特許第6056084号(P6056084)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6056084コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6056084
(24)【登録日】2016年12月16日
(45)【発行日】2017年1月11日
(54)【発明の名称】コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/478 20110101AFI20161226BHJP
   H04N 21/462 20110101ALI20161226BHJP
   H04N 21/262 20110101ALI20161226BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20161226BHJP
【FI】
   H04N21/478
   H04N21/462
   H04N21/262
   G06Q30/06 300
【請求項の数】11
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-552143(P2014-552143)
(86)(22)【出願日】2013年8月6日
(65)【公表番号】特表2015-509325(P2015-509325A)
(43)【公表日】2015年3月26日
(86)【国際出願番号】KR2013007070
(87)【国際公開番号】WO2014092285
(87)【国際公開日】20140619
【審査請求日】2014年4月9日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0146419
(32)【優先日】2012年12月14日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2013-0084995
(32)【優先日】2013年7月18日
(33)【優先権主張国】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】516344672
【氏名又は名称】ブーマーズ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】パク,チョン−ボン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,チュン−ヒョク
【審査官】 富樫 明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−060538(JP,A)
【文献】 特開2011−109171(JP,A)
【文献】 特開2002−300564(JP,A)
【文献】 特開2012−049727(JP,A)
【文献】 特表2004−525576(JP,A)
【文献】 特開2004−297828(JP,A)
【文献】 特開2004−112618(JP,A)
【文献】 特開2003−153218(JP,A)
【文献】 特表2003−515983(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N21/00−21/858
G06Q30/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムであって、
統合チャネルマップ管理アプリケーションを実行して、有料放送サーバから放送網を介して提供される有料放送に対する有料放送チャネルマップに含まれるチャネルと、チャネル情報管理サーバからインターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップに含まれるチャネルとの中から、全体又は一部のチャネルを選択して、単一の統合チャネルマップ(Channel Map)に統合して管理するチャネルマップ管理部と、
前記チャネルマップ管理部により管理される単一の統合チャネルマップを格納するチャネルマップ格納部と、
ユーザのチャネル操作によって、前記チャネルマップ格納部に格納された単一の統合チャネルマップを参照してチャネルを選択する第1のチャネル管理部と、
前記第1のチャネル管理部により選択された有料放送チャネルから提供する有料放送チャネル信号または商品放送チャネルから提供する商品放送チャネル信号を再生する放送処理部と、を有するユーザ端末と
インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップを生成し、統合チャネルマップ管理アプリケーションと生成された前記商品放送チャネルマップとを放送加入者のユーザ端末に提供するチャネル情報管理サーバとを備え、
前記チャネル情報管理サーバは、
インターネット網を介して商品放送を提供する商品放送サーバから商品放送チャネル情報を収集する商品放送チャネル情報収集部と、
前記商品放送チャネル情報収集部により収集された商品放送チャネル情報を分析し商品放送チャネルマップを生成するチャネルマップ生成部と、
統合チャネルマップ管理アプリケーションを格納するアプリケーション格納部と、
前記チャネルマップ生成部により生成された商品放送チャネルマップと、アプリケーション格納部に格納された統合チャネルマップ管理アプリケーションとを放送加入者のユーザ端末に提供するチャネルマップ提供部と、を備え、
さらに、前記電子商取引システムは、有料放送サーバを備え、
前記有料放送サーバは、
商品放送サーバからの商品放送チャネル割り当て要請によって、全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当てる第2のチャネル管理部と、
前記第2のチャネル管理部により商品放送チャネルに割り当てられたチャネルを除いたチャネルに対する放送ストリームを放送網を介して放送加入者のユーザ端末に提供する有料放送処理部とを有することを特徴とするコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項2】
前記第1のチャネル管理部が、
ユーザのチャネル操作に応じるチャネル番号を認識するチャネル番号認識部と、
前記チャネル番号認識部により認識されたチャネル番号に対応するチャネルを単一の統合チャネルマップから検索するチャネル検索部と、
現在接続中のチャネルを解除し、前記チャネル検索部により検索されたチャネルに接続を変更するチャネル変更部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項3】
