(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記モバイル・デバイス、前記サーバまたは前記マルチメディア・デバイスの少なくとも一つが、前記勧誘メッセージの少なくとも一部分に基づいて、前記特有メディア・コンテンツを決定するステップを、更に、備える、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の説明では、多数の特有な詳細が、本発明の完全な知識を提供するために、説明のために、記載される。しかしながら、本発明が、これらの特有な詳細なしで実行させることができることは、明らかであろう。他の例では、周知の構造およびデバイスは、本発明を不必要に不明瞭にすることを避けるために、ブロック図形式で示される。
【0008】
以下では、各々が、互いに独立に、または他の特徴との任意の組合せと共に使うことができるいくつかの特徴が、記載される。しかしながら、いかなる個々の特徴も、上記の課題の何れにも対処していないかもしれないし、または上記の課題の内の一つにしか対処していないかもしれない。上記の課題のいくつかは、本願明細書において記載される特徴の何れによっても、完全には対処されないかもしれない。見出しが提供されているが、特定の見出しに関するが、その見出しを有するセクションには見つからない情報は、明細書の他の部分で見つけることもできる。
【0009】
具体例の特徴は、以下の概略に従って記載される。
1.0 機能の概要
2.0 システム・アーキテクチャ
3.0 ロケーションに依存する勧誘メッセージの受信
4.0 サーバによるコンテンツの転送/記録の予約
5.0 サーバによらないコンテンツの転送/記録の予約
6.0 無線でのクィック・レスポンス(QR)コードの受信
7.0 マルチメディア・デバイスの具体例
8.0 実施態様の具体例
9.0 ハードウェアの概要
10.0 拡張および変形例
【0010】
1.0 機能の概要
一実施態様では、モバイル・デバイスは、モバイル・デバイスに勧誘メッセージを送るローカル無線ネットワークに接続させることができる。一実施態様では、勧誘メッセージは、ロケーションに依存し、勧誘メッセージのコンテンツおよび/または利用可能性は、モバイル・デバイスの現在のロケーションに基づいて変化する。
【0011】
モバイル・デバイスの具体例は、これらに限定されるものではないが、携帯電話、コンピューティング・パッド、ラップトップ、パーソナル携帯情報機器(PDA)、携帯用コンピューティング・デバイス、電子ブック・リーダ等を含む。モバイル・デバイスのロケーションの具体例は、これらに限定されるものではないが、遊園地、博物館、広告用掲示板、レストラン、書店、コーヒー・ショップ、ショッピングセンタ等を含む。勧誘メッセージの具体例は、これらに限定されないが、TVショー、TVシリーズ、映画、映画の予告編、ドキュメンタリ、マルチメディア・コンテンツ、刊行物、本、プレゼンテーション等の、広告、提案または発表を含む。
【0012】
いくつかの実施態様では、勧誘メッセージは、標準画像フォーマット(例えば、JPEG画像、TIFF等)のクイック・レスポンス(QR)コード画像を備えることができ、このQRコード(登録商標)画像は、光学的に走査させ、かつ(例えば、モバイル・デバイス、サービス等によって)QRコード(登録商標)に翻訳させることができる。光学的に認識されたQRコード(登録商標)は、商品またはサービスに関係するメッセージ、および/または商品またはサービスにアクセスし、それらを購入し、ダウンロードし、記録等をすることができるアドレス(例えば、ネットワーク・アドレス、物理アドレス等)を備えることができる。
【0013】
一実施態様では、本願明細書において記載される勧誘メッセージを受信することに応答して、モバイル・デバイスは、デバイスのユーザと対話して勧誘メッセージに応答するアクションを決定/選択することができる。
【0014】
一実施態様では、モバイル・デバイスは、ユーザに、勧誘メッセージに関係するアクションの選択を提示することができる。アクションの選択の具体例は、これらに限定されるものではないが、マルチメディア・デバイス(例えば、ユーザが所有するデジタル・ビデオ・レコーダ、PC等)による、マルチメディア・コンテンツ(例えば、前述のTVショー、インターネット・コンテンツ等)の記録のまたはダウンロードの予約の何れかとすることができる。
【0015】
一実施態様では、ユーザは、いかなるアクションに対しても何の選択もしないことによって、勧誘メッセージを無視する決定をすることができる。一実施態様では、ユーザは、ある勧誘メッセージを受信すると、自動的に特定のアクションを選択するようにモバイル・デバイスを事前に構成しておくこともできる。一実施態様では、ユーザは、メッセージの受信後、モバイル・デバイスが利用可能なアクションを選択するユーザ入力を提供することができる。例えば、モバイル・デバイスは、特有TVショーが特有時刻にローカル・チャンネル6で放映されることを知らせる勧誘メッセージを受信することができる。ユーザは、勧誘メッセージの受信後に、(遠隔のロケーションに存在するマルチメディア・デバイスによるTVショーの記録を予約することを含む)モバイル・デバイスが利用できるアクションを選択することができる。
様々なチャンネルから、または
様々なメディア・ソースから、同じTVショーの
様々なバージョン(例えば、モバイル・デバイスが現在訪問している場所のローカル・チャンネル6で低解像度バージョンおよび高解像度バージョン)等の記録を、マルチメディア・デバイスに予約することができる。
【0016】
いくつかの実施態様では、ユーザによる選択を受信することに応答して、モバイル・デバイスは、ユーザの選択に対応するアクションをマルチメディア・デバイスが実行するよう命令する要求(例えば、予約の要求等)を、コンテンツ転送(および/または記録)予約サーバに送ることができる。コンテンツ転送予約サーバの具体例は、これらに限定されるものではないが、集中型サーバ、サービス、マルチメディア・デバイスに一体化されるサーバ・アプリケーション等の何れかとすることができる。「マルチメディア・デバイスにアクションを実行するように命令する」具体例は、これに限定されるものではないが、(例えば、放送されるときはいつでも、いかなる新規のまたは再放送のエピソードもダウンロードまたは記録するように)TVシリーズ等のシーズン・パスを得るため、ユーザの家に配置することができるユーザのマルチメディア・デバイスが、電子ブック、プレゼンテーション、テレビ番組、動画、動画の予告編のようなマルチメディア・コンテンツを、ダウンロードまたは記録するように設定することを含むことができる。一実施態様では、コンテンツ転送予約サーバは、専用サーバ(例えば、マルチメディア・デバイス等と協働されるパーソナル・コンピュータ)とすることができる。他の実施態様では、コンテンツ転送予約サーバは、マルチメディア・デバイス専用とするのではなく、
様々なユーザの複数のマルチメディア・デバイスと対話しかつそれらを制御するように構成することができる。マルチメディア・デバイスの内の一つは、ロケーションに依存する勧誘メッセージが受信される際に、ユーザのモバイル・デバイスから遠隔に配置されているユーザのマルチメディア・デバイスとすることができる。
【0017】
いくつかの実施態様では、マルチメディア・デバイスによるコンテンツ転送の予約は、コンテンツ転送予約サーバのいかなる介入もなしで実行させることができる。いくつかの実施態様では、ユーザによる選択を受信することに応答して、モバイル・デバイスは、マルチメディア・デバイスと直接通信して、ユーザの選択に対応するアクションを実行するようマルチメディア・デバイスに命令することができる。例えば、モバイル・デバイスは、TVシリーズ等のシーズン・パスを得るために、電子ブック、プレゼンテーション、テレビ番組、のようなメディア・コンテンツをダウンロードまたは記録するようにマルチメディア・デバイスに直接命令することができる。一実施態様では、コンテンツ転送予約サーバは、存在しなくても良い。もう一つの実施態様では、コンテンツ転送予約サーバは、存在していても良いが、モバイル・デバイスが、マルチメディア・デバイスと直接コンテンツ転送を予約するために用いられるときには、バイパスされる。
【0018】
いくつかの実施態様では、本願明細書において記載される受信された勧誘メッセージに関係するメディア・コンテンツを受取る機器は、モバイル・デバイスから遠隔に配置されたマルチメディア・デバイスである必要はない。また、いくつかの実施態様では、本願明細書において記載される受信された勧誘メッセージに関係するメディア・コンテンツを受取る機器は、モバイル・デバイスから遠隔に配置されるマルチメディア・デバイスに限定されることはない。本願明細書において記載される勧誘メッセージを受信することの結果として、勧誘メッセージを受信したモバイル・デバイスは、複数のマルチメディア・デバイスまたは他の受取機器にコンテンツ転送を予約することが出来る。
【0019】
いくつかの実施態様では、ユーザによる選択を受信することに応答して、モバイル・デバイスは、ユーザの選択に局所的に対応するアクションを直接実行することができる。例えば、モバイル・デバイスは、単独で、メディア・コンテンツを直接ダウンロードまたは記録することができる。これに代えて、モバイル・デバイスは、単独で、メディア・コンテンツを直接ダウンロードまたは記録することを予約することができる。
【0020】
いくつかの実施態様では、オプションとしておよび/またはこれに代えて、前述のアクションの一つ以上を、連続的に、順次、非同期で、または並行して実行させることができる。
【0021】
2.0 システム・アーキテクチャ
説明のために本願明細書においては、特有なコンピュータ・アーキテクチャが、記載されているが、本願明細書において記載される機能を実行するために、他のコンピュータ・アーキテクチャを用いることもできる。
【0022】
図1は、一実施態様により、モバイル・デバイスにコンテンツ転送を予約することができるシステムを示すブロック図である。このシステムは、以下の
図4に関して記載されるようなモバイル・デバイス104を備える。一実施態様では、このシステムは、インターネット108を介して他のデバイスと通信する、以下の
図5に関して記載されるマルチメディア・デバイス102も備える。一実施態様では、コンテンツ転送(および/または記録)予約サーバ110およびコンテンツ・サーバ112は、インターネット108に接続することもできる。
