(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る情報提供システムは、
図1に例示するように、コンテンツ提供サーバ10と、情報処理サーバ30と、これらコンテンツ提供サーバ10や情報処理サーバ30との間でネットワーク等の通信手段を介して通信可能に接続され、当該コンテンツ提供サーバから提供されるコンテンツ情報を出力する情報提供装置20とを含んで構成される。
【0010】
本実施の形態の一例では、この情報提供装置20は、壁掛け型の時計として実現される。すなわち情報提供装置20は、
図1に示したように、制御部11と、記憶部12と、計時部13と、通信部14と、表示部15と、検出部16とを含んで構成される。この情報提供装置20は、LANに接続されたアクセスポイントAPとの間で通信を行い、LAN上のルータRを介してインターネット等のWANに接続されている。またこのLANには、この情報提供装置20が設備されている家庭等の消費電力量を監視する電力モニタ機器Mが接続され、情報提供装置20等からの要求に応じて、例えば家庭全体の消費電力量や、家庭に設備された発電装置(太陽光発電機やコジェネレータ等)による発電量、あるいは当該情報提供装置20が配されている部屋にある家電品による消費電力量等の情報を提供することとしてもよい。
【0011】
制御部11は、CPU等のプログラム制御デバイスであり、記憶部12に格納されたプログラムに従って動作する。本実施の形態において制御部11は、基本的には、計時部13にて計時されている時刻情報を取得し、表示部15に対して当該時刻情報に基づいた時計の画像を表示する処理を行っている。またこの制御部11は、検出部16が近傍に存在する人を検出し、検出の結果の情報を出力すると、当該検出の結果を、コンテンツ提供サーバ10に宛てて通信部14を介して送出する。そして制御部11は、コンテンツ提供サーバ10から提供されるコンテンツ情報を受信して、当該受信したコンテンツ情報を表示部15に表示出力する。この制御部11の動作例については後に述べる。
【0012】
記憶部12は、メモリデバイス等であり、制御部11により実行されるプログラムを保持する。このプログラムは、ネットワーク等を介して提供されてこの記憶部12に格納されたものであってもよいし、コンピュータ可読な記録媒体に格納されて提供され、この記憶部12に格納されたものであってもよい。またこの記憶部12は制御部11のワークメモリとしても動作し、制御部11がコンテンツ提供サーバ10から受信したコンテンツ情報を蓄積して保持する。
【0013】
計時部13は、現在の時刻を計時するクロックモジュールである。この計時部13は制御部11に対して現在計時している時刻(現在時刻)を表す時刻情報を出力する。なお、この計時部13が出力する時刻情報には、年月日等のいわゆる日付情報がさらに含まれていてもよい。
【0014】
通信部14は、例えば無線LANインタフェース等であり、制御部11から入力される指示に従い、LAN上に接続されたアクセスポイントAPと無線にて通信し、このアクセスポイントAPを介し、さらにネットワーク(LAN及びWAN)を介してコンテンツ提供サーバ10との間で情報を送受する。
【0015】
表示部15は、例えば液晶ディスプレイ等であり、本実施の形態の一例では、壁掛け型の時計として、例えば円形のディスプレイとしておく。この表示部15は制御部11から入力される指示に従って情報を表示出力する。
【0016】
検出部16は、例えば人感センサ(焦電センサ)等であり、人が所在すると、当該人の所在を検出して、当該検出した信号を表す情報(検出情報)を制御部11に出力する。焦電センサを用いる場合、複数の焦電センサを、検知方向を異ならせて配し、いくつの焦電センサにより人を検出したかを表す情報を、検出情報として出力するようにしてもよい。
【0017】
また、この検出部16は、本実施の形態の一例では、焦電センサに代えて、また焦電センサとともに用いられるマイクであってもよい。この例の場合、マイクは、検出部16(つまり情報提供装置20)近傍で鳴動している音声を、電気的信号に変換し、ディジタイズする。この音声には、情報提供装置20の近くに所在する人(複数であってもよい)の話し声等が含まれる。マイクは、当該ディジタイズされた音声情報を、検出情報として制御部11に出力する。またこのようにする場合は、例えば所定音量以上の音声を検出したことを表す音声情報が得られたときに、制御部11に対して当該音声情報を検出情報として出力するようにしてもよい。
【0018】
一方、コンテンツ提供サーバ10は、人の検出結果を表す情報に関連付けて提供の対象とするコンテンツ情報を特定する情報を提供コンテンツデータベースとして記憶している(
図2)。具体的に、ここで人の検出結果を表す情報には、人が単数であるか複数であるか(複数の焦電センサを用いる場合、単数の焦電センサにより人を検出したか、複数の焦電センサにより人を検出したかの相違により判断でき、音声情報を用いる場合は、年齢層・性別の情報のリストに、年齢層か性別の少なくとも一方が異なる情報があるか否かにより単数か複数かを判別できる)がある。この場合、人が単数であるか複数であるかに応じて、コンテンツ情報を特定する情報として、コンテンツ情報の種類を表す情報等を提供コンテンツデータベースに記憶しておく(