前記チャネルマップ生成部が、
収集された商品放送チャネル情報から商品放送チャネルを検索し、検索されたチャネルに対して商品放送コンテンツURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送プログラム識別子もしくは商品識別子をマッピングして、商品放送チャネルマップを生成することを特徴とする請求項に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項4】
前記チャネルマップ生成部が、
商品放送チャネルマップを放送地域別に異なるように生成することを特徴とする請求項に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項5】
前記コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムが、
有料放送サーバに商品放送チャネル割り当てを要請して、有料放送サーバから全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当てられる商品放送チャネル要請部と、
放送加入者のユーザ端末により前記商品放送チャネル要請部を介して有料放送サーバから割り当てられた商品放送チャネルを選択するとき、選択された商品放送チャネルを介して放送される商品放送コンテンツを、インターネット網を介して該当放送加入者のユーザ端末に提供する商品放送処理部と、を有する商品放送サーバをさらに備えることを特徴とする請求項に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項6】
前記商品放送処理部が、
前記放送加入者のユーザ端末により選択されたチャネルが全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルの場合、該当有料放送チャネルにマッピングされた商品放送コンテンツURLを該当放送加入者のユーザ端末と直接接続させることを特徴とする請求項に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項7】
前記商品放送処理部が、
前記放送加入者のユーザ端末により選択されたチャネルが特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯の場合、該当特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯にマッピングされた商品放送プログラム識別子または商品識別子に対応する商品放送コンテンツを該当商品放送プログラム識別子または商品識別子にマッピングされた商品放送コンテンツURLから読んで、該当放送加入者のユーザ端末に提供することを特徴とする請求項に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項8】
前記商品放送処理部が、
前記放送加入者のユーザ端末により選択されたチャネルがチャネル接続メニューの場合、該当チャネル接続メニューにマッピングされた商品放送コンテンツURLから商品放送コンテンツを読んで、該当放送加入者のユーザ端末に提供することを特徴とする請求項に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項9】
前記ユーザ端末が、
商品放送チャネル信号の再生途中、リモコン、タッチスクリーン、またはキーボードから特定キーを入力するとき、該当商品放送チャネルで放送される商品に対する電子商取引要請アプリケーションを実行する電子商取引要請部を、さらに備えることを特徴とする請求項に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項10】
前記コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムが、
前記電子商取引要請アプリケーションを介して要請された電子商取引処理を行い、各商品放送チャネル別に収益を配分する電子商取引サーバを、さらに備えることを特徴とする請求項に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【請求項11】
前記電子商取引サーバが、
ユーザ端末から商品放送チャネル視聴内訳または商品注文内訳を周期的に収集及び分析することを特徴とする請求項10に記載のコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送技術に関し、特にコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムに関する。
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1「IPTVユーザ端末、IPTV放送と連係した双方向サービスシステム及びその方法」などにおいて、セットトップボックスを利用した放送技術を提案している。
【0003】
放送は、チャネルの数及び各チャネルの割り当て帯域幅が制限されるという短所があるが、セットトップボックスを介して容易に接近可能な長所を有することに対し、インターネットは、帯域幅がほぼ無制限であるという長所を有するが、有料放送事業者のセットトップボックスを介して接近し難いという短所を有する。
【0004】
本発明者は、このような有料放送の長所とインターネットの長所とを結合して放送事業者のセットトップボックスまたは移動通信端末機において簡単なユーザのリモコン操作、タッチスクリーンまたはキーボード方式でインターネットを介して提供される商品放送及びその他コンテンツ(以下、商品放送とする)を変更し電子商取引を行うことのできる、コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引技術に対する研究をするようになった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国特許公開第10−2010−0084811号(2010.07.28)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、放送網を介して提供される有料放送に対する有料放送チャネルマップと、インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップとを単一の統合チャネルマップ(Channel