特許第6057259号(P6057259)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ マーベル ワールド トレード リミテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6057259
(24)【登録日】2016年12月16日
(45)【発行日】2017年1月11日
(54)【発明の名称】システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/06 20090101AFI20161226BHJP
   H04W 74/08 20090101ALI20161226BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20161226BHJP
   H04W 88/10 20090101ALI20161226BHJP
【FI】
   H04W28/06 110
   H04W74/08
   H04W84/12
   H04W88/10
【請求項の数】18
【全頁数】52
(21)【出願番号】特願2014-528392(P2014-528392)
(86)(22)【出願日】2012年7月16日
(65)【公表番号】特表2014-525714(P2014-525714A)
(43)【公表日】2014年9月29日
(86)【国際出願番号】US2012046908
(87)【国際公開番号】WO2013032584
(87)【国際公開日】20130307
【審査請求日】2015年6月12日
(31)【優先権主張番号】61/528,660
(32)【優先日】2011年8月29日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/550,083
(32)【優先日】2012年7月16日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502188642
【氏名又は名称】マーベル ワールド トレード リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】リウ、ヨン
【審査官】 齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2005/0136933(US,A1)
【文献】 特開2010−200122(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0260159(US,A1)
【文献】 特開2006−050526(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0128895(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
IEEE Xplore
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物理層モジュールと、
処理モジュールと
を備え、
前記物理層モジュールは、
(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを含むチャネルを介して、第1のデータレートで通信し、
(i)前記第1のサブチャネルおよび(ii)前記第2のサブチャネルを介して前記第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルを含む第1のパケットを受信し、
前記第1のプリアンブルは、(i)第1の周期性を持つ第1のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第1の残余部分を含み、
(i)前記第1のサブチャネルまたは(ii)前記第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルを含む第2のパケットを受信し、
前記第2のデータレートは、前記第1のデータレートよりも低く、
前記第2のプリアンブルは、(i)第2の周期性を持つ第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第2の残余部分を含み、
前記第2の周期性は、前記第1の周期性を1以上の整数で除算した結果に等しく、
前記第1の残余部分は前記第2の残余部分とは異なり、
前記処理モジュールは、(i)前記第1のデータレートで送信された前記第1のプリアンブルおよび(ii)前記第2のデータレートで送信される前記第2のプリアンブルの少なくとも一部分を処理するシステム。
【請求項2】
前記処理モジュールは、(i)前記第1のサブチャネルまたは(ii)前記第2のサブチャネルを介して送信された前記第2のプリアンブルのうち前記少なくとも一部分を検出することに応じて、前記チャネルがビジー状態であると判断する請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記チャネルにおけるエネルギーレベルを検出して、前記エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じて前記チャネルがビジー状態であると判断するエネルギー検出モジュールをさらに備える請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記第1のショートトレーニングフィールドおよび前記第2のショートトレーニングフィールドはそれぞれ、(i)前記第1のデータレートで送信される前記第1のプリアンブルおよび(ii)前記第2のデータレートで送信される前記第2のプリアンブルの前記少なくとも一部分を処理するべく前記処理モジュールをアクティブ化する請求項1から3の何れか1項に記載のシステム。
【請求項5】
前記第2の残余部分は信号フィールドを含み、
前記処理モジュールは、
前記信号フィールドを処理し、
前記信号フィールドを処理することに基づいて前記第2のパケットの期間を決定し、
前記期間にわたって前記チャネルへのアクセスを保留する請求項1から4の何れか1項に記載のシステム。
【請求項6】
前記第2の残余部分は、(i)ロングトレーニングフィールドおよび(ii)第1の信号フィールドを含み、
前記処理モジュールは、(i)前記第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)前記ロングトレーニングフィールドを処理し、
前記処理モジュールが前記第1の信号フィールドを処理できないことに応じて、前記処理モジュールは、
前記処理モジュールが前記第1のプリアンブルの第2の信号フィールドを検出するまで、
前記処理モジュールがネットワークアロケーションベクトルを設定するフレームシーケンスを検出するまで、または、
(i)前記第2のパケットまたは(ii)一の送信シーケンスの期間に対応する所定の期間の満了まで、
前記チャネルへのアクセスを保留する請求項1から4の何れか1項に記載のシステム。
【請求項7】
前記第2のパケットのエネルギーレベルを検出するエネルギー検出モジュールをさらに備え、
前記処理モジュールは、前記エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じて、前記チャネルへのアクセスを保留する請求項1から4の何れか1項に記載のシステム。
【請求項8】
前記第2のパケットのエネルギーレベルを検出するエネルギー検出モジュールをさらに備え、
前記処理モジュールは、前記エネルギーレベルが(i)所定のエネルギー検出しきい値以上であることに応じて、そして、(ii)プリアンブル検出しきい値以下であることに応じて、前記チャネルへのアクセスを保留する請求項1から4の何れか1項に記載のシステム。
【請求項9】
前記処理モジュールは、所定の期間の満了前に前記処理モジュールが、(i)前記第1のプリアンブルまたは前記第2のプリアンブルの信号フィールドから前記第1のパケットまたは前記第2のパケットの期間を検出しない場合、または(ii)ネットワークアロケーションベクトルの期間を検出しない場合、前記所定の期間にわたって前記チャネルへのアクセスを保留する請求項1から4の何れか1項に記載のシステム。
【請求項10】
物理層モジュールを利用して、(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを含むチャネルを介して、第1のデータレートで通信する段階と、
前記物理層モジュールを利用して、(i)前記第1のサブチャネルおよび(ii)前記第2のサブチャネルを介して前記第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルを含む第1のパケットを受信する段階と、
前記物理層モジュールを利用して、(i)前記第1のサブチャネルまたは(ii)前記第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルを含む第2のパケットを受信する段階と、
(i)前記第1のデータレートで送信される前記第1のプリアンブルおよび(ii)前記第2のデータレートで送信される前記第2のプリアンブルの少なくとも一部分を処理する段階と
を備え、
前記第1のプリアンブルは、(i)第1の周期性を持つ第1のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第1の残余部分を含み、
前記第2のデータレートは、前記第1のデータレートよりも低く、
前記第2のプリアンブルは、(i)第2の周期性を持つ第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第2の残余部分を含み、
前記第2の周期性は、前記第1の周期性を1以上の整数で除算した結果に等しく、
前記第1の残余部分は前記第2の残余部分とは異なる
方法。
【請求項11】
(i)前記第1のサブチャネルまたは(ii)前記第2のサブチャネルを介して送信された前記第2のプリアンブルのうち前記少なくとも一部分を検出することに応じて、前記チャネルがビジー状態であると判断する段階をさらに備える請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記チャネルにおけるエネルギーレベルを検出して、前記エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じて前記チャネルがビジー状態であると判断する段階をさらに備える請求項10または11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のショートトレーニングフィールドおよび前記第2のショートトレーニングフィールドはそれぞれ、(i)前記第1のデータレートで送信される前記第1のプリアンブルおよび(ii)前記第2のデータレートで送信される前記第2のプリアンブルの前記少なくとも一部分の処理をアクティブ化する請求項10から12の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記第2の残余部分は信号フィールドを含み、前記方法はさらに、
前記信号フィールドを処理する段階と、
前記信号フィールドを処理することに基づいて前記第2のパケットの期間を決定する段階と、
前記期間にわたって前記チャネルへのアクセスを保留する段階と
を備える請求項10から13の何れか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記第2の残余部分は、(i)ロングトレーニングフィールドおよび(ii)第1の信号フィールドを含み、
前記方法はさらに、
(i)前記第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)前記ロングトレーニングフィールドを処理する段階と、
前記第1の信号フィールドを処理できないことに応じて、
前記第1のプリアンブルの第2の信号フィールドを検出するまで、
ネットワークアロケーションベクトルを設定するフレームシーケンスを検出するまで、または、
(i)前記第2のパケットまたは(ii)一の送信シーケンスの期間に対応する所定の期間の満了まで、
前記チャネルへのアクセスを保留する段階と
を備える請求項10から13の何れか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記第2のパケットのエネルギーレベルを検出する段階と、
前記エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じて、前記チャネルへのアクセスを保留する段階と
をさらに備える請求項10から13の何れか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記第2のパケットのエネルギーレベルを検出する段階と、
前記エネルギーレベルが(i)所定のエネルギー検出しきい値以上であり、且つ、(ii)プリアンブル検出しきい値以下であることに応じて、前記チャネルへのアクセスを保留する段階と
をさらに備える請求項10から13の何れか1項に記載の方法。
【請求項18】
所定の期間の満了前に、(i)前記第1のプリアンブルまたは前記第2のプリアンブルの信号フィールドから前記第1のパケットまたは前記第2のパケットの期間を検出しない場合、または(ii)ネットワークアロケーションベクトルの期間を検出しない場合、前記所定の期間にわたって前記チャネルへのアクセスを保留する段階をさらに備える請求項10から13の何れか1項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願> 本願は、米国特許出願第13/550,083(出願日:2012年7月16日)および米国仮特許出願第61/528,660号(出願日:2011年8月29日)に基づき優先権を主張する。
【0002】
本願は、米国特許出願第13/550,078号(出願日:2012年7月16日)、米国仮特許出願第61/508,474号(出願日:2011年7月15日)および米国仮特許出願第61/595,821号(出願日:2012年2月7日)に関連する。本願はさらに、米国仮特許出願第61/228,084号(出願日:2009年7月23日)による恩恵を主張する米国特許出願第12/841,772号(出願日:2010年7月22日)に関連する。本願はさらに、米国仮特許出願第61/486,713号(出願日:2011年5月16日)に関する。
【0003】
上記の出願の開示内容は全て、参照により本願に組み込まれる。
【0004】
本開示は、概して無線通信システムに関し、具体的には通常レートの物理層および低レートの物理層の無線ネットワークにおける共存に関する。
【背景技術】
【0005】
本明細書に記載する背景技術の説明は、本開示がどのような文脈で為されたかの概要を説明する目的で記載するものである。本願の発明者として名前を挙げているものの研究内容は、この背景技術のセクションに記載されている限りにおいて、出願時に先行技術と認められない部分と同様に、本開示に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認めるものではない。
【0006】
米国電気電子学会(IEEE)は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)の規格を定めている。概して802.1xと記述される一部の規格は、WLAN用の動作パラメータ、例えば、周波数帯域、変調符号化方式、データレートおよびパケット形式を特定している。
【0007】
高データレートを実現するべく、大半のWLANは高周波数帯域で動作する。例えば、802.11a/b/g/n/ac/ad規格に準拠するWLANは、2.4GHz、5GHzまたは60GHzの周波数帯域で動作し、11Mbpsから1Gbpsを超える帯域までの範囲内のデータレートを実現する。しかし、これらのWLANの範囲は、高周波動作のために比較的短距離である。
【0008】
WLANの範囲は、動作周波数を低くすることによって拡大することができる。しかし、動作周波数が低くなると、動作帯域幅が低いために、データレートも同様に低くする必要がある。例えば、802.11ah規格および802.11af規格に準拠したWLANは、サブギガ(Sub−1GHz)の周波数帯域で動作し、1MHzまたは2MHzの帯域幅で動作するので、802.11a/b/g/n/ac/ad規格に準拠するWLANに比べて、範囲は大きいがデータレートは低い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
システムは、第1のプリアンブル生成モジュールと、第2のプリアンブル生成モジュールと、パケット生成モジュールとを備える。第1のプリアンブル生成モジュールは、第1のプリアンブルを生成する。第1のプリアンブルは、第1のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第1のトレーニングフィールドを含む。第2のプリアンブル生成モジュールは、第2のプリアンブルを生成する。第2のプリアンブルは、第2のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第2のトレーニングフィールドを含む。第2のデータレートは第1のデータレートとは異なる。パケット生成モジュールは、パケットを生成する。パケットでは、パケットが第1のデータレートで送信されることに応じて、第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルが配置されているか、または、パケットが第2のデータレートで送信されることに応じて、第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置されている。
【0010】
他の特徴を挙げると、システムは、パケットにおいて第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルが配置されていることに応じて、第1のデータレートでパケットを送信する物理層モジュールをさらに備える。
【0011】
他の特徴を挙げると、システムは、パケットが第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルを含むことに応じて、第2のデータレートでパケットを送信する物理層モジュールをさらに備える。
【0012】
他の特徴を挙げると、システムは、パケットにおいて第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルが配置されていることに応じて、第1のデータレートでパケットを送信する第1の物理層モジュールと、パケットにおいて第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置されていることに応じて、第2のデータレートでパケットを送信する第2の物理層モジュールとをさらに備える。
【0013】
さらに他の特徴を挙げると、受信機は、物理層モジュールと、処理モジュールとを備える。物理層モジュールは、媒体を介してパケットを受信する。パケットでは、第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置されている。第1のプリアンブルは、第1のデータレートに基づいて生成される。第2のプリアンブルは、第2のデータレートに基づいて生成される。第1のプリアンブルおよび第2のプリアンブルのうち少なくとも一方は、パケットの期間を含む。処理モジュールは、(i)受信機が第1のデータレートで動作していることに応じて第1のプリアンブルを処理し、または、(ii)受信機が第2のデータレートで動作することに応じて第2のプリアンブルを処理し、第1のプリアンブルまたは第2のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットの期間にわたって媒体へのアクセスを保留するか否かを判断する。
【0014】
他の特徴を挙げると、第1のプリアンブルは、(i)第1のデータレートで動作している受信機をトレーニングするための第1のトレーニングフィールドと、(ii)パケットの期間を示す第1の信号フィールドとを含み、処理モジュールは、受信機が(i)第1のデータレートで動作しており、(ii)第1のトレーニングフィールドに基づいてトレーニングされることに応じて、第1のプリアンブルを処理し、第1の信号フィールドに基づいてパケットの期間を決定する。処理モジュールは、(i)第1の信号フィールドにおいて識別子を検出し、(ii)識別子がパケットの宛先が受信機ではないと示すことに応じて、パケットの期間にわたって媒体へアクセスしないと決定する。
【0015】
他の特徴を挙げると、第2のプリアンブルは、(i)第2のデータレートで動作している受信機をトレーニングするための第2のトレーニングフィールド、および、(ii)パケットの期間を示す第2の信号フィールドを含み、処理モジュールは、受信機が(i)第2のデータレートで動作しており、(ii)第2のトレーニングフィールドに基づいてトレーニングされることに応じて、第2のプリアンブルを処理し、第2の信号フィールドに基づいてパケットの期間を決定する。処理モジュールは、(i)第2の信号フィールドにおいて識別子を検出し、(ii)識別子がパケットの宛先は受信機ではないと示すことに応じて、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと判断する
【0016】
他の特徴を挙げると、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含んでおり、受信機が第2のデータレートで動作するように構成されていることに応じて、処理モジュールは、第1のプリアンブルを処理して、第1のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含むか否かを判断し、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含むと判断することに応じて、第2のプリアンブルを処理し、第2のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットの期間を決定する。処理モジュールは、(i)第2のプリアンブルにおいて識別子を検出し、(ii)識別子がパケットの宛先は受信機ではないと示すことに応じて、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと決定する。
