特許第6053135号(P6053135)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6053135
(24)【登録日】2016年12月9日
(45)【発行日】2016年12月27日
(54)【発明の名称】自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
(51)【国際特許分類】
   C11D 3/37 20060101AFI20161219BHJP
   C11D 1/68 20060101ALI20161219BHJP
【FI】
   C11D3/37
   C11D1/68
【請求項の数】8
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2012-288703(P2012-288703)
(22)【出願日】2012年12月28日
(65)【公開番号】特開2014-129493(P2014-129493A)
(43)【公開日】2014年7月10日
【審査請求日】2015年9月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000918
【氏名又は名称】花王株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078732
【弁理士】
【氏名又は名称】大谷 保
(74)【代理人】
【識別番号】100089185
【弁理士】
【氏名又は名称】片岡 誠
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 政宏
(72)【発明者】
【氏名】堤 徹
(72)【発明者】
【氏名】塩路 真史
【審査官】 古妻 泰一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−214536(JP,A)
【文献】 特開2012−214538(JP,A)
【文献】 特開2012−214539(JP,A)
【文献】 特開2010−285491(JP,A)
【文献】 特開2010−168532(JP,A)
【文献】 特開2012−214537(JP,A)
【文献】 特開2005−154716(JP,A)
【文献】 特開2004−000122(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第02284251(EP,A1)
【文献】 特開2004−057195(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C11D 3/37
C11D 1/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
数平均分子量が4,500以上、50,000以下であるポリプロピレングリコール(A)、及び脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(B)を含有する自動食器洗浄機用洗剤組成物であって、(A)成分の含有量が0.5質量%以上、10質量%以下であり、(B)成分に対する(A)成分の質量比[(A)/(B)]が0.2以上、5.0以下である自動食器洗浄機用洗剤組成物。
【請求項2】
更に、反応性不飽和基を有する炭素数3以上、6以下のカルボン酸又はその塩(c−1)由来の構成単位と、炭素数が2以上、10以下のオレフィン由来の構成単位(c−2)とを含む共重合体(C)を含有する、請求項1に記載の自動食器洗浄機用洗剤組成物。
【請求項3】
(c−1)成分が、アクリル酸、メタクリル酸、及びマレイン酸から選ばれる1種又は2種以上である、請求項2に記載の自動食器洗浄機用洗剤組成物。
【請求項4】
25℃における0.1質量%水溶液のpHが9以上、13以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の自動食器洗浄機用洗剤組成物。
【請求項5】
更に、アルカリ剤(D)を30質量%以上、80質量%以下含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の自動食器洗浄機用洗剤組成物。
【請求項6】
(B)成分が、炭素数16以上、18以下のソルビタン脂肪酸エステル、及び炭素数が16以上、18以下の脂肪酸モノグリセリドから選ばれる1種又は2種以上である、請求項1〜5のいずれかに記載の自動食器洗浄機用洗剤組成物。
【請求項7】
数平均分子量が4,500以上、50,000以下であるポリプロピレングリコール(A)、及び脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(B)を含有する自動食器洗浄機用洗剤組成物を含む溶液を食器に接触させる食器の洗浄方法であって、(A)成分の含有量が0.5質量%以上、10質量%以下であり、(B)成分に対する(A)成分の質量比[(A)/(B)]が0.2以上、5.0以下である食器の洗浄方法。
【請求項8】
請求項1〜6のいずれかに記載の自動食器洗浄機用洗剤組成物の濃度が0.02質量%以上、0.4質量%以下である洗浄水を食器に付着した被洗浄物と接触させる、食器の洗浄方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物、及びこれを用いた食器の洗浄方法に関する。
【背景技術】
【0002】
