(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
半導体基板を出し入れするための開口が前面に配置された容器を下方から支持する支持体、及び、前記支持体を少なくとも上下方向に移動操作する移動操作部を備えた移載部と、
前記移載部にて前記容器が移載される移載対象箇所としての板状の載置体とが備えられ、
前記支持体は、前記容器を当該支持体における移載用位置にて位置決めした状態で当該容器の底面を支持する支持体側支持部を備え、
前記載置体は、平面視で凹入する切欠部と、平面視にて前記切欠部の周方向での異なる位置に分散して配置された複数の載置体側支持部とを備えて、前記容器を支持している前記支持体の一部が前記切欠部を下方に向けて通過することで、前記複数の載置体側支持部により前記容器を前記載置体に対して横幅方向で位置決めした状態で前記容器の底面を受止め支持するように構成された容器搬送設備であって、
前記支持体は、前記移動操作部が接続される基部と、前記基部から水平方向に突出して前記容器の移載時に前記切欠部を上下方向に通過する突出部とを備え、かつ、前記突出部の突出方向に前記容器の前方から後方へ向かう方向が沿う姿勢で前記容器を支持するように構成され、
前記突出部の横幅は、前記容器の横幅よりも短く形成され、
前記容器として、小容器と、横幅方向で前記小容器よりも幅広に構成される大容器とが存在し、
前記小容器は、その底面に、前記底面の中心部から放射状に配置される3つの小容器用特定被支持部を備え、前記3つの小容器用特定被支持部は、前記容器の横幅方向で離間し且つ平面視で前記容器の中心より前方側に位置する一対の小容器用前方側特定被支持部と、前記容器の横幅方向中央部で且つ平面視で前記容器の前面から内方側へ離間した位置に位置する1つの小容器用後方側特定被支持部とから構成され、
前記大容器は、その底面に、前記底面の中心部から放射状に配置される3つの大容器用特定被支持部を備え、前記3つの大容器用特定被支持部は、前記容器の横幅方向で離間し且つ平面視で前記容器の中心より前方側に位置する一対の大容器用前面側特定被支持部と、前記容器の横幅方向中央部で且つ平面視で前記容器の前面から内方側へ離間した位置に位置する1つの大容器用後方側特定被支持部とから構成され、
前記支持体が前記小容器を支持した状態における前記一対の小容器用前方側特定被支持部は、前記支持体が前記大容器を支持した状態における前記一対の大容器用前面側特定被支持部よりも平面視で前記容器の横幅方向において内方側に位置し、
前記支持体が、前記支持体側支持部として、前記小容器の底面における3つの小容器用特定被支持部を支持する3つの支持体側小容器用特定支持部と、前記大容器の底面における外周部の前記基部側の縁部を支持する支持体側大容器用縁部支持部と、を備えて構成されている容器搬送設備。
前記支持体側大容器用縁部支持部及び前記支持体側大容器用特定支持部は、前記大容器の底面が前記支持体側小容器用特定支持部の上端よりも上方となる高さで前記大容器を支持するように構成されている請求項4に記載の容器搬送設備。
前記載置体側大容器用支持部は、前記大容器の底面が前記載置体側小容器用特定支持部の上端よりも上方となる高さで前記大容器を支持するように構成されている請求項7に記載の容器搬送設備。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、半導体基板(ウェハー)は、直径が300mmの円板形のものが主流であった。このため、半導体基板を収容する容器として、SEMI(Semiconductor Equipment and Materials Institute)規格に規定された形状の300mmのウェハー用のFOUP(Front-Opening Unified Pod:以下300mmFOUPと称する)が用いられており、容器搬送設備における支持体及び載置体は、300mmFOUPを支持するのに適した形状及び寸法に構成されていた。
一方、近年、生産性の向上や生産効率の向上のために、直径が450mmの円板形のウェハーが生産されるようになり、容器搬送設備は、半導体基板を収容する容器として、SEMI規格に規定された形状であり横幅方向で300mmFOUPよりも幅広である450mmのウェハー用の容器(以下450mmFOUPと称する)を搬送する必要が生じてきた。
【0005】
上記SEMI規格では、上記300mmFOUP及び上記450mmFOUPのいずれについても、容器を支持体にて支持した場合において容器が支持体に対して適正な位置(適正載置位置と称する)となるように位置決めされるように、容器の底面に、底面の中心部から放射状に配置される3つの被支持部を備えることが規定されている。この3つの被支持部は、容器の横幅方向で離間し且つ平面視で容器の前面に位置する一対の被支持部(一対の前方側被支持部と称する)と、容器の横幅方向中央部で且つ平面視で容器の前面から内方側へ離間した位置に位置する1つの被支持部(後方側被支持部と称する)とから構成されている。