【0017】
他の特徴を挙げると、パケットが第1のデータレートで生成されるデータを含むこと、および、受信機が第1のデータレートおよび第2のデータレートで動作するように構成されていることに応じて、処理モジュールは、第1のプリアンブルを処理し、第1のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含むか否かを判断し、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含むと判断することに応じて、第2のプリアンブルを処理し、第2のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットの期間を決定する。処理モジュールは、(i)第2のプリアンブルにおいて識別子を検出し、(ii)識別子がパケットの宛先が受信機ではないと示すことに応じて、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと決定する。
【0018】
さらに他の特徴を挙げると、方法は、第1のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第1のトレーニングフィールドを含む第1のプリアンブルを生成する段階と、第2のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第2のトレーニングフィールドを含む第2のプリアンブルを生成する段階とを備え、第2のデータレートは第1のデータレートとは異なる。当該方法はさらに、パケットを生成する段階を備え、パケットでは、パケットが第1のデータレートで送信されることに応じて、第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルが配置されており、または、パケットが第2のデータレートで送信されることに応じて、第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置されている。
【0019】
他の特徴を挙げると、当該方法は、パケットにおいて第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルが配置されていることに応じて、第1のデータレートでパケットを送信する段階をさらに備える。
【0020】
他の特徴を挙げると、当該方法は、パケットにおいて第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置されていることに応じて、第2のデータレートでパケットを送信する段階をさらに備える。
【0021】
他の特徴を挙げると、当該方法は、パケットにおいて第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルが配置されていることに応じて、第1のデータレートでパケットを送信する段階と、パケットにおいて第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置されていることに応じて、第2のデータレートでパケットを送信する段階とをさらに備える。
【0022】
さらに他の特徴を挙げると、受信機において媒体を介してパケットを受信する段階を備える方法であって、パケットでは、第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置され、第1のプリアンブルは、第1のデータレートに基づいて生成され、第2のプリアンブルは、第2のデータレートに基づいて生成され、第1のプリアンブルおよび第2のプリアンブルのうち少なくとも一方は、パケットの期間を含む。当該方法はさらに、(i)受信機が第1のデータレートで動作していることに応じて第1のプリアンブルを処理する段階、または、(ii)受信機が第2のデータレートで動作することに応じて第2のプリアンブルを処理する段階と、第1のプリアンブルを処理する段階、または、第2のプリアンブルを処理する段階に基づいて、パケットの期間にわたって媒体へのアクセスを保留するか否かを判断する段階とを備える。
【0023】
他の特徴を挙げると、第1のプリアンブルは、(i)第1のデータレートで動作している受信機をトレーニングするための第1のトレーニングフィールドと、(ii)パケットの期間を示す第1の信号フィールドとを含み、当該方法はさらに、受信機が(i)第1のデータレートで動作しており、(ii)第1のトレーニングフィールドに基づいてトレーニングされることに応じて、第1のプリアンブルを処理する段階と、第1の信号フィールドに基づいてパケットの期間を決定する段階とを備える。当該方法は、第1の信号フィールドにおいて識別子を検出する段階と、識別子がパケットの宛先が受信機ではないと示すことに応じて、パケットの期間にわたって媒体へアクセスしないと決定する段階とをさらに備える。
【0024】
他の特徴を挙げると、第2のプリアンブルは、(i)第2のデータレートで動作している受信機をトレーニングするための第2のトレーニングフィールド、および、(ii)パケットの期間を示す第2の信号フィールドを含み、当該方法はさらに、受信機が(i)第2のデータレートで動作しており、(ii)第2のトレーニングフィールドに基づいてトレーニングされることに応じて、第2のプリアンブルを処理する段階と、第2の信号フィールドに基づいてパケットの期間を決定する段階とを備える。当該方法は、第2の信号フィールドにおいて識別子を検出する段階と、識別子がパケットの宛先は受信機ではないと示すことに応じて、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと判断する段階とをさらに備える。
【0025】
他の特徴を挙げると、当該方法は、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含んでおり、受信機が第2のデータレートで動作するように構成されていることに応じて、第1のプリアンブルを処理する段階と、第1のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含むか否かを判断する段階と、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含むと判断することに応じて、第2のプリアンブルを処理する段階と、第2のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットの期間を決定する段階とをさらに備える。当該方法は、第2のプリアンブルにおいて識別子を検出する段階と、識別子がパケットの宛先は受信機ではないと示すことに応じて、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと決定する段階とをさらに備える。
【0026】
他の特徴を挙げると、当該方法は、パケットが第1のデータレートで生成されるデータを含むこと、および、受信機が第1のデータレートおよび第2のデータレートで動作するように構成されていることに応じて、第1のプリアンブルを処理する段階と、第1のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含むか否かを判断する段階と、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含むと判断することに応じて、第2のプリアンブルを処理する段階と、第2のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットの期間を決定する段階とをさらに備える。当該方法は、第2のプリアンブルにおいて識別子を検出する段階と、識別子がパケットの宛先が受信機ではないと示すことに応じて、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと決定する段階とをさらに備える。
【0027】
さらに他の特徴を挙げると、アクセスポイントは、第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュールを備える。第1の物理層モジュールは、一のチャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信する。第2の物理層モジュールは、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで通信する。尚、第1のデータレートは、第2のデータレートよりも高い。第1の物理層モジュールは、第1のクライアントステーションから、第1のクライアントステーションからアクセスポイントへと第1のデータレートでデータを送信するべくチャネルを確保するよう求める要求を受信する。当該要求は、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のデータレートでアクセスポイントにデータを送信する第2のクライアントステーションによって受信されない。第1の物理層モジュールが第1のクライアントステーションから要求を受信することに応じて、アクセスポイントは、(i)第1のクライアントステーションにチャネルを介して第1のデータレートでデータを送信させ、且つ、(ii)第1のクライアントステーションが第1のデータレートでチャネルを介してアクセスポイントへデータを送信している間に、第2のクライアントステーションが、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のデータレートでデータを送信しないようにするための応答を送信する。
【0028】
他の特徴を挙げると、要求は、送信要求(ready to send)フレームを含み、応答は、送信可能(clear to send)フレームを含む。第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュールは、clear to sendフレームを送信する。
【0029】
他の特徴を挙げると、第1の物理層モジュールは、第2の物理層モジュールが応答を送信する前に応答を送信し、第2の物理層モジュールは、第1の物理層モジュールが応答を送信した後に応答を送信する。または、第2の物理層モジュールは、第1の物理層モジュールが応答を送信する前に応答を送信し、第1の物理層モジュールは、第2の物理層モジュールが応答を送信した後に応答を送信する。
【0030】
他の特徴を挙げると、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第1のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第2のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および、(iii)第2のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含む。
【0031】
他の特徴を挙げると、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第2のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第1のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および(iii)第1のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0032】
他の特徴を挙げると、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第1のデータレートで生成され、第2のパケットは第2のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0033】
他の特徴を挙げると、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第2のデータレートで生成され、第2のパケットは第1のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0034】
他の特徴を挙げると、第1のクライアントステーションが応答を受信することに応じて、第1の物理層モジュールは、第2のクライアントステーションから干渉されることなく、第1のクライアントステーションからデータを受信する。
【0035】
さらに他の特徴を挙げると、アクセスポイントは、第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュールを備える。第1の物理層モジュールは、一のチャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信する。第2の物理層モジュールは、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで通信する。尚、第1のデータレートは、第2のデータレートよりも高い。第2の物理層モジュールは、第1のクライアントステーションからアクセスポイントへと第2のデータレートでデータを送信するべく第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを確保するよう求める要求を、第1のクライアントステーションから受信する。当該要求は、チャネルを介して第1のデータレートでアクセスポイントにデータを送信する第2のクライアントステーションによって処理されない。第2の物理層モジュールが第1のクライアントステーションから要求を受信することに応じて、アクセスポイントは、(i)第1のクライアントステーションから第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のデータレートでデータを送信させ、且つ(ii)第1のクライアントステーションが第2のデータレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介してアクセスポイントへデータを送信している間に、第2のクライアントステーションが、チャネルを介して第1のデータレートでデータを送信しないようにするための応答を送信する。
【0036】
他の特徴を挙げると、要求は、送信要求(ready to send)フレームを含み、応答は、送信可能(clear to send)フレームを含む。第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュールは、clear to sendフレームを送信する。
【0037】
他の特徴を挙げると、第1の物理層モジュールは、第2の物理層モジュールが応答を送信する前に応答を送信し、第2の物理層モジュールは、第1の物理層モジュールが応答を送信した後に応答を送信する。または、第2の物理層モジュールは、第1の物理層モジュールが応答を送信する前に応答を送信し、第1の物理層モジュールは、第2の物理層モジュールが応答を送信した後に応答を送信する。
【0038】
他の特徴を挙げると、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第1のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第2のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および、(iii)第2のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含む。
【0039】
他の特徴を挙げると、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第2のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第1のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および(iii)第1のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0040】
他の特徴を挙げると、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第1のデータレートで生成され、第2のパケットは第2のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0041】
他の特徴を挙げると、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第2のデータレートで生成され、第2のパケットは第1のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0042】
他の特徴を挙げると、第1のクライアントステーションが応答を受信することに応じて、第2の物理層モジュールは、第2のクライアントステーションからの干渉を発生させることなく、第1のクライアントステーションからデータを受信する。
【0043】
さらに他の特徴を挙げると、第1のクライアントステーションは、第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュールを備える。第1の物理層モジュールは、一のチャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信する。第2の物理層モジュールは、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで通信する。尚、第1のデータレートは、第2のデータレートよりも高い。第1のクライアントステーションは、第1のデータレートでの通信を実行可能な第2のクライアントステーションに対応付けられているアクセスポイントと通信する。第1のクライアントステーションは、(i)第2の物理層モジュールのみ、(ii)第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュール、(iii)後にギャップおよび第2のパケットが続く第1のパケットの送信、および、(iv)後にギャップおよび第1のパケットが続く第2のパケットの送信のうち1つを利用して、(i)第1のデータレートでデータを送信するべくチャネルを確保するよう求める要求、または、第2のデータレートでデータを送信するべく第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを確保するよう求める要求をアクセスポイントに送信し、(ii)第2のクライアントステーションからの干渉を発生させることなくアクセスポイントにデータを送信する。第1のパケットは、第1のデータレートで生成され、ペイロードを含んでおらず、第2のパケットは、第2のデータレートで生成されており、ペイロードを含む。
【0044】
他の特徴を挙げると、システムは、第1のクライアントステーションおよびアクセスポイントを備える。アクセスポイントは、(i)第1のクライアントステーションから、第1の物理層モジュールを用いてチャネルを介して、または、第2の物理層モジュールを用いて第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して、データを送信させるべく、且つ、(ii)第1のクライアントステーションがアクセスポイントへデータを送信している間に、第2のクライアントステーションがチャネルを介してデータを送信しないようにするべく、応答を送信する。
【0045】
他の特徴を挙げると、アクセスポイントは、第3の物理層モジュールおよび第4の物理層モジュールを備える。第3の物理層モジュールは、第1のデータレートで、第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して、通信する。第4の物理層モジュールは、第2のデータレートで、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して通信する。アクセスポイントは、(i)第4の物理層モジュールのみ、(ii)第3の物理層モジュールおよび第4の物理層モジュール、(iii)ギャップおよび第4のパケットが後に続く第3のパケットの送信、および(iv)ギャップおよび第3のパケットが後に続く第4のパケットの送信のうち1つを用いて応答を送信する。第3のパケットは、第1のデータレートで生成され、ペイロードを含まないがプリアンブルを含む。プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含み、第4のパケットは、第2のデータレートで生成され、ペイロードを含む。
【0046】
さらに他の特徴を挙げると、方法は、一のチャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して、アクセスポイントの第1の物理層モジュールを用いて、第1のデータレートで通信する段階と、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して、アクセスポイントの第2の物理層モジュールを用いて、第2のデータレートで通信する段階とを備え、第1のデータレートは第2のデータレートよりも高い。当該方法はさらに、第1の物理層モジュールにおいて、第1のクライアントステーションから、第1のデータレートで第1のクライアントステーションからアクセスポイントにデータを送信するべくチャネルを確保するよう求める要求を受信する段階を備え、当該要求は、第2のレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介してアクセスポイントにデータを送信する第2のクライアントステーションでは受信されない。当該方法はさらに、第1の物理層モジュールが第1のクライアントステーションから要求を受信することに応じて、(i)第1のクライアントステーションから第1のデータレートでチャネルを介してデータを送信させ、(ii)第1のクライアントステーションが第1のデータレートでチャネルを介してアクセスポイントにデータを送信する間、第2のクライアントステーションが、第2のレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介してデータを送信しないようにするための応答をアクセスポイントから送信する段階を備える。
