(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
利用者の生体から個人情報を読取る読取部、個人情報が予め登録された個人情報登録部、前記読取部で読取った個人情報を前記個人情報登録部に登録された個人情報と照合して認証する認証制御部、及び前記認証制御部の指示により文字表示又は音声報知の少なくとも何れかを行う報知部を備えた認証装置と、
前記認証制御部の認証結果に基づいて必要な機器を制御するアクセス制御装置と、
を備えた出入管理システムに於いて、
前記認証装置は、
前記個人情報登録部に、利用者の個人情報に対応付けて当該利用者の使用言語を示す言語情報が予め登録され、
前記報知部の使用言語を、前記読取部で前記利用者の生体から読取った個人情報に対応付けて前記個人情報登録部に登録された言語情報に基づく言語に切り替え、前記認証制御部が前記読取った個人情報の認証に失敗した場合は、最も照合度合いの高い個人情報に対応付けて前記個人情報登録部に登録された言語情報に基づく言語に切り替える報知制御部を備えたことを特徴とする出入管理システム。
利用者の生体から個人情報を読取る読取部、個人情報が予め登録された個人情報登録部、前記読取部で読取った個人情報を前記個人情報登録部に登録された個人情報と照合して認証する認証制御部、及び前記認証制御部の指示により文字表示又は音声報知の少なくとも何れかを行う報知部を備えた認証装置に於いて、
前記個人情報登録部に、利用者の個人情報に対応付けて当該利用者の使用言語を示す言語情報が予め登録され、
前記報知部の使用言語を、前記読取部で前記利用者の生体から読取った個人情報に対応付けて前記個人情報登録部に登録された言語情報に基づく言語に切り替え、前記認証制御部が前記読取った個人情報の認証に失敗した場合は、最も照合度合いの高い個人情報に対応付けて前記個人情報登録部に登録された言語情報に基づく言語に切り替える報知制御部を備えたことを特徴とする認証装置。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[出入管理システムの概要]
図1は出入管理システムの概略構成を示した説明図である。
図1において、本実施形態の出入管理システムは、磁気カード12を使用するカード認証装置10−1、非接触ICカード14を使用する非接触カード認証装置10−2、指静脈認証装置10−3、手のひら静脈認証装置10−4、顔認証装置10−5、アクセス制御盤16、電気錠18−1〜18−5、センター装置22、クライアント装置24を備える。
【0020】
なお、
図1の出入管理システムにあっては、アクセス制御盤16にカード認証装置10−1、非接触カード認証装置10−2、指静脈認証装置10−3、手のひら静脈認証装置10−4、顔認証装置10−5といった異なる認証装置を接続しているが、これはアクセス制御盤16に接続可能な認証装置の一例を示すものであり、実際のシステムにあっては、普通の部屋にはカード認証装置10−1や非接触カード認証装置10−2を設置して接続し、セキュリティ性の高い部屋には指静脈認証装置10−3、手のひら静脈認証装置10−4、顔認証装置10−5といった生体認証装置を設置して接続することになる。またアクセス制御盤16は請求項のアクセス制御
装置に対応する。
【0021】
更に、以下の説明では、カード認証装置10−1、非接触カード認証装置10−2、指静脈認証装置10−3、手のひら静脈認証装置10−4、顔認証装置10−5を区別せずに総称する場合は認証装置10又は認証装置10−1〜10−5という。
【0022】
カード認証装置10−1、非接触カード認証装置10−2、指静脈認証装置10−3、手のひら静脈認証装置10−4、顔認証装置10−5は、それぞれ磁気カード12、非接触ICカード14、利用者の指静脈、手のひら静脈、顔を読取って予め登録したそれぞれの個人情報と照合し、照合一致により認証成功を判別した場合に認証信号をアクセス制御盤16へ送信する。
【0023】
アクセス制御盤16は認証装置10−1〜10−5から認証信号を受信した場合、対応する出入口に設けた電気錠18−1〜18−5へ制御信号を出力して解錠制御し、出入を可能とする。
【0024】
センター装置22はLAN(ローカルエリアネットワーク)20を介してアクセス制御盤16と接続し、出入管理システムを設置した施設の地図画面表示などの管理情報を表示する。
【0025】
クライアント装置24はLAN20を介してアクセス制御盤16と接続し、アクセス制御盤16を経由して認証装置10−1〜10−5との間で磁気カード12、非接触ICカード14、指静脈、手のひら静脈、顔を含む個人情報の登録、削除、履歴検索などの各種設定や処理を行う。
