特許第6061176号(P6061176)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6061176
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20170106BHJP
【FI】
   A63F5/04 512D
   A63F5/04 512Z
【請求項の数】4
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2012-110249(P2012-110249)
(22)【出願日】2012年5月14日
(65)【公開番号】特開2013-236698(P2013-236698A)
(43)【公開日】2013年11月28日
【審査請求日】2015年3月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】591142507
【氏名又は名称】株式会社北電子
(74)【代理人】
【識別番号】100086759
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 喜平
(74)【代理人】
【識別番号】100109128
【弁理士】
【氏名又は名称】岡野 功
(74)【代理人】
【識別番号】100152803
【弁理士】
【氏名又は名称】今井 哲也
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 純平
【審査官】 池谷 香次郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−247543(JP,A)
【文献】 特開2013−034802(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技の進行に沿った遊技演出を電力の供給を受けて行う演出手段を備える遊技機であって、
遊技者によって第1操作が行われたことに基づいて、通常電力状態よりも前記演出手段に供給される電力が少ない第1電力状態を選択可能であると共に、遊技者によって第2操作が行われたことに基づいて、当該第1電力状態よりも前記演出手段に供給される電力が少ない第2電力状態を選択可能な電力状態選択手段と、
前記第1電力状態において遊技が所定期間行われたことに基づいて、第1ポイントを付与可能であると共に、前記第2電力状態において遊技が前記所定期間行われたことに基づいて、前記第1ポイントよりも多いポイントである第2ポイントを付与可能なポイント付与手段と、
前記ポイント付与手段により付与されたポイントを記憶可能なポイント記憶手段と、を備え、
前記演出手段は、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントが所定値に達していることに基づいて、特定演出を実行可能である
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記特定演出は、第1特定演出と、第2特定演出とを含み、
前記演出手段は、
前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントが第1所定値に達していることに基づいて、第1特定演出を実行可能であり、
前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントが前記第1所定値とは異なる値である第2所定値に達していることに基づいて、第2特定演出を実行可能である
ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前記特定演出は、内部抽選に関連する設定確率を示唆する演出である
ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項4】
前記演出手段は、前記ポイント記憶手段に記憶されたポイントが前記所定値に達しているときに、遊技者によって所定の操作が行われたことに基づいて、前記特定演出を実行可能であり、
前記演出手段が前記特定演出を実行することに応じて、前記ポイント記憶手段に記憶されているポイントから、前記所定値を減算するポイント減算手段を備える
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技の進行に沿った遊技演出を電力の供給を受けて行う、液晶表示器、電飾ランプ、音響出力装置などの演出手段を備える遊技機に関し、特に、遊技者による選択操作によりこれらの演出手段に供給される電力を削減可能な遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
スロットマシンやパチンコ機などの遊技機は、遊技の進行に沿った遊技演出を電力の供給を受けて行う、液晶表示器、電飾ランプ、音響出力装置(スピーカ)などの演出手段を備えている。
