(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6061325
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】通風機能を有するドア
(51)【国際特許分類】
E06B 7/02 20060101AFI20170106BHJP
【FI】
E06B7/02
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-173848(P2012-173848)
(22)【出願日】2012年8月6日
(65)【公開番号】特開2014-31675(P2014-31675A)
(43)【公開日】2014年2月20日
【審査請求日】2015年6月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000198787
【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000005005
【氏名又は名称】不二サッシ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080182
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 三彦
(74)【代理人】
【識別番号】100142572
【弁理士】
【氏名又は名称】水内 龍介
(74)【代理人】
【識別番号】100084629
【弁理士】
【氏名又は名称】西森 正博
(72)【発明者】
【氏名】中村 礼博
(72)【発明者】
【氏名】木村 栄利
(72)【発明者】
【氏名】西本 栄一
【審査官】
佐藤 美紗子
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−043520(JP,A)
【文献】
特開2007−162451(JP,A)
【文献】
特開2012−092615(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 7/00−7/10
E06B 3/70
E06B 3/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドア本体(10)に屋内外を連通する通風用開口部(17)が形成され、前記通風用開口部(17)の屋外側を覆い隠すカバー部材(22)が設けられた通風機能を有するドア(1)であって、前記カバー部材(22)は、屋内外方向に移動可能に取り付けられて、前記通風用開口部(17)に対向したまま屋外方向へ張り出して前記通風用開口部(17)を開放する開放状態と、屋内方向へ引っ込んで前記通風用開口部(17)を閉塞する閉塞状態とに切換可能とされ、前記カバー部材(22)の開放状態において、前記ドア本体(10)の屋外側表面(10a)に沿って横方向に流れる風を前記カバー部材(22)の裏側に取り込む風取込口(30)(30)が形成され、前記カバー部材(22)の裏側に、前記風取込口(30)(30)から取り込んだ風が前記通風用開口部(17)へ流れ込むように風の流れを切り換える風当たり部(31)(31)が設けられ、
前記カバー部材(22)は、前記通風用開口部(17)の幅方向中央付近に対応して配された基体(26)と、この基体(26)から横方向に互いに離間するように張り出した一対の羽根体(27)(27)とを備え、前記一対の羽根体(27)(27)の先端部(28)(28)間の横幅が前記通風用開口部(17)の屋外側の横幅よりも幅広とされ、前記一対の羽根体(27)(27)の先端部(28)(28)裏側に、前記風取込口(30)(30)がそれぞれ形成され、
前記基体(26)は、前記一対の羽根体(27)(27)よりも屋内方向へ突出されていて、この基体(26)における前記風取込口(30)(30)に対向する両側面が前記風当たり部(31)(31)とされ、
前記カバー部材(22)を屋内外方向に移動させるための移動手段(23)が設けられ、
この移動手段(23)は、カバー部材22を屋内外方向に移動させるためのものであって、通風用開口部(17)を挟むようにして枠部材21に取り付けた左右一対のアーム機構(35)からなり、
このアーム機構(35)は、屋内側からの操作によって上下方向に回動可能とされる連結バー(43)を介して連結された操作レバー(36)と、この操作レバー(36)の回動に連動して上下動可能とされた支持軸(37)と、この支持軸(37)の上下動に連動して回動可能とされたアーム材(38)とを備え、
このアーム材(38)は、上下方向に沿って配された板状のもので、その上端部(38a)がカバー部材(22)の上端部裏側に横軸(39)を介して回転自在に連結され、その下端部(38b)が枠部材(21)の支持板(40)に横軸(41)を介して回転自在に連結され、その中間部(38c)の屋外側には、支持軸(37)に当接する傾斜端面(42)が形成されている、ことを特徴とする通風機能を有するドア。
【請求項2】