【0023】
モバイル・デバイス104は、(例えば、ネットワーク・ルータ、無線ルータ、無線・アクセス・ポイント等を介して)インターネット108のような一つ以上のネットワークにより他のデバイスに接続されているローカル無線ネットワーク106に接続されている。一実施態様では、勧誘配信サーバ120は、ローカル無線ネットワーク106に動作可能にリンクされている。勧誘配信サーバ120は、ローカル無線ネットワーク106の近くまたはそれから遠隔に配置させることができるが、インターネット108、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、イントラネット、エクストラネット等のような他のネットワークを介してローカル無線ネットワーク106に動作可能にリンクさせることもできる。
【0024】
一実施態様では、モバイル・デバイス104は、モバイル・デバイス104が訪問する
様々なロケーションでローカル無線ネットワークを発見しかつそれに接続するために、無
線ネットワーク・インターフェース118と共に構成されている。ローカル無線ネットワーク106は、モバイル・デバイス104の現在のロケーションに存在する一つ以上のローカル無線ネットワークの内の一つとすることができる。ローカル無線ネットワークは、固有の識別子(例えば、サービス・セット識別子(SSID))によって識別させることができる。モバイル・デバイス104は、例えば、保存されているログイン情報または以前の接続からの認証情報の何れかによって、またはユーザ入力または同意(例えば、ローカル無線ネットワークに接続されている間に、勧誘メッセージを受け取るための必要要件を記載するサービス契約への同意)を得る単純な双方向手順により、これらのローカル無線ネットワークの一つ(例えば、106)に、自動的に、接続するように、構成させることができる。
【0025】
ローカル無線ネットワーク106は、事業者(例えば、遊園地、コーヒー・ショップまたは書店)、または任意の個人等により提示させることができる。ローカル無線ネットワーク106を介したネットワーク・アクセスは、契約された電気通信サービスのようなものではなく、むしろ、おそらく無料ベースの、暫定的、一時的かつロケーションに依存するものとすることができる。ローカル無線ネットワーク106は、モバイル・デバイス104の無線ネットワーク・インタフェース118と互換性を持つ、無線LAN、WiFiネットワーク、802.11xネットワーク、無線パーソナル・エリア・ネットワーク(WPAN)、Bluetooth、RF、赤外線等の一つまたは任意の組合せとすることができる。いくつかの実施態様では、ローカル無線ネットワーク106は、一時的で、現状のままのベースの契約無しで、任意のコンピューティング・デバイスによってアクセスさせることができる。いくつかの実施態様では、モバイル・デバイス104は、オプションとしておよび/または追加的に無線通信サービス(例えば、AT&T Wireless Service)に加入契約することができる。無線通信ネットワークは、商業的に、かつネットワーク・サービスに対して加入契約料金が請求される加入契約者のみにオープンして運営させることができる。ローカル無線ネットワークとは対照的に、無線通信ネットワークは、政府機関により規制され、かつその加入契約者には、汎用で、非一時的ネットワーク・アクセスを提供することを要求されることもあり得る。
【0026】
一実施態様では、ローカル無線ネットワーク106は、オプションとして、その中にある勧誘配信サーバ120
により、勧誘メッセージを現在ローカル無線ネットワーク106に接続されているコンピューティング・デバイス(その一つは、例えば、モバイル・デバイス104である)に送信するように構成される。この勧誘メッセージは、ロケーションに、および、オプションとして、近接度に依存させることができる。本願明細書で使用される「ロケーションに依存する」勧誘メッセージ(または単に勧誘メッセージ)は、勧誘メッセージのコンテンツが、モバイル・デバイス104の現在のロケーションに、および、オプションとして、近接度に依存するまたはそれらにより変化することを意味する。モバイル・デバイス104の近接度は、信号強度、三角測量、複数の無線シグナル種別三角測量、近接スイッチ等の任意の組合せを使用して決定することができる。例えば、遊園地の広告用掲示板から現在ある距離離れているモバイル・デバイス104に送信される勧誘メッセージは、広告用掲示板で広告されている動画に関係させることができる。書店からモバイル・デバイス104に現在送信される勧誘メッセージは、書店で現在販売促進されている本に関係させることができる。
【0027】
いくつかの実施態様では、本願明細書において記載される勧誘メッセージは、価格、特別割引、ネットワーク・アドレス(例えば、URL)、マルチメディア・コンテンツの放送予定(例えば、利用できる開始時刻、終了時刻、チャンネル、URL、題名、コンテンツを記載するメタデータ等)等の一つ以上を含むことができる。本願明細書において記載されるネットワーク・アドレスは、勧誘メッセージの主題にアクセスし、それを記録しまたはダウンロードすることができる場所を示すことができる。勧誘配信サーバ120は、勧誘メッセージを
、個々に配信される
一つ以上のパーツでモバイル・デバイス104に送信することができ、この勧誘メッセージは、モバイル・デバイス104によってプッシュまたはプルさせることができる。
【0028】
一実施態様では、モバイル・デバイス104は、ローカル無線ネットワーク106から勧誘メッセージを受信するように構成されている勧誘受入れアプリケーション116を備える。勧誘受入れアプリケーション116は、モバイル・デバイス104内のプロセス、プログラム・モジュール、アプリケーション、プラグイン等の一つ以上を照会することができる。勧誘受入れアプリケーション116は、ローカル・ネットワークにアクセスする条件をユーザが受入れることに応じて、モバイル・デバイス104にダウンロードさせることができる。一実施態様では、モバイル・デバイス104は、勧誘メッセージの受信に応答して、モバイル・デバイス104のユーザと対話して、一つ以上のアクションの選択のようなユーザ入力を得るように構成されている。
【0029】
一実施態様では、モバイル・デバイス104は、ユーザ・インターフェースが、おそらく、勧誘受入れアプリケーション116によってモバイル・デバイスのユーザと対話するように構成することができる。ユーザ・インターフェースは、ユーザと信号またはメッセージを通信するために、文字ディスプレイ、画像ディスプレイ、オーディオ出力または他の機構(例えば、振動)の一つ以上を備えることができる。ユーザ・インターフェースは、キーボード、タッチスクリーン、キーパッド、音声入力および認識モジュール、ジェスチャ入力および認識モジュール、キー、ボタン、スイッチ、またはユーザの入力信号またはユーザからのメッセージを受信するため他の機構、の一つ以上を備えることができる。
【0030】
一実施態様では、モバイル・デバイス104は、コンテンツ転送予約サーバ110に予約要求を送信して、ユーザのアクションの選択に対応するアクションを実行するようマルチメディア・デバイス102に命令するように構成されているコンテンツ転送アプリケーション114を備える。一実施態様では、コンテンツ転送アプリケーション114は、勧誘受入れアプリケーション116を含むダウンロードされたパッケージの一部とすることができる。他の実施態様では、コンテンツ転送アプリケーション114は、DVR製造業者、またはダウンロードされたアプリケーション受入れアプリケーションとインターフェースをとるサービス・プロバイダからダウンロードされたパッケージとすることができる。
【0031】
一実施態様では、コンテンツ転送予約サーバ110は、インターネット108により命令をマルチメディア・デバイス102に送信するように構成されている。ここで使用されているように、命令は、これに限定されるものではないが、送信デバイスが受取デバイスに送信し、かつ受取デバイスがこの特定メディア・コンテンツを利用できることを受取デバイスに示すメッセージまたは通知を含むことができる。このメッセージまたは通知は、オプションとしておよび/または追加的に、受取デバイスがこの特定メディア・コンテンツにアクセスすることができるロケーションを、含むまたは識別することができる。コンテンツ転送予約サーバ110は、例えば、この種の命令を送信するプロセスを実行するコンピュータを備えることができる。一実施態様では、命令は、URLを備える。他の実施態様では、命令は、メディア・ソース(例えば、テレビ・チャンネル、ネットワーク・ベースのコンテンツ・サーバ、衛星信号等)についての情報/メタデータ、および、オプションとして、メディア・コンテンツをダウンロードまたは記録するための必要時間を備える。いくつかの実施態様では、二つ以上のコンテンツ・サーバを、本願明細書において記載される命令で、識別しかつアクセスしてメディア・コンテンツをダウンロードまたは記録することができる。追加的に、オプションとして、または、これに代えて、いくつかの実施態様では、インターネット108上で利用できるコンテンツ・サーバ以外の一つ以上のメディア・ソースを、本願明細書において記載される命令で、識別しかつダウンロードまたは記録のためにアクセスすることができる。
【0032】
一実施態様において、コンテンツ・サーバ112は、URLに関係している。コンテンツ・サーバ112は、(i)インターネット108を介して受信されるハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル要求をリスンし、そして(ii) HTTP応答をそれらのHTTP要求のソースにインターネット108を介して送信することによって、この種のHTTP要求に応答する、HTTPサーバを備えることができる。HTTP要求は、要求側が要求するコンテンツを特定することができ、そして対応するHTTP応答は、コンテンツ・サーバ112に保存されている所望のコンテンツを含むことができる。この種のコンテンツは、例えば、コード化されたビデオ・コンテンツを備えることができる。
【0033】