図2(a))。具体的に単数である場合はSNSサイトでの当該利用者宛の新着情報やメール着信情報等、個人的な内容を表示させ、複数である場合にはポータルサイトの情報等、広く一般に興味を引きやすい情報を表示させることとしてもよい。
【0019】
また、年齢層や性別の情報が得られる場合は、年齢層・性別に関わる条件(例えば「15歳未満の年齢層の人がいる」、「女性のみ」、「高齢層のみ」など)に対して、提供の対象とするコンテンツ情報の種類の情報を提供コンテンツデータベースに記憶させておく(
図2(b))。
【0020】
そしてコンテンツ提供サーバ10は、情報提供装置20から人の検出結果の情報を受信すると、当該検出結果の情報に基づき、提供の対象とするコンテンツ情報の種類の情報を取得する。そして当該取得した種類のコンテンツ情報を、種類ごとに予め定められた方法で取得し、当該取得したコンテンツ情報を、人の検出結果の情報を送信した情報提供装置20に対して送出する。
【0021】
具体的に
図2(a)に例示したように、人が単数であるか複数であるかに応じて提供の対象となるコンテンツ情報の種類が設定されているときには、コンテンツ提供サーバ10は、情報提供装置20から得られた人の検出結果により、人が単数である場合は、人が単数であるときに対応付けて設定された、提供の対象となるコンテンツ情報の種類の情報を得る。
【0022】
また、
図2(b)に例示したように、提供コンテンツデータベースにおいて年齢層・性別に関わる条件に対して、提供の対象とするコンテンツ情報の種類の情報を記憶させている場合は、情報提供装置20から得られた人の検出結果に応じて、当該検出結果に含まれる年齢層・性別のリストに含まれる情報が満足する条件を、提供コンテンツデータベースに記憶している条件のうちから検索する。そして検索の結果、満足するとして見出した条件に関連付けられた、提供の対象とするコンテンツ情報の種類の情報を取得する。なお、複数の条件が、情報提供装置20から得られた情報により満足されると判断される場合は、そのうち一つをランダム(または予め定められた優先順位順、あるいは時間帯ごとに定められた優先順位順)に選択し、選択した条件に関連付けられた、提供の対象とするコンテンツ情報の種類の情報を取得するようにしてもよいし、当該複数の条件にそれぞれ関連付けられた、提供の対象とするコンテンツ情報の種類の情報をそれぞれ得てもよい。
【0023】
コンテンツ提供サーバ10は、得られたコンテンツの種類の情報に基づき、当該種類ごとに予め定められた情報でコンテンツ情報を取得する。例えば得られたコンテンツの種類の情報が「気象情報」であれば、「気象情報」の取得元のURL(Uniform Resource Locator)を予め設定しておき、この設定されたURLからコンテンツ情報である気象情報を取得して、情報提供装置20宛に送出する。
【0024】
またコンテンツ情報の種類としては、テレビ番組の情報(出演者、放映情報)、交通情報、広告情報、株式市況情報、気象情報、ニュース情報等種々のものがある。
【0025】
情報処理サーバ30は、一般的なサーバコンピュータを用いて実現される。本実施の形態の例に係る情報処理サーバ30は、情報提供装置20から検出情報と、当該検出情報を用いて人の検出結果を生成するべき旨の要求とを受信し、受信した検出結果を用いて人の検出結果を表す情報を生成する。そして当該生成した情報を要求元の情報提供装置20に送出する。
【0026】
本実施の形態の一例では、この情報処理サーバ30は、人感センサ(焦電センサ)が検出した信号を表す情報を検出情報として受信する。そして当該検出情報に基づいて人が所在するか否かを表す人の検出結果の情報を生成し、当該生成した情報を要求元の情報提供装置20に送出する。
【0027】
また本実施の形態の別の例では、情報処理サーバ30は、検知方向を異ならせて配された複数の焦電センサを用いて得られた、いくつの焦電センサにより人を検出したかを表す情報を、検出情報として受信する。そして当該検出情報に基づいて人が何人所在するかを表す人の検出結果の情報を生成し、当該生成した情報を要求元の情報提供装置20に送出する。
【0028】
さらに本実施の形態の別の例では、情報処理サーバ30は、話者識別部を備える。この例では、情報処理サーバ30は、情報提供装置20のマイクにより得られた音声情報を受信する。そしてこの受信した音声情報を用いて情報処理サーバ30の話者識別部が、話手の年齢層や性別を推定し、近傍に所在する人の年齢層・性別等、種類のリストを検出結果の情報として生成し、当該生成した情報を要求元の情報提供装置20に送出する。
【0029】
