特許6052118IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

車両等に搭載される内燃機関の制御装置に関し、特に、吸気弁や排気弁の動弁時期を変更可能な可変動弁機構を備える場合の始動時の制御

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、車両等に搭載される内燃機関においては、吸気側のカムの位相を連続的に変更可能な可変動弁機構( Variable Valve Timing:以下、VVTと略称)の採用が拡大しており、その中には一般的な油圧動作式とは異なり、電動モータによって動作するものもある。そして、このような電動式のVVTは、内燃機関の自動停止やその後の再始動の際などにも動作させることがある。 しかしながら、そうして内燃機関の自動停止から再始動の完了までの間にVVTを動作させると、これによりカム位相が変化することから、カムエッジ信号の入力するクランク位置も変化することになる。この結果、前記従来例のように予測クランク位置との整合をチェックできなくなって、クランクカウンタの早期確定による始動時間の短縮を図れなくなる虞があった。 かかる問題点に鑑みて本発明の目的は、VVTを備えた内燃機関においても、カム信号の入力するクランク位置とその予測クランク位置との整合を正確にチェックできるようにして、クランクカウンタの早期確定により迅速な再始動を可能とすることにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記目的を達成するために本発明は、内燃機関の停止クランク位置に基づいて、再始動の際に所定のカム信号が入力するクランク位置を予測し、この予測クランク位置と実際に前記カム信号の入力したクランク位置との整合をチェックするようにした内燃機関の制御装置を前提とする。
【発明の効果】
本発明によれば、可変動弁機構(VVT)を備えた内燃機関において、その停止クランク位置だけでなくVVTの動作状態も考慮して、再始動の際にカム信号の入力するクランク位置を予測するようにしたから、このカム信号が実際に入力したクランク位置とその予測クランク位置との整合を正確にチェックできるようになる。よって、クランクカウンタの早期確定により、迅速な再始動が行われる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明を適用する内燃機関(エンジン)の一例を示す概略構成図である。

【図2】(a)はクランクポジションセンサの説明図であり、(b)はカムポジションセンサの説明図である。

【図3】クランク信号、カム信号、クランクカウンタなどの説明図である。

【図4】S&S制御の全体的な処理の流れを示すフローチャート図である。

【図5】S&S制御における再始動処理について模式的に示す説明図である。

【図6】カムエッジ信号の入力するクランク位置の予測の仕方について説明した図3相当図である。

【図7】再始動処理の流れを示すフローチャート図である。

【図8】(a)は予測クランク範囲の設定について、(b)はその変更についてそれぞれ示す説明図である。

【図9】予測クランク範囲が欠け歯相当部と重なる場合の変更についての説明図である。

【図10】クランクカウンタの早期確定による再始動時間の短縮について一例を示すタイミングチャート図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 エンジン(内燃機関)   21 吸気カムシャフト(動弁系の一方のカム)   31 クランクポジションセンサ   39 カムポジションセンサ   40 VVT(可変動弁機構)   200 ECU(内燃機関の制御装置)

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