【実施例】
【0547】
実施例−本開示の化合物の合成
一般原則:記載するすべての反応および手技は、十分に換気されているドラフトチャンバで行った。高圧または減圧で行った操作および反応は、ブラストシールドの背後で行った。略語:ACN、アセトニトリル;AcOH、酢酸;AIBN、アゾビスイソブチロニトリル;BuLi、ブチルリチウム;CDI、1,1’−カルボニルジイミダゾール;DBU、1,8−ジアゾビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン;DCE、1,2−ジクロロエタン;DCM、ジクロロメタンまたは塩化メチレン;DIEA、N,N−ジイソプロピルエチルアミン;DMAP、4−ジメチルアミノピリジン;DMF、N,N−ジメチルホルムアミド;DMSO、ジメチルスルホキシド;EDC、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド;EDCI、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩;EtOAc、酢酸エチル;EtOH、エタノール;HATU、2−(1H−7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート;HBTU、O−ベンゾトリアゾール−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファートまたは2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルアミニウムヘキサフルオロホスファート;HMPA、ヘキサメチルホスホルアミド;HOAc、酢酸;HOBT、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール;LDA、リチウムジイソプロピルアミン;MeOH、メタノール;MsCl、メタンスルホニルクロリド;MsOH、メタンスルホン酸;NBS、N−ブロモスクシンイミド;NIS、N−ヨードスクシンイミド;PE、石油エーテル;PTAT、フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド;PTSA、p−トルエンスルホン酸;Py、ピリジン;Pyr、ピリジン;TEA、トリエチルアミン;TFA,トリフルオロ酢酸;THF、テトラヒドロフラン;TMSCl、クロロトリメチルシラン;TsOH、p−トルエンスルホン酸。
【0548】
【化86】
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化合物1.1.4−(4−ブロモフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(800mL)中の1−ブロモ−4−ヨードベンゼン(93.7g、331.21mmol、1.10当量)の撹拌溶液に、30分の間、ブチルリチウムの溶液(150mL、THF中2.43M、1.05当量)を一滴ずつ添加した。得られた溶液を2時間、−78℃で撹拌した。その後、これに、テトラヒドロフラン(800mL)中の4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(60g、301.13mmol、1.00当量)の溶液を−78℃で撹拌しながら30分の間、一滴ずつ添加した。1時間、−78℃で撹拌した後、350mLのH
2Oで反応を注意深く失活させた。得られた混合物を2×400mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:200〜1:10)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、91g(85%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0549】
【化87】
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化合物1.2.4−(4−シアノフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。窒素下、DMF(400mL)中の4−(4−ブロモフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物1.1、36g、101.05mmol、1.00当量)、Pd(PPh
3)
4(11.7g、10.12mmol、0.05当量)、およびZn(CN)
2(17.9g、152.44mmol、1.51当量)の溶液を一晩、80℃で撹拌した。周囲温度に達した後に、600mLのFeSO
4(飽和水溶液)の添加により反応を失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1MのFeSO
4、水そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×300mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×200mLの炭酸カリウム(飽和水溶液)、続いて1×200mLのブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:200〜1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、23g(75%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0550】
【化88】
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化合物1.3.4−(4−シアノフェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル。丸底フラスコにピリジン(40mL)中の4−(4−シアノフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物1.2、2g、6.61mmol、1.00当量)の溶液を入れた。POCl
3(10.16g、66.26mmol、10.02当量)を注意深く添加した。得られた混合物を窒素下で一晩、室温で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。残留物を20mLのDCMに溶かし、2×20mLの重炭酸ナトリウム(水溶液)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、PE/EtOAc(100:1〜30:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、1.4g(74%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0551】
【化89】
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化合物1.4.4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。酢酸エチル(20mL)中の4−(4−シアノフェニル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物1.3、500mg、1.76mmol、1.00当量)の溶液が入っている丸底フラスコを窒素ガスでパージした。その後、その溶液にパラジウム担持炭素(0.1g、10%、60%水)を添加し、その後、そのフラスコを窒素でさらにパージした。その後、雰囲気を水素に変え、その混合物を一晩、室温で撹拌した。その系を窒素でパージした後、固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して、0.2g(40%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0552】
【化90】
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化合物1.5.4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩。100mL三つ口丸底フラスコに酢酸エチル(60mL)中の4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物1.4、4g、13.99mmol、1.00当量)の溶液を入れた。塩化水素(ガス)でその溶液をバブリングし、得られた混合物を1時間、室温で撹拌した。形成された沈殿を濾過によって収集し、乾燥させて、2.2g(71%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)187(M+H)
+。
【0553】
【化91】
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化合物1.6.3−ブロモ−4−メチル安息香酸メチル。メタノール(100mL)中の3−ブロモ−4−メチル安息香酸(20g、93.00mmol、1.00当量)および硫酸(20mL)の溶液を一晩、80℃で撹拌した。その後、その混合物を減圧下で濃縮し、残留物を500mLの酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を3×200mLの水、1×200mLの重炭酸ナトリウム(水溶液)、続いて1×200mLのブラインで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、乾燥させて、20g(94%)の表題化合物を暗赤色油状物として得た。
【0554】
【化92】
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化合物1.7.3−シアノ−4−メチル安息香酸メチル。N,N−ジメチルホルムアミド(250mL)中の3−ブロモ−4−メチル安息香酸メチル(化合物1.6、18g、78.58mmol、1.00当量)、Zn(CN)
2(11.1g、94.87mmol、1.20当量)およびPd(PPh
3)
4(7.3g、6.32mmol、0.08当量)の混合物を窒素雰囲気下、100℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後に、200mLのFeSO
4(飽和水溶液)の注意深い添加によって反応を失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×500mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を3×200mLのブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:50)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、11g(76%)の表題化合物をオフホワイト固体として得た。
【0555】
【化93】
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化合物1.8.3−(N’−ヒドロキシカルバミミドイル)−4−メチル安息香酸メチル。テトラヒドロフラン(100mL)中の3−シアノ−4−メチル安息香酸メチル(化合物1.7、8g、43.38mmol、1.00当量、95%)、NH
2OH・HCl(3.785g、54.86mmol、1.20当量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIEA、17.7g、136.95mmol、3.00当量)の混合物を一晩、70℃で撹拌した。室温に冷却した後、その混合物を減圧下で濃縮した。残留物を水に溶かし、そのpHを塩化水素(水溶液、1M)で2〜3に調整した。その混合物を3×40mLの酢酸エチルで洗浄した後、水性層のpHをNaOH(水溶液、2M)で8〜9に調整し、その後、3×30mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、2.76g(29%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0556】
【化94】
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化合物1.9.3−カルバミミドイル−4−メチル安息香酸メチル。メタノール(150mL)中の3−(N’−ヒドロキシカルバミミドイル)−4−メチル安息香酸メチル(化合物1.8、8g、36.50mmol、1.00当量、95%)の溶液が入っている丸底フラスコを窒素ガスでパージした。その溶液にパラジウム担持炭素(9g、10%、60%水)を添加し、その後、そのフラスコを窒素ガスでさらにパージした。その後、雰囲気を水素に変え、その混合物を一晩、25℃で、バルーン下で撹拌した。その系を窒素でパージした後、固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して、4g(54%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【0557】
【化95】
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化合物1.10.1 3−ブロモジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン。0℃で窒素下、テトラヒドロフラン(100mL)中のジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(10g、99.88mmol、1.00当量)およびNH
4OAc(3.56g、46.23mmol)の混合物にN−ブロモスクシンイミド(17.8g、100.00mmol、1.00当量)を幾度かに分けて添加した。得られた混合物を一晩、30℃、窒素下で撹拌した。その後、その反応混合物を濾過し、濾液を濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1/10〜1/5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、15g(50%)の表題化合物を褐色油状物として得た。
【0558】
【化96】
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化合物1.10.4−メチル−3−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸メチル。CH
3CN(15mL)中の3−カルバミミドイル−4−メチル安息香酸メチル(化合物1.9、400mg、1.98mmol、1.00当量、95%)、3−ブロモジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物1.10.1、750mg、2.09mmol、1.00当量)および炭酸カリウム(580mg、4.20mmol、2.00当量)の混合物を一晩、80℃、窒素下で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を50mLの酢酸エチルに溶解させ、2×10mLのH
2Oで洗浄した。有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用してその残留物を精製し、酢酸エチル/石油エーテル(1/3)を使用して精製して、0.21g(37%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0559】
【化97】
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化合物1.11.4−メチル−3−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸。12mLメタノール/H
2O(2:1)中の4−メチル−3−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸メチル(化合物1.10、210mg、0.73mmol、1.00当量、95%)および水酸化ナトリウム(92.65mg、2.32mmol、3.00当量)の混合物を油浴の中で60℃で撹拌した。2時間後、その反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を5mLのH
2Oに溶かした。得られた混合物を3×10mLの酢酸エチルで洗浄し、その後、塩化水素(水溶液、2M)を使用して水性層のpHを2〜3に調整した。得られた混合物を3×30mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、0.21g(89%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0560】
【化98】
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化合物1.メチル4−(1−(4−メチル−3−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF中の4−メチル−3−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸(化合物1.11、60mg、0.22mmol、1.00当量、95%)、EDCI(88.4mg、0.46mmol、2.00当量)、DMAP(85.12mg、0.70mmol、3.00当量)および4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、52mg、0.23mmol、1.00当量)の混合物を室温で撹拌した。3時間後、その反応混合物を40mLのDCMで希釈し、2×10mLのNH
4Cl(飽和水溶液)、続いて2×10mLのブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。その粗生成物(約100mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−006(Waters)):カラム、SunFire PrepC18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH3CN(15.0%CH3CNから12分間で42.0%に上昇、1分間で100.0%に上昇);検出器、uv254/220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、32.9mg(34%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)427(M+H)
+。
【0561】
【化99】
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化合物2.1.5−ヨード−2,4−ジメチル安息香酸。酢酸(150mL)中の2,4−ジメチル安息香酸(20g、133.18mmol、1.00当量)、過ヨウ素酸ナトリウム(14.27g、66.72mmol、0.50当量)、ヨウ素(37.25g、146.76mmol、1.10当量)および硫酸(1.96g、19.98mmol、0.15当量)の溶液を油浴の中で110℃で撹拌した。6時間後、その反応混合物を放置して周囲温度に至らせ、その後、1.2Lの水で希釈した。これに800mLのNa
2S
2O
3水溶液(飽和水溶液)を注意深く添加した。結果として生じた固体を濾過によって収集し、1.2Lの酢酸エチルに溶解させ、1×300mLのNa
2S
2O
3(飽和水溶液)、続いて1×400mLのブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。その粗製残留物をエタノール:H
2O(2:1)から再結晶させて、30g(82%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0562】
【化100】
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化合物2.2.5−ヨード−2,4−ジメチル安息香酸メチル。メタノール(100mL)中の5−ヨード−2,4−ジメチル安息香酸(化合物2.1、10g、32.60mmol、1.00当量、90%)および硫酸(10mL)の溶液を一晩、80℃で撹拌した。室温に冷却した後、その混合物を減圧下で濃縮し、残留物を200mLの酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を3×50mLの水、2×50mLの重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)、続いて2×50mLのブラインで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、9.2g(88%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0563】
【化101】
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化合物2.3.5−シアノ−2,4−ジメチル安息香酸メチル。N,N−ジメチルホルムアミド(120mL)中の5−ヨード−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物2.2、9.2g、31.71mmol、1.00当量)、Zn(CN)
2(4.46g、38.12mmol、1.20当量)およびPd(PPh
3)
4(2.93g、2.54mmol、0.08当量)の溶液を窒素雰囲気下、100℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後に、100mLのFeSO
4(飽和水溶液)の注意深い添加によって反応を失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×20mLのブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、6.2g(93%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0564】
【化102】
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化合物2.4.5−(N’ヒドロキシカルバミミドイル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル。EtOH(20mL)中の5−シアノ−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物2.3、6g、28.54mmol、1.00当量、90%)およびNH
4OH(10mL、5.00当量、水中50%)の溶液を油浴の中で100℃で撹拌した。2時間後、その混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を100mLの酢酸エチルで希釈し、2×20mLのブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、4.66g(66%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0565】
【化103】
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化合物2.5.5−カルバミミドイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩。AcOH(21mL)中の5−(N’−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物2.4、4.66g、18.87mmol、1.00当量、90%)およびAc
2O(2.36g、23.09mmol、1.10当量)の溶液を室温で撹拌した。5分後、そのフラスコを窒素でパージし、HCOOK(8.8g、104.76mmol、5.00当量)およびパラジウム担持炭素(10%、2.33g)を添加した。フラスコを窒素、続いて水素でパージした。その混合物を水素雰囲気(バルーン)下、室温で4時間撹拌した。その系を窒素でパージした後、固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を50mLのエタノールに溶解させ、そのpHを塩化水素(水溶液、5M)で5〜6に調整した。結果として生じた固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して、4gの表題化合物を白色固体として得た。
【0566】
【化104】
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化合物2.6.2−(5−(メトキシカルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル。CH
3CN(15mL)中の5−カルバミミドイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩(methyl methyl 5−carbamimidoyl−2,4−dimethylbenzoate hydrochloride)(化合物2.5、500mg、90%)、3−ブロモ−4−オキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(860mg、2.78mmol)および炭酸カリウム(570mg、4.12mmol)の混合物を一晩、窒素下、80℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を25mLの酢酸エチルに溶解させ、2×10mLのH
2Oで洗浄した。有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。このようにして得た粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を溶離剤として用いて精製して、0.3gの表題化合物を白色固体として得た。
【0567】
【化105】
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化合物2.7.5−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸。15mLのメタノール/H
2O(2:1)中の2−(5−(メトキシカルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物2.6、300mg、0.70mmol、1.00当量、90%)および水酸化ナトリウム(62mg、1.55mmol、2.00当量)の混合物を油浴の中で40℃で撹拌した。2時間後、その反応混合物を減圧下でその体積の約1/3に濃縮した。残存混合物のpH値を塩化水素(水溶液、1M)で3〜4に調整した。結果として生じた固体を濾過によって収集し、オーブンの中で減圧下で乾燥させて、0.2g(69%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0568】
【化106】
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化合物2.8.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル。DMF(5mL)中の化合物2.7(125mg、0.30mmol、1.00当量、90%)、DIEA(130.5mg、1.01mmol、3.00当量)、HBTU(256.2mg、0.68mmol、2.00当量)および4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、75mg、0.30mmol、1.00当量)の溶液を一晩、室温で撹拌した。その後、その反応混合物を50mLの酢酸エチルで希釈し、2×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用してその残留物を精製し、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を使用して精製して、0.1g(55%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0569】
【化107】
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化合物2.9.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。ジクロロメタン(3mL)中の2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物2.8、100mg、0.17mmol、1.00当量、90%)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。得られた混合物を室温で撹拌した。2時間後、その反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタンに溶かし、重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で洗浄した。有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、0.1g(68%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0570】
【化108】
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化合物2.4−(1−(5−(5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。窒素下、DMF(2mL)中の4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物2.9、20mg、0.02mmol、1.00当量、50%)の撹拌混合物に、DMF(0.2mL)中のAc
2O(2.4mg、0.02mmol、1.00当量)の溶液を0℃で一滴ずつ添加した。得られた溶液を水/氷浴の中で1時間、0〜3℃で撹拌した。その後、その反応混合物を50mLの酢酸エチルで希釈し、2×20mLのブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。その粗製残留物(50mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−006(Waters)):カラム、xbridge C18;移動相、0.05%NH
3・H
2Oを伴う水とCH
3CN(2分間、5%CH
3CNを保持、10分間で20%〜46%に上昇、12分間で100%に上昇、14分間で20%に降下);検出器、UV254/220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、5.5mgの表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)482(M+H)
+。
【0571】
【化109】
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化合物3.4−(1−(3−(5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)468(M+H)
+。
【0572】
【化110】
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化合物4.4−(1−(4−メチル−3−(5−(メチルスルホニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)504(M+H)
+。
【0573】
【化111】
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化合物5.4−(1−(5−(5−(イソプロピルスルホニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)546(M+H)
+。
【0574】
【化112】
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化合物6.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)−2−フルオロベンゾニトリル。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)459(M+H)
+。
【0575】
【化113】
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化合物7.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−N,N−ジメチル−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−スルホンアミド。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)547(M+H)
+。
【0576】
【化114】
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化合物8.(2,4−ジメチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)フェニル)(4−(4−トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)484(M+H)
+。
【0577】
【化115】
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化合物9.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−N−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−6−カルボキサミド。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【0578】
【化116】
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化合物11.1.4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。窒素下、−78℃でジクロロメタン(250mL)中の化合物1.2(5g、16.54mmol、1.00当量)の撹拌溶液にDeoxo−Fluor(登録商標)(4.4g、19.89mmol、1.20当量)を一滴ずつ添加した。得られた混合物を1時間、−78℃で撹拌した。その後、その反応混合物を50mLの重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)の添加により注意深く失活させ、3×100mLのジクロロメタンで抽出した。併せた有機層を150mLのブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:30)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、2.5g(35%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0579】
【化117】
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化合物11.2.4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DCM(40mL)中の化合物11.1(620mg、1.02mmol、1.00当量、50%)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(6g、52.62mmol、51.66当量)を一滴ずつ添加した。周囲温度で2時間撹拌した後、その混合物を減圧下で濃縮した。残留物をDCMに溶かし、重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。相を分離し、水性層を2×50mLのDCMで抽出した。併せた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、0.4gの表題化合物を薄黄色固体として得た。m/z(ES+)205(M+H)
+。
【0580】
【化118】
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化合物11.2HCl塩.4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩。化合物1.5の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物1.4の代わりに化合物11.1を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)205(M+H)
+。
【0581】
【化119】
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化合物11.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物1.5の代わりに化合物11.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)459(M+H)
+。
【0582】
【化120】
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化合物12.(4−(4−クロロフェニル)ピペリジン−1−イル)(2,4−ジメチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)フェニル)メタノン。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)450(M+H)
+。
【0583】
【化121】
[この文献は図面を表示できません]
化合物13.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−N−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール−5−カルボキサミド。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)482(M+H)
+。
【0584】
【化122】
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化合物14.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)441(M+H)
+。
【0585】
【化123】
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化合物15.(2,4−ジメチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)フェニル)(4−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)500(M+H)
+。
【0586】
【化124】
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化合物16.1.N
2−(2−メトキシエチル)−N
2−メチル−5−ニトロピリジン−2,4−ジアミン。DMF(20mL)中の2−クロロ−5−ニトロピリジン−4−アミン(500mg、2.88mmol、1.00当量)、トリエチルアミン(1.167g、11.53mmol、4.00当量)および(2−メトキシエチル)(メチル)アミン(514mg、5.77mmol、2.00当量)の溶液をブラストシールドの背後の封管の中で55℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、その混合物を100mLの水で希釈し、3×150mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、723mg(粗製)の表題化合物を暗赤色油状物として得た。
【0587】
【化125】
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化合物16.2.N
2−(2−メトキシエチル)−N
2−メチルピリジン−2,4,5−トリアミン。メタノール(30mL)中の化合物16.1(400mg、1.77mmol、1.00当量))の溶液が入っている丸底フラスコを窒素ガスでパージした。その後、その溶液にパラジウム担持炭素(40mg、10%、60%水)を添加した。そのフラスコを窒素でさらにパージし、その後、雰囲気を水素に変えた。その混合物を室温で、水素を有するバルーンのもとで4時間撹拌した。その系を窒素でパージした後、固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して、300mg(86%)の表題化合物を薄褐色固体として得た。この粗生成物は不安定であることが判明したので直ちに使用した。
【0588】
【化126】
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化合物16.3.5−ホルミル−2,4−ジメチル安息香酸。窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(150mL)中の5−ヨード−2,4−ジメチル安息香酸(化合物2.1、5g、18.11mmol、1.00当量)の撹拌溶液にn−BuLi(THF中2.5M、18mL、2.50当量)を一滴ずつ添加した。−78℃で1時間撹拌した後、DMF(5g、68.4mmol、3.80当量)を一滴ずつ添加した。得られた混合物を−78℃でさらに0.5時間撹拌し、その後、50mLの水をゆっくりと添加することによって注意深く失活させた。その後、そのpHを、HCl水溶液(水溶液、6M)を使用して約3〜4に調整した。その混合物を3×200mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。このようにして得た残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10〜1:5)を勾配として用いて精製して、2.4g(74%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0589】
【化127】
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化合物16.4.4−(1−(5−ホルミル−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(15mL)中の5−ホルミル−2,4−ジメチル安息香酸(化合物16.3、950mg、5.33mmol、1.10当量)の撹拌溶液に、DIEA(2.48g、19.19mmol、4.00当量)、続いてHBTU(3.67g、9.68mmol、2.00当量)、そして4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、1.07g、4.80mmol、1.00当量)を添加した。一晩、周囲温度で撹拌した後、60mLの水の添加によって反応を失活させた。得られた混合物を3×150mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を併せ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10〜1:3)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、1.4g(84%)の表題化合物を褐色油状物として得た。
【0590】
【化128】
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化合物16.4−(1−(5−(6−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。エタノール(20mL)中の化合物16.2(300mg、1.53mmol、1.30当量)、化合物16.4(407mg、1.17mmol、1.00当量)および酢酸アンモニウム(362mg、4.70mmol、4.00当量)の溶液を油浴の中で一晩、70℃で撹拌した。その後、その得られた混合物を真空下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10〜2:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、約200mgの生成物を得、それをさらに次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−006(Waters)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH3CN(2分間、5.0%CH3CNを保持、1分間で25.0%に上昇、12分間で55.0%に上昇、1分間で100.0%に上昇);検出器、UV254/220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、150mg(24%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)523(M+H)
+。
【0591】
【化129】
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化合物17.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−モルホリノ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)521(M+H)
+。
【0592】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
化合物18.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)534(M+H)
+。
【0593】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0594】
【化132】
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化合物19.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(ピペラジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)519(M+H)
+。
【0595】
【化133】
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化合物20.1.5−ニトロ−2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−4−アミン。還流冷却器を装備した500mL丸底フラスコに2−クロロ−5−ニトロピリジン−4−アミン(2.00g、11.5mmol、1.0当量)、ピロリジン(2.86mL、34.6mmol、3.0当量)、炭酸カリウム(4.78g、34.6mmol、3.0当量)およびアセトニトリル(50mL)を投入した。その混合物を70℃で一晩、窒素下で加熱し、その後、室温に冷却した。黄色固体を濾過によって収集し、アセトニトリル、水そしてヘキサンで洗浄した。固体を乾燥させて表題化合物を明黄色固体(1.43g、第一収量)として得た。濾液から溶媒を除去し、水性部分を酢酸エチルで抽出した。その有機抽出物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で除去して、追加の生成物をオレンジ/黄色固体(820mg、第二収量)として得た。生成物の第二収量を酢酸エチル(3mL)と共に摩砕し、その後、濾過し、酢酸エチル(2×1mL)そしてジエチルエーテル(3mL)で洗浄して、明黄色固体(751mg)を得た。得られた5−ニトロ−2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−4−アミンの総収量は、2.18g(91%)であった。m/z(ES+)209.1(M+H)
+。
【0596】
【化134】
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【0597】
【化135】
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化合物20.2.6−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3,4−ジアミン。100mL丸底フラスコに5−ニトロ−2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−4−アミン(化合物20.1、800mg、3.84mmol、1.0当量)および炭素担持Pd(10重量%Pd、400mg、0.38mmol、0.1当量)を添加した。その系を窒素でパージし、メタノール(19mL)を投入し、続いて水素を充填した。その混合物を室温、水素下で4時間撹拌し、その後、窒素でパージした。混合物をセライトに通して濾過し、MeOHで入念に洗浄した。溶媒を真空下で除去して、表題化合物を紫色固体として得た(641mg、94%)。m/z(ES+)179.3(M+H)
+。
【0598】
【化136】
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化合物20.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。100mL丸底フラスコに6−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3,4−ジアミン(化合物20.2、641mg、3.60mmol、1.0当量)、4−(1−(5−ホルミル−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物16.4、1.25g、3.60mmol、1.0当量)、メタ重亜硫酸ナトリウム(890mg、4.68mmol、1.3当量)およびDMF(36mL)を添加した。その混合物を100℃、空気下で22時間加熱し、その後、放置して室温に冷却した。水(80mL)をその撹拌溶液に、さらなる生成物が沈殿しなくなるまで、ゆっくりと添加した。固体を濾過し、水(2×15mL)で洗浄し、乾燥させて褐色固体(1.42g)にした。放置すると濾液から追加の生成物が沈殿した。それを濾過し、水(2×10mL)で洗浄して、オフホワイトの固体(241mg)を得た。上の反応を、説明したまさにその手法および量で2回繰り返して、追加の生成物を得た(最初の沈殿で1.26gの褐色固体、加えて追加の沈殿から288mgのオフホワイト固体)。これらの2回の反応からの水性濾液を併せ、NaHCO
3水溶液を添加してそのpHを7に調整した。その水溶液をDCM/2%MeOH(300mL)で抽出し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、蒸発させて、褐色固体(547mg)を得た。得られたすべての生成物を併せ、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH)によって精製して、表題混合物を黄色固体として得た(2.37g、2回の反応についての理論収量に基づき65%)。m/z(ES+)505.1(M+H)
+。
【0599】
【化137】
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化合物20HCl塩.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物20遊離塩基、2.31g、4.58mmol)に、これが完全に溶解するまで、ジクロロメタン(約50mL)を添加し、その後、ジオキサン中4M HCl(5mL、20mmol、4.3当量)を添加した。溶媒を除去し、残留物をDCMに溶解させ、真空下で除去した。得られた塩酸塩を沸騰エタノール(180mL)から再結晶させ、放置してゆっくりと室温に冷却した。その混合物を室温で一晩放置し、その後、4時間、冷凍器内に置いた。結果として生じた固体を濾過し、冷エタノール(25mL)、続いてジエチルエーテル(25mL)で洗浄した。固体を乾燥させて、オフホワイトから薄灰色の固体(1.82g、73%)を得た。
【0600】
【化138】
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【0601】
【化139】
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化合物20MsOH塩.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルメタンスルホン酸塩。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物20HCl塩、1.82g、3.36mmol)を水(100mL)+飽和NaHCO
3(50mL)に添加し、1:1 DCM/EtOAc(500mL)+MeOH(25mL)で抽出した。全生成物が完全に溶解したら、層を分離し、水性部分を追加の1:1 DCM/EtOAc(100mL)で抽出した。併せた有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、蒸発させて、薄黄色粉末(1.68g、3.33mmol)を得た。この遊離塩基材料を高温アセトニトリル(10mL)に溶解させ、その後、1.0Mメタンスルホン酸水溶液(3.33mL、3.33mmol、1.0当量)を添加し、十分に混合した。追加の水(6mL)を添加し、その混合物を凍結させ、凍結乾燥機で乾燥させて、黄色粉末(1.99g、99%)を得た。m/z(ES+)505.1(M+H)
+。
【0602】
【化140】
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化合物21.4−(1−(5−(6−(アゼチジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)491(M+H)
+。
【0603】
【化141】
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化合物22.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(メチルスルホニル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)514(M+H)
+。
【0604】
【化142】
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化合物23.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(メチルスルホニル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)514(M+H)
+。
【0605】
【化143】
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【0606】
【化144】
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化合物24.4−(1−(5−(5−(アゼチジン−1−イル)−1H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、2−クロロ−5−ニトロピリジン−4−アミンおよび(2−メトキシエチル)(メチル)アミンの代わりに、それぞれ、6−クロロ−3−ニトロピリジン−2−アミンおよびアゼチジン塩酸塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)491(M+H)
+。
【0607】
【化145】
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化合物25.4−(1−(5−(6−(アゼチジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物1.5の代わりに化合物11.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)509(M+H)
+。
【0608】
【化146】
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化合物26.1.4−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。窒素下、−78℃でトルエン(1000mL)中の2,5−ジブロモピリジン(10g、42.19mmol、1.00当量)の撹拌溶液にn−BuLi(18mL、トルエン中2.5M)を一滴ずつ添加した。−78℃で1時間後、トルエン(200mL)中の4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(10g、50.25mmol、1.19当量)の溶液を撹拌しながら一滴ずつ添加した。−78℃でさらに2時間の撹拌した後に、300mLの水の添加によって注意深く反応を失活させた。得られた混合物を3×500mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×300mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:5)を用いてその残留物を精製して、6.5g(42%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0609】
【化147】
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化合物26.2.4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。DMF(50mL)中の4−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物26.1、1g、2.80mmol、1.00当量)、シアン化亜鉛(400mg、3.42mmol、1.22当量)、Pd(PPh
3)
4(200mg、0.17mmol、0.06当量)の混合物を窒素下で2時間、100℃で撹拌した。室温に冷却した後に300mLのFeSO
4(飽和水溶液)の注意深い添加によって反応を失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×100mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:4)を用いてその残留物を精製して、0.5g(58%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0610】
【化148】
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化合物26.3.4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。窒素下、−78℃でジクロロメタン(50mL)中の4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物26.2、1g、3.13mmol、1.00当量、95%)の溶液にジクロロメタン(10mL)中のビス(2−メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオリド(830mg、3.75mmol、1.20当量)の溶液を1分間の間に1滴ずつ添加した。得られた混合物を1時間、−78℃で撹拌した。その後、水を1滴ずつ添加することによって注意深く反応を失活させ、2×20mLの重炭酸ナトリウム(水溶液)、続いて3×20mLのブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)を用いてそのL'91e製残留物を精製して、0.38g(38%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0611】
【化149】
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化合物26.4.6−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ニコチノニトリルトリフルオロ酢酸塩。ジクロロメタン(20mL)中の4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物26.3、1g、3.11mmol、1.00当量、95%)の撹拌溶液にTFA(3.75g、32.89mmol、10.57当量)を一滴ずつ添加した。1時間、25℃で撹拌した後、その混合物を減圧下で濃縮して、0.5gの表題化合物を褐色油状物として得た。
【0612】
【化150】
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化合物26.6−(1−(5−(6−(アゼチジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ニコチノニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物1.5の代わりに化合物26.4を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)509(M+H)
+。
【0613】
【化151】
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化合物27.4−(1−(4−メチル−3−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、5−ヨード−2,4−ジメチル安息香酸の代わりに3−ブロモ−4−メチル安息香酸を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)491(M+H)
+。
【0614】
【化152】
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化合物28.4−(1−(3−(1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16および27の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)422(M+H)
+。
【0615】
【化153】
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化合物29.4−(1−(3−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16および27の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)421(M+H)
+。
【0616】
【化154】
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化合物30.4−(1−(3−(6−クロロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16および27の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)456(M+H)
+。
【0617】
【化155】
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化合物31.4−(1−(2−メチル−5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、5−ヨード−2,4−ジメチル安息香酸(化合物2.1)の代わりに5−ブロモ−2−メチル安息香酸を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)491(M+H)
+。
【0618】
【化156】
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化合物32.4−(1−(2−メトキシ−5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)507(M+H)
+。
【0619】
【化157】
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化合物33.2−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)502(M+H)
+。
【0620】
【化158】
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化合物34.4−(1−(2−クロロ−5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)511(M+H)
+。
【0621】
【化159】
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化合物35.4−(1−(5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)561(M+H)
+。
【0622】
【化160】
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化合物36.4−(1−(3−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)477(M+H)
+。
【0623】
【化161】
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【0624】
【化162】
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化合物37.4−(1−(3−(6−(イソプロピルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物16の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)465(M+H)
+。
【0625】
【化163】
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化合物38.1.テトラヒドロフラン−3−カルボン酸メチル。メタノール(40mL)中のテトラヒドロフラン−3−カルボン酸(540mg、4.65mmol、1.00当量)およびTsOH(10mg、0.06mmol、0.01当量)の溶液を油浴の中で66℃で撹拌した。16時間後、得られた混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を10mLのエーテルに溶解させ、1×20mLのNaHCO
3(飽和水溶液)、続いて3×20mLのブラインで洗浄し、減圧下で濃縮して、0.40g(66%)の表題化合物を無色油状物として得た。
【0626】
【化164】
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化合物38.2.テトラヒドロフラン−3−カルボヒドラジド。丸底フラスコにヒドラジン水和物(20mL)を入れた。これに、テトラヒドロフラン−3−カルボン酸メチル(化合物38.1、390mg、3.00mmol、1.00当量)を撹拌しながら1滴ずつ添加した。得られた混合物を油浴の中で50℃で撹拌した。3時間後、その反応混合物を濃縮し、減圧下で乾燥させて、0.29g(74%)の表題化合物を無色油状物として得た。
【0627】
【化165】
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化合物38.3.3−カルバモチオイル−4−メチル安息香酸メチル。THF/H
2O(40mL)中の3−シアノ−4−メチル安息香酸メチル(化合物1.7、880mg、5.02mmol、1.00当量)およびジチオリン酸O,O’−ジエチル(1.41g、8.29mmol、1.50当量)の溶液を80℃で撹拌した(警告:著しいガスの発生が起こる−本明細書に記載するこの反応およびすべての他の反応は、十分に換気されているドラフトチャンバの中で行うべきである)。3時間後、減圧下で有機溶媒を除去し、残留水性相を3×20mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を減圧下で濃縮して、0.85g(79%)の表題化合物を薄黄色固体として得た。
【0628】
【化166】
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化合物38.4.3−(イミノ(メチルチオ)メチル)−4−メチル安息香酸メチル。テトラヒドロフラン(30mL)中の3−カルバモチオイル−4−メチル安息香酸メチル(化合物38.3、2.10g、9.85mmol、1.00当量)の撹拌溶液にヨードメタン(2.8g、19.73mmol、2.00当量)を一滴ずつ添加した。得られた混合物を室温で撹拌した。3時間後、その反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を真空下で乾燥させて、1.6g(73%)の表題化合物を薄黄色固体として得た。
【0629】
【化167】
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化合物38.5.4−メチル−3−(5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸メチル。AcOH(30mL)中のテトラヒドロフラン−3−カルボヒドラジド(化合物38.2、195mg、1.50mmol、1.50当量)および化合物38.4(223mg、1.00mmol、1.00当量)の溶液を80℃撹拌した。4時間後、その反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を高真空下で乾燥させて、153mg(53%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0630】
【化168】
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化合物38.6.4−メチル−3−(5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸。メタノール(20mL)中の化合物38.5(57mg、0.20mmol、1.00当量)の撹拌溶液に水酸化ナトリウム(水溶液、1M、0.2mL)を一滴ずつ添加した。得られた混合物を室温で撹拌した。4時間後、有機溶媒を減圧下で除去した。残留水性層を2×20mLの酢酸エチルで洗浄した。その後、水性相のpHを塩化水素(水溶液、1M)で4に調整し、結果として生じた固体を濾過によって収集し、乾燥させて、23mg(42%)の表題化合物を薄黄色固体として得た。
【0631】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
化合物38.4−(1−(4−メチル−3−(5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(20mL)中の化合物38.6(137mg、0.50mmol、1.00当量)、HBTU(228mg、0.60mmol、1.20当量)、DIEA(162mg、1.25mmol、2.50当量)および4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(1.5、111mg、0.50mmol、1.00当量)の混合物を室温で撹拌した。1時間後、20mLの水の添加によって反応を失活させ、得られた混合物を3×20mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:3)を用いてその残留物を精製して、35mg(16%)の表題化合物を褐色固体として得た。m/z(ES+)442(M+H)
+。
【0632】
【化170】
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化合物39.1.3−ホルミル−4−メチル安息香酸。窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(30mL)中の3−ブロモ−4−メチル安息香酸(2.14g、10.00mmol、1.00当量)の撹拌溶液にn−BuLi(10mL、THF中2.5M、2.50当量)を一滴ずつ添加した。1時間、−70℃未満で撹拌した後、DMF(5mL)をゆっくりと添加した。得られた溶液をゆっくりと室温に温め、1時間撹拌した。50mLの水をゆっくりと添加することによって注意深く反応を失活させた後、HCl水溶液(6M)を使用してpHを約3〜4に調整した。得られた混合物を2×50mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、1.6g(98%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0633】
【化171】
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化合物39.2.4−(1−(3−ホルミル−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の3−ホルミル−4−メチル安息香酸(化合物39.1、660mg、4.02mmol、1.00当量)、HBTU(2g、5.28mmol、1.30当量)の混合物を室温で撹拌した。1時間後、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(1.5、890mg、4.01mmol、1.00当量)およびDIEA(1.03g、7.98mmol、2.00当量)を添加した。得られた混合物を5時間、室温で、そしてその後、一晩、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その反応混合物を100mLのEtOAcで希釈し、2×50mLのNH
4Cl(飽和水溶液)、続いて2×50mLの重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、1g(75%)の表題化合物を褐色油状物として得た。
【0634】
【化172】
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化合物39.3.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチル安息香酸。THF(5mL)中の4−(1−(3−ホルミル−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物39.2、600mg、1.81mmol、1.00当量)の撹拌混合物に水(10mL)中のKMnO
4(1g)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた混合物を油浴の中で一晩、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、固体を濾過によって除去し、水酸化ナトリウム(水溶液、1M)で濾液のpHを≧10に調整した。得られた混合物を20mLの酢酸エチルで洗浄した。その後、1M HCl水溶液を利用して水性層のpHを約4に調整した。得られた水性相を2×100mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、500mg(80%)の表題化合物を薄黄色油状物として得た。
【0635】
【化173】
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化合物39.4.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチル安息香酸メチル。メタノール(50mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチル安息香酸(化合物39.3、1.392g、4.00mmol、1.00当量)の撹拌混合物に硫酸(784mg、7.99mmol、2.00当量)を一滴ずつ添加した。得られた混合物を一晩、油浴の中で加熱して還流させた。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残留物を20mLのEtOAcで希釈し、1×100mLの飽和重炭酸ナトリウム(水溶液)、続いて1×100mLのブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、1.303g(90%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0636】
【化174】
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化合物39.5.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルベンゾヒドラジド。エタノール(50mL)中の化合物39.4(1.503g、4.15mmol、1.00当量)およびヒドラジン水和物(10mL)の溶液を油浴の中で還流させながら加熱した。2時間後、その混合物を減圧下で濃縮し、残留物を20mLのEtOAcに溶解させた。得られた混合物を1×50mLのH
2O、そして1×50mLのブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、1.353g(90%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0637】
【化175】
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化合物39.6.4−(1−(3−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。ジオキサン/H
2O(1:1)(50mL)中の化合物39.5(380mg、1.05mmol、1.00当量)および重炭酸ナトリウム(105.8mg、1.26mmol、1.20当量)の混合物を室温で撹拌した。5分後、臭化シアン(212mg、2.00mmol、2.00当量)を添加した。得られた混合物を3時間、室温で撹拌した。得られた溶液を3時間、室温で撹拌し、その後、30mLのFeSO
4(飽和水溶液)で失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、397mg(98%)のオフホワイトの固体を得た。
【0638】
【化176】
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化合物39.4−(1−(3−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。エタノール(25mL)中の化合物39.6(397mg、1.02mmol、1.00当量)および水酸化カリウム(287mg、5.12mmol、5.00当量)の混合物を一晩、還流させながら加熱した。その反応混合物を水浴で室温に冷却した後、酢酸でpHを約7に調整した。得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、水で洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5〜1:0)を用いてその粗製残留物を精製した。その生成物を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−006(Waters)):カラム、SunFire Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(2分間、5.0%CH
3CNを保持、1分間で30.0%に上昇、12分間で59.0%に上昇、2分間で100.0%に上昇);検出器、UV254/220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、51.9mg(12%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)416(M+H)
+。
【0639】
【化177】
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化合物40.1.4−(4−シアノフェニル)−4−ヒドロキシアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル。THF(3mL)中の4−ヨードベンゾニトリル(510mg、2.22mmol、1.1当量)の溶液を10mL丸底フラスコに添加し、その系を窒素でパージした。その混合物を−40℃に冷却し、その後、イソプロピルマグネシウムクロリド(THF中2.0M溶液の1.16mL、2.32mmol、1.15当量)を20分かけて1滴ずつ添加した。得られた混合物を−40℃で2時間撹拌し、その後、THF(0.5mL)中の4−オキソアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル(431mg、2.02mmol、1.0当量)を15分かけて1滴ずつ添加した。得られた混合物を−40℃で1時間撹拌し、その後、酢酸エチル(15mL)に入れて希釈し、0.2M HCl(10mL)、0.1M HCl(5mL)、飽和重炭酸ナトリウム(5mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、蒸発させた。残存ケトンおよびアルドール副生成物を除去するために、その残留物をアセトニトリル(3mL)に溶解させ、その後、ヒドラジン(0.2mL)を添加し、60℃で4時間加熱した。その混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、水(20mL)、続いて0.5Mリン酸(3×20mL)、飽和重炭酸ナトリウム(10mL)そしてブライン(10mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、蒸発させた。残留物をシリカカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、表題化合物をピンク色油状物として得た。これは、放置すると凝固した(303mg、47%)。m/z(ES+)317(M+H)
+。
【0640】
【化178】
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化合物40.2.4−(4−シアノフェニル)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルおよび5−(4−シアノフェニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチル。4−(4−シアノフェニル)−4−ヒドロキシアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物40.1、200mg、0.63mmol、1.0当量)が入っているバイアルに、ピリジン(3mL)およびオキシ塩化リン(438μL、4.7mmol、7.5当量)を添加し、その混合物を室温で45時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、残留物をDCM(5mL)に溶解させ、水(10mL)で洗浄した。水性層をDCM(5mL)で抽出し、併せた有機部分を飽和重炭酸ナトリウム(2×10mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、表題化合物の混合物を淡黄色油状物として得た(167mg、89%)。m/z(ES+)299(M+H)
+。
【0641】
【化179】
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化合物40.3.4−(4−シアノフェニル)アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル。4−(4−シアノフェニル)−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルと5−(4−シアノフェニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルの混合物(化合物40.2、167mg、0.56mmol)が入っている25mL丸底フラスコに10%パラジウム担持炭素(40mg)および酢酸エチル(6mL)を添加した。その系を窒素でパージし、その後、水素を充填し、室温で撹拌した。その系を窒素でパージした後、その混合物をセライトに通して濾過し、濾液を濃縮した。残留物を分取TLCによって精製して、無色のろう(77mg、45%)を得た。m/z(ES+)245(Mマイナスt−ブチル+H)
+。
【0642】
【化180】
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化合物40.4.4−(アゼパン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(4−シアノフェニル)アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物40.3、77mg、0.257mmol、1.0当量)が入っているバイアルにDCM(500μL)およびトリフルオロ酢酸(198μL、2.57mmol、10当量)を添加し、その混合物を90分間、開孔状態で撹拌した。混合物を酢酸エチル(5mL)に入れて希釈し、飽和重炭酸ナトリウム(5mL)で洗浄した。水性部分をpH10〜11に調整し、残存する生成物がなくなるまでさらなる酢酸エチルで抽出した。併せた有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、表題化合物を黄色油状物として得た(51mg、理論収量)。m/z(ES+)201(M+H)
+。
【0643】
【化181】