脂質とタンパク質とが複合している汚れ、例えば半熟卵黄等の汚れは、乾燥すると食器に強固に固着するため、自動食器洗浄機により洗浄を行うことが困難である。したがって、このような汚れを自動食器洗浄機で洗浄する場合には、食器を予め水に浸漬させたり、軽く手洗いする等の前処理が必要であるため、手間がかかっている。
そこで、このような手間のかかる前処理を行わずに汚れを落とすことができる自動食器洗浄機用洗浄剤の開発が望まれている。
例えば特許文献1には、非イオン界面活性剤、高分子キレート剤、弱酸性ないし弱アルカリ性の水溶性電解物質、及び洗剤用酵素を含有する食器洗浄機用洗浄剤組成物が記載されている。また、特許文献2には、炭素数8〜22である脂肪酸と多価アルコールとのエステル、及び高分子化合物を含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−154716号公報
【特許文献2】特表2012−214587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2に記載される自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、前述の脂質とタンパク質とが複合している汚れに対する洗浄力を有しているものの必ずしも十分ではなく、更に、界面活性剤に起因する泡立ちの抑制が未だ十分なレベルではないという問題があるため改善が望まれている。
本発明は、脂質とタンパク質とが複合し、乾燥して食器表面に強固に固着している汚れに対して優れた洗浄性能を示すと共に、界面活性剤に起因する泡立ちを抑制することができる自動食器洗浄機用洗浄剤組成物、及びそれを用いた食器の洗浄方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]数平均分子量が4,500以上、50,000以下であるポリプロピレングリコール(A)、及び脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(B)を含有する自動食器洗浄機用洗剤組成物であって、(A)成分の含有量が0.5質量%以上、10質量%以下であり、(B)成分に対する(A)成分の質量比[(A)/(B)]が0.2以上、5.0以下である自動食器洗浄機用洗剤組成物。
[2]数平均分子量が4,500以上、50,000以下であるポリプロピレングリコール(A)、及び脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(B)を含有する自動食器洗浄機用洗剤組成物を含む溶液を食器に接触させる食器の洗浄方法であって、(A)成分の含有量が0.5質量%以上、10質量%以下であり、(B)成分に対する(A)成分の質量比[(A)/(B)]が0.2以上、5.0以下である食器の洗浄方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、脂質とタンパク質とが複合し、乾燥して食器表面に強固に固着している汚れに対して優れた洗浄性能を示すと共に、界面活性剤に起因する泡立ちを抑制することができる自動食器洗浄機用洗浄剤組成物、及びそれを用いた食器の洗浄方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[自動食器洗浄機用洗浄剤組成物]
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、数平均分子量が4,500以上、50,000以下であるポリプロピレングリコール(A)、及び脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(B)を含有する自動食器洗浄機用洗剤組成物であって、(A)成分の含有量が0.5質量%以上、10質量%以下であり、(B)成分に対する(A)成分の質量比[(A)/(B)]が0.2以上、5.0以下であるため、脂質とタンパク質とが複合し、乾燥して食器に対して強固に固着した汚れについて優れた洗浄性能を示すと共に、界面活性剤に起因する泡立ちを抑制することができる。なお、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、粉末状、粒状、溶液状等のいずれの形態であってもよい。
【0008】
<(A)成分>
本発明における(A)成分は、数平均分子量が4,500以上、50,000以下であるポリプロピレングリコールである。
ポリプロピレングリコールの数平均分子量は、使用時の泡立ちを抑制する観点から、好ましくは5,000以上、より好ましくは6,000以上、更に好ましくは7,000以上であり、そして、50,000以下、好ましくは40,000以下、より好ましくは30,000以下、更に好ましくは20,000以下である。
なお、本明細書における(A)成分の数平均分子量は、水酸基価から求めることができる。また、水酸基価は、JIS K−1557−1に準じた方法で測定することができる。
【0009】
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(A)成分の含有量は、0.5質量%以上、10質量%以下である。(A)成分の含有量が前記範囲内であれば、使用時の泡立ちを十分に抑制することができる。
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(A)成分の含有量は、使用時の泡立ちを抑制する観点から、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは4質量%以上であり、より更に好ましくは6質量%以上であり、そして、好ましくは9.5質量%以下、より好ましくは9質量%以下である。
