特許第6061918号(P6061918)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6061918リソース位置指示とチャネルブラインド検出の方法、システムおよび装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6061918
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】リソース位置指示とチャネルブラインド検出の方法、システムおよび装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20170106BHJP
   H04J 3/00 20060101ALI20170106BHJP
【FI】
   H04W72/04 136
   H04W72/04 131
   H04J3/00 Z
【請求項の数】8
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2014-510646(P2014-510646)
(86)(22)【出願日】2012年3月26日
(65)【公表番号】特表2014-515567(P2014-515567A)
(43)【公表日】2014年6月30日
(86)【国際出願番号】CN2012073070
(87)【国際公開番号】WO2012155690
(87)【国際公開日】20121122
【審査請求日】2014年12月4日
(31)【優先権主張番号】201110131341.9
(32)【優先日】2011年5月19日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】502012727
【氏名又は名称】電信科学技術研究院
(74)【代理人】
【識別番号】100091096
【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100101063
【弁理士】
【氏名又は名称】松丸 秀和
(72)【発明者】
【氏名】パン,シュエミン
(72)【発明者】
【氏名】チャオ,ルイ
(72)【発明者】
【氏名】シャオ,グオジュン
(72)【発明者】
【氏名】シェン,ツーカン
【審査官】 ▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2011/037439(WO,A2)
【文献】 国際公開第2010/117225(WO,A2)
【文献】 特表2010−541367(JP,A)
【文献】 特開2009−232463(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
H04J 3/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局が、全ダウンリンクサブフレームに対して、1個のPDCCH((Physical DownlinkControl Channel)のCSS(Common Search Space)のリソース位置と、1個のPDCCHのUESS(User Equipment−Specific Search Space)のリソース位置とを決定するステップと、
或いは、基地局が、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置とを決定するステップと、
基地局がシグナリングを介して、決定結果を端末へ送信するステップと、
を備え、
PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームの制御領域にあるか、
或いは、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあるか、
或いは、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあるか、
或いは、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、
前記基地局が決定結果を端末へ送信することは、
前記基地局が、シグナリングを介して、前記PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報とを端末へ送信するステップと、
或いは、前記基地局が、シグナリングを介して、前記PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、前記PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信するステップと、
を含み、
前記基地局が全ダウンリンクサブフレームに対して、1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置とを決定し、かつ、基地局がシグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、前記シグナリングは、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運ぶか、
或いは、前記基地局が、全ダウンリンクサブフレームに対して、PDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、前記基地局がシグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、前記シグナリングは、PDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び、当該別のシグナリングは、PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶか、
前記基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置とを決定し、かつ、基地局がシグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、前記シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運び、
前記基地局が予定時間周期内のダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置とを決定し、かつ、基地局シグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、前記シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び、
前記別のシグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶことを特徴とするリソース位置指示方法。
【請求項2】
前記シグナリングは、ブロードキャストする上位層シグナリングまたは端末専属の上位層シグナリングであることを特徴とする請求項1に記載のリソース位置指示方法。
【請求項3】
端末が、基地局が送信した物理ダウンリンク制御チャネル(Physical DownlinkControl Channel,PDCCH)の共通検索スペース(Common Search Space, CSS)のリソース位置と、PDCCHのユーザー専属検索スペース(User Equipment−Specific Search Space, UESS)のリソース位置情報とを受信するステップと、
前記端末が、前記基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定した1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信した場合、全ダウンリンクサブフレームの当該CSSのリソース位置でCSSブラインド検出を行い、全ダウンリンクサブフレームの当該UESSのリソース位置でUESSブラインド検出を行うステップと、
或いは、前記端末が、前記基地局が送信した予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信する場合、前記予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームごとに、対応するCSSのリソース位置でCSSブラインド検出を行い、対応するUESSのリソース位置でUESSブラインド検出を行うステップと、を含み、
PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームの制御領域にあるか、
或いは、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあるか、
或いは、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあるか、
或いは、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、
前記端末が、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信することは、
前記端末が、シグナリングを介して、前記基地局が送信した前記PDCCHのCSSのリソース位置と前記PDCCHのUESSのリソース位置情報を受信するステップと、
或いは、前記端末が、シグナリングを介して、前記基地局が送信した前記PDCCHのCSSのリソース位置情報を受信し、別のシグナリングを介して、前記基地局が送信した前記PDCCHのUESSのリソース位置情報を受信するステップと、
を含み、
前記端末が、シグナリングを介して、前記基地局が全ダウンリンクサブフレームに対して送信した前記1個のPDCCHのCSSのリソース位置と前記1個のPDCCHのUESSのリソース位置とを受信する場合、前記シグナリングは、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運ぶか、
或いは、前記端末がシグナリングを介して、前記基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対する前記1個のPDCCHのCSSのリソース位置を受信し、別のシグナリングを介して、前記基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対する前記1個のPDCCHのUESSのリソース位置を受信する場合、前記シグナリングは、PDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び、前記別のシグナリングは、PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶか、
前記端末が、シグナリングを介して、前記基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれの前記PDCCHのCSSのリソース位置と前記PDCCHのUESSのリソース位置とを受信する場合、前記シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSとUESSのリソース位置とを共同指示する2ビットを運ぶか、