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化合物40.5.4−(1−(3−アミノ−4−メチルベンゾイル)アゼパン−4−イル)ベンゾニトリル。4mLバイアルに3−アミノ−4−メチル安息香酸(27mg、0.18mmol、1.0当量)、4−(アゼパン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物40.4、40mg、0.2mmol、1.1当量)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(20重量%H2Oの39mg、0.23mmol、1.3当量)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(44mg、0.23mmol、1.3当量)、DMF(1mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(93μL、0.54mmol、3.0当量)を加えた。その混合物を室温で4時間撹拌し、その後、酢酸エチル(10mL)に入れて希釈し、ブライン(10mL)で洗浄した。水性部分を酢酸エチル(3mL)で抽出し、併せた有機部分をブライン(10mL)、1M NaH
2PO
4(5mL)、そしてブライン(10mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、表題化合物を褐色固体として得た(45mg、74%)。m/z(ES+)334(M+H)
+。
【0644】
【化182】
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化合物40.6.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)アゼパン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−6−フルオロニコチンアミド。4−(1−(3−アミノ−4−メチルベンゾイル)アゼパン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物40.5、44mg、0.13mmol、1.0当量)が入っている4mLバイアルにジクロロメタン(1mL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(35μL、0.20mmol、1.5当量)を添加した。ジクロロメタン(1mL)中の6−フルオロニコチノイルクロリド(22mg、0.14mmol、1.05当量)の溶液を約2分かけて1滴ずつ添加した。得られた混合物を室温で19時間撹拌し、その後、ジクロロメタン(5mL)で希釈し、1M NaH
2PO
4(3mL)、飽和重炭酸ナトリウム(3mL)、そしてブライン(3mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、濃縮して、表題化合物を褐色のろうとして得た(64mg、理論収量)。m/z(ES+)475(M+H)
+。
【0645】
【化183】
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化合物40.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)アゼパン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。N−(5−(4−(4−シアノフェニル)アゼパン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−6−フルオロニコチンアミド(化合物40.6、61mg、0.13mmol)が入っているバイアルにジメチルスルホキシド(1mL)およびイソプロピルアミン(1mL)を添加した。その混合物を35℃で2時間、次に、室温で16時間、その後、35℃でさらに4時間撹拌した。過剰なイソプロピルアミンを真空下で除去し、残存溶液を分取HPLCによって精製して、生成物をオフホワイト粉末として得た(TFA塩、39mg、49%)。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【0646】
【化184】
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化合物41.1.5−ニトロ−2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン。CH
3CN(20mL)中の2−クロロ−5−ニトロピリジン(1.58g、10.00mmol、1.00当量)、ピロリジン(710mg、10.00mmol、1.00当量)および炭酸カリウム(2.76g、20.00mmol、2.00当量)の混合物を油浴の中で60℃で撹拌した。2時間後、その反応混合物を放置して周囲温度に至らせた。固体を濾過して除去し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を1×20mLの石油エーテルと共に摩砕して、1.8g(93%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0647】
【化185】
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化合物41.2.6−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン。エタノール(30mL)中の5−ニトロ−2−(ピロリジン−1−イル)ピリジン(化合物40.1、1.93g、10.00mmol、1.00当量)の溶液が入っている丸底フラスコを窒素でパージした。パラジウム担持炭素(0.4g、10%、60%水)を添加した。その系を窒素でさらにパージした後、雰囲気を水素に変え、得られた混合物を一晩、室温で撹拌した。その系を窒素でパージした後、固体を濾過して除去し、濾液を減圧下で濃縮し、乾燥させて、1.6g(98%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【0648】
【化186】
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化合物41.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチル−N−(6−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−イル)ベンズアミド。DMF(30mL)中の化合物39.3(528mg、1.52mmol、1.00当量)およびHBTU(635mg、2.28mmol、1.50当量)の混合物を30分間、室温で撹拌した。これに、6−(ピロリジン−1−イル)ピリジン−3−アミン(化合物41.2、299mg、1.82mmol、1.20当量)およびDIEA(50mg)を添加した。得られた混合物を油浴の中で一晩、60℃で撹拌した。室温に冷却した後、その反応混合物を50mLのEtOAcで希釈し、2×30mLのNH
4Cl(飽和水溶液)、続いて2×30mLの重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。その粗生成物を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−016(Waters)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、50mmol NH
4HCO
3を伴う水とCH
3CN(10%CH
3CNから3分間で32%に上昇、20分間で51%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で10%に降下);検出器、UV220NMnm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、50mg(7%)の表題化合物を固体として得た。m/z(ES+)494(M+H)
+。
【0649】
【化187】
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化合物42.1.5−アミノ−2,4−ジメチル安息香酸。メタノール/H
2O(20/20mL)中の5−アミノ−2,4−ジメチル安息香酸メチル(1.2g、6.70mmol、1.00当量)および水酸化ナトリウム(1.5g、37.50mmol、5.60当量)の混合物を一晩、50℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機相を減圧下で除去した。残存水性層のpHを塩化水素(水溶液、2M)で約4〜5に調整した。結果として生じた固体を濾過によって収集し、乾燥させて、1.0gの黄色固体を得た。
【0650】
【化188】
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化合物42.2.4−(1−(5−アミノ−2,4−ジメチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(50mL)中の5−アミノ−2,4−ジメチル安息香酸(化合物42.1、2.264g、13.71mmol、1.00当量)、HBTU(7.803g、20.59mmol、1.50当量)、4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物11.2、2.8g、13.71mmol、1.00当量)およびDIEA(3.541g、27.45mmol、2.00当量)の混合物を室温で撹拌した。1時間後、その混合物を100mLのEtOAcで希釈し、1×100mLの水、続いて1×100mLのブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、3.51g(73%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0651】
【化189】
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化合物42.3.6−クロロ−N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)ニコチンアミド。窒素下、0℃でDCM(50mL)中の化合物42.2(3.51g、9.99mmol、1.00当量)およびトリエチルアミン(2.02g、19.96mmol、2.00当量)の混合物にDCM(50mL)中の6−クロロピリジン−3−カルボニルクロリド(1.936g、11.00mmol、1.10当量)の溶液を1滴ずつ添加した。1時間、0℃で撹拌した後、50mLの水の注意深い添加によりその反応混合物を失活させ、2×50mLのジクロロメタンで抽出した。併せた有機層を2×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、4.41g(90%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0652】
【化190】
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化合物42.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。DMSO(10mL)中の化合物42.3(392mg、0.80mmol、1.00当量)、プロパン−2−アミン(472mg、7.99mmol、10.00当量)、炭酸カリウム(221mg、1.60mmol、2.01当量)、KI(66.4mg、0.40mmol、0.50当量)の混合物をブラストシールドの背後の封管の中で100℃で加熱した。48時間後、その混合物を放置して周囲温度に至らせ、その後、20mLのEtOAcで希釈した。その混合物を1×20mLの水、続いて1×20mLのブラインで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。その粗生成物(約300mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−002(Agilent)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH3CN(15.0%CH3CNから6分間で40.0%に上昇、2分間で100.0%に上昇、2分間で15.0%に降下);検出器、uv220および254nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、158mg(39%)の表題化合物をオフホワイト固体として得た。m/z(ES+)514(M+H)
+。
【0653】
【化191】
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【0654】
【化192】
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化合物43.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6−モルホリノニコチンアミド。DMSO(10mL)中の化合物42.3(392mg、0.80mmol、1.00当量)、モルホリン(348mg、3.99mmol、5.00当量)および炭酸カリウム(221mg、1.60mmol、2.01当量)の混合物をブラストシールドの背後の封管の中で一晩、100℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その反応混合物を20mLのEtOAcで希釈し、1×20mLの水、続いて1×20mLのブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。その粗生成物(300mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−002(Agilent)):カラム、1#−PrepC−005(XBridge C18 19
*150 186002979 170130047113 03)、n;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(15.0%CH
3CNから10分間で50.0%に上昇、1分間で100.0%に上昇、1分間、100.0%で保持、2分間で15.0%に降下);検出器、uv220および254nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、106mg(25%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)542(M+H)
+。
【0655】
【化193】
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化合物44.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成して、白色固体(219mg、50%)を得た。m/z(ES+)544(M+H)
+。
【0656】
【化194】
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【0657】
【化195】
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化合物45.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成して、白色固体(180mg、44%)を得た。m/z(ES+)555(M+H)
+。
【0658】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
化合物46.6−(アゼチジン−1−イル)−N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成して、白色固体(180mg、44%)を得た。m/z(ES+)512(M+H)
+。
【0659】
【化197】
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化合物47.1.6−(1−(5−アミノ−4−エチル−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ニコチノニトリル。化合物42.2について説明したものと同様の手法で、かつ化合物1.5の代わりに化合物26.4を使用して表題化合物を合成して、褐色油(280mg、89%)を得た。
【0660】
【化198】
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化合物47.2.6−クロロ−N−(5−(4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−エチル−4−メチルフェニル)ニコチンアミド。化合物42.3について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成して、褐色油(350mg、91%)を得た。
【0661】
【化199】
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化合物47.6−(アゼチジン−1−イル)−N−(5−(4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−エチル−4−メチルフェニル)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成して、白色固体(187mg、54%)を得た。m/z(ES+)527(M+H)
+。
【0662】
【化200】
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化合物48.1.2−エチル−4−メチル安息香酸メチル。窒素下、0℃でTHF(230mL)中のZnBr
2(13g、57.72mmol、2.00当量)の撹拌混合物にEtMgBr(19.5mL、THF中3M)を1滴ずつ添加した。0℃で30分後、温度を−78℃に低下させ、Pd(dppf)Cl
2(2g、2.73mmol、0.09当量)を添加し、その後、テトラヒドロフラン(200mL)中の2−ブロモ−4−メチル安息香酸メチル(6.6g、28.81mmol、1.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた混合物を放置してゆっくりと周囲温度に至らせ、窒素下で一晩撹拌した。その反応混合物を20mL NH
4Cl(飽和水溶液)の注意深い添加によって失活させ、3×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×200mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:30)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、3.7g(72%)の表題化合物を無色油状物として得た。
【0663】
【化201】
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化合物48.2.2−エチル−4−メチル安息香酸。メタノール/H
2O(30/20mL)中の化合物48.1(3.7g、20.76mmol、1.00当量)および水酸化ナトリウム(4g、100.01mmol、4.82当量)の混合物を一晩、50℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残留水性層のpHを塩化水素(水溶液、1M)で3〜4に調整した。結果として生じた沈殿を濾過によって収集し、乾燥させて、3.0g(83%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0664】
【化202】
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化合物48.3.2−エチル−4−メチル−5−ニトロ安息香酸。−10℃で硫酸(30mL)中の2−エチル−4−メチル安息香酸(化合物48.2、2g、12.18mmol、1.00当量)の撹拌混合物に硫酸(10mL)中の硝酸(1.6g、16.50mmol、2.08当量)の溶液を1滴ずつ添加した。30分間、−10℃で撹拌した後、200mLのH
2O/氷を注意深く添加し、得られた混合物を50mLの酢酸エチルで抽出した。有機相を2×50mLのブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。その粗生成物を比率1:10の酢酸エチル/石油エーテルからの再結晶によって精製して、1.0g(37%)の2−エチル−4−メチル−5−ニトロ安息香酸を薄黄色固体として得た。
【0665】
【化203】
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化合物48.4.5−アミノ−2−エチル−4−メチル安息香酸。1.9の調製について説明したものと同様の手順を用いて48.3(1g、4.78mmol)から表題化合物を合成して、表題化合物を薄ピンク色固体として得た(900mg、97%)。
【0666】
【化204】
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化合物48.5.4−(1−(5−アミノ−2−エチル−4−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(20mL)中の5−アミノ−2−エチル−4−メチル安息香酸(化合物48.4、100mg、0.56mmol、1.00当量)、4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物11.2、140mg、0.69mmol、1.23当量)、HBTU(320mg、0.84mmol、1.51当量)およびDIEA(150mg、1.16mmol、2.08当量)の混合物を48時間、室温で撹拌した。水(30mL)を添加し、得られた混合物を3×20mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×50mLのブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、PE:EtOAc(1:1)を用いてその残留物を精製して、130mg(38%)の表題化合物を薄黄色固体として得た。
【0667】
【化205】
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化合物48.6.6−クロロ−N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチルフェニル)ニコチンアミド。化合物42.3について説明したものと同様の手法で、かつ化合物42.2の代わりに化合物48.5を使用して表題化合物を合成して、薄黄色固体(200mg、87%)を得た。
【0668】
【化206】
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化合物48.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチルフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の手法で、かつ化合物42.3の代わりに化合物48.6を使用して表題化合物を合成して、オフホワイト固体(32mg、30%)を得た。m/z(ES+)528(M+H)
+。
【0669】
【化207】
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化合物49.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて表題化合物を合成した。m/z(ES+)500(M+H)
+。
【0670】
【化208】
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化合物50.1.5−シアノ−5’,6’−ジヒドロ−[2,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−カルボン酸tert−ブチル。ピリジン(20mL)中の4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物26.2、500mg、1.65mmol、1.00当量)の撹拌混合物に10〜15℃でホスホリルトリクロリド(2.5g、16.34mmol、9.90当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を18時間、15〜20℃で撹拌した。その後、20mLの水の添加によって反応を注意深く失活させ、3×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機相を2×50mLのHCl水溶液(1M)、続いて1×100mLのブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:100から1:7)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、0.3g(64%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0671】
【化209】
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化合物50.2.4−(5−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。酢酸エチル(20mL)中の化合物50.1(300mg、1.05mmol、1.00当量)の溶液が入っている丸底フラスコを窒素ガスでパージした。その後、その溶液にパラジウム担持炭素(40mg、10%)を添加し、そのフラスコを窒素ガスでさらにパージした。その後、雰囲気を水素に変え、混合物を16時間、15〜20℃で撹拌した。その系を窒素でパージした後、固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮して、0.2g(66%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0672】
【化210】
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化合物50.3.6−(ピペリジン−4−イル)ニコチノニトリル塩酸塩。酢酸エチル(20mL)中の4−(5−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物50.2、200mg、0.70mmol、1.00当量)の溶液をHClガスでバブリングした。得られた混合物を40分間、5〜10℃で撹拌した。結果として生じた沈殿を濾過によって収集し、乾燥させて、150mg(97%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0673】
【化211】
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化合物50.N−(5−(4−(5−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いたが、化合物11.2の代わりに化合物50.3を使用して、表題化合物を合成した。m/z(ES+)483(M+H)
+。
【0674】
【化212】
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化合物51.1.4−(6−ブロモピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(400mL)中の2,5−ジブロモピリジン(10g、42.55mmol、1.00当量)の溶液にn−BuLi(19mL、THF中2.4M)を1滴ずつ添加した。−78℃で1時間後、テトラヒドロフラン(100mL)中の4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(9.5g、47.74mmol、1.12当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた混合物をさらに1時間、−78℃で撹拌した。その後、反応物を−30℃に温め、300mLの水の添加によって注意深く失活させた。得られた混合物を3×200mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を1×200mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、5g(33%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0675】
【化213】
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化合物51.2.4−(6−シアノピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。窒素下、50℃でDMF(50mL)中の4−(6−ブロモピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物51.1、1g、2.81mmol、1.00当量)の混合物に50℃でZn(CN)
2(400mg、3.42mmol、1.22当量)、続いて80℃でPd(PPh
3)
4(200mg、0.17mmol、0.06当量)を添加した。その後、その得られた混合物を1時間、120℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、200mLのFeSO
4(飽和水溶液)の添加によって反応を失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×200mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5〜1:3)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、0.6g(70%)の表題化合物を薄黄色油状物として得た。
【0676】
【化214】
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化合物51.3.6−シアノ−5’,6’−ジヒドロ−[3,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−カルボン酸tert−ブチル。窒素下、10〜15℃でピリジン(15mL)中の4−(6−シアノピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物51.2、600mg、1.98mmol、1.00当量)の溶液にPOCl
3(3g、19.74mmol、9.97当量)を注意深く添加した。水/氷浴の中で一晩、窒素下で撹拌した後、その混合物を濃縮し、残留物を50mLの酢酸エチルに溶解させた。有機相を1×50mLの塩化水素(水溶液、1M)、続いて1×50mLの重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)で洗浄した。その後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、0.26g(46%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0677】
【化215】
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化合物51.4.4−(6−シアノピリジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。酢酸エチル(40mL)中の化合物51.3(260mg、0.91mmol、1.00当量)の溶液が入っている丸底フラスコを窒素ガスでパージした。その後、その溶液にパラジウム担持炭素(0.1g、10%、60%水)を添加し、そのフラスコを窒素ガスでさらにパージした。その後、雰囲気を水素に変え、その混合物を16時間、15〜20℃で撹拌した。その系を窒素でパージした後、固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を用いてその粗製残留物を精製した。これにより、0.18g(69%)の表題化合物を無色油状物として得た。
【0678】
【化216】
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化合物51.5.5−(ピペリジン−4−イル)ピコリノニトリル塩酸塩。酢酸エチル(30mL)中の4−(6−シアノピリジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(51.4、180mg、0.63mmol、1.00当量)の冷却(5〜10℃)溶液を塩化水素ガスでバブリングした。その混合物を30分間、5〜10℃で撹拌し、結果として生じた固体を濾過によって収集し、乾燥させて、0.11g(78%)の5−(ピペリジン−4−イル)ピコリノニトリル塩酸塩を白色固体として得た。
【0679】
【化217】
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化合物51.N−(5−(4−(6−シアノピリジン−3−イル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いたが、化合物11.2の代わりに化合物51.5を使用して、表題化合物を合成した。m/z(ES+)483(M+H)
+。
【0680】
【化218】
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化合物52.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)ピリダジン−3−イル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0681】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
化合物53.2−(アゼチジン−1−イル)−N−(5−(4−(5−シアノピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)ピリミジン−5−カルボキサミド。化合物50について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)482(M+H)
+。
【0682】
【化220】
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化合物54.2−(アゼチジン−1−イル)−N−(5−(4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)ピリミジン−5−カルボキサミド。化合物47について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)500(M+H)
+。
【0683】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
化合物55.6−(アゼチジン−1−イル)−N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−エチルフェニル)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)512(M+H)
+。
【0684】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
化合物56.6−(アゼチジン−1−イル)−N−(5−(4−フルオロ−4−(5−メトキシピリジン−2−イル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)504(M+H)
+。
【0685】
【化223】
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化合物57.6−(アゼチジン−1−イル)−N−(2−クロロ−5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)フェニル)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)518(M+H)
+。
【0686】
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
化合物58.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−エチル−4−メチルフェニル)−6−モルホリノニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)556(M+H)
+。
【0687】
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
化合物60.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−エチル−4−メチルフェニル)−6−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)ニコチンアミド。化合物43について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)558(M+H)
+。
【0688】
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
化合物61.N−(5−(4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−2−モルホリノピリミジン−5−カルボキサミド。化合物47について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)544(M+H)
+。
【0689】
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
化合物62.N−(5−(4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−エチル−4−メチルフェニル)−2−モルホリノピリミジン−5−カルボキサミド。化合物47について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)558(M+H)
+。
【0690】
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
化合物63.N−(5−(4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−エチル−4−メチルフェニル)−6−モルホリノニコチンアミド。化合物47について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)557(M+H)
+。
【0691】
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
化合物64.(R)−1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−3−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)尿素。DCM(50mL)中の4−(1−(5−アミノ−2,4−ジメチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物42.2、150mg、0.43mmol、1.00当量)、DIEA(560mg、4.33mmol、10.15当量)およびCO(OCCl3)2(160mg、0.54mmol、1.26当量)の混合物を窒素下、室温で撹拌した。0.5時間後、(R)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メタンアミン(52mg、0.51mmol、1.20当量)を添加した。2時間、室温で撹拌した後、その混合物を2×50mLの水、そして1×50mLのブラインで洗浄した。有機相を減圧下で濃縮し、残留物(約200mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−006(Waters)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH3CN(2分間、5.0%CH3CNを保持、1分間で35.0%に上昇、12分間で65.0%に上昇、1分間で100.0%に上昇);検出器、UV254/220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、110mg(54%)の表題化合物を薄黄色固体として得た。m/z(ES+)497(M+H)
+。
【0692】
【化230】
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化合物65.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成して、黄色固体(111mg、53%)を得た。m/z(ES+)479(M+H)
+。
【0693】
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
化合物66.(R)−1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成して、薄黄色固体(105mg、53%)を得た。m/z(ES+)465(M+H)
+。
【0694】
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
化合物67.(R)−1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチルフェニル)−3−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)尿素。化合物64について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成したが、化合物42.2の代わりに化合物48.5を使用した。m/z(ES+)493(M+H)
+。
【0695】
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
化合物68.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチルフェニル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成したが、化合物42.2の代わりに化合物48.5を使用した。m/z(ES+)493(M+H)
+。
【0696】
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
化合物69.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)465(M+H)
+。
【0697】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
化合物70.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)465(M+H)
+。
【0698】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
化合物71.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−3−シクロペンチル尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)449(M+H)
+。
【0699】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
化合物72.(R)−1−(5−(4−(5−シアノピリジン−2−イル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)452(M+H)
+。
【0700】
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
化合物73.(R)−1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)451(M+H)
+。
【0701】
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
化合物74.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メトキシフェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)467(M+H)
+。
【0702】
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
化合物75.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−フルオロフェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【0703】
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
化合物76.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−エチルフェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)465(M+H)
+。
【0704】
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
化合物77.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)505(M+H)
+。
【0705】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
化合物78.(R)−1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−3−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)465(M+H)
+。
【0706】
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
化合物79.1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−3−(2−メトキシエチル)尿素。化合物64について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)439(M+H)
+。
【0707】
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
化合物80.1.(R)−テトラヒドロフラン−3−イル=1H−イミダゾール−1−カルボキシラート。テトラヒドロフラン(50mL)中の(R)−テトラヒドロフラン−3−オール(500mg、5.68mmol、1.00当量)およびCDI(2g、12.33mmol、2.17当量)の溶液を一晩、窒素下、60℃で撹拌した。室温に冷却した後、その混合物を減圧下で濃縮した。残留物を30mLのDCMに溶解させ、1×50mLのH
2Oで洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を用いてその粗製残留物を精製して、0.95g(92%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0708】
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
化合物80.(R)−テトラヒドロフラン−3−イル=(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)カルバマート。DMF(50mL)中の42.2(200mg、0.57mmol、1.00当量)、(R)−テトラヒドロフラン−3−イル=1H−イミダゾール−1−カルボキシラート(80.1、124mg、0.68mmol、1.20当量)およびDBU(2.6mg、0.02mmol、0.03当量)の混合物を16時間、窒素下、120℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、200mLの水の添加によって反応を失活させた。得られた混合物を3×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×100mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物(200mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−002(Agilent)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(40.0%CH
3CNから8分間で45.0%に上昇、2分間、45.0%で保持、1分間で100.0%に上昇、2分間で40.0%に降下);検出器、uv220 254nm。47.4mgの生成物を得た。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、47.4mg(18%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)466(M+H)
+。
【0709】
【化247】
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化合物81.1−アセチルピロリジン−3−イル=(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)カルバマート。化合物80について説明したものと同様の手法で表題化合物を合成して、白色固体(113mg、39%)を得た。m/z(ES+)507(M+H)
+。
【0710】
【化248】
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化合物82.(R)−テトラヒドロフラン−3−イル=(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)カルバマート。化合物80について説明したものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を合成した。m/z(ES+)452(M+H)
+。
【0711】
化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技、容易に入手できる出発材料および手順を用いて、次の表中の化合物を調製した:
【0712】
【表1A-1】
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【0713】
【表1A-2】
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【0714】
【表1A-3】
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【0715】
【表1A-4】
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【0716】
【化249】
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化合物105.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−(ピロリジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用したことを除き、化合物20の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)523(M+H)
+。
【0717】
【化250】
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化合物106.4−(1−(5−(6−(アゼチジン−1−イル)−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−フルオロ−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。2,4−ジメチル安息香酸およびピロリジンの代わりに4−フルオロ−2−メチル安息香酸およびアゼチジンをそれぞれ使用したことを除き、化合物20の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)495(M+H)
+。
【0718】
化合物20の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技、容易に入手できる出発材料および手順を用いて、次の表中の化合物を調製した:
【0719】
【表2A-1】
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【0720】
【表2A-2】
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【0721】
【表2A-3】
[この文献は図面を表示できません]
【0722】
化合物118.1.2−4−(メトキシフェニル)プロパン−1,1,3,3−テトラカルボン酸テトラメチル。無水t−BuOH(20mL)中の(E)−N−(4−メトキシベンジリデン)−4−メチルベンゼンスルホンアミド(2.89g、10mmol)、マロン酸ジメチル(3.43mL、30mmol)、t−BuOK(2.24g、20mmol)の混合物を50℃で4時間加熱した。室温に冷却した後、その反応混合物をNH
4Cl飽和水溶液に注入し、CH
2Cl
2(3x)で抽出した。併せた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、その後、濃縮した。ヘキサン中のEtOAc(10%、20%、30%、その後、40%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を透明油状物として得た(3.255g、収率85%)。
【0723】
【化251】
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化合物118.2.3−(4−メトキシフェニル)ペンタン二酸および3−(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン二酸。濃HCl(37%、80mL)中の2−4−(メトキシフェニル)プロパン−1,1,3,3−テトラカルボン酸テトラメチル(化合物118.1、6.0g、15.7mmol)の混合物を一晩、還流させながら加熱した。室温に冷却した後、その懸濁液を濾過した。濾液を水で洗浄し、真空下で乾燥させて、2.66gの生成物を3−(4−メトキシフェニル)ペンタン二酸(主、LCMS実測値[M−H]
−237)と3−(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン二酸(副、LCMS実測値[M−H]
−223)の混合物として得た。
【0724】
【化252】
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化合物118.3.3−(4−メトキシフェニル)ペンタン二酸ジメチル。DMF(10mL)中の前の工程から得た生成物(化合物118.2)(2.66g)、K
2CO
3(6.56g、47.5mmol)およびCH
3I(3mL、47.5mmol)の混合物を圧力管の中で一晩、50℃で加熱した。室温に冷却した後、その反応混合物をNaHCO
3飽和水溶液に注入し、EtOAc(3x)で抽出した。併せた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。ヘキサン中のEtOAc(20%、30%、40%、その後、50%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を透明油状物として得た(2.0g、2工程を通して収率48%)。
【0725】
【化253】
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化合物118.4.3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸ジメチル。−78℃でTHF(60mL)中のLDA(18.8mmol)の溶液にTHF(10mL)中の3−(4−メトキシフェニル)ペンタン二酸ジメチル(2.0g、7.52mmol)の溶液を1滴ずつ添加した。−78℃で1時間撹拌した後、ドライアイス−アセトン浴を取り外した。その反応混合物を30分間撹拌した後、−78℃に冷却した。固体AgCl(2.2g、15.4mmol)を1度にすべて添加した。その反応混合物を−78℃で1時間、そしてその後、一晩、室温で撹拌した。NH
4Cl飽和水溶液を添加した。その混合物を10分間、激しく撹拌した。その懸濁液をセライトに通して濾過した。濾液をEtOAc(3x)で抽出した。併せた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。ヘキサン中のEtOAc(10%、15%、20%、その後、30%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を淡黄色固体として得た(0.87g、収率44%)。
【0726】
【化254】
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化合物118.5.3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸。THF(30mL)中の3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸ジメチル(0.88g、3.33mmol)およびLiOH(H
2O中2M、10mL)の混合物を55℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、その反応混合物を1N HClに注入し、EtOAc(3x)で抽出した。併せた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、表題化合物を淡黄色固体として得た。
【0727】
【化255】
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化合物118.6.6−(4−メトキシフェニル)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4−ジオン。Ac
2O(20mL)中の3−(4−メトキシフェニル)シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸(前の工程からの粗生成物)の混合物を1時間、還流させながら加熱した。過剰なAc
2Oを減圧下で除去した。その粗生成物をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0728】
【化256】
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化合物118.7.3−(4−メトキシベンジル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4−ジオン。6−(4−メトキシフェニル)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4−ジオン(前の工程からの粗生成物)と(4−メトキシフェニル)メタンアミンの混合物を180℃で1.5時間加熱した。室温に冷却した後、その反応混合物をCH
2Cl
2に溶解させ、ヘキサン中のEtOAc(20%、30%、その後、40%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色固体として得た(0.71g、3工程を通して収率63%)。MS[M+H]
+:338。
【0729】
【化257】
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化合物118.8.3−(4−メトキシベンジル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン。THF中の3−(4−メトキシベンジル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4−ジオン(0.86g、2.6mmol)、NaBH
4(0.296g、7.8mmol)およびBF
3エーテラート(1.0mL、7.8mmol)の混合物を一晩、還流させながら加熱した。0℃に冷却した後、H
2O(20mL)中のピペラジン(2g)の溶液を添加した。その混合物を室温で2時間撹拌し、H
2Oに注入し、EtOAc(3x)で抽出した。併せた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過して濃縮した。ヘキサン中のEtOAc(10%、20%、その後、30%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、白色固体を得た。THF(20mL)およびH
2O(10mL)中のその固体の懸濁液にピペラジン(3g)を添加した。その混合物を一晩、還流させながら加熱した後、ブラインに注入し、EtOAc(3x)で抽出した。併せた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、表題化合物を白色固体として得た(0.51g、収率65%)。MS[M+H]
+:310。
【0730】
【化258】
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化合物118.9.6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン。0℃でDCE(30mL)中の(1R,5S,6S)−3−(4−メトキシベンジル)−6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(0.5g、1.6mmol)の溶液にクロロギ酸1−クロロエチル(0.21mL、1.9mmol、1.2当量)を添加した。その反応混合物を0℃で30分間撹拌し、1時間、還流させながら加熱し、その後、減圧下で濃縮した。MeOH(20mL)を添加した。得られた混合物を40分間、還流させながら加熱し、その後、濃縮した。残留物を分取TLCによって精製して、表題化合物を結晶質固体として得た(155mg、収率51%)。MS[M+H]
+:190。
【0731】
【化259】
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化合物118.10.(3−アミノ−4−メチルフェニル)(6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)メタノン。DMF(3mL)中の6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(0.124g、0.82mmol)、3−アミノ−4−メチル安息香酸(0.155g、0.82mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩枩塩(EDCI、0.172g、0.90mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(約20%H
2O、0.122g、0.90mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.71mL、4.1mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。その反応混合物をNaHCO
3飽和水溶液に注入し、EtOAc(3x)で抽出した。併せた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。ヘキサン中のEtOAc(60%、その後、100%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を白色フォームとして得た(0.15g、収率57%)。
【0732】
【化260】
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化合物118.11.6−クロロ−N−(5−(6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−2−メチルフェニル)ニコチンアミド。0℃でCH
2Cl
2(4mL)中の(3−アミノ−4−メチルフェニル)(6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)メタノン(150mg、0.47mmol)およびEt
3N(0.25mL、1.8mmol)の溶液に6−クロロニコチノイルクロリド(106mg、0.6mmol)を添加した。その添加後に氷浴を取り外した。その反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、その後、ヘキサン中のEtOAc(60%、その後、100%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を白色フォームとして得た(0.172g、収率80%)。MS[M+H]
+:462、464。
【0733】
【化261】
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化合物118.6−(イソプロピルアミノ)−N−(5−(6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−2−メチルフェニル)ニコチンアミド。DMSO(1.5mL)中の6−クロロ−N−(5−(6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−2−メチルフェニル)ニコチンアミド(化合物118.11、0.107g、0.23mmol)およびイソプロピルアミン(1.5mL)の混合物を密封圧力管の中で一晩、120℃で加熱した。室温に冷却した後、その反応混合物をNaHCO
3飽和水溶液に注入し、EtOAc(3x)で抽出した。併せた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をヘキサンと共に摩砕して、表題化合物を白色粉末として得た(40mg、収率36%)。MS[M+H]
+:485。
【0734】
【化262】
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【0735】
【化263】
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化合物119.6−(エチルアミノ)−N−(5−(6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−2−メチルフェニル)ニコチンアミド。化合物118の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。MS[M+H]
+:471。
【0736】
【化264】
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化合物120.1−(5−(6−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボニル)−2−メチルフェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物64および118の調製に用いたものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)436(M+H)
+。
【0737】
【化265】
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化合物121.1.4−(1−(3−アミノ−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(50mL)中の3−アミノ−4−メチル安息香酸(1.36g、9.0mmol)、(4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルHCl塩(化合物1.5、2.0g、9.0mmol)、EDCI(1.89g、9.9mmol)、HOBT(1.66g、9.9mmol、20%H
2O含有)およびDIEA(3.13mL、18.0mmol)の溶液を室温で一晩撹拌した。その反応混合物を冷水(300mL)に注入し、オフホワイト固体が沈殿した。その沈殿を濾過し、水で洗浄し、オーブンの中で減圧下で乾燥させて、2.88g(100%)の表題化合物を得た。m/z(ES+)320(M+H)
+。
【0738】
【化266】
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化合物121.6−((5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)アミノ)−N−イソプロピルニコチンアミド。トルエン(5mL)中の6−クロロ−N−イソプロピルニコチンアミド(0.055g、0.26mmol)、4−(1−(3−アミノ−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(121.1、0.1g、0.31mmol)、K
2CO
3(0.171g、1.24mmol)、Pd(OAc)
2(6.7mg、0.03mmol)およびリガンド(10.2mg、0.03mmol)の混合物を90℃で、アルゴン下で3時間加熱した。室温に冷却した後、その反応混合物をH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出した。併せた有機抽出物をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。ヘキサン中のEtOAc(60%、80%、その後、100%)を用いてフラッシュカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、CH
3CN/H
2Oからの凍結乾燥後、表題化合物をオフホワイト粉末として得た(11.2mg、収率9%)。m/z(ES+)482(M+H)
+。
【0739】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
化合物122.4−(1−(4−メチル−3−((5−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。K
2CO
3をt−BuONaで置き換えて、化合物121の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)524(M+H)
+。
【0740】
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
化合物123.N−(4−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)−6−(ピロリジン−1−イル)ニコチンアミド。化合物43の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ3−アミノ−4−メチル安息香酸の代わりに2−アミノイソニコチン酸を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)481(M+H)
+。
【0741】
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
化合物124.1−(4−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)−3−イソブチル尿素。化合物64の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ3−アミノ−4−メチル安息香酸の代わりに2−アミノイソニコチン酸を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)406(M+H)
+。
【0742】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
化合物125.N−(4−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)ピロリジン−1−カルボキサミド。化合物64の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ3−アミノ−4−メチル安息香酸の代わりに2−アミノイソニコチン酸を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)404(M+H)
+。
【0743】
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
化合物126.N−(3−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。化合物43の調製に用いたものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用い、かつ3−アミノ−4−メチル安息香酸の代わりに3−アミノ−2,6−ジメチル安息香酸を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)514(M+H)
+。
【0744】
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
化合物127.4−(1−(5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチル−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物39の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【0745】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
化合物128.4−(1−(3−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−メチル−3−(5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物38)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)416(M+H)
+。
【0746】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
化合物129.4−(1−(3−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物38の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)402(M+H)
+。
【0747】
【化275】
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化合物130.1.5−カルバモチオイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル。丸底フラスコにテトラヒドロフラン/H
2O(30/3mL)中の5−シアノ−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物2.3、1.78g、9.41mmol、1.00当量)の溶液を添加した。ジチオリン酸O,O’−ジエチル(3.30g、17.7mmol、2.00当量)を添加し、得られた混合物を2日間、85℃で撹拌した(警告:著しいガスの発生が起こる−本明細書に記載するこの反応およびすべての他の反応は、十分に換気されているドラフトチャンバの中で行うべきである)。周囲温度に冷却した後、その混合物を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)を溶離剤として用いてその粗製残留物を精製して、1.20g(57%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0748】
【化276】
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化合物130.2.5−(イミノ(メチルチオ)メチル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル。テトラヒドロフラン(30mL)中の5−カルバモチオイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物130.1、3.10g、12.5mmol、1.00当量、90%)の溶液にCH
3I(3.95g、27.8mmol、2.00当量)を添加し、得られた混合物を一晩25℃で撹拌した。有機層を2×30mLのNa
2S
2O
4(水溶液)、そして1×30mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、2.10g(64%)の5−(イミノ(メチルチオ)メチル)−2,4−ジメチル安息香酸メチルを黄色油状物として得た。
【0749】
【化277】
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化合物130.3.2−(テトラヒドロフラン−3−イル)酢酸メチル。メタノール(20mL)中の2−(テトラヒドロフラン−3−イル)酢酸(2.00g、15.4mmol、1.00当量)および硫酸(2mL)の混合物を油浴の中で3時間、80℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を50mLのエーテルで希釈し、2×20mLの水、2×20mLの重炭酸ナトリウム(飽和水溶液、注意:ガス発生)、そして2×20mLのブラインで洗浄した。その後、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、1.50g(68%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0750】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
化合物130.4.2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド。丸底フラスコにメタノール(15mL)中の2−(テトラヒドロフラン−3−イル)酢酸メチル(化合物130.3、1.50g、10.4mmol、1.00当量)およびNH
2NH
2・H
2O(1.04g、20.8mmol、2.00当量)の溶液を添加した。得られた混合物を油浴の中で一晩、80℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を真空下で濃縮して、1.20g(80%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0751】
【化279】
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化合物130.5.2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸メチル。丸底フラスコに酢酸(4mL)中の2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4、1.20g、8.32mmol、1.50当量)の溶液を添加した。2,4−ジメチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチル(化合物130.2、1.30g、5.48mmol、1.00当量)を添加し、得られた混合物を油浴の中で一晩、100℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を真空下で濃縮した。残留物を50mLの酢酸エチルで希釈し、その後、2×20mLの水、そして2×20mLのブラインで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(0:1〜1:10〜1:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、0.600g(35%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0752】
【化280】
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化合物130.6.2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸。丸底フラスコにメタノール(10mL)中の2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸メチル(化合物130.5、600mg、1.90mmol、1.00当量)の溶液を添加した。水(5mL)中の水酸化ナトリウム(381mg、9.53mmol、5.00当量)の溶液を添加し、得られた混合物を油浴の中で3時間、70℃で撹拌した。室温に冷却した後に、有機溶媒を減圧下で除去し、残留水性相のpHを塩化水素(水溶液、1M)で3〜4に調整した。結果として生じた固体を濾過によって収集し、オーブンの中で減圧下で乾燥させて、0.500g(87%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0753】
【化281】
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化合物130.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(5mL)中の化合物130.6(200mg、0.660mmol、1.00当量)、EDCI(253mg、1.32mmol、2.00当量)、DMAP(243mg、1.99mmol、3.00当量)および4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、148mg、0.660mmol、1.00当量)の混合物を3時間、25℃で撹拌し、その後、50mLの酢酸エチルで希釈した。有機層を2×10mLの水、2×10mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。その粗生成物(約300mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(28%CH
3CNから8分間で52%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で28%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、168mg(52%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0754】
【化282】
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化合物131.4−(1−(5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4)の代わりに3−メトキシプロパンヒドラジド(化合物143.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)444(M+H)
+。
【0755】
【化283】
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化合物132.4−(1−(5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4)の代わりに2−メトキシアセトヒドラジド(化合物190.6)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)430(M+H)
+。
【0756】
【化284】
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化合物133.1.(R)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジド。ジクロロメタン(100mL)中の(R)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(5.00g、43.1mmol、1.00当量)、EDCI(12.4g、64.6mmol、1.50当量)およびHOBt(8.70g、64.4mmol、1.50当量)の混合物を30分間、25℃で撹拌した。その後、その混合物にヒドラジン(2.00g、62.4mmol、1.50当量)を1滴ずつ添加した。得られた混合物を一晩、25℃で撹拌した。固体を濾過によって除去し、濾液を真空下で濃縮して、25.0g(粗製)の(R)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジドを黄色油状物として得た。
【0757】
【化285】
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化合物133.(R)−4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4)の代わりに(R)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジド(化合物133.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)446(M+H)
+。
【0758】
【化286】
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化合物134.1.2−ヒドラジニル−2−オキソ酢酸エチル。丸底フラスコにエタノール(100mL)中のシュウ酸ジエチル(10.0g、68.4mmol、1.00当量)の溶液を添加した。ヒドラジン水和物(2.75g、85.8mmol、1.00当量)を添加し、得られた混合物を3時間、80℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、固体を濾過によって除去し、濾液を真空下で濃縮して、8.00g(80%)の表題化合物を無色油状物として得た。