【0026】
本実施形態の認証装置10−1〜10−5は、いずれもメッセージを文字表示する表示部とメッセージを音声報知する音声報知部の少なくともいずれか一方もしくは両方を備えている。表示部及び音声報知部は、複数の言語に対応しており、使用言語を切り替えることができる。本発明にあっては、個人情報の認証を行った場合に、個人情報に対応する言語情報に基づき、表示部及び音声報知部で使用する言語を自動的に切り替えるようにしている。
【0027】
[カード認証装置]
(カード認証装置の構成)
図2は
図1のカード認証装置10−1の概略構成を示したブロック図である。
図2において、カード認証装置10−1は、磁気カード読取部26、操作部28、報知部30、認証制御部32a、通信部34、個人情報登録部36a及び報知制御部38を備える。
【0028】
また点線で示す制御ブロック44はCPU、メモリ、各種入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等で構成し、制御ブロック44に含まれる認証制御部32a、個人情報登録部36a及び報知制御部38の機能は例えばCPUによるプログラムの実行により実現する。なお、制御ブロック44に含まれる認証制御部32a、個人情報登録部36a及び報知制御部38の機能は、必要に応じて更に分割或いは統合することができる。
【0029】
磁気カード読取部26は磁気カード12に磁気的に記録している利用者のID番号などの個人情報を読取って読取信号を認証制御部32aに出力する。磁気カード12はテープ状の磁気記録媒体に所定のフォーマットに従って利用者の個人情報を予め記録しており、更に、本実施形態で使用する磁気カード12にあっては、利用者の使用言語を示す言語情報を予め記録している。
【0030】
本実施形態のカード認証装置10−1で対応可能な言語は、日本語以外に、例えば英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語の6ケ国語を対応可能としている。このため磁気カード12に記録する言語情報としては3ビットを割り当てる。言語情報は磁気カード12の個人情報を記録しているフォーマット領域の中の空き領域に記録しても良いし、個人情報を記録しているフォーマット領域に続く領域に記録しても良い。このため磁気カード読取部26は磁気カード12の読取りにより個人情報と言語情報を含む読取信号を認証制御部32aへ出力する。
【0031】
ここで磁気カード認証装置10−1は、文字表示及び音声報知の使用言語として日本語を初期設定しており、初期設定した日本語については磁気カード12にその言語情報を記録する必要はなく、日本語以外の言語を使用する場合に、その言語情報を記録する。これにより日本語以外の言語を使用する利用者の磁気カード12に言語情報を記録するだけで済み、磁気カード
12の発行や管理が簡単になる。
【0032】
操作部28は警戒スイッチ、警戒解除スイッチなどの各種スイッチを備え、各スイッチの操作は認証制御部32aにより受け付けられ、警戒セット、警戒解除などの必要な制御動作が行われる。
【0033】
報知部30は表示部40と音声報知部42を備える。表示部40は、文字表示可能な液晶ディスプレイなどの文字表示部、読取表示灯、解錠表示灯、電源灯などの各種の表示機能を備え、報知制御部38からの表示制御信号を受けて表示動作を行う。
【0034】
音声報知部42は、音声増幅回路及びスピーカを備え、報知制御部38からの音声信号を受けて音声メッセージをスピーカから出力する。通信部34は認証制御部32aの指示によりアクセス制御盤16との間で信号を送受信する。
【0035】
(個人情報の認証制御)
個人情報登録部36aは、
図1のカード認証装置10−1の利用者に発行した磁気カード12に記録したID番号などの個人情報を予め登録している。この個人情報の事前登録は例えば
図1に示したクライアント装置24の操作で行う。
【0036】
認証制御部32aは、磁気カード読取部26の読取信号から得た個人情報と、個人情報登録部36aに予め登録した個人情報と照合し、照合一致による認証成功に基づき通信部34を介してアクセス制御盤16へ認証信号を送信する制御を行い、アクセス制御盤16から磁気カード読取装置10−1に対応する出入口の例えば電気錠18−1へ制御信号を出力して解錠動作を行わせる。
【0037】
また認証制御部32aは認証に成功した場合、報知制御部38へ表示指示を出力する制御を行い、報知制御部38から表示部40へ表示制御信号を出力させ、その読取表示灯及び解錠表示灯を所定時間点灯した後に消灯させる。