Map)に統合して管理することによって、簡単なユーザのリモコン、タッチスクリーン、またはキーボード操作でインターネットを介して提供される商品放送を容易に接近及び変更したり電子商取引を利用できるコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムを提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成すべく、本発明の一様相によれば、コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムが統合チャネルマップ管理アプリケーションを実行して、放送網を介して提供される有料放送に対する有料放送チャネルマップと、インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップとを単一の統合チャネルマップ(Channel Map)に統合して管理するチャネルマップ管理部と、前記チャネルマップ管理部により管理される単一の統合チャネルマップを格納するチャネルマップ格納部と、ユーザのチャネル操作によって、前記チャネルマップ格納部に格納された単一の統合チャネルマップを参照してチャネルを選択するチャネル管理部と、前記チャネル管理部により選択された有料放送チャネルから提供する有料放送チャネル信号または商品放送チャネルから提供する商品放送チャネル信号を再生する放送処理部と、を有するユーザ端末を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の付加的な様相によれば、前記チャネル管理部が、ユーザのチャネル操作に応じるチャネル番号を認識するチャネル番号認識部と、前記チャネル番号認識部により認識されたチャネル番号に対応するチャネルを単一の統合チャネルマップから検索するチャネル検索部と、現在接続中のチャネルを解除し、前記チャネル検索部により検索されたチャネルに接続を変更するチャネル変更部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の付加的な様相によれば、前記コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムが、インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップを生成し、統合チャネルマップ管理アプリケーションと前記生成された商品放送チャネルマップとを放送加入者のユーザ端末に提供するチャネル情報管理サーバをさらに備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の付加的な様相によれば、前記チャネル情報管理サーバが、インターネット網を介して商品放送を提供する商品放送サーバから商品放送チャネル情報を収集する商品放送チャネル情報収集部と、前記商品放送チャネル情報収集部により収集された商品放送チャネル情報を分析し商品放送チャネルマップを生成するチャネルマップ生成部と、統合チャネルマップ管理アプリケーションを格納するアプリケーション格納部と、前記チャネルマップ生成部により生成された商品放送チャネルマップと、アプリケーション格納部に格納された統合チャネルマップ管理アプリケーションとを放送加入者のユーザ端末に提供するチャネルマップ提供部と、を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の付加的な様相によれば、前記チャネルマップ生成部が、収集された商品放送チャネル情報から商品放送チャネルを検索し、検索されたチャネルに対して商品放送コンテンツURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送プログラム識別子もしくは商品識別子をマッピングして、商品放送チャネルマップを生成することを特徴とする。
【0012】
本発明の付加的な様相によれば、前記チャネルマップ生成部が、商品放送チャネルマップを放送地域別に異なるように生成することを特徴とする。
【0013】
本発明の付加的な様相によれば、前記コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムが、商品放送サーバからの商品放送チャネル割り当て要請によって、全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当てるチャネル管理部と、前記チャネル管理部により商品放送チャネルに割り当てられたチャネルを除いたチャネルに対する放送ストリームを放送網を介して放送加入者のユーザ端末に提供する有料放送処理部と、を有する有料放送サーバをさらに備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の付加的な様相によれば、前記コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムが、有料放送サーバに商品放送チャネル割り当てを要請して、有料放送サーバから全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当てられる商品放送チャネル要請部と、放送加入者のユーザ端末により前記商品放送チャネル要請部を介して有料放送サーバから割り当てられた商品放送チャネルを選択するとき、選択された商品放送チャネルを介して放送される商品放送コンテンツを、インターネット網を介して該当放送加入者のユーザ端末に提供する商品放送処理部と、を有する商品放送サーバをさらに備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の付加的な様相によれば、前記商品放送処理部が、前記放送加入者のユーザ端末により選択されたチャネルが全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルの場合、該当有料放送チャネルにマッピングされた商品放送コンテンツURLを該当放送加入者のユーザ端末と直接接続させることを特徴とする。
【0016】
本発明の付加的な様相によれば、前記商品放送処理部が、前記放送加入者のユーザ端末により選択されたチャネルが特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯の場合、該当特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯にマッピングされた商品放送プログラム識別子または商品識別子に対応する商品放送コンテンツを該当商品放送プログラム識別子または商品識別子にマッピングされた商品放送コンテンツURLから読んで、該当放送加入者のユーザ端末に提供することを特徴とする。
