(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
系統と負荷とを接続する少なくとも1つの電力線上であって、再生可能エネルギー発電装置が接続された分岐点よりも前記系統側又は前記負荷側に設置されたセンサの位置を判定するセンサ位置判定方法において、
前記再生可能エネルギー発電装置の出力が第1レベルであるとき、前記センサの第1検出値を取得する第1取得ステップと、
前記出力が前記第1レベルと異なる第2レベルであるとき、前記センサの第2検出値を取得する第2取得ステップと、
前記第1検出値と前記第2検出値との比較に基づいて、前記センサの位置を判定する判定ステップと、
前記第1取得ステップと、前記第2取得ステップと、前記判定ステップとを複数回行い、前記センサの位置の判定結果をそれぞれ記憶するステップと、
複数の前記判定結果のうち最も多い結果を特定するステップと
を含むセンサ位置判定方法。
請求項1又は2に記載のセンサ位置判定方法において、前記第1取得ステップの後に、出力を変化させるよう前記再生可能エネルギー発電装置を制御するステップを更に含むセンサ位置判定方法。
系統と負荷とを接続する電力線上であって、再生可能エネルギー発電装置が接続された分岐点よりも前記系統側又は前記負荷側に設置されたセンサの位置を判定するセンサ位置判定装置であって、
前記再生可能エネルギー発電装置の出力が第1レベル及び第2レベルそれぞれであるとき、前記センサの第1検出値及び第2検出値をそれぞれ複数回取得する取得部と、
前記第1検出値と前記第2検出値との比較に基づいて、前記センサの位置を複数回判定する制御部と、
前記センサの位置の判定結果をそれぞれ記憶する記憶部と
を備え、
前記制御部は、複数の前記判定結果のうち最も多い結果を特定する、センサ位置判定装置。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
【0017】
(第1実施形態)
センサ位置判定システム100は、
図1に示すように、センサ位置判定装置101と、商用電力系統(以下、適宜、系統と略記する)103と、負荷105と、再生可能エネルギー発電装置107と、非再生可能エネルギー供給装置109と、センサ111とを含む。なお、
図1において、センサ111は、2つ記載されているが、これは、電力線113上の第1分岐点B1よりも負荷側の第1位置P1、又は第1分岐点B1よりも系統側の第2位置P2の何れかにセンサ111が設置されることを意味する。第1位置P1は、センサ位置判定システム100が押し上げ効果のある仕様(押し上げ効果を利用可能な仕様)である場合のセンサ111の正しい位置である。つまり、この場合、第2位置P2は、センサ111にとって誤った位置となる。一方、センサ位置判定システム100が押し上げ効果のない仕様(押し上げ効果を利用不可能な仕様)である場合は、センサ111にとって、第2位置P2が正しい位置であり、第1位置P1が誤った位置である。
【0018】
商用電力系統103は、電力線113(
図1の実線)により負荷105と接続されている。
図1では、電力系統の配電方式として単相二線式が想定されているが(接地線は省略)、本発明は単相二線式に限定されるものではなく、例えば、単相三線式にも適用できる(第2実施形態参照)。電力線113は、第1分岐点B1で分岐され、再生可能エネルギー発電装置107に接続されている。また、電力線113は、第1分岐点B1よりも負荷側の第2分岐点B2でも分岐され、非再生可能エネルギー供給装置109に接続されている。これにより、商用電力系統103、再生可能エネルギー発電装置107及び非再生可能エネルギー供給装置109は、電力線113を介して、負荷105に電力を供給できる。
【0019】
再生可能エネルギー発電装置107、非再生可能エネルギー供給装置109及びセンサ111は、有線又は無線の信号線115(
図1の破線)により、センサ位置判定装置101と接続され、信号(データ)を送受信できる。
【0020】
センサ位置判定装置101は、第1位置P1又は第2位置P2に設置されたセンサ111の位置を判定するものであり、例えば、EMS(Energy Management System)装置として実現することができる。センサ位置判定装置101が備える構成要素及びセンサ位置判定装置101の処理の詳細については後述する。なお、本発明は、センサ位置判定装置101を、再生可能エネルギー発電装置107及び非再生可能エネルギー供給装置109とは別個の装置として実現することに限定されるものではない。例えば、センサ位置判定装置101を、再生可能エネルギー発電装置107又は非再生可能エネルギー供給装置109の一部(例えば、制御部)として実現してもよい。
【0021】
商用電力系統103は、電力会社により管理されているものであり、負荷105に電力を供給したり(買電)、再生可能エネルギー発電装置107からの電力を受けたり(売電)する。負荷105は、例えば、エアコンや冷蔵庫、TV(テレビジョン受像機)等の家庭用電気製品である。
【0022】
