特許第6057984号(P6057984)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6057984
(24)【登録日】2016年12月16日
(45)【発行日】2017年1月11日
(54)【発明の名称】積層装置および方法
(51)【国際特許分類】
   H01M 10/04 20060101AFI20161226BHJP
   H01M 10/0585 20100101ALN20161226BHJP
【FI】
   H01M10/04 Z
   !H01M10/0585
【請求項の数】7
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2014-507452(P2014-507452)
(86)(22)【出願日】2013年3月29日
(86)【国際出願番号】JP2013002188
(87)【国際公開番号】WO2013145783
(87)【国際公開日】20131003
【審査請求日】2016年3月15日
(31)【優先権主張番号】特願2012-81526(P2012-81526)
(32)【優先日】2012年3月30日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】598142014
【氏名又は名称】長野オートメーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100102934
【弁理士】
【氏名又は名称】今井 彰
(72)【発明者】
【氏名】山浦 誠司
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 司
【審査官】 冨士 美香
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−282756(JP,A)
【文献】 特開昭55−016320(JP,A)
【文献】 特開2012−056648(JP,A)
【文献】 特開2001−114224(JP,A)
【文献】 特開平07−14571(JP,A)
【文献】 国際公開第2008/139561(WO,A1)
【文献】 特開2011−129255(JP,A)
【文献】 特開昭63−164175(JP,A)
【文献】 特開2003−173946(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 10/04
H01M 10/0585
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円周に沿った第1の方向に等間隔で配置された第1の位置、第2の位置、第3の位置および第4の位置を順番に通過する複数の吸着ユニットを含むピックアップユニットと、
前記第1の位置へ第1の電極シートを供給する第1の供給ユニットと、
前記第2の位置へシート状のセパレータを供給する第2の供給ユニットと、
前記第3の位置へ第2の電極シートを供給する第3の供給ユニットと、
前記第4の位置からセパレータを挟んで第1の電極シートおよび第2の電極シートが交互に積層された積層体を排出する排出ユニットと、
前記複数の吸着ユニットのそれぞれの吸着ユニットを、前記第1の位置、前記第2の位置、前記第3の位置および前記第4の位置に順番に動かすとともに上下動させる駆動ユニットとを有し、前記上下動は、
前記第1の位置、前記第2の位置および前記第3の位置に到来した吸着ユニットを、第1の電極シート、セパレータおよび第2の電極シートをそれぞれピックアップするように上下動させるとともに、前記第4の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータを積層するように上下動させる第1の動作と、
前記第4の位置に到来した吸着ユニットを、第2の電極シートを積層するように上下動させる第2の動作と、
前記第2の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータをピックアップするように上下動させるとともに、前記第4の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータを積層するように上下動させる第3の動作と、
前記第4の位置に到来した吸着ユニットを、第1の電極シートを積層するように上下動させる第4の動作とを含む積層装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記駆動ユニットは、前記ピックアップユニットを回転駆動する第1の駆動ユニットと、
前記ピックアップユニットを上下に動かす第2の駆動ユニットと、
それぞれの前記吸着ユニットを上下に動かす第3の駆動ユニットとを含む、積層装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記第2の駆動ユニットにより前記ピックアップユニットを上下動させるのに同期して、前記第3の駆動ユニットにより前記第1の動作、前記第2の動作、前記第3の動作および前記第4の動作においてそれぞれの前記吸着ユニットを上下動させる制御ユニットを有する、積層装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記第1の供給ユニットは、前記第1の位置に第1の電極シートを供給する第1の回転ステージを含み、