そして、支持体が300mmFOUPを支持する場合の当該300mmFOUPの一対の前方側被支持部は、前記支持体が前記450mmFOUPを支持する場合の当該450mmFOUPの一対の前方側被支持部よりも平面視で容器の横幅方向において内方側に位置するように構成されている。
【0006】
ところで、300mmFOUP用の移載部及び載置体と450mmFOUP用の移載部及び載置体とを各別に設けると、設備コストの増大を招くため、300mmFOUP用の移載部及び載置体と450mmFOUP用の移載部及び載置体とを共用することが望まれる。
しかしながら、単に支持体に小容器の前方側被支持部を支持する支持部と大容器の前方側被支持部を支持する支持部との双方を備える構成とすると、支持体の横幅方向での寸法は大容器の前方側被支持部に対応して設定されることとなり、大容器の前方側被支持部を支持する支持部を備えた支持体が上下方向に通過可能な切欠部を載置体に形成すると、載置体には小容器における一対の前方側被支持部を支持する載置体側支持部を設けることができない。このため、大容器を支持することはできるものの小容器を支持体から載置体に適切に移載することができないという問題が生じる。
【0007】
そこで、支持体にて小容器と大容器との双方を適正に支持することができながらも、小容器と大容器との双方を載置体に適切に移載できる移載部を備えた容器搬送設備の実現が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明に係る容器搬送設備は、半導体基板を出し入れするための開口が前面に配置された容器を下方から支持する支持体、及び、前記支持体を少なくとも上下方向に移動操作する移動操作部を備えた移載部と、前記移載部にて前記容器が移載される移載対象箇所としての板状の載置体とが備えられ、前記支持体は、前記容器を当該支持体における移載用位置にて位置決めした状態で当該容器の底面を支持する支持体側支持部を備え、前記載置体は、平面視で凹入する切欠部と、平面視にて前記切欠部の周方向での異なる位置に分散して配置された複数の載置体側支持部とを備えて、前記容器を支持している前記支持体の一部が前記切欠部を下方に向けて通過することで、前記複数の載置体側支持部により前記容器を前記載置体に対して横幅方向で位置決めした状態で前記容器の底面を受止め支持するように構成されたものであって、
前記支持体は、前記移動操作部が接続される基部と、前記基部から水平方向に突出して前記容器の移載時に前記切欠部を上下方向に通過する突出部とを備え、かつ、前記突出部の突出方向に前記容器の前方から後方へ向かう方向が沿う姿勢で前記容器を支持するように構成され、前記突出部の横幅は、前記容器の横幅よりも短く形成され、前記容器として、小容器と、横幅方向で前記小容器よりも幅広に構成される大容器とが存在し、前記小容器は、その底面に、前記底面の中心部から放射状に配置される3つの小容器用特定被支持部を備え、前記3つの小容器用特定被支持部は、前記容器の横幅方向で離間し且つ平面視で前記容器の中心より前方側に位置する一対の小容器用前方側特定被支持部と、前記容器の横幅方向中央部で且つ平面視で前記容器の前面から内方側へ離間した位置に位置する1つの小容器用後方側特定被支持部とから構成され、前記大容器は、その底面に、前記底面の中心部から放射状に配置される3つの大容器用特定被支持部を備え、前記3つの大容器用特定被支持部は、前記容器の横幅方向で離間し且つ平面視で前記容器の中心より前方側に位置する一対の大容器用前面側特定被支持部と、前記容器の横幅方向中央部で且つ平面視で前記容器の前面から内方側へ離間した位置に位置する1つの大容器用後方側特定被支持部とから構成され、前記支持体が前記小容器を支持した状態における前記一対の小容器用前方側特定被支持部は、前記支持体が前記大容器を支持した状態における前記一対の大容器用前面側特定被支持部よりも平面視で前記容器の横幅方向において内方側に位置し、前記支持体が、前記支持体側支持部として、前記小容器の底面における3つの小容器用特定被支持部を支持する3つの支持体側小容器用特定支持部と、前記大容器の底面における外周部の前記基部側の縁部を支持する支持体側大容器用縁部支持部と、を備えて構成されている点に特徴を有する。
【0009】
すなわち、支持体は、小容器の底面における3つの小容器用特定被支持部を支持する3つの支持体側小容器用特定支持部にて小容器を適正載置位置に位置決めした状態で支持することができ、かつ、大容器の底面における外周部の基部側の縁部を支持する支持体側大容器用縁部支持部によって大容器を適正載置位置に位置決めした状態で支持することができる。
【0010】
そして、支持体における突出部の横幅は小容器の横幅よりも短く形成されているから、支持体に支持した小容器を載置体に移載するときには、小容器を支持した支持体における突出部が載置体の切欠部を下方に向けて通過するように移動操作部を作動させることによって、載置体の切欠部の周方向での異なる位置に分散して配置された複数の載置体側支持部に小容器を支持させることができる。
【0011】