【0017】
本発明の付加的な様相によれば、前記商品放送処理部が、前記放送加入者のユーザ端末により選択されたチャネルがチャネル接続メニューの場合、該当チャネル接続メニューにマッピングされた商品放送コンテンツURLから商品放送コンテンツを読んで、該当放送加入者のユーザ端末に提供することを特徴とする。
【0018】
本発明の付加的な様相によれば、前記ユーザ端末が、商品放送チャネル信号の再生途中、リモコン、タッチスクリーン、またはキーボードから特定キーを入力するとき、該当商品放送チャネルで放送される商品に対する電子商取引要請アプリケーションを実行する電子商取引要請部を、さらに備えることを特徴とする。
【0019】
本発明の付加的な様相によれば、前記コンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムが、前記電子商取引要請アプリケーションを介して要請された電子商取引処理を行い、各商品放送チャネル別に収益を配分する電子商取引サーバを、さらに備えることを特徴とする。
【0020】
前記電子商取引サーバが、ユーザ端末から商品放送チャネル視聴内訳または商品注文内訳を周期的に収集及び分析することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、放送網を介して提供される有料放送に対する有料放送チャネルマップと、インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップとを単一の統合チャネルマップ(Channel Map)に統合して管理することによって、簡単なユーザのリモコン、タッチスクリーン、またはキーボード操作でインターネットを介して提供される商品放送を容易に接近及び変更でき、電子商取引を利用できるという有用な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムのネットワーク概要図である。
図2】本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムのユーザ端末の一実施形態の構成を示すブロック図である。
図3】本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムのチャネル情報管理サーバの一実施形態の構成を示すブロック図である。
図4】本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムの有料放送サーバの一実施形態の構成を示すブロック図である。
図5】本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムの商品放送サーバの一実施形態の構成を示すブロック図である。
図6】本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムの商品放送提供過程を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付された図面を参照して述べられる好ましい実施形態を通じて本発明を当業者が容易に理解し再現できるように詳細に述べることにする。
【0024】
本発明を説明するに当たって関連した公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の実施形態の要旨を不明にするおそれがあると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
【0025】
本発明の明細書全般にわたって使用される用語らは、本発明の実施形態での機能を考慮して定義された用語であって、ユーザまたは運用者の意図、慣例などによって十分に変形できる事項であるから、この用語らの定義は、本明細書の全般にわたる内容に基づいて下されなければならない。
【0026】
図1は、本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子取引システムのネットワーク概要図である。図1に示すように、本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムは、放送加入者が所有する多数のユーザ端末(100)と、チャネル情報管理サーバ(200)と、有料放送サーバ(300)と、商品放送サーバ(400)及び電子商取引サーバ(500)とを備える。
【0027】
前記ユーザ端末(100)は、有料放送サーバ(300)から放送網を介して提供される有料放送に対する有料放送チャネルマップと、チャネル情報管理サーバ(200)からインターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップとが統合された単一の統合チャネルマップ(Channel Map)を生成して管理し、これを参照して有料放送サーバ(300)から提供される有料放送及び商品放送サーバ(400)から提供される商品放送を受信する。
【0028】
このとき、有料放送チャネルマップと、商品放送チャネルマップとが統合された単一の統合チャネルマップを利用して、ユーザ端末(100)は、簡単なユーザのリモコン、タッチスクリーン、またはキーボード操作で商品放送サーバ(400)から提供される商品放送をあたかも放送網から提供される有料放送チャネルを転換するように容易に接近及び変更して再生することによって、コンテンツプラットフォームに依存しない放送を行うようになる。
【0029】
一方、ユーザ端末(100)は、有料放送事業者用セットトップボックス、OTT(Over The Top)セットトップボックス、インターネット接続及びセットトップボックス機能を含むスマートTV、PC、スマートフォンなどの移動通信端末機などのようなユーザが所有する装置でありうる。
【0030】
前記チャネル情報管理サーバ(200)は、インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップを生成して、統合チャネルマップ管理アプリケーションと前記生成される商品放送チャネルマップを放送加入者のユーザ端末(100)に提供する。
【0031】
