特許第6056642号(P6056642)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6056642
(24)【登録日】2016年12月16日
(45)【発行日】2017年1月11日
(54)【発明の名称】蓄電装置
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/04 20060101AFI20161226BHJP
   H01M 2/16 20060101ALI20161226BHJP
   H01M 2/34 20060101ALI20161226BHJP
   H01M 2/26 20060101ALI20161226BHJP
【FI】
   H01M10/04 Z
   H01M2/16 L
   H01M2/16 M
   H01M2/16 Z
   H01M2/34 B
   H01M2/26 A
【請求項の数】7
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-97858(P2013-97858)
(22)【出願日】2013年5月7日
(65)【公開番号】特開2014-220079(P2014-220079A)
(43)【公開日】2014年11月20日
【審査請求日】2015年10月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003218
【氏名又は名称】株式会社豊田自動織機
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(72)【発明者】
【氏名】宗 真平
【審査官】 冨士 美香
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−187702(JP,A)
【文献】 特開2001−068156(JP,A)
【文献】 特開2002−231207(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/046226(WO,A1)
【文献】 特開2011−210524(JP,A)
【文献】 特開2011−065849(JP,A)
【文献】 特開2009−087889(JP,A)
【文献】 特開2010−126709(JP,A)
【文献】 特開平11−097066(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/04
H01M 2/16
H01M 2/26
H01M 2/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースと、
前記ケースに収容され、第1電極と、当該第1電極とは極性の異なる第2電極とがセパレータにより絶縁された層状の構造を有する電極組立体と、を備えた蓄電装置であって、
前記セパレータは、第1セパレータと、前記第1セパレータとは別体であり、且つセラミックス層を有する第2セパレータと、を含み、
前記第1電極又は前記第2電極を挟んで、前記第2セパレータ、及び前記第1セパレータ、がこの順に配置されており、
少なくとも前記第1セパレータの縁部同士が溶着されていることを特徴とする蓄電装置。
【請求項2】
前記セラミックス層は、前記第2セパレータの間に配置された電極と対向していることを特徴とする請求項1記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記セラミックス層は、前記第2セパレータの両面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記ケースと前記電極組立体との間に配置された第1導電板と、
前記ケースと前記第1導電板との間に配置された第2導電板と、
前記第1導電板と前記第2導電板とを絶縁する絶縁部材と、を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記絶縁部材は、乾式法によって二軸延伸して得られたものであることを特徴とする請求項4記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第1セパレータは、湿式法によって二軸延伸して得られたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の蓄電装置。
【請求項7】