【0047】
他の特徴を挙げると、要求は、送信要求(ready to send)フレームを含み、応答は、送信可能(clear to send)フレームを含む。第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュールは、clear to sendフレームを送信する。
【0048】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、第2の物理層モジュールが応答を送信する前に第1の物理層モジュールから応答を送信して、第1の物理層モジュールが応答を送信した後に第2の物理層モジュールから応答を送信する段階、または、第1の物理層モジュールが応答を送信する前に第2の物理層モジュールから応答を送信し、第2の物理層モジュールが応答を送信した後に第1の物理層モジュールから応答を送信する段階を備える。
【0049】
他の特徴を挙げると、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第1のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第2のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および、(iii)第2のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含む。
【0050】
他の特徴を挙げると、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第2のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第1のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および(iii)第1のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0051】
他の特徴を挙げると、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第1のデータレートで生成され、第2のパケットは第2のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0052】
他の特徴を挙げると、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第2のデータレートで生成され、第2のパケットは第1のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0053】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、第1のクライアントステーションが応答を受信することに応じて、第1の物理層モジュールは、第2のクライアントステーションから干渉されることなく、第1のクライアントステーションからデータを受信する段階を備える。
【0054】
さらに他の特徴を挙げると、方法は、一のチャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して、アクセスポイントの第1の物理層モジュールを用いて、第1のデータレートで通信する段階と、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して、アクセスポイントの第2の物理層モジュールを用いて、第2のデータレートで通信する段階とを備え、第1のデータレートは第2のデータレートよりも高い。当該方法はさらに、第2の物理層モジュールにおいて、第1のクライアントステーションから、第2のデータレートで第1のクライアントステーションからアクセスポイントにデータを送信するべく第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを確保するよう求める要求を受信する段階を備え、当該要求は、チャネルを介して第1のデータレートでアクセスポイントにデータを送信する第2のクライアントステーションによって処理されない。当該方法はさらに、第2の物理層モジュールが第1のクライアントステーションから要求を受信することに応じて、アクセスポイントから、(i)第1のクライアントステーションから第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のデータレートでデータを送信させるべく、そして、(ii)第1のクライアントステーションが第2のデータレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介してアクセスポイントへデータを送信している間に、第2のクライアントステーションが、チャネルを介して第1のデータレートでデータを送信しないようにするべく、応答を送信する段階を備える。
【0055】
他の特徴を挙げると、要求は、送信要求(ready to send)フレームを含み、応答は、送信可能(clear to send)フレームを含む。第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュールは、clear to sendフレームを送信する。
【0056】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、第2の物理層モジュールが応答を送信する前に第1の物理層モジュールから応答を送信し、第1の物理層モジュールが応答を送信した後に第2の物理層モジュールから応答を送信する段階、または、第1の物理層モジュールが応答を送信する前に第2の物理層モジュールから応答を送信し、第2の物理層モジュールが応答を送信した後に第1の物理層モジュールから応答を送信する段階を備える。
【0057】
他の特徴を挙げると、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第1のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第2のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および、(iii)第2のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含む。
【0058】
他の特徴を挙げると、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第2のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第1のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および(iii)第1のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0059】
他の特徴を挙げると、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第1のデータレートで生成され、第2のパケットは第2のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0060】
他の特徴を挙げると、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第2のデータレートで生成され、第2のパケットは第1のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0061】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、第1のクライアントステーションが応答を受信することに応じて、第2の物理層モジュールは、第2のクライアントステーションから干渉されることなく、第1のクライアントステーションからデータを受信する段階を備える。
【0062】
さらに他の特徴を挙げると、方法は、一のチャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して、第1のクライアントステーションの第1の物理層モジュールを用いて、第1のデータレートで通信する段階と、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して、第1のクライアントステーションの第2の物理層モジュールを用いて、第2のデータレートで通信する段階とを備え、第1のデータレートは第2のデータレートよりも高い。第1のクライアントステーションは、第1のデータレートで通信可能な第2のクライアントステーションに対応付けられているアクセスポイントと通信する。当該方法はさらに、第1のクライアントステーションから、(i)第2のデータレートでデータを送信するために第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを確保するよう求める要求、または、第1のデータレートでデータを送信するためにチャネルを確保するよう求める要求をアクセスポイントに、および、(ii)第2のクライアントステーションからの干渉を発生させることなくデータをアクセスポイントに、(i)第2の物理層モジュールのみ、(ii)第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュール、(iii)ギャップおよび第2のパケットが後に続く第1のパケットの送信、および(iv)ギャップおよび第1のパケットが後に続く第2のパケットの送信のうち1つを用いて、送信する段階を備える。尚、第1のパケットは、第1のデータレートで生成され、ペイロードを含んでおらず、第2のパケットは、第2のデータレートで生成され、ペイロードを含んでいる。
【0063】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、(i)チャネルを介して第1の物理層モジュールを用いて、または、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2の物理層モジュールを用いて、第1のクライアントステーションからデータを送信させるべく、そして、(ii)第1のクライアントステーションがアクセスポイントにデータを送信している間、チャネルを介して第2のクライアントステーションがデータを送信しないようにさせるべく、アクセスポイントから応答を送信する段階を備える。
【0064】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、アクセスポイントの第3の物理層モジュールを用いて、第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信する段階と、アクセスポイントの第4の物理層モジュールを用いて、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して、第2のデータレートで通信する段階を備える。当該方法はさらに、(i)第4の物理層モジュールのみ、(ii)第3の物理層モジュールおよび第4の物理層モジュール、(iii)ギャップおよび第4のパケットが後に続く第3のパケットの送信、および(iv)ギャップおよび第3のパケットが後に続く第4のパケットの送信のうち1つを用いてアクセスポイントから応答を送信する段階を備える。第3のパケットは、第1のデータレートで生成され、ペイロードを含まないがプリアンブルを含む。プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含み、第4のパケットは、第2のデータレートで生成され、ペイロードを含む。
【0065】
さらに他の特徴を挙げると、システムは、物理層モジュールと、処理モジュールとを備える。物理層モジュールは、チャネルを介して第1のデータレートで通信する。当該チャネルは、(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを有する。物理層モジュールはさらに、(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルを含む第1のパケットを受信し、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルを含む第2のパケットを受信する。第2のデータレートは、第1のデータレートより低い。処理モジュールは、(i)第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルおよび(ii)第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分を処理する。
【0066】
他の特徴を挙げると、処理モジュールは、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分を検出することに応じて、チャネルがビジー状態であると判断する。
【0067】
他の特徴を挙げると、システムはさらに、チャネルのエネルギーレベルを検出し、エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じてチャネルがビジー状態であると判断するエネルギー検出モジュールを備える。
【0068】
他の特徴を挙げると、第1のプリアンブルは、(i)第1の周期性を持つ第1のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第1の残余部分を含み、第2のプリアンブルは、(i)第2の周期性を持つ第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第2の残余部分を含み、第2の周期性は、第1の周期性を1以上の整数で除算した結果に等しく、第1の残余部分は、第2の残余部分とは異なる。
【0069】
他の特徴を挙げると、第1のショートトレーニングフィールドおよび第2のショートトレーニングフィールドはそれぞれ、(i)第1のデータレートで送信された第1のプリアンブルおよび(ii)第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分を処理するべく処理モジュールをアクティブ化する。
【0070】
他の特徴を挙げると、第2の残余部分は、信号フィールドを含み、処理モジュールは、信号フィールドを処理し、信号フィールドの処理に基づいて第2のパケットの期間を決定し、当該期間にわたってチャネルへのアクセスを保留する。
【0071】
他の特徴を挙げると、第2の残余部分は、(i)ロングトレーニングフィールドおよび(ii)第1の信号フィールドを含み、処理モジュールは、(i)第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)ロングトレーニングフィールドを処理する。処理モジュールが第1の信号フィールドを処理することが不可能であることに応じて、処理モジュールは、処理モジュールが第1のプリアンブルの第2の信号フィールドを検出するまで、処理モジュールがネットワークアロケーションベクトルを設定するためのフレームシーケンスを検出するまで、または、(i)第2のパケットもしくは(ii)一の送信シーケンスの期間に対応する所定の期間の満了まで、チャネルへのアクセスを保留する。
【0072】
他の特徴を挙げると、処理モジュールは、第1の所定の期間にわたってチャネルへのアクセスを保留し、第1の所定の期間の終了時にチャネルをアクセスし、第1の所定の期間の終了時にチャネルへのアクセスを得た後に、第2の所定の期間にわたってチャネルにアクセスする。第1の所定の期間および第2の所定の期間は、第2のパケットを送信するデバイスに割り当てる所定のデューティーサイクルに基づいて決まる。当該デバイスは、第1の所定の期間にわたってチャネルにアクセスし、第2の所定の期間にわたってチャネルにアクセスしない。
【0073】
他の特徴を挙げると、システムはさらに、第2のパケットのエネルギーレベルを検出するエネルギー検出モジュールを備える。処理モジュールは、エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じて、チャネルへのアクセスを保留する。
【0074】
他の特徴を挙げると、システムはさらに、第2のパケットのエネルギーレベルを検出するエネルギー検出モジュールを備える。処理モジュールは、エネルギーレベルが(i)所定のエネルギー検出しきい値以上であり、(ii)プリアンブル検出しきい値以下であることに応じて、チャネルへのアクセスを保留する。
【0075】
他の特徴を挙げると、処理モジュールは、所定の期間にわたってチャネルへのアクセスを保留する。これは、当該所定の期間の満了前に、処理モジュールが(i)第1のプリアンブルの信号フィールドから第1のパケットを、もしくは、第2のプリアンブルの信号フィールドから第2のパケットの期間を、または、(ii)ネットワークアロケーションベクトルの期間を検出しない場合に行われる処理である。
【0076】
他の特徴を挙げると、第2のプリアンブルは、ショートトレーニングフィールドを含み、(i)第1のデータレートでチャネルを介して第1のプリアンブルを、および、(ii)第2のデータレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のプリアンブルを、送信するデバイスによって送信される。ショートトレーニングフィールドの長さは、第2のデータレートにおけるデバイスからの送信が複数回失敗したことに応じて増加する。システムはさらに、第2のパケットのエネルギーレベルを検出するエネルギー検出モジュールを備える。処理モジュールは、ショートトレーニングフィールドの長さが増加したと検出することに応じてチャネルへのアクセスを保留するか、または、(i)エネルギーレベルが所定のしきい値以上であること、および、(ii)長さが大きくなったショートトレーニングフィールドが検出されないことに応じてチャネルへのアクセスを保留する。
【0077】
他の特徴を挙げると、システムはさらに、第2のパケットのエネルギーレベルを検出するエネルギー検出モジュールを備える。処理モジュールは、(i)エネルギーレベルが所定のしきい値以上であり、且つ(ii)第2のプリアンブルが検出されないことに応じて、チャネルへのアクセスを保留する。エネルギーレベルに基づきチャネルへのアクセスを得た後、処理モジュールはさらに、(i)第1の所定の期間にわたってチャネルにアクセスし、(ii)第1の所定の期間の満了後にチャネルへのアクセスを停止し、(iii)第1の所定の期間の満了後に第2の所定の期間にわたってチャネルにアクセスせず、第1の所定の期間および第2の所定の期間は、所定のデューティーサイクルに基づいて決まる。
【0078】
さらに他の特徴を挙げると、方法は、物理層モジュールを用いてチャネルを介して第1のデータレートで通信する段階を備える。尚、チャネルは、(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを含む。当該方法はさらに、物理層モジュールを用いて、(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを介して、第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルを含む第1のパケットを受信する段階を備える。当該方法はさらに、物理層モジュールを用いて、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルを含む第2のパケットを受信する段階を備える。第2のデータレートは、第1のデータレートより低い。当該方法はさらに、(i)第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルおよび(ii)第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分を処理する段階を備える。
【0079】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分を検出することに応じて、チャネルがビジー状態であると決定する段階を備える。
【0080】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、チャネルにおけるエネルギーレベルを検出し、エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じて、チャネルがビジー状態であることを決定する段階を備える。
【0081】
他の特徴を挙げると、第1のプリアンブルは、(i)第1の周期性を持つ第1のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第1の残余部分を含み、第2のプリアンブルは、(i)第2の周期性を持つ第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第2の残余部分を含み、第2の周期性は、第1の周期性を1以上の整数で除算した結果に等しく、第1の残余部分は、第2の残余部分とは異なる。
【0082】
他の特徴を挙げると、第1のショートトレーニングフィールドおよび第2のショートトレーニングフィールドはそれぞれ、(i)第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルの処理、および、(ii)第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分の処理をアクティブ化する。
【0083】
他の特徴を挙げると、第2の残余部分は信号フィールドを含み、上記の方法はさらに、信号フィールドを処理する段階と、信号フィールドの処理に基づいて第2のパケットの期間を決定する段階と、当該期間にわたってチャネルへのアクセスを保留する段階とを備える。
【0084】
