(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の全体構成の一例を示す図である。
【0010】
情報処理システム1は、情報処理サーバ10と、端末20とを有する。情報処理サーバ10と端末20とは、ネットワーク30を介して接続される。ネットワーク30は、有線のネットワークと、無線のネットワークとを含んでもよい。端末20は、スマートフォン、タブレット端末、及びノートPC、ウェアラブルデバイス等である。端末20にはSNS(Social Network Service)のアプリケーションがインストールされており、かかるアプリケーション上に、端末20のユーザにより提供される情報40(以下、ユーザ提供情報40)、及び広告50等が表示される。ユーザに関連するユーザ提供情報40とは、SNS上で端末20のユーザと関連付けられている他のユーザの情報、端末20のユーザ及び他のユーザのSNS上に投稿されたメッセージ、及び他のユーザから端末20のユーザ向けのメッセージ等である。
【0011】
ユーザ提供情報40は、時系列に沿って表示される。例えば、ユーザのトップ画面に表示されるユーザ提供情報40は、端末20の画面の上から下に、新しいユーザ提供情報40から順に表示される。また、メッセージ画面に表示されるユーザ提供情報40は、新しいユーザ提供情報40が画面の下に追加されて、端末20の画面に表示される。
【0012】
情報処理サーバ10は、端末20のユーザに関連するユーザ提供情報40及び広告50を、端末20に送信する。情報処理サーバ10は、時系列に沿って表示されるユーザ提供情報40の間に広告50を表示することを指示する。かかる指示には、広告50の表示位置を含む。
【0013】
端末20は、SNSのアプリケーションを起動し、受信したユーザ提供情報40及び広告50を表示する。端末20は、ユーザからのユーザ提供情報40、及び広告50に対するユーザの操作に従って、ユーザ提供情報40及び広告50に関する処理を実行する。
【0014】
ユーザから広告50を選択する操作を受け付けた場合、端末20は、かかる操作に関する情報(操作情報)を情報処理サーバ10に通知する。また、ユーザが、所定の期間、広告50の表示された画面の表示を維持している場合、つまり、画面のスクロール操作等により広告50を非表示としない場合、端末20は、かかるユーザの操作に関する情報(操作情報)を、情報処理サーバ10に通知する。情報処理サーバ10は、通知されたユーザの操作情報を記憶する。なお、非表示としない所定の期間は任意に設定可能であり、1秒、10秒、30秒、又は1分等の比較的短い期間が設定される。
【0015】
情報処理サーバ10は、ユーザの操作と、現在の広告50の表示位置とに基づいて、広告50の表示位置を更新する。
【0016】
図2は、第1の実施形態に係る端末20の表示の一例を示す図である。情報処理サーバ10からM画面分(Mは自然数)のユーザ提供情報40及び広告50を受信すると、端末20は、情報処理サーバ10に指示された順番に従って、ユーザ提供情報40と、広告50とを表示する。端末20には、1画面目に表示するように設定されているユーザ提供情報40と広告50とが表示される。端末20のユーザから2画面目以降を表示する指示を受けると、端末20は2画面目以降を表示する。端末20のユーザからM+1画面目以降の表示の指示を受け付けると、端末20は、情報処理サーバ10にM+1画面目以降に表示するユーザ提供情報40と広告50とを送信するように要求する。また、端末20は、端末20のユーザからスクロール等の操作を受け付け、画面の表示をずらすことも可能である。例えば、位置番号1から5のユーザ提供情報40および広告50が表示されている場合、端末20は、ユーザのスクロール等の操作を受けて、位置番号2から6のユーザ提供情報40が表示されるように表示を変更してもよい。
【0017】
情報処理サーバ10は、端末の操作情報等を基に広告50の表示位置を決定し、端末20に広告50の表示を指示する。
【0018】
例えば、
図2の(1)は、情報処理サーバ10が、位置番号2、5、N+2、及びN+4等に広告50を表示するように指示した場合の表示順番を示している。
【0019】
表示順番は、情報処理サーバ10が、情報処理サーバ10の管理者の指示を受け、或いは所定の条件に従って更新する。例えば、