【0010】
<(B)成分>
本発明における(B)成分は、脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤である。
脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、これらの中では、炭素数16以上、18以下のソルビタン脂肪酸エステル、及び炭素数が16以上、18以下の脂肪酸モノグリセリドから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
また、前記(B)成分の界面活性剤としては、炭素数が16〜18である脂肪酸に由来するものが好ましく、具体的には、グリセリルモノパルミテート、グリセリルモノマルガレート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレエート、パーム核油組成脂肪酸モノグリセリド、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノマルガレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ポリエチレングリコールモノパルミテート、ポリエチレングリコールモノマルガレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコールモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノマルガレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ショ糖モノパルミテート、ショ糖モノマルガレート、ショ糖モノステアレート、及びショ糖モノオレエートから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
これらの中では、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルが好ましく、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレエート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、及びパーム核油組成脂肪酸モノグリセリドがより好ましい。
【0011】
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(B)成分の含有量は、洗浄性能を向上させる観点及び効率的に製造を行う観点から、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2質量%以上、より更に好ましくは4質量%以上であり、そして、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは8質量%以下、より更に好ましくは6質量%以下である。
【0012】
<配合比>
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(B)成分に対する(A)成分の質量比[(A)/(B)]は、洗浄性能と泡立ち抑制効果とを両立させる観点から、0.2以上、5以下である。好ましくは0.3以上、より好ましくは0.5以上、更に好ましくは0.8以上であり、より更に好ましくは1.5以上であり、洗浄性能の向上及び泡立ちの抑制効果の向上の観点から、好ましくは4.0以下、より好ましくは3.5以下、更に好ましくは3.0以下であり、より更に好ましくは2.5以下である。
【0013】
<(C)成分>
本発明においては(C)成分として、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の洗浄性能を向上させる観点から、反応性不飽和基を有する炭素数3以上、6以下のカルボン酸又はその塩(c−1)由来の構成単位、及び炭素数2以上、10以下のオレフィン(c−2)由来の構成単位を含む共重合体を使用してもよい。
【0014】
反応性不飽和基を有する炭素数3以上、6以下のカルボン酸又はその塩(以下、(c−1)成分ともいう)としては、マレイン酸、無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸及びシトラコン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、これらの酸無水物であってもよい。前記(c−1)成分は、モノカルボン酸、ジカルボン酸のいずれでもよいが、洗浄性を向上させる観点から、ジカルボン酸の方が好ましい。
炭素数2以上、10以下のオレフィン(以下、(c−2)成分ともいう)としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、ジイソブチレン、ペンテン、及びヘキセンから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。前記オレフィンの炭素数としては、好ましくは4以上、より好ましくは6以上であり、そして、好ましくは10以下、より好ましくは9以下である。
これらの中では、マレイン酸とジイソブチレンとを組み合わせた共重合体又はその塩が好ましい。
【0015】
