特許第6054194号(P6054194)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6054194プレイリスト作成装置及びプレイリスト作成方法、並びにプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6054194
(24)【登録日】2016年12月9日
(45)【発行日】2016年12月27日
(54)【発明の名称】プレイリスト作成装置及びプレイリスト作成方法、並びにプログラム
(51)【国際特許分類】
   G11B 27/10 20060101AFI20161219BHJP
   G11B 27/00 20060101ALI20161219BHJP
   H04N 5/91 20060101ALI20161219BHJP
   H04N 5/93 20060101ALI20161219BHJP
【FI】
   G11B27/10 Z
   G11B27/00 A
   H04N5/91 Z
   H04N5/93 Z
【請求項の数】9
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2013-23599(P2013-23599)
(22)【出願日】2013年2月8日
(65)【公開番号】特開2014-154188(P2014-154188A)
(43)【公開日】2014年8月25日
【審査請求日】2016年2月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】315017409
【氏名又は名称】Pioneer DJ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】特許業務法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】原田 隆典
【審査官】 堀 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−040103(JP,A)
【文献】 特開2009−015948(JP,A)
【文献】 特開2007−250057(JP,A)
【文献】 特開2010−003368(JP,A)
【文献】 特表2009−512967(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G11B 27/10
G11B 27/00
H04N 5/91
H04N 5/93
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツをキーコンテンツとして決定するキーコンテンツ決定手段と、
前記キーコンテンツが有する少なくとも1のパラメータを、プレイリストを作成するための設定条件として選択する条件選択手段と、
前記設定条件に基づいて複数の候補コンテンツを抽出し、前記キーコンテンツ及び前記候補コンテンツを含む複数の前記プレイリストを作成するリスト作成手段と
を備え、前記キーコンテンツ決定手段は表示部を有し、
前記表示部は、一画面上に、
再生中の前記コンテンツ及びその再生状況を表示するプレビューエリアと、
前記ユーザが前記キーコンテンツとして選択することができる複数の前記候補コンテンツを表示するブラウズエリアと、
前記ユーザが選択した前記キーコンテンツおよび前記リスト作成手段で作成された前記プレイリストを表示するプレイリスト構成エリアと
を備えることを特徴とするプレイリスト作成装置。
【請求項2】
前記プレイリストの総再生時間を設定可能とする総再生時間設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のプレイリスト作成装置。
【請求項3】
前記リスト作成手段は、前記プレイリストに含まれる前記候補コンテンツの各々の再生時間を所定の値に固定して前記プレイリストを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載のプレイリスト作成装置。
【請求項4】
前記リスト作成手段において作成されるプレイリスト数を設定可能とするプレイリスト数設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のプレイリスト作成装置。
【請求項5】
前記キーコンテンツ決定手段は、前記プレイリストが作成された後においても新たな前記キーコンテンツを決定可能であり、
前記リスト作成手段は、前記キーコンテンツが決定される度に、前記プレイリストを再作成する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のプレイリスト作成装置。
【請求項6】
前記リスト作成手段は、前記キーコンテンツが複数決定された場合に、前記キーコンテンツ間に再生されるコンテンツとして前記候補コンテンツを抽出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のプレイリスト作成装置。
【請求項7】
前記リスト作成手段は、第1のキーコンテンツ及び第2のキーコンテンツの各々における前記設定条件とされたパラメータから求まる相関係数に基づいて、前記第1のキーコンテンツ及び前記第2のキーコンテンツ間において再生される前記候補コンテンツを抽出することを特徴とする請求項6に記載のプレイリスト作成装置。
【請求項8】
ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツをキーコンテンツとして決定するキーコンテンツ決定工程と、
前記キーコンテンツが有する少なくとも1のパラメータを、プレイリストを作成するための設定条件として選択する条件選択工程と、
前記設定条件に基づいて複数の候補コンテンツを抽出し、前記キーコンテンツ及び前記候補コンテンツを含む複数の前記プレイリストを作成するリスト作成工程と
を備え、前記キーコンテンツ決定工程では表示部への表示を行い、
前記表示部は、一画面上に、
再生中の前記コンテンツ及びその再生状況を表示するプレビューエリアと、
前記ユーザが前記キーコンテンツとして選択することができる複数の前記候補コンテンツを表示するブラウズエリアと、
前記ユーザが選択した前記キーコンテンツおよび前記リスト作成工程で作成された前記プレイリストを表示するプレイリスト構成エリアと
を備えることを特徴とするプレイリスト作成方法。
【請求項9】
コンピュータを、
ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツをキーコンテンツとして決定するキーコンテンツ決定手段と、
前記キーコンテンツが有する少なくとも1のパラメータを、プレイリストを作成するための設定条件として選択する条件選択手段と、
前記設定条件に基づいて複数の候補コンテンツを抽出し、前記キーコンテンツ及び前記候補コンテンツを含む複数の前記プレイリストを作成するリスト作成手段
として機能させるとともに、
前記キーコンテンツ決定手段の表示部として、一画面上に、
再生中の前記コンテンツ及びその再生状況を表示するプレビューエリアと、
前記ユーザが前記キーコンテンツとして選択することができる複数の前記候補コンテンツを表示するブラウズエリアと、