なお、ここで話手の年齢層や性別の推定は、例えば年齢層・性別が既知である話者から集められたサンプル音声を、年齢層や性別ごとにクラス分けして音響的特徴を抽出した上でHMM(隠れマルコフモデル)を用いた音響モデルを構築し、その尤度比較により話手の年齢層や性別を推定する技術(宮森翔子,et.al., 「ちょっとした一言の音声認識による子供利用者判別法の検討」,第9回情報科学技術フォーラム(FIT2010))など、広く知られた技術を採用できるので、ここでの詳しい説明を省略する。これにより所定時間の間に情報提供装置20の近傍にどのような年齢層・性別の人が存在しているかを表す情報が得られる。
【0030】
ここで、情報提供装置20の制御部11の動作について説明する。以下ではまず制御部11が情報処理サーバ30を利用して、人の検出結果の情報を生成する場合を例として説明する。
【0031】
本実施の形態のある例では、情報提供装置20は壁掛け型の時計として実装されており、制御部11は機能的には
図3に例示するように、機能切替部21と、時計機能部22と、検出情報生成部23と、情報要求部24と、情報提供部25とを含んで構成される。
【0032】
機能切替部21は、時計表示とコンテンツ提供サーバ10から提供された情報の表示とを切り替える。具体的にこの機能切替部21は、予め定められた条件に応じて時計表示とするか情報表示をするかを選択する。ここで予め定められた条件としては、例えば予め利用者が指定した時間ごと(一例として5分ごとに1分だけ情報表示とするよう選択するなど)の条件や、予め定められたコマンドの音声がマイクに到来したとの条件、さらには、予め定められたジェスチャーが検出されたとの条件などとすることができる。
【0033】
時計機能部22は、機能切替部21が時計表示とすることを選択したときに動作し、計時部13にて計時されている時刻情報を取得し、表示部15に対して当該時刻情報に基づいた時計の画像を表示する。本実施の形態では、時計の画像を表示するにあたり必要となる背景(文字盤)画像データ等が予め、記憶部12に格納されているものとし、時計機能部22は、予め設定された態様の時刻表示を行う。具体的にこの時計機能部22は、ディジタル表示とするかアナログ時計の表示とするかの設定に応じて、いわゆるディジタル時計の表示、またはアナログ時計の表示を切り替えて行う。また時計の背景として、文字盤の画像が設定されていれば、当該画像を時刻表示の背景として表示する。
【0034】
検出情報生成部23は、検出部16が出力する検出情報を情報処理サーバ30に対して送出し、人の検出結果を生成するべき旨、要求する。またこの検出情報生成部23は、情報処理サーバ30から人の検出結果を表す情報を受信する。ここで人の検出結果を表す情報には、情報提供装置20の近傍に人が存在するか否かといった情報、あるいは、情報提供装置20の近傍に何人の人が存在するかといった情報、または情報提供装置20の近傍に存在する人がどのような人物であるかを表す情報(具体的な人物を特定する情報であってもよいし、年齢層や性別などを特定する情報であってもよい)等がある。
【0035】
検出情報生成部23は、この情報処理サーバ30から受信した情報により、情報提供装置20の近傍で人を検出したか否かを調べる。ここで検出部16が人を(少なくとも一人)検知したと判断される場合は、当該検出部16における人の検出の結果を情報要求部24に出力する。
【0036】
情報要求部24は、機能切替部21が情報表示をすることを選択したときに動作し、検出情報生成部23が出力する人の検出の結果を、コンテンツ提供サーバ10に宛てて通信部14を介して送出し、情報の提供を要求する。情報提供部25は、情報要求部24による情報要求に応じてコンテンツ提供サーバ10から提供されるコンテンツ情報を受信して、当該受信したコンテンツ情報を表示部15に表示出力する。
【0037】
本実施の形態の情報提供システムは以上の構成を基本的に備えており、次のように動作する。以下の例では、コンテンツ提供サーバ10は提供コンテンツデータベースとして、
図2(b)に例示したように、「15歳未満の人がいる」との条件に対して「テレビの放映情報」を関連付け、「複数の年齢層の人がいて、かつ男女双方いる」との条件に対して「気象情報」を関連付け、「任意の年齢層、任意の性別(図中では「*」としている)」に対して「交通情報」を関連付けたものを記憶しているものとする。なお、この「交通情報」は、「朝6時から9時」のときに優先順位が最高となるよう設定されており、それ以外のときに優先順位が最下位となるように設定されているものとする。
【0038】
情報提供装置20は、
図4に例示するように、検出部16が検出情報を出力するごとに、当該検出情報を情報処理サーバ30に対して送出し、人の検出結果を生成するべき旨を要求する(S11)。具体的な例としてここでの検出情報は検出部16にて検出された音声情報であり、情報処理サーバ30は、当該音声情報に基づいて話手の年齢層や性別を推定し、近傍に所在する人の年齢層・性別等、種類のリストを人の検出結果の情報として生成し(S12)、要求元である情報提供装置20に対して当該生成した検出結果の情報を送出する(S13)。情報提供装置20は、情報処理サーバ30から得られた人の検出結果の情報を記憶しておく(S14)。
【0039】