二次電池であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の蓄電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、正極板と負極板とがセパレータを介して交互に対向してなる二次電池が開示されていている。この二次電池では、正極板又は負極板を2枚のセパレータで挟むと共に、2枚のセパレータの正極板又は負極板の周囲となる部分を接着剤及び粘着テープの少なくとも一方を用いて接着している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−130360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄電装置では、釘刺しや圧壊時など外部から力が加えられたときに、正極板と負極板との短絡を防止する対策が求められている。対策の一つとしては、セパレータの剛性を確保するために、セラミックス層を有するセパレータを用いる構成がある。この構成の場合には、上記のように2枚のセパレータで電極板を挟んで接着する場合、接着性の観点から、セラミックス層が設けられていない面同士を対向配置する必要がある。特に、2枚のセパレータを熱溶着する場合には、セラミックス層が設けられていない面同士を対向配置することが必須となる。そのため、セラミックス層を有するセパレータを用いる場合には、セパレータの向きを確認して接着する必要があり、製造工程おける作業性が良くなく、効率が悪いといった問題があった。
【0005】
本発明は、正極と負極との短絡の抑制を図れると共に、製造の効率化を図れる蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る蓄電装置は、ケースと、ケースに収容され、第1電極と、当該第1電極とは極性の異なる第2電極とがセパレータにより絶縁された層状の構造を有する電極組立体と、を備えた蓄電装置であって、セパレータは、第1セパレータと、セラミックス層を有する第2セパレータと、を含み、第1電極又は第2電極を挟んで、第2セパレータ、及び第1セパレータ、がこの順に配置されていることを特徴とする。
【0007】
この蓄電装置では、セパレータはセラミックス層を有する第2セパレータを含み、第1電極又は第2電極を挟んで、第2セパレータ及び第1セパレータがこの順に配置されている。蓄電装置では、セパレータを例えば熱溶着する際、電極を第2セパレータで挟んだ後に第2セパレータを第1セパレータで挟み、第1セパレータの縁部を熱溶着する。このとき、第1セパレータは、向きを考慮する必要がない。また、第2セパレータは、セラミックス層により耐熱性を有しているため、第1セパレータを熱溶着する際、電極と第1セパレータとの間での位置決めを特に必要としない。したがって、蓄電装置では、製造の効率化を図ることができる。また、蓄電装置では、セラミックス層を有する第2セパレータが配置されているため、セパレータの剛性を確保できる。したがって、蓄電装置では、釘刺しや圧壊時など外部から力が加えられたときに、第1電極と第2電極(正極と負極)とが短絡することを抑制できる。
【0008】
一実施形態においては、セラミックス層は、第2セパレータの間に配置された電極と対向していてもよい。セラミックス層は、多孔質であるため、電解液を保持し易い。したがって、蓄電装置では、セラミックス層と電極とを対向配置することにより、電池特性(入出力特性、寿命等)の向上を図ることができる。
【0009】
一実施形態においては、セラミックス層は、第2セパレータの両面に設けられていてもよい。これにより、第2セパレータは、熱収縮がより一層抑制される。したがって、蓄電装置では、たとえ第1電極と第2電極とが短絡した場合であっても、第2セパレータがその時に発生した熱により収縮することを抑制できるため、第1電極と第2電極との接触面積の増大を抑制し得る。したがって、蓄電装置では、安全性を確保することができる。
【0010】
一実施形態においては、ケースと電極組立体との間に配置された第1導電板と、ケースと第1導電板との間に配置された第2導電板と、第1導電板と第2導電板とを絶縁する絶縁部材と、を備えていてもよい。これにより、蓄電装置では、釘刺しや圧壊時など外部から力が加えられたときに、電極組立体に先んじて第1導電板と第2導電板とが短絡する。したがって、蓄電装置では、安全性を確保することができる。
【0011】
一実施形態においては、絶縁部材は、乾式法によって二軸延伸して得られたものであってもよい。乾式法により形成された絶縁部材は、延伸性が比較的低い。したがって、蓄電装置では、釘刺しや圧壊時など外部から力が加えられたときに、絶縁部材が破れ易いため、第1導電板と第2導電板とを短絡させることができる。
【0012】
一実施形態においては、第1セパレータは、湿式法によって二軸延伸して得られたものであってもよい。湿式法により形成された第1セパレータは、延伸性が高い。したがって、蓄電装置では、釘刺しや圧壊時など外部から力が加えられたときに、第1セパレータが破れ難いため、第1電極と第2電極との短絡を抑制できる。
【0013】
一実施形態においては、蓄電装置は二次電池である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、正極と負極との短絡の抑制を図れると共に、製造の効率化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】一実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。
図2図1のII−II線に沿った断面図である。
図3】電極組立体の一部を拡大して示す図である。
図4】セパレータに覆われた正極を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0017】
