特許第6057316号(P6057316)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6057316カラオケシステム及びカラオケプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6057316
(24)【登録日】2016年12月16日
(45)【発行日】2017年1月11日
(54)【発明の名称】カラオケシステム及びカラオケプログラム
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20161226BHJP
【FI】
   G10K15/04 302D
【請求項の数】7
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2012-55769(P2012-55769)
(22)【出願日】2012年3月13日
(65)【公開番号】特開2012-215849(P2012-215849A)
(43)【公開日】2012年11月8日
【審査請求日】2015年3月3日
(31)【優先権主張番号】特願2011-70701(P2011-70701)
(32)【優先日】2011年3月28日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】396004833
【氏名又は名称】株式会社エクシング
(74)【代理人】
【識別番号】100157118
【弁理士】
【氏名又は名称】南 義明
(74)【代理人】
【識別番号】100095980
【弁理士】
【氏名又は名称】菅井 英雄
(72)【発明者】
【氏名】桐原 恵洋
【審査官】 冨澤 直樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−061683(JP,A)
【文献】 特開2006−235426(JP,A)
【文献】 特開2002−082678(JP,A)
【文献】 特開平04−013288(JP,A)
【文献】 特開平08−076780(JP,A)
【文献】 特開2007−121514(JP,A)
【文献】 特開平10−143175(JP,A)
【文献】 特開平10−187168(JP,A)
【文献】 特開2008−203993(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
指定された楽曲に対応する演奏情報を演奏する演奏手段を有するカラオケ装置と、
ユーザーの操作に応じて、演奏手段に対する楽曲指定を含む各種指示を出力するカラオケ装置側操作手段であって、指定することで対応する処理が実行される機能選択アイコンを表示するカラオケ装置側操作手段と、
ユーザーの操作に応じて、演奏手段に対する楽曲指定を含む各種指示を出力するリモコン装置側操作手段であって、指定することで対応する処理が実行される機能選択アイコンを表示するリモコン装置側操作手段と、
演奏手段に対して指定された楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて、歌唱状況を推定する歌唱状況推定手段と、
歌唱状況推定手段で推定された歌唱状況に応じて、リモコン装置側操作手段に表示される機能選択アイコンを拡大表示するとともに、リモコン装置側操作手段で拡大表示された機能選択アイコンのみをカラオケ装置側操作手段に表示する表示変更手段と、を備えることを特徴とする
カラオケシステム。
【請求項2】
歌唱状況推定手段で歌唱状況の推定に使用される楽曲関連情報は、歌唱状況に対応付けられた指標であることを特徴とする
請求項1記載のカラオケシステム。
【請求項3】
歌唱状況推定手段は、演奏手段に対して指定された過去所定曲数分の楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて、歌唱状況を推定することを特徴とする
請求項1または請求項に記載のカラオケシステム。
【請求項4】
歌唱状況推定手段は、演奏手段に対して指定された過去所定時間内に指定された楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて、歌唱状況を推定することを特徴とする
請求項1から請求項の何れか1項に記載のカラオケシステム。
【請求項5】
歌唱状況推定手段で推定された歌唱状況をユーザーに確認させる確認手段を備え、
表示変更手段は、確認手段によるユーザーの確認によって、各種表示を変更することを特徴とする
請求項1から請求項の何れか1項に記載のカラオケシステム。
【請求項6】
歌唱状況推定手段で歌唱状況の推定に使用される楽曲を初期化する初期化手段を備えることを特徴とする
請求項1から請求項の何れか1項に記載のカラオケシステム。
【請求項7】
指定された楽曲に対応する演奏情報を演奏する演奏手段を有するカラオケ装置と、
ユーザーの操作に応じて、演奏手段に対する楽曲指定を含む各種指示を出力するカラオケ装置側操作手段であって、指定することで対応する処理が実行される機能選択アイコンを表示するカラオケ装置側操作手段と、
ユーザーの操作に応じて、演奏手段に対する楽曲指定を含む各種指示を出力するリモコン装置側操作手段であって、指定することで対応する処理が実行される機能選択アイコンを表示するリモコン装置側操作手段を備えるカラオケシステムにおいて、
演奏手段に対して指定された楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて、歌唱状況を推定する歌唱状況推定処理と、
歌唱状況推定手段で推定された歌唱状況に応じて、リモコン装置側操作手段に表示される機能選択アイコンを拡大表示するとともに、リモコン装置側操作手段で拡大表示された機能選択アイコンのみをカラオケ装置側操作手段に表示する表示変更処理と、を実行させることを特徴とする
カラオケプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所望の楽曲を指定して歌唱を楽しむカラオケシステム、及び、各種コンピュータにて実行されるカラオケプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動演奏にあわせて歌唱を楽しむカラオケが人気を集めている。このようなカラオケは、スナックなどの飲食店で楽しまれる他、カラオケボックスなどにて複数人が集い楽しまれることが多い。現在、通信インフラの整備に伴い、カラオケ装置もネットワークに接続され、会員毎のサービスが可能となっている。このようなサービスでは、ユーザーの利便性を図るため各種の工夫がなされている。
【0003】
特許文献1には、ログイン済みの会員IDを利用者に特定させ、特定された会員IDの会員情報に含まれる関係者識別情報を表示させて関係者を特定する利用者入力を受け付け、特定された関係者情報と組になっている関係者会員IDをサーバ装置に送信して該当の会員情報を取得し、会員向け応用機能の使用を許可する関係者ログイン処理を実行するカラオケ装置が開示されている。
【0004】
特許文献2には、登録ユーザーの同時ログイン履歴データにおいて、同時ログイン日付が同じであるユーザーIDを抽出してログイン候補としてリモコン端末へ送信表示し、関連ユーザーのログインを簡易にするカラオケ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−122620号公報