また情報提供装置20は、例えば所定のタイミング(例えば毎10分ごと)ごとに、所定の時間(例えば上記所定のタイミングから1分間)以外の時間では時計表示となるよう設定されているものとする。このとき上記時間以外であれば、情報提供装置20は、
図5に例示するように、現在の時刻を表す画像を表示する(S1)。
【0040】
また情報提供装置20は、所定のタイミングが到来したか否かを調べ(S2)、所定のタイミングが到来したときに、情報提供装置20は、情報処理サーバ30から受信した情報により、情報提供装置20の近傍で人を検出したか否かを調べる(S3)。上述のように、情報提供装置20は情報提供サーバ30に対して随時、検出情報を送出して人の検出結果の情報を受信しているので、ここでは前回の所定のタイミングが到来して以降、情報提供サーバ30から受信した人の検出結果の情報を参照して、前回の所定のタイミング以降、今回までの間に情報提供装置20の近傍で人を検出したか否かを調べることとすればよい。
【0041】
ここで情報提供装置20が、人が(少なくとも一人)検出されたと判断した場合(S3にてYesの場合)は、人の検出結果を表す情報を、コンテンツ提供サーバ10に宛てて通信部14を介して送出し(S4)、情報の提供を要求する。なお、ステップS3にて人が検出されていなければ(Noならば)ステップS1へ戻って処理を続ける。
【0042】
一例としてここでは、午後4時頃に処理が行われ、情報提供サーバ30から、最近10分間(前回のタイミング以降の時間)に検出した話者の年齢層・性別の情報として、「15歳未満・女性」を表す情報が受信されたとすると、情報提供装置20は、この情報をコンテンツ提供サーバ10へ送出する。
【0043】
コンテンツ提供サーバ10では、情報提供装置20から受信した情報を参照し、当該受信した情報が満足する条件を、提供コンテンツデータベースのうちから検索する(S5)。ここでは検索により「15歳未満の人がいる」との条件並びに、「任意の年齢層、任意の性別」との条件が見出される。ここでの例では午後4時頃であり、この時間帯では「任意の年齢層、任意の性別」との条件に関連付けられた「交通情報」は、優先順位が最下位となるよう設定されているので、コンテンツ提供サーバ10は、提供の対象となるコンテンツ情報の種類として、「15歳未満の人がいる」との条件に関連付けられた「テレビの放映情報」を得る(S6)。
【0044】
コンテンツ提供サーバ10はそして、この「テレビの放映情報」に関連付けられて予め定められた方法(例えば予め定めたURLから情報を取得する、など)によって「テレビの放映情報」のコンテンツ情報を取得する。一例としてここではコンテンツ提供サーバ10は、「テレビの放映情報」を、公開されたポータルサイトから取得する(S7)。
【0045】
そしてコンテンツ提供サーバ10は、この取得したコンテンツ情報を、人の検出結果の送信元である情報提供装置20宛に送出する(S8)。情報提供装置20では当該コンテンツ情報を受信し、当該受信したコンテンツ情報を表示部15に表示出力する(S9)。その後、情報提供装置20では、所定の時間だけコンテンツ情報の表示を継続し、その後ステップS1に戻って時刻の表示を行う。
【0046】
また午後11時頃に、情報提供装置20が、最近10分間に受信した話者の年齢層・性別の情報として、「15から30歳・男性」、「60歳以上・女性」を記憶しているものとする。このときコンテンツ提供サーバ10が、当該人の検出結果の情報を得て、当該得られた情報が満足する条件を、提供コンテンツデータベースのうちから検索すると、この場合は「複数の年齢層の人がいて、かつ男女双方いる」との条件及び「任意の年齢層、任意の性別」との条件を見出すこととなる。
【0047】
しかしこの時間帯においても、「交通情報」は、優先順位が最下位となるよう設定されているので、コンテンツ提供サーバ10は、「複数の年齢層の人がいて、かつ男女双方いる」との条件に関連付けられて提供コンテンツデータベースに記憶されている「気象情報」を得る。コンテンツ提供サーバ10は、「気象情報」を予め定められた方法で取得し、当該取得したコンテンツ情報を送出する。情報提供装置20では当該コンテンツ情報を受信し、当該受信したコンテンツ情報を表示部15に表示出力する。このように、本実施の形態によると、所在する人の種類に応じたコンテンツ情報が提供され、特定少数の人が集散する場に置かれることを想定した情報提供が可能となる。
【0048】
[情報提供装置単体で処理する例]
また、ここまでの説明では、情報処理サーバ30において人の検出結果の情報を生成する例について説明したが、本実施の形態のある例では、情報提供装置20が自ら人の検出結果の情報を生成してもよい。
【0049】
この例では検出情報生成部23は、検出部16が出力する検出情報に基づいて人の検出結果を表す情報を生成する。具体的にこの例の検出情報生成部23は、検出部16である人感センサ(焦電センサ)が検出した信号を表す情報を検出情報として受け入れ、当該検出情報に基づいて人が所在するか否かを表す人の検出結果の情報を生成して出力する。
【0050】
