特許第6062236号(P6062236)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6062236
(24)【登録日】2016年12月22日
(45)【発行日】2017年1月18日
(54)【発明の名称】遊技機の演出操作装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20170106BHJP
【FI】
   A63F7/02 304D
   A63F7/02 320
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-282495(P2012-282495)
(22)【出願日】2012年12月26日
(65)【公開番号】特開2014-124303(P2014-124303A)
(43)【公開日】2014年7月7日
【審査請求日】2015年12月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】500077959
【氏名又は名称】株式会社MRD
(74)【代理人】
【識別番号】110000648
【氏名又は名称】特許業務法人あいち国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】竹中 明教
(72)【発明者】
【氏名】服部 雄介
【審査官】 上田 正樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−217687(JP,A)
【文献】 特開2010−068895(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技領域が形成された遊技盤と、上記遊技領域を前方から視認できる開口部が形成された前面枠と、を備えた遊技機の前面に配設され、上記遊技領域における遊技を演出するための操作入力を受け付ける演出操作装置であって、
該演出操作装置は、上記開口部の前方を避けた位置で待機する待機状態と、上記開口部の前方を遮って、上記操作入力を促す遊技促進状態とに変化するよう構成されており、かつ、駆動源によって駆動され、上記待機状態と上記遊技促進状態とを変化させるよう可動する可動部と、該可動部に配設され、遊技者による操作入力を受け付ける操作部とを有しており、
上記待機状態においては、上記可動部及び上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置で待機し、上記遊技促進状態においては、上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置に維持されたまま、上記可動部の少なくとも一部が上記開口部の前方を遮るよう構成されていることを特徴とする遊技機の演出操作装置。
【請求項2】
画像表示装置が配設された前面枠を備える遊技機の前面に配設され、遊技を演出するための操作入力を受け付ける演出操作装置であって、
該演出操作装置は、上記画像表示装置の前方を避けた位置で待機する待機状態と、上記画像表示装置の前方を遮って、上記操作入力を促す遊技促進状態とに変化するよう構成されていることを特徴とする遊技機の演出操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機において、遊技を演出するための操作入力を受け付ける演出操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ遊技機等の遊技機においては、遊技の演出効果を高めるために、遊技機の前面に操作入力を受け付ける演出スイッチを設けることがある。この演出スイッチは、遊技球の発射強度を調整するための操作ハンドル等が設けられた前面パネル、あるいは前面パネルに配設された球皿の周辺に設けられている。
例えば、特許文献1の遊技機用押ボタンスイッチにおいては、付勢部材により押ボタンを上向きに付勢している。そして、押ボタンを途中まで押し込んだときに、係合手段によってこの押ボタンの上動を阻止し、電動アクチュエータを作動させるときに、付勢部材の弾性により押ボタンを突出させるようにしている。特許文献1においては、押ボタンを突出させることにより、遊技中の遊技者に対して強烈なインパクトを与え、押ボタンの存在を遊技者に知らしめている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4344737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、遊技機において遊技を行う遊技者は、通常、遊技盤における遊技領域に注目している。特許文献1における押ボタンスイッチは、遊技機の前面の下方において配設されており、遊技盤の遊技領域から離れた位置に配設されている。そのため、押ボタンが突出する場合であっても、この押ボタンが遊技者の視界に入りにくく、遊技者に、押ボタンの存在をアピールし、操作入力を促すためには更なる工夫が必要とされる。
