特許第6057897号(P6057897)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6057897
(24)【登録日】2016年12月16日
(45)【発行日】2017年1月11日
(54)【発明の名称】ストラップサポートを具備するバックル
(51)【国際特許分類】
   A44B 11/02 20060101AFI20161226BHJP
   B65D 63/08 20060101ALI20161226BHJP
   F16B 2/08 20060101ALI20161226BHJP
【FI】
   A44B11/02
   B65D63/08
   F16B2/08 Q
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-527154(P2013-527154)
(86)(22)【出願日】2011年8月29日
(65)【公表番号】特表2013-538098(P2013-538098A)
(43)【公表日】2013年10月10日
(86)【国際出願番号】US2011049508
(87)【国際公開番号】WO2012030695
(87)【国際公開日】20120308
【審査請求日】2014年7月25日
【審判番号】不服2015-16296(P2015-16296/J1)
【審判請求日】2015年9月3日
(31)【優先権主張番号】12/874,716
(32)【優先日】2010年9月2日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】507202736
【氏名又は名称】パンドウィット・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】アール・ジェイ・デベリー
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・ジェイ・ブランダ
(72)【発明者】
【氏名】マイケル・メイヨー
【合議体】
【審判長】 久保 克彦
【審判官】 蓮井 雅之
【審判官】 千葉 成就
(56)【参考文献】
【文献】 特許第4733971(JP,B2)
【文献】 特公平6−56166(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44B11/02
B65D63/02
F16B 2/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストラップと、
前記ストラップの両端を固定するためのバックルであって、
前記ストラップの自由端のための入口通路を形成している変形可能なリテイナーであって、
リテイナータブと、
前記リテイナータブに隣接している開口部と、
前記開口部と前記入口通路との間に配置されている一対のストラップサポートであって、前記変形可能なリテイナーの対応する部分を互いに向かって屈曲させることによって形成されている前記ストラップサポートと、
を含んでいる前記変形可能なリテイナーと、
前記ストラップの前記自由端のための出口通路を形成しているブリッジと、
を備えている前記バックルにおいて、
前記ストラップの前記自由端が、前記入口通路及び前記出口通路を連続的に貫通した状態で対象物の周囲に配設可能とされ、
前記ストラップの前記自由端が前記ブリッジを覆うように屈曲し前記自由端の先端が前記ストラップサポートと前記開口部との間の領域に位置決めされる場合に、記ストラップサポートによって、前記変形可能なリテイナーが変形されたときに前記ストラップの前記自由端が丸く屈曲されるように、前記ブリッジと前記ストラップサポートと前記開口部とが配置されていることを特徴とするファスナー。
【請求項2】
前記変形可能なリテイナーが、回転軸線を中心として回転するように変形可能とされることを特徴とする請求項1に記載のファスナー。
【請求項3】
前記ストラップサポートが、前記変形可能なリテイナーの前記回転軸線に対して平行とされる軸線に沿って配置されていることを特徴とする請求項2に記載のファスナー。
【請求項4】
前記リテイナータブが、前記変形可能なリテイナーの遠位端に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のファスナー。
【請求項5】
前記ブリッジが、複数の歯を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のファスナー。
【請求項6】
前記歯が、前記出口通路に対して挿し込まれていることを特徴とする請求項に記載のファスナー。
【請求項7】
前記バックルが、金属製であることを特徴とする請求項1に記載のファスナー。
【請求項8】