【0759】
【化287】
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化合物134.2 2−ヒドラジニル−N−メチル−2−オキソアセトアミド。丸底フラスコにメタノール(10mL)中の2−ヒドラジニル−2−オキソ酢酸エチル(化合物134.1、300mg、2.04mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。メチルアミン(10mL、水中40%)を添加し、得られた混合物を一晩、70℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、固体を濾過によって収集し、乾燥させて、250mg(94%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0760】
【化288】
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化合物134.5−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−N−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド。化合物130の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、化合物130.4の代わりに化合物134.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)443(M+H)
+。
【0761】
【化289】
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化合物135.1.2−ヒドラジニル−N,N−ジメチル−2−オキソアセトアミド。丸底フラスコに2−ヒドラジニル−2−オキソ酢酸エチル(化合物134.1、2.00g、13.6mmol、1.00当量、90%)を添加した。ジメチルアミン(10mL)をその反応物に添加し、その後、反応物を油浴の中で一晩、70℃で撹拌した。その混合物を室温に冷却し、真空下で濃縮して、1.50g(76%)の表題化合物を無色油状物として得た。
【0762】
【化290】
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化合物135.5−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−N,N−ジメチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4)の代わりに2−ヒドラジニル−N,N−ジメチル−2−オキソアセトアミド(化合物135.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)457(M+H)
+。
【0763】
【化291】
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化合物136.1.(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジド。丸底フラスコにジクロロメタン(40mL)中の(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(3.00g、23.3mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。NH
2NH
2(2mL、2.00当量)、HOBt(5.20g、38.5mmol、1.50当量)およびEDCI(7.50g、39.1mmol、1.50当量)を添加し、得られた混合物を一晩、25℃で撹拌した。固体を濾過によって除去し、濾液を真空下で濃縮して、2.50g(74%)の(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジドを黄色油状物として得た。
【0764】
【化292】
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化合物136.(S)−4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4)の代わりに(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジド(化合物136.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)456(M+H)
+。
【0765】
【化293】
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化合物137.1.テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸メチル。メタノール(50mL)中のテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸(520mg、4.00mmol、1.00当量)の溶液にPTSA(35.0mg、0.200mmol)を添加した。得られた混合物を油浴の中で一晩、80℃で撹拌し、その後、周囲温度に冷却し、真空下で濃縮した。残留物を30mLの水で希釈し、3×30mLのDCMで抽出した。併せた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、500mg(87%)のテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸メチルを無色油状物として得た。
【0766】
【化294】
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化合物137.2.テトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボヒドラジド。丸底フラスコにメタノール(50mL)中のテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボン酸メチル(化合物137.1、5.00g、31.2mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。ヒドラジン水和物(5.20g、83.2mmol、3.00当量)を添加し、得られた混合物を油浴の中で一晩、40℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を真空下で濃縮して、4.00g(80%)のテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボヒドラジドを白色固体として得た。
【0767】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
化合物137.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4)の代わりにテトラヒドロ−2H−ピラン−4−カルボヒドラジド(化合物137.2)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0768】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
化合物138.1.2−(テトラヒドロフラン−2−イル)アセトヒドラジド。丸底フラスコにエタノール(20mL)中の2−(テトラヒドロフラン−2−イル)酢酸エチル(2.00g、12.6mmol、1.00当量)の溶液を添加した。NH
2NH
2・H
2O(1.27g、25.4mmol、2.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を油浴の中で一晩、80℃で撹拌し、その後、室温に冷却し、真空下で濃縮した。これにより、2.10g(92%)の2−(テトラヒドロフラン−2−イル)アセトヒドラジドを黄色油状物として得た。
【0769】
【化297】
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化合物138.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4)の代わりに2−(テトラヒドロフラン−2−イル)アセトヒドラジド(化合物138.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0770】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
化合物139.1.2−シアノアセトヒドラジド。0℃でエタノールとEt
2Oの溶媒混合物(35/35mL)中のNH
2NH
2・H
2O(3.50g、70.0mmol、1.00当量)の溶液にエタノール(5mL)中の2−シアノ酢酸メチル(7.00g、70.6mmol、1.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた混合物を3時間、室温で撹拌し、その後、2×30mLのエーテルで洗浄した。固体を濾過によって収集して、5.00g(68%)の2−シアノアセトヒドラジドを白色固体として得た。
【0771】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
化合物139.4−(1−(5−(5−(シアノメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4)の代わりに2−シアノアセトヒドラジド(化合物139.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)425(M+H)
+。
【0772】
【化300】
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化合物140.1.3−シアノプロパンヒドラジド。丸底フラスコにエーテル/EtOH(8/8mL)中のNH
2NH
2・H
2O(1.25g、25.1mmol、1.00当量)の溶液を添加した。これに3−シアノプロパン酸メチル(2.84g、25.1mmol、1.00当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を2時間、室温で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。これにより、1.40g(49%)の3−シアノプロパンヒドラジドを無色油状物として得た。
【0773】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
化合物140.4−(1−(5−(5−(2−シアノエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、2−(テトラヒドロフラン−3−イル)アセトヒドラジド(化合物130.4)の代わりに3−シアノプロパンヒドラジド(化合物140.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)439(M+H)
+。
【0774】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
化合物141.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−(オキセタン−3−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物130)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)456(M+H)
+。
【0775】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
化合物142.1.4−シクロプロピル−2−メチル安息香酸メチル。トルエンとH
2Oの混合物(20mL/1mL)中の4−ブロモ−2−メチル安息香酸メチル(5.00g、20.7mmol、1.00当量、95%)の溶液に炭酸カリウム(6.10g、44.1mmol、2.00当量)、シクロプロピルボロン酸(2.30g、26.8mmol、1.20当量)、Pd(dppf)Cl
2(900mg、1.23mmol、0.05当量)およびPd(OAc)
2(250mg、1.12mmol、0.05当量)を添加した。その反応混合物を窒素でパージし、80℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後に混合物を真空下で濃縮した。得られた残留物を、酢酸エチル/石油エーテル(1:50)を溶離剤として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、2.68g(61%)の4−シクロプロピル−2−メチル安息香酸メチルを無色油状物として得た。
【0776】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
化合物142.2.4−シクロプロピル−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル。AcOH(50mL)中の4−シクロプロピル−2−メチル安息香酸メチル(化合物142.1、2.68g、13.4mmol、1.00当量、95%)の溶液にNaIO
4(1.51g、7.08mmol、0.50当量)、I
2(3.58g、14.1mmol、1.00当量)および硫酸(201mg、2.01mmol、0.15当量、98%)を添加した。その反応混合物を110℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、100mLの水を添加した。得られた混合物を100mLの酢酸エチルで希釈し、その後、3×30mLのNa
2S
2O
3(飽和水溶液)、そして1×30mLのブラインで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1/50)を溶離剤として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、2.00g(45%)の4−シクロプロピル−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチルを無色油状物として得た。
【0777】
【化305】
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化合物142.3.5−シアノ−4−シクロプロピル−2−メチル安息香酸メチル。DMF(16mL)中の4−シクロプロピル−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル(化合物142.2、2.00g、6.01mmol、1.00当量、95%)の溶液にZn(CN)
2(890mg、7.58mmol、1.27当量)およびPd(PPh
3)
4(731mg、0.630mmol、0.11当量)を添加した。得られた溶液を窒素下で一晩、100℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後に、100mLのFeSO
4(飽和水溶液)の添加により反応を失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1/50)を溶離剤として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、1.10g(81%)の5−シアノ−4−シクロプロピル−2−メチル安息香酸メチルを薄黄色油状物として得た。
【0778】
【化306】
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化合物142.4.5−カルバモチオイル−4−シクロプロピル−2−メチル安息香酸メチル。テトラヒドロフランとH
2Oの混合物(20mL/5mL)中の5−シアノ−4−シクロプロピル−2−メチル安息香酸メチル(化合物142.3、1.65g、7.28mmol、1.00当量、95%)の溶液にホスホロジチオ酸O,O’−ジエチル(3.79g、22.3mmol、2.00当量)を添加した。得られた混合物を80℃で一晩撹拌した(警告:著しいガスの発生が起こる−本明細書に記載するこの反応およびすべての他の反応は、十分に換気されているドラフトチャンバの中で行うべきである)。周囲温度に冷却した後、100mLの水で反応を失活させた。得られた溶液を100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を3×30mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1/5)を溶離剤として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、0.880g(46%)の5−カルバモチオイル−4−シクロプロピル−2−メチル安息香酸メチルを白色固体として得た。
【0779】
【化307】
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化合物142.5.4−シクロプロピル−2−メチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチル。丸底フラスコにテトラヒドロフラン(10mL)中の5−カルバモチオイル−4−シクロプロピル−2−メチル安息香酸メチル(化合物142.4、880mg、3.35mmol、1.00当量、95%)の溶液を添加した。ヨードメタン(1.00g、7.05mmol、2.00当量)を添加し、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。その後、混合物を真空下で濃縮して0.800g(86%)の4−シクロプロピル−2−メチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチルを無色液体として得た。
【0780】
【化308】
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化合物142.6.3−(ジメチルアミノ)プロパン酸メチル塩酸塩。丸底フラスコにメタノール(60mL)中の3−(ジメチルアミノ)プロパン酸(2.00g、17.1mmol、1.00当量)の溶液を添加した。塩化水素(ガス)をその反応混合物中にバブリングし、得られた溶液を4時間、25℃で撹拌した。真空下での反応混合物の濃縮により、2.00gの表題化合物を無色油状物として得た。
【0781】
【化309】
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化合物142.7.3−(ジメチルアミノ)プロパンヒドラジド。メタノール(40mL)中の3−(ジメチルアミノ)プロパン酸メチル塩酸塩(化合物142.6、2.00g、15.3mmol、1.00当量)の溶液にヒドラジン水和物(6mL、6.00当量)を添加した。その反応混合物を70℃で3時間撹拌した。その混合物を真空下で濃縮し、その後、50mLのH
2Oに溶解させ、2×10mLの酢酸エチルで洗浄した。水性層を併せ、真空下で濃縮して、1.30g(65%)の3−(ジメチルアミノ)プロパンヒドラジドを無色油状物として得た。
【0782】
【化310】
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化合物142.8.4−シクロプロピル−5−(5−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸メチル。AcOH(30mL)中の3−(ジメチルアミノ)プロパンヒドラジド(化合物142.7、1.20g、9.15mmol、5.00当量)および4−シクロプロピル−2−メチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチル(化合物142.5、600mg、2.28mmol、1.00当量)の溶液を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、そのpHを水酸化ナトリウム(水溶液、1M)で8〜9に調整した。得られた混合物を2×100mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を真空下で濃縮した。ジクロロメタン/メタノール(10/1)を溶離剤として用いてシリカカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、504mg(67%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0783】
【化311】
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化合物142.9.4−シクロプロピル−5−(5−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸。メタノールとH
2Oの混合物(6mL/3mL)中の化合物142.8(200mg、0.610mmol、1.00当量)の溶液に水(1mL)中の水酸化ナトリウム(97.6mg、2.44mmol、4.00当量)を添加した。60℃で一晩撹拌した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残留水性層を20mLの酢酸エチルで洗浄した。その後、そのpHをHCl(水溶液、3M)で4〜5に調整し、得られた混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、真空下で濃縮して、280mg(73%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【0784】
【化312】
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化合物142.4−(1−(4−シクロプロピル−5−(5−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の化合物2661.9(250mg、0.800mmol、1.00当量)の溶液に4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、175mg、0.790mmol、1.00当量)、EDCI(302mg、1.58mmol、2.00当量)およびDMAP(194mg、1.59mmol、2.00当量)を添加した。得られた混合物を25℃で一晩撹拌し、その後、水で希釈した。その混合物を3×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×20mLのNH
4Cl(水溶液)、そして2×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。ジクロロメタン/メタノール(10/1)を溶離剤として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりその残留物を精製した。その生成物(約150mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した[(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.03%NH
3H
2Oを伴う水とCH
3CN(32.0%CH
3CNから7分間で47.0%に上昇、1分間で100.0%に上昇、1分間で32.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm]。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、70.3mg(18%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)483(M+H)
+。
【0785】
【化313】
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化合物143.1.3−メトキシプロパンヒドラジド。3−メトキシプロパン酸メチル(5.0g、42.33mmol)とヒドラジン(1.36g、42.33mmol)の混合物を50℃で2時間加熱した。その混合物を濃縮し、減圧下で乾燥させて、生成物を透明油状物として得た。収量:5.0g、100%。m/z(ES+)119(M+H)
+。
【0786】
【化314】
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化合物143.4−(1−(4−シクロプロピル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物142の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物142.7の代わりに化合物143.1を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)471(M+H)
+。
【0787】
【化315】
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化合物144.4−(1−(4−シクロプロピル−5−(5−((ジメチルアミノ)メチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物142の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)469(M+H)
+。
【0788】
【化316】
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化合物145.4−(1−(5−(5−(アゼチジン−1−イルメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−シクロプロピル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物142の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)481(M+H)
+。
【0789】
【化317】
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化合物146.2−(5−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−メチルフェニル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド。化合物142の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)497(M+H)
+。
【0790】
【化318】
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化合物147.1.4−エチル−2−メチル安息香酸メチル。窒素下、0℃でテトラヒドロフラン(50mL)中のZnBr
2(4.50g、20.0mmol、2.00当量)の撹拌混合物にEtMgBr(6.6mL、2.00当量、THF中3M)を1滴ずつ添加した。30分間0℃で撹拌した後、温度を−78℃に低下させ、Pd(dppf)Cl
2(1.08g、1.48mmol、0.30当量)を添加し、続いてテトラヒドロフラン(20mL)中の4−ブロモ−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.1、2.30g、10.0mmol、1.00当量)の溶液を添加した。得られた混合物を30分間、−78℃で撹拌し、室温に温め、一晩撹拌した。その反応混合物を60mLのNH
4Cl(水溶液)で注意深く失活させ、3×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機相を乾燥させ(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、1.50g(84%)の4−エチル−2−メチル安息香酸メチルを褐色油状物として得た。
【0791】
【化319】
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化合物147.2.4−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸。化合物142.9の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、化合物142.1および142.7の代わりに化合物147.1および143.1を使用して、表題化合物を調製した。
【0792】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
化合物147.4−(1−(4−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。窒素下、DMF(10mL)中の化合物(147.2、100mg、0.350mmol、1.00当量)の溶液にEDCI(132mg、0.690mmol、2.00当量)およびDMAP(85.0mg、0.700mmol、2.00当量)を添加した。得られた混合物を30分間、25℃で撹拌し、その後、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物1.5、129mg、2.77mmol、2.00当量)を添加した。その反応混合物を25時間、25℃で撹拌し、その後、40mLの氷水で失活させ、3×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製した。その粗生成物(50mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.03%NH
3H
2Oを伴う水とCH
3CN(33%CH
3CNから10分間で52%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で33%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、20.2mg(12%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)458(M+H)
+。
【0793】
【化321】
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化合物148.4−(1−(4−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物147の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)476(M+H)
+。
【0794】
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
化合物149.4−(1−(5−(5−(エトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−エチル−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物147および148の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)476(M+H)
+。
【0795】
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
化合物150.4−(1−(4−エチル−2−メチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物147)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0796】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
化合物151.4−(1−(4−エチル−5−(5−(イソプロポキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物147および148の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)490(M+H)
+。
【0797】
【化325】
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【0798】
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
化合物152.1.4−ブロモ−2−メチル安息香酸メチル。メタノール(25mL)中の4−ブロモ−2−メチル安息香酸(5.11g、23.8mmol、1.0当量)の溶液に約3分かけて硫酸(ulfuric acid)(2.0mL)を一滴ずつ添加した(軽度の発熱を伴う)。得られた混合物を4時間還流させた。室温に冷却した後、その反応混合物を注意深くNaHCO
3飽和水溶液(100mL)に入れて失活させ(注意:著しいガスの発生)、ジクロロメタン(200mL×1、その後、50mL×1)で抽出した。併せた有機相をブライン/飽和NaHCO
3(9:1)の混合物(50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、表題化合物を無色油状物として得た(5.28%、97%)。
【0799】
【化327】
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化合物152.2.4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル。シクロブチル亜鉛(II)ブロミド(50mL、THF中0.5M、25.0mmol)を4−ブロモ−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.1、5.2g、22.7mmol)とPdCl
2(dppf)CH
2Cl
2(1.85g、2.27mmol)の混合物に添加した。その混合物を脱気し、バルーンによってそのフラスコにアルゴンを充填した。混合物をアルゴン下で24時間、65℃で加熱した。その混合物を0℃に冷却し、水(10mL)で失活させた。その混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、水で洗浄し、その後、ブラインで洗浄した。EtOAc層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮し、カラム(シリカゲル)クロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 30:1から20:1)を用いて精製した。収量:4.1g、透明油、89.1%。
【0800】
【化328】
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【0801】
【化329】
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化合物152.3.4−シクロブチル−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル。N−ヨードスクシンイミド(3.52g、15.6mmol)を0℃で濃硫酸(25mL)中の4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.2、3.2g、15.6mmol)の溶液に少しずつ添加した。その混合物を0℃で30分間、そして室温で2時間撹拌した。混合物は、非常に濃稠になった。その混合物を再び0℃に冷却し、MeOH(30mL)を添加した。その混合物を60℃で2時間加熱した。メタノールを減圧下で除去し、残留物を氷水(100mL)に注入した。その混合物をEtOAc(2x)で抽出した。併せた有機層をブラインで洗浄し、その後、1N NaHCO
3水溶液で洗浄し(注意−著しいガスの発生)、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。カラム(シリカゲル)クロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 30:1から20:1)を用いてその残留物を精製した。収量:4.17g、薄黄色油、81%。
【0802】
【化330】
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化合物152.4.5−シアノ−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル。DMF(30mL)中の4−シクロブチル−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.3、4.17g、12.64mmol)、Zn(CN)
2(2.96g、25.21mmol)およびPd(PPh
3)
4(0.73g、0.63mmol)の混合物を脱気し、バルーンによってそのフラスコにアルゴンを充填した。混合物をアルゴン下で一晩、100℃で加熱した。周囲温度に冷却した後、FeSO
4飽和水溶液(20mL)でその混合物を失活させ、EtOAc(200mL)で希釈した。帯緑色固体をセライトによる濾過によって除去した。濾液を水とEtOAcとで分配した。EtOAc層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。カラム(シリカゲル)クロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 30:1から20:1)を用いてその残留物を精製した。収量:2.55g、白色固体、88%。
【0803】
【化331】
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【0804】
【化332】
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化合物152.5.5−カルバモチオイル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコに5−シアノ−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.4、3.63g、0.015mol)、ジチオリン酸O,O’−ジエチル(10mL)および水(1mL)を添加した。その反応混合物を3時間、80℃に加熱した(警告:著しいガスの発生が起こる−本明細書に記載するこの反応およびすべての他の反応は、十分に換気されているドラフトチャンバの中で行うべきである)。室温に冷却した後、その反応混合物を酢酸エチル(50mL)と水(50mL)とで分配した。併せた有機層をNaHCO
3飽和水溶液(50mL)、そしてブライン(50mL)で順次洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。SiO
2フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=80/20から50/50)による精製によって、5−カルバモチオイル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチルを黄色固体として得た(3.06g、収率78%)。m/z(ES+)264(M+H)
+。
【0805】
【化333】
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化合物152.6.4−シクロブチル−5−(イミノ(メチルチオ)メチル)−2−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにTHF(10mL)中の5−カルバモチオイル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.5、861mg、3.27mmol)を添加した。ヨードメタン(912mg、6.42mmol)を1滴ずつ添加し、その反応混合物を室温で7時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、SiO
2フラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチルから酢酸エチル/メタノール=95/5)による精製によって、4−シクロブチル−5−(イミノ(メチルチオ)メチル)−2−メチル安息香酸メチルを帯黄色油状物として得た(807mg、収率89%)。m/z(ES+)278(M+H)
+。
【0806】
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
【0807】
【化335】
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化合物152.7.4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸メチル。丸底フラスコに6mL酢酸中の4−シクロブチル−5−(イミノ(メチルチオ)メチル)−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.6、556mg、0.002mol)およびアセトヒドラジド(223mg、0.003mol)を添加した。その反応混合物を3時間、90℃に加熱した。室温に冷却した後、反応混合物を水(50mL)と酢酸エチル(50mL)とで分配した。有機層をブライン(2×50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。SiO
2フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=50/50から30/70)による精製によって、表題化合物を白色固体として得た(243mg、収率43%)。m/z(ES+)286(M+H)
+。
【0808】
【化336】
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化合物152.8.4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸。メタノール(5mL)中の4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸メチル(化合物152.7、240mg、0.842mmol)の溶液にNaOH水溶液(6mL、1M)を添加した。得られた混合物を6時間、50℃に加熱した。周囲温度に冷却した後、その反応混合物を1N HClでpH2に酸性化し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。併せた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮して、4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸(260mg、定量的)を白色固体とて得た。m/z(ES+)272(M+H)
+。
【0809】
【化337】
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化合物152.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(4mL)中の4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸(化合物152.8、260mg、0.95mmol)の溶液に、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、232mg、1.045mmol)、EDC(272mg、1.425mmol)、HOBt(39mg、0.285mmol)およびDIEA(367.7mg、2.85mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。その混合物をNaHCO
3飽和水溶液(20mL)で失活させ、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。併せた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。SiO
2カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=95/5)による精製によって、4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た(193mg、収率44%)。m/z(ES+)440(M+H)
+。
【0810】
【化338】
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化合物153.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、アセトヒドラジドの代わりに3−メトキシプロパンヒドラジド(化合物143.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)484(M+H)
+,967(2M+H)
+。
【0811】
【化339】
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化合物154.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、アセトヒドラジドの代わりに2−メトキシアセトヒドラジド(化合物190.6)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0812】
【化340】
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化合物155.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(ヒドロキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、アセトヒドラジドの代わりに2−ヒドロキシアセトヒドラジドを使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)456(M+H)
+。
【0813】
【化341】
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化合物156.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物153)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5)の代わりに4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物11.2HCl塩)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)501.8(M+H)
+。
【0814】
【化342】
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化合物157.(4−シクロブチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物153)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5)の代わりに4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン塩酸塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)527(M+H)
+。
【0815】
【化343】
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【0816】
【化344】
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化合物158.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)458(M+H)
+。
【0817】
【化345】
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化合物159.(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニル)(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)483(M+H)
+。
【0818】
【化346】
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化合物160.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、アセトヒドラジドの代わりにプロピオノヒドラジドを使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)454(M+H)
+。
【0819】
【化347】
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【0820】
【化348】
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化合物161.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)472(M+H)
+。
【0821】
【化349】
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化合物162.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−イソプロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)468(M+H)
+。
【0822】
【化350】
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【0823】
【化351】
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化合物163.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−イソプロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)486(M+H)
+。
【0824】
【化352】
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化合物164.1.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−イソプロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152.7の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつアセトヒドラジドの代わりにプロピオノヒドラジドを使用して、表題化合物を調製した。
【0825】
【化353】
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化合物164.2.4−シクロブチル−5−(5−エチル−N−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸メチル。4−シクロブチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸メチル(化合物164.1、87mg、0.29mmol)をメタノールおよびジクロロメタン(1:1、v/v)(6mL)に溶解させた。((トリメチルシリル)メチル)ジアゾメタン(エーテル中2.0M)(220μl、0.44mmol)を添加した。その混合物を16時間撹拌し、HOAc(300μl)で失活させた。揮発分を真空下で除去して、油(85mg)を得た。その残留物をさらに精製せずに粗製物として次の工程に持って行った。m/z(ES+)314(M+H)
+。
【0826】
【化354】
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化合物164.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エチル−N−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物152.7の代わりに化合物164.2を使用して、表題化合物(N−メチル異性体の混合物)を調製した。m/z(ES+)468(M+H)
+。
【0827】
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
化合物165.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−(トリフルオロメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)494.0(M+H)
+。
【0828】
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
化合物166.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(ジフルオロメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)476(M+H)
+。
【0829】
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
化合物167.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(ジフルオロメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−[1−[4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル]−4−ピペリジル]ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)494(M+H)
+。
【0830】
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
化合物168.1.4−シクロブチル安息香酸メチル。窒素下、0℃でTHF(500mL)中のZnBr
2(83.0g、368.53mmol、4.00当量)の撹拌混合物にブロモ(シクロブチル)マグネシウム(242mL、364mmol、THF中1.5M)の溶液を20分の間、1滴ずつ添加した。得られた混合物に−40℃でPd(dppf)Cl
2(2.00g、0.10当量)および4−ブロモ安息香酸メチル(20g、93.00mmol、1.00当量)を添加した。得られた混合物を−40℃で1時間、窒素下で撹拌し、その後、500mLのNH
4Cl(飽和水溶液)で注意深く失活させた。その混合物を3×500mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を3×500mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、18.0g(粗製)の表題化合物を薄黄色油状物として得た。
【0831】
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
化合物168.2.4−シクロブチル−3−ヨード安息香酸メチル。酢酸(30mL)中の4−シクロブチル安息香酸メチル(168.1、2.00g、10.5mmol、1.00当量)の溶液に過ヨウ素酸ナトリウム(1.00g、4.68mmol、0.50当量)、ヨウ素(3.00g、11.8mmol、1.10当量)および硫酸(0.15g、0.15当量)を注意深く添加した。得られた混合物を一晩、100℃で撹拌した。室温に冷却した後に30mLのNa
2S
2O
3(飽和水溶液)を注意深く添加することによって反応を失活させ、得られた混合物を3×20mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を3×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、1.50g(45%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0832】
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
化合物168.3.3−シアノ−4−シクロブチル安息香酸メチル。化合物152.4の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物152.3の代わりに化合物168.2(4.00g、12.7mmol)を使用して、表題化合物(2.60g(95%)、白色固体)を調製した。
【0833】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
化合物168.4−(1−(4−シクロブチル−3−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ152.4の代わりに168.3を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)458(M+H)
+。
【0834】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
化合物169.4−(1−(4−シクロブチル−3−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ152.4の代わりに168.3を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)440(M+H)
+。
【0835】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
【0836】
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
化合物170.4−(1−(4−シクロブチル−3−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物152.4および1.5の代わりに化合物168.3および11.2HCl塩をそれぞれ使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)444(M+H)
+。
【0837】
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
化合物171.4−(1−(4−シクロブチル−3−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152および156の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ152.4の代わりに168.3を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)488(M+H)
+。
【0838】
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
化合物172.1.(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジド。丸底フラスコにジクロロメタン(40mL)中の(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(3.00g、25.8mmol、1.00当量)の溶液を添加した。EDC・HCl(7.50g、39.1mmol、1.50当量)、HOBT(5.20g、38.5mmol、1.50当量)およびヒドラジン水和物(2mL、2.00当量、99%)をその反応物に添加した。得られた溶液を一晩、室温で撹拌した。固体を濾過によって除去し、濾液を真空下で濃縮して、5.38g(80%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0839】
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
化合物172.(S)−4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、アセトヒドラジドの代わりに(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジド(化合物172.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【0840】
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
化合物173.(S)−4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物172の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)514(M+H)
+。
【0841】
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
化合物174.1.(R)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジド。丸底フラスコにジクロロメタン(60mL)中の(R)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(3.00g、25.8mmol、1.00当量)の溶液を添加した。EDC・HCl(7.37g、38.5mmol、1.50当量)、HOBt(5.24g、38.8mmol、1.50当量)、およびヒドラジン水和物(2.60g、51.9mmol、2.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を一晩、25℃で撹拌した。固体を濾過によって除去した。濾液を真空下で濃縮して、2.00g(59%)の(R)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジドを黄色油状物として得た。
【0842】
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
化合物174.(R)−4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物152)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、アセトヒドラジドの代わりに(R)−テトラヒドロフラン−2−カルボヒドラジド(化合物174.1)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【0843】
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
化合物175.1.4−シクロペンチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸。化合物152.8の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつブロモ(シクロブチル)マグネシウムの代わりにブロモ(シクロペンチル)マグネシウムを使用して、表題化合物を合成した。
【0844】
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
化合物175.4−(1−(4−シクロペンチル−2−メチル−5−(5−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物152.8の代わりに化合物175.1を使用して、表題化合物を合成した。m/z(ES+)495(M+H)
+。
【0845】
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
化合物176.1.4−(4−ブロモフェニル)−4−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。化合物1.1の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルを使用して、表題化合物を合成した。
【0846】
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
化合物176.2.4−(4−シアノフェニル)−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。化合物1.4の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物1.1の代わりに化合物176.1を使用して、表題化合物を合成した。
【0847】
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
化合物176.3.4−(2−メチルピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。ジクロロメタン(3ml)中の4−(4−シアノフェニル)−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物176.2、500mg、1.50mmol、1.00当量、90%)の溶液にTFA(1mL)を1滴ずつ添加した。得られた混合物を1.5時間、室温で撹拌し、その後、30mLのジクロロメタンで希釈した。得られた混合物を重炭酸ナトリウム(水溶液、1M)で洗浄した(注意:著しいガスの発生)。水性相を2×50mLのジクロロメタンで抽出し、併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、メタノール/ジクロロメタン(1:50〜1:20)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、280mg(93%)の4−(2−メチルピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルを無色油状物として得た。
【0848】
【化376】
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化合物176.4.4−(4−シアノフェニル)−2−メチルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。化合物152.8の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物152.7の代わりに化合物164.1を使用して、表題化合物を合成した。
【0849】
【化377】
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化合物176.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−2−メチルピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の4−(2−メチルピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物176.3、210mg、0.940mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。EDC・HCl(404mg、2.11mmol、2.00当量)、4−ジメチルアミノピリジン(257mg、2.10mmol、2.00当量)および4−シクロブチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸(化合物176.4、300mg、1.05mmol、1.00当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を4時間、25℃で撹拌し、その後、50mLの酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を2×30mLのNH
4Cl(飽和水溶液)、そして2×30mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、ジクロロメタン/メタノール(20:1)を溶離剤として用いて残留物を精製した。その粗生成物(約20mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(48%CH
3CNから8分間で49%に上昇、3分間で100%に上昇、2分間で48%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、3.8g(1%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)468(M+H)
+。
【0850】
【化378】
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化合物177.1.4−クロロ−5−ヨード−2−メチル安息香酸。丸底フラスコに酢酸(300mL)中の4−クロロ−2−メチル安息香酸(30.0g、176mmol、1.00当量)の溶液を添加した。NaIO
4(19.0g、88.8mmol、0.50当量)、I
2(49.0g、193mmol、1.10当量)および硫酸(3mL)をその反応物に添加した。得られた混合物を一晩、110℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、500mLのNa
2S
2O
3(飽和水溶液)で注意深く反応を失活させた。結果として生じた固体を濾過によって収集し、その後、500mLの酢酸エチルに溶解させた。有機相を2×200mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。これにより、20.0g(38%)の4−クロロ−5−ヨード−2−メチル安息香酸を白色固体として得た。
【0851】
【化379】
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化合物177.2.4−クロロ−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル。メタノール(100mL)中の4−クロロ−5−ヨード−2−メチル安息香酸(化合物177.1、20.0g、67.5mmol、1.00当量)の溶液に硫酸(5mL)を1滴ずつ添加した。得られた混合物を一晩、75℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、メタノールを減圧下で除去した。残存水性層のpH値を重炭酸ナトリウム(水溶液、1M)で注意深く7に調整した(注意:著しいガスの発生)。水性相を2×200mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を2×100mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:50)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、20.0g(95%)の4−クロロ−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチルを薄黄色液体として得た。
【0852】
【化380】
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化合物177.3.4−クロロ−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸。化合物152.8の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物152.3およびアセトヒドラジド(acetoydrazide)の代わりに化合物177.2および143.1をそれぞれ使用して、表題化合物を調製した。
【0853】
【化381】
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化合物177.4−(1−(4−クロロ−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物152.8の代わりに化合物177.3を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)464(M+H)
+。
【0854】
【化382】
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化合物178.1.2−ブロモ−4−クロロベンゾアート。化合物177.2の調製に用いたものと同様の手順を用いたが、化合物177.1の代わりに2−ブロモ−4−クロロ安息香酸(20.0g)を使用して、表題化合物(17.0g、薄黄色固体、80%)を調製した。
【0855】
【化383】
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化合物178.2.4−クロロ−2−エチル安息香酸メチル。化合物48.1の調製に用いたものと同様の手順を用いたが、2−ブロモ−4−メチル安息香酸メチルの代わりに化合物178.1(5.00g)を使用して、表題化合物(2.20g、薄い無色の液体、55%)を調製した。
【0856】
【化384】
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化合物178.3.4−クロロ−2−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸。化合物152.8の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、化合物152.2およびアセトヒドラジド(acetoydrazide)の代わりに化合物178.2および3−メトキシプロパンヒドラジド(化合物143.1)をそれぞれ使用して、表題化合物を調製した。
【0857】
【化385】
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化合物178.4−(1−(4−クロロ−2−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の手順を用いたが、化合物152.8の代わりに化合物178.3を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)478(M+H)
+。
【0858】
【化386】
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化合物179.4−(1−(4−クロロ−2−エチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物38および178の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)490(M+H)
+。
【0859】
【化387】
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化合物180.1.4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸メチル。500mL三つ口丸底フラスコにメタノール(200mL)中の4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(30.0g、137mmol、1.00当量)の溶液を添加した。SOCl
2(24.0g、202mmol、1.50当量)を0℃で1滴ずつ添加した。得られた溶液を10分間0℃で、30分間25℃で、そしてその後、3時間50℃で撹拌した。室温に冷却した後、得られた混合物を減圧下で濃縮した。残留物を水(100mL)と酢酸エチル(100mL)とで分配した。水性相を100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×100mLの水、1×100mLの重炭酸ナトリウム(飽和水溶液)、そして1×100mLのブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、30.0g(94%)の表題化合物を薄黄色固体として得た。
【0860】
【化388】
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化合物180.2.4−エチル−2−フルオロ安息香酸メチル。化合物48.1の調製に用いたものと同様の手順を用いたが、2−ブロモ−4−メチル安息香酸メチルの代わりに化合物180.1(5.00g)を使用して、表題化合物(3.80g、薄い無色の液体、97%)を調製した。
【0861】
【化389】
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化合物180.3.4−エチル−2−フルオロ−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸。化合物152.8の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、化合物152.2およびアセトヒドラジド(acetoydrazide)の代わりに化合物180.2および143.1をそれぞれ使用して、表題化合物を調製した。
【0862】
【化390】
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化合物180.4−(1−(4−エチル−2−フルオロ−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物152.8の代わりに化合物180.3を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)462(M+H)
+。
【0863】
【化391】
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化合物181.1.4−ブロモ−2−エチル安息香酸。パージして窒素雰囲気で維持した1L三つ口丸底フラスコにテトラヒドロフラン(500mL)中の4−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(50.0g、228mmol、1.00当量)を添加した。エチルマグネシウムブロミド(250mL、THF中3M)の溶液を0℃で1滴ずつ添加した。得られた溶液を3〜4時間、0℃で撹拌した。その後、0℃で水を1滴ずつ添加することによりその混合物を注意深く失活させた。反応の完全失活後、追加の水を添加し、そのpHを塩化水素(水溶液、2M)で2〜3に調整した。その混合物を2×200mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を併せた。水酸化ナトリウム(2N、水溶液)を用いてpHを7〜8に調整した。得られた混合物を2×200mLの酢酸エチルで洗浄した。その水溶液のpH値を2N塩化水素で2〜3に調整し、その後、2×200mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、30.0g(57%)の4−ブロモ−2−エチル安息香酸を黄色固体として得た。
【0864】
【化392】
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化合物181.2.4−ブロモ−2−エチル安息香酸メチル。化合物177.2の調製に用いたものと同様の手順を用いたが、化合物177.1の代わりに化合物181.1(30.0g)を使用して、表題化合物(25.0g、淡黄色液体、79%)を調製した。
【0865】
【化393】
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化合物181.3.4−シクロブチル−2−エチル安息香酸メチル。窒素下、0℃でTHF(350mL)中のZnBr
2(33.5g、149mmol、4.00当量)の撹拌混合物に、シクロブチルマグネシウムブロミド(50mL THF中の148mmol)の溶液を1滴ずつ添加した。0℃で0.5時間撹拌した後、温度を−78℃に低下させ、Pd(dppf)Cl
2(2.00g、2.73mmol、0.07当量)を添加し、その後、同温でテトラヒドロフラン(10mL)中の4−ブロモ−2−エチル安息香酸メチル(化合物181.2、9.00g、37.0mmol、1.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。その反応混合物を放置してゆっくりと周囲温度に至らせ、その後、一晩撹拌した。飽和NH
4Cl水溶液(100mL)で反応を注意深く失活させた。得られた混合物を500mLの酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:50)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、8.00g(99%)の所望の生成物を薄黄色油状物として得た。
【0866】
【化394】
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化合物181.4.4−シクロブチル−2−エチル−5−ヨード安息香酸メチル。酢酸(80mL)中の4−シクロブチル−2−エチル安息香酸メチル(化合物181.3、7.70g、35.3mmol、1.00当量)の溶液にヨウ素(8.98g、35.4mmol、1.00当量)、NaIO
4(3.78g、17.7mmol、0.50当量)および硫酸(0.870g、8.87mmol、0.25当量)を添加した。その反応混合物を60℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、Na
2S
2O
3(飽和水溶液)で反応をゆっくりと失活させた。その混合物を200mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:50)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、10.5g(86%)の所望の生成物を無色固体として得た。
【0867】
【化395】
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化合物181.5.5−シアノ−4−シクロブチル−2−エチル安息香酸メチル。パージして窒素雰囲気で維持した丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中の4−シクロブチル−2−エチル−5−ヨード安息香酸メチル(化合物181.4、5.50g、16.0mmol、1.00当量)の溶液を添加した。シアン化亜鉛(2.78g、23.7mmol、1.50当量)およびPd(PPh
3)
4(1.83g、1.59mmol、0.10当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を100℃で15時間、窒素下で撹拌した。周囲温度に冷却した後、300mLのFeSO
4(飽和水溶液)で反応を注意深く失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×300mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×300mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:50)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、3.20g(82%)の5−シアノ−4−シクロブチル−2−エチル安息香酸メチルを薄黄色油状物として得た。
【0868】
【化396】
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化合物181.6.5−カルバモチオイル−4−シクロブチル−2−エチル安息香酸メチル。丸底フラスコにテトラヒドロフランとH
2Oの溶媒混合物(80mL/40mL)中の5−シアノ−4−シクロブチル−2−エチル安息香酸メチル(化合物181.5、3.00g、12.3mmol、1.00当量)の溶液を添加した。これに、撹拌しながら、ジチオリン酸O,O’−ジエチル(6.69g、35.9mmol、3.00当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を85℃で48時間撹拌した(警告:著しいガスの発生が起こる−本明細書に記載するこの反応およびすべての他の反応は、十分に換気されているドラフトチャンバの中で行うべきである)。周囲温度に冷却した後にその混合物を真空下で濃縮した。その粗生成物を石油エーテルからの再結晶によって精製して、1.30g(38%)の5−カルバモチオイル−4−シクロブチル−2−エチル安息香酸メチルを薄黄色固体として得た。
【0869】
【化397】
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化合物181.7.4−シクロブチル−2−エチル−5−(イミノ(メチルチオ)メチル)安息香酸メチル。丸底フラスコにテトラヒドロフラン(30mL)中の5−カルバモチオイル−4−シクロブチル−2−エチル安息香酸メチル(化合物181.6、1.50g、5.41mmol、1.00当量)の溶液を添加した。この後、撹拌しながら、ヨードメタン(3.80g、26.8mmol、5.00当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を25℃で15時間撹拌し、その後、真空下で濃縮した。これにより、1.80g(97%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0870】
【化398】
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化合物181.8.4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸メチル。丸底フラスコにAcOH(20mL)中の4−シクロブチル−2−エチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチル(化合物181.7、900mg、3.09mmol、1.00当量)の溶液を添加した。プロピオノヒドラジド(880mg、9.99mmol、3.00当量)を添加し、得られた混合物を90℃で2時間撹拌した。周囲温度に冷却した後にその混合物を真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:50〜1:3)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、0.360g(37%)の表題化合物を透明油状物として得た。
