【実施例】
【0074】
本発明について実施例を用いてさらに詳細に説明する。
【0075】
[ポリウレタン弾性繊維中の亜鉛成分の測定]
原子吸光光度法により測定した。検出限界は1ppmであり、測定値はn=2平均値より求めた。
【0076】
[ポリウレタン弾性繊維中のヒンダードフェノール化合物の定量]
試料(ポリウレタン弾性繊維)1gを秤量し、メタノール20mlに入れ、23℃下で24時間ヒンダードフェノール化合物を抽出した。抽出液について、高速液体クロマトグラフィーにて測定波長280nmにて測定した。なお、測定値はn=2の平均値より求め、定量は予め作成しておいた標準液から下記式にしたがって求めた。
【0077】
【数1】
【0078】
[ポリウレタン弾性繊維中の金属類の定量]
まず、ポリウレタン弾性繊維を原子吸光光度法によって分析し、含有している金属種と量を測定した。測定はn=2で行い平均値より求めた。
【0079】
次に、ポリウレタン弾性繊維1gを10mlのDMAcにて完全に溶解させ、遠心分離器にかけて析出物を抽出した。さらに、この析出物をDMAcにて洗浄し、室温にて2日間乾燥させた。乾燥後の析出物について、IR分析を行い、金属化合物を同定した。
【0080】
上記原子吸光光度法での金属種と量の結果と、IR分析により同定された金属化合物の結果から、以下の式より、ポリウレタン糸に含まれる金属化合物の含有率を求めた。
【0081】
【数2】
【0082】
[評価用筒編地の作成]
ポリウレタン系弾性繊維を29ゲージ1口筒編機(ポリウレタン系弾性繊維の回転送り出し装置付き)を用いて50%伸張状態で編成し、ポリウレタン系弾性繊維100%からなる筒編地を作成した。サンプルの前後耳部は東レ(株)製ナイロンフィラメント(78デシテックス24フィラメント)を用いて少量つないで編成し、ほつれないようにした。次いで、作成した筒編地を伸張させない状態で190℃、60秒で乾熱ヒートセットを実施した。続いて本筒編地を、浴比1:20、80℃、20分の条件で、精練剤(日華化学製“サンモール”(登録商標)WX24)を0.1重量%用いて精練を実施し、原糸油剤等を除去した。
【0083】
[抗菌性]
上記のとおり作製した評価用筒編地について、抗菌試験は社団法人繊維製品新機能評価評議会が指定した抗菌性試験手順(JIS L1902:2008、菌液吸収法)に準拠して実施した。抗菌性は下記式による静菌活性値で評価した。静菌活性値の高いものほど抗菌性に優れている。なお、試験菌として、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus:ATCC 6538P)を使用した。
【0084】
【数3】
【0085】
一定重量に調製した洗濯10回実施後のサンプルを用い、測定はいずれもn=3で行い、それらn個の数値の平均を表記した。
【0086】
[耐塩素水性]
次亜塩素酸ナトリウム液をイオン交換水で希釈して有効塩素濃度3ppm、さらに尿素濃度3ppmとし、硫酸の緩衝溶液でpH7.2に調整した塩素水を28℃に温度調節した恒温槽に試料糸を5gの荷重をかけて浸漬し、試料糸が切れるまでの時間を評価した。測定はn=5で行い、その平均値を採用した。
【0087】
気圧1.103×10
5Paにおける沸点または分解点が290℃以上であるp−ヒドロキシ安息香酸エステル類およびヒンダードフェノール化合物の両者を含有しないポリウレタン弾性繊維(比較例1に記載のポリウレタン弾性繊維)を用いた場合の糸切れ時間の平均値をY0、各実施例・比較例で最終的に得られたポリウレタン弾性繊維を用いた場合の糸切れ時間の平均値をY1とした時、以下の式より耐塩素性を求めた。
【0088】
【数4】
【0089】
比較例1についてはY1=Y0であるため、耐塩素性は1.0とした。
【0090】
[実施例1]
分子量1800のPTMG、MDI、エチレンジアミンおよび末端封鎖剤としてジエチルアミンからなるポリウレタンウレア重合体のDMAc溶液(35重量%)を常法により調製した。次に、酸化防止剤として、p−クレゾ−ル及びジビニルベンゼンの重合体(デュポン社製“メタクロール”(登録商標)2390)と紫外線吸収剤として、2−[4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−5−(オクチルオキシ)フェノ−ル(サイテック社製“サイアソーブ”(登録商標)1164)を3対2(重量比)で混合し、DMAc溶液(濃度35重量%)を調整し、前記ポリウレタンウレア重合体のDMAc溶液96重量%と酸化防止剤溶液4重量%を均一に混合し、ポリウレタン紡糸溶液A1とした。
【0091】
さらに、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類として東京化成工業(株)製“ブチルパラベン”(沸点:309.2℃/1.103×10
5Pa、分子量:194.23)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをB1とした。さらに、片ヒンダードフェノール化合物としてクラリアントコーポレーション製“Hostanox(登録商標)O3”(エチレン−1,2−ビス(3,3−ビス[3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]ブチレート、分子量795.05)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをC1とした。さらに、アルカリ金属の合成炭酸塩として白石工業(株)製炭酸カルシウム白艶華A(CaCO
3、平均一次粒子径:1.0μm)のDMAc分散液(35重量%)を調製し、これをD1とした。
【0092】
A1、B1、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これをゴデローラーと巻取機の速度比1.2として600m/分の紡糸速度で乾式紡糸して巻き取り、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0093】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0094】
[実施例2]
B1に代えて、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類として東京化成工業(株)製“2−エチルヘキシルパラベン”(沸点:362.6℃/1.103×10
5Pa、分子量:250.33)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをB2とした。
【0095】
A1、B2、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0096】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0097】
[実施例3]
C1に代えて、グレートレイクスケミカルズ製“Lowinox(登録商標)CA22“(1,1,3−トリス[2−メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]ブタン、分子量544.81)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをC2とした。