これらの演出手段は、例えば、スロットマシンであれば、リールの回転、停止、停止したリール図柄の組合せに応じたメダルの払い出しといったスロットマシン遊技の進行を補完すべく、画像、光、音などの視覚的、聴覚的な演出を通じて遊技機の状態を表現することにより、遊技を盛り上げる役割を果たしている。
【0003】
しかしながら昨今のエコ意識の高まりのなかで、過度な演出を好ましいと思わない遊技者も少なくないことから、遊技者に消費電力を設定させる遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。
この遊技機は、消費電力を遊技者に選択させることにより、電飾ランプ等の演出手段に供給される電力を削減させることができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−35913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、削減された電力を遊技者に還元可能な遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、遊技の進行に沿った遊技演出を電力の供給を受けて行う演出手段を備える遊技機であって、遊技者によって第1操作が行われたことに基づいて、通常電力状態よりも演出手段に供給される電力が少ない第1電力状態を選択可能であると共に、遊技者によって第2操作が行われたことに基づいて、当該第1電力状態よりも演出手段に供給される電力が少ない第2電力状態を選択可能な電力状態選択手段と、第1電力状態において遊技が所定期間行われたことに基づいて、第1ポイントを付与可能であると共に、第2電力状態において遊技が前記所定期間行われたことに基づいて、第1ポイントよりも多いポイントである第2ポイントを付与可能なポイント付与手段と、ポイント付与手段により付与されたポイントを記憶可能なポイント記憶手段と、を備え、演出手段は、ポイント記憶手段に記憶されたポイントが所定値に達していることに基づいて、特定演出を実行可能な構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係る遊技機の外観を示す正面図である。
図2】本発明の一実施形態に係る遊技機の制御構成を示すブロック図である。
図3】本発明の一実施形態に係る遊技機とメダル貸出装置との間で送受される信号を説明するための説明図である。
図4】本発明の一実施形態に係る遊技機の電力削減に関する図表であり、(a)は節電レベルとその報知態様との関係を示す図表であり、(b)は節電レベルと付与される節電ポイント数との関係を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、各図を参照して説明する。
【0011】
[遊技機]
遊技の進行に沿った遊技演出を電力の供給を受けて行う演出手段を備える遊技機には、スロットマシン、パチンコ機など様々な種類があるが、本実施形態では、本発明をスロットマシンに適用した場合について説明する。
【0012】
本実施形態のスロットマシン1は、複数のリールを回転させることによって電子メダルを獲得できる回胴式遊技機として構成されながら、液晶表示器、電飾ランプ、音響出力装置などの演出手段に供給される電力を遊技者の選択操作により削減可能かつ削減された電力を遊技中において外部に報知可能とすることにより、遊技者自身に優越感を与えつつ周りの遊技者にエコ意識を浸透させるとともに、削減された電力を遊技者に還元することができるようになっている。
以下、本実施形態に係るスロットマシン1について図1図4を参照しながら詳述する。
【0013】
本実施形態のスロットマシン1は、現物のメダルを使用することなく、電子メダルを使用して遊技を進行させる、いわゆる封入式スロットマシンとして構成されている。この封入式スロットマシンでは、スロットマシンに投入されるメダル数及びスロットマシンから払い出されるメダル数を、数値データとして管理することで、現物のメダルを使用することなく、スロットマシン遊技を進行させることができるようになっているものの、その他の主要な構成は、従来のスロットマシンと同様な構成となっている。
例えば、本実施形態のスロットマシン1は、従来のスロットマシンと同様に、回動可能に軸支された複数のリール41a,41b,41cが内蔵され、正面側が開口した筐体1bと、筐体1bの正面側を開閉可能に覆う前扉1aとで構成されている。また、内部には、マイクロコンピュータ等で構成されたメイン制御部10、メイン制御部10からの指令により、表示器8a,スピーカ8b,節電レベル表示部9を含む電飾用ランプ(LED)などの演出手段を制御するサブ制御部20、及び必要な機械,装置等が収納されている。
【0014】
前扉1aは、スロットマシン1の筐体1bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられる扉体であって、この前扉1aに遊技操作に係る複数の操作手段が設けられて、スロットマシン1の正面部を構成している。
