技術分野
この発明は、車両などに用いられている変速機を前進状態、中立状態、さらには後進状態などに切り替えるためのシフト機構に関するものである。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
の各特許文献1ないし4に記載されているように、前後進切替機構におけるニュートラルおよび前進ならびに後進の各シフト位置は、ニュートラルを挟んで直列に配置されている。そのため、前進状態を設定するためのシフトフォークなどの操作部材の設置および動作に要するスペースと、後進状態を設定するためのシフトフォークなどの操作部材の設置および動作に要するスペースが軸線方向に並んだ状態になる。その結果、前後進切替機構の軸長あるいは前後進切替機構を含む変速機の全体としての軸長が長くなってしまい、変速機の小型化や車載性の向上などの点で改善の余地があった。
この発明はの技術的課題に着目してなされたものであって、全体としての軸長の短縮化を図ることの可能な変速機のシフト機構を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
の目的を達成するために、この発明は、駆動輪にトルクを出力する出力軸の回転方向を前進方向と後進方向とに切り替えることのできる変速機のシフト機構において、ニュートラル位置では前進方向のトルクを前記出力軸に伝達せずかつ前記ニュートラル位置から前進位置に直線的に移動することにより前進方向のトルクを前記出力軸に伝達する前進用トルク伝達部材と、その前進用トルク伝達部材の直線的な移動方向に対して直交す・・・ 続きを
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【発明の効果】
この発明では、送り軸をニュートラル位置に対応する第1の位置から第2の位置へ軸線方向に移動させると、送り軸はその中心軸線を中心に回転した後に軸線方向に直線的に移動する。送り軸がこのように回転することによりその半径方向に突出させられて設けられた突出部が前進用もしくは後進用の一方のトルク伝達部材に係合し、その状態で送り軸が直線的に移動することによりそのトルク伝達部材が軸線方向に送られて出力軸に対してトルクを伝達できる状態が成立する。すなわち前進状態もしくは後進状態が設定される。送り軸をこれとは反対に第1の位置から第3の位置に移動させると、その移動開始当初、送り軸はの場合とは反対方向に回転し、その突出部が連結反転部材に係合する。その連結反転部材は、他方のトルク伝達部材に係合させられており、前記突出部が係合した状態で送り軸が直線的に移動することにより他方のトルク伝達部材が、前記一方のトルク伝達部材と軸線方向では同一の方向に直線的に押され、出力軸に対してトルクを伝達できる状態が成立する。すなわち後進状態もしくは前進状態が設定される。このように前進用のトルク伝達部材の前後動の方向と後進用トルク伝達部材の前後動の方向とが、出力軸にトルクを伝達しない中立の位置を起点として同じ方向になる。そのため、軸線方向に直列に配列する部材の数や軸線方向に明けておくべき動作スペースを少なくすることができ、ひいては変速機の全体としての軸長の短縮化を図ることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 この発明の一具体例におけるセレクト・シフト機構のうち後進状態を設定するための部分を示す断面図である。
【図2】 この発明の一具体例におけるセレクト・シフト機構のうち前進状態を設定するための部分を示す断面図である。
【図3】 送り軸の動作を説明するための模式図である。
【図4】 この発明の一具体例における従動軸および出力軸ならびにリバースアイドル軸の相対位置を示す配置図である。
【図5】 この発明の一具体例を模式的に示すスケルトン図である。
【図6】 この発明における二方向クラッチの一例を示す模式図である。
【図7】 この発明の一具体例における動力伝達切替機構および推力発生機構ならびに変速部を示す断面図である。
【図8】 この発明の一具体例における前後進切替機構のうち前進状態を設定するための機構を示す断面図である。
【図9】 この発明の一具体例における前後進切替機構のうち後進状態を設定するための機構を示す断面図である。
1…変速部、 27…駆動力源、 30…前後進切替機構、 31…出力軸、 33…駆動輪、 61…フォワードドライブギヤ、 62…リバースドライブギヤ、 63…フォワードドリブンギヤ、 64…シンクロナイザ、 65…ハブ、 66…ハブスリーブ、 67…スプライン部、 68…シンクロナイザリング、 69…リバースドリブンギヤ、 70…出力ギヤ、 71…リングギヤ、 72…リバースアイドルギヤ、 73…リバースアイドル軸、 74…シフト機構、 75…送り軸、 76…ベベルギヤ、 77…ギヤ、 78…扇形ギヤ、 79…アーム部、 80…ピン、 81…スリーブ、 82…溝、 83…螺旋状貫通孔、 84…カムフォロアー(ピン)、 85F,85R…係合部、 87F,87R…嵌合部、 88…突出部、 89…リバースフォーク、 90…支持軸、 91…フォワードフォーク、 92…支持軸、 93…回転アーム、 94…取付軸。
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