【文献】
大池 浩一,"タスクマネージャ代替の高機能プロセスモニタ Process Explorer",NETWORK magazine,株式会社アスキー・メディアワークス,2009年 6月 1日,第14巻,第6号,pp.110−111
【文献】
SINOFSKY, Steven,"The Windows 8 Task Manager",[online],2011年10月13日,[2016年2月29日検索],インターネット,URL,https://blogs.msdn.microsoft.com/b8/2011/10/13/the-windows-8-task-manager/
【文献】
大池 浩一,"強力に拡張されたタスクマネージャでパソコンをチェック System Explorer",NETWORK magazine,株式会社アスキー・メディアワークス,2008年10月 1日,第13巻,第10号,pp.116−117
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記プロセスカテゴリ又は前記プロセスカテゴリに含まれる前記実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、当該操作命令に従って、前記プロセスカテゴリに対応するアプリケーション又は前記プロセスカテゴリに含まれる前記実行中プロセスに対して、対応する操作を実行するように構成される第1の受信モジュール、
を更に備える、請求項1に記載のデバイス。
前記ランク付けされた実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、当該操作命令に従って、前記実行中プロセスに対して対応する操作を実行するように構成される第2の受信モジュール、
を更に備える、請求項1に記載のデバイス。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ユーザーがプロセス情報を見ても詳細な内容を得ることができないという従来技術の課題を解決するために、本発明の実施形態は、プロセス情報を表示する方法及びデバイスを提供する。本発明は、以下の態様及び構成を含んでよい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様において、プロセス情報を表示する方法を提供する。該方法は、
メモリにおいて実行中プロセスをスキャンするステップと、
プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスに対して分類及びランク付けを行うステップと、
分類後の各プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとを表示し、プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとの関連情報を表示するステップ、及び/又は、ランク付けされたプロセスと当該ランク付けされたプロセスの関連情報とを表示するステップを含む、ステップと、
を含んでよい。
【0009】
プリセットのプロセス表示形式に従ってスキャンされた実行中プロセスを分類するステップは、
各実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に含まれるアプリケーション識別子を取得し、同じアプリケーション識別子を有する実行中プロセスを1つのカテゴリに分類する規則に従って、実行中プロセスを分類するステップ、又は、
各実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、対応するセキュリティ評価を取得し、当該セキュリティ評価に従って実行中プロセスを分類するステップ、
を含んでよい。特に、セキュリティ評価に従って実行中プロセスを分類するステップは、実行中プロセスを安全プロセス又は危険プロセスに分類するステップを含んでよい。
【0010】
プリセットのプロセス表示形式に従ってスキャンされた実行中プロセスをランク付けするステップは、
スキャンで得られた実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に含まれる起動時間に従って実行中プロセスをランク付けするステップ、又は、
スキャンで得られた実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に含まれる占有メモリサイズに従って実行中プロセスをランク付けするステップ、
を含んでよい。
【0011】
分類後の各プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとを表示し、プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとの関連情報を表示するステップは、
分類後のプロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得するステップと、
分類後のプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対応するプロセス情報を取得し、当該プロセス情報から実行中プロセスの記述情報を抽出し、当該プロセス情報に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、実行中プロセスに対応する示唆情報を取得するステップと、
分類後のプロセスカテゴリと、当該プロセスカテゴリに対応する示唆情報とを表示し、プロセスカテゴリに対応するプロセスリストに、プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスと、プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示するステップと、
を含んでよい。
【0012】
プロセスカテゴリに対応する示唆情報は、プリセットのプロセス情報特徴データベース又は他のソースから取得されてよい。
【0013】
分類後のプロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得するステップは、
分類後のプロセスカテゴリに対応するアプリケーション識別子を取得し、当該アプリケーション識別子に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、プロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得するステップ、
を含んでよい。
【0014】
ランク付けされたプロセスと当該ランク付けされた実行中プロセスの関連情報とを表示するステップは、
各ランク付けされた実行中プロセスに対応するプロセス情報を取得し、当該プロセス情報から、実行中プロセスに対応する記述情報を抽出するステップと、
各ランク付けされた実行中プロセスに対応するプロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、実行中プロセスに対応する示唆情報を取得するステップと、
ランク付けされた実行中プロセスと、実行中プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示するステップと、
を含んでよい。
【0015】
本方法は、分類後の各プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとを表示するステップの後に、
プロセスカテゴリ又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、当該操作命令に従って、プロセスカテゴリに対応するアプリケーション又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対して、対応する操作を実行するステップ、
を更に含んでよい。
【0016】
本方法は、ランク付けされた実行中プロセスと当該ランク付けされた実行中プロセスの関連情報とを表示するステップの後に、
ランク付けされた実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、当該操作命令に従って、実行中プロセスに対して対応する操作を実行するステップ、
を更に含んでよい。
【0017】
別の態様によれば、プロセス情報を表示するコンピューティングデバイスが提供される。本デバイスは、
1又は複数のプロセッサと、
メモリと、
メモリに格納されて1又は複数のプロセッサに実行される1又は複数のモジュールと、
を備えてよい。1又は複数のモジュールは更に、
メモリにおいて実行中プロセスをスキャンするように構成されるスキャンモジュールと、
プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスを分類しランク付けするように構成される処理モジュールと、
分類後の各プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとを表示し、プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとの関連情報を表示するように構成され、且つ/又は、ランク付けされたプロセスと当該ランク付けされたプロセスの関連情報とを表示するように構成される表示モジュールと、
を有してよい。
【0018】
処理モジュールは、
各実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に含まれるアプリケーション識別子を取得し、同じアプリケーション識別子を有する実行中プロセスを1つのカテゴリに分類する規則に従って、実行中プロセスを分類するように構成される第1の分類ユニットと、
