特許第6054278号(P6054278)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6054278
(24)【登録日】2016年12月9日
(45)【発行日】2016年12月27日
(54)【発明の名称】マッサージ機
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20161219BHJP
   A61H 15/00 20060101ALI20161219BHJP
【FI】
   A61H7/00 300H
   A61H15/00 340Z
   A61H15/00 380B
【請求項の数】11
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-213241(P2013-213241)
(22)【出願日】2013年10月10日
(65)【公開番号】特開2015-73804(P2015-73804A)
(43)【公開日】2015年4月20日
【審査請求日】2016年7月7日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509149530
【氏名又は名称】ファイテン株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】506425815
【氏名又は名称】株式会社マルタカ
(74)【代理人】
【識別番号】100122954
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷部 善太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100162396
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 泰之
(72)【発明者】
【氏名】平田 好宏
(72)【発明者】
【氏名】小林 聡
【審査官】 増山 慎也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−306568(JP,A)
【文献】 特開平11−178878(JP,A)
【文献】 実開昭57−134030(JP,U)
【文献】 特開平11−155921(JP,A)
【文献】 特開平11−178870(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 7/00
A61H 15/00
A61H 39/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体に足載せ台と、足載せ台の前方に複数本の突起物を備えた足指マッサージ機を設けた足マッサージ機であって、
前記足指マッサージ機の複数本の突起物のそれぞれは、
足指の間に挿入される突起物であり、機体内に設けられた駆動機構により、足指の間において上下方向に延びる回転軸を中心として回動駆動され
足指の間に挿入される部分の上下方向に対する横断面が扁平断面であること、
を特徴とする足マッサージ機。
【請求項2】
隣接する突起物の回動が同方向又は逆方向であることを特徴とする請求項1記載の足マッサージ機。
【請求項3】
前記突起物は、隣接する突起物とは異相回転であることを特徴とする請求項1又は2記載の足マッサージ機。
【請求項4】
前記駆動機構は、1台のモーターと該モーターの出力によって駆動される足指マッサージ機駆動機構を備えており、
モーターの出力軸に連結されたウォームギアと、該ウォームギアの水平方向に足指マッサージ機駆動機構を配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
【請求項5】
前記突起物は、突起物の下面に設けられた挿入孔と足指マッサージ機駆動機構に設けられている突起物駆動ギアに設けられた孔とを、弾性軸部材を介して着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
【請求項6】
前記弾性軸部材は両端に挿入方向規制面が設けられており、突起物に設けられた挿入孔及び突起物駆動ギアの設けられた孔は、前記弾性軸部材の規制面に対応した形状の孔に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の足マッサージ機。
【請求項7】
第2〜第5の指の間に配置されたそれぞれの突起物の駆動ギアは連動するように配置され、第1指と第2指の間に配置される突起物の駆動ギアは前記連動するギア群とは別のギアで駆動されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
【請求項8】
4本の突起物の駆動ギアが、1つの駆動ギアで操作されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
【請求項9】
4本の突起物の駆動ギアは、1つのギアユニットに形成されており、ギアユニットは駆動ギアに対して着脱可能に接続されていることを特徴とする請求項8記載の足マッサージ機。
【請求項10】
