【実施例】
【0072】
以下、実施例を用いて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
本実施例中の分析には、次の分析機器を用いて行った。
NMR測定装置:AVANCEIII 500型(500MHz;ブルカーバイオスピン社製)
[質量分析及び化学純度]
ガスクロマトグラフ質量分析計:GCMS−QP2010(島津製作所社製)
使用カラム:BC−WAX(50mx0.25mmID;ジーエルサイエンス社製)
オーブン条件:70℃−217℃,4℃/min
[光学純度]
ガスクロマトグラフ:GC−2010(島津製作所社製)
使用カラム:BGB−174(30mx0.25mmID;BGB Analytik AG社製)
オーブン条件:90℃−150℃,0.4℃/min
赤外吸収スペクトル測定装置:FT/IR−6100(日本分光社製)
窓材:塩化ナトリウム
旋光度計:P−1020(日本分光社製)
【0073】
[実施例1]
窒素気流中にてジエチルアミン;4.29g(0.0587mol)を20mlフラスコに入れ、5℃にて攪拌した。次いでn−ブチルリチウムのヘキサン溶液;3.7ml(1.6mol/L,0.0587mol)を加え、5℃、10分間攪拌してリチウムジエチルアミン溶液とした。
30ml耐圧アンプルを窒素置換し、これにβ−ファルネセン;4.0g(0.0196mol)(和光純薬工業株式会社製)を加え、15℃、10分間攪拌した。次に上記リチウムジエチルアミン溶液を5分間かけて加えた後、70℃、4時間加熱攪拌した(転化率;99%以上)。
反応終了後、トルエン;40mlを加えた後、水;8mlにて洗浄した。続いてクライゼン蒸留にてまずトルエンを留去後、沸点;108~110℃/20PaにてN,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルヂデカ−2E,6E,10−トリエン−1−アミン;4.48g(ガクスロ化学純度;92.9%(2E,6E−体),1.8%(2Z,6E−体),4.16g(0.015mol)を収率;77%;にて得た。
【0074】
<N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルヂデカ−2E,6E,10−トリエン−1−アミンの物理データ>
【化8】
【0075】
NMRデータ
1H−NMR (500MHz, CHLOROFORM-D):δ 1.03 (t, J=7.2Hz, 3H×2), δ 1.60 (s, 3H×2), δ 1.64 (s, 3H), δ 1.68 (s, 3H), δ1.95-2.15 (m, 2H×4), δ 2.51 (q, J=7.2Hz, 2H×2), δ3.06 (d, J=6.8Hz, 2H), δ 5.10 (t, J=6.8Hz, 1H), δ 5.11 (t, J=6.8Hz, 1H), δ 5.27 (t, J=6.8Hz, 1H)
13C−NMR (125MHz, CHLOROFORM-D):δ 11.86(CH
3×2), 16.04(CH
3), 16.36(CH
3), 17.68(CH
3), 25.70(CH
3), 26.44(CH
2), 26.79(CH
2), 39.75(CH
2), 39.85(CH
2), 46.72(CH
2×2) , 50.57(CH
2), 121.79(CH), 124.08(CH), 124.42(CH), 131.28(C), 135.11(C), 137.68(C)
【0076】
[実施例2]
窒素気流中にてクロロ(1,5-シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー([Rh(cod)Cl]
2;24.7mg(0.05mmol)と過塩素酸銀(AgClO
4);20.7mg(0.1mmmol)を20ml枝付フラスコに入れ、攪拌下にテトラヒドロフラン;6mlを加えて15℃、2時間攪拌した。次いで(S)-Tol−BINAP;67.8mg(0.1mmmol)を含むテトラヒドロフラン溶液4mlを加え、15℃、2時間攪拌した後、生成した塩化銀をろ過して除き、ろ液を触媒溶液とした。