【0871】
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
化合物181.9.4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸。丸底フラスコにメタノール(20mL)中の4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸メチル(化合物181.8、360mg、1.15mmol、1.00当量)の溶液を添加した。水(10mL)中の水酸化ナトリウム(460mg、11.5mmol、10.0当量)の溶液をその反応混合物に添加した。得られた溶液を25℃で15時間撹拌した。その後、有機溶媒を減圧下で除去した。残存水性相のpH値を塩化水素(水溶液、2M)で2〜3に調整した。結果として生じた沈殿を濾過によって収集し、高真空下で乾燥させて、320mg(93%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0872】
【化400】
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化合物181.4−(1−(4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸(化合物181.9、160mg、0.530mmol、1.00当量)の溶液に、EDCI(113mg、0.590mmol、1.11当量)、DMAP(197mg、1.62mmol、3.03当量)およびHOBT(87.5mg、0.650mmol、1.21当量)を添加した。5分後、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、110mg、0.590mmol、1.10当量)を添加した。得られた混合物を25℃で15時間撹拌し、その後、100mLの氷水で失活させた。その混合物を2×150mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を3×150mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。その粗生成物(約150mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(47%CH
3CNから6分間で61%に上昇、1.5分間で100%に上昇、1.5分間で47%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、99.5mg(40%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)468(M+H)
+。
【0873】
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
化合物182.4−(1−(4−シクロプロピル−2−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物143および181の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)484(M+H)
+。
【0874】
【化402】
[この文献は図面を表示できません]
化合物183.4−(1−(4−シクロプロピル−2−エチル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物143および181の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0875】
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
化合物184.4−(1−(4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物143および181の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)502(M+H)
+。
【0876】
【化404】
[この文献は図面を表示できません]
化合物185.4−(1−(4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物143および181の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)484(M+H)
+。
【0877】
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
化合物186.4−(1−(4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物181の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)486(M+H)
+。
【0878】
【化406】
[この文献は図面を表示できません]
化合物187.4−(1−(4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物143および181の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)516(M+H)
+。
【0879】
【化407】
[この文献は図面を表示できません]
化合物188.4−(1−(4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物143および181の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)498(M+H)
+。
【0880】
【化408】
[この文献は図面を表示できません]
【0881】
【化409】
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化合物189.1.4−(シクロブチルメチル)−2−メチル安息香酸メチル。化合物181.3の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.2およびシクロブチルマグネシウムブロミドの代わりに化合物152.1(5.00g)およびシクロブチルメチルマグネシウムブロミドをそれぞれ使用して、表題化合物(4.00g、黄色油、84%)を調製した。
【0882】
【化410】
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化合物189.2.4−(シクロブチルメチル)−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにAcOH(150mL)中の4−(シクロブチルメチル)−2−メチル安息香酸メチル(化合物189.1、8.40g、38.5mmol、1.00当量)の溶液を添加した。NaIO
4(5.00g、23.4mmol、0.50当量)、ヨウ素(10.0g、39.4mmol、1.00当量)および硫酸(0.3mL)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を60℃で12時間撹拌した。室温に冷却した後、200mLのNaHSO
3(水溶液)で反応を失活させた。その混合物を2×200mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(20:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、8.00g(60%)の4−(シクロブチルメチル)−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチルを白色固体として得た。
【0883】
【化411】
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化合物189.3.5−シアノ−4−(シクロブチルメチル)−2−メチル安息香酸メチル。化合物181.5の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.4の代わりに化合物189.2(8.00g)を使用して、表題化合物(5.0g、薄黄色油、88%)を調製した。
【0884】
【化412】
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化合物189.4.5−カルバモチオイル−4−(シクロブチルメチル)−2−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにTHFとH
2Oの溶媒混合物(50mL/25mL)中の5−シアノ−4−(シクロブチルメチル)−2−メチル安息香酸メチル(化合物189.3、5.00g、20.6mmol、1.00当量)の溶液を添加した。ジチオリン酸O,O’−ジエチル(15.0g、80.5mmol、4.00当量)をその反応フラスコに添加した。得られた溶液を80℃で48時間撹拌した(警告:著しいガスの発生が起こる−本明細書に記載するこの反応およびすべての他の反応は、十分に換気されているドラフトチャンバの中で行うべきである)。周囲温度に冷却した後、50mLのブラインで反応を注意深く失活させた。その混合物を3×50mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:4)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、1.20g(21%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【0885】
【化413】
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化合物189.5.4−(シクロブチルメチル)−2−メチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチル。丸底フラスコにテトラヒドロフラン(25mL)中の5−カルバモチオイル−4−(シクロブチルメチル)−2−メチル安息香酸メチル(化合物189.4、1.20g、4.33mmol、1.00当量)の溶液を添加した。ヨードメタン(5.00g、35.2mmol、8.00当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を20℃で12時間撹拌し、その後、真空下で濃縮した。これにより、1.10g(87%)の4−(シクロブチルメチル)−2−メチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチルを黄色油状物として得た。
【0886】
【化414】
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化合物189.6.4−(シクロブチルメチル)−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにAcOH(25mL)中の4−(シクロブチルメチル)−2−メチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチル(化合物189.5、1.00g、3.43mmol、1.00当量)の溶液を添加した。プロピオノヒドラジド(1.20g、13.6mmol、4.00当量)を添加し、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、300mg(28%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0887】
【化415】
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化合物189.7.4−(シクロブチルメチル)−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸。化合物181.9の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.8の代わりに化合物189.6(300mg)を使用して、表題化合物(260mg、白色固体、91%)を調製した。
【0888】
【化416】
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化合物189.4−(1−(4−(シクロブチルメチル)−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物181の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.9の代わりに化合物189.7(100mg)を使用して、表題化合物(28mg、白色固体、18%)を調製した。m/z(ES+)468(M+H)
+。
【0889】
【化417】
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化合物190.1.2−ブロモ−5−ヨード−4−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにAcOH(20mL)中の2−ブロモ−4−メチル安息香酸メチル(2.00g、7.86mmol、1.00当量)の混合物を添加した。I
2(2.45g、9.65mmol、1.10当量)、NaIO
4(950mg、4.42mmol、0.50当量)および硫酸(0.1mL、0.15当量)を添加し、得られた混合物を100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、Na
2S
2O
3(飽和水溶液)で反応を注意深く失活させた。得られた混合物を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、真空下で濃縮して、2.50g(81%)の表題化合物をオフホワイト固体として得た。
【0890】
【化418】
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化合物190.2.2−ブロモ−5−シアノ−4−メチル安息香酸メチル。化合物181.5の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.4の代わりに化合物190.1(2.50g)を使用して、表題化合物(1.10g、白色固体、61%)を調製した。
【0891】
【化419】
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化合物190.3.5−シアノ−2−シクロプロピル−4−メチル安息香酸メチル。窒素下、トルエン(20mL)中の2−ブロモ−5−シアノ−4−メチル安息香酸メチル(化合物190.2、600mg、2.13mmol、1.00当量、90%)の溶液に、シクロプロピルボロン酸(552mg、6.43mmol、2.00当量)と、水(1mL)中の炭酸カリウム(876mg、6.34mmol、2.00当量)の溶液と、Pd(dppf)Cl
2(252mg、0.10当量)と、Pd(OAc)
2(70mg、0.10当量)とを添加した。得られた混合物を窒素下、100℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を20mLのH
2Oで希釈し、その後、3×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、真空下で濃縮して、450mg(89%)の5−シアノ−2−シクロプロピル−4−メチル安息香酸メチルを白色固体として得た。
【0892】
【化420】
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化合物190.4.5−カルバモチオイル−2−シクロプロピル−4−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにテトラヒドロフラン(6mL)中の5−シアノ−2−シクロプロピル−4−メチル安息香酸メチル(化合物190.3、220mg、0.920mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。その溶液に、水(1.5mL)中のジチオリン酸O,O’−ジエチル(300mg、1.61mmol、2.00当量)の溶液を添加し、得られた混合物を油浴の中で一晩、80℃で撹拌した(警告:著しいガスの発生が起こる−本明細書に記載するこの反応およびすべての他の反応は、十分に換気されているドラフトチャンバの中で行うべきである)。周囲温度に冷却した後、その混合物を真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(5:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製した。収集した画分を併せ、真空下で濃縮して、100mg(39%)の5−カルバモチオイル−2−シクロプロピル−4−メチル安息香酸メチルを黄色固体として得た。
【0893】
【化421】
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化合物190.5.2−シクロプロピル−4−メチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチル。THF(55mL)中の5−カルバモチオイル−2−シクロプロピル−4−メチル安息香酸メチル(化合物190.4、600mg、2.17mmol、1.00当量、90%)の溶液にヨードメタン(1mL)を1滴ずつ添加した。得られた混合物を一晩、25℃で撹拌し、その後、減圧下で濃縮および乾燥させて、400mg(56%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0894】
【化422】
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化合物190.6.2−メトキシアセトヒドラジド。丸底フラスコにエタノール(100mL)中の2−メトキシ酢酸エチル(10.0g、76.2mmol、1.00当量、90%)およびNH
2NH
2・H
2O(12mL、3.00当量)の溶液を添加した。得られた溶液を油浴の中で3時間、80℃で撹拌し、その後、減圧下で濃縮および乾燥させて、6g(68%)の2−メトキシアセトヒドラジドを白色固体として得た。
【0895】
【化423】
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化合物190.7.2−シクロプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル安息香酸メチル。AcOH(25mL)中の2−シクロプロピル−4−メチル−5−(メチルスルファニル)カルボキシミドイル安息香酸メチル(化合物190.5、400mg、1.37mmol、1.00当量、90%)および2−メトキシアセトヒドラジド(化合物190.6、889mg、7.69mmol、5.00当量)の溶液を一晩、90℃で撹拌した。室温に冷却した後、その混合物を真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(2:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製した。収集した画分を併せ、真空下で濃縮して、200mg(44%)の2−シクロプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル安息香酸メチルを白色固体として得た。
【0896】
【化424】
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化合物190.8.2−シクロプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル安息香酸。丸底フラスコにメタノール(4mL)中の2−シクロプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル安息香酸メチル(化合物190.7、200mg、0.600mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。水(2mL)中の水酸化ナトリウム(106mg、2.65mmol、4.00当量)の溶液をその反応混合物に添加した。得られた溶液を2時間、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去し、残存水性層のpHを塩化水素(水溶液、6M)で2〜3に調整した。結果として生じた固体を濾過によって収集し、乾燥させて、170mg(89%)の表題化合物を白色固体として得た。
【0897】
【化425】
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化合物190.4−(1−(2−シクロプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物181の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.9の代わりに化合物190.8(150mg)を使用して、表題化合物(115.5mg、白色固体、51%)を調製した。m/z(ES+)456(M+H)
+。
【0898】
【化426】
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化合物191.1.2−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル安息香酸。化合物190.8の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。
【0899】
【化427】
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化合物191.4−(1−(2−エチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物181の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.9の代わりに化合物191.1(145mg)を使用して、表題化合物(74.8mg、白色固体、33%)を調製した。m/z(ES+)458(M+H)
+。
【0900】
【化428】
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化合物192.4−(1−(2−エチル−4−メチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物191の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0901】
【化429】
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化合物193.4−(1−(2−エチル−5−(5−(1−メトキシプロパン−2−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物191の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)472(M+H)
+。
【0902】
【化430】
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化合物194.4−(1−(2−エチル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物191の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)444(M+H)
+。
【0903】
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
化合物195.4−(1−(2−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物190の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0904】
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
化合物196.1.2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチル。窒素下、−48℃でTHF(500mL)中のジブロモ亜鉛(39.0g、173mmol、4.00当量)の撹拌混合物にイソプロピルマグネシウムブロミド(THF中3M、170mmol)を30分間かけて1滴ずつ添加した。Pd(dppf)Cl
2(0.5g、0.05当量)および2−ブロモ−4−メチル安息香酸メチル(10.0g、43.7mmol、1.00当量)を上記反応混合物に添加した。1時間、−48℃で撹拌した後、その反応混合物を500mLのNH
4Cl(水溶液)の注意深い添加により失活させた。得られた混合物を3×500mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を3×500mLのブラインで洗浄し、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、石油エーテル(1:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製した。これにより、6.50g(77%)の2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチルを黄色油状物として得た。
【0905】
【化433】
[この文献は図面を表示できません]
化合物196.2.5−ヨード−2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコに酢酸(60mL)中の2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチル(化合物196.1、6.50g、33.8mmol、1.00当量)の溶液を添加した。ヨウ化物(9.50g、37.4mmol、1.10当量)、過ヨウ素酸ナトリウム(3.60g、16.8mmol、0.50当量)および硫酸(0.500g、0.15当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を一晩、100℃で撹拌した。室温に冷却した後、Na
2S
2O
3(飽和水溶液)で反応を失活させた。その混合物を3×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を3×100mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、6.00g(56%)の5−ヨード−2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチルを黄色油状物として得た。
【0906】
【化434】
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化合物196.3.5−シアノ−2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチル。化合物181.5の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.4の代わりに化合物196.2(3.20g)を使用して、表題化合物(0.8g、白色固体、37%)を調製した。
【0907】
【化435】
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化合物196.4.5−カルバモチオイル−2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにテトラヒドロフラン/H
2O(10/5mL)中の5−シアノ−2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチル(化合物196.3、800mg、3.68mmol、1.00当量)の溶液を添加した。その反応混合物にジチオリン酸O,O’−ジエチル(2.05g、11.0mmol、3.00当量)を添加した。得られた溶液を油浴の中で15時間、85℃で撹拌した(警告:著しいガスの発生が起こる−本明細書に記載するこの反応およびすべての他の反応は、十分に換気されているドラフトチャンバの中で行うべきである)。周囲温度に冷却した後、その混合物を2×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:50〜1:0)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、0.800g(86%)の5−カルバモチオイル−2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチルを黄色油状物として得た。
【0908】
【化436】
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化合物196.5.5−(イミノ(メチルチオ)メチル)−2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチル。化合物181.7の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.6の代わりに化合物196.4(820mg)を使用して、表題化合物(0.800g、黄色油、92%)を調製した。
【0909】
【化437】
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化合物196.6.2−イソプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル安息香酸メチル。酢酸(30mL)中の5−(イミノ(メチルチオ)メチル)−2−イソプロピル−4−メチル安息香酸メチル(化合物196.5、800mg、3.01mmol、1.00当量)および2−メトキシアセトヒドラジド(化合物190.6、1.90g、18.3mmol、5.00当量)の溶液を油浴の中で2時間、80℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:50〜1:2)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、250mg(27%)の2−イソプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル安息香酸メチルを透明油状物として得た。
【0910】
【化438】
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化合物196.7.2−イソプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル安息香酸。化合物181.9の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.8の代わりに化合物196.6(250mg)を使用して、表題化合物(0.20g、白色固体、84%)を調製した。
【0911】
【化439】
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化合物196.4−(1−(2−イソプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルおよび化合物197.4−(1−(5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル−2−プロピルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(20mL)中の2−イソプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−メチル安息香酸(化合物196.7、200mg、0.690mmol、1.00当量)の溶液に、EDCI(200mg、1.04mmol、1.51当量)、DMAP(250mg、2.05mmol、2.96当量)およびHOBT(110mg、0.810mmol、1.18当量)を添加した。30分間、室温で撹拌した後、化合物1.5(142mg、0.640mmol、0.92当量)を添加し、得られた溶液を15時間、25℃で撹拌し、その後、100mLの氷水で失活させた。得られた混合物を2×200mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×100mLのブラインで洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:50〜1:1〜1:0)を溶離剤として用いてその残留物を精製した。その粗生成物(約120mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(40.0%CH
3CNから8分間で55.0%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で40.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、57.4mg(18%)の化合物196および117mg(4%)の化合物197を白色固体として得た。化合物196.m/z(ES+)458(M+H)
+。
【0912】
【化440】
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化合物197.m/z(ES+)458(M+H)
+。
【0913】
【化441】
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【0914】
【化442】
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化合物198.1.4−イソプロピル−2−メチル安息香酸メチル。撹拌棒を備えた乾燥させた丸底フラスコを窒素でパージし、ジイソプロピル亜鉛(THF中1M溶液の25mL、25mmol、2.0当量)を投入した。1,4−ジオキサン(25mL)中の4−ブロモ−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.1、2.86g、12.5mmol、1.0当量)を添加し、その後、Pd(dppf)
2Cl
2・DCM(1.02g、1.25mmol、0.1当量)を添加した(触媒を添加すると発熱を伴う)。その系をさらなる窒素、次いでアルゴンでパージし、4時間、100℃に加熱し、その後、室温で12時間撹拌した。その混合物を1M HCl(水溶液(ag.)、12mL)で注意深く失活させ(多少泡立つ)、その後、水(100mL)および酢酸エチル(150mL)で希釈し、混合した。その混合物をセライトに通して濾過し、水そして酢酸エチル(各2×25mL)で洗浄した。層を分離し、水性部分を追加の酢酸エチル(50mL)で抽出した。併せた有機部分をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。その粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサンから6%酢酸エチル)によって精製して、表題化合物を無色油状物として得た(2.31g、96%)。
【0915】
【化443】
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化合物198.2.5−ヨード−4−イソプロピル−2−メチル安息香酸メチル。100mL丸底フラスコの中の4−イソプロピル−2−メチル安息香酸メチル(化合物198.1、2.31g、12.0mmol、1.0当量)にTFA(24mL)を注意深く添加し、その混合物を0℃に冷却した。N−ヨードスクシンイミド(2.70g、12.0mmol、1.0当量)を2分かけて少しずつ添加し、得られた混合物を窒素下で添加し、0℃で20分間、その後、室温で15時間撹拌した。その混合物を、注意深くジクロロメタン(50mL)の混合物に入れて希釈し、リン酸二ナトリウム飽和水溶液に添加してpHを3より上に維持した(合計リン酸二ナトリウム約500mL)。その混合物を十分に振盪し、分離し、水性部分を追加のDCM(5×25mL)で抽出した。併せた有機部分を飽和亜硫酸ナトリウム(10mL)+水(40mL)の混合物で洗浄し、その後、ブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で除去した。その粗生成物をシリカカラムクロマトグラフィー(ヘキサンから3%酢酸エチル)によって精製して、表題化合物を薄黄褐色油状物として得た(3.59g、94%)。
【0916】
【化444】
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化合物198.3.5−シアノ−4−イソプロピル−2−メチル安息香酸メチル。乾燥させた丸底フラスコに5−ヨード−4−イソプロピル−2−メチル安息香酸メチル(化合物198.2、2.00g、6.29mmol、1.0当量)、シアン化亜鉛(1.48g、12.6mmol、2.0当量)、DMF(20mL)およびPd(PPh
3)
4(364mg、0.315mmol、0.05当量)を添加した。その系を窒素、続いてアルゴンでパージし、その混合物を100℃で15時間加熱した。反応物を放置して室温に冷却し、その後、酢酸エチル(50mL)で希釈し、1M FeSO
4(25mL)で失活させた。その混合物を40分間、激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4(15mL)、水(50mL)、そして酢酸エチル(150mL)で洗浄した。層を分離し、水性相を酢酸エチル(50mL)で抽出した。併せた有機層をブライン(4×100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。その生成物をシリカカラムクロマトグラフィー(ヘキサンから8%酢酸エチル)によって精製して、表題化合物を得た(1.14g、83%)。
【0917】
【化445】
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化合物198.4.5−((エチルチオ)(イミノ)メチル)−4−イソプロピル−2−メチル安息香酸メチル。5−シアノ−4−イソプロピル−2−メチル安息香酸メチル(化合物198.3、1.12g、5.16mmol、1.0当量)、ジチオリン酸O,O’−ジエチル(90%)(2.0mL、10.7mmol、2.1当量)および水(200μL)を16mLバイアルに加え、キャップを緩めて80℃で85時間、その混合物を加熱した(警告:著しいガスの発生が起こる−本明細書に記載するこの反応およびすべての他の反応は、十分に換気されているドラフトチャンバの中で行うべきである)。追加のジチオリン酸O,O’−ジエチル(0.5mL、2.7mmol、0.5当量)および水(50μL)を6時間および14時間の時点で添加したことに留意されたし。また、反応中にLC/MSにより中間チオアミドを観察し、所望の生成物への転化が完了するまで加熱する。その反応混合物を酢酸エチル(75mL)で希釈し、NaHCO
3飽和水溶液(20mL)、続いて1M NaH
2PO
4(10mL)、そしてブライン(10mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で除去した。その粗生成物をシリカカラムクロマトグラフィー(ヘキサンから25%酢酸エチル)によって精製して、無色油を得た(1.12g、78%)。m/z(ES+)280(M+H)
+。
【0918】
【化446】
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化合物198.5.4−イソプロピル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸メチル。5−((エチルチオ)(イミノ)メチル)−4−イソプロピル−2−メチル安息香酸メチル(化合物198.4、33mg、0.12mmol、1.0当量)、3−メトキシプロパンヒドラジド(化合物143.1、21mg、0.18mmol、1.5当量)および酢酸(1.2mL)を4mLバイアルに加え、キャップを緩めて4時間、80℃で加熱した。溶媒を真空下で除去し、残留物をDCM(10mL)に溶解させ、飽和NaHCO
3(5mL)、次いでブライン(5mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、蒸発させて、無色油にした(理論収量)。m/z(ES+)318(M+H)
+。
【0919】
【化447】
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化合物198.6.4−イソプロピル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸。4mLバイアルの中の前の工程からの粗製4−イソプロピル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸メチル(化合物198.5、0.12mmol、1.0当量)に、水酸化リチウム一水和物(10.1mg、0.24mmol、2.0当量)、メタノール(0.9mL)および水(0.3mL)を添加した。得られた混合物を室温で3時間、続いて50℃で3時間、そして40℃で17時間撹拌した。真空下で溶媒を除去し、残留物を水(7mL)+飽和NaHCO
3(1mL)で希釈し、水性部分をジエチルエーテル(2mL)で洗浄した。有機部分から水(2mL)+飽和NaHCO
3(0.5mL)の混合物で抽出し戻した。併せた水性部分を1M H
3PO
4でpH=3に酸性化し、ジクロロメタン(3×5mL)で抽出した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で除去して、表題化合物を白色ろう様固体として得た(31.5mg、2工程を通して88%)。m/z(ES+)304(M+H)
+。
【0920】
【化448】
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化合物198.4−(1−(4−イソプロピル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4mLバイアルに、4−イソプロピル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸(化合物198.6、31mg、0.10mmol、1.0当量)、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、23mg、0.10mmol、1.0当量)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(20重量%水)(22mg、0.13mmol、1.25当量)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(21.5mg、0.11mmol、1.1当量)、DMF(1mL)およびDIEA(71μL、0.41mmol、4当量)を加えた。その混合物を室温で24時間撹拌し、その後、酢酸エチル(10mL)で希釈し、ブライン(10mL)で洗浄した。水性部分から酢酸エチル(3mL)で抽出し戻し、併せた有機部分を飽和NaHCO
3(5mL)、1M NaH
2PO
4(5mL)、そしてブライン(5mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で除去した。その粗製残留物を分取TLC(DCM/8%MeOH)によって精製して、表題化合物をオフホワイト固体として得た(23mg、48%)。m/z(ES+)472(M+H)
+。
【0921】
【化449】
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化合物199.4−(1−(4−イソプロピル−5−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−イソプロピル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物198)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)458(M+H)
+。
【0922】
【化450】
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化合物200.4−(1−(4−イソプロピル−3−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−イソプロピル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物198)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)458(M+H)
+。
【0923】
【化451】
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化合物201.4−(1−(4−イソプロピル−3−(5−(メトキシメチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−イソプロピル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物198)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)444(M+H)
+。
【0924】
【化452】
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化合物202.1.5−カルバモイル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル。8mLバイアルに5−シアノ−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル(152.4、100mg、0.436mmol、1.0当量)、炭酸カリウム(181mg、1.31mmol、3.0当量)およびDMSO(2.2mL)を加え、撹拌を開始した。過酸化水素(50重量%)(176μL、3.05mmol、7.0当量)を約1分間かけて添加した。その混合物を室温で29時間撹拌し、その後、ブライン(10mL)+1M H
3PO
4(1.5mL)に入れて希釈した。その混合物を酢酸エチル(10mL×1、3mL×1)で抽出した。併せた有機層をブライン(10mL)+数滴の1M H
3PO
4、続いて水(10mL)+飽和NaHCO
3(1mL)の混合物、そして最後にブライン(5mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、蒸発させて、表題化合物を白色固体として得た(59mg、55%)。m/z(ES+)248.0(M+H)
+。
【0925】
【化453】
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化合物202.2.4−シクロブチル−2−メチル−5−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸メチル。バイアルに5−カルバモイル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル(化合物202.1、59mg、0.24mmol、1.0当量)を添加し、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1mL)を加えた。その混合物を80℃で5時間加熱し、その後、真空下で溶媒を除去した。残留物に酢酸(400μL)と、酢酸(100μL)中の無水ヒドラジン(8.2μL、0.26mmol、1.1当量)の溶液とを添加した。得られた濃稠懸濁液に追加の酢酸(500μL)を添加し、その混合物を80℃で1.5時間撹拌し、その後、真空下で溶媒を除去した。酢酸エチル(5mL)およびDCM(5mL)を添加した(多少の不溶固体)。有機部分を飽和NaHCO
3(10mL)そしてブライン(5mL)で洗浄し、真空下で除去して、表題化合物を白色固体として得た(理論収量)。m/z(ES+)272(M+H)
+。
【0926】
【化454】
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化合物202.3.4−シクロブチル−2−メチル−5−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸。4mLバイアルの中の前の工程からの粗製4−シクロブチル−2−メチル−5−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸メチル(化合物202.2、0.24mmol、1.0当量)に、メタノール(1.5mL)および水(0.5mL)および水酸化リチウム一水和物(20mg、0.48mmol、2.0当量)を添加した。得られた混合物を40℃で42時間撹拌した。その反応混合物を水(5ml)に入れて希釈し、1M H
3PO
4でpH3に酸性化し、DCM(3×5mL)で抽出した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を白色固体として得た(61mg、2工程を通して98%)。m/z(ES+)258(M+H)
+。
【0927】
【化455】
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化合物202.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4mLバイアルに4−シクロブチル−2−メチル−5−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸(化合物202.3、31mg、0.12mmol、1.0当量)、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、27mg、0.12mmol、1.0当量)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(20重量%水)(25mg、0.15mmol、1.25当量)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(25mg、0.13mmol、1.1当量)、DMF(0.6mL)およびDIEA(83μL、0.48mmol、4当量)を加えた。その混合物を室温で4時間撹拌し、その後、酢酸エチル(10mL)で希釈し、1M NaH
2PO
4(5mL)で洗浄した。水性部分から酢酸エチル(3mL)で抽出し戻し、併せた有機部分をブライン(5mL)、飽和NaHCO
3(5mL)、そしてブライン(5mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で除去した。その粗製残留物を分取TLC(DCM/8%MeOH)によって精製して、表題化合物を白色固体として得た(23mg、46%)。m/z(ES+)426(M+H)
+。
【0928】
【化456】
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化合物203.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4mLバイアルに4−シクロブチル−2−メチル−5−(4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸(化合物202.3、31mg、0.12mmol、1.0当量)、4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物11.2、31mg、0.13mmol、1.1当量)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(20重量%水)(25mg、0.15mmol、1.25当量)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(25mg、0.13mmol、1.1当量)、DMF(0.6mL)およびDIEA(83μL、0.48mmol、4当量)を加えた。その混合物を室温で4時間撹拌し、その後、酢酸エチル(10mL)で希釈し、1M NaH
2PO
4(5mL)で洗浄した。水性部分から酢酸エチル(3mL)で抽出し戻し、併せた有機部分をブライン(5mL)、飽和NaHCO
3(5mL)、そしてブライン(5mL)で洗浄した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で除去した。その粗製残留物を分取TLC(DCM/8%MeOH)によって精製して、表題化合物を白色固体として得た(30mg、56%)。m/z(ES+)444(M+H)
+。
【0929】
【化457】
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化合物204.1.2,4−ジブロモ安息香酸メチル。メタノール(400mL)中の2,4−ジブロモ安息香酸(52.0g、176mmol、1.00当量、95%)および硫酸(20mL)の溶液を90℃で一晩撹拌した。室温に冷却した後、その混合物を減圧下で濃縮した。残留物を500mLの酢酸エチルで希釈し、3×100mLのH
2Oで洗浄し、その後、1×100mLのNaHCO
3(飽和水溶液)で洗浄した(注意:ガス発生が起こる)。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、45.0g(78%)の2,4−ジブロモ安息香酸メチルを黄色油状物として得た。
【0930】
【化458】
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化合物204.2.2,4−ジエチル安息香酸メチル。窒素下、0℃でTHF(100mL)中のZnBr
2(40.0g、176mmol、5.44当量、99%)の撹拌混合物にEtMgBr(60mL、THF中3M)を1滴ずつ添加した。0℃で0.5時間後、その温度を−78℃に低下させ、PdCl
2(dppf)(3.72g、5.03mmol、0.16当量、99%)を添加し、続いてTHF(200mL)中の2,4−ジブロモ安息香酸メチル(化合物204.1、10.0g、32.3mmol、1.00当量、95%)の溶液を1滴ずつ添加した。その反応物を一晩、室温で撹拌し、その後、水、続いてHCl(水溶液、1M)で注意深く失活させた。得られた混合物を3×500mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を3×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:60)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、6.30g(96%)の2,4−ジエチル安息香酸メチルを無色油状物として得た。
【0931】
【化459】
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化合物204.3.2,4−ジエチル−5−ヨード安息香酸メチル。化合物181.4の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.3の代わりに化合物204.2(3.50g)を使用して、表題化合物(4.0g、薄黄色油、69%)を調製した。
【0932】
【化460】
[この文献は図面を表示できません]
化合物204.4.2,4−ジエチル−5−ヨード安息香酸。化合物181.9の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.8の代わりに化合物204.3(4.00g)を使用して、表題化合物(3.24g、白色固体、85%)を調製した。
【0933】
【化461】
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化合物204.5.2,4−ジエチル−5−(メトキシカルボニル)安息香酸。窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(20mL)中の2,4−ジエチル−5−ヨード安息香酸(化合物204.4、500mg、1.64mmol、1.00当量、90%)の撹拌溶液にn−BuLiの溶液(1.73mL、4.10mmol、THF中2.36M)を1滴ずつ添加した。5分後、その反応物にTHF(5mL)中のクロロギ酸メチル(0.315mL、4.10mmol、2.50当量)の溶液を−78℃で5分かけて1滴ずつ添加した。その反応物をさらに5分間、−78℃で撹拌し、その後、10mLの水で注意深く失活させた。そのpHを塩酸(6M)で1〜2に調整し、得られた混合物を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。併せた有機層を20mLのブラインで洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。酢酸エチル−石油エーテル(1:20)を溶離剤として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによってその残留物を精製して、96mg(25%)の表題化合物をオフホワイト固体として得た。
【0934】
【化462】
[この文献は図面を表示できません]
化合物204.6.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジエチル安息香酸メチル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の2,4−ジエチル−5−(メトキシカルボニル)安息香酸(化合物204.5、500mg、2.12mmol、1.00当量)、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、470mg、2.12mmol、1当量)、EDC・HCl(810mg、4.24mmol、2.00当量)および4−ジメチルアミノピリジン(520mg、4.24mmol、2当量)の溶液を添加した。その反応物を一晩、25℃で撹拌した。反応が完了したら、その反応混合物を30mLの酢酸エチルで希釈し、その後、1×20mLのNH
4Cl(水溶液)、そして1×20mLのブラインで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。酢酸エチルと石油エーテルの溶媒混合物(1:1)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによってその残留物を精製して、500mg(60%)の表題化合物を淡黄色固体として得た。
【0935】
【化463】
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化合物204.7.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジエチルベンゾヒドラジド。エタノール(6mL)中の化合物204.6(500mg、1.05mmol、1.00当量、85%)の溶液にヒドラジン水和物(3mL)を添加した。得られた溶液を一晩、90℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を真空下で濃縮した。残留物を20mLの酢酸エチルで希釈し、その後、1×5mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。ジクロロメタン−メタノール(20:1)を溶離剤として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによってその残留物を精製して、260mg(55%)の所望の化合物を黄色固体として得た。
【0936】
【化464】
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化合物204.8.4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,4−ジエチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコに水(2mL)とジオキサン(3mL)の溶媒混合物中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジエチルベンゾヒドラジド(化合物204.7、100mg、0.220mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。重炭酸ナトリウム(62mg、0.740mmol、3.00当量)を室温でその反応混合物に添加し、5分間撹拌した。その後、BrCN(75mg、0.740mmol、3.00当量)を室温でその反応物に添加した。得られた溶液を2時間、室温で撹拌し、30mLのFeSO
4(飽和水溶液)で失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、100mg(89%)の表題化合物を黄色固体として得た。この化合物をさらに精製せずに次の工程の反応に使用した。
【0937】
【化465】
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化合物204.9.4−(1−(5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジエチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド。エタノール(10mL)中の化合物204.8(100mg、0.200mmol、1.00当量、85%)および水酸化カリウム(132mg、2.35mmol、10.0当量)の混合物を85℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、そのpHを酢酸で7に調整し、得られた溶液を真空下で濃縮した。残留物を50mLの酢酸エチルで希釈し、2×20mLのブラインで洗浄し、その後、真空下で濃縮した。その粗生成物を真空オーブンの中で乾燥させ、その後、シリカゲルカラムに投入し、ジクロロメタン−メタノール(20:1)で精製して、100mg(85%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0938】
【化466】
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化合物204.4−(1−(5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジエチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにジクロロメタン(10mL)中の4−(1−(5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジエチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド(化合物204.9、100mg、0.170mmol、1.00当量)の溶液を添加した。トリエチルアミン(170mg、1.68mmol、8.00当量)を室温でその反応物に添加し、続いて0から5℃でジクロロメタン(0.5mL)中の(CF
3CO)
2O(160mg、0.760mmol、4.50当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた溶液を室温でさらに2時間撹拌した。その混合物を60mLの酢酸エチルで希釈し、その後、3×20mLのブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。残留物を分取HPLC(SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(53.0%CH
3CNから8分間で65.0%に上昇、2分間で100.0%に上昇、1分間で53.0%に降下)によって精製した。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、50mg(50%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)458(M+H)
+。
【0939】
【化467】
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化合物205.4−(1−(5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジエチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物204)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)430(M+H)
+。
【0940】
【化468】
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【0941】
【化469】
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化合物206.4−(1−(5−(5−(2−メトキシエトキシ)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジエチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物204)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)460(M+H)
+。
【0942】
【化470】
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化合物207.4−(1−(2,4−ジメチル−(5−(5−((テトラヒドロフラン−3−イル)オキシ)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジエチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物204)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)472(M+H)
+。
【0943】
【化471】
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【0944】
【化472】
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化合物208.4−(1−(2,4−ジエチル−(5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにメタノール(10mL)中の4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2,4−ジエチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物204.8、80.0mg、0.150mmol、1.00当量、80%)および水酸化カリウム(104mg、1.85mmol、10.00当量)の溶液を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、その後、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、ジクロロメタン/メタノール(20:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製した。その粗生成物(50mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(40%CH
3CNから8分間で64%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で40%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、1.7mg(3%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)444(M+H)
+。
【0945】
【化473】
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化合物209.1.2,4−ジエチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸。化合物198.6の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、出発材料として化合物198.2の代わりに2,4−ジエチル−5−ヨード安息香酸メチル(化合物204.3)を使用して、表題化合物を調製した。
【0946】
【化474】
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化合物209.4−(1−(2,4−ジエチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の2,4−ジエチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)安息香酸(化合物209.1、300mg、0.940mmol、1.00当量、95%)の溶液を添加した。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、243mg、1.09mmol、1.10当量)、EDC・HCl(380mg、1.98mmol、2.00当量)および4−ジメチルアミノピリジン(240mg、1.96mmol、2.09当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を一晩、室温で撹拌し、その後、100mLの酢酸エチルで希釈した。有機層を3×15mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチルを溶離剤として用いて残留物を精製した。その粗生成物(300mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(35%CH
3CNから8分間で60%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で35%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、188mg(42%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)472(M+H)
+。
【0947】
【化475】
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化合物210.4−(1−(2,4−ジエチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−3−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2,4−ジエチル−5−(5−(2−メトキシエチル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物209)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、3−メトキシプロパンヒドラジド(化合物143.1)の代わりにテトラヒドロフラン−3−カルボヒドラジド(化合物38.2)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)484.05(M+H)
+。
【0948】
【化476】
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化合物211.2.2−エチル−5−ヨード−4−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにAcOH(100mL)中の2−エチル−4−メチル安息香酸メチル(化合物48.1、12.5g、70.1mmol、1.00当量)の溶液を添加した。NaIO
4(7.51g、35.1mmol、0.50当量)およびI
2(21.4g、84.3mmol、1.20当量)を25℃で少しずつ添加した。その後、硫酸(1.60g、16.3mmol、0.20当量)をその反応混合物に25℃で1滴ずつ添加した。得られた溶液を油浴の中で12時間、110℃で撹拌し、その後、周囲温度に冷却した。150mLのNa
2S
2O
3(飽和水溶液)で反応を失活させた。水性相を2×200mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を3×300mLの重炭酸ナトリウム(水溶液)、そして1×150mLのブラインで洗浄した。その混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、20.0g(94%)の2−エチル−5−ヨード−4−メチル安息香酸メチルを黄色油状物として得た。
【0949】
【化477】
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化合物211.3.2−エチル−5−ヨード−4−メチル安息香酸。丸底フラスコにメタノール(40mL)中の2−エチル−5−ヨード−4−メチル安息香酸メチル(化合物211.2、10.0g、32.9mmol、1.00当量)の溶液を添加した。水(20mL)中のNaOH(5.26g、132mmol、4.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。12時間、40℃で撹拌した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残存水性相のpHを塩化水素(水溶液、6M)で4に調整し、その後、2×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、9.30g(97%)の2−エチル−5−ヨード−4−メチル安息香酸を白色固体として得た。
【0950】
【化478】
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化合物211.4.2−エチル−5−ホルミル−4−メチル安息香酸。窒素下、−78℃でテトラヒドロフラン(100mL)中の2−エチル−5−ヨード−4−メチル安息香酸(化合物211.3、5.00g、17.2mmol、1.00当量)の撹拌溶液に、n−BuLi(17mL、THF中2M、2.00当量)を1滴ずつ添加した。−78℃で1時間後、DMF(7.00g、95.8mmol、3.00当量)を−78℃で1滴ずつ添加した。得られた溶液をゆっくりと25℃まで温め、その後、水で注意深く失活させ、続いて10mLのHCl(水溶液、6M)を添加した。水性相を3×100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(2:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、450mg(14%)の2−エチル−5−ホルミル−4−メチル安息香酸を黄色固体として得た。
【0951】
【化479】
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化合物211.5.4−(1−(2−エチル−5−ホルミル−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の2−エチル−5−ホルミル−4−メチル安息香酸(化合物211.4、450mg、2.34mmol、1.00当量)の溶液を添加した。DIEA(907mg、7.02mmol、3.00当量)およびHBTU(1.30g、3.43mmol、1.50当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を30分間、25℃で撹拌した。DIEA(2mL)中の4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、624mg、2.80mmol、1.20当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた溶液を30分間、25℃で撹拌し、その後、20mLの水で失活させた。水性相を3×30mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(5:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、720mg(85%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【0952】
【化480】
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化合物211.6.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチル安息香酸。丸底フラスコにテトラヒドロフラン(20mL)中の4−(1−(2−エチル−5−ホルミル−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物211.5、720mg、2.00mmol、1.00当量)の溶液を添加した。水(20mL)中のKMnO
4(640mg、4.05mmol、2.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた溶液を15時間、60℃で撹拌し、その後、水浴で室温に冷却した。固体を濾過によって除去した。濾液を3×30mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、600mg(80%)の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチル安息香酸を薄黄色固体として得た。
【0953】
【化481】
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化合物211.7.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにメタノール(30mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチル安息香酸(化合物211.6、600mg、1.59mmol、1.00当量)の溶液を添加した。これに硫酸(500mg、5.10mmol、3.20当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を15時間、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を真空下で濃縮した。残留物を20mLのH
2Oで希釈した。水性相を3×20mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、500mg(80%)の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチル安息香酸メチルを黄色油状物として得た。
【0954】
【化482】
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化合物211.8.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチルベンゾヒドラジド。丸底フラスコにエタノール(20mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチル安息香酸メチル(化合物211.7、500mg、1.28mmol、1.00当量)の溶液を添加した。ヒドラジン(4mL)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を15時間、80℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。残留物を水と酢酸エチルとで分配した。水性層を酢酸エチル(2x)で抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、400mg(80%)の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチルベンゾヒドラジドを薄黄色固体として得た。
【0955】
【化483】
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化合物211.9.N−(モルホリン−4−カルボノチオイル)ベンズアミド。パージして窒素の不活性雰囲気で維持した50mL三つ口丸底フラスコにアセトン(10mL)中のモルホリン(1.00g、11.5mmol、1.00当量)の溶液を添加した。TEA(1.74g、17.2mmol、1.50当量)をその反応物に添加し、得られた溶液を30分間、25℃で撹拌した。イソチオシアン酸ベンゾイル(1.87g、11.5mmol、2.00当量)を0℃でその反応物に1滴ずつ添加した。得られた溶液を30分間、0℃で撹拌し、その後、20mLの水で失活させた。その混合物を2×30mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10〜1:3)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、2.30g(80%)のN−(モルホリン−4−カルボノチオイル)ベンズアミドを黄色固体として得た。
【0956】
【化484】
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化合物211.10.モルホリン−4−カルボチオアミド。丸底フラスコにメタノール(20mL)中のN−(モルホリン−4−カルボノチオイル)ベンズアミド(化合物211.9、3.00g、12.0mmol、1.00当量)の溶液を添加した。水(20mL)中の水酸化ナトリウム(1.44g、36.0mmol、3.00当量)の溶液をその反応物に添加した。得られた溶液を一晩、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残留物を2×20mLの酢酸エチル/石油エーテル(1:1)で抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、430mg(25%)のモルホリン−4−カルボチオアミドを黄色固体として得た。
【0957】
【化485】
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化合物211.11.4−(メチルスルファニル)カルボキシミドイルモルホリン。テトラヒドロフラン(10mL)中のモルホリン−4−カルボチオアミド(化合物211.10、430mg、2.94mmol、1.00当量)およびヨードメタン(1.25g、8.81mmol、3.00当量)の溶液を4時間、25℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。これにより、471mg(100%)の4−(メチルスルファニル)カルボキシミドイルモルホリンを黄色固体として得た。
【0958】
【化486】
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化合物211.4−(1−(2−エチル−4−メチル−5−(5−モルホリノ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。20mL封管にピリジン(10mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−エチル−2−メチルベンゾヒドラジド(化合物211.8、255mg、0.580mmol、1.00当量)の溶液を加えた。4−(メチルスルファニル)カルボキシミドイルモルホリン(化合物211.11、200mg、1.25mmol、1.00当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液をブラストシールドの背後で3日間、100℃で撹拌した。室温に冷却した後にその混合物を真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、クロロホルム/メタノール(30:1)を溶離剤として用いて残留物を精製した。その粗生成物(約100mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.03%NH
3H
2Oを伴う水とCH
3CN(32%CH
3CNから8分間で55%に上昇、2分間で100%に上昇、1分間で32%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、67.7mg(24%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)485(M+H)
+。
【0959】
【化487】
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化合物212.4−(1−(5−(5−((2−メトキシエチル)(メチル)アミノ)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2−エチル−4−メチル−5−(5−モルホリノ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物211)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)473(M+H)
+。
【0960】
【化488】
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化合物213.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−モルホリノ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2−エチル−4−メチル−5−(5−モルホリノ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物211)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)471(M+H)