(C)成分中、(c−2)成分に対する(c−1)成分のモル比[(c−1)成分/(c−2)成分]は、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上であり、そして、好ましくは10以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは3以下である。
【0016】
前記(c−1)、(c−2)成分以外の構成モノマーとしては、アクリルアミド、メタクリルアミド、t−ブチルアクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ステアリル、スチレンスルホン酸及びその塩、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及びその塩、2(メタクリロイルオキシ)エタンスルホン酸及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
【0017】
前記(C)成分中の(c−1)成分及び(c−2)成分の合計含有量は、好ましくは90mol%以上、より好ましくは95mol%以上、更に好ましくは98mol%以上であり、そして、好ましくは100mol%以下である。
すなわち、本発明における共重合体(C)は、実質的に(c−1)成分及び(c−2)成分のみからなる共重合体であることが好ましい。なお、(C)成分は塩であってもよく、例えばナトリウム塩、カリウム塩、及びアンモニウム塩等が挙げられる。
【0018】
前記(C)成分の重量平均分子量は、好ましくは5,000以上、より好ましくは7,000以上、更に好ましくは8,000以上、より更に好ましくは9,000以上であり、そして、好ましくは50,000以下、より好ましくは30,000以下、更に好ましくは20,000以下、より更に好ましくは15,000以下である。
なお、本明細書における(C)成分の重量平均分子量は、60mmol/Lリン酸及び50mmol/L臭化リチウムのジメチルホルムアミド溶液を展開溶媒とし、カラムはTSKgel α−Mを2本連結して、ゲルパーミェーションクロマトグラフィーでポリスチレンを標準物質として求めた値である。
【0019】
前記(C)成分の平均粒径は、10μm以上であればケーキング抑制効果があり、500μm以下であれば溶解性が向上することから、好ましくは10μm以上、より好ましくは30μm以上、更に好ましくは50μm以上であり、そして、好ましくは500μm以下、より好ましくは400μm以下、更に好ましくは300μm以下である。
平均粒径は、JIS K 8801の標準篩(目開き2000〜45μm)を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる重量分率からメジアン径を算出した。
より詳細には、目開き45μm、63μm、90μm、125μm、180μm、250μm、355μm、500μm、710μm、1000μm、1400μm、2000μmの12段の篩と受け皿を用いて、受け皿上に目開きの小さな篩から順に積み重ね、最上部の2000μmの篩の上から100gの粒子を添加し、蓋をしてロータップ型ふるい振とう機(HEIKO製作所製、タッピング156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、5分間振動させた後、それぞれの篩及び受け皿上に残留した該粒子の質量を測定し、各篩上の該粒子の質量割合(%)を算出した。この値を対数確率紙{横軸が篩の目開き(粒子径)、縦軸が質量割合}にプロットした後、各点を結ぶ線を引き、質量割合が50質量%に対応する粒子径を平均粒径とする。
【0020】
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(C)成分の含有量は、洗浄性能を向上させる観点から、好ましくは2質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは4質量%以上、より更に好ましくは5質量%以上であり、そして、好ましくは25質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%以下、より更に好ましくは12質量%以下である。
【0021】
<(D)成分>
本発明においては、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の洗浄性能を向上させる観点から、(D)成分としてアルカリ剤を使用してもよい。
アルカリ剤としては、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩、アミン化合物から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
アルカリ金属炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、及び炭酸水素カリウムから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。また、ソーダ灰として知られている炭酸ナトリウムの無水塩を用いてもよい。
アルカリ金属珪酸塩としては、結晶性層状珪酸ナトリウム((株)トクヤマシルテック製、「プリフィード」)等を用いることができる。また、非晶質のものを用いてもよい。なおアルカリ金属珪酸塩は食器の酸化防止剤としても有効である。
アミン化合物としては、アルカノールアミンを挙げることができる。本発明では特に1級のアルカノールアミンが好ましく、具体的にはモノエタノールアミンを挙げることができる。これらアルカリ剤の中では、アルカリ金属炭酸塩が好ましい。
