【実施例】
【0026】
−実施例1−
図1の(a)は、実施例1に係る2芯コンタクトプローブ11を示す左側面図である。
図1の(b)は同正面図である。
図1の(c)は右同側面図である。
この2芯コンタクトプローブ11は、第1コンタクトピン11aと第2コンタクトピン11bとを平行に且つ被覆3を介して一体化したものである。
各コンタクトピン11a,11bの各先端部には、各コンタクトピン11a,11bの各軸線Ax,Bxと傾斜して交差する各傾斜面4a,4bがそれらの頂部を最近接する向きにそれぞれ形成されている。
各コンタクトピン11a,11bの各基端部には、各コンタクトピン11a,11bの各軸線Ax,Bxと傾斜して交差する各傾斜面5a,5bが同じ向きにそれぞれ形成されている。
【0027】
図2は、
図1のX−X’断面図である。
コンタクトピン11a,11bは、それぞれ被覆2a,2bを有している。
平面Paは、両軸線Ax,Bxを含む平面Pに対して直交し且つ軸線Axを含む平面である。傾斜面5aの法線Naは平面Paに平行である。
平面Pbは、両軸線Ax,Bxを含む平面Pに対して直交し且つ軸線Bxを含む平面である。傾斜面5bの法線Nbは平面Pbに平行である。
【0028】
図3〜
図13を参照して2芯コンタクトプローブ11の製造方法を説明する。
図3〜
図7が2芯平行電線製作工程であり、
図8〜
図10が先端部研磨工程であり、
図11〜
図13が基端部研磨工程である。
【0029】
まず
図3に示すように、例えば直径約110μmのタングステン線のような導線1aを直線矯正装置Aに通して所定の直線性を持つ導線1bとし、これをロールRaに巻き取る。
次に
図4に示すように、導線1bを被覆焼付装置Bに通して例えば厚さ約10μmのポリエステル被覆のような被覆2を形成した被覆導線1cとし、これをロールRbに巻き取る。
次に
図5に示すように、2本の被覆導線1cを所定間隔に並べて被覆焼付装置Cに通して例えば厚さ約5μmのポリエステル被覆や融着被覆のような被覆3で一体化した2芯平行導線1dとし、これをロールRcに巻き取る。
次に
図6に示すように、2芯平行導線1dをカット装置Dに通して例えば長さ30mmのような所定長の2芯平行電線1eとし、これをトレイQに収容する。
図7は、2芯平行電線1eの斜視図である。
【0030】
次に
図8に示すように、複数の2芯平行電線1eを、一つの仮想平面Pe上に平行に且つ各2芯平行電線1eの第1電線1c−1と第2電線1c−2の両軸線Ax,Bxを含む平面Pが仮想平面Peに直交する向きになるように並べて、先端部研磨用治具Eの第1保持具Eaと第2保持具Ebとで弾性的に挟持する。
【0031】
次に
図9に示すように、研磨面Fに仮想平面Peが例えば30°の角度θで交差し且つ研磨面Fに平面Pが直交するように先端部研磨用治具Eを傾けて複数の2芯平行電線1eの各第1電線1c−1の先端部を研磨面Fで研磨し、複数の第1電線1c−1の各先端部にそれぞれ軸線Axと傾斜して交差する傾斜面4aを同時に設け、2芯平行電線1fとする。
次に
図10に示すように、先端部研磨用治具Eを裏返し、研磨面Fに仮想平面Peが角度θで交差し且つ研磨面Fに平面Pが直交するように先端部研磨用治具Eを傾けて複数の2芯平行電線1fの各第2電線1c−2の先端部を研磨面Fで研磨し、複数の第2電線1c−2の各先端部にそれぞれ軸線Bxと傾斜して交差する傾斜面4bを同時に設け、2芯平行電線1gとする。
【0032】
次に
図11に示すように、先端部に傾斜面4a,4bを設けた複数の2芯平行電線1gを、一つの仮想平面Pg上に平行に且つ各2芯平行電線1gの第1電線1c−1と第2電線1c−2の両軸線Ax,Bxを含む平面Pが仮想平面Pgと平行する向きになるように且つ軸線Ax,Bxと直交する仮想直線Lg上に傾斜面4a,4bの頂点を揃えて並べ、基端部研磨用治具Gの第1保持具Gaと第2保持具Gbとで弾性的に挟持する。
【0033】
次に