【特許文献2】特開2008−26413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、複数人が集い歌唱を楽しむカラオケにおいては、複数の異なった状況での利用が考えられる。例えば、カラオケシステムでは、スナックなどの飲食店での利用ユーザーを対象とした、アダルト向けのコンテンツが用意されている。一方で、カラオケボックスなどでは、友人同士が集って楽しむ以外に、子供を含む家族で利用することがある。このように家族で楽しむ場において、前述のアダルト向けコンテンツが利用される、あるいは、そのようなコンテンツのユーザーインターフェイスが提供されることは、好ましいものとはいえない。
【0007】
カラオケにおけるネットワークを利用したサービスでは、会員情報として年齢が含まれており、サービス利用時において、当該会員情報を利用して子供に不向きなコンテンツを制限することも考えられるが、子供が会員登録されるケースは比較的少なく、子供はログインしない状況でカラオケを楽しむことが多い。また、子供を含む利用、あるいは、大人だけの利用であることをカラオケシステムに指示して、コンテンツに制限をかける機能を付加することも考えられるが、操作に慣れていないユーザーにとっては簡単に利用することができない。このように、カラオケシステムを利用している全てのユーザーのプロファイルを特定することは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決するため、本発明に係るカラオケシステムは、
指定された楽曲に対応する演奏情報を演奏する演奏手段を有するカラオケ装置と、
ユーザーの操作に応じて、演奏手段に対する楽曲指定を含む各種指示を出力するカラオケ装置側操作手段であって、指定することで対応する処理が実行される機能選択アイコンを表示するカラオケ装置側操作手段と、
ユーザーの操作に応じて、演奏手段に対する楽曲指定を含む各種指示を出力するリモコン装置側操作手段であって、指定することで対応する処理が実行される機能選択アイコンを表示するリモコン装置側操作手段と、
演奏手段に対して指定された楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて、歌唱状況を推定する歌唱状況推定手段と、
歌唱状況推定手段で推定された歌唱状況に応じて、リモコン装置側操作手段に表示される機能選択アイコンを拡大表示するとともに、リモコン装置側操作手段で拡大表示された機能選択アイコンのみをカラオケ装置側操作手段に表示する表示変更手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】
さらに本発明に係るカラオケシステムにおいて、
歌唱状況推定手段で歌唱状況の推定に使用される楽曲関連情報は、歌唱状況に対応付けられた指標であることを特徴とする。
【0017】
さらに本発明に係るカラオケシステムにおいて、
歌唱状況推定手段は、演奏手段に対して指定された過去所定曲数分の楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて、歌唱状況を推定することを特徴とする。
【0018】
さらに本発明に係るカラオケシステムにおいて、
歌唱状況推定手段は、演奏手段に対して指定された過去所定時間内に指定された楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて、歌唱状況を推定することを特徴とする。
【0019】
さらに本発明に係るカラオケシステムは、
歌唱状況推定手段で推定された歌唱状況をユーザーに確認させる確認手段を備え、
表示変更手段は、確認手段によるユーザーの確認によって、各種表示を変更することを特徴とする。
【0020】
さらに本発明に係るカラオケシステムは、
歌唱状況推定手段で歌唱状況の推定に使用される楽曲を初期化する初期化手段を備えることを特徴とする。
【0021】
さらに本発明に係るカラオケプログラムは、
指定された楽曲に対応する演奏情報を演奏する演奏手段を有するカラオケ装置と、
ユーザーの操作に応じて、演奏手段に対する楽曲指定を含む各種指示を出力するカラオケ装置側操作手段であって、指定することで対応する処理が実行される機能選択アイコンを表示するカラオケ装置側操作手段と、
ユーザーの操作に応じて、演奏手段に対する楽曲指定を含む各種指示を出力するリモコン装置側操作手段であって、指定することで対応する処理が実行される機能選択アイコンを表示するリモコン装置側操作手段を備えるカラオケシステムにおいて、
演奏手段に対して指定された楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて、歌唱状況を推定する歌唱状況推定処理と、
歌唱状況推定手段で推定された歌唱状況に応じて、リモコン装置側操作手段に表示される機能選択アイコンを拡大表示するとともに、リモコン装置側操作手段で拡大表示された機能選択アイコンのみをカラオケ装置側操作手段に表示する表示変更処理と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、演奏手段に対して指定された楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて、歌唱状況を推定し、推定された歌唱状況に基づいて、各種表示を変更することで、例えば、子供が参加しているカラオケの場において、アダルト系の機能やコンテンツを使用不可とし、歌唱状況に参加しているユーザーに応じた機能を提供することが可能となる。さらには、子供が参加する歌唱状況にて、幼児向けの機能を積極的に表示することや、各種表記を平仮名として判読を容易化することも可能となる。また、表示形態は、演奏手段に対して指定された楽曲に基づいて変更されるため、ユーザーに対して特段の操作を強いることもない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施形態に係るカラオケシステムのネットワーク構成を示す図
図2】本発明の実施形態に係るカラオケシステムを示す図
図3】本発明の実施形態に係るトップ画面を示す図
図4】本発明の実施形態に係るユーザー情報を示す図
図5】本発明の実施形態に係るユーザーに対するサービス処理を示す図
図6】本発明の実施形態に係るアクティブユーザー画面を示す図
図7】本発明の実施形態に係るページ画面を説明するための図
図8】本発明の実施形態に係る楽曲確認画面を示す図
図9】本発明の実施形態に係る予約情報のデータ構成を示す図
図10】本発明の実施形態に係る予約テーブルを示す図
図11】本発明の実施形態に係る表示変更処理を示すフロー図
図12】本発明の実施形態に係る歌唱状況推定処理を示すフロー図
図13】本発明の実施形態に係る楽曲関連情報のデータ構成を示す図
図14】本発明の実施形態に係る判断基準テーブルを示す図
図15】本発明の実施形態に係る歌唱状況確認画面を示す図
図16】本発明の実施形態に係る表示変更テーブルを示す図
図17】本発明の実施形態に係る機能選択アイコンの移動を説明する図
図18】本発明の他の実施形態に係るコマンダの正面図
図19】本発明の他の実施形態に係るコマンダの構成を示すブロック図
図20】本発明の実施形態に係るリモコン装置側、コマンダ側における機能選択アイコン表示の様子を示す図