各実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、対応するセキュリティ評価を取得し、当該セキュリティ評価に従って実行中プロセスを分類するように構成される第2の分類ユニットと、
を有してよい。特に、第2の分類ユニットは、各実行中プロセスを安全プロセス又は危険プロセスに分類するように構成される。
【0019】
処理モジュールは、
スキャンされた実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に含まれる起動時間に従って実行中プロセスをランク付けするように構成される第1のランク付けユニットと、
スキャンされた実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に含まれる占有メモリサイズに従って実行中プロセスをランク付けするように構成される第2のランク付けユニットと、
を有してよい。
【0020】
表示モジュールは、
分類後の各プロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得するように構成される第1の取得ユニットと、
分類後の各プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対応するプロセス情報を取得し、当該プロセス情報から実行中プロセスの記述情報を抽出し、当該プロセス情報に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、実行中プロセスに対応する示唆情報を取得するように構成される第2の取得ユニットと、
分類後のプロセスカテゴリと、当該プロセスカテゴリに対応する示唆情報とを表示し、プロセスカテゴリに対応するプロセスリストに、プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスと、プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示するように構成される第1の表示ユニットと、
を有してよい。
【0021】
第1の取得ユニットは、
分類後の各プロセスカテゴリに対応するアプリケーション識別子を取得するように構成される第1の取得サブユニットと、
アプリケーション識別子に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、プロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得するように構成される第2の取得サブユニットと、
を有してよい。
【0022】
表示モジュールは、
各ランク付けされた実行中プロセスに対応するプロセス情報を取得し、当該プロセス情報から、実行中プロセスに対応する記述情報を抽出するように構成される第3の取得ユニットと、
各ランク付けされた実行中プロセスに対応するプロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、実行中プロセスに対応する示唆情報を取得するように構成される第4の取得ユニットと、
ランク付けされた実行中プロセスと、実行中プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示するように構成される第2の表示ユニットと、
を有してよい。
【0023】
本デバイスは更に、
プロセスカテゴリ又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、当該操作命令に従って、プロセスカテゴリに対応するアプリケーション又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対して、対応する操作を実行するように構成される第1の受信モジュール、
を備えてよい。
【0024】
本デバイスは更に、
ランク付けされた実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、当該操作命令に従って、実行中プロセスに対して対応する操作を実行するように構成される第2の受信モジュール、
を備えてよい。
【0025】
本発明の実施形態に係る技術的構成の有益な効果には、少なくとも以下が含まれ得る。
【0026】
プロセス分類形式をプリセットすることにより、ユーザーがプロセス情報を確認する際にプロセスが分類とランクに従って表示される。よって、ユーザーがデバイスの実行中プロセスを把握しやすくなり、実行中プロセスの管理がより効率的になり、更にシステムのセキュリティが強化される。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明の目的、技術構成及び利点を明確にするために、添付の図面を参照しながら、以下に本発明の実施形態を詳述する。特定の実施形態の特徴及びステップは、別の実施形態に適用されてよい。特定の実施形態におけるある特徴の説明が別の実施形態の説明及び/又は実現可能性と直接的に矛盾する場合を除いて、該特徴は任意にその他の実施形態にも含まれるものとみなされてよい。
【0030】
実施例1
本発明の一実施例は、プロセス情報を表示する方法を提供する。
図1に関して、本方法は以下を含んでよい。
【0031】
101において、メモリにおいて実行中プロセスをスキャンする。
【0032】
102において、プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスを分類しランク付けする。
【0033】
103において、分類後の各プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとを表示し、プロセスカテゴリとプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとの関連情報を表示し、且つ/又は、ランク付けされたプロセスと当該ランク付けされたプロセスの関連情報とを表示する。
【0034】
本発明の実施例によれば、プリセットのプロセス分類形式により、ユーザーがプロセス情報を確認する際にプロセスが分類に従って表示される。よって、デバイスで現在実行されているプロセスをユーザーが把握しやすくなり、ユーザーのプロセスに対する管理効率が向上し、更に、システムのセキュリティが向上する。
【0035】
なお、分類とランク付けは別々に実行されてよいが、相互排他的ではない。本方法は、まず実行中プロセスを分類してから、一定の基準に従って各カテゴリにおいて実行中プロセスをランク付けするステップ、を含んでよい。或いは、本方法は、まず実行中プロセスをランク付けしてから、ランク付けされた実行中プロセスを分類するステップ、を含んでよい。
【0036】
プロセスカテゴリの関連情報には、例えば、カテゴリの概要(例えばカテゴリの名称、分類基準、カテゴリの用途等の、カテゴリに関する記述情報)、カテゴリのリスク評価、カテゴリに関する推奨アクション(カテゴリに関する示唆情報)、それらの任意の組合わせが含まれてよい。実行中プロセスの関連情報には、例えば、プロセスの概要(例えば実行中プロセスの名称、プロセスの実行時間、プロセスのメモリ占有状態、プロセスの用途等の、実行中プロセスに関する記述情報)、実行中プロセスに関するアプリケーション識別子(実行中プロセスがどのアプリケーションに属するのかについてのガイダンスとなる)、プロセスのランク位置、プロセスのリスク評価、プロセスに関する推奨アクション(実行中プロセスに関する示唆情報)、それらの任意の組合わせが含まれてよい。プロセスカテゴリの関連情報は、実行中プロセスの関連情報と部分的に重複してよい。また、プロセスカテゴリの各情報項目と実行中プロセスの各情報項目も、部分的に重複してよい。
【0037】
プリセットのプロセス表示形式は、分類/ランク付けと、実行中プロセス並びにプロセスカテゴリ及び実行中プロセスの関連情報の表示との両方のガイダンスを提供する。プリセットのプロセス表示形式は、分類/ランク付けが実行される前と結果が表示される前とに、ユーザーにより設定されてよい。プリセットのプロセス表示形式は、関連情報の情報項目の全部又は一部だけでなく、実行中プロセスをより良好に特徴付け提示するのに必要な他の情報項目も含んでよい。また、プリセットのプロセス表示形式は、情報項目がどのようにデバイスによって表示されるのかを設定してよい。
【0038】
実施例2
本発明の一実施例は、プロセス情報を表示する方法を提供する。
図2に関して、本方法は以下を含んでよい。
【0039】
201において、メモリにおいて実行中プロセスをスキャンする。
【0040】
202において、プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスを分類する。
【0041】
本実施例は、各実行中プロセスが属するアプリケーション(ソフトウェア)に従って分類を行う方法を示す。特に、本方法は、
各実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に含まれるアプリケーション識別子を取得し、同じアプリケーション識別子を有する実行中プロセスを1つのカテゴリに分類する規則に従って、実行中プロセスを分類するステップ、
を含んでよい。
【0042】
プロセス情報は、プロセスに関連する情報を少なくともいくつか有し、これにより、プロセスに関連する他の情報を直接表示したり更に検索したりできる。例えば、プロセス情報は少なくとも、プロセスに関する記述情報と、プロセスに関するアプリケーション識別子とを含んでよい。プロセス情報は、表示されるプロセスの関連情報と全く重複しなくてもよく、部分的に重複してもよく、完全に重複してもよい。