一実施態様では、マルチメディア・デバイス102は、インターネット108を介して、コンテンツ転送予約サーバ110から送信される命令を、リスンしかつ受信するように構成されている。マルチメディア・デバイス102は、マルチメディア・デバイス102が維持するキュー122にこの種の命令を格納するように構成されている。マルチメディア・デバイス102は、命令をキュー122の前方から読み込みかつ除去するように構成されている。一実施態様では、マルチメディア・デバイス102は、命令が特定するURLを決定し、そしてURLが特定するコンテンツに対するHTTP要求を、そのURLに関係するコンテンツ・サーバまたは他のデバイスに送信するように構成されている。マルチメディア・デバイス102は、このようなHTTP要求に対するHTTP応答をリスンしかつ受信するように構成されている。マルチメディア・デバイス102は、このようなHTTP応答に含まれているコンテンツを格納するように構成されている。一実施態様では、マルチメディア・デバイス102は、命令が特定するURL以外のメディア・ソースを決定し、かつ命令で指定されるメディア・ソースからのダウンロードまたは記録の予約を設定するように構成されている。追加的におよび/またはオプションとして、命令がそのようなものを明示的に指定しない場合であっても、マルチメディア・デバイス102は、メディア・ソースを決定するように構成することができる。マルチメディア・デバイス102は、例えば、受信した番組IDまたは名前に基づいてルックアップを実行して、命令で識別された指定メディア・コンテンツに対して利用できるメディア・ソースを決定し、そしてそのメディア・ソースから指定メディア・コンテンツをダウンロードするまたは記録することを設定するように構成することができる。命令は、記録またはダウンロードの品質を、(例えば、標準解像度、高解像度、超高解像度等が満たされるように)指定することができる。マルチメディア・デバイス102は、ユーザが格納されたコンテンツを視聴することが可能であることを、ユーザ・インターフェースにより示すように構成されている。
【0034】
図2は、コンテンツ転送予約サーバが、ローカル無線ネットワークからモバイル・デバイスが受信するロケーションに依存する勧誘メッセージに関連する、メディア・コンテンツのダウンロードまたは記録を予約することに、関係しない、本発明の一実施態様に従う、システム・アーキテクチャを示す。マルチメディア・デバイス102は、モバイル・デバイス104から直接受信された命令を扱うように構成されている。モバイル・デバイス104から直接受信された命令は、マルチメディア・デバイス102が、前述したコンテンツ転送予約サーバ110から受信された命令を扱うことが出来るように構成することができる方法と類似する方法で、マルチメディア・デバイス102によって扱わせることができる。マルチメディア・デバイス102は、インターネット108を介して、モバイル・デバイス104から送信される命令をリスンしかつ受信するように構成されている。マルチメディア・デバイス102は、このような命令をキュー122に格納するように構成されている。マルチメディア・デバイス102は、キュー122の前方からこのような命令を読み込み、除去し、そして前述した他のセットアップ・タスクを遂行するように構成されている。
【0035】
3.0 ロケーションに依存する勧誘メッセージの受信
一実施態様では、勧誘受入れアプリケーション116およびコンテンツ転送アプリケーション114のような複数のモバイルまたはウェブ・アプリケーションは、モバイル・デバイス104の起動の前に予め構成させておく、または後にモバイル・デバイス104にインストールさせることができる。これらのアプリケーションの何れも、モバイル常駐アプリケーション、クラウド・ベースのアプリケーション、ウェブ・ベースのアプリケーション等の内の一つとすることができる。
【0036】
モバイル・デバイス104は
様々なロケーションを訪問するので、モバイル・デバイス104は、途中で、様々なローカル無線ネットワークに遭遇し/それらを発見することができる。(
様々なエンティティによって作動/制御させることができる)これらのローカル無線ネットワークは、特有ロケーション(例えば、50メートルの半径、街角、広告用掲示板、店、建物、ショッピングセンタ内のロケーション、博物館のギャラリ等)周辺の限られたスペースをカバーすることができる。これらのローカル無線ネットワークへの接続は、勧誘メッセージを受信することに同意することを条件に、請求ベースでまたは無請求ベースで提供させることができる。
【0037】
モバイル・デバイス104とローカル無線ネットワーク(例えば、
図1および
図2の106)との間の接続は、相互識別を含むことができる。例えば、ローカル無線ネットワーク106は、ローカル無線ネットワークID(例えば、SSID等)を使用して、それ自体を、訪問する全てのデバイスに対して識別することができる。本願明細書において記載されるローカル無線ネットワークIDは、モバイル・デバイスのローカル無線ネットワークを、モバイル・デバイスの現在の同じロケーションでネットワーク接続を提供する他のローカル無線ネットワークに対して、固有におよび/または動作可能に、識別する情報の任意のピースを意味することができる。
【0038】
同様に、モバイル・デバイス104は、それ自体を、モバイル・デバイス104が、モバイル・デバイスIDを使用して接続することを望むローカル無線ネットワークに対して、識別することができる。本願明細書において記載されるモバイル・デバイスIDは、同じローカル無線ネットワークと通信する他のデバイスに対して、ローカル無線ネットワークのモバイル・デバイスを、固有におよび/または動作可能に、識別する情報の任意のピースを意味することができる。一実施態様では、モバイル・デバイスIDは、アドレス(例えば、MACアドレス等)、マシンに固有なID、ベンダによって設定されるモバイル・デバイス106の不変ID、物理的に組み込まれたID、システム構成可能なID、ROMベースのID、電子加入契約者ID、ログインID、ユーザ・ログインとパスワードの対、証明書、アカウント名、標準ベースのID、所有権ID、セキュリティID等の一つ以上の形とすることができる。本願明細書において記載されるように、ローカル無線ネットワークに接続するモバイル・デバイス104により用いられるモバイル・デバイスIDは、ローカル無線ネットワークに特有ものとすることも特有ものとしないこともできる。例えば、いくつかの実施態様では、モバイル・デバイス104は、第一の当事者によって提供されるホット・スポット/ローカル無線ネットワークに接続する第一のモバイル・デバイスIDを使用することができるが、第二の当事者によって提供されるホット・スポット/ローカル無線ネットワークに接続する第二の異なるモバイル・デバイスIDを使用し、かつ第三の異なる当事者によって提供されるホット・スポット/ローカル無線ネットワークに接続する第三の異なるモバイル・デバイスIDを使用することもできる。いくつかの実施態様では、モバイル・デバイス104は、いくつかのローカル無線ネットワークにおける少なくとも如何なる特有ローカル無線ネットワークにも特有でないMACアドレスのようなモバイル・デバイスIDを使用することができる。いくつかの実施態様では、モバイル・デバイス104は、ローカル無線ネットワークに特有な部分とローカル無線ネットワークに特有でない他の別の部分を組み合わせたモバイル・デバイスIDを使用することができる。
【0039】
いくつかの実施態様では、ワンタイム・パスワード(OTP)を含むパスワードは、ローカル無線ネットワークに接続するために、モバイル・デバイスIDの一体部分として、または、これに代えて、モバイル・デバイスIDに別に追加する部分として使うことができる。
【0040】
いくつかの実施態様では、
様々なロケーションでのローカル無線ネットワークが、同じローカル無線ネットワークIDを使用することにより、これらのローカル無線ネットワークの全てが、企業体の全国チェーンに関係していることを識別することができる。例えば、(おそらく、ローカル無線ネットワークからの勧誘メッセージを受信することに同意した後に)モバイル・デバイス104が最初に接続される、アリゾナ州、フェニックスのスターバックス・コーヒー・ショップを含む、全米のスターバックス店にローカル無線ネットワークを提供する契約を、AT&Tと結ぶことができる。このユーザがニューヨーク市に飛ぶと、モバイル・デバイス104は、他のスターバックス・コーヒー・ショップで他のローカル無線ネットワークを発見することができる。この他の無線・ネットワークは、例えば、モバイル・デバイス104のモバイル・デバイスIDにより、モバイル・デバイス104が、アリゾナ州、フェニックスのローカル無線ネットワークに以前接続されたことを、認識することができる。その結果、ニューヨーク市の他のローカル無線ネットワークは、モバイル・デバイス104による接続を自動的に許容し、そしてロケーションに依存する(例えば、勧誘メッセージのコンテンツは、このロケーションが、ニューヨーク市
にあるスターバックスであること等を考慮することができる)モバイル・デバイス104に勧誘メッセージを提供することができる。第一のローカル無線ネットワークのモバイル・デバイス104に送信される勧誘メッセージは、(例えば、アリゾナ州、フェニックスにおけるローカル・テレビ・チャンネル、ローカル企業、ローカル・イベント等を参照して)アリゾナ州、フェニックスに特有ものにすることができる。他方、第二のローカル無線ネットワークのモバイル・デバイス104に送信される勧誘メッセージは、例えば、(例えば、ニューヨーク市におけるローカル・テレビ・チャンネル、ローカル企業、ローカル・イベント等を参照して)ニューヨーク市に特有な別のものとすることが出来る。一実施態様では、勧誘メッセージの内の少なくとも一つは、米国内の全てのスターバックス・ロケーションのような全ての関連企業で同じものとすることができるが、例え、マクドナルド店のローカル無線ネットワークもAT&Tと契約されているとしても、モバイル・デバイス104がマクドナルド店で受信している勧誘メッセージとは異ならせることができる。
【0041】
ローカル無線ネットワーク
(例えば、図1の106)から勧誘メッセージを受信することについてのユーザの同