【0098】
A1、B1、C2、D1をそれぞれ94.5重量%、0.5重量%、2.0重量%、3.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0099】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0100】
[実施例4]
D1に代えて、神島化学工業(株)製の塩基性炭酸マグネシウムGP−30(4MgCO
3Mg(OH)
24H
2O、平均一次粒子径:1.5μm)のDMAc分散液(35重量%)を調製し、これをD2とした。
【0101】
A1、B1、C2、D2をそれぞれ94.0重量%、2.0重量%、2.0重量%、2.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0102】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0103】
[実施例5]
A1、B2、C2、D2をそれぞれ93.5重量%、0.5重量%、1.0重量%、5.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0104】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0105】
[実施例6]
A1、B2、C1、D2をそれぞれ93.0重量%、2.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0106】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0107】
[実施例7]
A1、B1、C1、D1をそれぞれ85.0重量%、10.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の100g巻糸体を得た。
【0108】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0109】
[実施例8]
A1、B1、C1、D1をそれぞれ85.0重量%、1.0重量%、10.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0110】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0111】
[実施例9]
A1、B1、C1、D1をそれぞれ83.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、15.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の150g巻糸体を得た。
【0112】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0113】
[実施例10]
B1に代えて、東京化成工業(株)製“エチルパラベン”(沸点:297.5℃/1.103×10
5Pa、分子量:166.17)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをB3とした。
【0114】
A1、B3、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0115】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0116】
[実施例11]
C1に代えて、ヒンダードフェノール化合物としてBASFジャパン(株)製“イルガノックス1010”(ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、分子量1177.63)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをC3とした。
【0117】
A1、B1、C3、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0118】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0119】
[実施例12]
分子量2100のPTMG、MDI、エチレングリコールおよび末端封鎖剤として1−ブタノールからなるポリウレタンウレタン重合体のDMAc溶液(35重量%)を常法により調製した。次に、酸化防止剤として、p−クレゾ−ル及びジビニルベンゼンの重合体(デュポン社製“メタクロール”(登録商標)2390)と紫外線吸収剤として、2−[4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−5−(オクチルオキシ)フェノ−ル(サイテック社製“サイアソーブ”(登録商標)1164)を3対2(重量比)で混合し、DMAc溶液(濃度35重量%)を調整し、前記ポリウレタンウレタン重合体のDMAc溶液96重量%と酸化防止剤溶液4重量%を均一に混合し、ポリウレタン紡糸溶液A2とした。
【0120】
A2、B1、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これをゴデローラーと巻取機の速度比1.4として540m/分の紡糸速度で乾式紡糸して巻き取り、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0121】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0122】
[実施例13]
A2、B2、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0123】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0124】
[実施例14]
A2、B2、C2、D2をそれぞれ93.5重量%、0.5重量%、1.0重量%、5.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0125】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0126】
[実施例15]
B1に代えて、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類として東京化成工業(株)製“ベンジルパラベン”(沸点:389.8℃/1.103×10
5Pa、分子量:250.33)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをB5とした。
【0127】
A2、B5、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0128】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0129】
[実施例16]
