特許6051569IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

回動軸の端部に動力伝達部材の基端部を一体的に結合するための結合構造、及び可変容量型過給機におけるタービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積(流量)を可変とする可変ノズルユニット等

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、駆動軸に対する駆動リンク部材のガタを抑えて、駆動リンク部材と駆動軸との間の動力伝達の安定性を高いレベルまで向上させるには、駆動リンク部材の嵌挿穴の内周面と駆動軸の端部の外周面との間のクリアランスを極力小さく設定する必要がある。一方、駆動リンク部材の加工上、駆動リンク部材の嵌挿穴のコーナ側の曲率半径が駆動軸の端部のコーナ側の曲率半径よりも大きくなり易く、駆動リンク部材の嵌挿穴の内周面と駆動軸の端部の外周面との間のクリアランスを小さく設定すると、駆動軸の端部を駆動リンク部材の嵌挿穴に嵌挿させる際に、駆動軸の端部のコーナ側と駆動リンク部材の嵌挿穴のコーナ側が干渉して(引っ掛かって)、駆動リンク部材と駆動軸の組付け不良が発生することがある。つまり、駆動リンク部材と駆動軸の組付け不良を十分に防止した上で、駆動リンク部材と駆動軸との間の動力伝達の安定性を高いレベルまで向上させることは容易でないという問題がある。 なお、前述の問題は、可変ノズルユニットにおける別の結合構造、可変ノズルユニット以外の装置又は機構における結合構造においても同様に生じるものである。 そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の結合構造等を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の第1の態様は、回動軸の端部に動力伝達部材の基端部(基端側部分)を一体的に結合するための結合構造において、前記動力伝達部材の基端部に前記回動軸の端部を嵌挿可能な嵌挿穴が貫通形成され、前記回動軸の端部を前記動力伝達部材の前記嵌挿穴に嵌挿させた状態で、前記回動軸の端部に結合処理部が形成され、前記動力伝達部材の前記嵌挿穴の内周面は、前記動力伝達部材の前記嵌挿穴の穴中心からの放射方向(前記回動・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、前記動力伝達部材の前記嵌挿穴の内周面と前記回動軸の端部の外周面との間のクリアランスを小さく設定しても、前記回動軸の端部のコーナ側と前記動力伝達部材の前記嵌挿穴のコーナ側との干渉を回避しつつ、前記回動軸の端部を前記動力伝達部材の前記嵌挿穴に嵌挿させることができるため、前記動力伝達部材と前記回動軸の組付け不良を十分に防止した上で、前記回動軸に対する前記動力伝達部材のガタを抑えて、前記動力伝達部材と前記回動軸との間の動力伝達の安定性を高いレベルまで向上させることができる。特に、前記動力伝達部材の前記逃げ部付近に応力集中によるクラックが発生することを十分に防止することができるため、前記動力伝達部材と前記回動軸との間の動力伝達の安定性をより高いレベルまで向上させることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、図4における矢視部Iの拡大図である。

【図2】図2(a)は、図1における矢視部IIAの拡大図、図2(b)は、図2(a)におけるIIB-IIB線に沿った図である。

【図3】図3は、図2(b)における矢視部IIIの拡大図である。

【図4】図4は、図8における矢視部IVの拡大図である。

【図5】図5は、図4におけるV-V線に沿った図である。

【図6】図6は、図4におけるVI-VI線に沿った図である。

【図7】図7は、複数の取付ピンとガイドリングとストッパとの関係を示す斜視図である。

【図8】図8は、本発明の可変容量型過給機の正断面図である。

【図9】図9(a)は、駆動リンク部材の別態様を示す図であって、図2(a)に対応する図、図9(b)は、図9(a)におけるIXB-IXB線に沿った図である。

【図10】図10は、図9(b)における矢視部Xの拡大図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 可変容量型過給機   3 ベアリングハウジング   9 ロータ軸   11 コンプレッサハウジング   13 コンプレッサインペラ   27 タービンハウジング   29 タービンインペラ   41 可変ノズルユニット   43 シュラウドリング   47 ノズルリング   51 支持穴   53 可変ノズル   55 ノズル軸   59 回動機構   63 ガイドリング   65 駆動リング   67 同期用係合ジョイント   71 駆動用係合ジョイント   77 ノズルリンク部材   79 駆動軸   83 駆動レバー   85 アクチュエータ   87 駆動リンク部材   89 結合構造   91 嵌挿穴   93 かしめ頭   95 逃げ部   H 嵌挿穴の内周面   Ha 嵌挿穴の内周面の内周平面部分   Hb 嵌挿穴の内周面の内周曲面部分   S 駆動軸の左端部の外周面   Sa 駆動軸の左端部の外周面の外周平面部分   Sb 駆動軸の左端部の外周面の外周曲面部分

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