他の特徴を挙げると、第2の残余部分は、(i)ロングトレーニングフィールド、および、(ii)第1の信号フィールドを含み、上記の方法はさらに、(i)第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)ロングトレーニングフィールドを処理する段階を備える。上記の方法はさらに、第1の信号フィールドを処理できないことに応じて、第1のプリアンブルの第2の信号フィールドを検出するまで、ネットワークアロケーションベクトルを設定するためのフレームシーケンスを検出するまで、または、(i)第2のパケットまたは(ii)単一の送信シーケンスの期間に対応する所定の期間の満了まで、チャネルへのアクセスを保留する段階とを備える。
【0085】
他の特徴を挙げると、上記の方法はさらに、第1の所定の期間にわたってチャネルへのアクセスを保留する段階と、第1の所定の期間の終了時にチャネルにアクセスする段階と、第1の所定の期間の終了時にチャネルへのアクセスを得た後に、第2の所定の期間にわたってチャネルにアクセスする段階とを備える。第1の所定の期間および第2の所定の期間は、第2のパケットを送信するデバイスに割り当てられている所定のデューティーサイクルに基づいて決まる。当該デバイスは、第1の所定の期間にわたってチャネルにアクセスし、第2の所定の期間においてチャネルにアクセスしない。
【0086】
他の特徴を挙げると、上記の方法はさらに、第2のパケットのエネルギーレベルを検出する段階と、エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じてチャネルへのアクセスを保留する段階とを備える。
【0087】
他の特徴を挙げると、上記の方法はさらに、第2のパケットのエネルギーレベルを検出する段階と、エネルギーレベルが、(i)所定のエネルギー検出しきい値以上、および、(ii)プリアンブル検出しきい値以下であることに応じて、チャネルへのアクセスを保留する段階とを備える。
【0088】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、所定の期間にわたってチャネルへのアクセスを保留する段階を備える。これは、当該所定の期間の満了前に、(i)第1のパケットもしくは第2のパケットの期間が第1のプリアンブルもしくは第2のプリアンブルの信号フィールドから検出されない場合、または、(ii)ネットワークアロケーションベクトルの期間が検出されない場合の処理である。
【0089】
他の特徴を挙げると、第2のプリアンブルは、ショートトレーニングフィールドを含み、(i)第1のデータレートでチャネルを介して第1のプリアンブルを送信し、および、(ii)第2のデータレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のプリアンブルを送信するデバイスによって送信され、ショートトレーニングフィールドの長さは、デバイスからの第2のデータレートでの送信が複数回失敗したことに応じて増加する。上記の方法はさらに、第2のパケットのエネルギーレベルを検出する段階と、ショートトレーニングフィールドの長さが増大したと検出することに応じて、または、(i)エネルギーレベルが所定のしきい値以上であること、および、(ii)ショートトレーニングフィールドの長さが増大したと検出されないことに応じて、チャネルへのアクセスを保留する段階とを備える。
【0090】
他の特徴を挙げると、上記の方法はさらに、第2のパケットのエネルギーレベルを検出する段階と、(i)エネルギーレベルが所定のしきい値以上であること、および、(ii)第2のプリアンブルが検出されないことに応じて、チャネルへのアクセスを保留する段階とを備える。上記の方法はさらに、エネルギーレベルに基づいてチャネルへのアクセスを得た後に、(i)第1の所定の期間にわたってチャネルにアクセスする段階、(ii)第1の所定の期間の満了後にチャネルへのアクセスを停止する段階、および、(iii)第1の所定の期間の満了後に第2の所定の期間にわたってチャネルにアクセスしない段階とを備え、第1の所定の期間および第2の所定の期間は、所定のデューティーサイクルに基づいて決まる。
【0091】
さらに他の特徴を挙げると、クライアントステーションは、ミッドアンブル検出モジュールと、処理モジュールとを備える。ミッドアンブル検出モジュールは、チャネルを介して送信されるパケットのミッドアンブルを検出する。パケットは、(i)プリアンブルと、(ii)ミッドアンブルと、(iii)複数のデータフィールドとを含み、プリアンブルは、(i)第1のショートトレーニングフィールドと、(ii)第1のロングトレーニングフィールドと、(iii)信号フィールドとを含む。ミッドアンブルは、(i)第2のショートトレーニングフィールドと、(ii)第2のロングトレーニングフィールドとを含む。ミッドアンブルは、プリアンブルの後に位置しており、データフィールドのうち2以上の間に位置している。処理モジュールは、パケットにミッドアンブルがあると検出することに応じて、チャネルがビジー状態であると判断する。
【0092】
他の特徴を挙げると、パケットにおいて所定数のデータシンボル毎にミッドアンブルが続いて存在することに応じて、クライアントステーションはさらに、省電力モジュールを備える。省電力モジュールは、(i)所定数のデータシンボルまたは(ii)所定数のデータシンボルの倍数の期間にわたって省電力モードでクライアントステーションを動作させ、当該期間の後にクライアントステーションをウェイク状態にする。処理モジュールは、クライアントステーションがウェイク状態になった後、パケット内にミッドアンブルを検出することに応じてチャネルがビジー状態であると判断する。
【0093】
他の特徴を挙げると、パケットにおいてミッドアンブルが検出されないことに応じて、処理モジュールは、プリアンブルを検出することに応じてチャネルがビジー状態であるか否かを判断する。
【0094】
他の特徴を挙げると、クライアントステーションはさらに、チャネルの(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信する物理層モジュールを備える。ミッドアンブル検出モジュールは、(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートでミッドアンブルが送信されることに応じて、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルにおいてミッドアンブルを検出する。第2のデータレートは、第1のデータレートよりも高い。処理モジュールは、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルにおいてミッドアンブルが検出されることに応じて、第2のデータレートにおける送信がチャネル内で進行中であると判断し、チャネルにアクセスしないと判断する。
【0095】
さらに他の特徴を挙げると、方法は、チャネルを介して送信されるパケットのミッドアンブルを検出する段階を備える。当該パケットは、(i)プリアンブルと、(ii)ミッドアンブルと、(iii)複数のデータフィールドとを含み、プリアンブルは、(i)第1のショートトレーニングフィールドと、(ii)第1のロングトレーニングフィールドと、(iii)信号フィールドとを含む。ミッドアンブルは、(i)第2のショートトレーニングフィールドと、(ii)第2のロングトレーニングフィールドとを含む。ミッドアンブルは、プリアンブルの後に位置しており、データフィールドのうち2以上の間に位置している。当該方法はさらに、パケットにおいてミッドアンブルを検出することに応じて、チャネルがビジー状態であると判断する段階を備える。
【0096】
他の特徴を挙げると、パケットにおいて所定数のデータシンボル毎にミッドアンブルが続いて存在することに応じて、上記の方法はさらに、(i)所定数のデータシンボルまたは(ii)所定数のデータシンボルの倍数の期間にわたって省電力モードでクライアントステーションを動作させる段階と、当該期間の後にクライアントステーションをウェイク状態にする段階と、クライアントステーションがウェイク状態になった後、パケット内にミッドアンブルを検出することに応じてチャネルがビジー状態であると判断する段階とを備える。
【0097】
他の特徴を挙げると、当該方法はさらに、パケットにおいてミッドアンブルが検出されないことに応じて、プリアンブルを検出することに応じてチャネルがビジー状態であるか否かを判断する段階を備える。
【0098】
他の特徴を挙げると、上記の方法はさらに、物理層モジュールを用いて、チャネルの(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信する段階と、(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートでミッドアンブルが送信されることに応じて、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルにおいてミッドアンブルを検出する段階とを備え、第2のデータレートは、第1のデータレートよりも高い。当該方法はさらに、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルにおいてミッドアンブルが検出されることに応じて、第2のデータレートにおける送信がチャネル内で進行中であると判断し、チャネルにアクセスしないと判断する段階を備える。
【0099】
本開示内容を適用するその他の分野については、詳細な説明、請求項および図面から明らかになるであろう。詳細な説明および具体的な例は、説明を目的として紹介されているに過ぎず、本開示の範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0100】
詳細な説明および添付図面に基づき本開示の理解を深められたい。添付図面は以下の通りである。
【0101】
図1】屋内ネットワークおよび屋外ネットワークを含む使用事例の例を示す表である。
【0102】
図2A】通常レートプリアンブルを含むパケットの一例を示す図である。
【0103】
図2B】低レートプリアンブルを含むパケットの一例を示す図である。
【0104】
図3】アクセスポイントおよび複数のクライアントステーションを含むネットワークを示す機能ブロック図である。
【0105】
図4】低レートプリアンブルにプリペンドされている通常レートプリアンブルを含む低レートパケットの一例を示す図である。
【0106】
図5】通常レートプリアンブルにプリペンドされている低レートプリアンブルを含む通常レートパケットの一例を示す図である。
【0107】
図6】複数のミッドアンブルを含むパケットの一例を示す図である。
【0108】
図7A】重複する複数のベーシックサービスセットの一例を示す図であり、ベーシックサービスセットは、通常レート物理層ネットワークデバイスを含む。
【0109】
図7B】重複する複数のベーシックサービスセットの一例を示す図であり、ベーシックサービスセットは、通常レート物理層ネットワークデバイスおよび低レート物理層ネットワークデバイスを含む。
【0110】
図8】ネットワークデバイスを示す機能ブロック図である。
【0111】
図9A】通常レートおよび低レートで動作するハイブリッド物理層を含むネットワークデバイスを示す機能ブロック図である。
【0112】
図9B】通常レート物理層および低レート物理層を含むネットワークデバイスを示す機能ブロック図である。
【0113】
図10】エネルギー検出を実行可能なクライアントステーションを示す機能ブロック図である。
【0114】
図11】ミッドアンブルを検出可能なクライアントステーションを示す機能ブロック図である。
【0115】
図12】本開示に係るパケットを送信する方法を説明するためのフローチャートである。
【0116】
図13A】本開示に応じた、受信したパケットを処理する方法を説明するためのフローチャートを示す図である。
図13B】本開示に応じた、受信したパケットを処理する方法を説明するためのフローチャートを示す図である。
【0117】
図14A】本開示に応じた、隠れ端末問題を解決するための方法を説明するフローチャートである。
図14B】本開示に応じた、隠れ端末問題を解決するための方法を説明するフローチャートである。
【0118】
図15A】本開示に応じた、共存問題を解決するための方法を説明するフローチャートである。
図15B】本開示に応じた、共存問題を解決するための方法を説明するフローチャートである。
【0119】
図16】本開示に応じた、共存問題を解決するための方法を説明するフローチャートである。
【0120】
図17A】本開示に応じた、機能が異なる複数のデバイスの共存を実現するための方法を説明するためのフローチャートである。
図17B】本開示に応じた、機能が異なる複数のデバイスの共存を実現するための方法を説明するためのフローチャートである。
図17C】本開示に応じた、機能が異なる複数のデバイスの共存を実現するための方法を説明するためのフローチャートである。
【0121】
図18】本開示に応じた、ミッドアンブルを利用する無線ネットワークにおける通常レート物理層および低レート物理層の共存を実現するための方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0122】
802.11ah規格および802.11af規格で定められた通常データレートで動作する物理層(PHY)デバイスは、通常レートPHYと呼ばれる。低レートPHYは、通常データレートよりも低いデータレートで動作し、例えば、長距離WiFiネットワークおよびセンサネットワークにおいて利用可能である。例えば、低レートPHYは、802.11ah規格および802.11af規格に準拠しており、サブギガ(Sub−1GHz)周波数帯域で動作するデバイスで利用可能である。後述する利用事例の例は、通常レートPHYおよび低レートPHYが共存可能であることを示している。つまり、デバイスは、通常レートPHYおよび低レートPHYの両方を含むことが可能である。これに代えて、通常レートPHYのみを含むデバイスおよび低レートPHYのみを含むデバイスは、一のネットワーク内で共存可能である。
【0123】
本開示は、通常レートPHYおよび低レートPHYが共存可能となるプリアンブル構成に関する。具体的に説明すると、そのようなプリアンブル構成によって、通常レートPHYおよび低レートPHYは、自動的にプリアンブルを検出し、検出したプリアンブルが検出を行ったデバイスのためのものでない場合には、保留(つまり、バックオフ)する。したがって、当該プリアンブル構成は、共存が原因で発生する干渉を最小限に抑えることができる。
【0124】
図1は、屋内ネットワークおよび屋外ネットワークを含む利用事例の例を示す図である。利用事例1aから1hは、センサおよびメータを備えるネットワークを含む。利用事例2a、2bは、バックホールセンサおよびメータデータを備えるネットワークを含む。利用事例3a、3bは、範囲を拡大したWiFiネットワークを含む。これらの利用事例で用いているネットワークは、屋内環境および/または屋外環境で展開するとしてよい。
【0125】
図1は、ネットワーク毎に、送信範囲、データレート、リンクバジェット、電力レベル、および、ネットワークがモバイルデバイスを含むか否かを示している。リンクバジェットは、プリアンブルのロバスト性を示す。例えば、リンクバジェットが高いということは、ロバストなプリアンブルが必要であることを意味している。低レートプリアンブルは、通常レートプリアンブルよりもロバスト性が高い。これは、低レート送信は、通常データレート送信よりも通信可能距離が長いため(このため、ロバスト性も高いため)である。したがって、リンクバジェットが高いということは、低レートプリアンブルが必要であるという意味であり、通常データレートよりも低いレートでデータを送信する低レートPHYを利用する必要がある。リンクバジェットが通常であるということは、通常レートプリアンブルが必要であるという意味であり、仕様に応じた通常データレートでデータを送信する通常レートPHYを利用する必要がある。低レートPHYおよび通常レートPHY、ならびに、低レートプリアンブルおよび通常レートプリアンブルについては、詳細に後述する。
【0126】
一の利用事例のリンクバジェットおよびデータレートに関する要件によって、ネットワークに含まれるデバイスが低レートPHYおよび低レートプリアンブルを利用可能か、または、通常レートPHYおよび通常レートプリアンブルを利用可能かが決まる。例えば、利用事例1fおよび1hのネットワークに含まれるデバイスは低レートPHYを利用するとしてよく、利用事例1gおよび3aのネットワークに含まれるデバイスは通常レートPHYを利用するとしてよく、利用事例1aおよび1dのネットワークに含まれるデバイスは低レートPHYを利用するとしてよく、利用事例3aおよび3bのネットワークに含まれるデバイスは通常レートPHYを利用するとしてよく、以下同様である。したがって、低レートPHYおよび通常レートPHYは、屋内環境および屋外環境において共存が可能である。
【0127】
アクセスポイント(AP)は、ネットワークに含まれ、複数の利用事例でサービスを提供しているデバイス(ステーションまたはSTA)と通信を行うとしてよい。APは、一の群のデバイスとの間で低レートPHYを用いてデータの送受信を行うとしてよく、別の群のデバイスとの間では通常レートPHYを用いてデータの送受信を行うとしてよい。STAは、プリアンブルの検出および保留を行わない場合、互いの送信が干渉する可能性がある。STAは、干渉を最小限に抑えると共に良好な共存環境を実現するべくプリアンブルの検出に基づいて保留を行うべきである。したがって、STAは、通常レートプリアンブル形式および低レートプリアンブル形式の両方をサポートする必要がある。
【0128】
図2Aおよび図2Bを参照すると、通常レートプリアンブルを含むパケットおよび低レートプリアンブルを含むパケットの例を示している。図2Aでは、通常レートプリアンブルを含むパケット100の一例を図示している。パケット100は、規格で定められている通常データレートでデータを搬送し、通常レートパケットと呼ぶとしてよい。一例に過ぎないが、図示している通常レートプリアンブルは、グリーンフィールドモードプリアンブルである。グリーンフィールドモードプリアンブルは、レガシーデバイスに対して後方互換性を持たせるためのレガシー部分を含んでいないプリアンブルである。通常レートプリアンブルは、ショートトレーニングフィールド(STF)、ロングトレーニングフィールド(LTF1)、信号フィールドSIG1およびSIG2(まとめてSIGフィールドと呼ぶ)を含み、残りのLTFは、他のデータストリーム(例えば、多入力多出力(MIMO)ストリーム)用である。通常レートプリアンブルの後には、非常に高いスループットのデータ(VHTデータ)が続いている。
【0129】
パケット100を受信する受信機は、パケット100を処理するべく、パケット検出、粗い周波数同期、そして、受信機の自動ゲイン制御(AGC)のゲインの設定について、通常レートプリアンブルのSTFを利用する。LTF(例えば、LTF1および残りのLTF)は、チャネル推定および細かい周波数同期について利用される。SIGフィールド(例えば、SIG1およびSIG2)は、パケット100に含まれるデータを変調するために用いられる変調符号化方式(MCS)等の一連のPHYパラメータを受信機に対して指定するべく用いられる。したがって、受信機は、通常レートプリアンブルに基づいてパケット100に含まれるデータを処理することができる。
【0130】
図2Bにおいて、低レートプリアンブルを含むパケット150の一例を図示している。パケット150は、規格で定められている通常レートよりも低いレートでデータを搬送し、低レートパケットと呼ばれるとしてよい。一例に過ぎないが、図示している低レートプリアンブルもまた、グリーンフィールドモードプリアンブルである。低レートプリアンブルは、フィールドの署名が通常レートプリアンブルとは異なる。低レートプリアンブルは、低レートショートトレーニングフィールド(LR−STF)、低レートロングトレーニングフィールド(LR−LTF1)、ならびに、低レート信号フィールドLR−SIG1およびLR−SIG2(まとめて、LR−SIGフィールドと呼ぶ)を含み、残りの低レートLTF(LR−LTF)は他のデータストリーム用である。低レートプリアンブルの後には、VHTデータが続く。パケット150を受信する受信機は、低レートプリアンブルのフィールドを利用して、パケット100に関して上述したのと同様の方法でパケット150を処理する。
【0131】
図3を参照すると、アクセスポイント(AP)200は、ステーションSTA1 202およびSTA2 204と通信を行うとしてよい。ステーションSTA1 202は、ステーションSTA2 204よりも、AP200から離れているとしてよい。したがって、AP200は、ステーションSTA1 202へ送信する場合には低レートPHYを利用し、ステーションSTA2 204へと送信を行う場合には通常レートPHYを利用するとしてよい。各パケットには、通常レートプリアンブルおよび低レートプリアンブルに含まれるSIGフィールドの1つに、パケットの長さおよび/または期間を示す長さ/期間フィールドが含まれる。パケットが自分宛てでないとステーションが判断すると、当該ステーションは、長さ/期間フィールドが示す期間にわたって媒体にアクセスしない(つまり、保留する)。
【0132】
通常、AP200が低レートプリアンブルを含むパケットをステーションSTA1 202に送信する場合、ステーションSTA2 204は、低レートプリアンブルをデコードできない。これは、ステーションSTA2 204の受信機は、通常レートでのみ動作可能である場合、低レートプリアンブルのフィールドLR−STF、LR−LTF1等を用いてトレーニングを行えないからである。したがって、ステーションSTA2 204は、低レートプリアンブルに含まれるLR−SIGフィールドをデコードできず、保留もできない。代わりに、ステーションSTA2 204は、エネルギー検出に基づいてパケットがステーションSTA2 204宛てであるか否かを判断しようと試みる。しかし、エネルギー検出に基づく保留は、SIGフィールド検出に基づく保留よりも、ロバスト性が低い。
【0133】
したがって、ステーションSTA2 204は、AP200がステーションSTA1 202に送信している間に、AP200に送信しようと試みるとしてよい。同様に、ステーションSTA2 204は、ステーションSTA1 202が低レートPHYを用いてAP200に送信している場合に検出することが出来ないとしてよい。したがって、ステーションSTA2 204は、媒体が空いていると誤認して、ステーションSTA1 202が低レートPHYを用いてAP200に送信している間にAP200に送信しようと試みる可能性がある。