図2の(2)に示すように、広告50の表示位置が変更されてもよい。
図2の(2)の場合、位置番号1、3、N、及びN+3等に広告50が表示される。
【0020】
また、
図2の(3)のように、情報処理サーバ10は、1画面目の表示に広告50が表示されないように表示順番を決定してもよい。例えば、情報処理サーバ10は、広告50を選択する確率が低いユーザの端末20に対しては、新しいユーザの情報40の周辺に広告50を表示しないように表示順番を決定する。
【0021】
<ハードウェア構成>
次に情報処理サーバ10のハードウェア構成について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る情報処理サーバ10のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0022】
情報処理サーバ10は、一般的なコンピュータ300の構成有している。コンピュータ300は、例えば、CPU301、RAM302、ROM303、ストレージ装置304、入力装置305、表示装置306、通信I/F(Interface)307、外部I/F308、及びバス309等を有する。
【0023】
CPU301は、ROM303やストレージ装置304等のメモリからプログラムやデータをRAM302上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ300の制御や機能を実現する演算装置である。ROM303は、コンピュータ300の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS(Operating System)の設定、及び各種設定等のプログラムやデータが格納されている。RAM302は、プログラムやデータを一時保持する揮発性のメモリである。ストレージ装置304は、プログラムやデータを格納している大容量の記憶装置である。
【0024】
入力装置305は、例えばキーボードやマウス等であり、ユーザが各種操作信号を入力するのに用いられる。表示装置306は、例えばディスプレイ等であり、コンピュータ300による処理結果を表示する。なお、入力装置305及び/又は表示装置306は、必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
【0025】
通信I/F307は、コンピュータ300をネットワーク30に接続するためのインタフェースである。外部I/F308は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、外部記憶媒体308a等がある。これにより、コンピュータ300は外部I/F308を介して外部記憶媒体308aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。外部記憶媒体23aには例えば、各種の光学ディスクや、各種のメモリカード等が含まれる。
【0026】
CPU301が、ROM303等に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、後述する情報処理サーバ10の各機能を実現する。
【0027】
<機能構成>
図4を用いて、第1の実施形態に係る情報処理サーバ10、及び端末20の機能構成について説明する。
図4は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の機能構成の一例を示す図である。
【0028】
(1)情報処理サーバ
情報処理サーバ10は、制御部110、通信部120、情報記憶部130、及び入出力部140とを有する。情報処理サーバ10の各機能は以下のように連携する。
【0029】
制御部110は、ユーザ提供情報を時系列に沿って表示させると共に、かかるユーザ提供情報40の間の所定の表示位置に、広告50の各々を表示させるように端末20を制御する。通信部120は、広告50の各々に対する端末20のユーザの操作情報を、端末20から取得する。制御部110は、広告50の各々の現在の表示位置、及びユーザの操作情報を基に、広告50の各々の表示位置を更新する。
【0030】
