特許第6055980号(P6055980)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6055980
(24)【登録日】2016年12月16日
(45)【発行日】2017年1月11日
(54)【発明の名称】害獣捕獲装置
(51)【国際特許分類】
   A01M 23/22 20060101AFI20161226BHJP
【FI】
   A01M23/22
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-180133(P2015-180133)
(22)【出願日】2015年8月26日
【審査請求日】2015年9月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】315012415
【氏名又は名称】有限会社 州濱林業
(72)【発明者】
【氏名】洲濱 幸雄
【審査官】 門 良成
(56)【参考文献】
【文献】 実公昭35−026766(JP,Y1)
【文献】 実公昭15−003454(JP,Y1)
【文献】 特開2003−219784(JP,A)
【文献】 米国特許第04370823(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01M 1/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
捕獲すべき害獣の背丈よりも高い地上位置に張架される張架索条と、周囲に所定間隔で索条通し具を付けた捕獲ネットと、該捕獲ネットの索条通し具に通した絞り索条とを主要部材として構成され、前記捕獲ネットの縦方向の一辺を張架索条に懸架した状態で対向下辺を地面に垂らし、該対向辺の一隅から前記絞り索条の端部を延ばして固定するようにしたことを特徴とする害獣捕獲装置。
【請求項2】
前記捕獲ネットの地面に垂れる下辺の網目寸法が中ほどの網目寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の害獣捕獲装置。
【請求項3】
前記捕獲ネットを第1の捕獲ネットとしてその後部上方に展開吊架する第2の捕獲ネットと、該第2の捕獲ネットを前記第1の捕獲ネットに連動して引き落とすよう当該第1の捕獲ネットの一部又は前記絞り索条に連結された引き糸とを更に備えてなることを特徴とする請求項1又は2記載の害獣捕獲装置。
【請求項4】
前記捕獲ネットの害獣侵入経路に害獣の侵入行動で破断するように設けた侵入感知線と、該侵入感知線の破断に応答して作動する音響発生器を更に備えてなることを特徴とする請求項1,2及び3の何れか1項に記載の害獣捕獲装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は害獣捕獲装置に関し、更に詳細には、農作物に被害をもたらす鹿や猪などの害獣を、害獣自身の行動を利用して捕獲するようにした捕獲ネット構成の新しい害獣捕獲装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、捕獲ネットを利用した害獣捕獲装置としては、下記特許文献1及び2に示すものが提案されている。特許文献1の捕獲装置は、1本の支柱を中心にして展開吊架した捕獲ネットを害獣侵入時に上から落下させて害獣を捕獲する構成となっている。また特許文献2の捕獲装置は、地面に展開設置した捕獲ネットの上に害獣が侵入した時、ネット周辺を絞りながら吊り上げて害獣を捕獲する構成を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−219784号公開特許公報
【特許文献2】特開2014−083049号公開特許公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の従来の害獣捕獲装置においては、捕獲ネットを落下させたり吊り上げたりする捕獲動作が、何れも捕獲エリアへの害獣の侵入を検知する機械式または電気式検知手段によって開始される構成となっている。これらの侵入検知手段は構造が複雑であり、捕獲装置全体の設置にも手間と熟練を要するほか、常に故障や動作不良のリスクを内在している。