【0043】
1つのアプリケーション(ソフトウェア)は、同時に1又は複数のプロセスを実行してよい。例えば、あるアプリケーションは、異なる機能の実行に用いられる2つのプロセス(すなわちユーザーインターフェースプロセス及びバックエンドサーバープロセス)を含んでよい。したがって、ユーザーがアプリケーションに従って実行中プロセスを分類することを選択した場合、同じアプリケーションに属する実行中プロセスは1つのカテゴリに分類される。よって、この特定の場合では、ユーザーインターフェースプロセスとバックエンドサーバープロセスは一緒に分類される。したがって、このカテゴリが確認されると、カテゴリに対応する同じアプリケーションによって起動された全ての実行中プロセスが表示される。
【0044】
各プロセスはプロセス情報を含み、プロセス情報は対応するアプリケーション識別子(UID)を含んでよい。したがって、アプリケーション識別子に従って、メモリの実行中プロセスに対応するカテゴリを特定することができる。これは、基本的なプロセスの分類の例である。
【0045】
203において、分類後の各プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとを表示し、プロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとの関連情報を表示する。
【0046】
ユーザーによって選択されたプロセス分類形式がアプリケーションに従う実行中プロセスの分類である場合、分類後のアプリケーションカテゴリに従って、実行中プロセスが別々に表示される。表示中、分類カテゴリに対応する示唆情報と、各カテゴリに含まれる実行中プロセスに対応する示唆情報とが、同時に表示されてよい。よってユーザーは、アプリケーションの機能と関連する示唆情報とを把握することができる。
【0047】
したがって、ステップ203は具体的には以下を含んでよい。
【0048】
2031において、分類後の各プロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得する。
【0049】
具体的には、プロセスがプロセスの属するアプリケーションに従って分類される場合、分類後の各プロセスカテゴリに対応するアプリケーション識別子を取得し、プリセットのプロセス情報特徴データベースにおいてアプリケーション識別子を照合し、アプリケーション識別子に対応する示唆情報を取得し、当該示唆情報を、アプリケーション識別子に対応するカテゴリの示唆情報とする。取得後、示唆情報はカテゴリの関連情報に組み込まれてよく、プリセットの表示形式に従って表示されてよい。
【0050】
アプリケーション識別子に基づいて、予め保存されるプロセス情報特徴データベースにおいて照合が行われる。プロセス情報特徴データベースには、検証履歴又はユーザーフィードバックから取得される歴史的経験データベースが予め保存されてよい。また、プロセス情報特徴データベースは、アプリケーションの示唆情報を含んでよい。示唆情報は少なくとも操作示唆を含んでよく、操作示唆は、アプリケーションの用途とそのセキュリティに従って、要約及び分析から得られる。例えば、アプリケーションがアドレス帳管理アプリケーションである場合、アプリケーションの機能とデバイスでの動作状態とをユーザーに示すために、プロセス情報特徴データベースに含まれる対応するアプリケーションの示唆情報は、「維持を推奨、このアプリケーションはアドレス帳管理アプリケーションです」又はその省略であってよい。分類がアプリケーション識別子に基づく場合、実行中プロセスは、各実行中プロセスの属するアプリケーションに基づいて分類され表示されてよく、カテゴリに関する示唆情報がアプリケーションに関する示唆情報である。
【0051】
2032において、分類後の各プロセスカテゴリに含まれるプロセスに対応するプロセス情報を取得し、プロセス情報からプロセスの記述情報を抽出し、プロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、プロセスに対応する示唆情報を取得する。
【0052】
分類後の各プロセスカテゴリに含まれるプロセスに対応するプロセス情報に従って、プロセス情報に含まれる記述情報が取得される。記述情報は、現在のプロセスの起動時間、現在のプロセスが占有しているメモリサイズ、ファイルパス、現在のプロセスのアプリケーションにおける具体的用途の記述を含んでよい。例えば、あるプロセスA1.exeの記述情報は、起動時間:11/11/2011、占有メモリ:20kb、用途説明:バックグラウンドサーバープロセスであってよい。
【0053】
プロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースにおいて、プロセスに対応する示唆情報が取得される。示唆情報の具体的な内容はプロセスに対する具体的な操作示唆であり、示唆情報は、「維持を推奨」、「終了を推奨」等であってよい。
【0054】
2033において、分類後のプロセスカテゴリとプロセスカテゴリに対応する示唆情報とを表示し、プロセスカテゴリに対応するプロセスリストに、当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスと、実行中プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示する。
【0055】
例えば、2つのアプリケーション(すなわち、アドレス帳管理アプリケーションとシステムのショートメッセージアプリケーション)が現在メモリで実行中であり、プロセスの属するアプリケーションに従って実行中プロセスを分類することをユーザーが選択したとする。この場合、カテゴリはアドレス帳管理アプリケーション及びシステムのショートメッセージアプリケーションであり、まず当該カテゴリがリストに表示される。ユーザーは、カテゴリに対応するアプリケーション名に対して、操作命令を用いて具体的な操作を実行することができる。カテゴリに対して確認操作が実行された場合、アプリケーションに対応する全てのプロセスのリストが表示されてよく、同時に、各プロセスに対応する示唆情報及び/又は記述情報が表示されてよい。
【0056】
204において、プロセスカテゴリ又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、操作命令に従って、プロセスカテゴリに対応するアプリケーション又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対して、対応する操作を実行する。
【0057】
特に、カテゴリに対する操作命令が受け付けられた場合、ユーザーは、確認、終了、アンインストール又はチェック/チェック取消操作を選択することができる。
【0058】
1.確認では、アプリケーション項目(カテゴリ)を選択して、少なくとも当該アプリケーションの実行中プロセスを表示するサブビューに入り、アプリケーションの記述情報を確認することができる。
【0059】
2.終了では、アプリケーションに属する全てのプロセス又は一部のプロセスを、ワンクリック又はダブルクリックで終了することができる。
【0060】
3.アンインストールでは、ユーザーがあるカテゴリ(アプリケーション)をこれ以上必要ないと判断した場合、ユーザーはアプリケーションのアンインストールをワンクリック又はダブルクリックで選択することができる。このアクションでは、プロセスレベルからのアプリケーションの管理を簡便にするために、アプリケーションの全プロセスが終了された後に、アプリケーションが自動的にアンインストールされる。
【0061】
4.チェック/チェック取消操作は、操作対象の特定のカテゴリ(アプリケーション)の選択を示すために、確認、終了及び/又はアンインストールに対して設けられてよく、これにより、ユーザーは複数のカテゴリ(アプリケーション)を同時に簡便に管理することができる。
【0062】
カテゴリのプロセスリストに含まれる具体的なプロセスに対する操作命令が受け付けられた場合、ユーザーは、確認、終了又はチェック/チェック取消を選択することができる。
【0063】
1.確認では、特定の実行中プロセスのプロセス情報(ファイルパス等)を選択し、起動時間等のプロセスの詳細な属性を確認することができる。
【0064】
2.終了では、ワンクリック又はダブルクリックで特定の実行中プロセスを終了することができる。同じプログラムのその他のプロセスに対する影響が判断され、安全が確認された後にプロセスが終了される。
【0065】
3.チェック/チェック取消操作は、操作対象の特定の実行中プロセスの選択を示すために、確認及び/又は終了に対して設けられてよく、これにより、ユーザーは複数の実行中プロセスを同時に簡便に管理することができる。
【0066】
ステップ204は、プロセス及びプロセスカテゴリに対して実行可能な複数のコマンドを提供する。しかしながら、他のコマンドが含まれてもよく、コマンドをユーザーに提示する方法が変更されてもよい。例えば、プロセスカテゴリのコマンドには、「類似のアプリケーションを検索」や「アップデートを確認」等のコマンドが含まれてよい。実行中プロセスについて、ユーザーが「更なる詳細を表示」を選択できるようにしてよい。ユーザーに提示される具体的なコマンドは、ユーザーにより、プロセス管理ソフトウェアの初期設定を変更することで設定されてよい。
【0067】
本発明の本実施例によれば、実行中プロセスを分類しランク付けする方法をプリセットすることにより、ユーザーがプロセス情報を確認する際に、実行中プロセスを分類とランクに従って表示することができる。よって、デバイスで現在実行中のプロセスをユーザーが把握でき、ユーザーによる実行中プロセスの管理効率が向上し、更に、システムのセキュリティが向上する。