前記第2の供給ユニットは、前記第2の位置にセパレータを供給する第2の回転ステージを含み、
前記第3の供給ユニットは、前記第3の位置に第2の電極シートを供給する第3の回転ステージを含み、
前記排出ユニットは、前記第4の位置から積層体を搬出する第4の回転ステージを含む、積層装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記第1の位置、前記第2の位置、前記第3の位置および前記第4の位置は90度ピッチで配置されており、前記ピックアップユニットは四方に吸着ユニットを含む、積層装置。
【請求項6】
シート状のセパレータを挟んで第1の電極シートおよび第2の電極シートを積層装置により積層することを含む方法であって、
前記積層装置は、円周に沿った第1の方向に等間隔で配置された複数の位置であって、第1の電極シートが供給される第1の位置、シート状のセパレータが供給される第2の位置、第2の電極シートが供給される第3の位置、およびセパレータを挟んで第1の電極シートおよび第2の電極シートが積層される第4の位置を順番に通過する複数の吸着ユニットを有し、
前記積層することは、
前記第1の位置、前記第2の位置および前記第3の位置に到来した吸着ユニットを、第1の電極シート、セパレータおよび第2の電極シートをそれぞれピックアップするように上下動させるとともに、前記第4の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータを積層するように上下動させることと、
前記第1の方向に前記複数の吸着ユニットを回転し、前記第4の位置に到来した吸着ユニットを、第2の電極シートを積層するように上下動させることと、
前記第1の方向に前記複数の吸着ユニットを回転し、前記第2の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータをピックアップするように上下動させるとともに、前記第4の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータを積層するように上下動させることと、
前記第1の方向に前記複数の吸着ユニットを回転し、前記第4の位置に到来した吸着ユニットを、第1の電極シートを積層するように上下動させることとを含む、方法。
【請求項7】
請求項6において、
それぞれの前記上下動させることは、前記複数の吸着ユニットを、前記複数の吸着ユニットを備えたピックアップユニットを介して同時に上下動させることと、
前記同時に上下動させることに同期してピックアップおよび積層する吸着ユニットを個別に上下動させることとを含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、正極シート、負極シートおよびセパレータを含む積層体を製造する装置および装置を用いた方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
日本国特許公開2008−282756号公報文献1には、塵や塗工粉の混入がほとんどないことにより製造歩留まりが高く、また製造効率も高い、積層構造電池の積層体の製造方法および製造装置を提供することが記載されている。この文献1の、積層構造電池の製造装置においては、吸着装置である吸着パッドが、負極箔および正極箔を直接吸着せずに、必ずセパレータを介して吸着して搬送するよう構成する。また各吸着パッドを回転移動、往復揺動もしくは往復直動する搬送ハンドラに固定することにより、セパレータ供給ステージ、負極箔供給ステージ、正極箔供給ステージおよび積層ステージの各ステージ間での吸着パッドの移動に必要な駆動装置の数を減少させて防塵処理が必要な部位の数を減らし、可能なら1箇所とする。この場合の各吸着パッドの移動経路は円周状、円弧状もしくは直線状となるので、各ステージはこの移動経路に沿って配置する。
【発明の概要】
【0003】
リチウム電池などに用いられる電極体(積層体)は、セパレータを挟んで複数の正極板(正極シート、正極箔)および負極板(負極シート、負極箔)を積層することにより製造される。このため、セパレータ、正極シートおよび負極シートを個別にピックアップしながら、精度よく、正極板、負極板およびセパレータを積層できる装置が求められている。日本国特許公開2008−282756号公報の製造装置では、負極箔および正極箔を直接吸着せず、必ずセパレータを介して吸着する。このため、空気の透過性の小さなセパレータを用いた電極体は製造できない。
【0004】
本発明の一態様は、円周に沿った第1の方向に等間隔で配置された第1の位置、第2の位置、第3の位置および第4の位置を順番に通過する複数の吸着ユニットを含むピックアップユニットと、第1の位置へ第1の電極シートを供給する第1の供給ユニットと、第2の位置へシート状のセパレータを供給する第2の供給ユニットと、第3の位置へ第2の電極シートを供給する第3の供給ユニットと、第4の位置からセパレータを挟んで第1の電極シートおよび第2の電極シートが交互に積層された積層体を排出する排出ユニットと、複数の吸着ユニットのそれぞれの吸着ユニットを、第1の位置、第2の位置、第3の位置および第4の位置に順番に動かすとともに上下動させる駆動ユニットとを有する積層装置である。駆動ユニットは、吸着ユニットに以下の動作を含む上下動を行わせる。
