(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
一対のジョー(22)を有する第1のロッド(24)と、一端にブレード(32)が接続された第2のロッド(34)と、前記第1及び第2のロッド(24、34)を移動自在に配置可能な中空状の管(12)と、を有するスタイレット(10)と、
前記スタイレット(10)の他端側に設けられ、前記一対のジョー(22)と前記管(12)との間で相対的な進退動作を生じさせるための第1のレバー(66)と、前記ブレード(32)と前記管(12)との間で相対的な進退動作を生じさせるための第2のレバー(67)と、前記スタイレット(10)に回転動作を生じさせるための回転ホイール(82)と、を有するハンドピース(50)と、
を備えており、
前記ハンドピース(50)を構成するハウジング構造体(52)内には、
前記スタイレット(10)及び前記回転ホイール(82)に連結され、前記回転ホイール(82)の回転運動を前記スタイレット(10)に伝達可能な第1の操作ブロック(62)と、
前記スタイレット(10)及び前記第1のレバー(66)に連結され、前記第1のレバー(66)の進退動作を前記スタイレット(10)に伝達可能な第2の操作ブロック(63)と、
進退動作をガイドするためのガイドリッジ(77)と、
前記第2のレバー(67)との連結部を備え、前記第2のレバー(67)の進退動作に伴い前記ガイドリッジ(77)に沿って進退動作するシャトル(72)であって、前記ガイドリッジ(77)が、前記シャトル(72)を軸方向に移動しかつ前記シャトル(72)の回転を制限することを可能にする、シャトル(72)と、
前記第2のロッド(34)の基端部に設けられるとともにソケット(74)によって前記シャトル(72)に対して回動可能に係止され、前記シャトル(72)の進退動作を前記第2のロッド(34)に伝達するベアリングフィッティング(64)であって、前記ソケット(74)が前記シャトル(72)に収容され、かつ前記ソケット(74)が前記ベアリングフィッティング(64)の上から嵌合する、ベアリングフィッティング(64)と、
が配置され、
前記回転ホイール(82)の回転操作に応じて前記スタイレット(10)が回転され、
前記第1のレバー(66)の操作に応じて前記ジョー(22)と前記管(12)との間に相対的な進退動作が生じ、前記スタイレット(10)の回転された任意の位置で前記第2のレバー(67)の操作に応じて前記ブレード(32)が進退し、
前記ブレード(32)は切断工具であり、かつ前記ブレード(32)は前記一対のジョー(22)の間の間隙内に貫入可能であることを特徴とする鉗子(2)。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書に示されている説明および例示は、教示、その原理、およびその実用的応用を他の当業者に伝えることを意図したものである。当業者であれば、特定の使用の要求条件に最もよく合う形で、本明細書の教示をさまざまな形態において適合させ、応用することができる。したがって、説明されているような本明細書の教示の特定の実施形態は、網羅的である、または教示の制限であることを意図されていない。したがって、本明細書の教示の範囲は、上記の説明を参照して決定されるべきでなく、代わりに、付属の請求項をそのような請求項が従う等価物の全範囲とともに参照しつつ決定されるべきである。特許出願および刊行物を含む、すべての論文および文献の開示は、参照により本明細書に組み込まれている。これもまた参照により本明細書に組み込まれる、以下の請求項から集められたような、他の組み合わせも可能である。
【0012】
本発明の教示では、鉗子デバイスを実現する。鉗子は、物体を把持することができる鉗子であるものとしてよい。好ましくは、鉗子は、関心のある特徴を把持するために手術時に使用することができ、この特徴は人体の一部、解剖学的特徴、組織、静脈、動脈、またはこれらの組み合わせを含む。鉗子は、手術、例えば、腹腔鏡手術において使用され得る鉗子であってよい。鉗子は、電力により、または電力なしで使用され得る。鉗子が電気外科手術に使用されるように電流が鉗子に通され得る。例えば、組織がジョー内に配置されているときに治療電流を一方のジョーから第2のジョーに通し、治療電流で血液を凝固させるか、焼灼するか、切断するか、またはこれらの組み合わせを行うことができる。鉗子は、一般的に、1つ以上の作動アセンブリおよび1つ以上のアセンブリを働かせるのに十分な操作部を備えることができる。鉗子は、指定された機能を実行するために必要なパーツからなるものとしてよく、また一般的に、スタイレット、ハンドピース、スタイレットを作動させるために使用される1つ以上のレバー、またはこれらの組み合わせを備え得る。ハンドピースは、空洞を備えるハンドピース構造体を形成することができるパーツまたはハウジング構造体のアセンブリであるものとしてよい。スタイレットは、ハンドピースの空洞内に配設され得る。
【0013】
スタイレットは、ユーザが1件または複数件の外科手術を実行することができるように外科手術時に患者体内に貫入するデバイスであってよい。スタイレットは、スタイレットが患者体内で移動されるように可撓性を有し得る。好ましくは、スタイレットは、スタイレットが所望の位置へ移動され得るように実質的に剛体であるものとしてよい。スタイレットは、遠位端と近位端とを備える。遠位端は、ハンドピースから最も遠い位置にあるスタイレットの端部(例えば、患者体内に挿入されたスタイレットの端部)であってよい。スタイレットの近位端は、ユーザに近い位置にあるスタイレットの端部であるか、ハンドピース内にあるか、またはその両方であってよい。例えば、近位端は、1つ以上のレバーの操作でスタイレットが操作されるようにハンドピース内に貫入し得る。スタイレットおよびそのコンポーネントは、生体適合性を有する材料、例えば、ステンレス、プラスチック、合成材料、天然材料、またはこれらの組み合わせから作ることができる。スタイレットは、スタイレットサブアセンブリを備えるものとしてよい。スタイレットサブアセンブリは、一般的に、1つ以上の中空管、1つ以上の把持アセンブリ、1つ以上の切断アセンブリ、1つ以上の回転機構、1つ以上の作動機構、またはこれらの組み合わせを備えることができる。
【0014】
1つ以上の中空管は、1つ以上の作動コンポーネント(例えば、把持アセンブリ、切断アセンブリ、またはその両方)を収納する働きをし得る。1つ以上の中空管は、外側構造体を形成し、スタイレットがハンドピースから外向きに伸長するときにスタイレットを支持する働きをし得る。1つ以上の中空管は、鉗子デバイスおよびアセンブリを患者体内に貫入させるために使用され得る任意のデバイスであってよい。1つ以上の中空管は、把持アセンブリを作動させるのを補助することができる。1つ以上の中空管は、カニューレであってよい。1つ以上の中空管は、可撓性を有するものとしてよい。1つ以上の中空管は、湾曲部、曲がり、またはこれらの組み合わせを備えていてもよい。好ましくは、1つ以上の中空管は、剛体であってよい。より好ましくは、1つ以上の中空管は略直線的であり、実質的に剛体である。1つ以上の中空管は、長手方向軸、自長手方向軸、またはその両方の周りに回転し得る中空管形状の構造体であってよい。1つ以上の中空管は、遠位端および近位端を備えるものとしてよい。1つ以上の中空管は、外接内径および外接外径を備えることができる。1つ以上の中空管は、外接内径および外接外径が一致する本体部および外接外径が本体部より大きいテーパ付き部分を備えることができる。テーパ付き部分は、1つ以上の中空管の本体部に貼られたオーバーモールド(overmolding)であってよい。テーパ付きオーバーモールドは、1つ以上の中空管の近位端に配置され得る。1つ以上の中空管のテーパ付きオーバーモールド部分の外接外径は、鋭角で急激に増大し、外接外径は、連続的に変化する傾きまたは徐々に変わる傾斜において増大し、テーパ付き部分の外接外径は、段付きであり得るか、またはこれらの組み合わせであってよい。テーパ付きオーバーモールドは、1つ以上の操作ブロックとの接点を形成することによって中空管を軸方向に作動させることを可能にし得る。1つ以上の中空管は、正方形、丸形、卵形、不規則な形状、または1つもしくは複数の中空管の外接径が増大し、長手方向軸の周りの回転を可能にし得る形状を有するものとしてよい。1つ以上の中空管は、1つ以上のアセンブリの機能を補助する外接内径を備えることができる。
【0015】
1つ以上の中空管は、1つ以上のアセンブリの回転を補助し得る外接内径を備えることができる。1つ以上の中空管は、把持アセンブリの作動を補助し得る外接内径を備えることができる。1つ以上の中空管は、一定の外接内径、テーパ付き部分において変化する外接内径、またはその両方の組み合わせを備えることができる。1つ以上の中空管の外接内径は、1つ以上の、および好ましくは2つ以上のコンポーネントが、外科手術、例えば、腹腔鏡手術において使用するため1つ以上の中空管の中心部(すなわち、中空管の中空部分)を貫通するような直径とすることができる。1つ以上の中空管の内径は、1つ以上の中空管が内部コンポーネントを収納し、内部コンポーネントが1つ以上の中空管内で径方向に、1つ以上の中空管内で回転して、またはこれらの組み合わせで、1つ以上の中空管を(すなわち、1つ以上の中空管の長手方向軸に沿って)移動可能に出入りできる十分な大きさであるものとしてよい。1つ以上の中空管の内径のサイズは、1つ以上の対向するジョーの近位端から径方向に伸長するカムセクションが中空管によって係合されるように十分に小さいものとしてよい。径方向に伸長するカムセクションの係合は、1つ以上の対向するジョーのセットまたは機能的取付具に力を加えて付勢し得る(例えば、互いの方へ移動して把持力を生み出す)。外接内径は、約1mm以上、好ましくは3mm以上、より好ましくは5mm以上とすることができる。外接内径は、約20mm以下、好ましくは約15mm以下、またはより好ましくは約10mm以下であってよい。外接内径は、約1mmから約20mm、好ましくは約3mmから約15mm、またはより好ましくは約5mmから約10mmあるものとしてよい。1つ以上の中空管の近位端は、ハンドピース内に配設され得る。ハンドピース内では、1つ以上の中空管が復帰デバイスおよび停止デバイスを貫通し得る。