図1は、一実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置としての二次電池100は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。
【0018】
二次電池100は、ケース10と、ケース10内に収容された電極組立体20と、を備える。ケース10は例えばアルミニウム等の金属からなってもよい。電極組立体20は、正極(第1電極)30と、負極(第2電極)40と、正極30と負極40との間に配置されたセパレータ50と、を備え、層状の構造を有する。正極30、負極40は、例えばシート状である。ケース10内には電解液60が充填され得る。電解液60としては、例えば有機溶媒系又は非水系の電解液等が挙げられる。
【0019】
正極30は、金属箔30bと、金属箔30bの両面に設けられた正極活物質層30cと、を備え得る。金属箔30bは例えばアルミニウム箔である。正極活物質層30cは、正極活物質とバインダとを含んでもよい。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等が挙げられる。複合酸化物は、マンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとを含む。
【0020】
正極30は、縁に形成されたタブ30aを有してもよい。タブ30aには、正極活物質が担持されていない。正極30は、タブ30aを介して導電部材32に接続され得る。導電部材32は、正極端子34に接続され得る。正極端子34は、絶縁リング36を介してケース10に取り付けられてもよい。
【0021】
負極40は、金属箔40bと、金属箔40bの両面に設けられた負極活物質層40cと、を備え得る。金属箔40bは例えば銅箔である。負極活物質層40cは、負極活物質とバインダとを含んでもよい。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等が挙げられる。
【0022】
負極40は、縁に形成されたタブ40aを有してもよい。タブ40aには、負極活物質が担持されていない。負極40は、タブ40aを介して導電部材42に接続され得る。導電部材42は、負極端子44に接続され得る。負極端子44は、絶縁リング46を介してケース10に取り付けられてもよい。
【0023】
セパレータ50は、袋状であり、セパレータ50内には、例えば正極30が収容される。図3は、電極組立体の一部を拡大して示す図である。図3に示すように、セパレータ50は、第1セパレータ52と、第2セパレータ54と、を含む。第1セパレータ52は、湿式法によって二軸延伸により形成されている。第1セパレータ52は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルムが例示される。
【0024】
第2セパレータ54は、シート状であり、基材54aと、基材54aの一面に配置されたセラミックス層54bと、を有している。基材54aは、第1セパレータ52と同様であり、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルムが例示される。基材54aの厚みは、例えば10μm〜30μm程度である。
【0025】
セラミックス層54bは、例えばセラミックスのペーストを基材54aの一面に塗布した後に乾燥させて形成されている。セラミックスは、例えばアルミナ、チタニア、ジルコニア、窒化アルミ、マグネシア、酸化ケイ素、炭化珪素、窒化珪素の少なくとも一つを選択することができる。セラミックス層54bの厚みは、例えば2μm〜10μm程度である。第2セパレータ54の厚みは、例えば12〜40μm程度である。
【0026】
本実施形態では、セパレータ50は、正極30を挟んで、正極30側から第2セパレータ54及び第1セパレータ52がこの順に配置されている。第2セパレータ54は、セラミックス層54bが正極30側に配置されている。すなわち、セラミックス層54bは、正極30と対向配置されている。図4に示すように、セパレータ50は、第1セパレータ52の縁部が熱溶着(接着)され、接着部Cが形成されている。これにより、セパレータ50は、袋状をなしている。すなわち、第1セパレータ52の外形は、正極30の外形よりも大きい。また、第2セパレータ54の外形は、正極30の外形と略同等とされている。
【0027】
ケース10と電極組立体20との間には、第1導電板14が配置される。図2では、第1導電板14は、単一の板状部材であるが、例えば複数の金属箔が積層されて構成されていてもよい。第1導電板14には、活物質層が設けられていない。第1導電板14の厚みは、負極40の金属箔40bの厚みよりも厚くてもよい。
【0028】
第1導電板14は、縁に形成されたタブ14dを有してもよい。このタブ14dは、負極40のタブ40aに接続され得る。タブ14dは、タブ40aと重なるように配置され得る。
【0029】
ケース10と第1導電板14との間には、第2導電板16が配置される。図2では、第2導電板16は、単一の板状部材であるが、例えば複数の金属箔が積層されて構成されていてもよい。第2導電板16には、活物質層が設けられていない。第2導電板16の厚みは、正極30の金属箔30bの厚みよりも厚くてもよい。