【0068】
実施例3
本発明の一実施例は、プロセス情報を表示する方法を提供する。なお、
図3に関して、本実施例における一部のステップの詳細な説明は、実施例2におけるステップの詳細な説明と同じであり、冗長になるのを避けるために本実施例では説明を一部省略する。
【0070】
301において、メモリにおいて実行中プロセスをスキャンする。
【0071】
302において、プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスを分類する。
【0072】
本発明の本実施例によれば、実行中プロセスは、実行中プロセスのセキュリティ評価に従って分類されてよい。特に、実行中プロセスの分類は、
各実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、対応するセキュリティ評価を取得し、当該セキュリティ評価に従ってスキャンされた実行中プロセスを分類するステップ、
を含んでよい。実行中プロセスを分類するステップは、各実行中プロセスを安全プロセス又は危険プロセスに分類するステップを含んでよい。
【0073】
実行中プロセスのセキュリティ評価は、データ及びデバイスのセキュリティに対する実行中プロセスの影響に関連する複数の側面に関する情報及び評価を含んでよい。セキュリティ評価は、実行中プロセスがシステムにとって危険であるか否かだけでなく、実行中プロセスの終了がシステムの安定性と安全性に悪影響を及ぼし得るか否かにも及んでよい。一部の実施形態によれば、セキュリティ評価は具体的には、プロセスが実行されているときのプロセスのデバイス及びデータに対する評価を示す。セキュリティ評価を用いる分類は、実行中プロセスを2つの基本的な群、すなわち危険プロセスと安全プロセスに分けることを伴ってよい。また、一部の実施形態によれば、分類により、実行中プロセスは更に詳細に(例えば、破壊的、非常に危険、危険、低い危険性、安全に)分類されてよい。具体的な分類基準は、プロセス表示ソフトウェアによって設定されてよく、或いは、ユーザーによって設定又は再定義されてよい。
【0074】
特に、
図3に示す実施形態のような一部の実施形態では、プロセス情報に従って、プロセス情報に対応するプロセスが危険プロセスであるか否かを、プリセットのプロセス情報特徴データベースに問い合わせる。ここで、危険プロセスは、ウィルスやトロイの木馬プロセス、システムセキュリティの脅威となったりユーザー情報を流出させたりする様々なプロセスを含んでよい。危険プロセスの基準が満たされた場合、プロセス情報に対応するプロセスは危険プロセスカテゴリに分類され、満たされない場合は、安全プロセスカテゴリに分類される。
【0075】
本実施形態によれば、プロセスは、危険プロセスカテゴリと安全プロセスカテゴリを含む2つのカテゴリに分類される。好ましくは、ユーザーが各アプリケーションをより把握しやすいように、安全プロセスはそのアプリケーション識別子に従って別々に表示されてよい。
【0076】
危険プロセスに属するプロセスは危険プロセスカテゴリと関連付けられてよく、安全プロセスに属するプロセスは当該プロセスが対応するアプリケーション識別子と関連付けられてよい。各セキュアなアプリケーション識別子は、安全な実行中プロセスのサブカテゴライズに用いられてよい。
【0077】
303において、分類後の各プロセスカテゴリと各プロセスカテゴリに含まれるプロセスとを表示し、また、各プロセスカテゴリの関連情報と各プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスの関連情報とを表示する。
【0078】
ステップ303は、具体的には以下のようであってよい。
【0079】
3031において、分類後の各プロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得する。
【0080】
具体的には、プロセスのセキュリティ評価に従って実行中プロセスを分類する場合、危険プロセスカテゴリに関しては、プリセットの危険プロセスカテゴリに対応する示唆情報を、当該危険プロセスカテゴリの示唆情報とする。安全プロセスカテゴリに関しては、各安全な実行中プロセスのカテゴリに対応するアプリケーション識別子を、プリセットのプロセス情報特徴データベースにおいて照合し、当該アプリケーション識別子に対応する示唆情報を取得し、当該示唆情報を、当該アプリケーション識別子に対応するカテゴリの示唆情報とする。
【0081】
分類後のカテゴリに対応する示唆情報が取得される。実行中プロセスが危険プロセスである(危険プロセスカテゴリに分類される)場合、危険プロセスに関するプリセットの示唆情報が直接取得される。示唆情報は、「終了を推奨。ウィルスかトロイの木馬アプリケーションです」であってよい。或いは、実行中プロセスは、危険プロセスに分類された場合、アプリケーション識別子に従って更にサブカテゴライズされてよい。危険プロセスカテゴリに関する示唆情報は、上述のものと同じであっても異なってもよい。実行中プロセスが安全プロセスである場合、実行中プロセスはアプリケーション識別子に従ってサブカテゴライズされる。例えば、実行中プロセスが特定のアプリケーション(すなわちアドレス帳管理アプリケーション)に属する場合、プロセス情報特徴データベースにおける対応するアプリケーションの示唆情報は、「維持を推奨、このアプリケーションはアドレス帳管理アプリケーションです」である。このように、ユーザーにアプリケーションの機能とデバイスでの操作状況を提示することができる。
【0082】
3032において、分類後の各プロセスカテゴリに含まれるプロセスに対応するプロセス情報を取得し、プロセス情報からプロセスの記述情報を抽出し、プロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、実行中プロセスに対応する示唆情報を取得する。
【0083】
3033において、分類後のプロセスカテゴリと各プロセスカテゴリに対応する示唆情報とを表示し、また、プロセスカテゴリに対応するプロセスリストに、プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスと、実行中プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示する。
【0084】
304において、プロセスカテゴリ又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、操作命令に従って、プロセスカテゴリに対応するアプリケーション又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対して、対応する操作を実行する。
【0085】
特に、危険プロセスのカテゴリを対象とする操作命令が受け付けられた場合、ユーザーは、確認、終了、アンインストール又はチェック/チェック取消を選択することができる。
【0086】
1.確認では、危険プロセスの記録を選択し、危険プロセスのプロセス情報を確認することができる。
【0087】
2.終了では、デバイス(携帯電話等)の動作リスクを迅速に低減するために、危険プロセスをワンクリック又はダブルクリックで終了することができる。
【0088】
3.アンインストールでは、危険プロセスの属するアプリケーションの情報が記録され、プロセスがワンクリック又はダブルクリックで終了された後、危険なアプリケーションの属する悪意あるソフトウェアがアンインストールされる。よって、デバイスの動作リスクが徹底的に除去され、携帯電話等のデバイスのセキュリティレベルが向上する。
【0089】
4.チェック/チェック取消操作は、操作対象の特定のカテゴリ(アプリケーション)の選択を示すために、確認、終了及び/又はアンインストールに対して設けられてよく、これにより、ユーザーは複数のカテゴリ(アプリケーション)を同時に簡便に管理することができる。
【0090】
安全プロセスカテゴリに対する操作命令と、安全プロセスカテゴリのプロセスリストに含まれる具体的な実行中プロセスに対する操作命令は、ステップ204と同様であってよい。
【0091】
本発明の本実施例によれば、実行中プロセスを分類しランク付けする方法をプリセットすることにより、ユーザーがプロセス情報を確認する際に、実行中プロセスを分類とランクに従って表示することができる。よって、デバイスで現在実行中のプロセスをユーザーが把握でき、ユーザーによる実行中プロセスの管理効率が向上し、更に、システムのセキュリティが向上する。
【0092】
実施例4
本発明の一実施例は、プロセス情報を表示する方法を提供する。なお、
図4に関して、本実施例における一部のステップの詳細な説明は、実施例2及び/又は実施例3におけるステップの詳細な説明と同じであり、冗長になるのを避けるために本実施例では説明を一部省略する。
【0094】
401において、メモリにおいて実行中プロセスをスキャンする。
【0095】
402において、プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスをランク付けする。
【0096】
本発明の本実施例によれば、実行中プロセスの起動時間に従って、又は、実行中プロセスにより占有されるメモリサイズに従って、ランク付けが実行されてよい。したがって、実行中プロセスをランク付けするステップ402は、具体的には以下のようであってよい。
【0097】
ランク付け基準が実行中プロセスの起動時間である場合、
4021において、スキャンされた実行中プロセスのプロセス情報を取得し、プロセス情報に含まれる起動時間に従ってプロセスをランク付けする。
【0098】