200ml耐圧アンプルを窒素置換し、これに上記ロジウム錯体触媒溶液5ml(0.05mmmol)、テトラヒドロフラン;2mlを加え、最後に(実施例1にて得られた)N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルヂデカ−2E,6E,10−トリエン−1−アミン;3.36g(ガスクロ純度;92.9%,3.12g;11.25mmol)を加えて100℃、14時間加熱攪拌した(転化率;99%以上)。
反応終了後、クライゼン蒸留にてまずテトラヒドロフランを留去後、沸点;88〜97℃/20Paにて(3R)−N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−1,6E,10−トリエン−1−アミン;2.65g(ガスクロ純度;93.5%,0.915g;8.93mmol)を収率;79%にて得た。
【0077】
<(3R)−N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−1,6E,10−トリエン−1−アミンの物理データ>
【化9】
【0078】
NMRデータ
1H−NMR (500MHz, CHLOROFORM-D):δ 0.97 (d, J=6.7Hz, 3H), δ 1.04 (t, J=7.1Hz, 3H×2), δ 1.2-1.35 (m, 2H), δ 1.59 (s, 3H), δ 1.60 (s, 3H), δ 1.68 (s, 3H), δ1.95-2.1 (m, 7H), δ 2.93 (q, J=7.1Hz, 2H×2), δ 4.04 (dd, J=8.2, 13.9Hz, 1H), δ 5.1 (m, 1H×2), δ 5.80 (d, J=13.9Hz, 1H)
13C−NMR (125MHz, CHLOROFORM-D):δ 12.16(CH
3×2), 15.96(CH
3), 17.66(CH
3), 22.73(CH
3), 25.68(CH
3), 25.95(CH
2), 26.76(CH
2), 34.99(CH), 38.90(CH
2), 39.77(CH
2), 44.43(CH
2×2), 105.07(CH), 124.49(CH), 125.15(CH), 131.17(C), 134.36(C), 135.78(CH)
【0079】
赤外吸収スペクトル(CCl
4:cm
-1):2960, 1650, 1450, 1374, 1245, 1197, 1095, 935
【0080】
EI−MSデータ(27eV):277 (M+; 5), 262 (5), 208 (50), 193 (5), 166 (5), 152 (5), 126 (100), 110 (5), 86 (20), 72 (15), 56 (15), 41(15)
【0081】
比旋光度:[α]
D20 -36.8 (c 1.0, Pyridine)
【0082】
[実施例3]
窒素気流中にてクロロ(1,5-シクロオクタジエン)ロジウム(I)ダイマー([Rh(cod)Cl]
2;24.7mg(0.05mmol)と過塩素酸銀(AgClO
4);20.7mg(0.1mmol) を20ml枝付フラスコに入れ、攪拌下にテトラヒドロフラン;6mlを加えて15℃、2時間攪拌した。次いで(R)-Tol−BINAP;67.8mg(0.1mmol)を含むテトラヒドロフラン溶液4mlを加え、15℃、2時間攪拌した後、生成した塩化銀をろ過して除き、ろ液を触媒溶液とした。
200ml耐圧アンプルを窒素置換し、これに上記ロジウム錯体触媒溶液2ml(0.02mmol)、テトラヒドロフラン;2mlを加え、最後に(実施例1にて得られた)N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−2,6,10−トリエン−1−アミン;1.12g(ガスクロ純度;92.9%,1.04g;3.75mmol)を加えて100℃、14時間加熱攪拌した(転化率;99%以上)。
反応終了後、クライゼン蒸留にてまずテトラヒドロフランを留去後、沸点;88〜94℃/20Paにて(3S)−N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−1,6E,10−トリエン−1−アミン;1.00g(ガスクロ純度;91.5%,0.915g;3.30mmol)を収率;88%にて得た。
【0083】
<(3S)−N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−1,6E,10−トリエン−1−アミンの物理データ>
【化10】
【0084】
NMRデータ