意は、モバイル・デバイス104がローカル無線ネットワークを使用しようとするときに、明示的にかつオンデマンドで与えることができる。ローカル無線ネットワークから勧誘メッセージを受信することについてのユーザの同意は、暗示的におよび/またはモバイル・デバイス104がローカル無線ネットワークを使用しようとする前に、与えることもできる。例えば、フェニックスのスターバックス・コーヒー・ショップで勧誘メッセージを受信することについてのユーザの同意は、明示的に与えることができるが、ニューヨーク市のスターバックス・コーヒー・ショップで勧誘メッセージを受信するユーザの同意は、モバイル・デバイス104が、ニューヨーク市のスターバックス・コーヒー・ショップで同じアカウント情報(例えば、モバイル・デバイスID等)を使用してローカル無線ネットワークに接続するという事実によって推測することができる。一実施態様では、勧誘メッセージを受信することについての同意は、前もって明示的に与えることができる。例えば、ユーザは、前もってウェブ・ページにアクセスすることができ、そしてWiFiサービス・プロバイダによって利用可能となるローカル無線ネットワークに対するローカル無線ネットワーク・アクセスにサイン・アップする。一実施態様では、勧誘メッセージを受信することについての同意は、モバイル・デバイス104が起動するときに、明示的に与えることができる。例えば、(例えば、管理されて、加入契約ベースで、音声サービス付で、一般に有料加入契約者にはユニバーサルである)通信サービスを提供するデータ通信サービス・プロバイダは、(おそらく
様々な企業または個人が契約している)多数のロケーションでホット・スポット/無線・ネットワークを作動させることもできる。モバイル・デバイス104が、データ通信サービスのため
に、データ通信サービス・プロバイダに
接続されると、ユーザがモバイル・デバイス104を介して勧誘メッセージを受信することに同意するという条件で、ホット・スポット/ローカル無線ネットワークにアクセスするオプションを、ユーザに与えることができる。
【0042】
ローカル無線ネットワークは、企業または施設の
様々なロケーションから、ロケーションに依存する
様々な勧誘メッセージを送信することができる。例えば、モバイル・デバイス104を持つユーザは、遊園地を訪問し、かつ
様々なタイプの広告用掲示板または
様々なテーマのショーに遭遇する。ユーザは、遊園地に入場する際に遊園地のローカル無線ネットワークにアクセスするための契約を承認することができる。一実施態様では、遊園地に特有の勧誘受入れアプリケーションを、ユーザの承認に基づいて、モバイル・デバイス104にダウンロードさせることができ、またすでにモバイル・デバイス104に存在している勧誘受入れアプリケーションが、遊園地に特有のユーザ・インタフェースを使用することもできる。ローカル無線ネットワーク106は、モバイル・デバイス104を持つユーザが現在いる
場所に基づいて、カスタマイズした勧誘メッセージをモバイル・デバイス104に配信することができる。一実施態様では、カスタマイズされた勧誘メッセージは、ローカル無線ネットワーク106を介してローカル・サーバまたは遠隔サーバによって作成させおよび/または送信させることができる。ユーザが、例えば、おとぎ話の映画を広告している広告用掲示板に又はその近くにいるときには、おとぎ話の映画をダウンロードするためのURLを提供する勧誘メッセージを、モバイル・デバイス104に送信することができる。ユーザが、ホラー映画、新規なリリース番組シリーズ等を広告している広告用掲示板に存在するときには、ホラー映画を視聴する番組IDおよびローカル・チャンネルIDを提供する勧誘メッセージを、モバイル・デバイス104に送信することができる。
【0043】
ユーザがローカルな著者またはローカルなテーマを促進している書店を訪問するときには、ローカルな著者またはローカルなテーマに関する本の電子バージョンをダウンロードするためのURLを提供する勧誘メッセージを、モバイル・デバイス104に送信することができる。
【0044】
ユーザが博物館、モール等を訪問するときには、さまざまな製品またはサービスへの勧誘を提供する勧誘メッセージを、モバイル・デバイス104に送信することができる。例えば、ユーザが、美術館で、レンブラントの作品を展示するギャラリにいる間、プレゼンテーション、オーディオ・トーク等のような媒体コンテンツを受信する勧誘メッセージを、モバイル・デバイス104が現在接続されているローカル無線ネットワーク(例えば、
図1の104)を介して、モバイル・デバイス104に送信することができる。
【0045】
一実施態様では、勧誘メッセージは、メディア・コンテンツの二つ以上のピースへの二つ以上の勧誘を含むことができる。
様々なタイプのメディア・コンテンツ
を、モバイル・デバイスに無線で送信される同じ勧誘メッセージで、識別させることもできる。
【0046】
4.0 サーバによるコンテンツの転送/記録の予約
一実施態様では、モバイル・デバイス(例えば、
図1および
図2の104)は、マルチメディア・デバイス(例えば、
図1および
図2の102)と、直接にまたは間接に、通信することができる。ユーザは、モバイル・デバイス104を使用して、受信された勧誘メッセージに基づいて識別され
たまたは決定されたメディア・コンテンツをマルチメディア・デバイス102が転送するよう予約することができる。いくつかの実施態様では、コンテンツ転送の予約は、コンテンツ転送予約サーバ(例えば、
図1の110)
の介入によって実行させることができる。
【0047】
例えば、モバイル・デバイス104は、「NCIS」ショーのような特定メディア・コンテンツの勧誘メッセージを受信することができる。勧誘メッセージは、メディア・コンテンツの番組IDを、オプションとしておよび/または追加的に、含むことができる。勧誘メッセージはメディアの名前、ローカルTVのチャンネル番号、衛星チャンネル番号、メディアをダウンロードまたは見るためのURL、メディアについての短い概要、メディア・コンテンツを識別するQRコード(登録商標)等を含むことができる。
【0048】
一実施態様では、モバイル・デバイス104は、一つ以上の受信された勧誘メッセージをブロック/無視することができる。例えば、ユーザは、ユーザ・インターフェースによりモバイル・デバイス104にそのように前もって命令しておくことができる。一実施態様では、モバイル・デバイス104は、受信された一つ以上の勧誘メッセージによって、コンテンツ転送の予約を自動的に実行することができる。一実施態様では、モバイル・デバイス104は、ユーザと対話することによって、コンテンツ転送の予約を少なくとも部分的に実行することができる。一実施態様では、勧誘メッセージを受信することに応答して、モバイル・デバイス104で実行されているアプリケーションは、メッセージを出現させ、またはモバイル・デバイスのディスプレイにオーバレイされたアイコンをある時間ポップ・アップさせ、または他の出力テクニックを使用して勧誘メッセージのテーマをユーザに注目させ、かつ勧誘メッセージに応答するアクションが取られるべきか否かについてユーザに入力を提供するよう促すことができる。モバイル・デバイス104は、一つ以上のアクションに対する一つ以上の選択をユーザに提供することができる。アクションの内の一つにより、勧誘メッセージから決定可能な特有メディア・コンテンツを有するコンテンツ転送を予約することができる。別のアクションにより、勧誘メッセージから決定可能なTVシリーズのためのシーズン・パスを予約することができる。本願明細書において使用されるように、ショー・シリーズのシーズン・パスを予約することは、同じショー・シリーズの二つ以上の(限定するものではない具体例では、全ての後続を含む)エピソードの記録を予約することを意味する。ユーザが選択可能なさらに別のアクションによると、何もしないこともできる。ユーザは、無期限にまたは設定された期間の間、勧誘メッセージに関して何の選択も提示しないことによって勧誘メッセージによって表される勧誘を無視する選択を取ることもできる。
【0049】
アクションのユーザの選択に応答して、モバイル・デバイス104は、アクションを実行し、またはアクションを実行させることができる。モバイル・デバイス104は、コンテンツ転送予約サーバ110にコンタクトして、マルチメディア・デバイス102によるメディア・コンテンツの記録またはダウンロードを予約することができる。一実施態様では、コンテンツ転送予約サーバ110は、マルチメディア・デバイス102を含むが、これには限られない、複数のマルチメディア・デバイスのコンテンツ転送予約を管理する中央サーバとすることができる。
図1の104のようなモバイル・デバイスを備えることができるまたは備えていない異なるユーザが、これらのマルチメディア・デバイスを所有しまたは使用することができる。
【0050】
モバイル・デバイス104は、ローカル無線ネットワーク106から受信された勧誘メッセージを、光学的に認識する、テキスト解析する、または他の処理をするように設定することができる。勧誘メッセージが、TVショー「NCIS」がニューヨーク市のチャンネル6で放映されると知らせる実施態様では、モバイル・デバイス104は、勧誘メッセージのコンテンツを解析し、そしてこの知らせを、このTVショーに関係するアクションをユーザに選択させる勧誘に変えることができる。ユーザがコンテンツ転送を予約するアクションを選択した後、モバイル・デバイス104は、コンテンツ転送予約サーバ110に予約要求を送信することができる。これらに限定されるものではない予約要求の具体例は、ショー「NCIS」の題名、このショーのニューヨーク市のローカル・チャンネル番号等の一つ以上を含むことができる。インターネット108を介してモバイル・デバイス104から要求を受信することに応答して、コンテンツ転送予約サーバ110は、マルチメディア・デバイス102のアドレス(例えば、IP)および特有メディア・コンテンツにアクセスすることができるメディア・ソースを決定することができる。その後、コンテンツ転送予約サーバ110は、受け取った予約要求に対応する命令を作成し、かつ指定されたメディア・コンテンツを転送する/ダウンロードする/記録することを予約する命令を、マルチメディア・デバイス102に送信することができる。マルチメディア・デバイス102は、ケーブル・サービス、無線放送、衛星受信機、インターネット108上のコンテンツ・サーバ等の内の少なくとも一つから、メディア・コンテンツをダウンロードし、記録し、アクセスする等ができる。
【0051】