+。
【0961】
【化489】
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化合物214.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−(ピロリジン−1−イル)−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(2−エチル−4−メチル−5−(5−モルホリノ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物211)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【0962】
【化490】
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化合物215.3.4−シクロブチル−2−エチル−5−ヨード安息香酸。丸底フラスコにメタノール(100mL)中の4−シクロブチル−2−エチル−5−ヨード安息香酸メチル(化合物181.4、10.3g、30.0mmol、1.00当量)の溶液を添加した。その撹拌反応混合物に、水(10mL)中の水酸化ナトリウム(3.60g、3.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた混合物を2時間、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、揮発分を減圧下で除去した。残存水性混合物のpHを、HCl(水溶液、1M)を使用して約4に調整した。結果として生じた沈殿を濾過によって収集し、乾燥させて、9.00g(91%)の4−シクロブチル−2−エチル−5−ヨード安息香酸を白色固体として得た。
【0963】
【化491】
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化合物215.4.4−シクロブチル−2−エチル−5−(メトキシカルボニル)安息香酸。THF(40mL)中の4−シクロブチル−2−エチル−5−ヨード安息香酸(化合物215.3、3.30g、10.0mmol、1.00当量)の溶液に、n−BuLi(2.5M、9.50mL、2.38当量)を−78℃、窒素雰囲気下で1滴ずつ添加した。得られた溶液をさらに20分間、同温で撹拌し、続いてテトラヒドロフラン(2mL)中の炭酸ジメチル(2.70g、30.0mmol、3.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。反応温度をゆっくりと25℃に上昇させ、さらに1時間撹拌し、その後、50mLの水でゆっくりと失活させた。そのpHをHCl(水溶液、1M)で約4に調整し、得られた混合物を100mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、1.80g(69%)の所望の生成物を白色固体として得た。
【0964】
【化492】
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化合物215.5.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチル安息香酸メチル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の4−シクロブチル−2−エチル−5−(メトキシカルボニル)安息香酸(化合物215.4、1.15g、4.38mmol、1.00当量)、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、1.07g、4.80mmol、1.10当量)、HBTU(2.50g、6.59mmol、1.50当量)およびDIEA(1.07g、8.28mmol、3.00当量)の溶液を添加した。得られた溶液を1時間、25℃で撹拌した。その後、20mLの水の添加により反応を失活させた。得られた混合物を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を用いてその残留物を精製して、1.80g(95%)の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチル安息香酸メチルを黄色固体として得た。
【0965】
【化493】
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化合物215.6.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチルベンゾヒドラジド。メタノール(20mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチル安息香酸メチル(化合物215.5、2.15g、4.99mmol、1.00当量)の溶液に、ヒドラジン水和物(80%、15mL)をバッチ式で添加した。その反応物を80℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(2×100mL)で抽出した。併せた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。ジクロロメタン/メタノール(100:1)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、1.13g(53%)の所望の生成物をピンク色を帯びた固体として得た。
【0966】
【化494】
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化合物215.7.4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロブチル−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。1,4−ジオキサン(10mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチルベンゾヒドラジド(化合物215.6、600mg、1.39mmol、1.00当量)の溶液に、重炭酸ナトリウム(350mg、4.17mmol、1.00当量)の水溶液の10mLを添加した。臭化シアン(220mg、2.08mmol、1.50当量)をその反応混合物に1滴ずつ添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌し、その後、20mLのFeSO
4(飽和水溶液)で失活させ、DCMで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×50mLのDCMで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、600mg(95%)の4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロブチル−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルをオフホワイト固体として得た。
【0967】
【化495】
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化合物215.8.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド。パージして窒素の不活性雰囲気で維持した10mL封管にエタノール(5mL)中の4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロブチル−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物215.7、228mg、0.500mmol、1.00当量)の溶液を加えた。この後に水酸化カリウム(280mg、4.99mmol、10.0当量)を少しずつ添加した。得られた溶液をブラストシールドの背後で5時間、80℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後に15mLの水の添加により反応を失活させ、2×20mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、200mg(80%)の4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミドを黄色固体として得た。
【0968】
【化496】
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化合物215.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにジクロロメタン(5mL)中の化合物215.8(251mg、0.500mmol、1.00当量)の溶液を添加した。この後に撹拌しながら(CF
3CO)
2O(158mg、1.50当量)を1滴ずつ添加した。トリエチルアミン(101mg、1.00mmol、2.00当量)を撹拌しながら1滴ずつ添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌し、その後、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、ジクロロメタン/メタノール(20:1)を溶離剤として用いて残留物を精製した。その粗生成物(120mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(54.0%CH
3CNから6分間で64.0%に上昇、1分間で100.00%に上昇、1分間で54.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、60mg(25%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)484(M+H)
+。
【0969】
【化497】
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化合物216.4−(1−(4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物215)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0970】
【化498】
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化合物217.1.5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチル安息香酸メチル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−シクロブチル−2−エチル−5−(メトキシカルボニル)安息香酸(化合物215.4、70.0mg、0.270mmol、1.00当量)の溶液を添加した。HBTU(210mg、0.550mmol、2.07当量)、DIEA(150mg、1.16mmol、4.35当量)を0℃でその反応混合物に添加し、30分間撹拌した。この後、4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物11.2HCl塩、80.0mg、0.330mmol、1.20当量)を添加した。得られた溶液を15時間、25℃で撹拌し、その後、20mLの氷水で失活させた。その混合物を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を1×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、100mg(84%)の5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチル安息香酸メチルを白色固体として得た。
【0971】
【化499】
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化合物217.2.5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチルベンゾヒドラジド。丸底フラスコにエタノール(40mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチル安息香酸メチル(化合物217.1、1.10g、2.45mmol、1.00当量)の溶液を添加した。ヒドラジン水和物(20mL)をその反応混合物に添加し、80℃で15時間、反応物を撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を真空下で濃縮、その後、50mLのH
2Oで希釈した。得られた混合物を3×50mLのジクロロメタンで抽出した。併せた有機層を2×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:1〜1:0)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、900mg(82%)の5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチルベンゾヒドラジドを白色固体として得た。
【0972】
【化500】
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化合物217.3.4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロブチル−2−エチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコに1,4−ジオキサン(10mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−エチルベンゾヒドラジド(化合物217.2、450mg、1.00mmol、1.00当量)の溶液を添加した。水(10mL)中の重炭酸ナトリウム(252mg、3.00mmol、2.99当量)の溶液、およびBrCN(128mg、1.21mmol、1.20当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を3時間、室温で撹拌し、その後、30mLのFeSO
4(飽和水溶液)で失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、400mg(84%)の4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロブチル−2−エチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルを薄褐色固体として得た。
【0973】
【化501】
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化合物217.4−(1−(4−シクロブチル−2−エチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。パージして窒素雰囲気で維持した丸底フラスコにメタノール(20mL)中の4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロブチル−2−エチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物217.3、200mg、0.420mmol、1.00当量)の溶液を添加した。水酸化カリウム(237mg、4.22mmol、10.0当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を15時間、70℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残留物を30mLのH
2Oで希釈し、2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。その粗生成物(50mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(49.0%CH
3CNから8分間で63.0%に上昇、1分間で100.00%に上昇、1分間で49.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、20mg(10%)の表題化合物を白色物として得た。m/z(ES+)488(M+H)
+。
【0974】
【化502】
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化合物218.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物215)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつ化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)502[M+H]
+、543[M+CH
3CN+H]
+。
【0975】
【化503】
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化合物219.1.2−ブロモ−4−メチル安息香酸メチル。MeOH(50mL)中の2−ブロモ−4−メチル安息香酸(10g)の溶液に、0℃で濃硫酸(10mL)を1滴ずつ添加した。その混合物を70℃で2時間加熱した。周囲温度に冷却した後、メタノールを減圧下で除去した。残留物を氷水(100mL)に注入した。その混合物をEtOAc(x2)で抽出した。併せた有機層をNaHCO
3(飽和水溶液)で洗浄し(注意:ガス発生)、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、生成物を透明油状物として得た。収量:10.5g、99%。
【0976】
【化504】
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化合物219.2.2−シクロブチル−4−メチル安息香酸メチル。2−ブロモ−4−メチル安息香酸メチル(219.1、5.0g、21.8mmol)とPdCl
2(dppf)CH
2Cl
2(1.78g、2.20mmol)の混合物にシクロブチル亜鉛(II)ブロミド(50mL、THF中0.5M、25.0mmol)を添加した。その混合物を脱気し、バルーンによってフラスコにアルゴンを充填した。混合物をアルゴン下で24時間、65℃で加熱した後、0℃に冷却し、水(10mL)で失活させた。その混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、水で、次いでブラインで洗浄した。EtOAc層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮し、カラム(シリカゲル)クロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 30:1から20:1)を用いて精製した。収量:3.6g、81%。
【0977】
【化505】
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【0978】
【化506】
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化合物219.3.2−シクロブチル−5−ヨード−4−メチル安息香酸メチル。0℃で濃硫酸(100mL)中の2−シクロブチル−4−メチル安息香酸メチル(219.2、4.77g、23.3mmol)の溶液にN−ヨードスクシンイミド(5.25g、23.3mmol)を少しずつ添加した。この混合物は、0℃で30分間、そして室温で2時間撹拌すると、非常に濃稠になった。その混合物を再び0℃に冷却し、MeOH(100mL)を添加した。その混合物を60℃で2時間加熱した。メタノールを減圧下で除去し、残留物を氷水(200mL)に注入した。その混合物をEtOAc(2x)で抽出した。併せた有機層をブライン、次いで1N NaHCO
3水溶液で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。カラム(シリカゲル)クロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 30:1から20:1)を用いてその残留物を精製した。収量:5.0g、透明油、65%。
【0979】
【化507】
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化合物219.4.5−シアノ−2−シクロブチル−4−メチル安息香酸メチル。DMF(50mL)中の2−シクロブチル−5−ヨード−4−メチル安息香酸メチル(219.3、3.0g、9.1mmol)、Zn(CN)
2(2.3g、19.6mmol)およびPd(PPh
3)
4(0.55g、0.47mmol)の混合物を脱気し、バルーンによってアルゴンをそのフラスコに充填した。その混合物をアルゴン下で一晩、100℃で加熱した。周囲温度に冷却した後、FeSO
4飽和水溶液(20mL)で反応を失活させ、EtOAc(200mL)で希釈した。その混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出した。併せた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。カラム(シリカゲル)クロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 30:1から20:1)を用いてその残留物を精製した。収量:2.0g、96%。
【0980】
【化508】
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【0981】
【化509】
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化合物219.5.5−シアノ−2−シクロブチル−4−メチルベンゾヒドラジド。EtOH(10mL)中の5−シアノ−2−シクロブチル−4−メチル安息香酸メチル(219.4、2.0g、8.73mmol)の溶液に室温で無水ヒドラジン(2mL、過剰)を添加した。その混合物を90℃で一晩加熱した。周囲温度に冷却した後、混合物を水(60mL)とEtOAc(200mL)とで分配した。EtOAc層を水(x2)、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、生成物を白色固体として得た。収量:1.9g、95%。m/z(ES+)230(M+H)
+。
【0982】
【化510】
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化合物219.6.5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロブチル−2−メチルベンゾニトリル。化合物217.3の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物217.2の代わりに化合物219.5(0.50g)を使用して、表題化合物(0.55g、白色固体、100%)を調製した。m/z(ES+)255(M+H)
+。
【0983】
【化511】
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化合物219.7.4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾニトリル。EtOH(40mL)中の5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロブチル−2−メチルベンゾニトリル(219.6、0.5g、2.0mmol)の溶液に、KOH(1.11g、20.0mmol)を添加した。その混合物を85℃で一晩加熱した。周囲温度に冷却した後、0℃で1N HClを用いてその混合物をpH7に中和し、その後、EtOAc(x2)で抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。カラム(シリカゲル)クロマトグラフィー(ヘキサン:EtOAc 1:1からEtOAc)を用いてその残留物を精製した。収量:0.2g、白色固体、34%。m/z(ES+)283(M+H)
+。
【0984】
【化512】
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化合物219.8.4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンズアミド。EtOH(10mL)中の4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾニトリル(219.7、0.15g、0.53mmol)の溶液にNH
4OH(0.18mL、2.66mmol、H
2O中14.8N)、続いてH
2O
2(1.8mL、26.6mmol、H
2O中50%)を添加した。その混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を0℃に冷却し、1N Na
2S
2O
3溶液(26mL)で注意深く失活させた。その混合物をEtOAc(x2)で抽出し、併せた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を分取TLC(CH
2Cl
2中の5%MeOH)で精製した。収率:0.1g、白色固体、62.5%。m/z(ES−)299(M−H)
−。
【0985】
【化513】
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化合物219.9.4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸。TFA(5mL)中の4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンズアミド(219.8、0.1g、0.33mmol)の溶液に、0℃でNaNO
2(0.046g、0.66mmol)を添加した。その混合物を0℃で1時間、その後、室温で2時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残留物をEtOAcとブラインとで分配した。水性層をEtOAcで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮して、透明油を得た。収量:0.1g、100%。m/z(ES−)300(M−H)
−。
【0986】
【化514】
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化合物219.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸(化合物219.9、40mg、0.13mmol)、DIEA(0.07mL、0.39mmol)、HOBT(34mg、0.19mmol、20%水含有)、EDCI(38mg、0.19mmol)および4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、36mg、0.16mmol)の溶液を一晩、室温で撹拌した。その後、その反応混合物を50mLの酢酸エチルで希釈し、2×20mLのブラインで洗浄した。その混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル分取TLCプレートに塗布し、酢酸エチル/ヘキサン(1:1)で展開させて、0.1g(68%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【0987】
【化515】
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化合物220.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物219)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)488(M+H)
+。
【0988】
【化516】
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【0989】
【化517】
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化合物221.(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)(4−フルオロ−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物219)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)531(M+H)
+。
【0990】
【化518】
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化合物222.1.4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾニトリル。EtOHの代わりにMeOHを溶媒として使用したことを除き、化合物4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾニトリル(化合物219.7)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)269(M+H)
+。
【0991】
【化519】
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化合物222.2.4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンズアミド。4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンズアミド(化合物219.8)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物219.7の代わりに化合物222.1を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)287(M+H)
+。
【0992】
【化520】
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【0993】
【化521】
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化合物222.3.4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸。4−シクロブチル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸(化合物219.9)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物219.8の代わりに化合物222.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)287(M+H)
+。
【0994】
【化522】
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化合物222.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸(化合物222.3、60mg、0.21mmol)、DIEA(0.11mL、0.63mmol)、HOBT(53mg、0.32mmol、20%水含有)、EDCI(60mg、0.32mmol)および4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、47mg、0.21mmol)の溶液を一晩、室温で撹拌した。その後、その反応混合物を50mLの酢酸エチルで希釈し、2×20mLのブラインで洗浄した。その混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲル分取TLCプレートに塗布し、酢酸エチル/ヘキサン(1:1)で展開させて、21.0mg(22%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)456(M+H)
+。
【0995】
【化523】
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【0996】
【化524】
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化合物223.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物222)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)474(M+H)
+。
【0997】
【化525】
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化合物224.(4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)(4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(222)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)499(M+H)
+。
【0998】
【化526】
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化合物225.(4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルフェニル)(4−フルオロ−4−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン−1−イル)メタノン。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物222)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)517(M+H)
+。
【0999】
【化527】
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化合物266.3.4−シクロプロピル−2−エチル安息香酸メチル。窒素下、テトラヒドロフラン(150mL)中のZnBr
2(37.0g、164mmol、3.99当量)の撹拌混合物に0℃でブロモ(シクロプロピル)マグネシウム(THF中3.28M、50mL、4.00当量)を1滴ずつ添加した。15分の時点で0℃で撹拌した後、その温度を−30℃に低下させ、その後、テトラヒドロフラン(50mL)中のPd(dppf)Cl
2(2.00g、2.73mmol、0.07当量)の溶液、およびテトラヒドロフラン(50mL)中の4−ブロモ−2−エチル安息香酸メチル(化合物181.2、10.0g、41.1mmol、1.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた溶液をゆっくりと25℃に温め、15時間撹拌し、その後、100mLのNH
4Cl(飽和水溶液)をゆっくりと添加することによって注意深く失活させた。その混合物を2×100mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:30)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、7.50g(89%)の4−シクロプロピル−2−エチル安息香酸メチルを薄黄色油状物として得た。
【1000】
【化528】
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化合物226.4.4−シクロプロピル−2−エチル−5−ヨード安息香酸メチル。丸底フラスコにAcOH(40mL)中の4−シクロプロピル−2−エチル安息香酸メチル(化合物226.3、5.00g、24.5mmol、1.00当量)の溶液を添加した。I
2(6.80g、26.8mmol、1.10当量)、NaIO
4(2.60g、12.2mmol、0.50当量)および硫酸(400mg、4.08mmol、0.15当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を2時間、50℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、Na
2S
2O
3(飽和水溶液)で反応を注意深く失活させた。その混合物を2×100mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、石油エーテル/酢酸エチル(20:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、4.00g(49%)の4−シクロプロピル−2−エチル−5−ヨード安息香酸メチルを黄色油状物として得た。
【1001】
【化529】
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化合物226.5.4−シクロプロピル−2−エチル−5−ヨード安息香酸。メタノール(40mL)中の4−シクロプロピル−2−エチル−5−ヨード安息香酸メチル(化合物226.4、2.50g、7.57mmol、1.00当量)の溶液に水酸化ナトリウム水溶液(10mLの水中、3.10g、77.5mmol、10.0当量)を添加した。得られた混合物を油浴の中で15時間、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去し、残存水性層のpHを塩化水素(水溶液、1M)で4に調整した。固体を濾過によって収集し、オーブンの中で減圧下で乾燥させて、2.20g(92%)の4−シクロプロピル−2−エチル−5−ヨード安息香酸を白色固体として得た。
【1002】
【化530】
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化合物226.6.4−シクロプロピル−2−エチル−5−(メトキシカルボニル)安息香酸。窒素下、−78℃でTHF/Et
2O(10/10mL)中の4−シクロプロピル−2−エチル−5−ヨード安息香酸(化合物226.5、500mg、1.58mmol、1.00当量)の溶液にn−ブチルリチウム(2.5M、1.88mL、3.00当量)を3分かけて1滴ずつ添加した。10分間、−78℃で撹拌した後、クロロギ酸メチル(230mg、2.43mmol、1.50当量)を−78℃で1滴ずつ添加した。得られた溶液を40分間、−78℃で撹拌し、その後、ゆっくりと−35℃に温めた。2mLの水で反応を注意深く失活させた。pHを塩化水素(水溶液、1M)で約4〜5に調整した。得られた混合物を3×20mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、400mgの表題化合物を黄色固体として得た。
【1003】
【化531】
[この文献は図面を表示できません]
化合物226.7.5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチル安息香酸メチル。N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の4−シクロプロピル−2−エチル−5−(メトキシカルボニル)安息香酸(化合物226.6、150mg、0.600mmol、1.00当量)の溶液に、4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物11.2、150mg、0.620mmol、1.00当量)、DIPEA(450mg、3.49mmol、6.00当量)およびHBTU(300mg、0.790mmol、1.30当量)を添加した。得られた溶液を4時間、20℃で撹拌し、その後、20mLのブラインの添加によって失活させた。得られた混合物を4×30mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を溶離剤として用いてシリカゲルカラムにより残留物を精製した。これにより、0.200g(76%)の5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチル安息香酸メチルを薄黄色固体として得た。
【1004】
【化532】
[この文献は図面を表示できません]
化合物226.8.5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチルベンゾヒドラジド。エタノール(15mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチル安息香酸メチル(化合物226.7、200mg、0.460mmol、1.00当量)の溶液に、ヒドラジン水和物(80%、5mL)を添加した。得られた溶液を80℃で15時間撹拌した。周囲温度に冷却した後、50mLの水で反応を失活させ、その後、3×50mLのジクロロメタンで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮して、150mg(75%)の5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチルベンゾヒドラジドを無色油状物として得た。
【1005】
【化533】
[この文献は図面を表示できません]
化合物226.9.4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロプロピル−2−エチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物217.3の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物217.2の代わりに化合物226.8(50mg)を使用して、表題化合物(50mg、白色固体、95%)を調製した。
【1006】
【化534】
[この文献は図面を表示できません]
化合物226.4−(1−(4−シクロプロピル−2−エチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物219.7の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物219.6の代わりに化合物226.9(300mg)を使用して、表題化合物(50mg、白色固体、95%)を調製した。その粗生成物(約30mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(46.0%CH
3CNから8分間で57.0%に上昇、1分間で100.0%に上昇、1分間で46.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、15mgの表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)474(M+H)
+。
【1007】
【化535】
[この文献は図面を表示できません]
化合物227.4−(1−(4−シクロプロピル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロプロピル−2−エチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物226)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)488(M+H)
+。
【1008】
【化536】
[この文献は図面を表示できません]
【1009】
【化537】
[この文献は図面を表示できません]
化合物228.1.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチル安息香酸メチル。パージして窒素雰囲気で維持した丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の4−シクロプロピル−2−エチル−5−(メトキシカルボニル)安息香酸(化合物226.6、500mg、2.01mmol、1.00当量)の溶液を添加した。HBTU(1.53g、4.03mmol、2.00当量)、DIEA(780mg、6.04mmol、3.00当量)をその反応溶液に添加し、それを5分間、25℃で撹拌した。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物1.5、410mg、2.20mmol、1.10当量)を上記混合物に添加した。15時間、25℃で撹拌した後、水の添加によって反応を失活させた。その混合物を100mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を4×40mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(4:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、0.830g(99%)の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチル安息香酸メチルを無色油状物として得た。
【1010】
【化538】
[この文献は図面を表示できません]
化合物228.2.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチルベンゾヒドラジド。丸底フラスコにエタノール(15mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチル安息香酸メチル(化合物228.1、830mg、1.99mmol、1.00当量)の溶液を添加した。ヒドラジン(5mL、100当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を15時間、100℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。残留物を100mLのジクロロメタンで抽出し、併せた有機層を1×30mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、0.800g(96%)の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチルベンゾヒドラジドを白色固体として得た。
【1011】
【化539】
[この文献は図面を表示できません]
化合物228.3.4−(1−(5−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−4−シクロプロピル−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物217.3の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物217.2の代わりに化合物228.2(750mg)を使用して、表題化合物(750mg、薄褐色固体、94%)を調製した。
【1012】
【化540】
[この文献は図面を表示できません]
化合物228.4.4−(1−(4−シクロプロピル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド。化合物219.7の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物219.6の代わりに化合物228.3(200mg)を使用して、表題化合物(80mg、黄色固体、36%)を調製した。
【1013】
【化541】
[この文献は図面を表示できません]
化合物228.4−(1−(4−シクロプロピル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。パージし、窒素雰囲気で維持した丸底フラスコにジクロロメタン(10mL)中の4−(1−(4−シクロプロピル−5−(5−エトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンズアミド(化合物228.4、80.0mg、0.160mmol、1.00当量)の溶液を添加した。無水トリフルオロ酢酸(34.0mg、0.160mmol、1.00当量)およびトリエチルアミン(33.0mg、0.330mmol、2.00当量)をその撹拌混合物に1滴ずつ添加した。得られた溶液を2時間、25℃で撹拌し、その後、1×10mLのブラインで洗浄した。水性層を2×20mLのジクロロメタンで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。その粗生成物(30mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(42%CH
3CNから8分間で57%に上昇、1.5分間で100%に上昇、1分間で42%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、15mg(20%)の表題化合物をオフホワイト固体として得た。m/z(ES+)470(M+H)
+。
【1014】
【化542】
[この文献は図面を表示できません]
化合物229.4−(1−(4−シクロプロピル−2−エチル−5−(5−メトキシ−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物228の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)456(M+H)
+。
【1015】
【化543】
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化合物230.1.4−シクロブチル−5−ヨード−2−メチル安息香酸。0〜5℃でメタノール(200mL)中の4−シクロブチル−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.3、35.0g、106mmol、1.00当量)の溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(100mLの水中、12.7g、318mmol、3.00当量)を1滴ずつ添加した。得られた混合物を3時間、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後に有機溶媒を減圧下で除去した。残存水性相のpHを塩化水素(水溶液、2M)で約4に調整した。結果として生じた固体を濾過によって収集し、オーブンの中で減圧下で乾燥させて、31.0g(93%)の表題化合物を白色固体として得た。
【1016】
【化544】
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化合物230.2.4−シクロブチル−5−(メトキシカルボニル)−2−メチル安息香酸。窒素下、−78℃でTHF(40mL)中の4−シクロブチル−5−ヨード−2−メチル安息香酸(化合物230.1、3.00g、9.49mmol、1.00当量)の溶液に、n−BuLi(9.5mL、2.50当量、THF中2.5M)を1滴ずつ添加した。10分後、THF(10mL)中の炭酸ジメチル(2.56g、28.4mmol、3.00当量)の溶液を−78℃で1滴ずつ添加した。得られた溶液を1時間、−78℃で撹拌し、その後、50mLの水をゆっくりと添加することにより注意深く失活させた。そのpHを塩化水素(水溶液、1M)で約4に調整した。得られた混合物を2×80mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10〜1:2)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、1.30g(55%)の4−シクロブチル−5−(メトキシカルボニル)−2−メチル安息香酸を白色固体として得た。
【1017】
【化545】
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化合物230.3.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の4−シクロブチル−5−(メトキシカルボニル)−2−メチル安息香酸(化合物230.2、2.10g、8.46mmol、1.00当量)の溶液を添加した。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、1.88g、8.44mmol、1.00当量)、EDC・HCl(3.22g、16.8mmol、2.00当量)、および4−ジメチルアミノピリジン(3.10g、25.4mmol、3.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を一晩、25℃で撹拌し、その後、100mLの酢酸エチルで希釈した。その混合物を2×30mLのNH
4Cl(飽和水溶液)、そして2×30mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(0:1〜1:3)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、3.20g(91%)の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチル安息香酸メチルを白色固体として得た。
【1018】
【化546】
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化合物230.4.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチルベンゾヒドラジド。化合物219.5の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物219.4の代わりに化合物230.3(1.00g)を使用して、表題化合物(660mg、白色固体、66%)を調製した。
【1019】
【化547】
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化合物230.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにジオキサン(5mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチルベンゾヒドラジド(化合物230.4、150mg、0.360mmol、1.00当量)の溶液を添加した。MeSO
3H(7mg、0.07mmol、0.20当量)、および1,1,1−トリエトキシプロパン(190mg、1.08mmol、3.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を20分間、110℃で撹拌し、その後、室温に冷却し、50mLの酢酸エチルで希釈した。有機層を2×20mLの水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。その粗生成物(200mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(64.0%CH
3CNから6分間で76.0%に上昇、4分間で100.0%に上昇、1分間で64.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、129mg(79%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1020】
【化548】
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【1021】
【化549】
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化合物231.1.4−エテニル−2−メチル安息香酸メチル。パージして窒素雰囲気で維持した丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中の4−ブロモ−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.1、14.0g、61.1mmol、1.00当量)の溶液を添加した。トリブチル(エテニル)スタンナン(29.3g、92.4mmol、2.00当量)およびPd(PPh
3)
4(7.10g、6.14mmol、0.10当量)をその反応物に添加した。得られた混合物を油浴の中で一晩、100℃で撹拌した。室温に冷却した後、混合物を400mLの酢酸エチルで希釈した。有機層を2×400mLのNH
4Cl(水溶液)、そして2×400mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、その後、真空下で濃縮した。その粗生成物を次の条件でのCombiFlashによって精製した(IntelFlash−1):移動相、石油エーテル/酢酸エチル=1:0が20分以内に石油エーテル/酢酸エチル=100:1に増加;検出器、UV254nm。これにより、6.81g(63%)の4−エテニル−2−メチル安息香酸メチルを無色油状物として得た。
【1022】
【化550】
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化合物231.2.2−メチル−4−(3−オキソシクロブチル)安息香酸メチル。窒素下、−15℃でDCE(20mL)中のN,N−ジメチルアセトアミド(5.5mL)の溶液に、DCE(50mL)中のトリフルオロメタンスルホン酸無水物(10mL)の溶液を1滴ずつ添加した。その後、その混合物を10分間、−15℃で撹拌して溶液Aを作った。もう1つのフラスコに4−エテニル−2−メチル安息香酸メチル(化合物231.1、5.30g、0.03mmol、1.00当量)を添加した。DCE(80mL)中の2,4,6−トリメチルピリジン(5.5mL)の溶液を−15℃で1滴ずつ添加した。得られた混合物を窒素の不活性雰囲気下で溶液Aに1滴ずつ添加した。得られた溶液を一晩、80℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を水で注意深く失活させた。得られた混合物を2×200mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を3×400mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:50〜1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、2.95g(45%)の2−メチル−4−(3−オキソシクロブチル)安息香酸メチルを褐色油状物として得た。
【1023】
【化551】
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化合物231.3.4−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−メチル安息香酸メチル。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した丸底フラスコにジクロロメタン(100mL)中の2−メチル−4−(3−オキソシクロブチル)安息香酸メチル(化合物231.2、3.00g、13.8mmol、1.00当量)の溶液を添加した。DAST(22.2g、137mmol、10.00当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を一晩、25℃で撹拌し、その後、氷および500mLの重炭酸ナトリウム(水溶液)を(最初は1滴ずつ)ゆっくりと添加することにより注意深く失活させた。その混合物を300mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を2×300mLの重炭酸ナトリウム(水溶液)、そして2×300mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:20)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、3.00g(91%)の4−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−2−メチル安息香酸メチルを褐色油状物として得た。
【1024】
【化552】
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化合物231.4.4−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル。化合物181.4の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物181.3の代わりに化合物231.3(3.00g)を使用して、表題化合物(3.02g、黄色固体、66%)を調製した。
【1025】
【化553】
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化合物231.5.4−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸。化合物164.1の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、化合物152.3の代わりに化合物231.4を使用して、表題化合物を合成した。
【1026】
【化554】
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化合物231.4−(1−(4−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−(3,3−ジフルオロシクロブチル)−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸(化合物231.5、211mg、0.660mmol、1.00当量)の溶液を添加した。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、146mg、0.660mmol、1.00当量)、EDC・HCl(252mg、1.31mmol、2.00当量)および4−ジメチルアミノピリジン(160mg、1.31mmol、2.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を油浴の中で3時間、30℃で撹拌し、その後、30mLの酢酸エチルで希釈した。その混合物を3×40mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。その粗生成物(448mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(48.0%CH
3CNから6分間で62.0%に上昇、4分間で100%に上昇、2分間で48.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、186mg(58%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)490(M+H)
+。
【1027】
【化555】
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化合物232.1.5−(5−(ジメチルカルバモイル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル。アセトニトリル(12mL)中の3−ブロモ−N,N−ジメチル−2−オキソプロパンアミド(246mg)、5−カルバミミドイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩(化合物2.5、237mg)および炭酸カリウム(311mg)の混合物を48時間、加熱して還流させた。周囲温度に冷却した後、混合物を濃縮した。残留物をEtOAcに溶解させ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(SiO
2;EtOAc)によって精製して、88mgの表題化合物を得た。m/z(ES+)302(M+H)
+。
【1028】
【化556】
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化合物232.2.5−(5−(ジメチルカルバモイル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸。5−(5−(ジメチルカルバモイル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物232.1、113mg、0.37mmol)を2N LiOH水溶液(1mL)およびテトラヒドロフラン(THF)(5mL)に溶解させ、16時間、50℃に加熱した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を真空下で除去した。残存水性層のpHを2N HClでpH3〜4に調整した。結果として生じた沈殿を濾過によって収集し、乾燥させて、56mgの5−(5−(ジメチルカルバモイル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸を得た(53%)。m/z(ES+)288(M+H)
+。
【1029】
【化557】
[この文献は図面を表示できません]
化合物232.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド。DMF(2mL)中の上記の酸(化合物232.2、56mg、0.2mmol)、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、45mg、0.2mmol)、HBTU(152mg、0.4mmol)およびDIEA(105μL、0.6mmol)の混合物を室温で16時間撹拌した。その反応物をブラインで希釈し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2;EtOAc中の4%メタノール)によって精製して、44mgのフォームを得た(48%)。m/z(ES+)456(M+H)
+。
【1030】
【化558】
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化合物233.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−(モルホリン−4−カルボニル)−1H−イミダゾール−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−N,N−ジメチル−1H−イミダゾール−5−カルボキサミド(化合物232)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)498(M+H)
+。
【1031】
【化559】
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化合物234.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチル安息香酸。メタノール(10mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチル安息香酸メチル(化合物230.3、1.50g、3.60mmol、1.00当量)の溶液に、0℃で水酸化ナトリウム水溶液(5mLの水中、577mg、14.4mmol)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を油浴の中で2時間、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残存水性層のpHを塩化水素(水溶液、2M)で3〜4に調整した。結果として生じた固体を濾過によって収集し、オーブンの中で減圧下で乾燥させて、1.20g(83%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)403(M+H)
+。
【1032】
【化560】
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化合物235.1.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチルベンゾイルクロリド。丸底フラスコにジクロロメタン(5mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチル安息香酸(化合物234、500mg、1.24mmol、1.00当量)の溶液を添加した。塩化オキサリル(317mg、2.50mmol、2.00当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(約5mg)をその混合物に1滴ずつ添加した。得られた溶液を1時間、40℃で撹拌し、その後、濃縮し、減圧下で乾燥させて、480mg(92%)の表題化合物を薄黄色油状物として得た。
【1033】
【化561】
[この文献は図面を表示できません]
化合物235.2.4−(1−(5−(2−ブロモアセチル)−4−シクロブチル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。窒素下、0℃でジクロロメタン(10mL)中のTMSCHN
2(ヘキサン中2M)(0.476mL、2.00当量)の溶液に、ジクロロメタン(3mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチルベンゾイルクロリド(化合物235.1、200mg、0.480mmol、1.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた混合物を一晩、25℃で撹拌した。その後、HBr(40%)(0.154mL、1.50当量)を0℃で1滴ずつ添加し、その混合物をさらに2時間、0℃で撹拌し、その後、50mLのジクロロメタンで希釈した。有機層を2×20mLの水、そして1×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(0:1〜1:50〜1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、200mg(88%)の4−(1−(5−(2−ブロモアセチル)−4−シクロブチル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルを黄色油状物として得た。
【1034】
【化562】
[この文献は図面を表示できません]
化合物235.4−(1−(4−シクロブチル−5−(2−エチル−1H−イミダゾール−5−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。パージして窒素の不活性雰囲気で維持した丸底フラスコにCH
3CN(5mL)中の4−(1−(5−(2−ブロモアセチル)−4−シクロブチル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物235.2、100mg、0.210mmol、1.00当量)の溶液を添加した。プロピオンイミドアミド塩酸塩(22.8mg、1.00当量)および炭酸カリウム(86.6mg、0.63mmol、3.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を3時間、80℃で撹拌し、その後、室温に冷却し、真空下で濃縮した。残留物を20mLの水に溶解させた。その混合物を2×20mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。その粗生成物(約100mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(29.0%CH
3CNから7分間で43.0%に上昇、3分間で100%に上昇、2分間で29.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、43mg(44%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)453(M+H)
+。
【1035】
【化563】
[この文献は図面を表示できません]
化合物236.1.4−(1−(5−(2−ブロモアセチル)−4−シクロブチル−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(5−(2−ブロモアセチル)−4−シクロブチル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物235.2)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。
【1036】
【化564】
[この文献は図面を表示できません]
化合物236.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。パージして窒素の不活性雰囲気で維持した丸底フラスコにCH
3CN(10mL)中の4−(1−(5−(2−ブロモアセチル)−4−シクロブチル−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物236.1、40mg、0.08mmol、1.00当量)の溶液を添加した。アセトイミドアミド塩酸塩(7.6mg、0.08mmol、1.00当量)および炭酸カリウム(33.4mg、0.24mmol、3.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を油浴の中で2時間、80℃で撹拌し、その後、周囲温度に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を50mLの酢酸エチルに溶解させた。有機層を2×20mLの水、2×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。その粗生成物(約50mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(29.0%CH
3CNから8分間で43.0%に上昇、2分間で100%に上昇、2分間で29.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、13mg(35%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)457(M+H)
+。
【1037】
【化565】
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化合物237.1.N’−ヒドロキシ−3−メトキシプロパンイミドアミド。丸底フラスコにエタノール(20mL)中の3−メトキシプロパンニトリル(10.0g、118mmol、1.00当量)の溶液を入れた。NH
2OH(H
2O中50%)(10mL)をその反応物に添加した。得られた溶液を油浴の中で一晩、90℃で撹拌し、その後、周囲温度に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を30mLのH
2Oで希釈し、2×20mLの酢酸エチルで洗浄した。水性層を併せ、減圧下で濃縮して、10.0g(65%)の表題化合物を無色油状物として得た。
【1038】
【化566】
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化合物237.2.3−メトキシプロパンイミドアミド塩酸塩。丸底フラスコにAcOH(50mL)中のN’−ヒドロキシ−3−メトキシプロパンアミジン(化合物237.1、10.0g、76.2mmol、1.00当量、90%)の溶液を入れた。無水酢酸(9.50g、93.1mmol、1.10当量)を1滴ずつ添加し、得られた混合物を30分間、室温で撹拌した。そのフラスコを窒素でパージした後、パラジウム担持炭素(10%、60%水、5g)を添加した。そのフラスコを再び窒素で注意深くパージし、その後、雰囲気を水素に変えた。その混合物を一晩、20℃で、大気圧の水素下で撹拌した。その系を窒素でパージした後に固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を50mLのH
2Oで希釈した。その溶液のpH値を塩化水素(12mol/L)で2〜3に調整し、その後、2×30mLの酢酸エチルで洗浄した。水性層を併せ、減圧下で濃縮して、5.00g(40%)の表題化合物をオフホワイト固体として得た。
【1039】
【化567】
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化合物237.4−(1−(4−シクロブチル−5−(2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物236)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、かつアセトイミドアミド塩酸塩の代わりに237.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)501(M+H)
+。
【1040】
【化568】
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化合物238.1.5−アセチル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル。窒素下、DMSO(50mL)中の4−シクロブチル−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル(152.3、5.00g、15.1mmol、1.00当量)の溶液に、1−(エテニルオキシ)ブタン(3.03g、30.3mmol、2.00当量)、DPPP(624mg、1.51mmol、0.10当量)、Pd(OAc)
2(324mg、1.51mmol、0.10当量)およびTEA(3.06g、30.2mmol、2.00当量)を添加した。得られた混合物を一晩、120℃で、窒素下で撹拌し、その後、周囲温度に冷却し、水で希釈した。そのpHを塩化水素(水溶液、6M)で1に調整した。得られた混合物を200mLの酢酸エチルで希釈し、ブライン(3×200mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:30)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、2.28g(61%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【1041】
【化569】
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化合物238.2および238.3.5−(2−ブロモアセチル)−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチルおよび4−シクロブチル−5−(2,2−ジブロモアセチル)−2−メチル安息香酸メチル。クロロホルム(5mL)中の5−アセチル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル(238.1、500mg、1.83mmol、1.00当量、90%)の溶液に、Br
2(325mg、2.03mmol、1.00当量)を1滴ずつ添加した(警告:HBrの著しい発生を伴う発熱反応)。得られた混合物を3時間、25℃で撹拌し、その後、5mLのH
2Oの添加によって失活させた。その後、その混合物を50mLの酢酸エチルで抽出した。有機相を2×10mLのNa
2S
2O
3(飽和水溶液)、続いて1×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物の500mgの混合物を黄色油状物として得た。
【1042】
【化570】
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化合物238.4.4−シクロブチル−5−(2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−2−メチル安息香酸メチル。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した丸底フラスコにアセトニトリル中の化合物238.2と238.3の混合物(500mg、約0.6mmol、80%)、炭酸カリウム(640mg、3.00当量)、3−メトキシプロパンイミドアミド塩酸塩(化合物237.2、213mg、1.54mmol)の溶液を入れた。得られた溶液を油浴の中で一晩、80℃で撹拌し、その後、周囲温度に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を60mLの酢酸エチルで希釈した。有機層を2×25mLの水、2×25mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(2:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、90mg(43%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1043】
【化571】
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化合物238.5.4−シクロブチル−5−(2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−2−メチル安息香酸。メタノール(3mL)中の化合物238.4、90mg、0.25mmol、1.00当量、90%)および水酸化ナトリウム水溶液(1mLの水中、44mg、1.10mmol、4.00当量)の混合物を2時間、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、メタノールを減圧下で除去した。残留水性層のpHを塩化水素(水溶液、2M)で3〜4に調整した。得られた混合物を減圧下で濃縮して、80mg(粗製)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1044】
【化572】
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化合物238.4−(1−(4−シクロブチル−5−(2−(2−メトキシエチル)−1H−イミダゾール−5−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の化合物238.5(80mg、0.23mmol、1.00当量、90%)の溶液を入れた。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、54mg、0.24mmol、1.00当量)、EDC・HCl(93mg、0.49mmol、2.0当量)および4−ジメチルアミノピリジン(59mg、0.48mmol、2.00当量)をその溶液に添加した。得られた混合物を3時間、30℃で撹拌し、その後、50mLの酢酸エチルで希釈した。有機層を2×20mLの水、2×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、クロロホルム/メタノール(20:1)を溶離剤として用いて残留物を精製した。その生成物(約50mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(29%CH
3CNから8分間で43%に上昇、6分間で100%に上昇、1分間で29%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、20.6mg(19%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)483(M+H)
+。
【1045】
化合物236、237および238の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技、容易に入手できる出発材料および手順を用いて、次の表中の化合物を調製した:
【1046】
【表3A-1】
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【1047】
【表3A-2】
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【1048】
【化573】
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化合物245.1.5−カルバミミドイル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル塩酸塩。5−(N’−ヒドロキシカルバミミドイル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物2.4)および5−カルバミミドイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩(化合物2.5)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、5−シアノ−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物2.3)の代わりに5−シアノ−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.4)を使用して、表題化合物を調製した。
【1049】
【化574】
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化合物245.2.4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸メチル。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した丸底フラスコにACN(50mL)中の5−カルバミミドイル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル塩酸塩(化合物245.1、350mg、1.11mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。1−ブロモブタン−2−オン(186mg、1.23mmol、1.00当量)および炭酸カリウム(513mg、3.53mmol、3.00当量、95%)をその反応物に添加した。得られた溶液を一晩、80℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、3×30mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、290mg(83%)の4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸メチルを黄色固体として得た。