【0015】
例えば、操作手段としては、内部的にクレジットされた電子メダルを押下操作によりゲームに投じるベットボタン2と、各リール41a,41b,41cの回転を始動させるスタートレバー3と、回転している各リール41a,41b,41cを停止させる3つの停止ボタン5a,5b,5c、遊技終了時にクレジットされた電子メダルを精算する精算ボタン7a、節電レベルを設定する節電レベル設定ボタン7bなどが設けられている。
【0016】
さらに、前扉1aには、各リール41a,41b,41cに表示された図柄を視認可能とする表示窓6が、各操作手段の上側に設けられている。
また、表示窓6の下部には、例えば、7セグメントLED等から構成され、内部的にクレジットされた電子メダル数を表示するクレジットメダル数表示部6aと、設定された節電レベルに応じて積算される節電ポイントを表示する節電ポイント数表示部6bとが備えられている。
また、前扉1a上部には、液晶表示器などの表示手段からなる表示器8aが設けられ、前扉1a下部には、効果音、音声等の出力されるスピーカ8bが配置されている。
【0017】
筐体1bの中央には、リール41a,41b,41cと、各リール41a,41b,41cを回転させる図示しないモータ及び回転位置を検出するセンサ等を備えるドラムユニット4が設けられる。
また、筐体1bの側面には、種々の遊技情報を出力する遊技情報出力部11が設けられている。
遊技情報出力部11は、例えば、フォトカプラ等の実装された情報端子基板からなり、1ゲームごとにゲームに投じられるメダル数を示すメダル投入信号、リール停止時の図柄の組合せに応じて払い出されるべきメダル数を示すメダル払出信号、ボーナス遊技状態中に出力されるボーナス信号、精算ボタン7aの操作時に出力されるクレジットメダル数を示す獲得メダル数信号、節電レベルに応じて積算される節電ポイント数を示す節電ポイント数信号を出力する。
なお、少なくとも獲得メダル数信号、節電ポイント数信号は、当該スロットマシン1に併設されるメダル貸出装置100に出力され、その他の信号は、例えば、スロットマシン1の遊技データを表示する機能を有する呼出ランプや所定の台間装置などの遊技台併設装置に出力される。
【0018】
また、筐体1bの内部には、メインRAM,メインROMなどの記憶手段が内蔵されたワンチップマイコンからなるCPU(中央演算処理装置)、サブ制御部20を含む上記各種装置とのデータの送受を行うインターフェイス回路等の搭載された主基板と、これを収容する基板ケースなどから構成されたメイン制御部10が設けられている。
【0019】
メイン制御部10は、上記の各操作手段からの信号に基づき、ドラムユニット4などの各装置を制御することで、以下のようなスロットマシン遊技を進行させる。
【0020】
具体的には、例えば、図3に示すように、スロットマシン1は、遊技情報出力部11を介してメダル貸出装置100と通信可能に接続され、当該スロットマシン1に併設されるメダル貸出装置100に現金が投入されると、その金額に応じた電子メダル数がスロットマシン1に転送可能となり、所定の転送ボタンの操作により、メダル貸出装置100からスロットマシン1に電子メダル数を示すメダル転送信号が入力される。
メイン制御部10は、メダル転送信号の示す電子メダル数をクレジットメダル数としてメインRAMに書き込むとともに、クレジットメダル数表示部6aに表示させる。
このような状態で、ベットボタン2が操作されると、メイン制御部10は、クレジットメダル数から所定数(例えば、3枚)の電子メダルをゲームに投じる投入メダルとして減算されるとともに、スタートレバー3の操作を監視する。
スタートレバー3が操作されると、メイン制御部10は、ドラムユニット4を駆動して、各リール41a,41b,41cを回転させる制御を行う。
【0021】
さらに、メイン制御部10は、スタートレバー3が操作されたときに、ボーナス役、小役、再遊技役、ハズレなどの複数の抽選対象の中から今回ゲームの当選対象を抽選にて決定する内部抽選を行い、各停止ボタン5a,5b,5cが押下操作されたタイミングに基づき、抽選結果に応じた図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール41a,41b,41cの停止制御を行う。
【0022】
また、メイン制御部10は、各リール41a,41b,41cに停止表示される図柄の組合せを判定し、所定の図柄の組合せのときには、所定数の電子メダルを付与すべく、所定数の電子メダルをメインRAMのクレジットメダル数に加算する処理を実行するとともに、クレジットメダル数表示部6aに表示されたクレジットメダル数を加算された値に更新する。
【0023】
また、メイン制御部10は、メインRAMにクレジットメダル数が記憶されているときに精算ボタン7aが操作されたことを検出すると、そのときのクレジットメダル数を示す獲得メダル数信号をメダル貸出装置100に対して出力する。
