特許第6061208号(P6061208)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6061208-頭付ボルトの緩み止め構造 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6061208
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】頭付ボルトの緩み止め構造
(51)【国際特許分類】
   F16B 39/02 20060101AFI20170106BHJP
   F16B 15/00 20060101ALI20170106BHJP
【FI】
   F16B39/02 P
   F16B15/00 Q
【請求項の数】1
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-104952(P2015-104952)
(22)【出願日】2015年5月1日
(65)【公開番号】特開2016-211719(P2016-211719A)
(43)【公開日】2016年12月15日
【審査請求日】2015年6月26日
【審判番号】不服2016-10564(P2016-10564/J1)
【審判請求日】2016年6月24日
【早期審理対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000203896
【氏名又は名称】太田 良三
(72)【発明者】
【氏名】太田 良三
【合議体】
【審判長】 冨岡 和人
【審判官】 小関 峰夫
【審判官】 内田 博之
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭50−145761(JP,A)
【文献】 実開昭61−109909(JP,U)
【文献】 実公昭32−6127(JP,Y1)
【文献】 実公昭35−28222(JP,Y1)
【文献】 実公昭37−10620(JP,Y1)
【文献】 実公昭44−417(JP,Y1)
【文献】 英国特許出願公告第1224343(GB,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 23/00 - 43/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭付ボルトの緩み止めの構造において、頭付ボルト(1)の頭部上面にボルトのねじ外径と同寸法の円形の罫描線を描き、この線上の180°相対する2ケ所の位置よりボルト頭部(2)を貫通して、その下面(3)より少く深くまで垂直に2本の錐孔(4)を穿孔しておき、頭付ボルトを上部材(9)のボルト孔(10)を通して下部材(12)にねじ込んだ後、この2本の錐孔を通して上部材のボルト孔(10)の入口角部(11)に向って門形釘(5)を打込み、その釘の両足先端の楔部角の切刃(8)をそこに喰い込ませて頭付ボルトと上部材は結合されるようにした頭付ボルトの緩み止めの構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は並目、細目等の頭付ボルトの緩み止めを行う方法である。
【背景技術】
【0002】
頭付ボルトの緩み止めの方法としては座金を上部材に固定し、この座金を折り曲げる等の方法によりボルトの頭の回転を阻止するものがあるが、締付けた時の頭の角度によっては確実に回り止めを行うことが困難なこともある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
頭付ボルトをねじ込んだとき、振動等により生じる緩みを確実に、しかも簡単な作業により制止することが必要である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
頭付ボルトの緩み止めの構造において、頭付ボルト1の頭部上面にボルトのねじ外径と同寸法の円形の罫描線を描き、この線上の180°相対する2ケ所の位置よりボルト頭部2を貫通して、その下面(3)より少く深くまで垂直に2本の錐孔(4)を穿孔しておき、頭付ボルトを上部材9のボルト孔10を通して下部材12にねじ込んだ後、この2本の錐孔を通して上部材のボルト孔10の入口角部11に向って門形釘5を打込み、その釘の両足先端の楔部角の切刃8をそこに喰い込ませて頭付ボルトと上部材は結合されるようにする。
【発明の効果】
【0005】
本発明の実施により頭付ボルトを強く締め込んだ後、簡単な方法で確実な緩み止めが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の実施形態の一例として、頭付ボルトをねじ込んだ後、その頭部より門形釘を打込んだ状態の縦断面図
図2図1の平面図
図3図1の側面図
図4】本発明の実施形態の一例として門形釘の正面図
図5図4の平面図
図6図4の側面図
【発明を実施するための形態】
【0007】
頭付ボルトの緩み止めの構造において、頭付ボルト1の頭部上面にボルトのねじ外径と同寸法の円形の罫描線を描き、この線上の180°相対する2ケ所の位置よりボルト頭部2を貫通して、その下面3より少く深くまで垂直に2本の錐孔4を穿孔しておく。
【0008】
頭付ボルトを上部材9のボルト孔10を通して下部材12にねじ込んだ後、この2本の錐孔を通して上部材のボルト孔10の入口角部11に向って門形釘5を打込み、その釘の両足先端の楔部角の切刃8をそこに喰い込ませて頭付ボルトと上部材は結合されるようにする。
【0009】
門形釘の両足6の形状は、丸棒でも角棒でもよいが錐孔4に軽く圧入される寸法にする必要がある、両足先端の楔部角の切刃8は焼入れされ、上部材のボルト孔の入口角部11に鋭く切込ませる。
【0010】
打込まれる門形釘5は両足6を打込んでいるので互に脱出を阻止しようとするため、容易に振動により脱落する恐れはなく、又頭付ボルトをねじ戻すときは門形釘の門形の下の空間に楔を打込むことにより引抜くことが容易である。
【符号の説明】
【0011】
1・・・頭付ボルト 2・・・ボルト頭部
3・・・ボルト頭部下面 4・・・頭付ボルトの錐孔
5・・・門形釘 6・・・門形釘の両足
7・・・門形釘の両足先端の楔部 8・・・楔部角の切刃
9・・・上部材 10・・・上部材のボルト孔
11・・・ボルト孔の入口角部 12・・・下部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6