すなわち特許文献1の装置では捕獲ネットを吊架状態に係止している係合フックが故障などで外れない心配があるし、特許文献2の装置では侵入検知用の赤外線センサが害獣以外の光路障害物により誤作動するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記のような問題を解決した構造が簡単で、かつ捕獲精度の高い捕獲ネットを利用した新しい害獣捕獲装置の提供を目的とするものである。さらに具体的に述べると本発明は、捕獲エリアに侵入した害獣を害獣自身の動きを利用して自縄自縛式に捕獲する安価で施設作業の容易な害獣捕獲装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成すべく、本発明による害獣捕獲装置は、捕獲すべき害獣の背丈よりも高い地上位置に張架される張架索条と、周囲に所定間隔で索条通し具を付けた捕獲ネットと、該捕獲ネットの索条通し具に通した絞り索条とを主要部材として構成され、捕獲ネットの1辺を張架索条に懸架した状態で対向辺を地面に垂らし、該対向辺の1隅から前記絞り索条の端部を延ばして固定することにより捕獲準備が整うものである。
【0007】
害獣の頭部が張架索条に架けられた捕獲ネットにぶつかるとその力でネット上辺が張架索条から害獣の後ろにすべり落ちて害獣を自動的に包囲する。その後捕獲ネットの中で害獣が逃避行動を起こすことで周りの絞り索条が自動的に引き絞られ、次第に袋状態となる捕獲ネットの中に害獣が閉じ込められて捕獲されることになる。
【0008】
捕獲ネットの網目の大きさは捕獲対象とする害獣に応じて頭部が抜けない寸法の大きさとするが、地面に垂らして置かれる捕獲ネットの縦方向下辺約1/5の範囲の網目寸法は、害獣の足が絡まり易い比較的小さい網目としておくのが好ましい。また捕獲ネットの上辺約1/5の範囲は比較的重量のある太めの網糸で構成すると共に網目も小さくしておくのが望ましく、この加重構成により捕獲ネット引き落とし時に害獣の後ろ側を効果的に包囲することができる。
【0009】
また本発明の害獣捕獲装置は、前記第1の捕獲ネットの後部上方に展開吊架する第2の捕獲ネットと、該第2の捕獲ネットの吊架状態を前記第1の捕獲ネットに連動して解放するよう当該第1の捕獲ネットに連結された引き糸とを更に備えた構成を第2の特徴とする。先の第1の捕獲ネットにより先頭の害獣が絡め捕られる過程において、当該第1の捕獲ネットに加わる力で前記引き糸が引かれ、第2の捕獲ネットの吊架状態が解放されて落下する。この結果、先頭害獣に後続する連れの害獣も第2の捕獲ネットにより投網で捕るように捕獲することができる。
【0010】
更に本発明の害獣捕獲装置は、第1の捕獲ネットの害獣侵入経路に、侵入感知線を設け、該侵入感知線の破断または緊張で害獣の侵入を感知して害獣追い込み音響を発生するようにした構成を第3の特徴とするものである。追い込み音響発生器としては、目さましアラームなど電気式または機械式の既存の装置を利用することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、害獣自身の直接行動で捕獲が完了し、従来のような捕獲エリアへの侵入行動を検知する複雑な検知手段や作動機構を全く必要としない。害獣の行動と、害獣被害者の知見を巧みに利用した安価で施設作業の容易な捕獲装置を提供することができる。また本発明の第2の特徴によれば縦方向に垂らした第1の捕獲ネットと、その後部上方に吊架した第2の捕獲ネットにより連れを伴って行動する害獣を二網打尽に捕獲することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明による捕獲ネットの1例構成を展開状態で示す平面図である。
図2】捕獲ネットに対する索条通し具と絞り索条の連結関係を示す要部概略図である。
図3】本発明による捕獲装置の設置状態を示す模式的斜視構成図である。
図4】本発明の捕獲装置への害獣の侵入時の状態を模式的に示す情景図である。
図5】本発明の捕獲装置により害獣が捕獲された状態を模式的に示す情景図である。
図6】本発明による害獣捕獲装置の第2の実施態様を示す模式的斜視構成図である。
図7】第2実施態様における第2捕獲ネットの連結具の1例を示す斜視図である。
図8】本発明による害獣捕獲装置の第3の実施態様を示す模式的斜視構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明の簡略化のため図中同じ構成要素には同じ符号をつけている。
〔実施形態1〕
【0014】