これにより、メダル貸出装置100は、入力された獲得メダル数信号の示す獲得メダル数を所定の記憶手段を有するカード(ICカード、磁気カード)などの記録媒体に書き込み遊技者に対して発行するようになっている。また、発行されたカードを他のスロットマシンに併設されたメダル貸出装置100に挿入することにより、カードに書き込まれた獲得メダル数に基づいて再プレイを行うことができる。さらに、遊技者はこのカードに書き込まれた獲得メダル数に対応する景品と交換することもできる。
【0024】
メイン制御部10は、以上のようなスロットマシン遊技の進行に係る制御の他に、遊技の進行に沿った遊技演出を行わせるべく、所定の動作タイミング(例えば、スタートレバー操作、停止ボタン操作、ボーナスゲーム開始、ボーナス役当選)において所定の制御信号(例えば、制御コマンド)をサブ制御部20に出力するようになっている。
【0025】
例えば、メイン制御部10からサブ制御部20に出力される制御信号には、スタートレバー操作、停止ボタン操作、ボーナスゲーム開始などの遊技の進行を示す制御信号の他に、内部抽選の結果、当選した抽選対象を示す当選対象信号(例えば、当選したボーナス役の種類[ビッグボーナス、レギュラーボーナス]、当選した小役の種類、再遊技役、ハズレなど)などがある。
これらの制御信号は、メインCPUのI/Oポート、接続ケーブル等を介してサブ制御部20に送信されるようになっている。
【0026】
サブ制御部20は、メイン制御部10と同様に筐体1b内部に配置され、サブCPU(中央演算処理装置)、サブRAM,サブROMなどの記憶手段、画像制御回路、音声制御回路、ランプ制御回路等の搭載されたサブ基板と、これを収容する基板ケースなどから構成され、表示器8a、スピーカ8b、及び節電レベル表示部9を含む電飾ランプなどの演出手段を介して所定の映像演出(光による演出を含む)及び音響演出などの遊技演出の制御を行うようになっている。
【0027】
画像制御回路は、画像制御用のプロセッサ(VDPなど)、VRAM、画像データを記憶した画像ROMなどから構成され、表示器8aの表示制御を行い、音声制御回路は、PCM音源、効果音及び音声などの音データを記憶した音声ROM、アンプなどから構成され、スピーカ8bからの音声データの出力制御を行う。また、ランプ制御回路は、トランジスタ、制限抵抗などのLEDドライブ回路から構成され、節電レベル表示部9を含む電飾ランプの発光制御を行う。
このような構成からなるサブ制御部20は、メイン制御部10からの制御信号が入力されると、サブCPUがサブROMに記憶されたプログラムを実行処理することで、各制御回路を制御し、これらの制御回路が表示器8a,スピーカ8b,節電レベル表示部9を含む電飾ランプなどの演出手段を介して画像データ(LEDの点滅等発光パターンデータを含む)、音データを出力するようになっている。
【0028】
例えば、メイン制御部10から遊技の進行を示す制御信号としてボーナス遊技の開始を示す制御信号を受信したときには、サブCPUは、各制御回路にボーナス遊技開始の遊技演出を行うように指示し、表示器8aを介してボーナス開始の画像を表示させるとともに、電飾ランプを所定の点灯パターンで発光させ、スピーカ8bを介して所定のファンファーレ音を出力させる。
【0029】
このような演出手段を介して行われる画像演出及び音響演出などの遊技演出は、スロットマシン遊技の進行を補完すべく、遊技を盛り上げる役割を担っている。ところが、昨今のエコ意識の高まりのなかで、過度な演出を好ましいと思わない遊技者も少なくないことから、本実施形態のスロットマシン1では、表示器8a、スピーカ8b、電飾ランプなどの演出手段に供給される電力を遊技者の選択操作により削減可能かつ削減された電力を遊技中において外部に報知可能とすることにより、エコ意識の高い遊技者のニーズに応えつつ、遊技者自身に優越感を与えながら周りの遊技者にエコ意識を浸透させるとともに、削減された電力を遊技者に還元することができるようになっている。
【0030】
このような作用効果を発揮すべく、スロットマシン1は、演出手段に供給される電力を操作により削減可能な消費電力削減手段と、削減された電力を遊技中において所定の報知態様により外部に報知する削減電力報知手段と、を備えている。以下、これらの各手段の具体的構成について説明する。
【0031】
本実施形態では、消費電力削減手段として機能する節電レベル設定ボタン7b、メイン制御部10、サブ制御部20を備えている。
節電レベル設定ボタン7bは、表示器8a,スピーカ8b,節電レベル表示部9を含む電飾ランプなどの演出手段に供給される電力の削減率を設定するための設定手段であり、例えば、遊技者が操作可能な矢印キー、決定ボタン等を備えている。
具体的には、決定ボタンを任意なタイミングで操作することにより、例えば、表示器8aに、0〜4段階に区分された節電レベルと、矢印キーの操作に連動するカーソルが表示され、表示されたいずれかの節電レベルに合わせてカーソルを移動させた後、決定ボタンを操作することにより、所望する節電レベルが選択され設定されるようになっている。