また本実施の形態の別の例では、検出部16が検知方向を異ならせて配された複数の焦電センサを含む。このとき検出情報生成部23は、検出部16の焦電センサのうち、いくつの焦電センサにより人を検出したかを表す情報を、検出情報として受け入れる。そして当該検出情報に基づいて人が何人所在するかを表す人の検出結果の情報を生成して出力する。
【0051】
さらに情報提供装置20の検出部16がマイクを備える場合、検出情報生成部23は、検出部16が検出情報として出力する音声情報から話手の年齢層や性別を推定し、近傍に所在する人の年齢層・性別等、種類のリストを、人の検出結果を表す情報として生成して出力する。この例の検出情報生成部23の処理でも上述の例と同様に、話手の年齢層や性別の推定は広く知られた技術を採用できる。これによっても所定時間の間に情報提供装置20の近傍にどのような年齢層・性別の人が存在しているかを表す情報が得られる。
【0052】
検出情報生成部23は、検出部16が検出情報を出力するごとに、上記例示した処理等により、当該検出情報に基づいて人の検出結果の情報を得る。そして検出情報生成部23は、当該得られた人の検出結果を表す情報を記憶部12に格納していく。
【0053】
この例の情報提供装置20においても、
図5に例示したように、例えば所定のタイミング(例えば毎10分ごと)ごとに、所定の時間(例えば上記所定のタイミングから1分間)以外の時間では時計表示となるよう設定されている。このとき上記時間以外であれば、情報提供装置20は現在の時刻を表す画像を表示する。この間も、情報提供装置20は、検出部16が検出情報を出力するごとに、該検出情報に基づいて人の検出結果の情報を得て、当該得られた人の検出結果を表す情報を記憶部12に格納していく。
【0054】
また情報提供装置20は、所定のタイミングが到来したか否かを調べ、所定のタイミングが到来したときに、情報処理サーバ30から受信した情報により、情報提供装置20の近傍で人を検出したか否かを調べる。ここでは前回の所定のタイミングが到来して以降、記憶部12に格納した検出結果の情報を参照して、前回の所定のタイミング以降、今回までの間に情報提供装置20の近傍で人を検出したか否かを調べることとすればよい。
【0055】
ここで情報提供装置20が、人が(少なくとも一人)検出されたと判断した場合は、人の検出結果を表す情報を、コンテンツ提供サーバ10に宛てて通信部14を介して送出し、情報の提供を要求する。なお人が検出されていなければ、時計表示の動作を続ける。
【0056】
ここで
図5の例と同様に、午後4時頃に処理が行われ、最近10分間(前回のタイミング以降の時間)に検出した話者の年齢層・性別の情報として、「15歳未満・女性」を表す情報が記憶部12に格納されていたとすると、情報提供装置20は、この情報をコンテンツ提供サーバ10へ送出する。
【0057】
コンテンツ提供サーバ10では、情報提供装置20から受信した情報を参照し、当該受信した情報が満足する条件を、提供コンテンツデータベースのうちから検索する。ここでも検索により「15歳未満の人がいる」との条件並びに、「任意の年齢層、任意の性別」との条件が見出される。ここでの例では午後4時頃であり、この時間帯では「任意の年齢層、任意の性別」との条件に関連付けられた「交通情報」は、優先順位が最下位となるよう設定されているので、コンテンツ提供サーバ10は、提供の対象となるコンテンツ情報の種類として、「15歳未満の人がいる」との条件に関連付けられた「テレビの放映情報」を得る。
【0058】
コンテンツ提供サーバ10はそして、この「テレビの放映情報」に関連付けられて予め定められた方法(例えば予め定めたURLから情報を取得する、など)によって「テレビの放映情報」のコンテンツ情報を取得する。一例としてここではコンテンツ提供サーバ10は、「テレビの放映情報」を、公開されたポータルサイトから取得する。
【0059】
そしてコンテンツ提供サーバ10は、この取得したコンテンツ情報を、人の検出結果の送信元である情報提供装置20宛に送出する。情報提供装置20では当該コンテンツ情報を受信し、当該受信したコンテンツ情報を表示部15に表示出力する。その後、情報提供装置20では、所定の時間だけコンテンツ情報の表示を継続し、その後ステップS1に戻って時刻の表示を行う。
【0060】
このように本実施の形態のこの例でも、所在する人の種類に応じたコンテンツ情報が提供され、特定少数の人が集散する場に置かれることを想定した情報提供が可能となる。
【0061】
[一部ずつの処理]
なお、情報提供装置20は、一部の人の検出結果を表す情報を自ら生成し、人の検出結果を表す情報の別の一部を情報処理サーバ30により生成させてもよい。具体的に検出部16が焦電センサとマイクとを備える場合に、情報提供装置20は焦電センサが出力する検出情報から人の検出結果を表す情報を自ら生成し、また、マイクが出力する検出情報については、情報処理サーバ30に対して送出し、情報処理サーバ30から人の検出結果を表す情報を取得するようにしてもよい。
【0062】
[節電機能]
