(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6054211
(24)【登録日】2016年12月9日
(45)【発行日】2016年12月27日
(54)【発明の名称】アレーアンテナ装置
(51)【国際特許分類】
H01Q 21/20 20060101AFI20161219BHJP
H01Q 1/38 20060101ALI20161219BHJP
H01P 5/02 20060101ALI20161219BHJP
H01P 1/04 20060101ALI20161219BHJP
H05K 1/14 20060101ALI20161219BHJP
【FI】
H01Q21/20
H01Q1/38
H01P5/02 C
H01P1/04
H05K1/14 E
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-45469(P2013-45469)
(22)【出願日】2013年3月7日
(65)【公開番号】特開2014-175773(P2014-175773A)
(43)【公開日】2014年9月22日
【審査請求日】2015年9月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100172580
【弁理士】
【氏名又は名称】赤穂 隆雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100124394
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 立志
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(74)【代理人】
【識別番号】100111073
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 美保子
(72)【発明者】
【氏名】佐竹 芳彰
【審査官】
赤穂 美香
(56)【参考文献】
【文献】
特開2000−349513(JP,A)
【文献】
特開2009−246734(JP,A)
【文献】
特開2008−252303(JP,A)
【文献】
特開平06−291546(JP,A)
【文献】
特開2005−269569(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 21/06
H01P 1/04
H01P 5/02
H01Q 1/38
H05K 1/14
H01Q 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
湾曲可能な複数の基板が層状に重ね合わされて形成されるアレーアンテナ装置において、
第1のプリント基板と、前記第1のプリント基板を介して受信する高周波信号を送信信号として送信し、又は、受信した受信信号を高周波信号として前記第1のプリント基板へ出力する複数のアンテナ素子とを備える第1の基板と、
第2のプリント基板を備える第2の基板と
を具備し、
前記第1のプリント基板の表面、及び前記第2のプリント基板の表面は、前記第1のプリント基板の表面と、前記第2のプリント基板の表面とが対向する部位に、前記高周波信号の4分の1波長の長さの第1及び第2の線路が、前記第1及び第2の基板の湾曲時の応力が発生する方向に沿ってそれぞれ形成され、
前記第1及び第2の線路は、所定の間隔を隔てて対向することで、前記高周波信号をやり取りする第1の電磁結合型コネクタを形成するアレーアンテナ装置。
【請求項2】
分配回路又は合成回路が形成される第3のプリント基板と、増幅器又は移相器を含む高周波回路とを備える第3の基板をさらに具備し、
前記第2のプリント基板の表面のうち前記第1のプリント基板側の表面とは反対側の反対側表面、及び前記第3のプリント基板の表面は、前記第2のプリント基板の反対側表面と、前記第3のプリント基板の表面とが対向する部位に、前記高周波信号の4分の1波長の長さの第3及び第4の線路が、前記第2及び第3の基板の湾曲時の応力が発生する方向に沿ってそれぞれ形成され、
前記第3及び第4の線路は、所定の間隔を隔てて対向することで、前記高周波信号をやり取りする第2の電磁結合型コネクタを形成する請求項1記載のアレーアンテナ装置。
【請求項3】
前記第3の基板へ電源電力を供給する第1の電源回路を備える第4の基板をさらに具備し、
前記第3の基板は、前記供給される電源電力を前記高周波回路へ供給する第2の電源回路をさらに備え、
前記第1の電源回路と、前記第2の電源回路とは、柔軟な中継物により接続される請求項2記載のアレーアンテナ装置。
【請求項4】
前記高周波回路を制御する制御信号を生成する第1の制御回路を備える第4の基板をさらに具備し、
前記第3の基板は、前記制御信号に従い、前記高周波回路を制御する第2の制御回路をさらに備え、
前記第1の制御回路と、前記第2の制御回路とは、柔軟な中継物により接続される請求項2記載のアレーアンテナ装置。