【0005】
第1の位置、第2の位置および第3の位置に到来した吸着ユニットを、第1の電極シート、セパレータおよび第2の電極シートをそれぞれピックアップするように上下動させるとともに、第4の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータを積層するように上下動させる第1の動作。
【0006】
第4の位置に到来した吸着ユニットを、第2の電極シートを積層するように上下動させる第2の動作。
【0007】
第2の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータをピックアップするように上下動させるとともに、第4の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータを積層するように上下動させる第3の動作。
【0008】
第4の位置に到来した吸着ユニットを、第1の電極シートを積層するように上下動させる第4の動作。
【0009】
この積層装置では、セパレータ、第1の電極シートおよび第2の電極シートを、異なる吸着ユニットで搬送し、第4の位置に第2の電極シート、セパレータ、第1の電極シート、およびセパレータを順番に積層できる。したがって、空気の透過性の小さなセパレータを用いた積層体を製造できる。さらに、ピックアップユニットは第1の方向に回転するだけでよく、反転する必要がない。また、第1の動作および第3の動作において、第4の位置でセパレータを積層するとともに第2の位置でセパレータをピックアップすることにより、セパレータを挟んで第1の電極シートおよび第2の電極シートを積層する動作を繰り返し、連続的に継続できる。このため、簡易な構成の積層装置を用いて、比較的高速に積層体を製造できる。
【0010】
第1の位置、第2の位置、第3の位置および第4の位置は90度ピッチで配置することができ、ピックアップユニットは四方に吸着ユニットを設けることができる。第1の位置、第2の位置、第3の位置および第4の位置は45度ピッチあるいはそれ以下で配置されていてもよい。
【0011】
本発明の他の態様の1つは、シート状のセパレータを挟んで第1の電極シートおよび第2の電極シートを積層装置により積層することを含む方法である。この方法は、積層装置の制御方法であってもよく、積層体、すなわち電極組立体の製造方法であってもよく、電極組立体を含む電池、たとえば、リチウム電池などの二次電池、燃料電池などの電池の製造方法であってもよい。
【0012】
積層装置は、円周に沿った第1の方向に等間隔で配置された複数の位置であって、第1の電極シートが供給される第1の位置、シート状のセパレータが供給される第2の位置、第2の電極シートが供給される第3の位置、およびセパレータを挟んで第1の電極シートおよび第2の電極シートが積層される第4の位置を順番に通過する複数の吸着ユニットを有する。本方法の積層することは、以下の工程を含む。
1.第1の位置、第2の位置および第3の位置に到来した吸着ユニットを、第1の電極シート、セパレータおよび第2の電極シートをそれぞれピックアップするように上下動させるとともに、第4の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータを積層するように上下動させること。
2.第1の方向に複数の吸着ユニットを回転し、第4の位置に到来した吸着ユニットを、第2の電極シートを積層するように上下動させること。
3.第1の方向に複数の吸着ユニットを回転し、第2の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータをピックアップするように上下動させるとともに、第4の位置に到来した吸着ユニットを、セパレータを積層するように上下動させること。
4.第1の方向に複数の吸着ユニットを回転し、第4の位置に到来した吸着ユニットを、第1の電極シートを積層するように上下動させること。
【0013】
駆動ユニットは、ピックアップユニットを回転駆動する第1の駆動ユニットと、ピックアップユニットを上下に動かす第2の駆動ユニットと、それぞれの吸着ユニットを上下に動かす第3の駆動ユニットとを含むことが望ましい。積層装置は、さらに、第2の駆動ユニットによりピックアップユニットを上下動させるのに同期して、第3の駆動ユニットにより第1の動作、第2の動作、第3の動作および第4の動作においてそれぞれの吸着ユニットを上下動させる制御ユニットを有することが望ましい。
【0014】
また、方法においては、上記の第1から第4のステップのそれぞれが、複数の吸着ユニットを、ピックアップユニットを介して同時に上下動させることと、それに同期してピックアップおよび積層する吸着ユニットを個別に上下動させることとを含むことが望ましい。
【0015】