また、支持体には大容器の底面における外周部の前記基部側の縁部を支持する支持体側大容器用縁部支持部を備えているから、突出部に大容器の底面を支持する支持部を備えれば、大容器を安定して支持することができ、支持体に支持した大容器を載置体に移載するときには、大容器を支持した支持体における突出部が載置体の切欠部を下方に向けて通過するように移動操作部を作動させることによって、載置体の切欠部の周方向での異なる位置に分散して配置された複数の載置体側支持部に大容器を支持させることができる。
【0012】
このように、支持体にて小容器と大容器との双方を適正に支持することができながらも、小容器と大容器との双方を載置体に適切に移載できる移載部を備えた容器搬送設備が実現できる。
【0013】
本発明に係る容器搬送設備においては、前記支持体側大容器用縁部支持部が、前記支持体の横幅方向に分散して複数配置されていることが好ましい。
【0014】
すなわち、支持体側大容器用縁部支持部が、支持体の横幅方向に分散した複数箇所で大容器の底面における外周部の基部側の縁部を支持するので、大容器の前方側の横幅方向での姿勢を安定させることができる。
このため、大容器を載置体に移載すべく移載部を移動操作部により移動操作した場合においても、安定した姿勢で大容器を支持体に支持することができる。
【0015】
本発明に係る容器搬送設備においては、前記複数の支持体側大容器用縁部支持部が、前記大容器の底面における前記基部側の両隅部を支持するように設けられていることが好ましい。
【0016】
すなわち、複数の支持体側大容器用縁部支持部が大容器の底面における前記基部側の両隅部を支持することにより、より安定した姿勢で大容器を支持体に支持することができる。
【0017】
本発明に係る容器搬送設備においては、前記突出部の先端部に、前記大容器における前記大容器用特定被支持部を支持する支持体側大容器用特定支持部が設けられ、前記支持体は、前記支持体側大容器用縁部支持部と前記支持体側大容器用特定支持部とで前記大容器を支持するように構成されていることが好ましい。
【0018】
すなわち、大容器は、突出部の先端部に設けられた支持体側大容器用特定支持部と一対の支持体側大容器用縁部支持部とで支持される。
ここで、支持体側大容器用特定支持部は、容器の横幅方向中央部で且つ平面視で前記容器の前方側から離間した位置に位置する1つの大容器用後方側特定被支持部を支持するものであるから、これを備えるに当たって突出部の容器横幅方向の寸法を大きくする必要がないため、突出部の容器横幅方向の寸法の小型化を図ることができる。そして、支持体は、支持体側大容器用特定支持部と一対の支持体側大容器用縁部支持部との計3点で大容器を支持するから、大容器を安定した姿勢で支持することが可能となる。
このように、大容器を支持体にて適正に支持可能であり、且つ、それらを載置体に適切に移載できる移載部を備えた容器搬送設備を実現できる。
【0019】
本発明に係る容器搬送設備においては、前記支持体側大容器用縁部支持部及び前記支持体側大容器用特定支持部は、前記大容器の底面が前記支持体側小容器用特定支持部の上端よりも上方となる高さで前記大容器を支持するように構成されていることが好ましい。
【0020】
すなわち、大容器を支持体における支持体側大容器用縁部支持部及び支持体側大容器用特定支持部にて支持する場合に、大容器の底面が支持体側小容器用特定支持部と干渉することがない。このため、小容器を支持するための支持体側小容器用特定支持部を備えながらも、大容器をも適切に支持することが可能な支持体が実現できる。
【0021】
本発明に係る容器搬送設備においては、前記載置体が、前記載置体側支持部として、前記小容器を小容器用設定載置位置に位置決めした状態で当該小容器の底面を支持自在な載置体側小容器用支持部を備え、前記載置体側小容器用支持部が、平面視において前記載置体の横幅方向で前記載置体の前記切欠部の両側に離間して設けられ前記小容器の底面を下方から支持する一対の載置面と、前記一対の小容器用前方側特定被支持部と係合する左右一対の載置体側小容器用特定支持部と、前記小容器の左右の側部と当接して前記載置体の横幅方向に沿う前記小容器の移動を規制する規制面、及び、前記小容器を前記載置体の横幅方向において前記小容器用設定載置位置に位置決めすべく前記小容器の底面における前記横幅方向の両端部を案内する案内用傾斜部を備えた左右一対の小容器用位置決め部材と、を備えていることが好ましい。
【0022】
すなわち、小容器は、平面視において載置体の横幅方向で載置体の切欠部の両側に離間して設けられ小容器の底面を下方から支持する一対の載置面によって、容器の横幅方向での傾斜を抑制される状態で安定して載置体に支持される。
また、小容器を支持体から載置体に移載するときに小容器の横幅方向での位置が小容器用設定載置位置からずれていても、左右一対の小容器用位置決め部材の案内用傾斜部によって、小容器を適切に小容器用設定載置位置に案内することができる。
さらに、小容器が載置体に載置された状態においては、小容器は、左右一対の載置体側小容器用特定支持部及び左右一対の小容器用位置決め部材の規制面によって、載置体の前後方向及び横幅方向において適切に小容器用設定載置位置に位置決めされる。