ギアユニットは、駆動ギアの駆動軸を中心に回動可能に設けられており、利用者の足の形に合わせて突起物の位置調整が可能な構造であることを特徴とする請求項9記載の足マッサージ機。
【請求項11】
両足に対応できる足指マッサージ機を備えた請求項1〜10のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、足などのマッサージを行う機器に関する。
【背景技術】
【0002】
足指を対象に含むマッサージ器具が多数提案されている。例えば、足指の付け根から指部分に接触する指圧突起を設けた器具、水浴マッサージ器具、足指の股に挟み込むパッド具、足指を上下に運動させる機器、足指をホールドして運動させる機器等が提案されている。
特許文献1(特開2009−106538号公報)には、足指運動機器が開示されている。足の指とこれに隣接する指との間に装着されて、隣接指間の距離を可変にする拡縮手段を備えた足指運動機器が開示されている。足指を他動的にストレッチすることができ、指関節を柔軟にできると共に、足指間圧力を鍛えることができ、転倒予防や外反母趾等を矯正する効果があるとされている。
特許文献2(特開2008−12077号公報)には、足指間に挟むパッド本体4本に可撓性の紐状体を貫通させて連結し、各パッド本体を紐状体に沿って移動可能とし、これを装着した状態で、足指の屈伸運動をしたり室内を歩行したりすると、足指の関節を適度に開いた状態で、各足指を独立して運動させることができる足指パッドが開示されている。装着したときに各足指を独立して運動させることができ、しかも使用者の足の形や足指のサイズに確実に適合させることができる足指パッドであって、足指の効果的な運動が可能となり、脚力の向上及び足の血行促進を図るとされている。
特許文献3(特開2006−158562号公報)には、ベース1上に支持軸に支持されて回転する回動体と、該回動体を正逆回転させる回動駆動装置と、回動体上に設けられ被験者の足指を固定する足指固定手段とによって構成され、足指固定手段によって回動体上に足指を固定し、回動体を正逆回転させるマッサージ装置が開示されている。回動体が正回転する際は、足指を前方及び下向きに引っ張り、即ち、足指を足裏側へ曲げる方向に引っ張り、回動体が逆回転する際は、足指を後退させながら上向きに反らせる機能を発揮するとされている。
【0003】
特許文献4(特開2002−306568号公報)には、箱型状の筐体と、この筐体の上面に配置した踵板及びこの踵板により一端側を回動可能に支持された土踏まず板とからなる踏み板と、前記土踏まず板の前側に配置した5本の足間に挿入させる4本のマッサージ棒と、前記土踏まず板を上下、前後に振動駆動する土踏まず板駆動部と、前記4本のマッサージ棒を連動させて回転駆動するマッサージ棒駆動部とを有する指間用マッサージ装置が開示されている。足の指間に左右、上下、更には回転する振動を付与し、足又は手の指の間のマッサージを快適に行うことができるとされている。
特許文献5(特開2000−157596号公報)には、足の指間を広げることが可能な挟み手段を適宜位置に配設可能なると共に該挟み手段は、ベースに林立された突起部に係脱可能である足指保持器において、前記突起部の林立位置は、足の土踏まず部を支える部位近傍より放射状に複数個形成されてなる足指保持器が開示されている。足の指の付け根の形状に合わせた使い勝手が良く、マッサージ機能があるとされている。
現代の日常生活において、つま先立つような姿勢や歩行が多い。特に女性は、ヒールの高い靴、細い靴を着用するために外反母趾、外反小趾などの障害が発生している。これは、日常生活によって、生まれた時から靴下を履いたり、畳・じゅうたん・アスファルト道路・床など平らで安全な平面を靴で歩くため、足指が力不足になり、十分に発達しないこと、そして、成人後も足を鍛錬する機会が無いまま日常生活が継続するので、足の靱帯が弱化していき、特に、ヒールや細い幅の靴を着用すると負荷が集中する中足靱帯の機能が低下すること、ひいては、趾骨の並びの異常まで発展した結果である。中足靭帯が伸びたり緩んだ状態では、拇指に力が入らなくなりヒールやパンプスなどを履くと、靴が脱げないようにと指を上げたり、縮こませたりして次第に先細の靴に合わされて外反して行く原因ともなる。
従来例は、足指に対する指圧効果、運動効果、関節の柔軟性効果、外反母趾矯正効果などを発揮するとされているが、本発明者等は使用勝手及び作用について不十分であると認識し、さらに研究開発を進めている。
本発明者は、足指の整体をするために足指の付け根に作用する簡便なマッサージ機を開発し、特願2012−88880号として出願した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−106538号公報
【特許文献2】特開2008−12077号公報
【特許文献3】特開2006−158562号公報
【特許文献4】特開2002−306568号公報
【特許文献5】特開2000−157596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、足の指と足裏の双方を同時にマッサージする機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、足指の間に挿入して回転する突起物備えた足マッサージ機である。本発明の主な構成は、次のとおりである。