【0038】
また認証制御部32aは読取った個人情報の認証に失敗した場合、報知制御部38へメッセージ報知指示を出力する制御を行い、報知制御部38から表示部40の文字表示部へ文字表示制御信号を出力させ、エラーメッセージを表示させると共に、音声報知部42へ音声信号を出力させ、スピーカからエラーメッセージを音声報知させる。
【0039】
この場合、認証制御部32aから報知制御部38へ出力するメッセージ報知指示は、メッセージ種別情報および磁気カード12から読取った言語情報を含む形式とする。
【0040】
また認証制御部32aは、個人情報の認証に失敗した場合以外にも必要に応じて報知制御部38へメッセージ報知指示を出力する制御を行い、表示部40の文字表示部に必要なメッセージを表示させると共に、音声報知部42のスピーカから必要なメッセージを音声報知させる。
【0041】
このようなメッセージとしては例えば次のものがある。
(1)システムの使い方を示すガイダンスメッセージ
(2)アンチパスバックに対するメッセージ
(3)利用時間外のアクセスに対するメッセージ
【0042】
ここで、アンチパスバックとは、共連れによる不正通行を防ぐため、入室側のカード認証装置を使用しないと、退室側のカード認証装置を使用できないように入退出制限をかけることをいう。このようなアンチパスバックの対象となった利用者の退室の際のカード読取において、認証制御部32aは読取った個人情報の認証に成功するが、アンチパスバックと認識して認証信号の送信による電気錠18−1等の解錠は行わず、不正通行となっていることを示すメッセージの表示と音声報知を行う。
【0043】
また利用時間帯を設定している場合には、時間外のアクセスに対し利用時間外であることを示すメッセージの表示と音声報知を行う。
【0044】
(使用言語の切替制御)
報知制御部38は、表示及び音声報知に使用するメッセージ情報を、日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語に分けて予め記憶している。
【0045】
また報知制御部38は、認証制御部32aからのメッセージ報知指示を受けた場合、当該メッセージ報知指示に含まれたメッセージ種別情報と磁気カード12から読取った言語情報に基づき、対応する言語のメッセージ情報を読み出し、それぞれ文字表示制御信号および音声信号に変換して表示部40と音声報知部42に出力する制御を行い、磁気カード12から読取った言語情報に基づく利用者の使用する言語に切り替えてメッセージの文字表示と音声報知を行わせる。
【0046】
なお、報知制御部38はメッセージ報知指示に言語情報が含まれていなかった場合は、磁気カード12に言語情報を記録していない初期設定した日本語の場合であることから、日本語のメッセージ情報を読み出し、日本語による文字表示と音声報知を行わせる。
【0047】
(カード認証動作)
図3は
図2のカード認証装置10−1による認証動作の概略を示したフローチャートである。
【0048】
図3において、ステップS1(以下「ステップ」は省略)で磁気カード読取部26により磁気カード12から利用者の個人情報と言語情報を読取って読取信号を認証制御部32aに出力する。
【0049】
続いてS2に進み、認証制御部32aは読取信号から取得した個人情報を個人情報登録部36aに登録している個人情報と照合する認証を行う。この認証につき、照合一致により認証成功を判別した場合はアクセス制御盤16へ認証信号を出力し、対応する電気錠18−1等の解錠を行わせる。認証に失敗した場合は電気錠18−1等の解錠は行わない。
【0050】
続いてS3に進み、認証制御部32aは認証処理に伴うメッセージ報知を必要とする場合は、報知制御部38へメッセージ報知ありを判別してステップS4に進み、メッセージ種別情報とS1で読取った言語情報を含むメッセージ報知指示を報知制御部38へ出力する。
【0051】
続いてS5に進み、報知制御部38はメッセージ報知指示に含まれたメッセージ種別情報と言語情報に基づき、例えば英語のメッセージ情報を読み出すことで使用言語の切替制御を行い、S6で文字表示制御信号と音声信号を表示部40と音声報知部42に出力し、磁気カード12から読取った言語情報に基づく利用者の使用言語である例えば英語によるメッセージの表示と音声報知を行う。
【0052】
[非接触カード認証装置]
図1に示した非接触カード認証装置10−2の構成は、
