技術分野
軟質金属に対する耐凝着性に優れた硬質皮膜に関するものである。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明はの様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、軟質金属に対して凝着し難い硬質皮膜、および該硬質皮膜が表面に形成された硬質皮膜被覆部材として、特に金型を実現することにある。
尚、以下では、本発明の硬質皮膜を、硬質皮膜被覆部材として冶工具(特には金型)の表面に被覆する場合を例に説明するが、後述する通り本発明の硬質皮膜を摺動部材等の表面に形成してもよい。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記課題を解決し得た本発明の軟質金属に対する耐凝着性に優れた硬質皮膜は、Ti、AlおよびCrよりなる群から選択される2種以上の元素を含む金属元素と、O(酸素)のみ、もしくはOとCおよび/またはNとからなる非金属元素とで構成され、全非金属元素に占める前記Oの割合が原子比で0.2以上であるところに特徴を有する。
【発明の効果】
本発明の硬質皮膜は、Zn等の軟質金属に対する耐凝着性(以下、単に「耐凝着性」ということがある。)に優れている。よって本発明の硬質皮膜を、例えば、塑性加工、切断加工、または切削加工等に用いられる金型・冶工具(以下「冶工具」と総称する)の表面に形成すれば、該冶工具と、表面が前記軟質金属で構成された被加工材とが接触したときの、冶工具表面への軟質金属の凝着が抑えられる。前記加工が、熱間加工(特には、熱間成形であるホットプレス)の場合であっても、冶工具表面への軟質金属の凝着が抑えられる。その結果、冶工具を長期にわたり安定して繰り返し使用することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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