(1)機体に足載せ台と、足載せ台の前方に複数本の突起物を備えた足指マッサージ機を設けた足マッサージ機であって、
前記足指マッサージ機の複数本の突起物のそれぞれは、
足指の間に挿入される突起物であり、機体内に設けられた駆動機構により、足指の間において上下方向に延びる回転軸を中心として回動駆動され
足指の間に挿入される部分の上下方向に対する横断面が扁平断面であること、
を特徴とする足マッサージ機。
(2)隣接する突起物の回動が同方向又は逆方向であることを特徴とする(1)記載の足マッサージ機。
(3)前記突起物は、隣接する突起物とは異相回転であることを特徴とする(1)又は(2)記載の足マッサージ機。
(4)前記駆動機構は、1台のモーターと該モーターの出力によって駆動される足指マッサージ機駆動機構を備えており、
モーターの出力軸に連結されたウォームギアと、該ウォームギアの水平方向に足指マッサージ機駆動機構を配置したことを特徴とする(1)〜(3)のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
(5)前記突起物は、突起物の下面に設けられた挿入孔と足指マッサージ機駆動機構に設けられている突起物駆動ギアに設けられた孔とを、弾性軸部材を介して着脱自在に取り付けられることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
(6)前記弾性軸部材は両端に挿入方向規制面が設けられており、突起物に設けられた挿入孔及び突起物駆動ギアの設けられた孔は、前記弾性軸部材の規制面に対応した形状の孔に形成されていることを特徴とする(5)に記載の足マッサージ機。
(7)第2〜第5の指の間に配置されたそれぞれの突起物の駆動ギアは連動するように配置され、第1指と第2指の間に配置される突起物の駆動ギアは前記連動するギア群とは別のギアで駆動されることを特徴とする(1)〜(6)のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
(8)4本の突起物の駆動ギアが、1つの駆動ギアで操作されることを特徴とする(1)〜(6)のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
(9)4本の突起物の駆動ギアは、1つのギアユニットに形成されており、ギアユニットは駆動ギアに対して着脱可能に接続されていることを特徴とする(8)記載の足マッサージ機。
(10)ギアユニットは、駆動ギアの駆動軸を中心に回動可能に設けられており、利用者の足の形に合わせて突起物の位置調整が可能な構造であることを特徴とする(9)記載の足マッサージ機。
(11)両足に対応できる足指マッサージ機を備えた(1)〜(10)のいずれか一項に記載の足マッサージ機。
【発明の効果】
【0007】
(1)足指用マッサージ機構を実現した足マッサージ機を開発した。本足マッサージ機構は、駆動機構によって回転動作をしてマッサージする。
回転する突起物が指間に挿入されて足指が拡げられた状態となりこわばりや疲労回復を図ることができる。
突起物の回転軸方向は、例えばその長手方向である。この場合、突起物の側面がマッサージ面になる。突起物が回転することにより、足指の左右側面を指先から股に向けて、または股から指先に向けてマッサージできる。
本発明は、突起物による足指間の拡幅動作と足指の根元側の関節を刺激して、関節のこわばりや関節を取り巻く筋靱に対してマッサージ効果を波及させることができる。
(2)突起物の回転により、足指を刺激することができる。同方向回転では指の左右が逆向きの刺激をうける。逆方向回転では、挟まれている指は同じ方向に刺激を受ける。例えば、指を挟んで伸ばす様に力を加えることができる。これらの回転を切り替えると刺激方向も切り替わる。この切り替えによって、伸ばし、押し込みの作用による変化のある刺激を加えることができる。逆方向回転は、手の指で足の指を掴み、引き延ばすあるいは押し込む動作と類似した作用を発揮することとなり、自然なマッサージ感を与えることができる。突起物の回転方向を切り替えに従って、刺激方向も交互に切り替わることになる。
隣り合う突起物の回転を逆方向とし、その回転方向を左回転および右回転に切り替えれば、全ての指を、根元から足指に向けてマッサージすることができ、より手技に近い効果的なマッサージを実現できる。
(3)足指間に挿入される突起物が扁平である場合は、回転に伴い指間隔が振幅し、足指が動かされ、関節も繰り返し押し広げられる。隣接する突起物が異相回転するので、隣りの指間隔が交互に拡幅されるので、指は無理なく動くことができる。同期回転では、指が両側から押し広げられることとなるので、拡げられる指間隔は足指全体が拡幅長さに制限されるので、拡げられる1つの指間隔は小さくなる。本発明は、隣同士は同時に広がらないので、1つの指間隔を大きくすることができる。扁平とは、長径と短径が形成された形状であって、楕円形や角を丸くした長方形、繭型などである。