再生可能エネルギー発電装置107は、再生可能エネルギーから電力を生成するものであり、例えば、太陽電池装置、風力発電装置、波力発電装置である。本実施形態では、再生可能エネルギー発電装置107は、太陽電池装置であるとする(以下、太陽電池装置にも107の符号を使用する)。太陽電池装置107は、太陽電池121と、太陽電池PCS(Power Conditioning System)123とを有している。太陽電池121は、太陽光の受光に応じて、直流出力を出力し、太陽電池PCS123は、直流出力を交流出力に変換する。太陽電池PCS123からの交流の出力は、電流又は電力であり、以下、本実施形態では、電流であるとする。また、太陽電池装置107は、太陽電池PCS123からの交流出力を検出するセンサを有することもできる。また、当該センサは、検出した値をセンサ位置判定装置101に送信することができる。
【0023】
非再生可能エネルギー供給装置109は、非再生可能エネルギーから電力を生成するものであり、例えば、蓄電装置、燃料電池装置である。本実施形態では、非再生可能エネルギー供給装置109は、蓄電装置であるとする(以下、蓄電装置にも109の符号を使用する)。蓄電装置109は、蓄電池125と、蓄電池PCS127とを有している。蓄電池125は、商用電力系統103や太陽電池装置107からの電力を蓄積したり、蓄積されている電力を直流出力として出力したりする。蓄電池PCS127は、蓄電池125からの直流出力を交流出力に変換したり、系統側からの交流出力を直流出力に変換したりする。蓄電池PCS127からの交流の出力は、電流又は電力であり、以下、本実施形態では、電流であるとする。また、蓄電装置109は、蓄電池PCS127からの交流出力を検出するセンサを有することもでき、当該センサは、検出した値をセンサ位置判定装置101に送信することができる。
【0024】
センサ111は、電力線113上の設置位置での電流値又は電力値を検出するものであり、蓄電装置109からの出力電流の商用電力系統103への逆潮流を防止するための逆潮流センサである。センサ111は、検出した値(検出値)を、信号線115を介してセンサ位置判定装置101に送信する。以下、本実施形態では、検出値は電流値であるとする。
【0025】
なお、
図1において、負荷105、再生可能エネルギー発電装置107及び非再生可能エネルギー供給装置109は、それぞれ1つ示されているが、本発明はこの態様に限定されるものではなく、それぞれ2つ以上設けることができる。この場合、2つ以上の再生可能エネルギー発電装置は、第1分岐点B1に関してそれぞれが並列になるよう接続される。また、2つ以上の負荷及び非再生可能エネルギー供給装置は、第2分岐点B2に関してそれぞれ並列となるように接続される。
【0026】
センサ位置判定装置101は、
図2に示すように、取得部131と、記憶部133と、通信部135と、制御部137とを有している。取得部131と、記憶部133と、通信部135とは、制御部137に接続されている。
【0027】
取得部131は、センサ111から、電流値を取得するものであり、例えば、センサ111と通信を行う通信部としての機能を有する。また、本発明では、センサ111がセンサ位置判定装置101から独立した別個のものとして実現されることに限定されるものではなく、センサ自体を内包するような形でセンサ位置判定装置101を構成することもできる。この場合、取得部131を、センサ自体、又はセンサからのアナログ信号を制御部137が扱えるデジタル信号に変換するためのADC(Analog to Digital Converter)とすることができる。なお、
図2において、太陽電池装置107及び蓄電装置109と通信するための後述の通信部135を、取得部131と別個の機能ブロックとして表現しているが、取得部131が通信部としての機能を有する場合、この態様に限定されない。つまり、本発明は、取得部131と通信部135とを別個のハードウェアにより実現することに限定されるものではない。センサ位置判定装置101は、取得部131の機能と通信部135の機能とを併せ持つ1つの通信部を有することができる。
【0028】
記憶部133は、センサ位置判定装置101の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムや、取得した電流値等の各種情報を記憶するものであり、ワークメモリ等としても機能する。記憶部133は、例えば、メモリやHDDである。通信部135は、信号線115を介して太陽電池装置107及び蓄電装置109に、出力電流を制御するための指示信号を送信するものである。
【0029】
制御部137は、センサ位置判定装置101の各機能ブロックを実現する処理内容を記述したプログラムを実行するものであり、例えば、CPU(中央処理装置)やDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等である。これにより、制御部137は、センサ位置判定装置101の全体を制御及び管理している。制御部137が行う処理については、後述の
図3の説明にて詳述する。
【0030】
続いて、センサ位置判定装置101のセンサ位置判定方法について、
図3を参照して説明する。
【0031】