このとき、チャネル情報管理サーバ(200)が商品放送チャネルマップの生成時に、コンテンツプラットフォーム事業者が提供する商品放送コンテンツURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送番組識別子もしくは商品識別子を商品放送チャネルマップにマッピングさせることによって、チャネル操作による簡単な商品放送コンテンツURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送プログラム識別子もしくは商品識別子の変更のみで所望の商品放送コンテンツを探して利用できるから、コンテンツプラットフォームに依存しない商品放送を利用した電子商取引が可能になる。
【0032】
前記有料放送サーバ(300)は、商品放送サーバ(400)からの商品放送チャネル割り当て要請によって、全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当て、商品放送チャネルに割り当てられたチャネルを除いたチャネルに対する放送ストリームを放送網を介して放送加入者のユーザ端末(100)に提供する。このとき、有料放送サーバ(300)が有料放送チャネルマップを放送加入者のユーザ端末(100)に提供する。
【0033】
前記商品放送サーバ(400)は、有料放送サーバ(300)に商品放送チャネル割り当てを要請して、有料放送サーバから全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当てられ、放送加入者のユーザ端末(100)により商品放送チャネルを選択するとき、選択された商品放送チャネルを介して放送される商品放送コンテンツを、インターネット網を介して該当放送加入者のユーザ端末(100)に提供する。
【0034】
電子商取引サーバ(500)は、ユーザ端末(100)により実行される電子商取引要請アプリケーションを介して要請された電子商取引処理を行い、各商品放送チャネル別に収益を配分する。
【0035】
このように具現化することによって、本発明は、放送網を介して提供される有料放送に対する有料放送チャネルマップと、インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップとを単一の統合チャネルマップ(Channel Map)に統合して管理することによって、簡単なユーザのリモコン、タッチスクリーン、またはキーボード操作によりインターネットを介して提供される商品放送を容易に接近及び変更でき、電子商取引を利用することができるので、コンテンツプラットフォームに依存しない放送及び電子商取引を行うようになる。
【0036】
図2は、本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムのユーザ端末の一実施形態の構成を示すブロック図である。図2に示すように、この実施の形態に係るユーザ端末(100)は、チャネルマップ管理部(110)と、チャネルマップ格納部(120)と、チャネル管理部(130)と、放送処理部(140)とを備えてなされる。
【0037】
前記チャネルマップ管理部(110)は、統合チャネルマップ管理アプリケーションを実行して、放送網を介して提供される有料放送に対する有料放送チャネルマップと、インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップとを単一の統合チャネルマップ(Channel Map)に統合して管理する。
【0038】
このとき、前記チャネルマップ管理部(110)が有料放送チャネルマップは、有料放送サーバ(300)から受信し、商品放送チャネルマップと、統合チャネルマップ管理アプリケーションは、チャネル情報管理サーバ(200)から受信して、統合チャネルマップ管理アプリケーションを介して有料放送チャネルマップと商品放送チャネルマップとを単一の統合チャネルマップ(Channel Map)に統合して管理するように具現化されることができる。
【0039】
前記チャネルマップ格納部(120)は、前記チャネルマップ管理部(110)により管理される単一の統合チャネルマップを格納する。このとき、前記チャネルマップ格納部(120)により格納される有料放送チャネルマップと商品放送チャネルマップとが統合された単一の統合チャネルマップが地域別に異なることができる。
【0040】
例えば、有料放送チャネルマップと商品放送チャネルマップとが統合された単一の統合チャネルマップが各チャネルを識別できる数字形態のチャネル番号と、放送形態情報を含むことができ、有料放送チャネルのチャネル番号には、チューナーが受信しなければならない放送周波数帯域がマッピングされ、商品放送チャネルのチャネル番号には、コンテンツプラットフォーム事業者が提供する商品放送コンテンツURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送プログラム識別子もしくは商品識別子がマッピングされることができる。
【0041】
前記商品放送コンテンツURLは、コンテンツプラットフォーム事業者により運営されるコンテンツサーバ(図示せず)のURLでありうる。前記チャネル接続メニューは、ユーザ端末のユーザーインターフェスソフトウェア上において選択可能な特定のメニューに対して付与される固有の識別コードでありえ、この固有の識別コードに商品放送コンテンツURLがさらにマッピングされることができる。前記商品放送プログラム識別子は、各商品放送プログラムを識別できる固有の識別コードでありえ、この固有の識別コードに商品放送コンテンツURLがさらにマッピングされることができる。前記商品識別子は、各商品を識別できる固有の識別コードでありえ、この固有の識別コードに商品放送コンテンツURLがさらにマッピングされることができる。
【0042】
例えば、放送形態情報が「001」の場合、該当チャネルは、放送加入者にだけ有料放送を提供する有料放送チャネル、「002」は、商品放送を提供する商品放送チャネルであることを表すように具現化されることができる。
【0043】
前記チャネル管理部(130)は、ユーザのチャネル操作によって、前記チャネルマップ格納部(120)に格納された単一の統合チャネルマップを参照してチャネルを選択する。例えば、チャネル管理部(130)がチャネル番号認識部(131)と、チャネル検索部(132)と、チャネル変更部(133)とを備えることができる。
【0044】
前記チャネル番号認識部(131)は、ユーザのチャネル操作に応じるチャネル番号を認識する。このとき、前記ユーザのチャネル操作は、リモコン、タッチスクリーン、またはキーボード操作により発生できる。
【0045】