前記ユーザが選択した前記キーコンテンツおよび前記リスト作成手段で作成された前記プレイリストを表示するプレイリスト構成エリアと、を表示させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のコンテンツを含むプレイリストを作成するプレイリスト作成装置及びプレイリスト作成方法、並びにプログラムの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の装置として、例えば複数のコンテンツ(例えば、楽曲や動画等)からユーザに適したものを選択して、プレイリストを自動的に作成する装置が知られている。プレイリストは、例えばコンテンツが有する種々の情報(ジャンル、曲調、テンポ等)の類似度に基づいて作成される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−333892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1のような技術においては、各コンテンツが有する情報に応じてプレイリストが作成されるため、コンテンツの選択に関してユーザの選択の余地は殆どない。また、プレイリスト作成時には、各コンテンツのつなぎ目がクローズアップされ、プレイリスト全体としての管理が実行されないため、プレイリストの使用目的によっては不都合が生じ得る。例えば、DJ(Disc Jockey)等の用途では、プレイリストの総再生時間が限定されるため、単にコンテンツをつなげるような作成方法では極めて使い勝手が悪い。
【0005】
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、ユーザが所望するプレイリストを適切に作成することが可能なプレイリスト作成装置及びプレイリスト作成方法、並びにプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のプレイリスト作成装置は上記課題を解決するために、ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツをキーコンテンツとして決定するキーコンテンツ決定手段と、前記キーコンテンツが有する少なくとも1のパラメータを、プレイリストを作成するための設定条件として選択する条件選択手段と、前記設定条件に基づいて複数の候補コンテンツを抽出し、前記キーコンテンツ及び前記候補コンテンツを含む複数の前記プレイリストを作成するリスト作成手段とを備え、前記キーコンテンツ決定手段は表示部を有し、前記表示部は、一画面上に、再生中の前記コンテンツ及びその再生状況を表示するプレビューエリアと、前記ユーザが前記キーコンテンツとして選択することができる複数の前記候補コンテンツを表示するブラウズエリアと、前記ユーザが選択した前記キーコンテンツおよび前記リスト作成手段で作成された前記プレイリストを表示するプレイリスト構成エリアとを備える。
【0007】
本発明のプレイリスト作成方法は上記課題を解決するために、ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツをキーコンテンツとして決定するキーコンテンツ決定工程と、前記キーコンテンツが有する少なくとも1のパラメータを、プレイリストを作成するための設定条件として選択する条件選択工程と、前記設定条件に基づいて複数の候補コンテンツを抽出し、前記キーコンテンツ及び前記候補コンテンツを含む複数の前記プレイリストを作成するリスト作成工程とを備え、前記キーコンテンツ決定工程では表示部への表示を行い、前記表示部は、一画面上に、再生中の前記コンテンツ及びその再生状況を表示するプレビューエリアと、前記ユーザが前記キーコンテンツとして選択することができる複数の前記候補コンテンツを表示するブラウズエリアと、前記ユーザが選択した前記キーコンテンツおよび前記リスト作成工程で作成された前記プレイリストを表示するプレイリスト構成エリアとを備える。
【0008】
本発明のプログラムは上記課題を解決するために、コンピュータを、ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツをキーコンテンツとして決定するキーコンテンツ決定手段と、前記キーコンテンツが有する少なくとも1のパラメータを、プレイリストを作成するための設定条件として選択する条件選択手段と、前記設定条件に基づいて複数の候補コンテンツを抽出し、前記キーコンテンツ及び前記候補コンテンツを含む複数の前記プレイリストを作成するリスト作成手段として機能させるとともに、前記キーコンテンツ決定手段の表示部として、一画面上に、再生中の前記コンテンツ及びその再生状況を表示するプレビューエリアと、前記ユーザが前記キーコンテンツとして選択することができる複数の前記候補コンテンツを表示するブラウズエリアと、前記ユーザが選択した前記キーコンテンツおよび前記リスト作成手段で作成された前記プレイリストを表示するプレイリスト構成エリアと、を表示させる。
【0009】
本発明の作用及び利得は次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施例に係るプレイリスト作成装置の全体構成を示すブロック図である。
図2】実施例に係るプレイリスト作成装置の表示部における表示例を示す平面図である。
図3】実施例に係るプレイリスト作成装置の動作を示すフローチャートである。
図4】キー楽曲の選択方法を示す概念図である。
図5】キー楽曲間に再生される候補楽曲を抽出するための相関係数を示すグラフ(その1)である。
図6】キー楽曲間に再生される候補楽曲を抽出するための相関係数を示す表(その1)である。
図7】BPMを設定条件とした場合の候補楽曲の抽出方法を示す概念図(その1)である。
図8】キー楽曲間に再生される候補楽曲を抽出するための相関係数を示すグラフ(その2)である。
図9】キー楽曲間に再生される候補楽曲を抽出するための相関係数を示す表(その2)である。
図10】BPMを設定条件とした場合の候補楽曲の抽出方法を示す概念図(その2)である。
図11】実施例に係るプレイリスト作成装置における候補楽曲の抽出処理を示すフローチャートである。
図12】BPMを設定条件として作成されるプレイリストの一例を示す概念図である。
図13】BPM及びKEYを設定条件として作成されるプレイリストの一例を示す概念図である。
図14】BPM又はKEYを設定条件として作成されるプレイリストの一例を示す概念図である。
図15】使用するプレイリストが選択された場合の表示例を示す概念図である。
図16】プレイリストの作成後に新たなキー楽曲が追加された場合のプレイリストの更新方法を示す概念図(その1)である。
図17】プレイリストの作成後に新たなキー楽曲が追加された場合のプレイリストの更新方法を示す概念図(その2)である。
図18】プレイリストの再生中にプレイリストにない楽曲が選曲された場合のプレイリストの更新方法を示す概念図である。
図19】候補楽曲を起点とする分岐を含むプレイリストの一例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本実施形態に係るプレイリスト作成装置は上記課題を解決するために、ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツをキーコンテンツとして決定するキーコンテンツ決定手段と、前記キーコンテンツが有する少なくとも1のパラメータを、前記プレイリストを作成するための設定条件として選択する条件選択手段と、前記設定条件に基づいて複数の候補コンテンツを抽出し、前記キーコンテンツ及び前記候補コンテンツを含む複数のプレイリストを作成するリスト作成手段とを備える。