図21】本発明の実施形態に係るリモコン装置側、コマンダ側における機能選択アイコン表示の様子を示す図
図22】本発明の実施形態に係るモニタ、タッチパネルにおける歌詞表示の様子を示す図
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムのネットワーク構成を示す図である。図中、カラオケシステムとしての主要構成は、カラオケ用ホスト5(サーバ装置)、店舗などに設置されるコマンダ2などにて構成される。コマンダ2は楽曲再生機能を有した、いわゆるカラオケ装置であって、店舗内のLAN100に接続されている。コマンダ2とカラオケ用ホスト5は、インターネットを介して接続され、新しく供給された楽曲情報やユーザー情報など、各種サービスに必要な情報の送受信を行う。本実施形態ではVPN(Virtual Private Network)を介して接続されており、セキュリティに優れた通信を行うことが可能となっている。
【0025】
店舗に設置されるコマンダ2は、リモコン装置1によりユーザーからの各種指示を受け付けることが可能となっている。また、リモコン装置1は表示画面を備え、ユーザーに対して各種情報を提供することも可能である。リモコン装置1は、LAN100上に設置されたアクセスポイント110aを介してコマンダ2と無線接続される。図中に破線で示されるように、例えばコマンダ2aにはリモコン装置1aと1bが対応付けられ、LAN100aを介して情報を送受信することが可能となっている。また、リモコン装置1とコマンダ2とは赤外線などを利用した近距離通信を行うことも可能である。
【0026】
さらに、本実施形態のカラオケシステムでは、ユーザーに各種サービスを提供するためインターネット用ホスト6が設けられている。このインターネット用ホスト6は、ユーザーのパーソナルコンピュータ、携帯情報端末(携帯電話やPDAなど)と接続され、これら機器を利用するユーザーに各種サービスを提供することができる。また、インターネット用ホスト6は、カラオケ用ホスト5とデータ共有する、例えば、カラオケ用ホスト5の第1記憶部51と、インターネット用ホスト6の第2記憶部61に記憶される各種データベースが同期することで連携を取ったサービスを提供することができる。
【0027】
図2は、店舗に設置されているカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、コマンダ2(カラオケ装置)と、リモコン装置1にて構成されており、これらは、LAN100にて、無線、有線で互いに接続されている。
【0028】
コマンダ2は、全体を統括制御する制御部30を中心として機能し、主な機能として、楽曲演奏処理、映像表示処理、楽曲指定処理などを実行可能としている。楽曲演奏処理は、入力部21やリモコン装置1にて、ユーザーにより指定された楽曲に対応する演奏情報をMIDI音源26などの音源部にて演奏させ、スピーカー42から放音させる処理であ
る。このとき、スピーカー42からは歌唱用マイク44から入力される音声も合わせて放音される。映像再生処理は、映像再生部29にて各種映像情報、歌詞情報などを再生させ、モニタ41を介した視覚情報をユーザーに提供する処理である。
【0029】
楽曲指定処理は、ユーザーからの指定に基づいて楽曲を選択、予約するための処理である。本実施形態ではリモコン装置1と連携して実行することとなる。リモコン装置1の操作部17から入力されたユーザーの指令は、赤外線通信部19、23、あるいは、LAN100を介してコマンダ2に伝達される。コマンダ2での処理結果は、リモコン装置1側の表示部11に表示され、ユーザーは選曲のための各種情報を視認することが可能である。コマンダ2とリモコン装置1は、この楽曲指定処理に限らず、ユーザー個別のサービスを提供するためのログイン処理など各種処理を実行することが可能である。
【0030】
本実施形態のコマンダ2には、カメラ43が接続可能となっており、接続されたカメラ43から歌唱者や同伴客の様子を撮影することが可能となっている。カメラ41の映像を表示手段(例えば、モニタ41)にてモニタする場合には、カメラ43は、当該表示手段の上部など、表示手段の近傍に配置することが好ましい。ユーザーは、モニタ画像を鏡のように利用することが可能となる。なお、カメラ43を複数設け、同時に、あるいは、切り換えて撮影することで映像情報を取得することとしても構わない。
【0031】
図3は、本発明の実施形態に係るトップ画面、すなわち、リモコン装置1を起動した直後の画面を示す図である。本実施形態では、リモコン装置1の表示部11に表示を行うことで、リモコン装置1を操作するユーザーに対して各種情報を提供する。なお、リモコン装置1の操作部17としては、カーソルキーなどの各種機械的なスイッチの他、表示部11に表示されたボタン、アイコンなどを直接タッチして操作を行うタッチパネルを採用することができる。
【0032】
本実施形態のカラオケシステムは、複数のユーザーがログインすることが可能となっている。ユーザーのログインに関する情報は画面上方に常時表示される。ログインしたユーザーの分身像(アバター)を表示するためのログインユーザー欄103が設けられている。なお、分身像としては、人、キャラクターを模した像の他、図形や記号など各種形態を採用することができる。
【0033】
また、アカウントを有していないユーザーのためのゲストアイコン102、ユーザーを切り替えるためのユーザー切替スイッチ101が表示されている。ログインしたユーザーは、ログインユーザー欄103に表示される分身像を選択、あるいは、ユーザー切替スイッチ101を操作することで、自分のユーザー情報を利用した各種サービスを受けることが可能となる。また、アカウントを有していないユーザーは、ゲストアイコン102を操作することで、選曲など一般的なサービスを受けることが可能となっている。なお、ユーザーの切替の際には、パスワードなど認証を行うこととしてもよいが、認証を行うことなく簡易に切り替えることとしてもよい。
【0034】
図4は、各ユーザー毎に記憶されたユーザー情報を説明するための図である。本実施形態では、ユーザー情報として、個人情報、マイうたテーブル、マイアーティストテーブル、履歴テーブルなど、ユーザーに関する各種情報を含んで構成される。特に、本実施形態では、当該ユーザーが使用するアプリケーション(以下「アプリ」という)に関するアプリ関連テーブルを有している。
【0035】
ユーザー情報には、ユーザーがログインしてこれら情報を利用するためのユーザーID、パスワードが対応付けられている。個人情報には、ユーザー名(実際の名前に限ったものでなく、ニックネームであってもよい)、性別、年齢等を含んで構成されている。これ
ら各種情報は、リモコン装置1、あるいは、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ、携帯情報端末などにてログインして設定することができる。
【0036】
マイうたテーブルは、ユーザーによって事前に登録された楽曲を示すテーブルであって、少なくとも楽曲を識別するための楽曲識別子を含んで構成されている。この他、歌唱した際に採点された最高点(採点情報)や、自分の歌唱音域に合わせるためのキー調整値などを登録しておいてもよい。ユーザーは、このマイうたテーブルを読み出すことで、事前に登録した楽曲を容易に選曲することが可能となる。
【0037】
