーションWWNの登録処理を行う。マイグレーションWWNの登録処理については、図5を参照して説明した。
【0191】
ユーザが入力器108を操作して、Unregister1707ボタンをクリックすると、表示制御部112はWWNリスト1705内の選択部分1731で選択された行(「レ」が付された行)のポートの、マイグレーションWWNの削除処理を行う。マイグレーションWWNの削除処理については、図6を参照して説明した。
【0192】
ユーザが入力器108を操作して、Closeボタン1708をクリックすると、表示制御部112はマイグレーションWWN登録画面1701を閉じる。
【0193】
なお、図示の画面の、VFCWWN登録状況1735及びマイグレーションWWN登録状況1737において、「レ」は「登録済み」、「?」は「登録状況不明」、スペースは「未登録」を示す。
【0194】
本発明によれば、マイグレーションWWNの設定にかかる作業として、ハイパバイザ管理ソフトウェアで取得したマイグレーションWWNの情報をもとに、ストレージ管理ソフトウェアで手動設定する作業が不要となり、マイグレーションWWNの設定にかかる作業を簡単化することが可能となる。このマイグレーションWWNの設定には、マイグレーションWWNの登録、またはマイグレーションWWNの削除を含む。
【0195】
特に、前述のとおり、マイグレーションWWN登録画面1701においてLpar番号714とマイグレーションWWNの登録状況741の値を表示することにより、ユーザは、マイグレーションWWNの登録の要否、マイグレーションWWNの削除の可否、ライブマイグレーションが実行可能か否かを容易に判断できるので、マイグレーションWWNの設定にかかる作業を簡単化する。
【0196】
また、ストレージ管理ソフトウェアによりマイグレーションWWNを手動設定する場合には、誤ったWWNを入力する等、誤登録のリスクが高い。誤登録により、意図しないLPARからのアクセスを許可する事態となる可能性がある。本発明によれば、マイグレーションWWNの誤登録のリスクを低減することが可能となる。
【実施例2】
【0197】
次に、マイグレーションWWN自動登録/削除機能について説明する。
【0198】
実施例1では、ライブマイグレーション実行前に、ユーザの操作によって、マイグレーションWWNを必要に応じてストレージ装置181に登録する必要がある。また、セキュリティ上のリスクを軽減するためには、マイグレーションが終了した際に、ストレージ装置181に対して登録したマイグレーションWWNを削除する必要がある。この2つの作業をライブマイグレーションの際に、ユーザが意識して行う必要がある。
【0199】
本実施例によれば、ハイパバイザ管理ソフトウェア111の表示制御部112に、マイグレーションWWN自動登録/削除機能(不図示)を設け、この機能によって、マイグレーション実行時にマイグレーションWWNの登録及び削除の作業を自動で行う。これにより、ユーザにマイグレーションWWNを意識させずにライブマイグレーションを実行することができ、計算機の運用において作業の一層の簡単化を実現することができる。
【0200】
図18は、マイグレーションWWNの自動登録/削除機能(以下単に自動機能という)の処理を示す。
【0201】
ステップ1801:移動元LPAR及び移動先LPARの条件が、ライブマイグレーションの実行可能である条件となっているか判断する。この条件とは、例えば移動元及び移動先のLPARが使用するI/Oの条件やI/Oの環境が同じ又は許容範囲にあるか等があげられる。
【0202】
ステップ1802:ステップ1801の判断において、条件が適合しなければライブマイグレーションの処理をエラー終了させる。
【0203】
ステップ1803:ステップ1801の判断において条件が適合した場合、ハイパバイザ設定情報124及びストレージ装置ホスト情報125を取得して、ハイパバイザ設定情報124とストレージ装置ホスト情報125の紐付け処理(図13参照)を行い、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123を生成する。
【0204】
ステップ1804:自動機能は、ハイパバイザ/ストレージ登録情報123内のマイグレーションWWNの登録状況741を参照し、ホストグループにマイグレーションWWNが登録されているか判断する。即ち、実施例1では、ユーザが入力器108を操作して、マイグレーションWWN登録画面1701のWWNリスト1705内の選択部分1731のある行を選択する(「レ」を付す)が、実施例2によれば、自動化機能が、行の選択及びその行(マイグレーションWWN)におけるマイグレーションWWNの登録状況741を行う。
【0205】
ステップ1805:マイグレーションWWNの登録処理を行う。この処理は、実施例1においてユーザがRegisterボタン1706を操作する動作を自動で行う。なお、マイグレーションWWNの登録処理については、図5のフローチャートに示す通りである。
【0206】
ステップ1806:ライブマイグレーション処理の実行を行う。
【0207】
ステップ1807:マイグレーションWWNの削除処理を行う。この処理は、実施例1においてユーザがUnregisterボタン1707を操作する動作を自動で行う。なお、削除処理については、図6のフローチャートに示す通りである。
【符号の説明】
【0208】
101:管理計算機
104:シャーシ
105:FC−SW
111:ハイパバイザ管理ソフトウェア
120:ハイパバイザ管理ソフトウェアCLI
121:ストレージ管理ソフトウェアCLI
131−1:第1計算機
131−2:第2計算機
152:LU
156:ホストグループ
181:ストレージ装置
100−1:LPAR1
100−2:LPAR1´
133−1,133−2:ハイパバイザ
137−1,137−2:物理FC−HBA
138−1,138−2,138−3:論理FC−HBA
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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