【0005】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、前面枠の開口部の前方を遮るように状態が変化することにより、遊技者に対して十分に存在をアピールすることができる遊技機の演出操作装置を提供しようとして得られたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、遊技領域が形成された遊技盤と、上記遊技領域を前方から視認できる開口部が形成された前面枠と、を備えた遊技機の前面に配設され、上記遊技領域における遊技を演出するための操作入力を受け付ける演出操作装置であって、
該演出操作装置は、上記開口部の前方を避けた位置で待機する待機状態と、上記開口部の前方を遮って、上記操作入力を促す遊技促進状態とに変化するよう構成されており、かつ、駆動源によって駆動され、上記待機状態と上記遊技促進状態とを変化させるよう可動する可動部と、該可動部に配設され、遊技者による操作入力を受け付ける操作部とを有しており、
上記待機状態においては、上記可動部及び上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置で待機し、上記遊技促進状態においては、上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置に維持されたまま、上記可動部の少なくとも一部が上記開口部の前方を遮るよう構成されていることを特徴とする遊技機の演出操作装置にある。
本発明の他の態様は、画像表示装置が配設された前面枠を備える遊技機の前面に配設され、遊技を演出するための操作入力を受け付ける演出操作装置であって、
該演出操作装置は、上記画像表示装置の前方を避けた位置で待機する待機状態と、上記画像表示装置の前方を遮って、上記操作入力を促す遊技促進状態とに変化するよう構成されていることを特徴とする遊技機の演出操作装置にある。
【発明の効果】
【0007】
上記遊技機の演出操作装置は、遊技者から操作入力を受け付ける際、あるいは遊技者に存在をアピールする際に、遊技者によって視認しやすい状態に変化できるよう構成されている。
演出操作装置は、遊技領域における遊技の状態に応じて、遊技者に操作入力を促す必要のないときには、待機状態として、前面枠の開口部の前方を避けた位置で待機する。そして、演出操作装置は、遊技領域における遊技の状態が変化して、遊技者に操作入力を促す必要が生じたときには、遊技促進状態として、前面枠の開口部の前方を遮るように変化する。このときには、遊技領域における遊技に注目する遊技者に対して、演出操作装置の存在をアピールし、遊技者に操作入力を促すことができる。この遊技促進状態は、操作入力を受け付ける場合だけでなく、操作入力を受け付けなくても遊技者にその存在をアピールする場合にも形成することができる。
【0008】
それ故、上記遊技機の演出操作装置によれば、前面枠の開口部の前方を遮るように状態が変化することにより、遊技者に対して十分に存在をアピールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施例1にかかる、遊技機において演出操作装置が待機状態にある状態を示す正面説明図。
図2】実施例1にかかる、遊技機において演出操作装置が遊技促進状態にある状態を示す正面説明図。
図3】実施例2にかかる、遊技機において演出操作装置が待機状態にある状態を示す正面説明図。
図4】実施例2にかかる、遊技機において演出操作装置が遊技促進状態にある状態を示す正面説明図。
図5】実施例2にかかる、他の遊技機において演出操作装置が待機状態にある状態を示す正面説明図。
図6】実施例2にかかる、他の遊技機において演出操作装置が遊技促進状態にある状態を示す正面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
上述した遊技機の演出操作装置における好ましい実施の形態につき説明する。
上記一態様の遊技機の演出操作装置は、駆動源によって駆動され、上記待機状態と上記遊技促進状態とを変化させるよう可動する可動部と、該可動部に配設され、遊技者による操作入力を受け付ける操作部とを有しており、上記遊技促進状態においては、少なくとも上記可動部の一部が上記開口部の前方を遮るよう構成されている。
技促進状態において、少なくとも可動部の一部が前面枠の開口部の前方を遮ることにより、遊技者に対して、操作部への操作入力をより効果的に促すことができる。
【0011】
また、上記一態様の遊技機の演出操作装置は、上記待機状態においては、上記可動部及び上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置で待機し、上記遊技促進状態においては、上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置に維持されたまま、上記可動部の一部が上記開口部の前方を遮るよう構成されている。
作部は、待機状態及び遊技促進状態のいずれにおいても、前面枠の開口部の前方を避けた位置に維持されている一方、遊技促進状態においては、可動部の一部を前面枠の開口部の前方を遮るように変化させる。
【0012】
これにより、演出操作装置の一部が開口部の前方を遮るだけで遊技者に対して操作部への操作入力を効果的に促すことができ、待機状態から遊技促進状態に変化する演出操作装置の構造を簡単にすることができる。また、開口部の前方に操作部がある場合に比べて、遊技者が操作部を操作する荷重を安定して受け支えることができ、演出操作装置が振動したり破損したりすることを防止して安定的に遊技者の操作を受け付けることができる。