マイアーティストテーブルは、ユーザーによって事前に登録されたアーティスト(歌手)を示すテーブルであって、歌手識別子を含んで構成されている。ユーザーは、このマイアーティストテーブルを呼び出すことで、事前に登録したアーティストを読み出し、さらにデータベースを参照することで当該アーティストに関連する楽曲を読み出して選曲することが可能となる。
【0038】
履歴テーブルは、ユーザーがこれまでに選曲した履歴が記載されたテーブルであって、楽曲識別子、歌唱日時、歌唱店舗(歌唱位置)、キー調整値、採点情報などを含んで構成されている。採点情報は、歌唱したときの採点手段による結果を示す情報であり、音程情報は歌唱したときのピッチ変更を示す情報である。
【0039】
本実施形態では、この履歴テーブルに記録された楽曲を選曲することも可能となっている。ユーザーは履歴テーブルを用いた選曲を行うことで、過去に指定した楽曲を再度演奏させることが可能となっている。
【0040】
さらに本実施形態では、ユーザー情報中にアプリ関連テーブルが含まれている。このアプリ関連テーブルは、プログラムにて構成され各種機能を実行するアプリケーションに関する各種情報を含んだテーブルであって、アプリ毎に、アプリID、アプリ用データ、レイアウト情報などを含んで構成される。
【0041】
アプリIDは、アプリを指定するための識別情報であって、本実施形態ではコマンダ2に記憶しているアプリケーションを読み出して実行するための情報である。アプリ用データは、当該アプリで使用する各ユーザー毎のデータが記憶されている。アプリ実行時には、このアプリ用データを読み出すことで、前回の処理を継続するなど各ユーザーに対応した処理が可能となる。レイアウト情報は、アプリに対応した機能選択アイコンをどのページ画面のどの位置に配置するかなどを記憶した情報であって、ユーザーの指定によってその配置が変更可能とされている。本実施形態では、このレイアウト情報に基づいて、リモコン装置1の表示部11に機能選択アイコンが配列表示される。
【0042】
本実施形態では、このようなユーザー情報を利用することで、ユーザーに対し様々なサービスを提供することができる。
【0043】
図5は、このユーザー情報の送受信の様子を示した図である。カラオケ店舗に来店したユーザーは、自己のユーザーIDとパスワードで構成された識別情報を入力、あるいは、リモコン装置1などに設けられたICカードリーダーでICカードに記憶されている識別情報を読み取らせることで認証処理S101を実行する。ユーザーの識別情報を読み取った、コマンダ2あるいはリモコン装置1は、識別情報をカラオケ用ホスト5に送信し(S102)、識別情報を受信したカラオケ用ホスト5は記憶部1に記憶されたデータベースから、該当するユーザーのユーザー情報を抽出し(S121)、問い合わせのあったコマンダ2あるいはリモコン装置1に対して送信する(S122)。
【0044】
ユーザー情報を受信したコマンダ2側では(S103)、受信したユーザー情報に基づいて、選曲処理、演奏処理など各種サービス処理が提供される(S104)。ユーザーによりログアウトが要求される(S105)とサービス処理を中断し、サービス処理中における各種履歴(ログ)、あるいは、ユーザーによる設定変更を反映したユーザー情報をカラオケ用ホスト5に送信する(S106)。ここで、ユーザー情報は、全ての情報を送信することの他、更新された差分だけを送信してもよい。カラオケ用ホスト5では、受信したユーザー情報に基づいて記憶部1に記憶されたデータベースの更新を実行する(S124)。
【0045】
以上、1ユーザーが認証処理(ログイン)してから、ログアウトするまでの流れを説明したが、本実施形態のコマンダ2、リモコン装置1は、認証された複数人(認証ユーザー)が同時にログインした状態で使用することが可能となっており、図3で説明したユーザーインターフェイスを用いることで、サービスを提供するユーザー(以下、「アクティブユーザー」という)を切り替えて使用することが可能となっている。
【0046】
図6は、本発明の実施形態に係るアクティブユーザー画面を示す図である。この図に示されるように、複数人がログインした状態ではログインユーザー欄103にログインしたユーザーの分身像103a〜103e(本実施形態では顔部分)が表示される。またログインユーザー欄103中、右端に背景がハイライトで示されるユーザーは、アクティブユーザー103eであって、図に示す状態では、このアクティブユーザー103eに対するサービス、すなわち、アクティブユーザー103eのユーザー情報を利用したサービスが実行されている状態となっている。
【0047】
このアクティブユーザー画面には、各種アプリを実行するための機能選択アイコン106が配置されている。機能選択アイコン106としては、楽曲名で楽曲を検索するための「楽曲検索」、歌手名で楽曲を検索するための「歌手検索」、ユーザー情報中のマイうたテーブルを利用して楽曲を選択するための「マイうた」、ユーザー情報中のマイアーティストテーブルを利用して楽曲を選択するための「マイアーティスト」、ユーザー情報中の履歴テーブルを利用して楽曲を選択するための「マイりれき」、歌唱する楽曲について採点情報を競う「全国採点」などがある。なお、他にも各種アプリが考えられるが、ここでは、他の機能選択アイコン106について、「機能」という記載の後に番号を付したものにて簡易表記している。ユーザーは機能選択アイコン106を操作部17で操作(操作部17がタッチパネルの場合には、機能選択アイコン106に触れることとなる)することでアプリを起動し所望の処理が実行される。
【0048】
この画面には、1つのページ画面104に15個の機能選択アイコン106が表示されているが、ユーザーは、ページ切替スイッチ105を操作することで、ページ画面104を切り替え、さらなる機能選択アイコン106を表示させることが可能となっている。
【0049】
図7は、本発明の実施形態に係るページ画面を説明するための図であって、全てのページ画面104−1〜104−3を連続して表記した図となっている。図6の表示状態は、図7におけるページ画面104−1が表示された状態となっている。なお、ユーザー切替時には、ページ画面104−1がトップ画面として最初に表示されることとなる。なお、機能選択アイコン106の大きさを変更して表示することも可能ではあるが、ここでは、全ての機能選択アイコンを同一の大きさで表示している。ユーザーは、図6のページ切替スイッチ105を操作することで、ページ画面104−2、ページ画面104−3に順次切り替え、所望の機能選択アイコン106を操作し、対応するアプリを起動することができる。
【0050】
図8には、「楽曲検索」、「歌手検索」など、各種機能を利用して選曲を実行したとき
の選曲確認画面が示されている。この画面は、ユーザーが指定した楽曲に間違いがないか、楽曲の歌手名、曲名、歌い出しなどの楽曲関連情報を表示させて確認させる画面である。間違いない場合には、画面右下に表示されている予約ボタンが操作され、当該楽曲の演奏予約が実行される。
【0051】
なお、この楽曲確認画面では、各種情報が表示される以外に、表示される歌手(アーティスト)をマイアーティストテーブルに登録することや、表示される楽曲(曲名)をマイうたテーブルに登録すること、また、演奏する際のキー(音程)設定を行うことが可能とされている。これらの登録、設定は、該当する機能が表記されたボタンを操作することで実行される。
【0052】