また、偏心回転とすることにより、片側に長径部と他方に短径部が形成され、長径部が接触する指を大きく開くことができる、回転により、指は交互に開き具合が変化することとなる。
本発明では、指の振幅が大きく、指は左右に動かされることとなってマッサージ効果を高くすることができる。そして、つま先下がりとなっているので突起物はさらに足指の股に近づき、関節刺激作用も高くなる。
(4)本発明は、足指用マッサージ機構を1つのモーターで駆動できるので、省力化、省スペースである。モーターの出力軸に取り付けたウォームギアの左右にウォームホイールを配置して、駆動力を分岐して、駆動源を共通化することができた。
(5)突起物を駆動機構に取り付ける手段として、弾性軸部材を採用し、着脱自在に取り付ける。使用者に応じて突起物を交換又は選択することができる。一方、弾性軸部材は使用する人の足の形状やサイズにあわせて撓むことができ、汎用性がある。設置する突起物の本数を調整することもできる。また、使用中に足が多少動いても対応することができる。大きな力が足に加わった場合は、抜けるので、安全性が高い。
また、突起物は着脱自在であるので、形状や大きさの異なる種類の突起物を準備し、使用者に応じて、選択することができる。消耗に応じて交換が容易であり、メンテナンスが簡単になる。
(6)規制面を設けて突起物を取り付けるので、扁平な突起物を所定の方向に取り付けることができる。これによって、隣接する突起物を確実に異相回転させることができる。
(7)突起物の表面を覆うカバー体を設けることにより、カバーを使用者別に交換することができるので衛生的である。また、テクスチャーの異なるカバー体を設けることにより、使用感触にバリエーションがでる。
(8)第1趾と第2趾の間は大きく広がるのでこの間に挿入される第1突起物と他の突起物との駆動を分離した。これにより、第1指と第2指との間がが大きく広がり、ストレッチ効果をより高めることができる。
(9)4本の突起物を駆動するギアをユニット化して、交換可能とする。利用者の足の個性や好みに応じたユニットを準備し、対応性を向上させることができる。
(10)さらに、ギアユニット取付け位置を調整することができるように備えることにより、個性のある足の形状、指の配置に応じて、突起物を適切に作用させることができる。
(11)本発明は、両足を同時にマッサージすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】足マッサージ機の全体を示す図。
図2】足載せ台に足を載せた状態を示す概略図。(a)機器配置と足を載せた状態の概略図、(b)突起部材を足指に挿入した状態を示す概略図、(c)使用状態を示す簡略図。
図3】扁平突起物の例を示す図。
図4】突起物の取付け構造を示す概略図。
図5】駆動機構を斜視的に示す概略図。
図6】足指マッサージ機構の駆動機構を平面的に示す図。
図7】3方向に駆動力を分岐機構の概略を示す図。
図8】駆動機構の他の例を示す概略図。
図9】ギアユニットと取付け構造の概略を示す図。(a)ギアユニットの取付けを示す図、(b)左右のギアユニットの例、(c)ギアユニットの位置調整を示す図。
図10】突起物のバリエーションの例。
図11】手のマッサージ機の例。
図12】手のマッサージ機の駆動機構例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、足指を対象とした足マッサージ機である。本発明に関する装置構成として手足の指と足裏や掌を同時にマッサージできるマッサージ機を開発した。装置構造は、指のマッサージ機構と足裏や掌のマッサージ機構は、駆動タイプである。
以下、本明細書では足裏マッサージ機構まで含んだ装置構成を基に説明する。請求項はこの装置に実体化されたいる足指のマッサージに関する発明である。
指のマッサージは、指間に回転する突起物を挿入して指間隔を拡幅するように動かして刺激する構成とし、足裏や掌は回転する円筒体で構成する。
駆動機構は、1つのモーターを動力源とし、駆動力がそれぞれのマッサージ機構に分岐される機構を設けた。駆動系は、左右の指マッサージ機構系とマッサージローラ駆動系の3系統を備えている。
本発明は、指を動かしながら足裏側や掌側も刺激するので、関節も含めて手足の全体をマッサージする機器である。
本発明は、これらを基本構成とする足指マッサージ機に、機能性、使用勝手、使用者の個性・適正、安全性を考慮して種々の工夫を凝らした。
【0010】
<全体構成>
図1に、足マッサージ機Aの全体構成の一例を示す。機体1に両足を載せることができる足載せ台11を設け、該足載せ台の前方に足指マッサージ機構2の突起物を配置し、中央付近に足裏マッサージ機構のマッサージローラを配置する。機体1の外形は、円形に示されているが、これに限定される必要は無い。機体1の内部には、駆動機構が内蔵されている。図示の装置では、機体の上面を足載せ台となっている。
【0011】
<指マッサージ機構>
指マッサージ機構は、指の間に挿入する突起物を回転する機構を備えている。指の間に突起物を挿入して、指間を拡げてこわばりを解消する。
【0012】
[突起物の構成]