【0016】
復帰機構は、1つ以上のアセンブリを作動させるのを補助することができる。復帰機構は、作動後に1つ以上のアセンブリを中立または静止位置に復帰させることができる。復帰機構は、中空管が作動され、作動から解放されたときに中空管が静止位置に復帰するように中空管を静止位置に付勢するデバイスであってよい。復帰機構は、バネ構造体または圧縮され解放され得る構造体とすることができる。復帰機構は伸縮バネであってよい。復帰機構は、停止デバイスを使用して復帰機能をサポートすることができる。
【0017】
停止デバイスは、1つ以上のアセンブリを作動させるのを補助し得るデバイスであってよい。停止デバイスは、1つ以上のアセンブリを作動後に中立または静止位置に復帰させるのを補助し得るデバイスであってよい。停止デバイスは、復帰機構に対する復帰機構アンカー構造体の機能を果たし得る。停止デバイスは、復帰機構を一端で静止状態に保つことを、反対方向の力を対向端にそのまま印加し、その方向の移動を行わせながら可能にし得るデバイスであってよい。停止デバイスは、停止デバイスをシリンダの周りに固定し、移動しないように保持することを可能にし得る形状とすることができる。例えば、停止デバイスは、中空管のテーパ付きオーバーモールド部分に固定され得る。停止デバイスは、シリンダの周りに固定された状態を保ち、停止デバイスを動かすことなく別の部分品が力を停止デバイスに加えることを可能にする構造体とすることができる。停止デバイスは、歯付き座金とすることができる。停止デバイスは、1つ以上の中空管のテーパ付きオーバーモールド部分の近位端に固定され得る。テーパ付きオーバーモールド部分の近位端は、操作ブロックと結合されるようにそこから径方向に伸長する1つ以上のタブを有することができる。
【0018】
径方向に伸長するタブは、2つ以上のデバイスを一緒に結合する働きをし得る。径方向に伸長するタブは、1つ以上の操作ブロックを結合するデバイスであってよい。径方向に伸長するタブは、1つ以上の操作ブロックの回転、スタイレット軸に沿った1つ以上の操作ブロックの長手方向移動、またはその両方を可能にするデバイスとすることができる。径方向に伸長するタブは、別の構造体と結合することを可能にし得る構造体であってよい。径方向に伸長するタブは、他の構造体と同時に結合されながら中空管の軸方向移動を可能にし得る構造体であってよい。径方向に伸長するタブは、1つ以上の操作ブロックに結合され、1つ以上の操作ブロックは好ましくはテーパ付きオーバーモールド部分に結合するための構造体を備えることができる。1つ以上の中空管のテーパ付きオーバーモールド部分は、径方向に伸長するタブが1つ以上の操作ブロックと結合するように十分に長いものとすることができる。径方向に伸長するタブは、ユーザが1つ以上の中空管に結合されている構造体を操作するときに1つ以上の中空管を回転させることができるものとしてよい。
【0019】
把持アセンブリは、把持力を生み出すか、関心のある特徴を把持するか、またはその両方を行う働きをするものとしてよい。把持アセンブリは、把持力を付与する、1つ以上の物体を把持する、またはその両方を行う1つ以上のデバイスまたはパーツであってよい。把持アセンブリは、手術時に、組織、静脈、動脈、解剖学的特徴、またはこれらの組み合わせなどの注目の1つ以上の特徴を把持するために使用され得るパーツの組み合わせとすることができる。把持アセンブリは、1つ以上のレバーによって作動され得る。把持アセンブリは、手術、例えば、腹腔鏡手術において使用され得る。把持アセンブリは、患者の身体の関心のある1つ以上の特徴が把持アセンブリによって操作されるか、把持アセンブリによって固定されるか、またはその両方がなされる十分な把持力を生み出すことができる。把持アセンブリは、中空管を貫通し得るパーツからなるものとしてよい。把持アセンブリは、軸(例えば、把持アセンブリの回転軸、スタイレットの長手方向軸、把持アセンブリの長手方向軸、またはこれらの組み合わせ)の周りに回転可能なパーツのアセンブリであってよい。把持アセンブリは、同時に回転しながら把持と解放を行うことができる。把持アセンブリは、把持アセンブリと連通する作動機構によって作動され得る。把持アセンブリは、2つの対向するジョーを1つ以上の中空管内に引き込んで、2つの対向するジョーを強制的に閉じることによって作動され得る。把持アセンブリは、1つ以上の中空管が2つの対向するジョーのカムセクションを互いの方へ付勢して閉位置にするように1つ以上の中空管をハンドピースから離れる方向に伸長させるステップ、把持力を生み出すステップ、またはその両方のステップによって作動させることができる。把持アセンブリは、上から下への組み立てを可能にする構造体であってよい。把持アセンブリは、一般的に、2つ以上の対向するジョー、および1つ以上のジョー支持ロッド、またはその両方の組み合わせを有することができる。好ましくは、把持アセンブリは、それぞれカムセクションを備える2つのジョー支持ロッドおよびジョー支持ロッドのそれぞれに取り付けられた対向するジョーを有することができる。
【0020】
2つ以上の対向するジョーは、把持機能を実行する働きをし得る。2つ以上の対向するジョーは互いの方へ移動して、把持力を生み出すか、関心のある特徴を把持するか、またはその両方を行うものとしてよい。2つ以上の対向するジョーは、手術、例えば、腹腔鏡手術において関心対象物を把持するために使用され得るデバイスであってよい。2つ以上の対向するジョーは、切断のために関心対象物を把持するか、または締め付けるために使用され得るデバイスであってよい。2つ以上の対向するジョーは、ジョーが把持機能を実行するか、把持力を生み出すか、またはその両方を行うような形状およびサイズのものであってよい。好ましくは、2つ以上の対向するジョーは、力を加えて一緒にされたときに把持機能を発揮し得る1つの対向するジョー構造体を備える1つのジョー構造体であってよい。2つの対向するジョーは、把持機能実行するために互いに対して移動可能であるものとしてよい2つ以上の構造体とすることができる。2つの対向するジョーは、一方のジョーを静止状態にし、一方のジョーを移動可能にするか、またはこの組み合わせを可能にするものとしてよい構造体であり得る。2つの対向するジョーの一方または両方は、2つの対向するジョーが把持機能を実行するために枢軸の周りを動くようにした枢軸を備えることができる。2つの対向するジョーは、2つ以上の対向するジョーの機能性を維持しながら切開器具を挿入することを可能にする間隙を形成し得る。間隙は、ブレード、機能要素、手術器具、またはこれらの組み合わせが、ジョー内に、ジョーとジョーとの間隙内に、またはその両方に貫入され得るような形状およびサイズのものとすることができる。ブレード手術器具、機能要素、またはこれらの組み合わせは、2つの対向するジョーが閉じられるか、開いているか、またはその間に位置にある間に2つの対向するジョー内に(または間に)形成された間隙内に貫入され得る。2つの対向するジョーは、2つの対向するジョーが把持力を生み出すために使用され得るような材料で作られ得る。2つの対向するジョーは、可撓性材料、弾力材料、剛性の高いステンレス、塑性変形可能な材料、またはこれらの組み合わせから作ることができる。2つの対向するジョーは、電気を通す材料から作られ得る。2つの対向するジョーは、2つの対向するジョーによって把持され得る関心のある特徴に電気を印加することができる。2つの対向するジョーの把持部分は、関心のある特徴を把持する表面テクスチャを有するものとしてよい。例えば、表面テクスチャは、滑らか、平坦、起伏、鋸歯状、テクスチャ加工されたものであってよく、リッジ(隆起)、ネズミ歯、またはこれらの組み合わせを含み得る。好ましくは、2つの対向するジョーの把持部分は、より安全に把持できるように鋸歯状の縁を有するものとしてよい。2つの対向するジョーは、安全に把持できるように鋸歯状の縁に似た働きをし得る表面を持つ縁を有することができる。2つの対向するジョーは、1つ以上のジョー支持ロッドのうちの1つを引っ込める、1つ以上の中空管を遠位端の方へ移動する、または1つもしくは複数の中空管の軸に沿ってその両方を行うことによって開位置から閉位置に付勢され得る。2つの対向するジョーは、中空管の遠位端から突き出るジョーの近位端に横方向に伸長するカムセクションを有することができる。好ましくは、横方向に伸長するカムセクションの少なくとも一部は、中空管、ジョー支持ロッド、またはその両方の軸方向移動が2つの対向するジョーを付勢して2つの対向するジョーを閉じるか、把持力を生み出すか、またはその両方を行うように中空管の口より幅広である。例えば、トリガが作動されると、1つ以上の中空管は、2つの対向するジョーの方へ(すなわち、ハンドピースから遠ざかる方向に)移動され、2つの対向するジョーを互いの方へ付勢し得る。把持アセンブリは、関心のある特徴が2つの対向するジョーの間に留置された後、ジョーが付勢され、関心のある特徴に関して2つの対向するジョーを再配置しなくても把持力を生み出すことができるようにハンドピースに対して静的であるものとしてよい。把持アセンブリは、1つ以上の中空管と組み合わせて、1つ以上の中空管とは独立して、またはその両方で回転し得る。好ましくは、把持アセンブリは、ハンドピースから独立して回転することができる。把持アセンブリは、中空管から独立して回転することができる。把持アセンブリの2つの対向するジョーの近位端は、それぞれ、1つ以上のジョー支持ロッドに取り付けられ得る。
