特許第6051408号(P6051408)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6051408
(24)【登録日】2016年12月9日
(45)【発行日】2016年12月27日
(54)【発明の名称】洗濯機システム
(51)【国際特許分類】
   D06F 33/00 20060101AFI20161219BHJP
   D06F 33/02 20060101ALI20161219BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20161219BHJP
【FI】
   D06F33/00 Z
   D06F33/02 Z
   G06F13/00 351C
【請求項の数】2
【全頁数】38
(21)【出願番号】特願2013-175299(P2013-175299)
(22)【出願日】2013年8月27日
(65)【公開番号】特開2015-43796(P2015-43796A)
(43)【公開日】2015年3月12日
【審査請求日】2015年11月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100170494
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 浩夫
(72)【発明者】
【氏名】八木 知隆
【審査官】 大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−110967(JP,A)
【文献】 特開2004−350931(JP,A)
【文献】 特開2008−96389(JP,A)
【文献】 特開2006−167079(JP,A)
【文献】 特開2008−54003(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 33/00
D06F 33/02
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを介して通信可能な洗濯機及び情報端末を備え、
前記洗濯機は前記通信ネットワークを介して通信するための通信手段と、現在時刻を運針する時計運針手段と、を備え、
前記情報端末は前記洗濯機の洗濯運転に関する設定を行うための報知手段および操作手段と、現在時刻を運針する時計運針手段と、前記洗濯機の洗濯運転に関する設定等を前記通信ネットワークを介して前記洗濯機と通信するための通信手段とを備え、前記情報端末での洗濯運転に関する設定には少なくとも洗濯運転の予約設定を含み、
前記洗濯運転の予約設定には前記情報端末の時計運針手段によって運針されている現在時刻を元にした運転予約の時刻情報を含み、
前記情報端末から前記洗濯機に送信された前記情報端末の現在時刻を、前記洗濯機の前記時計運針手段で運針している現在時刻に書き換え可能か否かを前記洗濯機が判定することとし、
前記判定の方法として前記洗濯機の現在時刻と関連した状態に前記洗濯機がある場合については書き換え不可能と判定しつつ、
前記洗濯機の現在時刻と関連した状態に前記洗濯機がある場合においても、
前記情報端末から送信される洗濯運転に関する設定を前記洗濯機に反映させることによって前記現在時刻と関連した状態から前記洗濯機が状態変化する場合においては、
前記情報端末の現在時刻で前記洗濯機の現在時刻を書き換えることを特徴とする洗濯機システム。
【請求項2】
前記運転予約の時刻情報は、前記情報端末の現在時刻と運転予約した時刻の差分の時間を算出したものであることとし、前記差分の時間を算出してから前記洗濯機への時刻情報の送信を行うまでの時間に制限を設け、前記制限は、運転予約の時刻を設定することが出来る単位時間よりも短く設定することとし、前記洗濯機において、前記情報端末から送信された前記情報端末の現在時刻と、前記情報端末の現在時刻と運転予約した時刻の差分の時間とから前記運転予約した時刻を再構成することとし、前記洗濯機から前記情報端末に前記洗濯機に前記時計運針手段が機能しているか否かの情報を送信し、前記情報端末は前記洗濯機の時計運針手段が機能していると受信された場合のみ前記情報端末の前記時計運針手段の現在時刻を前記洗濯機に送信することを特徴とする請求項記載の洗濯機システム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機の運転設定を通信ネットワークを介して外部機器で実施する洗濯機システムに関し、特に、時計機能を持つ洗濯機に対して、洗濯機の時計を通信ネットワークを介して合わせる洗濯機システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の洗濯機においては、低価格な夜間電力料金の利用の為や、使用者の留守中に洗濯を実施し使用者の帰宅時に洗濯完了を行う為などを目的として、洗濯動作の予約機能があるものが一般的である。洗濯動作の予約機能の設定に際しては、所望の洗濯運転設定を行った後、その洗濯運転の開始を遅らせて動作することを洗濯機に指示することとなる。洗濯運転の開始を遅らせる動作を設定するためには、運転を終了する予定の時刻、もしくは運転を開始する予定の時刻を使用者に指定させるのが、使用者の利便性としては好ましい。
【0003】
時刻によって設定させる為には、洗濯機の機能として時計機能を備えるようにすることになる。ただし、一般に時計機能は時間経過によって正しい時刻からずれていくため、何らか時計を合わせる機能が必要となる。使用者に対して時計を合わせるためのインタフェースを洗濯機として提供し、手動で合わせるのが最も一般的だが、手動での時計あわせは使用者の利便性の観点で好ましくない。
【0004】
これに対して、たとえば特許文献1には、洗濯機を含む電気機器の時計の時刻を、携帯電話の時刻で合わせるというシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−96389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかるに特許文献1に開示された従来の構成では、洗濯機を含む電気機器が、時刻合わせを行うタイミングとなった場合に、必ず携帯電話と無線通信出来ることが必要とされるが、洗濯機と携帯電話の置かれている場所によっては、常に無線通信が可能とは限らない。使用者は、時刻合わせという処理を行う際に、基本的には洗濯機と関係の無い携帯電話を洗濯機近くに配置する必要があることとなり、利便性の観点で課題である。
【0007】
従って本発明は、使用者に対して、洗濯機の時計合わせを意識させることなく実施させ、より利便性を向上させた洗濯機システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機システムは、前記通信ネットワークを介して通信するための通信手段と、現在時刻を運針する時計運針手段と、を備え、前記情報端末は前記洗濯機の洗濯運転に関する設定を行うための報知手段および操作手段と、現在時刻を運針する時計運針手段と、前記洗濯機の洗濯運転に関する設定等を前記通信ネットワークを介して前記洗濯機と通信するための通信手段とを備え、前記情報端末での洗濯運転に関する設定には少なくとも洗濯運転の予約設定を含み、前記洗濯運転の予約設定には前記情報端末の時計運針手段によって運針されている現在時刻を元にした運転予約の時刻情報を含み、前記情報端末から前記洗濯機に送信された前記情報端末の現在時刻を、前記洗濯機の前記時計運針手段で運針している現在時刻に書き換え可能か否かを前記洗濯機が判定することとし、前記判定の方法として前記洗濯機の現在時刻と関連した状態に前記洗濯機がある場合については書き換え不可能と判定しつつ、前記洗濯機の現在時刻と関連した状態に前記洗濯機がある場合においても、前記情報端末から送信される洗濯運転に関する設定を前記洗濯機に反映させることによって前記現在時刻と関連した状態から前記洗濯機が状態変化する場合においては、前記情報端末の現在時刻で前記洗濯機の現在時刻を書き換えることにより、使用者が洗濯機の現在時刻情報を元にした操作を行っている場合に現在時刻を情報端末の現在時刻で書き換えることを防ぐことができ、使用者に対して洗濯機の時計合わせを行う為だけに特別な操作を必要としないインタフェースを提供しつつ、時計合わせを自動で行う際に使用者の意図しない状態になることを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の洗濯機システムは、洗濯機の時計合わせを、使用者に対して時計合わせを実施していることを意識させることなく実施するインタフェースを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施の形態における洗濯機システムの概略構成図
図2】洗濯運転中の工程の概念図
図3】本発明の実施の形態における洗濯機システムの構成図
図4】洗濯機情報サーバ上の洗剤銘柄毎の洗剤データベースの例を示す図
図5】洗濯機情報サーバ上の使用者情報データベースの例を示す図
図6】本発明の洗濯機システムのフローチャートを示す図
図7】本発明の洗濯機システムのフローチャートを示す図
図8】本発明の洗濯機システムのフローチャートを示す図
図9】本発明の洗濯機システムのフローチャートを示す図
図10】本発明の洗濯機システムのフローチャートを示す図
図11】本発明の洗濯機システムのフローチャートを示す図
図12】本発明の洗濯機システムのフローチャートを示す図
図13】洗濯機での洗剤・柔軟剤投入量表示の例を示す図
図14】洗濯機での洗剤・柔軟剤投入量表示の例を示す図
図15】洗濯機での洗剤・柔軟剤投入量表示の例を示す図
図16】洗濯機での洗剤・柔軟剤投入量表示の例を示す図
図17】情報端末での通信指示画面の例を示す図
図18】情報端末での機器操作メニュー画面の例を示す図
図19】情報端末での洗剤・柔軟剤設定メュー画面の例を示す図
図20】情報端末での洗剤選択画面の例を示す図
図21】情報端末での洗剤関連画面の例を示す図
図22】情報端末での柔軟剤選択画面の例を示す図
図23】情報端末でのコース選択画面の例を示す図
図24】情報端末での運転予約設定画面の例を示す図
図25】情報端末での予約時刻設定画面の例を示す図
図26】情報端末での警告画面の例を示す図
図27】本発明の洗濯機システムでの運転予約設定のフローチャートを示す図
図28】本発明の洗濯機システムでの運転予約設定のフローチャートを示す図
図29】本発明の洗濯機システムの運転予約動作のフローチャートを示す図
図30】本発明の洗濯機システムの時刻情報受付処理のフローチャートを示す図
図31】本発明の洗濯機システムのコース情報データベースの例を示す図
図32】洗濯機での運転予約設定画面の例を示す図
図33】洗濯機でのコース運転設定画面の例を示す図
図34】情報端末での通信失敗を通知する画面の例を示す図
図35】本発明の洗濯機システムの予約設定反映処理のフローチャートを示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
第1の発明は、前記通信ネットワークを介して通信するための通信手段と、現在時刻を運針する時計運針手段と、を備え、前記情報端末は前記洗濯機の洗濯運転に関する設定を行うための報知手段および操作手段と、現在時刻を運針する時計運針手段と、前記洗濯機の洗濯運転に関する設定等を前記通信ネットワークを介して前記洗濯機と通信するための通信手段とを備え、前記情報端末での洗濯運転に関する設定には少なくとも洗濯運転の予約設定を含み、前記洗濯運転の予約設定には前記情報端末の時計運針手段によって運針されている現在時刻を元にした運転予約の時刻情報を含み、前記情報端末から前記洗濯機に送信された前記情報端末の現在時刻を、前記洗濯機の前記時計運針手段で運針している現在時刻に書き換え可能か否かを前記洗濯機が判定することとし、前記判定の方法として前記洗濯機の現在時刻と関連した状態に前記洗濯機がある場合については書き換え不可能と判定しつつ、前記洗濯機の現在時刻と関連した状態に前記洗濯機がある場合においても、前記情報端末から送信される洗濯運転に関する設定を前記洗濯機に反映させることによって前記現在時刻と関連した状態から前記洗濯機が状態変化する場合においては、前記情報端末の現在時刻で前記洗濯機の現在時刻を書き換えることとしている。
【0014】