さらに本実施の形態の情報提供装置20の制御部11は、所定の時間に亘って人を検出しない場合に、予め定められた所定の処理を実行することとしてもよい。具体的にこの例の制御部11は検出部16が検出情報を出力するごとに人の検出結果を得る。そして当該断続的に得られる検出結果により、続けて所定の複数回(上記所定の時間に亘る複数回)、人が検出されない(焦電センサであれば人を検出できていない、また音声情報を用いる場合は年齢層、性別の情報が得られない)ときに、例えば節電のための動作を行う。この節電のための動作は例えば、表示部15への電力供給の停止(表示の停止)等がある。
【0063】
また本実施の形態の情報提供装置20は、赤外線信号発信器やブルートゥース(登録商標)デバイスを含んで、近傍にある家電製品に対してリモートコントロールの信号を放射可能になっていてもよい。この場合、上記節電のための動作は、近傍にある家電製品に対する電源オフの信号放射であってもよい。この電源オフの信号は家電製品ごとに異なるものであるので、本実施の形態のこの例では、利用者が予め情報提供装置20に対してどのような信号を放射するべきかを設定しておくものとする。
【0064】
一例として本実施の形態の情報提供装置20は、ウェブサーバとしても動作し、利用者からの求めに応じて、設定を受け入れるウェブページを提供する。本実施の形態の一例では、このウェブページでの設定において、どの家電製品(メーカーや品番等で特定する)に対して電源オフの信号を放射するかを設定する。電源オフの信号の態様は、予めメーカーや品番の情報に応じて定められているので、情報提供装置20は、上記設定に対応する電源オフの信号の態様を得ておき、節電のための動作を行うときに当該得られた信号を放射することとすればよい。
【0065】
さらにまたここで行われる動作は以上の動作に限られず、例えば予め定められたメールアドレス宛に電子メールを送出する動作であってもよい。具体的に本実施の形態のある例では、制御部11は、電力モニタ機器Mから当該情報提供装置20が配された部屋の消費電力量の情報を得て、当該情報により表される消費電力量が予め定めたしきい値を超えており、かつ、検出部16が所定の時間に亘って人を検出しない場合には、予め定められたメールアドレス宛に節電を促すメッセージを送出する等の処理を行ってもよい。
【0066】
[個人の識別]
また本実施の形態の一例では、情報提供装置の検出部16は、これまでに述べた例のような焦電センサやマイクに代えて、またはそれらに加えて、無線通信手段としての通信器を含んでもよい。
【0067】
すなわち、本実施の形態のある例では、情報提供装置20の利用者(情報提供装置20により情報を得ようとする人)は、それぞれ自己(無線タグ)を識別する識別情報を放射する無線タグ(本発明の無線通信端末の一例に相当する)を所持しているものとする。
【0068】
この場合、検出部16の通信器は無線通信が可能な圏内に在圏する無線タグから、識別情報を取得する。この例では記憶部12には、予め無線タグの識別情報に関連付けて、その識別情報で特定される無線タグを所持する利用者を特定する利用者特定情報を保持しておくものとする。
【0069】
ここで利用者特定情報は、利用者のメールアドレスやSNSの認証情報(OAuthの認証済みリクエストトークン等)としておく。これらメールアドレスやリクエストトークン等の認証情報は、例えば本実施の形態の情報提供装置20がウェブサーバとして動作して、同一ネットワークからアクセスする利用者に対して、これらメールアドレスや認証情報の設定を行わせるウェブページを提供して、当該ウェブページ上で設定登録を行わせることとすればよい。制御部11は、この設定登録された情報を参照して、検出部16が取得した各識別情報に関連付けられている利用者特定情報を得る。
【0070】
なお、ここでは無線タグを用いる例としたが、本実施の形態はこれに限られず、携帯電話機と通信し、その無線LANインタフェースのMACアドレスを識別情報として用いても構わない。また無線LAN以外であってもブルートゥース(登録商標)やNFC等の近距離無線通信技術によって通信を行い、そのインタフェースの固有の情報を識別情報として用いてもよい。
【0071】
[個人ごとの情報]
このように検出部16の検出情報に基づいて、情報提供機器近傍(この場合は無線タグの通信可能範囲)に所在する個々の利用者を識別する情報が得られる場合、情報提供装置20は、当該識別された利用者のメールアドレスや認証情報等の利用者特定情報を、人の検出結果としてコンテンツ提供サーバ10に送出してもよい。
【0072】
この例では、コンテンツ提供サーバ10が提供の対象となるコンテンツ情報は、情報提供装置20の利用者個人に関わる情報であってもよい。すなわち、コンテンツ提供サーバ10は、人の検出結果として情報提供装置20から、当該情報提供装置20にて得られた利用者のメールアドレスや認証情報等、利用者特定情報を受け入れると、当該受け入れた利用者特定情報を用いて、予め定められたウェブサービスへアクセスする。具体的にこのウェブサービスとしてはスケジュールデータベースやSNS、利用者ごとの歩数計の情報等を管理するヘルスケアデータベース等がある。
【0073】