情報記憶部130は、ユーザの操作情報等について記憶し、制御部110は、情報記憶部130で記憶されている端末20の操作情報を参照してもよい。具体的には、各機能は以下の機能を有する。
【0031】
制御部110は、通信部120を介して、端末20のアプリケーションを制御する信号を送信する。制御部110は、端末20のアプリケーションに、端末20のユーザに関連するユーザ提供情報40と広告50とを送信し、ユーザ提供情報40を時系列に沿って表示することを指示する。かかる指示には、広告50の表示位置を含む。
【0032】
例えば、制御部110が、
図2の(1)に示す表示をするように、端末20に指示する場合、制御部110は、広告50を位置番号2、位置番号5、位置番号N+2、及び位置番号N+4等の位置に広告50を表示することを、端末20に指示する(Nは自然数)。制御部110は、指示に含む端末20のユーザのユーザ提供情報40、及び広告50を情報記憶部130から取得する。制御部110は、広告50の表示される位置を変更可能である。例えば、制御部110は、広告50の操作率等を基に、広告50の表示される位置を変更してもよい。制御部110は、広告50の操作率が低いユーザに対しては、新しいユーザ提供情報40の近くに広告50を表示しない、広告50の操作率が高いユーザに対しては、新しいユーザ提供情報40の近くに広告50を表示するといった制御をしてもよい。
【0033】
端末20の1画面に表示可能な、ユーザ提供情報40の数と広告50の数の合計値は所定の数に制限される。所定の数は、端末20の画面のサイズに基づいて決定される。このため、広告50の表示位置を決定するときに、制御部110は、広告50が表示される画面の順番を考慮して、広告50の表示位置、及び表示する広告50の内容を決定してもよい。
【0034】
最初の画面に表示される広告50は、端末20のユーザに認識される可能性が高いが、2画面目以降に表示される広告50は、端末20のユーザに認識される可能性が徐々に低くなる。このため、情報処理サーバ10は、重要な広告50ほど、最初の方の画面に表示することが好ましい。ここで、重要な広告50とは、例えば、端末20のユーザの関心がある可能性が高い広告、及び単価の高い広告等である。
【0035】
制御部110は、所定の期間に取得したユーザの操作情報に基づいて、広告50の表示位置を更新する。所定の期間とは、情報処理サーバ10の管理者により設定される期間であり、例えば1日、1週間等の単位で設定される。所定の期間は、広告50の有効期限を基に決定されてもよい。
【0036】
また、ユーザの操作情報とは、端末20のユーザが広告50に所定の操作を行ったことを示す情報を含む。所定の操作とは、例えば、端末20がユーザの広告50を選択する操作を受け付けたこと、及び端末20がユーザの広告50をスクロール等の操作により非表示にせず、一定の期間(例えば、30秒、1分等)、端末20の表示を維持させたこと等である。
【0037】
所定期間のユーザの操作情報は、情報記憶部130に記憶される。制御部110は、情報記憶部130に記憶されている情報を参照して、広告50の表示位置を更新する。
【0038】
制御部110は、広告50の表示位置と、各々の表示位置に表示される広告50の識別子、及び広告50の分野を情報記憶部130に記憶させ、これらの情報を参照して、広告50の表示位置を更新する。広告50の識別子は、広告50を一意に特定するための情報要素であり、形式等に特に限定はない。広告50の分野は、例えば、「映画」、「メンズファッション」、「レディースファッション」、「書籍」及び「グルメ」等が設定される。広告50の識別子、広告50の分野、及びユーザの操作を関連付けて情報記憶部130に記憶させることにより、制御部110は、広告50の内容、及び/又は広告50の分野に対するユーザの操作の傾向に基づいて、広告50の表示位置を更新することができる。
【0039】
通信部120は、端末20との間で信号の送受信を行う。通信部120は、制御部110の指示を受けて、端末20のユーザに関連するユーザ提供情報40、広告50、及び広告50の表示位置を、端末20に通知する。また、端末20から広告50に対するユーザの操作情報を受信し、情報記憶部130に通知する。情報記憶部130は、通知されたユーザの操作情報を記憶する。
【0040】