それぞれの動作および工程において、吸着ユニットをセパレータ、第1の電極シート、および第2の電極シートをピックアップするまで下げたり、積層するまで下げるときは、第2の駆動ユニットと第3の駆動ユニットとを同時に駆動することにより、吸着ユニットが上下に移動する時間を短縮できる。また、ピックアップしたり、積層するまで下げる必要のない吸着ユニットは第2の駆動ユニットによりピックアップユニットが下がっても第3の駆動ユニットを駆動させないことにより対応できる。
【0016】
さらに、積層装置は、第1の位置に第1の電極シートを供給する第1の回転ステージと、第2の位置にセパレータを供給する第2の回転ステージと、第3の位置に第2の電極シートを供給する第3の回転ステージと、第4の位置から積層体を搬出する第4の回転ステージとをさらに有することが望ましい。回転ステージを介することにより電極シートおよびセパレータをそれぞれの位置にスムーズに供給でき、アライメントが必要なものは回転ステージ上でアライメントを調整できる。
【0017】
本発明の方法は、積層装置の制御方法を含む。この制御方法は、CPUおよびメモリなどのコンピュータ資源を有するコンピュータまたはコンピュータを動作させるプログラム(プログラム製品)として適当なメディア(CD−ROMなど)に記録して提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】積層装置の概略構成を示す平面図。
図2】積層する過程を示す図。
図3】ピックアップユニットが上昇した状態(図3(a))および下降した状態(図3(b))を示す図。
図4】積層装置の処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1にリチウムイオン電池用の電極体(積層体)を製造する積層装置の一例の概略構成を平面図により示している。この積層装置1は、正極シート61、負極シート62およびシート状のセパレータ65を積層して積層体(電極組立体、セル)60を製造する。
【0020】
積層装置1は、シャーシ2と、シャーシ2のほぼ中央に設置されたピックアップユニット(ハンドラー、インデックスハンドラー)50とを有する。ピックアップユニット50は、90度ピッチで四方に配置された吸着ユニット(吸着ヘッド、吸着パッド)HA、HB、HCおよびHDを含み、これらの吸着ユニットHA〜HDがそれぞれ第1の位置P1、第2の位置P2、第3の位置P3および第4の位置P4を順番に通過しながら正極シート61、セパレータ65および負極シート62のいずれかを所定のタイミングでピックアップする。
【0021】
第1の位置P1、第2の位置P2、第3の位置P3および第4の位置P4は一点鎖線で示す仮想的な円周C1に沿って、等間隔に、本例では90度ピッチで配置されており、ピックアップユニット50は、複数の吸着ユニットHA〜HDが第1〜第4の位置P1〜4を反時計回りに順番に通過するように回転する。
【0022】
積層装置1は、シャーシ2の第1の位置P1に第1の電極シート(正極シート、正極板)61を供給する第1の供給ユニット100と、第2の位置P2にシート状のセパレータ(セパレータ)65を供給する第2の供給ユニット200と、第3の位置P3に第2の電極シート(負極シート、負極板)62を供給する第2の供給ユニット300と、第4の位置P4から正極シート61、セパレータ65および負極シート62が積層された積層体60を搬出する排出ユニット400とを有する。これら第1の供給ユニット100、第2の供給ユニット200、第3の供給ユニット300および排出ユニット400は、反時計方向に順番に90度ピッチで配置されている。
【0023】
第1の供給ユニット100は、第1の回転ステージ10と、第1の回転ステージ10に正極シート61を供給する正極シート供給ユニット110とを含む。第1の回転ステージ10は180度単位(180度ピッチ)で回転し、受入位置P11と第1の位置P1との間を動く。第1の回転ステージ10は、正極シート供給ユニット110から受入位置P11に供給された正極シート61を第1の位置P1に搬送する。第1の回転ステージ10は、2回対称の位置(180度の位置)に配置された2つのパレット13と、第1の回転ステージ10を反時計方向に回転する駆動ユニット12と、受入位置P11でパレット13に供給された正極シート61の姿勢(オリエンテーション)を確認するカメラ14と、第1の位置P1で正極シート61のアライメントを調整するようにパレット13を動かすXYθテーブル15とを含む。第1の回転ステージ10の回転方向は時計方向でもよい。以下の各回転ステージにおいても同様である。
【0024】
正極シート供給ユニット110は、複数の正極シート61を収納したカートリッジ120から正極シート61を一枚ずつ取り出して受入位置P11のパレット13に供給するフィーダ105を含む。フィーダ105の一例は正極シート61を吸着して搬送するアーム102と、アーム102を駆動するアクチュエータ103とを含むものである。
【0025】
第2の供給ユニット200は、第2の回転ステージ20と、第2の回転ステージ20にセパレータ65を供給するセパレータ供給ユニット210とを含む。第2の回転ステージ20は、180度回転し、セパレータ供給ユニット210から受入位置P12に供給されたセパレータ65を第2の位置P2に搬送する。第2の回転ステージ20は、2回対称の位置(180度の位置)に配置された2つのパレット23と、第2の回転ステージ20を反時計方向に回転する駆動装置22とを含む。
