技術分野
車両用電動オイルポンプの制御装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら、電動オイルポンプは、要求時以外は原則停止しているため、ポンプ部周辺のオイルはとどまったままとなり、エンジンや変速機の動作による油温とは異なる状況となっている場合がある。このような場合に、特に極低温時などは、電動オイルポンプのモータが過大な抵抗を受ける、配管等の抵抗過大で空回り状態(ポンプ部へのオイルの流入が少なくなり、ポンプが充分回転しても供給不足の状態)を生じるなど、電動オイルポンプの適正な作動が困難となることがある。
特にこの空回りについては、ポンプは回転するため、通常の暖機判定(回転数による判定)では識別困難である。また、空回り等は油温が十分高ければ生じないので、油温による暖機判定を行うことが考えられる。しかし、センサ等のばらつき、種々の使用状況までカバーした温度設定を行うと、ポンプの使用が大幅に制限される恐れがあり、システム効率の面からも、空回り等を避ける手法が望まれていた。
本発明は、このような実状に鑑み、電動オイルポンプに対する作動要求に先立って、適切な作動準備と、適切な作動準備完了判定とを行い、電動オイルポンプの適正な作動を保証できるようにすることを課題とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
の課題を解決するために、本発明に係る電動オイルポンプの制御装置は、油温(オイル温度)の検出手段により検出される油温が所定温度以上であることを条件として、前記電動オイルポンプに対する作動要求に先立って、前記電動オイルポンプを第1の作動準備回転数で回転させる作動準備モードと、前記作動準備モードの後、前記電動オイルポンプを前記第1の作動準備回転数より高い第2の作動準備回転数で回転させ、実回転数・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、油温が所定温度以上であることを条件として、電動オイルポンプを比較的低速である第1の作動準備回転数で回転させることにより、電動オイルポンプにより支配されるオイル配管内のオイルを入れ替えて、温度上昇を促すことができる。
また、電動オイルポンプを作動準備完了判定のための第2の作動準備回転数で回転させ、所望の回転が得られた場合に作動準備完了と判定することで、この判定結果を利用して、電動オイルポンプの作動許可を行うことが可能となり、過大な抵抗下での駆動困難を避けた制御とすることができる。
また、油温の上昇、すなわち暖機の進行を監視して、これを作動準備モードから判定モードへの移行条件としたり、判定モードでの作動準備完了判定の有効化条件としたりすることで、電動オイルポンプの作動準備完了判定、ひいては作動許可の信頼性を向上させることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の一実施形態を示す車両用変速装置におけるオイル供給システムの概略図
【図2】 電動オイルポンプ及びそのオイル配管の配置例を示す概略図
【図3】 電動オイルポンプを構成するモータ及びインバータの回路構成図
【図4】 第1実施形態での電動オイルポンプの作動準備ルーチンのフローチャート
【図5】 第1実施形態での作動準備時のポンプ回転数等の挙動例1を示す図
【図6】 第1実施形態での作動準備時のポンプ回転数等の挙動例2を示す図
【図7】 第1実施形態での作動準備時のポンプ回転数等の挙動例3を示す図
【図8】 第2実施形態での電動オイルポンプの作動準備ルーチンのフローチャート
【図9】 第2実施形態での作動準備時のポンプ回転数等の挙動例を示す図
【図10】 第3実施形態として示す作動準備時のポンプ回転数等の挙動例を示す図
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 変速装置
4 クラッチ
4H ハウジング
5 無段変速機
5a プライマリプーリ
5b セカンダリプーリ
5c ベルト
6 オイルパン
7 機械式オイルポンプ
8 調圧機構
10 電動オイルポンプ(M:モータ、INV:インバータ)
11 吸入配管
12 吐出配管
13 オイル入口
20 制御ユニット
21 電流検出用抵抗
22 検出器
30 油温センサ
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