突起物は、棒状体であり、上部側が指の間に挿入する部位である。下部側には駆動機構に連結される軸部が設けられる。軸部は、軸部材として独立することができる。軸部材を設けた場合は、下部に挿入孔を設けて軸部材の先端を挿入できる構成とする。突起物は、多様な形状をすることができる。
突起物と軸部材の結合は、下面中心を基本とするが、偏心しても良い。偏心回転により、長径側と短径側ができ、指間の回転により長径が接触する指を大きく開く運動をさせる。
扁平な断面である突起物は、回転することにより短径部と長径部によって指の間隔が変化し、指を強制的に動かす。隣の突起物とは異相回転とすることにより、拡げる指間が大きくなりマッサージ効果が大きくなるので、望ましい。同期回転は強く指が挟まれる可能性がある。
突起物の回転は、同方向あるいは逆方向、さらに、これを切り替えるようにすることができる。同方向回転では指の左右側面は逆向きの作用を受ける。逆方向回転では、挟まれている指は同じ方向に作用を受けて、指を挟んで伸ばす様に力を加えること、あるいは関節側に押し込む様に力を加えることができる。これらの回転を切り替えると刺激作用の方向も変化する。例えば、伸ばし、押し込みの作用による変化のある刺激を加えることができる。逆方向回転により、人が足指をつまんで押し引きをする動作と類似する作用を発揮する。回転方向の切り替えは、モーターの回転方向を正逆切り替え、あるいは、ギアチェンジなどの手段がある。
突起物の表面は、平滑、梨地、複数の小丘状凸部などを適宜設ける。
突起物の材質は、硬質体、弾性体、軟質体、表面層を軟質層とするなど適宜設定する。
突起物のサイズは、1種類、あるいは複数揃える。それぞれの指間の開きや個性に応じて大きさや種類を選択できる様にすることも可能である。
【0013】
突起物4の例を図3に示す。
足指間に挿入される上部の形が扁平な形状の突起物の例である。足指間に挿入される上部45と駆動機構に接続される下部46とその中間に鍔部47が設けられている。鍔部47の上面に小突起48が設けられている。鍔があると指が下から支えられる。鍔は下方側に設けられた駆動機構と指を離して、安全性を高める機能も果たしている。
上部は、側面視ではやや台形であり、横断面は楕円を基本としている。
下部46には軸部材を挿入する挿入孔50が設けられている。挿入孔50は図示では「D」字状である。この形にすることにより、軸部材と接合する方向性が規制され、駆動機構側にも同様に規制された接続構造を備えている。
隣の突起物でも同様に規制された接続構成である。この規制によって、隣接する突起物の長径方向の回転角度をずらすように異相回転に設定する。
突起物の下部に形成される接続姿勢規制構造は、「D」に限らず、適宜設定することができる。
この扁平な突起物を回転すると、長径部で指間隔が大きく拡げられ、短径部で最小の拡幅となり、指の間隔が最小から最大まで連続して押し広がれるまた連続して縮小する連続変化となる。この動作により、指は動かされ、関節も連続して動かされることとなる。
【0014】
他の突起物4の例を図10に示す。(a)は円錐形突起物401とその断面形状401a、(b)は楕円錐形突起物402とその断面形状402b、(c)は裁断円錐形突起物403とその断面形状403a、(d)は裁断楕円錐形突起物404とその断面形状404a、(e)は逆円錐形突起物405、(f)は逆台形突起物406、(g)は臼型突起物407の例である。
これらは、上部の形であって、下部の構造は図3と同様である。
【0015】
[連結軸部材]
突起物と駆動系と接続する連結軸部材の例を図4に示す。
本発明では、突起物を回転する構成である。回転力は機体内部に設けられた駆動機構から得られる。駆動機構側に設けられた突起物駆動ギアと突起部物は、軸部材によって接続される構成である。材質は弾性材が好ましい。
第1突起物41の下部に設けられた挿入孔に軸部材51の上部51tを挿入し、軸部材下部51eを第1突起物駆動ギア71の中心に形成された孔75に挿入して接続される。第2突起物42も同様に下部に設けられた挿入孔に軸部材52の上部52tを挿入し、軸部材下部52eを第2突起物駆動ギア72の中心に形成された孔75に挿入して接続される。孔75は先に例示した「D」字状である。
2つの駆動ギア71、72に設けられた孔75の「D」の方向は直交する方向に設けられており、これによって、軸51、52を介して取り付けられる扁平突起物の長径方向が同期しないように回転が規制される。すなわち、2つの駆動ギア71、72の回転は異相である。
軸部材の材質は、硬質、軟質、弾性材など回転力を伝達できる硬さを備えているものが使用可能である。弾性体が望ましい。足の形、サイズなどにより突起物の挿入位置が変化しても、弾性体が撓むことにより許容性を発揮できる。さらに、大きな力が加わった場合に変形して安全性を確保できる。着脱自在とすることにより、さらに大きな力が作用した場合には、軸部材は突起物との接続あるいはギアとの接続箇所から分離して、人体に対する安全性を確保する。軸部材は硬さや弾性の異なる種類を準備して、突起物が指に当たる感触を調整して、利用者の好みに対応することができる。
【0016】
[異相回転について]