これにより、使用者が洗濯機の現在時刻情報を元にした操作を行っている場合に現在時刻を情報端末の現在時刻で書き換えることを防ぐことができる。使用者に対して洗濯機の時計合わせを行う為だけに特別な操作を必要としないインタフェースを提供しつつ、時計合わせを自動で行う際に使用者の意図しない状態になることを防ぐことができるわけである。
【0015】
の発明は、第の発明に対し、前記運転予約の時刻情報は、前記情報端末の現在時刻と運転予約した時刻の差分の時間を算出したものであることとし、前記差分の時間を算出してから前記洗濯機への時刻情報の送信を行うまでの時間に制限を設け、前記時間制限は、運転予約の時刻を設定することが出来る単位時間よりも短く設定することとし、前記洗濯機において、前記情報端末から送信された前記情報端末の現在時刻と、前記情報端末の現在時刻と運転予約した時刻の差分の時間とから前記運転予約した時刻を再構成することとしている。
【0016】
これにより、洗濯機に時計機能が無い場合や時計機能が電池切れなどで動作していない場合でも、情報端末においては運転予約を時刻にて指定することができ、かつ情報端末と洗濯機の間の運転予約情報のやりとりは時計機能が動作している場合と共通にすることができる。また、時計合わせの情報は必要な場合のみ通信されるので無駄な通信を行う必要が無くなる。さらに、洗濯機において情報端末で指定した運転予約時刻を再構成することができるので、使用者にわかりやすいインタフェースを提供することができる。
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態における電気機器が含まれるシステムの全体構成を示す図である。このシステムは、電気機器である洗濯機1と情報端末10とサーバ300とを備える。
【0019】
RFID(Radio Frequency IDentification)又は
NFC(Near Field Communication)によってリーダ/ライタと通信可能な機器である。洗濯機1は、ループアンテナ27を介して近距離無線通信を利
用して情報端末10と通信する。洗濯機1の洗濯運転とは、衣類を洗濯水に浸し洗濯槽を回転することで汚れを落とす洗い運転、洗剤水で浸った衣類を水ですすぐすすぎ運転、水を含んだ衣類を脱水する脱水運転、温風をあてて衣類を乾燥させる乾燥運転の少なくとも1つを含んだ形で構成されている。そして、この各運転は、更に各種工程を行うことである。例えば、洗い運転であれば、布量判定工程、洗剤量表示工程、給水工程、押し洗い工程、もみ洗い工程…といった具合である。
【0020】
図2は、ある洗濯運転における実施する工程を示す図である。この洗濯運転は、各運転(洗い、すすぎ、脱水、乾燥)を実施する運転である。
【0021】
情報端末10は、例えば携帯電話機などの通信装置から構成され、ループアンテナ106を介して近距離無線通信を利用して洗濯機1と通信するとともに、ネットワーク200を介してサーバ300と通信可能に接続されている。情報端末10は、洗濯機1のRFID又はNFCと通信可能なリーダ/ライタを備える機器であればどのような機器であってもよいが、可搬性のある機器がより好ましい。
【0022】
サーバ300は、公知のサーバコンピュータ等から構成され、ネットワーク200を介して情報端末10と通信可能に接続されている。
【0023】
図3は、本発明の形態における電気機器が含まれる詳細な構成を示す図である。
【0024】
情報端末10は、第1通信手段101、第2通信手段102、報知手段103、操作手段104、制御手段105、ループアンテナ106及び時計運針手段107を備える。
【0025】
第1通信手段101は、ループアンテナ106を介して近距離無線通信を利用して洗濯機1と通信する。
【0026】
ループアンテナ106は、近接無線通信を行うためのアンテナである。本実施の形態では、近接無線通信として、例えば13.56MHz帯を用いる高周波数帯域のRFID又はNFCを想定しているが、この周波数帯に限定されることはない。近接無線通信の周波数帯は、90MHz〜1GHzのUHF帯であってもよく、2GHz帯を越える周波数帯であってもよい。
【0027】
近接無線通信は、通信距離が短く、通信を行う2つの無線通信機器のループアンテナ同士を接近させる必要がある。無線通信機器のループアンテナが実装されている面には、ループアンテナの位置を表すマークが付されており、使用者は2つの無線通信機器のマーク同士を接近させて、2つの無線通信機器間で通信を行わせる。携帯電話機に内蔵されるRFIDはループアンテナの出力を上げることができないため、例えば数mm単位でのループアンテナ同士の位置合わせが必要であり、互いのループアンテナを正確に接近させる必要がある。
【0028】
なお、本実施の形態では、第1通信手段101は、ループアンテナ106を介して近距離無線通信を利用して洗濯機1と通信しているが、本発明は特にこれに限定されず、近距離無線通信以外の電波又は光などを用いた他の無線通信を利用してもよい。
【0029】
第2通信手段102は、ネットワーク200を利用してサーバ300と通信する。
なお、ネットワーク200は、例えば移動体通信網である。
【0030】
報知手段103は、使用者に洗濯機1で利用する洗剤もしくは柔軟剤を選択・設定するための画面や、設定された洗剤もしくは柔軟剤に関する情報を洗濯機1に送信させること
を使用者に指示する通信指示画面、運転予約設定するための画面等を表示する。操作手段104は、例えばタッチパネル又は操作キーなどで構成され、使用者による入力操作を受け付け、報知手段103で表示される洗剤もしくは柔軟剤を選択・設定する画面や運転予約設定するための画面での入力操作に利用される。
【0031】
制御手段105は、情報端末10全体を制御し、表示制御部105a、第1通信制御部105b及び第2通信制御部105cを備える。 表示制御部105aは、報知手段103に表示する表示画面を切り替える。例えば、洗剤もしくは柔軟剤を選択・設定するための画面での選択・設定終了後に、通信指示画面に切り換えるといった具合である。第1通信制御部105bは、第1通信手段101を制御する。第2通信制御部105cは、第2通信手段102を制御する。
【0032】
本実施の形態において、通信指示画面は、第1通信手段101と洗濯機1とが通信するために第1通信手段101と洗濯機1とを近接させることを使用者に指示するための画面である。第1通信手段101は、第1通信手段101と洗濯機1とが通信可能な距離に近接された後、洗剤もしくは柔軟剤に関する情報等を洗濯機1に送信する。
【0033】
第2通信手段102は、サーバ300が決定した表示する画面情報を受信する。表示する画面情報とは、例えば、使用者に洗濯機1で利用する洗剤もしくは柔軟剤を選択・設定させるための画面に出力される画面であったり、既に選択された洗剤もしくは柔軟剤の設定を画面に出力する画面であったり、使用者に洗濯機1と情報端末10を近接させることを指示する画面であったり、使用者に洗濯機1の運転予約設定を行わせるための画面である。第2通信手段102は、さらに、サーバ300が決定した洗濯機1に送信すべき情報を受信する。洗濯機1に送信すべき情報とは、使用者が選択した洗剤もしくは柔軟剤に対応した、洗濯機1の制御及び表示に利用する情報であったり、洗濯機1の運転予約設定を行うための情報である。
【0034】
時計運針手段107は、情報端末10で時刻表示を行う為に現在時刻を更新するためのものである。たとえば、情報端末10中のマイコンのタイマー機能を利用して所定の単位の時間の経過を検知し、その経過時間を積算して現在時刻の更新を行うことで実現される。情報端末10は常時電源コードなどに接続されずに使用される為、情報端末10は必要な電力を得るために二次電池等のバッテリを搭載しており、時計運針手段107もこのバッテリによって電力供給を受けて現在時刻を保持・更新することとなる。
【0035】
なお、何らかの理由によりバッテリによる電力供給が途絶えると、その後の電力供給が再開されても電力供給がとぎれている間の時計の運針は行われない為、時計運針手段107による情報端末10の時刻は、正しくないものとなる。また、前記のマイコンのタイマー機能による時間更新はマイコンのクロックの精度によって厳密には早くなったり遅くなったりする為、長時間動作させると、時計運針手段107の時刻は正しくないものとなる可能性がある。その為、情報端末10の制御手段105は、第2通信手段102を介し、ネットワーク200から現在時刻を定期的に取得し、時計運針手段107の現在時刻と比較し、更新が必要な場合は時計運針手段107の現在時刻をネットワーク200から取得した現在時刻で上書きする。
【0036】
洗濯機1は、洗濯機本来の機能である洗い、すすぎ、脱水、乾燥などを行う洗い・すすぎ、脱水・乾燥手段21(以下、洗濯手段21と記載する)、通信手段22、制御手段23、記憶手段24、操作手段25、表示手段26、ループアンテナ27及び時計運針手段28を備える。
【0037】
洗濯手段21とは、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各機能を実現するものであり、洗濯槽
を回すモータ、給水量を調整する給水弁、排水するための排水弁、洗濯、すすぎ水を循環させるための循環ポンプ、風呂水を洗濯機1に引き入れるために使用するパスポンプ、乾燥させるために温風を発生させるヒータ、ポンプを循環させる送付ファンなどから構成させる。
【0038】
通信手段22とは、ループアンテナ27を介して近接無線通信により双方向で種々の情報を情報端末10と送信及び受信する。ループアンテナ27は、近接無線通信を行うためのアンテナである。なお、通信手段22が受信部と送信部の一例に相当する。
【0039】
前述のとおり、近接無線通信を行う為には、は通信を行う機器のループアンテナを近づける必要がある。本実施例では、洗濯機1のループアンテナ27と、情報端末10のループアンテナ106を近づける必要がある。これは使用者によって情報端末10を洗濯機1に近づけるという行為によって実現されるため、実際の通信を行うに当たっては、通信相手が近くにあって通信が可能な状態か否かを検出する必要がある。
【0040】
そこで、例えば情報端末10の第1通信手段101は、定期的にポーリングコマンドをループアンテナ106を介して送信するようにする。ポーリングコマンドが実行された際に、情報端末10のループアンテナ106が洗濯機1のループアンテナ27とが近接無線通信可能な距離の範囲内に存在した場合、洗濯機1の通信手段22は、ポーリングコマントを受信することによって情報端末10の存在を認識し、そのポーリングに応答してレスポンスコマンドを情報端末10へ送信する。情報端末10の第1通信手段101は、レスポンスコマンドを受信することによって、洗濯機1の存在を認識する。このように洗濯機1の通信手段22と、情報端末10の第1通信手段101が互いの存在を認識することで、洗濯機1と情報端末10の間で近接無線通信を行うことができるようになる。このように洗濯機1と情報端末10の間で通信可能な状態になることを通信確立と称する。通信確立の方法は、上記のようなポーリングコマンドとレスポンスコマンドによる方法に限らない。通信確立の際、情報端末10の第1通信手段101がポーリングコマンドを送信するとしたが、これに限定されるものではなく、洗濯機1の通信手段22からポーリングコマンドを送信するようにしても良い。
【0041】
制御手段23とは、マイクロコンピュータであり、洗濯機1を機能させるために予め作成されたプログラムとデータ等を格納するメモリ(図示せず)を備えている。
【0042】
工程管理部23aは、各運転(洗い、すすぎ、脱水、乾燥)において実施する工程を管理するともに、洗濯手段21を制御する。洗濯手段21を制御するとは、洗濯槽の揺れを検知しながらモータの回転を制御したり、洗濯槽に給水された水位を検知して給水弁を開閉させたり、排水弁を開閉させたり、温風の温度を検知しながらヒータをON/OFFさせたりすることである。
【0043】
制御手段23は、洗濯手段21を制御して、洗濯機に投入された衣類の量を検知する布量検知部23dを備える。布量検知部23dは、衣類が投入された洗濯槽を回すモータを一定トルクで駆動するように洗濯手段21を制御し、洗濯槽の回転数を監視することで洗濯槽に投入された衣類の量を検知する。なお、布量検知の方式は特に上記方式に限定されるものではなく、洗濯機に投入された衣類の量を検知することが出来れば良い。給水時の洗濯槽内の水位の変位速度を見る方式でも、洗濯槽を指示する機構部品に備わった重量計を利用する方式であっても良い。
【0044】