情報記憶部130は、ユーザ毎に関連するユーザ提供情報40、表示させる広告50、及び制御部110により決定された広告50の表示位置を記憶する。情報記憶部130は、ユーザ毎に関連するユーザ提供情報40、及び表示させる広告50等を、情報処理システム1内の他のサーバから取得し、記憶してもよい。
【0041】
また、情報記憶部130は、表示させた広告50に対するユーザの操作情報を記憶する。
図5は、第1の実施形態に係る情報記憶部130で記憶する広告50とユーザの操作率との関係の一例を示す図である。
図5は、2015年8月1日から2015年8月7日までの間にユーザ#Aの端末20に表示させた広告50とユーザの操作率とを表している。
【0042】
「位置番号」は、広告50の表示位置を表す情報要素である。「表示画面」は、表示される画面の順番を表す情報要素である。「分野」は、広告50の分野を示す情報要素である。「広告ID」は、広告50の識別子である。広告IDによりユーザの端末20に表示されている広告50を特定できる。「操作率」は、広告50を表示した回数とユーザの所定の操作を実行した回数との比率を表す情報要素である。例えば、広告50#Aが端末20に10回表示され、端末20のユーザから3回選択された旨の通知を、情報処理サーバ10が受信した場合、「操作率」は、30%となる。「操作率」はユーザの操作の種類毎に設けられてもよい。例えば、情報記憶部130は、広告50が選択された比率、及び広告50の表示が所定期間維持された比率をそれぞれ記憶してもよい。
【0043】
図5のテーブル中の「NA」はユーザ提供情報40の表示位置のため情報記憶部130が記憶する対象ではないことを示している。
【0044】
情報記憶部130は、所定の期間毎に
図5に示す表示させた広告50に対するユーザの操作率を計算し、計算の結果を記憶する。制御部110は、所定の期間の操作率、及び/又は操作率の傾向から、広告50や広告50の分野の表示させる順番、及び表示させる頻度等を更新する。
【0045】
入出力部140は、情報処理サーバ10の管理者から各種入力を受け付ける。また、情報処理サーバ10の状態を表示する。
【0046】
(2)端末
端末20は、通信部210、制御部220、情報記憶部230、表示部240、及び入力部250を有する。
【0047】
通信部210は、情報処理サーバ10との間で信号の送受信を行う。例えば、通信部210は、端末20のユーザのユーザ提供情報40、広告50、及び広告50の表示位置に関する指示等を受信する。また、通信部210は、制御部220からの指示を受けて、広告50に対するユーザの操作情報を、情報処理サーバ10に通知する。
【0048】
制御部220は、端末20の各機能に対する制御を行う。また、制御部220は、端末20上で動作するアプリケーションに対する制御を行う。通信部210が端末20のユーザのユーザ提供情報40、広告50、及び広告50の表示位置に関する指示等を受信すると、制御部220は、アプリケーションを制御し、表示部240にユーザ提供情報40、及び広告50を表示させる。制御部220の処理により、広告50は、情報処理サーバ10の指示により指定された表示位置に表示される。
【0049】
制御部220は、広告50に対するユーザの所定の操作が実行されたことを、入力部250及び表示部240から取得する。制御部220は、実行された所定の操作を含む操作情報を、通信部210を介して、情報処理サーバ10に通知する。通知される操作情報は、ユーザの所定の操作が実行される度に送信されてもよい。また、通知される操作情報は、所定の期間毎に、まとめて送信されてもよい。所定の期間毎に送信される場合、かかる通知は、所定の期間内のユーザの所定の操作の実行に関する情報を含む。
【0050】
情報記憶部230は、情報処理サーバ10から受信した端末20のユーザのユーザ提供情報40、広告50、及び広告50の表示位置に関する指示等を記憶する。また、情報記憶部230は、表示部240及び入力部250からユーザの操作を取得し記憶する。制御部220からの要求に応じて、情報記憶部230は、記憶している各種情報を制御部220に通知する。
【0051】
表示部240は、情報処理サーバ10から受信した端末20のユーザのユーザ提供情報40、及び広告50を、制御部220の指示に従って表示する。
【0052】