例えば、前記チャネル番号認識部(131)がリモコン信号からチャネル番号を認識するように具現化されることができる。ユーザがリモコン(図示せず)を操作してチャネル番号を選択すると、リモコンは、ユーザ端末(100)にリモコン信号を送信し、チャネル番号認識部(131)は、リモコン信号からユーザが選択したチャネル番号を認識するように具現化されることができる。
【0046】
前記チャネル検索部(132)は、前記チャネル番号認識部(131)により認識されたチャネル番号に対応するチャネルを単一の統合チャネルマップから検索する。例えば、前記チャネル検索部(132)がチャネル番号認識部(131)により認識されたチャネル番号に対応するチャネルをチャネルマップ格納部(120)に格納された有料放送チャネルマップと商品放送チャネルマップとが統合された単一の統合チャネルマップを検索して分かるようになり、検索されたチャネルの放送形態情報から有料放送チャネルなのかまたは商品放送チャネルなのかを分かるように具現化されることができる。
【0047】
前記チャネル変更部(133)は、現在接続中のチャネルを解除し、前記チャネル検索部(132)により検索されたチャネルに接続を変更する。例えば、前記チャネル検索部(132)により検索されたチャネルが有料放送チャネルの場合、前記チャネル変更部(133)が該当有料放送チャネルにマッピングされた放送周波数帯域の有料放送信号を受信するようにチューナーに命令することによって、選択されたチャネルへのチャネル変更がなされるように具現化されることができる。
【0048】
万が一、前記チャネル検索部(132)により検索されたチャネルが商品放送チャネル(全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニュー)の場合、前記チャネル変更部(133)が該当商品放送チャネルにマッピングされたコンテンツプラットフォーム事業者が提供する商品放送コンテンツURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送プログラム識別子もしくは商品識別子に対応する商品放送コンテンツURLに接続するようにユーザ端末のミドルウェアまたはウェブブラウザに命令することによって、選択されたチャネルへのチャネル変更がなされるように具現化されることができる。
【0049】
前記放送処理部(140)は、前記チャネル管理部(130)により選択された有料放送チャネルから提供する有料放送チャネル信号または商品放送チャネルから提供する商品放送チャネル信号を再生する。例えば、放送処理部(140)は、有料放送処理部(141)と、商品放送処理部(142)とを備えることができる。
【0050】
前記有料放送処理部(141)は、前記チャネル管理部(130)により選択された有料放送チャネルから提供する有料放送チャネル信号を再生する。例えば、有料放送処理部(141)は、放送周波数帯域選択のためのチューナー(Tunner)と、チューナーにより選択された放送周波数帯域の有料放送信号を復調するデマルチプレクサ(Demux)と、デマルチプレクサにより復調された信号を処理して再生する処理器(Processor)とを備えることができる。
【0051】
前記商品放送処理部(142)は、前記チャネル管理部(130)により選択された商品放送チャネルから提供する商品放送チャネル信号を再生する。例えば、商品放送処理部(142)は、商品放送チャネルで提供される商品放送信号を受信するモデム(Modem)と、受信された商品放送信号をデコードするデコーダ(Decoder)と、デコーダによりデコードされた信号をブラウジングするウェブブラウザ(Web browser)とを備えることができる。
【0052】
したがって、このように具現化することにより、放送網を介して提供される有料放送に対する有料放送チャネルマップと、インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップとをユーザ端末(100)を介して単一の統合チャネルマップ(Channel Map)に統合して管理することによって、簡単なユーザのリモコン、タッチスクリーン、またはキーボード操作で、インターネットを介して提供される商品放送を容易に変更できるので、コンテンツプラットフォームに依存しない放送を行うことができる。
【0053】
図3は、本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムのチャネル情報管理サーバの一実施形態の構成を示すブロック図である。前記チャネル情報管理サーバ(200)は、インターネット網を介して提供される商品放送に対する商品放送チャネルマップを生成し、統合チャネルマップ管理アプリケーションと前記生成された商品放送チャネルマップとを放送加入者のユーザ端末(100)に提供する。
【0054】
図3に示すように、この実施の形態に係るチャネル情報管理サーバ(200)は、商品放送チャネル情報収集部(210)と、チャネルマップ生成部(220)と、アプリケーション格納部(230)と、チャネルマップ提供部(240)とを備える。
【0055】
前記商品放送チャネル情報収集部(210)は、インターネット網を介して商品放送を提供する商品放送サーバ(400)から商品放送チャネル情報を収集する。商品放送サーバ(400)は、有料放送サーバ(300)に商品放送チャネル割り当てを要請して、有料放送サーバ(300)から全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当てられるので、商品放送チャネル情報収集部(210)が商品放送サーバ(400)から商品放送チャネルに割り当てられた商品放送チャネル情報を収集するように具現化されることができる。
【0056】
前記チャネルマップ生成部(220)は、前記商品放送チャネル情報収集部(210)により収集された商品放送チャネル情報を分析して商品放送チャネルマップを生成する。このとき、前記チャネルマップ生成部(220)が収集された商品放送チャネル情報から商品放送チャネルを検索し、検索されたチャネルに対して商品放送コンテンツURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送プログラム識別子もしくは商品識別子をマッピングして、商品放送チャネルマップを生成するように具現化されることができる。
【0057】