1H−NMR (500MHz, CHLOROFORM-D): δ 0.97 (d, J=6.8Hz, 3H), δ 1.04 (t, J=7.1Hz, 3H×2), δ 1.2-1.35 (m, 2H), δ 1.59 (s, 3H), δ 1.60 (s, 3H), δ 1.68 (s, 3H), δ1.95-2.1 (m, 7H), δ 2.93 (q, J=7.1Hz, 2H×2), δ 4.04 (dd, J=8.1, 13.9Hz, 1H), δ 5.1 (m, 1H×2), δ 5.79 (d, J=13.9Hz, 1H)
13C−NMR (125MHz, CHLOROFORM-D):δ 12.16(CH
3×2), 15.96(CH
3), 17.66(CH
3), 22.73(CH
3), 25.68(CH
3), 25.95(CH
2), 26.76(CH
2), 34.99(CH), 38.90(CH
2), 39.77(CH
2), 44.43(CH
2×2), 105.07(CH), 124.49(CH), 125.15(CH), 131.17(C), 134.36(C), 135.78(CH)
【0085】
赤外吸収スペクトル(CCl
4:cm
-1):2960, 2924, 2865, 1650, 1450, 1374, 1245, 1197, 1095, 935
【0086】
EI−MSデータ(27eV):277 (M+; 5), 262 (5), 208 (50), 193 (5), 166 (5), 152 (5), 126 (100), 110 (5), 86 (20), 72 (15), 56 (15), 41(15)
【0087】
比旋光度:[α]
D20 +36.1 (c 1.0, Pyridine)
【0088】
[実施例4]
100ml耐圧アンプルを窒素置換し、これに実施例3にて作成したロジウム錯体触媒溶液1ml(0.01mmol)、テトラヒドロフラン;2mlを加え、最後に(合成例1にて得られた)N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−2,6,10−トリエン−1−アミン;2.78g(10mmol,(ガスクロ純度;59.3%(2E,6E−体),22.2%(2Z,6E−体))を加えて100℃、16時間加熱攪拌した。ガスクロマトグラフィーにて反応物を分析の結果、2E、6E−体の場合は転化率;67.3%であったのに対して, 2Z,6E−体の場合は転化率;47.6%と反応性が劣る結果であった。
【0089】
[合成例1]
300mlフラスコに濃塩酸;100g(1.0mol)を加えて5℃にて10分攪拌した。続いて6E−ネロリドール;55.6g(0.25mol)を30分かけて加えた後、5℃、3時間攪拌した。引き続き25%水酸化ナトリウム水溶液にて中和後、トルエン;100mlにて抽出を行い、その後水層を除去した。
300mlフラスコに得られた有機層を加えた後、ジエチルアミン;36.6g(0.5mol)を10分かけて加えた。更に炭酸ナトリウム;26.5g(0.25mol)を加えた後、45℃にて3時間攪拌した。
反応終了後、トルエン;100mlを加えた後、沈殿物をろ過にて除去した。得られたろ液を水;50mlにて2回洗浄後、エバポレーターを用いてトルエンの除去を行い、濃縮物;28.6gを得た。
得られた濃縮物をシリカカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;300g;)を用いて、まずヘキサン:酢酸エチル=3:1にて不純物を除去後、ヘキサン:トリエチルアミン=20:1にてN,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−2,6,10−トリエン−1−アミンを豊富に含む画分(13.0g)を得た。引き続きクライゼン蒸留にて蒸留を行い、沸点;100〜110℃/20PaにてN,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−2,6−10−トリエン−1−アミン;10.9g(ガスクロ純度;59.3%(2E,6E−体),22.2%(2Z,6E−体)),8.9g;0.032mol)を収率;13%にて得た。
【0090】
<N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−2Z,6E−10−トリエン−の物理データ>