【0012】
本実施形態に係るプレイリスト作成装置によれば、複数のコンテンツを含むプレイリストが作成される。なお、ここでの「プレイリスト」とは、コンテンツの再生順番や切替えタイミング等、再生に関する種々の情報を含むデータ群である。また「コンテンツ」とは、プレイリストを利用して順次再生可能なデータを指し、例えば楽曲等の音声データの他、映像データ等をも含む趣旨である。コンテンツは、例えばデータベース等に多数記憶されており、プレイリスト作成時には、その中からプレイリストに含まれるべきコンテンツが抽出される。なお、プレイリストに含まれるコンテンツは、ユーザが保有しているコンテンツに限られず、例えば購入可能なコンテンツのように、今後再生可能となり得るコンテンツであればよい。
【0013】
本実施形態に係るプレイリスト作成装置の動作時には、先ずキーコンテンツ決定手段によって、ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツがキーコンテンツとして決定される。そして、キーコンテンツが決定されると、条件選択手段により、プレイリストを作成するための設定条件が選択される。なお、設定条件の選択は、典型的にはユーザの操作に応じて実行されるが、装置が自動的に実行するようにしてもよい。なお、設定条件は、キーコンテンツが有する少なくとも1つのパラメータであり、例えば楽曲のBPM(Beats Per Minute)、キー、ジャンル、アーティスト名、リリース日、再生時間等、コンテンツ固有の情報の他、レーティングや購入日等のユーザが設定した情報、或いは再生回数や前の曲とのつながり回数等の過去の再生情報などが挙げられる。設定条件は、後述するようにプレイリストの作成における判断基準として利用されるため、数値として表せるパラメータであることが好ましいが、他のコンテンツとの比較が行えるものであれば、どのような情報であっても構わない。
【0014】
設定条件が選択されると、リスト作成手段により、設定条件に基づく複数の候補コンテンツの抽出が実行される。候補コンテンツの抽出は、例えば前後に再生されるコンテンツに対する設定条件とされたパラメータの類似度に基づいて行われる。より具体的には、キーコンテンツの直後に再生される候補コンテンツは、設定条件とされたパラメータがキーコンテンツに近いコンテンツとして抽出される。また、抽出された一の候補コンテンツの直後に再生される他の候補コンテンツは、設定条件とされたパラメータが一の候補コンテンツに近いコンテンツとして抽出される。
【0015】
なお、複数のパラメータが設定条件として選択されている場合には、複数のパラメータに対する総合的な類似度を判断して抽出を行ってもよいし、各パラメータで別々に類似度を判断して抽出を行ってもよい。また、設定条件とされるパラメータは、コンテンツ全体の平均的な値であってもよいし、ある特定の部分の値であってもよい、例えば、作成されるプレイリストにおいて、前後のコンテンツとコンテンツの途中で再生が切り替わるような場合には、切り替わり部分の値を利用すればよい。
【0016】
候補コンテンツが抽出されると、リスト作成手段により、キーコンテンツ及び候補コンテンツを含む複数のプレイリストが作成される。複数のプレイリストは、例えば一のキーコンテンツを基準として再生経路が分岐するような複数のルートを示すものとして作成される。プレイリストを利用したコンテンツの再生時には、作成された複数のプレイリストの中からユーザが所望のプレイリストを1つ選択すればよい。
【0017】
以上説明したように、本実施形態に係るプレイリスト作成装置によれば、膨大なコンテンツが存在している場合であっても、キーコンテンツの決定及び設定条件の選択により、好適にプレイリストを作成できる。また、複数のプレイリストが作成されるため、最終的にユーザの意思を介在させて、再生するプレイリストが決定される。よって、ユーザが所望するプレイリストでの再生が実現可能である。
【0018】
本実施形態に係るプレイリスト作成装置の他の態様では、前記プレイリストの総再生時間を設定可能とする総再生時間設定手段を更に備える。
【0019】
この態様によれば、例えば予めプレイリストの総再生時間を設定しておけば、総再生時間が設定された値となるようにプレイリストが作成される。なお、総再生時間は、キーコンテンツ及び候補コンテンツの総再生時間として設定されてもよいし、候補コンテンツのみの総再生時間として設定されてもよい。また1つの値としてではなく、ある程度の幅を有する範囲として設定されてもよい。本態様によれば、プレイリストの総再生時間を作成前に限定できるため、より好適にユーザの所望するプレイリストを作成できる。
【0020】
本実施形態に係るプレイリスト作成装置の他の態様では、前記リスト作成手段は、前記プレイリストに含まれる前記候補コンテンツの各々の再生時間を所定の値に固定して前記プレイリストを作成する。
【0021】
この態様によれば、例えば予め候補コンテンツの再生時間を設定しておけば、各候補コンテンツの再生時間が設定された値に固定して再生されるようなプレイリストが作成される。なお、キーコンテンツの再生時間も、候補コンテンツと同様に固定されても構わない。また、再生時間として設定される値は、1つの値としてではなく、ある程度の幅を有する範囲として設定されてもよい。本態様によれば、各コンテンツの再生時間が所定の値に固定されるため、プレイリストの総再生時間をコンテンツ数により容易に調整できる。従って、より好適にユーザの所望するプレイリストを作成できる。
【0022】
本実施形態に係るプレイリスト作成装置の他の態様では、前記リスト作成手段において作成されるプレイリスト数を設定可能とするプレイリスト数設定手段を更に備える。
【0023】
この態様によれば、例えば予めプレイリスト数を設定しておけば、設定された数だけプレイリストが作成される。なお、プレイリスト数として設定される値は、1つの値としてではなく、ある程度の幅を有する範囲として設定されてもよい。本態様によれば、作成されるプレイリストの数を作成前に限定できるため、作成されるプレイリストが多すぎたり、逆に少なすぎたりという不都合を回避できる。
【0024】
本実施形態に係るプレイリスト作成装置の他の態様では、前記キーコンテンツ決定手段は、前記プレイリストが作成された後においても新たな前記キーコンテンツを決定可能であり、前記リスト作成手段は、前記キーコンテンツが決定される度に、前記プレイリストを再作成する。
【0025】
この態様によれば、プレイリストが作成された後に新たなキーコンテンツが決定されると、その度にプレイリストが再作成される。即ち、新たなキーコンテンツに対応する候補コンテンツの抽出が実行され、新たなキーコンテンツ及び新たな候補コンテンツを含むものとしてプレイリストが作成される。このため、プレイリストの作成後にユーザの所望するプレイリストが変化した場合、或いは所望するプレイリストが作成されなかった場合であっても、ユーザの要求に応じて迅速に新たなプレイリストが作成できる。
【0026】