図2に示したカード認証装置10−1の磁気カード読取部26を、非接触ICカード14の読取り機能を備えた非接触カード読取部に変更すれば良い。また非接触ICカード14には、磁気カード12と同様に、利用者を特定するためのID番号などの個人情報に加え、利用者の使用言語、例えば初期設定した日本語以外の言語を示す言語情報を予め記録している。
【0053】
それ以外のカード認証装置10−1における操作部28、報知部30、認証制御部32a、通信部34、個人情報登録部36a、報知制御部38の構成及び制御動作は、非接触カード認証装置10−2の場合も同様であることから、その説明を省略する。
【0054】
[指静脈認証装置]
(指静脈認証装置の構成)
図4は指静脈認証装置10−3の概略構成を示したブロック図である。
図4において、指静脈認証装置10−3は、指静脈読取部46、操作部28、報知部30、認証制御部32b、通信部34、個人情報登録部36b、報知制御部38を備え、報知部30は表示部40と音声報知部42を備える。
【0055】
また点線で示す制御ブロック44はCPU、メモリ、各種入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等で構成し、制御ブロック44に含まれる認証制御部32b、個人情報登録部36b、報知制御部38の機能を例えばCPUによるプログラムの実行により実現する。なお、制御ブロック44に含まれる認証制御部32b、個人情報登録部36b及び報知制御部38の機能は、必要に応じて更に分割或いは統合することができる。
【0056】
ここで、操作部28、報知部30及び通信部34は
図2のカード認証装置10−1と基本的に同様の構成であることから、その説明を省略する。
【0057】
指静脈読取部46は利用者の所定の指、例えば右人差し指の指静脈パターンを読取り、当該パターンの中の所定の特徴点(複数点)の情報を抽出して指静脈個人情報を生成し、当該指静脈個人情報を含む読取信号を認証制御部32bに出力する。
【0058】
(指静脈個人情報と言語情報の登録)
個人情報登録部36bは、
図1の指静脈認証装置10−3を利用する利用者の指静脈個人情報を予め登録している。この指静脈個人情報の登録は、例えば
図1のクライアント装置24側に登録用の指静脈読取装置を接続し、クライアント装置24の操作で読取った指静脈個人情報を指静脈認証装置10−3に転送して登録する。この登録に使用する指静脈個人情報は、指静脈読取部46の場合と同様に、利用者の例えば右人差し指の指静脈パターンを読取り、当該パターンの中の所定の特徴点(複数点)の情報を抽出して生成した情報である。
【0059】
更に、個人情報登録部36bには、利用者の指静脈個人情報に対応付けて同じ利用者の使用言語を示す言語情報を予め登録する。この言語情報の登録もクライアント装置24の操作で行う。
【0060】
ここで、指静脈認証装置10−3も使用言語として日本語を初期設定していることから、個人情報登録部36bには日本語以外の言語を使用する利用者について、指静脈個人情報に対応付けて使用言語を示す言語情報を登録する。
【0061】
(指静脈個人情報の認証制御)
認証制御部32bは、指静脈読取部46の読取信号から取得した指静脈個人情報と、個人情報登録部36bに登録した指静脈個人情報とを照合し、照合一致による認証成功に基づき通信部34を介してアクセス制御盤16へ照合信号を送信する制御を行い、指静脈認証装置10−3に対応する出入口に設けた電気錠の解錠を行わせる。
【0062】
また認証制御部32bは認証に成功した場合、報知制御部38へ表示指示を出力する制御を行い、報知制御部38から表示部40へ表示制御信号を出力させ、その読取表示灯及び解錠表示灯を一時的に点灯させる。
【0063】
また認証制御部32bは指静脈読取部46で読取った指静脈個人情報の認証に失敗した場合などのメッセージ報知を必要とする場合、メッセージ種別情報と個人情報登録部36bから読み出した言語情報を含むメッセージ報知指示を報知制御部38へ出力する制御を行う。
【0064】
ここで、指静脈読取部46で読取った指静脈個人情報の認証に失敗した場合には、個人情報登録部36bに登録している指静脈個人情報を特定できないため、これに対応付けして登録した言語情報を取得することができない。しかしながら、指静脈個人情報の照合処理にあっては、照合一致の度合いが所定の閾値以上の場合に照合一致と判別しており、閾値には満たないが、閾値未満の候補は1又は複数得られている。このため閾値未満ではあるが、その中で最も照合一致の度合いの高い第1候補を特定することで、第1候補の指静脈情報に対応付けした言語情報を個人情報登録部36bから読み出すことができる。