一方、前記チャネルマップ生成部(220)が商品放送チャネルマップを放送地域別に異なるように生成するように具現化されることができる。例えば、前記チャネルマップ生成部(220)が地域放送区域識別子と郵便番号とをマッピングして地域商圏識別子を生成し、各地域商圏識別子にマッピングされる同じ商品放送チャネルに対して互いに異なる商品放送コンテンツが提供されるURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送プログラム識別子もしくは商品識別子をマッピングすることによって、地域放送に適応的な商品放送がなされるようにすることができる。
【0058】
前記アプリケーション格納部(230)は、統合チャネルマップ管理アプリケーションを格納する。統合チャネルマップ管理アプリケーションは、放送加入者のユーザ端末(100)に提供されて、有料放送チャネルマップと商品放送チャネルマップとが統合された単一の統合チャネルマップを生成し管理するソフトウェアであって、開発者により予めコーディングされてアプリケーション格納部(230)に格納されることができる。このとき、統合チャネルマップ管理アプリケーションがユーザ端末類型別(機種別またはOS別)にコーディングされて、アプリケーション格納部(230)に格納されることもできる。
【0059】
前記チャネルマップ提供部(240)は、前記チャネルマップ生成部(220)により生成された商品放送チャネルマップと、アプリケーション格納部(230)に格納された統合チャネルマップ管理アプリケーションとを放送加入者のユーザ端末(100)に提供する。
【0060】
例えば、前記チャネルマップ提供部(240)が放送加入者のユーザ端末(100)からスペック情報を収集し、収集されたユーザ端末のスペックに合う統合チャネルマップ管理アプリケーションを選択し、これをチャネルマップ生成部(220)により生成された商品放送チャネルマップと共に放送加入者のユーザ端末(100)に提供するように具現化されることができる。
【0061】
また、前記チャネルマップ提供部(240)がユーザ端末(100)のミドルウェアから商品放送チャネルに対するチャネル接続メニューの要請を受けた場合、チャネル接続メニューと商品放送コンテンツURLとがマッピングされた商品放送チャネルマップを参照して、要請されたチャネル接続メニューに対応する商品放送コンテンツURLを検索してチャネル接続メニューを要請したユーザ端末(100)を接続させるように具現化されることができる。
【0062】
このように具現化することにより、チャネルマップ提供部(240)により提供される商品放送チャネルマップと、統合チャネルマップ管理アプリケーションとを受信したユーザ端末(100)が統合チャネルマップ管理アプリケーションを実行して、チャネル情報管理サーバ(200)から受信した商品放送チャネルマップと有料放送サーバ(300)から受信した有料放送チャネルマップとを統合した単一の統合チャネルマップを生成し、これを参照して簡単なユーザのリモコン、タッチスクリーン、またはキーボード操作によりインターネットを介して提供される商品放送を容易に変更できる。
【0063】
一方、チャネル情報管理サーバ(200)が商品放送チャネルマップの生成時、商品放送コンテンツURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送プログラム識別子もしくは商品識別子を商品放送チャネルにマッピングさせることによって、簡単なユーザ操作だけで商品放送コンテンツを変更できるので、コンテンツプラットフォームに依存しない放送が可能になる。
【0064】
図4は、本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムの有料放送サーバの一実施形態の構成を示すブロック図である。
【0065】
図4に示すように、この実施の形態に係る有料放送サーバ(300)は、チャネル管理部(310)と、有料放送処理部(320)とを備える。
【0066】
前記チャネル管理部(310)は、商品放送サーバ(400)からの商品放送チャネル割り当て要請によって、全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当てる。
【0067】
前記有料放送処理部(320)は、前記チャネル管理部(310)により商品放送チャネルに割り当てられたチャネルを除いたチャネルに対する放送ストリームを放送網を介して放送加入者のユーザ端末に提供する。このように具現化することにより、有料放送サーバ(300)が商品放送チャネルに割り当てられたチャネルを除いた有料放送チャネルに対する放送を行うようになる。
【0068】
図5は、本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムの商品放送サーバの一実施形態の構成を示すブロック図である。図5に示すように、この実施の形態に係る商品放送サーバ(400)は、商品放送チャネル要請部(410)と、商品放送処理部(420)とを備える。
【0069】
前記商品放送チャネル要請部(410)は、前記有料放送サーバ(300)に商品放送チャネル割り当てを要請して、有料放送サーバ(300)から全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当てられる。
【0070】
前記商品放送処理部(420)は、放送加入者のユーザ端末(100)により前記商品放送チャネル要請部(410)を介して有料放送サーバ(300)から割り当てられた商品放送チャネルを選択するとき、選択された商品放送チャネルを介して放送される商品放送コンテンツをインターネット網を介して該当放送加入者のユーザ端末(100)に提供する。
【0071】
例えば、前記放送加入者のユーザ端末(100)により選択されたチャネルが全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルの場合、前記商品放送処理部(420)が該当有料放送チャネルにマッピングされた商品放送コンテンツURLを該当放送加入者のユーザ端末(100)と直接接続させるように具現化されることができる。この場合は、商品放送チャネルに有料放送チャネルが割り当てられ、有料放送チャネルに商品放送コンテンツURLがマッピングされた形態で商品放送チャネルが具現化された実施形態である。
【0072】