前記通風用開口部(17)の屋内側を覆うようにして防虫網(24)が張設された請求項1記載の通風機能を有するドア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、主として住宅やマンション等の建物の玄関ドアとして用いられる通風機能を有するドアに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば特許文献1や特許文献2にも開示されているように、住宅やマンション等の建物における玄関ドアとして、通風機能を有するものが各種提案されている。
【0003】
特許文献1に記載の玄関ドアは、ドア本体に屋内外を連通する通風用開口部が形成され、通風用開口部の屋外側及び屋内側を覆うカバー部材が設けられ、屋外側のカバー部材の両側端部付近には、風を取り込む隙間が形成されている。特許文献2に記載の玄関ドアは、ドア本体に屋内外を連通する通風用開口部が形成され、通風用開口部の屋外側を覆うカバー部材が設けられ、通風用開口部の屋内側に小扉が設けられ、カバー部材には、風を取り込む通風孔が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−54362号公報
【特許文献2】特開平11−200723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、建物周辺の風は、建物外壁に沿って横方向に流れる傾向にあり、玄関ドア付近ではドア本体の屋外側表面に沿って横方向に流れることが多い。ところが、上記の玄関ドアにおいては、ドア本体の屋外側表面に対して向ってくるように流れる風については、比較的スムーズに取り込んで通風用開口部へ流れ込ませることができるが、ドア本体の屋外側表面に沿って横方向に流れる風については、スムーズに取り込んで通風用開口部へ流れ込ませることができず、通風効率が悪いといった不具合があった。
【0006】
また、玄関ドア自体を屋外側へ僅かに開け放して、この状態を金具等で保持することで、通風を確保することも一般的に行われている。この場合、建物外壁に沿って横方向に流れる風をスムーズに取り込んで通風効率を高めることができるものの、防犯上の配慮に欠け、また屋外側から建物内部が見える(特に集合住宅では共用部分から居室内が見える)こともあってプライバシー保護の配慮にも欠けることから、特に集合住宅においては使用し難いといった不具合があった。
【0007】
この発明は、上記の不具合を解消して、防犯やプライバシー保護に配慮しながら通風効率を高めることができる通風機能を有するドアの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、この発明の通風機能を有するドア1は、ドア本体10に屋内外を連通する通風用開口部17が形成され、前記通風用開口部17の屋外側を覆い隠すカバー部材22が設けられたものであって、前記カバー部材22は、屋内外方向に移動可能に取り付けられて、前記通風用開口部17に対向したまま屋外方向へ張り出して前記通風用開口部17を開放する開放状態と、屋内方向へ引っ込んで前記通風用開口部17を閉塞する閉塞状態とに切換可能とされ、前記カバー部材22の開放状態において、前記ドア本体10の屋外側表面10aに沿って横方向に流れる風を前記カバー部材22の裏側に取り込む風取込口30、30が形成され、前記カバー部材22の裏側に、前記風取込口30、30から取り込んだ風が前記通風用開口部17へ流れ込むように風の流れを切り換える風当たり部31、31が設けられたことを特徴とする。
【0009】
具体的に、前記カバー部材22は、前記通風用開口部17の幅方向中央付近に対応して配された基体26と、この基体26から横方向に互いに離間するように張り出した一対の羽根体27、27とを備え、前記一対の羽根体27、27の先端部28、28間の横幅が前記通風用開口部17の屋外側の横幅よりも幅広とされ、前記一対の羽根体27、27の先端部28、28の裏側に、前記風取込口30、30がそれぞれ形成されている。
【0010】
また、前記基体26は、前記一対の羽根体27、27よりも屋内方向へ突出されていて、この基体26における前記風取込口30、30に対向する両側面が前記風当たり部31、31とされている。
【0011】
さらに、前記カバー部材22を屋内外方向に移動させるための移動手段23が設けられ、この移動手段23は、
この移動手段23は、カバー部材22を屋内外方向に移動させるためのものであって、通風用開口部17を挟むようにして枠部材21に取り付けた左右一対のアーム機構35、35からなり、このアーム機構35、35は、屋内側からの操作によって上下方向に回動可能とされる連結バー43を介して連結された操作レバー36と、この操作レバー36の回動に連動して上下動可能とされた支持軸37と、この支持軸37の上下動に連動して回動可能とされたアーム材38とを備え、このアーム材38は、上下方向に沿って配された板状のもので、その上端部38aがカバー部材22の上端部裏側に横軸39を介して回転自在に連結され、その下端部38bが枠部材21の支持板40に横軸41を介して回転自在に連結され、その中間部38cの屋外側には、支持軸37に当接する傾斜端面42が形成されている、屋内側から操作可能とされている。さらにまた、前記通風用開口部17の屋内側を覆うようにして防虫網24が張設されている。