図1を参照して、本発明による害獣捕獲装置の主体となる捕獲ネット1は、一人での施設作業が可能となるよう例えば1辺が3.5メートルほどの四方形の網形態を有する。縦及び横の網糸には堅牢な釣り糸が適するが、害獣の目に付きにくい透明感のある5号或は6号等の高強度樹脂糸、特にPE糸(ポリエチレン糸)を用いるのが好ましい。網の目の寸法は、捕獲対象とする害獣によって異なるが、害獣の足は通るが頭は通らない大きさのものとする。鹿の場合は35cm四方の網目が良く、猪は10cm乃至20cm四方、ウサギやニュートリアなどの小動物の場合は適宜網目の小さいものを用いる。
【0015】
捕獲ネット1の構成としては、縦方向上下の対向する2辺の網目寸法をそれらの中間部の網目寸法と異ならせておくのが好ましい。すなわち縦方向寸法の1/5ほどの上辺1aの範囲は比較的重量のある太めの網糸で網目も小さなものとして単位面積当たりの重量が重くなる構成とする。他方、同じく縦方向寸法の1/5ほどの下辺1bの範囲は捕獲対象害獣の足が絡まり易いよう中ほどの部分の網目よりも小さい網目とする。上辺1aと下辺1bの範囲の網糸の材料は太目で重量のあるものの方が良い。
【0016】
捕獲ネット1の周囲には、図2に示すように所定間隔でリング状の索条通し具2が取り付けてある。この索条通し具2は金属または樹脂製の堅固で重量のあるリングであるが、このリングを通す絞り索条に対してすべり易く滑面加工したものが良い。
【0017】
前記索条通し具2には捕獲ネット1を取り巻いて絞り索条3が通してある。この絞り索条3としては、高強度のB種ピアノ線又はPEライン(プリエチレン糸)が適する。捕獲ネット1の下辺の一つの隅から引き出した絞り索条3の一端部に図示省略したリング金具を固定する一方、他端部を該リング金具に通して延長し、その延長端部を立木又は強固な杭に緊縛できるようにしてある。
【0018】
図3は、本発明の捕獲装置を仕掛けた状態を模式的に示しており、もう一つの構成部材である張架索条5が捕獲エリアの地上に略水平に張架されている。この張架索条5も滑らかな表面を持った滑り易い金属又は樹脂製の高強度ワイヤーが良い。索条5の張架には、捕獲エリアに立てたポール又は自然立木6を利用し、高さは害獣の背丈よりも高く、捕獲ネット1の縦寸法の7割程度のところが適当である。すなわち捕獲ネット1の辺の長さが3.5mであれば張架索条5の高さは2.5mほどのところが好ましい。
【0019】
図3に示すように、張架索条5の張架を終えた後、捕獲ネット1の上辺1aを張架索条5に架けて対向する下辺1bを地面に垂らすようにセットする。捕獲ネット1の懸架方向はその上辺1aが害獣8の侵入予測方向の手前から張架索条を超える向きにする。また捕獲ネット1の垂下辺1bの1隅から延びる絞り索条3の自由端を立木などの固定手段6に緊縛固定する。この状態で捕獲ネット1の上辺1aが50cmほど張架索条5の害獣侵入方向の向う側に垂れ、対向する垂下辺1bが50cmほど害獣侵入方向の手前側の地面に広がる。これで捕獲準備が整ったことになる。
【0020】
図4に捕獲作用の第1ステップの状態を示す。すなわち以上のように捕獲準備の終わった捕獲ネット1の前に害獣8が侵入し、頭部を捕獲ネット1にぶつけて網目の小さい垂下辺1bに足を踏み込むと、その突進力で図4に示すように捕獲ネット1が懸架索条6から引き外され、上辺1aがその周辺の索条通し具2や重量のある網糸の重みと相まって害獣8の後ろ側を包囲するように落下する。
【0021】
図5に捕獲作用の第2ステップの状態を示す。即ち捕獲ネット1の網目の小さな下辺1bに足を絡めた害獣8が逃避行動を起こすことにより、その力が当該捕獲ネット1を介してその周辺の絞り索条3を引き絞る力となる。従って、害獣が逃げようとすればするほど、端部を固定された絞り索条3により捕獲ネット1の周辺が次第に絞られて、最後には図5のように害獣8は捕獲ネット1の中に完全に閉じ込められる。かくして害獣8自身の行動を利用した捕獲動作が完了する。
〔実施態様2〕
【0022】
ところで農作物や林野を荒らす鹿や猪などの害獣は数頭連れだって行動する習性があり、上記実施態様1の捕獲装置では、後続の害獣を取り逃がしかねない心配がある。
【0023】
図6はこのような心配を払拭する本発明による害獣捕獲装置の第2の実施態様を示す模式的斜視構成図である。
【0024】
図6に示すように、実施態様1の第1の捕獲ネット1の後部上方に第2の捕獲ネット10を吊架してある。第2の捕獲ネット10も第1の捕獲ネットと同様周囲に第2の絞り索条11を設けた構成を有し、その四隅を周りの立木などを利用して張架索条5とほぼ同じ高さの地上位置に吊り下げ索条12で吊り下げてある。吊り下げ索条12には図7に示す連結具13が取り付けてあり、第2捕獲ネット10の四隅に設けたフック15を掛けて吊架状態と保持している。