図12に示すように、研磨面Fに仮想平面Pgが例えば30°の角度φで交差し且つ先端部の傾斜面4a,4bの頂点を結ぶ仮想直線Lgが研磨面Fに平行になるように基端部研磨用治具Gを傾けて複数の2芯平行電線1gの各第1電線1c−1および第2電線1c−2の基端部を研磨面Fで研磨し、複数の第1電線1c−1および第2電線1c−2の各基端部にそれぞれ軸線Ax,Bxと傾斜して交差する傾斜面5a,5bを同時に設け、2芯平行電線1hとする。
図13の(a)は、先端部に傾斜面4a,4bを設けると共に基端部に傾斜面5a,5bを設けた2芯平行電線1hの正面図である。
図13の(b)は同側面図である。
【0034】
最後に、2芯平行電線1hの先端部および基端部の被覆2a,2b,3を例えばレーザ装置で除去すれば、
図1に示す如き2芯コンタクトプローブ11を製造できる。
【0035】
図14の(a)は、2芯コンタクトプローブ・ユニット30を示す一部破断正面図である。
図14の(b)は同一部破断側面図である。
この2芯コンタクトプローブ・ユニット30は、9本の2芯コンタクトプローブ11を各傾斜面5a,5bの方向を揃えて且つ互いに平行に3行3列に配列し、2芯コンタクトプローブ保持具20で保持している。
2芯コンタクトプローブ11の各先端部の傾斜面4a,4bは、その頂点で回路基板の検査対象面Lに点接触する。
2芯コンタクトプローブ11の各基端部の傾斜面5a,5bは、その頂点で測定器側電極Ma,Mbに点接触する。
【0036】
図14の(b)に矢印αで示すように、測定器側電極Ma,Mbで2芯コンタクトプローブ11を押して接触を確実にするが、そのときに2芯コンタクトプローブ11が矢印βの方向に撓む。この矢印βの方向は、第1電線1c−1および第2電線1c−2の重心が軸線Ax,Bxに対して存在する側と反対側の方向になる。すなわち、傾斜面5a,5bが向いている方向になる。
【0037】
実施例1の2芯コンタクトプローブ11及びその製造方法によれば、向きを気にせずに第1電線1c−1と第2電線1c−2とを一体化し、その後で、先端部の傾斜面4a,4bおよび基端部の傾斜面5a,5bを形成できるから、マイクロスコープを用いて2本の電線の向きを調整する作業が不要になるなど、製造工数を低減することが出来る。また、基端部の傾斜面5a,5bの頂点が測定器側電極Ma,Mbに点接触するので、ゴミを挟み込むことによる接触不良の確率を低くすることが出来る。
【0038】
また、実施例1の2芯コンタクトプローブ・ユニット30によれば、複数本の2芯コンタクトプローブ11を平行に保持しても、隣接する2芯コンタクトプローブ11の撓む方向が同方向となり、隣接する2芯コンタクトプローブ11が互いに近づくような方向に撓まないため、隣接する2芯コンタクトプローブ11が近接して接触してしまうことを回避できる。
【0039】
−実施例2−
図15の(a)は、実施例2に係る2芯コンタクトプローブ12の基端部を示す左側面である。
図15の(b)は同正面図である。
図15の(c)は同右側面図である。
この2芯コンタクトプローブ12は、各軸線Ax,Bxと直交し各コンタクトピン12a,12bの断面積の半分未満の面積を有する各平面9a,9bを基端に有している以外は、実施例1の2芯コンタクトプローブ11と同様の構成である。
【0040】
各平面9a,9bは、これら各平面9a,9bを残すように各傾斜面5a’,5b’を研磨して設ける。あるいは、実施例1の2芯コンタクトプローブ11と同様に各傾斜面5a,5bを研磨して設けた後、各軸線Ax,Bxと直交する研磨面で研磨して平面9a,9bを設けることも出来る。
【0041】
実施例2の2芯コンタクトプローブ12及びその製造方法によれば、向きを気にせずに第1電線1c−1と第2電線1c−2とを一体化し、その後で、先端部の傾斜面4a,4bおよび基端部の傾斜面5a’,5b’および平面9a,9bを形成できるから、マイクロスコープを用いて2本の電線の向きを調整する作業が不要になるなど、製造工数を低減することが出来る。また、基端を平面9a,9bとするので、各コンタクトピン12a,12bの長さを揃えることが容易になる。