メイン制御部10は、節電レベル設定ボタン7bを介して受け付けた節電レベルをメインRAMに一時的に記憶するとともに、これを制御信号としてサブ制御部20に送信することにより、サブ制御部20に対して受け付けた節電レベルに対応した電力の削減を要求するようになっている。
【0032】
サブ制御部20は、受信した節電レベルに係る制御信号に対応した削減率を示す電力を、表示器8a,スピーカ8b,節電レベル表示部9を含む電飾ランプなどの演出手段に供給する。
節電レベル0に係る制御信号を受信したときには、例えば定格通りの電流を供給する制御を行い、節電レベル1〜4に係る制御信号を受信したときには、それぞれ定格電流に対して、例えば節電レベル1〜4に応じて20〜80%削減した電流を、表示器8a,スピーカ8b,電飾ランプ等の演出手段に供給する。
具体的には、表示器8aに対しては、液晶表示器を背後から照射するバックライトに供給される電流を削減率(節電レベル)に応じて削減することにより(例えば、デューティ比を調整)、輝度を下げる(暗くする)調整を行う。又は、表示演出を行う頻度を下げることで(例えば、演出時以外は消灯)、表示器8aに供給される電流を削減することもできる。
また、スピーカ8bに対しては、アンプに供給される電流を削減率(節電レベル)に応じて削減することにより、音量を下げる調整を行う。
また、電飾ランプに対しては、LEDに供給される電流を削減率(節電レベル)に応じて削減することにより(例えば、デューティ比を調整、又は点灯及び消灯個数を調整)、輝度を下げる(暗くする)調整を行う。
このように、遊技者による選択操作に基づいて、節電レベル設定ボタン7b、メイン制御部10、サブ制御部20がそれぞれ関連しながら動作することにより、本発明に係る消費電力削減手段として機能し、それぞれの演出手段に消費させる電力を調整することにより、設定された節電レベルに応じた消費電力を削減することができるようになっている。
【0033】
また、本実施形態では、削減電力報知手段として機能する表示器8aと、節電レベル表示部9とを備えている。
表示器8aは、遊技中において、例えば、図1に示すように、現時点で設定されている節電レベル0〜4に応じた電力の削減率(0〜80%)を数値で示す削減率表示81を表示する。
これにより、遊技者自身のエコ意識を周りの遊技者にアピールすることができる。
また、節電レベル表示部9は、遊技中において、例えば、図4(a)に示すように、現時点で設定されている節電レベル0〜4を節電レベル表示部9の点灯個数で表示する。
具体的には、節電レベル表示部9は、節電レベル0のとき、9a〜9eを全て点灯させ、節電レベルが1増加するごとに、9a〜9eの点灯個数を1ずつ減らして点灯するようになっている。
すなわち、節電レベルが低いほど華美な演出となり、節電レベルが高いほど質素な演出となるように設定されている。これにより、節電意識の低い遊技者が目立つことになり、周りの遊技者からの冷ややかな視線に曝され、気恥ずかしさを感じる一方、例えば、最上部の節電レベル表示部9aのみが点灯する質素な演出のスロットマシン1で遊技を行う遊技者は、周りの遊技者に対してエコ意識の高さを誇示することができ、優越感に浸ることになる。その結果、周りの遊技者も積極的に消費電力を削減しようとするため、エコ意識が浸透することになる。
なお、削減電力報知手段が削減された電力を外部に報知する期間である遊技中とは、ベットボタン2操作及びスタートレバー3操作から停止ボタン5の操作までの実際のスロットマシン遊技中のみならず、遊技操作を行わず単にスロットマシン1の前に着座している状態も含む期間であり、削減電力報知手段は、このような期間の全部又は一部の期間において、削減された電力を外部に報知するようになっている。
【0034】
また、スロットマシン1は、削減された電力を遊技者に還元すべく、遊技の進行に伴って積算される電力の削減量に対応したポイントを利用可能に付与するポイント付与手段を備えている。
本実施形態では、ポイント付与手段として機能するメイン制御部10を備えている。
メイン制御部10は、節電レベルに応じたポイントを遊技の進行に伴って順次積算して記憶する。
例えば、メイン制御部10は、節電レベル設定ボタン7bを介して設定された節電レベル(0〜4)を記憶するメインRAMと、遊技の進行度を計測する計測手段と、節電レベルに応じた節電ポイントを記憶するメインROMと、節電ポイントを積算する演算手段(CPU)と、を備えている。
具体的には、メインRAMは、節電レベル設定ボタン7bを介して設定された節電レベル(0〜4)を一時的に記憶する。
計測手段は、ゲーム回数を計数するゲーム回数計数手段、又は遊技時間を計時する計時手段からなり、遊技の進行度を計測する。
例えば、ゲーム回数計数手段は、リールの回転・停止を1ゲームとして計数してゲーム回数の計数を行い、計時手段は、内部クロックに基づいて時を刻むソフトタイマ等により遊技時間の計時を行う。
また、メインROMは、単位ゲーム数あたり、又は、単位遊技時間あたりの節電ポイント数を記憶する。