【0021】
1つ以上のジョー支持ロッドは、2つ以上の対向するジョーの間で関心のある特徴を位置合わせするユーザを補助する働きをし得るか、それは2つの対向するジョーの間に把持力を生み出すのを補助することができるか、それは1つ以上の中空管を貫通する、1つ以上のジョーに対する支持を行うことができるか、またはこれらの組み合わせを行うことができる。1つ以上のジョー支持ロッドは、指定された機能を実行できる形状であれば一般的にいかなる形状でもよい。1つ以上のジョー支持ロッドは、2つの対向するジョーを支持し、ジョーの把持作用を助けるのに十分強い軽量材料とすることができる。1つ以上のジョー支持ロッドは、中実円筒形ロッド形状であるか、ジョー支持ロッドは、中空円筒形ロッド形状であるか、またはその両方であってよい。1つ以上のジョー支持ロッドは、可撓性を有するか、剛体であるか、伝導性であるか、弾性的に変形可能であるか、またはその組み合わせであるものとしてよい。好ましくは、1つ以上のジョー支持ロッドは、中空管であってよい。より好ましくは、1つ以上のジョー支持ロッドは、単一のジョー支持ロッドであってよい。最も好ましくは、1つ以上のジョー支持ロッドは、それぞれジョーを支持することができる。1つ以上のジョー支持ロッドは、本明細書の教示の中空管によって収納され、スタイレットを形成し得る。ジョー支持ロッドは、中空管の遠位端で、中空管の近位端で、またはこれらの組み合わせで中空管を貫通し得る。1つ以上のジョー支持ロッドは、中空管の遠位端から外に伸長し、1つ以上のジョー支持ロッドの遠位端に接続された機能的取付具を有することができる。機能的取付具は、2つの対向するジョーの一方もしくは両方または把持機能を実行するのと同等の機能を備える取付具であってよい。1つ以上のジョー支持ロッドの近位端は、中空管の近位端から伸長し、操作ブロックに固定されるか、または締結され得る。1つ以上のジョー支持ロッドは、スプール操作ブロック、アンカー操作ブロック、またはこれらの組み合わせに固定され得る。1つ以上のジョー支持ロッドは、スプール操作ブロック、アンカー操作ブロック、またはその両方によって作動され得る。1つ以上のジョー支持ロッドは、中空管の内側の切断アセンブリに隣接するものとしてよい。
【0022】
切断アセンブリは、切断することができるパーツのアセンブリであってよい。一般に、切断アセンブリは、手術時に、組織、静脈、動脈、解剖学的特徴、関心のある特徴、またはこれらの組み合わせを切断するために使用され得る切断アセンブリであってよい。切断アセンブリは、手術、例えば、腹腔鏡手術において使用され得る切断アセンブリであってよい。切断アセンブリは、中空管内に嵌合するか、中空管を貫通するか、またはこれらの組み合わせを行うことができるパーツのアセンブリであってよい。切断アセンブリは、中空管と独立して、または中空管と組み合わせて回転することができるパーツのアセンブリであってよい。切断アセンブリは、作動機構によって切断機能を実行するように作動され得る。切断アセンブリは、一般的にブレード、ブレード支持ロッド、またはこれらの組み合わせからなるものとしてよい切断アセンブリとすることができる。
【0023】
ブレードは、関心のある特徴を切断するように機能することができる。ブレードは、手術、例えば、腹腔鏡手術において使用され得る切断工具であってよい。ブレードは、中空管を通して伸長され、引っ込められ得る切断デバイスであってよい。ブレードは、研ぐことができる材料から作ることができるか、組織、静脈、動脈、解剖学的特徴、関心のある特徴、またはこれらの組み合わせを切断するのに十分強いか、生体適合性を有するか、電気を通すことができるか、またはこれらを組み合わせたものとすることができる。ブレードは、中空管内に嵌合し、2つの対向するジョーの間に形成された間隙内に貫入し得る形状をとることができ、したがって、関心のある特徴、例えば、解剖学的特徴、組織、静脈、動脈、またはこれらの組み合わせを切断することができる。ブレードは、移動、挿入、またはその両方においてブレードが中空管内に収納できるように十分に小さいものとすることができる。ブレードは、2つの対向するジョーの中の間隙内に貫入され、またそこから引っ込められ得る。ブレードの遠位端は、形状縁を有することができる。ブレードの近位端は、ブレード支持ロッドに取り付けられ得る。
【0024】
ブレード支持ロッドは、ブレードを支持する働きをし、ブレードを軸方向に移動するのを補助することができる。ブレード支持ロッドは、ブレードを中空管から外に伸長させることができる(例えば、2つの対向するジョーの間に形成された間隙内に貫入し得る)。ブレード支持ロッドは、ブレードを引っ込めることができるデバイスであるものとしてよい。ブレード支持ロッドは、作動機構によって伸長されるか、または引っ込められ得る。ブレード支持ロッドは、手術、例えば、腹腔鏡手術においてブレードを作動させるために使用され得る。ブレード支持ロッドは、中空管の内側でブレードを作動させる形状およびサイズを有するものとしてよい。例えば、ブレード支持ロッドは、ワイヤ、成形金属、ロッド、複数の組み合わせ長手方向部分品、または中空管内に嵌合し、中空管内を貫通し得る類似の剛構造体とすることができる。ブレード支持ロッドは、軽量だが、ブレードを関心のある特徴、例えば、解剖学的特徴、組織、静脈、動脈、またはこれらの組み合わせに通せる十分に強い材料で作ることができ、これにより、関心のある特徴を切断することができる。ブレード支持ロッドは、遠位端と近位端とを備えるものとしてよい。ブレードは、ブレード支持ロッドの遠位端、遠位端領域、またはその両方に取り付けられ得る。ブレード支持ロッドは、ブレード支持ロッドの近位端、ブレード支持ロッドの近位端領域、またはその両方に、ブレードの回転を補助する構造体を有することができる。ブレード支持ロッドは、ブレード支持ロッドの近位端領域に貼り付けられたベアリングフィッティング構造体を有することができる。ブレード支持ロッドは、ベアリングフィッティング構造体を貫通し、ベアリングフィッティング構造体を収納するシャトルを貫通し得る。ブレード支持ロッドの一部は、長手方向軸に沿った長手方向移動を制限するための停止特徴を有することができ、停止特徴は、ブレード支持ロッドがベアリングフィッティングを通って軸方向に移動するのを防ぐことができる段構造体、テーパ付き特徴、またはその両方を備え得る。ブレード支持ロッドは、作動機構と連通するものとしてよい。ブレード支持ロッドは、ハンドピースの内側で作動機構と連通するものとしてよい。
【0025】
ハンドピースは、鉗子用の封入構造体を形成するデバイスであってよい。ハンドピースは、鉗子の作動アセンブリおよびパーツを収納するデバイスであってよい。ハンドピースは、鉗子のアセンブリを動作させるために操作装置を収納するデバイスであってよい。ハンドピースは、1つ以上のハウジング構造体からなるものとしてよい。好ましくは、ハンドピースは、2つ以上のハウジング構造体である。ハンドピースは、組み合わせたときにハンドピース構造体を形成するパーツまたはハウジング構造体のアセンブリであるものとしてよい。ハンドピースは、ユーザによって把持される構造体であってよい。ハンドピースは、鉗子が形成されるように本明細書で説明されているコンポーネントのうちの1つまたは複数を組み合わせた構造体であってよい。ハンドピースは、腹腔鏡手術を実施するのを補助することができる構造体であってよい。ハンドピースは、人間工学的形状であるものとしてよい。ハンドピースの人間工学的形状は、鉗子を器用に使用できるような形状であるものとしてよい。ハンドピースの人間工学的形状は、すべての操作装置がハンドピースを把持している片方の手で扱えるような形状であるものとしてよい。ハンドピースは、組み立て方向を定める二等分する平面を有するものとしてよい。ハンドピースは、ハウジング構造体からなるものとしてよい。
【0026】