このように、小容器を小容器用設定載置位置に位置決めした状態で適切に支持することが可能な載置体を実現できる。
【0023】
本発明に係る容器搬送設備においては、前記載置体が、前記載置体側支持部として、前記大容器を大容器用設定載置位置に位置決めした状態で当該大容器の底面を支持自在な載置体側大容器用支持部を備え、前記載置体側大容器用支持部が、平面視において前記載置体の横幅方向で前記載置体の前記切欠部の両側に離間して設けられかつ前記大容器の底面における前記横幅方向で離間した一対の被支持箇所を支持する一対の大容器用支持位置決め部材と、前記大容器用後方側特定被支持部を支持する載置体側大容器用特定支持部と、を備え、前記大容器用支持位置決め部材が、前記大容器の底面を下方から支持する載置面、前記大容器の側部と当接して前記載置体の横幅方向に沿う前記大容器の移動を規制する規制面、及び、前記大容器を前記載置体の横幅方向において前記大容器用設定載置位置に位置決めすべく前記大容器の底面における前記横幅方向の端部を案内する案内用傾斜部を備えていることが好ましい。
【0024】
すなわち、大容器は、平面視において載置体の横幅方向で載置体の切欠部の両側に離間して設けられる一対の大容器用支持位置決め部材の夫々に備えられる載置面と、大容器用後方側特定被支持部を支持する載置体側大容器用特定支持部とによって、容器の横幅方向での傾斜を抑制される状態で安定して載置体に支持される。
また、大容器を支持体から載置体に移載するときに大容器の横幅方向での位置が大容器用設定載置位置からずれていても、左右一対の大容器用支持位置決め部材の案内用傾斜部によって、大容器を適切に大容器用設定載置位置に案内することができる。
さらに、大容器が載置体に載置された状態においては、大容器は、左右一対の大容器用支持位置決め部材の規制面によって、載置体の横幅方向において適切に大容器用設定載置位置に位置決めされる。
このように、大容器を大容器用設定載置位置に位置決めした状態で適切に支持することが可能な載置体を実現できる。
【0025】
本発明に係る容器搬送設備においては、前記載置体側大容器用支持部は、前記大容器の底面が前記載置体側小容器用特定支持部の上端よりも上方となる高さで前記大容器を支持するように構成されていることが好ましい。
【0026】
すなわち、大容器を載置体における載置体側大容器用支持部にて支持した状態において、大容器の底面が載置体側小容器用特定支持部と干渉することがない。このため、小容器を支持するための載置体側小容器用特定支持部を備えながらも、大容器をも適切に支持することが可能な載置体が実現できる。
【0027】
本発明に係る容器搬送設備においては、前記小容器用位置決め部材と前記大容器用支持位置決め部材とが、単一の大小容器用位置決支持部材にて構成されていることが好ましい。
【0028】
すなわち、小容器用位置決め部材と大容器用支持位置決め部材とを、単一の大小容器用位置決支持部材で構成することによって、部材数を削減して構成の簡素化が図れるとともに、取付等の作業を簡略化することができる。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明の容器搬送設備を半導体容器の保管設備に適用した場合の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1及び
図2に示すように、基板容器保管設備STは、周囲を壁体にて包囲された内部に、半導体ウェハーを密閉状態で収容する容器B(SEMI規格で規定された容器であり、一般にFOUPと呼ばれる基板搬送用の容器である。)を下方から支持する載置体Sを複数備えて構成されている。
【0031】
載置体Sは、後述する移載部Yにて容器Bが移載される移載対象箇所であり、
図4に示すように、平面視で矩形状の板状体20にて構成されている。板状体20には、後述する支持体J(
図3参照)が上下に通過自在な、平面視で凹入する切欠部20kを形成する切欠形成部21を備えている。載置体Sは、平面視において、板状体20における切欠部20kが基板容器保管設備STの中央部に向く形態で4つ備えられている。また、載置体Sは、上下方向に沿う支柱M1に支持される形態で、上下方向に離間して複数備えられている。
【0032】
ここで、容器搬送設備の搬送対象である容器Bについて説明する。
本実施形態では、容器搬送設備は、SEMI規格(E47.1)で規定された直径300mmのウェハー用の小容器B1と、SEMI規格(E158)で規定された直径450mmのウェハー用の大容器B2との双方を搬送可能に構成されている。小容器B1及び大容器B2は、半導体基板を出し入れするための開口が前面に配置された前面開口式の容器である。
【0033】