制御手段23は、洗濯動作時の洗濯槽内に給水する水位を決定する水位決定部23bを備える。水位決定部23bは、布量検知部23dによる衣類の量によって水位を決定する。布量が多い場合には水位を高めにし、少ない場合には水位を低めにする。こうすること
で、洗濯機1に投入された衣類に応じ、不必要に水を利用することなく、必要な洗浄性能、すすぎ性能を得ることが出来る。さらに水位決定部23bは、操作手段25によって使用者により水位設定を指示されている場合には、その水位設定に従う。
【0045】
応答内容決定部23cは、情報端末10から通信手段22を経由して、洗濯機特定情報を問い合わせを受けた際に、その問い合わせに対する応答内容を決定する処理部である。洗濯機1の現在の洗濯機本体の状態など洗濯機1の情報を問い合わせる信号を受信した時に、その問合せ信号に対する応答内容を決定する処理部である。
【0046】
制御手段23は、さらに、洗濯の運転予約動作を実施するための制御を行う運転予約制御部23eを備える。運転予約制御部23eは、表示手段26と操作手段25とによって使用者が設定した運転終了までの時間と、運転予定の洗濯工程の所用時間とから、運転を開始するまで待機すべき時間を算出し、待機時間経過後に洗濯手段21などを制御手段23が制御開始するように制御する。
【0047】
制御手段23は、さらに、仮時刻運針制御部23fを備える。仮時刻運針制御部23fは、通信手段22を介して情報端末10と通信を行って取得した現在時刻を一時的に保存し、その後の時間の経過を反映させて現在時刻として更新し続ける。
【0048】
記憶手段24は、洗濯機特定情報記憶部24a、洗剤量表示データ記憶手段24b、柔軟剤量表示データ記憶手段24c、すすぎ回数設定記憶手段24dを備える。
【0049】
洗濯機特定情報記憶部24aには、洗濯機1を特定するための洗濯機特定情報、例えば洗濯機1の型番号及びシリアルナンバー等を予め記憶する。それに加えて、洗濯機1の機能の有無を特定するための情報を記憶する。たとえば洗濯機1に時計運針手段28が搭載され、現在時刻の表示を行えるか否かを示す情報を記憶する。なお、洗濯機特定情報は、製造時等に予め記憶される。
【0050】
洗剤量表示データ記憶手段24bには、情報端末10で使用者が指定した洗剤に対して、洗濯機1での洗濯時に、水位決定部23bで決定された水位にもとづいて投入すべき洗剤量を決定するための情報を記憶する。
【0051】
柔軟剤量表示データ記憶手段24cには、情報端末10で使用者が指定した柔軟剤に対して、洗濯機1での洗濯時に、水位決定部23bで決定された水位にもとづいて投入すべき柔軟剤量を決定するための情報を記憶する。
【0052】
すすぎ回数設定記憶手段24dには、洗濯機1が洗濯時にすすぎを何回実施するかを記憶する。工程管理部23aは、すすぎ回数設定記憶手段24dに記憶された情報に基づき、図2に記載されたすすぎ運転において、すすぎを何回実施するかを決定し、洗濯手段21を制御する。
【0053】
操作手段25は、例えば操作ボタンなどで構成され、使用者による入力操作を受け付ける。
【0054】
表示手段26は、例えば7セグLEDで構成され、水位設定、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間、洗剤量表示、柔軟剤量表示、残り時間及び予約時刻などをデジタル表示する。ここで、操作手段25を操作ボタン、表示手段26を7セグLEDにも対応での表示としたが、これに限定されるものではない。
【0055】
表示手段26を液晶パネルで構成しても良いし、操作手段25をタッチパネルで構成し
ても良い。
【0056】
時計運針手段28は、洗濯機1で現在の時刻表示や時刻を指定しての運転予約を行う為に、現在時刻を更新するものであり、たとえば、洗濯機1中のマイコンのタイマー機能を利用して、所定の単位の時間の経過を検知し、その経過時間を積算して現在時刻の更新を行うことで実現される。時計運針手段28は給電されていない場合には時刻の更新を行うことが出来ない為、一次電池や二次電池などのバッテリを搭載し、少なくとも時計運針手段28には給電を継続するように構成する。
【0057】
このように更新し続けた現在時刻は、たとえば洗濯機1の運転予約を行う際に利用される。運転予約は、洗濯運転がある時刻に終わることを期待して利用される為、洗濯機1が現在時刻を更新し続けることができれば運転予約の際に所望の時刻を設定することが出来るのでより簡便に運転予約を実施する手段を使用者に提供することができる。
【0058】
なお、前記のマイコンのタイマー機能による時間更新はマイコンのクロックの精度によって厳密には早くなったり遅くなったりする為、長時間動作させると、時計運針手段28の時刻は正しくないものとなる可能性がある。洗濯機1の通信手段22は、洗濯機1中のループアンテナ27と、情報端末10のループアンテナを使用者によって近づけるという操作が必要である。その為、洗濯機1は任意のタイミングでネットワーク200などから現在時刻を取得することが出来ず、時計運針手段28の現在時刻を常に正しい時刻にしておくことが困難である。
【0059】
サーバ300は、サーバ通信手段301、サーバ記憶手段302及びサーバ制御手段303を備える。
【0060】
サーバ通信手段301は、ネットワーク200を利用して情報端末10と通信する。
【0061】
サーバ記憶手段302は、情報端末10に表示されるメニュー画面を洗濯機1の製品ごとに記憶する。さらにサーバ記憶手段302には、情報端末10に表示される洗剤及び柔軟剤の種類と、その種類毎の基準の布量に対して投入すべき洗剤及び柔軟剤の量と、洗剤の種類毎に洗剤の特性によって推奨されるすすぎ回数の情報とを記憶する。
【0062】
サーバ記憶手段302は、さらに、使用者毎の各種設定情報を記録した使用者情報データベースを記憶する使用者情報サーバ記憶手段302aを備える。
【0063】
サーバ記憶手段302は、さらに、洗濯機ごとのコースに関連する情報したコースの属性情報のデータベースを記憶するコース情報サーバ記憶手段302bを備える。コースは、洗濯機での洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各工程による洗濯動作を大きく変更する選択肢を使用者に提供するための仕組みであり、コース毎にある洗濯物に特化した特徴を与えることとなる。本実施例では、コース情報サーバ記憶手段302bで記憶するデータベースには、特定のコースに対して、運転予約設定が可能な時間帯を特定するための情報が記憶される。データベース内容については後述する。
【0064】
サーバ制御手段303は、CPU等から構成され、サーバ通信手段301の動作を制御するとともに、サーバ通信手段301を介して受信した情報及びサーバ記憶手段302で記憶された情報を元に、情報端末10にサーバ通信手段301を介して送信すべき情報を生成する。
【0065】
サーバ制御手段303には、情報端末10の報知手段103で表示する為の画面情報を生成する画面情報生成部303a、洗濯機1に各種設定を通知・設定するためのコマンド
を生成するコマンド生成部303bを備える。
【0066】
次に本発明の実施の形態における電気機器の動作を説明する。図6〜12および図27から30は、本発明の実施の形態における電気機器が含まれるシステムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、電気機器は、洗濯機である。図6〜11は、使用者によって、洗剤および、もしくは柔軟剤を選択・設定する動作および時刻情報を情報端末10から洗濯機1に送信する動作を説明するためのものである。図12は設定された洗剤および、もしくは柔軟剤の設定に対する洗濯機の動作を説明するためのものである。図27図29は運転予約を設定する動作および時刻情報を情報端末10から洗濯機1に送信する動作を説明するためのものである。図30は時刻情報を受け付けた後の洗濯機1の動作を説明するためのものである。
【0067】
図6について説明する。
【0068】
まず、ステップS601において、情報端末10の制御手段105は、洗濯機1を制御するための画面を報知手段103に表示するためのアプリケーションを起動する。このとき、操作手段104は、使用者による当該アプリケーションの起動指示を受け付ける。制御手段105は、受け付けられた起動指示に基づいてアプリケーションを起動する。
【0069】
次に、ステップS602において、表示制御部105aは、使用者情報を使用者に入力させるための画面を表示する。使用者情報とは、使用者を特定するためのID番号と、パスワードからなる情報であり、本ステップ以前に使用者によって設定され、サーバ300に記録されている情報である。情報端末10の報知手段103によってID番号とパスワードを入力する画面を表示し、操作手段104を介して使用者がID番号とパスワードを入力する。
【0070】
次に、ステップS603において、情報端末10はサーバ300に、入力されたID番号とパスワードを送信する。
【0071】
サーバ300はS631において、送信されたID番号とパスワードを受信し、次のS632において予めサーバ300に記録されているID番号とパスワードと、S631で受信したものとを比較し一致するか否かによって、予め登録された使用者か否かを認証し、その結果をS633にて情報端末10に送信する。
【0072】
情報端末10はS604にて使用者に対する認証結果を受信し、S605にて認証結果がOKで有った場合にはS606へ、認証がなされなかった場合にはS602へ戻り、使用者情報入力画面を再表示して再度正しいID番号とパスワードを使用者に入力させる。
【0073】
次にS606で、第1通信手段101と洗濯機1とが通信するために第1通信手段101と洗濯機1とを近接させることを使用者に指示するための通信指示画面を表示するように報知手段103を制御する。報知手段103は、通信指示画面を表示する。なお、より具体的には、通信指示画面は、情報端末10のループアンテナ106と、洗濯機1のループアンテナ27とを近接させることを使用者に指示するための画面である。また、通信指示画面は、情報端末10が備える記憶手段(不図示)に予め記憶されており、表示制御部105aは、記憶手段から通信指示画面を読み出して表示する。
【0074】
図17は、本実施の形態における通信指示画面の一例を示す図である。
【0075】
図17に示す通信指示画面G1では、例えば"対応家電にタッチしてください"というメッセージが表示される。通信指示画面G1は、情報端末10を洗濯機1に近接させるよう
に使用者を誘導する画面である。情報端末10の報知手段103に通信指示画面G1が表示されると、使用者は、情報端末10と洗濯機1とが近接無線通信により通信可能な距離になるように、情報端末10のループアンテナ106と、洗濯機1のループアンテナ27とを近接させる。
【0076】
次に、ステップS607において、第1通信制御部105bは、報知手段103に通信指示画面が表示された後、洗濯機1を特定するための洗濯機特定情報を要求する要求情報を洗濯機1へ送信するように第1通信手段101を制御する。第1通信手段101は、報知手段103に通信指示画面が表示された後、要求情報を洗濯機1へ送信する。なお、第1通信手段101は、報知手段103に通信指示画面が表示されたことに連動して、洗濯機1へ要求情報の送信を開始する。
【0077】
次に、ステップS671において、洗濯機1の通信手段22は、第1通信手段101と洗濯機1とが通信可能な距離に近接された後、情報端末10の第1通信手段101によって送信された要求情報を受信する。
【0078】
次に、ステップS672において、洗濯機1の応答内容決定部23cは、洗濯機特定情報記憶部24aから洗濯機特定情報を読み出す。
【0079】
次に、ステップS673において、応答内容決定部23cは、洗濯機特定情報を情報端末10へ送信するよう通信手段22を制御する。通信手段22は、洗濯機特定情報を情報端末10へ送信する。なお、要求情報には、情報端末10を特定するためのアドレス情報が含まれており、通信手段22は、要求情報に含まれるアドレス情報に基づいて洗濯機特定情報を情報端末10へ送信する。
【0080】
なお、応答内容決定部23cは、洗濯機特定情報とともに洗濯機1の使用履歴及びエラー情報などの状態情報を情報端末10へ送信してもよい。エラー情報は、例えば洗濯手段21でモータやヒータなどの負荷の状態や、水位センサ、温度センサのセンシング情報を監視することによって検知される。
【0081】