基本的な異相回転について、突起物及び連結部材の項にて説明したので、重複説明は省略する。異相回転は、隣り合う突起物の方向が同じならないように回転を調整することである。本例では、挿入する突起物の方向を特定して実現している。
なお、本発明において、同期回転とは、扁平形など長短がある突起物において、例えば隣接する突起物の長径方向が同時に指間を押し広げる状態になることをいう。異相回転は、長径方向が同時に指間を押し広げる状態にならない回転制御をいう。同期回転状態が発生すると、挟まれた指が両側から強圧される状況が発生、あるいは、強圧されない程度に突起物のサイズを制限することとなって、指の左右動が小さくなる。異相回転によって、強圧を防止しつつ、指の左右動を確保することができる。また、異相の程度を調整することにより隣接突起物が指に接触する位置(角度)を調整することができる。
足指間に挿入された4本の突起物の異相回転状態を図2(b)に示す。第1指(第1趾)と第2指(第2趾)の間に挿入された第1突起物41、以下同様に第2指、第3指、第4指、第5指のそれぞれの間に第2、3、4突起物42、43、44が挿入されている。第1突起物と第3突起物は長径が指に対して直行し、第2突起物と第4突起物は長径が指に対して平行になっている。これによって、第1と第3の指間は大きく拡げられ、第2と第4の指間は小径相当分の開きになっている。この状態から、回転が進むと、第1と第3の指間は小径相当分の開きとなり、第2と第4の指間は長径相当に大きく拡げられることとなる。回転に伴いこれが繰り返され、指は左右に動かされる、また、指関節も動かされるので、指、関節をほぐし、マッサージ効果が大きい。
駆動ギアに設けられる規制孔の向きが図6図8に示されている。
なお、異相回転を実現する構成として設ける規制面は、平面、キー結合など適宜方向性を特定する構造が含まれる。
【0017】
<足裏マッサージ機構>
足裏マッサージ機構は、回転ローラを足裏マッサージローラとして備えている。回転ローラは、表面に複数の凸部が形成されており、軸を備えている。回転機構は、種々あるが、回転ローラの軸に取り付けたギアを設け、該ギアをモーターの出力軸に連接されたウォームギアと兼用する。マッサージローラは、円筒形を基本とするが、足の内側に接触側の径を大きくすることや、太鼓型にして土踏まずなど足の形に対応させることができる。マッサージローラの表面に設ける凸部は、固定タイプ、着脱タイプ、小球タイプ、バネによる伸縮タイプ、小型の回転ロールなど様々な形態がある。複数の種類や大きさの凸部をローラに配置して、刺激に変化を出すことができる。
足裏マッサージローラには、布製などのカバーで被覆することができる。カバーの種類によって、テクスチャーを変更し、あるいは、交換して好みに合わせることができる。また、使用者ごとに取り替えて、清潔性を保つこともできる。
マッサージ機構の例は、図5図7に示されている。左右のマッサージローラ31、31を備えたマッサージ機構が左右に設けられている。2つのマッサージローラ31,31を回転させる回転軸81に取り付けられている。該回転軸81の中央にギア8が設けられ、モーターの出力軸に取り付けられたウォームギアWに接続して、回転動力が伝達される。ギア8は、ウォームギアWに対してはウォームホイールとなる。
マッサージローラ31の表面には凸状の小突起部32が多数配置されている。図示は、小突起部として簡略に表現しているが、前記のように凸部は多種類を用いることができる。
【0018】
<駆動機構>
駆動機構は、1つの駆動用モーターと足の指のマッサージ機構用の駆動系と足裏マッサージ機構用の駆動系を備えている。足指マッサージ機構は左右の足用の駆動系に分かれている。モーターの出力を足指間の挿入する突起物や足裏マッサージローラを動かす動力の伝達は、歯車の組み合わせを基本とする。他の手段として、ベルトによる伝動を組み合わせることも可能である。駆動用モーターの出力軸にウォームギアを設け、該ウォームギアに左右及び上方にウォームホイールを設け、この3つのウォームホイールによって、3つの駆動系へ動力を分岐する手法を採用している。
図5に駆動機構の全体概略図を示す。中心に駆動用モーターMを配置し、このモーターの出力軸にウォームギアWを設ける。該ウォームギアWに接続する左右のウォームホイール61、61と上方にウォームホイール8を設ける。これらのウォームホイールが左右の足指マッサージの駆動系、足裏マッサージの駆動機構の駆動源となる。図5に示される駆動系は、歯車の組み合わせによって、構成されている。図7にウォームギアWの正面がから見た3つのウォームホイールを左右と上方に配置した状態が示されている。
【0019】
[足指マッサージ駆動機構]
足指マッサージ駆動系6,6の構成の例を図5図6に示す。
ウォームホイール61と同軸にするギア62を下側に設け、該ギア62に接触する中間のギア63と該ギア63の軸の上方に中間のギア64を設け、該中間ギア64に足指間の挿入する突起物の駆動ギアを駆動するギア65を設ける。このギア65に第1突起物駆動ギア71と他の突起物駆動ギア72〜74に中継ギア66とが接触するように配置されている。同じ軸に複数のギアを設けるのは、上下に配置してギアスペースを有効に利用すること、回転数を調整することを考慮して設計する。中間に配置するギアの数、組み合わせは同様の理由により任意に設計できる。