図8の楽曲確認画面にて予約が実行されると、リモコン装置1からコマンダ2に対して、予約情報が送信される。予約情報を受信したコマンダ2は、予約情報を順に予約テーブルとして記憶し、当該予約テーブルに基づいて演奏処理を順次実行する。図9は、本発明の実施形態に係る予約情報のデータ構成を示す図であり、図10は、本発明の実施形態に係る予約テーブルを示す図である。
【0053】
図8のように、アクティブユーザーにて予約が実行された場合、図9(a)に示される予約情報がコマンダ2に送信される。予約情報としては、対応する演奏情報を読み出して演奏手段としてのMIDI音源26に演奏させるための楽曲ID、図8にて、キー設定が行われた場合のキー調整値、そして、予約したユーザー(アクティブユーザー)のユーザーIDが含まれる。一方、アクティブユーザーとしてではなく、ゲストユーザーとして予約を行う場合が考えられる。図9(b)は、このような場合の予約情報であって、予約情報は、楽曲IDと、キー調整値にて構成される。
【0054】
図10には、コマンダ2にて記憶管理される予約テーブルが記載されている。コマンダ2は、受信した予約情報を、予約順序に対応付けてこの予約テーブルを作成する。そして、予約順序に従って演奏ポインタを順次進め、予約ポインタが示す予約情報に含まれる楽曲IDに対応する演奏情報を演奏させる。その際、キー調整値が付されている場合には、キー調整値の分だけ音程変更した演奏が実行される。なお、キー調整値は「1」が半音に相当した値と規定されている。また、予約テーブルには楽曲名は含まれていないが、この図では、後の説明との関係で楽曲名を記載している。
【0055】
では、このようにコマンダ2に対して実行された予約に基づいて行われる、表示変更処理について図11図16を用いて説明する。図11は、本発明の実施形態に係る表示変更処理を示すフロー図であり、図12は、本発明の実施形態に係る歌唱状況推定処理を示すフロー図であり、図13は、本発明の実施形態に係る楽曲関連情報のデータ構成を示す図であり、図14は、本発明の実施形態に係る判断基準テーブルを示す図であり、図15は、本発明の実施形態に係る歌唱状況確認画面を示す図であり、図16は、本発明の実施形態に係る表示変更テーブルを示す図となっている。
【0056】
コマンダ2の電源投入に伴って表示変更処理が開始されると、まず、リモコン装置1が表示部11に対して行う表示、あるいは、コマンダ2がモニタ41に対して行う表示が初期表示に設定される。本実施形態では、カラオケの予約状況に基づいて歌唱状況、すなわち、どのようなユーザーが歌唱を楽しんでいるかを推定し、推定した歌唱状況に応じて表示形態を変更することとしている。そのため、コマンダ2を含むカラオケシステムが起動したばかりなどの状況においては、歌唱状況を推定することができず、表示形態として初期表示の形態をとることとしている。
【0057】
図16の表示変更テーブルに表示形態を変更する項目と、初期表示の形態について記載
されている。表示形態を変更する項目としては、まず、図6にて説明した機能選択アイコン106の表示、非表示が考えられる。本実施形態では、各種機能選択アイコン106について、アダルト系、幼児向け、アイドル系の3種類について、表示、非表示が切り替えられる。その際、非表示とされた機能選択アイコン106の機能は使用できないこととなる。この他、表示形態を変更する項目としては、コマンダ2にて表示制御する背景映像などのようなアダルト系コンテンツとすることも考えられる。さらに、本実施形態では、コマンダ2にて表示する歌詞や、リモコン装置1の表示部11に表示する文字の文字種についても変更する表示形態の対象としている。
【0058】
図16に示されるように、S201における初期表示では、使用しているユーザーに子供が含まれる可能性に配慮し、機能選択アイコン106について、アダルト系のものを表示禁止とし、文字種については漢字表記を含んだ通常のものとし、背景映像などのアダルト系コンテンツを非表示としている。
【0059】
この初期表示の形態は、コマンダ2に対して所定曲数分の楽曲が予約、すなわち、図10で説明した予約テーブルに所定数の予約情報が記憶されるまで継続される(S202:No)。所定曲数分の予約が行われた場合(S202:Yes)、予約テーブルに記憶された所定数の予約情報に基づいて歌唱状況推定処理(S300)が実行される。なお、本実施形態では予約された楽曲に基づいて歌唱状況を推定することとしているが、コマンダ2において実際に演奏された楽曲に基づいて歌唱状況を推定することとしてもよい。その場合、S202では、所定数の演奏情報が演奏されることを待つこととなる。さらには、S202では、予約された、あるいは、演奏された楽曲をカウントするのではなく、所定時間待った上で、歌唱状況推定処理S300を実行することも考えられる。
【0060】
図12には、この歌唱状況推定処理の詳細なフロー図が示されている。まず、本実施形態では所定数の予約情報を記憶した予約テーブルが読み出される。本実施形態では、各楽曲の楽曲関連情報として関連性指標なるものを利用して歌唱状況の推定が実行される。図13には、楽曲関連情報のデータ構成が示されている。楽曲関連情報は、楽曲確認画面などにおいて、楽曲名、歌手名などを表示させるために利用される情報であるが、本実施形態では、さらに,歌唱状況推定処理のため関連性指標を含んで構成されている。
【0061】
この関連性指標は、歌唱状況として推定される「家族」、「一般」、「趣味」に関し、各楽曲について、どの歌唱状況と関連性があるかを示したフラグとなっている。図13は、図10の予約テーブルに記憶された各楽曲について、各項目を示したものとなっている。例えば、楽曲名「あいのうた」については、ジャンルがポップスであるため、関連性指標の「一般」にフラグが付されている。また、楽曲名「モンキー」については、幼児に人気のあるアニメ主題歌であるとともに、アキバ系ユーザーにも人気がある楽曲であるため、「家族」と「趣味」にフラグが付されている。また、楽曲名「トラベリング」については、幼児番組で使用されている楽曲であって「家族」にフラグが付されている。
【0062】
歌唱状況推定処理では、この関連性指標を集計(S302)して、歌唱状況が「家族」、「一般」、「趣味」の何れに属するかが推定される(S303)。本実施形態では、図14に示される判断基準テーブルを用いて歌唱状況の推定が行われる。例えば、童謡など「家族」のフラグが付された楽曲が1曲でも歌唱された場合、歌唱状況としては「家族」である可能性が高い。一方、マニア向けの歌唱状況としての「趣味」と推定されることは、一部のユーザーにおいては好まれない場合も考えられる。本実施形態では、このような状況を鑑み、各歌唱状況の判断基準を異ならせることとしている。具体的には、歌唱状況の判断基準閾値を異なった楽曲数とするものであって、例えば、家族については5曲の演奏中、1曲でも「家族」のフラグを有する楽曲が演奏された場合には、歌唱状況を「家族」として推定することとしている。すなわち、再生楽曲の内、20%以上の楽曲が「家族
」のフラグを有する場合には、歌唱状況として「家族」と推定される。「一般」の場合には、5曲中3曲の割合(該当率60%)、また、「趣味」の場合には、5曲中4曲の割合(該当率80%)
で、それぞれの歌唱状況が推定される。
【0063】