ハウジング構造体は、ハンドピースを形成するデバイスとすることができる。ハウジング構造体は、いくつかの部分品を適所に貼り付けることができるデバイスであってよい。ハウジング構造体は、鉗子の作動アセンブリを収納するための空洞を形成することができる。ハウジング構造体は、1つ以上のハウジング構造体であり、好ましくは2つ以上のハウジング構造体であるものとしてよい。ハウジング構造体は、鉗子、ハンドピース、またはその両方の1つ以上のコンポーネントを受けるための陥凹部を備えるデバイスであってよい。2つのハウジング構造体は、実質的に等しいおよび/または鏡像となるハウジング構造体が平面のそれぞれの側に配置されるように2つのハウジング構造体を貫通する平面によって2等分され得る。例えば、平面は、スタイレットの長手方向軸を貫通し、ハウジング構造体が平面のそれぞれの側に沿って延在するように両方のハウジング構造体の壁に平行であり得る。平面は、デバイスが直立位置に向き付けられたときに左部分と右部分とに分かれ、画成し得る。平面は、デバイスが平坦な位置に向き付けられ、横向きに置かれたときに底部分と頂部分とに分かれ、画成し得る。ハンドピースを2等分する平面は、その平面に対して法線方向の組み立て方向を決定することができる。ハンドピースを2等分する平面は、スタイレットの長手方向軸に沿ってハンドピースを貫通し得る。ハンドピースは、電力を把持アセンブリに供給するために使用される電源コードを収納することができる。ハンドピースのハウジング構造体は、ウェブ構造体を含み得る。ウェブ構造体は、ハウジング構造体の内面から伸長する複数の形態である。ウェブ構造体は、鉗子の組み立てを補助し、鉗子のパーツが適切に機能するのを補助するように鉗子の内部パーツを適所に保持することができる。ウェブ構造体は、1つ以上のアセンブリのパーツを収納するか、アセンブリおよび/または鉗子の1つ以上のコンポーネントに対して取付点を形成するか、またはその両方を行うことができる。ウェブ構造体は、操作ブロック、回転ホイール、またはこれらの組み合わせを収納することができる。ハウジング構造体は、1つ以上のガイドリッジを取り付けてあるものとしてよい。1つ以上のガイドリッジは、他の可動部分のガイドの機能を果たし得るハウジング構造体に取り付けられた形態または構造体であるものとしてよい。1つ以上のガイドリッジは、シャトルデバイス、または類似の構造体を軸方向に移動し、それと同時に回転を制限することを可能にし得る形態または構造体とすることができる。1つ以上のガイドリッジは、作動機構の1つ以上のパーツを収納することができる。1つ以上のガイドリッジは、シャトルを収納し、制限することができる。ハウジング構造体は、1つ以上の枢軸の機能を果たし得る1つ以上の構造体を含むものとしてよい。1つ以上の枢軸は、1つ以上のレバーを受けて、1つ以上のレバーの移動を1つ以上の枢軸の周りの軸方向移動のみに制限することができる。ハウジング構造体は、ハウジング構造体を1つに接続するノーズコーンによってスタイレットがハンドピース内に入る場所の遠位端に固定され得る。ハウジング構造体は、作動機構を収納することができる。
【0027】
作動機構は、別の構造体またはアセンブリを作動させる働きをし得る。作動機構は、把持アセンブリ、切断アセンブリ、またはその両方を動作することができる機構であるものとしてよい。作動機構は、1つ以上の操作ブロック、シャトル、またはその両方を作動させることができる。作動機構は、把持アセンブリ、切断アセンブリ、またはその両方の近位端、近位端領域、またはその両方と連通するものとしてよい。作動機構は、ユーザの手または指によって操作され、作動され得る。作動機構は、一般的に、1つ以上の操作ブロック、ベアリングフィッティング、ソケットおよび移動ピンを備えるシャトル、またはこれらの組み合わせを備えることができる。
【0028】
1つ以上の操作ブロックは、スタイレットにおいてアセンブリの1つまたは複数を固定する働きをし得る。1つ以上の操作ブロックは、1つ以上のアセンブリを作動させるデバイスであってよい。1つ以上の操作ブロックは、1つ以上のアセンブリを回転させる構造体であってよい。1つ以上の操作ブロックは、独立して、または1つ以上のアセンブリと組み合わせて、回転し得る。1つ以上の操作ブロックは、長手方向軸に沿って互いに対して長手方向に移動し得る。1つ以上の操作ブロックは、互いに、回転ホイールに、中空管に、またはこれらの組み合わせに結合され得る。1つ以上の操作ブロックは、一般的に、スプール操作ブロックまたはアンカー操作ブロックであるものとしてよい。
【0029】
1つ以上のスプール操作ブロックは、1つ以上のアセンブリの作動または回転、またはその両方を補助する働きをし得る。1つ以上のスプール操作ブロックは、アンカー操作ブロック上で長手方向に摺動し、回転できるようにアンカー操作ブロックに同時に結合され得るデバイスとすることができる。スプール操作ブロックは、ハンドピース内のウェブ構造体によって固定されるか、または制限され得る。1つ以上のスプール操作ブロックは、スプール操作ブロックがアンカー操作ブロックの周りに嵌合し、またスプール操作ブロックが1つ以上のアセンブリを作動させるようなサイズおよび形状であるものとしてよい。スプール操作ブロックは、一般的に、スプール操作ブロックがスタイレットの長手方向軸の周りに回転できるように指定された機能を実行するのに必要な形状およびサイズ、例えば、円筒形の中空形状であるものとしてよい。スプール操作ブロックは、内面に1つ以上の溝を有することができる。1つ以上の溝は、結合できるようにアンカー操作ブロックの外面から延在する1つ以上のフィンとぴったり合わさるものとしてよい。スプール操作ブロックは、スプール操作ブロックの外面から径方向に延在する1つ以上のタブを有することができる。スプール操作ブロックの外側は、長手方向軸に沿って回転および長手方向移動が可能なように回転ホイールと結合され得る。スプール操作ブロックは、スプール操作ブロックの近位端に段部を有することができる。段部は、作動機構のための接点の機能を果たし、スプール操作ブロックを、またスプール操作ブロックによって固定されているものであれば何でも作動させることができる構造体であるものとしてよい。段部は、スプール操作ブロックの近位端から突き出ている伸長部によって形成され、この伸長部はスプール操作ブロックの本体部より小さい直径を有するものとしてよい。段部は、1つ以上のレバーでスプール操作ブロックを作動させることを可能にし得る。操作アンカーブロックは、中空管がハウジングに固定されているジョー支持ロッドに接続され得る。1つ以上のレバーを動かすことで、中空管をジョー支持ブレードに対して前進させることができる。レバーを動かすことで、ジョー支持ロッドを管内に引っ込めることができる。中空管は、ハンドピースに対して静的であり、ジョー支持ロッドは、長手方向軸の周りで回転可能であるものとしてよい。好ましくは、スプール操作ブロックは、その遠位端で中空管の近位端に取り付けられ得る。スプール操作ブロックは、アンカー操作ブロック上で摺動可能であり、これにより、スプール操作ブロックの遠位端に取り付けられた中空管を作動させることができる。中空管を作動させることで、2つの対向するジョーを閉じて、把持機能を実行させることができる。スプール操作ブロックは、中空管が取り付けられているときに中空管を回転させることができる。スプール操作ブロックは、1つ以上のアセンブリおよびアンカー操作ブロックを回転させることができる。
【0030】
アンカー操作ブロックは、1つ以上のアセンブリの作動または回転を補助する働きをし得る。アンカー操作ブロックは、1つ以上のジョー支持ロッドを固定することができる。アンカー操作ブロックは、1つ以上のブレード支持ロッドを収納することができる。アンカー操作ブロックは、1つ以上のアセンブリの作動を補助し得る構造体であるものとしてよい。アンカー操作ブロックは、1つ以上のアセンブリの回転を補助する構造体であってよい。アンカー操作ブロックは、スプール操作ブロックの内側で摺動し、それと同時にスプール操作ブロックに結合され得る構造体であるものとしてよい。アンカー操作ブロックは、1つ以上のアセンブリを固定することができる構造体であってよい。アンカー操作ブロックは、1つ以上のアセンブリを同時に回転させることができる構造体であってよい。アンカー操作ブロックは中実であり、スプール操作ブロックよりも小さい直径を有するものとしてよい。アンカー操作ブロックは静的であるが、スプール操作ブロックはアンカー操作ブロックの外側の上で摺動する。アンカー操作ブロックは、ジョー支持ロッドの近位端、中空管の近位端、またはこれらの組み合わせを固定することができる。アンカー操作ブロックは、アンカー操作ブロックの遠位端領域上に本体部分を有することができる。アンカー操作ブロックは、その近位端に外周溝を有することができる。アンカー操作ブロックの外周溝は、ウェブ構造体がアンカー操作ブロックを制限して軸方向移動を妨げ、軸方向回転を許すようにハウジング構造体内のウェブ構造体と接触させることができる。アンカー操作ブロックの本体部は、外面から横方向に延在する1つ以上のフィンを有することができる。1つ以上のフィンは、スプール操作ブロックの内面上の1つ以上の溝と結合されるものとしてよい。アンカー操作ブロックおよびスプール操作ブロックは、スプール操作ブロックの回転運動がアンカー操作ブロック内の回転運動を引き起こすように結合され得る。ブレード支持ロッドはアンカー操作ブロックを貫通してハンドピース内に入るものとしてよい。アンカー操作ブロックを貫通するブレード支持ロッドの部分は、付勢デバイスを貫通してベアリングフィッティング内に入るものとしてよい。
【0031】
付勢デバイスは、1つ以上のアセンブリを作動された後に中立または静止位置に復帰させるのを補助する働きをし得る。付勢デバイスは、ブレード支持ロッドが作動された後にブレード支持ロッドを中立位置に復帰させる機能を果たすデバイスであってよい。付勢デバイスは、鉗子の部分品によって印加される力を受けて、その同じ力を部分品に印加し、それを元の位置に戻すことができる。付勢デバイスは、ブレード支持ロッドの上に、また1つ以上のガイドリッジ内に嵌合するような形状およびサイズものとすることができる。付勢デバイスは、シャトルを中立または静止位置に復帰させるようにシャトルおよびハウジング構造体に取り付けられ得る構造体であってよい。付勢デバイスは、バネ、例えば、圧縮バネまたは引っ張りコイルバネとして働き得るデバイスであってよい。付勢デバイスは、圧力が加えられたときに圧力に耐えられる十分な剛性を有し得る構造体であるものとしてよい。付勢デバイスは、壊れることなく曲げられる十分な可撓性を有し、操作され、操作後に構造体の形態に戻せる構造体であるものとしてよい。ブレード支持ロッドは、付勢デバイスを貫通してベアリングフィッティング内に入るものとしてよい。
【0032】