【0134】
図4を参照すると、通常レートプリアンブルの一部分は、低レートPHYを用いてパケットを送信する場合、低レートプリアンブルにプリペンドすることができる。例えば、通常レートプリアンブルのSTF、LTF1およびSIG(例えば、SIG1および/またはSIG2)フィールドは、低レートPHYを用いてパケットを送信する場合、低レートプリアンブルにプリペンドすることが可能である。AP200が低レートPHYを用いてパケット250をステーションSTA1 202へ送信すると考える。パケット250は、図示しているように、低レートプリアンブルと、低レートプリアンブルにプリペンドされている通常レートプリアンブルの一部分とを共に含む。
【0135】
ステーションSTA2 204は、通常レートプリアンブルの一部分に含まれるSTF、LTF1およびSIGフィールドをデコードすることができる。通常レートプリアンブルの一部分に含まれるSIGフィールドは、パケット250の残余部分(つまり、低レートプリアンブルおよびVHTデータ部分)の長さおよび/または期間を示す。また、通常レートプリアンブルの一部分に含まれるSIGフィールドは、パケットの宛先であるステーションの識別子(ID)(例えば、ステーションSTA1 202)のID)を含む。したがって、通常レートプリアンブルの一部分に含まれるSIGフィールドに基づき、ステーションSTA2 204は、パケット250が、通常レートプリアンブルの一部分を含むにも関わらず、ステーションSTA2 204を宛先とはしていないと判断して、SIGフィールドが示す期間にわたって保留する。
【0136】
ステーションSTA1 202は、ステーションSTA1 202はAP200からより離れているので、そして、通常レートプリアンブルは低レートプリアンブルよりもロバスト性が低いので、通常レートプリアンブルの一部分を受信するとしてもよいし、しないとしてもよい。ステーションSTA1 202が通常レートプリアンブルの一部分を受信しない場合、ステーションSTA1 202は、低レートプリアンブルに基づき、低レートプリアンブルを処理して、パケット250を処理するとしてよい。例えば、ステーションSTA1 202は、LR−SIGフィールド内で示されているパケット250がステーションSTA1 202を宛先としないが、低レートPHYを持つ別のステーションを宛先とする場合、パケット250の残余部分の期間に基づき保留するとしてよい。
【0137】
ステーションSTA1 202が通常レートプリアンブルの一部分を受信する場合、ステーションSTA1 202は、通常レートプリアンブルの一部分のSIGフィールドに含まれているIDに基づき、パケット250がステーションSTA1 202を宛先とするか否かを判断することができる。また、通常レートプリアンブルの一部分のSIGフィールドは、パケット250が共存タイプパケットである(つまり、パケット250は、SIGフィールドに続く低レートプリアンブルを含み、低レートPHYを持つステーションを宛て先とする)か否かを示すビットを含むことができる。したがって、ステーションSTA1 202は、パケット250がステーションSTA1 202を宛先としない場合、低レートプリアンブルを処理して、LR−SIGフィールドに示されている期間にわたって保留することができる。
【0138】
ステーションSTA1 202はさらに、AP200に送信する場合にもパケット250と同様のパケットを送信することができる。このため、ステーションSTA2 204は、通常レートプリアンブルの一部分に基づき検出、デコードおよび保留を行うことができる。
【0139】
図5を参照すると、低レートプリアンブルの一部分は、通常レートPHYを用いてパケットを送信する場合、通常レートプリアンブルにプリペンドすることができる。例えば、低レートプリアンブルのLR−STF、LR−LTF1およびLR−SIG(例えば、LR−SIG1および/またはLR−SIG2)フィールドは、パケットを通常レートPHYを用いて送信する場合、通常レートプリアンブルにプリペンドすることができる。AP200が通常レートPHYを用いてパケット300をステーションSTA2 204に送信すると考える。パケット300は、図示しているように、通常レートプリアンブルと、通常レートプリアンブルにプリペンドされている低レートプリアンブルの一部分とを共に含む。
【0140】
ステーションSTA1 201は、低レートプリアンブルの一部分に含まれているLR−STF、LR−LTF1およびLR−SIGフィールドをデコードすることができる。低レートプリアンブルの一部分に含まれるLR−SIGフィールドは、パケット300の残余部分(つまり、通常レートプリアンブルおよびVHTデータ部分)の長さおよび/または期間を示す。また、低レートプリアンブルの一部分に含まれるLR−SIGフィールドは、パケットの宛先であるステーションのID(例えば、ステーションSTA2 204のID)を含むとしてよい。したがって、低レートプリアンブルの一部分に含まれるLR−SIGフィールドに基づき、ステーションSTA1 202は、パケット300が、低レートプリアンブルの一部分を持つにも関わらず、ステーションSTA1 202を宛先としないと判断して、LR−SIGフィールドで示す期間にわたって保留する。
【0141】
ステーションSTA2 204がパケット300を処理する方法は、ステーションSTA2 204が1MHz動作をサポートするか否かに基づき、2通りに分かれる。ステーションSTA2 204が1MHz動作をサポートしていない場合、ステーションSTA2 204は、パケット300に含まれる低レートプリアンブルの一部分を無視して、通常レートプリアンブルを処理する。ステーションSTA2 204は、SIGフィールドのIDが示すように、パケット300がステーションSTA2 204を宛先とするか否かに応じて、通常レートプリアンブルのSIGフィールドに示されている期間にわたって保留するか否かを判断する。
【0142】
ステーションSTA2 204が1MHz動作をサポートする場合、ステーションSTA2 204は、低レートプリアンブルの一部分を処理する。低レートプリアンブルの一部分に含まれるLR−SIGフィールドは、パケットの宛て先であるステーションのID(例えば、ステーションSTA2 204のID)を含むとしてよい。また、低レートプリアンブルのLR−SIGフィールドは、パケット300が共存タイプパケットであるか否か(つまり、パケット300がLR−SIGフィールドの後に通常レートプリアンブルを含み、通常レートPHYを持つステーションを宛て先とするか)を示すビットを含むとしてよい。したがって、低レートプリアンブルに含まれるLR−SIGフィールドに基づき、ステーションSTA2 204は、パケット300は、低レートプリアンブルの一部分を持っているにもかかわらず、通常レートPHYを持つステーション(例えば、ステーションSTA2 204)を宛先とすると判断するとしてよい。ステーションSTA2 204は、パケット300がステーションSTA2 204を宛先としないが、通常レートPHYを持つ別のステーションを宛先とする場合、通常レートプリアンブルを処理して、SIGフィールドが示す期間にわたって保留することができる。
【0143】
尚、通常レートプリアンブルおよび低レートプリアンブルの両方に含まれている信号フィールド(例えば、LR−SIGフィールドおよびSIGフィールド)には、パケットの宛先であるステーションのIDおよびパケットの残余部分の期間が含まれているとしてよい。残余部分は、パケットのうち信号フィールドの後に続く部分である。したがって、ステーションSTA2 204が1MHz動作をサポートしている場合には、ステーションSTA2 204は、LR−SIGフィールドまたはSIGフィールドに含まれている期間情報およびIDに基づいて、保留するか否かを判断することができる。
【0144】
ステーションSTA2 204はさらに、AP200に送信する際にパケット300と同様のパケットを送信することができる。このため、ステーションSTA1 202は、低レートプリアンブルの一部分に基づいて、検出、デコードおよび保留を行うことができる。
【0145】
図3を再度参照すると、他の方法で共存を管理することもできる。図3において、ステーションSTA2 204が通常レートPHYを用いてAP200と通信を行う場合、ステーションSTA2 204は、ステーションSTA1 202の隠れ端末になる。ステーションSTA2 204は、ステーションSTA1 202からの送信に起因する干渉から、ステーションSTA2 204の送信を保護するべく、さまざまな方式を採用するとしてよい。例えば、そのような方式としては、エネルギー検出、プリアンブル検出、期間検出およびRTS/CTS(送信要求/送信可能)信号伝達が挙げられる。しかし、ステーションSTA2 204からのこのような保護目的の送信(例えば、データを送信するための媒体を確保するべく、AP200に送信される要求)はいずれも、ステーションSTA2 204が通常レートPHYを利用し、ステーションSTA1 202が低レートPHYを利用し遠く離れている場合には、ステーションSTA1 202に到達しないとしてよい。結果として、ステーションSTA1 202は、ステーションSTA2 204が送信している間に、送信を開始するとしてよい。
【0146】
隠れ端末問題は、以下に説明するように、多くの方法で解決することができる。AP200が通常レートPHYおよび低レートPHYを含むと考える。第1の解決方法によると、ステーションSTA2 204が通常レートPHYのみを利用する場合、ステーションSTA2 204は、通常PHYを用いてRTS(送信要求)フレームまたはショートフレームをAP200に送信することによって、保護を開始する(つまり、媒体を送信用に確保するよう要求する)ことができる。ステーションSTA2 204は、通常レートPHYおよび低レートPHYの両方を用いて送信可能(CTS)フレームまたはショートフレームを送信することによって、応答するようAP200に要求することができる。AP200は、通常レートPHYを用いて応答を送信した後、同じ応答を低レートPHYを用いて送信するとしてよい。これに代えて、AP200は、低レートPHYを用いて応答を送信した後、同じ応答を通常レートPHYを用いて送信するとしてもよい。
【0147】
第2の解決方法によると、AP200は、通常レートプリアンブル(保護期間を含む)、低レートプリアンブルおよび低レートペイロードを含む特別なハイブリッドパケットを送信することによって、応答するとしてよい。これに代えて、AP200は、低レートプリアンブル(保護期間を含む)、通常レートプリアンブルおよび通常レートペイロードを含む特別なハイブリッドPHYパケットを送信することによって、応答するとしてもよい。保護期間とは、ステーションSTA2 204にデータ送信させるべく媒体が確保されている期間を意味する。
【0148】
第3の解決方法によると、AP200は、通常レートパケットを送信した後に、ギャップを空けて、その後に低レート非データパケット(NDP)(保護期間を含む)を送信することで応答するとしてもよい。これに代えて、AP200は、低レートパケットを送信した後に、ギャップを空けて、その後に通常レートパケット(保護期間を含む)を送信することで応答するとしてもよい。上記のギャップは、ショートフレーム間スペース(SIFS)または縮小フレーム間スペース(RIFS)であってよい。一部の実施例によると、NDPはさらに、通常レートパケットまたはハイブリッドパケットの前に、送信されるとしてもよい。
【0149】
第4の解決方法は、AP200が二重に応答フレームを送信する(つまり、2MHzチャネルが含む1MHzサブチャネルのそれぞれを介して)としてよい。尚、一の低レートパケットは一の1MHzチャネルで送信されるが、一の通常レートパケットは一の2MHzチャネルで(つまり、2つの隣接する1MHzチャネルで)送信される。上記の方式のいずれかに応じた保護のためのやり取りが完了すると、ステーションSTA2 204は、AP200との間で通常レートセッションを開始することができる。
【0150】
図3を再度参照すると、共存問題は以下のように説明することができる。ステーションSTA2 204が通常レートPHYのみ(または、低レートPHYのみ)を利用する場合、ステーションSTA1 202からの保護を目的とした送信を検出/デコードしないとしてよい。エネルギー検出は助けになるが、ステーションSTA2 204は電力節約のために早期パケットフィルタリングを実行できず、隠れノード保護のために期間フィールド(または、均等フィールド)をデコードできない。
【0151】
共存問題は、以下に説明するように、多くの方法で解決され得る。ステーションSTA1 202が低レートPHYのみを利用する場合、ステーションSTA1 202は、低レートPHYを用いてAP200にショートフレームまたはRTSを送信することによって保護セッションを開始して、通常レートPHYおよび低レートPHYの両方を用いて応答するようAP200に要求するとしてよい。隠れ端末問題に関して上述した解決方法と同様の解決方法を採用するとしてよい。ステーションSTA1 202は、低レートセッションのために送信機会(TXOP)を確保するべく保護を利用する。
【0152】
ステーションSTA1 202が通常レートPHYおよび低レートPHYの両方を利用することが出来る場合、ステーションSTA1 202は、低レートPHYのみ、低レートPHYおよび通常レートPHYの両方、通常レートNDPの後にギャップを置いてその後に低レートパケットを設けること、または、低レートNDPの後にギャップを置いてその後に通常レートパケットを設けること、のうちいずれか1つの方法で、保護を開始するか、または、データを送信することができる。AP200は、低レートPHYのみ、低レートPHYおよび通常レートPHYの両方、通常レートNDPの後にギャップを置いてその後に低レートパケットを設けること、または、低レートNDPの後にギャップを置いてその後に通常レートパケットを設けることのいずれか1つの方法で、保護開始に応答するとしてよい。
【0153】
図6を参照すると、802.11ahをベースとする屋外環境での共存は、米国特許出願第12/841,772号(出願日:2010年7月22日)に開示されているミッドアンブルを用いて解決することができる。上記特許文献の内容はすべて、参照により本明細書に組み込まれる。ミッドアンブルはさらに、無線送信の存在を判断するために用いることができる。図6において、ミッドアンブルを含むパケット350を図示している。ミッドアンブルは、図示されているように、プリアンブルの後に続き、2以上のデータフィールドの間に挿入されている。ミッドアンブルにより、受信機は、長いパケットについてチャネル等価器を保持することが出来るようになる。
【0154】
ミッドアンブルは、一のショートトレーニングフィールド(STF)および複数のロングトレーニングフィールド(LTF)を含む。ダブルガードインターバル(DGI)は、STFとロングトレーニングシンボル(LTS)との間に挿入されているとしてよい。ステーションは通常、プリアンブルまたはサイクリックプリフィクス(CP)の反復を検出しようと試みることによって、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する。ステーションはさらに、ミッドアンブルを検出することによって、CCAを実行することもできる。ミッドアンブルの検出は、CP反復に基づくパケット中心の検出よりも、ロバスト性が高い。
【0155】
ステーションは、CCAを実行して、ミッドアンブルを用いて保留するとしてもよい。以下に説明する。ステーションがミッドアンブルの存在を検出すると、ステーションはチャネルがビジー状態であると判断し、送信を保留すべきである。ミッドアンブルの存在は、STFおよび1以上のLTFが存在することによって、判断することができる。Nを2以上の整数として、規格でN個のシンボル毎にミッドアンブルがあると定められている場合、ステーションはN個の(またはNの倍数個の)シンボルにわたって省電力モードに入ることが出来、N個の(またはNの倍数個の)シンボルの後にウェイク状態になって、ミッドアンブルを検出することによってパケット送信が終了したか否かを判断しようと試してよい。ミッドアンブルが検出されない場合、ステーションは、プリアンブル検出およびガードインターバル(GI)反復に基づいてCCAを実行する必要がある。1MHzベーシックサービスセット(BSS)に含まれるステーション(つまり、1MHz STA)は、2MHzチャネルで送信されるSTFおよびLTFの存在を検出するので、2MHz送信が進行中であると判断することができる。このため、この方法を用いる1MHz STAは保留する。
【0156】
IEEE802.11ahでは、通常レートPHY(NP)および低レートPHY(LRP)を定義しており、通常レートPHYのみを持つシングルPHYデバイス(NP限定デバイス)および通常レートPHYおよび低レートPHYを持つ二重PHYデバイスという2種類のデバイスを許容しているとしてよい。NP限定デバイスは、LRP送信(例えば、LR−STF、LR−LTFおよび/またはLR−SIGフィールド)のプリアンブルの一部または全体を検出することができる。
【0157】
NP限定デバイスは、LRP送信のプリアンブルの一部または全体が検出される場合、または、信号エネルギーが所定のしきい値以上であると検出される場合、クリアチャネルアクセス(CCA)ステータスをビジーに設定する。通常レートプリアンブルのSTFおよび低レートプリアンブルのLR−STFは、同様の構造を持つものとして構成されるとしてよい。このため、NP限定デバイスのCCAはLR−STFによってトリガ可能である。例えば、LR−STFは、STFと同一の周期性を持つ。これに代えて、LR−STFの周期性は、STFの周期性の1/N倍である。Nは、2以上の整数である。このため、NP限定デバイスの受信機に含まれる自動相関器は、STFおよびLR−STFによってトリガされる。低レートプリアンブルの残余部分(つまり、LR−LTFフィールドおよびLR−SIGフィールド)は、通常レートプリアンブルの対応するフィールドとは異なるとしてよい。
【0158】
図7Aおよび図7Bを参照すると、共存シナリオの例が図示されている。図7Aに示す第1のシナリオでは、異なるベーシックサービスセット(BSS)に属するステーションが図示されている。例えば、BSS Aに属する1個のステーションと、BSS Bに属する2個のステーションが図示されている。BSS Bに含まれるステーションはNP限定デバイスであり(つまり、通常レートPHYまたはNPのみを持つ)、BSS Aに含まれるステーションは二重PHYデバイス(つまり、通常レートPHYおよび低レートPHYを持つ)であると考える。大きな円および小さな円は、異なるステーションからのNP送信およびLRP送信の長距離領域および短距離領域を示す。さらに、BSS AおよびBSS BはNPが重複しているBSS同士である(NP−OBSS)と考える。つまり、BSS AおよびBSS Bに含まれるステーションがNPを用いて送信すると、送信同士が干渉し合う可能性がある。また、BSS Aに含まれるステーションからのLRP送信はBSS Bに含まれるステーションによって検出が可能であると考える。
【0159】
BSS Bに含まれるステーションからのNP送信および/または保護要求は、BSS Aに含まれるステーションに到達し、BSS Aに含まれるステーションとの間で発生し得る干渉を少なくとも一部防止することができる。BSS Aに含まれるステーションからのLRP送信は、BSS Bに含まれるステーションによって少なくとも一部を検出可能であり、BSS Bに含まれるステーションからの送信との間で大きな干渉を発生させるとしてよい。BSS BはBSS Aに含まれるステーションの一部に近接しているので、BSS Bに含まれるステーションは、BSS Aに含まれるステーションからの検出したLRP送信を尊重して、自身の送信を保留する。
【0160】
図7Bに示す第2のシナリオでは、例えば、BSS Aに属する1個のステーションおよびBSS Bに属する1個のステーションが図示されている。BSS Bに含まれるステーションはNP限定デバイスであり、BSS Aに含まれるステーションは二重PHYデバイスであると考える。さらに、BSS AおよびBSS BはNP−OBSSではないが、LRPが重複するBSS(LRP−OBSS)であると考える。つまり、BSS AおよびBSS Bに含まれるステーションのNP送信は互いに干渉しないが、BSS Aに含まれるステーションのLRP送信はBSS Bに含まれるステーションによって検出可能である。
【0161】
BSS Bに含まれるステーションからのNP送信および/または保護要求は、BSS Aに含まれるステーションには到達できず、BSS Aに含まれるステーションからのLRP送信に起因する干渉を防止することができない。BSS Aに含まれているステーションからのLRP送信は、BSS Bに含まれるステーションによって少なくとも一部を検出が可能であるが、BSS Bに含まれるステーションからの送信に対して大きな干渉を発生させない。BSS Bに含まれるステーションが近隣において多量のNP送信および/またはLRP送信を検出しない場合(例えば、NP送信および/またはLRP送信は所定のしきい値以下である場合)、BSS Bに含まれるステーションは低レートプリアンブルが検出される場合でも媒体にアクセスするとしてよい。
【0162】
ネットワークアロケーションベクトル(NAV)は、IEEE802.11およびIEEE802.16(WiMax)等の無線ネットワークプロトコルと共に利用する仮想キャリア感知メカニズムである。仮想キャリア感知メカニズムによって、物理キャリアが感知を行う必要性が小さくなり、電力が節約される。MACレイヤフレームヘッダは、フレームに必要な送信時間を特定している期間フィールドを含み、この送信時間の間は媒体がビジー状態である。媒体をリスニングしているステーションは、期間フィールドを読み出して、NAVを設定する。NAVは、ステーションに対して、当該ステーションが媒体へのアクセスを保留する期間を示す。
【0163】