【化11】
【0091】
NMRデータ
1H−NMR (500MHz, CHLOROFORM-D):δ 1.03 (t, J=7.2Hz, 3H×2), δ 1.60 (s, 3H×2), δ 1.68(s, 3H), δ 1.73 (s, 3H), δ1.95-2.15 (m, 2H×4), δ 2.50 (q, J=7.2Hz, 2H×2), δ3.05 (d, J=6.8Hz, 2H), δ 5.05-5.15 (m, 1H×2), δ 5.24-5.29 (m, 1H)
13C−NMR (125MHz, CHLOROFORM-D):δ 11.82(CH
3×2), 15.99(CH
3), 17.69(CH
3), 23.59(CH
3), 25.70(CH
3), 26.52(CH
2), 26.72(CH
2), 32.20(CH
2), 39.74(CH
2), 46.69(CH
2×2) , 50.44(CH
2), 122.66(CH), 123.97(CH), 124.35(CH), 131.34(C), 135.34(C), 137.85(C)
【0092】
[実施例5]
100mlフラスコに(実施例2にて得られた)N,N−ジエチル−3,7,11−トリメチルドデカ−1,6,10−トリエン−1−アミン;1.42g(ガスクロ純度;93.5%,1.33g;4.78mmol)、トルエン;70ml及び1N−硫酸水;15ml を加えて15℃、10分間攪拌した(転化率;99%以上)。水層を除去後、10%炭酸ナトリウム溶液;30mlにて2回洗浄、更に水;30mlにて2回洗浄した。
洗浄終了後、クライゼン蒸留にてまずトルエンを留去後、沸点;68〜72℃/20Paにて(3R)−ジヒドロファルネサール;1.07g(ガスクロ純度;99.5%、光学純度95%e.e.,1.06g;4.78mmol)を収率;100%にて得た。
【0093】
<(3R)−ジヒドロファルネサールの物理データ>
【化12】
【0094】
NMRデータ
1H−NMR (500MHz, CHLOROFORM-D):δ 0.98 (d, J=6.7Hz, 3H), δ 1.25-1.4 (m, 2H), δ 1.60(s, 3H×2), δ 1.68 (s, 3H), δ1.95-2.1 (m, 7H), δ 2.23 (ddd, J=2.7, 8.0, 16.0Hz, 1H), δ2.41 (ddd, J=2.1, 5.6, 16.0Hz, 1H), δ 5.1 (m, 1H×2), δ 9.76 (t, J=2.7Hz, 1H)
13C−NMR (125MHz, CHLOROFORM-D):δ15.96(CH
3), 17.65(CH
3), 19.87(CH
3), 25.27(CH
2), 25.66(CH
3), 26.65(CH
2), 27.79(CH), 36.90(CH
2), 39.68(CH
2), 50.98(CH
2), 123.92(CH), 124.28(CH), 131.32(C), 135.38(C), 202.96(CH=O)
【0095】
赤外吸収スペクトル(CCl
4:cm
-1):2963, 2921, 2712, 1726, 1450, 1379, 1106, 833
【0096】
EI−MSデータ(27eV):222 (M+; 3), 204 (3), 189 (5), 179 (65), 161 (30), 135 (10), 123 (70), 109 (75), 93 (35), 81 (50), 69 (100), 55 (40), 41 (100)
【0097】
比旋光度:[α]
D20 +4.6 (c 1.0, MeOH)
【0098】
[実施例6]
100mlフラスコに(実施例3にて得られた)N,N−ジエチル−3,7−11−オリメチルドデカ−1,6,10−トリエン−1−アミン;0.3g(ガスクロ純度;91.5%,0.275g;0.99mmmol)、トルエン;50ml及び1N−硫酸水;5mlを加えて15℃、10分間攪拌した(転化率;99%以上)。水層を除去後、10%炭酸ナトリウム溶液;20mlにて2回洗浄、更に水;20mlにて2回洗浄した。
洗浄終了後、クライゼン蒸留にてまずトルエンを留去後、沸点;65〜70℃/20Paにて(3S)−ジヒドロファルネサール;0.17g(ガスクロ純度;99.1%,光学純度89.0%e.e.,0.168g;0.76mmol)を収率;77%にて得た。
