(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
最初に、主に、
図1−10を参照すると、本発明のローラマッサージデバイス(1)の実施形態は、一対のローラアセンブリ(2)(3)を提供する。対のローラアセンブリ(2)(3)はそれぞれ、1つ以上のローラ要素(4)を含むことができる。特定の実施形態によると、対のローラアセンブリ(2)(3)はそれぞれ、1つのローラ要素(4)を有することができる。他の実施形態によると、対のローラアセンブリ(2)(3)はそれぞれ、用途に応じて、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、またはそれ以上等、複数のローラ要素(4)を有することができる。対のローラアセンブリ(2)(3)のそれぞれの1つのローラ要素(4)または複数のローラ要素(4)は、対応するように、一対の心棒(5)(6)に回転可能に結合されることができる。
【0011】
複数のローラ要素(4)を有する実施形態によると、対のローラアセンブリ(2)(3)の複数のローラ要素(4)はそれぞれ、対応するように、対の心棒(5)(6)のそれぞれの長さに沿って、隣接当接係合(7)(
図8の実施例に示されるように)または離間係合(8)(
図3および4の実施例に示されるように)において、対の心棒(5)(6)に回転可能に結合されることができる。
【0012】
特定の実施形態によると、対の心棒(5)(6)は、対応するように、対向する隣接関係(10)(
図3の実施例に示されるように)またはある距離だけ離れて対向する鏡像対称(10)(
図4の実施例に示されるように)において、対のローラアセンブリ(2)(3)の1つ以上のローラ要素(4)の外側周縁(9)に位置するように、ある距離だけ離れて鏡像対称に配置または維持されることができる。
【0013】
他の実施形態によると、対の心棒(5)(6)および対応する対のローラアセンブリ(2)(3)は、以下にさらに説明されるように、対のローラアセンブリ(2)(3)を種々の空間関係に配置するように調節されることができる。
【0014】
対の心棒(5)(6)はそれぞれ、対向する心棒端(11)(12)間に配置される長さを有する、線形(13)(
図8の実施例に示されるように)であることができる。しかしながら、本発明は、そのように限定されず、対の心棒(5)(6)はそれぞれ、弓状である、または対向する心棒端(11)(12)間に曲率量(14)を有することができる(
図3および4の実施例に示されるように)。対の心棒(5)(6)のそれぞれにおける曲率量(14)は、多かれ少なかれ、1つ以上のローラ要素(4)と身体(16)のマッサージ可能部分(15)の対応する曲率の係合という利点を提供する曲率量(14)であることができる。
【0015】
図1の実施例によって示されるように、身体(16)のマッサージ可能部分(15)は、脚部(17)の上側部分等、概して、管状であり得る。特定の実施形態による曲率量(14)は、対の心棒(5)(6)が、概して、線形(13)構成である実施形態より均一性を伴って、複数のローラ要素(4)が、身体(16)のマッサージ可能部分(15)の対応する曲率に係合することを可能にするために十分なものであることができる。特定の実施形態によると、対の心棒(5)(6)のそれぞれにおける曲率量(14)は、範囲約12インチ〜約30インチ内の半径を画定することができるが、特定の実施形態によると、対の心棒(5)(6)のそれぞれの曲率量(14)によって画定される半径は、用途に応じて、より大きいまたはより小さくあることができる。
【0016】
次に、主に、
図1−10を参照すると、1つ以上のローラ要素(4)はそれぞれ、外側周縁(9)および中心開口要素(19)を画定する、環状部材(18)の形態であることができる。対の心棒(5)(6)は1つずつ、中心開口要素(19)を貫通し、心棒長(20)に沿って、複数のローラ要素(4)の隣接当接係合(7)または離間係合(8)を可能にする。ある実施形態によると、1つ以上のローラ要素(4)はそれぞれさらに、中心開口要素(19)を含む、ハブ要素(21)を含むことができる。環状部材(18)は、対の心棒(5)(6)の1つずつを中心としたハブ要素(21)の回転が、環状部材(18)内に対応する回転を生じさせるように、ハブ要素(21)に対して固着固定関係にあることができる。