表示部240は、入力部250から端末20のユーザから受け付けた操作に関する通知を受け、かかる操作に応じて、表示を変更する。例えば、入力部250が広告50の選択の操作を受け付けた場合、表示部240は、広告50を表示させる。また、例えば、スクロールの操作を受け付けた場合、表示部240は、画面をスクロールさせる。
【0053】
表示部240は、広告50が表示された画面が所定の期間、スクロール等により非表示にされない場合、情報記憶部230に、その旨を通知する。
【0054】
入力部250は、端末20のユーザから端末20に対する各種入力を受け付ける。入力部250は、表示部240に表示されている広告50に対するユーザの選択操作、広告50の表示を所定の時間以上維持する操作、及び非表示とする操作等を受け付ける。入力部250は、受け付けたユーザの操作を情報記憶部230に通知する。
【0055】
<制御部による広告の表示位置の更新の判断>
図6を用いて、制御部110による広告50の表示位置の更新の判断について説明する。
図6は、第1の実施形態に係る広告50の表示位置の更新の判断の一例を示す図である。
【0056】
図6は、情報記憶部130が1週間毎に広告50に対するユーザの操作率を記憶したテーブルを示している。
図6のテーブルの形式は、
図5のテーブルと同様である。
【0057】
図6の(1)と(2)から、位置番号2に表示されている分野「映画」の広告50「XXX」の操作率が50%から40%に低下し、位置番号4に表示されている分野「映画」の広告50「YYY」の操作率が40%から50%に上昇していることが分かる。このため、制御部110は、
図6の(3)に示すように広告50「YYY」の表示位置をよりユーザの注意を惹きやすい位置番号2に変更し、広告50「XXX」の表示位置を位置番号4に変更してもよい。これにより同一の分野内で表示される広告50の位置を更新することができる。つまり、制御部110は、操作率が高い又は上昇傾向にある広告50の表示位置が、操作率が低い又は下降傾向にある広告50の表示位置よりも、新しいユーザ提供情報40の表示位置に近づくように、広告50の各々の表示位置を更新してもよい。また、複数の広告50の操作率が略同じ場合、例えば、操作率の差が5%以内の場合、制御部110は、かかる複数の広告50の表示位置が交互に変更されるように制御してもよい。
【0058】
同じ分野の広告50の操作率を比較する場合について説明したが、制御部110は、異なる分野の広告の間で操作率を比較し、操作率が高い又は上昇傾向にある広告50の表示位置が、操作率が低い又は下降傾向にある広告50の表示位置よりも、新しいユーザ提供情報40に近づくように表示位置を更新してもよい。
【0059】
また、
図6の(1)と(4)から、位置番号2に表示されている分野「映画」の広告50「XXX」の操作率が50%から20%に低下し、位置番号4に表示されている分野「映画」の広告50「YYY」の操作率が40%から20%に低下し、分野「メンズファッション」の広告50「ZZZ」の操作率が20%から30%の上昇していることが分かる。このため、制御部110は、
図6の(5)に示すように広告50「ZZZ」の表示位置をよりユーザの注意を惹きやすい位置番号2に変更し、広告50「XXX」の表示位置を位置番号4に、広告50「YYY」の表示位置を位置番号6に変更してもよい。つまり、制御部110は、広告50の分野毎に操作率を計算し、操作率が高い又は上昇傾向にある分野の広告50が、操作率が低い又は下降傾向にある分野の広告よりも、新しいユーザ提供情報40の表示位置に近づくように、広告50の各々の表示位置を更新してもよい。
【0060】
また、広告効果を高めるため、操作率が高い広告50は、新しいユーザ提供情報40と同じ表示画面、例えば、最新のユーザ提供情報40に表示されることが好ましい。制御部110は、操作率が、最も大きい広告50からN番目(Nは自然数)に大きい広告50の表示位置と、最新のユーザ提供情報40の表示位置とが、端末20の同一の画面に表示されるように、広告50の各々の表示位置を更新することが好ましい。端末20がスマートフォンの場合、画面のサイズがPC等と比較して小さいため、最新のユーザ提供情報40と同一の画面に表示される広告50の数は2乃至3程度が好ましい。つまり、Nは2乃至3程度に設定されることが想定される。
【0061】