さまざまな可能性のある実施態様では、本願明細書において記載される命令は、モバイル・デバイス104単独によって、コンテンツ転送予約サーバ110単独で、モバイル・デバイス104およびコンテンツ転送予約サーバ110によって、または、モバイル・デバイス104と連動して動作する一つ以上のデバイスによって、作成させることができる。さまざまな可能性のある実施態様では、特有メディア・コンテンツに対する特有メディア・ソースを決定するために、電子番組ガイド(EPG)、ネットワーク間のコンテンツ・ディレクトリ、内部テーブルまたはデータベース、外部データベース等の少なくとも一つを、調べまたは検索することができる。このような検索の結果は、マルチメディア・デバイス102に対する少なくとも一部の命令を構成するために用いることができる。一実施態様では、特定のメディア・コンテンツの複数のバージョンを、見出すことができる。一実施態様では、メディア・コンテンツ(例えば、TVショー、動画等)の高解像度(HD)バージョンが利用できる場合、この命令は、コンテンツ転送には、メディア・コンテンツのHDバージョンにアクセスしなけれなければならないことを指定することができる。
【0052】
一実施態様では、モバイル・デバイス104で実行される−勧誘受入れアプリケーション116またはコンテンツ転送アプリケーション114のような−ゼロまたは一つ以上のアプリケーションは、コンテンツ転送予約サービス110のオペレータによって、(これに限定されないが)、提供させることができる。コンテンツ転送予約サービス110は、複数のモバイル・デバイスから、コンテンツ転送を予約するための要求を受け取り、かつコンテンツ転送予約サービスを複数のモバイル・デバイスに提供するように構成することができる。いくつかの実施態様では、モバイル・デバイス104上の(第一のベンダによって提供される)第一のアプリケーションは、最初、外部ソース(例えば、インターネット108、テレコム・サービス・プロバイダ、ローカル無線ネットワーク106等)から勧誘メッセージを受信し、そして、更なる処理のために勧誘メッセージをモバイル・デバイス104上のそれぞれの他のアプリケーション(例えば、勧誘受入れアプリケーション116)に送ることができる。これらの他のアプリケーションは、これに限定されないが、第二の異なるベンダにより提供されるアプリケーションを含むことができる。
【0053】
いくつかの実施態様において、モバイル・デバイス104によってユーザに提示されるアクションの選択は、コンテクストに応じている。例えば、モバイル・デバイス104が、マルチメディア・デバイスへのコンテンツ転送を予約するアクションのいかなる選択もユーザに提示する前に、モバイル・デバイス104は、ユーザが、
図1および
図2の102のような特定のマルチメディア・デバイスと関係しているかどうかを決定することができる。ユーザが、
図1および
図2の102のようなマルチメディア・デバイスに関係していると決定されると、マルチメディア・デバイスに関係する選択は、モバイル・デバイス104のユーザに利用可能となる。本願明細書において記述されるように、「デバイスに関係しているユーザ」は、ユーザとデバイスの間に予め決められたまたは現在の関係の一つ以上を意味することができる。本願明細書において記載される関係の具体例は、これらに限定されるものではないが、ユーザがデバイスを所有する所有関係、ユーザが遠隔でまたは局所的にデバイスを作動する操作上の関係、ユーザがデバイスを保持する保守関係、ユーザがデバイスを用いるおよび/またはリースする使用関係、ユーザがデバイスを制御する制御関係、ユーザがデバイスを管理する管理関係等の中の、何れか、いくつかまたは全てを含むことができる。
【0054】
ユーザとマルチメディア・デバイス102のようなデバイスとの間の関係性の決定は、モバイル・デバイス104に格納されるコンフィギュレーション・データを調べることによって実行させることができる。これに代えておよび/またはこれに加えて、この決定は、このような情報を有する外部の当事者と通信することによって実行させることができる。例えば、一実施態様では、モバイル・デバイス104は、コンテンツ転送予約サーバ110がアクセスを有するかまたは関係情報によって構成される実施態様の場合、ユーザつまりモバイル・デバイス104が、特有マルチメディア・デバイスに関係しているかどうかを決定する目的で、コンテンツ転送予約サーバ110と通信することができる。
【0055】
一具体例では、モバイル・デバイス104は、TVショーを見る勧誘メッセージを受信することができる。モバイル・デバイス104は、ユーザがマルチメディア・デバイスを所有しているかどうかを決定することができる。ユーザがマルチメディア・デバイス102を所有していると決定されると、マルチメディア・デバイス102によるTVショーの記録を予約するアクションの選択は、モバイル・デバイスのディスプレイでユーザに提示させることができる。ユーザは、提示されたアクションを選択するユーザ入力を提供することができる。ユーザから選択を受信することに応答して、モバイル・デバイス104は、コンテンツ転送予約サーバ110に、要求を送信して、TVショーを記録するまたはダウンロードすることの予約を実行することができる。TVショーに多くのバージョンが利用できる場合には、モバイル・デバイス104またはコンテンツ転送予約サーバ110の何れかによって定まるように、高解像度バージョンのような特定のバージョンは、マルチメディア・デバイス102による予約されているダウンロードの目標として、選択させるおよび/または提案させることができる。モバイル・デバイス104またはコンテンツ転送予約サーバ110は、これに対応する命令を送信することができる。
【0056】
モバイル・デバイス104が、そのユーザがマルチメディア・デバイスに関係していないと決定すると、モバイル・デバイス104は、前述した受信された勧誘メッセージとは無関係とする選択またはマルチメディア・デバイスに関連しない選択を提示することができる。例えば、モバイル・デバイス104は、モバイル・デバイス104にTVショーの(例えば、モバイル)バージョンをダウンロードするアクションの選択(その選択は、アクションの複数の選択の内の一選択とすることができる)を、今なお、ユーザに提示することができる。いくつかの実施態様では、例え、ユーザが、
図1および
図2の102のような特有マルチメディア・デバイスに関係していると決定されても、メディア・コンテンツをモバイル・デバイス104に(例えば、即時にまたは後に)ダウンロードする予約のアクションの選択が、(おそらく異なるバージョンの)同じメディア・コンテンツをマルチメディア・デバイス102にダウンロードする予約のアクションの他の選択とともに、提示させることができる点に留意する必要がある。
【0057】
本願明細書において記述されるように、勧誘メッセージは、局所的であるまたはロケーションに依存する勧誘メッセージを意味することができる。特有コンテンツを有する勧誘メッセージは、広告用掲示板、キオスク、ある種の店、ある種のロケーション等のようなある種の特有ロケーションでしか利用できないようにすることもできる。例えば、勧誘メッセージは、広告用掲示板に、または、特有ロケーションで表示される視覚メッセージに関連させることができる。ユーザが、あるロケーションから歩き去ると、モバイル・デバイス104は、そのロケーションで以前に受信された特有コンテンツを有する勧誘メッセージはもはや受信することができない。
【0058】
一実施態様では、エンティティ(例えば、勧誘配信サーバ120)は、モバイル・デバイス104のロケーションを決定し、そしてモバイル・デバイス104に勧誘メッセージのようなロケーションに依存するメッセージを送る(例えば、プッシュする)ように構成することができる。一実施態様では、モバイル・デバイス104は、勧誘メッセージを提供するために(例えば、ポーリングによって)ローカル無線ネットワーク106(またはローカル無線ネットワーク106を介してローカルまたは遠隔サーバ)を招くことができる。一実施態様では、モバイル・デバイス104は、エンティティおよび特定のロケーションで利用できる勧誘メッセージを、能動的に捜す(例えば、プルする)ことができる。
【0059】
一実施態様では、本願明細書において記述される勧誘メッセージは、ローカライズさせかつ個人化さえさせることができる。例えば、広告用掲示板の近くを歩いている異なる人々は、異なるローカライズされた勧誘メッセージを受信することができる。第一のユーザは、第一のユーザにカスタマイズされた勧誘メッセージを受信することができ、第二の異なるユーザは、例え、両方のユーザが同じ広告用掲示板の近くを歩いたとしても、2人目のユーザにカスタマイズされた異なる勧誘メッセージを受信することができる。ユーザの個人情報または嗜好は、使用合意とともに前もって提供させておくこともできる。これに代えて、ローカル無線ネットワーク106、またはローカル無線ネットワーク106を介してローカルまたは遠隔サーバは、ユーザの個人情報および/または嗜好をモバイル・デバイス104に問い合わせることができる。このようにして、ローカライズされて個人化された勧誘メッセージは、ユーザのモバイル・デバイスがこのロケーションまたはこのロケーションに近接して持ってこられるときに、各ユーザに送信させることができる。
【0060】
5.0 サーバによらないコンテンツの転送/記録の予約
本願明細書において記述されるように、いくつかの実施態様では、コンテンツ転送の予約は、コンテンツ転送予約サーバ110のようなサーバのいかなる介入なしでも実行させることができる。一実施態様では、マルチメディア・デバイス102は、メディア・コンテンツをマルチメディア・デバイス102に記録するまたは転送することを予約するコンテンツ転送予約サーバ110のようなサーバとは独立して、モバイル・デバイス104と直接動作するように構成される。ここで使用されているように、「他のデバイスと直接動作するデバイス」は、これらの二つのデバイスが、それらのメッセージ通信のエンドポイントであることと、このデバイスが、他のデバイスによってこのデバイスに向けられているメッセージに対するエンドポイントであることと、この他のデバイスが、このデバイスによって他のデバイスに向けられているメッセージに対するエンドポイントであることとを意味することができる。いくつかの実施態様では、これらのメッセージは、途中で、他のデバイス(例えば、ルータ、スイッチ、アクセス・ポイント、サーバ等)により、介在させ、切替え、送られ、転送させることができるが、これらの他のデバイスは、メッセージ通信のエンドポイントでない。むしろ、これらの他のデバイスは、元のエンドポイントによって形成されるエンドポイントにメッセージを届けることを援助するだけで、これらの他のデバイスが、転送されるべきまたは配信されるべき他の任意のメッセージをどのように処理するかとは独立に、メッセージを一般的に処理する。
【0061】