アルカリ剤は、粉末状、顆粒状のものを用いることができる。顆粒状のものは、造粒処理等によって粒子径や、嵩比重を適宜調整して用いることができる。
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中のアルカリ剤の含有量は、好ましくは30質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは45質量%以上であり、そして、好ましくは80質量%以下、より好ましくは78質量%以下、更に好ましくは75質量%以下である。
【0022】
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の0.1質量%水溶液の25℃におけるpHは、洗浄力の観点から、好ましくは9以上、より好ましくは9.5以上であり、そして、洗浄剤組成物の安定性の観点から、好ましくは13以下、より好ましくは12以下、更に好ましくは11.5以下である。
【0023】
<その他の成分>
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物においては、通常の洗浄剤に用いることができるその他の成分を配合することができる。例えば、酵素、金属イオン封鎖剤、(B)成分以外の界面活性剤、漂白剤、漂白活性化剤、吸油性粉体、増量剤又は希釈剤、カルシウム塩や蟻酸等の酵素安定化剤、香料、防菌、防黴剤、及び色素等を挙げることができる。
【0024】
(酵素)
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、酵素を含有していることが好ましい。酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、エステラーゼ、ペルオキシダーゼから選ばれる1種又は2種以上を用いることができ、市販品として粒状化されたものを用いることができる。いずれの酵素も他成分との保存安定性等を考慮して適宜選択すればよい。これらの中では、他の界面活性剤では除去が難しい糊化したデンプンへの作用が期待されるアミラーゼが好ましい。また、界面活性剤等では除去が困難な変性タンパク質等に対して著しい効果を示すことからプロテアーゼも好ましい。
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の酵素の含有量は、好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上であり、そして、好ましくは20質量%以下、より好ましくは14質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
【0025】
(金属イオン封鎖剤)
金属イオン封鎖剤としては、トリポリリン酸ナトリウム等のリン酸塩を用いることができる。自動食器洗浄機用洗浄剤組成物をリンを含有しないものとする場合には、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、L−グルタミン酸二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミン二コハク酸、ニトリロ三酢酸、1,3−プロパンジアミン三酢酸、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、及びヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン酸等のポリカルボン酸又はその塩を用いることができる。
これらの中では、クエン酸、コハク酸、エチレンジアミン四酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン酸、及びそれらのアルカリ金属塩が好ましい。
【0026】
(界面活性剤)
界面活性剤としては、(B)成分以外の非イオン界面活性剤や、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤を挙げることができる。
【0027】
本発明においては、洗浄力を更に向上させる洗浄補助成分として、一般的に自動食器洗浄機用洗浄剤として配合される漂白剤、漂白活性化剤等を配合してもよい。
(漂白剤)
漂白剤としては、モノパーオキシフタル酸マグネシウム等の有機過酸又はその塩、アルカリ金属の過ホウ酸塩(1水和物又は4水和物)、過炭酸塩、過硫酸塩、過ケイ酸塩等の水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。これらの中では、過硫酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、及び過ホウ酸ナトリウム等の無機過酸化物がより好ましい。
【0028】
(漂白活性化剤)
本発明においては、洗浄力を更に向上させる洗浄補助成分として、一般的に自動食器洗浄機用洗浄剤として配合される漂白活性化剤を配合してもよい。
漂白活性化剤は漂白剤と併用するものであって、漂白剤から放出される過酸化水素と反応して、より酸化還元電位が高い有機過酸を生成する物質である。具体的には、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、テトラアセチルメチレンジアミン(TAMD)、アルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はその塩や、アルカノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、例えばn−ノナノイル又はiso−ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n−又はiso−NOBS)から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