まず、センサ位置判定装置101の制御部137は、通信部135を制御して、あるレベル(第1レベル)での電流出力を指示する信号(以下、第1レベル指示信号と称する)を太陽電池装置107に送信する(ステップS101)。太陽電池装置107からの電流が第1レベルであるとき、センサ111は、設置されている位置での電流を検出し、その値(第1電流値)をセンサ位置判定装置101に送信する。これにより、センサ位置判定装置101の取得部131は、第1電流値を取得することになり、この第1電流値を制御部137に送る(ステップS102)。そして、制御部137は、第1電流値を記憶部133に記憶させる。
【0032】
続いて、制御部137は、通信部135を制御して、第1レベルと異なる第2レベルでの電流出力を指示する信号(以下、第2レベル指示信号と称する)を太陽電池装置107に送信する(ステップS103)。太陽電池装置107からの電流が第2レベルであるとき、センサ111は、設置されている位置での電流を検出し、その値(第2電流値)をセンサ位置判定装置101に送信する。これにより、センサ位置判定装置101の取得部131は、第2電流値を取得することになり、この第2電流値を制御部137に送る(ステップS104)。そして、制御部137は、第2電流値を記憶部133に記憶させる。
【0033】
次に、制御部137は、記憶部133に記憶されている第1電流値と第2電流値とを比較し(ステップS105)、当該比較に基づいてセンサ111の位置を判定する。センサ111が第1位置P1又は第2位置P2に設置されている場合それぞれにおいて、太陽電池装置107からの出力変化がどのようにセンサ111の検出値に影響を及ぼすかについて以下説明する。なお、蓄電装置109からの出力は、通信部135から蓄電装置109への指示信号の送信により、一定(0も含む)であり、Isとする。また、蓄電装置109から負荷105に出力される方向が正であるとする。つまり、Isが一定の負の値である場合、蓄電装置109は充電していることを意味する。また、負荷105の駆動に必要な電流値は、ほぼ変動しないものとし、Id(>0)とする。負荷が変化する場合のセンサ位置判定方法については、第3及び第4実施形態で説明する。
【0034】
まず、センサ111が第1位置P1に設置されているとする。この場合のセンサ111が検出する電流値をI1とする。このとき、I1+Is=Idという式が成立する。I1は、商用電力系統103からの電流と太陽電池装置107からの電流との双方、又はいずれか一方であるが、IsとIdが一定である以上、商用電力系統103及び太陽電池装置107からの出力変化にかかわらず、I1は一定である。つまり、蓄電装置109の出力が正の値でも負の値でも、太陽電池装置107の出力の減少分(増加分)、商用電力系統103からの出力が増加(減少)するので、I1は一定に維持される。よって、ステップS102及びS104によって取得された第1電流値と第2電流値とが同じである場合(ステップS105のYes)、制御部137は、押し上げ効果の有無の仕様に関係なく、センサ111の位置が、第1分岐点B1よりも負荷側、つまり第1位置P1であると判定する(ステップS106)。なお、第1電流値と第2電流値とが同じであるとは、厳密な同一に限定されるものではない。例えば、誤差範囲を予め定め、第1電流値と第2電流値との差分が当該誤差範囲内であるならば、第1電流値と第2電流値とは同じであるとみなすことができる。これにより、例えば、センサ111に検出誤差が存在するような場合にも本発明を適用できる。上記のような誤差範囲は、例えば、電流センサの定格誤差である。
【0035】
次に、センサ111が第2位置P2に設置されているとする。この場合のセンサ111が検出する電流値をI2とする。センサ位置判定システム100が押し上げ効果のない仕様である場合(つまり、Is=0である場合)は、太陽電池装置107からの電流は、商用電力系統103よりも負荷105に優先的に供給される。太陽電池装置107からの電流が増加(又は減少)すると、第1位置P1での電流(I1とする)における太陽電池装置107からの電流の占める割合が大きく(又は小さく)なる。しかし、I1は一定であるため、太陽電池装置107からの電流の増加(又は減少)に応じて、商用電力系統103からの電流は減少(又は増加)する。よって、センサ位置判定システム100が押し上げ効果のない仕様である場合は、センサ111の電流値I2は、商用電力系統103からの電流を反映して、変化することになる。
【0036】
一方、センサ位置判定システム100が押し上げ効果のある仕様である場合(つまり、Is>0である場合)は、太陽電池装置107からの電流は、負荷105よりも商用電力系統103に優先的に供給される。太陽電池装置107からの電流が増加(又は減少)すると、第2位置P2において商用電力系統103へ流れる電流が増加(又は減少)する。センサ位置判定システム100が押し上げ効果のある仕様である場合は、負荷105が必要とする電流は、蓄電装置109からの電流で賄われているので、商用電力系統103からの出力は変化しない。よって、センサ位置判定システム100が押し上げ効果のある仕様である場合は、センサ111の電流値I2は、太陽電池装置107からの電流を反映して、変化することになる。なお、センサ位置判定システム100が押し上げ効果のない仕様である場合にも、太陽電池装置107からの電流が負荷105において必要な電流を超えている場合、この差分の余剰電流は、商用電力系統103へ流れることになる。この場合も、センサ位置判定システム100が押し上げ効果のある仕様である場合と同様、センサ111の電流値I2は、太陽電池装置107からの電流を反映して、変化することになる。