ベアリングフィッティングは、1つ以上のアセンブリの回転および作動を補助する働きをし得る。ベアリングフィッティングは、シャトルに収納されているソケットの内側の1つ以上の支持ロッドと共に回転することができる。ベアリングフィッティングは、ソケットおよびシャトルからの力を受け、同時に回転可能であるデバイスであってよい。ベアリングフィッティングは、2つの表面の間の低摩擦回転を可能にするのを補助することができる。ベアリングフィッティングは、軸方向に移動され、それと同時に回転可能であるものとしてよい構造体とすることができる。ベアリングフィッティングは、シャトルに収納されるソケットによって移動することが可能な構造体であってもよい。ベアリングフィッティングは、ブレード支持ロッドの近位端、または近位端領域に取り付けられ得る。ベアリングフィッティングは、円滑な回転を可能にする材料から作ることができる。ベアリングフィッティングは、略軸対称な外面、または長手方向軸の周りでブレード支持ロッドを回転させることができる形状の表面を有するものとしてよい。ベアリングフィッティングは、ベアリングフィッティングをブレード支持ロッドに固定させる仕方でブレード支持ロッドに取り付けられるか、圧着されるか、または接続され得る。ベアリングフィッティングは、ブレード支持ロッドに対して静的であるか、またはベアリングフィッティングはブレード支持ロッドの軸の周りに回転することができるものとしてよい。ベアリングフィッティングは、ベアリングフィッティングがシャトルに収納されているソケットの内側に受け入れられ、シャトルによって移動されるようにシャトルより小さいサイズのものとすることができる。
【0033】
シャトルは、1つ以上のアセンブリを作動させるデバイスであってよい。シャトルは、1つ以上のレバーによってシャトルが移動されるときに1つ以上のアセンブリを作動させるデバイスであってよい。シャトルは、1つ以上の支持ロッドを受けるソケットを収納することができる。シャトルは、支持ロッドを作動させることができる構造体であってよい。シャトルは、支持ロッドの端部に取り付けられたベアリングフィッティングを作動させることができる構造体であってよい。シャトルは、1つ以上のレバーによってもたらされる角度力を長手方向軸に沿って1つ以上のアセンブリを長手方向に移動する直線力に変換することができる。シャトルは、回転することなく軸に沿って長手方向に移動するデバイスであってよい。シャトルは、指定された機能を実行するのに必要な形状またはサイズのものとすることができる。シャトルは、一般に、立方体、円筒形、またはシャトルがベアリングフィッティングを越えてハウジング構造体内に形成された複数のガイドリッジ内に入ることを可能にし得る他の形状であってよい。シャトルは、複数のガイドリッジによって軸方向移動を制限され得る形状とすることができる。シャトルは、ベアリングフィッティングがソケットに収納されるようにできる形状であってよい。シャトルに収納されたソケットは、シャトルと支持ロッドとの間で低摩擦回転を可能にするために必要な形状およびサイズのものとすることができる。ソケットは、シャトルの内側において軸対称設計となっており、ソケットはベアリングフィッティングまたは支持ロッドを受けることができる。シャトルはベアリングフィッティングと接触しているか、またはシャトルとベアリングフィッティングとは相隔てて並ぶものとしてよい。一緒になっている、または離れているという、ソケットとベアリングフィッティング表面との間の空間関係は、ベアリングフィッティングとシャトルとの間の低摩擦回転を可能にし得る。シャトルは、カムフィンガまたはカムスロットを有する1つ以上のレバーによって作動され得る。1つ以上のレバーは、シャトルから横方向に伸長する移動ピンと連通するものとしてよい。
【0034】
移動ピンは、シャトルを作動させるのを補助するデバイスであってよい。移動ピンは、1つ以上のレバーに対する接点を構成するデバイスであってもよい。移動ピンは、1つ以上のレバーの移動をシャトルの移動に変換することができる。移動ピンは、指向性の力をシャトルに加えることによってシャトルを移動する構造体であってもよい。移動ピンは、1つ以上のレバーの端部でカムスロットによって移動され得る構造体とすることができる。移動ピンは、移動ピンが湾曲した、または弓形のカムスロットの内側で移動することを可能にし得る形状のものとすることができる。移動ピンは、移動ピンが溝、スロット、穴、または移動ピンが嵌合し得る他の領域において把持力を生み出すことを可能にし得る形状であるものとしてよい。移動ピンは、移動ピンが1つ以上のレバーとの接続部を形成するように、また移動ピンがカムスロットによって受け入れられ得る十分な長さを有し得る。移動ピンは、カムスロットを貫通し、ハウジング構造体内の1つ以上のガイドリッジによって固定され得る。シャトルは、指向性の力を移動ピンに印加することによって作動され得る。シャトルをシフトし、回転させることによって、シャトルが動けなくなることなく軸方向に移動するのを許さないようにできる。移動ピンに指向性の力がかかると、それが理由で一方向にしか進めないのでない限りシャトルはシフトし、回転することができる。1つ以上のガイドリッジは、シャトルが一方向に、軸方向に移動することを理由として、作用し得る。1つ以上のハウジング上の1つ以上のガイドリッジは、シャトルがシャトルの片側の移動ピン上の1つ以上のレバーから力を受けることを可能にし、また動けなくなることなく長手方向軸に沿ってシャトルの軸方向移動を可能にし得る。シャトル、ソケット、およびベアリングフィッティングは、1つ以上のレバーによって作動され得る。
【0035】
1つ以上のレバーは、手または指で1つ以上のレバーの一部に圧力を加えることによって操作されるか、または移動されるデバイスであってよい。1つ以上のレバーは、他の移動可能なコンポーネント、例えば、中空管、切断アセンブリ、ブレードアセンブリ、機能的アセンブリ、またはこれらの組み合わせを付勢することができるデバイスであってもよい。1つ以上のレバーは、器用に付勢されるものとしてよい。1つ以上のレバーは、枢軸の周りで枢動することができる構造体であってよい。1つ以上のレバーは、1つ以上のレバーがスタイレット内の1つ以上のアセンブリと連通することを可能にし得る構造体とすることができる。1つ以上のレバーは、1つ以上のレバーがスタイレット内の1つ以上のアセンブリを作動させることを可能にし得る構造体とすることができる。1つ以上のレバーは、2つの異なる機能にリンクされ、それぞれの機能を個別にまたは同時に生じさせるように付勢され得る単一のレバーであってよい。リンクされたこの2つの異なる機能は、切断機構を作動させる機能、および把持機構を作動させる機能であってよい。2つの機能をリンクすることができる単一のレバーは、レバーの2つの部分を分離するヒンジを単一のレバー内に有するものとしてよい。ヒンジは、単一のレバーの一部をレバーの他の部分に対して移動することを可能にし得る。好ましくは、1つ以上のレバーは、2つのレバーであってよく、それぞれのレバーは、異なる機能を実行するように付勢され得る。2つのレバーは、締め付けレバーと切断トリガレバーであってよい。2つのレバーの組み合わせは、フォーク形両面カムフィンガ、ヨーク、またはこれらの組み合わせを含み得る。好ましくは、2つのレバーのそれぞれは、1つ以上のレバーから伸長するカムスロット、単一のカムフィンガ、または両面カムフィンガもしくは1つ以上のレバーから伸長するヨーク、またはこれらの組み合わせを有するアームを備えることができる。
【0036】
両面カムフィンガまたはヨークは、1つ以上のアセンブリを作動させる働きをし得る。両面カムフィンガまたはヨークは、両面ヨークをスタイレット上に嵌合することによって上から下への組み立て方向で組み立てられたデバイスであるものとしてよい。両面カムフィンガまたはヨークは、1つ以上のレバーがスタイレットに対して垂直の角度を成している間に、スタイレットと連通させられ得る。スタイレットに対して垂直な1つ以上のレバーが、一次組み立て方向に沿ってスタイレットと連通させられる。両面カムフィンガまたはヨークが、スタイレットが両面カムフィンガまたはヨークの2つのフィンガの間に嵌合されるようにスタイレットの上に置かれた後、1つ以上のレバーは、1つ以上のレバーが組み立て方向に垂直になるように回転され得る。1つ以上のレバーの回転度は、1つ以上のレバーが適切な位置に来るように二次組み立て方向に沿って1つ以上のレバーを移動するために必要な量である。1つ以上のレバーをスタイレットと連通した後に回転させることによって、1つ以上のレバーを上から下への組み立て方向でスタイレットと共に組み立てることができる。
【0037】
組み立て方向は、本出願明細書において参照されている組み立ての方向であるものとしてよい。組み立て方向は、ハンドピースを2等分する平面に対して法線方向のラインに沿った方向であってよい。組み立て方向は、鉗子デバイスの部分品が適所に置かれている底部ハウジング構造体に対して垂直なラインであってよい。一次組み立てラインは、両面カムフィンガまたはヨークを有する1つ以上のレバーをスタイレットサブアセンブリに取り付けるために従う組み立て方向であってよい。二次組み立て方向は、両面カムフィンガまたはヨークを有する1つ以上のレバーがハンドピース内で適切に位置合わせされるように回転される回転ラインであってよい。二次組み立て方向は、パーツが鉗子と連通した後に回転され得る方向であってよい。回転は、パーツを回転されたパーツと連通しているすべての部分品に位置合わせするために必要な回転度の回転とすることができる。
【0038】