図6に示すように、小容器B1は、SEMI規格(E57)に基づいて、その底面に、底面の中心部から放射状に配置される3つの長溝状の小容器用特定被支持部B1gを備えている。夫々の小容器用特定被支持部B1gは、溝状部の中央部に近づくほど容器内方側に凹入するように形成されており、溝状部の周縁部は小容器B1の底面B1mと段差のない状態で連続するように構成されている。3つの小容器用特定被支持部B1gは、小容器B1の横幅方向で離間し且つ平面視で小容器B1の前方側に位置する一対の小容器用前方側特定被支持部B1gbと、小容器B1の横幅方向中央部で且つ平面視で小容器B1の前方側から離間した位置に位置する1つの小容器用後方側特定被支持部B1gaとから構成されている。
【0034】
また、
図6に示すように、大容器B2は、SEMI規格(E158)に基づいて、その底面に、底面の中心部から放射状に配置される3つの大容器用特定被支持部B2gを備えている。夫々の大容器用特定被支持部B2gは、溝状部の中央部に近づくほど容器内方側に凹入するように形成されており、溝状部の周縁部は大容器B2の底面B2mと段差のない状態で連続するように構成されている。3つの大容器用特定被支持部B2gは、大容器B2の横幅方向で離間し且つ平面視で大容器B2の中心より前方側に位置する一対の大容器用前方側特定被支持部B2gbと、大容器B2の横幅方向中央部で且つ平面視で大容器B2の前面から内方側へ離間した位置に位置する1つの大容器用後方側特定被支持部B2gaとから構成されている。
【0035】
図6に示すように、大容器B2は、横幅方向で小容器B1よりも幅広に構成される。
また、後述する支持体Jが小容器B1を支持した状態における一対の小容器用前方側特定被支持部B1gbは、支持体Jが大容器B2を支持した状態における一対の大容器用前方側特定被支持部B2gbよりも平面視で容器B(小容器B1、大容器B2)の横幅方向において内方側に位置するように構成されている。
【0036】
図1及び
図2に示すように、基板容器保管設備STの内部には、上下方向に沿う昇降案内マストM2が設けられ、昇降体Kが昇降案内マストM2に沿って昇降移動自在に支持されている。昇降体Kは、ワイヤWにて吊り下げ支持されており、ワイヤWの巻き取り又は繰り出しを行う昇降駆動部V1の作動によって、上昇移動及び下降移動自在に構成されている。また、容器Bを支持自在な支持体Jが、揺動アームYA及び回動駆動部Y1を介して昇降体Kに支持されている。
回動駆動部Y1は支持体Jを平面視において支持支点周りで回動させるようになっている。また、揺動アームYAはアーム駆動部V2によって揺動駆動され、昇降体Kに対する回動駆動部Y1の位置を調整することができる。
本実施形態においては、昇降駆動部V1、回動駆動部Y1、揺動アームYA、アーム駆動部V2、及び支持体Jにより移載部Yが構成されており、昇降駆動部V1、回動駆動部Y1、揺動アームYA、アーム駆動部V2によって移動操作部が構成されている。したがって、移載部Yは、支持体Jを少なくとも上下方向に移動操作する移動操作部を備えている。
図3に示すように、回動駆動部Y1には、当該回動駆動部Y1から横幅方向両側に延出する基部13が取り付けられ、基部13の横幅方向中央部に、平板状でかつ基部13から水平方向に突出する突出部10を備えている。
すなわち、支持体Jは、移動操作部が接続される基部13と、基部13から水平方向に突出して容器Bの移載時に切欠部20kを上下方向に通過する突出部10とを備えている。
【0037】
突出部10は、
図3に示すように平面視で、基部13側が矩形状、先端側が三角形状となる形態に構成され、かつ、
図5に示すように、矩形状部分の横幅方向での寸法が、載置体Sの切欠部20kの横幅方向での寸法よりも幅狭に構成されている。
移載部Yは、回動駆動部Y1及びアーム駆動部V2を作動させることによって、突出部10の突出方向と、載置体Sの切欠部20kの凹入方向とを合わせることができるようになっている。上述のように、突出部10の矩形状部分の横幅方向での寸法は、載置体Sの切欠部20kの横幅方向での寸法よりも小さいため、突出部10は、載置体Sの切欠部20kを上下方向に通過することができる。
また、
図6に示すように、突出部10の横幅は、容器B(小容器B1、大容器B2)の横幅よりも短く形成されている。
【0038】
基部13の横幅方向両端部の夫々には、
図2、3、5、6に示すように、大容器B2の底面における基部13側の縁部の横幅方向両隅部を支持する支持体側大容器用縁部支持部14が設けられている。
すなわち、支持体側大容器用縁部支持部14が、支持体Jの横幅方向に分散して複数配置されており、かつ、それら支持体側大容器用縁部支持部14は、大容器B2の底面B2mにおける基部13側の両隅部を支持するように設けられている。
【0039】
また、突出部10には、小容器B1の3つの小容器用特定被支持部B1gと係合することで、小容器B1を支持体における移載用位置にて位置決めした状態で小容器B1の底面B1mを支持する3つの支持体側小容器用特定支持部11を備えている。
さらに、突出部10の先端には、大容器B2の大容器用後方側特定被支持部B2gaを支持する支持体側大容器用特定支持部15が備えられている。