【請求項5】
前記高周波回路を制御する制御信号を生成する第1の制御回路と、前記第3の基板へ電源電力を供給する第1の電源回路とを備える第4の基板をさらに具備し、
前記第3の基板は、前記制御信号に従って前記高周波回路を制御する第2の制御回路と、前記供給される電源電力を前記高周波回路及び前記第2の制御回路へ供給する第2の電源回路とをさらに備え、
前記第1の制御回路と前記第2の制御回路とは柔軟な第1の中継物により接続され、前記第1の電源回路と前記第2の電源回路とは柔軟な第2の中継物により接続される請求項2記載のアレーアンテナ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、複数のプリント基板が層状に重なって成るアレーアンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
広面積で薄い、アレーアンテナ装置は、アンテナ素子を有する基板と、高周波回路を有する基板等とが層状に重なって構成される。従来のアレーアンテナ装置は、コネクタにより層状の基板同士を電気的に接続する。この種のアレーアンテナ装置を湾曲させる場合、層状に重ねられた基板間では、湾曲時の曲面に沿った方向に応力が発生する。そして、曲面に発生する応力により、コネクタが破損してしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−165779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上のように、従来のアレーアンテナ装置は湾曲させようとすると、アレーアンテナ装置内で層状に重ね合わされる基板間のコネクタが破損し、高周波信号が伝送されない恐れがある。
【0005】
そこで目的は、湾曲させても基板間で高周波信号を伝送することが可能なアレーアンテナ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、アレーアンテナ装置は、第1の基板及び第2の基板を具備する。第1の基板は、第1のプリント基板と、複数のアンテナ素子を備える。複数のアンテナ素子は、前記第1のプリント基板を介して受信する高周波信号を送信信号として送信し、又は、受信した受信信号を高周波信号として前記第1のプリント基板へ出力する。第2の基板は、第2のプリント基板を備える。前記第1のプリント基板と、前記第2のプリント基板とが対向する表面には、前記高周波信号の4分の1波長の長さの第1及び第2の線路がそれぞれ形成される。前記第1及び第2の線路は、所定の間隔を隔てて対向することで、前記高周波信号をやり取りする第1の電磁結合型コネクタを形成する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本実施形態に係るアレーアンテナ装置の構成例を示す図である。
【
図2】
図1に示すアレーアンテナ装置の系統図を示す図である。
【
図3】
図1に示すプリント基板に形成されるマイクロストリップ線路を示す図である。
【
図4】
図2に示す電磁結合型コネクタの構成を示す図である。
【
図5】
図1に示すアレーアンテナ装置を湾曲させた際の図である。
【
図6】
図5に示すようにアレーアンテナ装置が湾曲した際の電磁結合型コネクタの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、本実施形態に係るアレーアンテナ装置であるアクティブフェーズドアレイアンテナの構成例を示す模式図である。また、
図2は、
図1に示すアレーアンテナ装置の系統図の例を示す。
図1及び
図2に示すアレーアンテナ装置は、第1の基板10、第2の基板20、第3の基板30−1〜30−4、及び、第4の基板40を備える。なお、
図2では、第2の基板20−1と第2の基板20−2とが記載されているが、これらは
図1における第2の基板20であり、
図2においては、接続を明瞭にするため、第2の基板20−1,20−2の2つに分けて記載されている。
【0010】
第1の基板10は、アンテナ素子が配置される領域12、及び、アンテナ素子が設けられるプリント基板11を備える。なお、アンテナ素子は、プリント基板11に形成されていても良い。プリント基板11の第2の基板20側の表面には、
図3に示すマイクロストリップ線路111が形成される。マイクロストリップ線路111の導体箔の長さは信号の波長の四分の一程度である。また、図示はしていないが、プリント基板11には、電波を反射させるための金属板又は金属膜が設けられていても構わない。
【0011】
第2の基板20は、プリント基板21を備える。プリント基板21の第1の基板10側の表面には、
図3と同様の構成のマイクロストリップ線路211が形成される。マイクロストリップ線路111と、マイクロストリップ線路211とは、所定の間隔を隔てて対向配置されることで、電磁誘導により信号を非接触で伝送する第1の電磁結合型コネクタ51を形成する。
図4は、電磁結合型コネクタの構成を示す模式図である。