【0037】
よって、押し上げ効果の有無の仕様に関係なく、ステップS102及びS104によって取得された第1電流値と第2電流値とが異なる場合(ステップS105のNo)、制御部137は、センサ111の位置が、第1分岐点B1よりも系統側、つまり第2位置P2であると判定する(ステップS107)。
【0038】
本実施形態のセンサ位置判定装置101は、センサ位置の判定と併せて、センサ111の極性を特定することもできる。センサ111の極性とは、センサ111が検出する電流の向き(負荷105へ流れる向き又は商用電力系統103へ流れる向き)と検出値の正負との対応関係である。センサ111は、例えば、ループコイル型であり、このようなセンサは、取り付け向きを逆にすると極性が逆になる。このように、センサ111の取り付け向きが逆であった場合、センサ111の検出値の正負の符号が逆になった状態で出力され得る。
【0039】
センサ111が第1位置P1に設置されている場合(ステップS106)、制御部137は、検出値I1に関する第1電流値又は第2電流値の符号に基づいて、センサ111の極性を特定できる。第1位置P1では、電流は系統側から負荷側へ流れる。そのため、検出値I1が一定の正の値、つまり第1電流値又は第2電流値の符号が正である場合(ステップS108のYes)、制御部137は、センサ111の極性は系統側が正であると特定する(ステップS109)。また、検出値I1が一定の負の値、つまり第1電流値又は第2電流値の符号が負である場合(ステップS108のNo)、制御部137は、センサ111の極性は負荷側が正であると特定する(ステップS110)。
【0040】
また、センサ111が第2位置P2に設置されている場合(ステップS107)、制御部137は、太陽電池装置107の出力に関する第1レベルから第2レベルへの変化量の符号と、検出値I2に関する第1電流値から第2電流値への変化量の符号との比較に基づいて、センサ111の極性を特定できる。センサ位置判定システム100が押し上げ効果のない仕様である場合、上述したように、太陽電池装置107からの電流が増加(又は減少)すると、その分、第2位置P2での負荷側への電流は減少(又は増加)、つまり系統側への流れは増加(又は減少)する。ここで、増加(又は減少)は、変化量の符号が正(又は負)を意味する。また、センサ位置判定システム100が押し上げ効果のある仕様である場合は、太陽電池装置107からの電流が増加(又は減少)すると、その分、第2位置P2での系統側への電流は増加(又は減少)、つまり負荷側への流れは減少(又は増加)する。よって、押し上げ効果の有無の仕様に関係なく、センサ111の極性と、太陽電池装置107の出力変化と、センサ111の検出値変化との関係は以下の表1のようになる。
【0042】
よって、太陽電池装置107からの電流の変化量の符号と、検出値(電流値)I2の変化量の符号とが異なる場合(ステップS111のYes)、制御部137は、センサ111の極性は系統側が正であると特定する(ステップS112)。また、太陽電池装置107からの電流の変化量の符号と、検出値I2の変化量の符号とが同じである場合(ステップS111のNo)、制御部137は、センサ111の極性は負荷側が正であると特定する(ステップS113)。
【0043】
このように本実施形態では、センサ位置判定装置101の取得部131は、太陽電池装置107からの電流が第1レベル及び第2レベルそれぞれであるとき、センサ111の第1電流値及び第2電流値をそれぞれ取得し、制御部137は、第1電流値と第2電流値との比較に基づいて、センサ111の位置を判定する。具体的には、制御部137は、第1電流値と第2電流値とが同じである場合、センサ111の位置は、第1分岐点B1よりも負荷側であると判定できる。また、制御部137は、第1電流値と第2電流値とが異なる場合、センサ111の位置は、第1分岐点B1よりも系統側であると判定できる。よって、センサ111の位置を、作業員の目視に頼らずとも特定することができ、センサ111の位置の特定に必要な手間及び費用を抑えることができる。センサ111の管理が容易になることにより、センサ111の設置を伴う太陽電池装置107及び蓄電装置109の導入が促進される。太陽電池装置107及び蓄電装置109の設置数の増加により、商用電力系統103からの電力供給が抑えられる。これにより、電力事業者からの電力供給を減らすという観点に基づく省エネルギーを推進することができる。その結果、電力事業者の火力発電によって排出されるCO
2の削減が実現される。
【0044】
また、本実施形態において、制御部137は、第2レベル指示信号を通信部135に送信させることにより、出力電流を第2レベルに変化させるよう太陽電池装置107を制御することができる。つまり、太陽電池装置107の出力変化は、天気の変化に連動して、自然発生的に変化したものではなく、制御部137の制御により意図的に変化されたものであってもよい。よって、本実施形態は、自然現象に頼らず、任意の時間に、センサ111の位置の判定が可能である。
【0045】