【発明の効果】
【0012】
この発明の通風機能を有するドアにおいては、カバー部材を開放状態とすることで、ドア本体の屋外側表面に沿って横方向に流れる風を、風取込口からカバー部材の裏側へスムーズに取り込むとともに、風当たり部を利用して通風用開口部へ効率良く流れ込ませて、屋内へ取り入れることができる。しかも、ドアを閉めて施錠したままで、カバー部材を開放状態とすることができ、さらにカバー部材を開放状態としても、カバー部材によって通風用開口部の屋外側が覆い隠され、屋外側から通風用開口部が見える角度や位置が制限されて、通風用開口部を通して屋内側が見え難くなっている。これにより、防犯やプライバシー保護に配慮しながら、通風効率を格段に高めることができる。
【0013】
また、カバー部材における羽根体の先端部間の横幅を通風用開口部の屋外側の横幅よりも幅広として、それら先端部の裏側に風取込口をそれぞれ形成することで、通風用開口部及び風取込口が屋外側からより一層見え難くなって、ドア自体の見栄えも向上することができる。
【0014】
さらに、カバー部材における基体の両側面を風当たり部とすることで、カバー部材の裏側に風当たり部となる部材を別途設けずに済み、また、屋外側から風当たり部が見え難くなることから、構造の簡略化と共に意匠性の向上を図ることができる。
【0015】
また、移動手段を屋内側から操作可能とすることで、屋内に居ながらにしてカバー部材の状態切換を行うことができ、使用性の向上を図ることができる。さらにまた、通風用開口部の屋内側を防虫網で覆うことで、通風時における屋内への害虫の侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】この発明の一実施形態に係る通風機能を有するドアを屋外側から見た図である。
【
図3】カバー部材が開放状態のときの通風ユニットの横断面図である。
【
図4】カバー部材が閉塞状態のときの通風ユニットの横断面図である。
【
図5】カバー部材が開放状態のときのアーム機構の状態を示す縦断面図である。
【
図6】カバー部材が閉塞状態のときのアーム機構の状態を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係る通風機能を有するドア1は、建物の玄関ドアとして用いられるものであって、
図1及び
図2に示すように、屋外側へ向って片開きするように、建物側のドア枠2に丁番3を介して取り付けられている。
【0018】
この玄関ドア1は、ドア本体10と、このドア本体10の縦長貫通孔11に装着された縦長の通風ユニット20とを備えている。なお、12は把手、13は玄関錠、14はサムターン、15は郵便投入口、16は郵便受箱である。また、縦長貫通孔11及び通風ユニット20は、サムターン14から離れたドア本体10の基端部(丁番3側の端部)に沿って配置されていて、防犯上の配慮がなされている。
【0019】
通風ユニット20は、屋内外間の通風を制御するもので、
図3乃至
図6に示すように、縦長の枠部材21と、縦長のカバー部材22と、移動手段23とを備えている。
【0020】
枠部材21は、左右一対の縦材21a、21aと上下一対の横材21b、21bとを方形枠状に組み付けてなる。この枠部材21は、ドア本体10の縦長貫通孔11に沿って嵌め込まれていて、枠部材21によって囲まれた部分が屋内外を連通する縦長の通風用開口部17とされている。また、枠部材21には、通風用開口部17の屋内側を覆うようにして防虫網24が張設されている。さらに、防虫網24よりも屋外側において、枠部材21の内周に沿ってシール材25が方形枠状に取り付けられている。
【0021】
カバー部材22は、ドア本体10に形成された上記の通風用開口部17の屋外側を覆い隠すもので、屋内外方向に移動可能に取り付けられて、通風用開口部17に対向したまま屋外方向へ張り出して通風用開口部17を開放する開放状態と、屋内方向へ引っ込んで通風用開口部17を閉塞する閉塞状態とに切換可能とされている。
【0022】
具体的に、カバー部材22は、
図3及び
図4に示すように、通風用開口部17の幅方向中央付近に対応して配された基体26と、この基体26から横方向に互いに離間するように張り出した一対の羽根体27、27とを備えている。
【0023】
基体26は、横断面略凸状に形成されていて、一対の羽根体27、27よりも屋内方向へ突出されている。一対の羽根体27、27は、それら先端部28、28間の横幅(カバー部材22の横幅)が通風用開口部17の屋外側の横幅よりも幅広とされていて、それら先端部28、28の裏側には、屋内方向へ突出するようにシール材29、29がそれぞれ取り付けられている。
【0024】
そして、カバー部材22の開放状態においては、
図3及び