上述した説明では、一部の広告50の表示位置を個別に変更する場合について説明したが、操作率の傾向を基に、全ての広告50の表示位置を更新してもよい。
【0062】
例えば、上昇傾向にある分野の広告50がより端末20に表示され易くなるように、制御部110は、かかる分野の広告50に対して小さい位置番号を割り当ててもよい。例えば、操作率が低下傾向にあるにも関わらず小さい位置番号が割り当てられている分野「映画」と、操作率が上昇傾向にあるにも関わらず大きい位置番号が割り当てられている分野「メンズファッション」の表示位置を入れ替えてもよい。
【0063】
また、操作率が所定の期待値を下回る広告50について、制御部110は新たな広告50と入れ替えてもよい。広告50を入れ替えるときに、分野全体の操作率が低下している場合には、別の分野の広告50を新たな広告50としてもよい。広告50を入れ替えるときに、分野全体の操作率が維持、又は増加傾向にある場合には、同一の分野の広告50を新たな広告50としてもよい。
【0064】
また、広告の表示位置を更新するときに、制御部110は、更新される表示順番における広告の表示位置を変更する決定をしてもよい。例えば、
図6では広告の表示位置が、位置番号2、4、6、8、N+1、及びN+3等となっているが、制御部110は、表示位置を位置番号1、3、N、及びN+3等に変更してもよい。例えば、広告50の操作率が全体的に高い、又は上昇傾向のユーザに対しては、制御部110は、広告50の表示位置を全体的に、新しいユーザ提供情報40に近づけるように表示順番を更新する。
【0065】
なお、所定の期待値は、位置番号毎、又は表示画面の番号毎に定められてもよい。位置番号、表示画面の番号が小さい程、所定の期待値は大きくなる。例えば位置番号1の広告50に対しては操作率を50%、位置番号10の広告50に対しては操作率を10%等に設定してもよい。位置番号、表示画面の番号が小さい程、端末20のユーザの注意を惹きやすいため、所定の期待値は大きい値が設定される。
【0066】
図6の例では、所定の期間を1週間とし、1週間毎の操作率の傾向から、制御部110が広告50の表示位置を更新する動作について説明したが、制御部110は、広告50の表示位置の更新を任意のタイミングで実行することができる。例えば、制御部110は、端末20に表示されている広告50の有効期限が切れたことをトリガに広告50の表示位置を更新する動作を開始してもよい。また、第1の広告50と第2の広告50の操作率が逆転したことをトリガとして、制御部110は、広告50の表示位置を更新する動作を開始してもよい。
【0067】
<動作手順>
(1)動作シーケンス
図7を用いて第1の実施形態に係る情報処理サーバ10と端末20との間の動作シーケンスを説明する。
図7は、第1の実施形態に係る情報処理サーバ10と端末20との間の動作シーケンスの一例である。
【0068】
ステップS701で、端末20の通信部210は、情報処理サーバ10に端末20のユーザのIDを送信する。ここで、ユーザのIDは情報処理サーバ10が、ユーザを一意に特定できればよく形式等に特に限定はない。例えば、電話番号、SNSサービスの提供者により割当てられたユーザのID等が用いられる。
【0069】
ステップS702で、情報処理サーバ10の通信部120が、端末20から端末20のユーザのIDを取得すると、制御部110は、端末20に表示する広告50の表示位置を決定するための動作を開始する。制御部110は、取得したユーザのIDを基に、情報記憶部130を参照し、ユーザに表示している広告50、及びかかる広告50に対する「ユーザの操作情報」を確認する。「ユーザの操作情報」等が情報記憶部130に記憶されていない場合、制御部110は、広告50の表示位置の初期設定を行う。初期設定の際には、制御部110は、ユーザのプロフィール、及びユーザと関連付けられている記憶されている他のユーザに表示されている広告50を基に、広告50の表示位置の初期設定を行ってもよい。
【0070】
ステップS703で、制御部110は、通信部120を介して、初期の広告50の表示位置を、端末20に通知する。かかる通知には表示する広告50が含まれてもよい。また、かかる通知は、端末20のユーザに関連するユーザ提供情報40、及び広告50と共に送信されてもよい。
【0071】