また、本実施形態において、制御部137は、センサ111における第1電流値と第2電流値とが同じである場合、第1電流値又は第2電流値の符号に基づいて、センサ111の極性を特定することができる。また、制御部137は、第1電流値と第2電流値とが異なる場合、太陽電池装置107における第1レベルから第2レベルへの変化量の符号と、第1電流値から第2電流値への変化量の符号との比較に基づいて、センサ111の極性を特定することができる。これにより、作業員の目視に頼らずとも、センサ111の取付向きを特定することができる。また、センサ111が、予め決められている取付向きと逆向きに取り付けられてしまった場合にも、この誤ったセンサ111を容易に見つけ出すことができる。更に、制御部137は、センサ111の検出値に−1を掛けることにより、センサ111を実際に現場で取り付け直すことなく、センサ111の極性を変更することができる。なお、センサ111の極性の変更は、−1を掛けるという演算に限定されるものではなく、検出値の符号を逆転させる如何なる方法により実現することができる。例えば、制御部137は、センサ111の検出値を絶対値で扱うことにより、センサ111の極性を変更することもできる。
【0046】
(第2実施形態)
第1実施形態では、1つのセンサの位置判定について説明したが、第2実施形態では、複数のセンサの位置判定について説明する。
【0047】
第1実施形態と同様、センサ位置判定システム200は、
図4に示すように、センサ位置判定装置201と、商用電力系統203と、負荷205(205a及び205b)と、再生可能エネルギー発電装置207と、非再生可能エネルギー供給装置209と、センサ211(211a及び211b)とを含む。
【0048】
商用電力系統203と負荷205とは、電力線213に接続されている。本実施形態では、電力系統の配電方式は単相三線式であるとする。よって、電力線は、複数の電力線、具体的には、2本の電圧線a、bと、1本の接地線cとを含んでいる。センサ211aと211bは、2本の電圧線a、bそれぞれにおいて、負荷側の第1位置P1又は系統側の第2位置P2の何れかに揃えて設置される。電力線213は、第1分岐点B1及びB2で分岐され、再生可能エネルギー発電装置207及び非再生可能エネルギー供給装置209にそれぞれ接続されている。
【0049】
センサ位置判定システム100と共通するセンサ位置判定システム200の構成要素の説明は、第1実施形態の構成要素と同一であるため、省略する。また、本実施形態においても、再生可能エネルギー発電装置207及び非再生可能エネルギー供給装置209はそれぞれ、太陽電池装置及び蓄電装置であるとする。太陽電池装置207及び蓄電装置209の構成要素(太陽電池、太陽電池PCS、蓄電池、蓄電池PCS)は、第1実施形態と同様であるため、説明及び
図4における図示は省略する。
【0050】
第2実施形態に係るセンサ位置判定装置201が備える機能ブロックは、第1実施形態と同様、取得部231と、記憶部233と、通信部235と、制御部237とである。制御部237以外の機能部231、233及び235は、対応する
図2の機能部131、133及び135と同じ機能を有するので、説明は省略する。制御部237が行う処理については、後述の
図5の説明にて詳述する。
【0051】
第2実施形態に係るセンサ位置判定装置201のセンサ位置判定方法について、
図5を参照して説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係るセンサ位置判定装置の処理を示すフローチャートである。以下、第1実施形態と異なる部分を特に重点的に説明する。なお、第1実施形態と同様、太陽電池装置207から出力されるものは、電流であり、センサ211a及び211bが検出するものは電流値であるとする。
【0052】
まず、センサ位置判定装置201の制御部237は、2つのセンサ211a及び211bの極性を統一させる(ステップS201)。具体的には、まず、制御部237は、太陽電池装置207に任意の電流を出力させ、そのときのセンサ211a及び211bにより検出された電流値を取得する。センサ211aと211bとは、第1分岐点B1に対して同じ側(系統側又は負荷側)に揃えて設置されているため、太陽電池装置207からの出力に対して類似した値を示すことになる。そのため、センサ211aと211bとの電流値の符号が異なる場合は、センサ211aと211bとが、互いに対して逆向きに取り付けられていることになる。そのため、センサ211aと211bとの電流値の符号が異なる場合は、制御部237は、一方のセンサの検出値に−1を掛ける。これにより、一方のセンサを実際に現場で取り付け直すことなく、双方のセンサ211a及び211bの極性を揃えることができる。なお、センサ211a及び211bの極性の統一は、−1を掛けるという演算に限定されるものではなく、検出値の符号を逆転させる如何なる方法により実現することができる。例えば、制御部237は、センサ211a及び211bの検出値を絶対値で扱うことにより、これらのセンサ211a及び211bの極性を揃えることもできる。
【0053】