【0065】
報知制御部38は、表示及び音声報知に使用するメッセージ情報を例えば日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語に分けて予め記憶している。
【0066】
また報知制御部38は、認証制御部32bからメッセージ報知指示を受けた場合、当該メッセージ報知指示に含まれたメッセージ種別情報と言語情報に基づき、対応する言語のメッセージ情報を読み出し、文字表示制御信号および音声信号に変換してそれぞれ表示部40と音声報知部42に出力する制御を行い、読取った指静脈個人情報に基づく利用者の使用言語に切り替えてメッセージの表示と音声報知を行わせる。
【0067】
なお、報知制御部38はメッセージ報知指示に言語情報が含まれていなかった場合は、初期設定した日本語であることを認識して日本語のメッセージ情報を読み出し、日本語による文字表示と音声報知を行わせる。
【0068】
(指静脈の認証動作)
図5は
図4の指静脈認証装置10−3による認証動作の概略を示したフローチャートである。
図5において、S11で指静脈読取部46により利用者の指静脈パターンを検出して特徴点の抽出による指静脈個人情報を生成し、これを含む読取信号を認証制御部32bに出力する。
【0069】
続いてS12に進み、認証制御部32bは読取信号から取得した指静脈個人情報を、個人情報登録部36bに登録している指静脈個人情報と照合する認証を行う。
【0070】
この認証につき、照合一致により認証成功を判別した場合はアクセス制御盤16へ認証信号を出力し、対応する電気錠18−3の解錠を行わせる。認証に失敗した場合は電気錠18−3の解錠は行わない。
【0071】
続いてS13に進み、認証制御部32bは認証処理に伴うメッセージ報知の有無を判別し、メッセージ報知有りを判別するとS14に進み、個人情報登録部36bから指静脈個人情報に対応付けした言語情報を読み出し、報知制御部38へメッセージ種別と言語情報を含むメッセージ報知指示を出力する。
【0072】
ここで、S12の認証結果が認証成功であれば、特定した指静脈個人情報に対応付けた言語情報を個人情報登録部36bから読み出してメッセージ報知指示を出力するが、認証失敗の場合は、認証に失敗した中で照合一致の度合いが最も高い第1候補の指静脈個人情報に対応付けした言語情報を個人情報登録部36bから読み出してメッセージ報知を指示する。
【0073】
続いてS15に進み、報知制御部38は認証制御部32bからのメッセージ報知指示のメッセージ種別情報と言語情報に基づき、例えば英語のメッセージ情報を読み出すことで使用言語の切替制御を行い、S16で文字表示制御信号と音声信号を表示部40と音声報知部42に出力し、指静脈読取部46で読取った利用者の指静脈個人情報に対応付けした言語情報により例えば英語によるメッセージの表示と音声報知を行う。
【0074】
[手のひら静脈認証装置]
図1に示した手のひら静脈認証装置10−4の構成は、
図4に示した指静脈認証装置10−3の指静脈読取部46を、手のひら静脈の読取り機能を備えた読取部に変更し、手のひら静脈パターンを検出して所定の特徴点(複数点)を抽出した手のひら静脈個人情報を生成し、手のひら静脈個人情報を含む読取信号を認証制御部32bに出力して認証を行わせる。
【0075】
また個人情報登録部36bは、
図1の手のひら静脈認証装置10−4を利用する利用者の手のひら静脈個人情報と、利用者の使用言語を示す言語情報を予め登録している。この場合も、初期設定した日本語以外の言語について言語情報を登録する。
【0076】
これ以外の、指静脈認証装置10−3における操作部28、報知部30、認証制御部32b、通信部34、報知制御部38の構成及び制御動作は、手のひら静脈認証装置10−4の場合も同様であることから、その説明を省略する。
【0077】
[顔認証装置]
図1に示した顔認証装置10−5の構成は、
図4に示した指静脈認証装置10−3の指静脈読取部46を、顔の読取り機能を備えた読取部に変更し、顔パターンを検出して所定の特徴点を抽出した顔個人情報を生成し、これを含む読取信号を認証制御部32bに出力して認証処理を行わせる。
【0078】
また個人情報登録部36bは、
図1の顔認証装置10−5を利用する利用者の顔個人情報と、利用者の使用言語を示す言語情報を予め登録する。この場合も、初期設定した日本語以外の言語について言語情報を登録する。
【0079】
それ以外の、指静脈認証装置10−3における操作部28、報知部30、認証制御部32b、通信部34、報知制御部38の構成及び制御動作は、顔認証装置10−5の場合も同様であることから、その説明を省略する。