モバイル・デバイス104は、マルチメディア・デバイス102のIPアドレスを決定し、かつマルチメディア・デバイス102に予約要求を送信することと、マルチメディア・デバイス102から応答またはメッセージを受信することとを含めて、マルチメディア・デバイス102と直接通信するように構成することができる。本願明細書において記述されるコンテンツ転送の直接の予約は、インターネット108、またはモバイル・デバイス104とマルチメディア・デバイス102との間に(通信ネットワークまたはサービスによってさえ、可能性がある一実施態様で、提供することができる)他の利用できるネットワークを介した接続に基づくこともできる。
【0062】
一実施態様では、マルチメディア・デバイス102は、EPG内および/またはマルチメディア・デバイス102に局所的に格納されているメディア・コンテンツ・データベース内のメディア・コンテンツの利用可能性および予約情報をルックアップするように、構成することができる。これに加えておよび/またはこれに代えて、マルチメディア・デバイス102は、関連したルックアップを実行し、かつユーザが、モバイル・デバイス104によりダウンロードまたは記録することを認証したメディア・コンテンツのピースに対する時間と場所(例えば、インターネット108またはテレビ・チャンネルに)を決定するために、外部のデータ送信ソースに問い合わせる能力を有するように構成することができる。
【0063】
6.0 無線でのクイック・レスポンス(QR)コードの受信
一実施態様では、ローカル無線ネットワーク106によってモバイル・デバイス104に送られる勧誘メッセージは、QRコードを備えることができる。一具体例では、例えば、QRコードは、ローカル無線ネットワーク106によってモバイル・デバイス104に無線で送信される画像ファイルに含めることができる。この場合、ローカル無線ネットワークが、QRコードまたはその画像を無線でモバイル・デバイス104に送信することが可能であるので、これは、カメラ(例えば、携帯電話、タブレット等)で画像を視覚的に撮るためにユーザが姿勢をとる必要性を回避する。本願明細書において記述される技術無しで、ユーザは、多くの視覚的に挑戦された状況において、その中のQRコードの光学認識のための十分良いQRコード画像を得ることは出来ないであろう。例えば、ユーザは、運転している際には、広告用掲示板に視覚的に表示されるQRコードに十分に近づくことはできない。しかしながら、本願明細書において記述される技術の下では、ユーザは、QRコードの画像を視覚的に撮る必要無しに、ローカル無線ネットワーク(例えば、広告用掲示板等で)からQRコードを無線で受信することができる。にもかかわらず、一実施態様は、本願明細書において記述されるQRコード・メカニズムの使用を、カメラ(例えば、携帯電話、タブレット等)によって撮られた画像と共に使用するように適合化される。
【0064】
一実施態様では、モバイル・デバイス104によって受信されるQRコード画像は、モバイル・デバイス104によって処理させることができる。これに加えておよび/またはこれに代えて、QRコード画像は、相互通信モバイル・デバイス104の他のデバイスによって協働して処理させて、QRコード画像で伝送されるQRコードを決定することができる。画像のQRコードは、TVシリーズに対してシーズン・パスを予約する勧誘メッセージ、ローカル・チャンネル上のTVショーを見る勧誘メッセージ、またはインターネット108からアクセス可能なコンテンツ・サーバ(例えば、
図1の112)で映画またはショーをダウンロードするための勧誘メッセージ、または映画、プレゼンテーション、映画予告編、広告、電子ブック等のようなメディア・コンテンツのピースを視聴するための勧誘メッセージを、備えるおよび/または表すことができる。画像のQRコードは、(モバイル・デバイス104が、暗示的に勧誘メッセージと扱うことができる)メディア・コンテンツのピースのみを識別することもできる。モバイル・デバイス104は、例え、それが暗示的な勧誘メッセージであるとしても、QRコードを受信することに応答して本願明細書に記載されている、方法、手順、ステップ等を実行することができる。
【0065】
一実施態様では、本願明細書において記載される一つ以上のデバイス(例えば、一つ以上のモバイル・デバイス104、コンテンツ転送予約サーバ110、コンテンツ・サーバ112等)は、QRコード画像を走査して、QRコード画像のQRコードを光学的に認識するまたは得ることができる。一つ以上のデバイスは、勧誘メッセージから導出されるQRコードを、勧誘のテキストの説明を含む勧誘メッセージをどのように使用されるかと類似する態様で、使用することができる。QRコードは、コンテンツ転送の予約に関係するアクションの一つ以上の選択が、モバイル・デバイス104のディスプレイでユーザに提示されるべきか否かを決定するために、直接または間接に用いることができる情報を、含むことができる。ユーザは、QRコードに関して、マルチメディア・デバイス102および/またはモバイル・デバイス104に、コンテンツを転送することの予約を許可し/開始し/行わせるアクションを選択することができる。これに加えておよび/またはオプションとして、本願明細書において記述されるQRコードの少なくとも一部は、QRコードに関係するメディア・コンテンツの特有ピースが、どこでかついつ利用できるかを決定する目的のために、および/またはメディア・コンテンツの特有ピースのマルチメディア・デバイス102へのコンテンツ転送を予約するためのマルチメディア・デバイス102に対する対応する命令を構築する目的のために、EPG、コンテンツ・データベース、インターネットのプログラム・コンテンツ、一つ以上のルック・アップ・テーブル等を検索するために用いることができる。
【0066】
一実施態様では、QRコードは、URLを含むことができる。一実施態様では、これに加えておよび/またはこれに代えて、QRコードは、TVショー、映画等のようなメディア・コンテンツの公表されたピースに対する番組IDを含むことができる。番組IDは、メディア・コンテンツが公開されまたは公表されたときに、メディア・コンテンツに割り当てることができる。ユーザは、モバイル・デバイス104に、TVショー、映画等の記録を予約すること、またはTVシリーズのシーズン・パスを入手/予約することを命令することができる。
【0067】
さまざまな可能性がある実施態様では、本願明細書において記述される勧誘メッセージは、多様なフォーマット(例えば、QRコードに対するフォーマット、無線で送信される画像ファイルに対するフォーマットまたは他の異なるフォーマット)の一つとすることができる。勧誘メッセージは、いくつかの実施態様の標準メッセージ・フォーマットで、またはいくつかの他の実施態様の専用メッセージ・フォーマットで作成することができる。本願明細書において記述される技術は、様々の異なるメッセージ・フォーマットで動作する方法で実行させることができる。
【0068】
モバイル・デバイス104は、ユーザが、支払済みのメディア・コンテンツの一つ以上のピースを受信する/購入することを認証するか否かを含めて、コンテンツ転送の予約に関係する全てのオプションを得るために、デバイス・ユーザインターフェースを介して、ユーザと対話することができる。モバイル・デバイス104は、これらのオプションを、同じ予約要求で、コンテンツ転送予約サーバ110に、または異なる実施態様では直接マルチメディア・デバイス102に、送ることができる。予約要求を受信することに応答して、コンテンツ転送予約サーバ110は、マルチメディア・デバイス102のIPアドレスを決定し、予約要求に対応する命令を構成し、かつマルチメディア・デバイス102にコンテンツ転送を予約する命令を送ることができる。モバイル・デバイス104が、コンテンツ転送予約サーバのいかなる介入も無しに、マルチメディア・デバイス102に予約要求を直接送信することができる実施態様では、モバイル・デバイス104は、命令または予約要求を、マルチメディア・デバイス102に直接送ることができる。予約要求または命令を受信することに応答して、マルチメディア・デバイス102は、予約要求または命令において識別される特有コンテンツに対する、マルチメディア・デバイス102へのコンテンツ転送の予約を実行することができる。
【0069】
一実施態様では、ユーザは、映画、電子ブック、TVショー、TVシリーズ等をダウンロードまたは記録することを予約するモバイル・デバイス104のような携帯機器を用いることができる。ユーザは、ダウンロードされ、記録され、またはアクセスされたメディア・コンテンツに対して支払いを承認することができる。一実施態様では、メディア・コンテンツは、直ちに、またはモバイル・デバイス104からの予約要求から予約した遅延が経過した後に、ダウンロードさせまたは記録させることができる。ユーザは、ユーザが訪問するローカル無線ネットワークから受信された勧誘メッセージの特価、割引、割引料金、報酬または販売促進を得、かつ特有アクションを選択し、または要求または命令を予約する際に特有オプションを提供することができる。
【0070】
いくつかの実施態様では、モバイル・デバイス104と他のデバイスまたはサーバとの間の個々の接続は、様々な方法で提供することができる。モバイル・デバイス104は、デバイスまたはサーバと常に接続する、または、暫定的にのみ(例えば、限定された持続時間に対しておよび/または限定された空間範囲の中で)デバイスまたはサーバと接続することができる。認可および認証メカニズムは、モバイル・デバイス104と他のデバイス/サーバとの間のこれらの接続の一つ以上で提供させることができる。
【0071】
本願明細書において記述されるように、モバイル・デバイス104は、サービスまたはアクセス合意に基づいて勧誘メッセージを受け入れることを設定することができる。保守契約は、モバイル・デバイス104のユーザによって、保守契約の相手方との接続が確立されると同時に、または接続が確立する直前の時点(例えば、交渉時)に締結させることができる。ユーザは、様々な方法で勧誘メッセージを受信することへの同意を与えることができる。例えば、ユーザは、勧誘を受け入れる意思または拒絶を示すアカウント選択を設定することができる。アカウント選択は、勧誘プロバイダの特有リストからの勧誘は受け入れることも拒絶することもできることを、前もって示すことさえできる。モバイル・デバイス104の現在のロケーションで利用可能ないくつかのローカル無線ネットワークの中から特有ローカル無線ネットワークを選択する結果、勧誘メッセージを受信することに同意を与えることもできる。ユーザが、遊園地、店、ショッピングセンタ、レストラン、コーヒー・ショップ、空港ターミナル、博物館、図書館、施設等に入るときに、このような同意を与えることもできる。ベンダのローカル無線ネットワークを介して勧誘メッセージを受信することにユーザが同意することと引きかえに、ベンダは、無料サービスまたは割引チケット等を提供することができる。