1つ以上のカムフィンガは、1つ以上のアセンブリを作動させるのを補助する働きをし得る。1つ以上のカムフィンガは、1つ以上のレバーによって生じた弓形の運動力を直線的な運動力に変換し、シャトルに1つ以上のアセンブリを作動させることができる。1つ以上のカムフィンガは、1つ以上のレバーから上方に延在し、1つ以上の操作ブロックと接触する構造体であってよい。1つ以上のカムフィンガは、スプール操作ブロックを押すことができ、またスプール操作ブロックを軸方向に移動させることができる構造体であってよい。1つ以上のレバーおよび1つ以上のカムフィンガは、作動機構を作動させるために使用され得る。1つ以上のカムフィンガは、ユーザの手または指で枢軸点上の1つ以上のレバーを操作することによって移動させることができる。1つ以上のカムフィンガは、単一の接点においてスプール操作ブロックに力を印加することによってスプール操作ブロックを作動させることができる。1つ以上のカムフィンガは、1つ以上のカムフィンガがハンドピースを2等分する本明細書で説明されているような平面の片面にのみ配置されるように位置決めされ得る。1つ以上のカムフィンガは、フォーク形カムフィンガまたは両面ヨークを必要とすることなく把持アセンブリを作動させることができ、1つ以上のカムフィンガは、スプール操作ブロックの近位端から突き出ている伸長部の片側と連通し得る。1つ以上のカムフィンガは、操作ブロックまたはスタイレットサブアセンブリの一部を操作または再配置することなく組み立て方向に沿ってハンドピース内の適所に位置決めされ得る。1つ以上のカムフィンガを有する1つ以上のレバーは、スタイレットサブアセンブリが1つ以上のカムフィンガおよび1つ以上のレバーを操作または再配置することなくハンドピース内に留置されるようにスタイレットサブアセンブリの前で組み立て方向に沿ってハンドピース内の適所に留置され得る。
【0039】
1つ以上のレバーは、アームを備えるものとしてよい。1つ以上のレバーから伸長するアームは、1つ以上のアセンブリを作動させるのを補助するデバイスであってよい。アームは、1つ以上のレバーの弓形の運動を1つ以上のアセンブリの進退動作(直線運動)に変換するデバイスであってよい。アームは、指定された機能を実行する形状またはサイズのものとすることができる。アームは、1つ以上のレバーの移動が1つ以上のレバーの移動の反対方向にアームを移動させるように枢軸の周りに枢動し得る構造体であってよい。アームは、移動ピンを受けて、指向性の力を移動ピンに印加することができる構造体であってよい。アームは、溝、スロット、穴、または移動ピンを受けて移動ピンを軸方向に移動する他の形状有することができる構造体とすることができる。アームは、1つ以上のレバーから延在し、伸長アームの領域内にカムスロットを有するものとしてよい。カムスロットは、移動ピンを受けることができる。カムスロットは、レバーを操作する指で生み出される力の弓形の方向をシャトルから伸長する移動ピンに印加される力の直線的方向に変換する働きをする形状を持つスロットであるものとしてよい。1つ以上のレバーから伸長するアームは、ハンドピースの2つのハウジング構造体を分離するか、または画成する平面の片面にあるものとしてよい。カムスロットから伸長するアームは、移動ピンを受け、切断アセンブリのシャトルの片側と連通し得る。カムスロットを持つアームは、移動ピン、シャトル、またはハンドピース内にすでにあるスタイレットアセンブリの一部を操作または再配置することなくハンドピース内の適所に留置され得る。移動ピン、シャトル、およびスタイレットアセンブリの残り部分は、スタイレットアセンブリがカムスロット、1つ以上のレバー、またはその両方を持つアームを操作または再配置することなくアームのカムスロットと連通するようにアームおよびカムスロットを有する1つ以上のレバーの後のハンドピース内に留置され得る。1つ以上のレバーから伸長するカムスロットを有するアームは、プッシュロッドが移動して切断動作を行い、したがって切断アセンブリを移動するように、移動ピンおよびシャトルを移動することをカムスロットに行わせることによって切断アセンブリを作動させることができる。
【0040】
スタイレットは、回転機構を備えることができる。回転機構は、1つ以上のアセンブリを回転させることができるパーツのアセンブリであってよい。回転機構は、1つ以上のアセンブリを回転させ、また作動を可能にすることができるパーツのアセンブリであってよい。回転機構は、1つ以上の操作ブロックを収納する回転ホイールを備えることができ、回転ホイールは操作ブロックと結合され、回転を補助し、軸に沿った1つ以上の操作ブロックの長手方向移動を可能にする。回転ホイールは、1つ以上のアセンブリを回転させるようにユーザが操作できる構造体であってよい。回転ホイールは、略リング形状、正方形、ロッド形状、多辺形、またはこれらの組み合わせであるものとしてよい。好ましくは、回転ホイールは、操作ブロックが結合され得る空間を形成する内面を有し、また回転ホイールは、ユーザによって操作され得る外面を有し得る。回転ホイールは、内面に複数のスロットを有することができる。回転ホイールの内側の複数のスロットは、スプール操作ブロックから横方向に延在する1つ以上のタブが回転ホイールに結合されるようなサイズおよび形状のものとすることができる。回転ホイールは、複数の凹みのある外面を有することができる。これらの複数の凹みを使って、親指または指で回転ホイールを把持して操作し、スタイレットの長手方向軸の周りで回転ホイールを回転させることができる。回転ホイールには、回転ホイールの遠位側に溝があるものとしてよい。回転ホイールの遠位側の溝は、回転ホイールの外周上にあるものとしてよい。この溝により、回転ホイールをハンドピース内に制限することができる。この溝により、回転ホイールをハウジング構造体のウェブ構造物内に制限することができる。溝は、回転ホイールの運動をスタイレットの長手方向軸の周りの回転のみに制限し、回転ホイールが長手方向または横方向に移動するのを許さないようにできる。
【0041】
本発明の教示は、1つ以上のアセンブリのうちの1つは、切断アセンブリであり、1つ以上の支持ロッドは、1つ以上のブレード支持ロッドである、という特徴、1つ以上の機能的取付具は、1つ以上のブレード支持ロッドに取り付けられたブレードであり、1つ以上のブレード支持ロッドの近位端領域は1つ以上の作動機構と連通する、という特徴、1つ以上のアセンブリのうちの1つは、把持アセンブリであり、1つ以上の支持ロッドは、1つ以上のジョー支持ロッド、または中空管、あるいはその両方である、という特徴、1つ以上の機能的取付具は、1つ以上のジョーおよび1つ以上のジョー支持ロッドまたは中空管またはその両方に取り付けられている1つ以上の対向するジョーであり、1つ以上のジョー支持ロッドの近位端領域は、1つ以上の作動機構と連通する、という特徴、1つ以上のアセンブリのうちの1つは、把持アセンブリであり、1つ以上の支持ロッドは、1つ以上のジョー支持ロッド、または中空管、またはその両方である、という特徴、1つ以上の機能的取付具は、1つ以上のジョーおよび1つ以上のジョー支持ロッドまたは中空管またはその両方に取り付けられている1つ以上の対向するジョーであり、1つ以上のジョー支持ロッドの近位端領域は、1つ以上の作動機構と連通する、という特徴、1つ以上のアセンブリのうちの1つは、切断アセンブリであり、1つ以上の支持ロッドは、1つ以上のブレード支持ロッドである、という特徴、1つ以上の機能的取付具は、1つ以上のブレード支持ロッドに取り付けられた1つ以上のブレードであり、1つ以上のブレード支持ロッドの近位端領域は1つ以上の作動機構と連通する、という特徴、1つ以上のアセンブリは、把持アセンブリと切断アセンブリとの組み合わせであり、1つ以上の支持ロッドは、1つ以上のブレード支持ロッドであり、1つ以上の支持ロッドのうちの別の支持ロッドは1つ以上のジョー支持ロッドまたは中空管、またはその両方である、という特徴、1つ以上の機能的取付具は、1つ以上のジョーと1つ以上の対向するジョーと1つ以上のブレードとの組み合わせであり、1つ以上の機能的取付具は1つ以上の支持ロッドに取り付けられ、1つ以上の支持ロッドの近位端領域は1つ以上の作動機構と連通する、という特徴、1つ以上のレバーは、1つ以上のレバーから伸長する1つ以上のカムフィンガ、または1つもしくは複数のレバーから伸長する1つ以上のアーム、またはその両方を有し、1つ以上のレバーは1つ以上のアセンブリと連通し、1つ以上のレバーの移動は1つ以上の機能的取付具を作動させる、という特徴、単一のカムフィンガは、操作ブロックの片側で摺動可能な継手を作動させ、1つ以上のレバーから伸長する単一のカムフィンガは単一のカムフィンガが操作ブロックに当たって静止し、1つ以上の支持ロッドと連通するように組み立て方向に沿って単一のカムフィンガを留置しおよび/または前進させることによって組み立てられるように構成されている、という特徴、空洞は、頂部分、底部分、またはその両方の中の空洞であり、スタイレットおよび1つ以上のレバーは、最初に頂部分または底部分に接続され、次いで、頂部分または底部分がそれぞれ空洞を覆い、閉じる、という特徴、組み立て方向は、ハンドピースを2等分する平面に対して法線方向である、という特徴、スタイレットは、1つ以上のレバーの前、または1つもしくは複数のレバーの後で組み立て方向に沿ってハンドピースの底部分内に留置され、ハンドピースの頂部分は、頂部分がハンドピースの底部分に接続されそれにより空洞内のスタイレットおよび1つ以上のレバーを覆い、閉じるように1つ以上のレバーおよびスタイレットの上に留置される、という特徴、底部分および頂部分は、ハンドピースを貫通する平面によって分離され、組み立ての方向を画成するラインは、その平面に対する法線方向に延在する、という特徴、組み立てられたスタイレットは、中空管、1つ以上の対向するジョー、1つ以上のジョーアンカー支持ロッド、ブレード、1つ以上のブレード支持ロッド、1つ以上の操作ブロック、回転ホイール、ベアリングフィッティング、付勢デバイス、ソケットおよび移動ピンを有するシャトル、またはこれらの組み合わせを備える、という特徴、1つ以上のレバーは、スタイレットの片側でシャトルの移動ピンを受けるためのカムスロットを持つアームを有する、カムスロットは、スタイレットを再配置することなくシャトルの移動ピン上に留置される、またはシャトルの移動ピンは、カムスロットを持つアームを再配置することなくカムスロット内に留置される、という特徴、1つ以上のレバーは、スタイレットの片側で1つ以上の操作ブロックと接続する単一のカムフィンガを有し、スタイレットは、単一のカムフィンガを再配置することなく適所に留置され得るか、または単一のカムフィンガは、スタイレットを再配置することなく適所に留置され得る、という特徴のうちの1つまたは複数を備えるデバイスを実現する。