【1050】
【化575】
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化合物245.3.4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸。メタノールと水の溶媒混合物(4/2mL)中の4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸メチル(化合物245.2、200mg、0.600mmol、1.00当量、90%)および水酸化ナトリウム(107mg、2.68mmol、4.00当量)の混合物を3時間、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、そのpHを塩化水素(水溶液、6M)で3〜4に調整した。得られた混合物を真空下で濃縮して、150mgの白色固体を得た。
【1051】
【化576】
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化合物245.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸(化合物245.3、153mg、0.480mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、132mg、0.590mmol、1.10当量)、EDC・HCl(204mg、1.01mmol、2.00当量、95%)および4−ジメチルアミノピリジン(131mg、1.02mmol、2.00当量、95%)をその反応物に添加した。得られた溶液を一晩、室温で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(2:1)を溶離剤として用いて残留物を精製した。その粗生成物(約150mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(28%CH
3CNから7分間で43%に上昇、2分間で100%に上昇、2分間で28%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、62mg(29%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)453(M+H)
+。
【1052】
【化577】
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【1053】
【化578】
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化合物246.1.2−メトキシアセチルクロリド。ジクロロメタン(20mL)中の2−メトキシ酢酸(2.00g、22.2mmol、1.00当量)の溶液に、N,N−ジメチルホルムアミド(0.1mL)中の(COCl)
2(5.65g、2.00当量)を1滴ずつ添加した(ガスの発生を観察した)。その反応物を1時間、40℃で撹拌した。その後、その得られた混合物を減圧下で濃縮して、2.10g(70%)の2−メトキシアセチルクロリドを黄色油状物として得た。
【1054】
【化579】
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化合物246.2.1−ブロモ−3−メトキシプロパン−2−オン。ジクロロメタン(40mL)中のTMSCHN
2(ヘキサン中2M)(16mL、2.00当量)の溶液に、0℃で2−メトキシアセチルクロリド(化合物246.1、2.10g、15.5mmol、1.00当量、80%)を1滴ずつ添加した。20分間撹拌した後、HBr(48%、2mL)をその反応物に添加した。得られた溶液を30分間、25℃で撹拌した。その混合物を1×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、2.30g(71%)の1−ブロモ−3−メトキシプロパン−2−オンを黄色油状物として得た。
【1055】
【化580】
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化合物246.3.4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸メチル。丸底フラスコにCH
3CN(16mL)中の1−ブロモ−3−メトキシプロパン−2−オン(化合物246.2、505mg、1.81mmol、1.00当量、60%)の溶液を添加した。5−カルバミミドイル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル塩酸塩(化合物245.1、450mg、1.59mmol、1.00当量)および炭酸カリウム(554mg、3.61mmol、3.00当量、90%)をその反応物に添加した。得られた溶液を一晩、80℃で、窒素下で撹拌した。周囲温度に冷却した後、水の添加により反応を注意深く失活させた。得られた混合物を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:2)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、170mg(24%)の4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸メチルを白色固体として得た。
【1056】
【化581】
[この文献は図面を表示できません]
化合物246.4.4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸。メタノール(4mL)中の4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸メチル(化合物246.3、150mg、0.430mmol、1.00当量、90%)および水酸化ナトリウム水溶液(2mL水中、76.0mg、1.90mmol、4.00当量)の溶液を2時間、60℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残存水性相のpH値を塩化水素(水溶液、4M)で約4に調整した。得られた混合物を2×50mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、真空下で濃縮した。これにより、120mg(84%)の4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸を白色固体として得た。
【1057】
【化582】
[この文献は図面を表示できません]
化合物246.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチル安息香酸(化合物246.4、50.0mg、0.150mmol、1.00当量、90%)の溶液を添加した。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、41.0mg、0.170mmol、1.10当量)、EDC・HCl(64.0mg、0.330mmol、2.00当量)および4−ジメチルアミノピリジン(41.0mg、0.340mmol、2.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を3時間、25℃で撹拌し、その後、水で失活させ、2×30mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を真空下で濃縮した。その粗生成物(約50mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(26.0%CH
3CNから7分間で42.0%に上昇、2分間で100.0%に上昇、1分間で26.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、18mg(25%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)469(M+H)
+。
【1058】
【化583】
[この文献は図面を表示できません]
化合物247.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物246)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5)の代わりに4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物11.2HCl塩)を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)487(M+H)
+。
【1059】
【化584】
[この文献は図面を表示できません]
化合物248.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−4−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物246)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)501(M+H)
+。
【1060】
【化585】
[この文献は図面を表示できません]
化合物249.4−(1−(4−シクロブチル−5−(4,5−ジメチル−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物246)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)453(M+H)
+。
【1061】
【化586】
[この文献は図面を表示できません]
化合物250.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物246)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)439(M+H)
+。
【1062】
【化587】
[この文献は図面を表示できません]
【1063】
【化588】
[この文献は図面を表示できません]
化合物251.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物246)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)493(M+H)
+。
【1064】
【化589】
[この文献は図面を表示できません]
化合物252.4−(1−(5−(5−クロロ−1H−イミダゾール−2−イル)−4−シクロブチル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−(メトキシメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物246)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)459(M+H)
+。
【1065】
【化590】
[この文献は図面を表示できません]
化合物253.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−5−カルボニトリル。化合物246の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)450(M+H)
+。
【1066】
【化591】
[この文献は図面を表示できません]
化合物254.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−N,4−ジメチルベンズアミド。DMF(2mL)中の5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチル安息香酸(化合物234、50mg、0.124mmol)の溶液にEDCI(36mg、0.186mmol)、HOBt(10mg、0.5mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(54mg、0.434mmol)およびメチルアミン(125μl、THF中2.5M)を添加した。その反応混合物を12時間、室温で撹拌し、NaHCO
3飽和水溶液(50mL)で失活させた。酢酸エチル(2×50mL)での抽出後、併せた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。酢酸エチルから酢酸エチル/メタノール=98/2を用いるSiO2フラッシュクロマトグラフィーによる精製によって、5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−N,4−ジメチルベンズアミド(28.3mg、収率55%)を白色固体として得た。m/z(ES+)416(M+H)
+。
【1067】
【化592】
[この文献は図面を表示できません]
化合物255.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−N−(2−メトキシエチル)−4−メチルベンズアミド。5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−N,4−ジメチルベンズアミド(化合物254)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)460(M+H)
+。
【1068】
【化593】
[この文献は図面を表示できません]
【1069】
【化594】
[この文献は図面を表示できません]
化合物256.5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−N−エチル−4−メチルベンズアミド。5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−N,4−ジメチルベンズアミド(化合物254)の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)430(M+H)
+。
【1070】
【化595】
[この文献は図面を表示できません]
化合物257.1.(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニルクロリド。丸底フラスコにジクロロメタン(25mL)中の(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(4.64g、40.0mmol、1.00当量)の溶液を添加した。N,N−ジメチルホルムアミド(0.05mL、0.05当量)および(COCl)
2(5.2mL、1.50当量)をその反応物に1滴ずつ添加した。得られた溶液を1時間、25℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮して、5.00g(93%)の(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニルクロリドを黄色油状物として得た。
【1071】
【化596】
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化合物257.2.(S)−2−ブロモ−1−(テトラヒドロフラン−2−イル)エタノン。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した250mL三つ口丸底フラスコにエーテル(150mL)中の(ジアゾメチル)トリメチルシラン(20mL、ヘキサン中2M)の溶液を添加した。エーテル/DCM(25/10mL)中の(S)−テトラヒドロフラン−2−カルボニルクロリド(化合物257.1、5.00g、37.2mmol、1.00当量)の溶液を0℃で1滴ずつ添加し、20分間、0℃で撹拌した。臭化水素(48%)(8mL、1.50当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を30分間、10℃で撹拌し、その後、2×100mLの水、そして1×50mLのブラインで洗浄した。その混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:50)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、2.50g(35%)の(S)−2−ブロモ−1−(テトラヒドロフラン−2−イル)エタノンを黄色油状物として得た。
【1072】
【化597】
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化合物257.3.(S)−2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル)安息香酸メチル。丸底フラスコにCH
3CN(30mL)中の5−カルバミミドイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩(化合物2.5、1.30g)の溶液を添加した。(S)−2−ブロモ−1−(テトラヒドロフラン−2−イル)エタノン(化合物257.2、1.92g、9.95mmol)および炭酸カリウム(4.20g、30.4mmol)をその反応物に添加した。得られた溶液を3日間、75℃で、窒素下で撹拌した。周囲温度に冷却した後、固体を濾過によって除去した。濾液を真空下で濃縮し、30mLのH
2Oで希釈した。水性相を3×50mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、その後、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:2)を溶離剤として用いてその混合物を精製して、400mg(25%)の(S)−2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル)安息香酸メチルを薄黄色固体として得た。
【1073】
【化598】
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化合物257.4.(S)−2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル)安息香酸。丸底フラスコにメタノールとH
2Oの溶媒混合物(20/10mL)中の(S)−2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル)安息香酸メチル(化合物257.3、400mg、1.33mmol、1.00当量)および水酸化ナトリウム(300mg、7.50mmol、5.63当量)の溶液を添加した。得られた溶液を2時間、70℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残留水性層を2×50mLの酢酸エチルで洗浄した。水性層のpHを塩化水素(水溶液、6M)で5〜6に調整し、その後、3×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、340mg(90%)の(S)−2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル)安息香酸メチルを黄色固体として得た。
【1074】
【化599】
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化合物257.(S)−4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の(S)−2,4−ジメチル−5−(5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−イミダゾール−2−イル)安息香酸メチル(化合物257.4、143mg、0.500mmol、1.00当量)の溶液を添加した。HBTU(285mg、0.750mmol、1.50当量)をその反応物に添加し、それを30分間、25℃で撹拌した。これに4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、133mg、0.600mmol、1.20当量)およびDIEA(390mg、3.02mmol、6.04当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を30分間、25℃で撹拌し、その後、20mLの水で失活させた。その混合物を3×25mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、メタノール/酢酸エチル(1:30)を溶離剤として用いて残留物を精製した。その生成物(約100mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.03%NH
3H
2Oを伴う水とCH
3CN(35%CH
3CNから8分間で52%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で35%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、34.6g(15%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1075】
【化600】
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化合物258.1.5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸。化合物152.8の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、4−ブロモ−2−メチル安息香酸の代わりに4−フルオロ−2−メチル安息香酸を使用し、アセトヒドラジドの代わりにプロピオノヒドラジドを使用して、表題化合物を合成した。
【1076】
【化601】
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化合物258.2.4−(1−(5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−フルオロ−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにDMF(10mL)中の5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸(化合物258.1、125mg、0.500mmol、1.00当量)の溶液を添加した。EDC・HCl(143mg、0.750mmol、1.50当量)、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、122mg、0.550mmol、1.10当量)、および4−ジメチルアミノピリジン(183mg、1.50mmol、3.00当量)を少しずつ添加した。得られた溶液を油浴の中で1時間、40℃で撹拌し、その後、50mLのNH
4Cl(飽和水溶液)で失活させた。その混合物を40mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を3×30mLのNH
4Cl(飽和水溶液)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。これにより、180mg(86%)の4−(1−(5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−フルオロ−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルを白色固体として得た。
【1077】
【化602】
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化合物258.4−(1−(4−(アゼチジン−1−イル)−5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。10mL封管に1,4−ジオキサン(5mL)中の4−(1−[[5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−フルオロ−2−メチルフェニル]カルボニル]ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物258.2、83.5mg、0.200mmol、1.00当量)の溶液を加えた。アゼチジン塩酸塩(93.0mg、0.990mmol、5.00当量)をその反応物に少しずつ添加した。炭酸カリウム(276mg、2.00mmol、10.0当量)も上記混合物に添加した。得られた溶液をブラストシールドの背後で一晩、105℃で撹拌し、その後、室温に冷却した。20mLの水で反応を失活させた。その混合物を30mLの酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。その生成物(80mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、50mL NH
4CO
3を伴う水とCH
3CN(41.0%CH
3CNから8分間で43.0%に上昇、2分間で100%に上昇、2分間で41.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、18.0mg(20%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1078】
【化603】
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化合物259.4−(1−(5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−2−メチル−4−(メチルチオ)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の4−(1−(5−(5−エチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−4−フルオロ−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物258.2、20mg、0.050mmol、1.0当量)の溶液を添加した。ナトリウムチオメトキシド(70mg、0.10mmol、2.0当量)をその反応物に添加した。得られた混合物を油浴の中で15時間、110℃で撹拌し、その後、周囲温度に冷却し、100mLの氷水で失活させた。その混合物を50mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を2×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。その生成物(50mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(37%CH
3CNから7分間で49%に上昇、3分間で100%に上昇、2分間で37%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、4mg(19%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)446(M+H)
+。
【1079】
【化604】
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化合物5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−N,4−ジメチルベンズアミド(化合物254)の調製に用いたものと同様の、標準的な化学的手技、容易に入手できる出発材料および手順を用いて、次の表中の化合物を調製した:
【1080】
【表4A-1】
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【1081】
【表4A-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1082】
【表4A-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1083】
化合物27、38および211の調製に用いたものと同様の、標準的な化学的手技、容易に入手できる出発材料および手順を用いて、次の表中の化合物を調製した:
【1084】
【表5A-1】
[この文献は図面を表示できません]
【1085】
【表5A-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1086】
【表5A-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1087】
【化605】
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化合物280.1.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−2−イソニコチノイルヒドラジンカルボキサミド。DCM(5mL)中の4−(1−(3−アミノ−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物121.1、0.1g、0.31mmol)およびトリエチルアミン(0.09mL、0.62mmol)の溶液を0℃でDCM(5mL)中のホスゲン(トルエン中20%、0.31mL、0.62mmol)の溶液に添加した。得られた反応混合物を室温で1.5時間撹拌した後、すべての溶媒を減圧下で除去した。残留物を高真空下で30分間乾燥させ、その後、EtOH(5mL)に再び溶解させた。イソニコチノヒドラジド(0.05g、0.34mmol)を添加した。その混合物を80℃で一晩加熱した。エタノールを除去し、分取TLC(DCM中10% MeOH)を用いて残留物を精製して、生成物を薄褐色固体として得た。収量:0.14g、93%。m/z(ES+)483.2(M+H)
+。
【1088】
【化606】
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化合物280.4−(1−(4−メチル−3−(5−(ピリジン−4−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DCM(10mL)中のN−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−2−イソニコチノイルヒドラジンカルボキサミド(化合物280.1、0.14g、0.29mmol)およびPPh
3(0.09g、0.35mmol)の溶液にトリエチルアミン(0.061mL、0.43mmol)、続いてCCl
4(0.08mL、0.87mmol)を添加した。その混合物を3時間、還流させた。TLCおよびLCMSは、反応が完了したことを示した。その混合物を室温に冷却し、DCM(100mL)で希釈し、水(20mL)で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、分取TLC(CH
2Cl
2中5% MeOH)を用いて精製して、54mg(42%)の白色固体を得た。m/z(ES+)465.0(M+H)
+。
【1089】
【化607】
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化合物281.1.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−カルボチオアミド。DMF(3mL)中の4−(1−(3−アミノ−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(121.1、0.1g、0.32mmol)の溶液に1,1’−チオ−CDI(0.056g、0.32mmol)を添加した。その混合物を室温で3時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。その混合物を後処理も精製もせずにワンポットで次の工程に持って行った。m/z(ES+)430(M+H)
+。
【1090】
【化608】
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化合物281.2.1−(4−アミノピリジン−3−イル)−3−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)チオ尿素。前の工程から持って来たDMF中のN−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−カルボチオアミド(281.1)の溶液にピリジン−3,4−ジアミン(0.034、0.32mmol)を添加した。その混合物を室温で3時間撹拌した。LCMSは、反応が完了したことを示した。その反応物をさらに後処理も精製もせずに次の工程に持って行った。m/z(ES+)471(M+H)
+。
【1091】
【化609】
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化合物281.4−(1−(3−((1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)アミノ)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。前の工程から持って来たDMF中の1−(4−アミノピリジン−3−イル)−3−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)チオ尿素(281.2)の溶液に、EDCI(0.12g、0.64mmol)を添加した。その混合物を室温で一晩撹拌した。DMFを高真空下で除去し、分取TLC(EtOAc中5% MeOH)を用いてその残留物を精製して、76mg(3工程を通して56%)の白色粉末を得た。m/z(ES+)437(M+H)
+。
【1092】
【化610】
[この文献は図面を表示できません]
【1093】
【化611】
[この文献は図面を表示できません]
化合物282.1.N−((5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)カルバモチオイル)イソブチルアミド。丸底フラスコにアセトン(10mL)中のNH
4SCN(72mg、0.95mmol、2.00当量)の溶液を入れた。アセトン中の2−メチルプロパノイルクロリド(50mg、0.47mmol、1.00当量)の溶液を25℃で1滴ずつ添加し(5mL)、その反応物を油浴の中で一晩、40℃で撹拌した。これに、25℃で4−(1−(3−アミノ−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物121.1、150mg、0.42mmol、1.00当量)を添加した。得られた溶液を2時間、25℃で撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。残留物を100mLの酢酸エチルで希釈した。有機層を2×30mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、ジクロロメタン/メタノール(20:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、150mg(64%)の表題化合物を褐色油状物として得た。
【1094】
【化612】
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化合物282.4−(1−(3−((5−イソプロピル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アミノ)−4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。10mL封管にエタノール(3mL)中のN−((5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルフェニル)カルバモチオイル)イソブチルアミド(化合物282.1、200mg、0.40mmol、1.00当量、90%)の溶液を入れた。NH
2NH
2HCl(234mg、2.23mmol、5.00当量)および炭酸カリウム(185mg、1.34mmol、3.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液をブラストシールドの背後の油浴の中で一晩、80℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチルと水とで分配した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。その粗生成物(約50mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−006(Waters)):カラム、SunFire Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(5.0%CH
3CNで2分間保持、1分間で30.0%に上昇、12分間で60.0%に上昇、1分間で100.0%に上昇);検出器、UV254/220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、10.3mg(6%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)429(M+H)
+。
【1095】
化合物280、121、281および282の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技、容易に入手できる出発材料および手順を用いて、次の表中の化合物を調製した:
【1096】
【表6A-1】
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【1097】
【表6A-2】
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【1098】
【表6A-3】
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【1099】
【表6A-4】
[この文献は図面を表示できません]
【1100】
化合物26、43、48、50、51、64および80の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技、容易に入手できる出発材料および手順を用いて、次の表中の化合物を調製した:
【1101】
【表7A-1】
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【1102】
【表7A-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1103】
【表7A-3】
[この文献は図面を表示できません]
【1104】
【表7A-4】
[この文献は図面を表示できません]
【1105】
【表7A-5】
[この文献は図面を表示できません]
【1106】
【表7A-6】
[この文献は図面を表示できません]
【1107】
【表7A-7】
[この文献は図面を表示できません]
【1108】
【表7A-8】
[この文献は図面を表示できません]
【1109】
【表7A-9】
[この文献は図面を表示できません]
【1110】
【表7A-10】
[この文献は図面を表示できません]
【1111】
【表7A-11】
[この文献は図面を表示できません]
【1112】
【表7A-12】
[この文献は図面を表示できません]
【1113】
【表7A-13】
[この文献は図面を表示できません]
【1114】
【化613】
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化合物346.1.2−(1−ベンジル−4−ヒドロキシピペリジン−4−イル)−5−ブロモ安息香酸。窒素下、−78℃でTHF/Et
2O(450/50mL)中の2,5−ジブロモ安息香酸(27.8g、100mmol、1.00当量)の撹拌溶液に、n−BuLi(2.5M)(88mL、2.20当量)を1滴ずつ添加した。−78℃で2時間後、1−ベンジルピペリジン−4−オン(26.5g、140mmol、1.40当量)を添加した。得られた溶液を0.5時間、−78℃で撹拌し、その後、室温に温め、一晩撹拌した。200mLの水の添加により反応を注意深く失活させた。その混合物のpHを塩化水素(水溶液、2M)で2〜3に調整した。水性相を3×500mLの酢酸エチル、そして3×500mLのテトラヒドロフランで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、38.9g(粗製)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1115】
【化614】
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化合物346.2.1’−ベンジル−5−ブロモ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,4’−ピペリジン]−3−オン。丸底フラスコにテトラヒドロフラン(800mL)中の粗製化合物346.1(38.9g、100mmol、1.00当量)の溶液を入れた。これに硫酸(8mL)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を油浴の中で一晩、還流させながら撹拌した。その溶液のpH値をLiOH(飽和水溶液)でゆっくりと10に調整した。水性相を3×500mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:8〜1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、8.00g(22%)の表題化合物を白色固体として得た。
【1116】
【化615】
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化合物346.3.1’−ベンジル−5−ブロモ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,4’−ピペリジン]。窒素下、−10℃でテトラヒドロフラン(150mL)中の化合物346.2(10.0g、26.9mmol、1.00当量)の溶液に、BH
3−THF(135mL、5.00当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を30分間、室温で撹拌し、その後、還流温度で一晩加熱した。−10℃に冷却した後、塩化水素(水溶液、6M、60mL)を−10℃で1滴ずつ添加した。得られた溶液を油浴の中で5時間、加熱して還流させた。その反応混合物を冷却し、その溶液のpHを水酸化カリウム(水溶液、1M)で10に調整した。水性相を2×200mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を2×300mLのブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、15.0g(粗製)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【1117】
【化616】
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化合物346.4.1’−ベンジル−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,4’−ピペリジン]−5−カルボニトリル。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した三つ口丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(150mL)中の化合物346.3(12.0g、33.6mmol、1.00当量)の溶液を入れた。Zn(CN)
2(4.50g、38.5mmol、1.14当量)およびPd(PPh
3)
4(4.00g)をその反応物に添加した。得られた溶液を油浴の中で一晩、90℃で撹拌した。その反応混合物を室温に冷却し、その後、200mLのFeSO
4(飽和水溶液)で失活させ、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を激しく撹拌し、その後、セライトに通して濾過し、1M FeSO
4、水、そして酢酸エチルで洗浄した。層を分離し、水性相を2×200mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×100mLの塩化ナトリウム(飽和水溶液)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、石油エーテル/酢酸エチル(10:1〜5:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、9.12g(89%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【1118】
【化617】
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化合物346.5.3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,4’−ピペリジン]−5−カルボニトリル。0℃の、DCE(150mL)中の346.4(9.12g、30.0mmol、1.00当量)の溶液にクロロギ酸1−クロロエチル(8.52g、60.0mmol、2.00当量)を1滴ずつ添加した。周囲温度で30分間撹拌した後、トリエチルアミン(9.09g、3.00当量)をその混合物に注意深く添加した。得られた溶液を油浴の中で2時間、加熱して還流させ、その後、減圧下で濃縮した。残留物を100mLのメタノールに溶解させ、その後、油浴の中で1時間、加熱して還流させた。得られた混合物を減圧下で濃縮し、残留物を水(100mL)に溶かした。その混合物のpHを水酸化ナトリウム(水溶液、1M)で10に調整した。水性相を3×200mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を2×100mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/メタノール(100:0から3:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、3.50g(46%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1119】
【化618】
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化合物346.N−(5−(5−シアノ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,4’−ピペリジン]−1’−イルカルボニル)−2−メチルフェニル)−6−(ピロリジン−1−イル)ニコチンアミド。化合物43の調製に用いたものと同様の手順を用い、化合物11.2の代わりに化合物364.5を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)522(M+H)
+。
【1120】
【化619】
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化合物347.1.4−(4−シアノフェニル)−2−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。丸底フラスコに酢酸エチル(5mL)中の4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物1.4、515mg、1.80mmol、1.00当量)の溶液を入れた。水(5mL)中のNaIO
4(963mg、4.50mmol、2.50当量)の溶液、およびRuCl
3(74.7mg、0.36mmol、0.20当量)を注意深く添加した。得られた混合物を一晩、室温で撹拌した。固体を濾過によって除去し、濾液を2×20mLの水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、432mg、(80%)の表題化合物を薄黄色油状物として得た。
【1121】
【化620】
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化合物347.2.4−(2−オキソピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコに酢酸エチル(10mL)中の化合物347.1(432mg、1.44mmol、1.00当量)の溶液を入れた。塩化水素ガスでその溶液をバブリングし、得られた混合物を0.5時間、室温で撹拌した。固体を濾過によって収集し、その後、50mLの酢酸エチルに溶解させた。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、254mg、(88%)の表題化合物を白色固体として得た。
【1122】
【化621】
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化合物347.3.4−(6−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにジクロロメタン(10mL)中の4−(2−オキソピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(347.2、220mg、1.10mmol、1.00当量)の溶液を入れた。トリメチルオキソニウムテトラフルオロホウ酸塩(244.2mg、1.65mmol、1.50当量)をゆっくりと添加し、得られた混合物を2時間、室温で撹拌した。そのpHを重炭酸ナトリウム(水溶液)で注意深く8に調整した。有機層を2×20mLのH
2Oで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、212mg(90%)の表題化合物を白色固体として得た。
【1123】
【化622】
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化合物347.4.3−アミノ−4−メチルベンゾヒドラジド。丸底フラスコにエタノール(100mL)中の3−アミノ−4−メチル安息香酸メチル(6.60g、40.0mmol、1.00当量)の溶液を入れた。ヒドラジン水和物(10.0g、200mmol、5.00当量)をその反応物に添加した。得られた溶液を油浴の中で2時間、100℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を減圧下で濃縮した。残留物を水と酢酸エチル(20mL)とで分配した。水性層を4×20mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、高真空下で乾燥させて、4.60g(70%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【1124】
【化623】
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化合物347.5.4−(3−(3−アミノ−4−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−7−イル)ベンゾニトリル。1,2−ジクロロベンゼン(100mL)中の4−(6−メトキシ−2,3,4,5−テトラヒドロピリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物347.3、5.00g、23.36mmol、1.00当量)の溶液に、3−アミノ−4−メチルベンゾヒドラジド(化合物347.4、4.63g、28.0mmol、1.20当量)を添加した。得られた溶液を油浴の中で一晩、150℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、得られた混合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、ジクロロメタン/メタノール(1:0〜100:1)を溶離剤として用いて精製して、2.40g(31%)の表題化合物を白色固体として得た。
【1125】
【化624】
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化合物347.N−(5−(7−(4−シアノフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル)−2−メチルフェニル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。化合物43の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物42.2の代わりに化合物347.5を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)492(M+H)
+。
【1126】
【化625】
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化合物348.1.2−ヒドロキシ−6−メチル−5−ニトロニコチン酸。0℃で(濃)硫酸(140mL)中の2−ヒドロキシ−6−メチルニコチン酸(14.0g、91.5mmol、1.00当量)の溶液に、(濃)硫酸(10mL)中のHNO
3(12.0g、190mmol、2.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。その後、その得られた混合物を2時間、90℃で撹拌し、周囲温度に冷却し、その後、250mLの氷水で失活させた。結果として生じた固体を濾過によって収集し、オーブンの中で減圧下で乾燥させて、15.8g(87%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1127】
【化626】
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化合物348.2.2−クロロ−6−メチル−5−ニトロニコチン酸メチル。クロロベンゼン(150mL)中の2−ヒドロキシ−6−メチル−5−ニトロニコチン酸(化合物348.1、15.0g、75.8mmol、1.00当量)の溶液に、ホスホリルトリクロリド(45.0g、296mmol、4.00当量)およびN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL、0.10当量)を注意深く添加した。得られた混合物を2時間、135℃で撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。残留物を20mLのDCMに溶解させた。これに、メタノール(20mL)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を3時間、25℃で撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。残留物に100mLの水で注意深く添加し、得られた混合物のpHを重炭酸ナトリウム(水溶液)でゆっくりと8に調整した。水性相を2×200mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、17.6g(粗製)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1128】
【化627】
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化合物348.3.5−アミノ−6−メチルニコチン酸メチル。メタノール(120mL)中の2−クロロ−6−メチル−5−ニトロニコチン酸メチル(12.8g、55.5mmol、1.00当量)の溶液が入っている丸底フラスコを窒素でパージした。トリエチルアミン(15.0g、149mmol、2.68当量)およびパラジウム担持炭素(1.30g)を添加した。そのフラスコを窒素でさらにパージした後、雰囲気を水素に変え、得られた溶液を2日間、室温で、大気圧下で撹拌した。その系を窒素でパージした後、固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:50〜1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、3.50g(38%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1129】
【化628】
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化合物348.4.5−アミノ−6−メチルニコチン酸。丸底フラスコにMeOH/H
2O(80/200mL)中の5−アミノ−6−メチルニコチン酸メチル(5.00g、30.1mmol、1.00当量)および水酸化ナトリウム(20g)の溶液を入れた。得られた溶液を一晩、還流させながら加熱した。周囲温度に冷却した後、メタノールを減圧下で除去した。残存水性相のpHを塩化水素水溶液(2M)で4に調整した。その後、その得られた混合物を減圧下で濃縮して、5.00g(粗製)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1130】
【化629】
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化合物348.N−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−メチルピリジン−3−イル)−6−(ピロリジン−1−イル)ニコチンアミド。化合物43の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ5−アミノ−2,4−ジメチル安息香酸および化合物11.2の代わりに化合物348.4および1.5をそれぞれ使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)495(M+H)
+。
【1131】
【化630】
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化合物349.1.2−ブロモ−5−メチルピリジン1−オキシド。丸底フラスコにジクロロメタン(250mL)中の2−ブロモ−5−メチルピリジン(10.0g、58.1mmol、1.00当量)の溶液を入れた。mCPBA(15.0g、86.9mmol、1.50当量)を室温で数回に分けて添加した。得られた溶液を一晩、30℃で撹拌し、その後、50mLの2N水酸化ナトリウム(水溶液)で希釈した。その溶液のpH値を2N水酸化ナトリウム(水溶液)で10に調整した。水性相を3×100mLのジクロロメタンで抽出し、併せた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、11.0g(91%)の2−ブロモ−5−メチルピリジン−1−イウム−1−オラートを黄色固体として得た。
【1132】
【化631】
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化合物349.2.2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロピリジン1−オキシド。丸底フラスコにHNO
3(15mL)、硫酸(20mL)を入れた。これに、室温で化合物349.1(11.0g、52.7mmol、1.00当量、90%)を数回に分けて添加した。得られた混合物を一晩、100℃で撹拌し、その後、周囲温度に冷却し、50mLの氷水で失活させた。そのpHを水酸化ナトリウム(水溶液、2M)でゆっくりと2〜3に調整し、得られた混合物を3×50mLのジクロロメタンで抽出した。併せた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:2)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、3.00g(23%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1133】
【化632】
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化合物349.3.4−アミノ−5−メチルピコリン酸メチル。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した250mLオートクレーブ(30気圧、警告:ブラストシールドの背後で行うこと)に、メタノール(120mL)中の2−ブロモ−5−メチル−4−ニトロピリジン1−オキシド(化合物349.2、3.00g、12.9mmol、1.00当量)の溶液を入れた。トリエチルアミン(2.60g、25.7mmol、2.00当量)およびPd(dppf)Cl
2(600mg、0.82mmol、0.06当量)をその反応物に添加した。そのオートクレーブをパージし、その後、その混合物を一晩、30気圧のCO(ガス)のもと、90℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル:メタノール(20:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、1.50g(67%)の4−アミノ−5−メチルピリジン−2−カルボン酸メチルを黄色固体として得た。
【1134】
【化633】
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化合物349.4.4−アミノ−5−メチルピコリン酸。メタノール(15mL)中の4−アミノ−5−メチルピコリン酸メチル(化合物349.3、1.50g、8.12mmol、1.00当量、90%)および5N水酸化ナトリウム(水溶液、15mL)の溶液を一晩、室温で撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。残留物を20mLのH
2Oで希釈し、そのpHを2M塩化水素水溶液で3〜4に調整した。結果として生じた沈殿を濾過によって収集し、乾燥させて、0.8g(58%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1135】
【化634】
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化合物349.N−(2−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−5−メチルピリジン−4−イル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。化合物43の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ5−アミノ−2,4−ジメチル安息香酸および化合物11.2の代わりに化合物349.4および1.5をそれぞれ使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)483(M+H)
+。
【1136】
【化635】
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化合物350.1.2−ブロモ−3−メチルピリジン1−オキシド。化合物349.1の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ2−ブロモ−5−メチルピリジンの代わりに2−ブロモ−3−メチルピリジン(8.60g)を使用して、表題化合物(8.00g、85%)を調製した。
【1137】
【化636】
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化合物350.2.6−ブロモ−5−メチルピコリノニトリル。アセトニトリル(50mL)中の2−ブロモ−3−メチルピリジン1−オキシド(化合物350.1、5.65g、30.1mmol、1.00当量)の溶液に、トリエチルアミン(6.10g、60.3mmol、2.00当量)およびTMSCN(8.90g、3.00当量)を添加した。得られた溶液を油浴の中で一晩、加熱して還流させ、撹拌し、その後、周囲温度に冷却し、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、2.00g(34%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1138】
【化637】
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化合物350.3.6−ブロモ−5−メチルピコリンイミドアミド。50mL封管にメタノール(40mL)中の6−ブロモ−5−メチルピコリノニトリル(化合物350.2、900mg、4.57mmol、1.00当量)の溶液を入れた。NH
3(ガス)でその溶液をバブリングし、得られた溶液をブラストシールドの背後の油浴の中で一晩、95℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を減圧下で濃縮して、800mg(82%)の表題化合物を薄褐色固体として得た。
【1139】
【化638】
[この文献は図面を表示できません]
化合物350.4.6−アミノ−5−メチルピコリンアミド。50mL封管にNH
3・H
2O(40mL)中の6−ブロモ−5−メチルピコリンイミドアミド(化合物350.3、800mg、3.74mmol、1.00当量)およびCuSO
4(80mg)の溶液を入れた。得られた混合物をブラストシールドの背後で一晩、80℃撹拌した。周囲温度に冷却した後にその混合物を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、750mg(粗製)の表題化合物を褐色固体として得た。
【1140】
【化639】
[この文献は図面を表示できません]
化合物350.5.6−アミノ−5−メチルピコリン酸塩酸塩。丸底フラスコに塩化水素(濃、15mL)中の6−アミノ−5−メチルピコリンアミド(化合物350.4、500mg、3.31mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を油浴の中で一晩、加熱して還流させ、その後、減圧下で濃縮して、600mg(粗製)の表題化合物を薄黄色固体として得た。
【1141】
【化640】
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化合物350.N−(6−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−3−メチルピリジン−2−イル)−6−(イソプロピルアミノ)ニコチンアミド。化合物43の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ5−アミノ−2,4−ジメチル安息香酸および化合物11.2の代わりに化合物350.5および1.5をそれぞれ使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)483(M+H)
+。
【1142】
【化641】
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化合物351.1.5−ニトロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した丸底フラスコにメタノール(150mL)中の5−ニトロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(5.00g、31.9mmol、1.00当量)の溶液を入れた。これに、塩化チオニル(5.60g、47.8mmol、1.50当量)を0℃で1滴ずつ添加した。得られた溶液を油浴の中で18時間、30℃で撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:30〜1:10)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、5.00g(78%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【1143】
【化642】
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化合物351.2および351.3.1−メチル−5−ニトロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルおよび1−メチル−3−ニトロ−1H−ピラゾール−5−カルボン酸メチル。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)中の5−ニトロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル(3.00g、17.5mmol、1.00当量)の溶液を入れた。炭酸カリウム(4.84g、35.0mmol、2.00当量)およびCH
3I(2.98g、21.0mmol、1.20当量)を0℃で添加した。得られた溶液を油浴の中で2時間、40℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、固体を濾過によって除去し、その後、120mLの氷水を添加した。その混合物を3×100mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。その粗生成物をエーテルからの再結晶によって精製した。これにより、1.10g(34%)の1−メチル−3−ニトロ−1H−ピラゾール−5−カルボン酸メチルを白色固体として得た。m/z(ES+)186(M+H)
+。
【1144】
【化643】
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濾液を真空下で濃縮し、その粗生成物(2g)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(10%CH
3CNから10分間で56.5%に上昇);検出器、uv254nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、濃縮して、470mg(15%)の1−メチル−5−ニトロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルを白色固体として得た。m/z(ES+)186(M+H)
+。
【1145】
【化644】
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化合物351.4.5−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル。窒素下、MeOH(15mL)中の1−メチル−5−ニトロ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル(351.2、0.48g、2.60mmol)の溶液に、パラジウム担持炭素(10%、0.25g)を添加した。そのフラスコを窒素でさらに脱気し、バルーンによってH
2を充填した。その混合物を室温で1.5時間撹拌した。その系を窒素でパージした後、反応混合物をセライトケーキに通して濾過し、濃縮して、363mg(90%)の白色固体を得た。m/z(ES+)156(M+H)
+。
【1146】
【化645】
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化合物351.5.5−(3−イソブチルウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル。THF(5mL)中の5−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル(化合物351.4、0.088g、0.57mmol)の溶液に、トリホスゲン(0.084g、0.28mmol)、続いてDIEA(0.2mL、1.14mmol)を添加した。その混合物を室温で2時間撹拌した後、イソブチルアミン(0.225mL、2.28mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。その混合物を水とEtOAcとで分配した。EtOAc層を1M NaH
2PO
4水溶液、続いてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、120mg(83%)の薄黄色固体を得た。m/z(ES+)255(M+H)
+。
【1147】
【化646】
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化合物351.6.5−(3−イソブチルウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸。MeOH(5mL)中の5−(3−イソブチルウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル(化合物351.5、0.12g、0.47mmol)の溶液にH
2O中1MのLiOH(1.42mL、1.42mmol)を添加した。その混合物を室温で5時間撹拌した。TLCは、反応が完了したことを示した。その混合物を0℃でpH3〜4に酸性化し、その後、EcOAc(2×50mL)で抽出した。併せた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、110mg(100%)の透明油を得た。m/z(ES+)241(M+H)
+。
【1148】
【化647】
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化合物351.1−(3−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−イソブチル尿素。DMF(5mL)中の5−(3−イソブチルウレイド)−1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(化合物351.6、0.11g、0.46mmol)、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルHCl塩(化合物1.5、0.097g、0.46mmol)、EDCI(0.090g、0.51mmol)、HOBT(0.065g、0.51mmol、20%H
2O含有)およびDIEA(0.22mL、1.38mmol)の溶液を室温で一晩撹拌した。その後、その反応混合物を50mLの酢酸エチルで希釈し、2×20mLのブラインで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。分取TLCを用い、ニートの酢酸エチルを使用して展開させてその残留物を精製して、25mgの表題化合物をオフホワイト固体として得た。m/z(ES+)409(M+H)
+。
【1149】
【化648】
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化合物346、347、348、349、350および351の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技、容易に入手できる出発材料および手順を用いて、次の表中の化合物を調製した:
【1150】
【表8A-1】
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【1151】
【表8A-2】
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【1152】
【表8A-3】
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【1153】
【表8A-4】
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【1154】
【表8A-5】
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【1155】
【表8A-6】
[この文献は図面を表示できません]
【1156】
【表8A-7】
[この文献は図面を表示できません]
【1157】
【表8A-8】
[この文献は図面を表示できません]
【1158】
【表8A-9】
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【1159】
【表8A-10】
[この文献は図面を表示できません]
【1160】
【表8A-11】
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【1161】
【表8A-12】
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【1162】
【化649】
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化合物392.1.4−シクロブチル−5−ホルミル−2−メチル安息香酸。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した三つ口丸底フラスコにテトラヒドロフランとEt
2Oの溶媒混合物(50/50mL)中の4−シクロブチル−5−ヨード−2−メチル安息香酸(化合物230.1、5.00g、12.7mmol、1.00当量、80%)の溶液を入れた。この後に、撹拌しながら−78℃でブチルリチウム(15mL、2.50当量、95%)を1滴ずつ添加した。これに、N,N−ジメチルホルムアミド(2.50g、32.5mmol、2.00当量)を添加した。得られた溶液を1時間、−78℃で撹拌し、その後、50mLのNH
4Cl(水溶液)をゆっくりと添加することにより注意深く失活させた。そのpHを塩化水素(6M)で1〜2に調整した。得られた溶液を100mLの酢酸エチルで希釈し、その後、4×50mLのブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、1.62g(41%)の4−シクロブチル−5−ホルミル−2−メチル安息香酸を白色固体として得た。
【1163】
【化650】
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化合物392.2.4−(1−(4−シクロブチル−5−ホルミル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)中の4−シクロブチル−5−ホルミル−2−メチル安息香酸(化合物392.1、490mg、1.57mmol、1.00当量、70%)の溶液を入れた。化合物1.5(500mg、1.57mmol、1.00当量)、EDC・HCl(860mg、4.26mmol、2.00当量、95%)および4−ジメチルアミノピリジン(550mg、4.28mmol、2.00当量、95%)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を一晩、室温で撹拌し、その後、30mLの酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を4×30mLのブラインで洗浄し、その後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:2)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、560mg、(74%)の表題化合物を白色固体として得た。
【1164】
【化651】
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化合物392.4−(1−(4−シクロブチル−5−ホルミル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の4−[1−[(4−シクロブチル−5−ホルミル−2−メチルフェニル)カルボニル]ピペリジン−4−イル]ベンゾニトリル(392.2、300mg、0.74mmol、1.00当量、95%)の溶液を入れた。3−ブロモジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物1.10.1、210mg、1.17mmol、1.00当量)、アンモニア(82mg、0.59mmol、3.00当量、25%水溶液)およびNH
4OAc(270mg、2.81mmol、4.50当量、80%)を添加し、得られた混合物を一晩、130℃で、窒素下で撹拌した。室温に冷却した後、混合物を50mLの酢酸エチルで希釈し、4×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチルを溶離剤として用いて残留物を精製した。その粗生成物(約80mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(26%CH
3CNから7分間で41%に上昇、3分間で100%に上昇、2分間で26%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、24.6mg(7%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)481(M+H)
+。
【1165】
【化652】
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【1166】
【化653】
[この文献は図面を表示できません]
化合物393.4−(1−(2−エチル−4−メチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物2.2の代わりに化合物211.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1167】
【化654】
[この文献は図面を表示できません]
化合物394.4−(1−(4−エチル−2−メチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物393の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、2−ブロモ−4−メチル安息香酸メチルの代わりに化合物152.1を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1168】
【化655】
[この文献は図面を表示できません]
化合物395.4−(1−(4−エチル−2−メチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物394の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)473(M+H)
+。
【1169】
【化656】
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化合物396.4−(1−(2,4−ジエチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物2.2および1.5の代わりに化合物204.3および11.2をそれぞれ使用したことを除き、化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)487(M+H)
+。
【1170】
【化657】
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化合物397.4−(1−(5−(5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジエチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物2.2の代わりに化合物204.3を使用したことを除き、化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)510(M+H)
+。
【1171】
【化658】
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化合物398.4−(1−(5−(5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−エチル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1、2および394の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【1172】
【化659】
[この文献は図面を表示できません]
化合物399.4−(1−(5−(5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−エチル−2−メチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1、2および394の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)514(M+H)
+。
【1173】
【化660】
[この文献は図面を表示できません]
化合物400.1.3−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン。1L三つ口丸底フラスコをパージし、窒素雰囲気、およびテトラヒドロフラン(300mL)中のLDA(2M THF、132mL、1.20当量)の溶液で維持した。その混合物を−78℃に冷却し、その後、ヘキサメチルホスホルアミド(40mL、230mmol、1.05当量)中のジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(22.0g、220mmol、1.00当量)の溶液を1滴ずつ添加し、続いて−78℃でヨウ化メチル(34mL、550mmol、2.5当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を−78℃で5分間、次いで25℃で5分間、撹拌した。NH
4Cl飽和水溶液(80mL)で反応を注意深く失活させ、エーテル(2×100mL)で抽出した。併せた有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。PE/Et
2O(5:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(6.00g、24%)。
【1174】
【化661】
[この文献は図面を表示できません]
化合物400.2.3−ブロモ−5−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン。250mL三つ口丸底フラスコをパージし、窒素雰囲気で維持した。LDA(THF中2.0M)(6mL、12mmol、1.20当量)およびテトラヒドロフラン(30mL)を添加した。その溶液を−78℃に冷却し、その後、TMSCl(7mL、55mmol)を1滴ずつ添加し、−78℃で5分間、撹拌した。テトラヒドロフラン(20mL)中の3−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物400.1、1.14g、9.99mmol、1.00当量)の溶液を1滴ずつ添加し、得られた混合物を−78℃で10分間撹拌した。その混合物をトリエチルアミン(15mL)とNaHCO