或いは、前記端末が、シグナリングを介して、前記基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれの前記PDCCHのCSSのリソース位置を受信し、別のシグナリングを介して、前記基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれの前記PDCCHのUESSのリソース位置を受信する場合、前記シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自ダウンリンクサブフレームにおける前記PDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び、前記別のシグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおける前記PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶことを特徴とする物理ダウンリンク制御チャネルブラインド検出方法。
【請求項4】
前記シグナリングは、ブロードキャストする上位層シグナリングまたは端末専属の上位層シグナリングであることを特徴とする請求項に記載の物理ダウンリンク制御チャネルブラインド検出方法。
【請求項5】
全ダウンリンクサブフレームに対して、1個の物理ダウンリンク制御チャネル(Physical DownlinkControl Channel,PDCCH)の共通検索スペース(Common Search Space, CSS)のリソース位置と1個のPDCCHのユーザー専属検索スペース(User Equipment−Specific Search Space, UESS)のリソース位置とを決定するか、または、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定する、リソース位置決定ユニットと、
シグナリングを介して、決定結果を端末へ送信する、リソース位置情報送信ユニットと、
を有し、
PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームの制御領域にあるか、または、
PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあるか、または、
PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあるか、または、
PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、
シグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信するか、または、
シグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信し、
前記リソース位置決定ユニットが、全ダウンリンクサブフレームに対して、PDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、前記リソース位置情報送信ユニットが、シグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、当該シグナリングは、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運ぶか、または、
前記リソース位置決定ユニットが、全ダウンリンクサブフレームに対して1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置とを決定し、かつ、前記リソース位置情報送信ユニットがシグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、前記シグナリングは、PDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び、前記別のシグナリングは、PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶか、または、
前記リソース位置決定ユニットが、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、前記リソース位置情報送信ユニットがシグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、前記シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運ぶか、または、
前記リソース位置決定ユニットが、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、前記リソース位置情報送信ユニットが、シグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、前記シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、ダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び、前記別のシグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶことを特徴とするリソース位置指示装置。
【請求項6】
前記シグナリングは、ブロードキャストの上位層シグナリングまたは端末専属の上位層シグナリングであることを特徴とする請求項に記載のリソース位置指示装置。
【請求項7】
基地局が送信した物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHの共通検索スペースCSSのリソース位置およびPDCCHのユーザー専属検索スペースUESSのリソース位置情報を受信し、前記PDCCHのCSSとUESSのリソース位置が、ダウンリンクサブフレームの制御領域および/またはデータ領域にある、リソース位置情報受信ユニットと、
基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定した1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する場合、全ダウンリンクサブフレームの前記1個のCSSのリソース位置にてCSSブラインド検出を行い、全ダウンリンクサブフレームの前記1個のUESSのリソース位置にてUESSブラインド検出を行うか、または、
基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信する場合、前記予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して各自のダウンリンクサブフレームに対応するCSSのリソース位置にてCSSブラインド検出を行い、各自のダウンリンクサブフレームに対応するUESSのリソース位置にてUESSブラインド検出を行う、チャネルブラインド検出ユニットと、
を有し、
PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームの制御領域にあるか、または、
PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあるか、または、
PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあるか、または、
PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、
前記リソース位置情報受信ユニットは、
シグナリングを介して、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信するか、または、
シグナリングを介して、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置情報を受信し、別のシグナリングを介して、基地局が送信したPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信し、
前記リソース位置情報受信ユニットが、シグナリングを介して、基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームにおける1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信する場合、前記シグナリングは、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置とを共同指示する2ビットを運ぶか、または、
前記リソース位置情報受信ユニットが、シグナリングを介して、基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定した前記1個のPDCCHのCSSのリソース位置情報を受信し、別のシグナリングを介して、基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定したPDCCHのUESSのリソース位置を受信する情報を受信する場合、前記シグナリングは、PDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び、前記別のシグナリングは、PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶか、または、
前記リソース位置情報受信ユニットが、シグナリングを介して、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する場合、前記シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運ぶか、または、
前記リソース位置情報受信ユニットが、シグナリングを介して、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置情報を受信し、別のシグナリングを介して、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのUESSのリソース位置を受信する情報を受信する場合、前記シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び、前記別のシグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶことを特徴とする物理ダウンリンク制御チャネルブラインド検出装置。
【請求項8】
前記シグナリングは、ブロードキャストする上位層シグナリングまたは端末専属の上位層シグナリングであることを特徴とする請求項に記載の物理ダウンリンク制御チャネルブラインド検出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2011年5月19日に中国特許局に提出し、出願番号が201110131341.9であり、発明名称が「リソース位置指示とチャネルブラインド検出の方法、システムおよび装置」である中国特許出願をきそとする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