なお、新たなキーコンテンツの決定は、例えばユーザが既存のキーコンテンツ及び候補コンテンツを他のコンテンツに置き換えた場合や削除した場合、或いはキーコンテンツを新たに追加した場合に行われる。ここで、既存の候補コンテンツを他のコンテンツに置き換えた場合には、置き換えられた他のコンテンツが新たなキーコンテンツとして決定される(即ち、候補楽曲を対象として置き換える場合であっても、置き換えられる他のコンテンツはユーザが選択したコンテンツであるため、候補楽曲としてではなくキーコンテンツとして扱われる)。また、キーコンテンツ及び候補コンテンツが削除された場合には、新しいキーコンテンツは増えないが、削除されなかったキーコンテンツが新たなキーコンテンツとして改めて決定されるという趣旨で記載している。また、候補コンテンツのみを削除した場合には、キーコンテンツに変化はないため、プレイリストの再作成が実行されてないようにしてもよい。
【0027】
新たなキーコンテンツの決定は、プレイリストを利用した再生中に実行されてもよい。このような場合には、現在再生中のコンテンツを起点とするプレイリストが作成されればよい。
【0028】
本実施形態に係るプレイリスト作成装置の他の態様では、前記リスト作成手段は、前記キーコンテンツが複数決定された場合に、前記キーコンテンツ間に再生されるコンテンツとして前記候補コンテンツを抽出する。
【0029】
この態様によれば、例えばユーザが2つのキーコンテンツを選択した場合、選択された2つのキーコンテンツ間を補間するように候補コンテンツが抽出される。即ち、選択されたキーコンテンツが最初に再生されるコンテンツ及び最後に再生されるコンテンツとなるようにプレイリストが作成される。また、ユーザが3つ以上のキーコンテンツを選択した場合にも同様に、各キーコンテンツ間を補間するように候補コンテンツが抽出される。即ち、選択されたキーコンテンツが最初に再生されるコンテンツ、最後に再生されるコンテンツ、及び中継コンテンツとなるようにプレイリストが作成される。
【0030】
上述した構成によれば、例えば所定のタイミングに流したいコンテンツ(即ち、キーコンテンツ)さえ決まっている状態であれば、キーコンテンツ間に再生される候補コンテンツが自動的に抽出されるため、ユーザは極めて容易にプレイリストを作成できる。本態様は特に、DJ等の用途において顕著に効果を発揮する。
【0031】
上述したキーコンテンツ間に再生されるコンテンツとして候補コンテンツを抽出する態様では、前記リスト作成手段は、第1のキーコンテンツ及び第2のキーコンテンツの各々における前記設定条件とされたパラメータから求まる相関係数に基づいて、前記第1のキーコンテンツ及び前記第2のキーコンテンツ間において再生される前記候補コンテンツを抽出してもよい。
【0032】
この場合、候補コンテンツを抽出する前に、先ず第1のキーコンテンツ及び第2のキーコンテンツの各々における設定条件とされたパラメータから相関係数が求められる。なお、ここでの「相関係数」は、第1コンテンツから第2コンテンツ間に再生されるべき候補コンテンツの設定条件とされるパラメータを導出するためのものであり、一次関数的な比較的単純である相関を示すものであってもよいし、より複雑な相関を示すものであってもよい。また相関係数は、第1コンテンツから第2コンテンツの設定条件とされたパラメータから一意に決まるようなものであってもよいし、相異なる複数種類の相関係数から適宜選択されるようなものであってもよい。この場合、使用すべき相関関数をユーザが選択できるようにしてもよい。或いは、ユーザが相関係数を詳細に決定できるように構成してもよい。
【0033】
上述した構成によれば、複数のキーコンテンツ間に再生される候補コンテンツの抽出をより好適に実行可能である。従って、より好適にユーザの所望するプレイリストを作成できる。
【0034】
本実施形態に係るプレイリスト作成方法は上記課題を解決するために、ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツをキーコンテンツとして決定するキーコンテンツ決定工程と、前記キーコンテンツが有する少なくとも1のパラメータを、前記プレイリストを作成するための設定条件として選択する条件選択工程と、前記設定条件に基づいて複数の候補コンテンツを抽出し、前記キーコンテンツ及び前記候補コンテンツを含む複数のプレイリストを作成するリスト作成工程とを備える。
【0035】
本実施形態に係るプレイリスト作成方法によれば、上述したプレイリスト作成装置と同様に、膨大なコンテンツが存在している場合であっても、キーコンテンツの決定及び設定条件の選択により、好適にプレイリストを作成できる。また、複数のプレイリストが作成されるため、最終的にユーザの意思を介在させて、再生するプレイリストが決定される。よって、ユーザが所望するプレイリストでの再生が実現可能である。
【0036】
本実施形態に係るプログラムは上記課題を解決するために、コンピュータを、ユーザが選択した少なくとも1つのコンテンツをキーコンテンツとして決定するキーコンテンツ決定手段と、前記キーコンテンツが有する少なくとも1のパラメータを、前記プレイリストを作成するための設定条件として選択する条件選択手段と、前記設定条件に基づいて複数の候補コンテンツを抽出し、前記キーコンテンツ及び前記候補コンテンツを含む複数のプレイリストを作成するリスト作成手段として機能させる。
【0037】
本実施形態に係るプログラムによれば、上述したプレイリスト作成装置及び作成方法と同様に、膨大なコンテンツが存在している場合であっても、キーコンテンツの決定及び設定条件の選択により、好適にプレイリストを作成できる。また、複数のプレイリストが作成されるため、最終的にユーザの意思を介在させて、再生するプレイリストが決定される。よって、ユーザが所望するプレイリストでの再生が実現可能である。
【0038】
本実施形態に係るプレイリスト作成装置及びプレイリスト作成方法、並びにプログラムの作用及び他の利得については、以下に示す実施例において、より詳細に説明する。
【実施例】
【0039】
以下では、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明のプレイリスト作成装置の一例として、楽曲データのプレイリストを作成する装置を例にとり説明する。
【0040】
<装置構成>
先ず、本実施例に係るプレイリスト作成装置の全体構成について、図1を参照して説明する。ここに図1は、実施例に係るプレイリスト作成装置の全体構成を示すブロック図である。
【0041】
図1において、本実施例に係るプレイリスト作成装置100は、多くの楽曲を記憶している楽曲データベース200から取得される楽曲データを利用して、プレイリストを作成することが可能に構成されている。なお、楽曲データベース200は、典型的にはユーザが保有する楽曲群を記憶するものとして構成されるが、現時点ではユーザが保有しない楽曲(例えば、課金することで入手可能な楽曲等)を含んでいてもよい。
【0042】
プレイリスト作成装置100は、作成したプレイリストを表示するための表示部300と接続されている。なお、表示部300は、プレイリストを作成する際のユーザによる選択操作をプレイリスト作成装置100に入力する入力手段としても機能する。
【0043】
本実施例に係るプレイリスト作成装置100は特に、楽曲データ取得部110、キー楽曲決定部120、設定条件決定部130、候補楽曲抽出部140、プレイリスト作成部150、プレイリスト決定部160、及び楽曲データ出力部170を備えて構成されている。
【0044】