ランク付け基準が、プロセスにより占有されるメモリサイズである場合、
4022において、スキャンされた実行中プロセスのプロセス情報を取得し、プロセス情報に含まれる占有メモリサイズに従ってプロセスをランク付けする。
【0099】
なお、ステップ4021及びステップ4022で挙げられた基準以外にも、実行中プロセスのランク付け基準として多くの他のパラメーターが選択されてよい。例えば、セキュリティ評価に従って実行中プロセスがランク付けされてよい。様々な実行中プロセスに対して「危険スコア」を設けるように、システムが構成されてよい。危険スコアは、デバイス及びデータに対する実行中プロセスの悪影響及び/又は実行中プロセスを終了することの悪影響を示す。実行中プロセスは「危険スコア」に従ってランク付けされてよく、ランキング及び示唆情報に基づいて、ユーザーにより適切なアクションが取られてよい。
【0100】
403において、ランク付けされた実行中プロセスを表示し、ランク付けされた実行中プロセスに対応する関連情報を表示する。
【0101】
ステップ403は、具体的には以下のようであってよい。
【0102】
4031において、各ランク付けされた実行中プロセスに対応するプロセス情報を取得し、プロセス情報から、プロセスに対応する記述情報を抽出する。
【0103】
4032において、各ランク付けされた実行中プロセスに対応するプロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、実行中プロセスに対応する示唆情報を取得する。
【0104】
4033において、ランク付けされた実行中プロセスと、実行中プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示する。
【0105】
この特定の実施形態によれば、実行中プロセスは異なるカテゴリに分けられず、全ての実行中プロセスと対応する示唆情報及び/又は記述情報とが、プリセットのランク付けシーケンスに従って直接表示される。
【0106】
それでもなお、上述したように、ランク付けと分類は相互排他的なものではない。実行中プロセスは、まず分類(例えばアプリケーション識別子を用いて)されてから、各カテゴリにおいてランク付けされてよい。或いは、実行中プロセスは、まず
図4に示すようにランク付けされてから、アプリケーション識別子等の特定の基準に従って分類されてよい。分類の実施形態とランク付けの実施形態からの表示ステップと管理ステップは、組み合わせられてもよい。
【0107】
404において、ランク付けされた実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、操作命令に従って、実行中プロセスに対して対応する操作を実行する。
【0108】
プロセスリストに含まれる特定の実行中プロセスに関する操作命令が受け付けられた場合、ユーザーは、確認、終了又はチェック/チェック取消を選択することができる。
【0109】
1.確認では、特定の実行中プロセスのプロセス情報(ファイルパス等)を選択し、起動時間等のプロセスの詳細な属性を確認することができる。
【0110】
2.終了では、ワンクリック又はダブルクリックで特定の実行中プロセスを終了することができる。同じプログラムのその他のプロセスに対する影響が判断され、安全が確認された後にプロセスが終了される。
【0111】
3.チェック/チェック取消操作は、操作対象の特定の実行中プロセスの選択を示すために、確認及び/又は終了に対して設けられてよく、これにより、ユーザーは複数の実行中プロセスを同時に簡便に管理することができる。
【0112】
本発明の本実施例によれば、ランク付け基準をプリセットすることにより、ユーザーがプロセス情報を確認する際に、実行中プロセスをランクに従って表示することができる。よって、デバイスで現在実行中のプロセスをユーザーが把握でき、ユーザーによる実行中プロセスの管理効率が向上し、更に、システムのセキュリティが向上する。
【0113】
実施例5
図5に関して、本発明の一実施例は、プロセス情報を表示する装置を提供する。本装置は、
メモリにおいて実行中プロセスをスキャンするように構成されるスキャンモジュール501と、
プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスを分類しランク付けするように構成される処理モジュール502と、
分類後の各プロセスカテゴリと各プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとを表示し、プロセスカテゴリとプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとの関連情報を表示するように構成されるか、又は、ランク付けされた実行中プロセスを表示し、ランク付けされた実行中プロセスに対応する関連情報を表示するように構成される、表示モジュール503と、
を有してよい。
【0114】
本発明の本実施例によれば、実行中プロセスを分類しランク付けする方法をプリセットすることにより、ユーザーがプロセス情報を確認する際に、実行中プロセスを分類とランクに従って表示することができる。よって、デバイスで現在実行中のプロセスをユーザーが把握でき、ユーザーによる実行中プロセスの管理効率が向上し、更に、システムのセキュリティが向上する。
【0115】
実施例6
図6に関して、本発明の一実施例は、プロセス情報を表示する装置を提供する。なお、本発明の本実施例によるデバイスは、実施例2に記載の方法の内容に対応する。本装置は、
メモリにおいて実行中プロセスをスキャンするように構成されるスキャンモジュール601と、
プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスを分類するように構成される処理モジュール602と、
分類後の各プロセスカテゴリと各プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとを表示し、プロセスカテゴリとプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとの関連情報を表示するように構成される表示モジュール603と、
を有してよい。
【0116】
本発明の特定の実施例によれば、処理モジュール602は、
各実行中プロセスのプロセス情報を取得し、プロセス情報に含まれるアプリケーション識別子を取得して、同じアプリケーション識別子を有する実行中プロセスを1つのカテゴリに分類する規則に従って、スキャンされた実行中プロセスを分類するように構成される第1の分類ユニット6021、
を有してよい。
【0117】
表示モジュール603は、
分類後の各プロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得するように構成される第1の取得ユニット6031と、
分類後の各プロセスカテゴリに含まれるプロセスに対応するプロセス情報を取得し、プロセス情報からプロセスの記述情報を抽出し、プロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、プロセスに対応する示唆情報を取得するように構成される第2の取得ユニット6032と、
分類後のプロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに対応する示唆情報とを表示し、プロセスカテゴリに対応するプロセスリストに、プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスと、実行中プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示するように構成される第1の表示ユニット6033と、
を有してよい。
【0118】
第1の取得ユニット6031は、
分類後の各プロセスカテゴリに対応するアプリケーション識別子を取得し、当該アプリケーション識別子に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、対応する示唆情報を、プロセスカテゴリに対応するカテゴリの示唆情報として取得するように構成される第1の取得サブユニット60311、
を有してよい。
【0119】
本装置は更に、
プロセスカテゴリ又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、操作命令に従って、プロセスカテゴリに対応するアプリケーション又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対して、対応する操作を実行するように構成される第1の受信モジュール604、
を有してよい。
【0120】
本発明の本実施例によれば、実行中プロセスを分類しランク付けする方法をプリセットすることにより、ユーザーがプロセス情報を確認する際に、実行中プロセスを分類とランクに従って表示することができる。よって、デバイスで現在実行中のプロセスをユーザーが把握でき、ユーザーによる実行中プロセスの管理効率が向上し、更に、システムのセキュリティが向上する。
【0121】
実施例7
図7に関して、本発明の一実施例は、プロセス情報を表示する装置を提供する。なお、本発明の本実施例によるデバイスは、実施例3に記載の方法の内容に対応する。本装置は、
メモリにおいて実行中プロセスをスキャンするように構成されるスキャンモジュール701と、
プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスを分類するように構成される処理モジュール702と、