次に、ステップS608において、情報端末10の第1通信手段101は、洗濯機1の通信手段22によって送信された洗濯機特定情報を受信する。なお、本実施例では、洗濯機特定情報には当該洗濯機に時計運針手段28が搭載され、現在時刻の表示を行えるか否かを示す情報が含まれていることとする。これにより、情報端末10は、洗濯機1に時計運針手段28が搭載されて機能しているか否かの情報を取得することができる。なお、時計運針手段28が搭載されていたとしても、時計運針手段28に給電するための電池の電池容量が切れた場合には、時計運針手段28は正しい現在時刻を運針し続けることができなくなる。このように時計運針手段28が正常に動作しないことを制御手段23が検知した場合には、洗濯機特定情報記憶部24aに記録された洗濯機特定情報の中の、現在時刻の表示を行えるか否かの情報を書き換え、表示を行えないという設定とすればよい。
【0082】
S608以降の処理については、図7を使って説明する。
【0083】
ステップS701において、第2通信制御部105cは、第1通信手段101によって受信された洗濯機特定情報をサーバ300へ送信するように第2通信手段102を制御する。第2通信手段102は、第1通信手段101によって受信された洗濯機特定情報をサーバ300へ送信する。洗濯機1によって送信される洗濯機特定情報は、サーバ300を特定するためのアドレス情報とともに送信され、第2通信手段102は、洗濯機特定情報とともに送信されるアドレス情報に基づいて洗濯機特定情報をサーバ300へ送信する。
【0084】
なお、本実施の形態では、洗濯機1によって送信される洗濯機特定情報とともにサーバ300を特定するためのアドレス情報が送信されるが、本発明は特にこれに限定されず、情報端末10がサーバ300を特定するためのアドレス情報を記憶していてもよい。
【0085】
次に、ステップS711において、サーバ300のサーバ通信手段301は、情報端末10の第2通信手段102によって送信された洗濯機特定情報を受信する。
【0086】
次に、ステップS712において、サーバ制御手段303は、洗濯機特定情報によって特定される洗濯機1に応じたメニュー画面情報を作成する。ここで、サーバ制御手段303は、洗濯機特定情報によって特定される洗濯機1に応じたメニュー画面をサーバ記憶手段302から読み出す。
【0087】
次に、ステップS713において、サーバ通信手段301は、洗濯機1に固有のメニュー画面を表示させるためのメニュー画面情報を情報端末10へ送信する。
【0088】
次に、ステップS702において、情報端末10の第2通信手段102は、サーバ300のサーバ通信手段301によって送信されたメニュー画面情報を受信する。
【0089】
次に、ステップS703において、表示制御部105aは、第2通信手段102によって受信されたメニュー画面情報に基づいて表示画面をメニュー画面に切り替える。報知手段103は、第2通信手段102によって受信されたメニュー画面情報に基づいてメニュー画面を表示する。
【0090】
上記において、電気機器のメニュー画面の表示に関して、情報端末10から電気機器に対して要求情報を送信し、その要求に電気機器から応答を送信仕返すことで電気機器を特定する方法を説明したが、この方法に限定されるものではない。例えば、情報端末10は、図6のS605で使用者の認証が終了した後に、サーバ300に対して利用可能な電気機器ごとに固有のメニュー画面のリスト情報を取得して、そのリストを報知手段103に表示し、操作手段104を介して使用している洗濯機を使用者が選択することによって、どのリストが選択されたか情報端末10からサーバ300へ送信し、これによって、情報端末10の第2通信手段102は、サーバ300のサーバ通信手段301によって送信されたメニュー画面情報を受信し(ステップS702)、表示制御部105aは、第2通信手段102によって受信されたメニュー画面情報に基づいて表示画面をメニュー画面に切り替える(ステップS703)のようにしてもよい。こうすれば、メニュー画面を表示するために、情報端末10と洗濯機1とを通信させることなくメニュー画面を表示することができる。
【0091】
メニュー画面が表示されている間、操作手段104は、メニュー画面に表示されている項目の使用者による選択を受け付け、選択された項目に応じた画面の表示、及び選択された項目に応じた洗濯機1の制御が行われる。
【0092】
図18は、本実施の形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。
【0093】
図18に示すメニュー画面G2では、洗濯機1の製品名及び製品番号を表す製品名501、洗濯機1の省エネルギー状態に関する情報を表示するためのエコ情報表示ボタン502、洗濯機1のサポート情報を表示するためのサポート情報表示ボタン503、洗濯運転の予約設定を行うための運転予約ボタン504、及び洗濯機の洗剤及び柔軟剤情報を設定するための設定表示ボタン505が表示される。
【0094】
エコ情報表示ボタン502、サポート情報表示ボタン503、運転予約ボタン504及
び設定表示ボタン505は、操作手段104を介して選択可能である。エコ情報表示ボタン502が選択されると、洗濯機1の消費電力などの省エネルギーに関する情報を表す画面が表示され、サポート情報表示ボタン503が選択されると、洗濯機1をサポートするための情報を表す画面が表示される。
【0095】
なお、メニュー画面G2に表示される項目は、図18に示す項目に限定されず、種々の項目を表示することが可能である。
【0096】
図7のフローチャートの説明を再開する。S704にて、図18のメニュー画面G2において設定表示ボタン505が受付けられた場合、次のS705にて情報端末10には設定説明画面を表示する。設定説明画面は特に図示しないが、使用者に対して、洗剤及び柔軟剤を設定する方法について説明文を記載した説明画面であり、説明内容確認後に、使用者により次ステップへの移行を受付けるためのボタンを有している。
【0097】
S704にて設定指示受付けが実施されず、S709にて運転予約指示が受付けられた場合には、ステップ(8)へ進み、運転予約の設定を実施する。これは図18のメニュー画面G2において運転予約ボタン504が選択された場合に対応する。ステップ(8)以降については後述する。
【0098】
S705の後、上記次ステップへの移行を使用者からの指示として受付けると(S706)、S707にてサーバ300に設定画面情報の要求を送信する。
【0099】
サーバ300では、S771にて情報端末10からの設定画面情報要求を受信した後、S772にて使用者毎にサーバ記憶手段302に記憶している洗剤及び柔軟剤に関する設定内容を読み出し、情報端末10に表示すべき設定画面情報を作成し、S773にて情報端末に送信する。
【0100】
図5は、使用者毎に使用者情報サーバ記憶手段302aに記憶している使用者情報データベースの例である。使用者毎に1行で表されており、使用者を特定するための使用者特定情報、洗濯機を特定するための洗濯機特定情報、設定されている洗剤、柔軟剤及びすすぎ回数の設定、さらに前回に設定した運転終了予約時刻がそれぞれ記憶されている。例えば使用者Aに対しては、洗濯機特定情報がNA−VX4200L−W−00000001の洗濯機が登録されており、運転終了予約設定を行ったことがあってその時刻が朝の7時であり、洗剤は洗剤Aを、柔軟剤は柔軟剤Aを、すすぎ回数は2回が設定値として記憶されていることとなる。使用者の特定は、図6のフローチャートのS602で使用者が入力した使用者を特定する為のID番号によってなされる。
【0101】
情報端末10は、S708にてサーバ300から送信された設定画面情報にもとづき、設定画面を表示する。
【0102】
図19は、本実施の形態における設定画面の一例を示す図である。
【0103】
図19に示す画面G4には、使用者が過去に設定した洗剤の銘柄を表示し、かつ選択されると洗剤の銘柄を選択する画面を呼び出すボタン701と、同様に柔軟剤の銘柄を表示し、選択されると柔軟剤の銘柄を選択する画面を呼び出すボタン703と、洗濯運転時にすすぎを何回実施するかの設定を表示する表示702と、それらの洗剤および柔軟剤に関連する情報を洗濯機1に設定するための処理を実行するためのボタン704とを備えている。
【0104】
図8は画面G4での処理のフローチャートである。
【0105】
S801で洗濯機1に洗剤および柔軟剤に関連する情報を洗濯機1に設定するためのボタン704が選択されると、図9のフローチャートで説明する処理へと移行する。次にS802で洗剤の銘柄を選択するためにボタン701が選択されると、図10のフローチャートで説明する処理へと移行する。次にS803で柔軟剤の銘柄を選択するためのボタン703が選択されると、柔軟剤の銘柄を選択するための処理へと移行するが、洗剤の銘柄を選択する際の処理とほぼ同様なので、本実施例ではフローチャートでは説明しない。
【0106】
図10を使って、洗剤の銘柄を設定する一連の処理について説明する。
【0107】
情報端末10は、S1001において、洗剤設定画面を表示するための要求を送信する。
【0108】
サーバ300は、S1011で洗剤設定画面の要求を情報端末10から受信すると、S1012で洗剤設定画面情報を生成する。洗剤設定画面情報は、サーバ記憶手段302に記録された洗剤銘柄のデータベースと、使用者毎に記録された選択中の洗剤銘柄設定のデータベースの情報から生成される。
【0109】
図4は、本実施例における洗剤銘柄のデータベースの一例である。各洗剤設定毎に洗剤名称と、基準水量に対して洗剤を投入すべき投入量の係数、及び当該洗剤銘柄に対して推奨されているすすぎ回数とが記録されている。このデータベースがサーバ300に記録されているため、洗剤が新規に発売された場合であっても、サーバ300のデータベースを修正することで、洗濯機システム全体として簡便に対応することができる。
【0110】
洗濯動作の際に投入すべき洗剤の量について説明する。洗濯時に投入すべき洗剤量は、多すぎると泡が大量に発生して洗濯機からあふれでるおそれがある。また、排水時に排水溝からあふれでるおそれもある。また、泡が大量に発生した状態で脱水を行うと、脱水時にかかるモータの負荷が増大するという課題もある。逆に洗剤量が少なすぎると、適切な洗浄性能を得ることができないという課題がある。
【0111】
上記のような課題を回避するために洗剤は適切な量を投入する必要があるが、適切な量は洗剤を投入する際の洗濯機内の水量によって異なる。ドラム式の洗濯機の場合は使用する水量が少ないので特に洗剤を多く投入すると過大な泡の発生が起こりうる。多くの洗剤のパッケージには適切な投入量を示す表示が記載されているが、それはある基準の水量を仮定し、その水量に対して適切な量を重量で表示している。ただし重量で表示しても毎回の洗濯時に重量を計測するのは簡便とは言えないため、洗剤にスプーンなどの計量器を同梱し、当該計量器での杯数も併せて表示するのが一般的である。ここで異なる種類の洗剤について、同梱される計量器の大きさは当然異なるので、基準の水量が同じであっても、杯数の表示は洗剤によって異なる事となる。
【0112】
図4の基準水量に対する洗剤投入量係数とは、この杯数の表示を洗濯機で洗剤毎に適切に行うための係数であり、基準の水量に対して、洗剤に同梱した計量器にて何杯の投入が適切かを示す。図4の例で言えば、洗剤Aに対する基準水量に対する洗剤投入量係数は100となっており、これは基準の水量に対して、洗剤に同梱した計量器にて100/100=1杯の投入が適切であることを示しており、洗剤Cの係数が80であることから、80/100=0.8杯の投入が適切であることを示している。
【0113】
なお、図4は洗剤に対するデータベースの例であり、本実施例では柔軟剤に対しても同様のデータベースを持つこととする。図示せず。なお、推奨すすぎ回数の情報は柔軟剤のデータベースには不要である。
【0114】
サーバ300はS1013でS1012で生成した洗剤設定画面情報を情報端末10に送信する。
【0115】
情報端末はS1002で洗剤設定画面情報を受信した後、S1003にて表示する。
【0116】
図20は本実施例における洗剤設定画面の一例である。画面G5上には、サーバ300に記憶された各洗剤銘柄の洗剤名称と、当該洗剤を選択するためのボタンが表示される。洗剤Aを選択する際には、ボタン801、洗剤Bを選択する際にはボタン802を情報端末10の操作手段を使って選択することとなる。本例の画面G5では、洗剤選択用のボタンの中でボタン801だけが塗りつぶされており、これにより使用者が現在選択している洗剤が洗剤Aであることを示している。