これにより、演算手段(CPU)は、例えば、図4(b)に示すように、設定された節電レベル(0〜4)に応じた節電ポイント数を、単位遊技時間(1時間)経過、又は、単位ゲーム数(500ゲーム)消化ごとに、積算することができる。
そして、積算された節電ポイント数は、メインRAMに記憶されるとともに、節電ポイント数表示部6bに表示されることになる。
【0035】
また、スロットマシン1は、節電ポイント数をスロットマシン1で直接的に利用すべく、節電ポイントとの交換を条件に所定の特典を付与する特典付与手段を備えている。
本実施形態では、特典付与手段として機能するメイン制御部10、サブ制御部20を備えている。
特典は、積算された節電ポイントとの交換を条件に付与され、例えば、電子メダル、通常の遊技中では行われない専ら節電ポイントのために用意された所定の遊技演出などを付与される特典とすることができる。
【0036】
例えば、付与する特典を電子メダルとした場合では、メイン制御部10が特典付与手段として機能することにより、節電レベル設定ボタン7bにおける決定ボタン等の操作に基づいて、節電ポイント(例えば、100ポイント)と電子メダル(例えば、10枚)とを交換する。
具体的には、メイン制御部10は、決定ボタン等の操作を検出すると、メインRAMに記憶されている節電ポイント数が電子メダルと交換可能な節電ポイント数(例えば、100ポイント)に達しているか否かを判定し、達していないときには、交換を禁止し、達しているときには、メインRAMに記憶されている節電ポイント数から電子メダルと交換可能な節電ポイント数(例えば、100ポイント)を減算するとともに、メインRAMに記憶されているクレジットメダル数に交換電子メダル数(例えば、10枚)を加算し、節電ポイント数及びクレジットメダル数を更新する。また、クレジットメダル数表示部6a、節電ポイント数表示部6bには、更新されたクレジットメダル数、節電ポイント数が表示される。
【0037】
また、例えば、付与する特典を通常の遊技中では行われない専ら節電ポイントのために用意された所定の遊技演出とした場合では、メイン制御部10とサブ制御部20が特典付与手段として機能することにより、節電レベル設定ボタン7bにおける決定ボタン等の操作に基づいて、節電ポイントとの交換を条件に専用の遊技演出を行う。
具体的には、メイン制御部10は、決定ボタン等の操作を検出すると、メインRAMに記憶されている節電ポイント数が専用の遊技演出に対応する節電ポイント数に達しているか否かを判定し、達していないときには、遊技演出は行わず、達しているときには、サブ制御部20に対して専用の遊技演出に係る制御信号を出力するとともに、メインRAMに記憶されている節電ポイント数から専用の遊技演出に対応する節電ポイント数を減算し、メインRAMに記憶されている節電ポイント数を更新する。また、節電ポイント数表示部6bに、更新された節電ポイント数を表示する。
一方、サブ制御部20は、専用の遊技演出に係る制御信号が入力されると、この制御信号に対応する専用の遊技演出を行う。
専用の遊技演出は、通常の遊技中では行われない専ら節電ポイントのために用意された遊技演出であって、例えば、特別なキャラクター画像を表示させたり、6段階などの複数段階に区分された内部抽選に関連する設定確率を示唆する画像を表示したり、有名な楽曲をフルコーラスで流したり、有名な声優が発する音声を出力したりなどの、いわゆるプレミアム演出を表示器8a、スピーカ8bを介して出力させることで実現される。これらの遊技演出は、サブ制御部20の画像ROM、音声ROMなどの記憶手段に予め専用画像データ、専用音データとして記憶されたデータに基づいて行われる。
なお、専用の遊技演出は、リプレイ、小役入賞に導くための停止ボタン5の操作内容(例えば、操作順序など)を示すナビゲーション演出などのスロットマシン1の出玉率に関与する演出ではなく、純粋な遊技演出が好ましい。
【0038】
また、専用の遊技演出は、複数用意されているとともに、それぞれの遊技演出に対応する節電ポイント数を違えることもできる。
これにより、例えば、節電レベル設定ボタン7bにおける決定ボタンなどの操作手段を任意なタイミングで操作することにより、表示器8aに、選択可能な専用遊技演出の複数のタイトルと、矢印キーの操作に連動するカーソルが表示され、表示された複数のタイトルのいずれかに合わせてカーソルを移動させた後、決定ボタンを操作することにより、上記のような節電ポイント数との交換を条件に、所望するタイトルに係る専用遊技演出が行われるようになっている。
このように節電ポイントを特典と交換可能とすることにより、特典を得ようとして、さらなる電力の削減が促進されることになる。
【0039】
また、積算された節電ポイント数は、遊技の進行により獲得したクレジットメダル数とともに所定の出力形態により機外に出力することもできる。