本発明は無線通信分野に関し、特にリソース位置指示とチャネルブラインド検出の方法、システムおよび装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図1に示す通り、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)システムにおいて、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)は各無線サブフレームにおける制御領域にて送信を行い、かつ、ダウンリンクデータを伝送する物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH)と時分割多重(Time Division Multiple,TDM)の関係を形成する。PDCCHは、ダウンリンクサブフレームにおけるN個前の直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)符号を介して送信する。ここで、Nの値は1、2、3または、4に取ることができ、N=4は、システム帯域幅が1.4MHzであるシステムの場合にだけ許される。
【0003】
LTEシステムにおいて、PDCCHを伝送する制御領域は、ロジックにより区別する制御チャネルエレメント(Control Channel Element,CCE)により構成される。ここで、CCEからリソースエレメント(Resource Element,RE)までのマッピングは完全インターリービング(Full interleaving)の態様を用いる。ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)の伝送もCCEに基づいて行い、ユーザー端末(User Equipment,UE)に伝送するDCIは、N個連続のCCEにおいて送信できる。LTEシステムにおいてNの値が1、2、4または、8に取ることができ、これは、CCEアグリゲーションレベル(Aggregation Level)と呼ばれる。UEは、制御領域においてPDCCHブラインド検出を行い、UEに送信したPDCCHがあるか否かを検索する。ブラインド検出は、即ち、当該UEの無線ネットワーク臨時識別子(Radio Network Temporary Identity,RNTI)を使用し、異なるDCIフォーマットおよびCCEアグリゲーションレベルに対し、復号を試みることである。もし復号が正確であれば、当該UEに対するDCIを受信する。UEは、非連続受信(Discontinuous Rece,Ption,DRX)状態にある各ダウンリンクサブフレームにおいて、全ての制御領域に対し、ブラインド検出を行わねばならずPDCCHを検索する。
【0004】
LTEシステムにおいて、サブフレームにおける制御領域は、共通検索スペース(Common Search Space,CSS)と、ユーザー専属検索スペース(UE−specific Search Space,UESS)の2つのスペースとにより構成される。ここで、共通検索スペースは、主に、システム情報、コールメッセージ、マルチキャスト電力制御情報等のDCIのような、スケジューリングセル専属制御情報をユーザーへ伝送するものである。ユーザー専属検索スペースは、主に、各UEリソーススケジューリングに対するDCIを伝送するものである。各ダウンリンクサブフレームにおける共通検索スペースには、16個前のCCEが含まれ、かつ、共通検索スペースにおけるCCEアグリゲーションレベルは4、8の2種類のみを支援する。各ダウンリンクサブフレームにおいて、各ユーザー専属のUE検索スペースの初期CCE位置は、サブフレーム番号と、UEのRNTI等と関連しており、ユーザー専属検索スペースでは、CCEアグリゲーションレベル1、2、4および8を支援する。UESSにおいて、各CCEアグリゲーションレベルのブラインド検出は検索スペースに対応している。つまり、UEの異なるCCEアグリゲーションレベルでのブラインド検出は、異なる検索スペースにおいて行う。表1は、UEがダウンリンクサブフレームにおいてブラインド検出しなければならないCCEスペースを示す。ここで、LはCCEアグリゲーションレベルの大小を表し、Sizeは各CCEアグリゲーションレベルの大小に対応し、ブラインド検出しなければならないCCEの数を表し、M(L)は、相応の各CCEアグリゲーションレベルの大小のブラインド検出を試みた回数を表す。図2ではさらに、当該ブラインド検出過程を示す。表1に基づき、UEがダウンリンクサブフレームにおいて22CCEを試みなければならない。ここで、共通検索スペースは合計6CCEあり、ユーザー専属検索スペースは計16CCEある。
【表1】
【0005】
ロング・ターム・エボリューション・アドバンスト(LTE−Advanced)システムが進化を続ける過程において、多地点協調送受信(Coordinated Multiple Point,COMP)および進化されたマルチユーザー多入力多出力(Muti−User−MIMO,MU−MIMO)の伝送方案を正に現在研究している。ここで、COMPの考えられるシーンは、マクロ基地局と複数の散在する遠隔無線装置(Remot Radio Head,RRH)がロジックセルを構成すると、当該セルのカバレッジ範囲およびアクセスするユーザー数とも、これまでのLTEシステムより大幅に増加する。同時に、進化されたMU−MIMOを幅広く使用すれば、セル内のサービス先のユーザー数が大幅に増加することができる。これにより、PDCCHの容量に対しさらに高い要求を提示することになり、従来のLTE PDCCH設計ではニーズに応えられない。
【0006】
同時に、日増しに高まるデータ速度およびサービス負荷の要求に伴い、これまでのマクロ基地局シングルレイヤーガバレッジを用いたアクセス方法の提供ではすでにニーズに応えられない。これに対し、ホーム基地局(Home eNodeB)、Pico基地局、Femto基地局、中継設備(Relay)のような、階層化ガバレッジ、ホットエリアまたは屋内部署にある一部の省電力基地局を用いれば、このような問題を効果的に解決できる。このような省電力基地局は、ホームの屋内環境、オフィス環境、または他のホットスモールガバレッジ環境において応用される基地局設備であり、事業者により高いデータ速度、コストがより低く魅力あるサービスを提供できるようにさせる。しかし、ここでfemto基地局は、アクセスするメンバーユーザーに対して一定の制限があり、非メンバーユーザーはアクセスできない。もし、非メンバーユーザーが当該基地局のカバレッジ範囲に入れば、省電力基地局の信号が比較的強いためにガバレッジホール(coverage hole)に入り、作業ができなくなる。この他に、pico基地局がもしマクロ基地局と同じ周波数に位置していれば、強い干渉が発生し、作業ができなくなる可能性がある。従来のこのような干渉の解決方法は、オールモストサブフレーム(almost Blank Subframe,ABS)を用いるTDM態様のセル間干渉協調(Inter−Cell Interference Coordination,ICIC)の実行である。当該態様を用いる場合、基地局がABSサブフレームでの信号の送信を減らすことにより、隣接地に対する干渉を低減するという態様になる。現在、TDM ICICメカニズムにおいて、干渉基地局側はABSサブフレームを設置される。即ち、干渉基地局はABSのようなサブフレームでは干渉を避けるため、いかなる制御情報も伝送しない。これにより、ABSメカニズムの導入により、PDCCHを送信できるサブフレームリソースをさらに減少させ、ひいてはPDCCHリソースが制限を受ける。
【0007】
図3に示す通り、前記のPDCCHリソースが受ける制限および容量不足の問題を解決するための解決方案として、ダウンリンクサブフレームにおけるPDSCH領域(即ちデータ領域)において、PRB(Physical Resource Block,物理リソースブロック)を単位とする進化PDCCH(Enhanced PDCCH)を送信することができる。これまでのPDCCHをLegacy PDCCHと呼ぶ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の過程の実現において、発明者は従来の技術に以下の問題があると考えている。
【0009】
基地局は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にて、これまでのPDCCHを送信でき、データ領域にて進化PDCCHも送信できる。CSSは、これまでのPDCCHに位置することができ、進化PDCCHに位置することもできる。同様に、UESSは、これまでのPDCCHに位置することができ、進化PDCCHに位置することもできる。しかし、現在のUEは、CSSとUESSの具体的な位置を獲得できず、PDCCHが伝送するデータを正確に受信できない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る実施形態は、端末がPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を獲得できないという課題を解決するリソース位置指示方法および装置を提供する。
【0011】
本発明に係るリソース位置指示方法は、
基地局が、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)の共通検索スペース(Common Search Space,CSS)リソース位置およびPDCCHのユーザー専属検索スペース(UE−specific Search Space,UESS)のリソース位置を決定し、前記リソース位置がダウンリンクサブフレームの制御領域、または、データ領域にあるステップと、
基地局がシグナリングを介して、決定結果を端末へ送信するステップと、
を備える。
【0012】
本発明に係るリソース位置指示装置は、
物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)の共通検索スペース(Common Search Space,CSS)リソース位置およびPDCCHのユーザー専属検索スペース(UE−specific Search Space,UESS)のリソース位置を決定し、前記リソース位置がダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域にある、リソース位置決定ユニットと、
シグナリングを介して、決定結果を端末へ送信する、リソース位置情報送信ユニットと、
を備える。
【0013】
本発明によれば、基地局は、PDCCHのCSSとUESSがダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報を端末へ送信し、端末にPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を獲得させる。
【0014】
また、本発明に係る実施形態は、UEがPDCCHを正確に受信できないという課題を解決する物理ダウンリンク制御チャネルブラインド検出方法、システムおよび装置をさらに提供する。
【0015】
本発明に係る物理ダウンリンク制御チャネルブラインド検出方法は、