中心開口要素(19)は、中心開口要素(19)を画定する、軸受内側軌道輪(23)と、対の心棒(5)(6)の対応する1つを中心とする1つ以上のローラ要素(4)の回転の摩擦を低減させるように補助する、軸受要素(25)によって分離される、軸受外側軌道輪(24)とを有する、1つ以上のローラ要素軸受(22)の形態であることができる。ハブ要素(21)は、金属、セラミック、プラスチック、木材、または同等物等の任意の実質的に剛性の材料から作製されることができる。環状部材(18)の特定の実施形態もまた、前述のような実質的に剛性の材料から作製されることができる、または他の実施形態によると、可塑化樹脂、シリコーンゴム、フルオロポリマー、天然または合成ゴム、ポリウレタン、あるいは同等物等、身体(16)のマッサージ可能部分(15)との係合に応じて、ある程度変形する、弾力的に弾性材料から作製されることもできる。
【0017】
次に、主に、
図2および7を参照すると、1つ以上のローラ要素(4)は、略円形外側周縁(9)を画定することができる(
図2の実施例に示されるように)。しかしながら、本発明は、そのように限定されず、ローラ要素(4)はそれぞれ、身体(16)のマッサージ可能部分(15)をマッサージする際に有用である、外側周縁(9)を画定することができる。外側周縁(9)は、例証的実施例として、円形外側周縁、楕円形外側周縁、六角形外側周縁、七角形外側周縁、八角形外側周縁、または同等物を画定することができ、これは、種々の順列および組み合わせで使用されることができる。
【0018】
図1−10に示される例証的実施例によると、4つのローラ要素(4)が、対の心棒(5)(6)のそれぞれに回転可能に結合されることができ、それぞれ、用途に応じて、直径(26)範囲約1〜約3インチ(
図5の実施例に示されるように)および厚さ約3/8インチ〜約1インチ(
図5の実施例に示されるように)を有する。しかしながら、本発明は、用途に応じて、より大きいまたはより小さい直径(26)を有する、実施形態を含むことができる。示されるような4つのローラ要素(4)の離間係合(8)は、用途に応じて、範囲約1/8インチ〜約1/2インチインチのローラ間空間(27)を提供することができる。しかしながら、ある実施形態は、前述のような隣接当接係合(7)を有する、ローラ要素(4)を有してもよい(
図8の実施例に示されるように)。
【0019】
特定の実施形態によると、対のローラアセンブリ(2)(3)はそれぞれ、複数のローラ要素(4)を有する、一体型ローラ(28)として提供されることができる(
図9の実施例の破線に示されるように)。一体型ローラ(28)の実施形態は、離散するように、形成または加工され、続いて、一体型ローラ(28)を提供するように相互接続される、複数のローラ要素(4)、あるいは一体型ローラ(28)として、同時に形成または加工される、複数のローラ要素(4)を提供することができる。一体型ローラ(28)を提供する実施形態では、複数のローラ(4)は全て、線形心棒(13)を中心とした同一の割合で、対の心棒(5)(6)の対応する1つを中心として回転する(破線内に示される一体型ローラ(28)を伴う、
図8の実施例に示されるように)。特定の実施形態によると、一体型ローラ(28)は、中間部分(69)および一対の端部分(70)を有することができる。中間部分(69)に配置される、複数のローラ要素(4)の部分は、対の端部分(70)に配置される複数のローラ要素(4)の部分より小さい直径を有することができる。
【0020】
次に、主に、
図1、3、および4を参照すると、ローラマッサージデバイス(1)はさらに、一対のハンドル(29)(30)を提供することができ、それぞれ、ユーザ(33)の一対の手(31)(32)の対応する1つとの把持可能係合のために構成される(
図1の実施例に示されるように)。対のハンドル(29)(30)は、対のハンドル(29)(30)の進行(67)(68)が、対のローラアセンブリ(2)(3)の対応する進行をもたらすように、対応する対のローラアセンブリ(2)(3)に応答するように作製されることができる。一例証的実施例として、対のハンドル(29)(30)のそれぞれは、第1のハンドル端(35)と第2のハンドル端(36)との間に配置される、ハンドルグリップ(34)と、対応するように、第1のハンドル端(35)および第2のハンドル端(36)に結合される、一対の心棒支持体(37)(38)とを含むことができる。対の心棒支持体(37)(38)は、概して、対向する関係において、対応するように、ハンドルグリップ(34)の第1のハンドル端(35)および第2のハンドル端(36)から延在し、貫通部(39)を画定する。