以下に共存ルールおよび共存方法の一例を説明する。従来では、NP限定デバイスが低レートパケットのLR−SIGフィールド(つまり、LPを用いて送信され、低レートプリアンブルおよびデータを含むパケット)をデコードすることが出来る場合、NP限定デバイスは、低レートパケットの終了まで、または、送信シーケンスの終了まで、チャネルアクセスを保留すべきである。NP限定デバイスがLR−STFおよび/またはLR−LTFを検出できるが、低レートパケットのLR−SIGフィールドをデコードできない場合、NP限定デバイスは、フレーム(例えば、NPを用いて送信され通常レートプリアンブルおよびデータを含む通常レートパケット)のSIGフィールドを正しくデコードするまでチャネルアクセスを保留すべきである。これに代えて、NP限定デバイスは、NP限定デバイスがネットワークアロケーションベクトル(NAV)を正しく設定できるフレームシーケンスが検出されるまで、チャネルアクセスを保留すべきである。これに代えて、NP限定デバイスは、所定の期間、例えば、低レートパケットまたは一の送信シーケンスの最大許容期間が完了するまでチャネルアクセスを保留すべきである。
【0164】
デバイスが短い低レートパケットを用いることで連続的に媒体を占有しないように、LRPの利用についてデューティーサイクルしきい値/限界値(例えば、X)を適用する。例えば、デバイスが媒体へのアクセスに成功すると、当該デバイスは最大期間AにわたってLRPを利用することで媒体に連続的にアクセスすることができる。最大期間Aが終了すると、デバイスは、少なくとも期間Bにわたっては、LRPを用いた媒体へのアクセスが禁止される。デューティーサイクルA/(A+B)は、X以下である必要がある。
【0165】
NP限定ステーションは、LRP送信が非常に高い強度を持つ場合、例えば、エネルギー検出しきい値(通常は、プリアンブル/STF検出しきい値よりも20dB低い)以上である場合に限り、検出したLRP送信に基づいてチャネルアクセスを保留すべきである。しかし、この方法を用いると、LRPを利用する二重PHYステーションがNP限定ステーションの近隣に存在する場合、NP限定ステーションは、二重PHYステーションへの強度の低いLRP送信を無視し続けると共にブロックし続けることになる。
【0166】
以下に制限を緩和した共存方法の例を説明する。NP限定ステーションは、通常のエネルギー検出しきい値とプリアンブル/STF検出しきい値との間であるしきい値よりも送信が高強度である場合に限り、検出したLRP送信に基づきチャネルアクセスを保留すべきである。NP限定ステーションは、所定の期間(例えば、最大低レートパケット期間または最大送信機会(TXOP)期間)にわたってチャネルアクセスを保留すべきである。これは、NP限定ステーションが、所定の期間の終了までに、検出したSIGフィールドまたはNAV期間から期間を検出しない場合にそうする。
【0167】
二重PHYステーションは、1回以上LRP送信に失敗すると、後続のLRP送信および再送信について特別な保護要求を送信するとしてよい。例えば、二重PHYステーションは、後続の再送信のために特別なLR−STF(例えば、LR−STFを長くする)を用いて特別な保護要求を送信するとしてよい。NP限定ステーションは、特別なLR−STF(または特別な保護要求)を検出すると、チャネルアクセスを保留すべきである。NP限定ステーションは、特別なLR−STF(または特別な保護要求)を検出しない場合、エネルギー検出しきい値よりも高強度の送信が検出された場合に限り、チャネルアクセスを保留する。
【0168】
一部の実施例では、NP限定デバイスは、エネルギー検出のみを実行可能であるとしてよい。NP限定デバイスは、低レートパケットのLR−STFを検出できない場合、チャネルアクセスについてエネルギー検出に依存しなければならず、低強度のLRP送信を検出することが出来ない場合がある。LRPを用いてデバイスを積極的に無視することによってこのようなNP限定デバイスが媒体へアクセスしないようにするべく、デューティーサイクルしきい値/限界値を適用してこのようなNP限定デバイスが長期間にわたって共通媒体にアクセスしないようにする。
【0169】
チャネル選択は以下のように行われるとしてよい。NP限定ステーションを含むBSSは、NP主要チャネルとして既存のLRPチャネルを利用しないようにすべきである。より一般的には、NP限定ステーションは、一のチャネルでLRP送信を検出すると、依然として送信のために他のアイドルチャネルを利用することができる。
【0170】
図8を参照すると、ネットワークデバイス400は、送受信モジュール402、媒体アクセスコントローラ(MAC)モジュール404、および、プロセッサ406を備える。ネットワークデバイス400は、アクセスポイント(AP)またはクライアントステーション(STA)を有するとしてよい。送受信モジュール402は、1以上のアンテナ(不図示)を介してデータを送受信する物理層(PHY)モジュール408を含む。一のPHYモジュール408が図示されているが、送受信モジュール402は複数のPHYモジュールを含むとしてもよい。MACモジュール404は、媒体へのアクセスを制御する。プロセッサ406は、ネットワークデバイス400が送受信するデータを処理する。
【0171】
図9Aおよび図9Bを参照すると、それぞれネットワークデバイス500および550が図示されている。ネットワークデバイス500および550はそれぞれ、APまたはSTAを含むとしてよい。ネットワークデバイス500および550は、異なるPHYを含む。図9Aでは、ネットワークデバイス500は送受信モジュール502を含む。送受信モジュール502は、第1のプリアンブル生成モジュール504、第2のプリアンブル生成モジュール506、パケット生成モジュール508およびPHYモジュール510を含む。PHYモジュール510は、1以上のアンテナ(不図示)を介して媒体との間で通信を行うとしてよい。図9Bにおいて、ネットワークデバイス550は、送受信モジュール552を含む。送受信モジュール552は、第1のプリアンブル生成モジュール504、第2のプリアンブル生成モジュール506、パケット生成モジュール508、第1のPHYモジュール560および第2のPHYモジュール562を含む。PHYモジュール560および562は、1以上のアンテナ(不図示)を介して媒体との間で通信を行うとしてよい。
【0172】
第1のプリアンブル生成モジュール504は、第1のプリアンブルを生成する。第1のプリアンブルは、第1のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第1のトレーニングフィールドを含む。例えば、第1のトレーニングフィールドは、第1のショートトレーニングフィールドを含む。また、第1のプリアンブルは、第1のロングトレーニングフィールドおよび第1の信号フィールドを含む。第2のプリアンブル生成モジュール506は、第2のプリアンブルを生成する。第2のプリアンブルは、第2のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第2のトレーニングフィールドを含む。例えば、第2のトレーニングフィールドは、第2のショートトレーニングフィールドを含む。また、第2のプリアンブルは、第2のロングトレーニングフィールドおよび第2の信号フィールドを含む。第2のデータレートは、第1のデータレートとは異なる。例えば、第1のデータレートが通常レートであり、第2のデータレートが低レートである。これに代えて、第1のデータレートが低レートであり、第2のデータレートが通常レートである。
【0173】
パケット生成モジュール508は、パケットを生成する。第1のデータレートで送信されるパケットでは、第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルが配置されている。これに代えて、第2のデータレートで送信されるパケットでは、第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置されている。
【0174】
図9Aにおいて、物理層モジュール510は、パケットにおいて第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルが配置されている場合、第1のデータレートでパケットを送信する。物理層モジュール510は、パケットにおいて第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置されている場合、第2のデータレートでパケットを送信する。したがって、物理層モジュール510は、第1のデータレートで生成される第1のパケットの一部分および第2のデータレートで生成される第2のパケットの一部分を含むハイブリッドパケットを送受信可能なハイブリッド物理層と呼ばれるとしてよい。
【0175】
図9Bにおいて、第1の物理層モジュール560は、パケットが第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルを含む場合、第1のデータレートでパケットを送信する。第2の物理層モジュール562は、パケットが第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルを含む場合、第2のデータレートでパケットを送信する。
【0176】
図10を参照すると、クライアントステーション600は、受信モジュール602を備える。受信モジュール602は、PHYモジュール604、処理モジュール606、および、エネルギー検出モジュール608を有する。PHYモジュール604は、1以上のアンテナ(不図示)を介して媒体と通信するとしてよい。以下の説明では、第2のデータレートは第1のデータレートとは異なるとする。例えば、第1のデータレートが通常レートであり、第2のデータレートが低レートである。これに代えて、第1のデータレートが低レートであり、第2のデータレートが通常レートである。
【0177】
物理層モジュール604は、媒体を介してパケットを受信する。パケットでは、第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが配置されている。第1のプリアンブルは、第1のデータレートに基づいて生成される。第2のプリアンブルは、第2のデータレートに基づいて生成される。第1のプリアンブルおよび第2のプリアンブルのうち少なくとも一方が、パケットの期間を含む。
【0178】
処理モジュール606は、受信モジュール602が第1のデータレートで動作する場合、第1のプリアンブルを処理する。処理モジュール606は、受信モジュール602が第2のデータレートで動作する場合、第2のプリアンブルを処理する。処理モジュール606は、第1のプリアンブルまたは第2のプリアンブルの処理に基づき、パケットの期間にわたって媒体へのアクセスを保留するか否かを判断する。
【0179】
第1のプリアンブルは、第1のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第1のトレーニングフィールド(例えば、第1のショートトレーニングフィールド)と、パケットの期間を示す第1の信号フィールドとを含む。処理モジュール606は、受信モジュール602が第1のデータレートで動作し第1のトレーニングフィールドでトレーニングされる場合、第1のプリアンブルを処理する。処理モジュール606は、第1の信号フィールドに基づき、パケットの期間を決定する。処理モジュール606は、第1の信号フィールドにおいて識別子を検出し、当該識別子がパケットの宛先が受信モジュール602ではないと示している場合、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと決定する。
【0180】
第2のプリアンブルは、第2のデータレートで動作している受信機をトレーニングするための第2のトレーニングフィールド(例えば、第2のショートトレーニングフィールド)と、パケットの期間を示す第2の信号フィールドとを含む。処理モジュール606は、受信モジュール602が第2のデータレートで動作し第2のトレーニングフィールドに基づいてトレーニングされる場合、第2のプリアンブルを処理する。処理モジュール606は、第2の信号フィールドに基づきパケットの期間を決定する。処理モジュール606は、第2の信号フィールドにおいて識別子を検出し、当該識別子がパケットの宛先が受信モジュール602ではないと示している場合、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと判断する。
【0181】
パケットが第2のデータレートで生成されたデータを含み、受信モジュール602が第2のデータレートで動作する場合、処理モジュール606は、第1のプリアンブルを処理し、第1のプリアンブルの処理に基づいてパケットが第2のデータレートで生成されたデータを含むか否かを判断し、パケットが第2のデータレートで生成されたデータを含むと判断することに応じて第2のプリアンブルを処理し、第2のプリアンブルの処理も基づきパケットの期間を決定する。処理モジュール602は、第2のプリアンブルに含まれる識別子を検出し、当該識別子がパケットの宛先が受信モジュール602でないと示す場合にはパケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと決定する。
【0182】
パケットが第1のデータレートで生成されたデータを含み、受信モジュール602が第1のデータレートおよび第2のデータレートで動作する場合、処理モジュール606は、第1のプリアンブルを処理し、第1のプリアンブルの処理に基づいてパケットが第2のデータレートで生成されたデータを含むか否かを判断し、パケットが第2のデータレートで生成されたデータを含むと判断することに応じて、第2のプリアンブルを処理し、第2のプリアンブルの処理に基づいてパケットの期間を決定する。処理モジュール606は、第2のプリアンブルに含まれている識別子を検出し、当該識別子がパケットの宛先が受信モジュール602でないと示す場合にパケットの期間にわたって媒体へアクセスしないと判断する。
【0183】
図11を参照すると、クライアントステーション650は受信モジュール652を備える。受信モジュール652は、PHYモジュール654、ミッドアンブル検出モジュール656、処理モジュール658および省電力モジュール660を有する。PHYモジュール654は、1以上のアンテナ(不図示)を介して媒体との間で通信を行うとしてよい。ミッドアンブル検出モジュール656は、チャネルを介してネットワークデバイスが送信するパケットのミッドアンブルを検出する。パケットは、プリアンブル、ミッドアンブルおよび複数のデータフィールドを含むとしてよい。プリアンブルは、第1のショートトレーニングフィールド、第1のロングトレーニングフィールドおよび信号フィールドを含むとしてよい。ミッドアンブルは、第2のショートトレーニングフィールドおよび第2のロングトレーニングフィールドを含むとしてよい。ミッドアンブルは、プリアンブルの後に配置されており、データフィールドのうち2以上の間に配置されている(例えば、図6を参照のこと)。処理モジュール658は、ミッドアンブルがパケット内に検出されると、チャネルがビジー状態であると判断する。
【0184】
ミッドアンブルは、パケットにおいて、所定数のデータシンボル毎(例えば、Nが2以上の整数の場合に、N個のデータシンボル毎)に配置されているとしてよい。省電力モジュール660は、所定数のデータシンボルに等しい期間、または、所定数のデータシンボルの倍数の期間にわたって、クライアントステーション650を省電力モードで動作させる。省電力モジュール660は、この期間に続いて、クライアントステーション650をウェイク状態にする。クライアントステーション650がウェイク状態になった後、処理モジュール658は、ミッドアンブルがパケット内で検出されれば、チャネルがビジー状態であると判断する。ミッドアンブルがパケット内で検出されない場合、処理モジュール658は、プリアンブルに基づいて、チャネルがビジー状態であるか否かを判断する。
【0185】
物理層モジュール654は、チャネルの第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して、第1のデータレートで通信を行う。ミッドアンブル検出モジュール656は、ミッドアンブルが第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで送信される場合、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルにおいてミッドアンブルを検出する。第2のデータレートは、第1のデータレートよりも高い。例えば、第2のデータレートが通常レートであり、第1のデータレートが低レートである。第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルにおいてミッドアンブルが検出される場合、処理モジュール658は、第2のデータレートでの送信がチャネルで進行中であると判断し、チャネルにアクセスしないと判断する。
【0186】
図10を再度参照すると、物理層モジュール604は、チャネルを介して第1のデータレートで通信を行う。チャネルは、第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを含む。物理層モジュール604は、第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルを含む第1のパケットを受信する。物理層モジュール604は、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルを含む第2のパケットを受信する。第2のデータレートは、第1のデータレートより低い。例えば、第2のデータレートが通常レートであり、第1のデータレートが低レートである。
【0187】
処理モジュール606は、第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルと、第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分とを処理する。処理モジュール606は、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分を検出すると、チャネルがビジー状態であると判断する。エネルギー検出モジュール608は、チャネルのエネルギーレベルを検出して、エネルギーレベルが所定のしきい値以上である場合にはチャネルがビジー状態であると判断する。
【0188】
第1のプリアンブルは、第1の周期性を持つ第1のショートトレーニングフィールドと、第1の残余部分(例えば、ロングトレーニングフィールドおよび信号フィールド)とを含む。第2のプリアンブルは、第2の周期性を持つ第2のショートトレーニングフィールドと、第2の残余部分(例えば、ロングトレーニングフィールドおよび信号フィールド)とを含む。第1の残余部分は、第2の残余部分とは異なる。第2の周期性は、第1の周期性を1以上の整数で除算した値に等しい。第1のショートトレーニングフィールドおよび第2のショートトレーニングフィールドはそれぞれ、第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルおよび第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分を処理するべく、処理モジュール606(例えば、処理モジュール606に含まれる自動相関器)をアクティブ化する。
【0189】
処理モジュール606は、第2の残余部分の信号フィールドを処理し、第2の残余部分の信号フィールドの処理に基づいて第2のパケットの期間を決定し、当該期間にわたってチャネルへのアクセスを保留する。処理モジュール606は、第2のプリアンブルの第2のショートトレーニングフィールドと、第2のプリアンブルの第2の残余部分のロングトレーニングフィールドとを処理する。処理モジュール606は、第2の残余部分の信号フィールドを処理することが出来ない場合、処理モジュール606が第1のプリアンブルの信号フィールドを検出するまで、処理モジュール606がネットワークアロケーションベクトルを設定するべくフレームシーケンスを検出するまで、第2のパケットまたは一の送信シーケンスの期間に対応する所定の期間が終了するまで、のいずれか一つまで、チャネルへのアクセスを保留する。
【0190】
処理モジュール606は、第1の所定の期間にわたってチャネルへのアクセスを保留し、第1の所定の期間の終了時にチャネルにアクセスし、第1の所定の期間の終了時にチャネルへのアクセスを得た後に、第2の所定の期間にわたってチャネルにアクセスする。第1の所定の期間および第2の所定の期間は、第2のパケットを送信するデバイスに割り当てられている所定のデューティーサイクルに基づいて決まる。デバイスは、第1の所定の期間においてチャネルにアクセスし、第2の所定の期間においてチャネルにアクセスしない。
【0191】
エネルギー検出モジュール608は、第2のパケットのエネルギーレベルを検出する。処理モジュール606は、エネルギーレベルが所定のしきい値以上である場合、チャネルへのアクセスを保留する。処理モジュール606は、エネルギーレベルが所定のエネルギー検出しきい値以上であり、且つ、エネルギーレベルがプリアンブル検出しきい値以下である場合にチャネルへのアクセスを保留する。
【0192】
処理モジュール606は、処理モジュール606が、所定の期間の終了前に、第1のパケットまたは第2のパケットの期間を第1のプリアンブルもしくは第2のプリアンブルの信号フィールドから、または、ネットワークアロケーションベクトルの期間から検出しない場合、当該所定の期間にわたってチャネルへのアクセスを保留する。
【0193】
第2のプリアンブルは、ショートトレーニングフィールドを含み、第1のデータレートでチャネルを介して第1のプリアンブルを送信するデバイスであって、第2のデータレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のプリアンブルを送信するデバイスによって送信されるとしてよい。第2のプリアンブルに含まれるショートトレーニングフィールドの長さは、第2のデータレートでのデバイスからの送信が複数回失敗すると、増加させるとしてよい。エネルギー検出モジュール608は、第2のパケットのエネルギーレベルを検出する。処理モジュール606は、増加させた長さを持つショートトレーニングフィールドを検出すると、チャネルへのアクセスを保留する。これに代えて、処理モジュール606は、エネルギーレベルが所定のしきい値以上であり、且つ、増加させた長さのショートトレーニングフィールドが検出されない場合、チャネルへのアクセスを保留する。