【0029】
(吸油性粉体)
吸油性粉体としては、非晶質シリカ、デキストリン等を用いることができる。
非晶質シリカの市販品としては、トクシールNR、トクシールNP(Oriental Silicas Corporation製)、フローライト(富田製薬(株)製)、TIXOLEX25(韓仏化学社製)、サイロピュア(富士シリシア(株)製)等が挙げられる。
【0030】
デキストリンとしては、各種穀物由来のデンプンを酸又はアミラーゼで加水分解して得られたものが挙げられる。加水分解の度合いや構造により種々の分解物があるが、例えば、アミロデキストリン(可溶性デンプン)、エリトロデキストリン、アクロデキストリン、マルトデキストリン、シクロデキストリン等が挙げられる。中でも、DE値(デンプンの分解率=グルコース相当質量/全固形分質量×100)が0.1〜10のものが好ましく、0.1〜5のものがより好ましい。また、冷水や温水でも急速に溶解するものが好ましく、耐アルカリ性の観点からDE値が0.1〜3のものが好ましい。
前記吸油性粉体の中では、非晶質シリカが好ましい。前記吸油性粉体は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0031】
(増量剤、希釈剤)
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を粉末状又は粒状の洗浄剤とする場合、増量剤又は希釈剤として、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩等を含有させることが好ましい。増量剤又は希釈剤を配合すれば、各成分を希釈し、適度な濃度に分散させることで、使用に適した量に設計することができ、また、各成分の安定性を保持させるためにも有効である。
硫酸ナトリウムとしては、四国化成工業(株)製の「A6ボウショウ」等の市販品を用いることができる。本発明に用いることができるボウショウとしては、溶解性の観点から、粒径20μm以下のものが全体の90質量%以上を占めるものが好ましい。
なお、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の増量剤及び希釈剤の合計含有量は、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上、より更に好ましくは3質量%以上であり、そして、好ましくは50質量%以下、より好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、より更に好ましくは5質量%以下である。
増量剤及び希釈剤の合計含有量が、0.01質量%以上であると各成分の安定性を向上させることが可能であり、50質量%以下であると持ち運び易い洗浄剤組成物とすることができる。
【0032】
<自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の形態>
前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、粉末状の洗浄剤として使用してもよく、また、水、有機溶媒等に溶解させ溶液状の洗浄剤として使用してもよく、更に、粒状に造粒したものを洗浄剤として使用してもよい。
【0033】
溶液状の洗浄剤とする場合に使用することができる溶媒としては、水、エタノール、ポリエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、フェノキシエタノール、フェニルグリコール、フェノキシイソプロパノール、ブチルジグリコール(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、ジブチレンジグリコール、及びベンジルアルコールから選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
溶液状の洗浄剤の溶媒として用いる場合、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の溶媒の量は、組成物の安定性を向上させる観点から、3質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、10質量%以上が更に好ましく、安価に製造する観点から、40質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、20質量%以下が更に好ましい。
【0034】
粉末状又は粒状の洗浄剤とする場合、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を混合する方法としては、前記各成分をヘンシェルミキサー(日本コークス工業(株))、ハイスピードミキサー(深江パウテック(株)製)、ナウターミキサー(ホソカワミクロン(株)製)、リボン型混合機((株)特寿工作所製)、V型ブレンダ((株)ダルトン製)、ベンチニーダ((株)入江商会製)等の公知の混合機を用いて混合する方法を挙げることができ、攪拌時に剪断力があまりかからないナウターミキサーを用いることが好ましい。また、前記各成分の一部ないし全てを混合した後、造粒機で共造粒しても構わない。
【0035】