3飽和水溶液(100mL)の混合物で注意深く失活させた。水性部分をエーテル(2×50mL)で抽出し、併せた有機部分をクエン酸水溶液(3×100mL)で洗浄し、乾燥させ(K
2CO
3)、濾過し、真空下で濃縮して、中間体エノールシリルエーテルを無色油状物として得た。そのエノールシリルエーテルをテトラヒドロフラン(20mL)に溶解させ、その系を窒素でパージした。その混合物を0℃に冷却し、その後、N−ブロモスクシンイミド(1.95g、11.0mmol、1.10当量)を少しずつ添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌し、その後、NaHCO
3飽和水溶液(30mL)で失活させた。水性部分をエーテル(2×30mL)で抽出し、併せた有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。PE/Et
2O(5:1)を溶離剤として使用してシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、表題化合物を無色油状物として得た(1.00g、52%)。
【1175】
【化662】
[この文献は図面を表示できません]
化合物400.3.2−エチル−4−メチル−5−(7−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の3−ブロモ−5−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物400.2、800mg、4.14mmol、1.6当量)の溶液を入れた。水酸化アンモニウム(H
2O中の25%NH
3)(530mg、7.8mmol、3.0当量)、NH
4OAc(904mg、11.7mmol、4.50当量)および2−エチル−5−ホルミル−4−メチル安息香酸(化合物211.4、500mg、2.60mmol、1.00当量)をそのフラスコに添加した。得られた混合物を130℃で2時間撹拌し、その後、真空下で濃縮した。ジクロロメタン/メタノール(70/1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を白色固体として得た(30.0mg、2%)。
【1176】
【化663】
[この文献は図面を表示できません]
化合物400.4−(1−(2−エチル−4−メチル−5−(7−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにDMF/DCM(5/5mL)中の2−エチル−4−メチル−5−(7−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸(化合物400.3、30mg、0.10mmol、1.0当量)の溶液を入れた。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、50mg、0.22mmol、2.2当量)、EDC(40mg、2.0当量)および4−ジメチルアミノピリジン(28mg、2.0当量)を添加した。得られた溶液を一晩、25℃で撹拌し、その後、水(10mL)で失活させた。その混合物を酢酸エチル(3×5mL)で抽出し、併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(2:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによってその残留物を精製して、表題化合物を薄黄色固体として得た(3.2mg、7%)。m/z(ES+)469(M+H)
+。
【1177】
【化664】
[この文献は図面を表示できません]
化合物401.4−(1−(4−シクロプロピル−2−メチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物392の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物152.3の代わりに化合物142.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)467(M+H)
+。
【1178】
【化665】
[この文献は図面を表示できません]
化合物402.4−(1−(4−シクロプロピル−2−エチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物392の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物230.1の代わりに化合物226.5を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)481(M+H)
+。
【1179】
【化666】
[この文献は図面を表示できません]
化合物403.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)カルボン酸メチル。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物2.2および無水酢酸の代わりに化合物142.2および二炭酸ジメチル/DIEAをそれぞれ使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)524(M+H)
+。
【1180】
【化667】
[この文献は図面を表示できません]
化合物404.4−(1−(5−(5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−シクロプロピル−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1および2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物2.2の代わりに化合物142.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)508(M+H)
+。
【1181】
【化668】
[この文献は図面を表示できません]
化合物405.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用したことを除き、化合物392の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)499(M+H)
+。
【1182】
【化669】
[この文献は図面を表示できません]
【1183】
【化670】
[この文献は図面を表示できません]
化合物406.1.5−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸。N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の4−シクロブチル−5−ホルミル−2−メチル安息香酸(化合物392.1、2.00g、9.16mmol、1.00当量)の溶液に、3−ブロモ−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(9.00g、16.2mmol、2.00当量)、水酸化アンモニウム(3.84g、27.4mmol、3.00当量、25%)およびNH
4OAc(3.18g、41.3mmol、4.50当量)を添加した。得られた混合物を一晩、130℃で、窒素下で撹拌した。周囲温度に冷却した後、混合物を50mLの酢酸エチルで希釈し、3×30mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、ジクロロメタン/メタノール(20:1)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、2.00g(27%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【1184】
【化671】
[この文献は図面を表示できません]
化合物406.2.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の5−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸(化合物406.1、1.00g、1.22mmol、1.00当量、50%)の溶液に、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、270mg、1.21mmol、1.00当量)、EDC・HCl(460mg、2.40mmol、2.00当量)および4−ジメチルアミノピリジン(296mg、2.42mmol、2.00当量)を添加した。得られた混合物を25℃で一晩撹拌した。その後、その混合物を30mLの酢酸エチルで希釈し、3×30mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、890mg(63%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【1185】
【化672】
[この文献は図面を表示できません]
化合物406.3.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。ジクロロメタン(3mL)およびトリフルオロ酢酸(1.5mL)中の2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル(406.2、600mg、0.620mmol、1.00当量、60%)の溶液を3時間、25℃で撹拌し、その後、5mLの塩酸(3mol/L)および10mLの水で希釈した。得られた混合物を3×20mLの酢酸エチルで洗浄し、その後、そのpHを水酸化ナトリウム(水溶液、3M)で約9に調整した。得られた混合物を4×20mLのジクロロメタンで抽出した。併せた有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮して、140mg(37%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【1186】
【化673】
[この文献は図面を表示できません]
化合物406.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。テトラヒドロフラン(10mL)中の4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(406.3、190mg、0.30mmol、1.00当量、75%)の溶液に、NaBH(OAc)
3(252mg、1.13mmol、3.00当量、95%)およびHCHO(37%)(2.2mL、2.00当量)を添加した。得られた混合物を油浴の中で2時間、40℃で撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタンで希釈し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、そしてブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。その粗生成物(約80mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.03%NH
3H
2Oを伴う水とCH
3CN(36%CH
3CNから8分間で48%に上昇、1分間で100%に上昇、1.5分間で36%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、23.4mg(16%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)494(M+H)
+。
【1187】
【化674】
[この文献は図面を表示できません]
化合物407.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用したことを除き、化合物406の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)512(M+H)
+。
【1188】
【化675】
[この文献は図面を表示できません]
化合物408.4−(1−(4−メチル−3−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物230.1の代わりに3−ヨード−4−メチル安息香酸を使用したことを除き、化合物406の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)440(M+H)
+。
【1189】
【化676】
[この文献は図面を表示できません]
化合物409.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(406.3、180mg、0.300mmol、1.00当量、80%)の溶液に、二炭酸ジメチル(176mg、1.31mmol、5.00当量)およびDIEA(169mg、1.31mmol、5.00当量)を添加した。得られた溶液を一晩、25℃で撹拌し、その後、20mLのメタノールで失活させた。得られた混合物を減圧下で濃縮し、その粗生成物を、次の条件を用いて分取HPLCにより精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH3CN(28%CH3CNから8分間で43%に上昇、3分間で100%に上昇、2分間で28%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、29.9mg(19%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)538(M+H)
+。
【1190】
【化677】
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化合物410.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチル−4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸メチル。化合物1.5の代わりに化合物11.2を使用したことを除き、化合物409の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)556(M+H)
+。
【1191】
【化678】
[この文献は図面を表示できません]
化合物411.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピル−4−エチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸メチル。化合物230.1の代わりに化合物226.5を使用したことを除き、化合物409の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)538(M+H)
+。
【1192】
【化679】
[この文献は図面を表示できません]
化合物412.4−(1−(4−シクロプロピル−2−エチル−5−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物230.1の代わりに化合物226.5を使用したことを除き、化合物406の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)494(M+H)
+。
【1193】
【化680】
[この文献は図面を表示できません]
化合物413.1.4−シクロブチル−3−ヨード安息香酸。メタノール(約100mL)中の化合物168.2(11.0g、34.8mmol、1.00当量)および水酸化ナトリウム(4.00g、100mmol、3.00当量)の溶液を50℃で一晩撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を濃縮乾固させた。残留物を当量の水(50mL)に溶かし、酢酸エチルで洗浄した。水性層のpHを6M塩化水素水溶液で3〜4に調整した。結果として生じた沈殿を濾過によって収集し、乾燥させて、8.60g(82%)の表題化合物を白色固体として得た。
【1194】
【化681】
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化合物413.4−(1−(4−シクロブチル−3−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物230.1の代わりに化合物413.1を使用したことを除き、化合物392の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)477(M+H)
+。
【1195】
【化682】
[この文献は図面を表示できません]
化合物414.4−(1−(4−シクロブチル−3−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用したことを除き、化合物413の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)485(M+H)
+。
【1196】
【化683】
[この文献は図面を表示できません]
化合物415.4−(1−(4−シクロブチル−3−(7−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。ジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オンの代わりに3−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オンを使用したことを除き、化合物414の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)499(M+H)
+。
【1197】
【化684】
[この文献は図面を表示できません]
化合物416.4−(1−(4−シクロプロピル−3−(7−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。ブロモ(シクロブチル)マグネシウムおよびジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オンの代わりにブロモ(シクロプロピル)マグネシウムおよび3−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オンをそれぞれ使用したことを除き、化合物413の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)467(M+H)
+。
【1198】
【化685】
[この文献は図面を表示できません]
化合物417.4−(1−(4−シクロブチル−3−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物230.1の代わりに化合物413.1を使用したことを除き、化合物406の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)480(M+H)
+。
【1199】
【化686】
[この文献は図面を表示できません]
化合物418.4−(1−(4−シクロブチル−3−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用したことを除き、化合物417の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)498(M+H)
+。
【1200】
【化687】
[この文献は図面を表示できません]
【1201】
【化688】
[この文献は図面を表示できません]
化合物419.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸メチル。化合物230.1の代わりに化合物413.1を使用したことを除き、化合物409の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)524(M+H)。
【1202】
【化689】
[この文献は図面を表示できません]
化合物420.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸メチル。化合物230.1および1.5の代わりに化合物413.1および11.2をそれぞれ使用したことを除き、化合物409の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)542(M+H)。
【1203】
【化690】
[この文献は図面を表示できません]
化合物421.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸エチル。化合物230.1および二炭酸ジメチルの代わりに化合物413.1および二炭酸ジエチルをそれぞれ使用したことを除き、化合物409の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)538(M+H)。
【1204】
【化691】
[この文献は図面を表示できません]
化合物422.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロプロピルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸メチル。ブロモ(シクロブチル)マグネシウムおよび二炭酸ジエチルの代わりにブロモ(シクロプロピル)マグネシウムおよび二炭酸ジメチルジエチルをそれぞれ使用したことを除き、化合物421の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)510(M+H)。
【1205】
【化692】
[この文献は図面を表示できません]
化合物423.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−(オキセタン−3−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。MeOH/THF(1:1、v/v)中の4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物2.9、62mg)、オキセタン−3−オン(18μl)、シアノトリヒドロホウ酸ナトリウム(18mg)および酢酸(80μl)の混合物を16時間撹拌した。その後、その反応物をジクロロメタンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液、続いてブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。DCM中の8%MeOHでの分取TLCによってその残留物を精製して、42mgの白色固体を得た(60%)。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【1206】
【化693】
[この文献は図面を表示できません]
【1207】
【化694】
[この文献は図面を表示できません]
化合物424.4−(1−(5−(5−シクロプロピル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物423の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)480(M+H)
+。
【1208】
【化695】
[この文献は図面を表示できません]
化合物425.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物406の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物406.3の代わりに化合物2.9を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)454(M+H)
+。
【1209】
【化696】
[この文献は図面を表示できません]
化合物426.4−(1−(5−(5−エチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物423の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)468(M+H)
+。
【1210】
【化697】
[この文献は図面を表示できません]
化合物427.4−(1−(5−(5−(2−フルオロエチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(2mL)中の4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物2.9、88mg)、1−ブロモ−2−フルオロエタン(150μl)、ヨウ化カリウム(50mg)およびトリエチルアミン(140μl)の混合物を48時間撹拌した。その後、その反応混合物をジクロロメタンで希釈し、ブラインで洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。DCM中の8%MeOHを使用して分取TLCによりその残留物を精製して、51mgの白色固体を得た(52%)。m/z(ES+)486(M+H)
+。
【1211】
【化698】
[この文献は図面を表示できません]
【1212】
【化699】
[この文献は図面を表示できません]
化合物428.4−(4−フルオロ−1−(5−(5−(2−フルオロエチル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物427の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いたが、化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)504(M+H)
+。
【1213】
【化700】
[この文献は図面を表示できません]
化合物429.1.5−オキソアゼパン−1,4−ジカルボン酸1−tert−ブチル4−エチル。−30℃でエーテル(60mL)中の4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(20.0g、100mmol、1.00当量)の溶液に、エーテル(20mL)中のBF
3・Et
2O(16.0mL、1.30当量)の溶液を1滴ずつ添加した。30分間、−30℃で撹拌した後、エーテル(20mL)中の2−ジアゾ酢酸エチル(16.0g、140mmol、1.30当量)の溶液をその反応物に−30℃で1滴ずつ添加した。得られた溶液を1時間、−30℃で撹拌し、その後、25℃に温め、2時間撹拌した。その後、100mLの30%炭酸カリウム水溶液で反応を失活させた。得られた混合物を2×250mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を2×50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1/10)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、19.0g(66%)の表題化合物を薄黄色油状物として得た。
【1214】
【化701】
[この文献は図面を表示できません]
化合物429.2.4−オキソアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル。1,4−ジオキサン(190mL)中の5−オキソアゼパン−1,4−ジカルボン酸1−tert−ブチル4−エチル(429.1、19.0g、66.6mmol、1.00当量)の溶液に、水(100mL)中の水酸化ナトリウム(4.00g、100mmol、1.50当量)を1滴ずつ添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。その後、そのpHを塩化水素(水溶液、3M)で4〜5に調整し、得られた溶液を2×50mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を2×10mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:3)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその粗製残留物を精製して、11.0g(77%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【1215】
【化702】
[この文献は図面を表示できません]
化合物429.3.4−ブロモ−5−オキソアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル。0℃の、クロロホルム(220mL)中の4−オキソアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル(429.2、11.0g、51.6mmol、1.00当量)の溶液に、クロロホルム(110mL)中のBr
2(12.4g、77.6mmol、1.50当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。形成した固体を濾過によって収集し、200mLのジクロロメタンに溶かした。Et
3N(12.2g)および(Boc)
2O(8.70g、40.3mmol、1.00当量)を0℃でその混合物に添加した。得られた溶液を3時間、室温で撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:10)を溶離剤として用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりその粗製残留物を精製して、4.00g(27%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【1216】
【化703】
[この文献は図面を表示できません]
化合物429.4.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−4,5,7,8−テトラヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−6(1H)−カルボン酸tert−ブチル。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−ブロモ−5−オキソアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル(429.3、844mg、2.89mmol、2.00当量)の溶液に、化合物16.4(500mg、1.44mmol、1.00当量)、NH
4OH(606mg、4.33mmol、3.00当量、25%)およびNH
4OAc(500mg、6.49mmol、4.50当量)を添加した。得られた混合物を一晩、130℃で、窒素下で撹拌した。周囲温度に冷却した後、30mLの酢酸エチルを添加した。得られた混合物を3×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。酢酸エチルを溶離剤として使用してシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、343mg(43%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【1217】
【化704】
[この文献は図面を表示できません]
化合物429.5.4−(1−(5−(1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルトリフルオロ酢酸塩。DCM(3mL)中の化合物429.4(550mg、0.990mmol、1.00当量)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.3mL)を添加した。25℃で4時間撹拌した後、その混合物を減圧下で濃縮し、乾燥させて、400mg(71%)の表題化合物を褐色固体として得た。
【1218】
【化705】
[この文献は図面を表示できません]
化合物429.4−(1−(5−(6−アセチル−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物2.9の代わりに化合物429.5を使用したことを除き、化合物2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【1219】
【化706】
[この文献は図面を表示できません]
化合物430.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−4,5,7,8−テトラヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−6(1H)−カルボン酸メチル。化合物406.3の代わりに化合物429.5を使用したことを除き、化合物409の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【1220】
【化707】
[この文献は図面を表示できません]
化合物431.4−(1−(5−(6−イソプロピル−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−(1−(5−(1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルトリフルオロ酢酸塩(化合物429.5、80.0mg、0.140mmol、1.00当量)の溶液に、2−ヨードプロパン(270mg、1.59mmol、9.00当量)およびDIEA(205mg、1.59mmol、9.00当量)を添加した。得られた溶液を油浴の中で一晩、80℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を50mLの酢酸エチルで希釈し、3×20mLのブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)を溶離剤として用いて残留物を精製した。その生成物(50mg)を次の条件での分取HPLCによってさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.03%NH
3H
2Oを伴う水とCH
3CN(38.0%CH
3CNから8分間で51.0%に上昇、2分間で100.0%に上昇、1分間で38.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、15.0mg(21%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【1221】
【化708】
[この文献は図面を表示できません]
化合物432.4−(1−(5−(5−エチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物429.5の代わりに化合物2.9を使用したことを除き、化合物431の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)482(M+H)
+。
【1222】
【化709】
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化合物433.4−(1−(4−シクロプロピル−5−(5−イソプロピル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物152.3および5−オキソアゼパン−1,4−ジカルボン酸tert−ブチル4−エチル(429.2)の代わりに化合物142.2および3−ブロモ−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルをそれぞれ使用したことを除き、化合物431の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)508(M+H)
+。
【1223】
【化710】
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化合物434および435.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4,5,7,8−テトラヒドロ−1H−オキセピノ[4,5−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルおよび4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4,6,7,8−テトラヒドロ−1H−オキセピノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物4−オキソアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル(429.2)の代わりにオキセパン−4−オンを使用したことを除き、化合物429の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を分離可能混合物として調製した。434:m/z(ES+)455(M+H)
+。435:m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1224】
【化711】
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化合物436.4−(1−(5−(6−(2−フルオロエチル)−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物2.9の代わりに化合物429.5を使用したことを除き、化合物427の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)500(M+H)
+。
【1225】
【化712】
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【1226】
【化713】
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化合物437.4−(1−(4−シクロブチル−3−(6−メチル−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物3−ブロモ−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに化合物429.3を使用したことを除き、化合物418の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)512(M+H)
+。
【1227】
【化714】
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化合物438.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(6−メチル−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物3−ブロモ−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに化合物429.3を使用したことを除き、化合物407の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)526(M+H)
+。
【1228】
【化715】
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化合物439.4−(1−(4−シクロブチル−3−(6−メチル−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物3−ブロモ−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに化合物429.3を使用したことを除き、化合物417の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)494(M+H)
+。
【1229】
【化716】
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化合物440.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(6−メチル−1,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロイミダゾ[4,5−d]アゼピン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物3−ブロモ−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに化合物429.3を使用したことを除き、化合物406の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)508(M+H)
+。
【1230】
【化717】
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化合物441.(R)−1−(2−クロロ−5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−4−エチルフェニル)−3−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)尿素。化合物67の調製に用いたものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用い、かつ化合物48.1の代わりに化合物178.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)513(M+H)
+。
【1231】
【化718】
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化合物442.(R)−1−(2−クロロ−4−エチル−5−(4−フルオロ−4−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)フェニル)−3−((テトラヒドロフラン−2−イル)メチル)尿素。化合物67の調製に用いたものと同様の容易に入手できる試薬および手順を用い、かつ化合物48.1の代わりに化合物178.2を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)506(M+H)
+。
【1232】
【化719】
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化合物443.1.4−シアノブチル−3−ニトロ安息香酸メチル。0℃で無水酢酸(12mL)中の4−シクロブチル安息香酸メチル(化合物168.1、3.80g、20.0mmol、1.00当量)の溶液に、発煙HNO
3(5mL、97%)を1滴ずつ添加した。得られた混合物を油浴の中で30℃で撹拌した。2時間後、30mLの水を注意深く添加し、その混合物を2×30mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層をNaHCO
3飽和水溶液で洗浄し(注意:ガス発生)、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:25)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、3.00g(64%)の表題化合物を薄黄色油状物として得た。
【1233】
【化720】
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化合物443.2.3−アミノ−4−シクロブチル安息香酸メチル。メタノール(30mL)中の4−シクロブチル−3−ニトロ安息香酸メチル(化合物443.1、2.50g、10.6mmol、1.00当量)の溶液が入っているフラスコを窒素でパージした。パラジウム担持炭素(10%、60%水、1.2g)を添加し、そのフラスコをさらに窒素で注意深くパージした。その後、雰囲気を水素に変え、その混合物を一晩、20℃で撹拌した。その系を窒素でパージした後に固体を濾過によって除去し、濾液を減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、1.60g(73%)の表題化合物を白色固体として得た。
【1234】
【化721】
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化合物443.3.3−アミノ−4−シクロブチル安息香酸。丸底フラスコにメタノールとH
2Oの溶媒混合物(20/10mL)中の3−アミノ−4−シクロブチル安息香酸メチル(1.00g、4.87mmol、1.00当量)および水酸化ナトリウム(化合物433.2、800mg、20.0mmol、4.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を8時間、20℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、有機溶媒を減圧下で除去した。残存水性層のpHをHCl(水溶液、1M)で約4〜5に調整した。その後、結果として生じた沈殿を濾過によって収集し、乾燥させて、500mg(54%)の表題化合物を白色固体として得た。
【1235】
【化722】
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化合物443.4.4−(1−(3−アミノ−4−シクロブチルベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物42.2の調製に用いたものと同様の手順を用いたが、化合物42.1の代わりに化合物443.3を使用して、表題化合物を調製した。
【1236】
【化723】
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化合物443.(R)−1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチルフェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物64の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、化合物42.2および(R)−(テトラヒドロフラン−2−イル)メタンアミンの代わりに化合物443.4および(R)−テトラヒドロフラン−3−アミンをそれぞれ使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)491(M+H)
+。
【1237】
【化724】
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化合物444.(S)−1−(5−(4−(4−シアノフェニル)−4−フルオロピペリジン−1−カルボニル)−2−シクロブチルフェニル)−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)尿素。化合物443の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用い、(R)−テトラヒドロフラン−3−アミンの代わりに(S)−テトラヒドロフラン−3−アミンを使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)491(M+H)
+。
【1238】
【化725】
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化合物445.1.4−シクロブチル−2−メチル−5−(3−オキソペンタノイル)安息香酸メチル。0℃でテトラヒドロフラン(15mL)中の5−アセチル−4−シクロブチル−2−メチル安息香酸メチル(化合物238.1、500mg、2.03mmol、1.00当量)の溶液に、テトラヒドロフラン(5mL)中のLiHMDS(680mg、4.06mmol、2.00当量)の溶液を1滴ずつ添加した。0℃で30分の撹拌の後、テトラヒドロフラン(5mL)中のプロパノイルクロリド(280mg、3.03mmol、1.50当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた混合物を3時間、15℃で撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。残留物を40mLの酢酸エチルで希釈し、ブライン(3×40mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。これにより、500mg(粗製)の表題化合物を褐色油状物として得た。
【1239】
【化726】
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化合物445.2.4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸メチル。メタノール(15mL)中の4−シクロブチル−2−メチル−5−(3−オキソペンタノイル)安息香酸メチル(化合物455.1、300mg、0.990mmol、1.00当量)の溶液に、NH
2NH
2・H
2Oを添加した。得られた溶液を油浴の中で1.5時間、80℃で撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。残留物を100mLの酢酸エチルで希釈し、その後、3×100mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)を溶離剤として用いてその残留物を精製して、188mg(64%)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【1240】
【化727】
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化合物445.3.4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸。メタノール(6mL)中の4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸メチル(化合物445.2、188mg、0.630mmol、1.00当量)の溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(3mL水中、76.0mg、1.90mmol、3.00当量)を添加した。得られた溶液を油浴の中で2時間、70℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、その混合物を減圧下で濃縮した。残留物を20mLのH
2Oで希釈した。その混合物のpHをHCl水溶液(2M)で約4に調整した。その後、その混合物を3×20mLの酢酸エチルで抽出した。併せた有機層を3×20mLのブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。これにより、0.180g(粗製)の表題化合物を黄色油状物として得た。
【1241】
【化728】
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化合物445.4−(1−(4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−シクロブチル−5−(5−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−メチル安息香酸(化合物445.3、130mg、0.460mmol、1.00当量)の溶液に、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(1.5、102mg、0.460mmol、1.00当量)、EDCI(176mg、0.920mmol、2.00当量)および4−ジメチルアミノピリジン(112mg、0.920mmol、2.00当量)を添加した。得られた溶液を2時間、30℃で撹拌し、その後、40mLの酢酸エチルで希釈した。その混合物を3×40mLのブラインで洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、減圧下で濃縮した。その粗生成物を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(59.0%CH
3CNから6分間で73.0%に上昇、7分間で100.0%に上昇、1分間で59.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、150mg(72%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)453(M+H)
+。
【1242】
【化729】
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化合物466.1.4−シクロブチル−2−メチル−5−((トリメチルシリル)エチニル)安息香酸メチル。THF(8ml)およびトリエチルアミン(2ml)中の4−シクロブチル−5−ヨード−2−メチル安息香酸メチル(化合物152.3、1.32g、4mmol)、トリメチルシリルアセチレン(663μl、4.8mmol)、Pd(PPh
3)
2Cl
2(85mg、0.12mmol)およびヨウ化銅(CuI、46mg、0.24mmol)の混合物を脱気し、その後、1.5時間、窒素下で80℃に加熱した。周囲温度に冷却した後、その反応物をセライトに通して濾過し、濃縮した。残留物を酢酸エチル(EtOAc)に溶解させ、ブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2;ヘキサン中3%EtOAc)によって精製して、1.17g(97%)の表題化合物を液体として得た。
【1243】
【化730】
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化合物446.2.4−シクロブチル−5−エチニル−2−メチル安息香酸メチル。−20℃でTHF(6mL)中の化合物446.1(1.17g、3.9mmol)の溶液に4.1mLのTBAF(THF中1.0M)を添加した。その混合物をこの温度で30分間撹拌し、その後、水(15mL)で希釈し、EtOAcで2回、抽出した。併せた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2;ヘキサン中2%EtOAc)によって精製して、816mg(91%)の表題化合物を液体として得た。m/z(ES−)227(M−H)
+。
【1244】
【化731】
[この文献は図面を表示できません]
化合物446.3.4−シクロブチル−2−メチル−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)安息香酸メチル。4−シクロブチル−5−エチニル−2−メチル安息香酸メチル(化合物446.2、180mg、0.69mmol)を封管の中でTMSN
3(1mL)に溶解させた。その反応物をブラストシールドの背後で24時間、170℃に加熱し、その後、0℃に冷却した。EtOAc(10mL)および水(20mL)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。その後、有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2;ヘキサン中0〜30%EtOAc)によって精製して、92mg(49%)の表題化合物を液体として得た。m/z(ES+)(272)(M+H)
+。
【1245】
【化732】
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【1246】
【化733】
[この文献は図面を表示できません]
化合物446.4.4−シクロブチル−2−メチル−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)安息香酸。2N NaOH(1.5mL)およびメタノール(MeOH)(4mL)中の4−シクロブチル−2−メチル−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)安息香酸メチル(化合物446.3、92mg、0.34M)の溶液を50℃で16時間加熱した。室温に冷却した後、メタノールを減圧下で除去した。残留物を2N HClでpH3〜4に中和し、EtOAcで抽出した。その後、有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濃縮して、83mgの白色固体を得、それをさらに精製せずに使用した。m/z(ES−)256(M−H)
+。
【1247】
【化734】
[この文献は図面を表示できません]
化合物446.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。DMF(1mL)中の上記の酸(化合物446.4、44mg、0.17mmol)、化合物1.5(42mg、0.19M)、EDCI(49mg、0.26mmol)、HOBt(33mg、0.19mmol)およびDIEA(120□l、0.68mmol)の混合物を室温で、2.5時間撹拌した。その後、その反応物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO
2;ジクロロメタン中8%メタノール)によって精製して、表題化合物の46mgのフォームを得た(70%)。m/z(ES+)426(M+H)
+。
【1248】
【化735】
[この文献は図面を表示できません]
【1249】
【化736】
[この文献は図面を表示できません]
化合物447.4−(1−(4−シクロブチル−2−メチル−5−(2H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。化合物446の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ化合物1.5の代わりに化合物11.2HCl塩を使用して、表題化合物を調製した。m/z(ES+)(444)(M+H)
+。
【1250】
【化737】
[この文献は図面を表示できません]
化合物448.1.5−(6,7−ジヒドロ−4H−ピラノ[4,3−d]チアゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル。エタノール(5mL)中の5−カルバモチオイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物130.1、500mg、2.24mmol、1.00当量)の溶液に、重炭酸ナトリウム(396mg、4.71mmol、1.00当量)および3−ブロモジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物1.10.1、186mg、1.04mmol、1.00当量)を添加した。得られた溶液を一晩、80℃で、窒素下で撹拌した。室温に冷却した後、その混合物を減圧下で濃縮した。残留物を10mLの水および酢酸エチルに溶かした。水性相を2×20mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、減圧下で濃縮して、400mg(56%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1251】
【化738】
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化合物448.2.5−(6,7−ジヒドロ−4H−ピラノ[4,3−d]チアゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸。メタノール(5mL)中の化合物488.1(304mg、1.00mmol)および水酸化ナトリウム(水溶液、3mLの水中の280mg、7.00mmol)の溶液を油浴の中で1時間、56℃で撹拌した。周囲温度に冷却した後、メタノールを減圧下で除去した。残存水性層のpHを塩化水素(水溶液、2M)で3〜4に調整した。結果として生じた沈殿を濾過によって収集し、オーブンの中で減圧下で乾燥させて、230mg(79%)の表題化合物を黄色固体として得た。
【1252】
【化739】
[この文献は図面を表示できません]
化合物448.4−(1−(5−(6,7−ジヒドロ−4H−ピラノ[4,3−d]チアゾール−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。N,N−ジメチルホルムアミド(3mL)中の化合物448.2(100mg、0.35mmol、1.00当量)、DIEA(140mg、1.08mmol、3.00当量)、およびHBTU(197mg、0.52mmol、1.50当量)の溶液を0.5時間、25℃で撹拌した。DIEA(1mL)中の4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、92.2mg、0.41mmol、1.10当量)の溶液を1滴ずつ添加した。得られた溶液を0.5時間、25℃で撹拌し、その後、10mLの水で失活させた。水性相を2×20mLの酢酸エチルで抽出し、併せた有機層を1×20mLの水、1×20mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用し、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を溶離剤として用いて残留物を精製した。その生成物を、次の条件を用いて分取HPLCによりさらに精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(25%CH
3CNから7分間で80%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で25%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な化合物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、134.9mg(85%)の表題化合物を白色固体として得た。m/z(ES+)458(M+H)
+。
【1253】
【化740】
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化合物449.1および化合物400.1.3,3−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物449.1)および3−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物400.1)。LDA(ヘプタン/THF/エチルベンゼン中2.0M)(28mL、55mmol)の溶液に、アルゴン下、−78℃でTHF(50mL)中のジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(4.612g、46mmol)を1滴ずつ添加した。その混合物を−78℃で5分間撹拌し、その後、THF(500mL)中のヨードメタン(14mL、225mmol)を添加した。得られた混合物を放置して0℃に温め、2時間、0℃で撹拌した。その反応物を5分間、放置して室温に温め、その後、冷却して0℃に戻し、飽和塩化アンモニウム(30mL)で失活させ、その混合物をエーテル(2×50mL)で抽出した。併せた有機部分をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中15%酢酸エチル)によって精製して、3,3−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物449.1)を油(694mg、13%)として、および3−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物400.1)を油(860mg、16%)として得た。
【1254】
【化741】
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化合物449.2.5−ブロモ−3,3−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン。アルゴン下、THF(10mL)で希釈したリチウムジイソプロピルアミン(ヘプタン/THF/エチルベンゼン中2.0M)(2.5mL、5.1mmol)の溶液を−78℃に冷却した。クロロトリメチルシラン(2.5mL、19.5mmol)を添加し、続いてTHF(5mL)中の3,3−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物449.1、500mg、3.9mmol)、およびトリエチルアミン(8.0mL、57mmol)を添加した。得られた混合物を−78℃で5分間撹拌し、その後、飽和NaHCO
3(20mL)で失活させた。その混合物をエーテル(30mL)で抽出し、有機部分を1Mクエン酸(50mL)で洗浄し、乾燥させ(K
2CO
3)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物をTHF(5mL)に溶解させ、0℃に冷却した。N−ブロモスクシンイミド(694mg、3.9mmol)を添加し、得られた混合物を室温で2時間撹拌し、その後、飽和NaHCO
3(10mL)で失活させた。その混合物をエーテル(2×20mL)で抽出し、有機部分をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中8%酢酸エチル)によって精製して、表題化合物を油状物として得た(150mg、18%)。
【1255】
【化742】
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化合物449.3.5−(7,7−ジメチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル。アセトニトリル(8mL)中の5−ブロモ−3,3−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物449.2、150mg、0.72mmol)、5−カルバミミドイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩(化合物2.5、135mg、0.55mmol)および炭酸カリウム(228mg、1.65mmol)の混合物を100℃で48時間加熱した。その混合物を真空下で濃縮し、残留物を酢酸エチル(10mL)に溶解させ、ブライン(20mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中50%酢酸エチル)によって精製して、表題化合物を白色固体として得た(27mg、15%)。
【1256】
【化743】
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化合物449.4.5−(7,7−ジメチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸。THF(3mL)中の5−(7,7−ジメチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物449.3、27mg、0.086mmol)に、2M水酸化リチウム(430μl、0.86mmol)を添加し、その混合物を50℃で16時間加熱した。揮発性溶媒を真空下で除去し、結果として生じた残留物を2M HClでpH=3に中和し、真空下で濃縮して白色固体を得、それをさらに精製せずに次の反応で使用した。m/z(ES−)299(M−H)
−。
【1257】
【化744】
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化合物449.4−(1−(5−(7,7−ジメチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。粗製5−(7,7−ジメチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸(化合物449.4、0.086mmol)をDMF(1mL)に溶解させた。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、19mg、0.086mmol)、2−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(V)(HBTU)(65mg、0.17mmol)およびDIEA(45μl、0.26mmol)を添加し、その混合物を室温で16時間撹拌した。その後、その混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、ブライン(10mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)によって精製して、表題化合物を固体フォームとして得た(15mg、30%)。m/z(ES+)469(M+H)
+。
【1258】
【化745】
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化合物450.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(7−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。3,3−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物449.1)の代わりに3−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物400.1)を使用したことを除き、化合物449の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1259】
【化746】
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化合物451.1および化合物451.2.3−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルおよび3,3−ジメチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。水素化ナトリウム(鉱物油中60%)(1.27g、31.8mmol)を窒素雰囲気下でTHF(80mL)に懸濁させた。4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(6.0g、30mmol)を室温で少しずつ添加した。その混合物を室温で1.5時間撹拌し、その後、ヨウ化メチル(3.8mL、6.1mmol)を添加した。その混合物を室温で一晩撹拌し、その後、0℃に冷却し、水(20mL)で注意深く失活させた。その混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(10:1 ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、化合物451.1を透明油(1.7g、27%)としておよび化合物451.2を結晶質固体(963mg、14%)として得た。
【1260】
【化747】
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化合物451.3.5−ブロモ−3,3−ジメチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル。3,3−ジメチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.963g、4.24mmol)をTHF(10mL)に溶解させ、その後、フェニルトリメチルアンモニウムトリブロミド(PTAT)(1.59g、4.24mmol)を添加した。その混合物を室温で2時間撹拌し、その後、水(20mL)を添加し、その混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(10:1 ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、化合物451.3を白色結晶質固体として得た(0.94g、73%)。
【1261】
【化748】
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化合物451.4−(4−(5−(5−アセチル−7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)シクロヘキシル)ベンゾニトリル。3−ブロモ−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに5−ブロモ−3,3−ジメチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物451.3)を使用したことを除き、化合物2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)510(M+H)
+。
【1262】
【化749】
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化合物452.4−(1−(5−(5−イソプロピル−7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。4−(1−(5−(7,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(0.12g、0.26mmol)(化合物451の合成中に調製した中間体)、DMF(4mL)、酢酸(69μL、1.21mmol)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(sodium triacetoxyborohydide)(0.11g、0.52mmol)およびアセトン(0.50mL、6.8mmol)を混合し、室温で2時間撹拌した。反応を水(10mL)で注意深く失活させ、その混合物を酢酸エチル(60mL)で抽出し、有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。その粗生成物を分取TLC(DCM/10%MeOH)、続いて第二の分取TLC(酢酸エチル/5%MeOH)によって精製して、表題化合物を白色粉末として得た(4.1mg、8.1%)。m/z(ES+)510(M+H)
+。
【1263】
【化750】
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化合物454.1.4−メトキシ−2−メチルピリジン−1(2H)−カルボン酸フェニル。3L四つ口丸底フラスコをパージし、窒素雰囲気で維持し、テトラヒドロフラン(1.2L)中の4−メトキシピリジン(30.0g、275mmol、1.00当量)の溶液を添加した。その混合物を−40℃に冷却し、クロロギ酸フェニル(45.0g、287mmol、1.05当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を1時間、−40℃で撹拌し、その後、温度を−40℃に維持しながらメチルマグネシウムブロミド(3M、110mL、1.20当量)をその反応混合物に添加した。得られた溶液を5〜10℃にゆっくりと温め、2時間撹拌し、その後、氷水(100mL)で注意深く失活させた。得られた混合物を酢酸エチル(2×1L)で抽出し、併せた有機部分をブライン(1×300mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を薄褐色油状物として得た(71.0g、>理論収量)。
【1264】
【化751】
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化合物454.2.2−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル。3L四つ口丸底フラスコをパージし、窒素雰囲気で維持し、テトラヒドロフラン(1.2L)中の4−メトキシ−2−メチルピリジン−1(2H)−カルボン酸フェニル(454.1、70.0g、285mmol、1.00当量)の溶液を添加した。その溶液を−78℃に冷却し、その後、カリウムtert−ブトキシド(128g、1.14mol、4.00当量)を少しずつ添加した。得られた混合物を10〜15℃で20時間撹拌し、その後、真空下で濃縮した。残留物をEtOAc(1.5L)に溶解させ、その後、氷水(200mL)で注意深く失活させた。層を分離し、水性部分を追加の酢酸エチル(100mL)で抽出した。併せた有機部分を水酸化ナトリウム水溶液(1.5M、3×100mL)、塩酸水溶液(1M、2×100mL)、そしてブライン(200mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤として酢酸エチル/石油エーテル、1:200〜1:20)によって精製して、表題化合物を薄黄色油状物として得た(31.0g、51%)。
【1265】
【化752】
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化合物453.1および化合物454.3.6−メチル−4−((トリメチルシリル)オキシ)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(453.1)および2−メチル−4−((トリメチルシリル)オキシ)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(454.3)。500mL三つ口丸底フラスコをパージし、窒素雰囲気で維持し、テトラヒドロフラン(300mL)中の2−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物454.2、10.5g、49.5mmol、1.00当量)の溶液を添加した。その溶液を−78℃に冷却し、L−セレクトリド(THF中1M、60mL、1.20当量)を1滴ずつ添加した。得られた溶液を2時間、−78℃で撹拌し、その後、クロロトリメチルシラン(6.96g、64.1mmol、1.30当量)を撹拌しながら1滴ずつ添加した。得られた溶液を16時間、10〜15℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。残留物をn−ヘキサン(500mL)で希釈し、固体を濾過して除去した。濾液を真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:20)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによってその残留物を精製して、表題化合物の混合物を薄黄色固体として得た(10.0g、71%)。
【1266】
【化753】
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化合物453.2および化合物454.4.5−ブロモ−2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(453.2)および3−ブロモ−2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(454.4)。丸底フラスコにテトラヒドロフラン(250mL)中の6−メチル−4−((トリメチルシリル)オキシ)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルおよび2−メチル−4−((トリメチルシリル)オキシ)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチルの混合物(化合物453.1および化合物454.2、4.00g、12.5mmol、1.00当量、総合純度89%)の溶液を入れた。その混合物を0〜5℃に冷却し、N−ブロモスクシンイミド(4.97g、27.9mmol、2.2当量)をその反応混合物に少しずつ添加した。得られた混合物を25℃で2時間撹拌し、その後、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:10)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによってその残留物を精製して、表題化合物の混合物を黄色油状物として得た(2.50g、69%)。
【1267】
【化754】
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化合物453.3および化合物454.5.5−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸(453.3)および5−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸(454.5)。50mL封管にN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の5−ブロモ−2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルおよび3−ブロモ−2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの混合物(化合物453.2および化合物454.4、1.60g、5.48mmol、1.00当量)の溶液を入れた。5−ホルミル−2,4−ジメチル安息香酸(化合物16.3、978mg、5.49mmol、1.00当量)、酢酸アンモニウム(1.90g、24.7mmol、4.50当量)、および水酸化アンモニウム(2.88g、16.4mmol、3.00当量、20%)を添加し、得られた混合物を2時間、130℃で撹拌した。その混合物を10〜15℃に冷却し、その後、氷水(50mL)で失活させた。得られた溶液を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、有機部分を併せた。水性部分のpHを塩化水素(2M)で6に調整し、酢酸エチル(2×150mL)で抽出し、すべての有機抽出物を併せ、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:4〜2:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによってその残留物を精製して、表題化合物の混合物を薄黄色油状物として得た(480mg、23%)。
【1268】
【化755】
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化合物453.4および化合物454.6.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物453.4)および2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−4−メチル−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物454.6)。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の5−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸および5−(5−(tert−ブトキシカルボニル)−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸の混合物(化合物453.3および454.5、480mg、1.25mmol、1.00当量)の溶液を入れた。DIEA(643mg、4.98mmol、4.00当量)、EDC(476mg、2.48mmol、2.00当量)、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1−hydroxybenzotrizole)(337mg、2.50mmol、2.00当量)を添加し、得られた溶液を25℃で20分間撹拌した。その後、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、276mg、1.24mmol、1.00当量)を0℃で少しずつ添加した。得られた溶液を25℃で16時間撹拌し、その後、氷水(40mL)で失活させた。結果として生じた固体を濾過によって収集し、その後、酢酸エチル(100mL)に溶解させた。得られた有機部分をブライン(2×30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物の混合物を薄黄色油状物として得た(440mg、64%)。
【1269】
【化756】
[この文献は図面を表示できません]
化合物453.5および化合物454.7.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(化合物453.5)および4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩(化合物454.7)。丸底フラスコにジクロロメタン(10mL)およびトリフルオロ酢酸(3mL)中の2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルおよび2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−4−メチル−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルの混合物(化合物453.4および化合物454.6、440mg、0.790mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を25℃で20時間撹拌し、その後、真空下で濃縮して、表題化合物の混合物を黄色油状物として得た(450mg、99%)。
【1270】
【化757】
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化合物453および454.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸メチル(化合物453)および2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−4−メチル−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸メチル(化合物454)。8mL封管にジクロロメタン(6mL)中の4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩および4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル2,2,2−トリフルオロ酢酸塩の混合物(化合物453.5および化合物454.7、100mg、0.176mmol、1.00当量)を入れた。DIEA(114mg、0.880mmol、5.00当量)を添加し、その混合物を0℃に冷却した。二炭酸ジメチル(29.6mg、0.220mmol、1.25当量)を撹拌しながら0℃で1滴ずつ添加し、その後、得られた溶液を2.5時間、0〜5℃で撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.03%NH