【0042】
また、平面9a,9bの面積が各コンタクトピン12a,12bの断面積の半分未満であるため、各コンタクトピン12a,12bの重心が軸線Ax,Bxに対して十分に平面9a,9b側に偏るため、実施例1の2芯コンタクトプローブ・ユニット30における2芯コンタクトプローブ11の代わりに複数本の実施例2の2芯コンタクトプローブ12を平行に保持しても、隣接する2芯コンタクトプローブ12の撓む方向が同方向となり、隣接する2芯コンタクトプローブ12が互いに近づくような方向に撓まないため、隣接する2芯コンタクトプローブ12が近接して接触してしまうことを回避できる。
【0043】
−実施例3−
図16の(a)は、実施例3に係る2芯コンタクトプローブ13の基端部を示す左側面である。
図16の(b)は同正面図である。
図16の(c)は同右側面図である。
この2芯コンタクトプローブ13は、実施例2の平面9a、9bの代わりに各傾斜面5a’,5b’より面積が小さい各傾斜面5a”,5b”が各傾斜面5a’,5b’と反対向きにそれぞれ形成されている以外は、実施例1の2芯コンタクトプローブ11と同様の構成である。
【0044】
図17に示すように、研磨面Fに仮想平面Pgが例えば30°の角度φで交差し且つ先端部の傾斜面4a,4bの頂点を結ぶ仮想直線Lgが研磨面Fに平行になるように基端部研磨用治具Gを傾けて複数の2芯平行電線1g(
図11参照)の各第1電線1c−1および第2電線1c−2の基端部を研磨面Fで研磨し、複数の第1電線1c−1および第2電線1c−2の各基端部にそれぞれ軸線Ax,Bxと傾斜して交差する傾斜面5a’,5b’を同時に設け、2芯平行電線1iとする。なお、傾斜面5a’,5b’の大きさは、軸線Ax,Bxと交差しうる大きさとする。
【0045】
次に、
図18に示すように、基端部研磨用治具Gを裏返し、研磨面Fに仮想平面Pgが角度φで交差し且つ先端部の傾斜面4a,4bの頂点を結ぶ仮想直線Lgが研磨面Fに平行になるように基端部研磨用治具Gを傾けて複数の2芯平行電線1iの各第1電線1c−1および第2電線1c−2の各基端部にそれぞれ軸線Ax,Bxと傾斜して交差する傾斜面5a”,5b”を同時に設け、2芯平行電線1jとする。なお、傾斜面5a”,5b”の大きさは、軸線Ax,Bxと交差しない大きさとする。
【0046】
傾斜面5a’,5b’,5a”,5b”を設けた2芯平行電線1jの先端部および基端部の被覆2a,2b,3を例えばレーザ装置で除去すれば、
図16に示す如き2芯コンタクトプローブ13を製造できる。
【0047】
実施例3の2芯コンタクトプローブ13及びその製造方法によれば、向きを気にせずに第1電線1c−1と第2電線1c−2とを一体化し、その後で、先端部の傾斜面4a,4bおよび基端部の傾斜面5a’,5b’,5a”,5b”を形成できるから、マイクロスコープを用いて2本の電線の向きを調整する作業が不要になるなど、製造工数を低減することが出来る。また、基端部の傾斜面5a’と5a”が会合する稜線および傾斜面5b’と5b”が会合する稜線が測定器側電極Ma,Mbに線接触するので、ゴミを挟み込むことによる接触不良の確率を低くすることが出来る。
【0048】
また、傾斜面5a”,5b”の面積が傾斜面5a’,5b’の面積より小さいため、各コンタクトピン13a,13bの重心が軸線Ax,Bxに対して十分に傾斜面5a”,5b”側に偏るため、実施例1の2芯コンタクトプローブ・ユニット30における2芯コンタクトプローブ11の代わりに複数本の実施例3の2芯コンタクトプローブ13を平行に保持しても、隣接する2芯コンタクトプローブ13の撓む方向が同方向となり、隣接する2芯コンタクトプローブ13が互いに近づくような方向に撓まないため、隣接する2芯コンタクトプローブ13が近接して接触してしまうことを回避できる。
【0049】
−実施例4−