例えば、前記放送加入者のユーザ端末(100)により選択されたチャネルが特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯の場合、前記商品放送処理部(420)が該当特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯にマッピングされた商品放送プログラム識別子または商品識別子に対応する商品放送コンテンツを該当商品放送プログラム識別子または商品識別子にマッピングされた商品放送コンテンツURLから読んで、該当放送加入者のユーザ端末に提供するように具現化されることができる。この場合は、商品放送チャネルに特定部分の放送編成時間帯にマッピングされた商品放送プログラム識別子または商品識別子が割り当てられ、商品放送プログラム識別子または商品識別子に商品放送コンテンツURLがマッピングされた形態で商品放送チャネルが具現化された実施形態である。
【0073】
例えば、前記商品放送処理部(420)が前記放送加入者のユーザ端末(100)により選択されたチャネルがチャネル接続メニューの場合、該当チャネル接続メニューにマッピングされた商品放送コンテンツURLから商品放送コンテンツを読んで、該当放送加入者のユーザ端末(100)に提供するように具現化されることができる。この場合は、商品放送チャネルにチャネル接続メニューが割り当てられ、チャネル接続メニューに商品放送コンテンツURLがマッピングされた形態で商品放送チャネルが具現化された実施形態である。このように具現化することにより、商品放送サーバ(400)が有料放送サーバ(300)から割り当てられた商品放送チャネルに対する商品放送を行うようになる。
【0074】
一方、発明の付加的な様相によれば、ユーザ端末(100)が電子商取引要請部(150)をさらに備えることができる。前記電子商取引要請部(150)は、商品放送チャネル信号の再生途中、リモコン、タッチスクリーン、またはキーボードから特定キーを入力するとき、該当商品放送チャネルで放送される商品に対する電子商取引要請アプリケーションを実行して商品取引がなされるようにした実施形態である。
【0075】
例えば、電子商取引要請アプリケーションを介して商品の販売者は、販売注文を行い、商品購買者は、購買注文を入力し、クレジットカード決済または口座振替または携帯電話決済などの決済手段を選択して決済し、商品を受給者の名前及び商品受領アドレス情報を入力したり、連絡を受ける電話番号などを入力して商品取引がなされるようにすることによって、該当商品放送チャネルで放送される商品に対する電子商取引がなされるように具現化されることができる。
【0076】
一方、発明の付加的な様相によれば、本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムの電子商取引サーバ(500)が前記電子商取引要請アプリケーションを介して要請された電子商取引処理を行い、各商品放送チャネル別に収益を配分するように具現化されることができる。
【0077】
すなわち、電子商取引サーバ(500)を介して各商品放送チャネルに対する取引注文管理を統合して行い、各商品放送チャネル別に収益を配分してコンテンツプラットフォーム事業者に収益を提供する。このとき、電子商取引サーバ(500)が商品放送コンテンツプラットフォーム事業者の収益の一部を商品放送事業者に配分して商品放送運営手数料を精算するように具現化されることができる。一方、商品放送事業者は、有料放送事業者に商品放送チャネル割り当てに対する費用を精算できる。
【0078】
一方、前記電子商取引サーバ(500)がユーザ端末(100)から商品放送チャネル視聴内訳または商品注文内訳を周期的に収集及び分析するように具現化して、商品放送チャネル別実績データを収集し、これを分析するように具現化されることができる。
【0079】
以上説明したような本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムの商品放送提供動作を図6を通じて調べる。図6は、本発明に係るコンテンツプラットフォームに独立的な商品放送を利用した電子商取引システムの商品放送提供過程を示すフローチャートである。
【0080】
まず、ステップ610にて商品放送サーバが有料放送サーバに商品放送チャネル割り当てを要請する。
【0081】
そうすると、ステップ620にて有料放送サーバが全体有料放送チャネルのうち、少なくとも一つの有料放送チャネルもしくは特定有料放送チャネルの特定部分の放送編成時間帯またはチャネル接続メニューを商品放送チャネルに割り当てる。
【0082】
また、ステップ630にて有料放送サーバが商品放送サーバに商品放送チャネル割り当て情報を送信する。
【0083】
その次に、ステップ640にてチャネル情報管理サーバが商品放送サーバから商品放送チャネル情報を収集し、これらを分析して商品放送チャネルマップを生成する。このとき、商品放送チャネルに対して商品放送コンテンツURLもしくはチャネル接続メニューまたは商品放送プログラム識別子もしくは商品識別子をマッピングして、商品放送チャネルマップを生成できる。
【0084】
その次に、ステップ650にてチャネル情報管理サーバがユーザ端末に商品放送チャネルマップと、統合チャネルマップ管理アプリケーションとを提供する。
【0085】
そして、ステップ660にて有料放送サーバがユーザ端末に有料放送チャネルマップを提供する。
【0086】
すると、有料放送チャネルマップ、統合チャネルマップ管理アプリケーション、及び商品放送チャネルマップを受信したユーザ端末が、ステップ670にてチャネルマップ管理アプリケーションを実行して、有料放送チャネルマップと商品放送チャネルマップとが統合された単一の統合チャネルマップを生成して管理する。
【0087】
そして、リモコン、タッチスクリーン、またはキーボード操作を介したユーザのチャネル操作によって、ユーザ端末が生成された有料放送チャネルマップと商品放送チャネルマップとが統合されて管理される単一の統合チャネルマップを参照してチャネルを選択することによって、放送網を介した有料放送またはインターネット網を介した商品放送がなされる。
【0088】
これにより、本発明は、簡単なユーザの操作だけで商品放送サーバから提供される商品放送をあたかも放送網から提供される有料放送チャネルを転換するように容易に接近及び変更することによって、コンテンツプラットフォームに依存しない放送を行うことができ、電子商取引を利用できるので、前記で提示した本発明の目的を達成できる。
【0089】
本発明は、添付された図面により参照される好ましい実施形態を中心に述べたが、このような記載から後述する特許請求の範囲により包括される範囲内で本発明の範ちゅうから逸脱せずに多様な変形が可能であることは明らかである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6