図4(a)はアレーアンテナ装置のx−z平面での断面の模式図を示し、
図4(b)はアレーアンテナ装置のy−z平面での模式図を示す。第1の電磁結合型コネクタ51は、第2の基板20から第1の基板10へ、又は、第1の基板10から第2の基板20へ高周波信号を出力する。
【0012】
プリント基板21には、分配器215及び結合器216が形成される。分配器215は、送信信号として供給される高周波信号を第3の基板30−1〜30−4へ分配する。結合器216は、第3の基板30−1〜30−4から供給される高周波信号を結合する。結合器216は、結合した信号を受信信号として後段へ出力する。
【0013】
プリント基板21の第3の基板30側の表面には、
図3と同様の構成のマイクロストリップ線路212,213,214が形成される。
【0014】
マイクロストリップ線路212は、第3の基板30−1〜30−4毎に複数形成される。マイクロストリップ線路212は、マイクロストリップ線路211と、プリント基板21に形成される線路により接続される。マイクロストリップ線路213は、第3の基板30−1〜30−4毎に形成される。マイクロストリップ線路213は、分配器215と、プリント基板21に形成される線路により接続される。マイクロストリップ線路214は、第3の基板30−1〜30−4毎に形成される。マイクロストリップ線路214は、結合器216と、プリント基板21に形成される線路により接続される。
【0015】
第3の基板30−1は、プリント基板31及び部品実装部32を備える。プリント基板31の第2の基板20側の表面には、
図3と同様の構成のマイクロストリップ線路311,312,313と形成される。
【0016】
マイクロストリップ線路311は、複数形成され、第2の基板20のマイクロストリップ線路212と共に、第2の電磁結合型コネクタ52を形成する。第2の電磁結合型コネクタ52は、第3の基板30−1から第2の基板20へ、又は、第2の基板20から第3の基板30−1へ高周波信号を出力する。マイクロストリップ線路312は、第2の基板20のマイクロストリップ線路213と共に、第3の電磁結合型コネクタ53を形成する。第3の電磁結合型コネクタ53は、第2の基板20の分配器215から供給される高周波信号を第3の基板30−1へ出力する。マイクロストリップ線路313は、第2の基板20のマイクロストリップ線路214と共に、第4の電磁結合型コネクタ54を形成する。第4の電磁結合型コネクタ54は、第3の基板30−1から供給される高周波信号を第2の基板20の結合器216へ出力する。
【0017】
プリント基板31には、分配器314及び結合器315が形成される。分配器314は、マイクロストリップ線路312と、プリント基板31に形成される線路により接続される。分配器314は、第3の電磁結合型コネクタ53を介して供給される高周波信号を分配し、高周波回路321へ出力する。結合器315は、マイクロストリップ線路313と、プリント基板31に形成される線路により接続される。結合器315は、高周波回路321から供給される高周波信号を結合する。結合器315は、結合した高周波信号を第4の電磁結合型コネクタ54を介して第2の基板20へ出力する。
【0018】
部品実装部32には、高周波回路321、制御回路322及び電源回路323が実装される。高周波回路321は、移相器3211−1,3211−2、増幅器3212−1,3212−2及びサーキュレータ3213を備える。高周波回路321は、分配器314で分配された高周波信号を、移相器3211−1、増幅器3212−1及びサーキュレータ3213を介し、第2の電磁結合型コネクタ52により第2の基板20へ出力する。また、高周波回路321は、第2の電磁結合型コネクタにより第2の基板20から供給される高周波信号を、サーキュレータ3213、増幅器3212−2、移相器3211−2を介し結合器315へ出力する。
【0019】
制御回路322は、フレキシブル基板及びフラットケーブル等の柔軟な中継物55−1と接続する。なお、フレキシブル基板とは、薄いプリント板から成る。中継物55−1の他方の端は、第4の基板40と接続する。制御回路322は、中継物55−1を介して第4の基板40から供給される制御信号を受信する。制御回路322は、受信した制御信号に従い、高周波回路321の移相器3211−1,3211−2を制御する。
【0020】
電源回路323は、フレキシブル基板及びフラットケーブル等の柔軟な中継物55−2と接続する。中継物55−2の他方の端は、第4の基板40と接続する。電源回路323は、中継物55−2を介して第4の基板40から供給される電源電力を受信する。電源回路323は、受信した電源電力を、高周波回路321の移相器3211−1,3211−2と、増幅器3212−1,3212−2へ与える。
【0021】
なお、第3の基板30−2〜30−4の構成は、第3の基板30−1と同様であるため、ここでは、説明を割愛する。
【0022】