このように、本実施形態では、各歌唱状況の特性を鑑みて歌唱状況の推定に重み付けが行われている。この場合、複数の歌唱状況について、該当率が同時に満足する場合が考えられるが、そのような場合には、各歌唱状況の優先順位にしたがって1つの歌唱状況を選択される。例えば、家族、一般、趣味といった優先順位で推定することが考えられる。なお、歌唱状況の推定は、このような規則に限ることなく、例えば、「家族」のフラグが付されている楽曲がある場合には、歌唱状況を強制的に「家族」として推定するなど、適宜規則を適用して推定することが可能である。また、関連性指標としては、フラグのみに限らず例えば、1〜5の指標値として構成しておくことも可能である。歌唱状況の推定には、このような関連性指標を設けることなく、ジャンル、あるいは、歌手名といった既存の情報を用いて推定することとしてもよい。
【0064】
本実施形態では、S303の処理推定した歌唱状況を、図15に示される歌唱状況確認画面をリモコン装置1の表示部11に表示して、推定した歌唱状況に間違いがないかをユーザーに問うこととしている。歌唱状況の確認は、カラオケに参加しているどのユーザーに問うてもよいため、適宜、タイミングでリモコン装置1の表示部11に表示される。また、リモコン装置1の表示部11に代え、コマンダ2側のモニタ41に歌唱状況確認画面を表示させ、リモコン装置1の操作部17、あるいは、コマンダ2の操作部21から確認を受け付けることとしてもよい。
【0065】
歌唱状況確認画面でユーザーに尋ねた歌唱状況が、正しいと入力された場合(S305:Yes)の場合には、推定した歌唱状況がそのまま利用される(S307)。一方、正しくないと入力された場合(S305:No)には、適宜インターフェイスを表示させてユーザーに歌唱状況を選択させ(S306)、表示形態の変更に用いる歌唱状況が決定される(S307)。
【0066】
以上のような処理で決定された歌唱状況は、図11の表示変更処理における表示形態変更S203に用いられる。本実施形態では、「家族」、「一般」、「趣味」の3つの歌唱状況について表示形態が変更される。図16には、これら3つの歌唱状況についての表示形態が示されている。
【0067】
まず、歌唱状況が「家族」の場合、アダルト系の機能選択アイコン106は非表示とされる。また、幼児向けの機能選択アイコン106については、アイコンが拡大表示されて一際目立った存在となり、ユーザー(特に子供に対して)に対する操作性の向上が図られる。そして、アイドル系の機能選択アイコン106については通常の大きさで表示される。また、歌詞、あるいは、各種インターフェイスに表示される文字種は、平仮名表記となり、ユーザーに対する読解性の向上が図られる。さらに、コマンダ2にて表示する背景映像などのアダルト系コンテンツについては、非表示とされ、他の代替コンテンツに置き換えて表示される。
【0068】
次に、歌唱状況が「一般」の場合には、アダルト系、アイドル系の機能選択アイコン106は表示される。幼児向けの機能選択アイコン106は、使用の可能性の低さから非表示とされる。文字種については、漢字表記を含んだ通常の表示形態となり、アダルト系コンテンツについても子供がいない状況と考えられるため表示されることとなる。
【0069】
最後に、歌唱状況が「趣味」の場合には、アダルト系の機能選択アイコン106は表示
される。「一般」の場合と同様、幼児向けの機能選択アイコン106は、使用の可能性の低さから非表示とされる。さらに、アイドル系の機能選択アイコン106については、アイコンが拡大表示されて一際目立った存在となり、ユーザー対する操作性の向上が図られる。そして、文字種については漢字表記を含んだ通常の表示形態となり、アダルト系コンテンツについても子供がいない状況と考えられるため表示される。なお、文字種については、「趣味」のユーザーのデザイン上の嗜好に基づいてカタカナ表記とすることとしてもよい。
【0070】
このようにS203の表示形態変更においては、S300の歌唱状況推定処理で決定した歌唱状況に応じた各種表示形態とすることで、カラオケの場に集うユーザーに適した表示形態をとることができる。特に、子供が参加しているカラオケの場では、アダルト系の機能やコンテンツを表示させないことが可能となる。
【0071】
以上の歌唱状況の推定、及び、推定された歌唱状況に基づいた表示形態の変更については、所定曲数、楽曲が指定される毎に実行してもよい。図11のS205では、所定曲数、楽曲が指定(この場合、予約)される毎に、S300に戻って、S300、S203の処理を実行する。このように所定曲数、楽曲が指定される毎に、歌唱状況を再度確認すると共に、歌唱状況が異なる場合には、それにあった表示形態に変更することで、例えば、カラオケの場に集うユーザーに変化があった場合にも、変化に追従して表示形態を変更することが可能となる。また、楽曲数に代え、所定時間経過する毎に実行することも考えられる。
【0072】
また、カラオケボックスでは、部屋を借りているユーザーが全て入れ替わることが考えられる。この場合、ユーザーが入れ替わった時点で、カラオケボックスの従業員などの初期化操作(S204)により、歌唱状況推定処理S300で使用する楽曲を初期化することが好ましい。初期化すると共に、S201に戻って処理を実行することで、新たに入れ替わったユーザーに適した表示形態とすることが可能となる。なお、初期化は、従業員などによる操作に代え、例えば、全てのユーザーがログアウトしたことを、カラオケ利用の終了と判定して自動で行うこととしてもよい。
【0073】
以上、本実施形態のカラオケシステムによれば、予約された楽曲、あるいは、演奏された楽曲など、指定された楽曲に基づいて歌唱状況が判定され、歌唱状況に応じた各種表示変更が実行されることとなる。したがって、子供を含む家族でカラオケを楽しむような場合、不適切な機能やコンテンツが表示されることを防止し、安心してカラオケを楽しむことが可能となる。さらに、歌唱状況に応じた機能、コンテンツを積極的に利用させることも可能となる。なお、本実施形態では、歌唱状況を推定することのみについて説明したが、手動で歌唱状況、あるいは、各種表示形態を設定できるモードを設け、カラオケシステムの管理者、あるいは、ユーザーの意思によって歌唱状況、ついては、歌唱状況に伴う表示形態を設定可能とすることとしてもよい。
【0074】
前述の実施形態では、機能選択アイコン106を非表示とすることで、当該機能を使用することを禁止したが、非表示とすることに代え、他のページ画面104に移動させ、ユーザーが切り替えられた直後に表示されるトップ画面には表示されないようにしてもよい。図17は、このような機能選択アイコン106を移動させた場合の実施形態であって、図7で説明した、全てのページ画面104−1〜104−3を連続して表記した図と対応している。
【0075】
例えば、図16で説明した実施形態において、歌唱状況が「家族」と推定された場合であってアダルト系の機能選択アイコン106が非表示とされる場合に、本実施形態の移動を適用した場合を考えてみる。図17において、機能6、機能7、機能21がこのアダル
ト系の機能選択アイコン106であって、前述の実施形態では、これら機能選択アイコン106は非表示とされる。本実施形態では、これらの機能選択アイコン106を、上位のページ画面104−1、104−2から最下位のページ画面104−3に移動させることで、目立たなくすることとしている。このように機能選択アイコン106を非表示として機能の利用を禁止することに代え、移動させることとしても本発明の効果を果たすことが可能である。