【0117】
図10のフローチャートでステップS1004にて使用者が他のボタンを選択した場合には、ステップS1005に移行し、洗剤選択表示を変更する。例えば、使用者が画面G5にてボタン802を選択すると、ボタン801は他の洗剤と同様の表示となり、変わってボタン802が塗りつぶされた表示となる。
【0118】
なお、使用者が使用する洗剤が画面G5に無かった場合には、ボタン803を選択する。ボタン804はサーバ300に記憶された使用者の洗剤に関する情報を初期設定に戻す場合に選択する。
【0119】
図20中の画面G5にてボタン805を選択すると、画面G5での洗剤設定操作が終了し、洗剤が決定されたことを意味する。図10のフローチャートのS1006での洗剤決定操作が有る場合として、次のS1007へ移行することと同じである。なお、S1006にて特に洗剤決定操作が実施されなかった場合には、S1004へ戻り、洗剤設定画面の表示と、使用者による操作を受付ける処理を継続することとなる。
【0120】
情報端末10はS1007で選択された洗剤を特定する情報をサーバ300に送信し、サーバ300はS1071にてそれを受信し、S1072にてその洗剤情報をサーバ記憶手段302中の使用者毎の洗剤・柔軟剤関連設定データベースに記憶し、S1073にて選択された洗剤に関連して情報端末10で表示すべき情報を送信する。情報端末10はS1008にてその情報を受信し、S1009にてその情報を表示する。
【0121】
図21は、図10のフローチャートのS1009にて表示される選択洗剤関連画面の一例である。図21の画面G6には、洗剤メーカが推奨しているすすぎ回数が1回となっていることを表示する表示901と、使用者にすすぎ回数を推奨の1回にするか否かを問いかける表示902とが有り、使用者に選択すべきボタンとしてすすぎ1回設定用のボタン904と2回設定用のボタン903とを備えている。
【0122】
図11は使用者が選択した洗剤がすすぎ1回推奨だった場合の処理フローチャートである。
【0123】
すすぎ1回推奨洗剤は、泡切れが良い洗剤であり、通常の洗濯運転では2回のすすぎ工程が必要な洗剤が主流であるのに対し、すすぎを1回だけ実施すれば洗い時の洗浄液をすすぐことが可能とされているものである。洗濯機1は2回のすすぎ工程が必要な多くの洗剤に合わせてすすぎ工程を2回繰り返すことを基本動作としている。図2の洗濯工程の図の例で言えば、すすぎ運転のところで、すすぎ回数分繰り返しとなっているところを、2回実施することとなる。これに対し、すすぎ1回推奨洗剤では、すすぎ回数繰り返しのところを1回の実施とすることが推奨されることとなる。
【0124】
そこで、すすぎ1回推奨洗剤を使用者が選択した場合、使用者に推奨すすぎ回数を表示し、すすぎを何回実施するかを選択するための画面をS1009にて洗剤に関連して情報端末10で表示すべき情報として表示するわけである。
【0125】
図21の画面G6表示の後、S1101にて、使用者によるすすぎ回数選択がされるまで待機し続ける。
【0126】
情報端末10で使用者によりすすぎ回数が選択されると、S1102にて選択されたすすぎ回数情報をサーバ300に送信する。
【0127】
サーバ300はS1121にてすすぎ回数の選択情報を受信した後、S1122にてサーバ記憶手段302中の使用者毎の洗剤・柔軟剤関連設定データベースの中で、すすぎ回数の情報を更新して記憶し、すすぎ回数情報の受信が完了したことを通知するための送信をS1123で実施する。情報端末10では、S1103にてサーバ300からのすすぎ回数情報の受信完了通知を受信した後、図7のフローチャートのS707の処理へと移行する。
【0128】
次に、図8のフローチャートにおいて、S803にて柔軟剤の設定変更を受付けた場合の処理を説明する。基本的な処理のフローは図10で説明した洗剤の設定フローと同様なので省略する。図22は、本実施例において、柔軟剤の設定変更を受付けた後に、情報端末10上に表示される柔軟剤を選択して、設定を変更するための画面の一例である。
【0129】
画面G7には、洗剤に対する図20の画面G5と同様に、サーバ300に記憶された各柔軟剤銘柄の柔軟剤名称と、当該柔軟剤を選択するためのボタンが表示される。柔軟剤Aを選択する際には、ボタン1001、柔軟剤Bを選択する際にはボタン1002を情報端末10の操作手段を使って選択することとなる。本例の画面G7では、柔軟剤選択用のボタンの中でボタン1001だけが塗りつぶされており、これにより使用者が現在選択している柔軟剤が柔軟剤Aであることを示している。使用者が他のボタンを選択した場合には、柔軟剤選択表示を変更する。例えば、使用者が画面G7にてボタン1002を選択すると、ボタン1001は他の柔軟剤と同様の表示となり、変わってボタン1002が塗りつぶされた表示となる。
【0130】
なお、使用者が使用する柔軟剤が画面G7に無かった場合には、ボタン1003を選択する。ボタン1004はサーバ300に記憶された使用者の柔軟剤に関する情報を初期設定に戻す場合に選択する。
【0131】
図22中の画面G7にてボタン1005を選択すると、画面G7での柔軟剤設定操作が終了し、洗剤が決定されたことを意味する。
【0132】
次に、図9を使って、使用者によって設定された洗剤及び柔軟剤設定、洗剤に関連して決定したすすぎ回数の設定を、洗濯機1に設定する処理を説明する。同時に、情報端末10の時計運針手段107で運針している現在時刻を、洗濯機1の時計運針手段28に設定する処理もあわせて実施するのでこれについてもあわせて説明する。この処理は、図8のステップS801で洗濯機1への洗剤及び柔軟剤関連の設定を転送することを受付けた場合に実施される。言い換えれば、図19の画面G4にてボタン704を選択した場合の処理である。
【0133】
まず、情報端末10は、洗濯機1に設定を実施するために送信すべき設定コマンドを生成することをサーバ300に要求するために送信をS901にて行う。
【0134】
サーバ300はS921にて設定コマンドを生成する要求を受信すると、S922にて設定コマンドを生成する。設定コマンドには、使用者が選択した洗剤銘柄に対する投入量の係数、洗剤を選択した際に追加で選択したすすぎ回数設定、使用者が選択した柔軟剤銘柄に対する投入量の係数を表すパラメータが含まれる。次にS923にてS922にて生成した設定コマンドを情報端末10に送信する。
【0135】
情報端末10はS902にて設定コマンドを受信した後、S903にて使用者に洗濯機1と情報端末10を近づけて通信が可能となるように指示する画面を表示する。
【0136】
次にS904にて洗濯機1との間の通信確立の処理を実行する。通信確立の処理は以下のようにして行われる。情報端末10制御手段105は、第1通信手段101に対して、通信確立の処理の実行を指示する。第1通信手段101は、近接無線通信で応答することが可能な通信相手が近接しているかを確認するため、ループアンテナ106を介してポーリングコマンドを無線にて送信する。このポーリングコマンドに応答するレスポンスコマンドが洗濯機1から無線発信されてきた場合は、通信確立が実現されたとし、次のS907の処理へ進む。ポーリングコマンドに対するレスポンスコマンドの応答が無かった場合には、ステップS905へ進む。
【0137】
S905では、通信指示画面を表示してからの経過した時間と、所定のタイムアウト判定用の時間とを比較し、所定の時間を経過した場合には、S906へ進んで使用者に通信が行えなかったことを報知する。図34は上記S906で情報端末10で表示される画面の一例であり、表示3401にて洗濯機1との通信が出来なかったことを報知している。もしもタイムアウト判定用の時間が経過していない場合には、S903からの、使用者に機器を近づけることを指示しつつ、通信確立を再度実行する一連の処理を再度行う。
【0138】
ステップS904で通信確立が出来た場合は、情報端末10はS907で洗濯機1への時刻情報の送信を行うかどうかの判定を行う。この判定には、図6のS608にて取得した洗濯機特定情報の中の洗濯機1に時計運針手段28が搭載されているか否かの情報を利用する。すなわち、洗濯機1に時計運針手段28が搭載されている場合には、時刻情報を送信することとしてステップS908へ進む。洗濯機1に時計運針手段28が搭載されていない場合には、ステップS910へ進む。
【0139】
S907にて時刻情報を送信することとなった場合、次にS908へすすみ、情報端末10は、時計運針手段107で運針している現在時刻を、第1通信手段を介し近接無線通信にて洗濯機1へ送信する。
【0140】
洗濯機1はS941にて、S908で情報端末10から送信された現在時刻を受信する。次にS942にて、受信した現在時刻を、仮に仮時刻運針制御部23fにて運針開始する。仮時刻運針制御部23fでの時刻運針の処理は、時計運針手段28での処理同等であり、洗濯機1中のマイコンのタイマー機能を利用して、所定の単位の時間の経過を検知し、その経過時間を積算して現在時刻の更新を行うことで実現される。ただし、仮時刻運針制御部23fでの現在時刻の運針は、後述するステップS946までの間の一時的な処理であり、電池などのバッテリによる給電は必要ない。この仮時刻運針制御部23fでの現在時刻の運針により、情報端末10から受信した時刻が続く処理の間に現在時刻とずれてしまうことを防ぐことができる。
【0141】
次に、洗濯機1はS943にて時刻情報を受信したことを情報端末10に通知するために、受信完了通知を送信する。情報端末10は、S909にて受信完了通知を受信すると、ただちに次のS910へ進む。
【0142】
ステップS910では、情報端末10は、S902にて受信した、洗剤・柔軟剤情報を設定するための設定コマンドを洗濯機1に送信する。
【0143】
洗濯機1はS944にて設定コマンドを受信すると、S945にてコマンドに含まれている情報を記憶手段24にて記憶する。使用者が選択した洗剤銘柄に対する投入量の係数は洗剤量表示データ記憶手段24bに、洗剤を選択した際に追加で選択したすすぎ回数設定はすすぎ回数設定記憶手段24dに、使用者が選択した柔軟剤銘柄に対する投入量の係数は柔軟剤量表示データ記憶手段24cに記憶する。
【0144】
次にS946にて記述済みのS942での仮受付した時刻情報の受付処理を実施する。S946の詳細動作は、図30のフローチャートを用いて説明する。
【0145】
図30のフローチャートは、洗濯機1での時刻情報受付処理を説明するものである。
【0146】
受付処理が開始されると、洗濯機1の制御手段23は、ステップS3001にて時刻情報の受付を行って良いかどうかを判定する。情報端末10の時計運針手段107はネットワーク200からの現在時刻と時計合わせを常に実施していることが期待出来るため、洗濯機1の時計運針手段と情報端末10の時計運針手段107との時刻が一致しない場合、情報端末10の時刻運針手段107の現在時刻の方がより正しい時刻であることが期待値となる。しかし、洗濯機1として洗濯機1の時計運針手段で運針している現在時刻を上書きすべきでない場合があるので、それについて具体的な例を以下で説明する。
【0147】
まず、洗濯機1の表示手段26でまさに運転終了予定時刻を設定するためのインタフェースを提供している場合がある。図32は上記の場合の、表示手段26で表示される画面の一例を示したものである。表示3208に時刻運針手段107で運針している現在時刻を表示している。
【0148】
さらに、表示3207で、運転終了予定時刻として、使用者が設定可能な時間帯を報知している。設定可能な時間帯は、運転予約を実施しようとしている洗濯運転にどれだけの時間がかかるかによって、もっとも早い設定可能な終了時間が決まる。もっとも遅い設定可能な終了時間については、たとえば24時間以内というように固定としても良いし、運転開始までに長時間待機し続けては問題となる洗濯運転の場合には運転開始までの時間を制限するためにより短い時間を設定しても良い。どちらにせよ、洗濯機1の運転内容もしくは洗濯機1の操作表示の特徴から、現在時刻から所定の時間後の時刻として決まることとなる。そのため、表示3207は、表示3208で示されている時計運針手段28で運針している現在時刻を前提として設定されることとなる。
【0149】