図5に示すように、基体26が通風用開口部17から抜け出すことで、通風用開口部17が開放されるようになっている。また、一対の羽根体27、27における先端部28、28の裏側(シール材29、29と枠部材21の縦材21a、21aとの間)に、ドア本体10の屋外側表面10aに沿って横方向に流れる風をカバー部材22の裏側に取り込む風取込口30、30がそれぞれ形成され、さらに基体26における風取込口30、30に対向する両側面が、風取込口30、30から取り込んだ風を通風用開口部17へ流れ込ませるように風の流れを切り換える風当たり部31、31とされている。
【0025】
カバー部材22の閉塞状態においては、
図4及び
図6に示すように、基体26が通風用開口部17に収まって枠部材21のシール材25に当接することで、通風用開口部17が閉塞されるようになっている。また、一対の羽根体27、27のシール材29、29が枠部材21の縦材21a、21aに当接することで、風取込口30、30が閉塞されるようになっている。
【0026】
移動手段23は、カバー部材22を屋内外方向に移動させるためのものであって、通風用開口部17を挟むようにして枠部材21に取り付けた左右一対のアーム機構35、35からなる。アーム機構35は、屋内側からの操作によって上下方向に回動可能とされた操作レバー36と、この操作レバー36の回動に連動して上下動可能とされた支持軸37と、この支持軸37の上下動に連動して回動可能とされたアーム材38とを備えている。
【0027】
アーム材38は、上下方向に沿って配された板状のもので、その上端部38aがカバー部材22の上端部裏側に横軸39を介して回転自在に連結され、その下端部38bが枠部材21の支持板40に横軸41を介して回転自在に連結され、その中間部38cの屋外側には、支持軸37に当接する傾斜端面42が形成されている。
【0028】
そして、屋内側において各アーム機構35の操作レバー36を上向きに回動させることで、
図5に示すように、支持軸37が下動するとともに、アーム材38が屋外方向へ倒れるように横軸41周りに回動して、これによってカバー部材22が開放状態となる。また、屋内側において各アーム機構35の操作レバー36を下向きに回動させることで、
図6に示すように、支持軸37が上動するとともに、この支持軸37によって傾斜端面42が屋内方向へ押し込まれることで、アーム材38が屋内方向へ立ち上がるように横軸41周りに回動して、これによってカバー部材22が閉塞状態となる。この移動手段23においては、左右のアーム機構35、35の操作レバー36、36が連結バー43を介して連結されていて、左右のアーム機構35、35が連動するようになっている。このため、カバー部材22を屋内外方向へバランス良くスムーズに移動させることができ、カバー部材22を開放状態に確実に保持することができる。
【0029】
なお、移動手段23において、カバー部材22やアーム材38を屋外方向へ付勢するバネ等を設けても良く、この場合、カバー部材22を開放状態にしっかりと保持することができる。また、アーム機構35、35と併せて、カバー部材22の下端部付近を屋内外方向にガイドする機構を設けても良く、この場合、カバー部材22の状態切換を安定して行うことができる。さらに、移動手段23としては、上記のような構造に限定されず、カバー部材22を屋内外方向に移動させて状態切換を行わせることができれば、どのような構造のものであっても良い。
【0030】
上記構成の玄関ドア1においては、カバー部材22を開放状態とすることで、ドア本体10の屋外側表面10aに沿って横方向に流れる風が、風取込口30、30からカバー部材22の裏側へスムーズに取り込まれる。そして、カバー部材22の裏側に取り込まれた風は、カバー部材22の裏側の風当たり部31、31に当たることで流れが切り換わって、通風用開口部17へ効率良く流れ込み、防虫網24を通って屋内へ吹き込むことになる。なお、屋内へ風を取り入れる必要のない場合には、通風ユニット20のカバー部材22を閉塞状態とすることで、通風用開口部17及び風取込口30、30がしっかりと閉塞されて、通風を確実に阻止することができる。
【0031】
これにより、換気扇や空調設備を使用せずに屋内へ風を取り入れることができ、しかも従来のような通風機能を有する玄関ドアと比べて、ドア本体10の屋外側表面10aに沿って横方向に流れる風を効果的に捕らえて、通風効率を格段に高めることができる。加えて、玄関ドア1を閉めて施錠したままで、カバー部材22を開放状態とすることができ、さらにカバー部材22を開放状態としても、通風用開口部17に対向するカバー部材22によって通風用開口部17の屋外側が覆い隠されて、通風用開口部17を通して屋内側が見え難くなっていることから、防犯やプライバシー保護にも十分に配慮することできる。
【0032】
以上に、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、この発明の通風機能を有するドアは、玄関ドアに適用されるだけでなく、勝手口や通用口等のドアに適用しても良い。
【符号の説明】
【0033】
1・・ドア、10・・ドア本体、10a・・ドア本体の屋外側表面、17・・通風用開口部、22・・カバー部材、23・・移動手段、24・・防虫網、26・・基体、27・・羽根体、28・・羽根体の先端部、30・・風取込口、31・・風当たり部