【0026】
セパレータ供給ユニット210は、ロール状のセパレータ211と、ロール状のセパレータ211から所定の長さのセパレータを引き出して所定のサイズのシート状にカットするカッター212と、カットされたセパレータ65を一枚ずつ受入位置P12のパレット23に供給するフィーダ205とを含む。フィーダ205の一例はセパレータ65を吸着して搬送するアーム202と、アーム202を駆動するアクチュエータ203とを含むものである。
【0027】
第3の供給ユニット300は、第3の回転ステージ30と、第3の回転ステージ30に負極シート62を供給する負極シート供給ユニット310とを含む。第3の回転ステージ30は、180度回転し、負極シート供給ユニット310から受入位置P13に供給された負極シート62を第3の位置P3に搬送する。第3の回転ステージ30および負極シート供給ユニット310の構成は、搬送する対象が、複数の負極シート62を収納したカートリッジ320からの負極シート62であること以外は、第1の回転ステージ10および正極シート供給ユニット110にそれぞれ共通する。このため、共通の番号を付して説明を省略する。
【0028】
排出ユニット400は、第4の回転ステージ40と、第4の回転ステージ40から積層体60を束ねてストッカに収納するアンローダユニット410とを含む。第4の回転ステージ40は、180度回転し、第4の位置P4で積層された積層体60をアンロード位置P14に搬送する。第4の回転ステージ40は、2回対称の位置(180度の位置)に配置された2つのパレット43と、第4の回転ステージ40を回転駆動する駆動装置42と、それぞれのパレット43の上に積層された積層体60(正極シート61、負極シート62およびセパレータ65)を一時的に保持するクランプ(ストッパ)45と、アンロード位置P14で積層体60を持ち上げてアンローダユニット410に引き渡すシリンダ46とを含む。クランプ45の一例は、積層体60の四隅または四隅に近いところを上方から押さえつける爪を有するものである。
【0029】
アンローダユニット410は、アンロードされた積層体60をパッケージングするユニット420と、アンロード位置P14から積層体60をパッケージングユニット420へ搬送するフィーダ405を含む。フィーダ405の一例は、シリンダ46で持ち上げられた積層体60を下方から支持して搬送するアーム402と、アーム402を駆動するアクチュエータ403とを含むものである。パッケージングユニット420は、積層体60を適当な素材、たとえば、セパレータと同じ素材により周囲を巻いて梱包し、積層体60をカートリッジなどの搬送用の容器に収納する。
【0030】
吸着ヘッドHA〜HDを支持するピックアップユニット50は、90度ピッチで四方に伸びる4本のアーム51a、51b、51cおよび51dを含む。吸着ヘッドHA、HB、HCおよびHDはアーム51a〜51dのそれぞれの先端部に取り付けられており、ピックアップユニット50(すなわち、アーム51a〜51d)とともに反時計方向に旋回する。吸着ヘッドHA、HB、HCおよびHDは、不図示の真空ポンプによりヘッド内が負圧になるように構成されており、シート状の部材を吸引して保持し、ヘッド内を大気圧または加圧することにより吸引保持(吸着保持)していたシート状の部材を開放(放出)できる。
【0031】
積層装置1は、吸着ヘッドHA、HB、HCおよびHDを反時計方向に旋回させるとともに上下動させる駆動ユニット57を含む。駆動ユニット57は、アーム51a〜51dが一体となったピックアップユニット50を反時計方向に回転駆動する第1の駆動ユニット55と、ピックアップユニット50を一体で上下に高さW1だけ駆動する第2の駆動ユニット56と、それぞれのアーム51a〜51dに対しそれぞれの吸着ヘッドHA、HB、HCおよびHDが上下に高さW2だけ動くように支持する個別シリンダ(第3の駆動ユニット)52a、52b、52cおよび52dとを含む。第1の駆動ユニット55の一例はモータなどの回転駆動用のアクチュエータである。第2の駆動ユニット56の一例はエアーシリンダーなどのリニア駆動型のアクチュエータである。
【0032】
積層装置1は、さらに、ピックアップユニット50の各吸着ヘッドHA〜HD、個別シリンダ52a〜52d、ユニット駆動装置55およびユニットシリンダ56などを制御する制御ユニット500を含む。
【0033】
制御ユニット500は、ピックアップユニット50を、第1の駆動ユニット55により反時計方向に回転し、それぞれの吸着ヘッドHA〜HDを第1の位置P1〜第4の位置P4のそれぞれの位置で一時的に停止する第1の機能(機能ユニット)501と、第2の駆動ユニット56によりピックアップユニット50を上下動する第2の機能(機能ユニット)502と、個別シリンダ52a〜52dによりそれぞれの吸着ユニットHA〜HDを独立して上下動する第3の機能(機能ユニット)503と、これらの機能により駆動ユニット57により以下の各動作を繰り返し行う動作制御ユニット505とを含む。
【0034】