【0194】
処理モジュール606は、エネルギーレベルが所定のしきい値以上であり、且つ、第2のプリアンブルが検出されない場合、チャネルへのアクセスを保留する。処理モジュール606は、エネルギーレベルに基づきチャネルへのアクセスを得た後、第1の所定の期間にわたってチャネルへアクセスする。処理モジュール606は、第1の所定の期間が終了した後、チャネルへのアクセスを停止する。処理モジュール606は、第1の所定の期間の終了の後、第2の所定の期間にわたって、チャネルにアクセスしない。第1の所定の期間および第2の所定の期間は、所定のデューティーサイクルに基づいて決まる。
【0195】
図9Bを再度参照すると、ネットワークデバイス550は、アクセスポイント(AP)を有するとしてよい。第1の物理層モジュール560は、チャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して、第1のデータレートで通信を行う。第2の物理層モジュール562は、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して、第2のデータレートで通信を行う。第1のデータレートは、第2のデータレートより高い。例えば、第1のデータレートが通常レートであり、第2のデータレートが低レートである。
【0196】
第1の物理層モジュール560は、第1のクライアントステーションからアクセスポイントへ第1のデータレートでデータを送信するためにチャネルを確保するべく、第1のクライアントステーション(例えば、図3のステーションSTA2 204)から要求を受信する。当該要求は、第2のデータレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介してアクセスポイントにデータを送信する第2のクライアントステーション(例えば、図3のステーションSTA1 202)には受信されない。
【0197】
第1のクライアントステーションから要求を受信することに応じて、アクセスポイントは、チャネルを介して第1のクライアントステーションからデータを送信させ、第1のクライアントステーションがチャネルを介してアクセスポイントにデータを送信している間は、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のクライアントステーションからデータを送信させないように応答を送信する。
【0198】
第1のクライアントステーションが応答を受信すると、第1の物理層モジュール562は、第2のクライアントステーションとの間で干渉を発生させることなく、第1のクライアントステーションからデータを受信する。要求および応答は異なる種類であってもよく、以下で説明するように別の方法で送信するとしてもよい。
【0199】
例えば、要求は送信要求(ready−to−send)フレームを含むとしてよく、応答は送信可能(clear−to−send)フレームを含むとしてよい。第1の物理層モジュール560および第2の物理層モジュール562は、送信可能(clear−to−send)フレームを送信するとしてよい。
【0200】
第1の物理層モジュール560は、第2の物理層モジュール562が応答を送信する前に、応答を送信するとしてよく、第2の物理層モジュール562は、第1の物理層モジュール560が応答を送信した後に、応答を送信するとしてよい。これに代えて、第2の物理層モジュール562は、第1の物理層モジュール560が応答を送信する前に、応答を送信するとしてよく、第1の物理層モジュール560は、第2の物理層モジュール562が応答を送信した後に応答を送信するとしてよい。
【0201】
応答は、ハイブリッドパケットを含むとしてよい。ハイブリッドパケットは、第1のデータレートで生成される第1のプリアンブルと、第2のデータレートで生成される第2のプリアンブルと、第2のデータレートで生成されるペイロードとを含む。第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含むとしてよい。
【0202】
応答は、ハイブリッドパケットを含むとしてよい。ハイブリッドパケットは、第2のデータレートで生成された第1のプリアンブルと、第1のデータレートで生成された第2のプリアンブルと、第1のデータレートで生成されたペイロードとを含む。第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含むとしてよい。
【0203】
応答には、第1のパケットの後にギャップを設け、第2のパケットが配置されているとしてよい。第1のパケットは、第1のデータレートで生成されるとしてよい。第2のパケットは、第2のデータレートで生成されるとしてよい。第2のパケットは、ペイロードを含んでおらず(つまり、第2のパケットは、非データパケットまたはNDPであるとしてよい)、プリアンブルを含むとしてよい。プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含むとしてよい。
【0204】
応答では、第1のパケットの後にギャップを置いて、第2のパケットが配置されているとしてよい。第1のパケットは、第2のデータレートで生成されるとしてよい。第2のパケットは、第1のデータレートで生成されるとしてよい。第2のパケットは、ペイロードを含んでおらず(つまり、第2のパケットは非データパケットまたはNDPであるとしてよい)、プリアンブルを含むとしてよい。プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含むとしてよい。
【0205】
図9Bを再度参照すると、ネットワークデバイス550は、アクセスポイント(AP)を含むとしてよい。第1の物理層モジュール560は、チャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して、第1のデータレートで通信を行う。第2の物理層モジュール562は、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して、第2のデータレートで通信を行う。第1のデータレートは、第2のデータレートよりも高い。例えば、第1のデータレートが通常レートであり、第2のデータレートが低レートである。
【0206】
第2の物理層モジュール562は、第1のクライアントステーション(例えば、図3のステーションSTA1 202)から、第1のクライアントステーションからアクセスポイントに第2のデータレートでデータを送信するべく、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを確保するよう求める要求を受信する。当該要求は、第1のデータレートでチャネルを介してアクセスポイントにデータを送信する構成の第2のクライアントステーション(例えば、図3のステーションSTA2 204)では処理することができない。
【0207】
第1のクライアントステーションから要求を受信することに応じて、アクセスポイントは、第1のクライアントステーションから第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介してデータを送信させ、第1のクライアントステーションが第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介してアクセスポイントにデータを送信している間は第2のクライアントステーションからはチャネルを介してデータを送信しないようにさせる応答を送信する。
【0208】
第1のクライアントステーションが応答を受信すると、第1の物理層モジュール562は、第2のクライアントステーションとの間で干渉を発生させることなく、第1のクライアントステーションからデータを受信する。上記の要求および応答は、異なる種類であってもよく、以下に説明するように別の方法で送信されるとしてよい。
【0209】
例えば、要求が送信要求(ready−to−send)フレームを含むとしてよく、応答が送信可能(clear−to−send)フレームを含むとしてよい。第1の物理層モジュール560および第2の物理層モジュール562は、送信可能(clear−to−send)フレームを送信するとしてよい。
【0210】
第1の物理層モジュール560は、第2の物理層モジュール562が応答を送信する前に応答を送信するとしてよく、第2の物理層モジュール562は、第1の物理層モジュール560が応答を送信した後に応答を送信するとしてよい。これに代えて、第2の物理層モジュール562は第1の物理層モジュール560が応答を送信する前に応答を送信するとしてよく、第1の物理層モジュール560は第2の物理層モジュール562が応答を送信した後に応答を送信するとしてよい。
【0211】
応答は、ハイブリッドパケットを含むとしてよい。ハイブリッドパケットは、第1のデータレートで生成される第1のプリアンブルと、第2のデータレートで生成される第2のプリアンブルと、第2のデータレートで生成されるペイロードとを含む。第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含むとしてよい。
【0212】
応答は、ハイブリッドパケットを含むとしてよい。ハイブリッドパケットは、第2のデータレートで生成された第1のプリアンブルと、第1のデータレートで生成された第2のプリアンブルと、第1のデータレートで生成されたペイロードとを含む。第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含むとしてよい。
【0213】
応答には、第1のパケットの後にギャップを設け、第2のパケットが配置されているとしてよい。第1のパケットは、第1のデータレートで生成されるとしてよい。第2のパケットは、第2のデータレートで生成されるとしてよい。第2のパケットは、ペイロードを含んでおらず(つまり、第2のパケットは、非データパケットまたはNDPであるとしてよい)、プリアンブルを含むとしてよい。プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含むとしてよい。
【0214】
応答では、第1のパケットの後にギャップを置いて、第2のパケットが配置されているとしてよい。第1のパケットは、第2のデータレートで生成されるとしてよい。第2のパケットは、第1のデータレートで生成されるとしてよい。第2のパケットは、ペイロードを含んでおらず(つまり、第2のパケットは非データパケットまたはNDPであるとしてよい)、プリアンブルを含むとしてよい。プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含むとしてよい。
【0215】
図3および図9Bを再度参照すると、第1のクライアントステーション(例えば、図3のステーションSTA1 202)は、第2のクライアントステーション(例えば、図3のステーションSTA2 204)が存在している状態で、以下のようにアクセスポイント(例えば、図3のAP200)と通信を行うとしてよい。AP200は、図9Bのネットワークデバイス550を含むとしてよい。第1のクライアントステーションはさらに、図9Bのネットワークデバイス550を含むとしてよい。第2のクライアントステーションは、第1のデータレートで通信することが可能であるとしてよい(例えば、通常レート)。
【0216】
第1のクライアントステーションは、チャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信するよう構成されている第1の物理層モジュール(例えば、560)を含むとしてよい。第1のクライアントステーションは、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のデータレート(例えば、低レート)で通信を行うよう構成されている第2の物理層モジュール(例えば、562)を含むとしてよい。第1のデータレートは、第2のデータレートより高い。第1のクライアントステーションは、第2のクライアントステーションに対応付けられているアクセスポイントと通信する。
【0217】
第1のクライアントステーションは、第1のデータレートでデータを送信するべくチャネルを確保するよう、または、第2のデータレートでデータを送信するべく第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを確保するよう求める要求をアクセスポイントに送信する。第1のクライアントステーションはさらに、第2のクライアントステーションとの間で干渉を発生させることなく、アクセスポイントにデータを送信する。第1のクライアントステーションは、要求およびデータを、第2の物理層モジュールのみ、第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュール、第1のパケットの後にギャップを置いて第2のパケットを送信すること、および、第2のパケットの後にギャップを置いて第1のパケットを送信することのうちいずれか1つを用いて、送信する。第1のパケットは、第1のデータレートで生成される。第1のパケットは、ペイロードを含んでおらず、プリアンブルを含み、第2のパケットは、第2のデータレートで生成され、ペイロードを含んでいる。
【0218】
アクセスポイントは、チャネルを介して第1の物理層モジュールを用いて、または、第1のサブチャネルあるいは第2のサブチャネルを介して第2の物理層モジュールを用いて、第1のクライアントステーションからデータを送信させ、そして、第1のクライアントステーションがアクセスポイントにデータを送信している間は、第2のクライアントステーションからチャネルを介してデータを送信しないようにさせる応答を送信する。
【0219】
アクセスポイントは、第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信を行う第1の物理層モジュール(例えば、560)を含む。アクセスポイントは、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで通信を行う第2の物理層モジュール(例えば、562)を含むとしてよい。アクセスポイントは、応答を、第2の物理層モジュールのみ、第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュール、第1のパケットの後にギャップを置いて第2のパケットを送信すること、および、第2のパケットの後にギャップを置いて第1のパケットを送信することのうちいずれか1つを用いて、送信する。第1のパケットは、第1のデータレートで生成される。第1のパケットは、ペイロードを含んでおらず、プリアンブルを含む。プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含む。第2のパケットは、第2のデータレートで生成され、ペイロードを含んでいる。
【0220】
図12を参照すると、本開示に応じてパケットを送信する方法700を図示している。702において、第1のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第1のトレーニングフィールドを含む第1のプリアンブルを生成する。704において、第2のデータレートで動作する受信機をトレーニングする第2のトレーニングフィールドを含む第2のプリアンブルを生成する。第2のデータレートは、第1のデータレートとは異なる。706において、パケットが第1のデータレートで送信される場合、第2のプリアンブルの後に第1のプリアンブルを含むパケットを送信する。708において、パケットが第2のデータレートで送信される場合、第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが含まれているパケットを送信する。
【0221】
図13Aおよび図13Bを参照すると、本開示に係る受信したパケットを処理する方法800が図示されている。802において、受信機でパケットを受信する。当該パケットは、第1のプリアンブルの後に第2のプリアンブルが設けられており、第1のプリアンブルは第1のデータレートに基づいて生成され、第2のプリアンブルは第2のデータレートに基づいて生成され、第1のプリアンブルおよび第2のプリアンブルのうち少なくとも一方は、パケットの期間を含む。804において、受信機が第1のデータレートで動作する場合には第1のプリアンブルを、または、受信機が第2のデータレートで動作する場合には第2のプリアンブルを処理し、第1のプリアンブルまたは第2のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットの期間にわたって媒体へのアクセスを保留するか否かを判断する。
【0222】
806において、第1のプリアンブルは、第1のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第1のトレーニングフィールド、および、パケットの期間を示す第1の信号フィールドを含み、受信機が第1のデータレートで動作し第1のトレーニングフィールドに基づいてトレーニングされる場合には、第1のプリアンブルを処理して、第1の信号フィールドに基づいてパケットの期間を決定する。第1の信号フィールドにおいて識別子を検出し、識別子がパケットの宛先が当該受信機でないと示す場合には、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと決定する。
【0223】
808において、第2のプリアンブルは、第2のデータレートで動作する受信機をトレーニングするための第2のトレーニングフィールド、および、パケットの期間を示す第2の信号フィールドを含み、受信機が第2のデータレートで動作し第2のトレーニングフィールドに基づいてトレーニングされる場合には、第2のプリアンブルを処理して、第2の信号フィールドに基づいてパケットの期間を決定する。第2の信号フィールドにおいて識別子を検出し、識別子がパケットの宛先が当該受信機でないと示す場合には、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと決定する。
【0224】
810において、パケットが第2のデータレートで生成されたデータを含み受信機が第2のデータレートで動作する場合、第1のプリアンブルを処理し、第1のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットが第2のデータレートで生成されるデータを含むか否かを判断する。パケットが第2のデータレートで生成されたデータを含むと判断することに応じて第2のプリアンブルを処理し、第2のプリアンブルを処理することに基づいて、パケットの期間を決定する。第2のプリアンブルにおいて識別子を検出し、当該識別子がパケットの宛て先が当該受信機ではないと示す場合、パケットの期間にわたって媒体へアクセスしないと判断する。
【0225】
812において、パケットが第1のデータレートで生成されたデータを含んでおり、受信機が第1のデータレートおよび第2のデータレートで動作する場合、第1のプリアンブルを処理して、第1のプリアンブルを処理することに基づいてパケットが第2のデータレートで生成されたデータを含むか否かを判断する。パケットが第2のデータレートで生成されたデータを含むと判断することに応じて、第2のプリアンブルを処理し、第2のプリアンブルの処理に基づいてパケットの期間を決定する。第2のプリアンブルにおいて識別子を検出し、当該識別子がパケットの宛先が当該受信機ではないと示す場合、パケットの期間にわたって媒体にアクセスしないと決定する。
【0226】
図14Aおよび図14Bを参照すると、本開示に係る隠れ端末問題を解決する方法850を図示している。852において、アクセスポイントの第1の物理層モジュールを用いて、チャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して、第1のデータレートで通信を行う。アクセスポイント第2の物理層モジュールを用いて、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して、第2のデータレートで通信を行う。尚、第1のデータレートは第2のデータレートよりも高い。第1のクライアントステーションから、第1の物理層モジュールで、第1のクライアントステーションからアクセスポイントに第1のデータレートでデータを送信するべくチャネルを確保するよう求める要求を受信する。当該要求は、第2のデータレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介してアクセスポイントにデータを送信するよう構成されている第2のクライアントステーションには、受信されない。第1の物理層モジュールが第1のクライアントステーションから当該要求を受け取ることに応じて、アクセスポイントから、(i)チャネルを介して第1のクライアントステーションから第1のデータレートでデータを送信させ、(ii)第1のクライアントステーションがチャネルを介してアクセスポイントに第1のデータレートでデータを送信している間は、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで第2のクライアントステーションからデータを送信させないようにするべく、応答を送信する。
【0227】
854において、要求は送信要求(ready−to−send)フレームを含み、応答は送信可能(clear−to−send)フレームを含み、第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュールを介して送信可能(clear−to−send)フレームを送信する。
【0228】
856において、第2の物理層モジュールが応答を送信する前に第1の物理層モジュールから応答を送信し、第1の物理層モジュールが応答を送信した後に第2の物理層モジュールから応答を送信する。または、第1の物理層モジュールが応答を送信する前に第2の物理層モジュールから応答を送信し、第2の物理層モジュールが応答を送信した後に第1の物理層モジュールから応答を送信する。