また、これらの図示の例では、第1突起物と第2〜4突起物を別々にギア65に接続するように設定しているが、4つの突起物がそれぞれ別にギア65から動力を受けるようにしても良い。また、4つの突起物を一連に設けてどれか1つの突起物駆動ギアに動力を伝える構成も可能である。この例は図8に示されている。
図6では、各突起物駆動ギアに設けられる連結軸を挿入する孔の形状が「D」字状に示されており、隣接する孔の方向が異なる様に示されている。これに扁平な突起物の場合には異相回転となる。同心円状の突起物では、空回り防止となる。
【0020】
突起物は足指間に挿入され、回転する。隣接する突起物の回転によって、その間に挟まれる指の摩擦方向が影響を受ける。例えば、図6に示される例では、第1突起物駆動ギア71と第2突起物駆動ギア72は同方向回転となり、これらに取り付けられた突起物よって挟まれている第2趾の両側は、逆方向の摩擦接触となる。第2突起物駆動ギア72、第3突起物駆動ギア73、第3突起物駆動ギア74は連接されているので隣同士の突起物が逆方向の回転となる。これらのギアに取り付けられる突起物によって挟まれる、第3趾、第4趾の左右の側面は、同方向の接触摩擦を受けることとなる。第3、4趾は、前後方向へ手に指でつまむときと同様の感触を与える。第3趾、第4趾は引っ張り感と押し込み感の逆向きの刺激となる。突起物の回転方向を切り替えることにより、これらの感触も切り替わる。切り替えを連続すると、指に加わる感触も交互作用となる。
第1〜4突起物の回転方向については、以上説明したように、ギア65と突起物駆動ギアとの間に中間ギアを組み込むか否かにより、設定することができる。
【0021】
他の足指駆動機構の例を平面視として図8に示す。この図は、片方の足裏マッサージローラも含めて表記してある。図6に示す機構と異なる部分は、第1突起物駆動ギア701に動力が伝達され。第2〜第4の突起物駆動ギア702、703,704と連接されている機構となっている。モーター側に位置するギア65から第1突起物駆動ギア701に動力が入力される。
突起物は、突起物駆動ギアに形成された孔705に挿入される弾性の軸部材を介して取り付けられる。
【0022】
4つの突起物駆動ギアを連接することにより、足指間に挿入する突起物をユニット化することができる。ユニット化することにより、交換性、多様性を発揮することができる。後段にユニットについて説明する。このユニットでは、隣接突起物は逆回転である。
【0023】
[足裏マッサージローラ駆動機構]
足裏マッサージ機構の概略を図7に記載する。
共通の駆動モーターMの出力軸に設けられたウォームホイールWの上方に接触するように配置されたウォームホイール8を設け、該ウォームホイール8の回転軸81を左右に延長して、マッサージローラ31の駆動軸とする。これによって、左右のマッサージローラ31、31は回転駆動される。回転軸81は、足載せ台の下方に位置することとなり、マッサージローラが足載せ台の面より上方に出るのは、円筒の半分以下となる。
半円形状であるので、土踏まずの刺激ができる。そして、マッサージローラ31の表面には、前述したように各種の凸状物が形成されて、足裏の刺激となる。
【0024】
<足指マッサージユニット>
4つの突起物を駆動するギアをユニット700にまとめた例を図9に示す。図9(a)は、ギアユニットと機体1の足載せ台11に凹部を形成してこのギアユニットを納めるギアユニット設置部12を形成した部分拡大図を示している。ギアユニット700には、4つの突起物を駆動する4個のギアがまとめられている。第1ギアの701下方には駆動連結軸65pが設けられている。ギアユニット部700は、ギアユニット設置部12に設けられたギアユニット連結孔14に駆動連結軸65pを挿入し、これを支点として足の形に適した位置に調整する。ギアユニット700の先端側に位置決めピン710を備えていて、ギアユニット設置部12に設けられた複数の係止穴13を選択して係合して位置決めされる。
図9(b)には左右のギアユニット700L、700Rが示されている。
図9(c)にはギアユニット700の設置位置の調整が例示されている。使用者のつま先の形に応じて、連結孔14の位置を支点として、第4突起物側を回動させて姿勢を調整することができる。
【0025】
<手のマッサージ機>
本発明は、手のマッサージにも応用することができる。突起物を手の指間に挿入するように配置する。手の構造や、指・掌の形に適合するように機構を設計する必要がある。例えば、掌は球面に湾曲しているので、掌マッサージローラは茸型が適している、茸の軸を回転するようにして掌マッサージを行う。また、掌マッサージローラとして、中央部が膨らんだ太鼓型のローラを水平回転させる構成も設定できる。この太鼓型ローラの場合は、足裏マッサージ機構に用いた駆動機構を採用する。
手の指は足の指よりも長く、各指間は「V」字状に開くので、長い接触域を持たせることが望ましい。指間に挿入する突起物の数は、任意に設定できる。
【0026】
手マッサージ機Bの側面視を図11に示し、駆動機構の平面視を図12に示す。