分類後の各プロセスカテゴリと各プロセスカテゴリに含まれるプロセスを表示し、各プロセスカテゴリの関連情報と各プロセスカテゴリに含まれるプロセスの関連情報とを表示するように構成される表示モジュール703と、
を有してよい。
【0122】
本発明の特定の実施例によれば、処理モジュール702は、
各実行中プロセスのプロセス情報を取得し、当該プロセス情報に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、対応するセキュリティ評価を取得し、当該セキュリティ評価に従って実行中プロセスを分類するように構成される第2の分類ユニット7021であって、各実行中プロセスを安全プロセス又は危険プロセスに分類するように構成される第2の分類ユニット7021、
を有してよい。
【0123】
表示モジュール703は、
分類後の各プロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得するように構成される第1の取得ユニット7031と、
分類後の各プロセスカテゴリに含まれるプロセスに対応するプロセス情報を取得し、プロセス情報からプロセスの記述情報を抽出し、プロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、実行中プロセスに対応する示唆情報を取得するように構成される第2の取得ユニット7032と、
分類後のプロセスカテゴリと当該プロセスカテゴリに対応する示唆情報とを表示し、当該プロセスカテゴリに対応するプロセスリストに、当該プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスと、実行中プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示するように構成される第1の表示ユニット7033と、
を有してよい。
【0124】
第1の取得ユニット7031は、
分類後の各プロセスカテゴリに対応するアプリケーション識別子を取得し、当該アプリケーション識別子に従ってプリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、対応する示唆情報を、プロセスカテゴリに対応するカテゴリの示唆情報として取得するように構成される第2の取得サブユニット70311、
を有してよい。
【0125】
本デバイスは更に、
プロセスカテゴリ又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、操作命令に従って、プロセスカテゴリに対応するアプリケーション又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対して、対応する操作を実行するように構成される第1の受信モジュール704、
を有してよい。
【0126】
本発明の本実施例によれば、実行中プロセスを分類しランク付けする方法をプリセットすることにより、ユーザーがプロセス情報を確認する際に、実行中プロセスを分類とランクに従って表示することができる。よって、デバイスで現在実行中のプロセスをユーザーが把握でき、ユーザーによる実行中プロセスの管理効率が向上し、更に、システムのセキュリティが向上する。
【0127】
実施例8
図8に関して、本発明の一実施例は、プロセス情報を表示する装置を提供する。なお、本発明の本実施例によるデバイスは、実施例3に記載の方法の内容に対応する。本装置は、
メモリにおいて実行中プロセスをスキャンするように構成されるスキャンモジュール801と、
プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスをランク付けするように構成される処理モジュール802と、
ランク付けされた実行中プロセスを表示し、ランク付けされた実行中プロセスに対応する関連情報を表示するように構成される表示モジュール803と、
を有してよい。
【0128】
特定の実施例によれば、処理モジュール802は、
スキャンされた実行中プロセスのプロセス情報を取得し、プロセス情報に含まれる起動時間に従って、実行中プロセスをランク付けするように構成される第1のランク付けユニット8021と、
スキャンされた実行中プロセスのプロセス情報を取得し、プロセス情報に含まれる占有メモリサイズに従って、プロセスをランク付けするように構成される第2のランク付けユニット8022と、
を有してよい。
【0129】
表示モジュール803は、
各ランク付けされた実行中プロセスのプロセス情報を取得し、プロセス情報から、プロセスに対応する記述情報を抽出するように構成される第3の取得ユニット8031と、
各ランク付けされた実行中プロセスに対応するプロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、実行中プロセスに対応する示唆情報を取得するように構成される第4の取得ユニット8032と、
ランク付けされた実行中プロセスと、実行中プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示するように構成される第2の表示ユニット8033と、
を有してよい。
【0130】
本デバイスは更に、
ランク付けされた実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、操作命令に従って、実行中プロセスに対して対応する操作を実行するように構成される第2の受信モジュール804、
を有してよい。
【0131】
本発明の本実施例によれば、実行中プロセスを分類しランク付けする方法をプリセットすることにより、ユーザーがプロセス情報を確認する際に、実行中プロセスを分類とランクに従って表示することができる。よって、デバイスで現在実行中のプロセスをユーザーが把握でき、ユーザーによる実行中プロセスの管理効率が向上し、更に、システムのセキュリティが向上する。
【0132】
実施例9
本発明の一実施例は、プロセス情報を表示する方法を提供する。
図9に関して、本実施形態は、分類のステップとランク付けのステップの両方を含む。本方法は、以下を含んでよい。
【0133】
901において、メモリにおいて実行中プロセスをスキャンする。
【0134】
902において、プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセスを分類する。
【0135】
903において、スキャンされた実行中プロセスのプロセス情報を取得する。
【0136】
904において、プロセス情報に含まれるランク基準に従って、各カテゴリにおいて実行中プロセスをランク付けする。
【0137】
905において、分類後の各プロセスカテゴリに対応する示唆情報を取得する。
【0138】
906において、プロセス情報からプロセスの記述情報を抽出する。
【0139】
907において、プロセス情報に従って、プリセットのプロセス情報特徴データベースを検索することにより、プロセスカテゴリに対応する示唆情報及び実行中プロセスに関する示唆情報を取得する。
【0140】
908において、プロセスカテゴリと各プロセスカテゴリに対応する示唆情報とを表示し、プロセスカテゴリに対応するプロセスリストに、プロセスカテゴリに含まれるランク付けされた実行中プロセスと、実行中プロセスに対応する示唆情報及び/又は実行中プロセスに対応する記述情報とを表示する。
【0141】
909において、プロセスカテゴリ又はプロセスカテゴリに含まれるランク付けされた実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、操作命令に従って、プロセスカテゴリに対応するアプリケーション又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対して、対応する操作を実行する。
【0142】
図9に示す実施形態によれば、実行中プロセスは分類されてから、各カテゴリにおいてランク付けされる。分類は、
図2の実施形態に示すようにアプリケーション識別子に基づいてよく、或いは、
図3の実施形態に示すように、実行中プロセスのセキュリティ評価に基づいてよい。しかしながら、上述のように、分類は他の基準に基づいてよい。
【0143】
各カテゴリにおける実行中プロセスのランク付けは、特定のランク付け基準に従って実行されてよく、基準は、
図4に示すように、起動時間であっても実行中プロセスにより占有されるメモリサイズであってもよい。しかしながら、上述のように、ランク付けは他の基準に従って実行されてよい。
【0144】
当該技術分野の当業者には当然であるように、
図9では分類後にランク付けを行う構成が示されているが、ランク付け後に分類する構成も十分にあり得る構成であり、本発明によって実施されてよい。
【0145】
実施例10
図10を参照する。
図10は、一部の実施例に係る、プロセス情報を表示するデバイス1000(例えば、スマートフォン等のモバイル端末)の各種コンポーネントを示すブロック図である。いくつかの具体的な特徴が示されているが、本開示から当該技術分野の当業者には明らかであるように、簡潔にするために、また、本明細書に記載の実施例のより適切な態様を不明瞭にしないように、様々な他の特徴は示されていない。これを受けて、デバイス1000は、メモリ1012と、メモリ1012に格納されるモジュール、プログラム及び/又は命令を実行することで所定の動作を実行する1又は複数のプロセッサと、1又は複数のネットワーク又は他の通信インターフェース1010と、これらのコンポーネントを相互接続する1又は複数の通信バス1014と、を有する。
【0146】
一部の実施例によれば、デバイス1000はユーザーインターフェース1004を有し、ユーザーインターフェース1004は、表示部1008(例えば画面)及び1又は複数の入力部1006(例えば、タッチスクリーン又はキーボード/マウス)を備える。デバイス1000がスマートフォンである場合、タッチスクリーンが表示部1008と入力部1006の両方である。