【0013】
また、上記待機状態においては、上記可動部及び上記操作部が上記開口部の前方を避けた位置で待機し、上記遊技促進状態においては、上記可動部の一部及び上記操作部が上記開口部の前方を遮るよう構成されていてもよい。
この場合には、操作部は、待機状態及び遊技促進状態のいずれにおいても、前面枠の開口部の前方を避けた位置に維持されている一方、遊技促進状態においては、可動部の一部及び操作部を前面枠の開口部の前方を遮るように変化させる。そして、遊技促進状態において、操作部が開口部の前方を遮ることにより、遊技者による操作部への操作入力を、遊技中の遊技者の視線が集中する遊技領域の前方において受け付けることができる。そのため、演出操作装置の存在をより一層目立たせることができ、遊技の演出をより一層高めることができる。
【0014】
また、上記遊技領域には、画像表示装置が配設されており、上記遊技促進状態においては、上記画像表示装置における表示と関連付けて、上記操作部の操作入力を受け付けるよう構成されていてもよい。
この場合には、操作部への操作入力の受付を画像表示装置における表示と関連付けることにより、より一層ダイナミックな演出を行うことができる。
【実施例】
【0015】
以下に、本例の遊技機の演出操作装置にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例の遊技機1の演出操作装置3は、図1図2に示すごとく、遊技領域221が形成された遊技盤22と、遊技領域221を前方から視認できる開口部21が形成された前面枠2とを備えた遊技機1の前面に配設されており、遊技領域221における遊技を演出するための操作入力を受け付けるよう構成されている。演出操作装置3は、開口部21の前方を避けた位置で待機する待機状態301(図1参照)と、開口部21の前方を遮って、操作入力を促す遊技促進状態302(図2参照)とに変化するよう構成されている。
【0016】
以下に、本例の遊技機1の演出操作装置3につき、図1図2を参照して詳説する。
図1図2に示すごとく、本例の遊技機1はパチンコ遊技機であり、遊技者による操作ハンドル23の操作を受けて遊技領域221に遊技球が発射され、遊技領域221において遊技を行うよう構成されている。遊技盤22は、遊技機1における機能部品が配設される本体枠に配設されており、前面枠2は、開口部21に、遊技領域221を透過して視認できるガラス板を設けて構成されたガラス枠である。演出操作装置3及び操作ハンドル23は、前面枠2に対する下方に配設された前面パネル20に設けられている。
遊技盤22の遊技領域221には、遊技領域221における遊技状態に応じて表示を変化させるよう構成された画像表示装置24、アタッカー、電チュー、チャッカー、ゲート、可動ギミック、装飾部品等が配設されている。演出操作装置3は、遊技促進状態302においては、画像表示装置24における表示と関連付けて、操作部32の操作入力を受け付けるよう構成されている。
【0017】
演出操作装置3は、駆動源によって駆動され、待機状態301と遊技促進状態302とを変化させるよう可動する可動部31と、可動部31に配設され、遊技者による操作入力を受け付ける操作部32とを有している。本例の可動部31は、前面枠2の開口部21に対する下方位置に、駆動源によって回動する回動中心軸部312を配設して構成されている。可動部31の可動本体部311は、回動中心軸部312に対して直交する一方向に長く形成されている。操作部32は、可動本体部311において回動中心軸部312に対する表面側に位置する部位に配設されている。駆動源は、モータ等のアクチュエータによって構成されている。
【0018】
図1に示すごとく、可動部31が待機状態301にあるときには、可動本体部311の長手方向が前面枠2の左右方向に向けられており、可動部31及び操作部32の全体が、開口部21の前方を避けた位置で待機している。そして、図2に示すごとく、可動部31が遊技促進状態302に回動したときには、可動本体部311の長手方向が前面枠2の上下方向に向けられ、可動本体部311の先端部313が、開口部21の前方を遮って、この開口部21の前方の位置に停止される。また、本例の操作部32は、遊技促進状態302においても、開口部21の前方を避けた位置に維持される。
【0019】
本例の可動部31は、魔法のランプを表現したものであり、魔法のランプの開口先端部313が、待機状態301においては開口部21の前方を避けた位置で待機し、遊技促進状態302においては開口部21の前方の位置に停止する。操作部32は、遊技領域221における遊技の状態に応じて操作入力が可能になるボタンスイッチである。
また、図示は省略するが、ボタンスイッチの内部には、突出させる方向にボタンスイッチを付勢するバネと、押圧操作を検知する電気的なスイッチとが収容されている。そして、ボタンスイッチは、バネの付勢力に抗してボタンスイッチが押圧されたときに、遊技者の操作入力を受け付けるよう構成されている。
【0020】