【0072】
7.0 マルチメディア・デバイスの具体例
図4は、本発明の一実施例による内部構造およびマルチメディア・デバイスの動作の具体例を示すブロック図である。内部構造およびデジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)のようなメディア・デバイスの動作の具体例は、米国特許第6,233,389号に詳細に記載されていて、そしてこれは、元々本願明細書において開示されているものとしてここに取り込まれている。
【0073】
図4に示されるマルチメディア・デバイスは、入力モジュール401、メディア・スイッチ402、出力モジュール403を備えている。入力モジュール401は、ネットワーク(例えば、インターネット、イントラネット、エクストラネット等)ソースから、様々な形態の何れかのテレビジョン(TV)入力ストリームおよび/またはデジタル・ストリームを受信する。例えば、入力モジュール401によって受信されるTV入力ストリームは、ナショナル・テレビジョン標準委員会(NTSC)に対応した信号またはPALに対応した放送信号という形をとることができる。他の具体例では、入力モジュール401によって受信されるTV入力ストリームは、デジタル衛星システム(DSS)に対応した信号、デジタル放送システム(DBS)に対応した信号または高度テレビジョン標準委員会(ATSC)に対応した信号のようなデジタル形式を用いることができる。DBS、DSSおよびATSCは、動画専門家集団Moving Pictures Experts Group 2(MPEG-2)およびMPEG-2 Transportと呼ばれる標準に基づく。MPEG-2 Transportは、TV受像器が入力ストリームを逆アセンブルして多重化信号で番組を見いだすことができるように、TVソース送信器からデジタル・データ・ストリームをフォーマットするための標準である。他の具体例として、ネットワークからダウンロードされまたはストリーミングされたデジタル・ストリームは、MPEG-2、MPEG-4、WMV、AVCHD等のようデジタル形式とすることができる。一実施態様によると、入力モジュール401は、MPEGストリームを生成する。他の実施態様では、入力モジュール401は、異なるコーデックを用いてコード化されるストリームを生成する。
【0074】
一実施態様では、MPEG-2トランスポート・マルチプレックスは、同じ放送チャンネルで複数のビデオおよび音声フィードおよびプライベート・データを有する多重番組をサポートする。一実施態様では、入力モジュール401は、チャンネルを特定の番組に同調させ、特定のMPEGストリームをチャンネルから抽出し、そしてMPEGストリームを残りのシステムに供給する。一実施態様では、入力モジュール401は、インターネットに渡ってソースからデジタル・ストリームをダウンロードし、かつ残りのシステムにデジタル・ストリームを供給する。アナログのテレビ信号は、システムの残りの構成部分がどのように信号が得られたかを知らないように、別々のビデオおよび音声エンコーダを用いて、類似のMPEGフォーマットにコード化させることができる。情報は、多くの標準方法でアナログのテレビ信号の垂直帰線消去区間(VBI)に変調させることができる。例えば、北アメリカ放送テレテキスト標準(NABTS)を用いて、FCCが、字幕(CC)および拡張データサービス(EDS)に対しいくらかの他のラインの使用を強制する、NTSC信号の特定のラインに情報を変調させることもできる。このような信号は、入力モジュール401によってデコードされ、そして例えば、これらの信号があたかもMPEG-2プライベート・データ・チャンネルを介して配信されて来たかのように、他のモジュールに渡される。
【0075】
一実施態様では、メディア・スイッチ402は、マイクロプロセッサCPU406、ハード・ディスクまたは格納デバイス(例えば、SSD等)405とメモリ(例えば、RAM、DRAM等)404との間のデータ転送を仲介することができる。入力ストリームがこのようなフォーマットになくかつメディア・スイッチ402に送信された場合、入力ストリームは、MPEGストリーム(例えば、MPEG-2、MPEG-4等)に変換させることができる。メディア・スイッチ402は、メモリ404にMPEGストリームをバッファさせることができる。一実施態様では、メディア・スイッチ402は、メモリ404とハードディスクまたは格納デバイス405との間を仲介し、かつMPEGストリームをハードディスクまたは格納デバイス405に保存させることができる。一実施態様では、マルチメディア・デバイスのユーザがリアルタイム・ストリームを見ているときに、メディア・スイッチ402は2つの同時演算を実行することができる:メディア・スイッチ402は、出力モジュール403にMPEGストリームを送信し、かつMPEGストリームをハードディスクまたは格納デバイス405に同時に保存することができる。
【0076】
一実施態様では、出力モジュール403は、MPEGストリームをメディア・スイッチ402から受信されたバッファからの入力として受信し、そしてそれに応じてNTSC、PAL、HDMI、DVI、他のテレビジョン標準方式等の何れかによるアナログまたはデジタル信号を生成する。一実施態様では、出力モジュール403は、MPEGデコーダ、オン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)発生器、アナログTVエンコーダ、音声論理等の任意の組合せを備えることができる。OSD発生器は、CPU 406からのプログラム理論が、結果として生じるアナログまたはデジタル信号の上にオーバレイさせることができる画像を出力することを可能にする。一実施態様では、出力モジュール403は、NABTS、CCおよびEDSを含む多くの標準フォーマットで、出力信号の個人データ・チャンネルまたはVBI上にプログラム理論によって提供される情報を変調することができる。
【0077】
8.0 実施態様の具体例
図3Aは、本発明の一実施例による具体例の方法を例示する。いくつかの実施態様では、一つ以上のコンピューティング・デバイス(例えば、
図1のモバイル・デバイス104)が、この方法を実行することができる。一実施態様では、モバイル・デバイス104は、第一のロケーションで、ローカル無線ネットワーク(
図1および
図2の106)を含む一つ以上のローカル無線ネットワークを発見することができる。モバイル・デバイス104は、インターネット108、他のデバイス、等に接続するために、ローカル無線ネットワーク106を選択することができる。
【0078】
ブロック310において、モバイル・デバイス104は、ローカル無線ネットワーク106から、またはローカル無線ネットワーク106を介したローカル・サーバまたは遠隔サーバから勧誘メッセージを受信する。勧誘メッセージは、第一のロケーションでモバイル・デバイスによって受信されかつ第一のロケーションにローカライズされている一つ以上の勧誘メッセージの内の一つとすることができる。
【0079】
一実施態様では、モバイル・デバイスは、勧誘メッセージに関係するアクションを選択するユーザ入力を受信する。
【0080】
ブロック320において、勧誘メッセージの受信に応答して、モバイル・デバイス104は、コンテンツ転送予約サーバ(例えば、
図1の内の110)に特有メディア・コンテンツに対する予約要求を送信する。この予約要求は、マルチメディア・デバイス(
図1および
図2の102)へ/に特有メディア・コンテンツを転送または記録することを予約させる。マルチメディア・デバイス102は、モバイル・デバイス104のユーザに関係付けることができる。
【0081】
一実施態様では、マルチメディア・デバイス102は、現在、モバイル・デバイス104のロケーションから遠隔に配置されている。一実施態様では、コンテンツ転送予約サーバ110は、マルチメディア・デバイスへのコンテンツ転送またはマルチメディア・デバイスによる記録を予約するための命令を、それぞれ、マルチメディア・デバイス102を含む複数のマルチメディア・デバイスに提供するように構成されている。
【0082】
一実施態様では、モバイル・デバイス104が第一のロケーションから離れるように移動しているときに、モバイル・デバイス104とローカル無線ネットワーク106との接続が断たれる。モバイル・デバイス104は、第二の新しいロケーションで、一つ以上の第二のローカル無線ネットワークを発見することができる。モバイル・デバイス104は、インターネット108、他のデバイス、等への接続のために、一つ以上の第二のローカル無線ネットワークの内の第二のローカル無線ネットワークを選択することができる。モバイル・デバイス104は、第二のローカル無線ネットワークから第二の新規な勧誘メッセージを受信することができる。第二の勧誘メッセージの受信に応答して、モバイル・デバイス104は、第二の特定メディア・コンテンツに対する第二の予約要求をコンテンツ転送予約サーバ110に送信することができ、そして第二の予約要求により、第二の特定メディア・コンテンツのマルチメディア・デバイス102への転送が予約される。
【0083】
一実施例では、モバイル・デバイス、コンテンツ転送予約サーバ、またはマルチメディア・デバイスの内の少なくとも一つが、少なくとも一つの勧誘メッセージに基づいて特有メディア・コンテンツを決定する。
【0084】
一実施態様では、勧誘メッセージは、クイック・レスポンス(QR)コードを備える。本願明細書において記載されるモバイル・デバイス104または他のデバイスは、勧誘メッセージのQRコード画像からクイック・レスポンスを光学的に認識することができる。
【0085】
一実施態様では、マルチメディア・デバイスは、特有コンテンツを、URLでアクセス可能なものとして識別する。一実施態様では、マルチメディア・デバイスが識別する特有コンテンツのバージョンは、勧誘メッセージで識別される特有コンテンツの異なるバージョンである。
【0086】
図3Bは、本発明の一実施例による一実施態様の方法を示す。いくつかの実施態様では、一つ以上のコンピューティング・デバイス(例えば、
図1のモバイル・デバイス104)が、この方法を実行することができる。
図2に図示されるいくつかの実施態様では、マルチメディア・デバイス(例えば、