例えば、メイン制御部10は、ポイント出力手段として動作することにより、精算ボタン7aの操作に基づいて遊技情報出力部11を介して出力する獲得メダル数信号とともに、メインRAMに積算して記憶された節電ポイント数を示す節電ポイント数信号を、メダル貸出装置100に対して出力することもできる。
これにより、メダル貸出装置100では、遊技者に発行するカードなどの記録媒体(ICカード、磁気カード、ICコイン等)に獲得メダル数信号の示す獲得メダル数だけでなく、節電ポイント数信号の示す節電ポイント数を同時に書き込むことができる。また、発行されたカードを他のスロットマシン1に併設されたメダル貸出装置100に挿入することにより、当該メダル貸出装置100においてカードから獲得メダル数及び節電ポイント数が読み取られるとともに、この獲得メダル数に当該スロットマシン1での遊技の進行により獲得したメダル数が加算され、この節電ポイント数に当該スロットマシン1での遊技の進行に応じて積算される節電ポイント数が加算されることになる。また、この節電ポイント数は、スロットマシン1で直接的に利用すべく、上記の特典付与手段によって特典と交換することもできる。
さらに、カードに書き込まれた獲得メダル数に対応する景品と交換することができるのはもちろんのこと、節電ポイント数に応じた景品(例えば、1ポイント1円に換算してジュースなどの一般景品)と交換することもできるし、節電ポイント数に応じたサービス(優先入場券、イベント優先券、肩たたき券等)の提供を受けることもできる(節電ポイント還元システム)。
このように削減された電力を節電ポイントを介して遊技者に還元することにより、さらなる電力の削減が促進されることになる。
【0040】
なお、発行されたカードを他のスロットマシン1に併設されたメダル貸出装置100に挿入することにより、カードに記録された獲得メダル数に基づいて当該スロットマシン1において再プレイができるものの、当該スロットマシン1における再プレイの進行に応じて獲得メダル数が減少し、カードに記録された獲得メダル数がゼロになると、カードは当該メダル貸出装置100内に回収(貯留)されることになる。ただし、節電ポイント数が残っている限り、カードは回収されることはない。
つまり、カードに獲得メダル数のみが記録されこれに基づいて再プレイ可能な従来のメダル貸出装置では、再プレイの進行に応じて獲得メダル数が減少し、カードに記録された獲得メダル数がゼロになると、カードは当該メダル貸出装置100に回収されることになる。
ところが、獲得メダル数のみならず節電ポイント数の記録されたカードは、獲得メダル数がゼロになっても節電ポイント数が残っている(ゼロでない)限り、カードは回収されることはなく、獲得メダル数及び節電ポイント数がゼロになったときに、はじめて回収されることになる。
【0041】
このように構成された消費電力削減手段、削減電力報知手段、ポイント付与手段、特典付与手段、ポイント出力手段を備えることで、以下のように動作する。
まず、消費電力削減手段により、遊技者による操作に基づいて表示器8a,スピーカ8b,節電レベル表示部9を含む電飾ランプなどの演出手段に供給される電力が削減される。
本実施形態では、メイン制御部10が節電レベル設定ボタン7bを介して設定された節電レベルを受け付けるとともに、受け付けた節電レベルをサブ制御部20に指示し、サブ制御部20がこの指示に従って各演出手段に供給される電力(例えば、電流)を削減する。
さらに、削減電力報知手段により、削減された電力が遊技中において所定の報知態様により外部に報知される。
本実施形態では、表示器8aが削減された電力の削減率を数値表示し、節電レベル表示部9が電力の削減率を示す節電レベルを点灯(消灯)個数により表示する。
その上、ポイント付与手段により、遊技の進行に伴って積算される電力の削減量に対応したポイントが付与される。
本実施形態では、メイン制御部10が節電レベルに応じた節電ポイントを遊技の進行に伴って順次メインRAMに積算して記憶することで、ポイントが付与される。
また、特典付与手段により、節電ポイントとの交換を条件に所定の特典が付与される。
本実施形態では、メイン制御部10、サブ制御部20が節電ポイントとの交換を条件に電子メダルの付与又は専用遊技演出の実演を行うことで、特典が付与される。
さらに、ポイント出力手段により、ゲームの進行により獲得した遊技媒体数と積算されたポイントとが機外に出力される。
本実施形態では、メイン制御部10が遊技情報出力部11を介してゲームの進行により獲得した電子メダル数とともに積算された節電ポイント数を信号形態に変換してメダル貸出装置100に出力する。
【0042】
このように、消費電力削減手段、削減電力報知手段、ポイント付与手段、特典付与手段、ポイント出力手段を備えることで、削減された電力が遊技中において外部に報知されることになり、遊技者自身に優越感を与えつつ周りの遊技者にエコ意識を浸透させるとともに、削減された電力を遊技者に還元することができる。
また、消費電力の削減は、遊技者へのメリットのみならず、遊技場にとっても経費の削減というメリットがある。
【0043】