運転終了予定時刻設定としては、表示3202で運転終了予定時刻の時間の単位を表示し、ボタン3201で時間の単位を増加させ、ボタン3203で時間の単位を減少させる。同様に運転終了予定時刻の分の単位は、表示3205で運転終了予定時刻の分の単位を表示し、ボタン3204で分の単位を増加させ、ボタン3206で分の単位を減少させる。なお、分の単位の変化させる単位を1分単位などとあまりに細かく変化させると、所望の時間に設定するためのボタン操作が煩雑になるのと、洗濯運転の時間は給水や排水にかかる時間が洗濯機のおかれた環境などによって変化することからあまりに細かい設定としても無意味である。そのため、一度のボタン操作毎に10分の時間変化程度が適切である。
【0150】
表示3202と表示3205で示される運転終了予定時刻は、表示3207で報知されている時間帯の範囲でのみ設定可能であり、結果として、表示3208で示されている時
計運針手段28で運針している現在時刻を前提として設定されることとなる。
【0151】
この図32で示される運転終了予定時刻を設定するためのインタフェースを洗濯機1で表示している場合に、図30のフローチャートのステップS3001に到達することを考える。表示3208で表示されている、洗濯機1で直前まで運針していた現在時刻が、情報端末10で運針していた現在時刻に書き換わると、表示3207、表示3202及び表示3205と書き換わった現在時刻の表示と矛盾を起こす。図32のインタフェースを使用者が操作中の場合、すなわち洗濯機1が運転終了予定時刻設定の画面を表示している際には、洗濯機1の時計運針手段で運針している現在時刻を上書きすべきでない。このような場合には、制御手段23はステップS3001にて、時刻情報受付を行わないものと判断し、図30のフローチャートの時刻情報受付処理を終了する。これにより、仮時刻運針制御部23fで一時的に運針していた情報端末10の現在時刻は破棄され、洗濯機1の現在時刻としては採用されない。
【0152】
同様に情報端末10の現在時刻を破棄する、別の場合について図33を用いて説明する。
【0153】
図33は、洗濯機1の表示手段26でコース運転設定を使用者に報知している画面の一例を示したものである。表示3301でコース名称を、表示3302で運転終了予定時刻として設定された時刻を表示している。表示3303では、当該画面の設定で洗濯機1の運転を開始するための操作方法を報知している。表示3304は、洗濯機1で運針している現在時刻を表示している。表示3302で表示されている運転終了予定時刻は、図32のようなインタフェース等によって、洗濯機1の現在時刻を前提として設定されていることとなる。このように洗濯機1に対して運転終了予定時刻が設定済みの場合については、先の例と同様に図30のステップS3001にて時刻情報を上書きすべきでない。
【0154】
ステップS3001で時刻情報を受け付けるべきではない場合として、二つの例をあげたが、これに限定されるものではない。洗濯機1の時計運針手段28で運針している現在時刻を前提とした状態に洗濯機1がある場合には、同様に情報端末10の時刻情報を受け付けるべきではない。たとえば、まさに洗濯機1の現在時刻自体を変更する画面を表示している場合や、すでに洗濯運転を開始しており使用者が終了時刻を洗濯機の現在時刻から類推済みの場合などでも時刻情報を受け付けないこととしても良い。
【0155】
図30のフローチャートでS3001にて、情報端末10からの時刻情報を受け付けることと判定した場合、ステップS3002に進む。ここで、図9のフローチャートのS942で時刻情報仮受付処理を行い、仮時刻運針制御部23fで情報端末10からの現在時刻を受信している場合には、次のS3003へ進む。もしも受信していなかった場合には、反映すべき現在時刻を受信しておらない為、何も処理を行わず時刻情報受付処理を終了する。すでに説明したとおり、図9のフローチャートS942は、同図のS907の判定によって条件分岐しており、S907の条件は図6のS673で洗濯機から送信した洗濯機特定情報の中の時計運針手段28が搭載されて機能しているか否かの情報による。
【0156】
次にS3003に進むと、洗濯機1の制御手段23は、仮時刻運針制御部23fで運針している現在時刻を、時計運針手段28の現在時刻に対して上書きして書き換える。これ以降、時計運針手段28ではこの書き換えられた現在時刻をもとに時計の運針を続ける。
【0157】
図9のフローチャートの説明に戻る。洗濯機1は、S946の次に、S947にて設定コマンドの受信が完了したことを通知するための送信を情報端末10に対して実施する。
【0158】
情報端末10はS911にて洗濯機1からコマンド受信完了通知を受信した後、使用者
に対して設定が完了したことを通知する画面を表示(ステップS912)する。これにより、使用者による洗剤および柔軟剤に関連する情報を洗濯機1に設定する処理及び現在時刻を反映する処理が終了する。
【0159】
ここまで図9で説明してきたとおり、ステップS903で使用者に情報端末10と洗濯機1を近づけるように報知した後、使用者がその報知に従って情報端末を近づけることでステップS904で通信確立が成立する。通信確立が成立した後、使用者の意図する洗剤および柔軟剤に関連する情報を洗濯機に送信すると共に情報端末10の運針している現在時刻も同時に送信することが出来るので、現在時刻の設定の為に特殊な操作を使用者が行うことなく簡便に洗濯機1に対して現在時刻の設定を行うことが出来る。
【0160】
また、ステップS946にて、洗濯機1の表示や設定状態によって、情報端末10から送信された現在時刻を洗濯機1に反映させるか否かを判定することにより、それ以前の洗濯機1の現在時刻と異なる時刻になった場合に、使用者の意図しない動作・表示を洗濯機1が行うことを防ぐことが出来る。
【0161】
なお、サーバ記憶手段302中の使用者毎の洗剤・柔軟剤関連設定データベースに記憶するのを、使用者によって洗剤もしく柔軟剤を選択した直後及びもしくはすすぎ回数を選択した直後の情報端末10からサーバ300への通信の直後としているが、これに限定されるものではない。例えば、使用者が設定した洗剤、柔軟剤の選択を終えて、洗濯機1への設定を行うことを選択した後の情報端末10からサーバ300への通信後でも良い。もしくは、洗濯機1への設定が完了した通知を情報端末10からサーバ300へ送信するフローを追加し、洗濯機1への設定が完了したことをサーバ300が通知を受けた後で、サーバ記憶手段302中の使用者毎の洗剤・柔軟剤関連設定データベースに記憶するのでも良い。使用者が洗濯機1へ設定を行ったことにより洗剤および柔軟剤の設定が更新されるので、洗濯機1とサーバ300の使用者毎の洗剤及び柔軟剤の設定が一致した状態とすることができる。
【0162】
なお、洗濯機1の洗剤量表示データ記憶手段24b及び柔軟剤量表示データ記憶手段24c、すすぎ回数設定記憶手段24dの情報の更新は、情報端末10から洗濯機1への通信を行った後に実施するとしたが、洗濯機1の操作手段25と表示手段26を使って使用者によって変更することが可能としても良い。これにより、情報端末10が利用不可能な場合でも、洗剤及び柔軟剤のデータを、洗剤も柔軟剤も未選択で、すすぎ回数を2回というように出荷初期状態へ戻すことが出来る。
【0163】
なお、S907にて洗濯機特定情報の中の洗濯機1に時計運針手段28が搭載されているか否かの情報を使って情報端末10が現在時刻を洗濯機1に送信するか否かを判定することとしたが、これに限定されるものではない。洗濯機特定情報はサーバ300に送信されている為、判定をサーバ300で実施し、この判定結果を情報端末10が受信し、洗濯機1に時刻情報を送るか否かの決定に利用するようにしても良い。こうすることで情報端末10での処理を簡略化することができる。
【0164】
また、洗濯機特定情報の中の洗濯機1に時計運針手段28が搭載されているか否かの情報と、洗濯機1の状態を元に、洗濯機1の現在時刻を、情報端末10の現在時刻で上書きするか否かを決定することとしたが、これに限定されるものではない。たとえば、使用者によって洗濯機1もしくは情報端末10上の操作・表示手段を利用し、洗濯機1の時刻情報を上書きするか否かを選択することができるインタフェースを提供しても良い。こうすることで、使用者が情報端末10の現在時刻と洗濯機1の現在時刻を意図してずらすことが可能となる。
【0165】
なお、洗濯機特定情報を図6のS673にてのみ送信することとしたが、これに限定されるものではない。たとえば、図9のS904の通信確立の直後にも送信することとしても良い。こうすることで、情報端末10はS608で受信した洗濯機特定情報を元とした判定ではなく、毎回通信時に得られた洗濯機特定情報を元に判定すればよいので処理が簡略化できる。
【0166】
なお、通信確立の後、まず時刻情報を送信し、その後に設定コマンドを送信することとしたが、これに限定されるものではない。順番が逆であっても良い。
【0167】
次に図12を使って、洗濯機1に設定された洗剤および柔軟剤に関連する情報を洗濯動作時に利用する処理を説明する。
【0168】
使用者により洗濯機1の電源が投入されて処理が開始される。
【0169】
まずS1201で、洗濯機1での洗濯動作について使用者が表示手段26と操作手段25を使用して設定を行うための処理が行われる。洗濯動作に関する設定の具体的な例としては、洗濯動作を大きく変更するコースの指定、設定されたコースでの洗いを行う時間の指定、すすぎ回数の指定、脱水時間の指定、乾燥工程の有無や時間の指定、洗濯時に利用する水量を決定するための水位の指定などがある。
【0170】
S1202で使用者により運転開始を操作手段25により指示された場合は、次のS1203にて布量を判定するための工程を実施する。布量の判定動作は、制御手段23の布量検知部23dにより洗濯手段21を制御することで実施される。
【0171】
S1203の布量判定工程の実施が終了すると、次にS1204にて水位の指定がされているか否かによって処理を分岐する。水位指定が使用者により運転開始受付け前のステップS1201にて実施されていた場合は、S1205へすすみ、指定された水位を洗濯運転中の水位設定とする。水位指定がされていなかった場合には、ステップS1206へすすみ、S1203で判定した洗濯機1に投入された布量によって、水位を決定する。布量が少なかった場合には水位を低くし、多かった場合には水位を高めることで、必要な洗浄及びすすぎ性能を確保しつつ、使用する水量を最小限に抑制するように水位を決定する。
【0172】
次にステップS1207にて、洗剤量表示データ記憶手段24bに、使用者によって指定された洗剤に対する洗剤量情報が記憶されているかによって処理を分岐する。情報が記憶されている場合も、されていない場合にも、さらに、柔軟剤量表示データ記憶手段24cに使用者によって指定された柔軟剤に対する柔軟剤量情報が記憶されているかによって処理を分岐する(S1208及びS1209)。結果として、洗剤量情報と柔軟剤量情報ともに記憶されていた場合には、ステップS1211にて洗剤および柔軟剤の投入量表示Aを表示する。洗剤量情報はあって柔軟材料情報は無い場合はS1210にて投入量表示Bを表示し、洗剤量情報は無くて柔軟剤量情報がある場合はS1212にて投入量表示Cを表示し、洗剤量情報と柔軟剤量情報ともに記憶されていなかった場合には、ステップS1213にて投入量表示Dを表示する。
【0173】
投入量表示(S1210〜S1213)を所定時間実施した後、S1214にて洗い、すすぎなどの実際の洗濯運転をS1214で実施した後に、運転を終了する。
【0174】
ステップS1210からS1213の投入量表示について図13から16を用いて説明する。なお、これらの表示は洗濯機1の表示手段26によって行われる。
【0175】
S1211の投入量表示Aの例が図13である。洗剤が使用者によって指定されているため、指定洗剤に対する表示であることを示す表示1301と共に、投入すべき洗剤量を表示1302にて表示している。投入すべき洗剤量は、ステップS1205もしくはS1206で決定された水位設定から、洗濯時に利用する水量を算出して基準水量に対する比率を求め、それに対して洗剤量表示データ記憶手段24bに記憶されている基準水量に対する洗剤投入量係数を掛け合わせることで求めることができる。
【0176】
柔軟剤に対しても同様に、指定柔軟剤に対する表示であることを示す表示1303と共に、投入すべき柔軟剤量を表示1304にて表示している。投入すべき柔軟剤量は、洗剤量の場合と同様に求めることができる。
【0177】
S1210の投入量表示Bの例が図14である。洗剤は使用者によって指定されているため、図13と同様に指定洗剤に対する表示であることを示しつつ、投入すべき洗剤量を表示している。柔軟剤について使用者によって指定されておらず、かつ洗濯において柔軟剤の投入は必須では無いため、柔軟剤の投入量の表示は特に実施しない。