3H
2Oを伴う水とCH
3CN(39.0%CH
3CNから7分間で52.0%に上昇、1分間で100.0%に上昇、1分間で39.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。この分取HPLCから表題化合物を異性体の混合物として得た(30mg)。この異性体混合物をキラル分取HPLCによって精製した(2#−Gilson Gx 281(HPLC−09)):カラム、Chiralpak 1A、2
*25cm、5μm;移動相、Hex(0.1%DEA)およびエタノール(0.2%TEA)(50.0%エタノール(0.2%TEA)を10分間保持);検出器、UV220/254nm。純粋な、分離された生成物を含有するキラル分取HPLC画分を適切に併せ、凍結乾燥させて、2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−6−メチル−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸メチル(化合物453)を白色固体(14.2mg、13%)として、および2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−4−メチル−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−カルボン酸メチル(化合物454)を白色固体として(11.8mg、10%)として得た。化合物453:m/z(ES+)512(M+H)
+。化合物454:m/z(ES+)512(M+H)
+。
【1271】
【化758】
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化合物455および456.4−(1−(5−(5,6−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物455)および4−(1−(5−(4,5−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物456)。10mL封管にテトラヒドロフラン(5mL)中の4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルトリフルオロ酢酸塩および4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルトリフルオロ酢酸塩(化合物453.5および化合物454.7の混合物(100mg、0.22mmol、1.00当量)の溶液を入れた。ホルムアルデヒド(1mL、37重量%)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(162mg、0.760mmol、3.5当量)をその混合物に添加し、2.5時間、40℃で撹拌した。その混合物を真空下で濃縮し、残留物を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.03%NH3H2Oを伴う水とCH3CN(32%CH3CNから8分間で42%に上昇、2分間で100%に上昇、1分間で32%に降下);検出器、Waters 2489 254nmおよび220nm。この分取HPLCから表題化合物を異性体の混合物として得た(50mg)。この異性体混合物を次の条件でのキラル分取HPLCによって精製した(2#−Gilson Gx 281(HPLC−09)):カラム、Chiralpak 1C、2
*25cm、5μm;移動相、Hex(0.2%TEA)およびエタノール(0.2%TEA)(50.0%エタノール(0.2%TEA)を27分間保持);検出器、UV220/254nm。純粋な、分離された生成物を含有するキラル分取HPLC画分を適切に併せ、凍結乾燥させて、4−(1−(5−(5,6−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物455)を白色固体(13.5mg、13%)として、および4−(1−(5−(4,5−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物456)を白色固体(6.8mg、7%)として得た。化合物455:m/z(ES+)468(M+H)
+。化合物456:m/z(ES+)468(M+H)
+。
【1272】
【化759】
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化合物457.1および化合物457.2.3−ブロモ−2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物457.1)および5−ブロモ−2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物457.2)。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した1L四つ口丸底フラスコにエーテル(700mL)中の2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(5.00g、23.4mmol、1.00当量)の溶液を入れた。酢酸アンモニウム(904mg、11.7mmol、0.50当量)およびアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)(192mg、1.17mmol、0.05当量)を添加した。その混合物を0℃に冷却し、その後、N−ブロモスクシンイミド(4.15g、23.5mmol、1.00当量)を少しずつ添加した。得られた混合物を4時間、25℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:100〜1:10)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物の混合物を薄黄色油状物として得た(4.10g、60%)。
【1273】
【化760】
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化合物457.4−(1−(5−(5−アセチル−4−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。3−ブロモ−5−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物400.2)の代わりに3−ブロモ−2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物457.1)と5−ブロモ−2−メチル−4−オキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物457.2)の混合物を使用したことを除き、化合物400および化合物2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。この生成物は、約10%の他のメチル位置異性体4−(1−(5−(5−アセチル−6−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリルを含有する。m/z(ES+)496(M+H)
+。
【1274】
【化761】
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化合物458.4−(1−(5−(5’−アセチル−3’、4’,5’,6’−テトラヒドロスピロ[シクロプロパン−1,7’−イミダゾ[4,5−c]ピリジン]−2’−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。3,3−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物449.1)の代わりに8−オキソ−5−アザスピロ[2.5]オクタン−5−カルボン酸tert−ブチル(Remen,L.ら、Bioorg. and Med. Chem. Lett.、2009、32、351−357)を使用したことを除き、化合物449および化合物2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)508(M+H)
+。
【1275】
【化762】
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化合物459.4−(1−(5−(6−メトキシ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。3,3−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物449.1)の代わりに4−メトキシシクロヘキサノン(Kaiho,T.ら、J.Med.Chem.、1989、32、351−357)を使用したことを除き、化合物449の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)469(M+H)
+。
【1276】
【化763】
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化合物460.4−(1−(5−(6−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにアセトニトリルとジクロロメタンの溶媒混合物(10/10mL)中の4−(1−(5−(6−メトキシ−4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル(化合物459、80mg、0.17mmol、1.0当量)の溶液を入れた。テトラクロロシラン(32mg、0.19mmol、1.1当量)およびヨウ化ナトリウム(28mg、0.19mmol、1.1当量)をその反応物に添加し、得られた混合物を一晩、20℃で撹拌した。重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で反応を失活させ、水性部分を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。併せた有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮し、酢酸エチルを溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を黄色固体として得た(7.1mg、9%)。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1277】
【化764】
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化合物461.1.4−メトキシヘプタ−1,6−ジエン。丸底フラスコにテトラヒドロフラン(30mL)中のヘプタ−1,6−ジエン−4−オール(2.00g、17.8mmol、1.00当量)およびヨードメタン(5.00g、35.2mmol、2.00当量)の溶液を入れた。溶液を0℃に冷却し、水素化ナトリウム(1.00g、25.0mmol、1.50当量、鉱物油中60%)をその反応物に少しずつ添加した。得られた混合物を一晩、室温で撹拌し、その後、水(5mL)で注意深く失活させ、エーテル(30mL)で希釈した。有機部分をブライン(2×20mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を無色油状物として得た(2.00g、84%)。
【1278】
【化765】
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化合物461.2.4−メトキシシクロペンタ−1−エン。パージし、窒素の不活性雰囲気で維持した丸底フラスコにジクロロメタン(25mL)中の4−メトキシヘプタ−1,6−ジエン(化合物461.1、200mg、1.43mmol、1.00当量、90%)の溶液を入れた。第二世代グラブス触媒(55mg、0.06mmol、0.04当量)を添加し、得られた溶液を一晩、室温で撹拌した。その混合物を真空下で濃縮して、表題化合物を無色油状物として得た(100mg、57%)。
【1279】
【化766】
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化合物461.3.2−ブロモ−4−メトキシシクロペンタノール。丸底フラスコにジクロロメタン(100mL)中の4−メトキシシクロペンタ−1−エン(化合物461.2、1.00g、8.66mmol、1.00当量、85%)の溶液、および水(20mL)中のN−ブロモスクシンイミド(2.00g、11.3mmol、1.00当量)の溶液を添加した。その反応混合物を室温で3時間撹拌し、その後、得られた混合物を水(20mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を無色油状物として得た(1.00g、36%)。
【1280】
【化767】
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化合物461.4.2−ブロモ−4−メトキシシクロペンタノン。丸底フラスコにジクロロメタン(100mL)中の2−ブロモ−4−メトキシシクロペンタノール(化合物461.3、1.00g、3.08mmol、1.00当量、60%)の溶液を入れた。デス・マーチン・ペルヨージナン(2.00g、4.72mmol、1.10当量)を少しずつ添加し、その混合物を一晩、室温で撹拌した。その後、混合物を水(20mL)で希釈し、Na
2S
2O
4(4g)で失活させた。水性部分をジクロロメタン(100mL)で抽出し、併せた有機部分をブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を褐色油状物として得た(800mg、81%)。
【1281】
【化768】
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化合物461.5.5−(3a−ヒドロキシ−5−メトキシ−1,3a,4,5,6,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル。丸底フラスコにACN(15mL)中の2−ブロモ−4−メトキシシクロペンタノン(化合物461.4、600mg、1.86mmol、60%)の溶液を入れた。5−カルバミミドイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩(化合物2.5、320mg)および炭酸カリウム(430mg、3.11mmol)を添加し、その混合物を一晩、80℃で撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残留物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、その後、ブライン(2×20mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。ジクロロメタン/メタノール(10:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を褐色油状物として得た(200mg、27%)。
【1282】
【化769】
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化合物461.6.5−(5−(メトキシ−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド( mL)中の5−(3a−ヒドロキシ−5−メトキシ−1,3a,4,5,6,6a−ヘキサヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物461.5、200mg、0.38mmol、1.00当量、60%)の溶液を入れた。p−トルエンスルホン酸(20mg、0.12mmol、0.18当量)を添加し、得られた溶液を一晩、80℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。ジクロロメタン/メタノール(10:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を褐色油状物として得た(100mg、66%)。
【1283】
【化770】
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化合物461.7.5−(5−メトキシ−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸。丸底フラスコにメタノール(3mL)中の5−(5−(メトキシ−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物461.6、100mg、0.270mmol、1.00当量、80%)の溶液を入れた。水(3mL)中の水酸化ナトリウム(67.0mg、1.68mmol、5.00当量)の溶液を添加し、得られた混合物を一晩、70℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。残留物を水(3mL)で希釈し、その溶液のpHを塩化水素水溶液(12M)で2〜3に調整した。その混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、併せた有機部分を真空下で濃縮して、表題化合物を褐色固体として得た(80mg、84%)。
【1284】
【化771】
[この文献は図面を表示できません]
化合物461.4−(1−(5−(5−(メトキシ−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中の5−(5−(メトキシ−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチル安息香酸(化合物461.7、60mg、0.17mmol、1.00当量、80%)の溶液を入れた。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、46mg、0.20mmol、1.00当量)、4−ジメチルアミノピリジン(52mg、0.43mmol、2.00当量)およびEDC・HCl(80mg、0.42mmol、2.00当量)を添加し、その混合物を一晩、室温で撹拌した。得られた溶液を酢酸エチル(30mL)で希釈し、ブライン(3×10mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。残留物(40mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、SunFire Prep C18、19
*150mm 5μm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(15.0%CH
3CNから7分間で55.0%に上昇、1分間で100.0%に上昇、1分間で15.0%に降下);検出器、Waters 2489 254および220nm。純粋な生成物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、表題化合物を白色固体として得た(8.9mg、11%)。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1285】
【化772】
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化合物462.1.5−ブロモ−2,2−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン。丸底フラスコにエーテル(20mL)中の2,2−ジメチルオキサン−4−オン(1.00g、7.80mmol、1.00当量)の溶液を入れた。N−ブロモスクシンイミド(1.50g、25.5mmol、3.26当量)を少しずつ添加し、続いて酢酸アンモニウム(60.0mg、0.78mmol、0.10当量)を添加した。得られた混合物を一晩、25℃で撹拌し、その後、酢酸エチル(20mL)で希釈した。得られた混合物をブライン(2×40mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:30)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(508mg、31%)。
【1286】
【化773】
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化合物462.4−(1−(5−(6,6−ジメチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)−2,4−ジメチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。2−ブロモ−4−メトキシシクロペンタノン(化合物461.4)の代わりに5−ブロモ−2,2−ジメチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物462.1)を使用したことを除き、化合物461の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)469(M+H)
+。
【1287】
【化774】
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化合物463.1.トリメチル((4−(トリメチルシリル)ブタ−3−イン−1−イル)オキシ)シラン。1L三つ口丸底フラスコにテトラヒドロフラン(300mL)中のブタ−3−イン−1−オール(20.0g、285mmol、1.00当量)の溶液を入れ、その混合物を窒素でパージした。混合物を−78℃に冷却し、その後、n−ブチルリチウム(THF中2.5M)(270mL、2.40当量)を1滴ずつ添加し、続いてクロロトリメチルシラン(67.9g、625mmol、2.20当量)を添加した。その後、その得られた混合物を1時間、25℃で撹拌し、その後、重炭酸ナトリウム水溶液(250mL)で注意深く失活させた。水性部分をエーテル(3×100mL)で抽出し、併せた有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。エーテル/石油エーテル(1:10〜1:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を無色油状物として得た(10.0g、16%)。
【1288】
【化775】
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化合物463.2.トリメチル((4−(トリメチルシリル)ブタ−3−エン−1−イル)オキシ)シラン。丸底フラスコにヘキサン(30mL)中の化合物463.1(2.00g、7.46mmol、1.00当量、80%)の溶液を入れた。その系を窒素でパージした。キノリン(0.1mL、0.10当量)およびリンドラー試薬(Pbにより被毒したもの)(0.2g、0.10当量、5%)をその混合物に添加した。得られた混合物を一晩、室温で、大気圧の水素下で水素化した。反応完了後、系を窒素でパージし、固体を濾過によって除去した。濾液を真空下で濃縮し、ヘキサン/エーテル(20:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を無色油状物として得た(1.50g、74%)。
【1289】
【化776】
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化合物463.3.6−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン。丸底フラスコにジクロロメタン(15mL)中のトリメチル((4−(トリメチルシリル)ブタ−3−エン−1−イル)オキシ)シラン(化合物463.2、1.50g、6.93mmol、1.00当量)、アセトアルデヒド(900mg、20.4mmol、3.00当量)、および塩化インジウム(III)(1.50g、1.00当量)の混合物を入れた。得られた混合物を一晩、25℃で撹拌し、その後、DCM(50mL)で希釈した。有機部分をブライン(3×20mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を褐色油状物として得た(0.600g、88%)。
【1290】
【化777】
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化合物463.4および化合物463.5.4−ブロモ−2−メチルジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オン(化合物463.4)および3−ブロモ−2−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物463.5)。丸底フラスコにDMSO(12mL)中のo−ヨードキシ安息香酸(IBX)(3.42g、6.11mmol、2.00当量)の溶液を入れた。その混合物を30分間、25℃で撹拌し、その後、ジクロロメタン(30mL)中の6−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン(化合物463.3、600mg、4.28mmol、1.00当量、70%)の溶液を1滴ずつ添加した。その混合物を0〜5℃に冷却し、その後、N−ブロモスクシンイミド(1.20g、6.74mmol、1.10当量)を少しずつ添加した。得られた混合物を一晩、25℃で撹拌し、その後、固体を濾過によって除去した。濾液をジクロロメタン(50mL)で希釈し、ブライン(3×20mL)で洗浄した。その混合物を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:20)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物の混合物を褐色油状物として得た(600mg、73%)。
【1291】
【化778】
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化合物463.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(4−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。2−ブロモ−4−メトキシシクロペンタノン(化合物461.4)の代わりに4−ブロモ−2−メチルジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オン(化合物463.4)および3−ブロモ−2−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物463.5)の混合物を使用したことを除き、化合物461の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1292】
【化779】
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化合物464.1.4−(アリルオキシ)ペンタ−1−エン。500mL四つ口丸底フラスコをパージし、窒素の不活性雰囲気で維持し、その後、N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中の水素化ナトリウム(14.0g、350mmol、2.01当量、60%)の懸濁液を添加した。その混合物を0℃に冷却し、その後、N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中のペンタ−4−エン−2−オール(15.0g、174mmol、1.00当量)の溶液を1滴ずつ添加し、その混合物を20分間、0℃で撹拌した。その混合物を−20℃に冷却し、N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中の3−ブロモプロパ−1−エン(20.9g、172mmol、0.99当量)の溶液を添加した。得られた混合物を放置して室温に温め、一晩撹拌し、その後、H
2O(500mL)で注意深く失活させた。水性部分を酢酸エチル(4×100mL)で抽出し、併せた有機部分をブライン(2×200mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を黄色油状物として得た(13.3g、61%)。
【1293】
【化780】
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化合物464.2.2−メチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン。500mL三つ口丸底フラスコをパージし、窒素の不活性雰囲気で維持し、その後、DCE(200mL)中の4−(アリルオキシ)ペンタ−1−エン(化合物464.1、3.00g、23.8mmol、1.00当量)の溶液を添加した。グラブス触媒(810mg、0.950mmol、0.04当量)を添加し、その混合物を60℃で4時間撹拌した。その後、混合物を真空下、20℃で濃縮して、表題化合物を無色油状物として得た(2.00g、86%)。
【1294】
【化781】
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化合物464.3および464.4.4−ブロモ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−オールおよび5−ブロモ−2−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール。丸底フラスコにテトラヒドロフランとH
2Oの混合物(20/20mL)中のメチル−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン(化合物464.2、2.00g、20.4mmol、1.00当量)の溶液を入れた。N−ブロモスクシンイミド(3.60g、20.3mmol、1.00当量)を添加し、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。その混合物をジクロロメタン(2×20mL)で抽出し、併せた有機部分をブライン(2×20mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物の混合物を黄色油状物として得た(1.10g、粗製)。
【1295】
【化782】
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化合物464.5および464.6.4−ブロモ−6−メチルジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オンおよび5−ブロモ−2−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン。丸底フラスコにジクロロメタン(30mL)中の溶液として4−ブロモ−6−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−オール(化合物464.3)および5−ブロモ−2−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(化合物464.4)の混合物(1.10g、5.64mmol、1.00当量)を入れた。デス・マーチン・ペルヨージナン(2.90g、6.84mmol、1.21当量)を添加し、得られた溶液を一晩、室温で撹拌し、その後、水(20mL)で失活させた。水性部分をジクロロメタン(2×20mL)で抽出し、併せた有機部分をブライン(2×50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物の混合物を黄色油状物として得た(0.7g)。
【1296】
【化783】
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化合物464.7.2,4−ジメチル−5−(6−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸メチル。丸底フラスコにアセトニトリル(20mL)中の溶液として、4−ブロモ−6−メチルジヒドロ−2H−ピラン−3(4H)−オン(化合物464.5)および5−ブロモ−2−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物464.6)の混合物(700mg、3.63mmol)を入れた。5−カルバミミドイル−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩(化合物2.5、750mg)および炭酸カリウム(1.00g、7.25mmol)を添加し、その混合物を一晩、75℃で、窒素下で撹拌した。その混合物を冷却し、固体を濾過によって除去した。濾液を真空下で濃縮し、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を黄色固体として得た(100mg、9%)。
【1297】
【化784】
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化合物464.8.2,4−ジメチル−5−(6−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸。丸底フラスコにメタノール(10mL)中の2,4−ジメチル−5−(6−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸メチル(化合物464.7、100mg、0.330mmol、1.00当量)の溶液を入れた。水(10mL)中の水酸化リチウム(76mg、3.17mmol、10.0当量)の溶液を添加し、得られた溶液を4時間、室温で撹拌した。その混合物を真空下で濃縮し、その後、そのpHが5〜6になるまでHCl水溶液を添加した。その混合物をHCl水溶液でpH5〜6に調整し、その後、得られた混合物を真空下で濃縮した。残留物にMeOH(5mL)を添加し、固体を濾過によって除去した。濾液を真空下で濃縮して、表題化合物を黄色固体として得た(60mg、63%)。
【1298】
【化785】
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化合物464.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(6−メチル−3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の2,4−ジメチル−5−[6−メチル−3H,4H,6H,7H−ピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル]安息香酸(50mg、0.17mmol、1.00当量)の溶液を入れた。EDC・HCl(67mg、0.35mmol、2.00当量)、4−ジメチルアミノピリジン(64mg、0.52mmol、3.00当量)、および4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、39mg、0.18mmol、1.00当量)を添加し、その溶液を2時間、室温で撹拌した。水(20mL)で反応を失活させ、水性部分を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。併せた有機部分を乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。酢酸エチル/石油エーテル(1:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製した。その粗生成物(20mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep Phenyl、5μm、19
*150mm;移動相、0.03%NH
3H
2Oを伴う水とCH
3CN(30%CH
3CNから9分間で60%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で30%に降下);検出器、Waters 2489 254nmおよび220nm。純粋な生成物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、表題化合物を白色固体として得た(8.0mg、10%)。m/z(ES+)455(M+H)
+。
【1299】
【化786】
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化合物465.2−(5−(4−(4−シアノフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2,4−ジメチルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロシクロペンタ[d]イミダゾール−5−カルボニトリル。4−メトキシシクロペンタ−1−エン(化合物461.2)の代わりにシクロペンタ−3−エンカルボニトリル(Johnson,C.R.ら、J.Org.Chem、1969、34、860−864)を使用したことを除き、化合物461の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)450(M+H)
+。
【1300】
【化787】
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化合物466.1.テトラヒドロフラン−3,4−ジイル=ジメタンスルホナート。丸底フラスコにジクロロメタン(8mL)中のテトラヒドロフラン−3,4−ジオール(500mg、4.80mmol、1.00当量)およびトリエチルアミン(1.45g、14.3mmol、3.00当量)の溶液を入れた。その混合物を0〜5℃に冷却し、ジクロロメタン(2mL)中のメタンスルホニルクロリド(1.40g、12.2mmol、2.50当量)の溶液を1滴ずつ添加した。その溶液を室温で2時間撹拌し、その後、ジクロロメタン(100mL)で希釈した。その溶液をNH
4Cl水溶液(2×30mL)、次いでブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を褐色固体として得た(1.00g、72%)。
【1301】
【化788】
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化合物466.2.3,4−ジアジドテトラヒドロフラン。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中のテトラヒドロフラン−3,4−ジイル=ジメタンスルホナート(化合物466.1、2.00g、7.30mmol、1.00当量、95%)およびアジ化ナトリウム(4.00g、61.5mmol、8.00当量)の混合物を入れた。得られた混合物をブラストシールドの背後で一晩、100℃で撹拌し、その後、冷却し、エーテル(100mL)で希釈した。その混合物をブライン(5×20mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を無色油状物として得た(1.00g、80%)。
【1302】
【化789】
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化合物466.3.テトラヒドロフラン−3,4−ジアミン。丸底フラスコにエタノール(10mL)中の3,4−ジアジドテトラヒドロフラン(化合物466.2、900mg、5.26mmol、1.00当量、90%)の溶液を入れた。その系を窒素でパージし、パラジウム担持炭素(10重量%Pd)(900mg)を添加した。その系を窒素でさらにパージした後、雰囲気を水素に変え、結果として生じた懸濁液を一晩、室温で、水素雰囲気下で撹拌した。その系を窒素でパージした後、固体を濾過によって除去し、濾液を真空下で濃縮して、表題化合物を無色油状物として得た(600mg、98%)。
【1303】
【化790】
[この文献は図面を表示できません]
化合物466.4.5−(イミノ(メトキシ)メチル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩。50mL三つ口丸底フラスコにメタノール(20mL)中の5−シアノ−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物2.3、900mg、4.28mmol、1.00当量、90%)の溶液を入れた。0.5時間、バブリングによりその溶液に塩化水素ガスを導入した。その後、その反応混合物を30mL封管に移し、一晩、室温で撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残留物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、水(10mL)で抽出した。水性部分を真空下で濃縮して、表題化合物を白色固体として得た(200mg、15%)。
【1304】
【化791】
[この文献は図面を表示できません]
化合物466.5.2,4−ジメチル−5−(3a,4,6,6a−テトラヒドロ−1H−フロ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸メチル。丸底フラスコにエタノール(6mL)中のテトラヒドロフラン−3,4−ジアミン(化合物466.3、140mg、1.17mmol、1.00当量、85%)の溶液を入れた。5−(イミノ(メトキシ)メチル)−2,4−ジメチル安息香酸メチル塩酸塩(化合物466.4、300mg、0.930mmol、1.00当量)およびトリエチルアミン(140mg、1.38mmol、1.00当量)を添加し、得られた溶液を一晩、80℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。ジクロロメタン/メタノール(10:1)を溶離剤として用いてシリカゲルクロマトグラフィーによりその残留物を精製して、表題化合物を褐色油状物として得た(120mg、34%)。
【1305】
【化792】
[この文献は図面を表示できません]
化合物466.5.2,4−ジメチル−5−(3a,4,6,6a−テトラヒドロ−1H−フロ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸。丸底フラスコにメタノール/H
2O(3/3mL)中の2,4−ジメチル−5−(3a,4,6,6a−テトラヒドロ−1H−フロ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸メチル(化合物466.5、100mg、0.330mmol、1.00当量、90%)および水酸化ナトリウム(73mg、1.82mmol、5.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を一晩、70℃で撹拌し、その後、真空下で濃縮した。残留物をH
2O(5mL)で希釈し、その溶液のpHを塩化水素(12N)で2〜3に調整し、その後、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。併せた有機部分を真空下で濃縮して、表題化合物を黄色固体として得た(80.0mg、84%)。
【1306】
【化793】
[この文献は図面を表示できません]
化合物466.4−(1−(2,4−ジメチル−5−(−3a,4,6,6a−テトラヒドロ−1H−フロ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。丸底フラスコにN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中の2,4−ジメチル−5−(3a,4,6,6a−テトラヒドロ−1H−フロ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)安息香酸(化合物466.5、80.0mg、0.250mmol、1.00当量、80%)の溶液を入れた。4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5、82.0mg、0.350mmol、1.20当量)、4−ジメチルアミノピリジン(76.0mg、0.620mmol、2.00当量)、およびEDC・HCl(116mg、0.610mmol、2.00当量)を添加し、得られた溶液を一晩、室温で撹拌した。その混合物を酢酸エチル(30mL)で希釈し、ブライン(3×15mL)で洗浄し、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮した。その粗生成物(50mg)を次の条件での分取HPLCによって精製した(1#−Pre−HPLC−001(SHIMADZU)):カラム、Xbridge Prep C18、5μm、19
*150mm;移動相、0.05%TFAを伴う水とCH
3CN(15%CH
3CNから9分間で50%に上昇、1分間で100%に上昇、1分間で15%に降下);検出器、Waters 2489 254nmおよび220nm。純粋な生成物を含有する画分を併せ、凍結乾燥させて、表題化合物を白色固体として得た(13mg、12%)。m/z(ES+)429(M+H)
+。
【1307】
【化794】
[この文献は図面を表示できません]
化合物467.4−(1−(4−フルオロ−2−メチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。2,4−ジメチル安息香酸の代わりに4−フルオロ−2−メチル安息香酸を使用したことを除き、化合物1および化合物2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)445(M+H)
+。
【1308】
【化795】
[この文献は図面を表示できません]
化合物468.4−(1−(5−(5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−クロロ−2−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。2,4−ジメチル安息香酸の代わりに4−クロロ−2−メチル安息香酸を使用したことを除き、化合物2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)502(M+H)
+。
【1309】
【化796】
[この文献は図面を表示できません]
化合物469.1−(2−(2−クロロ−5−(4−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−4−メチルフェニル)−6,7−ジヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−5(4H)−イル)エタノン。化合物2および化合物468の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)495(M+H)
+。
【1310】
【化797】
[この文献は図面を表示できません]
化合物470.1.2−ブロモ−4−フルオロ安息香酸メチル。丸底フラスコに硫酸(20mL)とメタノール(20mL)の溶媒混合物中の2−ブロモ−4−フルオロ安息香酸(21.8g、99.5mmol、1.00当量)の溶液を入れた。得られた溶液を5時間、85℃で撹拌し、その後、冷却し、真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチル(200mL)で希釈し、ブライン(200mL)洗浄し、次いでNaHCO
3水溶液(100mL)で洗浄し(注意:ガス発生)、乾燥させ(Na
2SO
4)、濾過し、真空下で濃縮して、表題化合物を薄黄色油状物として得た(22.0g、95%)。
【1311】
【化798】
[この文献は図面を表示できません]
化合物470.1.2−エチル−4−フルオロ安息香酸メチル。化合物48.1の調製に用いたものと同様の手順を用い、かつ2−ブロモ−4−メチル安息香酸メチルの代わりに2−ブロモ−4−フルオロ安息香酸メチル(化合物470.1、20.0g)を使用して、表題化合物(無色油、14.5g、93%)を調製した。
【1312】
【化799】
[この文献は図面を表示できません]
化合物470.4−(1−(2−エチル−4−フルオロ−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。2,4−ジメチル安息香酸の代わりに2−エチル−4−フルオロ安息香酸メチル(化合物470.1)を使用し、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5)の代わりに4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物11.2)を使用したことを除き、化合物1および化合物2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)477(M+H)
+。
【1313】
【化800】
[この文献は図面を表示できません]
化合物471.1.4−クロロ−5−ヨード−2−メチル安息香酸。2,4−ジメチル安息香酸の代わりに4−クロロ−2−メチル安息香酸を使用したことを除き、化合物2.1の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。
【1314】
【化801】
[この文献は図面を表示できません]
化合物471.2.4−クロロ−5−ホルミル−2−メチル安息香酸。4−シクロブチル−5−ヨード−2−メチル安息香酸(化合物392.1)の代わりに4−クロロ−5−ヨード−2−メチル安息香酸(化合物471.1)を使用したことを除き、化合物392.2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。
【1315】
【化802】
[この文献は図面を表示できません]
化合物471.4−(1−(4−クロロ−2−メチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。2−エチル−5−ホルミル−4−メチル安息香酸(化合物211.4)の代わりに4−クロロ−5−ホルミル−2−メチル安息香酸(化合物471.2)を使用し、3−ブロモ−5−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物400.2)の代わりに3−ブロモジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オンを使用し、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5)の代わりに4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物11.2)を使用したことを除き、化合物400の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)479(M+H)
+。
【1316】
【化803】
[この文献は図面を表示できません]
化合物472.1.4−クロロ−2−エチル−5−ヨード安息香酸メチル。2−エチル−4−メチル安息香酸メチル(化合物48.1)の代わりに4−クロロ−2−エチル安息香酸メチル(化合物178.2)を使用したことを除き、化合物211.2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。
【1317】
【化804】
[この文献は図面を表示できません]
化合物472.2.4−クロロ−2−エチル−5−ヨード安息香酸。2−エチル−5−ヨード−4−メチル安息香酸(化合物211.2)の代わりに4−クロロ−2−エチル−5−ヨード安息香酸メチル(化合物472.1)を使用したことを除き、化合物211.3の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。
【1318】
【化805】
[この文献は図面を表示できません]
化合物472.4−(1−(4−クロロ−2−エチル−5−(3,4,6,7−テトラヒドロピラノ[3,4−d]イミダゾール−2−イル)ベンゾイル)−4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。2−エチル−5−ホルミル−4−メチル安息香酸(211.4)の代わりに4−クロロ−2−エチル−5−ヨード安息香酸(化合物472.2)を使用し、3−ブロモ−5−メチルジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(化合物400.2)の代わりに3−ブロモジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オンを使用し、4−(ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物1.5)の代わりに4−(4−フルオロピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル塩酸塩(化合物11.2)を使用したことを除き、化合物400の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)493(M+H)
+。
【1319】
【化806】
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化合物473.4−(1−(5−(5−アセチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−イル)−4−クロロ−2−エチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル)ベンゾニトリル。5−ヨード−2,4−ジメチル安息香酸メチル(化合物2.2)の代わりに4−クロロ−2−エチル−5−ヨード安息香酸メチル(化合物472.1)を使用したことを除き、化合物2の調製に用いたものと同様の標準的な化学的手技および手順を用いて、表題化合物を調製した。m/z(ES+)516(M+H)
+。
【1320】
【化807】
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追加の実施例化合物は、表1中に見出される。
【1321】
(実施例1)
本開示の化合物によるFASN阻害
FASN生化学的活性の決定:FASN酵素をSKBr3細胞から単離した。SKBr3は、高レベルのFASN発現を有するヒト乳がん細胞系統である。FASNは、この細胞系統におけるサイトゾルタンパク質の約25%を構成すると推定される。SKBr3細胞をダウンスホモジナイザーで均質化し、その後、15分間、4℃で遠心分離して、粒子状物質を除去した。その後、その上清をタンパク質含量について分析し、適切な濃度に希釈し、それを使用してFASN活性を測定した。FASNの存在をウエスタンブロット分析によって確認した。SKBr3細胞からのFASNの単離のための同様の方法がTeresa,P.ら、(Clin.Cancer Res.2009;15(24)、7608−7615)に記載されている。
【1322】
SKBr3細胞抽出物のFASN活性を、NADPH酸化、または脂肪酸シンターゼ反応中に放出されるチオール含有補酵素A(CoA)の量の、いずれかを測定することによって決定した。色素CPM(7−ジエチルアミノ−3−(4’−マレイミジル−フェニル)−4−メチルクマリン)は、チオール反応性基を含有し、この基は、CoAのスルフヒドリル基との反応おけるその蛍光放射を増大させる。表1に示す生化学的活性は、Chung C.C.ら、(Assay and Drug Development Technologies、2008、6(3)、361−374)に記載された手順によるCoA放出の蛍光測定値を用いて決定した。
【1323】
(実施例2)
抗ウイルス活性
HCV1bレプリコン系を使用して構造(I−Z)の抗ウイルス活性を評定した:
【1324】
【化808】
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このレプリコンは、ET(luc−ubi−neo/ET)細胞系統、すなわち、安定したルシフェラーゼ(Luc)レポーターおよび3つの細胞培養適応変異を有するHCVレプリコンを持つHuh7ヒトヘパトーマ細胞系統(Pietschmannら(2002)J.Virol.76:4008−4021)を使用して構築した。HCVレプリコン抗ウイルス評価アッセイにより、6つの半対数濃度で化合物の効果を検査した。ヒトインターフェロンアルファ−2bを陽性対照化合物として各ランに含めた。細胞数(細胞傷害性)または抗ウイルス活性の分析専用である96ウェルプレートにET系統のサブコンフルエント培養物をプレーティングし、その翌日、適切なウェルに薬物を添加した。細胞がまだサブコンフルエントである72時間後に、細胞を処理した。EC
50(レプリコンをそれぞれ50%および90%阻害する濃度)、IC
50(細胞生存率を50%減少させる濃度)およびSI(選択的指数:IC
50/EC
50)値を決定した。HCV RNAレプリコンレベルをTaqMan RT−PCRによりHCV RNAレプリコン由来Luc活性としてまたはHCV RNAとして評定した。2つの方法を用いて、細胞カウント(細胞傷害性)を推定した。Lucアッセイ系を利用したときには比色CytoTox−1細胞増殖アッセイ(Promega)を用いて細胞数を推定し、その一方でRNAベースのアッセイではTaqMan RT−PCRによって判定したリボソームRNA(rRNA)レベルを細胞数の指標として用いた。結果の要約を下の表2に収載する。
【1325】
【表2】
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【1326】
(実施例3)
FASN阻害はHCV阻害と相関する
HCVレプリコン系を使用して、本開示の15の化合物(番号は表1中の化合物と関連する)の抗ウイルス活性を測定した。以下の発表された方法(Lohmannら(1999)Science 285(5424):110−113、Lohmannら(2001)J.Virol.75(3):1437−1449、およびQiら(2009)Antiviral Res.81(2):166−173)に従って、Huh7を使用してG418選択によりレプリコン細胞系統1b(HCV 1b/Luc−Neoレプリコン(ホタル遺伝子が組み込まれた1b Con1))を樹立した。合成遺伝子断片を使用してレプリコンを組み立てた。GT1b系統は、PV−EKTを有し、3つの適応変異E1202G(NS3)、T1280I(NS3)、K1846T(NS4B)を持ち、その主鎖はCon1である。培養培地は、以下のものであった:
a)10%FBS、G418(250μg/mL)、ストレプトマイシン(100μg/mL)/ペニシリン(100U/mL)、L−グルタミン(100×)、NEAA(100×)を補充した、DMEM
b)以下のとおりの調製された培地:
i)500mL DMEM培地(Gibco、Cat#11960−077)
ii)57mLウシ胎仔血清(Gibco、Cat#16140−071)
iii)5.7mLペニシリン−ストレプトマイシン(Gibco、Cat#15140−122)
iv)5.7mL MEM非必須アミノ酸(Gibco、Cat#111140−050)
v)5.7mL L−グルタミン(Gibco、Cat#125030−081)
vi)574.1mL培地+2.87mL 50mg/mL G418[最終0.25mg/mL](Gibco、Cat#10131−027)
化合物をDMSOに溶解させて10mMストックを生じさせた、またはストックDMSO溶液からの化合物を使用した。DMSOを加えて384ウェルプレート(Echo検定(qualified)384ウェルPP(Labcyte Cat#P−05525))における二重反復でのアッセイのために化合物を希釈して10点の半対数(3.16倍)系列希釈物を生成した。この実験を異なる3日の日々に(on three different days)3回繰り返した。
【1327】
培養密度が90%〜100%に達したら細胞を回収した。細胞濃度を8×10
4細胞/mLに調整し、2,000細胞/ウェルの最終細胞密度に達するように384ウェル白色アッセイマイクロプレート(組織培養用に処理されたもの−Greiner Cat#781080)に添加した。プレートを5%CO
2および37℃で72時間インキュベートした。
【1328】
72時間のインキュベーション後、Bright−Gloルシフェラーゼ試薬(Promega、cat#E2650)およびCell Titer Flo(Promega、cat#G6080/1/2)を用意し、暗所に保管し、この間に室温に平衡化させた。処置した細胞も同じく室温に平衡化させた。化合物で処理した細胞の各ウェルに10μLのCell Titer Floを添加し、マイクロタイタープレートの中でおおよそ0.5時間インキュベートした。Envisionリーダー(Perkin Elmerから入手可能)を使用して細胞生存率を測定して、細胞傷害性を推定した。30μLのホタルルシフェラーゼ基質を各ウェルに添加し、HCV複製度の指標として化学発光を測定した。
【1329】
次の方程式を用いて抗レプリコン活性(%阻害)を計算する:
【1330】
【化809】
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次の方程式を用いて細胞傷害性を計算する:
【1331】
【化810】
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下の表3および
図1において例証するように、FASN阻害の力価と抗ウイルス活性の間には相関関係があると判定した。化合物はいずれも有意な細胞傷害性を引き起こさなかったことに留意されたい。
【1332】
【表3-1】
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【1333】
【表3-2】
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【1334】
(実施例4)
FASN阻害剤は、直接作用型抗ウイルス剤に対する耐性を付与するHCV変異体に対する活性を保持する
C型肝炎の処置の際の主な難題の1つは、直接作用型抗ウイルス剤に応答して耐性が急速に発生することである。ウイルスが、必須のウイルス機能を支持する点変異体を生じさせるが、抗ウイルス剤を結合させないようにする場合に、典型的に、耐性が生ずる結果となる。3つのFASN阻害剤(化合物55、20および70)を、代表的抗ウイルス剤に対する耐性を付与するHCV変異体を阻害するそれらの能力について試験した。PVIRES−ルシフェラーゼUbi−Neo遺伝子を含有すると共に1つの適応変異(S2204I)を持つCon1主鎖に基づくGT1b構築物に、これらの各々の変異体を導入した。(Lohmannら(1999)Science 285(5424):110−113、Lohmannら(2001)J.Virol.75(3):1437−1449およびQiら(2009)Antiviral Res.81(2):166−173)。実施例3において記載した方法によって抗ウイルス活性を測定した。
【1335】
研究した変異を下の表4に示す。
【1336】
【表4-1】
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【1337】
【表4-2】
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【1338】
公知のNS4Bアロステリック阻害剤(化合物A)、公知のNS5A阻害剤(化合物B)、公知の非ヌクレオシドNS5B阻害剤(化合物C)、公知のNS3/NS4Aプロテアーゼ阻害剤(化合物D)および公知のヌクレオシドNS5B阻害剤(化合物E)を本開示のFASN阻害剤と並行して試験して、耐性変異の性能を確認した。
【1339】
変異体のパネルに対する様々な化合物についての抗ウイルスEC
50を、GT1b野生型レプリコンと比較したEC
50の相対シフトと共に、下に示す。正常アッセイ変動は、±3〜4倍である。この範囲外のEC
50シフトは耐性を意味し、それを太字で示す。3つのFASN阻害剤は、変異体のパネル全体にわたって活性を保持し、これに対して直接作用型抗ウイルス剤は、それらのそれぞれの結合部位における変異に対して耐性を示す。
【1340】
【表5】
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【1341】
【表6】
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【1342】
(実施例5)
併用療法に有用なFASN阻害剤
本実施例は、HCV GT1bレプリコン細胞系統に対する、IFN−α、リバビリン、化合物B、C、DおよびEとの併用での、構造(V−K)の化合物のin vitro抗ウイルス活性および細胞傷害性を記載するものである。
【1343】
【化811】
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材料: ウイルス:合成遺伝子断片を使用して、GT1bレプリコンプラスミドを組み立てた。これらのレプリコンゲノムは、PVIRES−ルシフェラーゼUbi−Neo遺伝子セグメントを含有し、および1つの適応変異(S2204I)を持ち、ならびにその主鎖はCon1である。レプリコンGT1b細胞系統は、下記の発表された方法によって樹立した。
【1344】
培地および試薬:下の表7は、本実施例で使用した培養培地試薬に関する詳細を提供するものである。
【1345】
【表7】
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【1346】
分析機器:本実施例のアッセイを行うために、次の分析機器を使用した:
●POD−810
●Topcount(PE)
●Envision(PE)
●Multidrop(Thermo)
方法:
単一化合物試験のための化合物プレートの調製:化合物を乾燥粉末として供給し、DMSO中で再構成して、ストック溶液を生成した。POD−810システムを使用して、96ウェルプレートでのアッセイ用の10点の半対数(3.16倍)系列希釈物を生成した。各化合物についての最高試験濃度を表8に列挙する。
【1347】
アッセイプロトコル(単一化合物):各化合物を、3.16倍(半対数)系列希釈物を用いて、DMSOを加えた10の濃度について二重反復でアッセイした。HCVレプリコンGT1b細胞を回収し、8E+04細胞/mLの細胞濃度に調整した。Multidropを使用して、100μL/ウェルを96アッセイマイクロプレートに、8,000細胞/ウェルの最終細胞密度に達するようにプレーティングした。プレートを5%CO
2、37℃で72時間インキュベートした。
【1348】
72時間インキュベーションの終了の時点で、抗ウイルス活性および細胞傷害性を測定した。Bright−Gloルシフェラーゼ試薬およびCell Titer Floを用意し、暗所で保管し、この間に室温に平衡化させた。細胞プレートもまた、室温に平衡化させた。Multidropを使用して、化合物で処理した細胞および化合物で処理しない細胞の各々のウェルに20μLのCell Titer Floを添加した。それらのプレートを1時間インキュベートし、細胞傷害性計算のためにEnvisionリーダーで細胞生存率を測定する。50マイクロリットルのホタルルシフェラーゼ基質を各ウェルに添加し、2分間インキュベートし、EC
50計算のために化学発光を測定する。
【1349】
次の方程式を用いて抗レプリコン活性(%阻害)を計算した:
%阻害=[1−((化合物−バックグラウンド)/(DMSO−バックグラウンド))×100]。
【1350】
2化合物組み合わせ研究のための試験化合物およびアッセイの構成:単一化合物試験に使用した化合物のDMSOストックをこの分析でも使用した。96ウェルアッセイマイクロプレートにおいてPOD−810により組み合わせ希釈マトリックスを生成した。POD−810系を使用して、マトリックス形式で7点、2倍系列希釈物を生成した。各化合物についての試験した最大濃度を下に列挙する。
【1351】
【表8】
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【1352】
構造(V−K)の化合物を単独で、および表9に列挙する化合物との組み合わせで試験した。各化合物を単独で単一薬剤としても試験した。
【1353】
【表9】
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【1354】
アッセイ準備(2薬物組み合わせ):単独での各薬物に加えてマトリックス形式での7濃度について2倍系列希釈物を用いて各化合物をアッセイした。HCVレプリコンGT1b細胞を回収し、8E+04細胞/mLの細胞濃度に調整した。Multidropを使用して、8,000細胞/ウェルの最終細胞密度に達するように100μLを96アッセイマイクロプレートにプレーティングした。プレートを5%CO
2、37℃で72時間インキュベートした。
【1355】
72時間のインキュベーションの終了時点で、抗ウイルス活性および細胞傷害性を測定した。Bright−Gloルシフェラーゼ試薬およびCell Titer Floを用意し、暗所で保管し、この間に室温に平衡化させた。細胞プレートもまた、室温に平衡化させた。Multidropを使用して、化合物で処理した細胞および化合物で処理しない細胞の各々のウェルに20μLのCell Titer Floを添加した。それらのプレートを1時間インキュベートし、細胞傷害性計算のためにEnvisionリーダーで細胞生存率を測定した。次いでプレートから液体を除去し、その後、50μL PBSおよび50μLホタルルシフェラーゼ基質溶液を各ウェルに添加し、2分のインキュベーション期間の後、(HCV複製計算のために)化学発光を測定した。MacSynergy(商標)IIを使用してデータを分析した。
【1356】
アッセイ結果:
化合物の活性および細胞傷害性。EC
50およびCC
50値を下の表10に要約する。
【1357】
【表10-1】
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【1358】
【表10-2】
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【1359】
組み合わせ効果:MacSynergy(商標)IIを使用して化合物ペアの組み合わせ効果を計算した。それらの結果を下の表11に要約する。
【1360】
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【1361】
結論
表12に要約する化合物ペアのZ因子は、このアッセイの質がQC標準より良いことを示す。
【1362】
【表12-1】
[この文献は図面を表示できません]
【1363】
【表12-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1364】
前記組み合わせマトリックスでの個々の化合物のEC
50値(表13に要約したもの)は、表10における単一化合物阻害について得られたEC
50データと一致する。
【1365】
【表13】
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【1366】
構造(V−K)の化合物では、様々な機序を表す薬剤と組み合わせた際、細胞傷害性を増強することなく、相加的抗ウイルス活性を有することが実証された。これらの結果を下の表14に要約する。
【1367】
【表14-1】
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【1368】
【表14-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1369】
IFN−αおよびRBVは、C型肝炎感染症を処置するための現行の標準治療の代表であり、HCVプロテアーゼ阻害剤テラプレビルおよびボセプレビル(Boceprivir)は、承認されている。IFN−αおよびRBVとの組み合わせの際の相加的抗ウイルス活性、および細胞傷害性の増強の欠如は、本発明の化合物が重要な宿主プロセス、例えば細胞防御(IFN−α)またはグアニジンヌクレオチド生合成(RBV)に干渉しないことをさらに示唆する。したがって、構造(V−K)の化合物などの本発明の化合物は、現行の標準治療との組み合わせレジメンで投与すると治療上有用であるはずである。さらに、化合物B、化合物Cおよび化合物Eで観察される相加的抗ウイルス活性は、構造(V−K)の化合物などの本発明の分子が、より新しい機序を標的にする現在開発中の薬剤(例えば、NS5A阻害剤およびNS5B阻害剤)と利益を生じさせるように組み合わせることができることを示唆する。
【1370】
(実施例6)
抗腫瘍活性−多重化細胞傷害性アッセイ RPMI1640、10%FBS、2mM L−アラニル−L−グルタミン、1mM ピルビン酸Naにおいて、または特殊培地において5%CO
2の加湿雰囲気下、37℃で細胞を成長させた。384ウェルプレートに細胞を播種し、5%CO
2の加湿雰囲気下、37℃で細胞をインキュベートした。細胞播種の24時間後に化合物を添加した。同時に、時間ゼロ未処理細胞プレートを生成した。
【1371】
72時間のインキュベーション期間の後、細胞を固定し、蛍光標識抗体および核色素で染色して核、アポトーシス細胞および有糸分裂細胞を可視化させた。抗活性カスパーゼ−3抗体を使用してアポトーシス細胞を検出した。抗ホスホ−ヒストン−3抗体を使用して有糸分裂細胞を検出した。
【1372】
化合物を半対数(3.16倍)増分で系列希釈し、試料情報の章に明記する最高試験濃度から0.1%DMSOの最終アッセイ濃度で、10濃度にわたってアッセイした。GE Healthcare IN Cell Analyzer 1000を使用して自動蛍光顕微鏡検査を行い、4X対物レンズで画像を収集した。
【1373】
InCell Analyzer 1000 3.2を使用して12ビットtiff画像を獲得し、Developer Toolbox 1.6ソフトウェアで解析した。S字型4点、4パラメータ1サイト用量応答モデル(この場合、y(フィット)=A+[(B−A)/(1+((C/x)^D))])にデータをフィッティングする非線形回帰を用いて、EC
50およびIC
50値を計算した。特注データ整理エンジンMathIQベースソフトウェア(AIM)を使用して、曲線フィッティング、EC
50/IC
50計算およびレポート生成を行う。
【1374】
多重細胞傷害性アッセイは、細胞を固定し、蛍光標識抗体および核色素で染色して核ならびにアポトーシス細胞および有糸分裂細胞を可視化する、細胞画像ベース分析技術を用いる。抗活性カスパーゼ−3抗体を使用してアポトーシス細胞を検出する。抗ホスホ−ヒストン−3抗体を使用して有糸分裂細胞を検出する。
【1375】
組み込まれた核色素のシグナル強度によって細胞増殖を測定する。この細胞増殖アッセイのアウトプットを相対細胞カウントと呼ぶ。細胞増殖の終点を決定するために、次の式を用いて細胞増殖データのアウトプットを対照に対するパーセント(POC)に変換する:
POC=相対細胞カウント(化合物ウェル)/相対細胞カウント(ビヒクルウェル)×100
時間ゼロ未処理プレートを使用して、72時間アッセイ期間の間の倍加の数を決定する:72時間の間の倍加の数=LN[細胞数(72時間の終点)
*細胞数(時間ゼロ)]/LN(2)。各バイオマーカーのアウトプットは、各ウェルにおける相対細胞カウントに正規化したビヒクルバックグラウンドに対する増加倍数である。
【1376】
活性化したカスパーゼ−3マーカーは、早期から後期アポトーシスの細胞を標識する。各ウェルにおける相対細胞カウントに正規化したビヒクルバックグラウンドに対するアポトーシス細胞の増加倍数としてアウトプットを示す。カスパーゼ−3シグナルの5倍誘導を生じさせる試験化合物の濃度は、有意なアポトーシス誘導を示す。相対細胞カウントIC
95より高い濃度を有するウェルは、カスパーゼ3誘導分析から除く。
【1377】
ホスホ−ヒストン−3マーカーは、有糸分裂細胞を標識する。各ウェルにおける相対細胞カウントに正規化したビヒクルバックグラウンドに対する有糸分裂細胞の誘導倍数としてアウトプットを示す。バックグラウンドに対する有糸分裂細胞シグナルの誘導倍数が約1であるとき、細胞周期に対して「作用なし」である。ビヒクルバックグラウンドに対してホスホ−ヒストン−3シグナルの2倍以上の増加は、有糸分裂遮断の有意な試験化合物誘導を示す。
【1378】
ホスホ−ヒストン−3シグナルの2倍以上の減少は、細胞傷害性レベルが測定された相対細胞カウントIC
95より下であるときのみのG1/S遮断を示し得る。ホスホ−ヒストン−3シグナルの2倍以上の減少が、相対細胞カウントIC
95より高い濃度で観察されるときは、その有糸分裂細胞カウントの減少が真のG1/S相遮断ではなくより一般的な細胞傷害作用に起因する可能性が最も高い。相対細胞カウントIC
95より高い濃度を有するウェルは、ホスホ−ヒストン−3分析から除く。
【1379】
相対細胞カウントによって測定される細胞増殖は、陽性応答の判定基準であった。
【1380】
アポトーシス:活性化カスパーゼ−3シグナルの>5倍増加は、アポトーシス応答を示す
有糸分裂:
ホスホ−ヒストン−3の>2倍増加は、有糸分裂遮断を示す
ホスホ−ヒストン−3の<2倍減少は、G1/S遮断を示す
【1381】
【表15】
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【1382】
本発明の好ましい態様を本明細書に示し、記載したが、かかる態様を単なる例として提供していることは当業者には明らかである。本発明を逸脱することなく、非常に多くの変形、変更および置換が、今や当業者に想起される。本明細書に記載する本発明の態様に対する様々な代替を本発明の実施の際に利用できることは理解されるはずである。後続の特許請求の範囲が本発明の範囲を定義すると解釈し、該特許請求の範囲の範囲内の方法および構造ならびにそれらの等価物は本発明の範囲に包含されると解釈する。
【1383】
本明細書において引用したすべての出版物および特許出願は、個々の出版物または特許出願各々が参照により援用されていると具体的かつ個々に示されているかのごとく、参照により本明細書に援用されている。
【1384】
【表16-1】
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【1385】
【表16-2】
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【1386】
【表16-3】
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【1387】
【表16-4】
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【1388】
【表16-5】
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【1389】
【表16-6】
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【1390】
【表16-7】
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【1391】
【表16-8】
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【1392】
【表16-9】
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【1393】
【表16-10】
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【1394】
【表16-11】
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【1395】
【表16-12】
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【1396】
【表16-13】
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【1397】
【表16-14】
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【1398】
【表16-15】
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【1399】
【表16-16】
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【1400】
【表16-17】
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【1401】
【表16-18】
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【1402】
【表16-19】
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【1403】
【表16-20】
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【1404】
【表16-21】
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【1405】
【表16-22】
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【1406】
【表16-23】
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【1407】
【表16-24】
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【1408】
【表16-25】
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【1409】
【表16-26】
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【1410】
【表16-27】
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【1411】
【表16-28】
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【1412】
【表16-29】
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【1413】
【表16-30】
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【1414】
【表16-31】
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【1415】
【表16-32】
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【1416】
【表16-33】
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【1417】
【表16-34】
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【1418】
【表16-35】
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【1419】
【表16-36】
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【1420】
【表16-37】
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【1421】
【表16-38】
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【1422】
【表16-39】
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【1423】
【表16-40】
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【1424】
【表16-41】
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【1425】
【表16-42】
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【1426】
【表16-43】
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【1427】
【表16-44】
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【1428】
【表16-45】
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【1429】
【表16-46】
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【1430】
【表16-47】
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【表16-48】
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【1432】
【表16-49】
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【1433】
【表16-50】
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【表16-56】
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【1440】
【表16-57】
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【表16-58】
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【表16-60】
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【表16-62】
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