楽曲データ取得部110は、楽曲データベース200から、楽曲データを取得可能に構成されている。なお、楽曲データ取得部110で取得される楽曲データは、プレイリストを作成するために利用するデータであるため、必ずしも楽曲を再生するためのデータ(例えば波形データ)でなくともよい。楽曲データ取得部110で取得された楽曲データは、表示部300に出力され表示される。
【0045】
キー楽曲決定部120は、本発明の「キーコンテンツ決定手段」の一例であり、表示部300において、ユーザが選択した楽曲データをキー楽曲として決定する。キー楽曲は、本発明の「キーコンテンツ」の一例であり、プレイリストを作成する際に基準となる楽曲である。プレイリストの作成時には少なくとも1つのキー楽曲が決定される。決定されたキー楽曲に関する情報は、候補楽曲抽出部140に出力される。
【0046】
設定条件決定部130は、本発明の「条件選択手段」の一例であり、表示部300において、ユーザが選択した条件を設定条件として決定する。設定条件は、プレイリストに含まれる候補楽曲を抽出するための条件であり、プレイリストの作成時には少なくとも1つの設定条件が決定される。決定された設定条件に関する情報は、候補楽曲抽出部140に出力される。
【0047】
候補楽曲抽出部140は、楽曲データベース200に記憶されている楽曲データの中から、キー楽曲に続いて再生されるべき候補楽曲を抽出する。候補楽曲は、本発明の「候補コンテンツ」の一例である。候補楽曲の抽出は、設定条件決定部130で決定された設定条件に基づいて行われる。抽出された候補楽曲に関する情報は、プレイリスト作成部150に出力される。なお、候補楽曲抽出部140が実行する候補楽曲を抽出する際の具体的な処理については後に詳述する。
【0048】
プレイリスト作成部150は、キー楽曲決定部120で決定されたキー楽曲、及び候補楽曲抽出部140で抽出された候補楽曲を含むものとして複数のプレイリストを作成する。作成されたプレイリストは、表示部300へと出力され表示される。なお、プレイリスト作成部150は、上述した候補楽曲抽出部140と共に、本発明の「リスト作成手段」の一例を構成している。
【0049】
プレイリスト決定部160は、表示部300において表示された複数のプレイリストの中から、ユーザが選択した一のプレイリストを、再生に使用すべきプレイリストとして決定する。プレイリスト決定部160において決定されたプレイリストに関する情報は、楽曲データ出力部170に出力される。
【0050】
楽曲データ出力部170は、プレイリスト決定部160において決定されたプレイリストに基づいて、楽曲データを再生装置等に出力する。これにより、プレイリストに含まれるキー楽曲及び候補楽曲がプレイリストに定められた順番で再生されることになる。
【0051】
次に、上述した表示部300における表示態様について、図2を参照して具体的に説明する。ここに図2は、実施例に係るプレイリスト作成装置の表示部における表示例を示す平面図である。なお、ここでの表示態様はあくまで一例であり、異なる態様で表示が行われても構わない。
【0052】
図2において、本実施例に係る表示部300は、ユーザが直接触れることにより入力が可能なタッチパネルとして構成されている。ただし、表示部300はタッチパネルではなく、通常の液晶ディスプレイ等で構成されてもよい。この場合には、ユーザの選択操作を実現するために、マウスやキーボード等の入力手段が用いられる。表示部300の表示領域は、プレイリスト構成エリアA1、ブラウズエリアA2及びプレビューエリアA3の3つの領域に分割されている。
【0053】
プレイリスト構成エリアA1は、作成されたプレイリストを表示する領域であり、プレイリスト再生停止ボタン405、プレイリストに含まれるキー楽曲410及び候補楽曲420が表示される。なお、ここでのキー楽曲410及び候補楽曲420は、文字のみを含むアイコンとして表示されているが、例えばCDジャケットやアートワーク等の画像として表示されてもよい。プレイリスト構成エリアA1では、キー楽曲410及び候補楽曲420が再生順序を示す矢印によって結ばれ、分岐するルートのようにプレイリストが表示される。なお、本実施例に係るプレイリスト作成装置100は、数多くのプレイリストを表示する場合もあるため、全てのキー楽曲410及び候補楽曲420をプレイリスト構成エリアA1に一度に表示することは難しい場合がある。このため、第2表示領域は、上下左右にスクロール可能とされる。なお、より多くの楽曲を一度に表示できるような表示モードへの変更が実行可能とされてもよい。
【0054】
ブラウズエリアA2は、ユーザがキー楽曲410として選択することができる選択可能楽曲430を表示する領域である。即ち、ブラウズエリアA2は、楽曲データ取得部110(図1参照)で取得された楽曲データを表示する。なお、本実施例に係るプレイリスト作成装置100は、膨大な数の楽曲データを扱う場合もあるため、全ての選択可能楽曲430をブラウズエリアA2に一度に表示することは難しい。このため、第2表示領域は、上下左右にスクロール可能とされる。なお、より多くの楽曲を一度に表示できるような表示モードへの変更が実行可能とされてもよい。
【0055】
プレビューエリアA3は、再生中の楽曲及びその再生状況を表示するための領域である。プレビューエリアA3には、再生中楽曲440、楽曲名(図中のTrack20)及びアーティスト名(図中のArtist20)を表示する曲情報表示部450、楽曲の再生及び停止を実行するための再生停止ボタン460、並びに詳細な再生状況を示すための再生状態表示部470が配置されている。
【0056】
なお、プレイリスト構成エリアA1、ブラウズエリアA2及びプレビューエリアA3の各領域は、表示及び非表示の切替えや、領域毎の拡大及び縮小操作が実現可能とされている。
【0057】
<動作説明>
次に、本実施例に係るプレイリスト作成装置の全体的な動作について、図3を参照して説明する。ここに図3は、実施例に係るプレイリスト作成装置の動作を示すフローチャートである。なお、以下では、本実施例に係るプレイリスト作成装置に特有の動作について詳細に説明し、その他の一般的な動作については適宜省略して説明を進める。
【0058】
図3において、本実施例に係るプレイリスト作成装置100の動作時には、先ず楽曲データベース200から、楽曲データ取得部110によって楽曲データが取得される(ステップS101)。取得された楽曲データは表示部300に出力され、図2で示したように、ブラウズエリアA2に選択可能楽曲430として表示される(ステップS102)。
【0059】
プレイリストを作成しようとするユーザは、複数の選択可能楽曲430の中からキー楽曲410を選択する。ユーザによる選択が行われると、キー楽曲決定部120により、選択された楽曲がキー楽曲410として決定される。
【0060】
ここで、キー楽曲410の選択方法について、図4を参照して具体的に説明する。ここに図4は、キー楽曲の選択方法を示す概念図である。なお、以下では、ユーザがTrack20をキー楽曲として選択する場合について説明する。
【0061】
図4において、ユーザは、ブラウズエリアA2に表示されている選択可能楽曲430のアイコンをタッチして、プレイリスト構成エリアA1にドロップすることで、キー楽曲410を選択する。また、プレビューエリアA3に表示されている再生中楽曲440のアイコンをタッチして、プレイリスト構成エリアA1にドロップすることでも、キー楽曲410を選択することができる。なお、キー楽曲410を複数選択しようとする場合には、再生順を早くしたいキー楽曲410をプレイリスト構成エリアA1の左側、再生順を遅くしたいキー楽曲410を第1表示領域の右側にドロップするようにすればよい。