【0099】
<(3S)−ジヒドロファルネサールの物理データ>
【化13】
【0100】
NMRデータ
1H−NMR (500MHz, CHLOROFORM-D):δ 0.98 (d, J=6.7Hz, 3H), δ 1.25-1.4 (m, 2H), δ 1.60(s, 3H×2), δ 1.68 (s, 3H), δ1.95-2.1 (m, 7H), δ 2.23 (ddd, J=2.7, 8.0, 16.0Hz, 1H), δ2.41 (ddd, J=2.1, 5.6, 16.0Hz, 1H), δ 5.1 (m, 1H×2), δ 9.76 (t, J=2.7Hz, 1H)
13C−NMR (125MHz, CHLOROFORM-D):δ15.97(CH
3), 17.67(CH
3), 19.89(CH
3), 25.28(CH
2), 25.67(CH
3), 26.67(CH
2), 27.80(CH), 36.91(CH
2), 39.70(CH
2), 50.99(CH
2), 123.92(CH), 124.29(CH), 131.34(C), 135.39(C), 202.97(CH=O)
【0101】
赤外吸収スペクトル(CCl
4:cm
-1):2963, 2921, 2712, 1726, 1450, 1379, 1106, 833
【0102】
EI−MSデータ(27eV):222 (M+; 3), 204 (3), 189 (5), 179 (40), 161 (20), 135 (5), 123 (40), 109 (50), 93 (20), 81 (30), 69 (100), 55 (30), 41 (85)
【0103】
比旋光度:[α]
D20 -3.7 (c 0.5, MeOH)
【0104】
[合成例2]
20m;フラスコに(実施例5にて得られた)(3R)−ジヒドロファルネサール;1.11g(ガスクロ純度;99.1%,1.10g;4.95mmol)、メタノール;10mlを加えて15℃にて攪拌した。続いて水素化ホウ素ナトリウム(NaBH
4);0.189g(5mmol)を加えて15℃、30分間攪拌した(転化率;99%以上)。反応終了後、1N−塩酸水;10mlとトルエンを加えて15℃にて10分攪拌、その後水層を除去した。引き続き10%炭酸ナトリウム溶液;20mlにて1回洗浄、更に水;20ml; にて2回洗浄した。
洗浄終了後、クライゼン蒸留にてまずトルエンを留去後、沸点;85〜90℃/20Paにて(3R)−ジヒドロファルネソール;0.97g(ガスクロ純度;99.5%,0.965g;4.30mmol)を収率;87%にて得た。
【0105】
<(3R)−ジヒドロファルネソールの物理データ>
【化14】
【0106】
NMRデータ
1H−NMR (500MHz, CHLOROFORM-D):δ 0.91 (d, J=6.7Hz, 3H), δ 1.15-1.25 (m, 1H) , δ 1.3-1.45 (m, 2H) , δ 1.65-1.75 (m, 2H), δ 1.60(s, 3H×2), δ 1.68 (s, 3H), δ1.95-2.1 (m, 6H), δ3.7 (m, 2H),δ 5.1 (m, 2H)
13C−NMR (125MHz, CHLOROFORM-D):δ15.94(CH
3), 17.65(CH
3), 19.55(CH
3), 25.33(CH
2), 25.66(CH
3), 26.71(CH
2), 29.19(CH), 37.17(CH
2), 39.72(CH
2), 39.92(CH
2), 61.22(CH
2), 124.36(CH), 124.58(CH), 131.26(C), 134.86(C)
【0107】
赤外吸収スペクトル(CCl
4:cm
-1):3329, 2914, 1451, 1377, 1106, 1057, 1010, 835
【0108】
EI−MSデータ(27eV):224 (M+; 2), 209 (2), 181 (30), 163 (20), 137 (5), 123 (55), 109 (15), 95 (50), 81 (80), 69 (100), 55 (30), 41 (70)
【0109】
比旋光度:[α]
D20 +5.0 (c 1.0, CHCl
3)
(参考文献;Acta. Chem. Scand., 25, 1685-1694 (1971)との比較より3R体と決定)