ステップS704で、端末20の通信部210は、初期の広告50の表示位置等を受信する。制御部220は、通知された初期の広告50の表示位置に広告50が表示されるよう、表示部240に指示する。受信した初期の広告50の表示位置等は、情報記憶部230に記憶される。
【0072】
ステップS705で、端末20の表示部240及び/又は入力部250は、広告50へのユーザの操作を情報記憶部230に通知する。情報記憶部230は、通知されたユーザの操作を記憶する。通信部210は、制御部220の指示に従って、記憶されたユーザの操作を含む操作情報を、情報処理サーバ10に通知する。
【0073】
ステップS706で、情報処理サーバ10の通信部120が通知を受信すると、情報記憶部130は通知されたユーザの操作情報を記憶する。また、制御部110は、通知されたユーザの操作情報と現在の広告50の表示位置とを基に、広告50の表示位置を更新する。
【0074】
ステップS707で、情報処理サーバ10の通信部120は、更新された広告50の表示位置を、端末20に通知する。
【0075】
(2)フローチャート
図8を用いて第1の実施形態に係る情報処理サーバ10のフローチャートを説明する。
図8は、第1の実施形態に係る情報処理サーバ10の動作を示すフローチャートの一例である。
【0076】
ステップS801で、情報処理サーバ10の通信部120が端末20のユーザのIDを受信する。
【0077】
ステップS802で、制御部110は、情報記憶部130を参照し、端末20のユーザの広告50に対する「ユーザの操作情報」を記憶しているか否かを判断する。「ユーザの操作情報」が記憶されている場合(ステップS802 YES)、ステップS805に進む。一方、「ユーザの操作情報」が記憶されていない場合(ステップS802 NO)、ステップS803に進む。
【0078】
ステップS803で、制御部110は、広告50の表示位置の初期設定を行い、初期の広告50の表示位置を決定する。
【0079】
ステップS804で、通信部120は、制御部110により決定された初期の広告50の表示位置を端末20に通知する。ステップS804が実行されると、本フローチャートに関する処理は終了する。
【0080】
ステップS805で、制御部110は、広告50の表示位置を更新するタイミングか否かを判断する。更新するタイミングは、ユーザ毎に設定可能な所定の期間が経過したタイミング、及び広告50の表示期間が終了したタイミング等である。更新するタイミングの場合(ステップS805 YES)、ステップS806に進む。一方、更新するタイミングでない場合(ステップS806 NO)、本フローチャートに関する処理は終了する。
【0081】
ステップS806で、制御部110は、情報記憶部130で記憶している現在の広告50の表示位置、及び各広告50に対するユーザの操作を基に、広告50の表示位置を更新する。
【0082】
ステップS807で、通信部120は、更新された広告50の表示位置を、ユーザの端末20に通知する。ステップS807が実行されると、本フローチャートに関する処理は終了する。
【0083】
<端末の表示>
図9及び
図10を用いて、端末20の画面における広告50の表示例について説明する。
【0084】
図9は、第1の実施形態に係る端末20の表示画面の一例(その1)を示す図である。
【0085】
図9は、端末20のユーザ、及びかかるユーザに関連する他のユーザのSNS上の投稿が、時系列に沿って表示される画面の一例を示している。かかる画面はタイムライン画面と呼ばれる場合もある。投稿の欄には、テキスト、静止画、又は動画等が表示される。
【0086】
時系列に沿って、画面上方に新しい投稿が表示され、画面の下方に古い投稿が表示される。
図9の(1)の画面上で、ユーザ提供情報40Aが最も新しい投稿であり、ユーザ提供情報40Dが最も古い投稿である。広告50には、非表示ボタン51が設けられており、非表示ボタンが選択されると、広告50は非表示となる。
【0087】
新たな投稿がされた場合、
図9(2)に示すように、表示されているユーザ提供情報40、及び広告50が1つずつ下にずれ、最下部に表示されていたユーザ提供情報40Dが非表示となる。また、
図9(3)に示すように、広告50の表示位置は固定され、ユーザ提供情報40のみが1つずつ下にずれてもよい。