【0042】
本明細書に記載されているプロセスステップは、事実上いかなる順序でも実行され得る。鉗子を組み立てるプロセスは、必要なパーツおよびサブアセンブリを上から下への組み立てにおいて適所に留置することを可能にし得るステップの組み合わせであるものとしてよい。プロセスは、すでに適所にあるパーツまたはサブアセンブリを再配置することなく上から下への組み立てを可能にし得るステップの組み合わせであるものとしてよい。プロセスは、2等分平面に対して法線方向である組み立て方向に沿って上から下への組み立てを可能にし得るステップの組み合わせであるものとしてよい。プロセスは、特に断りのない限り事実上いかなる順序でも実行される続くステップのうちの1つまたは複数を含み得る。鉗子の組み立てのプロセスは、パーツを組み合わせてスタイレットサブアセンブリ、例えば、中空管、1つ以上のアセンブリ、1つ以上の操作ブロック、回転ホイール、ベアリングフィッティング、復帰デバイス、およびシャトルを形成するステップを含み得る。鉗子の組み立ては、スタイレットサブアセンブリおよび1つ以上のレバーをハンドピース内に、任意の順序で留置するステップを含み得る。スタイレットサブアセンブリおよび1つ以上のレバーは、組み立て方向に沿ってハンドピース内に留置され得る。1つ以上のレバーは、1つ以上のカムフィンガ、カムスロット、またはその両方を有するように組み立てラインに沿って留置され、1つ以上の操作ブロック、シャトルの移動ピン、またはその両方と接触し得る。本明細書で教示されているような2等分する平面は、中心線に沿ってハンドピースを2等分して、2つにするものとしてよい。2等分する平面に対して法線方向のラインは、2等分する平面によって形成される2つの半分のうちの一方に垂直であるものとしてよい。組み立て方向は、スタイレットサブアセンブリおよび1つ以上のレバーを2等分する平面によって形成されるハンドピースの2つの半分のうちの一方の中に留置することを可能にする方向であるものとしてよい。スタイレットサブアセンブリは、最初にハンドピース内に、次に1つ以上のレバー内に留置され得るか、または1つもしくは複数のレバーは、最初にハンドピース内に、次にスタイレットサブアセンブリ内に留置され得る。スタイレットサブアセンブリが、最初にハンドピース内に留置され得るときに、1つ以上のレバーは、スタイレットサブアセンブリを操作または再配置することなく2番目に留置され得る。1つ以上のレバーが、最初にハンドピース内に留置され得るときに、スタイレットサブアセンブリは、1つ以上のレバーを操作または再配置することなく2番目に留置され得る。組み立て方向は、デバイスが平たく横になっているときに上から下または下から上で記述され得る。組み立て方法は、パーツを他のパーツに取り付けるステップを含み得る。取り付け方法は、限定はしないが、接着剤の使用、成形、溶接、または他の好適な手段を含み得る。
【0043】
図1は、ノーズコーン4を有するハンドピース50を備える鉗子2、およびハンドピース50の近位端からハンドピース50の遠位端へ延在する、ハンドピース50を2等分する垂直平面100を示している。ハンドピース50は、ハンドピース50内に部分的に配設されているスタイレット10に接続されている。ハンドピース50は、締め付けレバー66、切断トリガレバー67、およびスタイレット10の1つ以上の特徴を操作するための回転ホイール82を備える。締め付けレバー66および切断トリガレバー67は、ハンドピース50の内側に部分的に配設される。回転ホイール83は、ハンドピース50によって軸方向回転のみに制限される。
【0044】
図2Aは、鉗子2の分解図を示している。鉗子2は、ノーズコーン4を備える。鉗子2は、把持機構を形成するために互いに取り付けられているジョー22およびジョー支持ロッド24を備える。鉗子2は、切断機構を形成するために互いに取り付けられ得るブレード32およびブレード支持ロッド34を備える。把持機構および切断機構は、中空管12に通して挿入され、テーパ付きオーバーモールド部分13がスタイレット10を形成し得る。中空状の管12は、遠位端14と近位端16とを有する。復帰機構86、停止デバイス88、回転ホイール82、スプール操作ブロック62、アンカー操作ブロック63が、回転機構80のすべての部分である。スタイレット10は、回転機構80に通して挿入され得る。貫通されたブレード支持ロッド34の端部において、回転機構80は、付勢デバイス75、シャトル(往復部材)72、ソケット(係合部)74のハウジング、およびベアリングフィッティング(口金)64を備える。スタイレット10、回転機構80、および付勢デバイス75、シャトル72、ソケット74は、スタイレットサブアセンブリを形成する。鉗子2は、単一のカムフィンガ68を有する締め付けレバー66、ならびにアーム69およびカムスロット70を有する切断トリガレバー67を備える。締め付けレバーおよび切断トリガレバーは、1つ以上の枢軸(ピボット)79に取り付けられ得る。締め付けレバー66、および切断トリガレバー67、シャトル72およびソケット74、ベアリングフィッティング64および移動ピン76は、作動機構60を備える。鉗子2は、2つのハウジング構造体52を備える。ハウジング構造体52は、ウェブ構造体78、1つ以上の枢軸79、および1つ以上のガイドリッジ(ガイド壁)77を備える。
【0045】
図2Bは、組み立て方向200に沿って組み立てられた状態の
図2Aのデバイスの分解図である。鉗子2は、ジョー22をジョー支持ロッド24に取り付けて把持アセンブリを形成し、ブレード32をブレード支持ロッド34に取り付けて切断アセンブリを形成し、把持アセンブリおよび切断アセンブリを中空管12内に挿入してスタイレット10を形成することによって組み立てられる。中空管16の近位端は、ハンドピース50内に配設される。スタイレット10は、復帰機構86、停止デバイス88、回転ホイール82、スプール操作ブロック62、アンカー操作ブロック63に通して挿入され、すべて回転機構80を備える。回転機構80に通して挿入されるブレード支持ロッド34の端部には、ブレード支持ロッド34に貼り付けられた付勢デバイス75、ブレード支持ロッド34に取り付けられたベアリングフィッティング64、シャトル72、およびベアリングフィッティング64の上から嵌合するシャトル72に収納されているソケット74がある。スタイレット10、回転機構80、および付勢デバイス75、ベアリングフィッティング64、シャトル72およびソケット74、および移動ピン76は、すべて、スタイレットサブアセンブリを形成する。スタイレットサブアセンブリは、底部分を形成するハウジング構造体52内の適所に留置され得る。スタイレットサブアセンブリは、ウェブ構造体78および1つ以上のガイドリッジ77によって適所に固定される。鉗子2は、2等分する平面100に対して法線方向の組み立て方向に沿って適所に位置決めされ得る締め付けレバー66および切断トリガレバー67を備える。締め付けレバー66は、単一のカムフィンガ68がスプール操作ブロック62と連通するように組み立て方向に沿って適所に留置される。切断トリガ67は、アーム69およびカムスロット70がシャトル72の移動ピン76を受けるように組み立て方向に沿って適所に留置される。次いで、パーツが適所に留置されていないハウジング構造体52は、他のハウジング構造体52に固定され、完全なハンドピース50を形成する。
【0046】
図2Cは、組み立て方向200に沿って組み立てられた状態の
図2Aのデバイスの分解図である。1つ以上のカムフィンガを有する1つ以上のレバーは、一次組み立てライン300に沿って組み立てられ、また二次組み立て方向300’を含み、両面カムフィンガまたはヨークと共に1つ以上のレバーを回転させて上から下の組み立てに一致する適所に置く。鉗子2は、ジョー22をジョー支持ロッド24に取り付けて把持アセンブリを形成し、ブレード32をブレード支持ロッド34に取り付けて切断アセンブリを形成し、把持アセンブリおよび切断アセンブリを中空管12内に挿入してスタイレット10を形成することによって組み立てられる。スタイレット10は、復帰機構86、停止デバイス88、回転ホイール82、スプール操作ブロック62、アンカー操作ブロック63に通して挿入され、すべて回転機構80を備える。回転機構80に通して挿入されるブレード支持ロッド34の端部には、ブレード支持ロッド34の上から嵌合する付勢デバイス75、ブレード支持ロッド34に取り付けられたベアリングフィッティング64、シャトル72、およびベアリングフィッティング64の上から嵌合するシャトル72に収納されているソケット74がある。スタイレット10、回転機構80、および付勢デバイス75、ベアリングフィッティング64、シャトル72およびソケット74、および移動ピン76は、すべて、スタイレットサブアセンブリを形成する。スタイレットサブアセンブリは、底部分を形成するハウジング構造体52内の適所に留置され得る。スタイレットサブアセンブリは、ウェブ構造体78および1つ以上のガイドリッジ77によって適所に固定される。鉗子2は、ハウジング構造体52の底部分に対して法線方向の組み立て方向に沿って適所に位置決めされ得る締め付けレバー66および切断トリガレバー67を備える。締め付けレバー66は、両面カムフィンガまたはヨーク68が1つ以上の操作ブロックの上に嵌合するような角度に位置決めされ、組み立て方向200と一致する二次的組み立て方向300’に沿って適所に回転されている間一次的組み立てライン300に沿って適所に留置される。両面カムフィンガまたはヨーク68は、スプール操作ブロック62と連通し、締め付けレバー66の長さ部分が組み立て方向200に沿って適所に留置されるように二次的組み立て方向300’に沿って回転される。切断トリガ67は、アーム69およびカムスロット70がシャトル72の移動ピン76を受けるように組み立て方向に沿って適所に留置される。パーツが適所に留置されていないハウジング構造体52は