第4の基板40は、プリント基板41及び部品実装部42を備える。プリント基板41は、第3の基板30のプリント基板31と、中継物55−1,55−2により接続する。
【0023】
部品実装部42には、制御回路421及び電源回路422が実装される。制御回路421は、増幅器3212−1,3212−2の動作・非動作を制御し、移相器3211−1,3211−2の位相量を制御する制御信号を生成する。制御回路421は、生成した制御信号を、中継物55−1を介して第3の基板30の制御回路322へ出力する。電源回路422は、移相器3211−1,3211−2及び増幅器3212−1,3212−2を動作させるための電源電力を生成する。電源回路422は、生成した電源電力を、中継物55−2を介して第3の基板30の電源回路323へ出力する。
【0024】
図5は、上記のように構成されたアレーアンテナ装置を湾曲させた場合の模式図である。また、
図6は、アレーアンテナ装置が湾曲することにより、マイクロストリップ線路間にずれが生じる場合の第1の電磁結合型コネクタ51の構成を示す模式図である。
図6(a)はアレーアンテナ装置のx−z平面での断面の模式図を示し、
図6(b)はアレーアンテナ装置のy−z平面での模式図を示す。
図6に示す方向に応力が発生し、ずれが生じる場合であっても、電磁結合型コネクタは、破損せず、また、伝搬特性の劣化の影響も少ない。
【0025】
以上のように、本実施形態では、アレーアンテナ装置内で層状に重ね合わされる基板間における高周波信号のやり取りを、電磁結合型コネクタにより行うようにしている。電磁結合型コネクタは、高周波信号の伝搬に対して、応力により発生するずれの影響が少ない。そのため、アレーアンテナ装置が湾曲した場合であっても、アレーアンテナ装置は、高周波信号を基板間で伝送することが可能となる。
【0026】
したがって、本実施形態に係るアレーアンテナ装置によれば、曲率半径を変化させても、すなわち、湾曲させても基板間で高周波信号を伝送することができる。また、電磁結合型コネクタは、省スペース、かつ、軽量であることから、アレーアンテナ装置の薄型化及び軽量化に寄与することが可能となる。
【0027】
また、本実施形態に係るアレーアンテナ装置では、制御回路322及び電源回路323を備える第3の基板30と、制御回路421及び電源回路422を備える第4の基板40とを、柔軟な中継物55−1,55−2により接続するようにしている。従来のアレーアンテナ装置では、固定部品を用いて層状の基板同士を物理的に固定するようにしていたが、このような固定部品は、アレーアンテナ装置が湾曲すると破損してしまう。一方、本実施形態における柔軟な中継物55−1,55−2は、アレーアンテナ装置の湾曲により、破損することはない。これにより、本実施形態に係るアレーアンテナ装置は、アレーアンテナ装置が湾曲する場合であっても、制御信号及び電源電力を伝送することが可能である。また、中継物は、省スペース、かつ、軽量であることから、アレーアンテナ装置の薄型化及び軽量化に寄与することが可能となる。
【0028】
なお、本実施形態では、アレーアンテナ装置における任意の部位が湾曲可能なようにされているが、これに限定されない。例えば、第3の基板30において部品実装部32が設けられる部位、及び、第4の基板40において部品実装部42が設けられる部位を湾曲しないようにし、それ以外の部位を湾曲可能なようにしても良い。アレーアンテナ装置が湾曲する際には、基板同士に隙間が空く場合が考えられるが、電磁結合型コネクタにおける伝搬特性の劣化の影響は、基板同士の距離がある程度変化しても小さい。そのため、アレーアンテナ装置が湾曲した場合であっても、アレーアンテナ装置は、高周波信号を伝送することが可能となる。
【0029】
また、本実施形態では、電磁結合型コネクタは、
図4に示す構成をとる場合を例に説明したが、これに限定されない。電磁結合型コネクタは、基板間で電磁結合型給電を行え、ずれに対して高周波信号の接続が維持できる構造であれば、いかなる構成をとっても良い。
【0030】
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0031】
10…第1の基板、11…プリント基板、12…アンテナ素子が配置される領域、20,20−1,20−2…第2の基板、21…プリント基板、30,30−1〜30−4…第3の基板、31…プリント基板、32…部品実装部、40…第4の基板、41…プリント基板、42…部品実装部、51…第1の電磁結合型コネクタ、52…第2の電磁結合型コネクタ、53…第3の電磁結合型コネクタ、54…第4の電磁結合型コネクタ、55−1,55−2…中継物、111,211,212,213,214…マイクロストリップ線路、215…分配器、216…結合器、311,312,313…マイクロストリップ線路、314…分配器、315…結合器、321…高周波回路、322…制御回路、323…電源回路、421…制御回路、422…電源回路、3211−1,3211−2…移相器、3212−1,3212−2…増幅器、3213…サーキュレータ