図2の内の102)によるコンテンツ転送の予約は、コンテンツ転送予約サーバ(例えば、
図1の110)の如何なる介入も無しに、モバイル・デバイス104とマルチメディア・デバイス102との間で直接実行させることができる。
【0087】
ブロック350において、モバイル・デバイス104は、ローカル無線ネットワーク(例えば、
図2の106)から勧誘メッセージを受信する。
【0088】
ブロック360において、勧誘メッセージの受信に応答して、モバイル・デバイス104は、予約命令をマルチメディア・デバイス(例えば、
図2の102)に送信して、特有メディア・コンテンツのマルチメディア・デバイスへの転送を予約させる。
【0089】
ここでは、方法ステップを実行するものとして、特有コンポーネントが詳述されているが、他の実施態様では、特有コンポーネントに代わるエージェントまたは機構が、方法ステップを実行することができる。更に、いくつかの本発明の態様が、システムのコンポーネントに関して述べられているが、本発明は、複数のシステムに分布するコンポーネントで実行することができる。本発明の実施態様も、ここで記載される方法ステップを実行するための手段を含む任意のシステムを含む。本発明の実施態様は、実行させると、本願明細書において記載される方法ステップを実施させる命令を有するコンピュータ可読のメディアを含む。
【0090】
9.0 ハードウェアの概要
図5は、本発明の実施態様を実行することができるコンピュータ・システム500を例示するブロック図である。コンピュータ・システム500は、バス502または情報を通信するための他の通信メカニズム、および情報を処理するためのバス502に結合されているプロセッサ504を含む。コンピュータ・システム500は、プロセッサ504によって実行される情報および命令を格納する、バス502に結合されている、ランダムアクセスメモリ(RAM)または他のダイナミック格納デバイス)のようなメイン・メモリ506を含む。メイン・メモリ506は、プロセッサ504によって実行される命令の実行中に一時的変数のまたは他の中間の情報を格納するために用いることもできる。コンピュータ・システム500は、更に、プロセッサ504のためのスタティック情報および命令を格納するためのバス502に結合されている読取り専用メモリ(ROM)508または他のスタティック格納デバイスを含む。磁気ディスクまたは光ディスクのような格納デバイス510は、情報および命令を格納するためのバス502に提供されかつ結合されている。
【0091】
コンピュータ・システム500は、コンピュータ・ユーザに情報を表示するための陰極線管(CRT)または液晶ディスプレイ(LCD)のようなディスプレイ512にバス502を介して結合させることができる。英数字および他のキーを含む入力デバイス514は、プロセッサ504への情報およびコマンド選択を通信するためのバス502に結合されている。他の種類のユーザ入力デバイスは、プロセッサ504に方向情報およびコマンド選択を通信しかつディスプレイ512上のカーソル移動を制御するためのマウス、トラックボールまたはカーソル方向キーのようなカーソル制御516である。この入力デバイスは、典型的には、デバイスが平面のロケーションを特定することを可能にする、第一の軸(例えば、x)および第二の軸(例えば、y)の2本の軸に二つの自由度を有する。
【0092】
本発明は、ウィンドウ構成制御ユニット用のコンピュータ・システム500の使用に関する。一実施態様によると、プロセッサ504が、メイン・メモリ506に含まれる一つ以上の命令の一つ以上のシーケンスを実行することに応答して、ウィンドウ構成制御ユニットは、コンピュータ・システム500によって提供される。このような命令は、格納デバイス510のような他のコンピュータ可読媒体からメイン・メモリ506に読み込ませることができる。メイン・メモリ506に含まれる命令のシーケンスの実行は、プロセッサ504に、本願明細書において記載されるプロセスのステップを実行させる。マルチプロセッシング装置の一つ以上のプロセッサは、メイン・メモリ506に含まれる命令のシーケンスを実行するために使用させることもできる。代わりの実施態様では、ハードワイヤード回路は、本発明を実行するソフトウェア命令の代わりに、または、それと組み合せて用いることができる。従って、本発明の実施態様は、ハードウェア回路及びソフトウェアの如何なる特定の組み合わせにも限定されない。
【0093】
「コンピュータ可読媒体」という本明細書で用いられる用語は、実行のためにプロセッサ504に命令を提供することに参加する任意の媒体を意味する。このような媒体は、これらに限定されるものではないが、不揮発性媒体、揮発性媒体および伝送媒体を含む多くの形を取ることができる。不揮発性媒体は、例えば、格納デバイス510のような光学または磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、メイン・メモリ506のようなダイナミック・メモリを含む。伝送媒体は、バス502を備えるワイヤを含む同軸ケーブル、銅線および光ファイバを含む。伝送媒体は、電波および赤外線通信の間に発生するそれらのような音響または光波の形を取ることもできる。
【0094】
コンピュータ可読媒体の一般の形は、例えば、フロッピ・ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープまたは任意の他の磁気媒体、CD-ROM、任意の他の光媒体、穿孔カード、紙テープ、穴のパターンを有する任意の他の物理媒体、RAM、PROM、そしてEPROM、FLASH-EPROM、任意の他のメモリ・チップまたはカートリッジ、後述する搬送波、またはコンピュータが読み出すことができる任意の他の媒体、を含む。
【0095】
コンピュータ可読の媒体のさまざまな形は、実行のためにプロセッサ504に一つ以上の命令の一つ以上のシーケンスを担持することに関係させることができる。例えば、命令は、最初、リモート・コンピュータの磁気ディスクに担持させることができる。リモート・コンピュータは、命令をそのダイナミック・メモリにロードすることができ、かつ命令をモデムを用いて電話線により送信することができる。コンピュータ・システム500へのローカル・モデムは、電話線上のデータを受信し、かつ赤外線送信機を使用して赤外線信号にデータを変換することができる。バス502に結合する赤外線検出器は、赤外線信号で担持されるデータを受信し、かつデータをバス502に配置することができる。バス502は、プロセッサ504が、そこから命令を読み出しかつ実行するメイン・メモリ506にデータを担持する。メイン・メモリ506によって受信される命令は、オプションとして、プロセッサ504による実行の前か後のどちらかに格納デバイス510に格納させることができる。
【0096】
コンピュータ・システム500は、バス502に結合する通信インタフェース518も含む。通信インタフェース518は、ローカル・ネットワーク522に接続されるネットワーク・リンク520に結合する双方向データ通信を提供する。例えば、通信インタフェース518は、対応するタイプの電話線にデータ通信接続を提供する総合サービス・デジタル・ネットワーク(ISDN)カードまたはモデムとすることができる。別の具体例として、通信インタフェース518は、互換性を持つLANにデータ通信接続を提供するローカル地域ネットワーク(LAN)カードとすることができる。無線リンクを、実行することもできる。このような任意の実行において、通信インタフェース518は、様々な形の情報を表すデジタル・データ・ストリームを担持する、電気、電磁、光学信号を送信しかつ受信する。
【0097】
ネットワーク・リンク520は、典型的には、データ通信を一つ以上のネットワークを介して他のデータ装置に提供する。例えば、ネットワーク・リンク520は、ローカル・ネットワーク522を介して接続をホストコンピュータ524またはインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)526によって作動されるデータ装置に提供することができる。ISP 526は、現在一般に「インターネット」528と呼ばれる世界的なパケット・データ通信ネットワークによって次々にデータ通信サービスを提供する。ローカル・ネットワーク522およびインターネット528は、両者とも、デジタル・データ・ストリームを担持する電気、電磁または光学の信号を使用する。さまざまなネットワークによる信号およびネットワーク・リンク520上のおよび(コンピュータ・システム500へ/それからデジタルデータを担持する)通信インタフェース518 による信号は、情報を運搬する搬送波の具体例の形態である。
【0098】
コンピュータ・システム500は、ネットワーク、ネットワーク・リンク520および通信インタフェース518により、メッセージおよびプログラム・コードを含む受信データを送信することができる。インターネットの具体例では、サーバ530は、インターネット528、ISP 526、ローカル・ネットワーク522および通信インタフェース518によって、アプリケーション・プログラムのための要請されたコードを送信するかもしれない。本発明に従うと、このような一つのダウンロードされたアプリケーションは、本願明細書において記述される遠隔ディスプレイ・デバイスを提供する。
【0099】
受信されたコードは、それが受信されつつある際に、プロセッサ504によって実行させることができ、および/または後の実行のために、ストレージ・デバイス510または他の不揮発性記憶装置に格納させることができる。このように、コンピュータ・システム500は、搬送波の形でアプリケーション・コードを取得することができる。
【0100】
10.0 拡張および変形例
ここまで、明細書では、本発明の実施態様が、実行ごとに変化し得る多数の特定詳細を参照して、記述されて来た。したがって、何が本発明であるかおよび出願人が意図する本発明はなんであるかについての唯一のインジケータは、いかなるその後の補正を含むこのような請求項が生じる特定形態で、この出願から生ずる請求項の組である。このような請求項に含まれる用語に対し本願明細書において明確に設定された如何なる定義も、請求項内で使用されているこのような用語の意味を支配すべきである。それゆえに、請求項に明白に列挙されていない限定、要素、特性、特長、効果または特色は、何れも、このような請求項の範囲を限定すべきではない。明細書は、したがって、限定する意味では無く例証を示すものとみなすべきである。