図19の(a)は、実施例4に係る2芯コンタクトプローブ14の基端部を示す左側面図である。
図19の(b)は同正面図である。
図19の(c)は同右側面図である。
この2芯コンタクトプローブ14は、実施例3の面積の異なる傾斜面5a’,5a”及び5b’,5b”の代わりに面積を等しい傾斜面5a1,5a2および5b1,5b2がそれぞれ形成されている以外は、実施例1の2芯コンタクトプローブ11と同様の構成である。
【0050】
実施例4の2芯コンタクトプローブ14及びその製造方法によれば、向きを気にせずに第1電線1c−1と第2電線1c−2とを一体化し、その後で、先端部の傾斜面4a,4bおよび基端部の傾斜面5a1,5b1,5a2,5b2を形成できるから、マイクロスコープを用いて2本の電線の向きを調整する作業が不要になるなど、製造工数を低減することが出来る。また、基端部の傾斜面5a1と5a2が会合する稜線および傾斜面5b1と5b2が会合する稜線が測定器側電極Ma,Mbに線接触するので、ゴミを挟み込むことによる接触不良の確率を低くすることが出来る。
【0051】
−実施例5−
図20の(a)は、実施例5に係る2芯コンタクトプローブ15の基端部を示す左側面図である。
図20の(b)は同正面図である。
図20の(c)は同右側面図である。
この2芯コンタクトプローブ15は、各軸線Ax,Bxと直交し各コンタクトピン12a,12bの断面積の半分未満の面積を有する各平面9a,9bを基端に有している以外は、実施例4の2芯コンタクトプローブ14と同様の構成である。
【0052】
各平面9a,9bは、これら各平面9a,9bを残すように各傾斜面5a1’,5b1’,5a2’,5b2’を研磨して設ける。あるいは、実施例4の2芯コンタクトプローブ14と同様に各傾斜面5a1,5b1,5a2,5b2を研磨して設けた後、各軸線Ax,Bxと直交する研磨面で研磨して平面9a,9bを設けることも出来る。
【0053】
実施例5の2芯コンタクトプローブ15及びその製造方法によれば、向きを気にせずに第1電線1c−1と第2電線1c−2とを一体化し、その後で、先端部の傾斜面4a,4bおよび基端部の傾斜面5a1’,5b1’,5a2’,5b2’および平面9a,9bを形成できるから、マイクロスコープを用いて2本の電線の向きを調整する作業が不要になるなど、製造工数を低減することが出来る。
【0054】
−実施例6−
図21の(a)は、実施例6に係る2芯コンタクトプローブ16の先端部を示す正面図である。
図21の(b)は同側面図である。
この2芯コンタクトプローブ16は、実施例1〜実施例5の2芯コンタクトプローブ11〜15を作成した後、被覆2a,2bを残して被覆3の先端側所定長を例えばレーザ装置で除去し、段差8を設けたものである。なお、被覆2a,2bの間に挟まれた部分の被覆3は残している。
【0055】
実施例6の2芯コンタクトプローブ16及びその製造方法によれば、実施例1〜実施例5の効果に加えて、各コンタクトピン16a,16bの軸方向の位置決めに利用するための段差8を被覆2a,2bを残して設けたため、位置決め部材との接触が被覆2a,2bを介して行われることとなり、滑り性および絶縁性の両方において好適となる。
【0056】
−実施例7−
図22は、実施例7に係る2芯コンタクトプローブ16を示す正面図である。
この2芯コンタクトプローブ17は、実施例6の2芯コンタクトプローブ16を作成した後、コンタクトピン17a,17bを分離するための切込みWを被覆3に結合部分6のみを介して例えばレーザ装置で入れた構成である。結合部分6は、先端部と基端部の中間よりやや基端部寄りの例えば約5mm長の部分とする。
【0057】
実施例7の2芯コンタクトプローブ17及びその製造方法によれば、実施例6の効果に加えて、第1コンタクトピン17aと第2コンタクトピン17bとが結合部分6のみでしか一体化されていないため、第1コンタクトピン17aと第2コンタクトピン17bとが別個に撓みうる自由度を大きくすることが出来る。
【0058】