対向する心棒端部(11)(12)(また、第1の心棒端(11)および第2の心棒端(12)とも称される)は、対応するように、対の心棒支持体(37)(38)に結合し、対のローラアセンブリ(2)(3)の対応する1つを貫通部(39)内に配置する。貫通部(39)はさらに、対のローラアセンブリ(2)(3)の対応する1つの1つ以上のローラ要素(4)の外側周縁(9)と、対のハンドル(29)(30)の対応する1つとの間に十分な開放空間を提供し、ユーザ(33)の対の手(31)(32)の1つずつが、対のローラアセンブリ(2)(3)の対応する1つの外側周縁(9)に係合せずに、対のハンドル(29)(30)の1つのハンドルグリップ(34)を把持するように係合することを可能にする。
【0021】
次に、主に、
図1−10を参照すると、ローラマッサージデバイス(1)はさらに、横材(40)を含むことができる、それに対して、対のハンドル(29)(30)は、直接または間接的に、対のローラマッサージアセンブリ(2)(3)の1つ以上のローラ要素(4)を実質的に対向する隣接関係(10)に配置するように結合されることができる(
図3の実施例に示されるように)(また、「閉鎖状態」(41)とも称される)。横材(40)の構造または対のハンドル(29)(30)が横材(40)に結合する様式(あるいは、両方)は、ユーザ(33)が、外向きに力を込めた付勢を受けて、対のハンドル(29)(30)を離れるように引っ張り、身体(16)のマッサージ可能部分(15)を中心として配置されるように十分な距離だけ離して、1つ以上のローラ要素(4)を配置することを可能にする(
図4の実施例に示されるように)(また、「開放状態」(42)とも称される)。
【0022】
次に、主に、
図9を参照すると、ある実施形態によると、対のハンドル(29)(30)は、対応するように、第1の横材端(43)および第2の横材端(44)に近接して接続されることができる。横材(40)は、十分に弾力的に可撓性であって(45)、ユーザ(33)による開放状態(42)に向かう外向きの力を込めた付勢を受けて、対のハンドル(29)(30)が離れるように引っ張られることを可能にすることができる。これらの実施形態によると、横材(40)および対のハンドル(29)(30)は、一体型として生産されてもよい。
【0023】
次に、主に、
図10を参照すると、他の実施形態によると、横材(40)は、中心で枢動可能に継合される、第1の部分(46)および第2の部分(47)から形成され、十分な力を込めた付勢を受けて、対のハンドル(29)(30)が離れるように引っ張られ、横材枢動要素(49)の中心枢動軸(48)を中心とする対のハンドル(29)(30)の回転を生成し、開放状態(42)を達成することを可能にすることができる。
【0024】
次に、主に、
図1−7を参照すると、他の実施形態によると、横材(40)は、一体型の実質的に非可撓性の横材(40)の形態をとることができ、それに対して、対のハンドル(29)(30)が1つずつ、第1の横材端(43)および第2の横材端(44)に近接して、枢動可能に継合する。一対のハンドル枢動部(54)の対応する1つを中心とする対のハンドル(29)(30)のそれぞれの回転は、ユーザ(33)による外向きの力を込めた付勢を受けて、対のハンドル(29)(30)が離れるように引っ張られ、開放状態(42)を達成することを可能にする。
【0025】
次に、主に、
図1−7を参照すると、ローラマッサージデバイス(1)はさらに、第1の対のハンドル支持体(50)(51)を含むことができ、それぞれ、第1のハンドル支持体端(52)と第2のハンドル支持体端(53)との間に配置される長さを有する。第1の対のハンドル支持体(50)(51)はそれぞれ、第1のハンドル支持体端(52)によって、横材(40)の第1の横材端(43)および第2の横材端(44)の対応する1つに枢動可能に結合されることができる。第1の対のハンドル支持体(50)(51)はそれぞれ、第2のハンドル支持体端(53)によって、対のハンドル(29)(30)の対応する1つに枢動可能に結合されることができる。
【0026】
ユーザ(33)による開放状態(42)に向かう対のハンドル(29)(30)の外向きの力を込めた付勢は、対応する対の第1のハンドル支持体端枢動部(54)を中心とした第1の対のハンドル支持体(50)(51)の回転を生じさせる。対のハンドル(29)(30)はさらに、対応する対の第2のハンドル支持体端枢動部(55)を中心として回転され、対のローラアセンブリ(2)(3)の空間関係を改変することができる。