続いて、センサ位置判定装置201は、第1実施形態に関するステップS101〜S104にそれぞれ対応するステップS202〜S205の処理を行う。これにより、制御部237は、太陽電池装置207の出力の変化前後において、センサ211a又は211bにより検出された第1電流値及び第2電流値を取得する。第1電流値及び第2電流値はどちらも同じセンサに関するものであるが、あるセンサの第1電流値と異なるセンサの第2電流値を取得できる場合もある。2本の電圧線a及びbそれぞれに接続されている負荷の大きさが同じである場合、これらの電圧線に流れる電流の大きさも同じになる。そのため、センサ211aと211bとの電流値は同じになる(符号については、ステップS201により同じ)。よって、このような場合には、第1電流値及び第2電流値をそれぞれ異なるセンサに関するものとすることができる。なお、ステップS201においてセンサ211a及び211bの極性を統一させるために太陽電池装置207が出力する電流の値と、ステップS202又はS204において太陽電池装置207が出力する電流の値とは同じであっても異なっていてもよい。これらの値が同じである場合、制御部237は、ステップS201を省略し、ステップS203又はS205において取得されたセンサ211a及び211bの電流値に基づいて、これらのセンサの極性を統一することもできる。
【0054】
そして、センサ位置判定装置201は、第1実施形態に関するステップS105〜S107にそれぞれ対応するステップS206〜S208の処理によって、センサ211a又は211bの第1電流値と第2電流値との比較に基づいて、センサ211a又は211bの位置を判定する。センサ211a及び211bは、第1分岐点B1に対して同じ側に揃えて設置されているため、一方のセンサの位置が特定されれば、他方のセンサの位置も特定される。
【0055】
センサ211a及び211bの位置の判定後、センサ位置判定装置201は、第1実施形態に関するステップS108〜S110の処理及びステップS111〜S113の処理をそれぞれ含むステップS209及びS210の処理によって、センサ211a及び211bの極性を特定できる。ステップS201において、センサ211aと211bとの極性は、センサ間では相対的に統一されているため、ステップS209及びS210において、一方のセンサの絶対的な極性が特定されれば、他方のセンサの極性も特定される。
【0056】
このように本実施形態では、複数の電力線a及びbが存在し、電力線a及びbそれぞれにおいて、第1分岐点B1よりも系統側又は負荷側に揃えてセンサ211a及び211bが設置されている場合、センサ位置判定装置201の制御部237は、センサ211a及び211bの極性を統一させる。これにより、負荷205a及び205bが同じ場合には、ステップS206の比較処理において、異なるセンサ211a及び211bの電流値を比較しても、センサ211a及び211bの位置の判定が可能になる。なお、第2実施形態においても、第1実施形態において説明された効果は得られることに留意すべきである。
【0057】
(第3実施形態)
第1実施形態及び第2実施形態では、負荷の大きさが変化しない場合のセンサ位置判定について説明したが、第3実施形態では、負荷の大きさが変化する場合にも可能なセンサ位置判定について説明する。
【0058】
第3実施形態に係るセンサ位置判定システム300は、第1実施形態に係るセンサ位置判定システム100と同様、センサ位置判定装置301と、商用電力系統303と、負荷305と、再生可能エネルギー発電装置(太陽電池装置)307と、非再生可能エネルギー供給装置(蓄電装置)309と、センサ311と、電力線313と、信号線315と、第1及び第2分岐点B1及びB2と、第1及び第2位置P1及びP2とを含む。これらの構成要素の説明は、第1実施形態の構成要素と同一であるため、省略する。
【0059】
第3実施形態に係るセンサ位置判定装置301が備える機能ブロックは、第1実施形態と同様、取得部331と、記憶部333と、通信部335と、制御部337とである。制御部337以外の機能部331、333及び335は、対応する
図2の機能部131、133及び135と同じ機能を有するので、説明は省略する。制御部337が行う処理については、後述の
図6の説明にて詳述する。
【0060】
第3実施形態に係るセンサ位置判定装置301のセンサ位置判定方法について、
図6を参照して説明する。以下では、第1実施形態と異なる部分を特に重点的に説明する。なお、第1実施形態と同様、太陽電池装置307から出力されるものは、電流であり、センサ311が検出するものは電流値であるとする。
【0061】
第1実施形態は、太陽電池装置107からの出力の変化に伴ってセンサ111で検出された電流値が変化したか否かにより、センサ111の位置を判定するものであった。しかし、負荷105の大きさが変化すると、負荷105の駆動に必要な電流値が変化し、センサ111が検出する電流値も変化してしまう。つまり、負荷105の大きさが変化すると、センサ111の電流値の変化の有無が、太陽電池装置107からの出力の変化のみを反映するものではなくなってしまう。
【0062】
そこで、第3実施形態に係るセンサ位置判定装置301の制御部337は、ステップS301の繰返処理により、ステップS101〜S107にそれぞれ対応するステップS302〜S308の処理を複数回行い、複数の判定結果を得る。そして、制御部337は、判定結果が得られる毎に、その結果を記憶部333に記憶させる(ステップS309)。