【0062】
図3に戻り、キー楽曲410が決定されると、設定条件決定部130により、ユーザが選択した条件がプレイリストを作成するための設定条件として決定される(ステップS104)。設定条件は、後述する候補楽曲420の抽出において判断基準となるパラメータとして設定される。なお、設定条件の決定は、プレイリスト作成の開始前に初期設定として実行されてもよい。即ち、設定条件を決定するタイミングは、キー楽曲410の決定直後に限定される訳ではない。
【0063】
設定条件としてユーザが選択し得るパラメータとしては、例えば楽曲のBPM、キー、ジャンル、アーティスト名、リリース日、トラックの長さ(再生時間)、ランキング、リリースされた国、レーティング、購入日、再生回数、前の曲との繋がり回数(即ち、プレイリストに抽出された回数)等が挙げられる。なお、上述したパラメータのうち、BPM、キー、トラックの長さは、楽曲データを分析することで入手することができるが、その他のパラメータに関しては、楽曲データに含まれていない可能性がある。
【0064】
ユーザは上述した設定条件に加えて、プレイリストの総再生時間、プレイリストに含まれる楽曲数又は作成されるプレイリストの数(即ち、ルートの数)を選択できる。なお、これらの条件を設定しないと制限なくプレイリストが作成されてしまうおそれがあるため、ユーザが選択しない場合であっても、所定の上限値を設定しておくことが求められる。
【0065】
ユーザは更に、複数のキー楽曲410を選択する場合、設定条件に基づく候補楽曲420の抽出に利用する相関係数も設定することもできる。以下では、この相関係数について図5から図10を参照して具体的に説明する。ここに図5及び図8は夫々、キー楽曲間に再生される候補楽曲を抽出するための相関係数を示すグラフである。また図6及び図9は夫々、キー楽曲間に再生される候補楽曲を抽出するための相関係数を示す表である。更に図7及び図10は夫々、BPMを設定条件とした場合の候補楽曲の抽出方法を示す概念図である。
【0066】
図5において、キー楽曲410が複数決定されている場合には、候補楽曲420がキー楽曲410の間に再生される楽曲として抽出される。よって、例えば第1キー楽曲及び第2キー楽曲間に再生される候補楽曲420は、第1キー楽曲及び第2キー楽曲に対する設定条件とされるパラメータの近似率が図に示すように変化するものとして抽出される。即ち、第1キー楽曲と近いタイミングで再生される候補楽曲420程、第1キー楽曲との設定条件の近似率が高くなるように、また第2キー楽曲と近いタイミングで再生される候補楽曲420程、第2キー楽曲との設定条件の近似率が高くなるように抽出される。このようにすれば、プレイリストを用いた再生を行う場合に、極めてスムーズな楽曲の切替えが実現される。
【0067】
図6において、例えば第1キー楽曲及び第2キー楽曲間に4曲の候補楽曲420を含むプレイリストを作成する場合を考える。この場合、第1キー楽曲の次に再生される第1候補楽曲としては、第1キー楽曲に対する近似率が80且つ第2キー楽曲に対する近似率が20の楽曲が抽出される。以下同様に、第1候補楽曲の次に再生される第2候補楽曲としては、第1キー楽曲に対する近似率が60且つ第2キー楽曲に対する近似率が40の楽曲が抽出される。第2候補楽曲の次に再生される第3候補楽曲としては、第1キー楽曲に対する近似率が40且つ第2キー楽曲に対する近似率が60の楽曲が抽出される。第3候補楽曲の次に再生される第4候補楽曲としては、第1キー楽曲に対する近似率が20且つ第2キー楽曲に対する近似率が80の楽曲が抽出される。
【0068】
図7において、例えば設定条件としてBPMが選択されており、第1キー楽曲のBPMが120、第2キー楽曲のBPMが130であったとする。この場合、第1候補楽曲としては、BPMが122の楽曲が抽出される。第2候補楽曲としては、BPMが124の楽曲が抽出される。第3候補楽曲としては、BPMが126の楽曲が抽出される。第4候補楽曲としては、BPMが128の楽曲が抽出される。
【0069】
図8に示すように、相関係数は比較的複雑な関数に基づく値とされてもよい。即ち、図5で示した一次関数的な相関係数以外の相関係数を用いることもできる。
【0070】
図9において、図8に示す相関係数を用いる場合には、第1候補楽曲として、第1キー楽曲に対する近似率が90且つ第2キー楽曲に対する近似率が10の楽曲が抽出される。以下同様に、第2候補楽曲としては、第1キー楽曲に対する近似率が80且つ第2キー楽曲に対する近似率が20の楽曲が抽出される。第3候補楽曲としては、第1キー楽曲に対する近似率が60且つ第2キー楽曲に対する近似率が40の楽曲が抽出される。第4候補楽曲としては、第1キー楽曲に対する近似率が40且つ第2キー楽曲に対する近似率が60の楽曲が抽出される。
【0071】
図10において、図7と同様に、例えば設定条件としてBPMが選択されており、第1キー楽曲のBPMが120、第2キー楽曲のBPMが130であったとする。この場合、第1候補楽曲としては、BPMが121の楽曲が抽出される。第2候補楽曲としては、BPMが122の楽曲が抽出される。第3候補楽曲としては、BPMが124の楽曲が抽出される。第4候補楽曲としては、BPMが126の楽曲が抽出される。
【0072】
再び図3に戻り、上述したように設定条件等の各種条件が設定されると、候補楽曲抽出部140による候補楽曲420の抽出処理が実行される(ステップS105)。そして、候補楽曲420が抽出されると、プレイリスト作成部150により、キー楽曲410及び候補楽曲420を含む複数のプレイリストが作成される(ステップS106)。作成された複数のプレイリストは、表示部300に出力され、図2に示すようにプレイリスト構成エリアA1に表示される。即ち、キー楽曲410を基準として複数の候補楽曲420へと分岐する複数のルートとして表示される。ユーザは、このように表示された複数のプレイリストから、使用したい一のプレイリストを選択する。
【0073】
ユーザによりプレイリストが選択されると、プレイリスト決定部160において、選択されたプレイリストが使用すべきプレイリストとして決定される(ステップS107)。そして、楽曲データ出力部170により、決定されたプレイリストに応じた音楽データが順次出力される(ステップS108)。こうして本実施例に係るプレイリスト作成装置100の一連の処理は終了する。
【0074】
次に、上述した処理の中でも特に本発明と関連の深い候補楽曲420の抽出処理について、図11を参照して詳細に説明する。ここに図11は、実施例に係るプレイリスト作成装置における候補楽曲の抽出処理を示すフローチャートである。
【0075】
図11において、候補楽曲420の抽出処理が開始されると、先ず楽曲データベース200に設定条件を有する楽曲データが存在しているか否かが判定される(ステップS201)。即ち、設定条件として選択されたパラメータを有する楽曲が存在しているか否かが判定される。設定条件となり得るパラメータには、上述したように、楽曲データに必ずしも存在しないパラメータも含まれる。このため、設定条件とされたパラメータを含む楽曲データが存在しない場合には、設定条件に基づく抽出処理を実行することができない。従って、設定条件を有する楽曲データが存在していない場合には(ステップS201:NO)、エラーメッセージが表示部300に表示され(ステップS211)、一連の処理は終了する。