その他、操作部32には、発色する光の色を変えることができる発光部321が設けられており、この発光部321は、待機状態301から遊技促進状態302に変化したときに発色する色が変化する。また、可動本体部311において、回動中心軸部312の付近(ランプの胴部側面)に位置する部分には、遊技者が擦ることによる入力を受け付ける操作部としての補助操作部314が形成されている。補助操作部314には、図示しない検知手段(例えば反射型のフォトセンサ等)が内蔵されており、補助操作部314は、表面の遊技者の操作(手の動き)を検知して、遊技者の操作入力を受け付けるよう構成されている。
【0021】
次に、本例の演出操作装置3による作用効果につき説明する。
本例の演出操作装置3は、遊技者から操作入力を受け付ける際、あるいは遊技者に存在をアピールする際に、遊技者が視認しやすい状態に変化できるよう構成されている。
演出操作装置3は、遊技領域221における遊技の状態に応じて、遊技者に操作入力を促す必要のないときには、図1に示すごとく、待機状態301として、可動部31及び操作部32が前面枠2の開口部21の前方を避けた位置で待機する。
【0022】
そして、演出操作装置3は、遊技領域221における遊技の状態が変化して、遊技者に操作入力を促す必要が生じたときには、図2に示すごとく、駆動源によって遊技促進状態302に変化する。このとき、回動中心軸部312の回りに可動部31及び操作部32の全体が回動され、可動部31の可動本体部311における開口先端部313を含む先端部分が、前面枠2の開口部21の前方を遮る位置に変化する。そして、本例においては、演出操作装置3が待機状態301から遊技促進状態302に変化したときに初めて、操作部32又は補助操作部314への操作入力が可能になる。
【0023】
この遊技促進状態302においては、可動本体部311における開口先端部313を含む先端部分が開口部21の前方に停止されることにより、遊技領域221における遊技に注目する遊技者に対して、演出操作装置3の存在をアピールし、遊技者に操作入力を促すことができる。
それ故、本例の遊技機1の演出操作装置3によれば、前面枠2の開口部21の前方を遮るように状態が変化することにより、遊技者に対して十分に存在をアピールすることができる。
【0024】
(実施例2)
本例は、遊技促進状態302において、可動部31の一部及び操作部32が前面枠2の開口部21の前方を遮るよう構成された演出操作装置3を示す例である。
本例の可動部31及び操作部32は、図3に示すごとく、待機状態301においては、前面枠2の開口部21に対する下方の位置で待機する。本例の可動部31は、左右方向の中心部に配設された可動中心部315と、可動中心部315を左右から支える可動支持部316とを有している。可動支持部316は、前面枠2が配設された中心部に対する左右の側部において、上下方向に移動するよう構成されている。
【0025】
操作部32A,32Bは、可動中心部315の表面に配置されている。可動中心部315は、駆動源による動力を受けて、表裏が反転するよう構成されている。本例の操作部32A,32Bは、待機状態301において操作入力が可能なタッチパネル(液晶画面)32Aと、可動中心部315が反転し、遊技促進状態302において操作入力が可能になるボタンスイッチ32Bとによって構成されている。
そして、本例の演出操作装置3は、可動部31及び操作部32A,32Bの全体が、前面枠2の開口部21における全体の前方を、上下方向に通過するよう構成されている。
なお、可動部31及び操作部32A,32Bは、待機状態301においては、前面枠2の開口部21に対する上方の位置で待機させることもできる。また、可動部31及び操作部32A,32Bは、遊技促進状態302においては、遊技領域221の中央付近で停止したり、そのまま遊技領域221を通過して球皿上面まで移動して停止してもよい。
【0026】
図3に示すごとく、遊技機1において前面枠2の開口部21に対する左右の位置には、可動部31の可動支持部316を上下にスライドさせるためのスライド機構33が設けられている。このスライド機構33は、開口部21に対する左右の位置において、可動支持部316のスライドをガイドする一対のガイド部331と、可動支持部316を上下に駆動するアクチュエータ等の駆動源とを有している。
本例においては、図4に示すごとく、遊技促進状態302を形成するときには、可動中心部315及び操作部32A,32Bを、遊技領域221に注目する遊技者の視線に対して上下に通過させる。そして、遊技促進状態302において、可動中心部315及び操作部32A,32Bが開口部21の前方に停止され、遊技者による操作部32Bへの操作入力を、遊技中の遊技者の視線が集中する遊技領域221の前方において受け付けることができる。そのため、遊技者に対して操作部32Bへの操作入力をより促進することができ、遊技の演出をより一層高めることができる。
【0027】
なお、可動部31としての可動中心部315や可動支持部316、及び操作部32A,32Bの少なくとも一部は、遊技領域221に発射された遊技球が隠れて見えなくなることを防止するために、透明の部材あるいはメッシュの部材で形成することができる。特に、遊技領域221における入賞口の周辺が、可動部31又は操作部32A,32Bによって隠れないように構成する。