支持体Jは、大容器B2を支持するときには、当該大容器B2を、支持体側大容器用縁部支持部14と支持体側大容器用特定支持部15とで支持するように構成されている。
【0040】
本実施形態において、支持体側小容器用特定支持部11、支持体側大容器用縁部支持部14、及び、支持体側大容器用特定支持部15が、支持体側支持部に相当する。
すなわち、半導体基板を出し入れするための開口が前面に配置された容器Bを下方から支持する支持体Jが設けられ、支持体Jは、支持体側支持部として、小容器B1の底面B1mにおける3つの小容器用特定被支持部B1gを支持する3つの支持体側小容器用特定支持部11と、大容器B2の底面B2mにおける外周部の基部13側の縁部を支持する支持体側大容器用縁部支持部14と、を備えて構成されている。
したがって、支持体Jは、容器B(小容器B1、大容器B2)を当該支持体Jにおける移載用位置にて位置決めした状態で当該容器Bの底面を支持することになる。
【0041】
図7に示すように、支持体側大容器用縁部支持部14及び支持体側大容器用特定支持部15は、大容器B2の底面B2mが支持体側小容器用特定支持部11の上端よりも上方となる高さで大容器B2を支持するように構成されている。
【0042】
次に、載置体Sの構成について説明する。
図4に示すように、載置体Sには、平面視において載置体Sの横幅方向で切欠部20kの両側に離間して、小容器B1の底面B1mを下方から支持する一対の載置面42と、小容器B1における一対の小容器用前方側特定被支持部B1gbと係合する左右一対の載置体側小容器用特定支持部41とが設けられている。また、載置体Sの横幅方向で一対の載置面42の外方には、大小容器用位置決支持部材50が設けられている。さらに、載置体Sの横幅方向で切欠部20kの中央部分で、かつ、奥行き方向で奥側には、大容器B2の大容器用後方側特定被支持部B2gaを支持する載置体側大容器用特定支持部31が設けられている。さらに、大容器用後方側特定被支持部B2gaよりも奥側に、大容器前後位置決めブロック32が載置体Sの横幅方向に離間して一対設けられている。大容器前後位置決めブロック32は、載置体Sの前方側が後方側よりも低い位置となるように傾斜する傾斜面32cを備えている。
載置体Sを構成する板状体20の横幅方向両端部には、傾斜部22が板状体20を打ち抜き及び折り曲げ形成する形態で設けられている。傾斜部22は、横幅方向の外方側が高い位置となるように形成されている。
【0043】
一対の大小容器用位置決支持部材50の夫々は、一対の大小容器用位置決支持部材50の並び方向(以下単に並び方向と称する)で最内方側に垂直面状に形成される規制面51、規制面51の上下方向最高部から並び方向で外方側に向けて傾斜状に連続する案内用傾斜部52、案内用傾斜部52の上下方向最高部から並び方向外方側に向けて水平に連続する載置面53、載置面53の並び方向外方部分から連続して垂直面状に起立する規制面54、及び、規制面54の上下方向最高部から並び方向外方側に向けて傾斜状に連続する案内用傾斜部55を備えている。なお、本実施形態では、一対の大小容器用位置決支持部材50の夫々は、金属部材の切削加工にて構成している。
本実施形態では、後述する小容器用位置決め部材と大容器用支持位置決め部材とが、単一の大小容器用位置決支持部材50にて構成されている。
【0044】
以下、本実施形態において、支持体Jが支持する容器Bを載置体Sに移載する場合を、移載対象の容器Bが小容器B1である場合と移載対象の容器Bが大容器B2である場合とに分けて説明する。
【0045】
まず、支持体Jにて支持している小容器B1を載置体Sに移載する場合について説明する。
小容器B1は、
図6及び
図7に示すように、突出部10の突出方向に小容器B1の前方から後方へ向かう方向が沿う姿勢で、かつ、平面視で小容器用設定載置位置(
図8の二点鎖線)に位置決めされた状態で、支持体Jに支持される。
このとき、小容器B1の底面B1mに備えられる小容器用特定被支持部B1gは、支持体Jに備えられる載置体側小容器用特定支持部41と係合する状態となっている。
【0046】
そして、支持体Jにて支持する小容器B1を載置体Sに移載する場合には、小容器B1を支持した支持体Jの突出部10が平面視で載置体Sの切欠部20kと重複する位置となるように回動駆動部Y1、揺動アームYA、及び、アーム駆動部V2を作動させ、かつ、小容器B1を支持した支持体Jの突出部10が載置体Sの切欠部20kを下方に向けて通過するように、昇降駆動部V1を作動させる。
これにより、支持体Jに支持される小容器B1は、載置体Sに設けられている一対の載置面42にて支持される状態となる。また、小容器B1が載置体Sに支持された状態においては、左右一対の大小容器用位置決支持部材50に備える規制面51が小容器B1の左右の側部と当接して当該小容器B1の前記横幅方向に沿う移動を規制する。
【0047】
本実施形態では、規制面51及び案内用傾斜部52を備える大小容器用位置決支持部材50が小容器用位置決め部材に相当する。したがって、小容器用位置決め部材が、載置体Sに、その横幅方向に離間して左右一対備えられている。