【0030】
第2導電板16は、縁に形成されたタブ16dを有してもよい。このタブ16dは、正極30のタブ30aに接続され得る。タブ16dは、タブ30aと重なるように配置され得る。
【0031】
第1導電板14は、正極30及び負極40の一方と電気的に接続される。第2導電板16は、正極30及び負極40の他方と電気的に接続される。本実施形態では、第1導電板14が負極40と電気的に接続され、第2導電板16が正極30と電気的に接続される。第1導電板14は例えば銅からなり、第2導電板16は例えばアルミニウムからなる。
【0032】
第1導電板14と第2導電板16との間には、セパレータ(絶縁部材)18が配置される。セパレータ18は、乾式法において二軸延伸により形成されている。セパレータ18は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルムが例示される。本実施形態では、セパレータ50は、袋状であり、第2導電板16を覆っている。
【0033】
以上説明したように、本実施形態の二次電池100では、セパレータ50はセラミックス層54bを有する第2セパレータ54を含み、正極30を挟んで、正極30側から第2セパレータ54及び第1セパレータ52がこの順に配置されている。この二次電池100では、セパレータ50を熱溶着する際、正極30電極を第2セパレータ54で挟んだ後に第2セパレータ54を第1セパレータ52で挟み、第1セパレータ52の縁部を熱溶着する。このとき、第1セパレータ52は、向きを考慮する必要がない。また、第2セパレータ54は、セラミックス層54bにより耐熱性を有しているため、第1セパレータ52を熱溶着する際、正極30と第1セパレータ52との間での位置決めを特に必要としない。したがって、二次電池100では、製造の効率化を図ることができる。
【0034】
また、二次電池100では、第2セパレータ54にセラミックス層54bが設けられているため、第2セパレータ54において緻密性及び剛性が確保されている。これにより、二次電池100では、釘刺しや圧壊時など外部から力が加えられたときに、セパレータ50が破けることを抑制でき、正極30と負極40との短絡を抑制できる。また、二次電池100では、例えば正極30と負極40とが短絡した場合、第2セパレータ54においては短絡したときに発生する熱による熱収縮が生じ難いため、破けた部分が拡大することを抑制できる。これにより、二次電池100では、正極30と負極40との接触面積の増大を抑制できる。
【0035】
本実施形態では、セラミックス層54bは、正極30側に配置されている。セラミックス層54bは、多孔質であるため、電解液60を保持し易い。これにより、二次電池100では、第2セパレータ54の基材54aと正極30とを対向配置する場合に比べて、セラミックス層54bと正極30とを対向配置することにより電解液60をセラミックス層54bと正極30との間に保持できるため、電池特性(入出力特性、寿命等)の向上を図ることができる。
【0036】
本実施形態では、第1セパレータ52は、湿式法によって二軸延伸により得られたものを用いている。これにより、第1セパレータ52は、延伸性が高い。したがって、二次電池100では、釘刺しや圧壊時など外部から力が加えられたときに第1セパレータ52が破れ難いため、正極30と負極40との短絡を抑制できる。これにより、二次電池100では、安全性が確保されている。
【0037】
本実施形態では、セパレータ18は、乾式法によって二軸延伸により得られたものを用いている。これにより、セパレータ18は、延伸性が比較的低い。したがって、二次電池100では、釘刺しや圧壊時など外部から力が加えられたときにセパレータ18が容易に破れるため、電極組立体5に先んじて第1導電板14と第2導電板16とが短絡する。これにより、二次電池100では、安全性が確保されている。
【0038】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、セラミックス層54bが基材54aの一面に設けられている構成を一例に説明したが、セラミックス層は、基材54aの両面に設けられていてもよい。この場合、第2セパレータでは、剛性がより一層確保されると共に、熱収縮がより一層抑制される。また、この構成では、製造工程において第2セパレータがカールする(反り返る)ことを抑制できると共に、帯電を抑制できる。
【0039】
上記実施形態では、第2セパレータ54のセラミックス層54bが正極30と対向配置された構成を一例に説明したが、第2セパレータ54の基材54aが正極30と対向配置されていてもよい。
【0040】
なお、第1セパレータ50として、乾式法によって二軸延伸により形成されてものを用いないことが好ましい。また、セパレータ18として、湿式法によって二軸延伸により形成されたものを用いないことが好ましい。
【符号の説明】
【0041】
10…ケース、14…第1導電板、16…第2導電板、18…セパレータ(絶縁部材)、30…正極(第1電極)、40…負極(第2電極)、50…セパレータ、52…第1セパレータ、54…第2セパレータ、54b…セラミックス層、100…二次電池(蓄電装置)。
図1
図2
図3
図4