【0076】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の構成を有するカラオケシステムに対しても使用することが可能である。図18は、本発明の他の実施形態に係るカラオケシステムで使用されるコマンダ2の正面図を示したものである。コマンダの正面となるフロントパネルの左右両側には、各種スイッチ、ボリュームなど、ユーザーからの各種操作を受け付ける操作部21が配置されている。また、フロントパネル中央にはタッチパネルモニタ33が配置されている。
【0077】
図19には、この他の実施形態に係るコマンダ2の構成を示すブロック図が示されている。図19のコマンダ2のブロック図は、タッチパネルモニタ33の構成を除き、図2で説明したコマンダ2と同様の構成である。図2で説明したコマンダ2と同様に、コマンダ2の外部に接続されたモニタ42(本発明における「外部表示手段」)に対して、歌詞表示など各種視覚的情報を表示することを可能としている。さらに、このコマンダ2では、外部に接続されたモニタ41以外に、上述したタッチパネルモニタ33に対しても各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニタ33は映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部33bと、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル33aが重畳されて構成されている。
【0078】
したがって、タッチパネルモニタ33に表示される機能選択アイコン、スイッチ、スライダなどのオブジェクトをタッチ操作することで、制御部30は、表示させたオブジェクトに応じた処理を行うことが可能となっている。
【0079】
本実施形態では、このタッチパネルモニタ33に対して、外部に接続されたモニタ33と同様、演奏されている楽曲の歌詞表示を行うことが可能となっている。その際、モニタ41と同一画面の歌詞表示を行うこととしてもよいが、タッチパネルモニタ33は、モニタ41と比較して小さい画面であるため、歌詞文字を大きく表示したり、背景映像を使用しないなど、モニタ41とは異なる形態で歌詞表示を行うこととしてもよい。
【0080】
さらに、本実施形態のタッチパネルモニタ33は、リモコン装置1の操作手段(本発明における「リモコン装置側操作手段」)と同様の操作手段(本発明における「カラオケ装置側操作手段」)として機能することも可能としている。ユーザーはタッチパネルモニタ33から楽曲を選択して、直接コマンダ2に予約をさせるなど、リモコン装置1と同等の操作手段機能を利用することが可能である。前述した歌詞表示機能と、この操作手段機能との切り替えは、コマンダ2のフロントパネルに配置された操作部21に対し所定の操作を行うことで切り替えられる。また、コマンダ2における楽曲演奏時には、歌詞表示機能に自動で切り替えることとしてもよい。なお、演奏中であってタッチパネルモニタ33に歌詞表示されている場合においても、操作部21の操作にて操作手段機能に切り替えることも可能である。
【0081】
本発明は、演奏手段に対して指定された楽曲に対応する楽曲関連情報に基づいて歌唱状況を推定し、推定された歌唱状況に応じて、ユーザーに提示する各種表示を変更するものである。前述した実施形態では、ユーザーに提示する各種表示を行う対象として、リモコン装置1の表示部11、あるいは、コマンダ2に外部接続されたモニタ41とするものであった。本実施形態では、タッチパネルモニタ33を表示対象として扱うこととしている
【0082】
図20は、本発明の実施形態に係るリモコン装置側、コマンダ側における機能選択アイコン表示の様子を示す図である。図20(A)には、リモコン装置1の表示部11中のページ画面104(トップ画面)が示されている。一方、図20(B)は、コマンダ2側のタッチパネルモニタ33中のページ画面104であって、図20(A)と同じトップ画面を表示させた場合が示されている。このようにコマンダ2側においても、リモコン装置1と同様の操作手段機能を有している。
【0083】
図20(A)は、図17と同様、例えば、歌唱状況が「家族」と推定された場合の画面であって、アダルト系の機能選択アイコン機能6、7を後方のページ画面に移動させた、あるいは、削除された状態となっている。これに対して、コマンダ2側のタッチパネルモニタ33では、機能6、機能7の機能選択アイコン106を表示させた状態としている。これは、歌唱状況が「家族」である場合、すなわち、子供を含んだ利用状況と推定される場合、子供がコマンダ2まで移動してタッチパネル33を視認する、あるいは、操作を行う可能性が低いことを理由としている。このように、コマンダ2側のタッチパネルモニタ33には、機能6、機能7が表示されているため、子供以外のユーザーは機能の存在を確認することが可能となる。
【0084】
このように、リモコン装置1側の表示部11と、コマンダ2側のタッチパネル33が存在する本実施形態では、推定された歌唱状況による表示の変更は、少なくとも一方に対して行うこととしてもよい。あるいは、両方に対する表示の変更形態を異なったものとすることとしてもよい。あるいは、推定された歌唱状況による表示の変更を、表示部11、タッチパネル33のどちらに反映させるかを、ユーザーの操作によって切り替えることとしてもよい。切り替え操作は、リモコン装置1側、あるいは、コマンダ2側に設けられたON/OFFボタンによって行うことや、リモコン装置1あるいはコマンダ2で実行されるプログラム中の設定にて行うことが考えられる。
【0085】
推定された歌唱状況による表示の変更の反映の反映は、表示部11、タッチパネル33に対して個別に設定可能としてもよいし、どちらか一方に反映するよう設定した場合、他方には自動的に反映させないように設定されるといった仕様も考えられる。なお、アダルト系コンテンツなど子供には見せたくない内容を表示する設定もあるため、この設定の切り替えは、パスワード入力を必要とするなど制限を設けておくことが好ましい。このような制限は、コマンダ2に設けられているカメラ43、又は、リモコン装置1に設置されるカメラにて操作者を観察し、子供が操作していると認識された場合、切り替えを禁止することによって行うことも可能である。カメラを利用した子供の認識は、顔認識、あるいは、眼の虹彩の色による認識など、既存の認識技術を用いて行うことが可能である。
【0086】
図21は、他の実施形態に係るリモコン装置側、コマンダ側における機能選択アイコン表示の様子を示す図である。図20と同様、図21(A)には、リモコン装置1の表示部11中のページ画面104(トップ画面)が、図21(B)は、コマンダ2側のタッチパネルモニタ33中のページ画面104(トップ画面)が示されている。図21(A)に示されるように、リモコン装置1の表示部11では、例えば、歌唱状況が「趣味(アニメ系)」と推定された場合のトップ画面であって、「趣味(アニメ系)」のユーザーに対して、推奨される機能3、機能4の機能選択アイコン106が拡大表示された状態となっている。
【0087】
一方、図21(B)では、リモコン装置1側で拡大表示された機能3、機能4の機能選択アイコン106のみが表示された状態となる。このように、推定された歌唱状況に対応したユーザーに対して、リモコン装置1側では機能選択アイコン106を拡大表示させる