端末が、基地局が送信した物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)の共通検索スペース(Common Search Space,CSS)のリソース位置およびPDCCHのユーザー専属検索スペース(UE−specific Search Space,UESS)のリソース位置情報を受信し、前記リソース位置がダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域にあるステップと、
端末がCSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、UESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行うステップと、
を備える。
【0016】
本発明に係る物理ダウンリンク制御チャネルブラインド検出装置は、
基地局が、送信した物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)の共通検索スペース(Common Search Space,CSS)のリソース位置およびPDCCHのユーザー専属検索スペースUESSのリソース位置情報を受信し、前記リソース位置がダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域にある、リソース位置情報受信ユニットと、
CSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、(UE−specific Search Space,UESS)のリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行う、チャネルブラインド検出ユニットと、
を備える。
【0017】
本発明に係る無線通信システムは、
物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)の共通検索スペースCommon Search Space,CSS)リソース位置およびPDCCHのユーザー専属検索スペース(UE−specific Search Space,UESS)のリソース位置を決定し、前記リソース位置がダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置し、シグナリングを介して、決定結果を端末へ送信する、基地局と、
基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信し、CSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、UESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行う、端末と、を備える。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、端末は、基地局が送信したPDCCHのCSSとUESSに位置するダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域の情報を受信し、さらに、受信した情報に基づき、相応するリソース位置において、PDCCHのCSSブラインド検出とUESSブラインド検出を行う。これにより、端末がPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を獲得できないためにPDCCHを正確に受信できないという問題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、従来の技術に係るダウンリンクサブフレームにおける制御領域とデータ領域の多重化関係を示す図である。
図2図2は、従来の技術においてUEがダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHブラインド検出を示す図である。
図3図3は、従来の技術における進化PDCCH構造を示す図である。
図4図4は、本発明に係る実施形態の方法のフロー図である。
図5図5は、本発明に係る実施形態の別の方法のフロー図である。
図6図6は、本発明に係る実施形態のシステム構造を示す図である。
図7図7は、本発明に係る実施形態の設備構造を示す図である。
図8図8は、本発明に係る実施形態の別の設備構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
UEがPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を獲得できないという問題を解決するため、本発明に係る実施形態はリソース位置指示方法を提供する。当該方法において、基地局はPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を端末に指示する。
【0021】
図4に示す本発明に係る実施形態のリソース位置指示方法は、以下のステップ40と、ステップ41とを備える。
【0022】
ステップ40において、基地局は、PDCCHのCSSリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、前記決定したリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域および/またはデータ領域にある。
【0023】
ステップ41において、基地局はシグナリングを介して、決定結果を端末へ送信する。即ち、PDCCHのCSSはダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報、およびPDCCHのUESSはダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報を端末へ送信する。
【0024】
具体的に、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームの制御領域にある。
【0025】
または、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0026】
または、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にある。
【0027】
または、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0028】
ステップ40において、基地局は、PDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定する。具体的な実現については以下の2種類の態様を用いることができる。
【0029】
第1態様(第1のアプローチ)では、基地局は、全ダウンリンクサブフレームに対して1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置を決定する。即ち、端末が全ダウンリンクサブフレームにおいてCSSブラインド検出を行うリソース位置は、同じであり、全ダウンリンクサブフレームにおいてUESSブラインド検出を行うリソース位置も同じである。
【0030】
第2態様(第2のアプローチ)では、基地局は、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、PDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置をそれぞれ決定する。即ち、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームにおいて、端末は、当該ダウンリンクサブフレームが決定したCSSリソース位置に対してCSSブラインド検出を行い、当該ダウンリンクサブフレームが決定したUESSリソース位置に対してUESSブラインド検出を行う。
【0031】
当然、基地局がPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定する態様は、前記2種類の態様に限らない。以下の態様を用いることもできる。
【0032】
基地局は、全ダウンリンクサブフレームに対して1個のPDCCHのCSSのリソース位置を決定する。予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのUESSのリソース位置を決定する。即ち、全ダウンリンクサブフレームにおいて、端末がCSSブラインド検出を行うリソース位置は、同じである。しかし、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームにおいて、端末は当該ダウンリンクサブフレームの決定したUESSリソース位置においてUESSブラインド検出を行う。
【0033】
また、基地局がPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定する態様は、下記とおりである。
基地局は、全ダウンリンクサブフレームに対して、1個のPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置を決定する。即ち、全ダウンリンクサブフレームにおいて、端末がUESSブラインド検出を行うリソース位置は同じである。しかし、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームにおいて、端末は、当該ダウンリンクサブフレームの決定したCSSリソース位置においてCSSブラインド検出を行う。
【0034】
また、基地局がPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定する態様は、以下とおりである。
基地局は、各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定する。即ち、各ダウンリンクサブフレームにおいて、端末は、当該ダウンリンクサブフレームの決定したCSSリソース位置においてCSSブラインド検出を行い、当該ダウンリンクサブフレームの決定したUESSリソース位置においてUESSブラインド検出を行う。
【0035】
ステップ41において、基地局は、決定結果を端末へ送信する。その具体的な実現は以下の2種類の態様を用いることができる。
【0036】
第1態様(第1のアプローチ)では、基地局は、シグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する。
【0037】
第2態様(第2のアプローチ)では、基地局は、シグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する。
【0038】
例えば、基地局が全ダウンリンクサブフレームに対して、1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置を決定する場合、基地局は、シグナリングを介して、PDCCHのCSSが全ダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報、およびPDCCHのUESSが全ダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報を端末へ送信することができる。または、基地局は、シグナリングを介して、PDCCHのCSSが全ダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSが全ダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報を端末へ送信する。