また、演出操作装置3は、賞球の際に球皿に遊技球を払い出す通常の遊技機1以外にも、所定数の遊技球を封入して遊技を行う封入式遊技機に対して採用することもできる。この場合には、遊技者が遊技球を発射球として供給する必要がなく球皿(球貯留部)を必要としないことから前面枠2の開口部21に対する下方位置に、待機状態301にある演出操作装置3を配置することが容易である。
【0028】
また、上記実施例1,2の遊技機においては、ガラス枠である前面枠2と、球皿を配設した前面パネル20とが分離した構成となっているが、前面枠2は、ガラス枠と球皿とを一体的にしたものとして構成することもできる。この場合には、前面枠2を開ける際に、前面枠2と演出操作装置3とが干渉することがなく、球皿に配設された演出操作装置3が遊技促進状態302のときに球詰まり等のトラブルが発生しても、すぐに遊技盤22の前面を開放して対処することができる。
【0029】
また、演出操作装置3は、次の構成にすることもできる。
演出操作装置3は、図5に示すごとく、待機状態301において、可動部31及び操作部32が、前面枠2の開口部21の周囲に設けられた装飾部材25の後方に隠れるように待機させておき、図6に示すごとく、遊技促進状態302において、可動部31及び操作部32が、開口部21の前方に出現する構成にすることもできる。可動部31は、操作部32を両側から吊下げる構造とし、可動部31及び操作部32は、前面枠2の開口部21に対して上方又は斜め上方に位置する装飾部材25の後方に隠れるようにしている。操作部32の周囲には、操作部32の出現を際立たせるために、連続回転させる回転体34を設けることができる。
本例の演出操作装置3においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0030】
(実施例3)
本例は、上記実施例1,2に示した演出操作装置3において採用することができる種々の構成を示す例である。
演出操作装置3の遊技促進状態302を形成するときには、遊技盤22に配設された入賞装置、可動ギミック、装飾部材等、あるいは前面枠2に配設された可動ギミック、装飾部材等における動作又は発色動作に、可動部31の動作及び操作部32による入力操作の受付の少なくとも一方を関連させて行うことができる。入賞装置、可動ギミック、装飾部材、可動部31の各動作は、遊技領域221における遊技状態に応じて互いに連動させることができる。
【0031】
また、操作部32の周辺には、待機状態301から遊技促進状態302を形成する前に可動する可動部材を配設することもできる。この可動部材には、発光部を設け、この発光部は、待機状態301において視認できないように隠し、遊技促進状態302に移行する直前において露出させることができる。発光部は、遊技促進状態302において、露出したときに発光させることができる。これにより、演出操作装置3の作動を予告し、大当りへの期待を煽ることができる。
【0032】
前面枠2又は演出操作装置3における両者が対向する側の適宜箇所には、遊技促進状態302において、操作部32への操作入力が行われる際に、操作部32を支えることができる支持部を設けることができる。この支持部は、可動部31及び操作部32が移動するときに、可動部31又は操作部32が接触するストッパーとして機能させることができる。そして、支持部には、接触時の衝撃を吸収する緩衝部材を設けることができる。
また、演出操作装置3が遊技促進状態302になったとき、演出操作装置3とそれに対向するガラス等の透明板との間には、前後方向に所定の間隔を設けるとよい。これにより、遊技機1の正面視において、演出操作装置3と遊技領域221とが重なっていても、容易に遊技領域221を視認可能にすることができる。
【0033】
また、遊技領域221に配設された画像表示装置24における演出表示と、演出操作装置3における演出動作とは、遊技機1における制御手段によって、次のように適宜関連付けて、画像表示装置24と演出操作装置3とのいずれかの変化に応じた演出を行うことができる。これにより、更に臨場感のある演出が可能になる。
例えば、遊技機1における制御手段は、画像表示装置24において稲妻の演出表示を行うときには、その演出表示に応じて演出操作装置3における操作部32を振動させることができる。また、遊技機1における制御手段は、画像表示装置24において嵐又は突風の演出表示を行うときには、その演出表示に応じて演出操作装置3における操作部32から風を吹き出させることができる。
また、遊技機1における制御手段は、演出操作装置3における操作部32から操作入力を受け付けたときには、その操作に応じて画像表示装置24において爆発が生じる演出表示を行うことができる。また、遊技機1における制御手段は、演出操作装置3における操作部32又は操作部32の周辺に設けられた補助操作部を擦るときには、その操作に応じて画像表示装置24において、煙とともに魔人が現れる演出表示を行うことができる。
【符号の説明】
【0034】
1 遊技機
2 前面枠
21 開口部
22 遊技盤
221 遊技領域
24 画像表示装置
3 演出操作装置
301 待機状態
302 遊技促進状態
31 可動部
32 操作部
図1
図2
図3
図4
図5
図6