【0063】
ステップS301〜S309の一連の処理が、所定回行われると、制御部337は、センサ311の位置は第1位置P1であるとの結果と、第2位置P2であるとの結果とのうち最も多い結果を特定する(ステップS310)。そして、制御部337は、最も多い結果が示す位置をセンサ311の位置と判定する。
【0064】
なお、第3実施形態においても、第1実施形態と同様、制御部337は、センサ311の位置の判定後に、第1実施形態に関するステップS108〜S113の処理によって、センサ311の極性を特定できる。
【0065】
このように本実施形態では、センサ位置判定装置301の制御部337は、センサ311の位置判定を複数回行い、複数の判定結果のうち最も多い結果が示す位置をセンサ311の位置と判定する。これにより、センサ311の位置判定処理中に、負荷305の大きさが変化し、誤った判定結果が得られたとしても、この誤った判定結果が採用される可能性を抑えることができる。よって、負荷305の大きさが変化する場合にも、センサ311の正しい位置を精度良く特定することが可能になる。なお、第3実施形態においても、第1実施形態において説明された効果は得られることに留意すべきである。
【0066】
(第4実施形態)
第3実施形態では、センサ位置の判定結果を複数回得ることにより、負荷の大きさの変化に因る誤判定の採用可能性を抑えられるセンサ位置判定について説明した。第4実施形態では、センサの検出値の変化が再生可能エネルギー発電装置からの出力の変化に因るものかを特定できるセンサ位置判定について説明する。
【0067】
第4実施形態に係るセンサ位置判定システム400は、第1実施形態に係るセンサ位置判定システム100と同様、センサ位置判定装置401と、商用電力系統403と、負荷405と、再生可能エネルギー発電装置(太陽電池装置)407と、非再生可能エネルギー供給装置(蓄電装置)409と、センサ411と、電力線413と、信号線415と、第1及び第2分岐点B1及びB2と、第1及び第2位置P1及びP2とを含む。これらの構成要素の説明は、第1実施形態の構成要素と同一であるため、省略する。
【0068】
第4実施形態に係るセンサ位置判定装置401が備える機能ブロックは、第1実施形態と同様、取得部431と、記憶部433と、通信部435と、制御部437とである。制御部437以外の機能部431、433及び435は、対応する
図2の機能部131、133及び135と同じ機能を有するので、説明は省略する。制御部437が行う処理については、後述の
図7の説明にて詳述する。
【0069】
第4実施形態に係るセンサ位置判定装置401のセンサ位置判定方法について、
図7を参照して説明する。以下では、第1実施形態と異なる部分を特に重点的に説明する。なお、第4実施形態と同様、太陽電池装置407から出力されるものは、電流であり、センサ411が検出するものは電流値であるとする。
【0070】
まず、センサ位置判定装置401は、第1実施形態に関するステップS101〜S104にそれぞれ対応するステップS401〜S404の処理を行うことにより、太陽電池装置407の出力の変化前後において、センサ411により検出された第1電流値及び第2電流値を取得する。なお、ステップS402及びS404は、太陽電池装置407への第1レベル指示信号及び第2レベル指示信号の送信(ステップS401及びS403)直後に行われる処理であるが、第4実施形態では、太陽電池装置407への指示直後以外にも電流値の取得が行われる。センサ411は、定期的又は不定期的に、電流を検出し、その値をセンサ位置判定装置401に送信する。制御部437は、取得部431が電流値を取得する毎に、取得タイミング(取得時刻)と対応付けて記憶部433に記憶させる。これにより、制御部437は、センサ411の検出値の変化の推移を把握することができる。
【0071】
さらに、制御部437は、太陽電池装置407に第2レベルでの電流出力を指示したタイミング(以下、指示タイミングと称する)を記憶部433に記憶させておく。また、制御部437は、検出値の推移から、センサ411の検出値が第2電流値になったタイミング(以下、変化タイミングと称する)を特定し、記憶部433に記憶させておく。また、制御部437は、太陽電池装置407に指示した出力の第1レベル及び第2レベルの値も記憶部433に記憶させておく。
【0072】
そして、センサ位置判定装置401は、第1実施形態に関するステップS105に対応するステップS405により、第1電流値と第2電流値とを比較する。第1電流値と第2電流値とが同じであれば(ステップS405のYes)、センサ411の位置は、第1分岐点B1よりも負荷側であると判定する(ステップS406)。
【0073】