前記バックルが、ステンレス鋼製であることを特徴とする請求項1に記載のファスナー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象物を取り囲むためのストラップの両端を固定するためのバックル、好ましくは金属製バックルに関する。金属製バックルは、例えばプラスチック材料のような他の材料から作られたバックルとは対照的に、例えば高い引張強度、耐熱性及び耐寒性、耐摩耗性、耐腐食性、並びに耐放射線性のような好ましい特性によって特徴づけられている。例えばPanduit(登録商標)Pan−Steel(登録商標)バックルやBand−It(登録商標)Ear−Loktバックルのような、様々なバックルが知られている。Panduit(登録商標)Pan−Steel(登録商標)バックルは、米国特許第4866817号明細書、米国特許第7171729号明細書、及び米国特許第7392570号明細書に関する。これら特許文献全体が、参照によって本明細書に組み込まれている。
【背景技術】
【0002】
既知のバックルは、特定用途について好ましい特徴を備えているが、依然として多くの欠点を有している。従って、バックルについて改善の余地がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明における特定の実施形態では、対象物を取り囲むためのストラップの両端を固定するためのバックルが提供される。当該バックルは、変形可能なリテイナーとブリッジとを含んでいる。当該変形可能なリテイナーは、ストラップの自由端のための入口通路を形成しており、リテイナータブと、当該リテイナータブに隣接している開口部と、当該開口部から離隔している一対のストラップサポートを含んでいる。当該ブリッジは、ストラップの自由端のための出口通路を形成している。ストラップの自由端は、入口通路及び出口通路を連続的に貫通した状態で対象物の周囲に配設可能とされる。ストラップの自由端は、ストラップサポートと開口部との間においてブリッジを覆うように屈曲可能とされるので、リテイナーを変形させた場合にストラップの自由端が丸く曲げられる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】完全に組み立てられた状態における、本発明の一の実施例におけるストラップファスナーを具備するバックルの斜視図である。
図2図1に表わすストラップファスナーを具備するバックルの部分図であり、バックルを表わす。
図3図2に表わすバックルの斜視図である。
図4図2に表わすバックルの側面図であり、バックルに固定されているストラップの固定端を表わす。
図5図4に表わすバックルの上面図である。
図6図5の断面6−6におけるバックルの断面図である。
図7図4の断面7−7におけるバックルの断面図である。
図8図4の断面8−8におけるバックルの断面図である。
図9】部分的に組み立てられた状態における、図1に表わすストラップファスナーを具備するバックルの斜視図である。
図10図9に表わすストラップファスナーを具備するバックルの斜視図であり、アプリケータツール内に配設されているストラップの自由端を表わす。
図11図10に表わすストラップファスナーを具備するバックルの部分側面図であり、ストラップの自由端を張設しているアプリケータツールを表わす。
図12図10に表わすストラップファスナーを具備するバックルの部分側面図であり、ストラップの自由端を張設した後にバックルを覆うようにストラップの自由端を折り曲げているアプリケータツールを表わす。
図13図10に表わすストラップファスナーを具備するバックルの部分側面図であり、ストラップの自由端を切断しているアプリケータツールを表わす。
図14図10に表わすストラップファスナーを具備するバックルの部分的な側面断面図であり、開口部とストラップサポートとの間においてブリッジを覆うように屈曲されているストラップの自由端を表わす。
図15図10に表わすストラップファスナーを具備するバックルの部分的な側面断面図であり、リテイナータブとストラップの自由端との間においてリテイナーの開口部内に配設されているリテイナー変形ツールを表わす。
図16図10に表わすストラップファスナーを具備するバックルの部分的な側面断面図であり、部分的に変形された状態におけるリテイナー及びストラップの自由端を表わす。
図17図16に表わすストラップファスナーを具備するバックルの斜視図である。
図18図10に表わすストラップファスナーを具備するバックルの部分的な側面断面図であり、完全に変形された状態におけるリテイナー及びストラップの自由端を表わす。
図19図18に表わすストラップファスナーを具備するバックルの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図1図19は、本発明の一の実施形態における、例えば一束のケーブル20のような対象物10を締めて固定するためのストラップファスナーを具備するバックル100を表わす。
【0006】
図1及び図2に表わすように、ストラップファスナーを具備するバックル100は、バックル110とストラップ120とを含んでいる。好ましくは、バックル110及びストラップ120は、例えばステンレス鋼のような金属から作られているが、例えばナイロンのようなプラスチック材料や他の適切な材料から同様に作られていても良い。
【0007】
