特許第6059997号(P6059997)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6059997
(24)【登録日】2016年12月16日
(45)【発行日】2017年1月11日
(54)【発明の名称】鉛蓄電池
(51)【国際特許分類】
   H01M 2/30 20060101AFI20161226BHJP
   H01M 2/26 20060101ALI20161226BHJP
   H01M 2/28 20060101ALI20161226BHJP
【FI】
   H01M2/30 D
   H01M2/26 A
   H01M2/28
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-16461(P2013-16461)
(22)【出願日】2013年1月31日
(65)【公開番号】特開2014-149928(P2014-149928A)
(43)【公開日】2014年8月21日
【審査請求日】2015年8月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005382
【氏名又は名称】古河電池株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】特許業務法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】三浦 優
(72)【発明者】
【氏名】齊田 耕作
(72)【発明者】
【氏名】福田 真也
【審査官】 守安 太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−247095(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3096090(JP,U)
【文献】 特開2000−173579(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第101359730(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 2/26
H01M 2/28
H01M 2/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電槽内に正極板と負極板とをセパレータを介し交互に積層して成る極板群を収容し、同極性の極板の耳群を連結するストラップ部と極柱座部から成る極板集電部に端子極柱を接続して成る鉛蓄電池において、
前記端子極柱と、前記極柱座部との連続部にはアール(R)が付されて、前記連続部の厚さは、前記端子極柱に近づくにつれて徐々に厚くなり、
前記アール(R)の曲率半径(r)は、前記ストラップ部の厚み(t)に対して
1/2t≦r≦3/2t
の範囲である
ことを特徴とする鉛蓄電池。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電槽内に正極板と負極板とをセパレータを介し交互に積層して形成された極板群を収容し、正極板を連結する正極ストラップ及び負極板を連結する負極ストラップにそれぞれ正極柱及び負極柱を設けて成る鉛蓄電池に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の正極板と複数の負極板とをセパレータを介して交互に積層して形成された極板群を電槽内に収容し、同極性の極板から突出する耳群をストラップ部により連結し、前記ストラップ部から連続する極柱座部に端子極柱を設けた鉛蓄電池が知られている(例えば、特許文献1参照)。
これらの鉛蓄電池は、複数の鉛蓄電池を直列接続または並列接続した組電池システムとして電源設備等に付帯させて、常時フロート充電することで電池を満充電状態に保ち、停電時に電池を放電させて、非常用として使用することがある。また、近年は、このような組電池システムを安価な夜間電力で充電し、昼間の電力需要増大時に放電して、電力負荷を平準化するロードレベリングや再生可能エネルギーの併設用途に使用されることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−197173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、鉛蓄電池を頻繁に充放電すると、端子極柱や極板集電部(ストラップ部及び極柱座部)がジュール熱により温度上昇するため、正極板格子の腐食や、活物質の軟化を促進し、電池の寿命を短くするという問題がある。また、端子極柱や極板集電部の温度上昇を抑えるためには、定格放電容量あたりの充放電率を低く抑える必要があり、組電池システムとして使用する際に必要となる電池個数が増大し、高コストとなる問題がある。