技術分野
車両の駆動系等に作動流体を供給する電動ポンプの故障診断装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献1では、電動ポンプは、該ポンプ側の状態に関わらず外部装置から与えられたポンプ駆動用モータの回転数の指令値(目標回転数)に実回転数が追従するように制御されるため、保護制御により指令値に対して実回転数が追従できない場合がある。
しかし、従来、この種の電動ポンプの故障診断では、指令値に対する実回転数の追従性(偏差)に基づいて故障判定が行われるため、電動ポンプが正常であっても故障していると誤判定される可能性があった。
また、指令値の生成不良や外部装置と電動ポンプ(モータ駆動回路)間の通信異常等によって過大な指令値が指示された場合、該指令値にモータの実回転数が追従できないため、同様に電動ポンプが正常であっても故障していると誤判定される可能性があった。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、故障診断に影響を与える要因を考慮した診断処理を行うことにより、正常な電動ポンプに対し故障しているとの誤判定を抑制できるようにした電動ポンプの故障診断装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
このため、本発明は、外部装置からの指示に応じて作動流体を供給する電動ポンプの故障診断装置であって、
前記電動ポンプ駆動用モータの回転数を検出する回転数検出手段と、
前記モータが正常時に使用する上限電流未満の電流制限値で電流を制限して駆動された結果、前記モータの回転数が作動流体温度条件に基づいて設定された下限回転数より低い所定回転数未満である状態が検出された第1の条件が成立したときに、・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、前記故障判定予備手段が、モータの回転数(ポンプ回転数)が前記所定回転数未満である状態を検出したときに、電動ポンプが故障している可能性があると判定する。そして、電動ポンプが故障している可能性がある場合、前記再起動手段がモータを
強制的に停止させてから 再起動し、前記故障判定手段がモータの再起動回数が所定回数を越えた場合に、電動ポンプが故障したと判定する。
したがって、電動ポンプが故障していないにも関わらず、モータの電流制限や、指令値の生成不良、通信不良等によって、実回転数の指令値への追従性が低下したような場合に、電動ポンプの故障と判定する誤判定を抑制できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 電動ポンプを備えた車両の駆動力伝達系を示す図。
【図2】 電動ポンプの制御ブロック図。
【図3】 電動ポンプによる故障診断処理の様子を示すタイムチャート。
【図4】 第1実施形態にかかる故障診断処理のフローチャート。
【図5】 第2実施形態にかかる故障診断処理のフローチャート。
【図6】 第3実施形態にかかる故障診断処理のフローチャート。
【図7】 第4実施形態にかかる故障診断処理のフローチャート。
1…エンジン、5…CVTコントロールユニット、8…電動ポンプ、11…油温センサ、20…変速機構、82…モータ、83…駆動回路
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録