コンテンツ提供サーバ10は、ウェブサービスのサイトから利用者特定情報ごとに所定のコンテンツ情報を得る。コンテンツ提供サーバ10は、人の検出結果の送出元である情報提供装置20に対して、利用者特定情報ごとに、利用者特定情報と当該利用者特定情報について得たコンテンツ情報とを関連付けて送出する。そして情報提供装置20では、当該受け入れたコンテンツ情報を表示出力する。
【0074】
この例によると、例えば利用者が別途ウェブサービスのサイトで設定したスケジュールの情報等に基づくアラームの処理等を実現できる。すなわち情報提供装置20は、例えばコンテンツ提供サーバ10から利用者特定情報に関連付けられたコンテンツ情報として、当該利用者特定情報で特定される利用者のスケジュールの情報(日付、時刻を含む情報)を受信したときには、当該スケジュールの情報を利用者特定情報に関連付けて記憶部12に格納しておく。制御部11は、計時部13が出力する時刻情報と、記憶部12に格納したスケジュール情報に含まれる日付及び時刻とを比較し、スケジュール情報に含まれる日付及び時刻より所定の時間だけ以前(例えば10分前など、予め設定された時間だけ前)となったときに、検出部16が、当該スケジュール情報に関連付けて記憶されている利用者特定情報に関連付けられた無線タグの識別情報を受信していれば(つまり、当該利用者が情報提供装置20の近傍に存在すれば)、当該スケジュール情報を表示部15に表示して報知する。なお、このとき、図示しない音声鳴動部にてアラーム音等を鳴動してもよい。
【0075】
さらにこの例において、情報提供装置20は、他人が存在するときに、特定の利用者宛の情報が提供されることにより、当該特定の利用者の個人的情報が表示されてしまうことを避けるために、コンテンツ提供サーバ10から利用者特定情報に関連付けられたコンテンツ情報を受信したときには、検出部16が、当該利用者特定情報に関連付けられた無線タグの識別情報を受信しており、かつ、検出部16が検出している人が単数であるとき(つまり近傍には当該利用者しか存在しないと判断されるとき)に限り、当該受信したコンテンツ情報を表示するようにしてもよい。
【0076】
さらに、本実施の形態の一例では、検出情報から得られた利用者特定情報で特定される利用者のスケジュールの情報を受信したときに、当該受信したスケジュールの情報に場所の情報が含まれるときには、本実施の形態の情報提供装置20は、情報提供装置20の設置場所(予め設定しておく)から、当該スケジュールの情報に含まれる場所の情報へ到達するまでの経路を検索する。
【0077】
情報提供装置20は、検索した経路において生じている障害の情報を検索して、当該検索の結果、障害の情報が見出されたときには、当該障害の情報を提示する。また、障害の情報が見出されなかったときには、上記検索した経路により、スケジュールの情報に含まれる場所へ到達するまでにかかる時間の情報を得る。そして当該得られた時間の情報だけ、スケジュールの情報に含まれる時刻より前の時点(またはそれよりさらに所定の時間だけ前のタイミング)でアラーム音等を鳴動する等してスケジュールを報知することとしてもよい。
【0078】
[状況監視]
またこの情報提供装置20は、留守であるか否かが設定できるようになっていてもよい。この設定もまた、情報提供装置20がウェブサーバとして動作するときには、LANを介して当該ウェブサーバが提供する設定用のウェブページにアクセスし、当該ウェブページにて留守である旨の設定を行うようにしてもよい。
【0079】
この例では、留守である旨の設定が行われているにも関わらず、検出部16の出力する検出情報により人を検出したときには、予め定められたメールアドレス宛にその旨の情報を送出してもよい。このとき、検出部16が出力する検出情報から利用者特定情報を得られる場合には当該利用者特定情報を含む情報を送出してもよいし、この場合にはメールを送出しないこととしてもよい。
【0080】
一方、検出部16が出力する検出情報から利用者特定情報を得られなかった場合には、未知の人物が存在している可能性があることを、予め定められたメールアドレス宛にその旨の情報を送出する。
【0081】
なお、ここでは留守である旨の設定を直接的操作によって行うこととしたが、例えば各利用者のスケジュール情報がコンテンツ提供サーバ10から受信できており、記憶部12に格納されているすべての利用者特定情報に関連付けられたスケジュール情報により、現時点で留守であることが判別できる場合(例えば全員のスケジュール情報が「旅行」などとなっている場合)に、留守であると判断して上記処理を行ってもよい。
【0082】
[複数の情報提供装置の連携]
さらに本実施の形態の情報提供装置20は、ネットワークであるLANを介して接続される他の情報提供装置20と連携して動作してもよい。具体的に本実施の形態の情報提供装置20は、LANを介して接続される他の情報提供装置20による人の検出結果を用いた処理を行ってもよい。この場合、LANを介して接続される他の情報提供装置20も人を検出せず、自己も人を検出しない場合には、情報提供装置20が設置されている家が留守であると判断してもよい。
【0083】