【0027】
第1の対のハンドル支持体(50)(51)を含む、実施形態は、対のローラアセンブリ(2)(3)が、より大きな進行範囲にわたって、対向して左右相称に配置されることを可能にする利点をもたらし、さらに、ユーザ(33)が、用途に応じて、対のローラアセンブリ(2)(3)を他の空間関係に配置することを可能にする利点をもたらす。
【0028】
再び、主に、
図1−7を参照すると、ローラマッサージデバイス(1)はさらに、第2の対のハンドル支持体(56)(57)を含むことができ、それぞれ、第2の第1のハンドル支持体端(58)と第2の第2のハンドル支持体端(59)との間に配置される長さを有する。第2の対のハンドル支持体(56)(57)はそれぞれ、第2の第1のハンドル支持体端(58)によって、第1の対のハンドル支持体(50)(51)から内向きに、ある距離において、横材(40)に枢動可能に結合され、第2の第2のハンドル支持体端(59)によって、第1の対のハンドル支持体(50)(51)から内向きに、ある距離において、ハンドル(29)(30)に枢動可能に結合されることができる。
【0029】
ユーザ(33)による開放状態(41)に向かう対のハンドル(29)(30)の外向きの力を込めた付勢は、対応する対の第1および第2の第1のハンドル支持体端枢動部(54)(58)および対の第1および第2の第2のハンドル支持体端枢動部(55)(59)を中心とした第1の対のハンドル支持体(50)(51)および第2の対のハンドル支持体(56)(57)の回転を生成し、対のハンドル(29)(30)が離れるように引っ張られることを可能にする。しかしながら、第2の対のハンドル支持体(56)(57)は、第1の対のハンドル支持体(50)(51)に連動して、対のハンドル(29)(30)の回転範囲を制限し、閉鎖状態(41)と開放状態(42)との間の進行範囲全体にわたって、概して、対向する鏡像対称において、対のローラアセンブリ(2)(3)を配置する(
図3および4の実施例に示されるように)。
【0030】
再び、主に、
図1−8を参照すると、ローラマッサージデバイス(1)はさらに、対のハンドル(29)(30)に作用し、閉鎖状態(41)に向かう対のローラアセンブリ(2)(3)の進行を生じさせる、1つ以上の弾性要素(60)を含むことができる。弾性要素(60)は、弾性部材、弾性コード、弾性バンド、バネ要素、延在バネ、コイルバネ、ねじりバネ、または同等物を備える、またはそれらから成る群から選択されることができ、伸展または捻転されると、弾性要素(60)を元の非伸展または非捻転状態に戻す傾向にある、復元力を付与する。
【0031】
一例証的実施例として、弾性バンド、弾性コード、または延在バネの形態にある、弾性要素(60)の第1の弾性要素端(61)および第2の弾性要素端(62)は、対応するように、横材(40)の中心および対応するハンドル(29)(30)のそれぞれに近接して接続され、閉鎖状態(41)に向かう対応する対のローラアセンブリ(2)(3)の進行を生じさせることができる(
図8の実施例に示されるように)。
【0032】
別の例証的実施例として、ねじりバネ(69)の形態にある、弾性要素(60)は、第1のハンドル支持体端枢動部(54)を中心として巻着されることができる(
図1−7の実施例に示されるように)。第1のバネ端(63)はそれぞれ、横材(40)に係合されることができ、第2のバネ端(64)はそれぞれ、対のハンドル(29)(30)の対応する1つの移動に応答することができる。ユーザ(33)による開放状態(42)に向かう対のハンドル(29)(30)の外向きの力を込めた付勢は、第1のハンドル支持体端枢動部(54)の枢動軸(66)と一致する、バネ軸(65)を中心として、ねじりバネ(69)を捻転させる。対のハンドル(29)(30)の力を込めた付勢の解放は、ねじりバネ(69)を非捻転状態に向かって戻し、対のハンドル(29)(30)を閉鎖状態(41)に向かって付勢する。
【0033】
次に、主に、
図1を参照すると、
図1−7に示されるローラマッサージデバイス(1)の実施形態を使用したマッサージの方法を図示するが、本方法は、
図8−10を含むが、それらに限定されない、他の実施形態にも適用されることができる。ユーザ(33)は、一対のハンドル(29)(30)のそれぞれを一対の手(31)(32)の対応する1つ内に把持するように係合させることができる。閉鎖状態(41)における対のハンドル(29)(30)(