また、本実施形態では、一対の載置面42と一対の載置体側小容器用特定支持部41と左右一対の小容器用位置決支持部材とが載置体側小容器用支持部40に相当する。
すなわち、載置体側小容器用支持部40が、平面視において載置体Sの横幅方向で載置体Sの切欠部20kの両側に離間して設けられ小容器B1の底面B1mを下方から支持する一対の載置面42と、一対の小容器用前方側特定被支持部B1gbと係合する左右一対の載置体側小容器用特定支持部41と、小容器B1の左右の側部と当接して当該小容器の横幅方向に沿う移動を規制する規制面51、及び、小容器B1を横幅方向において小容器用設定載置位置に位置決めすべく小容器B1の底面B1mにおける横幅方向の両端部を案内する案内用傾斜部52を備えた左右一対の大小容器用位置決支持部材50と、を備えて構成されている。
【0048】
なお、移載前の状態において、支持体Jに支持された小容器B1が載置体Sにおける小容器用設定載置位置からずれた位置となっている場合がある。このような場合には、支持体Jの下降移動に伴って、左右一対の載置体側小容器用特定支持部41の上端部に一対の小容器用前方側特定被支持部B1gbの凹入部分内面が案内される形態で、かつ、小容器B1の底面B1mにおける容器横幅方向での両端部分が案内用傾斜部52に案内される形態で、小容器B1を小容器用設定載置位置に案内することになる。
【0049】
次に、支持体Jにて支持している大容器B2を載置体Sに移載する場合について説明する。
大容器B2は、
図6及び
図7に示すように、突出部10の突出方向に大容器B2の前方から後方へ向かう方向が沿う姿勢で、かつ、平面視で大容器用設定載置位置(
図8の二点鎖線)に位置決めされた状態で、支持体Jに支持される。
このとき、大容器B2の底面B2mに備えられる3つの大容器用特定被支持部B2gのうち容器後方側の大容器用後方側特定被支持部B2gaは、支持体Jに備えられる支持体側大容器用特定支持部15に支持されている。また、大容器B2の底面B2mにおける外周部の基部13側の縁部は、一対の支持体側大容器用縁部支持部14に支持されている。
【0050】
そして、大容器B2を支持している支持体Jの突出部10が平面視で載置体Sの切欠部20kと重複する位置となるように回動駆動部Y1、揺動アームYA、及び、アーム駆動部V2を作動させ、かつ、大容器B2を支持している支持体Jの突出部10が載置体Sの切欠部20kを下方に向けて通過するように、昇降駆動部V1を作動させる。
これにより、支持体Jに支持される大容器B2は、載置体Sに設けられている大小容器用位置決支持部材50の載置面53と載置体側大容器用特定支持部31とで支持される状態となる。また、大容器B2が載置体Sに支持されている状態においては、左右一対の大小容器用位置決支持部材50に備える規制面54が大容器B2の左右の側部と当接して当該大容器B2の横幅方向に沿う移動を規制する。
また、
図9、
図10に示すように、大小容器用位置決支持部材50の載置面53と載置体側大容器用特定支持部31は、大容器B2の底面B2mが載置体側小容器用特定支持部41の上端よりも上方となる高さで大容器B2を支持するように構成されている。
【0051】
本実施形態では、載置面53、規制面54、及び案内用傾斜部55を備える大小容器用位置決支持部材50が大容器用支持位置決め部材に相当する。したがって、大容器用支持位置決め部材が、載置体Sに、その横幅方向に離間して左右一対備えられている。
本実施形態では、載置体側大容器用特定支持部31と一対の大容器用支持位置決め部材が載置体側大容器用支持部30に相当する。すなわち、載置体側大容器用支持部30が、載置体側大容器用特定支持部31と左右一対の大小容器用位置決支持部材50とを備えて構成されている。
載置体側大容器用特定支持部31は大容器用後方側特定被支持部B2gaを支持するように構成されている。
そして、一対の大小容器用位置決支持部材50の夫々は、大容器B2の底面B2mを支持する載置面53と、大容器B2の側部と当接して当該大容器B2の横幅方向に沿う移動を規制する規制面54、及び、大容器B2を横幅方向において大容器用設定載置位置に位置決めすべく大容器B2の底面B2mにおける横幅方向の端部を案内する案内用傾斜部55を備えている。
【0052】
なお、大容器B2を支持体Jから載置体Sに移載するに当たり、移動操作部の移動精度等に起因して、支持体Jが平面視で大容器用設定載置位置に対応する適正位置からずれている場合がある。このような場合、支持体Jに支持された大容器B2は、次のようにして大容器用設定載置位置に案内される。
すなわち、支持体Jが下方に移動操作されて切欠部20kを通過するに伴い、大容器B2の側部に形成される膨出部が傾斜部22にて横幅方向に案内され、かつ、大容器B2の底面B2mにおける容器横幅方向での両端部分が案内用傾斜部55にて横幅方向に案内される。このようにして、大容器B2は、横幅方向で容器用設定載置位置に案内される。