造粒方法としては、押出造粒法、転動造粒法、解砕造粒法、流動層造粒法、噴霧造粒法、破砕造粒法等を挙げることができ、これらの中では押出造粒法、転動造粒法がより好ましい。
【0036】
(バインダー)
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を造粒する場合には、造粒物の物理的強度を向上させることを目的として、非イオン界面活性剤やポリマーのバインダーを用いてもよい。
非イオン界面活性剤をバインダーとして用いる場合、(B)成分をバインダーとして用いてもよく、(B)成分以外の一般的な非イオン界面活性剤を用いてもよい。
ポリマーとしては、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、及びポリオキシエチレンフェノールエーテルが好ましく、ポリエチレングリコールがより好ましい。
バインダーとしては、前記化合物の1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
【0037】
粉末状の洗浄剤として使用する際のかさ比重は、製造し易さ、及び溶解性向上の観点から、好ましくは0.7g/cm3以上、より好ましくは0.75g/cm3以上であり、そして、0.9g/cm3以下、0.85g/cm3以下である。
【0038】
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、従来の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に比べて洗浄性能が高いため使用量を低減することができる。また、使用量を低減することができるため、容器のコンパクト化を図ることが可能であり、包装材料の使用量を低減することができる。
また、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、自動食器洗浄機用の洗浄剤組成物として好適である。
【0039】
[食器の洗浄方法]
本発明の食器の洗浄方法は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の濃度が0.02質量%以上、0.4質量%以下である洗浄水を、食器に付着した被洗浄物と接触させるものである。
前記洗浄水中の(A)及び(B)成分の合計濃度は、好ましくは0.02質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.07質量%以上、より更に好ましくは0.09質量%以上であり、そして、好ましくは0.4質量%以下、より好ましくは0.3質量%以下、より好ましくは0.2質量%以下、更に好ましくは0.15質量%以下、より更に好ましくは0.12質量%以下である。
前記濃度が下限値以上であれば洗浄力が向上すると共に泡立ちを抑制することができ、上限値以下であれば経済性に優れる上に、容量の小さい、持ち運びに便利な洗浄剤とすることができる。
【0040】
また、本発明の食器の洗浄方法は、数平均分子量が4,500以上、50,000以下であるポリプロピレングリコール(A)、及び脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(B)を含有する自動食器洗浄機用洗剤組成物を含む溶液を食器に接触させる食器の洗浄方法であって、(A)成分の含有量が0.5質量%以上、10質量%以下であり、(B)成分に対する(A)成分の質量比[(A)/(B)]が0.2以上、5.0以下であるものである。
また、本発明に含まれる(A)成分は、(B)成分を含有する自動食器洗浄機用洗剤用の消泡剤としても使用することができる。
【実施例】
【0041】
実施例1
実施例1の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を以下の(1)〜(4)の手順にしたがって調製した。
(1)炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウムを混合して第1混合物を調製した。
(2)前記第1混合物に、(A)成分を混合して第2混合物を調製した。
(3)前記第2混合物に過炭酸ナトリウム、テトラアセチルエチレンジアミンを混合して
第3混合物を調製した。
(4)(C)成分(ジイソブチレンとマレイン酸との共重合体の塩)の10質量%水溶液
、及び(B)成分の10質量%エタノール溶液をそれぞれ調製し、これらの溶液と
前記第3混合物とを混合し、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を調製した。
【0042】
実施例2〜5、比較例1,2
表1に記載の配合にしたがって調製したこと以外は実施例1と同様の操作で自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を調製した。
【0043】
実施例6
手順(1)で硫酸ナトリウムを混合したこと以外は実施例1と同様の方法で自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を調製した。
【0044】
実施例7
実施例7の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を以下の(1)〜(4)の手順にしたがって調製した。
(1)硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、コハク酸、ポリエチレングリ
コールを混合して第1混合物を調製した。