図2、3、および8から10の実施例に示されるように)は、開放状態(42)に向かって外向きに、十分な距離だけ引っ張られ(
図1および4の実施例に示されるように)、対応するように、一対のローラマッサージアセンブリ(2)(3)を身体(16)のマッサージ可能部分(15)を中心として対向する関係に配置することができる。ユーザ(33)は、対のローラマッサージアセンブリ(2)(3)のそれぞれが、身体(16)のマッサージ可能部分(15)上に係合するために十分な距離だけ、対のハンドル(29)(30)が、閉鎖状態(42)に向かって戻ることを可能にすることができる。ユーザ(33)は、身体(16)のマッサージ可能部分(15)上において、対のハンドル(29)(30)のそれぞれを第1の方向(67)に力を込めて付勢することによって、対のローラアセンブリ(2)(3)に進行(67)(68)を生じさせることができる。ユーザ(33)は、対のハンドル(29)(30)のそれぞれを第2の方向(69)に力を込めて付勢し、対応するように、第2の方向(68)に、身体(16)のマッサージ可能部分(15)上において、対のローラマッサージアセンブリ(2)(3)に進行を生じさせることができる。
【0034】
図1の例証的実施例は、人の脚部(17)の上側部分として、身体(16)のマッサージ可能部分(15)を示すが、本発明は、そのように限定されず、身体(16)のマッサージ可能部分(15)は、下腿、上腕、下腕、上半身、下半身、臀部、手、足、または同等物等、マッサージ可能部分(15)上における対のローラマッサージアセンブリ(2)(3)の進行によってマッサージされることができる、身体(16)の任意の部分であることができる。加えて、ローラマッサージデバイス(1)は、人の身体(16)の一部をマッサージするように示されるが、本発明は、そのように限定されず、用途は、畜牛、馬、犬、猫、または同等物等、他の動物の身体のマッサージ可能部分を含んでもよい。さらに、
図1の実施例は、ローラマッサージデバイス(1)のユーザ(33)が、ユーザ自身の身体(16)のマッサージ可能部分(15)をマッサージするように示されるが、本発明は、そのように限定されず、ローラマッサージデバイス(1)のユーザ(33)は、身体(16)のマッサージ可能部分(15)と別個あるいはそこから独立または離散することができる。
【0035】
次に、主に、
図9を参照すると、特定の実施形態によると、本方法はさらに、横材を弾力的に撓曲させ、該対のローラアセンブリを該引っ張られた状態に向かって引っ張るステップを含むことができ、または
図10に示されるような他の特定の実施形態によると、横材枢動要素(49)の中心枢動軸(48)を中心として、横材(40)の第1の部分(46)および第2の部分(47)の回転を生じさせるステップを含むことができる。
【0036】
前述から容易に理解され得るように、本発明の基本概念は、種々の方法で具現化されてもよい。本発明は、複数の流路粒子分析構造の最良形態およびそのような複数の流路粒子分析構造を使用した粒子分析の方法を含む、複数の流路粒子分析システムの多数かつ変動実施形態を伴う。
【0037】
したがって、説明によって開示される、あるいは本願に付随する図または表に示される、本発明の特定の実施形態または要素は、限定を意図するものではなく、むしろ、概して、本発明によって包含される多数かつ変動実施形態、またはその任意の特定の要素に関して包含される均等物の例示として意図される。加えて、本発明の単一実施形態または要素の具体的説明は、可能性として考えられる全実施形態または要素を明示的に説明していない場合がある。多くの代替が、説明および図によって暗黙的に開示される。
【0038】
装置の各要素または方法の各ステップは、装置用語または方法用語によって説明され得ることを理解されたい。そのような用語は、所望であれば、本発明が権利を与えられる暗黙的に広範な適用範囲を明確にするために置換されることができる。単なる一例として、方法の全ステップは、作用、その作用を行う手段、またはその作用を引き起こす要素として開示され得ることを理解されたい。同様に、装置の各要素は、物理的要素、又は該物理的要素が促進する作用として開示され得る。単なる一例として、「流体の流れ」という開示は、明示的に論じられるかどうかにかかわらず、「流体を流れさせる」作用の開示を包含するはずである。逆に言えば、「流体を流れさせる」の事実上の開示がある場合、そのような開示は、「流体の流れ」と、さらに「流体を流れさせるための手段」の開示を包含するものと理解されたい。各要素またはステップのそのような代替用語は、説明に明示的に含まれるものと理解されたい。