【0178】
S1212の投入量表示Cの例が図15である。洗剤が使用者によって指定されていないが、通常洗濯において洗剤は必ず投入されると想定されるため、多くの洗剤で有効な洗剤投入量を表示するが、図13の表示1301に相当する指定洗剤に対する表示は行わない。柔軟剤表示に関しては図13の場合と同様である。
【0179】
S1213の投入量表示Dの例が図16である。図15と同様に、洗剤が使用者によって指定されていないが、通常洗濯において洗剤は必ず投入されると想定されるため、多くの洗剤で有効な洗剤投入量を表示するが、図13の表示1301に相当する指定洗剤に対する表示は行わない。柔軟剤に関しては、図14の表示と同様に投入量表示を行わない。
【0180】
図27から図29のフローチャートを使って、運転予約設定と、運転予約動作の動作について説明する。
【0181】
図27のステップ(8)以降は、図7のフローチャートの説明で洗濯機のメニュー画面から運転予約の指示を受付けた場合に実行されるステップである。まずステップS2701にて、運転予約時に洗濯機1で実行される運転コースを選択するための画面の要求を情報端末10からサーバ300に対して送信する。サーバ300はステップS2721にて上記の運転コース選択画面の要求を受信すると、S2722にて洗濯機1で運転予約で実行可能な運転コースを選択するためのコース選択画面情報を生成し、次のS2723にて上記コース選択画面情報を情報端末10に送信する。
【0182】
情報端末10はS2702にてコース選択画面情報を受信した後、S2703にてコース選択画面を表示する。
【0183】
図23は、サーバ300で生成されたコース選択画面情報を元に情報端末10で表示されるコース選択画面の一例である。大きく分類して、洗い、すすぎ、脱水を実施する洗濯のみのコースを選択する為のボタン1101、ボタン1102、ボタン1103と、洗濯の後に乾燥運転を引き続き運転するコースを選択する為のボタン1104、ボタン1105、ボタン1106とがある。それぞれのボタンを情報端末10の操作手段104を通じて使用者が選択することにより、コースが選択されることとなる。
【0184】
コースは使用者の利用目的に応じて洗濯機1の工程動作を大きく変更するための手段であり、例えばボタン1102のナイトコースは、夜間に洗濯運転する際に、騒音のレベルを低減させる為に脱水時のモータ回転数を低く抑えて、その変わりに脱水の時間を長くし
て洗い、すすぎでぬれた衣類の脱水性能を維持するコースであり、ボタン1103の毛布コースは、大きなひとかたまりの洗濯物を洗濯する為に、すすぎ性能向上の為に高めの水位ですすぎを実施し、脱水時のアンバランスの発生を抑える為に脱水時の回転数の上昇を時間をかけて実施するコースであったりする。それぞれの運転コースは洗濯機1の工程動作が大きく変わるため、運転に要する時間もそれぞれ変化することとなる。特に、洗いから脱水までの工程と比較して乾燥工程には特に長い運転時間を要する。
【0185】
図27のフローチャートの説明に戻る。S2703の画面表示の後、情報端末10上でS2704でコースを選択されると、次のS2705にて情報端末10は選択されたコースの情報をサーバ300に送信する。
【0186】
サーバ300はS2751にて情報端末10からの選択されたコース情報を受信し、選択されたコースを特定すると、選択されたコースに応じたコースの属性情報をS2752で情報端末10に送信する。コースの属性情報とは、該当するコースに関する属性情報である。図31を用いて本実施例でのコースの属性情報について説明する。図31は、サーバ300中のコース情報サーバ記憶手段302bに記憶されているコースの属性情報のデータベースの一例である。おまかせ、毛布、などのコースに対して、それぞれのコースの予約設定において設定可能な最も早い終了までの時間と、最も遅い終了時間とが記憶されている。この例においては、おまかせコースの設定可能な最も早い終了までの時間は120分であり、毛布コースの設定可能な最も早い終了までの時間は180分となっている。毛布コースは時間をかけて運転を実施するコースなので、おまかせコースと比較して、コース運転にかかる時間が長い。そのため、運転が終了する時間を予約する際には、おまかせコースよりも遅い時間からしか設定することが出来ない。なお、最も遅い終了時間については、本実施例ではコース共通で24時間後までとしている。
【0187】
情報端末10は、ステップS2706にて、上記のコースの属性情報を受信する。次にステップS2707にて運転予約設定画面を生成し、それを表示する。
【0188】
ステップS2707での運転予約設定画面生成についてより詳細に説明する。まず、受信したコースの属性情報から、運転予約を設定可能な時間帯情報を生成する。これは、情報端末から受信したコースの属性情報の中の、予約設定において設定可能な最も早い終了までの時間と、最も遅い終了時間を、情報端末10の時計運針手段107が運針している現在時刻に足しあわせることで得られる。
【0189】
図24は、S2707にて表示される運転予約設定画面の一例である。画面G9中には、設定可能時間帯情報を示す表示1201と、運転終了時刻を指定するためのボタン1202と、前回運転終了予約時刻を今回の運転予約設定の予約時刻として設定する為のボタン1203と、運転予約設定を確定させる為のボタン1204とがある。運転終了時刻を指定するためのボタン1202上には、暫定的に選択されている予約時刻が表示されている。ボタン1202を選択して予約時刻を変更したり、ボタン1203を選択して今回の運転予約設定の時刻を前回運転終了予約時刻に変更した際には、それぞれに変更に応じてボタン1202上の暫定的に選択されている予約時刻も変更される。暫定的に選択されている予約時刻は、ボタン1204を選択されることで確定される。ボタン1203で前回運転終了予定時刻を呼び出す機能を記載しているが、このボタンを押すことで、サーバ300で別途記憶している、前回の運転終了予定時刻を暫定的に選択されている予約時刻の表示1202に反映されるものであり、サーバ300から情報端末10に情報が送信されていることを前提としているが、本実施例では詳細は省略する。
【0190】
図27のフローチャートの説明に戻る。S2707での運転予約設定画面の表示の後、S2708で前回運転終了予約時刻を今回の運転予約設定の予約時刻として設定する操作
が行われた場合はS2709へ移行する。当該操作は図24でボタン1203が選択されることに対応する。
【0191】
S2709では、前回運転終了予約時刻が、S2753にて生成された設定可能時間帯の範囲内か否かによって処理を分岐する。設定可能時間帯の範囲内であれば、S2710へ移行して暫定的に設定されている予約時刻を前回運転終了予約時刻に変更する。範囲外であればS2711へ移行して、設定可能な時間帯外であることを警告する画面を情報端末10の報知手段103によって表示する。図26はS2711で表示する警告画面の一例である。画面G11には、図24の画面G9と同等の表示の上に警告メッセージである表示1401が重ねて表示され、使用者に警告メッセージを提示する。警告メッセージの表示後、一定時間後には運転予約設定画面での操作処理を継続するため、ステップS2708へと戻る。
【0192】
S2708で前回設定時刻の選択操作が行われなかった場合には、ステップS2712へ移行し、暫定的に選択された時刻を変更する指示が行われたか否かによって処理が分岐する。S2712で時刻を変更する指示が行われた場合とは、図24の例ではボタン1202が選択されることに対応する。この場合は、情報端末10の報知手段103と操作手段104を使って、予約時刻を変更するための画面表示、及び操作により設定時刻を変更するための処理S2713を実行する。
【0193】
図25はS2713で実施する予約時刻設定を変更するための画面の一例である。画面G10には、暫定的に選択されている時刻のうち、時間に対応する表示1302と、分に対応する表示1305とで時刻を表示しており、予約時刻の時間を増やすボタン1301と減らすボタン1303と、予約時刻の分を増やすボタン1304と、減らすボタン1306とが配置されている。さらに、本画面G10にて操作した結果の時刻設定を無効化するためのボタン1307と、時刻設定を反映させるためのボタン1308も配置されている。ボタン1307を選択すると、ボタン1301、ボタン1303、ボタン1304、ボタン1306によって変更じた予約時刻の変更を無効化して元の運転予約設定画面に戻る。ボタン1308を選択すると、表示1302と表示1305で表示されている予約時刻を運転予約設定画面で暫定的に選択されている予約時刻に反映して運転予約設定画面に戻る。
【0194】
S2712で設定時刻変更指示がなされていない場合にはステップS2714へ移行し、運転予約設定を実施する指示がされたか否かによって処理を分岐する。運転予約設定を実施する指示が無ければ、S2708以降の運転予約設定画面での操作処理を継続する。運転予約設定を実施する指示が有った場合には、ステップ(9)以降の処理を実施する。
【0195】
ステップ(9)以降の処理を図28のフローチャートを使って説明する。
【0196】
情報端末10はS2801にて、運転予約設定画面において設定された運転予約の時刻情報と、情報端末10の時計運針手段107にて運針中の現在時刻をサーバ300に送信する。
【0197】
サーバ300はS2821にて運転予約の時刻情報と、情報端末10で運針中の現在時刻を受信すると、次のステップS2822にて、その運転予約の時刻情報で、使用者情報サーバ記憶手段302aに記録された使用者情報データベース中の、当該使用者特定情報と当該センタ機特定情報とで特定される情報のうち、前回運転終了予約時刻を更新する。これにより、次回の運転予約設定時に、前回の設定時間として今回設定された時刻情報を利用することができる。
【0198】
S2822の後、ステップS2823でサーバ300はコマンド生成部303bにより、洗濯機1に運転予約設定を行う為の設定コマンドを生成する。設定コマンドには、少なくともS2721で受信した選択されたコースを特定するための情報と、そのコースの運転を現在時刻から何分後に終了するかの情報とが含まれる。運転を現在時刻から何分後に終了するかの情報は、S2821で受信した運転を終了する設定時刻から情報端末10の時計運針手段107にて管理している現在時刻との差分によって算出される。
【0199】
次にステップS2824にて、生成された運転予約設定の為の設定コマンドを情報端末10に送信する。
【0200】
情報端末10ではS2802にて運転予約設定の為の設定コマンドを受信すると、S2803にて使用者に洗濯機1と情報端末10を近づけて通信が可能となるように指示する画面を表示する。
【0201】
次にS2804にて洗濯機1との間の通信確立の処理を実行する。通信確立の処理は以下のようにして行われる。情報端末10制御手段105は、第1通信手段101に対して、通信確立の処理の実行を指示する。第1通信手段101は、近接無線通信で応答することが可能な通信相手が近接しているかを確認するため、ループアンテナ106を介してポーリングコマンドを無線にて送信する。このポーリングコマンドに応答するレスポンスコマンドが洗濯機1から無線発信されてきた場合は、通信確立が実現されたとし、次のS2807の処理へ進む。ポーリングコマンドに対するレスポンスコマンドの応答が無かった場合には、ステップS2805へ進む。
【0202】
S2805では、通信指示画面を表示してからの経過した時間と、所定のタイムアウト判定用の時間とを比較し、所定の時間を経過した場合には、S2806へ進んで使用者に通信が行えなかったことを報知する。図34は上記S2806で情報端末10で表示される画面の一例であり、表示3401にて洗濯機1との通信が出来なかったことを報知している。もしもタイムアウト判定用の時間が経過していない場合には、S2803からの、使用者に機器を近づけることを指示しつつ、通信確立を再度実行する一連の処理を再度行う。
【0203】
ステップS2804で通信確立が出来た場合は、情報端末10はS2807で洗濯機1への時刻情報の送信を行うかどうかの判定を行う。この判定には、図6のS608にて取得した洗濯機特定情報の中の洗濯機1に時計運針手段28が搭載されているか否かの情報を利用する。すなわち、洗濯機1に時計運針手段28が搭載されている場合には、時刻情報を送信することとしてステップS2808へ進む。洗濯機1に時計運針手段28が搭載されていない場合には、ステップS2810へ進む。