また、支持体Jが下方に移動操作されて切欠部20kを通過するに伴い、大容器B2の底面B2mにおける容器前後方向後方側の端部が大容器前後位置決めブロック32の傾斜面32cにて前後方向に案内される。このようにして、大容器B2は、前後方向で容器用設定載置位置に案内される。
【0053】
このように、本実施形態においては、載置体Sが、載置体側支持部として、小容器B1を小容器用設定載置位置に位置決めした状態で当該小容器B1の底面B1mを支持自在な載置体側小容器用支持部40と、大容器B2を大容器用設定載置位置に位置決めした状態で当該大容器B2の底面B2mを支持自在な載置体側大容器用支持部30とを備えている。すなわち、載置体Sは、平面視にて切欠部20kの周方向での異なる位置に分散して配置された複数の載置体側支持部を備えている。
【0054】
そして、容器Bを支持している支持体Jの突出部10が切欠部20kを下方に向けて通過することで、複数の載置体側支持部により容器B(小容器B1、大容器B2)を載置体Sに対して横幅方向で位置決めした状態で容器B(小容器B1、大容器B2)の底面が受止め支持され、容器B(小容器B1、大容器B2)が支持体Jから載置体Sに移載される。
【0055】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、大容器B2の底面における外周部の基部13側の縁部を支持する支持体側大容器用縁部支持部14を、大容器B2の底面B2mにおける基部13側の両隅部を支持するように一対設ける構成としたが、このような構成に限定されるものではなく、支持体側大容器用縁部支持部14を大容器B2の底面B2mの基部13側における隅部よりも内方の複数個所を支持するように設けてもよい。この場合において、支持体側大容器用縁部支持部14の個数は、3以上としてもよい。
また、上記実施形態では、支持体側大容器用縁部支持部14を大容器B2の底面B2mにおける基部13側の両隅部を支持するように設ける構成としたが大容器B2の底面B2mの基部13側を横幅方向の全体に亘って支持する構成としてもよい。
【0056】
(2)上記実施形態では、小容器用位置決め部材と大容器用支持位置決め部材とを、単一の大小容器用位置決支持部材50にて構成する例を示したが、小容器用位置決め部材と大容器用支持位置決め部材とを別の部材としてもよい。
【0057】
(3)上記実施形態では、支持体Jにおいて大容器B2の後方側を支持するに当たり、支持体Jにおける突出部10先端部に大容器B2における大容器用特定被支持部B2gを支持する支持体側大容器用特定支持部15を設ける構成を例示したが、このような構成に限定されるものではなく、大容器B2の後方側を支持する支持部を、大容器B2の底面B2mを載置する形態のものとしてもよい。
【0058】
(4)上記実施形態では、載置体側小容器用支持部40として、載置体Sの切欠部20kの横幅方向両側に形成される一対の載置面42と、一対の小容器用前方側特定被支持部B1gbと係合する左右一対の載置体側小容器用特定支持部41と、小容器の左右の側部と当接して当該小容器の横幅方向に沿う移動を規制する規制面51、及び、小容器B1を載置体Sの横幅方向において小容器用設定載置位置に位置決めすべく小容器B1の底面における横幅方向の両端部を案内する案内用傾斜部52を備えた左右一対の小容器用位置決め部材と、を備える構成を例示したが、これらのうち、例えば、載置体側小容器用特定支持部41を備えない構成としてもよい。また、回動駆動部Y1、揺動アームYA、及び、アーム駆動部V2による突出部10の移動精度が十分である場合、案内用傾斜部52を設けない構成としてもよい。
【0059】
(5)上記実施形態では、載置体側大容器用支持部30として、大容器用後方側特定被支持部B2gaを支持する載置体側大容器用特定支持部31と、大容器B2の底面B2mを下方から支持する載置面53、大容器B2の側部と当接して当該大容器B2の横幅方向に沿う移動を規制する規制面54、及び、大容器B2を横幅方向において大容器用設定載置位置に位置決めすべく大容器B2の底面B2mにおける横幅方向の端部を案内する案内用傾斜部55を備える構成を例示したが、回動駆動部Y1、揺動アームYA、及び、アーム駆動部V2による突出部10の移動精度が十分である場合、これらのうち、案内用傾斜部55を備えない構成としてもよい。
【0060】
(6)上記実施形態では、載置体側大容器用支持部30を、大容器B2の底面B2mが載置体側小容器用特定支持部41の上端よりも上方となる高さで大容器を支持するように構成する例を説明したが、載置体側小容器用特定支持部41と大容器B2の底面B2mとが干渉しない構成であれば、大容器B2の底面B2mの高さは上記に限定されるものではない。
【0061】
(7)上記実施形態では、容器搬送設備を半導体容器の保管設備において使用する場合について説明したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、半導体処理設備におけるロードポートに載置体Sを設け、ロードポートに容器Bを搬送する搬送装置に支持体Jを設ける構成とする等、半導体容器の保管設備以外の各種の設備において使用することができる。