(2)前記第1混合物に、(A)成分、香料を混合して第2混合物を調製した。
(3)前記第2混合物に過炭酸ナトリウム、テトラアセチルエチレンジアミン、α−アミ
ラーゼ、及びプロテアーゼを混合して第3混合物を調製した。
(4)(C)成分(ジイソブチレンとマレイン酸との共重合体の塩)の10質量%水溶液
、及び(B)成分の10質量%エタノール溶液をそれぞれ調製し、これらの溶液と
前記第3混合物とを混合し、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を調製した。
【0045】
<洗浄性の評価>
・試験皿の作成
以下の手順にしたがって試験皿を作成した。
(1)鶏卵(5個)を割って、卵黄取り分け器を用いて卵白を除き卵黄を取り分けた。
(2)スクリュー管(No.8)に卵黄5個分を入れて、水浴(73〜75℃)にて10
分間加熱した。
(3)水浴よりスクリュー管を取り出し、25℃にて1時間静置し、半熟卵黄を茶こしに
かき出し、裏ごしした。
(4)半熟卵黄を裏ごしし、茶こし下部より排出されたものをよくかき混ぜた後3gとり
、絵筆で陶器皿(白玉渕業務用9吋リムミート皿(直径233mm×24mm)、有
限会社鎌田商店製)に対して均一に塗布した。
(5)陶器皿に塗った半熟卵黄を25℃で一昼夜乾燥させて試験皿とした。
【0046】
<pH測定>
pHメーター((株)堀場製作所製、型番「F−52」、pH電極6367−10D)を用いて、JIS Z−8802:1984にしたがって25℃におけるpH値を測定した。測定溶液としては、前述の方法で調製した洗浄剤組成物を脱イオン水により0.1質量%に希釈したものを用いた。
【0047】
・洗浄試験
前記実施例及び比較例で調製した自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を洗浄液中の濃度が0.1質量%となるように食器洗い乾燥機(パナソニック(株)、型番「NP−P45M1PS」(ビルトインタイプ))の専用洗剤入れに投入した(水道水の使用量:3L)。なお、前記濃度は、表1に記載される各成分の合計濃度であり、(B)成分、(C)成分を溶解させるために用いた水及びエタノールは自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の濃度として計算していない。なお、エタノールは、実施例及び比較例でそれぞれ同じ量を使用した。
前記試験皿を食器洗い乾燥機の右下部位の最も右側に、汚れを塗った面を内側にして立てておき、そのすぐ横に汚れをつけていない陶器皿を2枚立てたのち、スピーディーコースにて洗浄を行った。
【0048】
・評価方法
試験皿の表面に残った乾燥半熟卵黄の量を目視により、0〜5の6段階で評価した。結果を表1に示す。
(判定基準)
5:完全に洗浄されている。
4:若干汚れが残っているが、ほとんど洗浄できている(許容範囲内)。
3:大部分洗浄できているが、汚れが残っている。または、全体的に薄く残っている(許
容範囲外)。
2:少し洗浄できているが、大部分汚れが残っている。
1:ほとんど洗浄できていない。
0:全く洗浄できていない。
【0049】
なお、前記判定基準で3を超える、好ましくは4以上の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物として十分な洗浄性能を有しているといえる。
【0050】
・食洗機内の泡立ち
前記洗浄試験において、洗浄工程終了後に食器洗い乾燥機の運転を一旦停止させ、庫内の泡の量を目視により1〜4の4段階評価で評価をした。
(評価基準)
4:ほとんど泡がない、又は一部、大きく粗い泡が残っている
3:半分程度が泡で覆われている(許容範囲内)
2:ほとんどが泡で覆われている(許容範囲外)
1:一面が泡で覆われており、ノズル等にも多く付着している
【0051】
【表1】
【0052】
表に記載の化合物の詳細は以下のとおりである。なお、表中に記載された含有量の単位は質量%であり、有効分の濃度を考慮していない値である。
*1 :旭硝子(株)製「プレミノールS4011」、
数平均分子量=10,000
*2 :旭硝子(株)製「プレミノールS1005」
数平均分子量=5,000
*3 :旭硝子(株)製「エクセノール3020」
数平均分子量=3,000
*4 :花王(株)製、「エキセルVS−95」、有効分100質量%
*5 :花王(株)製、「エマゾールS−10V」、有効分100質量%
*6 :ローム・アンド・ハース・ジャパン(株)製、「Acusol 460ND」
重量平均分子量=10,000、平均粒径=134μm、有効分92質量%
マレイン酸/ジイソブチレン=1.0(モル比)
*7 :和光純薬工業(株)製
*8 :(株)トクヤマシルテック製、「プリフィード顆粒」
*9 :日本パーオキサイド(株)製、「KCPZ」
(メタホウ酸ナトリウムで表面を被覆した過炭酸ナトリウム)
*10:東京化成工業(株)製
*11:和光純薬工業(株)製
*12:ノボザイムズ ジャパン(株)製、「デュラミル120T」
*13:ノボザイムズ ジャパン(株)製、「サビナーゼ18T」
*14:和光純薬工業(株)製
*15:花王(株)製、「K−PEG6000LA」
数平均分子量=8,500
【0053】
表1の結果より、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、脂質とタンパク質とが複合し、乾燥して食器に対して強固に固着している汚れに対して優れた洗浄性能を示すと共に、食器洗浄機内の泡立ちを抑制することができることがわかる。