第1の動作:第1の位置P1、第2の位置P2および第3の位置P3に到来した吸着ユニット、たとえば吸着ユニットHA〜HCを、正極シート61、セパレータ65および負極シート62をそれぞれピックアップするように上下動させるとともに、第4の位置P4に到来した吸着ユニットHDを、セパレータ65を積層するように上下動させる。
【0035】
第2の動作:第4の位置P4に到来した吸着ユニットHCを、負極シート62を積層するように上下動させる。
【0036】
第3の動作:第2の位置P2に到来した吸着ユニットHDを、セパレータ65をピックアップするように上下動させるとともに、第4の位置P4に到来した吸着ユニットHBを、セパレータ65を積層するように上下動させる。
【0037】
第4の動作:第4の位置P4に到来した吸着ユニットHAを、第1の電極シートを積層するように上下動させる。
【0038】
第2の機能502は、吸着ヘッドHA〜HDが第1の位置P1〜第4の位置P4のいずれかに到来したときに吸着ヘッドHA〜HDが最下レベルになるように第2の駆動ユニット56を制御する。第2の機能502は、第1の駆動ユニット55によりピックアップユニット50を回転させている間も含めてピックアップユニット50を上下動させてもよく、ピックアップユニット50が各位置において一時的に停止している間にピックアップユニット50を上下動させてもよい。
【0039】
第3の機能503は、上記の各動作において、ピックアップしたり、第4の位置P4において積層したりする吸着ヘッドHA〜HDを個別に上下動させる。第3の機能503は、第1の駆動ユニット55によりピックアップユニット50を回転させている間も含めて吸着ヘッドHA〜HDを個別に上下動させてもよく、ピックアップユニット50が各位置において一時的に停止している間に吸着ヘッドHA〜HDを個別に上下動させてもよい。第3の機能503は、第2の機能502と協調して、あるいは同期して吸着ヘッドHA〜HDを個別に上下動させることにより、吸着ヘッドHA〜HDを上下動させるために要する時間を短縮できる。
【0040】
正極シート61の一例は、リチウム電池用の積層体60を構成する正極シート(正極板、正極層)61であり、正極活性材をアルミニウム箔などの金属箔の両面に塗着、乾燥させ、圧延したのち所定の大きさに切断したものである。負極シート62の一例は、負極活性材をニッケル箔あるいは銅箔などの金属箔の両面に塗着、乾燥させ、圧延したのち所定の大きさに切断したものである。正極シート61または負極シート62は、リチウム電池用に限定されず、他のタイプの電池であってもよく、燃料電池用の電極体であってもよい。
【0041】
セパレータ65の一例は、上述した正極シート61と負極シート62との短絡を防止するもので、電解液を保持する機能を備えてもよい。セパレータ65は、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン等から構成される微多孔性膜であり、過電流が流れると、その発熱によって膜の空孔が閉塞され電流を遮断する機能をも有する。セパレータ65は、ポリオレフィンなどの単層膜のみに限られず、ポリプロピレン層をポリエチレン層でサンドイッチした三層構造や、ポリオレフィン微多孔膜と有機不織布などを積層したものも用いてもよい。
【0042】
図2に、積層装置1においてピックアップユニット50を反時計方向に回転させながら第4の位置P4で積層体60を製造する際の動作をさらに詳しく示している。図2は、第1の位置P1と吸着ヘッドHAとが反時計方向になす角度θを参照して積層装置1より積層体60を製造する過程を説明する。図2の上側のCOMEの欄は、それぞれの吸着ヘッドHA〜HDが到来した状態を示し、図2の下側のDOWNの欄は、到来した後に、それぞれの吸着ヘッドHA〜HDが行う動作を示している。
【0043】
第1の動作(状態S1)
角度θがゼロ、すなわち、吸着ヘッドHAが第1の位置P1にある状態S1では、第2の駆動ユニット(ユニットシリンダ)56および個別シリンダ52a〜52dにより吸着ヘッドHA〜HDのすべてが降下(第1の動作のDOWN、なお、図面中に降下する吸着ヘッドを二重丸で示す)し、吸着および放出を行う。第1の位置P1において吸着ヘッドHAが正極シート61を吸着し、第2の位置P2において吸着ヘッドHBがセパレータ65を吸着し、第3の位置P3において吸着ヘッドHCが負極シート62を吸着する。第4の位置P4において吸着ヘッドHDが吸着していたセパレータ65を放出し、先に積み重ねられている電極およびセパレータ65に、さらに、セパレータ65を積み重ね、積層体60を製造する。
【0044】
第2の動作(状態S2)
第1の動作で吸着ヘッドHA〜HDを上昇させた後、ピックアップユニット50が第1の駆動ユニット55により反時計方向に90度旋回すると、吸着ヘッドHAは第1の位置P1から第2の位置P2に到来する(状態S2、第2の動作のCOME)。角度θは90度になる。第2の動作においては、第4の位置P4に到来した吸着ヘッドHCのみが個別シリンダ52cにより降下する(第2の動作のDOWN)。吸着ヘッドHCが吸着していた負極シート(第2の電極シート)62が放出され、セパレータ65の上に積み重ねられる。
【0045】