【0025】
即ち、図7に例示するように第2の捕獲ネット10を吊架する連結具13は、U字又はC字型の金具13aと、その解放端を閉じる開閉ピン13bとから成る。金具13aの基部が吊架索条12の端部に結合され、開閉ピン13bが引き糸14に結合されている。そして捕獲準備状態においては、第2捕獲ネット10の四隅のフック15が開閉ピン13bに係止された状態にある。
【0026】
従って第2捕獲ネット10の第2の絞り索条11の延長端部を杭か立ち木6に緊縛固定し、更に引き糸14の端部を第1捕獲ネット1の一部、例えば上辺1aに結んでおけば、第1捕獲ネット1の落下に連動して引き糸14が引かれることにより開閉ピン13bが抜かれて吊り下げ索条12によるネットの吊架状態が解除されることになる。その結果、第1捕獲ネット1の後ろの上方から第2の捕獲ネット10が落下し、連れだって行動する後続の害獣を二網打尽に捕獲することができる。
【0027】
また第2捕獲ネット10に対する吊り下げ索条12の連結を解除する引き糸14を第1捕獲ネット1の絞り索条3に連結しておけば、第2捕獲ネット10を第1捕獲ネット1の落下から絞り索条3に力が掛かるまでの時間差を持って落下させることができ、後続する仲間の害獣をより効果的に捕獲することができる。
〔実施態様3〕
【0028】
図8は本発明の第3の実施態様を示す模式的斜視構成図である。この第3の実施態様においては、ほぼ垂直に垂れ下がるよう設置した第1の捕獲ネット1の害獣侵入経路に害獣が触れる高さで侵入感知線16を張架してある。またこの侵入感知線16には、スプリング17を介して害獣追い込み用の音響発生器18が連結してある。スプリング17はゴムバンド等の弾性部材で置き換えても良い。
【0029】
音響発生器18は、侵入感知線16が破断した時のスプリング17の反応収縮力でレバー18aが矢印方向に作動し、図示省略した内臓ブザー若しくはベルを起動して鳴動を発生するものである。捕獲エリアに近づいた害獣は、自身の行動によって侵入感知線16が破断された時に後ろから突然発生する音響に驚いて前方の捕獲ネットに自動的に追い込まれることになり、突進力が増して捕獲作用がより確実なものとなる。
【0030】
侵入感知線16としては、レバー18aの作動力を蓄積するスプリング17の張力と害獣の侵入行動の力で破断する強度とのバランスを考慮した材料を選ぶ必要がある。或は侵入感知線16の中央部を互いにカギフックなどの連結具で繋いだ構成とし、該カギフックを害獣の侵入行動時の接触力で解除する構成にしても良い。追い込み用の音響発生器18は、電池式又は機械式の目さましアラーム等既存の構成を適宜利用することができる。
【0031】
以上の説明から明らかなように、本発明の害獣捕獲装置によれば、複雑な機構や電気的な検知手段等を必要とすることなく、害獣自身の行動を利用して効果的に害獣の捕獲が可能となる。また本発明の捕獲装置は設置作業が容易で、作業や操作に特別の知識や習熟を要さない利点がある。従って、本発明は、安価な費用で害獣被害を防ぐことができ、鹿や猪等の害獣被害に悩む農業や林業の従事者に極めて有益である。
【符号の説明】
【0032】
1:捕獲ネット、2:索条通し具、3:絞り索条、5:張架索条、6:立木(固定手段)8:捕獲対象害獣、10:第2の捕獲ネット、11:第2の絞り索条、12:吊り下げ索条、13:吊架用連結具 14:引き糸、15:フック、16:侵入感知線、17:スプリング、18:追い込み用音響発生器
【要約】
【課題】 鹿や猪などの害獣を捕獲する簡単で施設作業の容易な装置の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明による害獣捕獲装置は、捕獲すべき害獣の背丈よりも高い地上位置に張架される張架索条と、周囲に所定間隔で索条通し具を付けた捕獲ネットと、該捕獲ネットの索条通し具に通した絞り索条とを主要部材として構成され、捕獲ネットの縦方向の一辺を張架索条に懸架した状態で対向下辺を地面に垂らし、該対向下辺の一隅から前記絞り索条の端部を延ばして固定することにより捕獲準備が整うものである。ネットに侵入する害獣自身の突進力でネットが落下して捕獲動作が行われる。
【選択図】図3
図1
図2
図6
図3
図4
図5
図7
図8