【0204】
S2807にて時刻情報を送信することとなった場合、次にS2808へすすみ、情報端末10は、時計運針手段107で運針している現在時刻を、第1通信手段を介し近接無線通信にて洗濯機1へ送信する。
【0205】
洗濯機1はS2841にて、S2808で情報端末10から送信された現在時刻を受信する。次にS2842にて、受信した現在時刻を、仮に仮時刻運針制御部23fにて運針開始する。仮時刻運針制御部23fでの時刻運針の処理は、時計運針手段28での処理同等であり、洗濯機1中のマイコンのタイマー機能を利用して、所定の単位の時間の経過を検知し、その経過時間を積算して現在時刻の更新を行うことで実現される。ただし、仮時刻運針制御部23fでの現在時刻の運針は、後述するステップS2846までの間の一時的な処理であり、電池などのバッテリによる給電は必要ない。この仮時刻運針制御部23fでの現在時刻の運針により、情報端末10から受信した時刻が続く処理の間に現在時刻
とずれてしまうことを防ぐことができる。
【0206】
次に、洗濯機1はS2843にて時刻情報を受信したことを情報端末10に通知するために、受信完了通知を送信する。情報端末10は、S2809にて受信完了通知を受信すると、ただちに次のS2810へ進む。
【0207】
情報端末10はS2810にて、S2802で受信した設定コマンドを洗濯機1に送信する。
【0208】
洗濯機1はS2844にて設定コマンドを受信すると、S2845にて設定コマンドによる予約設定を反映する処理を実行する。
【0209】
上記のS2845の予約設定反映処理については、図35を用いて説明する。
【0210】
予約設定反映処理が開始されると、まずS3501にて、仮時刻運針制御部23fにて仮受付した時刻情報があるか否かを判定し、ある場合にはS3502へ、無い場合はS3507へ進む。
【0211】
S3502では、仮時刻運針制御部にて一時的に運針している現在時刻を時計運針手段28で運針している現在時刻に上書きを行い、洗濯機1での現在時刻を、情報端末10から送信された現在時刻で上書きする。
【0212】
次にS3503で、S3502で更新した現在時刻にS2844で受信した設定コマンドの中のコースの運転を現在時刻から何分後に終了するかの情報の時間を足しあわせ、運転終了時刻を算出する。ここで算出された運転終了時刻は、使用者がS2707で設定した運転終了時刻と異なる場合があるが、これは使用者を混乱させるので回避するのが良い。両者が異なるのは、S2823で生成された設定コマンド中のコースの運転を現在時刻から何分後に終了するかの情報を作成するのに利用した、S2801で送ったサーバ300に情報端末10が送った現在時刻と、S2808にて情報端末10から洗濯機1に送った現在時刻とに差異があるからである。
【0213】
この差異は、S2803からS2807までの間の時間が占めている。すなわち、情報端末10を洗濯機1に近づけるように指示された使用者が、実際に近づける行為を行って通信が可能になるまでの時間である。ただし、S2805にてタイムアウト処理が行われている為、タイムアウトを判定するための所定の時間が短ければ、両者の時間の差異を短く制限することが出来る。
【0214】
この時間の差異が、洗濯機の運転終了時刻として設定可能な時間単位よりも充分に短くしておけば、洗濯機1の本体での設定可能な時間が制限されているため、洗濯機1の本体での設定可能な時間に補正することで、使用者がS2707で設定した運転終了時刻を得ることが出来る。この処理をS3504にて行う。洗濯機1での運転予約の画面の例として図32の説明で記載したように、洗濯機1本体での設定可能な終了予定時刻は10分単位とすれば、S2805のタイムアウトまでの時間を10分よりも短く、たとえば3分とすればよい。
【0215】
たとえば、情報端末10の現在時刻が、S2801の段階で12:31であり、使用者が運転予約の際に指定した運転終了時刻を15:00としていたとする。すると、S2823にてサーバ300が生成する設定コマンドの中の運転を現在時刻から何分後に終了するかの情報は179分となる。情報端末10と洗濯機1との間の通信が確立するまでにS2805でのタイムアウトする3分直前までかかったとすると、S2808で送信される
情報端末10の現在時刻は12:34となる。S2845中の、S3503で洗濯機1で算出される運転終了時刻は、12:34の179分後なので、15:03となる。ここで、洗濯機1の運転終了時刻は10分単位であるから、15:03の一つ前の15:00がS3504の運転時間補正処理にて選択されることとなるわけである。
【0216】
このようにすることで、洗濯機1は、情報端末10から送られてきた、情報端末10の現在時刻と、情報端末10の現在時刻と使用者が運転予約した際に指定した時刻の差分の時間とから、使用者が運転予約した際に指定した時刻を再構成して得ることができる。
【0217】
なお、厳密には、サーバ300と情報端末10、情報端末10と洗濯機1の間の送受信時間などが時刻の誤差として追加されるが、使用者による情報端末10と洗濯機1を近づけるまでの時間と比較すれば無視できるほど小さい。
【0218】
次にS3505にて予約設定の反映処理を行う。すなわち、洗濯機1の設定を、S2844で受信したコースを選択した状態とし、かつ運転終了時刻を先のS3504にて得た時刻を設定する。
【0219】
その次に、S3506にて、上記の予約設定の反映を行った状態を示す画面を、洗濯機1の表示手段26にて表示する。図33はこの時に表示される画面の一例である。表示3302で、S3504にて得た時刻を運転予約の情報として表示し、予約設定反映処理を終了する。
【0220】
S3501にて仮受付時刻情報が無かった場合は、S3507にて予約設定反映処理を実施する。S3505の反映処理に似た内容だが、この場合は時刻情報を受け付けておらず、洗濯機1の時計運針手段28が機能していない場合である。そのため、運転終了までの設定は時刻としてではなく、S2844で受信した設定コマンドの中の運転を現在時刻から何分後に終了するかの情報を使う。次にS3508で、洗濯機1の表示手段26にて予約設定の反映を行った状態を示す画面を表示する。なお、この画面に関しては図示しない。
【0221】
この図35の予約設定反映処理中では、図9および図30を使って説明を行った、洗剤および柔軟剤設定の送信の場合の時刻送信とは違い、時刻情報受付可能か否かの判定、すなわちS3001に相当する処理は行わない。
【0222】
これは、続くS3505にて運転予約設定の反映する処理、およびS3506での画面表示処理を行うことで、それ以前の洗濯機1の表示状態や、設定状態が上書きされることが決まっているからである。そのため、図9の洗剤や柔軟剤の設定のための通信にあわせて時刻情報を送った際の処理結果では受け付けないとしていた例であっても、時刻情報を受け付け、情報端末10の現在時刻で洗濯機1の現在時刻を上書きすることができる。
【0223】
次にS2846にて設定コマンドの受信が完了したことを通知するための送信を情報端末10に対して実施する。運転予約の設定の後の、洗濯機1での運転予約動作の実施については、ステップ(10)以降として後述する。
【0224】
情報端末10はS2811にて洗濯機1からコマンド受信完了通知を受信した後、使用者に対して設定が完了したことを通知する画面を表示(ステップS2812)する。これにより、使用者による運転予約設定情報および情報端末10の現在時刻を洗濯機1に設定する処理が終了する。
【0225】
図29のフローチャートを使って、洗濯機1での運転予約動作について説明する。
【0226】
図28のS2845で洗濯機1に予約設定が反映された状態となるが、実際の予約動作はS2845の時点では開始されておらず、S2902にて運転開始を受付けないかぎりは、予約動作を行わない。S2902で使用者により操作手段25を操作して予約動作の運転開始を受付けると、次のステップS2903にて布量を判定するための工程を実施する。布量の判定動作は、制御手段23の布量検知部23dにより洗濯手段21を制御することで実施される。
【0227】
次のステップS2904で運転予約制御部23eは、布量の判定結果により、布量に応じた適切なコース運転を実施するための運転時間を算出する。布量に応じた適切なコース運転の例としては、布量が多い場合には、洗い時間を長くして洗浄性能を確保したり、使用する水量を多くすることから給水や排水にかかる時間が長くこと、乾燥時間が長くなることを反映させることなどがあげられる。
【0228】
次のステップS2905で運転予約制御部23eは、S2844で受信した設定コマンドで指定されていた、運転を何分後に終了するかの設定時間から、S2904で算出したコース運転の運転時間を減算し、運転を開始すべきタイミングまでに待機すべき時間を算出する。なお、洗濯機1の時計運針手段28が機能している場合は、S3504で得られた運転終了時刻に対して、S2904で算出したコース運転の運転時間を減算し、運転を開始すべきタイミングまでに待機すべき時間を算出する。
【0229】
その後洗濯機1の運転予約制御部23eはS2906で、S2905で算出した待機時間経過の判定を行う。待機時間経過後、洗濯機1ではS2907で洗濯運転を実施することで、運転予約動作を終了する。
【0230】
上記実施の形態で説明した構成及び動作シーケンスによって、本発明の洗濯機システムでは、情報端末10の現在時刻を洗濯機1に対して送信するにあたり、使用者に時計合わせをしていることを意識させることなく、簡便に実現することができる。
【0231】
なお、本実施の形態において、洗濯機1には時計運針手段28があることを前提としていたが、これに限定されるものではない。洗濯機1に時計運針手段28が存在しなくても、電源供給が続く仮時刻運針制御部23fにて運針した現在時刻を元に洗濯機1を動作させても良い。この場合は、洗濯機1への電源供給が絶たれた後は、現在時刻を運針し続けることができなくなるが、再度情報端末10と洗濯機1との通信を行えば、現在時刻を使っての操作表示を洗濯機1上で実現することができる。
【0232】
なお、本実施の形態において、情報端末10と洗濯機1の間の通信をループアンテナを介した近距離無線通信としたが、これに限定されるものではない。Wi−Fiなどの無線LANによって複数端末間の通信が可能な方式で情報端末10と洗濯機1間の通信を行っても良いし、赤外線通信などの1対1の通信方式を利用しても良い。
【0233】
なお、情報端末10がネットワーク200に接続する通信もWi−Fiなどの無線LANとしても良い。
【0234】
なお、本実施の形態において、情報端末10の現在時刻で時計合わせを行う機器を洗濯機としたが、これに限定されるものではない。何らかの時刻情報を元に動作する電気機器であれば良く、たとえば、衣類乾燥機、食器洗い乾燥機などであっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0235】
以上のように、本発明にかかる洗濯機システムは、情報端末から洗濯機に予約設定など
の洗濯運転に関する情報を送信する際に、あわせて情報端末上の現在時刻を送信することで、使用者に対して意識させることなく、簡便に時計合わせを行うことができる。洗濯機システムの他にも、食器洗い乾燥機システムなどの各種洗浄装置にも適用することができる。
【符号の説明】
【0236】
1 洗濯機
10 情報端末
21 洗濯手段
22 通信手段
23 制御手段
23a 工程管理部
23b 水位決定部
23c 応答内容決定部
23d 布量検知部
23e 運転予約制御部
23f 仮時刻運針制御部
24 記憶手段
24a 洗濯機特定情報記憶部
24b 洗剤量表示データ記憶手段
24c 柔軟剤量表示データ記憶手段
24d すすぎ回数設定記憶手段
25 操作手段
26 表示手段
27 ループアンテナ
28 時計運針手段
101 第1通信手段
102 第2通信手段
103 報知手段
104 操作手段
105 制御手段
105a 表示制御部
105b 第1通信制御部
105c 第2通信制御部
106 ループアンテナ
107 時計運針手段
200 ネットワーク
300 サーバ
302a 使用者情報サーバ記憶手段
302b コース情報サーバ記憶手段
303a 画面情報生成部
303b コマンド生成部
図1
図2
図3
図4
図5
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図32
図33
図34
図35