第1電流値と第2電流値とが異なる場合(ステップS405のNo)、制御部437は、第1レベルから第2レベルへの変化のタイミングと、第1電流値から第2電流値への変化のタイミングとを比較する(ステップS407)。例えば、制御部437は、記憶部433に記憶されている上記の指示タイミングと変化タイミングとを比較し、これらが同じか否かを判断する。このとき、これらのタイミングが同じであれば(ステップS407のYes)、センサ411における第2電流値への変化は、太陽電池装置407の第2レベルへの変化に因るものである可能性が高いといえる。これらのタイミングが同じでなければ(ステップS407のNo)、センサ411における第2電流値への変化は、負荷405の変化に因る可能性が高い。そのため、この場合は、制御部437は、ステップS402及びS404で得られた結果に基づくセンサ位置の判定は行わない。そして、制御部437は、再度ステップS401から処理をやり直せばよい。
【0074】
なお、指示タイミングと変化タイミングとが同じとは、厳密な同一に限定されるものではない。例えば、誤差範囲を予め定め、指示タイミングと変化タイミングとの差分が当該誤差範囲内であるならば、指示タイミングと変化タイミングとは同じであるとみなすことができる。実システムでは、センサ位置判定装置401から太陽電池装置407への第2レベル指示信号に関する伝送遅延、第2レベル指示信号の受信から第2レベルの電流の出力までの太陽電池装置407での処理遅延、及び太陽電池装置407が第2レベルの電流の出力からセンサ411の検出値の変化までの反応遅延等が生じ得る。そのため、これらの遅延が含まれるように誤差範囲を定めることにより、本実施形態の実システムへの適用が可能となる。
【0075】
指示タイミングと変化タイミングとが同じである場合(ステップS407のYes)、制御部437は、第1レベルから第2レベルへの変化量の大きさ(絶対値)と、第1電流値から第2電流値への変化量の大きさ(絶対値)とを比較する(ステップS408)。負荷405が変化しなければ、太陽電池装置407からの電流が変化した分、センサ411における電流値が変化する。そのため、これらの変化量の大きさが同じであれば(ステップS408のYes)、センサ411における第2電流値への変化が、太陽電池装置407の第2レベルへの変化に因るものである可能性がより高まる。この場合、制御部437は、センサ411の位置は、第1分岐点B1よりも系統側であると判定する(ステップS409)。なお、タイミング比較と同様、太陽電池装置407に関するレベル差の大きさと、センサ411に関する電流値差の大きさとが同じとは、厳密な同一に限定されるものではない。
【0076】
太陽電池装置407に関する大きさとセンサ411に関する大きさとが同じではない場合は(ステップS408のNo)、上記の指示タイミングで負荷405が変化した可能性がある。この場合、センサ411は、第2位置P2だけでなく第1位置P1に位置している可能性もある。よって、制御部437は、ステップS402及びS404で得られた結果に基づくセンサ位置の判定は行わない。そして、制御部437は、再度ステップS401から処理をやり直すことができる。
【0077】
なお、第4実施形態においても、第1実施形態と同様、制御部437は、センサ411の位置の判定後に、第1実施形態に関するステップS108〜S113の処理によって、センサ411の極性を特定できる。
【0078】
このように本実施形態では、センサ位置判定装置401の制御部437は、第1レベルから第2レベルへの変化のタイミング(上記指示タイミング)と、第1電流値から第2電流値への変化のタイミング(上記変化タイミング)とを比較し、第1レベルから第2レベルへの変化量の大きさと、第1電流値から第2電流値への変化量の大きさとを比較し、これらのタイミング及びこれらの大きさがそれぞれ同じである場合、センサ411の位置は、第1分岐点B1よりも系統側であると判定する。つまり、制御部437は、タイミング及び大きさの点で、太陽電池装置407の出力の変化と、センサ411の検出値の変化との関連性を特定することになる。センサ411の検出値の変化が、太陽電池装置407の出力の変化ではなく、負荷405の大きさの変化に因るものである場合、上記のタイミング及び大きさの少なくとも一方は一致せず、上記の関連性は特定されない。よって、上記の関連性が特定された場合には、制御部437は、センサ411の検出値の変化が、太陽電池装置407の出力の変化に因るものであると判断できる。このように、本実施形態では、制御部437は、上記の関連性が特定されるまで位置判定を実行しない。これにより、負荷405の大きさが変化する場合にも、センサ411の正しい位置を精度良く特定することが可能になる。なお、第4実施形態においても、第1実施形態において説明された効果は得られることに留意すべきである。
【0079】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
【0080】
例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【0081】
上述の本発明の実施形態の説明において、太陽電池装置からの出力の第1及び第2レベルは、センサ位置判定装置からの指示信号により決まるとしたが、本発明はこの態様に限定されるものではない。第1及び第2レベルは、現在の天気の状態に連動して定まる値であってもよい。また、太陽電池装置に予め設定されている値でもよい。太陽電池装置が予め設定された第1レベルから第2レベルに自立的に変化させることは、例えば、第1レベルの出力から所定時間経過後に第2レベルに変化させるようなプログラムの実行により実現される。