【0039】
加えて、使用する各用語に関して、本願におけるその利用がそのような解釈と矛盾しない限り、一般的な辞書の定義は、各定義が参照によって本明細書に組み込まれる、Random House Webster’s Unabridged Dictionary, second editionに収録された各用語の記述に含まれると理解すべきであることを理解されたい。
【0040】
本明細書の全数値は、明示的に示されるかどうかにかかわらず、用語「約」によって修正されると仮定される。本発明の目的の場合、範囲は、「約」ある特定の値から「約」別の特定の値として表され得る。そのような範囲が表されるとき、別の実施形態は、ある特定の値から他の特定の値を含む。端点による数値範囲の列挙は、その範囲内に包含される、全数値を含む。1から5の数値範囲は、例えば、数値1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、5等を含む。さらに、範囲のそれぞれの端点は、他の端点と関連して、および他の端点から独立しての両方において、有意であることを理解されたい。値が、先行詞「約」の使用によって、近似値として表されるとき、特定の値は、別の実施形態を形成することを理解されるであろう。
【0041】
したがって、本出願人は、少なくとも、i)本明細書に開示および説明される、複数の流路粒子分析構造、ii)開示および説明される、関連方法、iii)これらのデバイスおよび方法のそれぞれの類似物、均等物、さらに暗黙的変形例、iv)図示、開示、または説明される機能のそれぞれを達成する、それらの代替実施形態、v)開示および説明されるものを達成することが暗黙的である、示される機能のそれぞれを達成する、それらの代替設計および方法、vi)別個かつ独立した発明として示される、各特徴、構成要素、およびステップ、vii)開示される種々のシステムまたは構成要素によって向上される用途、viii)そのようなシステムまたは構成要素によって生産される、結果として生じる製品、ix)実質的に、本明細書に前述され、付随の実施例のいずれかに関連して記載される、方法および装置、x)開示される前述の要素のそれぞれの種々の組み合わせおよび順列を請求すると理解されたい。
【0042】
本特許出願の背景の項は、本発明が属する事業分野を記載したものである。本項はまた、技術状況についての情報、問題、または懸念を本発明が導かれるものに関係付ける際に有用である、ある米国特許、特許出願、刊行物、または本発明の主題の言い換えを組み込み、あるいは含むこともできる。本明細書に引用または組み込まれる任意の米国特許、特許出願、刊行物、記載、または他の情報を本発明に関する従来技術として認めるものと読み取り、解釈し、またはそのように見なすことは意図されない。
【0043】
本国際PCT特許明細書に記載の請求項は、本発明のこの説明の一部として、参照することによって本明細書に組み込まれ、本出願人は、そのような請求項のそのような組み込まれた内容の全部または一部を請求項あるいはその任意の要素または構成要素の一部または全部を裏付ける付加的説明として使用する権利を明示的に保有し、本出願人はさらに、必要に応じて、そのような請求項あるいはその任意の要素または構成要素の組み込まれた内容の任意の部分または全部を説明から請求項またはその逆に移動させ、本願によって、あるいはその任意の後続出願または継続、分割、もしくは一部継続出願によって、保護が求められる事項を規定する権利、または任意の国あるいは条約の特許法、規則、もしくは規制の任意の利益、それらに準ずる料金の減額を得る権利、またはそれらに準拠する権利を明示的に保有し、参照することによって組み込まれるそのような内容は、その任意の後続の継続、分割、あるいは一部継続出願またはそれについての任意の再発行もしく延長を含めて、本願の係属中全体を通して存続するものとする。
【0044】
本明細書に記載の請求項は、該当する場合、さらに、本発明の限定された数の好ましい実施形態の境界線を記述することを意図し、本発明の最も広い実施形態または特許請求することができる本発明の実施形態の完全なリストと解釈すべきではない。本出願人は、上に示した説明に基づいて、あらゆる特許請求の範囲を任意の継続、分割、あるいは一部継続出願または類似の出願の一部として展開するいかなる権利も放棄するものではない。