掌を刺激する茸型マッサージもみ玉130の駆動軸は垂直方向となるので、水平となる足裏のマッサージローラの回転軸81とは方向が異なることとなるので、回転動力の取り出しが足裏マッサージ機構とは異なることとなる。
本例では、図7において左右に設けられたウォームホイール61の相当するウォームホイール161の回転軸を上方に延長してその先端に茸型マッサージもみ玉130を取り付ける。
【0027】
手の指間に挿入する突起物141は、手に対して斜めになるように設置されている。駆動機構を最初のウォームホイール161の方向に対して傾斜させる動力伝達構造を設計して、このような姿勢に取り付ける。例えば、ウォームホイール161の回転軸を下方に延長して傘歯ギア162を設け、この傘歯歯車162から傘歯歯車163を接続することにより動力方向を屈曲させることができる。この傘歯歯車163と駆動軸182を共通するギア164を設け、このギアに中継するギア165を介在させて第1の突起物駆動ギア171に出力する。
第1突起物駆動ギア171の中央部に設けた孔175に連結軸151を挿入し、他の先端側に第1突起物141を取り付ける。
平面的は、図12に示されている。図11にて側面視で示したように、ウォームギアW→ウォームホイール161→第1駆動軸181→ギア162→ギア163→第2駆動軸182→ギア164→ギア165を経て第1突起物駆動ギア171を駆動する。ウォームホイール161とギア162は、図11の様な配置関係になっているが、図12では省略して表現してある。この第1突起物駆動ギアに第2〜4の突起物駆動ギア172、173、174へと伝達される機構となっている。各突起物用のギアの中心には、連結材取り付け用の孔175が設けられている。突起物の形状、取付け構造は足指用の突起物と同様であるので省略するが、サイズは手指にあわせて設計される。
また、ギアの配置構成によって、突起物用のギアの回転方向が制御されることも同様である。
【0028】
手のマッサージ機は、手指の間に挿入される突起物と掌用のマッサージローラは、一台のモーターの出力軸に設けられたウォームギアの左右に設けられた2つの第1水平回転ギアに分岐された駆動力によって駆動される駆動機構され、前記第1水平回転ギアから垂直方向に出力される駆動軸を設け、該駆動軸に半球面状に形成されたマッサージローラを設けたことを特徴とするマッサージ機である。
また、手のマッサージ機は、例えば、手指の間に挿入される突起物と掌用のマッサージローラとを設け、一台のモーターの出力軸に連結されたウォームギアと該ウォームギアの垂直方向に掌マッサージローラの駆動機構を配置したことを特徴とするマッサージ機である。この態様の手のマッサージ機は「足」を「手」に代え、「足裏」を「掌」に代えたこと以外は、前述の足のマッサージ機と同様である。
そして、手のマッサージ機は、手の指と掌を同時にマッサージすることができる。手作業を長時間行う人やラケット長時間握っているテニスプレーヤーなどの手の緊張をほぐすことができる。
【符号の説明】
【0029】
A 足マッサージ機
B 手マッサージ機
F 足
f1 第1指(第1趾)
f2 第2指(第2趾)
f3 第3指(第3趾)
f4 第4指(第4趾)
f5 第5指(第5趾)
M モータ
W ウォームギア
1 機体
11 足載せ台
12 ギアユニット設置部
13 係止穴
14 ギアユニット連結孔
2 足指マッサージ機
2R 右足指マッサージ機
2L 左足指マッサージ機
3 足裏マッサージ機
3R 右足裏マッサージ機
3L 左足裏マッサージ機
31 マッサージローラ
32 小突起
4 突起物
41 第1突起物
42 第2突起物
43 第3突起物
44 第4突起物
45 突起物上部
46 突起物下部
47 鍔
48 小突起
49 突起物天部
50 挿入孔
401 円錐形突起物
402 楕円錐形突起物
403 裁断円錐形突起物
404 裁断楕円錐形突起物
401a〜404a 断面形状
405 逆円錐形突起物
406 逆台形突起物
407 臼型突起物
51、52、53、54 軸部材
51t、52t 軸部材上部
51e、52e 軸部材下部
6 足指マッサージ駆動機構
61 ウォームホイール
62、63、64 ギア
65 第1突起物駆動ギア
65a 上第1突起物駆動ギア
65b 下第1突起物駆動ギア
65p 連結軸
66 第2突起物駆動ギア
7 突起物駆動ギア
71、701 第1突起物駆動ギア
72、702 第2突起物駆動ギア
73、703 第3突起物駆動ギア
74、704 第4突起物駆動ギア
75、705 孔
700 突起物駆動ギアユニット
700R 右突起物駆動ギアユニット
700L 左突起物駆動ギアユニット
710 位置決めピン
8 ウォームホイール
81 回転軸
130 茸型マッサージもみ玉
141 突起物
151 軸部材
161 水平ウォームホイール
162、163 傘歯ギア
164、165 ギア
171 第1突起物駆動ギア
172 第2突起物駆動ギア
173 第3突起物駆動ギア
174 第4突起物駆動ギア
175 孔
181 第1駆動軸
182 駆動軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12