図3に、ピックアップユニット50が上下(昇降)する様子を示している。図3(a)および(b)は、ピックアップユニット50が第2の動作を行う様子を抜き出して示している。図3(a)において、ピックアップユニットのアーム51aおよび51cは上昇した状態で回転する。吸着ヘッドHCに着目すると、第4の位置P4において積層された積層体60との間に距離W0が確保され、積層体60との干渉を防止できる。
【0046】
図3(b)は吸着ヘッドHAおよびHCが降下した状態を示している。吸着ヘッドHAおよびHCは第2の駆動ユニット56によりピックアップユニット50とともに距離W1だけ下がる。それと同時に、吸着ヘッドHCのみが個別シリンダ52cによりさらに距離W2だけ降下する。したがって、吸着ヘッドHCは、距離W1と距離W2との和の距離W0を降下する。ピックアップユニット50全体を第2の駆動ユニット56で降下すると同時に、個別シリンダ52cにより吸着ヘッドHCを個別に降下させることにより、短時間で吸着ヘッドHCを所定の高さにセットできる。また、他の個別シリンダ52aを動作させないことにより、ピックアップユニット50全体が降下しても、吸着ヘッドHAが、この場合、第2の位置P2のパレット23まで降下することを防止できる。
【0047】
第3の機能503は、第4の位置P4に積み重ねられた積層体60の厚みにより、個別シリンダ52a〜52dの昇降距離W2を制御する機能を含んでいてもよい。第2の駆動ユニット56の昇降距離W1を一定に保った状態で、第4の位置P4で積層(製造)される積層体60の高さに合わせてそれぞれの吸着ヘッドHA〜HDの下がる距離を制御できる。第3の機能503は、他の位置P1〜P3においては、個別シリンダ52a〜52dを、それぞれの吸着ヘッドHA〜HDがパレット13または23に到達するように昇降距離W2を個別に制御または調整する機能を備えていてもよい。吸着するために必要な、あるいは適した下降距離を個々の吸着ヘッドHA〜HDが光学センサーなどにより検出して自動的に調整できるようにしてもよい。第4の位置P4のパレット43に昇降装置を付けて、パレット43の側で積層体60の最上部の相対的な高さを制御してもよい。個別シリンダ52a〜52dの昇降距離W2を一定に保つことができる。
【0048】
第3の動作(状態S3)
図2に戻って、第2の動作において吸着ヘッドHCが上昇し、ピックアップユニット50が第1の駆動ユニット55により反時計方向にさらに90度旋回すると、吸着ヘッドHAが第2の位置P2から第3の位置P3に到来する(状態S3,第3の動作のCOME)。吸着ヘッドHAが第1の位置P1から移動した角度θは180度である。第3の動作においては、第4の位置P4に到来した吸着ヘッドHBと、第2の位置P2に到来した吸着ヘッドHDとが個別シリンダ52bおよび52dにより降下する(第3の動作のDOWN)。吸着ヘッドHBが吸着していたセパレータ65を放出して積層体60を電極の上にセパレータ65を積み重ねる。同時に、吸着ヘッドHDは、第2の位置P2においてセパレータ65を吸着する。
【0049】
第4の動作(状態S4)
第3の動作で吸着ヘッドHBおよびHDが上昇し、ピックアップユニット50が第1の駆動ユニット55により反時計方向にさらに90度旋回すると、吸着ヘッドHAが第3の位置P3から第4の位置P4に到来する(状態S4、第4の動作のCOME)。吸着ヘッドHAが第1の位置P1から移動した角度θは270度である。第4の動作では、第4の位置P4に到来した吸着ヘッドHAのみが個別シリンダ52aにより降下する(第4の動作のDOWN)。吸着ヘッドHAが吸着していた正極シート61を放出して、セパレータ65の上に正極シート61を積層する。
【0050】
第4の動作で吸着ヘッドHAが上昇し、ピックアップユニット50が第1の駆動ユニット55により反時計方向にさらに90度旋回すると、上述した第1の動作に戻る。第1の動作では、第3の動作でピックアップされたセパレータ65第4の位置P4で正極シート61の上に積層される。このように、ピックアップユニット50が反時計方向に回転を続け、第1の動作から第4の動作を所定の数だけ繰り返すことにより、第4の位置P4において負極シート62、セパレータ65、正極シート61およびセパレータ65が所定の回数だけ繰り返し積層され、積層体(電極組立体)60を製造される。
【0051】
なお、積層体60の製造を開始するとき、および製造を終了するときに電極シートより先にセパレータ65を積層したり、最後にセパレータ65を積層したり、最後に負極シート62を積層したりするような場合は、第2の位置P2からセパレータ65を吸着して第4の位置P4に搬送するステップを加えたり、第3の位置P3から負極シート62を吸着して第4の位置P4に搬送するステップを加えたりすることが可能である。
【0052】
図4に、シート状のセパレータ65を挟んで正極シート61および負極シート62を積層装置1により積層する工程80を含む方法を示している。この方法は、積層装置1の制御方法であってもよく、積層体(電極組立体)60を製造する方法であってもよい。電極組立体60を電解液とともにケースに収納することにより電池、たとえばリチウム電池を製造し、提供できる。
【0053】