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、熱特性に優れた鉛蓄電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、電槽内に正極板と負極板とをセパレータを介し交互に積層して成る極板群を収容し、同極性の極板の耳群を連結するストラップ部と極柱座部から成る極板集電部に端子極柱を接続して成る鉛蓄電池において、前記端子極柱と、前記極柱座部との連続部にはアール(R)が付されて、前記連続部の厚さは、前記端子極柱に近づくにつれて徐々に厚くなり、前記アール(R)の曲率半径(r)は、前記ストラップ部の厚み(t)に対して1/2t≦r≦3/2tの範囲であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電槽内に正極板と負極板とをセパレータを介し交互に積層して成る極板群を収容し、同極性の極板の耳群を連結するストラップ部と極柱座部から成る極板集電部に端子極柱を接続させて成る鉛蓄電池において、前記端子極柱と、前記極柱座部との連続部の厚さを前記端子極柱に近づくにつれて徐々に厚くしたため、端子極柱と極柱座部との連続部の電流密度を下げることができ、簡単な構成で、端子極柱や極板集電部での温度上昇を抑え、熱特性に優れた鉛蓄電池を提供することができる
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態に係る鉛蓄電池を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。
図2】電槽に蓋を接合する前の状態を示す平面図である。
図3】極板群と極板集電部と端子極柱とを示す図であり、(A)は正極側を示す正面図、(B)は負極側を示す正面図である。
図4】端子極柱と極板集電部とを示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る鉛蓄電池1を示す図であり、図2は、電槽11に蓋12を接合する前の鉛蓄電池1状態を示す平面図である。
鉛蓄電池1は、図1に示すように、上面が開口した中空の直方体形状の電槽11と、当該電槽11の開口縁11Aに熱溶着等により接合される蓋12とを備える。電槽11及び蓋12は、例えば、ポリプロピレンやABS樹脂等の合成樹脂材料を用いて射出成型されている。蓋12には、正極/負極それぞれの端子極柱24(正極柱24A及び負極柱24Bから成る)が挿通される端子挿通孔に、鉛合金製のブッシング16が蓋12の樹脂材料内にインサートして成形されている。また、正極柱24Aおよび負極柱24Bは、当該ブッシング16と溶接一体化されると共に、その先端部は蓋12の上部に突出して、それぞれ正極端子、負極端子として形成される。また、蓋12の上面には、極柱の極性の方向を示す正極マーク14及び負極マーク15が浮き彫りにされている。
電槽11内には、蓋12の上面に設けられた注液口より所定濃度の希硫酸からなる電解液が注入され、当該注液口は、図示しないゴム弁、さらに排気栓13により閉封されて、鉛蓄電池1は密閉される
【0011】
電槽11内には、極板群20が収容される。極板群20は、図2、3に示すように、複数の極板21(正極板21A及び負極板21Bから成る)から電池の上方に延びる耳部22(正極耳部22A及び負極耳部22Bから成る)により極板集電部23のストラップ部29(正極ストラップ23A及び負極ストラップ23Bから成る)に連結されている。詳述すると、極板群20は、複数の正極板21Aと複数の負極板21Bとを備え、これら正極板21Aと負極板21Bとを不図示のセパレータを介して交互に積層して形成される。正極板21Aは、図3に示すように、それぞれ正極板21Aの上方に突出する正極耳部22Aを備え、これら正極耳部22Aは、極板群20の積層方向に延びる正極ストラップ23Aにより一体に連結されている。また、負極板21Bは、それぞれ負極板21Bの上方に突出する負極耳部22Bを備え、これら負極耳部22Bは、極板群20の積層方向に延びる負極ストラップ23Bにより一体に連結されている。
正極ストラップ23A及び負極ストラップ23Bには、それぞれ極板座部28を介して、その先端が蓋12より外側に導出されてそれぞれ正極端子、負極端子となる正極柱24A及び負極柱24Bが設けられている。
【0012】
極板集電部23は、図2に示すように、極柱座部28と、ストラップ部29とから構成される。ストラップ部29は、鉛または鉛合金により極板群20の積層方向に延在する平面視略長方形状に形成される。極柱座部28は、鉛または鉛合金により平面視略三角形状に形成される。極柱座部28は、鉛または鉛合金から形成された端子極柱24と一体に形成される。極柱座部28と端子極柱24とは、鋳造により一体的に形成される構成であっても良いし、或いは、溶接により一体化される構成であっても良いし、または、切削加工により一体的に形成される構成であっても良い。極板集電部23は、端子極柱24が一体に設けられた極柱座部28と、ストラップ部29とを溶接により一体化して構成される。