【0076】
一方で、設定条件を有する楽曲データが存在する場合(ステップS201:YES)、設定条件に応じて楽曲データ毎にポイントが算出される。ここでのポイントは、各楽曲データがどれだけ候補楽曲420にふさわしいかを示す値として算出されるものであり、抽出すべき候補楽曲420の設定条件に近い楽曲ほど高いポイントが算出される。なお、設定条件として複数のパラメータが選択されている場合には、各パラメータに対して算出されるポイントの合計値を用いればよい。
【0077】
ポイントが算出されると、ポイントが高い上位の楽曲データのポイントが複数間で互いに同じ値であるか否かが判定される(ステップS203)。ここで、ポイント上位の楽曲データ間でポイントが同じ値でない場合(ステップS203:NO)、最もポイントが高い楽曲データが候補楽曲420として抽出される(ステップS209)。一方で、ポイントが同じ値である場合(ステップS203:YES)、ポイントの最も高い楽曲データが複数存在することになる。よって、このような場合には、設定条件に加えて、設定条件として選択されなかった楽曲のパラメータが新たな条件として設定される。なお、設定条件として選択され得るパラメータには、自動的に優先順位がつけられており、新たな条件を設定する場合には、優先順位の高いパラメータが新たな条件として設定される。
【0078】
各パラメータの優先順位は、例えば高い方から順に、BPM、キー、ジャンル、レーティング、前の曲との繋がり回数、再生回数、アーティスト名、リリース日、ランキング、トラックの長さ、リリースされた国、楽曲購入日として設定される。このような優先順位は、典型的には自動的に設定されるものであるが、ユーザによる設定が可能であっても構わない。
【0079】
新たな条件が設置されると、これまでの処理と同様に、先ず新たな条件を有する楽曲が存在するか否かが判定される(ステップS205)。ここで、新たな条件を有する楽曲が存在しない場合(ステップS205)、更に優先順位の低いパラメータが新たな条件として設定され(ステップS206)、ステップS205の処理が繰り返される。一方で、新たな条件を有する楽曲データが存在する場合(ステップS205:YES)、新たな条件に応じて楽曲データ毎にポイントが算出される。ここでのポイントは、上述した設定条件を用いて算出されるポイントと同様に、各楽曲データがどれだけ候補楽曲420にふさわしいかを示す値として算出されるものである。
【0080】
ポイントが算出されると、ポイントが高い上位の楽曲データのポイントが複数間で互いに同じ値であるか否かが判定される(ステップS208)。そして、ポイント上位の楽曲データ間でポイントが同じ値でない場合(ステップS208:NO)、最もポイントが高い楽曲データが候補楽曲420として抽出される(ステップS209)。一方で、ポイントが同じ値である場合(ステップS208:YES)、ポイントの最も高い楽曲データが複数存在することになる。よって、このような場合には、再び新たな条件の設定が行われる(ステップS206)。
【0081】
以上のように、1つの設定条件だけでは候補楽曲420を抽出できない場合であっても、設定条件として選択されていなかったパラメータを新たな条件として順次設定していくことで、適切に候補楽曲420を抽出できる。なお、優先順位が最も低いパラメータとして、他の楽曲と重複し得ない楽曲名等のパラメータを設定しておけば、ポイントが同じ値となってしまう状況を確実に防止できる。即ち、確実に候補楽曲420を抽出できる。
【0082】
候補楽曲420が抽出されると、候補楽曲420の数が設定した経路数(言い換えれば、プレイリスト数)を満たすか否かが判定される(ステップS210)。そして、設定した経路数を満たしていないと判定されると(ステップS210:NO)、ステップS203以降の処理が再び開始される。なお、この場合の処理は、既に候補楽曲420として抽出された楽曲データは除外された状態で実行される。このような抽出処理を繰り返すことで、複数の候補楽曲420が抽出されていく。そして、設定した経路数が満たされると(ステップS210:YES)、一連の処理は終了する。
【0083】
次に、上述した候補楽曲420の抽出処理の結果として作成される複数のプレイリストについて、図12から図15を参照して具体的に説明する。ここに図12は、BPMを設定条件として作成されるプレイリストの一例を示す概念図であり、図13は、BPM及びKEYを設定条件として作成されるプレイリストの一例を示す概念図である。また図14は、BPM又はKEYを設定条件として作成されるプレイリストの一例を示す概念図であり、図15は、使用するプレイリストが選択された場合の表示例を示す概念図である。
【0084】
なお、以下に示す例では、キー楽曲410として、始点となる第1キー楽曲410a及び終点となる第2キー楽曲410bが決定されている場合について考える。
【0085】
図12において、例えば設定条件をBPMとして、候補楽曲420の数が2であるプレイリストを2つ作成するという条件が設定されているとする。この場合には、先ずBPMを基準とするポイントの算出が実行され、最も高いポイントを有する楽曲(言い換えれば、第1キー楽曲410aの直後に再生されるのに最もふさわしいBPMを有する楽曲)が、候補楽曲420aとして抽出される。続いて、ポイントが2番目に高い楽曲(言い換えれば、候補楽曲420aに次いで第1キー楽曲410aの直後に再生されるのにふさわしいBPMを有する楽曲)が、候補楽曲420bとして抽出される。
【0086】
候補楽曲が2つ(即ち、設定ルート分だけ)抽出されると、再びBPMを基準とするポイントの算出が実行され、最も高いポイントを有する楽曲(言い換えれば、候補楽曲420aの直後に再生されるのに最もふさわしいBPMを有する楽曲)が、候補楽曲420cとして抽出される。同様に、2番目に高いポイントを有する楽曲(言い換えれば、候補楽曲420cに次いで候補楽曲420aの直後に再生されるのにふさわしいBPMを有する楽曲)が、候補楽曲420dとして抽出される。
【0087】
上述したように、各段階でポイントの高い楽曲の方が上側に表示されることにより、総合的にポイントの高いプレイリストを目立たせて表示することができる。即ち、ユーザに対してより好適にプレイリストを提案できる。なお、上述した表示位置を変化させる手法に加えて或いは代えて、例えば表示アイコンの大きさや色、動き等を変化させる手法を用いてもよい。
【0088】
図13において、例えば設定条件をBPM及びキーとして、候補楽曲420の数が2であるプレイリストを2つ作成するという条件が設定されているとする。この場合には、先ずBPMを基準とするポイントの算出及びキーを基準とするポイント算出が実行され、楽曲データ毎にBPMを基準とするポイント及びキーを基準とするポイントの合計値が算出される。そして、最も高いポイントを有する楽曲が、候補楽曲420aとして抽出される。続いて、ポイントが2番目に高い楽曲が、候補楽曲420bとして抽出される。
【0089】