ステップ81において、ピックアップユニット50が第1の機能501により所定の角度、本例では90度回転すると、第2の機能502が第2の駆動ユニット56によりピックアップユニット50を下げる。ステップ82において、動作制御ユニット505が、吸着ヘッドHA〜HDの位置が第1の動作の位置と判断すれば、ステップ83において、第3の機能503がすべての個別シリンダ52a〜52dにより吸着ヘッドHA〜HDを下げる。三方の吸着ヘッド(吸着ユニット)HA、HBおよびHCが、第1の位置P1、第2の位置P2および第3の位置P3で正極シート61、セパレータ65および負極シート62をそれぞれピックアップする。吸着ヘッドHDが、第4の位置P4でセパレータ65を放出し、積層体60の積層(製造)が進む。
【0054】
ステップ83において、第1の位置P1、第2の位置P2および第3の位置P3で正極シート61、セパレータ65および負極シート62がピックアップされ消費される。したがって、第1の供給ユニット100、第2の供給ユニット200および第3の供給ユニット300は、第1の動作が行われた次のタイミングで、第1の回転ステージ10、第2の回転ステージ20および第3の回転ステージ30をそれぞれ半回転する。これにより、第1の位置P1、第2の位置P2および第3の位置P3に、正極シート61、セパレータ65および負極シート62がピックアップ可能な状態で準備される。
【0055】
ステップ84において、動作制御ユニット505が、吸着ヘッドHA〜HDの位置が第2の動作の位置と判断すれば、ステップ85において、第3の機能503が個別シリンダ52cにより吸着ヘッドHCを下げて吸着ヘッドHCに保持されている負極シート62を第4の位置P4に積層する。
【0056】
ステップ86において、動作制御ユニット505が、吸着ヘッドHA〜HDの位置が第3の動作の位置と判断すれば、ステップ87において、第3の機能503が個別シリンダ52bおよび52dにより吸着ヘッドHBおよびHDを下げて、吸着ヘッドHBに保持されているセパレータ65を第4の位置P4で積層し、第2の位置P2で吸着ヘッドHDがセパレータ65をピックアップする。
【0057】
ステップ87において第2の位置P2でセパレータ65が消費される。したがって、第3の動作が行われた次のタイミングで、第2の供給ユニット200は、第2の回転ステージ20を半回転し、第2の位置P2にセパレータ65をピックアップ可能な状態で用意する。
【0058】
ステップ88において、動作制御ユニット505が、吸着ヘッドHA〜HDの位置が第4の動作の位置と判断すれば、ステップ89において、第3の機能503が個別シリンダ52aにより吸着ヘッドHAを降下し、吸着ヘッドHAに保持されている正極シート61を第4の位置P4で積み重ねる。
【0059】
ステップ90において、動作制御ユニット505が、積層体60の状態が、第4の位置P4に新たに積層体60の積層を開始する状態であると判断すると、ステップ91において、第3の機能503が個別シリンダ52a〜50dのうちの適切な個別シリンダを稼働させる。たとえば、最初に第4の位置P4にセパレータ65を積層するのであれば、ステップ91において、いずれかの吸着ヘッドによりセパレータ65を吸着して第4の位置P4にセパレータ65が配置される。
【0060】
ステップ92において、第4の位置P4に所定の回数(枚数)だけ正極シート61、セパレータ65および負極シート62が積層され、積層体60が製造されたと判断されると、最終の処理を行う。たとえば、最後に第4の位置P4にセパレータ65を積層するのであれば、ステップ92において、いずれかの吸着ヘッドを用い、セパレータ65を第4の位置P4に積層する。排出ユニット400は、次のタイミングで第4の回転ステージ40を半回転し、第4の位置P4の積層体60をアンロード位置P14に移動する。第4の位置P4には次のパレットが用意され、次の積層体60の製造が開始される。
【0061】
これらの何れかの処理が行われ、降下した吸着ヘッドHA〜HDが元の高さに上昇すると、ステップ93において、第1の機能501は第1の駆動ユニット55によりピックアップユニット50を反時計方向に90度回転する。これらの処理を繰り返すことにより第4の位置P4に積層体60を次々と製造できる。排出ユニット400は、第4の位置P4に積層体60が製造されると、その都度、積層体60を排出し、第4の位置P4に次の積層体60が製造されるようにする。
【0062】
なお、上記の積層装置1においては、第1の位置P1、第2の位置P2、第3の位置P3および第4の位置P4を90度ピッチで設けているが、これらの位置を45度ピッチで設けたり、30度ピッチで設けたり、あるいはさらに狭い角度で設けることも可能であり、複数の積層体60を同時進行で製造することも可能である。
【0063】
また、上記の積層装置1においては、ピックアップユニット50を反時計方向に回転しているが、時計方向に回転させてもよく、第1の位置P1〜第4の位置P4を時計方向に配置してもよい。回転ステージにおいても、回転方向は逆であってもよい。また、上記では、積層装置1によりリチウムイオン電池用の電極体(積層体)60を製造する例を説明しているが、リチウムイオン電池に限らず、積層型の電極体を含む電池の製造に積層装置1は好適である。
図1
図2
図3
図4