【0088】
図10は、第1の実施形態に係る端末20の表示画面の一例(その2)を示す図である。
図10は、端末20のユーザと、ユーザに関連する他のユーザとの間でテキスト60や、イラスト70等を用いてメッセージの交換であるチャットサービスが実行されるときに、広告50を表示する例を示している。ここで、テキスト60や、イラスト70はユーザ提供情報40の一例であり、この場合、情報処理サーバ10の制御部110は、テキスト60及びイラスト70の間に広告50の表示位置を決定し、端末20に通知する。
【0089】
図10の例では、イラスト70Aとテキスト60との間に広告50が表示される。広告50には、非表示ボタン51が設けられている。この場合、時系列に沿って、画面下方に新しい投稿が表示され、画面の情報に古い投稿が表示される。
図9の場合と同様に、新たなメッセージが交換された場合、
図10(2)に示すように、表示されているイラスト70、テキスト60、及び広告50は1つずつ上にずれ、最上部に表示されていたテキスト60Aは画面から非表示となる。また、
図10(3)に示すように広告50の表示位置は固定されてもよい。
【0090】
<その他>
上述した実施形態では、情報処理サーバ10の指示に従って、時系列に沿って表示されるユーザ提供情報40の間に広告50を表示する例について説明した。この広告50の表示方法に加えて、アプリケーション内のメニュー間を遷移するときに、広告50を表示し、かかる広告50の表示に対するユーザの操作を基に、メニュー間の遷移時に、遷移先の画面における広告50の表示位置、及び表示内容等を、情報処理サーバ10が決定してもよい。
【0091】
情報処理サーバ10は、情報処理装置の一例である。情報処理サーバ10の各機能が別のハードウェア上に実装されてもよい。この場合、別のハードウェア上に実装された各機能が連携することにより情報処理サーバ10の機能を実現する。例えば、情報処理サーバ10は、他の装置に実装されている情報記憶部130から情報を取得して、上述した動作を実現してもよい。
【0092】
上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、情報処理サーバ10に供給してもよい。この場合、ユーザにより提供される情報と、広告とを端末に表示させる制御方法を、コンピュータに実行させるプログラムであって、前記情報を時系列に沿って表示させると共に、前記情報の間の所定の表示位置に、前記広告を表示させるように前記端末を制御するステップと、前記広告に対する前記端末のユーザの操作情報を、前記端末から取得するステップと、前記広告の現在の表示位置、及び前記ユーザの操作情報を基に、前記広告の表示位置を更新するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムを記憶媒体に記憶する。そして、情報処理サーバ10が、かかる記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、上述の実施形態が、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになる。
【0093】
また、コンピュータ装置が読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に従って、コンピュータ装置上で動作しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部または全部を行ってもよい。さらに、その処理によって前述した実施形態の機能が実現されてもよいことは言うまでもない。
【0094】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【解決手段】ユーザにより提供される情報と、広告とを端末に表示させる情報処理装置であって、前記情報を時系列に沿って表示させると共に、前記情報の間の所定の表示位置に、前記広告を表示させるように前記端末を制御する制御部と、前記広告に対する前記端末のユーザの操作情報を、前記端末から取得する取得部と、を有し、前記制御部は、前記広告の現在の表示位置、及び前記ユーザの操作情報を基に、前記広告の表示位置を更新すること、を特徴とする情報処理装置、が提供される。