候補楽曲が2つ抽出されると、再びBPMを基準とするポイントの算出及びキーを基準とするポイント算出が実行され、楽曲データ毎にBPMを基準とするポイント及びキーを基準とするポイントの合計値が算出される。そして、最も高いポイントを有する楽曲が、候補楽曲420cとして抽出される。同様に、2番目に高いポイントを有する楽曲が、候補楽曲420dとして抽出される。
【0090】
図14において、例えば設定条件をBPM又はキーとして、候補楽曲420の数が2であるプレイリストを1つずつ作成するという条件が設定されているとする。この場合には、先ずBPMを基準とするポイントの算出が実行され、最も高いポイントを有する楽曲が、候補楽曲420aとして抽出される。続いて、再びBPMを基準とするポイントの算出が実行され、最も高いポイントを有する楽曲が、候補楽曲420cとして抽出される。
【0091】
BPMを基準とするプレイリストが作成されると、次にキーを基準とするポイントの算出が実行され、最も高いポイントを有する楽曲が、候補楽曲420bとして抽出される。続いて、再びキーを基準とするポイントの算出が実行され、最も高いポイントを有する楽曲が、候補楽曲420dとして抽出される。
【0092】
このように、設定条件が複数設定されている場合でも、その各々についてプレイリストを作成する場合には、候補楽曲420の抽出処理は別々に行われてもよい。
【0093】
図15において、上述したように作成された複数のプレイリストは、ユーザによって選択されることで、再生に使用するプレイリストとして決定される。再生に使用するプレイリストとして決定されたルートは、視覚的に判別できるように強調表示される。例えば図に示すように、候補楽曲420のアイコンの縁取りや矢印が太く表示される。一方で、再生に使用しないプレイリスト(即ち、選択されなかったプレイリスト)は、候補楽曲420のアイコンの縁取りや矢印が薄く表示される。或いは、削除されてもよい。
【0094】
ちなみに、プレイリストは作成後に変更される場合もある。以下では作成後のプレイリストの変更について、図16から図18を参照して説明する。ここに図16及び図17は夫々プレイリストの作成後に新たなキー楽曲が追加された場合のプレイリストの更新方法を示す概念図である。また図18は、プレイリストの再生中にプレイリストにない楽曲が選曲された場合のプレイリストの更新方法を示す概念図である。
【0095】
図16において、例えば図12に示すプレイリストが作成された後に、第2キー楽曲410bの後に再生されるキー楽曲410として第3キー楽曲410cが追加されたとする。この場合には、第2キー楽曲410bと第3キー楽曲410cとの間に再生される候補楽曲420として、新たな候補楽曲420e及び420fが抽出される。なお、第1キー楽曲410aと第2キー楽曲410bとの間に既に作成されていたプレイリストは変更されない。第2キー楽曲410bと第3キー楽曲410cとの間に新たに抽出される候補楽曲420の数やルート数は適宜設定可能である。
【0096】
図17において、例えば図12に示すプレイリストが作成された後に、第1キー楽曲410a及び第2キー楽曲410bの間に再生されるキー楽曲410として第3キー楽曲410cが追加されたとする。この場合には、第1キー楽曲410aと第3キー楽曲410cとの間に再生される候補楽曲420として、新たな候補楽曲420g及び420hが抽出される。また、第3キー楽曲410cと第2キー楽曲410bとの間に再生される候補楽曲420として、新たな候補楽曲420i及び420jが抽出される。
【0097】
上述したように、キー楽曲410が追加される場合には、その追加位置によってプレイリストの更新方法が異なる。なお、キー楽曲410が削除される場合には、図16及び図17で示したようなプレイリストが、図12に示すようなプレイリストに更新される。また、キー楽曲410が置き換えられた場合にもプレイリストは更新される。
【0098】
図18において、プレイリストは、その再生中においても変更される場合がある。例えば図12に示すプレイリストの第1キー楽曲410aの再生中に、ユーザが次に再生される曲を420aに変更したとする。この場合、候補楽曲420aが新たにキー楽曲として扱われ、420c、410d、420kが候補楽曲420aの後に再生される候補楽曲として抽出されることになる。なお、ここでは、候補楽曲420cを再生するルートと、候補楽曲410d及び420kを再生するルートとで、互いに異なる数の候補楽曲が抽出されているが、同じ数の候補楽曲420が抽出されるようにしてもよい(例えば、候補楽曲420kは抽出されなくともよいし、候補楽曲420cの後に他の候補楽曲が抽出されてもよい)。即ち、抽出される候補楽曲420の数は適宜設定することが可能である。
【0099】
このように、再生中においてもプレイリストを更新できるようにすれば、より好適にユーザの意志を反映させてプレイリストを作成することが可能である
なお、上述した各プレイリストは、全てキー楽曲410のみからルート分岐するものであるが、ルート分岐は候補楽曲420を起点にして行われてもよい。以下では、候補楽曲420を起点として分岐するプレイリストについて、図19を参照して具体的に説明する。ここに図19は、候補楽曲を起点とする分岐を含むプレイリストの一例を示す概念図である。
【0100】
図19に示すプレイリストでは、キー楽曲410からだけでなく、候補楽曲420c及び候補楽曲420fからもルートが分岐している。このため、候補楽曲420cを通るルートには、候補楽曲420c、候補楽曲420e、候補楽曲420gの順で再生するルート、候補楽曲420c、候補楽曲420f、候補楽曲420gの順で再生するルート、及び候補楽曲420c、候補楽曲420f、候補楽曲420hの順で再生するルートの3つのルートが存在する。
【0101】
このように、候補楽曲420からの分岐を認めることで、より柔軟にプレイリストを作成することが可能となる。
【0102】
以上説明したように、本実施例に係るプレイリスト作成装置100によれば、ユーザが所望するプレイリストを適切に作成することが可能である。
【0103】
なお、上述した実施例では楽曲データのプレイリストを作成する装置について説明したが、条件を設定してプレイリストを作成し得るようなコンテンツを対象とするものであれば、同様にして本発明のプレイリスト作成装置を適用することが可能である。具体的には、本発明のプレイリスト作成装置は、映像データのプレイリストを作成する装置としても構成することができる。
【0104】
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うプレイリスト作成装置及びプレイリスト作成方法、並びにプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0105】
100 プレイリスト作成装置
110 楽曲データ取得部
120 キー楽曲決定部
130 設定条件決定部
140 候補楽曲抽出部
150 プレイリスト作成部
160 プレイリスト決定部
170 楽曲データ出力部
200 楽曲データベース
300 表示部
410 キー楽曲
405 プレイリスト再生停止ボタン
420 候補楽曲
430 選択可能楽曲
440 再生中楽曲
450 曲情報表示部
460 再生停止ボタン
470 再生状態表示部
A1 プレイリスト構成エリア
A2 ブラウズエリア
A3 プレビューエリア
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19