B1に代えて、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類として東京化成工業(株)製“プロピルパラベン”(沸点:294.3℃/1.103×10
5Pa、分子量:180.20)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをB6とした。
【0130】
A2、B6、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0131】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0132】
[実施例17]
B1に代えて、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類として東京化成工業(株)製“4−ヒドロキシ安息香酸2−ヒドロキシエチル”(沸点:390℃以上/1.103×10
5Pa、分子量:)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをB7とした。
【0133】
A2、B7、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0134】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0135】
[実施例18]
B1に代えて、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類としてシプロ化成(株)製“SEESORB712(3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシル)”(分解点:539.2℃/1.103×10
5Pa、分子量:474.76)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをB8とした。
【0136】
A2、B8、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0137】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0138】
[実施例19]
B1に代えて、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類としてケミプロ化成(株)製“KEMISORB112(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)”(分解点:521.3℃/1.103×10
5Pa、分子量:438.64)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをB9とした。
【0139】
A2、B9、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0140】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0141】
[比較例1]
A1、D1をそれぞれ96.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0142】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0143】
[比較例2]
A1、C1、D1をそれぞれ95.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0144】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0145】
[比較例3]
A1、B1、D1をそれぞれ95.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0146】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0147】
[比較例4]
A1、B1、C1をそれぞれ98.0重量%、1.0重量%、1.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0148】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0149】
[比較例5]
D1に代えて、ハイドロタルサイト(Mg
6Al
2(OH)
16CO
3・4H
2O)の粉体を用いてDMAc分散液(35重量%)を調製し、これをE1とした。
【0150】
A1、B2、C1、E1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0151】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0152】
[比較例6]
B1に代えて、東京化成工業(株)製“メチルパラベン”(沸点:265.5℃/1.103×10
5Pa、分子量:152.15)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをB4とした。
【0153】
A1、B4、C1、D1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例1と同様に乾式紡糸し、22dtex、2filのマルチフィラメントのポリウレタン弾性繊維の500g巻糸体を得た。
【0154】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0155】
[比較例7]
A2、B1、D1をそれぞれ95.0重量%、1.0重量%、4.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0156】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0157】
[比較例8]
A2、B1、C1をそれぞれ98.0重量%、1.0重量%、1.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0158】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0159】
[比較例9]
B1に代えて、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類以外のヒドロキシ安息香酸エステル類として東京化成工業(株)製“2−ヒドロキシ安息香酸ベンジル”(沸点:320℃/1.103×10
5Pa、分子量:228.25)のDMAc溶液(35重量%)を調製し、これをF1とした。
【0160】
A2、C1、D1、F1をそれぞれ94.0重量%、1.0重量%、4.0重量%、1.0重量%で均一に混合して紡糸溶液とし、これを実施例12と同様に乾式紡糸し、20dtex、モノフィラメントのポリウレタン弾性繊維の200g巻糸体を得た。
【0161】
ポリウレタン弾性繊維の組成および各種特性を表1に示す。
【0162】
【表1】