【0080】
[カード認証装置及び非接触カード認証装置の変形例]
図4に示した言語情報を個人情報に対応付けて認証装置側に登録して使用言語を切り替える実施形態は、
図1のカード認証装置10−1及び非接触カード認証装置10−2にも適用することができる。
【0081】
この場合、磁気カード12および非接触ICカード14に利用者の使用言語に対応した言語情報を記録する必要はない。
【0082】
カード認証装置10−1及び非接触カード認証装置10−2の構成は、
図4に示した指静脈認証装置10−3の指静脈読取部46を、それぞれ磁気カード読取部と非接触カード読取部に変更する。また個人情報登録部36bは、利用者の保有する磁気カード12又は非接触ICカード14に記録したと同じ個人情報と、利用者の使用言語を示す言語情報を予め登録する。この場合も、初期設定した日本語以外の言語について言語情報を登録する。
【0083】
それ以外の、指静脈認証装置10−3における操作部28、報知部30、認証制御部32b、通信部34、報知制御部38の構成及び制御動作は、カード認証装置10−1及び非接触カード認証装置10−2の場合も同様であることから、その説明を省略する。
【0084】
なお、本実施形態で、磁気カード12及び非接触ICカード14に言語情報を記録しても良く、この場合、個人情報登録部36bに登録した言語情報は、磁気カード12及び非接触ICカード14から言語情報を読取ることができなかった場合のバックアップとして利用することもできる。
【0085】
[本発明の変形例]
(認証装置)
上記の実施形態の認証装置として、カード認証装置、非接触カード認証装置、指静脈認証装置、手のひら静脈認証装置、顔認証装置を例にとるものであったが、本発明はこれに限定されず、適宜の個人情報を認証する認証装置を含む。
【0086】
(初期設定した使用言語の言語情報)
上記の実施形態では、利用者が最も多い日本語については認証装置の使用言語として初期設定することで、言語情報のカード側への記録または認証装置側への登録を不要としているが、初期設定している日本語についても、他の言語と同様に、言語情報のカード側への記録または認証装置側への登録を行っても良い。このように全ての使用可能な言語につき言語情報をカード側への記録または認証装置側への登録とすることで、個人情報と共に行う言語情報の登録に関する設定操作を共通化して作業効率を高めたり、管理業務を容易にすることを可能とする。
【0087】
なお、設定された言語によるメッセージ報知は、必ずしも表示と音声の両方をおこなう必要はなく、表示のみであっても良い。
【0088】
各認証装置の設置付近には初期設定の言語を理解できる人が多いことが予想できることから、周囲の人にメッセージを聞かれるのを迷惑がる利用者もいることから、初期言語が設定されている利用者には、表示のみでメッセージを行う様にしてもよい。
【0089】
また、初期設定の言語以外の言語でメッセージ報知を行った場合には、所定時間経過したのちに、もしくは個人情報の読み取った後に扉を解錠して出入動作が正常に完了した際には、初期設定の言語による報知可能状態に切り換わる。初期設定以外の言語での報知時には、初期設定の言語と利用者に設定された言語を切り換えて両方の言語で報知するようにしてもよい。
【0090】
(アクセス制御)
上記の実施形態にあっては、認証装置と電気錠などの機器を制御するアクセス制御盤とを分けているが、認証装置とアクセス制御盤の制御機能を一体化しても良い。
【0091】
個人
情報登録部36a、36bは各認証装置10側に設けず、アクセス制御盤16、センター装置22又はクライアント装置24側に設けて、利用者の個人認証の度にアクセス制御盤等に設けられた個人情報登録部に問い合わせて電気錠18の解錠制御や報知部30の報知制御を行うようにしても良い。この場合は、アクセス制御盤等を含めて本特許請求の範囲の認証装置と呼ぶ。アクセス制御盤16を複数台備えた場合には、クライアント装置24で設定された利用者の個人情報(言語情報含む)が各アクセス制御盤16や認証装置10に備えた個人情報登録部36に登録されて、言語情報の参照等が行わ。
【0092】
(その他)
利用者が所持して出入時に使用する個人情報が格納された装置としては、上記の実施形態の磁気カードや非接触ICカードに限らず、携帯電話などの個人認証時に使用する情報が記録可能な個人情報記録手段であれば特に限定されない。
【0093】
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。