以上、本発明の遊技機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
【0044】
例えば、本実施形態では、遊技の進行により獲得した電子メダル数と付与された節電ポイント数との出力形態を信号形態としたが、出力形態は信号形態に限らず、例えば、スロットマシン1にカードリーダ/ライタを設け、精算ボタン7aの操作に基づいてカード(ICカード、磁気カード、ICコインなど)などの記録媒体に電子メダル数(クレジットメダル数)と、積算された節電ポイント数とを書き込むとともに、そのカードを機外に発行(出力)させることもできる。この場合、そのカードに記憶された電子メダル数と節電ポイント数を他のスロットマシンのカードリーダ/ライタに読み取らせることで、これらをそのスロットマシンでの遊技の進行に応じて更新(加算)させることもできる。
また、プリンタを内設することで、電子メダル数と節電ポイント数とを印刷したレシートを機外に発行(出力)させることもできる。
また、遊技の進行により獲得した電子メダル数と付与された節電ポイント数とを機外に出力することには、電子メダル数のクレジットメダル数表示部6aによる表示、節電ポイント数の節電ポイント数表示部6bによる表示をも含む。
【0045】
また、本実施形態では、節電レベルと遊技の進行度とに応じた節電ポイントを付与したが、節電ポイントに代わって、又は節電ポイントとともにその他の特典を付与することもできる。
例えば、特典として、節電レベルと遊技の進行度とに応じて(例えば、節電レベル4で1時間以上遊技を連続的に進行させた場合など)演出手段が行う演出内容を段階的に変化させることもできる。具体的には、節電レベルと遊技の進行度とに応じて通常では行わないプレミアム演出(特別なキャラクター画像、楽曲、音声など)を表示器8a、スピーカ8bを介して出力させることもできる。
このような特典の付与は、節電ポイント数との交換を条件とせずに行うこともできる。
【0046】
また、本実施形態では、設定された節電レベルをスロットマシン内部に記憶させるにとどめたが、例えば、節電レベルを信号形態に変換して遊技情報出力部11を介して外部に出力させるとともに、この信号を所定の遊技装置(呼出ランプ、ホールコンピュータなど)に入力させることもできる。
これにより、スロットマシンごとの節電状況を、その遊技装置で表示させたり、各スロットマシンの節電状況を集計・管理したりすることができる。
具体的には、例えば、節電状況を遊技機島ごとに集計するとともに、集計値が所定の目標値に達するか否かの管理(監視)を行い、目標値に達したときに、その遊技機島で遊技中の遊技者に所定のサービス(例えば、ジュース、イベントチケット等の配布など)を提供することもできる。
【0047】
また、本実施形態では、電子メダルにより遊技を進行させる封入式スロットマシン1に本発明を適用したが、現物のメダルを機内に投入するとともに、現物のメダルを機外に払い出し可能な現行スロットマシンに本発明を適用することもできる。
【0048】
また、本実施形態では、表示器8aに消費電力の削減率を表示させたが、その他の表示装置(例えば、7セグメントLEDなど)に表示させることもできる。
また、節電レベル表示部9は、点灯態様により消費電力の削減率を表示したが、点滅態様により消費電力の削減率を表示することもできる。
また、削減電力報知手段として、消費電力を視覚的に確認可能な表示器8a、節電レベル表示部9を採用したが、消費電力を音声などにより出力するスピーカ8bを削減電力報知手段として採用することもできる。
【0049】
また、削減された電力の報知態様は、削減率の数値による報知や、削減率の消灯LEDの個数による報知に限らず、他の報知態様で報知することもでき、例えば、節電レベル(節電比率)をキャタクター、名称等のイメージで表現することもできる。
具体的には、節電レベル0を、節電意識ゼロ、節電無関心、エコ初心者などで表現し、また、節電レベル4を、節電意識神レベルなどで表現し、これらを表示器8aにおいて文字表示させることもできる。
【0050】
また、本実施形態では、サブ制御部20で制御可能な演出手段に供給される電力のみを削減したが、メイン制御部10で制御可能な演出手段(例えば、クレジットメダル数表示部6a、節電ポイント数表示部6bなど)に供給される電力を削減させることもできる。
また、本実施形態では、スロットマシンに本発明を適用したが、パチンコ機(封入式を含む)などのその他の遊技機に適用することもできる。
【符号の説明】
【0052】
1 スロットマシン(遊技機)
7b 節電レベル設定ボタン(消費電力削減手段)
8a 表示器(演出手段、削減電力報知手段)
8b スピーカ(演出手段、削減電力報知手段)
9 節電レベル表示部(演出手段、削減電力報知手段)
10 メイン制御部(消費電力削減手段、特典付与手段、ポイント出力手段)
11 遊技情報出力部(ポイント出力手段)
20 サブ制御部(消費電力削減手段、特典付与手段)
100 メダル貸出装置
図1
図2
図3
図4