【0229】
858において、応答はハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第1のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第2のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および、(iii)第2のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含む。
【0230】
860において、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第2のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第1のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および(iii)第1のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0231】
862において、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第1のデータレートで生成され、第2のパケットは第2のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0232】
864において、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第2のデータレートで生成され、第2のパケットは第1のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0233】
866において、第1のクライアントステーションが応答を受信することに応じて、第1の物理層モジュールは、第2のクライアントステーションから干渉されることなく、第1のクライアントステーションからデータを受信する。
【0234】
図15Aおよび図15Bを参照すると、本開示に係る共存問題を解決するための方法900を図示している。902において、アクセスポイントの第1の物理層モジュールを用いてチャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信を行う。アクセスポイントの第2の物理層モジュールを用いて(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで通信を行う。第1のデータレートは第2のデータレートよりも高い。第2の物理層モジュールで、第1のクライアントステーションからアクセスポイントへと第2のデータレートでデータを送信するべく第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを確保するよう求める要求を、第1のクライアントステーションから受信する。当該要求は、第1のデータレートでチャネルを介してアクセスポイントにデータを送信するよう構成されている第2のクライアントステーションでは処理されない。第2の物理層モジュールが第1のクライアントステーションから要求を受信することに応じて、(i)第1のクライアントステーションから第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のデータレートでデータを送信させ、且つ(ii)第1のクライアントステーションが第2のデータレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介してアクセスポイントへデータを送信している間に、第2のクライアントステーションが、チャネルを介して第1のデータレートでデータを送信しないようにするための応答をアクセスポイントから送信する。
【0235】
904において、要求は、送信要求(ready to send)フレームを含み、応答は、送信可能(clear to send)フレームを含む。第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュールは、送信可能(clear to send)フレームを送信する。
【0236】
906において、第1の物理層モジュールから、第2の物理層モジュールが応答を送信する前に応答を送信し、第2の物理層モジュールから、第1の物理層モジュールが応答を送信した後に応答を送信する。または、第2の物理層モジュールから、第1の物理層モジュールが応答を送信する前に応答を送信し、第1の物理層モジュールから、第2の物理層モジュールが応答を送信した後に応答を送信する。
【0237】
908において、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第1のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第2のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および、(iii)第2のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべく第1のクライアントステーションのためにチャネルが確保されている期間を含む。
【0238】
910において、応答は、ハイブリッドパケットを含む。ハイブリッドパケットは、(i)第2のデータレートで生成される第1のプリアンブル、(ii)第1のデータレートで生成される第2のプリアンブル、および(iii)第1のデータレートで生成されるペイロードを含み、第1のプリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0239】
912において、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第1のデータレートで生成され、第2のパケットは第2のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0240】
914において、応答は、第1のパケットを含み、その後にギャップおよび第2のパケットが続く。第1のパケットは第2のデータレートで生成され、第2のパケットは第1のデータレートで生成される。第2のパケットは、(i)ペイロードを含んでおらず、(ii)プリアンブルを含み、プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含む。
【0241】
916において、第1のクライアントステーションが応答を受信することに応じて、第2の物理層モジュールは、第2のクライアントステーションからの干渉を発生させることなく、第1のクライアントステーションからデータを受信する。
【0242】
図16を参照すると、本開示に係る共存問題を解決するための方法950を図示している。952において、一のチャネルの第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して、第1のクライアントステーションの第1の物理層モジュールを用いて、第1のデータレートで通信する。(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して、第1のクライアントステーションの第2の物理層モジュールを用いて、第2のデータレートで通信する。第1のデータレートは第2のデータレートよりも高い。第1のクライアントステーションは、第1のデータレートで通信可能な第2のクライアントステーションに対応付けられているアクセスポイントと通信する。第1のクライアントステーションから、(i)第2のデータレートでデータを送信するために第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを確保するよう求める要求、または、第1のデータレートでデータを送信するためにチャネルを確保するよう求める要求をアクセスポイントに、および、(ii)第2のクライアントステーションからの干渉を発生させることなくデータをアクセスポイントに、(i)第2の物理層モジュールのみ、(ii)第1の物理層モジュールおよび第2の物理層モジュール、(iii)ギャップおよび第2のパケットが後に続く第1のパケットの送信、および(iv)ギャップおよび第1のパケットが後に続く第2のパケットの送信のうち1つを用いて、送信する。尚、第1のパケットは、第1のデータレートで生成され、ペイロードを含んでおらず、第2のパケットは、第2のデータレートで生成され、ペイロードを含んでいる。
【0243】
954において、(i)チャネルを介して第1の物理層モジュールを用いて、または、第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2の物理層モジュールを用いて、第1のクライアントステーションからデータを送信させるべく、そして、(ii)第1のクライアントステーションがアクセスポイントにデータを送信している間、チャネルを介して第2のクライアントステーションがデータを送信しないようにさせるべく、アクセスポイントから応答を送信する。
【0244】
956において、アクセスポイントの第3の物理層モジュールを用いて、第1のサブチャネルおよび第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信する。アクセスポイントの第4の物理層モジュールを用いて、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して、第2のデータレートで通信する。(i)第4の物理層モジュールのみ、(ii)第3の物理層モジュールおよび第4の物理層モジュール、(iii)ギャップおよび第4のパケットが後に続く第3のパケットの送信、および(iv)ギャップおよび第3のパケットが後に続く第4のパケットの送信のうち1つを用いてアクセスポイントから応答を送信する。第3のパケットは、第1のデータレートで生成され、ペイロードを含まないがプリアンブルを含む。プリアンブルは、データをアクセスポイントに送信するべくチャネルが第1のクライアントステーションのために確保されている期間を含み、第4のパケットは、第2のデータレートで生成され、ペイロードを含む。
【0245】
図17A図17Bおよび図17Cを参照すると、本開示に係る機能が異なる複数のデバイスの共存を実現するための方法1000を図示している。1002において、物理層モジュールを用いてチャネルを介して第1のデータレートで通信する。尚、チャネルは、(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを含む。物理層モジュールを用いて、(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを介して、第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルを含む第1のパケットを受信する。物理層モジュールを用いて、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルを含む第2のパケットを受信する。第2のデータレートは、第1のデータレートより低い。(i)第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルおよび(ii)第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分を処理する。
【0246】
1004において、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分を検出することに応じて、チャネルがビジー状態であると決定する。
【0247】
1006において、チャネルにおけるエネルギーレベルを検出し、エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じて、チャネルがビジー状態であることを決定する。
【0248】
1008において、第1のプリアンブルは、(i)第1の周期性を持つ第1のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第1の残余部分を含み、第2のプリアンブルは、(i)第2の周期性を持つ第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)第2の残余部分を含み、第2の周期性は、第1の周期性を1以上の整数で除算した結果に等しく、第1の残余部分は、第2の残余部分とは異なる。
【0249】
1010において、第1のショートトレーニングフィールドおよび第2のショートトレーニングフィールドはそれぞれ、(i)第1のデータレートで送信される第1のプリアンブルの処理、および、(ii)第2のデータレートで送信される第2のプリアンブルの少なくとも一部分の処理をアクティブ化する。
【0250】
1012において、第2の残余部分は信号フィールドを含み、信号フィールドを処理し、信号フィールドの処理に基づいて第2のパケットの期間を決定し、当該期間にわたってチャネルへのアクセスを保留する。
【0251】
1014において、第2の残余部分は、(i)ロングトレーニングフィールド、および、(ii)第1の信号フィールドを含み、(i)第2のショートトレーニングフィールドおよび(ii)ロングトレーニングフィールドを処理する。第1の信号フィールドを処理できないことに応じて、(i)第1のプリアンブルの第2の信号フィールドを検出するまで、(ii)ネットワークアロケーションベクトルを設定するためのフレームシーケンスを検出するまで、または、(iii)第2のパケットまたは単一の送信シーケンスの期間に対応する所定の期間の終了まで、チャネルへのアクセスを保留する。
【0252】
1016において、第1の所定の期間にわたってチャネルへのアクセスを保留し、第1の所定の期間の終了時にチャネルにアクセスし、第1の所定の期間の終了時にチャネルへのアクセスを得た後に、第2の所定の期間にわたってチャネルにアクセスする。第1の所定の期間および第2の所定の期間は、第2のパケットを送信するデバイスに割り当てられている所定のデューティーサイクルに基づいて決まる。当該デバイスは、第1の所定の期間にわたってチャネルにアクセスし、第2の所定の期間においてチャネルにアクセスしない。
【0253】
1018において、第2のパケットのエネルギーレベルを検出し、エネルギーレベルが所定のしきい値以上であることに応じてチャネルへのアクセスを保留する。
【0254】
1020において、第2のパケットのエネルギーレベルを検出し、エネルギーレベルが、(i)所定のエネルギー検出しきい値以上、および、(ii)プリアンブル検出しきい値以下であることに応じて、チャネルへのアクセスを保留する。
【0255】
1022において、所定の期間にわたってチャネルへのアクセスを保留する。これは、当該所定の期間の終了前に、(i)第1のパケットもしくは第2のパケットの期間が第1のプリアンブルもしくは第2のプリアンブルの信号フィールドから検出されない場合、または、(ii)ネットワークアロケーションベクトルの期間が検出されない場合の処理である。
【0256】
1024において、第2のプリアンブルは、ショートトレーニングフィールドを含み、(i)第1のデータレートでチャネルを介して第1のプリアンブルを送信し、および、(ii)第2のデータレートで第1のサブチャネルまたは第2のサブチャネルを介して第2のプリアンブルを送信するデバイスによって送信され、ショートトレーニングフィールドの長さは、デバイスからの第2のデータレートでの送信が複数回失敗したことに応じて増加する。第2のパケットのエネルギーレベルを検出し、ショートトレーニングフィールドの長さが増大したと検出することに応じて、または、(i)エネルギーレベルが所定のしきい値以上であり、且つ、(ii)ショートトレーニングフィールドの長さが増大したと検出されないことに応じて、チャネルへのアクセスを保留する。
【0257】
1026において、第2のパケットのエネルギーレベルを検出し、(i)エネルギーレベルが所定のしきい値以上であること、および、(ii)第2のプリアンブルが検出されないことに応じて、チャネルへのアクセスを保留する。エネルギーレベルに基づいてチャネルへのアクセスを得た後に、(i)第1の所定の期間にわたってチャネルにアクセスし、(ii)第1の所定の期間の終了後にチャネルへのアクセスを停止し、および、(iii)第1の所定の期間の終了後に第2の所定の期間にわたってチャネルにアクセスしない。第1の所定の期間および第2の所定の期間は、所定のデューティーサイクルに基づいて決まる。
【0258】
図18を参照すると、本開示に応じた、ミッドアンブルを用いて無線ネットワークにおいて通常レート物理層および低レート物理層の共存を実現するための方法1050を図示している。1052において、チャネルを介して送信されるパケットのミッドアンブルを検出する。パケットは、(i)プリアンブルと、(ii)ミッドアンブルと、(iii)複数のデータフィールドとを含み、プリアンブルは、(i)第1のショートトレーニングフィールドと、(ii)第1のロングトレーニングフィールドと、(iii)信号フィールドとを含む。ミッドアンブルは、(i)第2のショートトレーニングフィールドと、(ii)第2のロングトレーニングフィールドとを含む。ミッドアンブルは、プリアンブルの後に位置しており、データフィールドのうち2以上の間に位置している。1054において、パケットにミッドアンブルがあると検出することに応じて、チャネルがビジー状態であると判断する。
【0259】
1056において、パケットにおいて所定数のデータシンボル毎にミッドアンブルが続いて存在することに応じて、(i)所定数のデータシンボルまたは(ii)所定数のデータシンボルの倍数の期間にわたって省電力モードでクライアントステーションを動作させ、当該期間の後にクライアントステーションをウェイク状態にする。クライアントステーションがウェイク状態になった後、パケット内にミッドアンブルを検出することに応じてチャネルがビジー状態であると判断する。
【0260】
1058において、パケットにおいてミッドアンブルが検出されないことに応じて、プリアンブルを検出することに応じてチャネルがビジー状態であるか否かを判断する。
【0261】
1060において、物理層モジュールを用いて、チャネルの(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルを介して第1のデータレートで通信する。(i)第1のサブチャネルおよび(ii)第2のサブチャネルを介して第2のデータレートでミッドアンブルが送信されることに応じて、(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルにおいてミッドアンブルを検出する。第2のデータレートは、第1のデータレートよりも高い。(i)第1のサブチャネルまたは(ii)第2のサブチャネルにおいてミッドアンブルが検出されることに応じて、第2のデータレートにおける送信がチャネル内で進行中であると判断し、チャネルにアクセスしないと判断する。
【0262】
上記の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示およびその応用または利用を限定することを意図したものでは決してない。本開示の広義の教示内容は、さまざまな形態で実現可能である。このため、本開示には具体的な例が含まれているが、本開示の真の範囲は開示した例に限定されるべきではない。これは、図面、明細書および以下に記載する請求項を参照すれば、他の変形例が明らかになるためである。分かり易いように、同様の構成要素を特定する場合には複数の図面にわたって同じ参照番号を用いる。本明細書で用いる場合、「A、BおよびCのうち少なくとも1つ」という表現は、非排他的論理ORを用いて、論理演算(A or B or C)を意味するものと解釈すべきである。方法を構成する1以上の段階は本開示の原理を変更することなく別の順序で(または同時に)実行し得るものと理解されたい。
【0263】
本明細書で用いる場合、「モジュール」という用語は、特定用途向け集積回路(ASIC)、電子回路、組み合わせ論理回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コードを実行するプロセッサ(共有型、占有型またはグループ型)、説明した機能を実現するその他の適切なハードウェア素子、または、上記の一部または全てをシステムオンチップ構成等で組み合わせたものの一部を意味するか、これらを含むことを意味するとしてよい。「モジュール」という用語は、プロセッサが実行するコードを格納するメモリ(共有型、専用型またはグループ型)を含むとしてよい。
【0264】
「コード」という用語は、上述したように、ソフトウェア、ファームウェアおよび/またはマイクロコードを含むとしてよく、プログラム、ルーチン、関数、クラスおよび/またはオブジェクトを意味するとしてよい。「共有」という用語は、上述したように、複数のモジュールのコードの一部または全てが一の(共有型)プロセッサを用いて実行されることを意味する。また、複数のモジュールからのコードの一部または全ては、一の(共有型)メモリに格納されるとしてよい。「グループ」という用語は、上述したように、一のモジュールからのコードの一部または全てが一のグループのプロセッサを用いて実行され得ることを意味する。また、一のモジュールからのコードの一部または全ては、一のグループのメモリを用いて格納されるとしてよい。
【0265】
本明細書で説明した装置および方法は、1以上のプロセッサが実行する1以上のコンピュータプログラムで実現されるとしてよい。コンピュータプログラムは、非一時的有形コンピュータ可読媒体で格納されているプロセッサ実行可能命令を含む。コンピュータプログラムはさらに、格納されているデータを含むとしてよい。非一時的有形コンピュータ可読媒体の例は、これらに限定されないが、不揮発性メモリ、磁気ストレージおよび光ストレージである。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9A
図9B
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14A
図14B
図15A
図15B
図16
図17A
図17B
図17C
図18