【0147】
一部の実施例によれば、メモリ1012は、高速ランダムアクセスメモリ(DRAM、SRAM等)又は他のランダムアクセス半導体メモリデバイスを有する。一部の実施例によれば、メモリ1012は、不揮発性メモリ(1又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置等)又は他の不揮発性半導体記憶装置を有する。一部の実施例によれば、メモリ1012は、プロセッサ1002から遠隔設置される1又は複数の記憶装置を有する。メモリ1012、或いはメモリ1012に含まれる1又は複数の記憶装置(例えば、1又は複数の不揮発性記憶装置)は、非一時的なコンピューター可読記憶媒体を有する。
【0148】
一部の実施例によれば、メモリ1012又はメモリ1012のコンピューター可読記憶媒体は、以下のプログラム、モジュール及びデータ構造、すなわち、
・各種基本的なシステムサービスを処理しハードウェアに依存するタスクを実行するためのプロシージャを含むオペレーティングシステム1024、
・メモリ1012において実行中プロセス1050をスキャンするスキャンモジュール1018、
・プリセットのプロセス表示形式に従って、スキャンされた実行中プロセス1050を分類しランク付けする処理モジュール1020、
・分類後の各プロセスカテゴリと各プロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとを表示し、プロセスカテゴリとプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスとに関連する情報を表示し、且つ/又は、ランク付けされた実行中プロセスを表示し、ランク付けされた実行中プロセスに対応する関連情報を表示する表示モジュール1040、
・プロセスカテゴリ又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対するユーザーの操作命令を受け付け、操作命令に従って、プロセスカテゴリに対応するアプリケーション又はプロセスカテゴリに含まれる実行中プロセスに対して、対応する操作を実行する受信モジュール1016、
・示唆情報1034やプロセスカテゴリ及び実行中プロセスに関するセキュリティ評価1036等の、複数のユーザー項目とデバイスにより生成される情報項目とを含むプリセットのプロセス情報特徴データベース1030(このような情報項目は、検証履歴、ユーザーフィードバック、解析結果、統計的推定等のアクションによって生成されてよい。プロセス情報特徴データベース1030は、プロセス情報1052から抽出される情報項目とデータベース内の情報項目との対応関係を列挙する単一又は複数のテーブルを有してよい。プロセス情報特徴データベース1030により、ユーザーはデータベースに問合わせを送って、対応関係に基づく各種情報項目を検索し取得することができる)、
又はそれらのサブセットを格納する。
【0149】
上述のように、プロセス情報1052は、スキャンモジュール1018によってスキャンされ処理モジュール1020によって分類されランク付けされる実行中プロセス1050と関連付けられる。プロセス情報1052は、少なくとも、(1)プロセスカテゴリの記述情報1054及び実行中プロセスの記述情報1054と、(2)実行中プロセスのアプリケーション識別子1056とを含む。プロセス情報1052に含まれる情報項目は、プロセス情報特徴データベース1030での検索に用いられてよい。
【0150】
なお、
図10に関連して上述したデバイス1000のモジュール、データベース及びモデルは、単一のデバイス(例えば単一スマートフォン)に実装されてもよく、コンピューターネットワークにより接続される複数のデバイス(例えばスマートフォンと1又は複数のコンピューターサーバー)に分散されてもよい。具体的なハードウェア構成がデバイス1000のパフォーマンスに影響を与える可能性はあるが、本願の実施例は、特定のハードウェア構成に依存しない。
【0151】
図11A〜11Dは、一部の実施例に係る、モバイル端末がどのようにプロセスカテゴリ及び実行中プロセスを表示するかを示す例示的なスクリーンショットである。いくつかの具体的な特徴が示されているが、本開示から当該技術分野の当業者には明らかであるように、簡潔にするために、また、本明細書に記載の実施例のより適切な態様を不明瞭にしないように、様々な他の特徴は示されていない。
図11A〜11Dでは、モバイル端末(例えばスマートフォン)のスクリーンショットを例にとって、プロセス、カテゴリ及びコマンドがどのように表示されるのかを示し、また、どのようにしてユーザーがモバイル端末を用いてプロセス及びプロセスカテゴリを管理できるのかを示す。モバイル端末のタッチスクリーンは、表示部と入力部の両方として用いられてよい。
図11A〜11Dに示す実施形態は、図示の順序とは異なる順序で利用されてよく、ユーザーの選択及びモバイル端末の設定に応じて代替として提示されてよい。
【0152】
図11Aは、実施例2で概説したようなアプリケーション識別子に基づく実行中プロセスの分類に関する表示画面を示す。
図11Aのモバイル端末画面は、タイトルパネル1101、第1のアプリケーションパネル1103、第2のアプリケーションパネル1105、第3のアプリケーションパネル1107及びコマンドパネル1140を含む。アプリケーションパネルの数は、メモリ内の実行中プロセスの数と、アプリケーション識別子に基づく分類の結果とに応じて、変動してよい。各アプリケーションパネルに含まれる情報項目は、同じであっても異なってもよい。アプリケーションパネル及び他のパネルの有無は、端末デバイスの設定とユーザーの選択に応じて変化してよい。各種パネルは、単一の画面に表示されても、連続して提示される複数の画面に表示されてもよい。
【0153】
タイトルパネル1101は、画面に表示される内容の概要を提供する。ここではタイトルパネル1101は「実行中プロセスカテゴリ」を含むが、当然ながら、類似の意味をもつ他のフレーズが用いられてもよい。また、タイトルパネル1101は、どのように分類が実行されるかについての表示を含んでよい。例えば、タイトルパネル1101は、「アプリケーションに基づく実行中プロセスカテゴリ」を表示してよい。
【0154】
図11Aではアプリケーションパネル1103,1105,1107が同じ情報項目を表示するので、アプリケーションパネル1103の内容のみを省略せずに説明する。アプリケーションパネル1103は、アプリケーション名1120(ここでは「アプリケーションA」)、記述情報1121(ここでは「AはGPSアプリケーション」)、示唆情報1122(ここでは「終了を推奨」)及びチェックボックス1125を含む。
【0155】
記述情報1121は、
図11Aに示すものより多くのものを含んでよい。実施例2に示すように、好ましくは、記述情報1121はプロセス情報から抽出される。記述情報1121は更に、例えば、アプリケーションがバックグラウンドで実行中か否か、アプリケーションの起動時間及びCPUの利用、システム安定性に対するアプリケーションの重要性等の情報項目を含んでよい。
【0156】
示唆情報1122は、
図2に示すように、プロセス情報特徴データベースの検索によって取得されてよい。示唆情報の推奨は、ユーザーにより受け付けられても受け付けられなくてもよく、コマンドパネル1140の対応するコマンドがユーザーにより選択されてよい。
【0157】
コマンドパネル1140は、ユーザーがプロセスカテゴリ(
図11Aアではプリケーション)を管理する際に選択可能なコマンド1143を提示する。コマンドの詳細な効果は、実施例2で説明した。
図11Aに示す実施形態によれば、完全な保護と柔軟な選択を保証するために、ユーザーは複数の個人用の内容項目を選択することができる。
【0158】
チェックボックス1125により、ユーザーは、コマンド1143に従う特定の操作をアプリケーションに対して実行することができる。一度に1又は複数のチェックボックスが選択されてよい。
【0159】
コマンドパネル1140においてユーザーの選択がなされると(好ましくは、コマンドを1回クリックする方式で)、続いてデバイスは、選択されたアプリケーションに対してコマンドを実行する。例えば、ユーザーが
図11Aに示す実施形態のアプリケーションBを選択し確認をクリックする場合、
図11Bに示すように、アプリケーションBの実行中プロセスが表示される。
【0160】
図11Bは、アプリケーションBの実行中プロセスに関する表示画面を示す。
図11Bのモバイル端末画面は、タイトルパネル1101、第1のプロセスパネル1113、第2のプロセスパネル1115、第3プロセスパネル1117及びコマンドパネル1140を含む。プロセスパネルの数は、アプリケーションに関連付けられる実行中プロセスの数に応じて変動してよい。各プロセスパネルに含まれる情報項目は、同じであっても異なってもよい。プロセスパネル及び他のパネルの有無は、端末デバイスの具体的な設定とユーザーの選択に応じて変化してよい。各種パネルは、単一の画面に表示されても、連続して提示される複数の画面に表示されてもよい。
【0161】
図11Bに示すタイトルパネル及びコマンドパネルは、
図11Aに示すタイトルパネル及びコマンドパネルと同様の機能を果たす。
【0162】
図11Bではプロセスパネル1113,1115,1117が同じ情報項目を表示するので、プロセスパネル1113の内容のみを省略せずに説明する。プロセスパネル1113は、プロセス名1130(ここでは「プロセスB1」)、記述情報1131(ここでは「B1は自動起動プロセス;20kb」)、示唆情報1132(ここでは「障害なく終了可能」)及びチェックボックス1125を含む。