【0013】
端子極柱24と、極板集電部23の極柱座部28との連続部25は、図4に示すように、端子極柱24に近づくにつれて徐々に厚さが厚くなるように形成されている。連続部25は、例えば、端子極柱24に近づくにつれて徐々に厚さが厚くなる階段状や斜面状に形成されている構成であっても良い。
なお、連続部25にはアール(R)が付けられ、端子極柱24に近づくにつれて徐々に厚さが厚くなる縦断面視略凹円弧状に形成されていることが好ましい。このように、極柱座部28と端子極柱24との連続部25にアール(R)を付けたため、極柱座部28と端子極柱24とを鋳造により一体に形成する場合でも、鋳造型から成形された極柱座部28と端子極柱24とを、簡単に一体的に抜くことができる。
また、連続部25に付けられたアール(R)の曲率半径(r)は、極板集電部23のストラップ部29の厚み(t)に対して、1/2t≦r≦3/2tで示される範囲に設定されることがより好ましい。
【0014】
なお、連続部25に付けられたアール(R)の曲率半径(r)は、ストラップ部23の厚み(t)に対して1/2t≦r≦3/2tの範囲に設定されていれば、端子極柱24の円周方向に沿って同一寸法である必要はない。例えば、本実施形態の鉛蓄電池1では、図2に示すように、端子極柱24が、極板集電部23の中心から一方、或いは、他方にずれた位置に設けられる。これにより、端子極柱24が設けられた位置に対して、多数の極板21が接続された方向から極板集電部23を通って端子極柱24に流れる電流の密度は、少数の極板21が設けられた方向から極板集電部23を通って端子極柱24に流れる電流の密度よりも高くなる。よって、端子極柱24から、極柱座部28の広面積側28Aとの連続する部分の曲率半径(r)を大きくし、端子極柱24から、極柱座部28の狭面積側28Bに連続する部分の曲率半径(r)を小さく形成しても良い。
【0015】
このように、極柱座部28と端子極柱24との連続部25を、端子極柱24に近づくにつれて徐々に厚くすることで、極板集電部23や端子極柱24のジュール熱による温度上昇を抑制することができ、鉛蓄電池1の熱特性を向上することができる。これは、連続部25の厚みを、端子極柱24に近づくにつれて徐々に厚くすることで、連続部25の電流密度を小さくすることができ、当該連続部25の温度がジュール熱により上昇するのを抑えることができるからである。そして、上述したように、連続部25の曲率半径(r)を端子極柱24の円周方向で変化させた場合には、各部の電流密度を適宜に下げて、連続部25の温度上昇を抑制することができる。
【0016】
なお、検証実験により、連続部25に付けられたアール(R)の曲率半径(r)を、極板集電部23のストラップ部29の厚み(t)に対して1/2tより小さくした場合には、十分に極板集電部23や端子極柱24の温度上昇を抑制する効果が小さいことが判明した。また、連続部25に付けたアール(R)の曲率半径(r)を、極板集電部23のストラップ部29の厚み(t)に対して3/2tより大きくした場合には、温度上昇を抑制する効果は飽和し、更に、連続部25に用いる鉛量が増えるため、鉛蓄電池1の質量増、及び、コスト増につながることが判明した。
【0017】
これにより、極板集電部23のストラップ部29と端子極柱24との連続部25の厚みを、端子極柱24に近づくにつれて徐々に厚くし、連続部25にアール(R)を付けて、その曲率半径(r)を、1/2t≦r≦3/2tの範囲にすることで、効率良く、極板集電部23や端子極柱24の温度上昇を抑制する効果が得られる。よって、鉛蓄電池1を電力の負荷平準化や再生可能エネルギーの平準化用途の鉛蓄電池システムに用いて、長寿命で安全性の高い組電池システムを維持することができる。
【0018】
次に、本発明の実施例を比較例とともに説明する。
【0019】
<実施例1>
図4に示すように、ストラップ部29の厚み(t)を8mmに形成し、連続部25にアール(R)を付けるとともに、その曲率半径(r)を2mmに形成して、10時間率定格容量1000Ahの角形の制御弁式鉛蓄電池1を作製した。
【0020】
<実施例2>
連続部25の曲率半径(r)を4mmとした以外は、実施例1と同様である。
【0021】
<実施例3>
連続部25の曲率半径(r)を8mmとした以外は、実施例1と同様である。
【0022】
<実施例4>
連続部25の曲率半径(r)を12mmとした以外は、実施例1と同様である。
【0023】
<実施例5>
連続部25の曲率半径(r)を16mmとした以外は、実施例1と同様である。
【0024】
<比較例1>