【0039】
また、例えば、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定する場合、基地局は、シグナリングを介して、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、決定したPDCCHのCSSが、当該ダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報を端末へ送信することができ、別のシグナリングを介して、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、決定したPDCCHのUESSが当該ダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報を端末へ送信することができる。または、基地局は、シグナリングを介して、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとの決定したPDCCHのCSSが当該ダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報、および予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとの決定したPDCCHのUESSが当該ダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報を端末へ送信する。
【0040】
具体的に、基地局が全ダウンリンクサブフレームに対して1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、基地局がシグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、当該シグナリングは、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運ぶ。即ち、当該2ビットの4種類の状態値は、それぞれ前記4種類のCSSとUESSのリソース位置の組み合わせ態様における1つを指示する。
【0041】
基地局が、全ダウンリンクサブフレームに対して1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、基地局がシグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、当該シグナリングは、PDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶ。即ち、当該1ビットの2種類の状態値は、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置を指示する。当該別のシグナリングは、PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶ。即ち、当該1ビットの2種類の状態値は、それぞれPDCCHのUESSのリソース位置を指示する。
【0042】
基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、基地局がシグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、当該シグナリングには、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、当該ダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHに対応するCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運ぶ。即ち、当該2ビットの4種類の状態値は、対応するダウンリンクサブフレームにて前記4種類のCSSとUESSのリソース位置の組み合わせ態様における1つをそれぞれ指示する。
【0043】
基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、基地局がシグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、当該シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶ。即ち、当該1ビットの2種類の状態値は、ダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHに対応するCSSのリソース位置をそれぞれ指示する。当該別のシグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおける、PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運ぶ。即ち、当該1ビットの2種類の状態値は、ダウンリンクサブフレームにてPDCCHに対応するUESSのリソース位置をそれぞれ指示する。
【0044】
好ましくは、COMPメカニズムまたはMU−MIMOメカニズムを用いる場合、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0045】
TDM ICICメカニズムを用いる場合、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、かつ、前記端末は、被干渉セルに位置する。
【0046】
TDM ICICメカニズムを用いる場合、被干渉ダウンリンクサブフレームについて、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全て当該被干渉ダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームについて、PDCCHのCSSのリソース位置は、当該まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、当該まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームのデータ領域または制御領域にある。かつ、前記端末は、被干渉セルに位置する。
【0047】
本方法において、前記シグナリングは、ブロードキャストする上位層シグナリングまたは端末専属の上位層シグナリング等でもよい。
【0048】
図5に示す本発明に係る物理ダウンリンク制御チャネルブラインド検出方法は、以下のステップ50と、ステップ51とを備える。
【0049】
ステップ50において、端末は、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する。前記基地局が送信したリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域および/またはデータ領域にある。
【0050】
ステップ51において、端末はPDCCHのCSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、PDCCHのUESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行う。即ち、もし、CSSのリソース位置がダウンリンクサブフレームの制御領域にあれば、当該制御領域においてCSSブラインド検出を行う。もし、CSSのリソース位置がダウンリンクサブフレームのデータ領域にあれば、当該データ領域においてCSSブラインド検出を行う。もし、UESSのリソース位置がダウンリンクサブフレームの制御領域にあれば、当該制御領域においてUESSブラインド検出を行う。もし、UESSのリソース位置がダウンリンクサブフレームのデータ領域にあれば、当該データ領域においてUESSブラインド検出を行う。
【0051】
具体的に、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームの制御領域にある。
【0052】
または、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0053】
または、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にある。
【0054】
または、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0055】
ステップ50において、端末は、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信する。その具体的な実現は以下の2種類の態様を用いることができる。
【0056】
第1態様(第1のアプローチ)では、端末は、シグナリングを介して、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する。
【0057】
第2態様(第2のアプローチ)では、端末は、シグナリングを介して、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置情報を受信し、別のシグナリングを介して、基地局が送信したPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する。
【0058】
ステップ51において、端末は、PDCCHのCSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、PDCCHのUESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行う。その具体的な実現は以下の2種類の態様を用いることができる。
【0059】
第1態様(第1のアプローチ)では、端末が、基地局が全ダウンリンクサブフレームに対して送信した1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信する場合、全ダウンリンクサブフレームの当該CSSのリソース位置においてCSSブラインド検出を行い、全ダウンリンクサブフレームの当該UESSのリソース位置にてUESSブラインド検出を行う。
【0060】
第2態様(第2のアプローチ)では、端末が、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれ決定したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する場合、前記予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームにおいて、当該ダウンリンクサブフレームに対応するCSSのリソース位置にてCSSブラインド検出を行い、当該ダウンリンクサブフレームに対応するUESSのリソース位置にてUESSブラインド検出を行う。
【0061】
もちろん、端末は、CSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、UESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行うが、前記2種類の態様に限らない。以下の態様を用いることもできる。
【0062】