なお、実施例6の2芯コンタクトプローブ16の代わりに実施例1〜実施例5の2芯コンタクトプローブ11〜15を用いても同様である。
【0059】
−実施例8−
図23の(a)は、実施例8に係る2芯コンタクトプローブ18を示す正面図である。
図23の(b)は同側面図である。
この2芯コンタクトプローブ18は、第1コンタクトピン18aと第2コンタクトピン18bとを平行に且つ被覆3を介して一体化したものである。
各コンタクトピン18a,18bの各先端部には、各コンタクトピン18a,18bの各軸線Ax,Bxと傾斜して交差する各傾斜面4a,4bがそれらの頂部を最近接する向きにそれぞれ形成されている。
各コンタクトピン18a,18bの各基端部には、各コンタクトピン18a,18bの各軸線Ax,Bxを回転軸とする回転面7a,7bが同じ向きにそれぞれ形成されている。
2芯コンタクトプローブ18の断面は、
図2と同様である。
【0060】
図3,
図4,
図24〜
図27を参照して2芯コンタクトプローブ18の製造方法を説明する。
【0061】
まず
図3に示すように、例えば直径約110μmのタングステン線のような導線1aを直線矯正装置Aに通して所定の直線性を持つ導線1bとし、これをロールRaに巻き取る。
次に
図4に示すように、導線1bを被覆焼付装置Bに通して例えば厚さ約10μmのポリエステル被覆のような被覆2を形成した被覆導線1cとし、これをロールRbに巻き取る。
次に
図24に示すように、被覆導線1cをカット装置Dに通して例えば長さ30mmのような所定長の電線1kとし、これをトレイQに収容する。
次に、
図25に示すように、電線1kの基端部を軸線Axを中心軸とする円錐面7aに加工し、電線1mとする。
次に、
図26に示すように、第1電線1m−1と第2電線1m−2の2本の電線1mの結合部分6を接着剤で接着し、2芯平行電線1nとする。結合部分6は、先端部と基端部の中間よりやや基端部寄りの例えば約5mm長の部分とする。
なお、第2電線1m−2の円錐面を第1電線1m−1の円錐面7aと識別するため、符号を7bとしている。
【0062】
次に
図27に示すように、複数の2芯平行電線1nを、一つの仮想平面Pe上に平行に且つ第1電線1m−1と第2電線1m−2の両軸線Ax,Bxを含む平面Pが仮想平面Peに直交する向きになるように且つ軸線Ax,Bxと直交する仮想直線Lg上に円錐面7a,7bの頂点を揃えて並べて、先端部研磨用治具Eの第1保持具Eaと第2保持具Ebとで弾性的に挟持する。
【0063】
この後、
図9,
図10を参照して説明したのと同様の加工を2芯平行電線1nの先端部に施せば、2芯コンタクトプローブ18を製造できる。
【0064】
実際例8の2芯コンタクトプローブ18及びその製造方法によれば、第1電線1m−1と第2電線1m−2とを接着し一体化する際、基端部が傾斜面でなく円錐面7a,7bなので、向きを調整する必要がない。従って、マイクロスコープを用いて2本の電線の向きを調整する作業が不要になるなど、製造工数を低減することが出来る。
【0065】
−実施例9−
図28の(a)は、実施例9に係る2芯コンタクトプローブ19を示す左側面である。
図28の(b)は同正面図である。
図28の(c)は同右側面図である。
この2芯コンタクトプローブ19は、被覆3および
図2に示す被覆2a,2bが傾斜面5a,5bの間際まで残されている以外は、実施例1の2芯コンタクトプローブ11と同様の構成である。
【0066】
なお、被覆2a,2b,3を除去する範囲には特に限定はなく、
図1に示すように基端側および先端側の数mmの範囲を除去してもよいし、
図28に示すように基端側は傾斜面5a,5bの間際まで被覆2a,2b,3を残してもよい。
また、
図14に示すように2芯コンタクトプローブ保持具20のストッパー部分に被覆2a,2b,3の先端側端を当接させる場合には、検査対象面Lまでの距離を考慮した設計に基づいて被覆2a,2b,3の先端側部分を除去すればよい。