ストラップ120は、バックル110に固定される固定端121(図6参照)と、固定端121の反対側に配置されていると共に対象物10を自在に包囲することができる自由端122(図9参照)とを含んでいる。
【0008】
図3図9に表わすように、バックル110は、変形可能なリテイナー130とブリッジ140とを含んでいる。変形可能なリテイナー130は、ストラップ120の自由端122のための入口通路150を形成している(図6参照)。入口通路150における変形可能なリテイナー130の幅狭領域によって、変形可能なリテイナー130が、ストラップ120の長手軸線に対して直交する軸線を中心として容易に変形可能とされる。ブリッジ140は、ストラップ120の自由端122のための出口通路160を形成している(図6参照)。
【0009】
変形可能なリテイナー130は、リテイナータブ131と、リテイナータブ131に隣接している開口部132と、開口部132から離隔している一対のストラップサポート133とを含んでいる。リテイナータブ131は、変形可能なリテイナー130の遠位端に配置されており、バックル110に対して内向きに延在している。ストラップサポート133は、ストラップ120の長手軸線に対して直交する軸線に沿って配置されており、バックル110に対して内向きに延在している。好ましくは、ストラップサポート133それぞれが、横軸線に沿って反対の向きに剪断形成されている。代替的には、ストラップサポート133は、横軸に沿って同一の向きに剪断形成されている。
【0010】
図2及び図5に表わすように、ブリッジ140は、ストラップ120の自由端122に係合するための複数の歯141を含んでいる。好ましくは、歯141は、ブリッジ140の外縁に対して挿し込まれている(図5参照)。
【0011】
図6及び図9図20を参照すると、ストラップファスナーを具備するバックル100の取り付けは、以下のように実施される。最初に、ストラップ120の固定端121をバックル110に通じて挿入し、ストラップ120の自由端122がブリッジ140の出口通路160を通じてバックル110から出ている状態においてストラップ120の固定端121に折り曲げ部123を形成することによって、バックル110がストラップ120に固定される(図6参照)。ストラップ120の自由端122は、変形可能なリテイナー130の入口通路150とブリッジ140の出口通路160とを連続的に貫通した状態で対象物10の周囲に配置される(図9参照)。その後に、ストラップ120の自由端122が、例えば米国特許第7089970号明細書に開示されているアプリケータツールのようなアプリケータツール200(図10参照)内に配設される。当該特許文献全体が、参照によって本明細書に組み込まれている。アプリケータツール200によってストラップ120が張設され(図11参照)、その後にブリッジ140の外縁を覆うようにストラップ120を折り曲げる(図12参照)。歯141がストラップ120に噛み込み、バックル110に対してストラップ120を固定するので、加えられた張力の緩みが防止される。ストラップ120が張設された後に、アプリケータツール200によって、変形可能なリテイナー130の手前の所定位置においてストラップ120が切断される(図13参照)。ストラップ120が切断された後に、ストラップ120の自由端122が、開口部132とストラップサポート133との間に配設される(図14参照)。ストラップ120の自由端122を固定するために、例えばドライバーのようなリテイナー変形ツール300によって変形可能なリテイナー130をストラップ120の自由端122に対して曲げることによって、ストラップ120の自由端122がブリッジ140の内縁を覆うように曲げられ、変形可能なリテイナー130内で丸く曲げられるので(図15図19参照)、その結果として、引抜抵抗及び引張強度が高められる。
【0012】
本発明について上述の例示的な実施例と関連付けて説明したが、既知の又は現時点では予見されていない、様々な代替例、改造例、変形例、及び/又は改良例が明らかになるかもしれない。従って、本発明における上述の例示的な実施例は、説明することを意図したものにすぎず、当該実施例に限定される訳ではない。本発明の技術的思想及び技術的範囲から逸脱しなければ、様々な変更が実施可能である。
【符号の説明】
【0013】
10 対象物
20 一束のケーブル
100 ストラップファスナーを具備するバックル
110 バックル
120 ストラップ
121 (ストラップ120の)固定端
122 (ストラップ120の)自由端
123 (ストラップ120の)折り曲げ部
130 変形可能なリテイナー
131 (変形可能なリテイナー130の)リテイナータブ
132 (変形可能なリテイナー130の)開口部
133 (変形可能なリテイナー130の)ストラップサポート
140 ブリッジ
141 (ブリッジ140の)歯
150 (変形可能なリテイナー130の)入口通路
160 (ブリッジ140の)出口通路
200 アプリケータツール
300 リテイナー変形ツール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19