端末が、基地局が全ダウンリンクサブフレームに対して決定した1個のPDCCHのCSSのリソース位置、または、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのUESSのリソース位置を受信する場合、端末は、全ダウンリンクサブフレームの上記1個のCSSのリソース位置にてCSSブラインド検出を行う。また、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームにおいて、端末は、当該ダウンリンクサブフレームの決定したUESSリソース位置にてUESSブラインド検出を行う。
【0063】
また、端末が、CSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、UESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行うことは、下記とおりである。
端末が、基地局が全ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのUESSのリソース位置、または、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置を受信する場合、端末は、全ダウンリンクサブフレームの上記1個のUESSのリソース位置にてUESSブラインド検出を行う。予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームにおいて、端末は当該ダウンリンクサブフレームの決定したCSSリソース位置にてCSSブラインド検出を行う。
【0064】
また、端末がCSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、UESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行うことは、下記とおりである。
端末が、基地局が全ダウンリンクサブフレームにて各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置とを受信する状況において、各ダウンリンクサブフレームにおいて、端末は、当該ダウンリンクサブフレームに対して決定したCSSリソース位置にてCSSブラインド検出を行い、当該ダウンリンクサブフレームに対して決定したUESSリソース位置にてUESSブラインド検出を行う。
【0065】
具体的に、端末がシグナリングを介して、基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を受信する場合、当該シグナリングは、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットが運ばれている。
【0066】
または、端末が、シグナリングを介して、基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定したPDCCHのCSSのリソース位置を受信し、別のシグナリングを介して、基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定したPDCCHのUESSのリソース位置を受信する場合、当該シグナリングには、PDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットが運ばれる。当該別のシグナリングには、PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットが運ばれる。
【0067】
または、端末がシグナリングを介して、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれ決定したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を受信する場合、当該シグナリングにおいて予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、ダウンリンクサブフレームにてPDCCHに対応するCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運び。
【0068】
または、端末が、シグナリングを介して、基地局が送信した予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置を受信し、別のシグナリングを介して、基地局が送信した予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのUESSのリソース位置を受信する場合、当該シグナリングには、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットが運ばれ、当該別のシグナリングにおいて予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットが運ばれる。
【0069】
好ましくは、COMPメカニズムまたはMU−MIMOメカニズムを用いる場合、PDCCHのCSSはダウンリンクサブフレームの制御領域に位置し、PDCCHのUESSはダウンリンクサブフレームのデータ領域に位置する。
【0070】
または、TDMセル間干渉協調ICICメカニズムを用いる場合、PDCCHのCSSとUESSは全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域に位置し、かつ、前記端末は、被干渉セルに位置する。
【0071】
または、TDM ICICメカニズムを用いる場合、被干渉ダウンリンクサブフレームについては、PDCCHのCSSとUESSは全て当該被干渉ダウンリンクサブフレームのデータ領域に位置する。まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームについては、PDCCHのCSSは当該まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームの制御領域に位置し、PDCCHのUESSは、当該まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームのデータ領域または制御領域位置に位置し、かつ、前記端末は、被干渉セルに位置する。
【0072】
本方法において、前記シグナリングは、ブロードキャストする上位層シグナリングまたは端末専属の上位層シグナリング等でもよい。
【0073】
本発明において、ダウンリンクサブフレームの制御領域における基地局処理とUE処理はLTE Rel−8基準が求める態様と同じである。即ち、UEが制御領域においてPDCCHのリソース位置を測定しなければならないと通知されると、制御領域にて行うCSSとUESSブラインド検出は、従来の基準態様に基づいて行う。UEは、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にてPDCCH測定をしなければならないリソース位置において、既定の規則に基づき、PRBを一単位としてCSSとUESSブラインド検出を行う。UEが置かれている周波数領域のPRB位置領域等は、基地局により上位層シグナリングを介して、UEに知らせことができる。例えば、UEは、領域にて最小周波数を有するPRBから始め、1PRBを単位としてアグリゲーションレベルが1であるPDCCHを検索し、毎2PRBを単位としてアグリゲーションレベルが2であるPDCCHを検索する。他も同様だと推測できる。
【0074】
基地局側と端末側の全体フローは、以下の通りである。
【0075】
ステップ1において、基地局は、PDCCHのCSSリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定する。前記決定したリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域および/またはデータ領域にある。
【0076】
ステップ2において、基地局は、シグナリングを介して、決定結果を端末へ送信する。
【0077】
ステップ3において、端末は、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する。
【0078】
ステップ4において、端末は、PDCCHのCSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、PDCCHのUESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行う。
【0079】
以下に本発明について詳細を記述する。
【0080】
本発明は、UEが共通検索スペースおよび/またはユーザー専属検索スペースにおけるDCIを正確に受信できるためのUEに対するPDCCH検索スペース設置の方法を提供する。以下、詳細に説明する。
【0081】
基地局は、シグナリングを介して、UEのPDCCHブラインド検出中のCSSとUESSがあるリソース位置をUEに知らせる。
即ち、UEのCSSブラインド検出が、Legacy PDCCH領域もしくはEnhanced PDCCH領域で行うかを設置し、
UEのUESSブラインド検出が、Legacy PDCCH領域もしくはEnhanced PDCCH領域で行うかを設置する。
【0082】
もし、前記2つの設置が互いに独立していれば、以下の数種類の組み合わせが考えられる。
CSSは、Legacy PDCCH領域に位置し、(即ちダウンリンクサブフレームの制御領域)、UESSはLegacy PDCCH領域に位置する;
CSSは、Legacy PDCCH領域に位置し、UESSはEnhanced PDCCH領域に位置する(即ちダウンリンクサブフレームのデータ領域);
CSSは、Enhanced PDCCH領域に位置し、UESSはLegacy PDCCH領域に位置する;
CSSは、Enhanced PDCCH領域に位置し、UESSはEnhanced PDCCH領域に位置する。
【0083】
上記の方法に基づき、具体的なシグナリング通知態様は以下の態様を含むことができる。しかし、これに限らない。
【0084】
単独の上位層シグナリングまたは情報域を用いて、CSSがあるリソース位置(例えば1bitの2種類の状態)を通知し、同時に別の単独の上位層シグナリングまたは情報域を用いて、UESSがあるリソース位置(例えば1bitの2種類の状態)を通知する。
【0085】
または、上位層シグナリングまたは情報域を用いて、同時にCSSおよびUESSがあるリソース位置を通知する。例えば、2bitSの4種類の状態を用いて前記4種類の可能性のある組み合わせを通知する。
【0086】
前記の上位層シグナリングは、ブロードキャストの上位層シグナリング、またはUEに専属する上位層シグナリングでもよい。
【0087】
前記のCSSとUESS設置方法は、設置時間後の全ダウンリンクサブフレームのUEブラインド検出の全てに有効である。つまり、UEが非DRX状態にある場合、各ダウンリンクサブフレームにおいて、全て基地局の構成に基づき、相応するリソース領域にてCSSとUESSのブラインド検出を行う。
【0088】