【0047】
図3は、2等分する平面100に沿って切断された
図1の断面図である。
図3の鉗子2は、ジョー支持ロッド24、およびハンドピース50内に貫入するブレード支持ロッド34を備える。鉗子2は、ハンドピース50の遠位端の内側に復帰機構86および停止デバイス88を備え、これはスタイレット10のテーパ付きオーバーモールド部分13を囲む。スタイレット10は、スプール操作ブロック62内に貫入し、スプール操作ブロック62を通ってアンカー操作ブロック63内に入る。ブレード支持ロッド34は、アンカー操作ブロック63を貫通し、1つ以上のガイドリッジ77に貫入し、そこで、ブレード支持ロッド34の端部は付勢デバイス75、およびシャトル72に収納されるソケット74によって受けられるベアリングフィッティング64を貫通する。スプール操作ブロック62およびアンカー操作ブロック63は両方とも回転ホイール82に結合される。スプール操作ブロック62はオーバーモールド部分13に、それら2つの間に相対的な軸方向運動がないように貼り付けられ得る。回転ホイール82、スプール操作ブロック62、およびアンカー操作ブロック63は、ウェブ構造体78によってハウジング構造体52内に固定される。鉗子2は、アンカー操作ブロック63内に配設され、ジョー支持ロッド24に接続された電源コード54を備える。電源コード54は、ハンドピース50の底部から外に出る。
【0048】
図4Aは、ハウジング構造体50の頂部分が取り外され、両方のトリガが中立位置にある状態の鉗子2の側面図である。鉗子2は、ハンドピース50の遠位端にノーズコーン4を備える。鉗子2は、ノーズコーン4を通り、中空管12のテーパ付きオーバーモールド部分13を通り、復帰機構86を通り、停止デバイス88を通り、スプール操作ブロック62、回転ホイール82を通り、アンカー操作ブロック63内に貫入するスタイレット10を備える。スタイレット10のブレード支持ロッド34は、アンカー操作ブロック63を通り、付勢デバイス75を通り、1つ以上のガイドリッジ77内に貫入し、そこで、ベアリングフィッティング64に取り付けられ、シャトル72およびソケット74に収納される。締め付けレバー66は、1つ以上の枢軸79でハンドピース50に取り付けられ、単一のカムフィンガ68は、スプール操作ブロック62と連通する。締め付けレバー66は、中立位置にある。切断トリガレバー67は、1つ以上の枢軸79でハンドピース50に取り付けられ、アーム69およびカムスロット70は、シャトル72の移動ピン76を受ける。切断トリガレバー67は、中立位置にある。
【0049】
図4Bは、ハウジング構造体50の頂部分が取り外され、締め付けレバー66が引っ込められた位置にあり、切断トリガレバー67が中立位置にある状態の鉗子2の側面図である。鉗子2は、ハンドピース50の遠位端にノーズコーン4を備える。鉗子2は、ノーズコーン4を通り、中空管12のテーパ付きオーバーモールド部分13を通り、復帰機構86を通り、停止デバイス88を通り、スプール操作ブロック62、回転ホイール82を通り、アンカー操作ブロック63内に貫入するスタイレット10を備える。スタイレット10のブレード支持ロッド34は、アンカー操作ブロック63を通り、付勢デバイス75を通り、1つ以上のガイドリッジ77内に貫入し、そこで、ベアリングフィッティング64に取り付けられ、シャトル72およびソケット74に収納される。締め付けレバー66は、1つ以上の枢軸79でハンドピース50に取り付けられ、単一のカムフィンガ68は、スプール操作ブロック62と連通する。締め付けレバー66は、引っ込められた位置にある。切断トリガレバー67は、1つ以上の枢軸79でハンドピース50に取り付けられ、アーム69およびカムスロット70は、シャトル72の移動ピン76を受ける。切断トリガレバー67は、中立位置にある。
【0050】
図4Cは、ハウジング構造体50の頂部分が取り外され、切断トリガレバー67が引っ込められた位置にあり、締め付けレバー66が引っ込められた位置にある状態の鉗子2の側面図である。鉗子2は、ハンドピース50の遠位端にノーズコーン4を備える。鉗子2は、ノーズコーン4を通り、中空管12のテーパ付きオーバーモールド部分13を通り、復帰機構86を通り、停止デバイス88を通り、スプール操作ブロック62、回転ホイール82を通り、アンカー操作ブロック63内に貫入するスタイレット10を備える。スタイレット10のブレード支持ロッド34は、アンカー操作ブロック63を通り、付勢デバイス75を通り、1つ以上のガイドリッジ77内に貫入し、そこで、ブレード支持ロッド34は、シャトル72およびソケット74に収納されるベアリングフィッティング64に取り付けられる。締め付けレバー66は、1つ以上の枢軸79でハンドピース50に取り付けられ、単一のカムフィンガ68は、スプール操作ブロック62と連通する。締め付けレバー66は、引っ込められた位置にある。切断トリガレバー67は、1つ以上の枢軸79でハンドピース50に取り付けられ、アーム69およびカムスロット70は、シャトル72の移動ピン76を受ける。切断トリガレバー67は、引っ込められた位置にある。
【0051】
本明細書に引用されている数値は、低い値と高い値との間が少なくとも2単位分離れていると仮定して1単位きざみで低い値から高い値に至るすべての値を含む。例えば、成分の量または温度、圧力、時間、および同様のものなどのプロセス変数の値が、例えば、1から90まで、好ましくは20まで80まで、より好ましくは30から70までと述べられている場合、15から85まで、22から68まで、43から51まで、30から32までなどの値が、本明細書で明示的に列挙されることが意図されている。1よりも小さい値については、1単位は、適宜0.0001、0.001、0.01、または0.1であるとみなされる。これらは、具体的に意図されているものの例にすぎず、最低値と最高値との間の数値の可能なすべての組み合わせは、同様にして本出願において明示的に述べられると考えられる。
【0052】
断りのない限り、すべての範囲は両端点およびそれらの端点の間にあるすべての数を含む。範囲に関連して「約」または「おおよそ」を使用した場合、これは範囲の両端に適用される。したがって、「約20から30」は、少なくとも指定された端点を含んで、「約20から約30」を対象とすることが意図されている。
【0053】
特許出願および刊行物を含む、すべての論文および文献の開示は、参照により本明細書に組み込まれている。組み合わせを説明する「から本質的になる」という言い回しは、識別されている要素、原料、成分、またはステップ、および組み合わせの基本的な、また新規性のある特性に実質的影響を及ぼさないような他の要素、原料、成分、またはステップを含むものとする。本明細書で要素、原料、成分、またはステップの組み合わせを説明するために「備える」または「含む」という言い回しを使用する場合、要素、原料、成分、またはステップから本質的になる実施形態を企図する。本明細書において「してよい、できる、し得る、とすることができる」という言い回しを使用することで、含め「てもよい」説明されている属性はオプションであることが意図される。
【0054】
複数の要素、原料、成分、またはステップは、単一の統合された要素、原料、成分、またはステップによって実現され得る。あるいは、単一の統合された要素、原料、成分、またはステップは、別々の複数の要素、原料、成分、またはステップに分割されてもよい。要素、原料、成分、またはステップを説明するため「1つ(英語原文で「a」、翻訳文中では明示しないことが多い)」または「1つ(英語原文で「one」)」と記述しても、追加の要素、原料、成分、またはステップを除外することを意図していない。
【0055】
上の説明は、例示することを目的としており、制限することを目的としていないことは理解されるであろう。上記の説明を読んだ後、多くの実施形態さらには提示されている例以外の多くの応用例は、当業者にとって明白なものとなるであろう。したがって、本明細書の教示の範囲は、上記の説明を参照して決定されるべきでなく、代わりに、付属の請求項をそのような請求項が従う等価物の全範囲とともに参照しつつ決定されるべきである。特許出願および刊行物を含む、すべての論文および文献の開示は、参照により本明細書に組み込まれている。本明細書で開示されている発明の主題の任意の態様の以下の請求項における省略は、そのような発明の主題の否認ではなく、また発明者がそのような発明の主題を開示されている発明の主題の一部と考えなかったとみなされるべきでない。