【0163】
なお、記述情報1131は実行中プロセスB1に言及し、また、B1により占有されるメモリサイズを含む。
図11Bにおいて、実行中プロセスはメモリ占有状態によってランク付けされ、そのようにリスト化されている。
図11Bは、
図9に示す実施形態を反映する。しかし、当然ながら、
図11Bに示すランク付けもランク付け基準も必須ではなく、プロセスはランダムに表示されても、他の基準に基づいてランク付けされてもよい。
【0164】
図11Cは、実施例3で概説したような、セキュリティ評価に従う実行中プロセスの分類に関する表示画面を示す。
図11Cのモバイル端末画面は、タイトルパネル1101、危険プロセスカテゴリパネル1151、安全プロセスカテゴリパネル1152及びコマンドパネル1140を含む。安全プロセスカテゴリパネル1152は、
図11Aに示すものと同様に、第1のアプリケーションパネル1161及び第2のアプリケーションパネル1163を含む。アプリケーションパネルの数は、メモリ内の実行中プロセスの数と、アプリケーション識別子に基づく分類の結果とに応じて、変動してよい。各アプリケーションパネルに含まれる情報項目は、同じであっても異なってもよい。アプリケーションパネル及び他のパネルの有無は、端末デバイスの設定とユーザーの選択に応じて変化してよい。各種パネルは、単一の画面に表示されても、連続して提示される複数の画面に表示されてもよい。
【0165】
図11Cに示すタイトルパネル及びコマンドパネルは、
図11Aに示すタイトルパネル及びコマンドパネルと同様の機能を果たす。
【0166】
危険プロセスカテゴリパネル1151は、プロセス名1164(「危険プロセスA及びB」)、記述情報1165(「5個のプロセス、2個のアプリケーション」)及び示唆情報1166(「全アプリのアンインストールを推奨」)を含む。厳密なフレーズと各情報項目の範囲は変化してよい。ここで、プロセスは危険であると特定され危険プロセスグループに分類されているので、当該プロセスがどのプログラム(アプリケーション)に属するのかを示す必要はあまりない。好ましくは、そのようなプロセスに関する示唆情報は、その他のプログラムに対するそのようなアクションの影響に応じて、終了及び/又はアンインストールを含む。
【0167】
ユーザーは、危険なプロセス及びアプリケーションをより詳細に把握したい場合、「危険プロセス」の「確認」を選択して、より詳細な表示の後にどのようなアクションを取るべきかを決定することができる。
【0168】
安全プロセスは、アプリケーション識別子に従ってサブカテゴライズされてよく、ユーザーは、大部分において
図11Aに示すものと同様に、アプリケーションに対して特定のアクションを選択してよい。
【0169】
図11Dは、メモリ占有状態によるランク付け後の実行中プロセスに関する表示画面を示す。
図11Dのモバイル端末画面は、タイトルパネル1101、第1のプロセスパネル1171、第2のプロセスパネル1173、第3のプロセスパネル1175及びコマンドパネル1140を含む。プロセスパネルの数は、アプリケーションに関連付けられる実行中プロセスの数に応じて変動してよい。各プロセスパネルに含まれる情報項目は、同じであっても異なってもよい。プロセスパネル及び他のパネルの有無は、端末デバイスの具体的な設定とユーザーの選択に応じて変化してよい。各種パネルは、単一の画面に表示されても、連続して提示される複数の画面に表示されてもよい。
【0170】
図11Dに示すタイトルパネル及びコマンドパネルは、
図11Dに示すコマンド1143により、ユーザーが実行中プロセスを全選択して、メモリ占有状態の代わりに起動時間で再ランク付けすることができる点を除いて、
図11Aに示すタイトルパネル及びコマンドパネルと同様の機能を果たす。
【0171】
図11Dではプロセスパネル1171,1173,1175が同じ情報項目を表示するので、プロセスパネル1171の内容のみを省略せずに説明する。プロセスパネル1171は、プロセス名1180(「プロセスG1」)、メモリ占有状態1182(「200kb」)、起動時間1183(「11/11/2011 0:0:18」)、示唆情報1184(「障害なく終了可能」)及びチェックボックス1125を含む。
【0172】
上述のように、ランク付け基準は、ユーザーの具体的な要望とプロセス表示プログラムのセットアップに従って変化してよい。
【0173】
本発明の上述の実施例が提示された順序は説明の便宜上のものに過ぎず、実施例の好ましさを意味するものではない。
【0174】
当該技術分野の当業者には当然ながら、上述した実施例のステップの全部又は一部は、ハードウェアを用いて実装されてよく、或いは、プログラム命令関連ハードウェアによって実装されてもよい。プログラムは、コンピューター可読記憶媒体に格納されてよい。記憶媒体は、リードオンリーメモリ、磁気ディスク或いは光ディスクであってよい。
【0175】
上記の説明は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明の要旨及び原則を逸脱しない任意の変更、均等物の置換又は改善は、本発明の保護範囲に包含されるものとする。
【0176】
特定の実施例を上述したが、当然ながら、本発明はこれらの特定の実施例に限定されるものではない。それどころか、本発明は、添付の特許請求の範囲の要旨及び範囲に包含される代替、変更及び均等物を含んでよい。記載された多くの具体的な詳細は、本明細書に記載の構成を完全に理解することを目的とする。しかし、当該技術分野の当業者には当然ながら、当該構成はそれらの具体的な詳細を伴わずに実施されてよい。他の例では、実施例の態様を不必要に不明瞭にすることがないように、周知の方法、プロシージャ、コンポーネント及び回路については詳述していない。
【0177】
本明細書では、様々な要素を説明するために、第1、第2等の表現を用いる場合があるが、そのような要素はこれらの表現に限定されるものではない。これらの表現は、一要素を別の要素と区別するために用いられるに過ぎない。例えば、本発明の範囲を逸脱せずに、第1のランク付け基準を第2のランク付け基準と称することができ、同様に、第2のランク付け基準を第1のランク付け基準と称することができる。第1のランク付け基準と第2のランク付け基準は両方ともランク付け基準であるが、同じランク付け基準ではない。
【0178】
本明細書において本発明の説明に用いられる用語は、特定の実施例の説明を目的とするに過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明の説明及び添付の特許請求の範囲では、特定の要素が単一で設けられること又は複数設けられることが明確に指定される場合を除いて、当該要素が単一で設けられる場合と複数設けられる場合の両方が包含されるものとする。当然ながら、本明細書で用いられる「及び/又は」という表現は、列挙された関連項目のうち1又は複数から成るありとあらゆる組合わせを示し、包含する。また、当然ながら、「有して(含んで)よい」、「有する(含む)」及び/又は「備える」という表現は、本明細書で用いられる場合、ある特徴、工程、要素及び/又はコンポーネントが存在することを指定するが、1又は複数の他の特徴、工程、要素、コンポーネント及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外するものではない。
【0179】
本明細書では、「場合」という表現は、文脈に応じて、ある先行条件が「当てはまるとき」又は「当てはまると」又は「当てはまるという判定に応答して」又は「当てはまるという判定に従って」又は「当てはまるという検出に応答して」を意味すると解釈されてよい。同様に、「[ある先行条件が当てはまる]と判定された場合」又は「[ある先行条件が当てはまる]場合」又は「[ある先行条件が当てはまる]とき」というフレーズは、文脈に応じて、当該条件が「当てはまると判定されると」又は「当てはまるという判定に応答して」又は「当てはまるという判定に従って」又は「当てはまると検出されると」又は「当てはまるという検出に応答して」を意味すると解釈されてよい。
【0180】
各種図面の一部に複数の論理的段階を特定の順序で示したが、順序に依存しない段階の順序を変えてもよく、他の段階を組み合わせたり切り離したりしてもよい。いくつかの順序変更や他のグループ化について具体的に言及したが、当該技術分野の当業者には他の構成も明らかであろう。よって、代替の網羅的なリストは提示しない。更に、そのような段階は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの任意の組合わせに実装されてよい。
【0181】
上述の記載は、説明を目的として、具体的な実施例を参照してなされた。しかしながら、上記の例示的な議論は網羅的なものを意図しておらず、また、本発明を開示された厳密な形式に限定するものではない。上述の教示に鑑みて、多くの変更及び変形が可能である。実施例は、本発明の原理とその実際の適用を最も良く説明することで、当該技術分野の当業者が、予定される特定の用途に適する様々な変更をもって本発明及び様々な実施例を最も良く活用できるようにするために、選択され記載された。実施例は、添付の特許請求の範囲の要旨及び範囲に包含される代替、変更及び均等物を含む。記載された多くの具体的な詳細は、本明細書に記載の構成を完全に理解することを目的とする。しかし、当該技術分野の当業者には当然ながら、当該構成はそれらの具体的な詳細を伴わずに実施されてよい。他の例では、実施例の態様を不必要に不明瞭にすることがないように、周知の方法、プロシージャ、コンポーネント及び回路については詳述していない。