さらに、設置の柔軟性を高めるため、サブフレームを区別する態様を用いて、UEに各ダウンリンクサブフレームにてCSSおよびUESSをブラインド検出するリソース位置を通知できる。即ち、異なるダウンリンクサブフレームにおいて、UEが異なるリソースにてCSSをブラインド検出することを許可する。さらに、異なるダウンリンクサブフレームにおいて、UEが異なるリソースにてUESSをブラインド検出することを許可する。このような設計において、具体的なシグナリング通知態様は以下の態様を含むことができる。しかしこれに限らない。
【0089】
基地局は、上位層シグナリングのビットマップ(bitmap)を介して、一定時間周期内のダウンリンクサブフレームにおいてCSSがあるリソース位置を通知する。bitmapにおける各bitの2種類の状態は、ダウンリンクサブフレームにおけるUEのCSSブラインド検出に対応するリソース位置を指示する。bitmapのビット長時間周期内ダウンリンクサブフレームの個数に等しい。同時に、基地局は別の上位層シグナリングのbitmapを介して、一定時間周期内のダウンリンクサブフレームにおいてUESSがあるリソース位置を通知する。bitmapにおける各bitの2種類の状態は、ダウンリンクサブフレームにおけるUEのUESSブラインド検出に対応するリソース位置を指示する。bitmapのビット長は、時間周期内ダウンリンクサブフレームの個数に等しい。
【0090】
または、基地局は一定の長さを有する上位層シグナリングを介して、同時に一定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームにおいてUEのCSSブラインド検出およびUESSがそれぞれあるリソース位置を指示する。例えば、時間周期を 10ダウンリンクサブフレームとすれば、各ダウンリンクサブフレームにおいて2bitsの4種類の状態により当該サブフレームにてUEがCSSおよびUESSのブラインド検出を行わなければならない4種類の可能性を指示し、計20bitsのシグナリング長である。
【0091】
上記の方法に基づく具体的応用例は以下の通りである。
【0092】
〈具体例1〉
もしシステムにおいて、RRHに基づくCOMP技術またはMU−MIMO技術等のPDCCH容量への要求がより高い応用を用いれば、Legacy PDCCH領域におけるUEは正確に信号を受信できるため、本技術案を支援するUEのCSSのリソース位置をLegacy PDCCH領域に設置できる。また、UESSのリソース位置を進化PDCCH領域に設置できる。かつ、設置の効力が発生する時間内に全サブフレームは同じ設置を用いる。こうして、進化PDCCH領域内にてスケジューリング公共チャネルの重複送信に必要なDCIが占用する規定外のシステムオーバーヘッドを避け、システムの效率を上げる。
【0093】
〈具体例2〉
もしシステムにおいて、ABS態様に基づくTDM ICICメカニズムを用いて階層ネットワークの干渉回避を支援するならば、被干渉セルにおけるLegacy PDCCHの性能により保証を得られない。しかし、被干渉セルにおいて本方案を支援するUEのCSSおよびUESSのリソース位置を全て進化PDCCH領域に設置できる。かつ、設置の効力が発生する時間内に全サブフレームは同じ設置を用いる。こうして、PDCCHの受信性能を高める。
【0094】
ここで、被干渉セルは被干渉基地局のセルを示す。例えば、マクロ基地局および/またはPico基地局階層ガバレッジのシーンにおいて、マクロ基地局は干渉基地局であり、Pico基地局は被干渉基地局である。マクロ基地局および/またはfemto基地局階層ガバレッジのシーンにおいて、femto基地局は干渉基地局であり、マクロ基地局は被干渉基地局である。
【0095】
〈具体例3〉
もしシステムにおいて、ABS態様に基づくTDM ICICメカニズムを用いて、階層ネットワークの干渉回避を支援すれば、被干渉セルにおいて被干渉サブフレームにおけるLegacy PDCCHの性能により保証を得られない。しかし、被干渉セルにおいて本技術案を支援するUEの被干渉サブフレームにおけるUESSおよびCSSのリソース位置は、全て進化PDCCH領域に設置できる。同時に、前記UEのまだ干渉されていない被干渉サブフレームにおけるCSSのリソース位置をLegacy PDCCH領域に設置でき、UESSのリソース位置を進化、またはLegacy PDCCH領域に設置できる。このように、被干渉セルUEのPDCCH受信性能を保証する基礎の上に、進化PDCCH領域においてスケジューリング公共チャネルの重複送信に必要なDCI占用の規定外システムオーバーヘッドをできる限り減少させ、システムの效率を上げる。
【0096】
ここで、被干渉サブフレームは、非ABSのフレーム番号が対応するサブフレームを示す。まだ干渉されていない被干渉サブフレームは、ABSのフレーム番号が対応するサブフレームを示す。
【0097】
図6は、本発明に係る無線通信システムであり、当該システムは、基地局60と、端末61とを備える。
【0098】
前記基地局60は、物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHの共通検索スペースCSSリソース位置およびPDCCHのユーザー専属検索スペースUESSのリソース位置を決定し、前記リソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置し、シグナリングを介して、決定結果を端末へ送信する。
前記端末61は、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信し、CSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、UESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行う。
【0099】
図7は本発明に係るリソース位置指示装置を示す図であり、当該装置は、
物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHの共通検索スペースCSSリソース位置およびPDCCHのユーザー専属検索スペースUESSのリソース位置を決定し、前記決定したリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域および/またはデータ領域にある、リソース位置決定ユニット70と、
シグナリングを介して、決定結果を端末へ送信する、リソース位置情報送信ユニット71と、
を備える。
【0100】
さらに、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームの制御領域にある。
【0101】
または、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0102】
または、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にある。
【0103】
または、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0104】
さらに、前記リソース位置決定ユニット70は、
全ダウンリンクサブフレームに対して、1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置とを決定する。
または、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定する。
【0105】
さらに、前記リソース位置情報送信ユニット71は、
シグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する。または、
シグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する。
【0106】
さらに、前記リソース位置決定ユニットにて、全ダウンリンクサブフレームに対して、1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置とを決定し、かつ、前記リソース位置情報送信ユニットが、シグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、当該シグナリングにPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを携帯する。
【0107】
または、前記リソース位置決定ユニットにて、全ダウンリンクサブフレームに対して、1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、前記リソース位置情報送信ユニットがシグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、当該シグナリングには、PDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットが運ばれる。当該別のシグナリングには、PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットが運ばれる。
【0108】
または、前記リソース位置決定ユニットにて、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、前記リソース位置情報送信ユニットがシグナリングを介して、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、当該シグナリングは、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットを運び。
【0109】
または、前記リソース位置決定ユニットにて、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して、それぞれPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置を決定し、かつ、前記リソース位置情報送信ユニットが、シグナリングを介して、PDCCHのCSSのリソース位置情報を端末へ送信し、別のシグナリングを介して、PDCCHのUESSのリソース位置情報を端末へ送信する場合、当該シグナリングは、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び。当該別のシグナリングは、予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームごとに、ダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び。
【0110】
さらに、多地点協調送受信COMPメカニズムまたはマルチユーザー多入力多出力MU−MIMOメカニズムを用いる場合、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0111】
または、時分割多重TDMセル間干渉協調ICICメカニズムを用いる場合、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。かつ、前記端末は、被干渉セルに位置する。
【0112】