連続部25にアール(R)を付けなかった以外は、実施例1と同様である。
【0025】
(試験)
鉛蓄電池1の充放電による温度上昇を測定するために、上記実施例1〜5、及び比較例1の鉛蓄電池1の各々に対し、周囲温度25℃で満充電にした状態で、負極端子24Bの温度測定を行った。次いで、0.3CA(300A)で1時間放電を行った後、負極端子24Bの温度測定を行い、放電前後の負極端子24Bの温度変化を測定した。
この温度測定により得られた放電前と放電後の鉛蓄電池1の負極端子24Bの温度変化を表1に示す。
なお、鉛蓄電池1の温度測定は、各鉛蓄電池1の負極端子24Bの表面に熱電対を取り付けて行い、雰囲気温度は25℃であった。
【0026】
【表1】
【0027】
実施例1〜5は、負極柱24Bと、極柱座部28との連続部25にアール(R)を付けた場合であり、上記表1に示すように、アール(R)を付けない比較例1と比較して、負極端子24Bの温度変化が少なく、温度上昇を抑制できることを確認できた。
【0028】
次に、連続部25にアール(R)を付けた鉛蓄電池1の中で、曲率半径(r)が2mm〜16mmの実施例1〜5を比較すると、曲率半径(r)を4mm以上にすることで(実施例2〜5に対応)、比較例1に対して、温度変化を0.8℃(実施例1)から3.4℃(実施例5)まで小さくすることができた。また、曲率半径(r)を増加させていくと、曲率半径(r)が2mmから4mmになった場合は、温度変化が−1.4℃(6.1℃−7.5℃)であるのに対して、それぞれ4mmから8mm、8mmから12mm、12mmから16mmに大きくなった場合は、それぞれ−0.7℃(5.4℃−6.1℃)、−0.4℃(5.0℃−5.4℃)、−0.1℃(4.9℃−5.0℃)と、温度上昇抑制効果が飽和していくことが確認できた。
特に、実施例5では温度上昇抑制効果が実施例4とほとんど変わらないことから、鉛量の増加によるコスト増や質量増を考慮すると、ストラップ部29の厚み(t)に対して1/2t≦r≦3/2tの範囲とした実施例2〜4が特に好ましいことが確認できた。
【0029】
以上説明したように、本発明を適用した実施形態によれば、電槽11内に正極板21Aと負極板21Bとをセパレータを介し交互に積層して成る極板群20を収容し、正極板21Aの耳群を連結する正極ストラップ23A及び負極板21Bの耳群を連結する負極ストラップ23Bと、それぞれのストラップ部から連続する極柱座部28にそれぞれ正極柱24A及び負極柱24Bを連続させて成る鉛蓄電池1において、正極柱24A及び負極柱24Bと、正極ストラップ23Aと連続する極柱座部28、及び負極ストラップ23Bと連続する極柱座部28の連続部25の厚さを正極柱24A及び負極柱24Bに近づくにつれて徐々に厚くした。これにより、正極板21Aを連結する正極ストラップ23Aと連続する極柱座部28と正極柱24Aとの連続部25、及び、負極板21Bを連結する負極ストラップ23Bと連続する極柱座部28と負極柱24Bとの連続部25での電流密度をそれぞれ小さくすることができる。よって、端子極柱24と極板集電部23の極柱座部28との連続部25の温度がジュール熱により上昇するのを抑えることができる。よって、鉛蓄電池1の熱特性を向上することができ、鉛蓄電池1を頻繁に充放電して使用する場合でも、鉛蓄電池1の長寿命化、及び、安全性の向上を図る事ができる。
【0030】
また、本発明を適用した実施形態によれば、連続部25にアール(R)を付けたため、簡単な構成で、連続部25の厚さを、正極柱24A及び負極柱24Bに近づくにつれて徐々に厚くすることができ、連続部25の電流密度を小さくすることができる。よって、連続部25の温度がジュール熱により上昇するのを抑えることができ、鉛蓄電池1を頻繁に充放電する場合でも、鉛蓄電池1の長寿命化、及び、安全性の向上を図る事ができる。また、連続部25にアール(R)を付けることで、極柱座部28と端子極柱24とを鋳造により一体に形成する場合でも、鋳造型から簡単に一体的に成形された極柱座部28と端子極柱24とを容易に抜くことができる。
【0031】
また、本発明を適用した実施形態によれば、連続部25のアール(R)の曲率半径(r)は、正極ストラップ23A及び負極ストラップ23Bの厚み(t)に対して1/2t≦r≦3/2tの範囲である。これにより、連続部25のアール(R)の曲率半径(r)を、熱特性に優れ、かつ、鉛蓄電池1のコスト増や質量増を最小限に抑えることができる範囲とすることができる。
【符号の説明】
【0032】
1 鉛蓄電池
11 電槽
20 極板群
21A 正極板
21B 負極板
23 極板集電部
23A 正極ストラップ
23B 負極ストラップ
24 端子極柱
24A 正極柱
24B 負極柱
25 連続部
28 極柱座部
29 ストラップ部
R アール
r 曲率半径
t 厚み
図1
図2
図3
図4