このように留守であると判断した後に、いずれかの情報提供装置20が人を検出し、当該検出した人について検出部16が出力する検出情報から利用者特定情報を得られなかった場合には、未知の人物が存在している可能性があることを、予め定められたメールアドレス宛にその旨の情報を送出してもよい。
【0084】
[緊急情報]
さらに本実施の形態においてコンテンツ提供サーバ10は、緊急地震速報など、緊急情報を取得可能となっていてもよい。緊急情報の取得方法については、緊急情報ごとに予め定めた方法が規定されているので、ここでの詳しい説明を省略する。この例においてコンテンツ提供サーバ10は、コンテンツ情報の提供先となり得る情報提供装置20ごとに、情報提供装置20のメールアドレス等、情報提供先を特定する情報と、情報提供装置20の所在地に関する情報とを関連付けた情報提供先データベースを保持していてもよい。
【0085】
そして緊急地震速報等、地域ごとの緊急情報が得られたときには、当該情報を伝達するべき地域に相当する所在地に所在している情報提供装置20を、情報提供先データベースを検索して選択し、当該選択した情報提供装置20の情報提供先に対して、当該緊急情報を伝達する。
【0086】
この例では、情報提供装置20には予めメールアドレスを設定しておき、当該メールアドレス宛に情報を受信したときに、情報提供装置20が当該受信した情報を、表示部15に表示出力するようにしておく。
【0087】
[統計情報の利用]
さらに本実施の形態においてコンテンツ提供サーバ10は、情報提供装置20から人の検出結果を受信するごとに、当該検出結果を送信した情報提供装置20を特定する情報と、受信した日の種類の情報(曜日や平日休日の区別であってもよい。以下、まとめて「日種類情報」と呼ぶ)や時間帯と、受け入れた検出結果とを関連付けて、受信履歴として保持してもよい。
【0088】
この場合、コンテンツ提供サーバ10は、保持している複数の情報提供装置20の受信履歴を統計処理し、日種類情報ごと、かつ時間帯ごとの人の検出結果の統計情報(時間ごとの統計情報)を得ておいてもよい。
【0089】
コンテンツ提供サーバ10は、予め定められたタイミングごとに、各情報提供装置20について得られた時間ごとの統計情報を参照し、対応する日種類情報かつ時間帯における人の検出結果の統計情報に応じて提供の対象となるコンテンツ情報の種類を選択し、当該選択した種類のコンテンツ情報を取得して、情報提供装置20に対して(情報提供装置20からの要求を得ることなしに)提供することとしてもよい。
【0090】
この例においても、コンテンツ提供サーバ10は予め、情報提供装置20ごとに、そのメールアドレス等、情報提供先を特定する情報を記憶しておく。そしてコンテンツ提供サーバ10は、提供の対象として取得したコンテンツ情報を、提供先となる情報提供装置20に対応する情報提供先宛であるメールアドレス等宛に送出する。
【0091】
またこの場合も、情報提供装置20には予めメールアドレスを設定しておき、当該メールアドレス宛に情報を受信したときに、当該受信した情報を、表示部15に表示出力するようにしておけばよい。
【0092】
[コンテンツ提供サーバの設定]
またコンテンツ提供サーバ10の提供コンテンツデータベースもまた、情報提供装置20ごとに設定されてもよい。この場合、ある情報提供装置20から人の検出結果の情報を得たコンテンツ提供サーバ10は、当該検出結果の送信元である情報提供装置20に対応して設定された提供コンテンツデータベースを参照して、提供の対象となるコンテンツ情報の種類を選択する。
【0093】
またこの例では、当該情報提供装置20ごとの提供コンテンツデータベースは、情報提供装置20の利用者(ユーザ名やパスワード等の予め定めた情報で認証することとしてもよい)によって書き換え可能となっていてもよい。具体的にこのときには、コンテンツ提供サーバ10はウェブサーバとしても動作し、情報提供装置20の利用者を認証したうえで、当該利用者が利用する情報提供装置20についての提供コンテンツデータベースの内容を書き換え可能な状態で提示し、設定を行わせることとすればよい。このようなウェブページを用いた設定の動作は広く知られている方法を用いることができるので、ここでの詳しい説明を省略する。
【0094】
また、コンテンツ提供サーバ10による情報提供装置20の利用者の認証は、ユーザ名やパスワードに代えて、情報提供装置20の近傍に所在しているか否か、またはユーザ名やパスワードにより認証され、かつ情報提供装置20の近傍に所在していることを条件として行われてもよい。情報提供装置20の近傍に所在しているか否かは、例えば情報提供装置20にてランダムな文字列(例えば4桁の数字からなる文字列等)を発行して表示するとともに、当該文字列をコンテンツ提供サーバ10へ送出する方法がある。
【0095】
この場合、利用者は自身が所持するスマートフォン等でコンテンツ提供サーバ10が提供するウェブページへアクセスし、当該ウェブページにて、情報提供装置20に表示された文字列を入力する。そしてコンテンツ提供サーバ10は、当該入力された文字列が、情報提供装置20から送信された文字列と一致していれば、利用者が情報提供装置20の近傍に所在していると判断する。