または、TDM ICICメカニズムを用いる場合、被干渉ダウンリンクサブフレームについて、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全て当該被干渉ダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームについて、PDCCHのCSSのリソース位置は、当該まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームの制御領域に位置する。PDCCHのUESSのリソース位置は、当該まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームのデータ領域または制御領域にある。かつ、前記端末は、被干渉セルに位置する。
【0113】
さらに、前記シグナリングは、ブロードキャストする上位層シグナリングまたは端末専属の上位層シグナリングである。
【0114】
図8は本発明に係る実物理ダウンリンク制御チャネルブラインド検出装置を示す図であり、当該装置は、リソース位置情報受信ユニット80と、チャネルブラインド検出ユニット81とを備える。
【0115】
前記リソース位置情報受信ユニット80は、基地局が送信した物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHの共通検索スペースCSSのリソース位置およびPDCCHのユーザー専属検索スペースUESSのリソース位置情報を受信し、前記PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域および/またはデータ領域にある。
前記チャネルブラインド検出ユニット81は、CSSのリソース位置に基づき、PDCCHのCSSブラインド検出を行い、UESSのリソース位置に基づき、PDCCHのUESSブラインド検出を行う。
【0116】
さらに、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームの制御領域にある。
【0117】
または、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0118】
または、PDCCHのCSSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームのデータ領域にあり、PDCCHのUESSのリソース位置は、ダウンリンクサブフレームの制御領域にある。
【0119】
または、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置は、全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域にある。
【0120】
さらに、前記チャネルブラインド検出ユニット81は、
基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定した1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信する場合、全ダウンリンクサブフレームの上記1個のCSSのリソース位置にてCSSブラインド検出を行い、全ダウンリンクサブフレームの上記のUESSのリソース位置にてUESSブラインド検出を行う。
または、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信する場合、前記予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームおいて、各自のダウンリンクサブフレームに対応するCSSのリソース位置にてCSSブラインド検出を行い、各自のダウンリンクサブフレームに対応するUESSのリソース位置にてUESSブラインド検出を行う。
【0121】
さらに、前記リソース位置情報受信ユニット80は、
シグナリングを介して、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信し、
または、シグナリングを介して、基地局が送信したPDCCHのCSSのリソース位置情報を受信し、別のシグナリングを介して、基地局が送信したPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する。
【0122】
さらに、前記リソース位置情報受信ユニットが、シグナリングを介して、基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定した1個のPDCCHのCSSのリソース位置と1個のPDCCHのUESSのリソース位置情報とを受信する場合、当該シグナリングには、PDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットが運ばれる。
【0123】
または、前記リソース位置情報受信ユニットが、シグナリングを介して、基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定した1個のPDCCHのCSSのリソース位置情報を受信し、別のシグナリングを介して、基地局が送信した全ダウンリンクサブフレームに対して決定した1個のPDCCHのUESSのリソース位置を受信する情報を受信する場合、当該シグナリングには、PDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットが運ばれる。当該別のシグナリングには、PDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットが運ばれる。
【0124】
または、前記リソース位置情報受信ユニットが、シグナリングを介して、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置とPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する場合、当該シグナリングには、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を共同指示する2ビットが運ばれる。
【0125】
または、前記リソース位置情報受信ユニットが、シグナリングを介して、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのCSSのリソース位置情報を受信し、別のシグナリングを介して、基地局が予定時間周期内の各ダウンリンクサブフレームに対して決定したそれぞれのPDCCHのUESSのリソース位置情報を受信する場合、当該シグナリングには、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、各自のダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのCSSのリソース位置を単独指示する1ビットが運ばれる。当該別のシグナリングには、予定時間周期内のダウンリンクサブフレームごとに、ダウンリンクサブフレームにおけるPDCCHのUESSのリソース位置を単独指示する1ビットを運び。
【0126】
さらに、多地点協調送受信COMPメカニズムまたはマルチユーザー多入力多出力MU−MIMOメカニズムを用いる場合、PDCCHのCSSはダウンリンクサブフレームの制御領域に位置し、PDCCHのUESSはダウンリンクサブフレームのデータ領域に位置する。
【0127】
または、時分割多重TDMセル間干渉協調ICICメカニズムを用いる場合、PDCCHのCSSとUESS全てのダウンリンクサブフレームのデータ領域に位置し、かつ、前記端末は、被干渉セルに位置する。
【0128】
または、TDM ICICメカニズムを用いる場合、被干渉ダウンリンクサブフレームについて、PDCCHのCSSとUESSは全て当該被干渉ダウンリンクサブフレームのデータ領域に位置する。まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームについて、PDCCHのCSSは当該まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームの制御領域に位置し、PDCCHのUESSは当該まだ干渉されていない被干渉ダウンリンクサブフレームのデータ領域または制御領域位置に位置し、かつ、前記端末は、被干渉セルに位置する。
【0129】
さらに,前記シグナリングは、ブロードキャストする上位層シグナリングまたは端末専属の上位層シグナリングである。
【0130】
総じて、本発明の有益な効果は下記とおりである。
本発明に係る実施形態によれば、基地局は、PDCCHのCSSとUESSがダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域に位置するという情報を端末へ送信し、端末にPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を獲得させる。
本発明に係る実施形態によれば、端末は、基地局が送信したPDCCHのCSSとUESS位置するダウンリンクサブフレームの制御領域またはデータ領域の情報を受信し、受信した情報に基づき、相応するリソース位置においてPDCCHのCSSブラインド検出とUESSブラインド検出を行う。
これにより、端末がPDCCHのCSSとUESSのリソース位置を獲得できないためにPDCCHを正確に受信できないという問題を解決できる。
【0131】
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフロー図および/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム指令によって、フロー図および/またはブロック図における各フローおよび/またはブロックと、フロー図および/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム指令を実行し、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0132】
これらのコンピュータプログラム指令は又、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定態様で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、指令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の指令を実行でき、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0133】
これらコンピュータプログラム指令はさらに、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム指令が実装されたコンピュータ或いは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を実現し、コンピュータ或いは他のプログラム可能な設備において実行される指令によって、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
【0134】
上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【0135】
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8