ことで、当該機能選択アイコン106を推奨することが可能となる。一方、コマンダ2側ではタッチパネルモニタ33に、リモコン装置1側で拡大表示された機能選択アイコン106のみを表示させることで、タッチパネルモニタ33の表示領域内で拡大表示させることが可能となっている。このように比較的離れた位置から視認されることが多いコマンダ2側のタッチパネルモニタ33上に、機能選択アイコン106を大きく表示させることで、ユーザーに対して推奨する機能を効果的に視認させ、その利用を促すことが可能となる。
【0088】
以上、図20図21を用いて、コマンダ2のフロントパネルに設けられたタッチパネルモニタ33に対して、リモコン装置1の操作手段機能を付加した場合の利用形態について説明したが、タッチパネルモニタ33には歌詞表示機能を持たせることも可能である。次に説明する実施形態は、タッチパネルモニタ33に歌詞表示させたときの実施形態となっている。
【0089】
図22は、本発明の実施形態に係るモニタ、タッチパネルにおける歌詞表示の様子を示す図である。図22(A)は、コマンダ2に接続されたモニタ41の表示画面を示す図であって、背景映像上に演奏される楽曲の歌詞が表示されている。この表示画面では、楽曲の演奏進行に同期して、演奏される歌詞の一節が順次表示されていく。また、表示された歌詞は、演奏進行に同期して、その歌唱すべき箇所が分かるように順次表示色が変更されている。このような歌詞の表示画面は、カラオケにおいてはごく一般的なものであるが、本実施形態では、コマンダ2のフロントパネル33に設置されたタッチパネルモニタ33において、歌詞表示を行うこととしている。特に、特定の歌唱状況(例えば「家族」)において、その文字表記(文字種)を変更することとしている。
【0090】
図22(B)は、推定された特定の歌唱状況において、コマンダ2のフロントパネル33に表示された歌詞を示している。この図は図22(A)のモニタ41と同じタイミングで表示された画面であって、図22(A)の歌詞を平仮名表記で表示している。このようにコマンダ2の外部に接続されたモニタ41(本発明における「外部表示手段」)と、タッチパネルモニタ33(本発明における「内部表示手段」)の歌詞の文字表記とを異ならせることで、例えば歌唱状況が「家族」と推定された場合、漢字の判読が困難な子供は、このタッチパネル33に表示された平仮名表記の歌詞文字を確認することで、歌唱しやすくなる。また、他の歌唱状況においては、このタッチパネルモニタ33にモニタ41と同じ漢字表記の歌詞文字を表示させることで、複数箇所での歌詞表示を行うことが可能となり、モニタ41の視認が困難な位置での歌唱に役立つこととなる。
【0091】
なお、本実施形態では、タッチパネルモニタ33に表示させる歌詞文字は、モニタ41に表示させる歌詞文字とは異なるレイアウトで表示されている。そして、背景映像の表示も行われない形態となっている。さらには演奏に同期した歌詞の表示色の変化も省略された形態となっている。これは、タッチパネルモニタ33は5インチ程度の小さな画面であることを考慮したものであって、画面に対して歌詞文字を大きくすること、そして背景映像や表示色の変化などを省略することで、歌詞文字自体の視認性の向上が図られている。なお、このタッチパネル33には、モニタ41と同じ画面構成を採用することとしてもよい。
【0092】
以上、コマンダ2のフロントパネル33に設けられた新たな表示手段であるタッチパネルモニタ33の利用について説明したが、このタッチパネル33モニタに表示させる各種情報についても、推定された歌唱状況に基づいて、ユーザーに提示する各種表示を変更することで、利用する各種ユーザー層に対する利便性を図ることが可能となる。
【0093】
ところで、歌唱状況としては「家族」、「一般」、「趣味」以外に、「シニア」を追加
することも可能である。図13には、各楽曲に付与された関連性指標について、「シニア」に付与された例が示されている。楽曲名「ふるさと」は、年齢の高いシニア層に支持された楽曲であり、「シニア」の関連性指標にフラグが付されている。このように「シニア」に関する関連性指標を設けることで、シニア層が集って歌唱行う歌唱状況を推定することが可能となる。この歌唱状況「シニア」については、このような推定の仕方以外に、指定された楽曲の年代情報(発売年代、ヒット年代)を使用すことが考えられる。例えば、発売年代やヒット年代が現在年から所定年数前(40年前等)の曲が一定の割合以上予約された場合、歌唱状況が「シニア」と推定される。
【0094】
歌唱状況が「シニア」と推定された場合、リモコン装置1の表示部11、コマンダ2に接続されたモニタ41、タッチパネルモニタ33など各種表示手段に対して、歌唱状況に応じた表示変更が実行される。図16の歌唱変更テーブルには、この「シニア」についての表示変更項事項が記載されている。「シニア」の場合、機能選択アイコンに関する表示・非表示は行われないが、全ての機能選択アイコンに対して拡大表示を行うことで,視認性の向上が図られている。また、歌詞文字などの文字種についても拡大表示を行うことで視認性の向上が図られる。この「シニア」以外にも、歌唱種別を設けるとともに、その歌唱種別に応じた各種表示変更を行うことで、多様な利用層に応じたカラオケの利便性向上を図ることが可能となる。
【0095】
なお、機能選択アイコンについては、上述するように拡大すること以外に、優先度の高い機能選択アイコンに対して拡大を行うこととしてもよい。あるいは、優先度の高い機能選択アイコン以外を消去する、あるいは後方のページに移動させることとしてもよい。楽曲検索、歌手検索等、楽曲の選曲に欠かすことのできない機能選択アイコンについて優先度を高くすることが好ましい。カラオケの基本機能である楽曲の選曲に関する機能選択アイコンが大きく表示される、あるいは、当該機能選択アイコン以外が消去あるいは別ページに移動されることで、ユーザーはカラオケの基本機能を迷うことなく使用することが可能となる。
【0096】
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
【符号の説明】
【0097】
1…リモコン装置、11…表示部、12…ビデオRAM、13…映像制御部、14…メモリ、15…制御部、16…無線LAN通信部、17…操作部、18…操作処理部、19…赤外線通信部、2…コマンダ(カラオケ装置)、21…操作部、22…操作処理部、23…赤外線通信部、24…インターフェイス部、25…音声制御部、26…MIDI音源、27…メモリ、28…ビデオRAM、29…映像再生部、30…制御部、31…映像制御部、32…ハードディスク、41…モニタ、42…スピーカー、43…カメラ、44a、44b…歌唱用マイク、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ、5…カラオケ用ホスト、51…第1記憶部、52…Webサーバ、6…インターネット用ホスト、61…第2記憶部、62…Webサーバ、104…ページ画面、105…ページ切替スイッチ、106…機能選択アイコン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
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図18
図19
図20
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